日銀が大量の金を流し、目先のきらびやかさを演出している。

都民が新自由主義を選ぶのも、極右を選ぶのも、

したがって当然のことだ。

人は金に群がり、金は人の心を腐らせる。

都民は騙されている訳ではない。

十分知っての上で選択している。

だって、誰だって金が欲しいから。

しかし、まもなくその金の流れが止まる。

金が止まれば目が醒める。

だから、勝負はそのあとだよ。

　秋葉原での安倍の街頭演説、「帰れコール」も「辞めろコール」も大変結構だったが、ネット配信の生リポートを見る限り、わたしにはまだ物足りなかった。もっと混乱し、演説ができないくらいの展開になるのを期待していたからだが、安倍は一応演説を最後まで行えた（「こういう人たちに負けない」という馬鹿丸出しの安倍の本音を引き出せたのはよかったが…）
　ただ、もし、公明が聴衆の動員をかけていたら、「帰れコール」etcもかき消され、安倍の演説はごく当たり前のように展開されていたのではなかったか？　自民だけの聴衆動員だったから、数が少なく、足らず、一般市民の声が僅差だが勝っていた気がする。創価の学会員が聴衆として来ていたら、完敗だったはずだ。

　創価の学会は怖い。集団的自衛権の抗議デモのときも、共謀罪のデモのときも、学会の三色旗を掲げる者が出てきて、学会に変化の兆しがあるのではと期待もしたが、現実は絶対に違う。学会員の懐は深いし、執念深い。
　投票前日のおとついも知人の学会員から「都議選の公明、よろしく」との電話があった（東京都民でないところがうまいというかずるい）。この二週間ほど前、このひとはわざわざ拙宅に、都議選公明候補への投票を依頼しに訪れ、この際、公明への不信感をわたしは思い切り伝えたはずだったが、投票前日に再び、電話をかけてくるこのしつこさ。
　この羞恥心のなさが宗教による洗脳である。ひととしてのプライドがない。

　自民はもう勝てない。いまの日本の政治の元凶は公明にある。
　自民のバカたれたちは天下を取ったつもりでふんぞり返っているが、自民の陰に隠れた公明の深謀遠慮の支持がない限り、政権の甘い汁は吸えなくなっている。自民は公明に操られている。ただ、公明には限界があり、第一党にはなれないが、この宗教政党の恐ろしさをわれわれはもっと自覚したほうがいい。

　公明、創価学会の壊滅が日本の政治の健全化には必要だと思う。

安倍のせいで落ちたとふてくされている２７歳の小娘だが、こんなのどう見ても当選の目は無かった。つまり安倍は捨て駒を選んで秋葉原トンデモ応援をやって自民から都民へ票が流れるよう演出したのだ。

つまり都民は東京版維新だが、こういうダミーを作って集票操作をしなければ批判票は民進や共産などへ流れる。改憲勢力の拡大、それが目的だったのでは。それはわかっていたが、批判票を吸い取るだけの体制が野党側にできていなかった。

自民vs都民でも自民vs野党でもなく、都民vs野党の図式を作らなければならなかったのに、それができていなかった。後手に回っていた。まあ時間もカネも看板も無いし難しかったというのはわかるけどね、逆に言うと都民の資金源はどこだ？潤沢な資金が注ぎ込まれているはずだぞ。

自民党大敗に「都民の民意が示された」。小池ゆり子氏も元を振り返れば細川護熙が結党した日本新党に入党し、1992年に比例区から出馬して参議院議員に初当選した。
その後、新生党に移る（海部俊樹首相、小沢一郎幹事長）
「政治を変えるには大きな中古車を修理するのではなく、小さくても新車の方がいい」という理由からの出馬であった。

　小池ゆり子氏も第二自民党という立場ではいずれ飲み込まれて自滅する事は心得ているはず、「情報公開を徹底」「開かれた議会」と表明してきた事は前進である。

　日本会議、自民党籍の問題はあるが、国民がウオッチしている「立場は考え方に影響を及ぼす事がある」今後の「聞く耳を持つ都政になるか否か」チェックしていく必要がある。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　「都民Ｆの動きが、国政に拡がるか？」
　
　
　都議戦結果を、意味を理解できる者にとっては、喜びは全くない、安倍は程なく終わるだろうが、それだけだ。残念ながら、東京の大阪化が始まる。大阪は維新の進出で私物化など日常茶飯事、メチャメチャになってるが、東京もそうなりそうだ。都民Ｆは実質東京維新であり、かってノック選んだ大阪府民のノレベルと都民のレベルも似たようなものであることが、立証された。しかしこの現象を、戦後世界政治史の長期スパンで見る時、現在の大阪や東京あるいは国全体で起きるであろうことが、既に半世紀前の欧州で起きていたし、一つの必然の現象と見るべきだ
　具体的には、当時のフランスやイタリアで起きた中道左派路線がそれであるが、仏共産党や伊共産党の強大勢力を前に、保守側も単独では対抗できず、お色直しちゅか、中道を引き込みイメージ変える戦略に出た、それが中道左派政党の政権掌握である。我が国も、小泉の”自民をブッコワス”路線がそれであり、小池の都民Ｆ1もほぼそれに近い。自民が制度疲労と腐敗で表に立てなくなったとき、目先イメージチェンジで猫騙し的に目先を躱すわけだ。その結果はどうなったか、小泉以後の国と国民の惨憺たる状況みれば、ようけ分かる。以後の両国は、政治的混乱と分裂を深めたが、な何と！両国共産党もそれに巻き込まれ、勢力を削がれていった。党名を変えたり、社会民主主義路線に転向したりしたが、あの対ナチレジスタンスで国民の絶大な信頼得ていた両国共産党は、見るも無残にかっての栄光を失っていった。
　この点が、わが国の違う点で、燦然と輝く旗を掲げる日本共産党の存在は、両国とは異なる道を歩みそうだ。大阪から東京、そして国政レベルで、これからは政治的混乱が拡がるだろうが、その中で日本共産党がキャステングボードを握っていく場面が増えそうだ。小沢さん主導の野党統一と日本共産党は連携するだろうが、この救国・愛国の国民連合路線に対し、今回の東京で起きたような猫騙しのイメージ戦略の売国路線が蠢動し、いろいろ仕掛けが激しくなりそうだ。ここで注意すべき点は、国民の願いは戦争法や共謀罪法の廃止であり、単なる数合わせによる政権交代でない点だ、この点は小沢さんも見誤ることないと察するが。ここを曖昧にする政権交代は失敗するだろう。いよいよ激しく動く政局の秋を迎えるが、国民は目先の動きだけに捉われない、眼をもつべきでは。

民主主義はスクラップ＆ビルドが基本。
だから良いモノの選べなくとも悪いモノを排除できるのならそれはそれで一つの意見。
それが都合悪いから現政権は「首相がコロコロかわる」事を悪いとかイメージ付けした。
民衆がちゃんと判断した結果なら、「悪い」と思った首相を替えるの別に間違って居ないにも関わらず、だ。

そうらしいよ。
都民はバカじゃないから、とりあえずそっちを選んだんだろう。
他に選択肢はないじゃん。
保守とは程遠い破落戸どもを、何が何でも落選させたかったのよ。
小池さんはよく解らないが、それで一先ずよかったと思うわ。

今回は、米国が安倍を見限った証拠。

小池のインチキは、橋本同様明確になってゆく。

野党はもっとしかりしてくれ。小沢自由党と志位共産党連合しかない。