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仏 労働法の改正案に反対する抗議デモ 混乱広がる〜一部の原子力発電所や空港、鉄道などでストライキ/nhk
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/873.html
投稿者 仁王像 日時 2016 年 5 月 27 日 20:16:51: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

仏 労働法の改正案に反対する抗議デモ 混乱広がる

5月27日 7時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010536861000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_018

フランス政府が進める労働法の改正案に反対する抗議デモが各地で行われ、一部が暴徒化して警官隊と衝突する騒ぎになったほか、国内の製油所などでストライキが相次ぎ、市民生活に影響が出るなど、混乱が広がっています。

フランス政府は企業の雇用を促進しようと、解雇などの労働条件を緩和することを柱とした労働法の改正を目指していますが、最大の労働組合は「事実上、解雇しやすくするものだ」などと反発し、法案の撤回を求めています。

今月12日には、バルス首相が議会下院での審議を打ち切り、法案を上院に送ったことで、労働組合が反発を強め、26日、首都のパリや南西部のボルドーなど各地で合わせて15万人が参加して抗議デモが行われ、一部は暴徒化して警察署や店舗の窓ガラスを割ったり、警官隊と衝突したりする騒ぎになりました。

また、26日は労働組合の呼びかけに応じて、一部の原子力発電所や空港、鉄道などでストライキが行われたほか、国内各地の製油所でストライキが続いている影響でガソリンが不足するなど混乱が広がっています。

フランス政府は失業率がおよそ10%で高止まりするなか、労働法の改正を雇用対策の切り札にしたい考えですが、労働組合側は「政府が法案成立を強行するならわれわれも強硬手段に出る」などとして、上院での審議に合わせて抗議行動を強める構えで、政府がどのように事態を収拾するのか注目されます。


・Re: 政治権力と民衆の側は常に動的構造にあり力関係で千変万化する〜今後も同じ
 http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/770.html
 投稿者 仁王像 日時 2016 年 5 月 16 日 20:00:22: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc  

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コメント
 
1. 晴れ間[1061] kLCC6orU 2016年5月28日 09:50:36 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[183]

NHKの報道は、つねに政府寄り、経営者寄りだ。

この労働法改悪に反対するフランスのデモやストライキについての、フランスの国営放送の報道はこちら。(5月26日20時france2のニュース)
http://www.francetvinfo.fr/replay-jt/france-2/20-heures/jt-de-20h-du-jeudi-26-mai-2016_1458233.html

冒頭に短いコマーシャル2本と番組全体の紹介があり、番組開始後1分半辺りから、フランス各地での街頭デモの様子の映像がある。(警官隊との衝突の様子も。)
11分頃から、ストライキが経済や市民生活に与える影響に関するニュース。石油精製所のストライキでガソリン不足。トラックなど輸送車が動かない。中小零細業者や個人商店も、材料や商品が届かないので、確かに困っている。ガソリンの買いだめに走る者もいる。市民は、ストライキが早く終わってほしいとは言うが、ストライキをなじる人はいない。(ストは労働者の権利だから。) 勿論、国営放送のニュースも、ストライキを非難する口調ではない。

私が笑ったのは、25分過ぎからの〈20時の眼〉というコーナー。この日は8回目の全国統一行動日だったのだが、朝、路上のキオスク(新聞販売所) から、ユマニテ以外の新聞(日刊の全国紙) が全て消えたのだ。
その訳は、CGT(労働総同盟) が全ての全国紙に、CGT書記長の論壇記事(労働法改悪に反対する主張の説明) を掲載するよう求めたからだ。「もし掲載しなければ、新聞を刊行できないだろう」という「脅し?」付きで。ユマニテ以外の全ての新聞が、この要請を受け入れなかったらしい。それで、ユマニテ以外のどの新聞も刊行されない事態になったのだ。
france2 の記者は、デモ行進中のCGT書記長に、このやり方に同意しているのか、と質問。書記長は、労働者はストライキをしているのだ、とのみ返答。
番組は、「よく的を絞ったストライキだ」と締めくくっている。

石油精製所(ガソリン等)・発電所・空港・鉄道...と、エネルギーや輸送といった基幹産業部門を止めるというのは、フランスのストライキ運動の王道と言ってもよいやり方だ。基幹産業部門を止めれば、全ての経済活動が麻痺する。そうすることで、労働者と労働組合の要求を政府に呑ませようとする。政府と資本に譲歩を迫る。フランスでは労働組合運動が生きている。
ヤマネコ・ストではない。しかしニュースの中でも指摘されているように、まだゼネストには至っていない。

上記の新聞発行を止めたのは、新聞の印刷所の印刷工だ。印刷工の労働組合は歴史が古い。そして今も健在だ。
私は別の投稿記事へのコメントで、フランスと日本の労働組合の違いについて指摘した。日本では労働組合? は企業内にあるが、フランスでは企業の外にある、と。
それはこういうことなのだ。労働組合の中央や本部が指令を出せば、組合員がいる全ての職場(労働現場・生産点) にいる組合員がそれに応えて行動する。ストライキをする。組合員の印刷工がいる全ての新聞印刷所で、新聞の印刷と発行が止まった。労働組合は労使(/資)協調の企業内組合ではない。企業の外に存在する階級組織なのだ。(労働組合ナショナルセンターは一つではなく複数存在している。主なものだけでも3〜5のセンターがある。CGTは最古の由緒ある労組。)

こういうことが日本で起き得るだろうか。日本の勤労者は、自分が労働者であるという「階級意識」を持たない。持たないようにされている。労働者ではなく、特定の会社に所属する「会社員」だと思っている。
フランスで、ルモンド紙の印刷工は、ルモンドを読まない。彼らはユマニテを読む。彼らは労働者だから(幹部職員やインテリでも同じだが) 、自分の嗜好と思想に合った新聞を読む。
これが、フランスと日本の違いだ。それが世界標準でもある。日本が特殊なのだ。


*-----------------------------------------------*
他の投稿記事への私のコメント(日本とフランスの労働組合の違いについて)。
http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/708.html#c2

ユマニテのWeb版サイト :
http://www.humanite.fr/#


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