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アメリカで先行する社会の分断が「1周遅れ」でいずれ日本にやってくる 2019年はそれが明らかになる「平成最後」の1年予想
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/560.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 1 月 13 日 00:36:41: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: 米消費者物価指数12月はコア指数が前月と同率の伸び 景気後退リスク6年ぶり高水準、貿易戦争 ソフトバンクG2350億円減 投稿者 うまき 日時 2019 年 1 月 13 日 00:34:03)

2019年1月11日 橘玲
アメリカで先行する社会の分断が「1周遅れ」でいずれ日本にやってくる
2019年はそれが明らかになる年

[橘玲の日々刻々]

「平成最後」の1年の予想

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 毎年、備忘録を兼ねて「今年はどんな年になるのだろうか?」を書いている。当たるも八卦、当たらぬも八卦だが、昨年の予想を読み返してみると、株価が若干下落したものの、幸いなことに大きく外れたものはないようだ。

[参考記事]

●2018年はどんな年になるのだろうか? 欧米、中国、日本の政治、経済からひも解く

 しかしこれは、私に予知能力があるとか、世界の動向を読み解く特別な才能があるということではない。種明かしをすると、もっとも当たる確率の高い予想を書いたにすぎない。

 経済予測を統計的に評価すると、専門家の予想はサルがダーツ投げをしたのと同じ程度の精度しかない。専門家の役割は未来を正しく予測することではなく、自信たっぷりにもっともらしいことをいうことだ。

 不確実な世界のなかで、多くのひとが漠然とした不安を感じている。そんなひとびとは、正しいかどうかにかかわらず、すっきりとした因果論で不愉快な世界を説明してほしいと望んでいる。「日銀がお金を刷ればインフレになって日本経済は復活する」とか、「イギリスがEUから離脱すればすべての問題は解決する」とか、「メキシコとの国境に壁をつくれば不法移民は来なくなる」とか、すべてこの類の話で、重要なのは「なるほど、そうなのか!」という納得感であり、予想が当たったか外れたかは(たいてい)どうでもいいのだ。

 そんな専門家の予測のなかでも、きわだって精度が高いものがある。それは「去年と同じ」だ。経済には粘性があり、極端なことはめったに起こらない。

 年明け早々、為替と株価が乱高下したのは米中の「経済戦争」が懸念されたからだろうが、トランプも習近平も景気の失速は避けたいだろうから、両国関係が止めどもなく悪化するようなことはなく、いずれどこかに落としどころを見つけるのではないだろうか。イギリスのEUからの離脱交渉がいよいよ正念場を迎えたが、仮に最悪の「合意なき離脱」になったとしても、すでに金融市場はそれを織り込んでいるから大混乱に陥ることはないだろう。AI(人工知能)をはじめとするテクノロジーの爆発的(指数関数的)な性能の向上が私たちの生活を大きく変えていくことは間違いないが、その変化が誰に目にも明らかになるのはもうしばらくかかるだろう。

 ということで、「平成最後」の1年の予想も、「よくもなければ悪くもなく、去年とたいして変わらない」ということにしたい。

個人的ブラックスワン体験は「2011年1月のエジプトの民主化運動」

 今年が去年と同じで、来年が今年と同じだとしたら、永遠に歴史は変わらなくなる。しかし、実際にはそんなことにはならない。ある日突然、思ってもいないようなことが起きるからで、これが「ブラックスワン」だ。

 白鳥(スワン)は「白い鳥」のことだったが、1697年にオーストラリアでブラックスワン(コクチョウ)が発見されると、これまでの常識は一夜にして覆されてしまった。これが複雑系の特徴で、「終わりなき日常」がずっと続いているように見えても、世界が一変するような「とんでもないこと」が起きて歴史の歯車を回すことになる。

 近代史のブラックスワンとしては、第一次世界大戦の引き金を引いたサラエボ事件(オーストリア=ハンガリー帝国皇帝の継承者フランツ・フェルディナントとその妻がサラエボで暗殺された)がしばしば引き合いに出される。この事件が起きるまで、ヨーロッパのひとびとは「世界大戦」が起きるなど想像もしていなかった。

 私にとってのブラックスワン体験は、2011年1月のエジプトの民主化運動だ。じつはその1カ月前にエジプトを訪れて、デモの舞台となったカイロのタハリール広場もよく歩いた。観光ガイドやタクシーの運転手などとも片言の英語で話し、エジプトの長期政権がいかに腐敗しているかとか、新聞やテレビは政府の発表を垂れ流すだけだとか、物価が上がってパンも満足に買えなくなったというようなことはさんざん聞かされたが、最後はかならず「だからもっとたくさんチップをくれ」という落ちになったので、それが「革命」につながるなどとはまったく思わなかった(チュニジアではすでに大規模なデモが始まっていたが、話題になることもなかった)。それがわずか1カ月で、「(エジプトのひとたちにとっての)世界」が変わってしまったのだ。

 しかしいま思い返しても、街に「革命」を前にした緊張感がみなぎっていたわけではない。デモの参加者にしても、まさか自分たちが社会を動かし政権を倒すとは思っていなかったのではないだろうか。

 複雑系の科学ではこれを臨界状態と相転移で説明する。水に熱を加えるとやがてはげしく沸騰し水蒸気に変わる。このときの沸騰が臨界状態で、それを経ることでまったく別の位相(パラダイム)に転換する。

 私がエジプトを訪れたときがまさにこの臨界状態だったわけだが、それは外部からはまったくわからなかった。これは私が門外漢の旅行者だからではなく、知人の中東研究者によれば、エジプトのムバーラク政権崩壊を予想した専門家は一人もいなかったという。歴史は大きく変わることがあるが、それがいつやってくるかは(ほぼ)誰も知らないのだ。
http://diamond.jp/articles/-/190703  

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コメント
1. 2019年1月13日 02:41:26 : PHTORQQnjc : 3cMNeGjN3CQ[1] 報告
オーストラリア↓

1770年にスコットランド人のジェームズ・クックが上陸して領有を宣言

2. 2019年1月13日 19:47:42 : KxJBJ5kYmg : 7wuyORc_t1M[231] 報告
不安増す 楽観論で 飾るほど

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