★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK210 > 124.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
戦前日本(大日本帝国)の立憲主義と天皇大権:「小学校から入り直せ!」とのコメントを書かれた48gVEZrLWMさんへ
http://www.asyura2.com/16/senkyo210/msg/124.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 7 月 24 日 17:18:33: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


「1941決意なき開戦 堀田江理著 真珠湾攻撃までの道のり描く:正統的な政治学や歴史学では解けない対米開戦の理由」
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/954.html

のコメント欄1.のコメントに対するレスポンスです。

【引用】

「1. 2016年7月24日 08:29:16 : 48gVEZrLWM : k8A4ogJVNqw[2]

誰が書いたか知らないが、最初のコメントがバカすぎて話にならない。
軍幹部が対米戦に引きずり込んだ事実はない、むしろ逆で反対していた。
開戦を煽ったのはマスコミだ。
昭和天皇が無能?
バカもここまでくると犯罪だ。
立憲君主が政治に口出しできないことも知らないのか。
小学校から入り直せ!」

【コメント】

 最初に、「昭和天皇が無能?バカもここまでくると犯罪だ。立憲君主が政治に口出しできないことも知らないのか。小学校から入り直せ!」について:

 まず、立憲主義とは、統治機関の権限及び行為の大枠が憲法で規定されているという考え方及び統治形態であり、元首ないし政府が、具体的にどのような(どこまでの)統治権限を保有しているかということに直接は関わっていません。

 ですから、貴殿の「立憲君主が政治に口出しできないことも知らないのか。」という指摘は、まったくデタラメな批判ということになります。

 立憲君主は、政治に口出しするとき、できる範囲や方法が憲法で規定されているというだけのことです。

 それを示しているのが、大日本帝国憲法であり、「第1条大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」としながら、「第4条天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ」と立憲主義をうたっています。

 戦前日本の天皇を立憲主義的に規定する大日本帝国憲法は、協賛や輔弼を受けながらも、立法権・行政権・軍事権が基本的に天皇にあるとしています。

 今回のテーマである軍事及び戦争についても、

「第11条天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス

第12条天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム

第13条天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス」

と、大日本帝国憲法は天皇が絶対的な権限を有していることを明らかにしています。


 次に、「軍幹部が対米戦に引きずり込んだ事実はない、むしろ逆で反対していた。
開戦を煽ったのはマスコミだ。」について:

 東條英機氏も対米戦には消極的だったように、米英と通じていない軍幹部は勝ち目のない対米戦には消極的(反対というより消極的というのがあたっている)だったと言えます。
 とりわけ、陸軍は、対米戦は海軍の役割と考えていたので、軍機構としては中心的存在ありながら、海軍が決する問題という愚かな気分をもっていました。

 マスコミが、中国での戦争を煽り、対日移民規制から醸成されていた反米意識と思うように進まない日米交渉のため、アメリカ憎しという感情を煽っていたこともまちがいありません。

 しかし、マスコミには国策を決定する権限はないのです。

 もしも、天皇・参謀本部・軍令部・内閣が、マスコミやマスコミに煽られた国民感情に左右されて対米開戦を決めたとしたら、それこそ、無能・無責任の極みではありませんか?

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年7月24日 18:03:06 : ko7D6voqkE : MqUbGQI7@3Y[12]
> 「1941決意なき開戦 堀田江理著 真珠湾攻撃までの道のり描く:正統的な政治学や歴史学では解けない対米開戦の理由」
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/954.html
のコメント欄1.のコメントに対するレスポンスです

当方のコメント>>7 に対するレスポンスがありません。
当方のコメントの文章を理解できなかったのですか?
もし、理解できなかったのならば、「小学校から入り直せ!」と云わせて頂きます。

> もしも、天皇・参謀本部・軍令部・内閣が、マスコミやマスコミに煽られた国民感情に左右されて対米開戦を決めたとしたら、それこそ、無能・無責任の極みではありませんか?

天皇・参謀本部・軍令部・内閣が、マスコミやマスコミに煽られた国民感情に左右されて対米開戦を決めたとの主張は聞いたことがありません。
前回に書いたように、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」フランクリン・ルーズベルト第32代大統領によって、日本は戦争へ追い込まれたのです。

ルーズベルト大統領が対日宣戦布告を議会に提出したときに、最初に賛成演説を行ったハミルトン フィッシュ議員は、自分はルーズベルト大統領に騙された、ルーズベルトの方に開戦責任がある、と主張したのが下の本[註]です。
堀田江理も理解できないのかもしれません。小学校を卒業し直したら理解できるでしょう。

[註] ルーズベルトの開戦責任: 大統領が最も恐れた男の証言 単行本 – 2014/9/11
ハミルトン フィッシュ (著), Hamilton Fish (原著), & 1 その他
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E9%96%8B%E6%88%A6%E8%B2%AC%E4%BB%BB-%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%8C%E6%9C%80%E3%82%82%E6%81%90%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%AE%E8%A8%BC%E8%A8%80-%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5/dp/4794220626
トップカスタマーレビュー
大東亜戦争の開戦の真実が分かる。 投稿者 真実真理 トップ500レビュアー 投稿日 2014/10/25
1941年11月26日ルーズベルトは、日本に、日本軍及び警察のインドシナ、中国( 満洲を含む) からの即時全面撤退を要求した最後通牒( ハルノート) を突き付けた。ルーズベルトは、この文書が最後通牒の性格を有することを認識していた。日本がこの挑発に乗らなければ、さらなる第2の最後通牒を発することを検討していた。国務長官スチムソンは、日本が挑発に乗らなければ、米国から戦争を仕掛けるべきと大統領に進言していた。日本を挑発し、英国を支援し、欧州戦争に裏口から参戦するためであった。
米国からの最後通牒により、日本は、自殺するか、降伏するか、さもなくば戦うかの選択しか残されていなかった。この最後通牒は、米国議会、米国民には、全く、知らされていなかった
---
ハミルトン・フィッシュは、フランクリン・ルーズベルト(FDR)と同じオランダ系のWASPであり、共和党の有力政治家としてFDRのライバルであった政治家である。欧州戦線への参戦に反対し続けた彼は、「日本の真珠湾攻撃」の報に接し、それまでの非介入主義を一転させ、ルーズベルトの「開戦演説」を強力に支持する議会スピーチを行った。
しかし、FDRの死と大戦終了後、彼は、FDRがいかに執拗にヨーロッパに参戦をもくろみ、日本には経済封鎖と最後通牒たる「ハルノート」を突きつけて真珠湾攻撃に至らしめたのかを知り、騙されたことに臍を噛んだ。
本書は、1976年、アメリカ建国200年の年に、そして「FDRのヤルタ」が招いたベトナム戦争の敗北の翌年に、書かれた。著者は、当時、既に87歳であり、自身が政治家として知り得た真実を書き残す義務を果たそうとしたものと思われる。


2. 2016年7月24日 19:50:32 : r3BgCZTnjU : nTbuwacXuIs[4]
まずは明治憲法がどういう経緯でできたかを1は理解した方が良い。

西欧的な立憲制を目指す方向と天皇親裁を基本と考える国体派(岩倉具視など)の
妥協でできたのが明治憲法。
だから完全は(西欧的な意味での)立憲君主制とはいえないのが現実だ。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK210掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK210掲示板  
次へ