★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評15 > 167.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
熊本地震で露呈したテレビ局「失態の数々」 救出劇の撮影、割り込み、ホテル占拠で大迷惑(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/167.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 08 日 07:57:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


熊本地震で露呈したテレビ局「失態の数々」 救出劇の撮影、割り込み、ホテル占拠で大迷惑
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48607
2016年05月08日(日) 週刊現代 :現代ビジネス


■「眠れますか?」じゃないよ


「夜寝られないから、昼間にウトウトしているところに、詳しい説明もなくカメラを向けられる。お年寄りは文句を言いませんが、若者は、テレビ局の人たちの不躾な態度に憤っていますよ。


どこの局か知らないけれど、十分に説明せずにお父さんと娘さんを並ばせて、インタビューした局があったんです。中継が終わった後、娘さんが『勝手に撮られた』って怒っていました。化粧もしていない顔で全国放送に映っちゃう、って」


こう話すのは、熊本市内で被災した60代の男性である。


他ならぬ熊本の被災者から、テレビ局クルーの非常識な行為を「告発」する声が上がっている。県内の避難所に身を寄せる50代女性も言う。


「避難所にヘルメットを被った人がいきなり入ってきて、深刻そうな顔で『どうですか、眠れますか』って聞いてくる。あんたらが来るから寝られないんだ、と言いたい。


夜の照明がまぶしい、と訴える人も多いです。中継で使うライトって、ものすごく強力なんですね。しかも、リハーサルの時も点けっぱなしだから、みんな早く終わらないかなって思ってますよ」


大きな災害が、マスコミにとってある意味で「チャンス」であることは否めない。しかし、今回の熊本大地震で現地入りしたテレビ局クルーのハシャギぶりは、少し度が過ぎている。


NHKの朝の人気情報番組『あさイチ』では、18日、有働由美子アナウンサーがこんなFAXを取り上げた。「熊本市内に住む友人から聞いた」という、視聴者の話だ。


「余震で崩れそうなお宅の前で、テレビ局がずっと待機しているのだそうです。すごく失礼なことではないでしょうか」


この視聴者が直に見聞きしたわけではなさそうだが、事実なら、「家が崩れる瞬間を撮るために張り込んでいた」ということだ。明らかに行き過ぎであり、これはもはや「取材」とは言えない。


「いい画」を撮るためなら何でもやる—そんなテレビクルーの姿勢は、番組からもにじんでいた。



巷で「やり過ぎ」という意見が特に多かったのが、17日にフジテレビ系『みんなのニュース』で放送された、消防隊に取材班が密着した映像だ。


暗闇の中に浮かび上がる、倒壊した家屋。画面右上には「奇跡の救出劇」という見出しが躍る。


「高齢の女性のようです。今、家屋の外へと出されました……」「おばあちゃん、無事なようです! 今救出されました! 大丈夫ですか!」


消防隊に救い出され、横たわる白髪の女性が大写しになる。夫とみられる男性に、リポーターは笑顔でマイクを向けた。


一見すれば美しい光景かもしれない。しかし、ネット上ではこんな意見が寄せられた。


〈救出された瞬間インタビューしたりそこまでする必要あったんかな〉
〈二次災害とかもあるかもしれないのに。足手まといにもなるかもしれないのに〉


この映像自体は、確かに「スクープ」だろう。だが、極限状態におかれた被災者にカメラとマイクを向けてまで、報じる必要があるのか。危険な状況下、しかも夜間。消防隊員たちに与えた負担も小さくなかったはずだ。


■ホテルも占拠していた


さらにネット上では、現地入りしたテレビクルーの無神経な行為が、「大炎上」を招いた。


「関西テレビの中継車が、熊本県内のガソリンスタンドで列に割り込んだ」
「毎日放送のアナウンサーが、豪勢な弁当を被災地で調達した」


といった情報が瞬く間に広がり、猛烈な批判を浴びたのだ。関西テレビと毎日放送は、これらを事実と認め、謝罪した。


前出と別の、被災者の男性が言う。


「ガソリンスタンドは、どこに行っても長い行列で、30分で給油できればラッキー。だいたい1時間はかかります。コンビニやスーパーも、まだ商品がスカスカのところもある。割り込みや買い占めがあるとすれば、許しがたいことです。


ホテルもマスコミ関係者で一杯になっている、と聞きました。『避難所にいたくない』という親戚が部屋を取ろうとしたら、熊本市内や周辺のホテルはほとんど押さえられてしまっていたと。休息の場所を最も必要としているのは、地元の人じゃないんですか」


テレビ報道の現場は、誰に向かって何を伝えるべきか、また自分たちが視聴者や取材相手にどう思われているのか、見失っている。そう懸念するのは、ある民放キー局元幹部である。


「ヘルメットを被ったリポーターが、余震が起きると『危険です! 身の安全を確保してください!』と怒鳴っていたけど、視聴者からすれば『誰に向かって言ってるの?』と思ったでしょう。現地の被災者は、テレビなんて見られないんですから。


また、仕方なく車の中で寝ている人に向かって、東京のスタジオにいるキャスターが『車の中にずっといるとエコノミークラス症候群になるから、出てください!』と叫ぶ番組もあった。何様のつもりで作っているのか」


テレビ報道の存在意義とは—今回、被災地でテレビ関係者が見せた振る舞いは、そんな疑問を国民に抱かせた。


彼らが信頼を取り戻す術はあるのか。同志社女子大学教授で、元毎日放送プロデューサーの影山貴彦氏は、こう提言する。


「震災報道が過熱する最大の原因は、行き過ぎた視聴率競争だと思います。テレビのスタッフに、視聴率を考えない者はいない。いい映像が撮れそうだと興奮してしまうのです。


だからせめて、大きな災害の時だけでも各局とスポンサーが連携して、視聴率調査をストップするべきです。『抜いた、抜かれた』のスクープ競争をやめれば、報道の姿勢も変わるはず」


災害の時にテレビが担う役割を、もう一度考え直したほうがいい。


「週刊現代」2016年5月7日・14日合併号より
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年5月08日 14:49:28 : 62QaAmZ1Pg : F9H@HWLLFJE[135]

TV局の人間たちには 

  プライバシー権がないことを実感させよう

    まず 社長とか上層部 キャスターや取材記者たちの

          私生活を暴こう

     住所から家族構成 学歴や経歴

      土地や住居の登記等の権利関係  。。。

     ネットが発達した 今 彼らに

       TVがどれほど非人道的なことをしてきたのか

         「報復報道」しよう

     目には目を歯には歯を 無法な報道には同害復習の

            報復報道を!!!

       

   

        


2. 2016年5月08日 19:22:55 : pqOmvGCP9A : Z1yCzvOh8N0[175]
マスゴミも 一皮剥けば 無頼の徒

3. 2016年5月09日 10:25:12 : rrhrFN6JLd : C6EI10g_Gy4[686]
取材クルーこそ車の中で寝泊まりすりゃ良い。ちょっとでも被災者の苦しさが解かるだろう。こいつら特権階級かなんかと勘違いしてる。糞なのに。

4. 2016年5月09日 10:56:16 : YkLwQ3FsyI : TSsvzR@pGcE[1]
かつて、筒井康隆の作品にベトナム戦争観光化を描いた笑えない(実はブラック過ぎて笑いが止まらない)「ベトナム観光公社」を思い出した。
確か、負傷し、死に掛けているベトコンにインタビューをするシーンが描かれていたような・・・

5. 2016年5月10日 03:26:07 : w3M1BHSquE : 5KToaZSVnLw[511]
これはまあ、週刊誌にしてはマトモな記事だ TV局の不遜な態度は今に始まった事ではなく
新聞や本など 他のメディアが批判してしかるべき問題ではある

だがしかし、週刊誌だって とてもじゃないが 偉そうな事は言えないぞ

週刊誌だってほとんど 「芸能人の下半身」 ばかり追いかけまわしている下衆根性を見直せよな
芸能人に関する【関係者の話】なんて、ほとんどテキトーな ホラ話が大部分だっていうし
有名人をバッシング始めたら それこそ死肉に群がるハイエナ状態ではないか
(まあ、その点では TV局も 特にワイドショー番組も一緒だけど 芸能人の下半身を飯のタネにという事)
やれ 誰と誰が不倫しているだの離婚寸前だの破局だのって そんなネタばっかり前面に押し出す週刊誌が
TV局の不遜な態度を批判したところで、あまり人の心には響かないと思うけどな。


6. 2016年6月12日 23:56:28 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-9890]
熊本地震「ヘリがうるさい」「避難者が駐車できない」…メディアへの視線ますます厳しく

産経新聞 6月12日(日)19時0分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160612-00000537-san-ent.view-000
南阿蘇中学校の避難所でテレビのニュースを見る被災者=熊本県南阿蘇村(納冨康撮影)(写真:産経新聞)

 熊本地震をめぐるテレビ報道や取材に対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)に200件以上の意見が寄せられ、批判的な意見が大半を占めていることが明らかになった。取材者のモラルを問う視聴者の声がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で拡散したケースも目立ち、災害報道のあり方に重い課題を投げかけている。(三品貴志)

 BPO放送倫理検証委員会によると、熊本地震の報道に関し、視聴者からは次のような批判や苦情が寄せられたという。

 「ヘリコプター取材の騒音などが被災者の救助の妨げになっている」▽「避難所に止まっている報道車両のために避難者が駐車できなかったり、夜間の中継や照明のために睡眠を妨害されたりしている」▽「行方不明者の搬出作業をテレビカメラが撮影するため、探索隊はシートで目隠しをしなければならず、作業の遅れにつながる」−。

 一方、今回、関西テレビ(大阪市)の中継車が、熊本県内のガソリンスタンドで給油待ちの車列に割り込んだとして謝罪した。また、現地入りした毎日放送(MBS、大阪市)のアナウンサーがツイッターに弁当の写真を投稿し、「食料が不足している中で現地調達した」などとする批判が続出。同局は「配慮に欠けた」として謝罪した。BPOには、これらの問題への批判も寄せられたという。

 5月13日のBPO検証委では、個別の番組について放送倫理上の問題を指摘する意見は出なかった。ただ、災害時の取材や報道のあり方をめぐって活発な議論が交わされたようだ。同日の議事概要を読むと、批判に対する放送局の向き合い方に苦言を呈したような委員の声も見られた。

 委員の一人は「視聴者意見やネットでの反応を見ると、被災地の当事者ではない人々がテレビ報道を見て、それをバッシングする傾向もうかがわれる」と指摘。別の委員は「バッシングにセンシティブ(敏感)になりすぎるのも問題ではないか」として、「取材者には、嫌われるのを覚悟で伝えるべきことは伝えるという姿勢がほしい」と、取材や放送が及び腰になることに警鐘を鳴らした。

 「批判を恐れすぎる」ことへの注文ともとれるが、検証委の川端和治委員長は同日の委員会後、「特にネットで、メディアの報道のあり方に対する目線がものすごく厳しくなっている」と記者団に説明。「マスコミ批判」がネットで可視化、共有されている問題意識をにじませた。

 ジャーナリストで元フジテレビ解説委員の安倍宏行さんは「東日本大震災以前から、ヘリ取材や被災者取材などへの批判はあった。スマートフォンが普及し、テレビ批判がツイッターなどのSNSを通じて拡散しやすくなったが、テレビ局自身が批判に鈍感だった」と指摘する。

 検証委では、「『こういう基準で災害を取材し、報道した』ということが視聴者にきちんと伝わる総括的な検証番組を制作することも必要では」といった意見も目立った。放送局がただ一方的に取材、放送するだけでなく、取材体制や現地での配慮を含め、災害報道の意義を視聴者に説明していくことが必要だ−という意味だろう。

 例えば、ヘリ取材をめぐっては、「全て否定してしまうと、被災地の状況が把握できなくなってしまう一面もある」とする委員もいた。報道ヘリは、航空法や各種ガイドラインなどに基づき、一定の高度を保ち、騒音や救助活動への影響に配慮して運用されている。こうした実際の運用体制や目的などを視聴者に丁寧に伝え、活動への理解を求めていくことが必要なのかもしれない。

 安倍さんは今後の改善策として、NHKと民放連が共同で被災地取材のマニュアルを作り、公開することなどを提案。「避難所を中継車などで占拠しないことはもちろん、窓口の担当者と協議し、場合によっては代表取材とすることも必要ではないか。高まる社会の批判に真摯(しんし)に取り組むことでしか信頼を取り戻すことはできない」と強調している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160612-00000537-san-ent


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評15掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
マスコミ・電通批評15掲示板  
次へ