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人間ドックや健診、かえって害?治療不要の病気まで指摘で不幸に?余命延長に無効?(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/119.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 19 日 01:12:40: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

人間ドックや健診、かえって害?治療不要の病気まで指摘で不幸に?余命延長に無効?
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15144.html
2016.05.19 文=新見正則/医学博士、医師 Business Journal


 今回は、健診や人間ドックについて語り合っています。“極論君”は、「完璧なまでに、できることはなんでもチェックして、そして健康維持に努める。つまり、人間ドックのオプションは全部お願いするし、年に数回行う検査もある」という主張です。

 一方で、“非常識君”は「検査は基本的にやらない。基本的というのは会社などで法律によって定められているものは致し方ない。でもそれ以外の検査や人間ドックはやらない。調子が悪くなったときはいち早く医者に診てもらう」という考え方です。

 非常識君の意見の根拠は以下の通りです。昨今の日本人の平均寿命は、男性が80.5歳、女性が86.8歳なので、80歳以上で元気な人はたくさんいる。戦後すぐ、昭和22年の平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳だから、平均寿命はこの70年間で30年近く延びたことになる。

 ところが、人間ドックや健診を積極的に行うようになったのはごく最近だ。昭和の頃はほとんど人間ドックなどを行っていない。実際に周りにいる80歳以上で元気な人に聞いてみると、ほとんどの人は人間ドックを受けていない。つまり、「人間ドックにはそんなに必要性を感じない」「何かあれば医師に受診すればいい」といった主張です。

 確かにそうですね。現在までの平均寿命の延長には、やはり予防医学よりも感染症の克服や、衛生環境、栄養環境の改善が重要な要素を占めているように思えます。

 一方で、“極論君”は次のように主張します。

「医療は日進月歩で、どんどん進歩している。診断技術も同様に進歩している。今、最新の技術で病気を未然に防げれば、100歳以上まで病気をせずに元気でいられるかもしれない。ともかくそんなことを夢見て検査を受けるのだ」

 確かにそうかもしれません。これ以上の平均寿命の延長にどの程度人間ドックが重要かは、数十年後にその真偽が判明するでしょう。

■異常を指摘された人の90%は「問題なし」

 そこで、“常識君”がこうコメントします。

「検査技術が進歩していろいろな病気が早期発見できるようになった。そしてこれからも早期発見できるでしょう。でも、その早期発見がかならず余命の延長に有効とは限らない。将来的に問題ないものまで、異常の可能性があると指摘することもあるでしょう。いかがですか」

 そうですね、あくまでも健診や人間ドックは、ある意味少々の問題でも指摘することが仕事です。悪くいえば、あえてケチを付けることが任務です。ですから、人間ドックや健診で異常を指摘された人の90%は「問題なし」、もっと極端に99%は「問題なし」と言い放つ医者もいます。健診や人間ドックで異常と診断されて、心配で心配でかえって心の病になることもあります。

 ガソリンスタンドで給油のときに、「お待ちの時間にエンジンの点検でもされませんか。無料でやりますよ」と言われることがあります。そんなときには、店員はちょっとした異常でも指摘してくれます。年に2回のディーラーでの点検で十分ですが、ガソリンスタンドで指摘されると、ちょっと心配になりますよね。そんな光景と同じです。

 そして、車は異常があれば修理ができます。エンジンが不調であれば、エンジンごとの交換することも可能です。すべての部品が交換可能ということは、すべてを交換していくと新車と同じになりますね。

■治せない異常は知らないほうがよい

 ところが、人間はそうはいきません。治せない異常がわかっても困りますね。治す必要がない異常が見つかっても嫌ですね。治せない異常は、今の医学では治らない病気で、そうであれば死ぬまでわからないほうが幸せです。治す必要がない病気は、たとえば早期のがんでも、死ぬまで早期のままでいるがんです。前立腺がんなどは、高齢で亡くなった方の多くに見られます。

 問題は、どのがんが放置すると命にかかわるがんなのか、また放置してもあまり心配のないがんなのかの判別が正確にはまだできないという点です。ちょっと困りますね。だからこそ、心配な可能性があれば治療をするのです。もしかしたら不要かもしれませんが、致し方ありません。知らないほうが良いこともありますよね。

 筆者の友達の医師は、必要以上の検査は「配偶者の携帯電話やメールの履歴と同じですよ」と説明するそうです。知らなければ何事もないのに、知ってしまうと妙に気になり始めるということです。

 つまり、健診や人間ドックは適切に受けることが大切で、でもその適切が何かが実はわからないというのが現状だということです。少なくとも症状があればなるべく早く医師に行くべきです。また、みんなが受けているような健診や人間ドックは受けたほうがいいでしょう。そのほうが後悔しませんから。それ以上の検査は、その欠点も理解して受けるということでしょうか。極論君、非常識君、常識君とも、どれもそれぞれに正しい意見だと思います。

(文=新見正則/医学博士、医師)
 

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