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高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 2 _ 長島達夫
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1053.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 18 日 16:38:15: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 1 _ 瀬川冬樹 投稿者 中川隆 日時 2019 年 3 月 29 日 16:13:47)

高名なオーディオ評論家は信用してはいけない 2 _ 長島達夫


ダメ アンプ オルトフォン SPA1HL を設計した長島達夫


Date: 3月 23rd, 2009
真空管アンプの存在(その38)
http://audiosharing.com/blog/?p=541


SMEではなく、オルトフォン・ブランドのSPA1HLが登場したとき、取材・試聴は長島先生だった。

普段どおり試聴ははじまった。
数枚のレコードを聴いた後で、満足げな顔をされた長島先生が、「どうだい?」と、
私がどう感じたのか、きいてこられた。
その後、「内部を見てみよう」と言って、天板を取り、説明してくださった。

その詳しさと言ったら──
長島先生が設計者本人なんだな、ということがわかるほどだった。

説明は、裏板まで取って、続いた。
さらに「このコンデンサーを見つけ出すのが大変だったんだよ」まで言われた。
国内外の著名なコンデンサーは、ほとんどすべて試聴した上で、選択されたもので、
いわゆるオーディオ用と呼ばれている部品ではないし、私も初めて見るコンデンサーだった。

間接的に、自分が設計者と言われている発言だが、それでも「設計した」とは言われないので、
だから、こちらもあえて問わずに、
誰かに、説明するのが楽しくて嬉しくて、といった長島先生の話を、楽しく、ずっと聞いていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=541

Date: 3月 24th, 2009
真空管アンプの存在(その39)
http://audiosharing.com/blog/?p=542


長島先生は、マランツ#7を、フォノイコライザーのみ使用されていた。
トーンコントロールやフィルターを含むラインアンプはパスされ、
REC OUTから出力を取り出し、DAVENのアッテネーターを外付けにするという構成だった。

SPA1HLの構成も、また、ほぼ同じである。
出力は固定と可変の2系統を備え、回路構成もマランツ#7と同じ3段K-K帰還型のフォノイコライザーである。
3段構成ということは、真空管はECC83/12AX7(双三極管)だから、
左右チャンネル合わせて3本、つまり6ユニットで足りる。

マランツ#7では、初段と2段目で1本のECC83、つまり左右チャンネルで独立しているが、
終段のカソードフォロワーは、1本のECC83を左右チャンネルに振り分けて使っている。

SPA1HLを取りあげた号のステレオサウンドも手もとにないため、
SPA1HLがどのように真空管を使っているのか、はっきりと思い出せないが、
おそらく長島先生は、初段に、ECC83の並列接続を試されたのではないか、というよりも、
間違いなく試され、その音を聴かれていると、ほとんど根拠らしい根拠はないけれど、私は確信している。
http://audiosharing.com/blog/?p=542  

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コメント
1. 2021年4月18日 16:44:59 : cVvh3vnihc : SkQ4eVFEeU43Y0U=[50] 報告
Date: 2月 25th, 2009
真空管アンプの存在(その36)
http://audiosharing.com/blog/?p=498


私にとっての真空管アンプの手本は、まだある。
audio sharingで、その資料集を公開しているウェスターン・エレクトリック、
それからテレフンケン、ノイマンの、真空管全盛時代のアンプ群、
それから長島達夫先生のこともあげておきたい。

長島先生は、マランツの#7と#2の組合せを使っておられた。
その長島先生が設計・監修をなされたのが、
SMEから1986年に出たフォノイコライザーアンプSPA1HLと
翌87年に登場のラインアンプSPLIIHEの2機種である。

もちろん、どちらも真空管式で、マランツ#7への長島先生の恩返しでもある。

SMEのアンプは長島先生の設計だ、というウワサを耳にされた方は少なからずおられるようで、
私も数回、訊ねられたことがある。そのときはすっとぼけていたが、
ステレオサウンド別冊「往年の真空管アンプ大研究」のなかで、是枝重治氏が272ページに書かれている。

     ※

本誌創刊(註:「管球王国」のこと)前の『真空管アンプ大研究』の取材時の出来事ですが、帰路の車中で長島達夫先生が発した「僕が設計した某ブランドの球プリアンプは、マランツ#7への恩返しだった」とのお言葉は、今でも耳に残っています。
     ※

「マランツ#7への恩返し」は、私も長島先生から直接聞いている。

http://audiosharing.com/blog/?p=498

2. 中川隆[-5528] koaQ7Jey 2021年4月19日 00:18:29 : cVvh3vnihc : SkQ4eVFEeU43Y0U=[69] 報告
真空管アンプの存在(その42)
http://audiosharing.com/blog/?p=605

SMEのSPA1HLは、私の記憶に間違いがなければ、ECC83を4本使っていたはずだ。
回路構成はマランツ#7と同じ、3段K-K帰還型だから、両チャンネルで6ユニット、つまり3本のECC83で足りる。

#7はラインアンプを含め、アンプ全体で6本のECC83/12AX7を使っている。
チャンネルセパレーションの確保ということを重視すれば、
1本の双三極管を、左右チャンネルに振り分けることは、まずしない。

#7の回路構成だと、1本のECC83を、フォノアンプの手段とラインアンプの初段に振り分ける使い方をすれば、
左右チャンネルに振り分けることなく、片チャンネルあたり3本のECC83を使うことができると考えがちだが、
#7では、フォノアンプの終段とラインアンプの終段のカソードフォロワーは、左右チャンネルで振り分けている。

ヒーター回路との絡みもあって、こういう選択にしたのだろうか。

#7のフォノアンプのイミテーションをそっくりそのまま再現するのであれば、
SPA1HLの使用真空管は3本ですむ。なのに4本である。
それぞれの真空管を左右チャンネルに振り分けることなく使うのではあれば、
片チャンネルあたり3ユニット、つまり1本半で足りる。

あまる1ユニットをどう使うか。
おそらく長島先生は、試作・開発の過程で、このあまる1ユニットを利用して、
初段の並列接続を試みられたのではなかろうか。
SN比を高めるために……。
http://audiosharing.com/blog/?p=605

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