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オバマ広島訪問 「核なき世界」という欺瞞の狂騒()
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/738.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 28 日 00:06:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



オバマ広島訪問 「核なき世界」という欺瞞の狂騒
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182289
2016年5月27日 日刊ゲンダイ 文字お越し



茶番もいい加減にしろ!(C)AP


 米国が人類史上初の無差別大量虐殺兵器である「原子爆弾」を広島、長崎両市に投下してから71年。市民約35万人(当時)のうち、たった4カ月間で14万人もの命が奪われた広島市を27日午後、オバマ大統領が現職の米大統領として初めて訪問する。


 公表されている予定だと、オバマは伊勢志摩サミットの午後のセッションを終えた後、安倍首相と一緒に広島市入り。広島、長崎の両県知事、市長らと被爆者数人が立ち会う中、平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花し、声明を発表する。


 25日夜の日米首脳会談で、広島訪問について「『核なき世界』へのビジョンを再確認したい」と語ったオバマ。これに対し、安倍も「核兵器のない世界への力になると確信している」と応じていたが、これぞ大いなる欺瞞、「茶番劇」というものだ。


 オバマは2009年4月、チェコの首都プラハで行った演説で「核なき世界を目指す」と宣言。原爆を投下した当事国として「核廃絶へ行動する道義的責任」にまで踏み込んだ。ロシアとともに半世紀以上、核開発を主導してきた米国の大幅な方針転換を期待した世界は拍手喝采。オバマはノーベル平和賞を受賞したが、あれから7年経つのに「核大国」の姿は何ら変わっていないのが実情だ。


■米国は「力の象徴」の核兵器を絶対に放棄しない


 プラハ演説後もオバマ政権は核爆発を伴わない「臨界前核実験」を続行。新型核兵器の開発にも力を入れ、今年、核攻撃型巡航ミサイル・トマホークの後継とされる新型長距離巡航ミサイル「LRSO」の開発といった「核戦力の更新」に対し、今後30年で1兆ドル(約110兆円)を投じる予算も承認した。今月中旬にスイスで開かれた国連の核軍縮作業部会では、米国はメキシコなどの非核保有国が求めた核兵器禁止条約の制定に反対し、会議をボイコット。米国科学者連盟によると、使用可能な核弾頭はいまだに4700発も保有している。こんな状況でオバマは「核なき世界を目指す」とは、よくぞ言ったものだ。元外交官で広島平和研究所長などを務めた政治学者の浅井基文氏は毎日新聞でこう言っていた。


〈米政権にとって『核のない世界』はあくまでビジョンに過ぎない。日本の政権にとっても『核の傘』は同盟関係の基軸だ。オバマ氏の広島訪問が核兵器廃絶の第一歩となるとの期待は幻想で、核兵器の堅持を前提としたセレモニーに過ぎない〉


〈オバマ氏の来訪を無条件に歓迎することは、日米両政府の核政策を全面的に受け入れるという意味に他ならず、日本外交における『お飾り』の役割に徹するということだ〉


 米国は「力の象徴」である核兵器を絶対に捨てないし、捨てるつもりもない。今も米国民の6割近くが、広島、長崎の原爆投下を「正しかった」と答えている中で、残り任期8カ月となったレームダック(死に体)のオバマ政権が「核なき世界」を実現できるはずがないのだ。あらためて浅井氏はこう言った。


「オバマ大統領の広島訪問の目的は、あくまで日米同盟の強化です。日本の核廃絶運動の中核ともいうべき広島、長崎という『トゲ』を取り除きに来るわけです。『核廃絶』や『核なき世界を目指す』というのは、単にメディアが報じているだけ。私には理解不能です」


 広島訪問で「謝罪はしない」というオバマ。これでは核廃絶のメッセージどころか、再び米国が核兵器を使う可能性を認めたのも同然である。



広島もいい迷惑だ(C)AP


サミットの「ついで訪問」の無意味


 新聞テレビは、オバマの広島訪問を「歴史的」と大々的に報じているが、訪問といってもサミット終了後のスケジュールはバタバタだ。おそらく慰霊碑に献花して原爆資料館を見学すれば滞在時間は1〜2時間程度だろう。そんな「ついで」訪問に一体、どれだけの価値があるというのか。


「オバマ大統領の広島訪問は、2000年に当時のクリントン大統領が沖縄を訪問した状況とソックリです。あの時も名護市で開かれた沖縄サミットの時で、72年の本土返還後初となる米大統領来県に国内世論は沸きました。当時の稲嶺恵一沖縄県知事は基地負担の軽減を直訴し、クリントン大統領は『できることは全力でやる』と応じていた。しかし、オバマ大統領と同じで任期最後だったクリントン大統領は具体的に動くこともなく、そのまま進展なし。結局、16年経った今も基地問題は解決されていません」(沖縄県地元紙記者)


 要するに今回のオバマの広島訪問も、クリントンの沖縄訪問と同じ展開になる。そんな「偽善セレモニー」に付き合わされる地元の首長や被爆者はいい迷惑だ。それなのに安倍政権は「核廃絶のチャンス」などとウソ八百を並べ立てて喧伝しているから許せない。


■米国の顔色をうかがう安倍政権も核廃絶ヤル気ナシ


 そもそも「唯一の戦争被爆国」であり、非核三原則を掲げる日本は、オバマ以上に世界に向けて強い「核廃絶」の発信力を持っているはずだ。ところが、「核の傘下」を意識している政府は4月、「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用を禁止しているわけではない」と、この三原則を“無視”する仰天の答弁書を決定。スイスの核軍縮作業部会でも米国の顔色をうかがい核兵器禁止条約に賛同しなかった。


 安倍自身も02年5月に早大で開かれたシンポジウムで「憲法上は原子力爆弾だって問題はない。小型であれば」と発言しているから、オバマと同様、表向きは核廃絶を訴えているものの、本気で取り組む気なんてサラサラないのだ。にもかかわらず、安倍政権もメディアもオバマの広島訪問にバカ騒ぎしているからどうかしている。ノンフィクション作家の保阪正康氏はこう言った。


「今も核を保有し、核大国である米国が『核廃絶』をできないことは日本政府、国民も分かり切っている。それなのにオバマ大統領がなぜ、廃絶を訴えて広島を訪れるのか。それは『歴史的』という表層的な話ではない。米国は米国なりの複雑で奥深い戦略を持っているのであって、メディアも広島訪問について、もっと多面的に分析して報じるべきです」


 前出の浅井氏も毎日新聞でこう言っていた。


〈広島は、戦争加害国としての日本の責任を正面から受け止めると同時に、無差別大量殺害兵器である原爆を投下した米国の責任を問いただす立場を放棄してはならない。そうすることによってのみ、核兵器廃絶に向けた人類の歩みの先頭に立ち続けることができるだろう〉


 米国は安倍政権が忌み嫌う「押しつけ憲法」の“張本人”である。その米国トップの広島訪問を「戦後レジームからの脱却」を訴えている安倍が大ハシャギで迎える姿は滑稽というより他ない。世界からみれば、日本は米国の原爆投下を「是認」したと見られても不思議じゃないだろう。薄っぺらな政治屋と亡国官僚がこの国を狂わせているのである。


 

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コメント
 
1. 2016年5月28日 00:17:29 : LCzDejXp5w : YrgeWb65504[10]
自国の軍需企業の正門前でスピーチすればいいものを
この腰抜け大統領は日本まで逃げて来たワケだ。
これを日本語で「負け犬の遠吠え」という。

2. 2016年5月28日 00:21:13 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3406]
オバマが訪広することで財界の我儘ぶりに歯止めがかかる。敢えて無意味な訪問に利点があるとすればそのことくらい。キャロライン・ケネディの駐日大使就任時といい、喜ぶのはメディアと官僚だけ。極右メディアも左派の活動家も盲目的には歓迎していない。

3. 2016年5月28日 00:44:46 : iWkDkQhXxg : w2vcAwSeRjw[109]
征服の 証とオバマ 高笑い

4. 2016年5月28日 01:20:20 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-85]
国会の腰抜け政治屋どもには 核武装の議論など とてもとても できん
ならば きみたつ 阿修羅あたりで核武装議論やったらどうか


[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理
5. 2016年5月28日 01:55:38 : c4SwmCzpuI : 6w_6WOznRM8[2]
セレモニー チャバン

6. 2016年5月28日 03:12:09 : hiI4ItaBHI : 8aGoCFOLppk[3]
まぁ口汚くオバマを罵っても逆効果になるから
「広島訪問は一歩、それにしても自分の手柄のよう吹聴している安倍はなんてセコいんだろう。 
 都合の悪いときは部下に押し付けて隠れるくせに、成功したときは手柄を横取りして目立とうとする悪い上司の見本みたいだ」という
スタンスて軽く流しておくのがよいかと

7. 2016年7月11日 23:54:53 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-9286]
2016年7月11日(月)
主張
2016世界大会
核兵器禁止条約いよいよ焦点

 アジア・太平洋戦争が終わりに近い1945年8月、アメリカが広島と長崎に原爆を投下してから、間もなく71年を迎えます。今年も、犠牲者を追悼する行事とともに、原水爆禁止2016年世界大会が広島(国際会議8月2〜4日、大会4〜6日)、長崎(大会8〜9日)で開かれます。5月にアメリカのオバマ大統領が原爆投下国の大統領として初めて被爆地・広島を訪問しました。多くの人々が「核兵器のない世界」への前進を期待しています。目前に迫った世界大会が、核兵器の廃絶へどのような展望を示すのか注目されます。
本格的な議論が始まる

 いま核兵器をめぐる国際的な焦点は、核兵器を禁止し、廃絶する核兵器禁止条約の実現です。この点では今年に入って、重要な発展がありました。核兵器禁止条約についての本格的な議論が、国連の中で始まったのです。

 国連総会ではこの20年間、核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議が加盟国の7割を超える賛成で採択され続けてきました。ただ、核保有国が反対するなかで、具体的な内容についての議論はすすんでいません。非核保有国は昨年の国連総会で「核兵器のない世界」を実現する具体的な方法を議論する作業部会を提案し、約70カ国がスイスのジュネーブに集まり討論が開始されました。国連として初めて核兵器禁止条約を議論する、画期的な会議です。

 作業部会では、核兵器禁止条約のいくつかの案が示され、保有・備蓄・使用・実験など、禁止すべき内容も議論されました。17年に禁止条約を交渉する会議を開くことも提案されました。報告は8月にまとめられ、国連総会に提出されます。こうした流れに強く反対しているのが、米英仏ロ中の核保有五大国です。作業部会もボイコットしています。

 アメリカのフランク・ローズ国務次官補は1日、核兵器禁止条約は「軍縮と安全保障上の考慮を切り離してしまう」と反対の立場をあらためて表明しました。「安全保障上の考慮」とは、核兵器は必要だという「核抑止力」論にほかなりません。

 広島を訪問したオバマ大統領は平和記念公園での演説で、「核を保有する国々は、勇気を持って恐怖の論理から逃れ、核兵器なき世界を追求しなければならない」とのべました。その言葉に誠実であるならば、核兵器で他国を脅す「核抑止力」論を放棄し、核兵器全面禁止・廃絶のための具体的な行動に足をふみだすべきです。

 日本政府は国連総会で、核兵器禁止条約を求める決議に棄権を続けています。先の作業部会でも、「『段階的なアプローチ』が現実的だ」などと、核兵器廃絶を先送りする主張をし、禁止条約を求める多数の声に背を向けました。核保有国の代弁者ともいうべき、この態度をあらためさせることは、日本の運動の国際的な責務です。
被爆者の訴えにこたえて

 4月に発表された「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」が全国でとりくまれています。「核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求め(る)」署名運動を国内外で大きく発展させるとともに、原水爆禁止世界大会を成功させることは、核兵器禁止条約への扉を開く重要な貢献となるでしょう。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-11/2016071101_05_1.html


8. 2016年7月17日 11:43:28 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-9177]
2016年7月17日(日)
核兵器禁止条約 求めます
ヒバクシャ国際署名訴え 「石川の会」街頭宣伝

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-17/2016071701_02_1.jpg
(写真)ヒバクシャ国際署名をよびかける各団体代表によるリレートーク=16日、金沢市内

 石川県内の幅広い団体で結成された「ヒバクシャ国際署名をすすめる石川の会」は16日、初めての街頭署名行動を金沢市内でおこないました。「石川県原爆被災者友の会」と書かれたタスキをかけた西本多美子会長や被爆2世、石川県原水協の代表など各団体の代表がリレートークし、「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)への協力を訴えました。

 「ヒバクシャ国際署名運動のスタート宣伝です。被爆者は、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求めます」と訴えたのは、友の会の池田治夫事務局長です。

 西本会長は「広島で4歳のときに被爆しました。世界にむけて『ふたたび被爆者をつくるな』と訴えつづけてきました。平均年齢が80歳を超えた私たち被爆者は、世界中の誰もが生き地獄を体験しないよう、生きている間になんとしても核兵器のない世界を実現したいと思っています。一人ずつ名前を書くことが、巨大な国際世論になり、核保有国を追い詰めます」と訴えました。

 病院の内科医、横山加奈子さんは「オバマ米大統領も被爆地・広島に来ました。たくさんの思いを、目に見える形にして、世界に示しましょう」と呼びかけました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-17/2016071701_02_1.html


9. 2016年7月18日 11:07:45 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-9167]
2016年7月18日(月)
海外代表 22カ国から
原水爆禁止16年世界大会に参加

 8月2日から9日まで、被爆地の広島、長崎両市で開かれる原水爆禁止2016年世界大会(同実行委員会主催)には、政府代表や海外の反核平和運動の代表ら、22カ国から65人が参加する予定です。

 国連の作業部会など国際政治の焦点となっている核兵器禁止条約をめぐる最新情報について、出席する元国連軍縮問題担当上級代表のセルジオ・ドゥアルテ氏らとともに熱く議論します。同氏は上級代表として2008年から4年連続で世界大会に参加。05年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では議長を務めました。

 禁止条約の交渉開始を求める国際世論をリードする国々からは、メキシコ、マレーシア、ベネズエラの駐日大使、次席大使が政府代表として参加します。

 被爆70年の昨年に続き、ことしも被爆者を中心にした特別企画があります。核保有国のアメリカとイギリス、「核の傘」に依存する国のオランダ、スペイン、韓国から、それぞれ代表が参加します。核兵器禁止・廃絶のカギをにぎるのは、日本やこれらの国々の運動です。「核兵器を禁止し、廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求め」る「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)を前進させる国際的な交流の場となります。

 ロシア、韓国、リトアニア、マーシャル諸島から核被害者が参加し、核兵器の非人道性を訴えます。

 日本でのねばりづよい運動から学ぼうと、中東各国から約10人の教員が参加します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-18/2016071801_02_1.html


10. 2016年7月25日 11:09:04 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-9021]
2016年7月25日(月)
原水爆禁止16年世界大会
若者参加へ取り組み急ピッチ
バスツアーや“折り鶴宣伝”

 被爆地・広島、長崎の両市で開かれる原水爆禁止2016年世界大会まで1週間。戦争法廃止のたたかいに立ち上がった学生らにも呼びかけて、若い世代に参加してもらう取り組みが急ピッチで進んでいます。

 東京では、夏休み中の学生に呼びかけたバスツアーを準備中。40人から参加するとの返事が寄せられています。長野では、2年ぶりに青年学生ツアーを企画。上伊那地域では15人を目標に参加を募っています。

 愛知の若者が静岡、三重の青年学生に呼びかけた東海3県バスツアーは40人が目標です。戦争法廃止のたたかいに参加した大学生が参加します。兵庫では、学生のほかに“国際青年リレー”のたすきをかけて国民平和大行進を歩いた青年が参加します。

 高校生も参加します。大阪では、高校生平和サークル「たこやきからピース」が、被爆者の体験を聞く会や、折り鶴と「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)を呼びかける“折り鶴宣伝”を地元で行ってから世界大会に参加します。
大会の企画に青年交流集会

 原水爆禁止世界大会では、若い世代が企画・運営する「核兵器なくそう青年交流集会」が8月4日に広島市で開かれます。日本被団協の田中煕巳(てるみ)事務局長が被爆体験を語りながら、ヒバクシャ国際署名の意義を訴えます。次代を担う若い世代が被爆の実相を語ることをひき継ぎながら、「核兵器のない世界」を実現させようと交流します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-25/2016072501_07_1.html


11. 2016年8月03日 12:03:53 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8858]
2016年8月3日(水)
核兵器のない世界へ 数億の「ヒバクシャ国際署名」を
原水爆禁止世界大会国際会議始まる

 「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに、原水爆禁止2016年世界大会の国際会議が2日、被爆71年を迎える広島市内で始まりました。国際政治の場で核兵器廃絶への機運が生まれ、新たなヒバクシャ国際署名も呼びかけられる中で、被爆者、国連や政府の代表、国内外の平和活動家が運動を交流し、討論します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-03/2016080301_01_1.jpg
(写真)「核兵器のない平和で公正な世界のために」と開かれた原水爆禁止2016年世界大会国際会議の開会総会=2日、広島市南区

 開会総会の主催者あいさつで、世界大会実行委員会の野口邦和・運営委員会代表は、粘り強い運動の成果が実り、「核兵器のない世界の実現へ大きな転機」が来ていると指摘。国連の場で「圧倒的多数の国が、核兵器を法的に禁止・廃絶する交渉を速やかに開始すべきだと主張している」もとで「世界各国での世論と運動の高揚が必要だ」と強調しました。

 長崎で被爆した日本被団協の木戸季市(すえいち)事務局次長は、自らの体験を語りながら、「核戦争起こすな、核兵器なくせ、原爆被害への国家補償の願いが実ったとき、被爆者は初めて平和の礎として生きることができ、死者は安らかに眠ることができる」とのべました。平均年齢80歳を超えた被爆者が今年提唱した「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)を世界で数億集めようと呼びかけました。

 特別報告を行ったセルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表は、世界は核兵器をめぐる岐路にあるとし、「核兵器に依存して自国の安全保障を図ろうとする者に立ち向かおう」と呼びかけました。

 第1セッションでは、広島・長崎の原爆被害、核兵器の非人道性などをテーマに、日本と韓国の被爆者、ビキニ核実験の被害を受けたマーシャル諸島の代表、ロシア国内の核実験・核兵器製造の被害者、チェルノブイリ原発事故で被災者を出したリトアニアの代表らが発言しました。

 第2セッションは「平和運動と市民社会の役割」などをテーマに、米、英、オランダの代表が、日本の参加者と交流。日本共産党の緒方靖夫副委員長が発言しました。

 世界大会には、政府・国際機関代表を含む28カ国92人が参加を予定しています。
国連軍縮上級代表 世界大会に出席へ

 国連軍縮問題担当上級代表のキム・ウォンス氏が6日の原水爆禁止世界大会のヒロシマデー集会に参加し、あいさつします。昨年に続く2度目の参加です。

 キム氏は、今年2月以来ジュネーブで開かれてきた、核兵器を禁止する「法的措置」を議論する作業部会で重要な役割を果たしてきました。韓国出身の外交官で、昨年6月に上級代表に就任しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-03/2016080301_01_1.html

2016年8月3日(水)
原水爆禁止世界大会 国際会議
妨害はねのけ署名広げ核兵器廃絶の世論大きく
緒方副委員長の発言

 2日、広島市で開かれた原水爆禁止2016年世界大会国際会議で、日本共産党の緒方靖夫副委員長(世界大会議長団)が発言しました。その要旨を紹介します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-03/2016080302_02_0.jpg
(写真)発言する緒方靖夫氏=2日、広島市南区

 2月22日は歴史に残る日でした。その日、核兵器廃絶のための法的措置に関する国連総会オープンエンド作業部会が開始されただけでなく、日本被団協の藤森俊希氏が会議で演説をしたのです。続く5月には、同じく和田征子氏が「核兵器を禁止し、廃絶する条約締結をすべての国に求めます」と訴え、大きな拍手に包まれました。

 この会議は、昨年12月の国連総会が採択した「核兵器のない世界を達成し維持するために妥結される必要のある具体的かつ効果的な法的措置」に「実質的に取り組む」とした決議に基づくものです。

 ついに国連の舞台で核兵器廃絶の条約化にむけた議論が公式に開始されたのです。底流にあるのは広島、長崎が示す「核兵器の非人道性」です。原水爆禁止世界大会や被爆者の訴えが実に大きな役割を果たしています。

 こうした過程で、核兵器廃絶をめぐる国際的な構図が明瞭になっています。核不拡散条約(NPT)加盟国の7割は核兵器の非人道性を強調し、禁止・廃絶のための法的枠組みをつくることに賛同している一方で、NPT体制の下で核兵器保有の特権を持つ5カ国、米国、ロシア、英国、フランス、中国(P5)は、共同歩調を強め、この流れに敵対する姿勢をいっそう強めています。

 P5は「ステップ・バイ・ステップのアプローチが唯一実際的」、「世界の戦略的な安全保障に影響する」などと主張し、当面はおろか将来も核兵器廃絶に反対しています。「核兵器国の参加しない法的文書では核兵器廃絶はない」と作業部会参加国や運動を恫喝(どうかつ)しています。

 オバマ米大統領の広島訪問が歓迎されたように、被爆地で被爆の現実を知っていただくことは特別の意義を持っています。しかし、世界の指導者の被爆地訪問について「侵略国なのに被害国のようにみえる」と強く反対する国があります。

 これは間違っています。原爆投下により犠牲になったのは侵略者ではなく、国民であり、人類的災害でした。訪問を通じて、人類史上初の惨害を二度と起こしてはならないと促すのは当然です。

 日本政府は、同作業部会の設置決議に棄権しながら、会議には参加し、P5の代弁者として議論を妨害し、“被爆国日本”を掲げて恥ずべき役柄を演じています。

 妨害をはねのけ、核兵器廃絶の道を切り拓くために、本国際会議が提起している被団協の国際署名をひろげ、「核兵器を禁止し、廃絶する条約」を求める世論を大きく発展させましょう。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-03/2016080302_02_0.html


12. 2016年8月05日 12:22:55 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8811]
2016年8月5日(金)
核兵器禁止条約を要請
国際会議宣言 国連作業部会に送付

 広島市内で開かれていた原水爆禁止2016年世界大会・国際会議は4日午前、閉会総会を開き、「国際会議宣言」を採択しました。「国際会議宣言」は、5日から19日までスイスのジュネーブで開かれる核兵器を禁止・廃絶する条約に関する国連作業部会に送付されました。

 「国際会議宣言」は、「いま『核兵器のない世界』への扉を開こうとする新たな動きがうまれている。核兵器を禁止し、廃絶する条約についての実質的な議論が、国連ではじまったのである」と強調。

 「作業部会は、核兵器禁止条約の内容や2017年の条約交渉の会議開催なども提案される画期的な会議となった」と評価し、「我々(われわれ)は、作業部会が今秋の国連総会に対して、核兵器禁止・廃絶の条約の交渉開始をふくむ具体的な勧告を行うことを要請する」としています。

 「核保有国とこれに追随する同盟国の姿勢が、『核兵器のない世界』へのもっとも大きな障害」だと批判。「交渉開始と締結を求める世論と運動を強めることに全力をつくさなければならない」と指摘。世界で数億人を目標とした「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)をはじめとした行動などを、国連核兵器廃絶デー(9月26日)や、国連軍縮週間(10月24日から)を節目に、発展させようと呼びかけています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-05/2016080501_02_1.html


13. 2016年8月05日 12:24:57 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8810]
2016年8月5日(金)
ヒロシマから世界へ ヒバクシャ国際署名推進を
原水爆禁止世界大会 広島で開会総会

 「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに原水爆禁止2016年世界大会・広島開会総会が4日、広島市内で開かれ、4500人(主催者発表)が集いました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-05/2016080501_01_1.jpg
(写真)原水爆禁止2016年世界大会の開会総会に参加する人たち=4日、広島市中区

 開会宣言した全労連の小田川義和議長は、国連の場で核兵器廃絶のための法的措置に向けた論議が始まったのは、被爆者のたたかいと世界大会がつくりだした到達点だと指摘。「ヒバクシャ国際署名は核兵器固執勢力を世論の力で追い詰める最重要の取り組みだ」と訴えました。冨田宏治国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)が主催者報告しました。

 日本被団協の岩佐幹三代表委員、市民連合の長尾詩子さんが来賓あいさつ。参院選山口選挙区の野党統一候補だった纐纈厚さんらがリレートークしました。

 「ヒロシマから世界へ 被爆地からの訴え」として広島の被爆者7団体代表が国際署名に共同して取り組む活動を披露すると大きな拍手が起きました。数百万の署名を目標とするとしたベトナム平和委員会のブイ・リエン・フオン事務長がすでに集めた8万の署名目録を岩佐さんと被爆者代表に手渡しました。

 セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表は「みなさんは素晴らしい仕事をしている。核廃絶への決意を持ってぜひたたかい続けてほしい」と激励しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-05/2016080501_01_1.html



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