今回はそれほどひどいデマはなかったが、率先して不安をあおったのは共産党と民進党だった。夏の参議院選挙では、共産党が候補をおろして民進党の候補を推薦する「民共合作」が行われる予定だが、このように野党が極左化するのは危険な兆候である。

共産党と歩調を合わせてパニックをあおった民進党

 最初にパニックをあおったのは、共産党だった。小池晃書記局長は4月16日、「新幹線や高速道も不通で事故が起きた場合に避難に重大な支障が生じる」として、予防的に川内原発を止めることを「真剣に検討し国民・住民の不安にこたえるべきだ」と政府に申し入れた。

 それに呼応して、民進党の江田憲司代表代行は18日の記者会見で「原発の周辺住民にとどまらず、九州地方の皆さんが大変不安に思っている」という理由で「政府に川内原発の停止を求める」という方針を表明した。

 これには「大規模な停電が発生しているときに発電を止めるのは困る」という現地からの苦情が殺到し、岡田代表は20日の安倍首相との会談では「避難計画の再検証」を求めるにとどめた。

 当然である。送電網が寸断され、火力発電所が止まって電力供給が不足している状態で、1・2号機あわせて178万キロワットの電力を止めたら、復旧作業は大きく遅れ、救える命も救えなくなる。

民主党政権の混乱が震災の被害を拡大した

 原子力規制委員会は18日、臨時会合を開いて川内原発の運転を続けることを決めた。川内原発は震源から150キロも離れており、原子炉の直下で観測された最大地震動（加速度）は最大8.6ガル。原子炉が自動停止する80ガルをはるかに下回るからだ。

 川内原発の基準地震動は620ガルと、福島第一原発の530ガルを上回る巨大地震を想定している。原発は岩盤の上に建てられており、大きな地震動を検知したら自動停止するので「予防的に止める」必要はない。

 田中俊一委員長は「科学的根拠がなければ、国民や政治家が止めてほしいと言ってもそうするつもりはない」と述べた。政治からの強い独立性を保証された委員会（三条委員会）では、委員長以外に停止命令を出す権限はないのだ。

 東日本大震災では、菅首相（当時）がヘリコプターで福島に飛んでどなり散らし、東京電力に乗り込んで「撤退したらつぶれるぞ」などと脅して、パニックを拡大した。そして法律を無視して中部電力の浜岡原発を止め、そのまま全国の原発が止まってしまった。その教訓を民進党は忘れたらしい。

「社共共闘」は共産党に乗っ取られた

 今回の地震で、幸か不幸か衆議院との同日選挙はなくなったようだが、参議院では民進党は一人区で共産党と選挙協力する方針だ。単純に今までの共産票を合計すると、野党が勝てる選挙区がかなりあるといわれる。

 しかし共産党は、その綱領で自衛隊の解散や日米安保条約の廃棄、そして天皇制の廃止を明記して「民主主義革命」を目指す党である。民進党はこんな党とどういう政策協定を結ぶのか。

 参議院選挙まであと3カ月もないのに、民共合作の政策はまったく分からない。衆議院北海道5区の補欠選挙では、写真のようにおそろいの赤いポスターが各地にたくさん貼られている。

「市民がひとつにつながれば政治は変えられる」と書いてあるが、どう変えられるのか。共産党は「戦争法廃止」と「9条守り抜く」と具体的だが、民進党は「自由、共生、未来への責任」と何のことか分からない。

 どうせ政権は取れないのだから、共産党が候補をおろす大義名分を与え、議席はすべて民進党が取ろうというつもりかも知れないが、共産党もそう甘くはない。共産党の候補を民進党が支援する選挙区も出てくるだろう。そのとき、どんなマニフェストをつくって選挙にのぞむのだろうか。

 こういう状況は、1970年代の「社共共闘」を思わせる。当時は東京都や大阪府などに革新自治体が生まれ、国政でも政権交代が実現するかと思われたが、財政破綻で挫折した。

 その原因は、労働組合に依存していた社会党より、党員数や日常活動でまさる共産党が主導権を握るようになり、財源を考えないで老人医療の無料化や老人無料パスなどのバラマキ福祉に走ったからだ。

 今の民進党も支持基盤が労働組合しかなく、党内に左右対立を抱えている点で、当時の社会党と似ている。民共合作を組むと、社共共闘のように共産党に主導権を取られて極左化し、全滅するおそれが強い。

 民進党は上のポスターのように具体的な政策をほとんど出せず、政党としての体をなしていない。少なくとも憲法を改正すべきだと考える議員は、離党して政策の柱を明確にすべきだ。今度の参院選がそういう民進党の「リセット」の機会になれば、それも長い目で見るといいかも知れない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46676

>>東日本大震災のときは「原発が核爆発する」といったデマが流されてパニックが起こり、その後遺症からいまだに立ち直れない。

菅首相（当時）がヘリコプターで福島に飛んでどなり散らし？たり、、東京電力本社の『名ばかり小田原評定対策室』に乗り込まなかったら、確実に「原発は爆発」していた。
菅が乗り込む前に東電殺人会社は「原発施設全員撤退」を決めてたからネ！

>>送電網が寸断され、火力発電所が止まって電力供給が不足している状態で、1・2号機あわせて178万キロワットの電力を止めたら、復旧作業は大きく遅れ、救える命も救えなくなる。

は〜ぁアンタ自分のコメ解ってる？
送電線が寸断されって事は、発電しても現地に『電源供給』出来ないんだヨ！
今、現地に『電源供給』するなら全国の「自家発電車」を緊急に集め熊本に輸送する事、それが出来るのは『政府』しかないんだヨ！
このキチガイ安倍政権は、素人でも解るはずの対策もやってない！本当の「役立たず・口先政権」だ！、そして政権幹部は安全な「東京」で明るく・楽しい「パーティー」三昧に現を抜かす。
九州では「電力」余ってんだヨ、主力工場（大半は工場内に大規模自家発電設備を保有）は部品が届かず操業停止してるし、北九州市には九電に「大規模売電」してる製鉄所が在り「無傷で２４時間発電」してるの「博識」のアンタ知らないの？それとも知ってるが「川内原発稼動」の妨げになるからスルー？

>>東京都や大阪府などに革新自治体が生まれ、国政でも政権交代が実現するかと思われたが、財政破綻で挫折した。

革新自治体が生まれたから財政破綻？
じゃ〜何で石原・橋ゲの時は更に財政悪化したの？
橋ゲなどはその財政悪化隠すため「都構想詐欺」までやった。

革新自治体が挫折？したのは「自民党政権」の兵糧攻めと連動した「大手マスコミ、主に読売・産経」のパッシングデマ記事ってことは、ネットやってる者なら「常識」だヨ。

>>民進党は上のポスターのように具体的な政策をほとんど出せず、政党としての体をなしていない。

じゃ〜３年前の自民党ポスター見たいに「TPP断固反対」「日本をトリモロス」的な「嘘っぱち」政策だったらアンタ「満足」するの？

>>少なくとも憲法を改正すべきだと考える議員は、離党して政策の柱を明確にすべきだ。

この意見には賛同するネ！
いま「民進党」内部がゴタゴタしてるのは「隠れ自民党」「寝返り議員」がいるから！
つまりアンタみたいに良識ぶって実は「セコイ工作所」からの涙銭欲しさにコメ売ってる・打ってる目先利権大好き犬畜生が「民進党」の中に隠れ潜んで分裂工作している。（北海道に生息する鈴木って云うオツムがススキの輩と同様）
早くこやつら達を追い出して「儲かる戦争」目的の憲法改悪を阻止しよう！。

大体なんで最初から、原発のすぐ隣に火力発電所を造るんだよ！
原発と火力発電所はせめて30キロは離して造るべきだったろうがっ！
素人が考えてもそんな事は当たり前だろ。
わざとじゃなけりゃ、そんなバカな事は普通しないよ！

「原発が爆発する時は、火力も使わせるもんか！」って事ですか？自民党さん！