テロを防ぐためとして、警察がイスラム教徒の生活を監視する――。世界でテロが相次ぐいま、こうした捜査手法をめぐり、国内外で異なる司法判断が出た。判断はなぜ割れたのか？

　■最高裁が合憲判断

　「上告を棄却する」。最高裁は５月３１日付で、監視捜査を「合憲」とする決定を出した。

　警視庁から監視を受けた日本のイスラム教徒らが「宗教を理由に監視するのは宗教差別。憲法違反だ」と訴えていたが、最高裁は主張を退けたのだった。

　２０１０年、日本で暮らすイスラム教徒の個人情報などが書かれた警視庁の内部文書１１４点が、ネット上に漏洩（ろうえい）した。名前や写真、住所、勤務先、交友関係……。個人情報が１人ずつ履歴書風にまとめられ、尾行記録もあった。警察がテロ防止の名目で、イスラム教徒であることを理由に監視していたことが発覚した。

　監視されていたイスラム教徒のうち１７人が東京都などを提訴。東京地裁・高裁は「情報管理に過失があった」として都に約９千万円の支払いを命じた。だが、原告は納得しなかった。判決は「イスラム教徒への監視」について、「信仰に影響を及ぼしても、テロ防止のためにやむを得ない」として合法としたからだ。

　そして最高裁も、憲法違反ではないと判断し、判決は確定した。原告の一人でモロッコ出身の４０代男性は「日本の司法に失望している。私は地下鉄サリン事件に遭遇して怖い思いをした。でも日本でイスラム教徒が一度でもテロを起こしたことがありますか？　監視は人権侵害だ」と憤る。

　■米では市警側敗訴

　逆にテロ情報が少なくない米国では最近、似たような裁判でイスラム教徒側が勝訴した。

　ニューヨーク市警が、ニューヨーク州とニュージャージー州に住むイスラム教徒を監視していると、１１年にＡＰ通信が報じた。報道を機に、２州で市警に対する裁判が起こされ、ニュージャージー州では昨年１０月、控訴審でイスラム教徒側が実質勝訴し、原審に差し戻された。ニューヨーク州でも今年１月、市警が「宗教のみを理由とした捜査を禁じる」とする和解に合意した。宗教を理由とした監視をめぐっては、ドイツでも０６年に憲法裁判所が捜査に歯止めをかける判決を出している。

　■「理解の差」指摘も

　なぜ、こうも日本と欧米で判断が割れたのか。

　米国自由人権協会のベン・ワイズナー弁護士は「米国ではスノーデン事件の影響が大きかった」と語る。０１年の同時多発テロ後、米国では監視が一気に強まった。それを変えたのが、１３年の米中央情報局（ＣＩＡ）の元職員、エドワード・スノーデン氏による内部告発だった。米国の情報機関がネット上の個人情報を極秘に収集していたことが暴露され、「国家が秘密裏に監視していると初めて市民が知った」という。

　イスラム教への理解度の差を指摘する声もある。内藤正典・同志社大大学院教授（現代イスラム地域研究）は「最高裁の判断はイスラム教についてあまりに無知だ」と批判する。イスラム教徒は世界人口約７３億人の２割を超えるが、日本には少ないため「みなが暴力的だと誤って認識されがち。監視は不信感を呼び、逆効果になるだけ。警察はイスラム教徒を理解し、情報を得る努力をした方がいい」と指摘する。（高野遼）

http://www.asahi.com/articles/DA3S12491207.html

参考までにコチラをどうぞ。

警察が社民関係施設に小型カメラ設置 大分 別府
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619541000.html

言語道断。デタラメな大分県警。

これではもう世界のどこで日本人が被害にあっても驚けない。

　殺人テロを起こしたという「共産党」は「何時どこでどのような殺人テロ」を起こしたのかね？解説して欲しいものです。また、それが現在の共産党とどのようにつながっているのか？

　イスラム教徒の日本国在住者が「日本国の何時どこでどのような殺人テロ」を起こしたのかね？ご説明くだされ。

　オウム真理教の各種サリン事件は承知しているが、その後はオウム真理教はどのような教義で未だにテロ実行の可能性があるのか？その教義や現在の動向の状況はどのようになっているのか？「今でもテロ集団」と断定されるのか？以上のような書店に関して、丁寧に述べて下さいませ。

　文中「書店」を「諸点」と訂正します。

>イスラム教徒は世界人口約７３億人の２割を超えるが、日本には少ないため「みなが暴力的だと誤って認識されがち

そんなことは最高裁も言っていないし、多くの日本国民も考えていない。

何言ってんだお前。
恐れを意識しているからイスラム教徒ということでひと括りに監視対象にしてるんじゃないか。

>>9 真相の道[1443] kF6RioLMk7k 2016年8月03日 14:37:55 : T8iD3fD606 : kQK1OSr0eCg[358]

>>08
>そのうちに「日本人」でも反体制的な言動をとるだけで「監視対象」になるよ。
殺人テロを起こさなければそんなことにはなりませんよ。

てめえの言葉でばらしてんじゃんかよ！日本在住イスラム教徒は殺人テロを起こすとみなしている。

　匹敵する歴史的悪法！

　イスラム監視・人権蹂躙法

　ヒトラーはユダヤを

　アベはイスラムを

　結果は歴史が証明する！

なんだって！それは本当か？
もし本当なら世界的な宗教上の大問題になるぞ。
イスラム教の教義のどの部分にテロを推奨するものがあるのか、真相の道ははっきりと示さなければならないな。
まさか適当に流布しているいい加減な解釈を取り上げて、それを憲法判断の基礎にしようと言うのではないだろうな。
それはそうと、9.11はブッシュ、ネオコンが仕込んだと言われてるが、あいつらも監視対象にしてもいいのかな。
以前、イラクで車に爆弾を仕込んでいるあやしい連中をイラク警察が捕まえたところ、MI6だったという記事があったが、CIAを筆頭とした諜報機関こそが世界中のテロの元凶ではないのか。
あいつらを監視した方が世界は平和になるのじゃないのかな。

アメリカでは人種、宗教に対しては非常に敏感だからね。
さすがに裁判所が公然と認めることはできなかったんだろ。
捜査機関がひそかにやる分にはともかく。

その点日本ではまだまだ差別一般に対しての認識が鈍感なんだろうね。
女性差別はいろいろうるさくなってきたが、それ以外は。

それに公然と賛意を表す「真相の道」みたいな人もどきの差別主義者が多いんだろうな。

>>4
おまえ旧約聖書読んだことあるか？
ないだろうな。

そんなこと言っていたらキリスト教や仏教、神道だってみなひっかかるぞ。
あの靖国なんてもろテロリストを神にして祭ってるんだからな。

それはどうかな？
単に特定の宗教や思想というだけで監視を行った場合、監視される人は
どう思うか。
日本政府とはこういうことをするもの、それを支持する国民も同類と
（日本）社会への敵愾心をもつようになるだろう。
国民を守るどころかむしろテロを誘発しかねないともいえる。

オウムがあのようなテロに走ったのも、それ以前の「過激な」反オウム運動
の反動という面もある。

オウムの事件は基本的には一部の幹部とその取り巻きが一般信者の知らぬ
ところで密かに実行していたに過ぎない。大部分の信者はそんなことに
賛同していたわけではない。
にもかかわらず犯罪実行者を取り除いた後にも、過剰な監視を行うのは
むしろ社会への敵意を植え付けるだけで逆効果だろう。

「犯罪者ぶち殺せ」発言で有名なフィリピンの新大統領だが、
不思議にもイスラム過激派にはそれほど敵意を向けられていない。
ダバオにはイスラム過激派のアジトが多くあるのだが、
彼は「過激派」というだけでは取り締まりを行わなかったからだ。

　白鳥事件（１９５２年）は冤罪の可能性も否定できない。同じ年に菅生事件が発生しており、これは完全にでっち上げ事件であることがが証明されている。

　練馬事件はその１年前である。判決は最高裁で確定（控訴棄却）しているが、真実は闇の中である。また、曙事件も確定しているようだがこれも同様、真実は闇の中だ。

　ところでイスラム教徒は日本国でテロ事件を起こしたのかね？

　たまたま菅生事件は警察権力による「共産党犯行でっち上げ」がばれてしまった。他はたまたまでっち上げがばれなかっただけという可能性も十分にありうる。裁判所が、権力から独立しているなんていくら真相の道氏でも、信じていないよね？

　当時（１９５０年前後）の日本の政治状況から、多くのでっち上げ事件や謀略事件（と思われる、不思議な事件）が発生している。例えば三鷹・下山・松川事件など。当時、権力から共産党がどのように利用されてていたのか、疑問に思わないのかね。

　裁判に関しては、最近でさへ冤罪事件（足利事件）が発覚したり、判決が確定してしまった狭山事件・袴田事件でも再審請求が繰り返している。こんな状況で刑が確定した事件は真実に到達したとは到底言い切れない。

　最後の行の
　「でも再審請求が繰り返している。」を
　「でも再審請求が繰り返されている」と訂正します。