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60すぎたら「やってはいけない手術」「飲んではいけない薬」 第1回 目の病気(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/379.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 01 日 08:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


60すぎたら「やってはいけない手術」「飲んではいけない薬」 第1回 目の病気
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49987
2016.11.01 週刊現代  :現代ビジネス


病気が見つかって手術をするべきか、薬を飲むべきか悩む患者にとって、本当に有用な情報をお届けする医療特集の新シリーズ。第1回は白内障、緑内障、加齢黄斑変性など「目の病気」に注目する。


■視力が落ちると認知症が進む

「目の治療に来られる患者さんの中には片目がほとんど失明しているのに、それに気が付いていない方がいます。人間は両目があるので、片方の目で悪いほうの目の不足を補ってしまうのです。

とりわけ働き盛りの人だと、目の病気は命に直結するものではないと軽く考えがちです。しかし、高齢になると、新聞や本を読んだり、テレビを見たり、家族の顔を見るといった楽しみの多くが視覚に関係していると気付くはずです。だから、きちんと目を守らないと後悔しますよ」

こう語るのは彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類氏。誰しも目が大切だということはわかっているが、視力が落ちてきても「歳だから仕方がない」と考え、放ったらかしにしてしまう人は意外に多い。

しかし、視力の低下は思わぬ「副作用」を伴う場合がある。Rサイエンスクリニック広尾副院長の林田康隆氏が語る。

「白内障による視力の低下と認知症の進行に大きな関係があることがわかってきました。奈良県立医科大学や奈良県総合医療センター眼科の研究者たちの調査によると、白内障の手術を行うことで、軽度の認知機能の低下が緩和される可能性があると判明したのです。

そもそも脳に入ってくる五感情報のうち、視覚情報は全体の8割以上とも言われ、とびぬけて多い。視力が低下して目の機能が落ちれば、脳への刺激は激減するのです。逆に白内障の手術を受けて、劇的に視力が回復すれば、目だけでなく脳までも大幅に回復することもありえます」

このように、目の状態は生活の質を大きく左右する。それだけに、衰えてきた視力をどう回復させるか、手術や治療の方法を選ぶのには十分に注意が必要だ。白内障、緑内障、加齢黄斑変性など、高齢者のかかりやすい目の病気別に、どのような手術が有効か、あるいは危険なのかを見て行こう。

     

まずは最もメジャーな病気である白内障。

「高齢になればなるほど白内障になるリスクは高まります。よく目をこする人、戸外で活動することが多く紫外線をよく浴びている人などのリスクが高い。またステロイドが含まれた薬を飲み続けている人、食生活が偏って極端に太り過ぎや痩せ過ぎの人にも多い病気ですね」(前出の平松氏)

白内障は目のレンズに当たる水晶体という部分が白く濁ってしまう病気だ。紫外線や薬の飲みすぎ、偏った栄養バランスなどが原因で、水晶体にダメージが蓄積した結果、白く濁る。

これを治療する手術は、濁ったレンズを除去して、人工の新しいレンズと入れ替えるというもの。目の手術というと、抵抗のある人も多いだろうが、白内障の場合、ハードルは高くない。医療法人弘鳳会おぐりクリニック理事長の小栗章弘氏が解説する。

「実は白内障、緑内障、黄斑変性症のなかで、手術によって機能回復を望めるのは白内障だけです。9割以上の確率で視力回復ができますし、合併症もごくわずかです。

眼内炎が数千人に1人くらいの割合で起こる確率がありますが、白内障の手術で失明するという例は、21世紀に入ってからは私の知る範囲で聞いたことがありません。白内障の手術は年間100万件以上行われていますが、あらゆる外科手術の中でも最もリスクの低いものの部類に入るでしょう」

このように目の病気の手術の中で白内障は、最も安全に視力回復が望めるものだ。ただし、リスクがゼロの外科手術はありえない。

「外科手術がうまく行われたとしても、術後に患部がうずいたり、不具合を感じる人はいます。目がゴロゴロする、シバシバする、調子がよくないといった数値化のできない感覚による不具合は、たとえ視力が戻ったとしても一定数はあるものです」(前出の平松氏)

手術を受けるに当たって、後悔しないためには、まずは医者選びが大切だ。手術の巧拙は素人にはなかなかわかりにくいが、信頼できる医者か、コミュニケーションが取れているかは、診察の過程でわかるだろう。

「高齢の患者さんになると、自分の不調について説明がうまく伝わらなかったり、言葉が足りなかったりすることもあると思います。患者さんに寄り添おうという姿勢のある医者が、望ましいでしょう」(平松氏)


■白内障に点眼薬は必要ない

視力が著しく低下した際、白内障の他に緑内障など、他の疾患も抱えている場合がある。その場合は、白内障の手術を受けるだけでは、回復が期待できない。

「視力の低下が緑内障によるものなのか、白内障によるものか、手術の前に数値化することは非常に難しい。仮に見えない原因の9割が緑内障、残り1割が白内障だとすれば、手術を受けても視力はほとんど戻りません。また、白内障があることで、目の奥にある別の病気が見つからないこともある」(平松氏)

このように白内障の手術が成功したとしても、すぐに視力が回復するとは限らないことを事前に納得しておいたほうがいいだろう。

いくら簡単な手術だと言っても、リスクはある。とりわけ他の病気を患っていて、薬を飲んでいる場合はそうだ。

例えば、前立腺肥大の治療薬を飲んでいる人は要注意だ。α1遮断薬という薬を飲んでいると、術中虹彩緊張低下症候群という合併症が起こりうる。これは日常生活で特に問題になる症状ではないが、白内障の手術中に瞳孔が狭くなり、手術の難易度が上がることが知られている。

また、これはすべての手術に言えることだが、血液をサラサラにする薬であるプラビックスやイグザレルトといった抗血栓薬を飲んでいる人は、手術中に血が止まりにくくなるので、要注意。目の手術だから前立腺や心臓の薬は関係ないといった安易な思い込みは大変危険なのだ。

他にも、パーキンソン病や眼振など目や体が震える病気があると、当然、手術を行うことは難しくなる。通常、白内障の手術は局所麻酔で行われるが、場合によっては全身麻酔に切り替える必要が出てくるので、医師に申告すべきだ。

次に白内障の薬についてだが、点眼薬が処方される場合がある。しかし、その効果のほどはかなり怪しい。

「世界的に見ても、先進国で白内障治療のための点眼薬を使っているところは、日本以外にない。効果がないというのが共通認識なのです。

私自身、基本的に白内障に点眼薬は使用しません。なかにはどうしても欲しいという患者さんもいますから、一応保険診療でも認められていますし、『副作用の可能性もあるので、きちんと診察に来てくださいね』と説明したうえで、処方します。そこまで言えば、『じゃあ、いりません』となることがほとんどですね。

すべての点眼薬にはアレルギー性結膜炎や目の充血といった副作用がありますから、そのリスクに比べて治療効果はうすいといえます」(前出の小栗氏)

次に緑内障の治療法を見て行こう。

緑内障は、目に入ってきた視覚情報を脳に伝達する役割の視神経に障害が起こって、視野が狭くなる病気だ。眼球内の水(房水)の量が増え、眼圧が高まることが一因とされているが、他にも理由があり、詳細は不明。少しずつ見える範囲が狭くなっていき、そのスピードが緩慢なので、病気がかなり進行しないと自覚されない場合が多い。

「緑内障はストレスを感じやすい人、近視の人がなりやすく、遺伝的要素もあります。また、糖尿病が原因でなる場合もある。70代の10人に1人が緑内障になると言われており、現在の日本では、失明の原因のトップが緑内障です」(前出の平松氏)

緑内障は、白内障のように手術によって完全に視力を取り戻せる病気ではない。しかし、適切な治療を行えば、失明を避けることができる病気でもある。

人間は右目と左目の情報をうまく補って、視覚情報を認知している。だから、片目で緑内障が進行していても気付かないということが多々ある。まずは、右目と左目、どちらかの視野に異常がないか確かめることだ。また、できれば眼底検査を定期的に受けておいたほうがいいだろう。

     


■緑内障の手術はするな

前出の小栗氏が語る。

「私は緑内障の専門医ですが、緑内障手術は急ぐべきではないというのが全国的な緑内障専門医の総意だと思います。というのも、手術で視力が回復することはありませんし、白内障手術と比べものにならないほど術後感染症を起こしやすいのです。

私自身、患者さんには『緑内障手術は最後の手段ですよ。できるだけ手術をしないように頑張りましょう』と伝えることが多いですね」

このように緑内障の手術は、できることならば、なるべく受けないほうがいい。しかし、薬を使ったり、生活習慣を変えてみても緑内障の進行が止まらず、どうしようもない時は手術を選択するときもある。

「緑内障の手術は、眼圧を下げることが目的となり、白目の表面の結膜という膜の下に目の中の水を逃がしてあげる手術を選択することが多いのですが、最近では新しい技術も導入されており、手術の安定性も上がってきました。

しかしながら手術は専門的技術が求められます。白内障の手術をやっているからといってその施設で同じように緑内障の手術も受けられるとは限りません。これは他の目に関する病気にも同じことが言えますが、その分野の専門外来を看板として掲げている病院で手術を受けるべきです」(前出の林田氏)

次に緑内障の薬についてだが、現在の日本では緑内障の保険診療は、眼圧を下げることだけが目的となっている。ただし、日本人の緑内障の患者の7〜8割は正常眼圧なので、そもそも薬を使う意味がない。

「正常眼圧の人でも、薬で眼圧を下げたほうが緑内障が進行しにくいというデータもあります。しかし、私はそのデータに対して懐疑的です。実際、うちに来た正常眼圧の患者さんには、まず薬は出していません」(小栗氏)

緑内障の第一選択薬となっているプロスタグランジンという点眼薬があるが、これには流産のリスクを上げたり、まぶたが下がってくるという副作用があるため、注意が必要だ。

「眼圧があまりに高いと視神経が傷んでしまうので、薬を使用しますが、あくまで一時的なものです。眼科医の中には、この薬を『一生使用するもの』として処方する場合もあるようですが、使い続けると副作用の懸念が高まる。私は眼圧が突然上がった場合のみ使います。期間は長くても数ヵ月ほどです」(小栗氏)

次に黄斑変性症。これは食事の欧米化や高齢化などのために増加傾向のある病気だ。詳しいことはわかっていないが、ストレスや欧米風の食生活、喫煙が原因で網膜の中心部にある黄斑という部分の血管に異常が起きることが一因とされる。

「黄斑変性という病気は、国から難病指定も受けており、目の病気の中でもとりわけ治りにくい重い病気です。

この病気で一番、実感されるのは物が歪んだり、欠けて見える点です。例えば新聞や雑誌の文字が歪んで見える。

また目の奥側に新しく血管が生えてきてそこから出血することもある。そうなると、眼球の中全体に血が溜まってしまうことがあり、なんとか光が感知できるくらいで何も見えなくなってしまいます。溜まった血を取り除き、人工の水に置換する手術が必要になります」(前出の平松氏)


■市販の目薬は危ない

一般的な治療法としては、抗VEGF抗体という薬を眼球に注射する方法がある。これは病気の進行を遅らせる効果があるが、あくまで対症療法で、しかも医療費が高い。1回の注射で患者の負担は5万円程度(3割負担の場合)。頻度は症状の進み具合にもよるが、2ヵ月に1度程度行うので、1年治療を続ければ年に30万円とかなりの負担になる。

他にはレーザーを使った治療法もある。

「手術もレーザー治療も、急性期で放置すると神経が死んでしまうような場合には行いますが、めったやたらとするものではありません」(小栗氏)

飲み薬としてはカリクレインという循環改善薬がある。胃の不快感以外には大きな副作用がないとされるが、脳出血直後や急性膵炎といった病気をした後は再発の危険が増すので、服用を控えたほうがいい。

これはすべての目の病気に共通することだが、目薬の使い方も慎重になったほうがいい。前出の林田氏が語る。

「とくに市販の目薬は防腐剤が多めに入っていることがあります。基本的に目を傷めるほどではないですが、中にはアレルギーの人もいますし、目や目の周囲に炎症が起きる人もいます。

また、目の充血を取る薬の中には、血管収縮剤が入っているものもある。これは一時的に充血を取るだけで、根本的な原因の解消にはならず、充血がぶり返すことも多い」

前出の小栗氏は「目しか診ていない眼科医が多すぎる」と警鐘を鳴らす。

「目は身体の一部。身体の異常が先に目に出てくることが多い。白内障や緑内障、黄斑変性症は、基本的に活性酸素や体の酸化が原因で起きる。手術や薬だけでなく食生活、生活習慣の改善が治療のカギになります」

目は身体の状態を映す鏡のようなもの。異常を感じたら安易な手術や投薬は避けて、自分の健康を問い直すきっかけにしたほうがいい。

「週刊現代」2016年10月29日号より



 

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