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「安倍晋三とは一緒に飯を喰う仲だ。甘利を評する筆が甘くなるのはやむを得ないさ」(澤藤統一郎の憲法日記)
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/279.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 1 月 26 日 01:00:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「安倍晋三とは一緒に飯を喰う仲だ。甘利を評する筆が甘くなるのはやむを得ないさ」
http://article9.jp/wordpress/?p=6282
2016年1月25日 澤藤統一郎の憲法日記


「労働運動は場末のパブから始まった」とは社会史が語るところ。「労働組合は、安酒の麗しき結晶である」とは、私ひとりの語るところ。資本主義の勃興期に、法の保護なく過酷な搾取に喘いだ工場労働者たちがパブで不満を語り合う。これが労働運動と労働組合の起源なのだ。

だから、私が弁護士になった当時、労働運動に寄与したいと志す若手の弁護士には、「労働者と酒を飲め」「団結も信頼も、アルコールから生まれる」などと教えられ、実際によく飲んだ。私の付き合いの範囲では、組合費で幹部が酒を飲むことはなかった。もちろん接待もない。すべて自腹の割り勘の「団結と連帯の酒」だった。

酒食をともにし語り合うことで信頼関係が生まれる。同じ席で同じものを飲みかつ喰うことが、仲間と認めあう儀礼となっているのだ。「同じ釜の飯を喰う」「一宿一飯の恩義」などの言葉のニュアンスがよく分かる。「俺の酒が飲めないっていうのか」という酔漢の気持ちも、だ。

多くの「一流」マスコミ人が、安倍ら「二流」政治家と酒食をともにしているという。こちらは場末の安酒ではない。豪勢な料亭や寿司屋、あるいは一流のレストランでの話し。アベ友、スシ友、フグ友、飲み友の会席。この席で、政権とメディアとの「団結と信頼」「個人的な友情」あるいは「醜い癒着」の関係が育まれているのだ。勘定は誰が持っているのか、などと問題にするのは「ゲスの勘繰り」の類。

その効果は着実に現れている。NHKや産経・読売だけにではない。私の愛読する「毎日新聞」にもである。

本日の毎日新聞朝刊2面の「風知草」。このコラムは毎週月曜日に掲載されるが、この空間には他の記事とは違う風が流れている。「アベ風」の匂いである。本日のタイトルは、「ゲスの極み」。二流政治家と酒食をともにする「一流記者」山田孝男の筆になるもの。

「風知草」とは、風のまにまになびく草。疾風の中の勁草の対極である。もっとも、風向きを知る草に罪があるわけではない。風はいろんな方向から吹く。権力から吹く風もあれば、民衆が起こす風もある。そよ風も、突風も、爆風もある。いったい「風知草」はどこからの風を読もうとしているのか。風の向きを知って、覚悟を決めてこの風に抗おうというのか、それとも風に流されようというのか。

本日の「ゲスの極み」は、政権からの風を知って、暖かい迎合の風を返しているようだ。「一飯の恩義」を感じて、「スシ友へのエール」として書いた記事。

甘利明事務所に「1200万円のワイロが流れたという『週刊文春』特報」に関して、「違法な金銭授受は間違いなさそうだが、その意味と背景について、正確に見定める必要がある」という趣旨。こんな記事は、サンケイか夕刊フジに任せておけばよい。毎日新聞の紙面に、どうしてこんな「アベへのヨイショ」が躍るのか。

暴かれた「甘利スキャンダル」の威力は、アベ政権直撃のメガトン級。いまやその影響は激震となっている。アベの取り巻き連中が、この衝撃を緩和し、過小評価しようとして躍起になっている。

その典型が山東昭子の「ゲスの極み」発言であり、高村正彦の「わなにはめられた」論である。山東の発言はとりわけ悪質である。「ゲスの極みというような感じで、まさに、両成敗でただしていかなければならない気がする」。これは、告発者に対する「おまえも無傷では済まないぞ」という威嚇である。この威嚇は、今回の告発者に限られたものではなく、今後同様の例を抑止しようという効果を狙ったものである。

覚悟の告発を「ゲスの極み」とする山東に、「政権の疑惑を隠す暴言」などと批判が集中しているのは当然のことだが、アベと酒食をともにする「スシ友・山田孝男」は、「告発側も疑えーという山東の指摘は傾聴に値する」という。山田は、「ワイロは、もらう側も渡す側も、どだいゲス(下種(げす)=心卑しき者)の極み。だから両成敗……。いかにも芸能界出身の山東らしい機知だ。」と、山東の言わぬことまで付け加えて山東を持ち上げている。

それはおかしい。山田孝男の言の意味と背景を吟味すれば、政権擁護の弁でしかない。

山田は、「告発側も疑えーという山東の指摘は傾聴に値する」という理由を「なぜなら、一見、捨て身と見える告発者の所属企業は実態不明、あらかじめ紙幣番号を複写した札束を渡すなど、暴露を前提にした仕掛けにあざとい印象を受けるからである。」という。これは、高村の「わなにはめられた」論とまったく同じである。

「告発側も疑え」? いったい何をどう疑えというのだ。「政敵の陰謀にはめられた」とでも言いたいのだろうか。あちらこちらでの陰謀説には食傷だが、仮に陰謀であつたとしても、甘利の罪責が軽減されることにはならない。陰謀であろうとなかろうと、現金700万円を収受しているのは犯罪である。甘利は、50万円の現金を2回にわたって、自らのポケットに入れたと具体的に告発されて、これを否定できないのだ。

もしかしたら、今回の件は陰謀であれはこそ、表に出てきたのかも知れない。甘利に限らず、多くの政治家が、口利き料をポケットに入れて、「陰謀でないから裏に隠れたままになっている」のかも知れない。それなら、陰謀バンザイだ。

賄賂罪は、「公務員の職務の公正」と「公務員の職務の公正に対する国民の信頼」を保護法益とするものとして、贈賄も収賄もともに犯罪とされている。この犯罪は表に現れにくい。「アンダー・ザ・テーブル」といわれるように、賄賂の収受は隠密裡に行われるからである。疑惑ありとの指摘に対しては、贈賄側も収賄側も、団結固く口裏を合わせて否認することが通例で、立件は難しい。摘発には、リニエーションの制度導入が効果的だ。これは裏切りの奨励である。どちらか、先に犯罪を申告した方の立件を免除する制度である。賄賂罪摘発を容易にすることで、賄賂の収受をなくそうという発想である。

あっせん利得罪は、「賄賂罪」ではない。が、口利きをしてその報酬として利得を収受する政治家(甘利)だけでなく、政治家に口利きを依頼して利得を供与する者(S社)の行為も犯罪になる。S社は、このことをよく知りながら、自分の訴追を覚悟して告発に踏み切っている。山田の「あざとい印象」よりも、自分の訴追を覚悟して告発に踏み切ったことでの政治家の犯罪暴露を積極評価すべきが当然ではないか。

また、「告発者の所属企業は実態不明」はなかろう。政治資金収支報告書から社名も所在地も直ぐに分かる。新聞記者が可能な調査を手抜きして「実態不明」と「印象」を語るのは怠慢の誹りを免れまい。「あらかじめ紙幣番号を複写した札束を渡すなど、暴露を前提にした仕掛けにあざとい印象を受けるからである」とは驚いた。海千山千の政治家を相手に、このくらいのことをしても少しの不思議もない。この程度の「印象」で、山東を弁護し、甘利の罪責を薄めて政権を擁護しようというのだ。

山田のコラムに漂っているものは、政権中枢に位置する者に対する「捨て身の告発」への不快感である。そして、極端な言を避けつつ、告発者を誹ることで、被告発者を相対的に弁護し、告発の影響をできるだけ小さくしようとの政権への配慮が見える。この不快感は、アベ政権の不快感を毎日新聞の紙上に映したものといわざるを得ない。

なるほど。一緒に飯を喰うことの効果はあるものだ。信義に厚い。さすがは高級店での「君子の交わり」である。

 

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コメント
 
1. 2016年1月26日 01:49:28 : 2VpMq2hKrk : CkQpo_5uHpU[7]
毎日新聞の山田孝男なるお偉い記者様が「風知草」ってコラムで、アマリ経済破壊担当デージンの汚いカネ問題を書き、なんと山東ババアや高村ボケ老人のアマリ擁護の戯言に賛意表明みたいなアホクサ。まあ、このお偉い記者様は例のアベシンゾー首領様の寿司友の常連の一匹だから納得のクソコラムだけどね

2016年1月26日 憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ


汚いカネ疑惑まみれのアマリ経済破壊担当デージンだが、国会答弁では自白同然のしどろもどろの醜態晒したくせに、ユダ金の世界中のカネ強奪談合ダボス会議から帰国しての会見では、「週刊文春」の記事をめぐり、金銭を渡した人物について「最初から隠し録音をしたり、写真をとったりすることを目的にした人たちですから、こちらは慎重になっている」とさ。おいおい、最初から隠し撮りとかを目的にするってね、あんたは追っかけされているアイドルかよ。だいたいだよ、賄賂を政治家しかも賄賂もらい慣れているしたたかで卑怯な奴の多い自民クサレの議員に渡す方は、賄賂の成果がほんとうにあるのかどうかの確認のためにも将来の担保ぐらいするだろうが。カネだけいただきそのまま知らん顔でトンズラなんて政治家多いだろうしな。

でだ、そういう賄賂を渡し慣れたような人物ってのは普通の感覚では相当に胡散臭いよな。そういう種類の人物と執務室とかで会ったっていうんだろう。執務室まで入れるってのは相当の知り合いだろう。そういう人物からカネを受け取るって普通では何か裏の目的がなければありえないだろう。なんのメリットもないのに政治家にカネなんか渡すか。つまりはそういう阿吽の呼吸のもとでカネの受け渡しがあったわけで、それを記憶が無いとか、調査するとか、慎重になっている(一体何を慎重になっているのや、摩訶不思議)とか意味不明。普通のまともな人間ならそんなわけのわからない汚いカネは渡そうとされても受け取らないわな。それを受け取ったのは賄賂と認識して、まさかバレることはねえだろうと思ってだろう。このキューピー野郎だが、なにを被害者ぶってんだよ。まあ、ここまで図々しくなきゃ腐敗臭団自民の中では生きていけないんだろうが。

ところで、この件に関して毎日新聞の山田孝男って毎日内でのお偉い記者様がいかにもしたり顔の上から目線丸出しのコラムを25日付で書いている。


◆◆◆◆◆◆◆

風知草

ゲスの極み=山田孝男

 甘利明・経済再生担当相(66)と秘書に、計1200万円のワイロが流れたという「週刊文春」(1月28日号)の特報だ。

 違法な金銭授受は間違いなさそうだが、その意味と背景について、正確に見定める必要がある。

     ◇

 −−山東昭子

 といえば、元参院副議長で、自民党山東派の会長である。当選7回、73歳。その山東が、「週刊文春」発売日の21日、同派の定例総会でこう言った。

 「ゲスの極みというような感じで、まさに、両成敗でただしていかなければならない気がする」

 この発言の含みを理解するには、最新の歌謡芸能情報の知識が要る。

 「ゲスの極み乙女。」は紅白歌合戦にも出場した人気バンドの名。その通称「ゲス乙女」が最近、「両成敗でいいじゃない」という新曲を出している。

 ワイロは、もらう側も渡す側も、どだいゲス(下種(げす)=心卑しき者)の極み。だから両成敗……。

 いかにも芸能界出身の山東らしい機知だ。

 ネット上では「政権の疑惑を隠す暴言」などと批判を浴びているが、告発側も疑え−−という山東の指摘は傾聴に値する。

 なぜなら、一見、捨て身と見える告発者の所属企業は実態不明、あらかじめ紙幣番号を複写した札束を渡すなど、暴露を前提にした仕掛けにあざとい印象を受けるからである。

     ◇

 告発者は言う。

 都市再生機構(UR)との補償交渉などを有利に運ぶため、2013年から14年にかけて甘利本人に2回会い、現金50万円ずつ計100万円渡した。それとは別に公設第1秘書に計600万円渡している。

秘書への飲ませ食わせを含め累計1200万円貢いだが、口利きは一部しか奏功せず、それが不満で暴露した−−という。

 これが事実とすれば、甘利と秘書は、あっせん利得罪に問われる(直接の職務権限がないので、収賄罪には当たらない)。

 政治資金規正法(収支報告書への記載義務)違反は言わずもがなだ。

 戦後の日本政治は、高度経済成長の過程で金権政治家を輩出した。官僚主導の経済政策をゆがめる利権屋を特捜検察が逮捕し、マスコミが糾弾した。

 経済成長が終わり、政治改革を越え、一般的には金権政治は去った。

 この間、自白調書偏重による検察の暴走、取材不足によるマスコミの虚報も痛切な反省を迫られ、今日に至っている。

 甘利自ら現金を受け取ったとすれば、申し開きの余地はない。受け取っておらず、秘書がカネをくすねたのだとしても監督責任は免れないが、悪質さの評価は事実関係による。

 政治家・甘利の実態は果たして旧態依然の利権屋なのかどうか−−。

     ◇

 甘利は「ゲス乙女」といささか因縁がある。

 昨年5月、記者会見でマイナンバー(社会保障と税の共通番号)制度のPRに挑戦。コカ・コーラのCMに使われた「ゲス乙女」のヒット曲「私以外私じゃないの」を口ずさみ、動画が話題になった。

 ♪冴(さ)えない顔で泣いちゃった夜を重ねて……

 で始まるこの歌は、鏡を見て自問自答しつつ、自らを確かめる−−というメッセージだ。甘利が公約した調査結果の説明期限は28日である。(敬称略)

◆◆◆◆◆◆◆

何なのこのクソコラム。「意味と背景について、正確に見定める必要がある」なんて言うほどの内容か。あまりに内容薄すぎで、こんなアホ書いていてお偉い記者稼業できるってさすが記者クラブ制度と官房機密費で甘い生活の奴らしい。しかもこの山田って奴だが、例のアベシンゾー首領様との税金強奪の超高額お食事談合会合の常連のクズだよ。だからこその納得のコラム。分かりやすすぎて失笑モンや。それにしても、政界事情だけでなく、歌謡界情報にもお詳しいようで(笑)

だからこそ「告発側も疑え−−という山東の指摘は傾聴に値する。なぜなら、一見、捨て身と見える告発者の所属企業は実態不明、あらかじめ紙幣番号を複写した札束を渡すなど、暴露を前提にした仕掛けにあざとい印象を受けるからである」なんて、ゴロツキ文章が書けるわけだ。山東ババアや高村ボケ老人のたわ言に同意するようなまさに絵に描いたような自民の翼賛幇間的愚か極まる態度を取れるわけだ。あまりにも分かりやすすぎるアベシンゾーの寿司友ってか。まあ、毎日新聞の安給料では高額食堂にはなかなか行けないものな。政界もそうだが、マスゴミもまさにゲス記者がわんさかの見本みたいなもんか。ネット徘徊したら、このお偉い記者様は安保法案に関して、昨年の同じコラム欄で「政権が軍事国家を目指しているという断定は不当な極論である」なんて断定してたんだってさ。どこまでアベシンゾー首領様のの尻舐めに徹しているゲスの極み記者様ではある。

http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2016/01/post-244c.html


2. 2016年1月26日 07:02:32 : nEUoLlD7FY : GSGDI@K40xk[2]
笑点で座布団運びをしていた人かね?

3. 2016年1月26日 18:28:54 : FcwNS8Q2Bc : HRf7ayOwTTk[45]
 毎日新聞に山田孝男あり。
 東京新聞に長谷川幸洋あり。

 よく飼っているね、毎日も東京も。 心が広い。
 飾りかな?
  


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