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中国のミサイルに狙われるグアムの米軍基地 「DF-26の照準はグアム」と米議会調査委員会が警告(JBpress)
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/838.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 11 日 00:07:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

           グアム島・アンダーセン空軍基地の管制塔(資料写真、米空軍ホームページより)


中国のミサイルに狙われるグアムの米軍基地 「DF-26の照準はグアム」と米議会調査委員会が警告
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47062
2016.6.11 古森 義久 JBpress


 中国人民解放軍がグアム島の米軍基地を直撃できる弾道ミサイルを配備し始めたとして、米国が警戒を強めている。

 東アジア情勢が緊迫するにつれて、米国にとってグアム島の戦略的重要性は増大してきている。それに伴い中国も、東アジアの有事への米軍の介入を阻むためのミサイル攻撃能力を急速に高めてきたというのだ。

■グアムが射程に、核弾頭も装備可能なDF-26

 米国議会の政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」はこの5月、「中国の対グアム島ミサイル攻撃能力の拡大」と題する報告書を発表した。

 委員会はこの報告書で、中国人民解放軍が最近、米国領のグアム島の米軍基地を直撃できる非核弾頭の弾道ミサイルや巡航ミサイルを新たに増強し始めたことを指摘し、警鐘を鳴らしている。

 最も重大な懸念を向けているのは、2015年9月の「抗日戦争勝利記念70周年」軍事パレードで初めて登場した中距離弾道ミサイル(IRBM)「DF-26」(米国側の呼称)である。

 同報告書によると、DF-26は道路上を移動可能な中距離弾道ミサイルで、射程距離は3000キロから4000キロである。中国人民解放軍が保有する各種のミサイルのなかで、米国本土に届く大陸間弾道核ミサイル(ICBM)を除いて非核弾頭装備では最大の射程距離の兵器となる。DF-26は非核の通常弾頭を装備するが、そのままの状態で核弾頭を装備することも可能だという。

 同報告書によると、中国側はこのDF-26の主要目的をグアム島の米軍基地への攻撃としている。人民解放軍内部では同ミサイルを「グアム殺し」と呼ぶ向きもあるという。

 グアム島は中国本土から約3000キロの位置にあり、中国軍がこれまで配備してきた準中距離弾道ミサイル(射程1000キロから3000キロ)や従来の中距離弾道ミサイルでは直撃することができなかったとされる。

 米軍は、中国軍の最近の台湾周辺や南シナ海、東シナ海での積極攻勢や、北朝鮮の好戦的活動の高まりに対応して、グアム島配備の海軍や空軍の戦力を強化し、グアム基地を東アジアや西太平洋での抑止の要(かなめ)とする態勢を整えてきた。

 中国側は米国のこうした動きを逆に「中国への戦略的包囲」「中国封じ込め」とみなし、有事での米軍の干渉を最小限に抑える戦略を進めるようになった。主要な手段が、日本国内の米軍基地と、さらに遠方にあるグアム島の米軍基地への攻撃能力を強化することであり、その具体例がDF-26の開発と配備だという。

■空中からも潜水艦からもグアムを狙う

 現在、中国が保有する地対地弾道ミサイルでグアム島を確実に直撃できるのはこのDF-26だけである。だが同報告書は、グアム島の米軍基地あるいはその周辺の米軍艦艇などを攻撃できる兵器類は他にもあり得るとして、以下を列記していた。

(1)地対艦用DF-26ミサイル

(地対地攻撃用DF-26の改変型であり、地上から海上の艦艇を直撃する。中国軍がこのタイプを開発中であることは間違いない。ただし性能などは分からないという)

(2)空中発射地上攻撃巡航ミサイル(LACM)

(爆撃機に搭載する巡航ミサイルである。性能は不明。ただし米軍にはその種の中国側爆撃機を捕捉する能力が確実にあるという)

(3)空中発射対艦攻撃巡航ミサイル(ASCM)

(爆撃機に搭載する巡航ミサイルで、海上航行中の艦艇を目標とする。だが爆撃機が米軍に捕捉されることは確実で、LACMと同様の弱点がある)

(4)海洋発射対艦巡航ミサイル(ASCM)

(潜水艦に搭載する巡航ミサイルで、海上の敵の艦艇を標的とする。中国海軍の潜水艦は航行の際の騒音が大きいため米軍による捕捉が可能だが、その性能は向上中)

(5)海洋発射対地巡航ミサイル(LACM)

(潜水艦に搭載する巡航ミサイルで、地上の目標の直撃を目指す。中国軍がこの種のミサイルを実戦配備した形跡はまだないが、開発を急いていることは確実である)

 なお同報告書は、グアム島を標的とする、中国軍のこれらの大幅な軍事力の増強が、米国の同盟国である日本の安全保障にも大きく影響してくることを指摘していた。

 

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