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世にも奇妙な物語 _ 過去からの日記 (2004年9月20日)
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/242.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 2 月 15 日 10:21:01: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 世にも奇妙な物語 _ もう一人の花嫁 投稿者 中川隆 日時 2019 年 2 月 14 日 19:44:11)

世にも奇妙な物語 過去からの日記 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=tGSSCRq7I6E
https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E++%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98&sp=mAEB

2004年9月20日


スタッフ

原案:高橋徹郎
脚本:大野敏哉
演出:土方政人


キャスト

山岡貴志:西島秀俊
北嶋ゆりえ:蒼井優
川本幸一:菊池均也
滝田渉:顔田顔彦
北嶋里美:深沢エミ
渡辺良子:緒方康子

挿入曲

妹尾武「蒼茫」


____

第387話 過去からの日記


小説家としてデビューしてから3年、一向に新作が出来ず、
もはやアルバイトをしないと食べていけない主人公。
アルバイトの帰りに古本屋で自分のデビュー作が束になって
売ってるのを見て、思わず買ってしまう。
家に帰ってみてみると、その中に日記帳が紛れてるのに気づく。

開いてみると、
「8月31日、今日も何もいいことがなかった。」
というピンクの文字が目に入った。ページをめくってみると
前の日も、そのまた前の日も似たような内容の
1行程度の文が綴られていた。主人公はふと、
8月31日のところに「俺も同じ」と書いてみた。
すると、その下に「俺って誰ですか?勝手に人の日記に
いたずらしないでください」と綴られていった。
そこから、主人公と少女の交換日記が始まった。

まずはお互いの自己紹介。主人公は現在の自分の状況を
余さず綴った。そして、少女は「ゆりえ」という17歳の
子だということが分かった。さらに、ゆりえは2001年の
世界から書いていることも分かった。3年前(後)の人間と
交換日記をしていることに二人は驚くのであった。やがて、
ゆりえは当時新作だった主人公のデビュー作を読み、
気に入ってくれたのだった。

ある日、主人公がもう死にたいと書くと、ゆりえは
死にたいなんて簡単に言わないでほしいと書いた。
ゆりえは重病を患い、ずっと入院していたのだ。
主人公は軽率な書き込みを謝罪した。

ゆりえは入院している病院の中庭にあるベンチ(近くに
大きなケヤキの木が有る)が好きだった。
ある日、ゆりえの病状が悪化し、暫く日記は打ち切りとなった。
その間、主人公は書きかけの小説を完成させ、出版社に勤める
友人に見せるが、やはり受け入れられなかった。
挙句の果てに、「もう書くべきことはないんじゃないのか?」
と言われ、出版社で働くことを勧められた。

日記は主人公がそのことを告げたことから再会した。
ゆりえは本心ではないにしろ、主人公を応援した。
そして、自分の命があと1年であることを告げ、
小説の方も諦めないでほしいと付け足した。

主人公は驚き、奇跡とは自分で起こすものだと言った。
ゆりえは生きている、そう信じた主人公はゆりえが
入院している(していた)ベンチのところで会う約束をした。
約束の日、主人公は出版社での面接を終えてから行く予定だった。
しかし、会社側の都合で面接は一向に始まらない。
痺れを切らした主人公は友人に謝り、出版社を飛び出した。

何とか、約束の時間に間に合った主人公。ベンチに座って待つが、
いつまで経ってもゆりえは来ない。そして、病院の人間に
聞いてみた主人公は愕然とした。ゆりえはもうこの世には
居なかった。奇跡は起こらなかったのだ。
ベンチに戻る主人公。一方、2001年のゆりえは
約束の時間にベンチに座っていた。主人公は日記に
ゆりえは生きていたと嘘を書いた。

書いているうちに、思わず涙がこぼれ、日記の文字を滲ませた。
ゆりえは文字が綴られていくのを見ていたが、突然文字が
滲んだのを見て、主人公が嘘をついているのを確信した。
それでも、主人公の気持ちを理解したゆりえ。二人は
日記帳を閉じ、同時に横に置き、上に手を置いた。
二人の手が重ねられた。主人公が横を見ると、
そこにはもう日記帳はなかった。

何かを思い立ち、家に帰って筆を進める主人公。
やがて「過去からの日記」と言う小説を完成させ、
冒頭でゆりえへの思いを綴った。小説は大ヒットし、
半年後にはサイン会を開くにまで至っていた。
友人から「やっと書くべきことが見つかったな」
と言われ、続編を書くことを勧められるが、
もうこの物語は自分の中では完結していると言って断った。

小説がヒットしてからも、主人公はベンチのところに
やってきていた。ベンチに座っている主人公のもとに一人の
女性が歩み寄った。それは紛れもなく20歳になったゆりえだった。
「ずっと、信じていたんだよ。」
奇跡は起こったのだ。


キャスト: 西島秀俊
放送日: 2004年 秋の特別編
http://yonikimo.com/387.html


 

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