★阿修羅♪ > 戦争b19 > 116.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
北朝鮮の核実戦配備は最終段階へ、3つの抑止策とは(WEDGE)
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/116.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 02 日 01:35:35: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

金体制を死守するため、「核兵器国」への歩みは止まらない(写真・KYODO NEWS/GETTYIMAGES)


北朝鮮の核実戦配備は最終段階へ、3つの抑止策とは
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8067
2016年11月1日 WEDGE Infinity


 スイスの景勝地モントルーの小高い丘に位置する某有名ホテルからは、美しいアルプスの山並みを望むことができる。このホテルの会議場で、スイス外務省は9月中旬に北東アジアの安全保障に関する1・5トラック(政府関係者と民間研究者が参加)のハイレベルセミナーを開催した。日米中ロ韓にEU諸国の代表団が集う会議場が独特の緊張感に包まれたのは、同セミナーに初めて北朝鮮の政府代表団が参加したからだ。

 主催者によると、過去に開催された同セミナーへの招待に振り向きもしなかった北朝鮮だったが、今回は強い要望で参加が実現したという。その代表団を率いたのは崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省米州局副局長だった。同氏は5月末にスウェーデンのストックホルムで開催された国際会議、翌6月に中国の北京で開催された「北東アジア協力対話」(ミニ6カ国協議と呼ばれる)にも相次いで参加している。後者の会議は北朝鮮が新型ミサイル「ムスダン」発射の最中に開催され注目された。崔副局長は同会議で「6カ国協議は死んだ」と発言したとされており、記者会見でも「(北)朝鮮の非核化を議論する会談に応じる気はない」と強調した。

 改めて9月のモントルーでの北朝鮮代表団の主張の概要を紹介したい。

 ・我が国は本年に入り2度の核実験を成功させ核兵器の技術的精度を高めた。また多種多様なミサイル実験も成功させ運搬手段を多角化した。これにより敵国である米国に対する抑止力を完成するに至った。

・我々が「核兵器国」であることは現実であり、もはや一方的な非核化などありえない。核兵器の開発を中途半端にした結果、愚かにも崩壊を招いたイラクやリビアなどの轍は絶対に踏まない。

・我が国は「責任ある核兵器国」であり、核兵器保有の目的は我が国の自衛に限定される。また我が国は核兵器の先制不使用を採択し、無用に他国を刺激することはない。

・6カ国協議の過去の共同声明は(「核兵器国」である我が国の実態とは乖離しており)すでに死文化した。我々は同共同声明に関し、何ら履行義務を負わない。現況のような米国の敵視政策が続く限り、公式な多国間の対話をすることは考えられない。

 以上のように、北朝鮮は今年に入って相次いで実施した核実験及びミサイル実験の成果を背景に、インドやパキスタンに連なる「核兵器国」としての地位を獲得したことを自認し、これを国際的に認知させることに躍起となっている。かつて北朝鮮自身が署名した「すべての核兵器及び既存の核計画を放棄」を柱とする6カ国協議共同声明は、もはや「核兵器国」としての現実と乖離し、リセットしなければならないと主張するのである。

■最終段階にある核の実戦配備、過小・過大評価の危険性

 北朝鮮のこうした言説キャンペーンの背景には、自他共に「核兵器国」として認める新しい現実を作りたい意図があることは明白である。しかし、問題となるのは核兵器計画や抑止力の実態の評価、そしてそれに基づく今後の対北朝鮮政策のあり方である。

             

 北朝鮮が過去5回の核実験によって核兵器の小型化・弾頭化を実現させた可能性は高まった。特に9月に実施された第5回実験では過去最大の10キロトン程度と推計され、その爆発規模もさることながら、弾頭化に必要とされる運用の信頼性が重視されている。北朝鮮の声明によれば、今回の核実験により「小型化・軽量化・多種化」された核弾頭を必要なだけ生産できるようになり、「核兵器化はより高い水準」に引き上げられたという。

 長年その実現が疑問視されてきた「小型化・弾頭化」について、日本の防衛白書(2016年度版)も「米国、ソ連、英国、フランス、中国が1960年代までにこうした技術力を獲得したとみられることや過去4回(刊行当時)の核実験を通じた技術的成熟などを踏まえれば、北朝鮮が核兵器の小型化・弾頭化の実現に至っている可能性も考えられる」と踏み込んだ評価をしているのである。

 核兵器の運搬手段としてのミサイル開発も急速な進展がみられる。相手国に探知されにくい潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、移動式発射型ミサイルの実験、ミサイル防衛で迎撃を難しくさせるノドンミサイルの連続発射実験、中距離弾道ミサイルに匹敵するムスダンの「ロフテッド軌道」(通常の軌道に比べて高高度まで打ち上げる)実験の成功など、攻撃手段の多様化と高精度化を同時に追求している。また、北朝鮮は弾頭の耐熱性技術の確保に熱心に取り組み、最近のミサイル実験では再突入時の弾頭保護について相当の成果を得たという分析もある。

 現段階において、北朝鮮の核兵器の実戦配備はほぼ最終段階にあるとみてよい。北朝鮮の核・ミサイル実験は実戦配備に向けた軍事的合理性に適ったものであり、単なる「核保有」という象徴的な意味合いから「核の運用」という現実的段階へと状況は急速にシフトしているのである。その意味で、「北朝鮮の核兵器は運用段階にない」といった楽観的評価や、核・ミサイル実験の主たる目的は国威発揚や対米交渉カードであるといった情勢判断は、北朝鮮の意図と能力の過小評価であると言わざるをえない。

 しかし、冒頭の北朝鮮代表団が言及したような、北朝鮮が対米抑止力を持ったという判断は過大評価でしかない。核兵器が抑止力として機能するためには、いかなる状況下でも相手国に核ミサイルを高精度で打ち込める能力(具体的には相手国からの攻撃を回避し、ミサイル防衛を突破できる能力)を担保する必要がある。北朝鮮が現時点で達成したのはその一部分の能力であり、最小限抑止を担保する攻撃手段の残存性や指揮命令系統の信頼性の確保など、まだ初歩的な段階に過ぎないのである。

 しかし、仮に北朝鮮が、米国や韓国への抑止力を確保したという認識を一方的に持った場合、地域における小・中規模の軍事的挑発行為を誘発する可能性も高まる。これが北朝鮮の核能力を過大評価することの危険性である。

 我々は以上の過小・過大評価を慎重に避けつつ「核兵器の実戦配備は現実的段階にあるが、信頼ある対米抑止力の確保には至らない」ということを情勢判断の基礎に据えるべきである。

■北朝鮮の戦略的優位を阻む、不断の抑止態勢を築け

 北朝鮮の核・ミサイル開発の進展は、日本を含む北東アジア諸国にとり、現実的で差し迫った問題となっている。

 しかし、6カ国協議の再開の目処が立たず、北朝鮮が6カ国協議の共同声明を反故にするなかで、膠着状態に陥った多国間外交に打開の可能性を見出すことは難しい。今年の3月に制裁措置を追加・強化した国連安保理決議2270が全会一致で採択されたことは重要な成果だが、北朝鮮の核・ミサイル開発の制止に向けた効果を見出すことはできていない。制裁の効果の鍵を握る中国も北朝鮮の体制の動揺・崩壊に繋がるような圧力の強化には依然として及び腰である。

 こうした中で重要性を増すのは、北朝鮮に新たな能力獲得によって戦略的な優位をもたらさない、不断の抑止態勢の整備の必要性である。第1に重要なのは、日本の弾道ミサイル対処能力の総合的な向上の必要性である。近年の北朝鮮の多種・多様なミサイルとその運用態勢に対応するためにも、隙のない即応態勢や同時・継続的な対処能力を強化する必要がある。

 第2に、日米韓の安全保障協力を一層強化する必要がある。在韓米軍のTHAAD導入決定を重要な機会と捉え、韓国における早期警戒情報やXバンドレーダーの情報を日米韓がリアルタイムに共有することは日本のミサイル防衛の精度向上に不可欠となる。

         
          軍事情報包括保護協定(GSOMIA)(出所)各種資料をもとにウェッジ作成

 そのためにも、日米韓でミッシングリンクとなっている日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結は急務だ。また、本年実施した日米韓のミサイル防衛合同演習を定例化・活性化させるとともに、米韓合同軍事演習への自衛隊の参加や、日米共同統合演習における北朝鮮の挑発・エスカレーション事態の重視など、平素の安全保障協力の基盤強化が重要となる。

 第3は米国の核拡大抑止(核の傘)の重要性を日米及び米韓が不断に確認することである。北朝鮮の核・ミサイル開発の実態を踏まえつつ、北朝鮮のあらゆる事態に適合した米国の核態勢の維持は、北朝鮮の挑発行動の拡大を抑止するための鍵となる。その意味でも、米次期政権の下で策定される「核態勢見直し」が北東アジアの現実を見据え、核戦力の戦域展開を担保するものであってほしい。性急な核戦力の削減や「先制不使用」は北東アジアの現実とは相容れないのである。

 以上の抑止態勢の整備によって、北朝鮮の核・ミサイル開発が限定的な効果しか生み出しえない戦略環境を作るべきである。こうした戦略的膠着が定着してこそ、北朝鮮に外交オプションを真剣に追求する機会を促すことができる。北朝鮮の核・ミサイル能力の過大評価に基づく必要以上の外交的妥協や、逆に過小評価に基づいて実態に向き合わないことの双方が、大きな安全保障上のリスクとなるのである。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年11月02日 12:55:25 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-7612]
World | 2016年 11月 2日 09:32 JST
関連トピックス: トップニュース
北朝鮮、3日以内に中距離弾道ミサイル発射の構え=報道

http://s2.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20161101&t=2&i=1159869526&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXMPECA02UI
11月1日、フォックス・ビジネス・ネットワークは米当局者の話として、北朝鮮が向こう24─72時間以内に中距離弾道ミサイルを発射する構えだと報じた。写真は2014年10月、ジュネーブで(2016年 ロイター/Denis Balibouse)

{ワシントン 1日 ロイター} - フォックス・ビジネス・ネットワークは1日、米当局者2人の話として、北朝鮮が向こう24─72時間以内に中距離弾道ミサイルを発射する構えだと報じた。

北朝鮮は今年、ミサイル発射を繰り返している。最近では10月20日に中距離弾道ミサイル「ムスダン」と推定されるミサイルを発射したが、米軍と韓国軍によると、発射は直後に失敗に終わった。

10月20日のミサイル発射のニュースは、米大統領選の候補者による最後の論戦となる第3回討論会の開催中に明らかになった。

*内容を追加して再送します。

http://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-idJPKBN12W4VU


2. 2016年11月10日 21:49:57 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-7493]
論評:選択を変える時になったのではないか

先日、米国家情報長官(DNI)がオバマ行政府の対朝鮮制裁が底をつき、北朝鮮の核放棄は実現不可能なことだと述べた。

彼の主張は、オバマ行政府を含む米国の歴代政権が執ように追求してきた対朝鮮制裁・圧殺騒動の荒唐無稽さを暴き、その敗北を自ら認めたことにより大きな波紋を呼んでいる。

米国をはじめとする西側のメディアは、彼の主張を「現実的」で「肯定的」なもの、「率直なもの」に評価しながら大々的に報じた。

現米行政府の政策作成と執行を後押ししてきた米情報界の総責任者の公開発言は、制裁と圧迫で一貫した米国の対朝鮮政策の総破たんに対する明白な告白となる。

米国は自主と先軍、社会主義の道へ進むわが共和国をなくしてみようとこれまでの数十年間、核恐喝をはじめとする政治的・軍事的挑発をこととし、手段と方法を総動員して前代未聞の野蛮な制裁・圧迫騒動に執着してきた。

オバマ政権時代に、その度合いは極に達した。

しかし、われわれが自ら核を放棄し、屈服する時まで制裁・圧迫を加えながら忍耐強く待つというオバマの「戦略的忍耐」は「戦略的敗北」に終わるようになった。

米国とその追随勢力がヒステリックに起こした反共和国制裁・圧殺騒動は、われわれを「核放棄」へ「誘導」するどころか、核攻撃能力高度化へと絶えず進ませたし、「崩壊」と「自滅」ではなく自力自強で飛躍する厳然たる現実を招いた。

こんにち、根本的に変わったわが共和国の戦略的地位とわれわれが築いたすべての富はまさに、アメリカ式の力の論理、弱肉強食の法則がこの地では絶対に通じないということを完璧に実証している。

米国の対朝鮮政策、対朝鮮圧殺野望が余地もなく否定され、壊れていくのはあまりにも当然である。

世界の主要メディアも、「オバマ行政府の対朝鮮政策は失敗」「北朝鮮を実際上、公式に核国家と認めて北朝鮮に対する政策を核国家と同じ線上で待遇すべきである」「大統領選挙で誰が当選しようと、朝鮮の核問題において政策的方向がなければ壁に頭を突くのは米国だけ」などと評しながら政策の変化を強く求めている。

米国は執権層内部でまで拡大している世論に耳を傾け、理性をもって思考してみる必要がある。

今や、米国が東方の核強国をいかに相手すべきかを決心しなければならない時になった。

朝鮮中央通信

http://www.naenara.com.kp/ja/news/?19+3852
http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf


3. 2016年12月07日 22:02:26 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-7005]
2016年12月2日(金)
主張
北朝鮮の制裁強化
実行と6カ国協議再開に力を

 北朝鮮が9月に強行した5度目の核実験と、繰り返される弾道ミサイル発射に対し、国連安全保障理事会は11月30日、新たな経済的な制裁措置を盛り込んだ決議を全会一致で採択しました。「国際の平和と安全への継続した明白な脅威」である北朝鮮の核・ミサイル開発を止め、核放棄へ向かわせる上で、各国には制裁の全面的で厳格な実施が求められます。
軍事対立の激化を避け

 採択された決議2321は、北朝鮮の核・ミサイル開発への資金投入を減らすため、同国の主要な外貨獲得源である石炭の輸出に上限を設け、輸入国には毎月の調達量を制裁委員会に通知する義務を課します。銅やニッケルなどの金属の輸出も禁止し、各国に駐在する北朝鮮外交官と外交施設が持つ銀行口座の数を制限します。北朝鮮の船舶の登録を取り消し、同国への船舶提供も禁止します。

 国民の生活や民生経済、人道援助への悪影響は避けるとしつつ、3月の安保理決議よりさらに厳しい内容となっています。重要なことは制裁の実効性です。国連の潘基文(パンギムン)事務総長は「各国の制裁の実施能力を強める国際的な協力が必要」とのべ、国際社会の結束した行動を呼びかけました。

 決議は、北朝鮮、中国、日本、韓国、ロシア、米国による6カ国協議の再開をあらためて要請しています。安保理の討論では、「制裁そのものが目的ではない」(スペイン)として、北朝鮮にこの間の安保理決議や2005年の6カ国協議の共同声明などの国際合意を守らせ、核問題を外交的、政治的に解決するよう主張する発言が相次ぎました。

 中国、ロシアの代表は朝鮮半島での軍事演習やミサイル防衛施設の建設など対立を激化させる行動に懸念を示しました。決議は、「緊張を緩和する取り組みの重要性を強調する」としています。

 北朝鮮はこの間、米国に「平和協定」の締結交渉を要求する一方、自らの核保有を前提として、6カ国協議に否定的な態度をとっています。協議再開を実現するには、新政権が発足する米国をはじめ関係各国が、北朝鮮への新たな働きかけを行うことが不可欠です。

 北朝鮮の核・ミサイル開発に国際社会が対応する上で、対話による問題解決に徹すると同時に、「核兵器のない世界」への具体的行動に本気で取り組むことが必要です。
核兵器禁止の立場で迫る

 安保理メンバーのうち、この間、核兵器禁止条約の国際交渉の開始を主導してきたエジプトなどの代表は、討論でも、地球上の核兵器をすべて廃絶する取り組みの緊急性を主張しました。それが北朝鮮に核兵器開発の口実を失わせ、核放棄を強く迫ることになります。

 決議の実施において「包括的で協調した行動こそ、北朝鮮の核拡散と国際的義務への違反は許されないという、国際社会からの最も強いシグナル」(ニュージーランド)です。

 特に日本には、唯一の被爆国として、特別の責任が求められます。日朝の間には、核・ミサイル・拉致・過去の清算など諸懸案の包括的解決をめざす「日朝平壌宣言」(02年)もあります。6カ国協議の再開につながる土台でもあり、日本政府は、北朝鮮の核問題の平和的解決のため、外交的な努力を強めるべきです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-02/2016120201_05_1.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 戦争b19掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
戦争b19掲示板  
次へ