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SEALDs奥田愛基が古市憲寿との対談で本質をグサリ!「“どっちもどっち”論じゃ拮抗状態にすらならない」(リテラ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/578.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 09 日 21:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                    「クイック・ジャパン」(太田出版)vol.124


SEALDs奥田愛基が古市憲寿との対談で本質をグサリ!「“どっちもどっち”論じゃ拮抗状態にすらならない」
http://lite-ra.com/2016/03/post-2048.html
2016.03.09. SEALDs奥田が古市にグサリ一言!  リテラ


 リニューアルした「クイック・ジャパン」(太田出版)が話題になっている。新装刊第一弾となったvol.124の「ニュージェネレーション2016」と銘打たれた特集に、昨夏の安保法反対運動で一躍脚光を浴びたSEALDs・奥田愛基氏がフィーチャーされていたからだ。表紙には奥田氏の顔が大きく掲載され、ページをめくると、写真家・荒木経惟が撮り下ろしたグラビア、若手アーティスト・コムアイとの対談、さらには濃密な1万字のロングインタビュー……。

 しかし、筆者が注目したのはやはり、なんといっても、奥田氏と古市憲寿氏との対談だった。古市氏といえば、2010年代の「冷めた若者」の代表選手のような物言いで、メディアから引っ張りダコになっている若手社会学者。最近は自民党の稲田朋美政調会長はじめ安倍政権からも重用されており、いわば奥田氏とは真逆のような存在だ。

 しかも、この古市氏、議論のやり口がなかなかに狡猾。高みに立った冷笑的な態度で挑発したかと思うと、相手の意見にはまともに答えず、話をずらし、煙に巻いてしまう。

 今回の対談でも、古市氏はいきなり、奥田氏の印象について、こんな小馬鹿にしたような言葉を投げかけていた。

「なんか、会いにいけるアイドルみたいな感じなのかな」
「確かにおじいちゃんおばあちゃんは(奥田氏のことを)大好きだろうなと。若い子がデモしてくれて、しかもそれが自分たちの頃と同じような、安倍政権打倒とか、安保反対みたいな主張をしている」

 しかし、このタチの悪い若手論客のペースに奥田氏はまったく巻き込まれなかった。奥田氏らしくど直球で対抗し、逆に“古市的なるもの”の問題点を鋭く指摘して見せたのだ。

 まず、奥田氏は冒頭から、古市氏に対してこんな疑問をぶつける。

「『誰も戦争を教えてくれなかった』(2013年)にしても、若者は右傾化しているわけでもなければ、左傾化しているわけでもないっていう見方は本当にそうだなと。でも、そういったふうに、古市さんは自分の意見をあえて言わないスタンスを取りますよね。だから、本当のところはどう思ってるんだろうなというのは著作を読ませていただくたびに思うところで」

「自分の意見をあえて言わない」というのは古市氏の最大の特徴であり、もっとも狡猾な部分だが、奥田氏はいきなりそこを崩しにかかったのだ。

 すると、古市氏は答えに窮したのか、「集団的自衛権に関しては、僕自身の意見はないというか、正直、よくわかんない」と学者とは思えない開き直りのセリフをはいたうえで、こんな理屈にならない理屈を語り始めた。

「ただ、実際に戦争が起こったときに、『国際協力はしたいんだけど、いま日本ではデモを超やってて、すっごい反対の声がある中で自衛隊を出しちゃったら政権潰れるんで出せません』みたいなことを言うのが、日本政府にとっては一番お得なんじゃないですかね。その意味で、今回のSEALDsのデモには意味があったんだろうなって思います」

「デモを理由に派兵を断れるから、お得」って、「自衛隊も血を流すべき」と明言したことある安倍政権がデモを理由に集団的自衛権の発動を拒否するはずがないのは、少し考えればわかりそうなものだが、しかし、これもまた、古市氏のいつものパターンだ。相手の主張に同意しているふりをしながら、本質とはかけ離れた論点を持ち出して議論をまぜかえす。現実的な政策判断の知識なんて何も持っていないくせに、やたら“損得”という判断基準を強調し、自分が“頭のいい現実主義者”であることをアピールする。しかも、メディアの世界の住人たちはこんなレトリックになぜかコロリとやられ、そういう見方もあったのか、などと納得してしまうのだ。

 だが、奥田氏はちがっていた。逆に、この損得論についても、「『ワイドナショー』でも同じようなことを言っていましたよね。『安倍政権もSEALDsも、どっちも頑張れ。どっちも頑張ったほうがお得じゃないですか』って。『お得かあ……』って思いましたけど」と違和感を表明。

 古市氏が「今の国際関係を考えると安倍政権の立場もわかるというか、両方、頑張れば結果的にお得な状況になるんじゃないかっていうことですね」と、ぬるい主張を繰り返すと、間髪入れず、こんなカウンターを見舞ったのだった。

「それって、いわゆる世間一般の若者像っていうか、ちょっと斜に構えて『いやぁ、どっちの言っていることもわかるんですけど』みたいな、メディアが取り扱いやすい意見なんじゃないですかね。ただ、そういう人たちばっかりになってしまうと、結局、古市さんが言う拮抗した状況にすらならない。僕は今、どっちもどっちのスタンスを取る人ばかりで、プレイヤーが少なすぎると思っていて。思ってるだけじゃだめだから、まず自分がやってるって感じですね」

 ようするに、奥田氏は古市氏の「分析」が、実際には政府への白紙委任を意味する“どっちもどっち論”であること、そして、それがメディアに露出するための処世術にしかなっていないことを完全に見抜いたということだろう。古市氏の“芸風”について、本人に面と向かってここまで的確な指摘をするとは、奥田氏は社会運動のオーガナイザーとしてだけでなく、論客としてもかなりの能力の持ち主だといっていいだろう。

 しかし、議論じたいは残念ながら、これ以上広がることはなかった。なぜかここで司会者が割って入ってきて、「ただ古市さんがなにもやっていないというわけではなくて、自分はデモとはまた別の方法で社会に働きかけるというようなこともおっしゃっていますよね」と助け舟を出したからだ。

 ただ、この司会者の言葉を受けて、古市氏が語ったセリフは、ある意味、“古市的なふるまい”の結末はどういうものか、を示唆しているともいえる。

「そうですね。僕自身は今はこういう仕事をしているので、政治家や官僚の知り合いもたくさんいる。だから、もしも本当にやりたいこと、変えたいことがあったら彼らに直接言いますし、ロビイングのほうが効果があると思っています」

 古市氏はこう胸を張ったのだが、冒頭でも触れたように、最近、古市氏は安倍政権=自民党と急接近している。2014年4月に「第2期クールジャパン推進会議」の委員に選ばれたことを機に、担当大臣の稲田朋美と急接近し、昨年秋には、その稲田政調会長が仕切る自民党の勉強会「歴史を学び未来を考える本部」にもオブザーバーとして起用された。

 しかし、その結果、古市氏が何かを変えたという話は寡聞にして知らない。たとえば、同氏が参加した自民党の「歴史を学び未来を考える本部」の初会合では日本の侵略や植民地支配について「西欧諸国の帝国主義に基づいた政策とは違う」「国民の誤解がある」などという歴史修正主義丸出し発言も飛び出したが、会合の後テレビの取材を受けた古市氏はまともに批判することもなく、「まっ、精神性とか文明どうこうという、なんか会の趣旨からズレたようなことを期待されてる議員の方は、多いのかなと思いました」とちらりと皮肉を言っただけだった。

 いや、それどころか、安倍政権と接近して以降、古市氏は著作『だから日本はズレている』で、初出時にあった稲田氏を皮肉った記述を褒め言葉に改ざんしたり、『誰も戦争を教えてくれなかった』という著作の文庫化に際して、タイトルを変更した上、歴史修正主義に寛容な言葉を付け加えたり、と明らかに政権に気を使って自分の言論を後退させている。

 まさに、「どっちもどっち」を気取っていた古市憲寿というひとりの学者自身が、奥田氏の指摘通り、「拮抗状態にすらもちこめず」、政権の補完者になってしまっているのだ。

 しかも、これはけっして古市氏だけの問題ではない。SEALDsのような政権を真っ向から批判する動きを「偏向」ととらえ、「どっちもどっち」と冷ややかに眺める態度を「頭がいい」「わかっている」と評価する空気は、いまや日本の言論全体に広がっている。そして、マスメディアでは「どっちの言い分もわかる」という「中立」的な意見を述べるコメンテーターがどんどん増えている。

 しかし、そうした「どっちもどっち」こそが正しいと信じている連中に決定的に欠けているのは、公権力が国民に対して力関係で圧倒的に優位に立ち、発信できる情報の量や、それを拡散できる手段においても圧倒的に優っているという事実認識だ。

 たとえば、政権を握っていれば、自分たちの政策遂行や政局運営のタイミングに合わせて情報を恣意的に選び、出し入れできるし、同じ事実を全く違う印象をもつように操作することもできる。

 その圧倒的な力の格差がある状況で、公平をきどって冷ややかに「どっちもどっち」などとうそぶいていても、公平な状態は絶対に実現しない。むしろ、権力への批判を封じ込め、政権の問題点を隠蔽する役割を演じることになってしまうだろう。

 本当に公平な状態があるとしたら、それは、国民やメディアが権力批判の目で徹底的に監視して、ようやく実現されるものなのだ。

 SEALDsを支持するかどうかとは関係なく、メディアや言論にかかわる人間は、今回の奥田氏の「“どっちもどっち”論じゃ拮抗状態にすらならない」という言葉の意味をきちんと考えてみるべきではないか。

(小杉みすず)


 

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コメント
 
1. 2016年3月09日 21:50:44 : G9pRncd5P6 : kNLawzAmjgA[423]
古市さんて「東大話法第二世代」みたいな人ですね。
自分はけして「当事者」にはならないで脇から批判出来る立場だけをキープしたい。
つまりは評論家でいたいだけ。こういう人は「行動する人」にはなれないです。
(おまけにその言論は誰の参考にもならないときている)

2. 2016年3月09日 22:12:58 : w9iKuDotme : S@BYVdB2dgc[1023]
「ロビイングのほうが効果があると思っています」

この一言だけでも古市憲寿氏の頭の悪さがあらわれてますね。
(1)データが示されてない
(2)「○○よりも□□」は両立しないときにつかう言葉で、両立するならどちらもやればよい
(3)ロビイングの実績が語られてない(どころか失敗した例も出されているし、自身も失敗したという感触を隠してもいない)

確かに勝負になってませんね。


3. 2016年3月09日 22:22:26 : qLWWnnC4V2 : EPPWVIALFYM[3]
日本のジレンマってのをNHKのEテレ枠でやってて、今の日本の若手論客ってのが円卓囲んで日本の抱える問題をああだこうだやってるんだけれども、これに古市が朝生の田原みたいに振り役で真ん中に控えていて、ウダウダやってんだけどホントにリテラの感想と同じ。

出てる若手の論客連中もみんな賢くて知識も高いんだけど、どっちつかずばっかで議論の対立にならない。
初期の朝生は議論が対立することでグダグダになり、結局結論が出ずじまいのプロレスみたいなもんだと揶揄されたけれど、日本のジレンマは対立点に差し掛かるとなぜか皆同じように対立ではない可能性とかキレイごとに逃げる。
論点を炙りだすことはしても、対立点を巡って鬼が出るか邪が出るか、一応でもかまわないからやってみようという蛮勇がまるでない。

小利口で平均点以上の優等生ばっかりがヌル〜い相対論でお茶を濁して、日本のジレンマを考えるって構図自体が無効だという朝生より生産性のない討論番組からは確かに奥田君は生まれてこない。
道理で古市とかいう小僧は打たれ弱いわけだw


4. 2016年3月09日 22:33:28 : tOvhLCYujA : HuQyvyRArC8[12]
テレビ、宣伝屋、自民党が持ち上げ取り上げる評論家はこの程度。生活のために利権側に擦り寄る。

それにしても奥田氏、なかなかのものだ。


5. 2016年3月09日 22:37:41 : p7O1j0PhOM : NyDtCPEmtPY[1]
>>1

東大と言っても院から入学だ。
学部から入ったわけではない。
それに古市はAO入試。

マスコミに出るよりまずはちゃんと博士号をとれよ。


6. 2016年3月09日 23:58:34 : ge82Jvqjdk : KAHImNPipgQ[7]
『いつもながら<小杉みすず氏>の着眼点と分析の鋭さに感心いたします。』

さりげなく<フルイチくん>の“猟官体質”と学者とは思えない程ノ“非論理性”に踏み込み、炙り出しているのは流石です。
「どっちもどっち」論は、切羽詰まった<バカメディア&御用学者&コメンテーター>連中の逃げ場所と化している。裏から読めば<アホノミックス&オムツ政権>から無責任にも逃走し始めているのである。

<フルイチくん>の最大のチョンボは、以下の発言である。
『そうですね。僕自身は今はこういう仕事をしているので、政治家や官僚の知り合いもたくさんいる。だから、もしも本当にやりたいこと、変えたいことがあったら彼らに直接言いますし、ロビイングのほうが効果があると思っています。』
正に語るに落ちるとはこのことである。
要は<学者>でも<文筆家>でも<テレビコメンテーター>でも何でもない、単なる“ロビイスト=利権屋”って白状しちまってるんだから、“他愛がない”と言えばそれまでのことさ。



7. 2016年3月10日 01:06:25 : G9pRncd5P6 : kNLawzAmjgA[425]
>「そうですね。僕自身は今はこういう仕事をしているので、政治家や官僚の知り合いもたくさんいる。だから、もしも本当にやりたいこと、変えたいことがあったら彼らに直接言いますし、ロビイングのほうが効果があると思っています」

古市氏の「仕事」がどういうものかは知らないが、少なくとも彼にはこの現状の中でも「本当にやりたいこと」も「変えたいこと」も、まだ無いってことなのだな。
奥田氏とは違って。
そもそも古市氏が独りで何か言ったところで、海千山千の政治家や官僚たちがまともに聞いてくれるかどうかも大いに疑問だが。


8. 2016年3月10日 04:56:40 : hkH2oFZHns : sdLX7N4clbA[107]
昨今 PDCAサイクルなる言葉を耳にする
PLAN DO CHEAK ACT
つまり 立案行動検証修正して再度実行
このサイクルで行動すれば
必ず成功するとコンサルが
経営者をだまして金にする
これの最大の間違いは
立案前提が間違っていても
永久にこのサイクルが続くといことだ
これは、自分の仕事だけはなくしたくない
ゲスウヨ疫人やヒラメサラリーマンにとっての
都合のよい武器だ
ボスが失敗を認めるか組織が破たんしなければ
彼らは失業しないのだ
この欺瞞をつぶすために
会社なら株主総会があり
国なら選挙で決めた首長が
こいつらの仕事したふりを糺す
これにあらゆる手段を使い
抵抗したのが小沢さんを冤罪に落とした
ゲスウヨの乞食メディアや疫人どもだ
日本がマンネリ=停滞している主因ではないか
彼らの既得権死守のために手段を択ばない形相に
ひるんで,迎合しているのが古市で
同時にゲス議員や高学歴芸人どもでないか
自分だけの暮らしが上がればいいという連中だ
この古市ゾンビの跋扈をみて
このままでは日本が危ないと
声を出し始めた若者が増えている
それでも、会社でも社会でも
政治を話題にする若者はまだ少ない


9. 2016年3月10日 09:27:45 : 62QaAmZ1Pg : F9H@HWLLFJE[77]
01. 05.

古市は慶応大学もAO入試で 東大大学院は典型的な学歴ロンダリング

    「ロンダリング話法」ですね。

小保方晴子の早稲田理工学部もAO系入試

  武藤貴也の外語大ペルシャ語から京大公共政策大学院にいたっては

    受験資格を詐称しています

    この三人どこか気味の悪い顔も似ているのですが

       AO入試と大学院が学歴ロンダリングの「巣窟」というか

  「金城湯池」そのものになっています。。。。

 


10. 2016年3月10日 14:27:42 : cfEXT28DzY : wP4v2C9Cl60[240]
AO系入試って何だと思ったら、筆記試験無しの、推薦入学みたいなものか?
要するに先生の前だけで良い子して、先生の受けが良ければ受かっちゃうってアレか?
学科試験の結果で合否が決まる一般入試とは異なり、内申書、活動報告書、学習計画書、志望理由書、面接、小論文などだけで合否が決まっちゃうってあれ?

転載
同様の選抜方式が一律にAO入試と称されている訳ではなく、自己推薦入試(AO入試内申書、活動報告書、学習計画書、志望理由書、面接、小論文とは別に自己推薦入試という名前の入試が存在する大学もある)、公募推薦入試、一芸入試等[1]、各学校、各課により名称は様々である。

一部の学部(主に医学部・歯学部・薬学部等)においては、大学入試センター試験または大学独自の個別筆記試験を課すことがある。例えば、長崎大学医学部医学科の2012年度AO入試では、センター試験で80%以上の点数を取っていなければ合否の選抜対象に入らない。
転載おわり

しかしここが大事!
本当に人の命にもかかわる大事な試験はやっぱりOAだけじゃダメらしい。
ま、適当でも別にかまわないような学部なら、大学の経営の為にOAでもOK,って事で、一応格好を付けるだけの為に内申書、活動報告書、学習計画書、志望理由書、面接、小論文だけはやって、OKにするって事なのかな?



[32初期非表示理由]:担当:スレ違い

11. 2016年3月10日 15:37:52 : z50WXq7jQY : kvQJK8GYP6E[5]
リテラはずるいよ
シールズを支持するしないはともかくと中立みたいなことをいいながら
どう読んでも奥田を支持している
古市を批判したけりゃ奥田を利用しないで古市だけを批判すりゃいい

12. 2016年3月10日 22:55:10 : uLNy06BKbs : 0lnyyUHb0@0[14]
11  ↑

きみは頭が悪い上に論理の構成がわかっていないな。何で批判する方法をキミが限定した方法にしなけりゃならんのだ。

問答のやりとりだけで古市の汚いやり方・本質が如実に現れているではないか。


13. 2016年3月10日 22:59:57 : pLJKQbgA8k : lOg6h@pmVCc[2]
>>11くんはリテラの記事が奥田愛基に痛いとこ突かれる古市憲寿って構図の記事であることを頭に入ってないのかな。


14. 2016年3月11日 05:03:06 : oVTn3s7Vv2 : _LjrO7B6RcA[1]
> いや、それどころか、安倍政権と接近して以降、古市氏は著作『だから日本はズレている』で、初出時にあった稲田氏を皮肉った記述を褒め言葉に改ざんしたり、『誰も戦争を教えてくれなかった』という著作の文庫化に際して、タイトルを変更した上、歴史修正主義に寛容な言葉を付け加えたり、と明らかに政権に気を使って自分の言論を後退させている。

これか
http://lite-ra.com/i/2016/01/post-1867-entry.html
 ただ、残念ながらその可能性も極めて低いだろう。というのも、弱者に対しては空気を読まない古市くんだが、強い相手には、過剰なくらいに「空気を読む」からだ。

 その典型例が、「第2期クールジャパン推進会議」の委員に選ばれた時の自己検閲事件だ。実は、古市はその1年ほど前、「新潮45」13年11月号で政府のクールジャパン政策を批判。担当大臣の稲田がロリータファッションを披露したことを取り上げ、「世間の生暖かい視線を浴びた」と皮肉たっぷりに書いていた。

 ところが、この文章の発表後、古市は「クールジャパン推進会議」の第2期メンバーに選ばれてしまう。その後、『だから日本はズレている』(新潮新書)という本を出版、同書に「新潮45」のクールジャパン批判も収録されることになったのだが、その際に古市は「生暖かい視線」という表現を「暖かい視線」に改竄してしまったのだ。たかが一文字だがエラい違いである。稲田に気を使ったのは明白だ。

 しかも古市くん、この“自己検閲事件”について、「an・an」(マガジンハウス)14年4月16日号での朝井リョウとの連載対談のなかで、こんな開き直り発言をしていた。

「(稲田のコスプレいじりは)別に悪意はないよ。ただ、もっと似合うコスプレがあったんじゃないかなって。それに雑誌ではそう書いたけど、本にまとめた時『生』は消したから大丈夫」

「大丈夫」って……この一言を読めば古市が向いている相手が読者でなく、稲田であることがよくわかるだろう。

 こんな調子で、自民党の組織で歴史修正主義に異を唱えることなど、できるはずはないだろう。

 いや、古市はすで歴史認識についても「転向」の兆しが見えている。

 たとえば古市は、13年に『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社)という著書を刊行しているが、今年7月にそれが文庫版として再刊されるにあたり、タイトルを『誰も戦争を教えられない』と変えている。

 過去形から断定的な現在形へ。些細に見えるが、この変化は象徴的だ。

 そもそも、同書のなかで古市は、戦争そのものではなくその記憶の伝達に焦点をあて、各国の戦争博物館を訪れていく。そこから導きだされる結論は、生きた個別的な体験を戦争一般という「大きな記憶」に還元することはできないというものだった。

>>3
NHKパージ直前の堀潤が司会やってた最初期のニッポンのジレンマは凄かった
ゲストの顔ぶれは朝生でよく見る若手だったのに、司会が違うとこうも変わるかと驚いたよ
朝生では田原に邪魔されている荻上や飯田が絶好調で、田原に重用されている猪子の馬鹿っぷりがあらわになっていた


15. 2016年3月11日 08:37:52 : urwKQafeBk : g5RXmJOdphs[3]
>>14さん。

>>03です。

>NHKパージ直前の堀潤が司会やってた最初期のニッポンのジレンマは凄かった

そうだね。堀潤はフリーになっても頑張ってますしね。



16. 2016年3月11日 13:05:01 : 3VbCQUYwdw : N6p_TNO57dI[125]
おとなたちの蓄積された悪知恵を駆使すればこんなもの欲しげな若者一人転向さすのにさしたる労力は要らないってことだ。

17. 2016年3月11日 17:27:28 : z50WXq7jQY : kvQJK8GYP6E[8]
>>11>>12
ほんと阿修羅はシールズを少しでも批判すると
顔を真っ赤にして飛んでくるから嫌なんだよな

自民や民主の批判は自由なのに小沢やシールズを礼賛しなきゃいけない空気
ほんと息苦しいサイトだよ


18. アサマタロー[495] g0GDVIN9g16DjYFb 2016年3月11日 18:48:01 : RZg3uY30MQ : vweBKyxQMnw[17]
2016年02月04日 【今の日本に怒り心頭】
とくダネや朝生でロクな発言ない古市憲寿東大院生自らが絶望の国の幸福な若者の一人で誰コネか系累か数年思ってた!今回、松野頼久宛メールでWIKI検索時、男爵古市公威発見!?

追記:2016.3.11
SEALDs奥田愛基が古市憲寿との対談で本質をグサリ!「“どっちもどっち”論じゃ拮抗状態にすらならない」(リテラ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/578.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 09 日 21:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

【本稿】
とくダネや朝生TVでロクな発言しない古市憲寿東大院生?自らが『絶望の国の幸福な若者』の一人で誰コネか系累か数年思ってた!今回、松野頼久宛メールでWIKI検索時、男爵古市公威発見!?


これか?最近、交詢社紳士録が図書館でも見れなくて、今回偶然に珍しい古市姓著名人をWIKI親族欄から発見。


19. 2016年3月11日 23:32:06 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[320]
  確かにこのやりとりから見ると、奥田氏に対し「こういう行動する者が上位者の足を引っ張るのでは」的な、行動する者を出る釘として揶揄し、結果的に権威者に好都合な民衆の底下げに助力しているのが古市氏のように見える。
  これはまさしく役人の手法であり、歴代の赴任者が順送りして来た既成の秩序の維持のための、淘汰の一環ということではないか。
  既得権益の保持のため、上級まで昇れる役人は淘汰の構造を潜り抜けた者であり、上位者の意図に異議を唱えたり反論するような者は直ちに冷遇の対象となり、それを反省するか、それを見て態度を倣う者が厚遇され、出世する傾向が有る。
  古市氏は上位者から厚遇を受けるためには出る釘になってはいけない事を学んだ多くの識者の一人なのであろう。
  政財官学司法近時はマスコミも含め、網の目のように張り巡らされた既得権益保持のための秩序維持のシステムが機能している証左であろう。
  寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ、場の空気を読んで大勢に付く、を政財官学司法にマスコミのオール保守が処世術としているため、誰しもその中で屹立するのは容易では無く、辛辣な揶揄も有り次第にギブアップして行くのであり、日本社会のブラック化は、このようにして成就するのである。
  だが、出る釘は打たれるが、出過ぎれば打たれにくくなる。感性を鋭く持ち、揺るぎない信念を持つ出過ぎた釘が多くなれば、それが大勢となり、既得権益構造にも綻びが出るだろう。だが出過ぎた釘になるには、孤独を恐れず、常に学び、少なくとも自問自答を繰り返し、哲学を持つ必要がある。
  日本のトップのように、勤務外でも常に取り巻きに囲まれて休暇には仲間内でゴルフをし、料理屋で酒食を交わしている時間が多い程、思索の時間は無く視野が狭くなるのは当然であり、そうなれば政官共同で出る釘を打ちつつ、且つ懐柔を至上命題とするしか方策が無いのだろう。


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