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大阪の近くの一番いい温泉を紹介
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/669.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 01 日 13:52:49: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 東京の近くの一番いい温泉を紹介 投稿者 中川隆 日時 2020 年 6 月 01 日 11:25:02)


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 大阪 山空海温泉


大阪 山空海温泉
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/272.html

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 大阪 犬鳴山温泉 山乃湯 ( No.1 )

大阪 犬鳴山温泉 山乃湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/274.html


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 奈良 入乃波温泉 山鳩湯  ( No.2 )

奈良 入乃波温泉 山鳩湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/275.html

奈良県吉野郡川上村入之波391

泉質 ナトリウム−炭酸水素塩

効能
 ヒステリー、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、慢性婦人病、冷え症、うちみ、ねんざ他 9種類

http://www.yamabatoyu.yoshino.jp/service.htm
http://kuchikomi.nifty.com/onsen/cs/catalog/th_255/catalog_29000821_1.htm
https://hitou-japan.com/onsen/yamabatoy/
http://www.gensenkakenagashi.net/2016/1/onsen2016/yamabatoyu.html


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 和歌山 湯の峰温泉 つぼ湯・旅館あづまや ( No.3 )

和歌山県 湯の峰温泉 つぼ湯・旅館あづまや
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/629.html


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 奈良 ゆりの山温泉 ( No.4 )

ゆりの山温泉
https://onsen.nifty.com/katsuura-wakayama-onsen/onsen003420/
http://www.gensenkakenagashi.net/nishihonsyu/onsenlist/yukawa.html
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/f471cced74ab75ecf7b1d1feceb26a90
https://ameblo.jp/yoshinoyan-0904/entry-12140616886.html


和歌山県 東牟婁郡 那智勝浦町二川8

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 和歌山 花山温泉 薬師の湯 ( No.5 )

花山温泉 薬師の湯
https://www.hanayamaonsen.com/
https://onsen.nifty.com/wakayama-onsen/onsen003417/
https://www.travel.co.jp/guide/article/979/


和歌山県 和歌山市 鳴神574

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 兵庫 有馬温泉 上大坊 ( No.6 )

日本一濃い温泉 有馬温泉 上大坊
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/628.html

_____


六甲おとめ塚温泉
https://onsen.nifty.com/rokkou-onsen/onsen003334/
http://www.gensenkakenagashi.net/kansai-higaeri/otomezukaonsen.html

神戸市 灘区 徳井町3-4-14

____


クア武庫川
https://onsen.nifty.com/nishinomiya-onsen/onsen006118/
http://www.gensenkakenagashi.net/kansai-higaeri/kuamukogawa.html


兵庫県 西宮市 笠屋町3-10

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 真賀温泉 幕湯 ( No.7 )

岡山 真賀温泉 幕湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/273.html

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 奥津 般若寺温泉 ( No.8 )

岡山 奥津 般若寺温泉
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/271.html


島根 千原温泉 ( No.9 )

伝説の千原温泉 _ 強い使命感がないと名湯は守れない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/522.html

潮温泉 大和荘 _ 千原温泉に湯治に通うなら、ここに泊まるのがお薦め
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/527.html

____


島根 小屋原温泉 熊谷旅館
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/259.html

大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 尾道 原田町 ゆうじん温泉 ( No.10 )

原田町 ゆうじん温泉
https://onsen.nifty.com/onomichi-onsen/onsen003787/
https://local-travel-tour.com/harada-onsen-onomichi/
http://blog.livedoor.jp/munimuni51/archives/50679342.html
https://minkara.carview.co.jp/userid/2021452/blog/35119851/


広島県 尾道市 原田町 梶山田4476-1  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2020年6月01日 18:43:28 : ZRB6jAvyNA : djVsaUFyS0tCdlE=[22] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 和歌山 湯の峰温泉 つぼ湯・旅館あづまや ( No.3 )


和歌山県 湯の峰温泉 つぼ湯・旅館あづまや
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/629.html

_____


奥熊野温泉 女神の湯
http://irispark.jp/
https://onsen.nifty.com/tanabe-onsen/onsen003468/
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/0a34eb5e7335761947739864dea92db8
https://hikyou.jp/report/dayuse/64412/

和歌山県 田辺市 中辺路町 近露128-1 アイリスパークオートキャンプ場

2. 2020年6月01日 20:12:33 : ZRB6jAvyNA : djVsaUFyS0tCdlE=[25] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 真賀温泉 幕湯 ( No.7 )

岡山 真賀温泉 幕湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/273.html

________


岡山 湯郷温泉共同湯「療養湯」
http://www.gensenkakenagashi.net/nishihonsyu/onsenlist/yunogou-ryouyouyu.html
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/c712807028a6abf9c57b5ed32e9708de

岡山県 美作市 湯郷595-1(鷺温泉館)

________


岡山 湯の瀬温泉 藤井旅館
https://onsen.nifty.com/okayama-onsen/onsen003703/
https://onsen.nifty.com/okayama-onsen/onsen003703/

岡山県 加賀郡 吉備中央町 豊岡下1538-1

3. 2020年6月01日 20:32:35 : ZRB6jAvyNA : djVsaUFyS0tCdlE=[26] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 鳥取 三朝温泉 ( No.1 )

三朝温泉「株湯」
http://www.kumagary.com/onsen/tottori/misasa_kabuyu.html


三朝温泉「旅館大橋」
http://www.kumagary.com/onsen/tottori/misasa_oohasi.html


三朝温泉 木屋旅館
https://histrip.jp/170329tottori-misasa-7/
https://www.yamaonsen.com/entry/misasa_kiya


三朝温泉 「桶屋旅館」
http://www.kumagary.com/onsen/tottori/misasa_okeya.html

4. 2020年6月03日 06:14:46 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[3] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 富山 黒薙温泉 ( No.5 )

黒薙温泉
https://www.kuronagi.jp/
https://hikyou.jp/report/stay/60522/
https://www.food-travel.jp/toyama/kuronagionsenryokan.html

富山県 黒部市 宇奈月町 黒薙

___________


高天原温泉
https://www.travel.co.jp/guide/article/5637/
https://hitou-japan.com/onsen/takamagahara-onsen/

北アルプス水晶岳麓高天原 標高2285m
富山県 中新川郡 立山町 千寿ケ原


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岐阜 中津川市 湯の島ローソク温泉 ( No.6 )

癌が治る岐阜 湯の島ローソク温泉

湯の島ローソク温泉 (放射能泉)
https://www.rousoku-onsen.com/
https://onsen.nifty.com/nakatsugawa-onsen/onsen002499/
https://love6.5ch.net/test/read.cgi/onsen/1158920402/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/248.html

岐阜県 中津川市 高山2200−2

5. 2020年6月03日 06:32:46 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[4] 報告
島根 千原温泉 ( No.9 )

伝説の千原温泉 _ 強い使命感がないと名湯は守れない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/522.html

潮温泉 大和荘 _ 千原温泉に湯治に通うなら、ここに泊まるのがお薦め
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/527.html
____

島根 小屋原温泉 熊谷旅館
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/259.html

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島根 温泉津温泉

癌に効く温泉・・アトピーに効く温泉
19. 2011年3月26日 2) 温泉津(ゆのつ)温泉 元湯 (泉薬湯)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/357.html


温泉チャンピオン 郡司勇の温泉サイト 山陰の温泉 野湯・秘湯2 2013/01/04
http://www.gunjion1000.com/?p=4114

1 温泉津温泉 「旅館 廣島屋」  洞窟風呂(薬師湯源泉)  90−

温泉津温泉は10年ぶりくらいであろうか?久しぶりである。元湯の赤い塩苦味で炭酸味のある源泉を思い出す。しかしかなり熱いのである。薬師湯の源泉のほうが少しヌルい。小浜温泉もきれいに改修されていた。

さて元湯と薬師湯の間にある、温泉地の中心とも言ってよい場所にあるのが「旅館 廣島屋」である。ここは薬師湯源泉を引いており、一つだが内湯がある。これが文化財もので素晴らしい。手掘りの洞窟なのである。

温泉津温泉特有の析出物が床に付き風格が出ている。うろこのような析出物で覆われ何枚も写真を撮った。7グラムほどの食塩泉で炭酸を含み味覚にははっきりと炭酸味が感知できる。鉄分もあり赤い湯である。

2階建ての小さな湯治宿である。

しかしすばらしい宿で、浴槽は90点クラスである。良い宿にめぐりあった 。食事の量が大変多く、料理が次々と出てくる。1万円以下でこの料理はすごいと思った。まず鯛の尾頭付きの丸焼きが付き、つぎつぎと料理が出て私はご飯を食べるまでもなく料理の途中で満腹になった。


旅館 廣島屋
島根県大田市温泉津町温泉津ロ205-10
電話番号 0855-65-2017

2 温泉津温泉 薬師湯  再訪  80

翌日の朝に薬師湯に訪問した。曲線の外装の共同湯で白く塗られ洋風である。隣にある洋館は立派な造りで、ここの資料館および休憩所になっている。

外観は洋風で富士屋ホテルの旧館のようであった。内部も古いままであるがきれいに掃除されていてツヤツヤと光っている。さて温泉は8.5グラムの食塩泉で炭酸も含有しており、透明、炭酸塩味、無臭と観察した。

中央に円形の浴槽がある以前から変わらずのもので析出物で浴槽がドレープのようになっている。相当の長い歴史であろう。隣の白い洋館と合わせて国内でも珍しい共同湯である。


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 尾道 原田町 ゆうじん温泉 ( No.10 )

原田町 ゆうじん温泉
https://onsen.nifty.com/onomichi-onsen/onsen003787/
https://local-travel-tour.com/harada-onsen-onomichi/
http://blog.livedoor.jp/munimuni51/archives/50679342.html
https://minkara.carview.co.jp/userid/2021452/blog/35119851/

広島県 尾道市 原田町 梶山田4476-1


夢幻か、広島の山中に突然プチ東北のような湯が出現。ここの濃厚湯は驚き以外の何ものでもない

広島旨し湯旨し宿倶楽部にとっての無い物ねだりは、まさしく温泉である。  その広島に、濃度を感じられる湯、ほんのり硫黄臭のする湯、薄く濁っている湯、しかもかけ流しの湯があったらどうだろう。

そんな、広島の温泉ファンの長き夢だった温泉が尾道の山中にある。

場所は国道184の美ノ郷町の交差点から府中方面に折れ、次第に細くなる県道を15分ほどすすんだ処にある尾道市原田町梶山田の温泉施設。ここは元々、鉱山のあった場所のようだ。それもウラン鉱床だ。となると、ちと心配になるほどの放射能泉になる。岡山大学の分析の看板が置いてあったが、島根の池田ラジウムと双璧の放射線量らしい。三朝など問題にならぬほどの放射線量らしい。らしいというのは、放射能泉については、あやふやなことも多く正確な対比は無理だからだ。が、そんなことはさておき、湯がとても素晴らしいのだ。

さて、肝心の風呂だが、内湯と露天がある。湯は非常に独特で異彩を放つ。さらり、ややつるつるの湯が多い広島の中で「ねっとり」という粘りけを感じさせるのは珍しい。湯を掬って臭いをかぐと確実に硫黄臭がする。硫化水素臭ではなく硫黄臭で、中国地方でも希有な存在。しかも、うっすらと茶白色に濁っているではないか。14度の冷泉だけに、加熱半循環は仕方ないが、ゆっくりだが着実にかけ流されている。計測はしていないが、浴槽一つに付き、1分に10リットル程度のペースだろう。もちろん、名湯に必須アイテムの飲泉も可能となっている。

 前述の、岡山大学の分析表が掲示してあったが、蒸発残留量が184mgは、どう見ても変。体感ではもっと成分総計は高い名湯のはず。間違いなく、温泉施設としては広島一の湯質だけに、経営者には一度正確な分析表を掲示して頂きたいと思う。療養効果には相当の自信を持っているらしく、そのような掲示も多かった。湯質から、その事実に疑いもないが、それだけに科学的裏付けは欲しい。

______


尾道に素晴らしい秘湯がある、と島根の千原温泉で一緒に入湯した方より聞きつけ、俺は訪れることにした。

道中細道をすり抜けつつ先へ進むと、温泉浴場にたどり着く。受付にて500円を支払い、浴場へと向かう。

玄関に辿り着く手前、このような光景を目の当たりにした。ここでは冷鉱泉を、このように薪を使って沸かしている。この温泉を提供する為には、甚大な労力を要することを物語っている。

内湯に入り、掛け湯をする。この水は、ウラン鉱床からの湧水という扱いになっているのだが、仄かに硫黄臭が漂い、湯にややぬめり気を感知することが出来る。そして皮膚疾患に特効があり、実際にアトピーで悩む方が県内外より数多く訪れているとのことである。

暫し内湯で体を休めた後、露天に出ると、加熱浴槽(写真手前)と源泉浴槽(写真奥)がお出ましする。ここで加熱浴槽と源泉浴槽を交互に入浴することにより、血行を促進し、更に温泉成分の影響で肌がスベスベになる。

また、ここでは飲泉も可能である。ということで、実際に飲泉口より杓に掬って飲むと、僅かに鉱物系の味がして非常に美味しい。それを知ってか、休日ともなると、タンクを抱えて鉱泉水を求める人が後を絶たない。

6. 中川隆[-12516] koaQ7Jey 2020年6月03日 06:53:29 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[5] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 湯郷温泉共同湯「療養湯」 ( No.7 )

岡山 湯郷温泉共同湯「療養湯」
http://www.gensenkakenagashi.net/nishihonsyu/onsenlist/yunogou-ryouyouyu.html
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/c712807028a6abf9c57b5ed32e9708de

岡山県 美作市 湯郷595-1(鷺温泉館)

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岡山 湯の瀬温泉 藤井旅館
https://onsen.nifty.com/okayama-onsen/onsen003703/
https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou/e/841fb91576432cd09a2f11ce7e5af5c4

岡山県 加賀郡 吉備中央町 豊岡下1538-1

湯の瀬温泉の泉質は強力です。湯原温泉や湯郷温泉 奥津温泉も匹敵しません。
間違いなく広島県・岡山県で一番の泉質です。
http://www.kameson.net/trip/yunose/index.htm


大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 奥津 般若寺温泉 ( No.8 )

岡山 奥津 般若寺温泉
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/271.html

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岡山 真賀温泉 幕湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/273.html

島根 千原温泉 ( No.9 )

伝説の千原温泉 _ 強い使命感がないと名湯は守れない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/522.html

潮温泉 大和荘 _ 千原温泉に湯治に通うなら、ここに泊まるのがお薦め
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/527.html


これぞ温泉。これぞ湯治場! 千原温泉 2000年 12月

中国地方にある。この湯ほど万病に効く湯は全国どこに行ってもないと言われるほどの素晴らしい泉質の湯治場だ。
特に火傷やアトピー性皮膚炎に効果があり、かつては多くの被爆者が湯治に来たそうだ。

また、飲泉も有効で、特に糖尿、胃腸などに有効で、続けて飲むことで体質を変え、現代人に不足がちの葉緑素を補給し、健康増進を図ると言う。

何でも癌の予防や治療にも効果がある。味は塩分を含んでいるがまったく抵抗なく飲める。1回50ccくらい1日に7・8回飲むのが理想らしい。定期的に飲み続けることが何よりも大切だそうだ。

茶褐色の湯は隣の温泉地と同様だが泉質の濃さが違い、隣は湯治効能が薄く、ここのお湯だけが濃いそうだ。源泉の温度は温いが、五右衛門風呂のような釜を使用した上り湯がある。利用者はほとんどが湯治客で遠路遥々足を伸ばして来る。

また湯治専用の湯なので、それ意外の目的で来る訪問者はあまり歓迎されない。が、この湯の本当の良さをわかる人ならばそんなことは決してなく、快く入れてくれるのだ。ただし安易な気持ちで行くと入浴を断られます。湯治場のマナーと心構えを持ち訪問しよう
申し訳ありませんが湯治・治療専用の湯治場の為、所在地、データ等は非公開としています。

ただ、どうしても治療などでご利用になりたいという方は、いきさつやその旨を書き、湯治場利用の必要性を当サイト管理人にアピールしてみてください。

*私を口説き落としても、現地でオバチャンの実技試験は免除されませんのでご注意ください。
オバチャンとのトークでいかに自分をアピールするか最難関!クリアすれば至福のときが待っている。
______

千原温泉 千原湯谷湯治場(再訪)  郡司 勇 2003年07月01日
  
ここは全国四回目の100点とする。
足元湧出、この鄙び具合と良い泉質、まったく素晴らしい。

まったく、良くこのように原始的な状態で、温泉宿が残っていた物だ。そして山陰の温泉を深みを増している重炭酸土類泉や土類食塩泉、含炭酸重炭酸土類泉などの湯脈の総大成とも言える最良の泉質である。

さらに足元湧出の源泉浴槽、ブクブクと湧き出す炭酸泡や苦い薬味の効いた食塩泉、炭酸の清涼感などもあり非の打ち様がない。
渓流に沿って山奥の細い道をたどって行くと沢に寄り添うように古い造りの宿がこじんまりと存在している。川に沿って連立した棟があり旅館の奥にもっとも風格のある浴室棟がある。

3回目の訪問で以前は湯治客専用で、突然行ったら断られたことがあり、以後の2回は丁重に事前連絡をしてから訪問するようにしている。

浴室棟の隣は温泉神社が奉ってある。浴室棟と神社の間には源泉湧出穴があり黄褐色の湯が自噴している。更に先の川沿いにも源泉湧出穴があり持ちかえり専用源泉としている。この度新築で整備してあった。

さて本題の湯であるが浴室に入りその外観を見ただけで圧巻である。コンクリートの四角い浴槽一杯に濃い茶色の湯が入り、炭酸の気泡が全体より立ち昇っていて沸騰状態である。

温度は31.8度の含炭酸重曹食塩泉である。やや暖かいこの温度が絶妙であった。私にとってはまったくヌルイとは思わず、良い湯を長く満喫できるだけ天の恵みとして感動するのである。総計11529mgの高張性の濃い食塩泉が骨格となっている。
しかし1262mgの炭酸と4.2mgの鉄で存在感のある湯となっている。味覚が個性的である。

足元より湧出する新鮮さがあるので炭酸が強い酸味となり、カリウム、カルしウム、マグネシウムなどの金属類によって渋い薬味になりメインの塩味に加わると不思議な味となっていた。

匂いは少ないが少炭酸金気臭が僅かに感知できる程度である。ヌル湯で長時間入浴の湯治場である。

また薪で沸かす一人用の五右衛門風呂が併設されておりやや熱めに沸かされている。傍らのバケツで源泉を足しながら寒い時は暖まるために入浴する。しかし源泉浴槽があまりにすばらしくこちらは補助的な使い方となっている。これが当然、正解である。
源泉に浸かって周囲を眺めていると古さから醸し出される落ち着いた雰囲気に包まれ満足する。風格があるとはこのような空間であろう。綺麗に使われており、脱衣場の木製の個人棚や木の扉が風情がある。現在宿はやっていないとのことであるが部屋も瀟洒で良い。泊まりで来たかったものだ。

浴槽の周囲は少量ではあるが析出物で綺麗にコーティングされており、都城の湯穴温泉に類似している。

温泉、宿の風情、使い方どれも理想的な存在で、私などが評価するのも心苦しいが満点の評価としたい。今回の旅行はここを目的で訪れたようなものでそれを深く達成できて満足至極である。


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島根 小屋原温泉 熊谷旅館
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/259.html
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島根 温泉津温泉

癌に効く温泉・・アトピーに効く温泉
19. 2011年3月26日 2) 温泉津(ゆのつ)温泉 元湯 (泉薬湯)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/357.html


温泉チャンピオン 郡司勇の温泉サイト 山陰の温泉 野湯・秘湯2 2013/01/04
http://www.gunjion1000.com/?p=4114

1 温泉津温泉 「旅館 廣島屋」  洞窟風呂(薬師湯源泉)  90−

温泉津温泉は10年ぶりくらいであろうか?久しぶりである。元湯の赤い塩苦味で炭酸味のある源泉を思い出す。しかしかなり熱いのである。薬師湯の源泉のほうが少しヌルい。小浜温泉もきれいに改修されていた。

さて元湯と薬師湯の間にある、温泉地の中心とも言ってよい場所にあるのが「旅館 廣島屋」である。ここは薬師湯源泉を引いており、一つだが内湯がある。これが文化財もので素晴らしい。手掘りの洞窟なのである。

温泉津温泉特有の析出物が床に付き風格が出ている。うろこのような析出物で覆われ何枚も写真を撮った。7グラムほどの食塩泉で炭酸を含み味覚にははっきりと炭酸味が感知できる。鉄分もあり赤い湯である。

2階建ての小さな湯治宿である。

しかしすばらしい宿で、浴槽は90点クラスである。良い宿にめぐりあった 。食事の量が大変多く、料理が次々と出てくる。1万円以下でこの料理はすごいと思った。まず鯛の尾頭付きの丸焼きが付き、つぎつぎと料理が出て私はご飯を食べるまでもなく料理の途中で満腹になった。


旅館 廣島屋
島根県大田市温泉津町温泉津ロ205-10
電話番号 0855-65-2017

2 温泉津温泉 薬師湯  再訪  80

翌日の朝に薬師湯に訪問した。曲線の外装の共同湯で白く塗られ洋風である。隣にある洋館は立派な造りで、ここの資料館および休憩所になっている。

外観は洋風で富士屋ホテルの旧館のようであった。内部も古いままであるがきれいに掃除されていてツヤツヤと光っている。さて温泉は8.5グラムの食塩泉で炭酸も含有しており、透明、炭酸塩味、無臭と観察した。

中央に円形の浴槽がある以前から変わらずのもので析出物で浴槽がドレープのようになっている。相当の長い歴史であろう。隣の白い洋館と合わせて国内でも珍しい共同湯である。

7. 2020年6月03日 06:59:15 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[6] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 大阪 山空海温泉

大阪 山空海温泉
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/272.html

大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻801

こんなに近くに驚異的な温泉が

大阪市内から車で約1時間 能勢に驚異的な温泉があります。

名前も山空海温泉。変わった名前です。看板も手書きで、ほんの小さなものでさっと通ったら見落としてしまう。
設備はほとんど湯船とシャワーだけ。石鹸もない。張り紙も、お金を払ったらお客という意識の人は来ないでください、というような内容などふつうの商売でやっているとうより自分の入浴施設を人に貸している感覚だ。
料金は700円。決して安いとも云えない。

これで、何も良いことなかったら2度と来ないよ、と思えるような温泉だ。
でも、ここの良さは天然湧き出し、かけ流し、きっと塩素は使ってないのだろう。本当の温泉とはこんな湯だというのを味わえる。

酸化還元電位はマイナス220mV驚異的な数字だ!
(大阪の水道水はプラス170mVだった。
機械で還元力を作ってもまあ、プラス50mVくらいだ。)
近畿圏でこんなに驚異的に良い数字が出るのはこれまで、十津川温泉しかなかった。
__________

大阪 犬鳴山温泉 山乃湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/274.html
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和歌山市 花山温泉 薬師の湯
https://www.hanayamaonsen.com/
https://onsen.nifty.com/wakayama-onsen/onsen003417/
https://www.travel.co.jp/guide/article/979/

和歌山県 和歌山市 鳴神574

8. 2020年6月03日 07:06:54 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[7] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岐阜 中津川市 湯の島ローソク温泉 ( No.6 )

癌が治る岐阜 湯の島ローソク温泉

湯の島ローソク温泉 (放射能泉)
https://www.rousoku-onsen.com/
https://onsen.nifty.com/nakatsugawa-onsen/onsen002499/
https://love6.5ch.net/test/read.cgi/onsen/1158920402/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/248.html

岐阜県 中津川市 高山2200−2


[47]教えてください。 - なな (YahooBB219032181009.bbtec.net)
肺ガンの父はもう病院では治療の方法がないと言われ毎日、何種類もの薬だけで、治療らしい事は何もしていません。食欲もなく弱っていく父の為に良い温泉を探しています。 しばらく滞在できて少しでも同じ病気の人とふれあって癌に効く温泉を教えてください。愛知県に住んでいます。
[2005/12/05(Mon) 19:55]

[52]Re: 教えてください。 - オカダ (eAc1Aal059.tky.mesh.ad.jp)

ローソク温泉がいいのではないかと思います。 私も東京から毎月3日間通っています。
先月、がんのため余命3年を宣告された男性(60前後)から直接話を伺いました。

脊椎のがんが肺に2箇所転移し、もはやこれまでとあきらめたときにローソク温泉を紹介されたそうです。

毎月3日間通い(つきに3〜5日間定期的に通うのがもっとも効果的との事)肺に転移したがんがなくなり主治医が驚いているそうです。
脊椎のがんは残念ながら消滅していないそうですが、進行がピタリと止まっており、主治医が驚いているそうです。
肺がんが消滅したと言う人は、たくさんおられるそうです。

この温泉は、日本で一番のラジウム含有量を含む温泉でかなり体に負担をかけますので1回10分以上の入浴はやめるように言われています。1日でも3回まで。先代は医者で今は薬剤師のご主人が湯治方法など親切に教えていただけます。
宿泊客は難病を抱えた常連さんが多く、普段は話せない病気のことなど気軽に話せ、気分的にも楽になれます。この温泉は、日本一のラジウム含有量を誇りますが湯量が少ないためかけ流しではありません。

夕方3時から温泉を入れ替え、宿泊客が5時から一番風呂に入れます。当然ラジウムの効果は一番だと思います。私も2度のわたる脳腫瘍の摘出手術後、再発し放射線治療を受けましたが完治せず現在も1センチの腫瘍が残ったままで、何とか直したいと今年から通っています。

是非、一度宿泊されることをお勧めします。 [2006/08/11(Fri) 21:27]
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投稿日:2006年8月30日
湯治には、宿泊が一番だと思います。 (湯之島ラヂウム鉱泉保養所(ローソク温泉))
オカダさん

この温泉はラジウム含有量が日本一ですが、湯量が少ない為かけ流しではありません。
毎日、15時から湯を入れ替えています。
日帰りでは、9時半〜15時までしか入れません。
14時を過ぎると、温泉が少し汚れてきます。

宿泊すると、18時から一番湯に入れます。この湯がラジウムをもっとも含んでいると思います。
朝も8時から入れますので、ラジウムの効能を目的に湯治するなら宿泊が一番だと思います。
また、宿泊予約時に送迎をお願いしておくと、恵那駅まで無料でしてくれますので(7月からです)、本当に助かっています。


投稿日:2006年8月11日
ローソク温泉での常連客の話 (湯之島ラヂウム鉱泉保養所(ローソク温泉))
オカダさん

私はここ6年で脳腫瘍の2度のわたる摘出手術後、再発し放射線治療を受けましたが完治せず現在も頭の中に1センチの腫瘍があります。

テレビでローソク温泉のことを知り、今年から通うようになりました。
常連さんには、がん摘出手術後の湯治客が多いようです。
ある余命3年を宣告された男性から話を伺いました。

脊椎にあるがんが肺に転移し、もはやこれまでと覚悟していたとき、ローソク温泉の話を聞き毎月2泊3日で通っているそうです。
不思議なことに肺に転移したがんがなくなってしまい、先月で余命3年の宣告をうけて4年になるそうです。
残念ながら脊椎のがんはなくなっていないそうですが、進行がピタリと止まり主治医も驚いているそうです。
他の常連さんにも、がんがなくなったと言う方がたくさんおられるそうです。


この話をお聞きし、私の脳腫瘍もなくなるかもしれないと期待しています。

常連さんには難病を抱えている方が多いですが、明るく前向きな方が多く、健常者には話せないようなことを気軽に話せる雰囲気もあり、私もがんばらなくてはと毎回元気をいただいています。

この温泉は免疫力を高める効果があり、毎月3〜5日の湯治をしばらく続けるのがもっとも効果があるそうです。
私も、しばらく毎月東京から通う予定です。

9. 2020年6月03日 07:23:22 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[8] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 奥津 般若寺温泉 ( No.8 )

岡山 奥津 般若寺温泉
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/271.html


奥津は何故復活できたのか?

奥津温泉が、30年以上も脱ダム宣言で国と闘ってきたことは、皆さんご存じだろうか。
しかし、失礼ながら奥津の場合は「闘う」と言うより、やられっぱなしという方が適切かもしれない。

 美作三湯「湯郷・湯原・奥津」と言いながら、しかも湯原より圧倒的に関西に近いのに道路整備もされず、観光客はあまりにも少なかった。その結果、廃墟のような温泉街となってしまった。バブルの頃、あちこちに大型ホテルが出来、ボーリングをして、循環して、水道水を混ぜて、、、、、それでも客は押しかけたが、奥津には関係のない話しだった。

 奥津は、西日本、いや、日本でも希な自噴適温の足下湧出極上湯の里。しかも、そのほとんどが、枯れて鄙びていて、我々の郷愁を誘う。こんな雛にも希な奥津温泉を、「良く守った」と能天気な温泉評論家は賞賛するが、そんな生やさしいものではなかったはずだ。

 足下自噴の極上湯の里で、しかもエロスと退廃の文学的なムードを醸し出す町はこうして出来上がったのだ。現在、多くの人はやっとその価値を認め、奥津は再び脚光を浴び始めた。
 奥津のすばらしさは、街道沿いに並ぶ奥津荘、東和楼、河鹿園の隣り合った三軒の旅館が、そろって足下湧出の極上湯であることだ(河鹿園は現在は足下湧出に近いかけ流し)。自然噴出だけに、それぞれ湯温も湯質も微妙に異なる。

 奥津は、アルカリ性の放射能泉である。人体に危険でない微弱の放射線を浴びると、細胞に僅かの傷がつき、その傷を治そうと修復機能・免疫機能が活性化する。そのため自然治癒力が上昇する効果をホルミシス効果という。放射能泉のラドンを含む温泉に入浴したり、飲むことでこの効果が活性化している可能性がある。が、中国地方には放射能泉が多いが、そのほとんどは冷泉である。このラドンは空気中にでるとあっという間に飛散する。万一加熱したら、その時点でほとんど消え去る。よって、放射能線では適温の自然湧出の放射能泉を足下湧出の極上湯で入ることが温泉効果を得る絶対条件となる。

 同じような放射能泉の足下湧出の三朝では、やや高温で長湯が出来ないのに対し、適温の奥津は長湯が出来、自然の恩恵を十分に味わえる。


奥津は、西日本、いや、日本でも希な自噴適温の足下湧出極上湯の里。しかも、そのほとんどが、枯れて鄙びていて、我々の郷愁を誘う。こんな雛にも希な奥津温泉は、どうして出来たのだろう。

 「がんばっていればいつか花が咲くからさ」、そのように言う世の中の人はつくづく勝手である。実際には、日の目を見ず埋もれていく屍が多い中で、たまたま脚光を浴びたものだけを「時代があなたを呼んだ」などと賞賛し、「苦しかった日々が報われたね」と喝采する。

 急に訪れた拍手の嵐の中で、舞い上がり、自らの本質を見誤り、やがて移り気で勝手な人々から忘れ去られるという歴史は枚挙にいとまはない。

 温泉の世界にも、そんな話しはたくさんある。秘湯がマスコミに取り上げられて大挙して一見客が押しかけ、舞い上がって借金して設備投資して、潮が引いたように客が遠ざかり・・・・・悲しいパターンは多い。

 これも人の世の無情であろう。奥津温泉は、美作三湯の中では、時代に取り残されたような存在である。関西圏に近いという利点がある割に、交通事情も改善されなかった。何十年にもわたる国とのダム闘争の果てに、必要な公共投資が全て見送られたからのようだ。高度成長時代の大ホテル化にも、現在の演出型秘湯時代にも取り残された。

 その中で、奇跡が起こった。まさに、至極ともいえるべき湯、足下湧出極上湯が、21世紀の日本に残された。奥津荘は、そんな奥津温泉を代表する旅館だ。

木造の黒光りした玄関を通ると、やがて、湯に降りる階段がある男女別の内湯に家族風呂が並んである。このうち、男性用大浴場が旧津山藩専用で普段は鍵を掛けたという「鍵湯」だ。
湯を見て初めて気づく。なぜ、平地の玄関から階段を下りたか。ここは、元は河原なのだ。河原の岩で作った自噴の湯の上に建物を建てたのだ。

よって、浴槽の底は、ごつごつの岩で尻を落ち着ける場所を探すのに手間取る。40℃あまりの青光りする妖艶な湯が、岩の間から噴出し、湯船から溢れ浴槽の床を川のごとく流れていく。岩の間から時々あがる気泡を見続けていると「一生このままでいい」と、湯に引き込まれ魅せられていく自分に気づく。

 奥津の湯は、あなたの温泉感を、根底から覆すに違いない。成分を見てもわかるように、奥津の湯は決して濃く無い。手を握っても濃度感は、全くない。しかし、心から、贅沢な気分とは何なのか、湯に癒されるとは何なのか、それがわかる湯だ。温泉ファンのみならず、心に針がちくっと来ている人も、ぜひ、訪れるべきだ。

 奥津が変わっていると聞いた。あの、時代に取り残された奥津が、ついに変わっていると聞いた。奥津のイメージは、頑固一徹の老人。変わらないことが、奥津の個性。

岡山の代表的な温泉は、美作三湯といって湯郷・奥津・湯原である。

その中で、棟方志功はじめ多くの芸術家に愛され、映画の舞台にもなった奥津は一段上等な温泉地だった。上等の証は、各家の鴨居や襖絵、軒下の飾りに実に色っぽくセピア色に残されている。

 しかし、奥津は政治的に社会から見捨てられた。それは、数十年に渡る町長を先頭としたダム反対闘争の影響と言われている。その間、日本には高度経済成長が来た。観光ニッポンとなった。JALパックで海外にも多く出かけた。高速道路が出来た。中国縦貫道が大阪から伸びて岡山の湯郷温泉は栄えた。ただ、高度経済成長らしく、見渡すばかり大旅館ばかりで湯量が追いつかず、循環ばかりである。

 湯原も、大山・蒜山のリゾート開発とともに発展し大旅館ばかりになったが、バブル崩壊とともに廃墟になりかけた。しかし、タイミング良く高速米子道がつき、大阪からのアクセスも便利で、温泉街の努力もあり息を吹き返した。湯量は桁違いに豊富で、大ホテルが並んでもびくともしないかけ流しは立派だが、集中管理方式で新鮮さには疑問が残る。 

しかし、奥津には、まともに大形バスは入らなかった。ハイデッガーのバスなどとんでもなかった。数軒あった鉄筋の施設は倒産。結局、奥津温泉には高度経済成長も、バブルも関係無かった。

しかし、その後、政治的なことで奥津にダムが出来ることとなった。ダムは奥津を変えた。津山ICからの接続道路は見事に綺麗になった。ハイデッカーだろうが二階建てだろうが、苦もなく大形バスが来るようになった。第3セクターの巨大な日帰り施設の「花美人の里」もできた。ここまでのお決まりのパターンなら、この後に奥津は大旅館・ホテルへの道をたどるはず。
 しかし、時代は温泉に「源泉掛け流し」「大形宿より秘湯ムードの小粋な宿」を求めるようになった。まさに、奥津にぴったりの時代。

ついに奥津が動き始めた。枯れて朽ち果てそうになっていた河鹿園と奥津荘が、昨年相次いでリニューアル。そして現在、東和楼が改築中である。足下湧出・源泉掛け流し御三家がどうなったのか? どこへ向かうのか? 足下湧出泉はどうなったのか? 
興味津々で奥津荘に向かった。

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奥津温泉の吉井川沿いにある、源泉かけ流しの宿三件はそれぞれ風情があってよろしいが、立ち寄り湯の場合、時間に注意する必要がある。奥津荘は二時で終了である一方、河鹿園は逆に三時以降でないと入浴できない。
その他:奥津温泉では、入浴手形1枚でお1人で3箇所の内湯が楽しめます。有効期間はなく、手形の代金は1300円です。協賛施設で販売しています。協賛施設は以下の通りです。

東和楼、奥津荘、河鹿園、湯宿西西、花美人の里、大釣温泉
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奥津温泉 奥津荘

かつて津山藩の君主が、あまりの快適さに自分だけがこの湯を独占しようと鍵をかけた曰く付きの鍵湯。エントランスや脱衣場は古さを残してリニューアルされていた。さあ、浴槽に入ろう。足下の岩盤の割れ目から、適温の湯が蕩々と湧き出し、そこが浴槽になっている足下湧出泉。ポコポコとガスとともに湧いて、浴槽の縁から川のように排水溝に消えていく。至極快適、手から足から体の細胞が脱力感に包まれていく。湯は、実に丸いアルカリ性。肌にすべすべで、若干の鉱物臭アロマが香しい。ここは一つずっと湯に浮かんでいようか、そんな気分にもさせられた。

夜8時には、男女の浴槽が交代し、鍵湯が女性になり立湯が男性になる。立湯は、真賀温泉館や長門湯本の恩湯のように非常に深い浴槽で、130cmの深さがある。3人程度しか入られないが、宿の規模から言うと適切。足下の岩盤にパイプがさしてあり、そこから湯が噴出するという準足下湧出。湯の中で建って目を閉じていると、無重力の気分で浮遊感があるから不思議。

 さて、お待ちかねの夕食だ。かつては部屋食で、若干地味な印象のある宿だった。頑なに山のもの地元のものにこだわり、それなりに固定客はあった。ところが、リニューアルで川の流れに面した食事処が新設された。決して豪華ではないが、清潔。壁にはさりげなく奥津を愛した署名な画家の作品が飾ってある。時価にするといったいいくらなんだろう。いかにも無防備に飾ってあが、これがこの宿のもてなし。


昭和初期より80年の歴史を持つ奥津温泉 奥津荘

2004年8月に改築し、元々定評の高かった奥津荘はさらに評判が上がった。
重厚感溢れる外観。温泉街でも一際格式を感じる
私が訪れたのは2005年6月、リニューアル後しか知らないが、80年前の趣を残しつつ快適でお洒落な空間ができあがっている事に感動を覚えた。

宿の前に車を駐車し、荷物を出す。すると宿の方が駐車場へ車を持って言ってくれた。
宿へ到着するとまずラウンジへと案内していただき抹茶と茶菓子をサービスしてくれる。
このラウンジの雰囲気がすばらしく、着いた早々落ち着き思わず時間を忘れて声をかけられるまで話に花をさかせてしまった。
荷物は抹茶を飲んでいる間に部屋へ持っていってくれる

宿の中は赤い絨毯がひかれ緊張感がある。
この掛け軸は棟方志功という方の作品。

「なんでも鑑定団」でかなりの価値だと提示されたというお宝作品だろうだ。 棟方志功の作品が飾られている
1泊2食付 13800円

部屋からは窓の外にある大きな銀杏の木と川が見え展望が良い。夜9時までは銀杏の木がライトアップされ、窓からは幻想的な景色が望める。

部屋のライトは白熱灯の間接照明の為、部屋の雰囲気がやわらかい。
小さいライトが数箇所置いてあるので、メインの電気を消して小さいライトだけにすると外の銀杏が綺麗に見え、すばらしい空間となる。

部屋には立派な液晶テレビが置かれ、冷蔵庫には水やジュース、ビールが用意されている。その他、金庫、浴衣一式、ドライヤー、お茶セット・茶菓子がある。

タオルは小さいタオルが置かれているが浴室ごとにタオルが用意されている為部屋で使用した。
夜ご飯は食事何処でいただく。

コースとなっており、前菜から順々に運んでくれる。
前菜を見て既に感動。綺麗に盛り付けられた上に味も絶品。

サーモンの燻製で巻かれたインゲンは口の中でフワッ香り、海老のすり身で出来たものは濃厚。天ぷらはサクサクし、鮎の塩焼きは柔らかい。お刺身も新鮮・・と書いたらきりがない。

四季折々の素材をうまく使用した丁寧で上品な料理、こんなにすばらしいコースを食べられるのは通常2万円以上の宿泊料金を出してこそ。
13800円で宿泊して食べれる料理ではないだろう。食事中に何度「おいしい!」を繰り返したかわからないほど感動した料理だった。
食後はラウンジでコーヒーのサービスがある。

宿泊客全員がラウンジに集まり、音楽を聴きながら会話を楽しんでいる雰囲気は独特の良さだ。
この日の宿泊客は3組。食後のコーヒーの時以外ほとんど顔をあわせる事がなく貸切の気分だった。
日曜日泊だからという事もあるが13800円でこれだけのすばらしい食事に空間を堪能できる宿は全国でも少ない。
自信を持ってお勧めできる旅館だ。

奥津温泉 奥津荘

岡山県の美作3湯で足元湧出源泉浴槽のある宿は奥津温泉の2つであろう。その中で日本の温泉の至宝とも言える奥津荘の鍵湯と立ち湯をレポートした。

1. 鍵湯、立ち湯ともに足元湧出天然岩風呂
2. 木造3階の立派な建築
3. 泉質うんぬんを超越した素晴らしい温泉
4. 室内改装済

奥津温泉で圧巻なのは奥津荘の鍵湯と立ち湯であろう。立派な唐破風のエントランスがある宿の重厚さも素晴らしいが、さらに凄いのは鍵湯と立ち湯の2つの足元湧出源泉浴槽である。

鍵湯は広い浴槽で底の岩から温泉が湧出し、溢れた湯が洗い場の床一面に流れ去っている。浴槽の表面は澄み切っていて底の大岩やコンクリートで固めた隙間が湯を通して見える。そして湯が表面張力で盛り上がっているかのように錯覚するほどに、表面が鋭利に光り輝き、溢れて薄い流れが床前面に出来ている。

足元湧出の掛け流し温泉の最高の演出である。薄暗い照度で、雰囲気は日本屈指の温泉浴室ともいえる風格である。また私が好きなのは女湯に利用されている立ち湯である。

深い浴槽でかつ美しい湯なので、湯の色が川の淵のように緑がかり、清澄で清楚な温泉を際立たせている。まさに適温の温泉が、天然岩の足元からゆらゆらと自噴している事実があり、入浴してみると身体全体で分かり、素晴らしい温泉体験が実現できる。
立ち湯の方は鍵湯よりもワイルドである。床に大きな岩が浴室半分を占めるほどに盛り上がっていて、その傍らに浴槽がある。そして入浴すると胸までの深さがあるのである。神秘的な素晴らしい浴槽であった。

湯は透明、無味、無臭の奇麗な泉質であるが、足元湧出の存在感で泉質うんぬんを超越した素晴らしい温泉であった。宿の建築も堂々とした高い階高の2階建てで、昔ながらの木製建具が風情ある外観となっている。
またエントランスは赤いじゅうたん敷きで、レトロな造りの内部造作に華やかさを持たせている。玄関横にはカフェをしつらえて改修された。しかし外観は古いままを維持しており素晴らしい。離れの宿としてそれを主体に営業されているが、本館の2階の立派な建築に泊まってみたいと思った。

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奥津温泉 東和楼

奥津温泉のもう一つの名物は老舗の2軒に足元湧出自噴浴槽があることである。湯原では砂湯、真賀幕湯、郷禄の3箇所に足元自噴源泉浴槽があるが、奥津は2つの旅館にある。その一つが東和楼である。古い造りの木造の3階建てのエントランスが立派である。2階と3階の間に小屋根があるので4階建てに見える。隣の奥津荘と並んで風情のある町並みになっている

ここの浴室に行くのは面白い、アーチの洞窟を抜けて川原に向う、すると小さな浴室があり、天然岩の露出した浴槽があった。男湯の底に温泉が湧出している。足元自噴であるが湧出口がパイプになっているので湧出する圧力が掛かり、もりもりと強い勢いで湧出している。そのまま掛け流しになっている。

女湯も見学させていただいたが、こちらは男湯の源泉と浴槽が繋がっており自噴していない。しかし天然岩の浴槽でワイルドである。湯は42.6度の単純泉で総計141.9mgの奇麗な湯である。浴槽直下40mより自噴しており、パイプで湧出させているとのことである。透明、無味、無臭ながら柔らかい湯である。なにより足元自噴の新鮮な湯に入浴できるのが良く、湧出量も多いので湯の流れを実感できる。素晴らしい源泉、および浴槽である。

奥津温泉 東和楼

奥津温泉の中心、河鹿園と奥津荘の間にある老舗の旅館です。一部では奥津温泉で一番
良いお湯と言う評判もあり、是が非でも立ち寄ってみたいと思っていた所でした。

中に入って女将さんにお願いをすると、快くOKとの事です。「うちのお湯は、柔らかくて優しい、気持ちが良いお湯なんですよ」と、女将さん。平日の湯めぐりでしたので、この日は他に利用者がおらず、「貸切で、一緒に入って良いですよ。男湯の方が源泉の直上にあってお湯が良いと評判なんです」と仰って下さいました。これは、期待に胸が膨らみます!
さて、そのお風呂。館内を少し歩いた先にあります。途中洞窟のような
廊下を抜けたのですが、何だかとても風情が良いです。
那須の雲海閣や、塩原の和泉屋を思い出してしまいました。

こう言うアプローチは無条件で好きです。ひんやりとした感じが、これから
浸かるお湯への期待感を高めてくれているようです。
浴室はその廊下を歩いた先にありました。
男女別でそれぞれが内湯のみです。

まずは、女湯を見学。結構年季を感じる浴室で、小ぢんまりとした湯船が
ひとつあります。

お湯は無色透明。浴槽内にお湯が注がれているのが見て取れます。
これはこれで良い感じ!

でも、女湯の後に男湯を見て、驚きました。湯船の大きさは少し大きいくら
いなのですが、湯量が断然違うのが、見た目で分かります。
溢れたお湯は、猫の額も無い洗い場をザアザア流れ去っています。
素晴らしい!喜び勇んで、飛び込んでみました。
お湯の温度は43度くらいでしょうか。ほぼ適温です。直前に立ち寄った
河鹿園をはじめ、この日は温いお湯に浸かる機会が多かった為、妙に
熱く感じます。

お湯は湯底から沸いており、時折気泡がポコポコと上がっています。
それとは別に、パイプが刺さっており、そのパイプからも勢い良くお湯が
噴出しています。これはこれで、足元自噴と言うのですが、パイプが刺さっ
ている為に自然のままとは少し違うのはご愛嬌。

圧倒的な湯量を前にしては、パイプの1本くらい、どうって事ありません。
お湯は僅かにツルツルするお湯で、奥津らしい、柔らかいお湯です。お湯
からは温泉臭が漂い、特徴も感じる事が出来ます。
湯船から溢れたお湯がザアザアと流れ去り、何とも贅沢な気分を味わう
ことが出来ます。

気持ちが良いお湯なのですが・・・ この日は朝から湯めぐりしていたせいも
あってか、ヘロヘロ。汗がドーっと出て、止まりません。
女将さんは「優しいお湯」なんて言いましたが、今の私にとっては、「攻撃
的」なお湯です。掛け流しも量が多すぎると、かえって体力を消耗します。
鮮度良すぎです!

ずっと浸かりっぱなしだと湯あたりしそうだったので、出たり入ったりをしな
ければなません。勿論、これは嬉しい悲鳴。お湯から伝わってくるパワーが、
湯口チョロチョロの所とは段違いに強いのです。

折角貸切で使わせて頂いているお風呂、すぐに出ては勿体無いし、もう少しゆっくりしたいし・・・
そんな事を考えながら、30分弱の時間を過ごしました。

奥津の名湯、ここに極まれりと言った感じです。本当に素晴らしいです。
男湯を貸切させて下さった女将さんに感謝! 奥津に再訪する機会があったら、是非泊まってみたい一湯でした。

安らぎの湯(奥津温泉 東和楼) [入浴日: 2010年2月12日]
岡山県の美作三湯のうち、わたくしの好みは団体客に似つかわしくない静粛な奥津温泉、なかでも川沿いに並ぶ源泉かけ流し宿三軒のうち、頻繁に利用するのはこの宿なのである。立ち寄り湯を請うにあたって、こちらが一番好意的な印象があり、敷居が低い。お隣の「奥津荘」と比べてみればわかると思う。それでいて泉質は足元湧出の「鍵湯」と比べてまったく遜色ない同じ足元湧出のすこぶる清明な湯なのであるから。

たしかに施設の細やかな造り込みや清潔感は「奥津荘」に軍配が上がる。こちらはさすがに古さと管理の甘さも垣間見えるのが実情。例えば浴室で身体や頭などを洗うと、浴槽の淵が湯面と近いため洗い流した湯が浴槽に混入するのではないかという懸念等である。ただ、わたくしの求めるのは泉質であり、多少の古さなどなんでもなく、温泉の使い方において優れた見識を持つこの宿に好意を抱きこそすれ不満などありはしない。

源泉かけ流しと称する施設でも、眉唾物は多々ある。湯口からチョロチョロとアリバイ的に源泉を混入させてかけ流しと称する物が目立つ。少量の源泉を浴槽の表面に流すだけでは、下手をすれば循環施設より危険な場合もある。その点こちらの宿の浴槽のように、パイプで下から潤沢に源泉を混入させて湯を攪拌させるのが本来のかけ流しと言ってよく、そのため湯が常時新鮮なのである。まことに清明なアルカリ性単純泉を存分に味わえる。無色透明で個性が強い湯ではないが、白湯とは浴感も味覚もまったく異なる。微妙に甘味が感じられる柔らかな湯だ。

一つ残念なのは、男女別に分かれた浴槽の女湯は浴槽が小振りで、かつ男湯にあるような完璧な足元湧出を経験できないということ。そこで立ち寄り湯の場合、平日の昼間は大抵空いているので、他に客がいないという条件下ならば女性も男湯に入浴させてもらうことも可能だ。わたくしの利用時は女将さんの好意でいつも貸切にして頂いている。

奥津温泉に来たならば、こちらの宿のお隣二軒を含む三軒の源泉かけ流し宿か、河原露天の湯に入らなければほとんど意味がないことを付け加えておきたい。


奥津温泉 河鹿園

奥津温泉のなかでも、個人的に一番居心地が良く自分に合っていると感じたのが、この「河鹿園」だと思います。
写真2枚目の(やっちゃん?)がこの寒い中、出迎えてくれました。今回訪れた旅館の中でも、もっとも清潔で美しくゆっくりと源泉を堪能することが出来ました。

浴室も芸術的なデザイン(写真3、4枚目)を取り入れておられます。そこに贅沢にも源泉が溢れ出ており、またそのサーッと流れていく音が浴室に響き渡り、もう心地よくてたまりませんでした。

奥の濃いブルーのところが浴槽で、その周りの薄いブルーのところが、オーバーフローした源泉が流れていく様子です。静かに流れ去る源泉を見ているだけでも、あっという間に時間が経過していきました。

「河鹿園」は「東和楼」や「奥津荘」と同じく源泉かけ流しですが、若干泉温が低いため加温されています。ただ、温めに調整されているため、いつまでも入っていることが出来ます。泉質ですが、無色透明無味無臭ですが、やはりココのお湯もヌメリがありサラサラしています。極めつけは体にまとわりつく気泡です。今回入浴したどの温泉よりも、一番まとわりついてきたと思います。
また浴室の大きな窓からは吉井川が見られ、奥津温泉の中で最も高台にある「湯宿西西」よりも景色がよく素晴らしかったです。ぜひまた来て見たい温泉になりました。
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昨日、河鹿園に泊まりました。お風呂はすごくよかったです。源泉掛け
流しで、捨てられるお湯の量がものすごく、もったいないくらいです。
ほんとに河鹿園はもったいない、温泉ファンには最高のシチュエーション。
大量掛け流し。最高の湯質。宿の趣よし。
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女性が半地下、男性が半2階(男女入れ替え制)にあるが、大きさも風情も、何もかも違う浴槽だ。半2階の浴槽は奥津としては近代的で大きく、吉井川の流れと、浴槽から大量に掛流されるアルカリ性放射能泉の流れる音が合いの手を打って、目をつむって静かに音を聞いていると午睡に微睡む。半地下の風呂は、小さく野性的な岩風呂風。足下湧出のように継ぎ足される柔らかき湯は男性のそれより新鮮と感じ、蕩々と掛流されていく。

河鹿園はやや湯温が低いらしく、若干加熱をしているようだが、その加熱の仕方が嬉しい。たっぷりのかけ流しの湯がつぎ込まれ、湯船の底からは、湯をかき混ぜるための加熱湯も勢いよく水圧噴射される。このために、大量の川の如きかけ流しとなるのだ。ただのかけ流しだと、流し込んだ湯が湯面のみを走りオーバーフローして、湯船の底には滞留した湯が残り滅法汚い。温泉ファンあこがれの湯宿で、湯の底に髪の毛が大量にふわふわしているケースさえあるのだ。多くの温泉ファンは、「かけ流しは素晴らしい」「循環なんか駄目だ」と理知的ではなく感情的に走る。しかし、本当に素晴らしいかけ流しはこのスタイルだろう。

河鹿園
 
昭和初期のモダニズムとエロスを感じさせる雛にも希な佳宿

風呂なら、間違いなく奥津荘の鍵湯が素晴らしい。アワとともに湧き出す足下湧出の極上湯だ。東和楼も負けない。同じく足下湧出で、体が浮きそうなほどの勢いでわき上がる。温泉好きの2軒だろう。

 ただし、自らの身と心を委ね、心から癒されたいと思うなら、当倶楽部はこの河鹿園をお勧めする。奥津荘も、東和楼も素晴らしい。しかし、河鹿園には形ではない何か、そう、空気だ、空気がおそらく日本の宿の中でも図抜けているのだ。たとえて言うなら、葉山・大磯あたりの戦前の別荘か。大人の、密やかな、そして秘したエロスを感じるのだ。こんな湯宿は、そうはあるまい。
ここ河鹿園は、奥津源泉宿3軒の最奥部にたつ宿。旧津山藩主の元別荘で、文化の薫りに溢れている。特に、棟方志功のお気に入りの宿で、館内には志功の作品を始め、多くの日本画・洋画・版画が溢れ、宿全体が画廊のようである。

 湯に入る前に、まずはこれらの芸術で心を満たそう。そして館内を歩くうち、ここが単なる芸術の宿ではないと気付く。そこはかとないエロスを感じる。大人の、上品なエロスだ。それは映画「ツイゴルネルワルゼン」を彷彿させる品のよい昭和初期の内装であるが、きちんと手が入れられて、何とも落ち着くではないか。棟方志功設計の茶室や日本庭園の向こうに佇む別荘も在りし日の風雅な遊びが想像される。そのような愉しいひとときを味わったら湯にいこう。

女性が半地下、男性が半2階(男女入れ替え制)にあるが、大きさも風情も、何もかも違う浴槽だ。半2階の浴槽は奥津としては近代的で大きく、吉井川の流れと、浴槽から大量に掛流されるアルカリ性放射能泉の流れる音が合いの手を打って、目をつむって静かに音を聞いていると午睡に微睡む。半地下の風呂は、小さく野性的な岩風呂風。足下湧出のように継ぎ足される柔らかき湯は男性のそれより新鮮と感じ、蕩々と掛流されていく。

 河鹿園はやや湯温が低いらしく、若干加熱をしているようだが、その加熱の仕方が嬉しい。たっぷりのかけ流しの湯がつぎ込まれ、湯船の底からは、湯をかき混ぜるための加熱湯も勢いよく水圧噴射される。このために、大量の川の如きかけ流しとなるのだ。ただのかけ流しだと、流し込んだ湯が湯面のみを走りオーバーフローして、湯船の底には滞留した湯が残り滅法汚い。温泉ファンあこがれの湯宿で、湯の底に髪の毛が大量にふわふわしているケースさえあるのだ。多くの温泉ファンは、「かけ流しは素晴らしい」「循環なんか駄目だ」と理知的ではなく感情的に走る。しかし、本当に素晴らしいかけ流しはこのスタイルだろう。
100%許容範囲である。掛流し量は奥津で最大で、日本でもトップクラス。贅沢を感じる風呂だ。

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岡山 真賀温泉 幕湯
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/273.html

10. 中川隆[-12515] koaQ7Jey 2020年6月03日 07:37:36 : 63fIpkSQTI : OWw2alg0YnF1c3M=[9] 報告
大阪の近くの一番いい温泉を紹介 _ 岡山 奥津温泉 ( No.8 )

岡山 奥津 般若寺温泉
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般若寺温泉(はんにゃじおんせん) - 奥津|ニフティ温泉
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奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘 - 奥津|ニフティ温泉
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河鹿園 - 奥津|ニフティ温泉
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奥津は何故復活できたのか?

奥津温泉が、30年以上も脱ダム宣言で国と闘ってきたことは、皆さんご存じだろうか。
しかし、失礼ながら奥津の場合は「闘う」と言うより、やられっぱなしという方が適切かもしれない。

 美作三湯「湯郷・湯原・奥津」と言いながら、しかも湯原より圧倒的に関西に近いのに道路整備もされず、観光客はあまりにも少なかった。その結果、廃墟のような温泉街となってしまった。バブルの頃、あちこちに大型ホテルが出来、ボーリングをして、循環して、水道水を混ぜて、、、、、それでも客は押しかけたが、奥津には関係のない話しだった。

 奥津は、西日本、いや、日本でも希な自噴適温の足下湧出極上湯の里。しかも、そのほとんどが、枯れて鄙びていて、我々の郷愁を誘う。こんな雛にも希な奥津温泉を、「良く守った」と能天気な温泉評論家は賞賛するが、そんな生やさしいものではなかったはずだ。

 足下自噴の極上湯の里で、しかもエロスと退廃の文学的なムードを醸し出す町はこうして出来上がったのだ。現在、多くの人はやっとその価値を認め、奥津は再び脚光を浴び始めた。
 奥津のすばらしさは、街道沿いに並ぶ奥津荘、東和楼、河鹿園の隣り合った三軒の旅館が、そろって足下湧出の極上湯であることだ(河鹿園は現在は足下湧出に近いかけ流し)。自然噴出だけに、それぞれ湯温も湯質も微妙に異なる。

 奥津は、アルカリ性の放射能泉である。人体に危険でない微弱の放射線を浴びると、細胞に僅かの傷がつき、その傷を治そうと修復機能・免疫機能が活性化する。そのため自然治癒力が上昇する効果をホルミシス効果という。放射能泉のラドンを含む温泉に入浴したり、飲むことでこの効果が活性化している可能性がある。が、中国地方には放射能泉が多いが、そのほとんどは冷泉である。このラドンは空気中にでるとあっという間に飛散する。万一加熱したら、その時点でほとんど消え去る。よって、放射能線では適温の自然湧出の放射能泉を足下湧出の極上湯で入ることが温泉効果を得る絶対条件となる。

 同じような放射能泉の足下湧出の三朝では、やや高温で長湯が出来ないのに対し、適温の奥津は長湯が出来、自然の恩恵を十分に味わえる。


奥津は、西日本、いや、日本でも希な自噴適温の足下湧出極上湯の里。しかも、そのほとんどが、枯れて鄙びていて、我々の郷愁を誘う。こんな雛にも希な奥津温泉は、どうして出来たのだろう。

 「がんばっていればいつか花が咲くからさ」、そのように言う世の中の人はつくづく勝手である。実際には、日の目を見ず埋もれていく屍が多い中で、たまたま脚光を浴びたものだけを「時代があなたを呼んだ」などと賞賛し、「苦しかった日々が報われたね」と喝采する。

 急に訪れた拍手の嵐の中で、舞い上がり、自らの本質を見誤り、やがて移り気で勝手な人々から忘れ去られるという歴史は枚挙にいとまはない。

 温泉の世界にも、そんな話しはたくさんある。秘湯がマスコミに取り上げられて大挙して一見客が押しかけ、舞い上がって借金して設備投資して、潮が引いたように客が遠ざかり・・・・・悲しいパターンは多い。

 これも人の世の無情であろう。奥津温泉は、美作三湯の中では、時代に取り残されたような存在である。関西圏に近いという利点がある割に、交通事情も改善されなかった。何十年にもわたる国とのダム闘争の果てに、必要な公共投資が全て見送られたからのようだ。高度成長時代の大ホテル化にも、現在の演出型秘湯時代にも取り残された。

 その中で、奇跡が起こった。まさに、至極ともいえるべき湯、足下湧出極上湯が、21世紀の日本に残された。奥津荘は、そんな奥津温泉を代表する旅館だ。

木造の黒光りした玄関を通ると、やがて、湯に降りる階段がある男女別の内湯に家族風呂が並んである。このうち、男性用大浴場が旧津山藩専用で普段は鍵を掛けたという「鍵湯」だ。
湯を見て初めて気づく。なぜ、平地の玄関から階段を下りたか。ここは、元は河原なのだ。河原の岩で作った自噴の湯の上に建物を建てたのだ。

よって、浴槽の底は、ごつごつの岩で尻を落ち着ける場所を探すのに手間取る。40℃あまりの青光りする妖艶な湯が、岩の間から噴出し、湯船から溢れ浴槽の床を川のごとく流れていく。岩の間から時々あがる気泡を見続けていると「一生このままでいい」と、湯に引き込まれ魅せられていく自分に気づく。

 奥津の湯は、あなたの温泉感を、根底から覆すに違いない。成分を見てもわかるように、奥津の湯は決して濃く無い。手を握っても濃度感は、全くない。しかし、心から、贅沢な気分とは何なのか、湯に癒されるとは何なのか、それがわかる湯だ。温泉ファンのみならず、心に針がちくっと来ている人も、ぜひ、訪れるべきだ。

 奥津が変わっていると聞いた。あの、時代に取り残された奥津が、ついに変わっていると聞いた。奥津のイメージは、頑固一徹の老人。変わらないことが、奥津の個性。

岡山の代表的な温泉は、美作三湯といって湯郷・奥津・湯原である。

その中で、棟方志功はじめ多くの芸術家に愛され、映画の舞台にもなった奥津は一段上等な温泉地だった。上等の証は、各家の鴨居や襖絵、軒下の飾りに実に色っぽくセピア色に残されている。

 しかし、奥津は政治的に社会から見捨てられた。それは、数十年に渡る町長を先頭としたダム反対闘争の影響と言われている。その間、日本には高度経済成長が来た。観光ニッポンとなった。JALパックで海外にも多く出かけた。高速道路が出来た。中国縦貫道が大阪から伸びて岡山の湯郷温泉は栄えた。ただ、高度経済成長らしく、見渡すばかり大旅館ばかりで湯量が追いつかず、循環ばかりである。

 湯原も、大山・蒜山のリゾート開発とともに発展し大旅館ばかりになったが、バブル崩壊とともに廃墟になりかけた。しかし、タイミング良く高速米子道がつき、大阪からのアクセスも便利で、温泉街の努力もあり息を吹き返した。湯量は桁違いに豊富で、大ホテルが並んでもびくともしないかけ流しは立派だが、集中管理方式で新鮮さには疑問が残る。 

しかし、奥津には、まともに大形バスは入らなかった。ハイデッガーのバスなどとんでもなかった。数軒あった鉄筋の施設は倒産。結局、奥津温泉には高度経済成長も、バブルも関係無かった。

しかし、その後、政治的なことで奥津にダムが出来ることとなった。ダムは奥津を変えた。津山ICからの接続道路は見事に綺麗になった。ハイデッカーだろうが二階建てだろうが、苦もなく大形バスが来るようになった。第3セクターの巨大な日帰り施設の「花美人の里」もできた。ここまでのお決まりのパターンなら、この後に奥津は大旅館・ホテルへの道をたどるはず。
 しかし、時代は温泉に「源泉掛け流し」「大形宿より秘湯ムードの小粋な宿」を求めるようになった。まさに、奥津にぴったりの時代。

ついに奥津が動き始めた。枯れて朽ち果てそうになっていた河鹿園と奥津荘が、昨年相次いでリニューアル。そして現在、東和楼が改築中である。足下湧出・源泉掛け流し御三家がどうなったのか? どこへ向かうのか? 足下湧出泉はどうなったのか? 
興味津々で奥津荘に向かった。

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奥津温泉の吉井川沿いにある、源泉かけ流しの宿三件はそれぞれ風情があってよろしいが、立ち寄り湯の場合、時間に注意する必要がある。奥津荘は二時で終了である一方、河鹿園は逆に三時以降でないと入浴できない。
その他:奥津温泉では、入浴手形1枚でお1人で3箇所の内湯が楽しめます。有効期間はなく、手形の代金は1300円です。協賛施設で販売しています。協賛施設は以下の通りです。

東和楼、奥津荘、河鹿園、湯宿西西、花美人の里、大釣温泉
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奥津温泉 奥津荘

かつて津山藩の君主が、あまりの快適さに自分だけがこの湯を独占しようと鍵をかけた曰く付きの鍵湯。エントランスや脱衣場は古さを残してリニューアルされていた。さあ、浴槽に入ろう。足下の岩盤の割れ目から、適温の湯が蕩々と湧き出し、そこが浴槽になっている足下湧出泉。ポコポコとガスとともに湧いて、浴槽の縁から川のように排水溝に消えていく。至極快適、手から足から体の細胞が脱力感に包まれていく。湯は、実に丸いアルカリ性。肌にすべすべで、若干の鉱物臭アロマが香しい。ここは一つずっと湯に浮かんでいようか、そんな気分にもさせられた。

夜8時には、男女の浴槽が交代し、鍵湯が女性になり立湯が男性になる。立湯は、真賀温泉館や長門湯本の恩湯のように非常に深い浴槽で、130cmの深さがある。3人程度しか入られないが、宿の規模から言うと適切。足下の岩盤にパイプがさしてあり、そこから湯が噴出するという準足下湧出。湯の中で建って目を閉じていると、無重力の気分で浮遊感があるから不思議。

 さて、お待ちかねの夕食だ。かつては部屋食で、若干地味な印象のある宿だった。頑なに山のもの地元のものにこだわり、それなりに固定客はあった。ところが、リニューアルで川の流れに面した食事処が新設された。決して豪華ではないが、清潔。壁にはさりげなく奥津を愛した署名な画家の作品が飾ってある。時価にするといったいいくらなんだろう。いかにも無防備に飾ってあが、これがこの宿のもてなし。


昭和初期より80年の歴史を持つ奥津温泉 奥津荘

2004年8月に改築し、元々定評の高かった奥津荘はさらに評判が上がった。
重厚感溢れる外観。温泉街でも一際格式を感じる
私が訪れたのは2005年6月、リニューアル後しか知らないが、80年前の趣を残しつつ快適でお洒落な空間ができあがっている事に感動を覚えた。

宿の前に車を駐車し、荷物を出す。すると宿の方が駐車場へ車を持って言ってくれた。
宿へ到着するとまずラウンジへと案内していただき抹茶と茶菓子をサービスしてくれる。
このラウンジの雰囲気がすばらしく、着いた早々落ち着き思わず時間を忘れて声をかけられるまで話に花をさかせてしまった。
荷物は抹茶を飲んでいる間に部屋へ持っていってくれる

宿の中は赤い絨毯がひかれ緊張感がある。
この掛け軸は棟方志功という方の作品。

「なんでも鑑定団」でかなりの価値だと提示されたというお宝作品だろうだ。 棟方志功の作品が飾られている
1泊2食付 13800円

部屋からは窓の外にある大きな銀杏の木と川が見え展望が良い。夜9時までは銀杏の木がライトアップされ、窓からは幻想的な景色が望める。

部屋のライトは白熱灯の間接照明の為、部屋の雰囲気がやわらかい。
小さいライトが数箇所置いてあるので、メインの電気を消して小さいライトだけにすると外の銀杏が綺麗に見え、すばらしい空間となる。

部屋には立派な液晶テレビが置かれ、冷蔵庫には水やジュース、ビールが用意されている。その他、金庫、浴衣一式、ドライヤー、お茶セット・茶菓子がある。

タオルは小さいタオルが置かれているが浴室ごとにタオルが用意されている為部屋で使用した。
夜ご飯は食事何処でいただく。

コースとなっており、前菜から順々に運んでくれる。
前菜を見て既に感動。綺麗に盛り付けられた上に味も絶品。

サーモンの燻製で巻かれたインゲンは口の中でフワッ香り、海老のすり身で出来たものは濃厚。天ぷらはサクサクし、鮎の塩焼きは柔らかい。お刺身も新鮮・・と書いたらきりがない。

四季折々の素材をうまく使用した丁寧で上品な料理、こんなにすばらしいコースを食べられるのは通常2万円以上の宿泊料金を出してこそ。
13800円で宿泊して食べれる料理ではないだろう。食事中に何度「おいしい!」を繰り返したかわからないほど感動した料理だった。
食後はラウンジでコーヒーのサービスがある。

宿泊客全員がラウンジに集まり、音楽を聴きながら会話を楽しんでいる雰囲気は独特の良さだ。
この日の宿泊客は3組。食後のコーヒーの時以外ほとんど顔をあわせる事がなく貸切の気分だった。
日曜日泊だからという事もあるが13800円でこれだけのすばらしい食事に空間を堪能できる宿は全国でも少ない。
自信を持ってお勧めできる旅館だ。

奥津温泉 奥津荘

岡山県の美作3湯で足元湧出源泉浴槽のある宿は奥津温泉の2つであろう。その中で日本の温泉の至宝とも言える奥津荘の鍵湯と立ち湯をレポートした。

1. 鍵湯、立ち湯ともに足元湧出天然岩風呂
2. 木造3階の立派な建築
3. 泉質うんぬんを超越した素晴らしい温泉
4. 室内改装済

奥津温泉で圧巻なのは奥津荘の鍵湯と立ち湯であろう。立派な唐破風のエントランスがある宿の重厚さも素晴らしいが、さらに凄いのは鍵湯と立ち湯の2つの足元湧出源泉浴槽である。

鍵湯は広い浴槽で底の岩から温泉が湧出し、溢れた湯が洗い場の床一面に流れ去っている。浴槽の表面は澄み切っていて底の大岩やコンクリートで固めた隙間が湯を通して見える。そして湯が表面張力で盛り上がっているかのように錯覚するほどに、表面が鋭利に光り輝き、溢れて薄い流れが床前面に出来ている。

足元湧出の掛け流し温泉の最高の演出である。薄暗い照度で、雰囲気は日本屈指の温泉浴室ともいえる風格である。また私が好きなのは女湯に利用されている立ち湯である。

深い浴槽でかつ美しい湯なので、湯の色が川の淵のように緑がかり、清澄で清楚な温泉を際立たせている。まさに適温の温泉が、天然岩の足元からゆらゆらと自噴している事実があり、入浴してみると身体全体で分かり、素晴らしい温泉体験が実現できる。
立ち湯の方は鍵湯よりもワイルドである。床に大きな岩が浴室半分を占めるほどに盛り上がっていて、その傍らに浴槽がある。そして入浴すると胸までの深さがあるのである。神秘的な素晴らしい浴槽であった。

湯は透明、無味、無臭の奇麗な泉質であるが、足元湧出の存在感で泉質うんぬんを超越した素晴らしい温泉であった。宿の建築も堂々とした高い階高の2階建てで、昔ながらの木製建具が風情ある外観となっている。
またエントランスは赤いじゅうたん敷きで、レトロな造りの内部造作に華やかさを持たせている。玄関横にはカフェをしつらえて改修された。しかし外観は古いままを維持しており素晴らしい。離れの宿としてそれを主体に営業されているが、本館の2階の立派な建築に泊まってみたいと思った。

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奥津温泉 東和楼

奥津温泉のもう一つの名物は老舗の2軒に足元湧出自噴浴槽があることである。湯原では砂湯、真賀幕湯、郷禄の3箇所に足元自噴源泉浴槽があるが、奥津は2つの旅館にある。その一つが東和楼である。古い造りの木造の3階建てのエントランスが立派である。2階と3階の間に小屋根があるので4階建てに見える。隣の奥津荘と並んで風情のある町並みになっている

ここの浴室に行くのは面白い、アーチの洞窟を抜けて川原に向う、すると小さな浴室があり、天然岩の露出した浴槽があった。男湯の底に温泉が湧出している。足元自噴であるが湧出口がパイプになっているので湧出する圧力が掛かり、もりもりと強い勢いで湧出している。そのまま掛け流しになっている。

女湯も見学させていただいたが、こちらは男湯の源泉と浴槽が繋がっており自噴していない。しかし天然岩の浴槽でワイルドである。湯は42.6度の単純泉で総計141.9mgの奇麗な湯である。浴槽直下40mより自噴しており、パイプで湧出させているとのことである。透明、無味、無臭ながら柔らかい湯である。なにより足元自噴の新鮮な湯に入浴できるのが良く、湧出量も多いので湯の流れを実感できる。素晴らしい源泉、および浴槽である。

奥津温泉 東和楼

奥津温泉の中心、河鹿園と奥津荘の間にある老舗の旅館です。一部では奥津温泉で一番
良いお湯と言う評判もあり、是が非でも立ち寄ってみたいと思っていた所でした。

中に入って女将さんにお願いをすると、快くOKとの事です。「うちのお湯は、柔らかくて優しい、気持ちが良いお湯なんですよ」と、女将さん。平日の湯めぐりでしたので、この日は他に利用者がおらず、「貸切で、一緒に入って良いですよ。男湯の方が源泉の直上にあってお湯が良いと評判なんです」と仰って下さいました。これは、期待に胸が膨らみます!
さて、そのお風呂。館内を少し歩いた先にあります。途中洞窟のような
廊下を抜けたのですが、何だかとても風情が良いです。
那須の雲海閣や、塩原の和泉屋を思い出してしまいました。

こう言うアプローチは無条件で好きです。ひんやりとした感じが、これから
浸かるお湯への期待感を高めてくれているようです。
浴室はその廊下を歩いた先にありました。
男女別でそれぞれが内湯のみです。

まずは、女湯を見学。結構年季を感じる浴室で、小ぢんまりとした湯船が
ひとつあります。

お湯は無色透明。浴槽内にお湯が注がれているのが見て取れます。
これはこれで良い感じ!

でも、女湯の後に男湯を見て、驚きました。湯船の大きさは少し大きいくら
いなのですが、湯量が断然違うのが、見た目で分かります。
溢れたお湯は、猫の額も無い洗い場をザアザア流れ去っています。
素晴らしい!喜び勇んで、飛び込んでみました。
お湯の温度は43度くらいでしょうか。ほぼ適温です。直前に立ち寄った
河鹿園をはじめ、この日は温いお湯に浸かる機会が多かった為、妙に
熱く感じます。

お湯は湯底から沸いており、時折気泡がポコポコと上がっています。
それとは別に、パイプが刺さっており、そのパイプからも勢い良くお湯が
噴出しています。これはこれで、足元自噴と言うのですが、パイプが刺さっ
ている為に自然のままとは少し違うのはご愛嬌。

圧倒的な湯量を前にしては、パイプの1本くらい、どうって事ありません。
お湯は僅かにツルツルするお湯で、奥津らしい、柔らかいお湯です。お湯
からは温泉臭が漂い、特徴も感じる事が出来ます。
湯船から溢れたお湯がザアザアと流れ去り、何とも贅沢な気分を味わう
ことが出来ます。

気持ちが良いお湯なのですが・・・ この日は朝から湯めぐりしていたせいも
あってか、ヘロヘロ。汗がドーっと出て、止まりません。
女将さんは「優しいお湯」なんて言いましたが、今の私にとっては、「攻撃
的」なお湯です。掛け流しも量が多すぎると、かえって体力を消耗します。
鮮度良すぎです!

ずっと浸かりっぱなしだと湯あたりしそうだったので、出たり入ったりをしな
ければなません。勿論、これは嬉しい悲鳴。お湯から伝わってくるパワーが、
湯口チョロチョロの所とは段違いに強いのです。

折角貸切で使わせて頂いているお風呂、すぐに出ては勿体無いし、もう少しゆっくりしたいし・・・
そんな事を考えながら、30分弱の時間を過ごしました。

奥津の名湯、ここに極まれりと言った感じです。本当に素晴らしいです。
男湯を貸切させて下さった女将さんに感謝! 奥津に再訪する機会があったら、是非泊まってみたい一湯でした。

安らぎの湯(奥津温泉 東和楼) [入浴日: 2010年2月12日]
岡山県の美作三湯のうち、わたくしの好みは団体客に似つかわしくない静粛な奥津温泉、なかでも川沿いに並ぶ源泉かけ流し宿三軒のうち、頻繁に利用するのはこの宿なのである。立ち寄り湯を請うにあたって、こちらが一番好意的な印象があり、敷居が低い。お隣の「奥津荘」と比べてみればわかると思う。それでいて泉質は足元湧出の「鍵湯」と比べてまったく遜色ない同じ足元湧出のすこぶる清明な湯なのであるから。

たしかに施設の細やかな造り込みや清潔感は「奥津荘」に軍配が上がる。こちらはさすがに古さと管理の甘さも垣間見えるのが実情。例えば浴室で身体や頭などを洗うと、浴槽の淵が湯面と近いため洗い流した湯が浴槽に混入するのではないかという懸念等である。ただ、わたくしの求めるのは泉質であり、多少の古さなどなんでもなく、温泉の使い方において優れた見識を持つこの宿に好意を抱きこそすれ不満などありはしない。

源泉かけ流しと称する施設でも、眉唾物は多々ある。湯口からチョロチョロとアリバイ的に源泉を混入させてかけ流しと称する物が目立つ。少量の源泉を浴槽の表面に流すだけでは、下手をすれば循環施設より危険な場合もある。その点こちらの宿の浴槽のように、パイプで下から潤沢に源泉を混入させて湯を攪拌させるのが本来のかけ流しと言ってよく、そのため湯が常時新鮮なのである。まことに清明なアルカリ性単純泉を存分に味わえる。無色透明で個性が強い湯ではないが、白湯とは浴感も味覚もまったく異なる。微妙に甘味が感じられる柔らかな湯だ。

一つ残念なのは、男女別に分かれた浴槽の女湯は浴槽が小振りで、かつ男湯にあるような完璧な足元湧出を経験できないということ。そこで立ち寄り湯の場合、平日の昼間は大抵空いているので、他に客がいないという条件下ならば女性も男湯に入浴させてもらうことも可能だ。わたくしの利用時は女将さんの好意でいつも貸切にして頂いている。

奥津温泉に来たならば、こちらの宿のお隣二軒を含む三軒の源泉かけ流し宿か、河原露天の湯に入らなければほとんど意味がないことを付け加えておきたい。


奥津温泉 河鹿園

奥津温泉のなかでも、個人的に一番居心地が良く自分に合っていると感じたのが、この「河鹿園」だと思います。
写真2枚目の(やっちゃん?)がこの寒い中、出迎えてくれました。今回訪れた旅館の中でも、もっとも清潔で美しくゆっくりと源泉を堪能することが出来ました。

浴室も芸術的なデザイン(写真3、4枚目)を取り入れておられます。そこに贅沢にも源泉が溢れ出ており、またそのサーッと流れていく音が浴室に響き渡り、もう心地よくてたまりませんでした。

奥の濃いブルーのところが浴槽で、その周りの薄いブルーのところが、オーバーフローした源泉が流れていく様子です。静かに流れ去る源泉を見ているだけでも、あっという間に時間が経過していきました。

「河鹿園」は「東和楼」や「奥津荘」と同じく源泉かけ流しですが、若干泉温が低いため加温されています。ただ、温めに調整されているため、いつまでも入っていることが出来ます。泉質ですが、無色透明無味無臭ですが、やはりココのお湯もヌメリがありサラサラしています。極めつけは体にまとわりつく気泡です。今回入浴したどの温泉よりも、一番まとわりついてきたと思います。
また浴室の大きな窓からは吉井川が見られ、奥津温泉の中で最も高台にある「湯宿西西」よりも景色がよく素晴らしかったです。ぜひまた来て見たい温泉になりました。
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昨日、河鹿園に泊まりました。お風呂はすごくよかったです。源泉掛け
流しで、捨てられるお湯の量がものすごく、もったいないくらいです。
ほんとに河鹿園はもったいない、温泉ファンには最高のシチュエーション。
大量掛け流し。最高の湯質。宿の趣よし。
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女性が半地下、男性が半2階(男女入れ替え制)にあるが、大きさも風情も、何もかも違う浴槽だ。半2階の浴槽は奥津としては近代的で大きく、吉井川の流れと、浴槽から大量に掛流されるアルカリ性放射能泉の流れる音が合いの手を打って、目をつむって静かに音を聞いていると午睡に微睡む。半地下の風呂は、小さく野性的な岩風呂風。足下湧出のように継ぎ足される柔らかき湯は男性のそれより新鮮と感じ、蕩々と掛流されていく。

河鹿園はやや湯温が低いらしく、若干加熱をしているようだが、その加熱の仕方が嬉しい。たっぷりのかけ流しの湯がつぎ込まれ、湯船の底からは、湯をかき混ぜるための加熱湯も勢いよく水圧噴射される。このために、大量の川の如きかけ流しとなるのだ。ただのかけ流しだと、流し込んだ湯が湯面のみを走りオーバーフローして、湯船の底には滞留した湯が残り滅法汚い。温泉ファンあこがれの湯宿で、湯の底に髪の毛が大量にふわふわしているケースさえあるのだ。多くの温泉ファンは、「かけ流しは素晴らしい」「循環なんか駄目だ」と理知的ではなく感情的に走る。しかし、本当に素晴らしいかけ流しはこのスタイルだろう。

河鹿園
 
昭和初期のモダニズムとエロスを感じさせる雛にも希な佳宿

風呂なら、間違いなく奥津荘の鍵湯が素晴らしい。アワとともに湧き出す足下湧出の極上湯だ。東和楼も負けない。同じく足下湧出で、体が浮きそうなほどの勢いでわき上がる。温泉好きの2軒だろう。

 ただし、自らの身と心を委ね、心から癒されたいと思うなら、当倶楽部はこの河鹿園をお勧めする。奥津荘も、東和楼も素晴らしい。しかし、河鹿園には形ではない何か、そう、空気だ、空気がおそらく日本の宿の中でも図抜けているのだ。たとえて言うなら、葉山・大磯あたりの戦前の別荘か。大人の、密やかな、そして秘したエロスを感じるのだ。こんな湯宿は、そうはあるまい。
ここ河鹿園は、奥津源泉宿3軒の最奥部にたつ宿。旧津山藩主の元別荘で、文化の薫りに溢れている。特に、棟方志功のお気に入りの宿で、館内には志功の作品を始め、多くの日本画・洋画・版画が溢れ、宿全体が画廊のようである。

 湯に入る前に、まずはこれらの芸術で心を満たそう。そして館内を歩くうち、ここが単なる芸術の宿ではないと気付く。そこはかとないエロスを感じる。大人の、上品なエロスだ。それは映画「ツイゴルネルワルゼン」を彷彿させる品のよい昭和初期の内装であるが、きちんと手が入れられて、何とも落ち着くではないか。棟方志功設計の茶室や日本庭園の向こうに佇む別荘も在りし日の風雅な遊びが想像される。そのような愉しいひとときを味わったら湯にいこう。

女性が半地下、男性が半2階(男女入れ替え制)にあるが、大きさも風情も、何もかも違う浴槽だ。半2階の浴槽は奥津としては近代的で大きく、吉井川の流れと、浴槽から大量に掛流されるアルカリ性放射能泉の流れる音が合いの手を打って、目をつむって静かに音を聞いていると午睡に微睡む。半地下の風呂は、小さく野性的な岩風呂風。足下湧出のように継ぎ足される柔らかき湯は男性のそれより新鮮と感じ、蕩々と掛流されていく。

 河鹿園はやや湯温が低いらしく、若干加熱をしているようだが、その加熱の仕方が嬉しい。たっぷりのかけ流しの湯がつぎ込まれ、湯船の底からは、湯をかき混ぜるための加熱湯も勢いよく水圧噴射される。このために、大量の川の如きかけ流しとなるのだ。ただのかけ流しだと、流し込んだ湯が湯面のみを走りオーバーフローして、湯船の底には滞留した湯が残り滅法汚い。温泉ファンあこがれの湯宿で、湯の底に髪の毛が大量にふわふわしているケースさえあるのだ。多くの温泉ファンは、「かけ流しは素晴らしい」「循環なんか駄目だ」と理知的ではなく感情的に走る。しかし、本当に素晴らしいかけ流しはこのスタイルだろう。
100%許容範囲である。掛流し量は奥津で最大で、日本でもトップクラス。贅沢を感じる風呂だ。

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岡山 真賀温泉 幕湯
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