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シリアや露国に対する好戦的姿勢を米政府は変えず、露政府は空母をシリア沖へ派遣して応戦の準備(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/849.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 22 日 01:21:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアや露国に対する好戦的姿勢を米政府は変えず、露政府は空母をシリア沖へ派遣して応戦の準備
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201610220000/
2016.10.22 00:55:28 櫻井ジャーナル


 ロシア海軍の重航空巡洋艦(空母)クズネツォフ提督を中心とする艦隊が10月15日にセベロモルスクを出港、北海で3日間にわたる演習を実施した後、地中海のシリア沖へ向かっている。以前から予定されていたことではあるが、アメリカ政府に従属しているEUの「リーダー」にとっては大きなプレッシャーだろう。ヒステリックになるのは当然だ。

 リチャード・ニクソン米大統領は他国を従属させるため、アメリカは何をしでかすかわからない国だと思わせるべきだと考えた。また、イスラエルのモシェ・ダヤン将軍は狂犬のように行動しなければならないと語っている。「触らぬ神に祟りなし」だと思わせるという手口だが、それをロシアや中国に対しても使っていることが全面核戦争の危険性を高めている。

 こうした脅しのほか、賄賂でアメリカ支配層の傀儡になっているEUの「リーダー」から見ると、「凶人理論」や「狂犬戦術」が通用しないロシアは自分たちの富と地位を危うくする存在。アメリカの支配層に屈してくれないと困ると思っているだろう。

 1991年12月にソ連が消滅した直後、ネオコンは世界制覇のプランを作成しているが、その前提はアメリカが唯一の超大国になったということで、潜在的なライバルと潰す作業に入った。最初は旧ソ連圏のユーゴスラビアだが、この時はNATOを使っている。2001年9月11日に世界貿易センターと国防総省本部庁舎が攻撃されると、好戦的な雰囲気を利用して攻撃には無関係のアフガニスタンとイラクをアメリカ軍が主導する連合軍が先制攻撃した。

 しかし、このあとサラフ主義者/ワッハーブ派やムスリム同胞団を使った侵略に切り替えている。1970年代の終盤にズビグネフ・ブレジンスキーが始めた秘密工作を復活させたとも言えるだろう。そうした戦闘員を登録したデータベースがアル・カイダ。

 2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に掲載されたシーモア・ハーシュの記事によると、アメリカはサウジアラビアやイスラエルと手を組み、サラフ主義者やムスリム同胞団を使って意に沿わぬ政権、つまりシリアやイランの現政権やヒズボラを倒そうとし始めている

 2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)が作成した報告書は、シリアで政府軍と戦っている戦闘集団の主力をサラフ主義者/ワッハーブ派、ムスリム同胞団、そしてAQI(アル・カイダ系武装集団)で、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコからの支援を受けているとしている。その報告を受けた上でバラク・オバマ政権はシリアで政府軍と戦っている集団を支援したわけだ。

 この報告書が作成された当時のDIA局長、マイケル・フリン中将は2015年8月、自分たちの任務は提出される情報の正確さをできるだけ高めることにあり、情報に基づく政策の決定はバラク・オバマ大統領が行うと指摘している。ダーイッシュの勢力を拡大させたのはオバマ政権の決断が原因だというわけだ。

Head to Head - Who is to blame for the rise of ISIL?


 こうした流れを懸念する人物がアメリカ軍を統括している統合参謀本部にもいた。そのひとりが議長だったマーティン・デンプシー大将だが、2015年9月25日に退任する。後任はロシアを敵だと公言しているジョセフ・ダンフォード。2015年2月から国防長官を勤めているアシュトン・カーターと一緒に軍事的な緊張を高めていく。

 デンプシー退任の3日後、9月28日にロシアのウラジミル・プーチン大統領は国連の安全保障理事会で演説、その中で「民主主義や進歩の勝利ではなく、暴力、貧困、そして社会的惨事を我々は招いてしまった。生きる権利を含む人権を少しでも気にかける人はいない。こうした事態を作り上げた人びとに言いたい:あなたは自分たちがしでかしたこと理解しているのかと。しかし、誰もこの問いに答えないでしょう。うぬぼれや自分は特別で何をしても許されるという信念に基づく政策は、捨てられることがなかった。」

 その2日後、9月30日にロシア軍はシリア政府の要請に基づいて同国内で空爆を開始、アル・カイダ系武装勢力やダーイッシュを本当に攻撃、戦況は一変してしまった。武装勢力は敗走、彼らが資金源の重要な資金源のひとつだった盗掘石油の輸送ルートも寸断されている。

 ロシア軍が軍事介入してからアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュは劣勢になる。アメリカ政府はさまざまな手段を講じてロシアの動きを止めようとしてきたが、決定的なものはなかった。

 9月17日にアメリカ軍が主導する連合軍はデリゾールでシリア政府軍をF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機で攻撃、80名以上の兵士を殺している。その攻撃から7分後にダーイッシュの部隊が地上でシリア政府軍に対する攻撃を開始した。28日には2つの橋を、30日にも別の橋2つをそれぞれ爆撃して破壊、政府軍の進撃を止めようとしている。

 アメリカ政府は開き直り、空爆を「ミス」だと主張しているが、現在の戦闘技術や当時の状況を考えると、意図した攻撃だった可能性はきわめて高い。「ダーイッシュの空軍」として行動したのだ。この攻撃でロシア政府はシリアでの戦乱をアメリカ政府との話し合いで解決することを諦めた可能性がある。

 ロシア系メディアによると、シリア北部の要衝、アレッポの山岳地帯にある外国軍の司令部を、シリア沖にいるロシア軍の艦船から発射された3発の超音速巡航ミサイルが9月20日に攻撃、約30名が殺されたという。死亡者はアメリカ、イギリス、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、カタールから派遣された軍人や情報機関の人間で、デリゾールででの空爆を指揮したのはこの司令部だとも言われている。

 10月5日にアメリカ政府はシリアのバシャール・アル・アサド政権に対する軍事攻撃を検討すると4日付けのワシントン・ポスト紙は報じた。バラク・オバマ政権はロシア政府に対して軍事行動の可能性を通告、その反応を見ようとしたのだろう。

 それに対し、ロシア国防省はアメリカ側のリークを重く受け取り、シリアに配備されている防空システムのS-300やS-400は侵入してきた航空機やミサイルを撃墜すると6日に発表している。ロシア海軍の基地があるタルタスへS-300を移動させたともいう。そして15日に重航空巡洋艦クズネツォフ提督が出港、シリアへ向かった。

 ロシアはヒラリー・クリントンが大統領に就任することを見越して応戦の準備を進めているように見える。ソ連消滅後のアメリカによる軍事侵攻の幕開け、ユーゴスラビアへの先制攻撃はヒラリーの同志とも言えるマデリン・オルブライトが国務長官にしてから動き始めた。そのとき、ふたりにはもうひとりの仲間が政権に入っていた。ビクトリア・ヌランドだ。現在、ヒラリーの側近中の側近として知られているヒューマ・アベディンがインターンとしてホワイトハウス入りしたのもこの時代だ。



 

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コメント
 
1. 2016年10月22日 12:31:51 : tpBxjT2YqQ : 8GVnIBs7tdo[9]
アメリカ戦争屋は今後も戦争を継続する意志があるが米国民のほとんどは何も知らない。もうテロリスト=悪の宣伝も飽きてきた。さらに今は大統領選挙で動けない。新大統領の就任は来年。

実際にはシリアの戦闘はもう負けかかっている。アメリカが負けるとみた周辺諸国の態度がここへ来て一気に変わってきた。サウジもトルコもロシアとの交渉を強めている。へたをするとアメリカは総退却の第一歩の段階に入ったのかもしれない。

南沙諸島の形勢もフィリピン大統領の態度で一気に不利になった。


2. 2016年10月22日 14:28:37 : JE8FIsjhno : kS0baiusH0M[4]
Vk4Hrw : vwMsqTCZMu0[85]
▲△▽▼
私も  見ていました。
東京MX バラ色ダンディ(10/20(木)) 苫米地英人 情報
11月 解散 12月総選挙。
民進党は ばらばら 旧社会党の末路を辿る。

蓮舫は 1月に代表を否認される。
すでに 規約が改正され議員の2/3以上の決議で代表交代。
蓮舫は 連合支援の党員選挙で代表就任。しかし、新潟に応援で連合の支持失う。

蓮舫の疑惑 (当局は情報を掴んでいる。)
戸籍を 公開していない。 
パスポート問題 18歳過ぎても 台湾のパスポートで 海外渡航している。
父親問題 台湾の裏社会との繋がりあり、蓮舫自身もの疑いあり。
ダイナシティ問題 蓮舫は幹部と接触あり。
共産党との選挙協力は進まず、多くの落選者を出す。

TPPと経済関連
10/28日 アメリカが必ず勝利する ISD条項入り TPP強行採決。
日本側に不利な条項はすべて黒塗り アメリカに大幅譲歩で 
領土問題題でアメリカは目をつぶる。
ロシア 2島返還に 進展? 役人はロシアとの経済協力計画を進めている。

4億人の経済圏 EUとの経済協定の締結。
EUの関税(自動車10%・ 電子機器14%)を段階的に撤廃させる協定を安倍は結ぶ。

[32初期非表示理由]:担当:重複コメント

3. 2016年10月23日 00:07:43 : 9tkUOchzbs : Z49095c9hzU[10]

イラク、モスルでの攻防は、偽装解放を抱え込みつつ進行している。高名な軍人であるソレイマニ氏助言指揮のもと、イラク人・PMUのモスル郊外での展開のため、モスルからシリアへの退去ルートがブロックされ、ISILはシリアへの楽な移動に関しては思うような状況になっていない。ISILのシリアへの移動がうまくいかなければ、そのときは退去した建物を標的とするのではない市内へのはげしい空爆を伴う本格的なモスル市街戦へと変貌する。

シリア、デリゾルでは外国人ISILのために住宅を接収し準備を整え中だが、S・アラビアとUSはソレイマニ氏の登場に目論見が狂ったかもしれない。

偽装解放と激しい市街戦・空爆とのミックスされた戦いになるのだろう。

実際的に激しい戦いが展開されるならば、シリア、アレッポでの軍事的な解決が進行する。現状は旧アルカイダグループが和解に反対し指揮官クラスは和解交渉にのって脱出して場合、雇い主からの報復を恐れ、兵卒にはトルコ軍が包囲を解くために進軍してくるというナイーブな思いを吹き込み穴熊生活を耐えている。

テロリストはアレッポの包囲を解かんと郊外に終結しているが、考えようによれば、シリア軍の戦術、集結してもらったほうが叩きやすい、に嵌まっているともいえる。

シリア政府とテロリスト集団との和議成立地域は832に達し、投降を拒否したテロリスト等はイドリブへ、イドリブへと家族を伴い移動している。集結してもらうほうが、シリア軍には戦い易いに違いない。

シリアの動きをつらつら眺めるに、EU加盟国のUSへの追従ぶりは、ワルシャワ機構に属する当時の東欧諸国のスタンスを彷彿とさせる。

アレッポの開放が、中東地域には、ベルリンの壁の崩壊と同じ重みをもたらすであろうが、EU諸国にも言論のありようという点で自分たちの築いた自分たちの為のベルリンの壁の崩壊であろう。



4. 2016年10月23日 15:26:25 : 6IIz0sGDuQ : 3tiPUQmNaGY[107]
https://twitter.com/ain92ru/status/789906530900570112

何故飛行甲板に消防車2台?


https://twitter.com/Fake_MIDRF/status/789868552840937472

ミリオタじゃないからわからないけどすごい煙。


5. 2016年10月23日 19:56:11 : oCrAJL4UVg : BSkALVEdcgY[146]
ロシアには てんで効かない 鼻薬


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