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リムスキー=コルサコフ 『シェヘラザード』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/898.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 10 日 00:18:29: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ストラヴィンスキー バレエ音楽 『ペトルーシュカ』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 21 日 10:37:21)

リムスキー=コルサコフ 『シェヘラザード』



ストコフスキー指揮 リムスキー=コルサコフ 『シェヘラザード』


N. Rimsky-Korsakow: SCHEHERAZADE (4/4), dirigiert von Leopold Stokowski






Gespielt vom Philadelphia Sinfonie-Orchester,
Leitung: Leopold Stokowski (1882 - 1977)
Aufgenommen am 3. Mai 1927 in der
"Academy of Music", Philadelphia (USA)
Fünf Schallplatten á 30 cm der Firma
ELECTROLA (1927)


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Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Stokowski & PhiladelphiaO (1934)




________






Alexander Hilsberg (1897-1961), Violin
Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz Stokowski (1882-1977), Conductor
Philadelphia Orchestra


Rec. 8 October & 12 November 1934, at Camden Church, in Philadelphia


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Rimsky-Korsakov "Sheherazade" Leopold Stokowski Stokowski Philadelphia Orchestra 1962


Philadelphia Orchestra
Leopold Stokowski, Conductor
06.II.1962


ストコフスキーの『シェエラザード』、1962年ライヴ!
20世紀の巨匠であり「音の魔術師」レオポルド・ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団のロシアン・プログラムは、音楽監督退任から約20年後、1962年のライヴ!
 リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』は、1927年のフィラデルフィア管弦楽団との電気録音を皮切りに5度の全曲録音を行い、コンサートでも頻繁に取り上げるなど、ストコフスキーにとってまさに十八番中の十八番。1962年2月6日、かつての手兵、フィラデルフィア管弦楽団の指揮台へと帰還を果たしたストコフスキーの『シェエラザード』の登場です!
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/1309300038/


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Rimsky-Korsakov - Scheherazade - Leopold Stokowski - London Symphony Orchestra (1964)






Conductor : Leopold Stokowski
Solo Violin : Erich Gruenberg
London Symphony Orchestra
Rec. September 1964


ロンドン交響楽団、エリック・グリューエンバーグ(Vn)
DECCA。1964年録音。
10:03, 11:40, 11:52, 12:06


今までキング国内盤しか出ていなかったが、2001年にオリジナル・マスターを使用したユニバーサル国内盤が出たので入手した。下のRCAと違いDECCAのマスターテープ保管状態が良く、実に鮮明な音質である。そのため、ストコフスキーの様々な反則技がよく聞こえて、実におもしろい。ストコフスキーのこの曲を聴くなら、このDECCA盤にとどめをさす。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm



指揮:レオポルド・ストコフスキー
ヴァイオリン:エリック・グリュエンバーグ
ロンドン交響楽団
録音:1964年9月22日、ロンドン、キングスウェイ・ホール
スタジオ録音 DECCA
評価:★★★★★(5)


デフォルメも含めて伸縮自在・強弱自在のめくるめく音絵巻。ソロはもとより、オーケストラ全体を強烈な節回しでふりまわし、粘っこく歌いこみ、ふと力を抜いたりする。


なるほど、これが「ストコ節」か!80歳の指揮者とは思えない大胆さ、そして統率力。勢いだけではない、非常に作りこまれた演奏であると感じる。


同じロンドン響でも、2年前のマルケヴィッチの慎ましい演奏と比べると、その違いに驚く。ここでのグリュエンバーグのソロ・ヴァイオリンなんて、まるで別人で、妖しい魅力すら感じるのだ。原典への忠実さや明晰さなどを超えて、最高の娯楽をもたらしてくれる。


録音はちょっと特殊。"Phase4"というマルチトラック録音だが、音をいじりすぎて音場が変になってたり、強奏部で音割れしたりする。一般的な意味での優秀録音とはとても言えないが、音の鮮度というか、エネルギー感は DECCA らしくはある。
クセがあって万人向けとはいかないものの、面白い。


指揮:レオポルド・ストコフスキー
ヴァイオリン:エリック・グリュエンバーグ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年2月26,28日、3月3日、ロンドン、EMIスタジオ
スタジオ録音
RCA
評価:★★★☆☆(3)


奇しくも十年前のストコフスキー旧録音と同じグリュエンバーグのソロ(この間、グリュエンバーグはロンドン響からロイヤル・フィルへ移籍した)。


しかし、演奏内容は大きく様変わりしている。


表現へのこだわり、作り込みの細やかさはDECCA盤同様。しかし、アプローチはかなり客観的というか、やりたいことがとても明快に、わかりやすくなったし、スムーズな音楽の流れはストコフスキーが非常に洗練された感覚の持ち主であることを改めて実感させてくれた。


DECCA盤からいろいろ変化した創意工夫の変化にはおお!と思わせられるところがある。インパクトの強さ、カラーの強さ、面白さでは断然DECCA盤だが、音質のクリアーさと解釈の丁寧さではこちらが勝る。どちらをとるかは好み次第だが、DECCA盤を先に聴いてしまうと、このRCA盤は物足りなさがある、というのが正直な感想。


オーケストラを豪腕でぶん回すような異様な空気がなく、あくまでも健全な風なのが物足りない。オーケストラは元気に鳴っているが(とりわけホルンの威力は凄まじい)、録音がその迫力やカラーを際立たせることなく、小さくまとめてしまっている。RCA録音の方が断然聴きやすいのは確かだが、ノイズだらけでもあれだけ色彩感のあったDECCA録音はやっぱり凄かった、と改めて思った。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html




ストコフスキー晩年のシェエラザード 2010-08-12


いやあ、おもしろかった。
レオポルド・ストコフスキー指揮で1975年録音のリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を聴く。
当時ストコフスキーは93歳。


R.コルサコフ:シェエラザード/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団


個人的なベストを言えば、やはり上の新録音ではなく、1964年にロンドン交響楽団を指揮したデッカ盤を取りたい。音質も鮮明であり、ストコフスキーのやりたい放題の指揮が鮮明に響いてくるからだ。


だいたいストコフスキーという人は楽譜通りに演奏するということを知らない。おのれの表現意欲の方が先に立っていて、恐ろしいくらいの味付けをしてしまうのだ。脂ののった肉料理をチーズフォンデュで食べるようなもの。それが全面に出ているのがまさに1964年のデッカ盤のシェラザード。畢生の名演である。


それに対し、この1975年録音、最晩年のストコフスキーがロイヤル・フィルを指揮した演奏は打って変わって冒頭の雰囲気に不思議な冷静さが漂っている。それだけで驚いた。これ本当にストコフスキー? たぶん旧盤と2枚連続で聴かせたら絶対に同じ指揮者だと信じる人はいない。それくらい第1楽章「海とシンドバッド」の出だしは違う。


そういう意味でこの1975年盤・ストコフスキーのシェエラザードは万人にお薦めする一枚ではないが、ストコフスキーが好きでたまらないという人にはぜひ聴いてみることをお薦めしたい。93歳のストコフスキーは自分の今までの表現に安住していないどころか、むしろ積極的に表現を求めようとしているのである。


まず興味深いのは全4楽章、切れ目がない。
連続で演奏している。


これだけで今までのストコフスキーと違う。なんで93歳になって今までのスタイルを変えるのさ?って言うくらい大胆。


全体として見ると、最初は冷静さと音色の渋さで聴かせるような趣があり、ちょっと戸惑った。しかし曲の後半、とりわけ第4楽章に入ると「これまでがストコフスキーの伏線だったのではないのか?」とさえ思うんですね。


楽器の随所で見られるえぐりもストコフスキーならでは。
第2楽章でのハープのアルペジオってこんなに強烈だったっけ?


第3楽章のスネア等の打楽器の使い方もおもしろい。後半、8分38秒くらいから突如音楽が盛りあがり、生き生きしてくるところも凄みがある。


しかし真骨頂はフィナーレ。船の難破のシーンなどもう評する言葉がない。最後のヴァイオリンの悲しさなんて巨匠の雰囲気さえ感じるもの。


全体のおもしろさという意味では1964年盤に軍配が上がるが、93歳でこの指揮とは!
まさに恐れ入るしかない。この人、全然老人じゃないっす。


1977年、ストコフスキー最晩年(なんと95歳!)の指揮でメンデルスゾーンの「イタリア」を聴いたことがある。その時も「しかし年取ることを忘れた人だなあ」と思ったけど、今回の演奏もそんな感じ。若いね、おやっさん。


おまけ:


どーでもいいんですが、ソロヴァイオリンを担当しているのは1964年盤ではロンドン交響楽団のコンサートマスターであるエーリッヒ・グリューエンバーグという人。
そしてこの1975年盤ではオーケストラはロイヤル・フィルなんだけど、なぜかソロヴァイオリンは同じエーリッヒ・グリューエンバーグなのね。
ストコフスキーが呼んだのかしら? こういうところに彼のこだわりを感じたりします。


彼の経歴を見て意外に思ったんですが、ストコフスキーってけっこう現代音楽のアメリカ初演とか世界初演をしているんですね。エドガー・ヴァレーズの「インテグラル」を初演したのは実は彼なんですね。ヴァレーズやシェーンベルクの世界初演は意外とストコフスキーが指揮してたりするんですね。
ちょっとあげてみると……


○マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」(アメリカ初演、1916年3月2日)
○シェーンベルク:室内交響曲第1番(アメリカ初演、1916年11月5日)
○ヴァレーズ:「インテグラル」(世界初演、1925年3月1日)
○ウェーベルン:「パッサカリア」(アメリカ初演、1927年3月4日)
○ヴァレーズ:「アルカナ」(世界初演、1927年4月8日)
○ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(アメリカ初演、1928年11月2日)
○シェーンベルク:「グレの歌」(アメリカ初演、1932年4月8日)
○シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲(世界初演、1940年12月6日)
○シェーンベルク:ピアノ協奏曲(世界初演、1944年2月6日)
○アンタイル:交響曲第4番(世界初演、1944年2月13日)
○ミヨー:「ブラジルの思い出」(世界初演、1947年1月2日)
○メシアン:「聖なる秘蹟への讃歌」(世界初演、1947年3月13日)
○R・シュトラウス:「メタモルフォーゼン」(アメリカ初演、1947年3月19日)
○ホヴァネス:「神秘の山」(世界初演、1955年10月31日)
○アイヴズ:交響曲第4番(世界初演、1965年4月26日)
○パヌフニク:「宇宙の祈り」(世界初演、1970年5月24日)


他にもショスタコーヴィチとかヴォーン=ウィリアムズの交響曲のアメリカ初演などたくさんありますが……このへんで。
思うに、管弦楽の編曲の楽しさを感じる曲を旺盛にストコフスキーは求めていたんじゃないのかなって思います。そういうのが好きなんじゃないのかしら。
たとえばストコフスキーは1965年7月に日本を訪問しているんですが、この時に日本フィルを指揮したコンサート・プログラムを見て非常にストコフスキーらしいと思ったんですね。


○バッハ:パッサカリアとフーガ
○アイヴズ:「答えのない質問」
○柴田南雄:シンフォニア
○チャイコフスキー:交響曲第4番


どうしてこうも脈絡の全然ないような4曲を持ってくるのかなあ(笑)。ちなみにこの来日の際、彼は読売交響楽団も指揮しているんですが、曲目はベートーヴェンの交響曲第7番だったそうです(笑)。
https://ameblo.jp/noburin28/entry-10617369757.html


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『シェヘラザード』(Шехераза́да)作品35は、1888年夏に完成されたニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲である。千夜一夜物語の語り手、シェヘラザード(シャハラザード、シェエラザード)の物語をテーマとしている。


シェヘラザードを象徴する独奏ヴァイオリンの主題が全楽章でみられる。
各楽章の表題は本来は付けられていない。作曲途中では付けられていたものの、最終的には『アンタール』のように《交響曲第4番》として聴いてもらうために除去したものといわれている。


作者の死後の1910年にミハイル・フォーキンの振付によってバレエ『シェヘラザード』が制作された。
作曲者自身による、ピアノ連弾版が存在する。


作曲の経過と初演


『シェヘラザード』作曲の頃のリムスキー=コルサコフは、全生涯のうちで最も作曲意欲が湧き上がっていた時期にあり、この作品の前に『スペイン奇想曲』、後に『ロシアの復活祭』序曲といった代表作が作曲されている。1888年8月7日に完成したとみられ、同年中にサンクトペテルブルクの交響楽演奏会にて初演された。総譜は1889年に出版された。


楽器編成


木管楽器
ピッコロ
2 フルート(2ndは第2ピッコロの持ち替えを含む)
2 オーボエ
イングリッシュホルン(第2オーボエの持ち替え)
2 クラリネット
2 ファゴット
金管楽器
4 ホルン
2 トランペット
2 トロンボーン
バストロンボーン
チューバ
打楽器
ティンパニ
タンバリン
バスドラム
スネアドラム
シンバル
トライアングル
タムタム
ハープ
弦五部
第1ヴァイオリン(Solo, 6Soli, 2Soli含む)
第2ヴァイオリン(6Soli含む)
ヴィオラ
チェロ(Solo含む)
コントラバス(4Soli含む)


構成


第1楽章《海とシンドバッドの船》(Largo e maestoso—Allegro non troppo)
ホ短調 - ホ長調


力強いユニゾンはシャリアール王の主題、ハープ伴奏の独奏ヴァイオリンがシェヘラザードの主題を示す。これらの序奏が終わったあとに主部となり、うねるような海の様子をよく表す伴奏音型にのって、海の主題、船の主題がつづく。シャリアール王とシェヘラザード王妃の主題が絡み合う。


第2楽章《カランダール王子の物語》(Lento—Andantino—Allegro molto—Con moto)
ロ短調


カランダールとは諸国行脚の苦行僧のこと。シェヘラザードの主題に始まり、ファゴットによる3/8拍子のメロディがカレンダー王の主題を示す。その後、中間部ではトロンボーンやトランペットの力強い響きが特徴的。そしてさまざまな主題が絡み合い、力強く激しく終わる。


第3楽章《若い王子と王女》(Andantino quasi allegretto—Pochissimo più mosso—Come prima—Pochissimo più animato)
ト長調


主部では歌謡的主題をヴァイオリンがゆったりと奏でる。中間部では独特な小太鼓のリズムに乗って、クラリネットが快活な舞曲風の王女の主題を奏する。シェヘラザードの主題を挟みながら、静かにやさしく終わる。


第4楽章《バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲》(Allegro molto—Vivo—Allegro non troppo maestoso)
ホ短調 - ホ長調


1楽章のシャリアール王の主題がテンポ違いで示されたあとに、シェヘラザードの主題がそれを受けるところから始まる。主部となり、バグダッドの「祭り」の主題が6/16拍子で激しく奏でられる。前楽章の各主題も回想されつつ、徐々に曲は盛り上がっていく。その頂点で荒れ狂う波に呑まれる船の難破の場面に変わり、そして穏やかに波が引く描写となり「海」の主題を静かに再現、独奏ヴァイオリンのシェヘラザードの主題を奏して、消え行くように終結する。


代表的な録音


エルネスト・アンセルメ指揮:スイス・ロマンド管弦楽団(1960年録音)
ヴァイオリン・ソロはローラン・フニヴ。


レオポルド・ストコフスキー指揮:ロンドン交響楽団(1964年録音)
ヴァイオリン・ソロはエリック・グリューエンバーグ。


ストコフスキーは都合5回この曲を録音しており、1975年録音のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との演奏や1951年のフィルハーモニア管弦楽団との演奏、1934年のフィラデルフィア管弦楽団との演奏などがある。


1975年のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団でのヴァイオリン・ソロは1964年のロンドン交響楽団との録音と同じくエリック・グリューエンバーグ。


1951年のフィルハーモニア管弦楽団ではマヌーク・パリキアン、
1934年のフィラデルフィア管弦楽団ではアレグザンダー ・ヒルスバーグ
がヴァイオリン・ソロを担当している。


ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1967年録音)
ミシェル・シュヴァルベによるヴァイオリン・ソロ。


エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮:ソヴィエト国立交響楽団(1969年録音)
ヴァイオリン・ソロはゲンリヒ・フリジゲイム。
他にロンドン交響楽団とのスタジオ録音・ライヴ録音(ともに1978年録音)がある。ヴァイオリン・ソロはジョン・ジョージアディス。


キリル・コンドラシン指揮:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1979年録音)
メンゲルベルク時代から在団するヘルマン・クレバースがソロを担当。


セルジュ・チェリビダッケ指揮:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1984年録音)
ライヴを放送用に録音した音源。ヴァイオリン・ソロはヴェルナー・グローブホルツ。
チェリビダッケには、シュトゥットガルト放送交響楽団との放送用のライヴ音源(1982年録音)もある。シュトゥットガルト放送交響楽団とは、これとは別に1982年11月のスタジオでのカラー映像演奏記録もある。ヴァイオリン・ソロはどちらもハンス・カラフースが担当。


ウラジミール・フェドセーエフ指揮:モスクワ放送交響楽団(1994年録音)
ヴァイオリン・ソロは木野雅之。


ヴァレリー・ゲルギエフ指揮: キーロフ歌劇場管弦楽団(2001年録音)
デジタル録音。ヴァイオリン・ソロはセルゲイ・レヴェーチン。


先行する音楽作品


『シェヘラザード』は次の作品の影響を受け、あるいはアイディアを取り入れて成立したと言える。


ベルリオーズ:ヴィオラ独奏付き交響曲『イタリアのハロルド』
メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲(木管合奏による序奏部など)



バレエ『シェヘラザード』


詳細は「バレエ・リュス」および「ru:Шехеразада (балет)」を参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/バレエ・リュス


本作はロシアの「バレエ・リュス」の振付師、ミハイル・フォーキンとレオン・バクストの振付によって同名のバレエ作品に使用されている。1910年にパリのオペラ座で初演された。


バレエの使用は作者の未亡人ナジェージダ・リムスカヤ=コルサコヴァを始め遺族の批判を受けた。しかし「バレエ・リュス」の芸術活動が評価されると、その代表作品であるバレエ『シェヘラザード』もロシア本国でも受け入れられるようになり、ボリショイバレエやマリインスキー・バレエなどロシアのバレエ団でも上演されている。


バレエ『シェヘラザード』は『千夜一夜物語』の冒頭、シェヘラザードが夜伽の際にお話をするきっかけになった事件を題材にしたもので
(詳細は千夜一夜物語のあらすじ #シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語を参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/千夜一夜物語のあらすじ#シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語


脚本はアレクサンドル・ベノワが、衣装と美術はレオン・バクストが手掛けた。
初演時の指揮はニコライ・チェレプニン、主な出演者はイダ・ルビンシュタイン、ヴァーツラフ・ニジンスキーである。



バレエ『シェヘラザード』あらすじ


シャハリヤール王が狩りで城を留守にしている最中に、彼の愛妾ゾベイダを含む後宮の女奴隷たちは看守のユーマクを買収し、男奴隷部屋のカギを入手する。女奴隷たちは男奴隷たちを解放し、彼らとの逢瀬を楽しむ。ゾベイダもまた「金の奴隷」との逢瀬を楽しむ。そこへ王が帰還。後宮の女たちの不義密通が露見してしまう。王はあらかじめ弟から女たちの留守を利用した不貞の可能性を警告を受けており、今回の狩りでの外出はそれを調べるためのものであった。王は「金の奴隷」を含む男奴隷を皆殺しにする。ゾベイダは悲嘆のあまり短剣で自殺。愛妾の自殺に王は深く悲しむのであった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シェヘラザード_(リムスキー%EF%BC%9Dコルサコフ)
 

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コメント
1. 中川隆[-13896] koaQ7Jey 2020年2月10日 23:55:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-525] 報告

アンセルメ


Rimsky-Korsakov Scheherazade (Symphonic Suite, Op. 35) Ernest Ansermet (1948 recording)


Ernest Ansermet conducting Pierre Nérini (violin) and L'Orchestre De La Société Des Concerts Du Conservatoire De Paris
Recorded in Paris, 1-2 June 1948

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imsky-Korsakov - Scheherazade - OSCC / Ansermet ,1954


Pierre Nerini
Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire, Paris
Ernest Ansermet
Studio recording, Paris, IX.1954

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ANSERMET Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Ansermet & L'Orchestre de la Suisse Romande, 1960








Ernest Ansermet & L'Orchestre de la Suisse Romande
Recorded November 1960 at Victoria Hall, Geneva.


エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団、Lorand Fenyves (Vn)
DECCA。1960年11月録音。(61年と記載されることもあるが誤り。)
10:09, 11:15, 9:39, 12:27

2002年1月、DECCA LEGENDSシリーズで、1954年6月録音の交響組曲「アンタール」(これはDECCAのクラシック初ステレオ録音)とカップリングのものを入手した。聴く前は、「オケが力不足なのではないか」と思っていたが、意外に重厚な音で満足できる。リマスタリングが大成功ということなのだろう。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm
2. 中川隆[-13895] koaQ7Jey 2020年2月11日 00:02:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-524] 報告

カラヤン

Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Karajan & BPO (1967)






Michel Schwalbé (1919-2012), Violin
Herbert von Karajan (1908-1989), Conductor
Berlin Philharmonic Orchestra

Rec. January 1967, at Jesus-Christus-Kirche, in Berlin


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ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル、ミシェル・シュヴァルベ(Vn)
DG。1967年録音。
9:56,12:48,10:38,12:57

全盛期のこのコンビによるこの曲の唯一の録音。
しかしカラヤンにしては珍しく、細部の完成度にあまりこだわらず「甘め」に仕上げている。シュヴァルベのソロが素晴らしい。
2000年、ORIGINALSシリーズでOIBP化され、さらに甘さが増した。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm


指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ヴァイオリン:ミシェル・シュヴァルベ
録音:1967年1月、ベルリン、イエス・キリスト教会
スタジオ録音

カラヤン的でベルリン・フィル的。
前のめりのテンポでまくしたてたり急ブレーキをかけたり、そして各パートが主張しまくる。強烈なブラスの強奏に、妖艶なソロに、極厚の弦のアンサンブルに・・・おなか一杯になる。

このオケの首席陣は全員ソリスト級の主張の強さがあるし、事実としてそれくらいの名だたる名手たちで固められた布陣であり、聴かせる。
シュヴァルベのヴァイオリンは濃密で妖艶で、インパクトがある。
ただ、アンサンブルが演奏の勢いのために犠牲になっていて、細かな点で荒っぽい音を出しているのが気になる。

録音はやかましくてべた塗りのヘルマンス流で、好みが分かれそう。
エネルギッシュだけど、1stトランペットの音拾いすぎだろう、とか。サウンドプレゼンスが不自然だとか。筆者はあまり好きではないが・・・。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html
3. 中川隆[-13894] koaQ7Jey 2020年2月11日 00:57:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-523] 報告


チェリビダッケ

Rimsky Korsakov Sheherazade Sergiu Celibidache ORTVE (1971.2.21)





Sergiu Celibidache conducts ORTVE (1971.2.21)


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セルジュ・チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送響(1980年録音/AUDIOR盤) 

同オケとのライブ録音はグラモフォンから1982年録音のものも出ていますが、それとは別の演奏です。
海賊盤ですが、音いじりをしない音造りは正規盤以上に優れています。
演奏は極めて遅いテンポでスケールの巨大な典型的なチェリビダッケのスタイルです。
特に1楽章や終楽章の破滅的なカタルシスが凄いです。
反面、2楽章は遅過ぎてもたれます。3楽章も更に美しく出来そうです。

独奏ヴァオリンは表情が大胆で艶やかさに溢れていて、シェラザードの語りを聞くようなのが魅力的です。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-d2b2.html

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シュトゥットガルト放送交響楽団
DG。OIBP化。1982年2月18日ライヴ録音。
10:53,14:31,11:18,13:17

これは凄い! チェリがオケに気合いを入れる声が聞こえる。
この演奏の2ヶ月後、4月11日に同オケとTV録画している。
その模様が99年8月22日未明にBS2で放映された。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm

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Rimsky-Korsakov: Scheherazade - Celibidache, RSS (1982)


Hans Kalafusz, violin
Radio-Sinfonieorchester Stuttgart
Sergiu Celibidache, conductor

Recorded live at the Studio Villa Berg, Süddeutscher Rundfunk, Stuttgart, November 1982


シュトゥットガルト放送交響楽団
EuroArts。DVD輸入盤。1982年収録。カラー・ステレオ。
上述のTV放送と同じものと思われるので、日付は4月11日ということになるだろう。(明記されていない。)
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm

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Nikolai Rimsky-Korsakov Scheherazade Op.35, Sergiu Celibidache


Munchner Philharmoniker
Sergiu Celibidache, Conductor
Live rec. 1984, Munich, Helkulessaal


ミュンヘン・フィル
EMI。正規発売第4弾BOX TOCE-55661/74。
1984年4月18日、ヘルクレスザールでのライヴ録音。
12:04, 15:47, 12:11, 14:09。

下記METEOR盤よりも若干終楽章が速いので別演奏であろう。
この曲のMETEOR盤がその後数年間のチェリの海賊盤の大量流通の先駆けになったことは間違いなく、その意味でもこの正規盤にこの曲が収録されたことの意義は大きい。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm


セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1984年録音/EMI盤) 

この人のこの曲の録音は、近い時期に集まっていますが、ミュンヘンでのライブは最もテンポが遅くチェリビダッケの本領発揮です。但し、終楽章などではシュトゥットガルトRSO盤に比べても緊張感が失われています。

結局、この人にとってはブルックナーもRコルサコフも同じ方法論での演奏になってしまうのですが、共通しているのは聴き手の息が詰まらせられることです。
こんな演奏を忠実に行なえるオケの力量、管楽メンバーの肺活量?は大したものです。
聴き手を「凄い」と感じさせる大巨匠の技ではありますが、これが決して王道だとは思いません。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-d2b2.html


指揮:セルジュ・チェリビダッケ
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年4月18日、ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール
ライヴ録音
EMI (原盤:BR バイエルン放送)

評価:★★★★★(5)
この時期のチェリビダッケでは当然かもしれないが、やはりテンポが遅い。
遅いテンポだが、それが間延びではなく、独特の緊張感を出している点がすごい。
普通、音楽の流れが勢いというか慣性として、前へ前へと進んでいくもの。
しかし、本演奏では、そういう慣性を感じさせない。ひとつひとつのフレーズで立ち止まるかのような、とてもじっくりとした、静謐な音楽づくり。
アタックを丸めて、敢えて縦線を消して横線だけで構成されたような音楽。
そんな異様な空気の中で、音のバランス、フレージングには徹底的に拘りぬいている。

こんな演奏は、尋常ではない。恐るべき集中度の高さ、緻密さがあるからこその芸当。
チェリビダッケとその手兵ミュンヘン・フィルならではの、彼ららしさが全開の凄演だ。
重たいテンポ運びの中でもとても良く鳴るオーケストラの響きも魅力のひとつ。
鳴りの重厚さという点ではベルリン・フィルも及ばないかもしれない。
録音は、非正規のライヴとしては良好。同時期のEMIのスタジオ録音よりも音は元気だし。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html

▲△▽▼

Rimsky-Korsakov: Scheherazade


Münchner Philharmoniker
Sergiu Celibidache (1990)

I can't fix the concert date, I guess between 1989-1991


ミュンヘン・フィル
METEOR。80年代末〜91,2年頃の録音。
11:56,15:41,11:58,15:09

演奏もすばらしい。チェリ晩年特有の遅いテンポでじっくり聴かせる。
海賊盤だが音質良好。ただし、既に入手困難になっている。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm
4. 中川隆[-13893] koaQ7Jey 2020年2月11日 01:11:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-522] 報告
ロストロポーヴィチ

Scheherazade, Op. 35: II. The Story of the Kalendar Prince


Violin: Luben Yordanoff
Orchestra: Orchestre de Paris
Conductor: Mstislav Rostropovich

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮パリ管弦楽団、ルーベン・ヨルダノフ(Vn)
EMI。1974年録音。
11:29,12:58,10:29,12:51

豪快きわまりない。よくこの曲のベスト盤に推されている。
2003年に、ART処理された国内盤がでた。Allan Ramsayによるリマスタリングは上出来で、金管の豪快さだけでなく弦楽器のしなやかさも引き立っている。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm
5. 中川隆[-13892] koaQ7Jey 2020年2月11日 01:26:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-521] 報告

キリル・コンドラシン

RIMSKY-KORSAKOV: Scheherazade op. 35 / Kondrashin · Royal Concertgebouw Orchestra






Solo Violin : Herman Krebbers
Concertgebouw Orchestra, Amsterdam
Kirill Kondrashin
Stéréo recording in 1979, at Amsterdam
Label : Philips



キリル・コンドラシン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヘルマン・クレッベルス(Vn)
PHILIPS。1979年6月27-28日録音。

ロストロポーヴィチ盤が「あざとい!」と思う人たちによって高く評価されている名盤である。品を保ちつつ盛り上がりに欠けるということもない。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm


キリル・コンドラシン指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管(1979年録音/フィリップス盤) 

後述のゲルギエフ盤を聴いてしまうと物足りなく感じますが、コンドラシンがしっとりした音色のコンセルトへボウを指揮したオーソドックスな名演です。
良くも悪くもゲルギエフやチェリビダッケのようなアクの強さが無いので、好みは分れるでしょうが、安心して抵抗感なく聴いていられる点は良いと思います。
名コンマスのヘルマン・クレヴァースの独奏も美しいです。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-d2b2.html


指揮:キリル・コンドラシン
ヴァイオリン:ヘルマン・クレバース
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1979年6月、アムステルダム、コンセルトヘボウ
スタジオ録音

評価:★★★★☆(4)
ノーブルな演奏。有名なクレバースのソロ・ヴァイオリンは細身の美女、といった趣がある。コンセルトヘボウの洗練された表情豊かなサウンドは本当に見事だ。

ロシア人指揮者コンドラシンの演奏だが、とりたててロシアンという感じはしない。
勢いよりも丁寧さで細やかに仕上げ、自然な呼吸感でオーケストラをしっかり統率する。そういうタイプの演奏だ。

この演奏なら私は強奏部よりも弱奏の緊張感が好き。ただ、盛り上げるところはかなりしっかり鳴らしてくれるので、そういう興奮を求める人も満足できるだろう。録音は残響多めでふんわりした耳あたりだが、明瞭さもあって悪くない。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html
6. 中川隆[-13891] koaQ7Jey 2020年2月11日 02:09:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-520] 報告


シャルル・デュトワ


Scheherazade, Op. 35: Charles Dutoit Royal Philharmonic Orchestra 2010









Charles Dutoit
Royal Philharmonic Orchestra
Released on: 2010-11-01

▲△▽▼


Rimsky-Korsakov: "Scheherazade" / Dutoit Orchestre symphonique de Montréal (1992 Movie Live)


Charles Dutoit
Orchestre symphonique de Montréal

1992.4.11 Tokyo. Japan Live


▲△▽▼

Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Op.35 - The Story of the Calender Prince









Orchestre Symphonique de Montréal · Charles Dutoit
Released on: 1984-02-24

指揮:シャルル・デュトワ
ヴァイオリン:リチャード・ロバーツ
モントリオール交響楽団
録音:1983年5月、モントリオール、サントゥスタシュ教会
スタジオ録音 DECCA

評価:★★★★☆(4)
華やかなリムスキー=コルサコフのスコアを、上品に、色彩的に描く。

デュトワ&モントリオール交響楽団の演奏は良くも悪くも安定している。どんな曲を持ってきても、バランスを保ち、過度を避け、透明感と程よい力感と品の良さを保った演奏をする。まさしく教科書的。リムスキーの見事なオーケストレーションをストレートに体感できる点からは大いにオススメできる演奏だ。

スコアを生かす、という意味では、これほどまでに丁寧な仕事はないだろう。
リムスキーの色彩豊かなオーケストレーションはそれだけでワクワク感と爽快感があって楽しい。

クリアーな録音もDECCAらしく見事。欠点の少ない、誰にでもお薦めできる佳演だ。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html
7. 2020年2月11日 16:37:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-508] 報告

ゲルギエフ

Rimsky-Korsakov: Scheherazade / Gergiev · Vienna Philharmonic · Salzburg Festival 2005





Vienna Phiharmonic conducted by Valery Gergiev
Salzburg Festival 2005

▲△▽▼

Gergiev and Münchner Philharmoniker -- Ravel, Tchaikovsky, Rimsky-Korsakov


Maurice Ravel, Le Tombeau de Couperin (Orchestral Version)
Pyotr Ilyich Tchaikovsky, Variations on a Rococo Theme, Op. 33
Sergei Prokofiev / Gregor Piatigorsky, Music for Children, Op. 65
Nikolai Rimsky-Korsakov, Scheherazade, Op. 35


▲△▽▼

Gergiev; Kirov Orchestra - Rimsky Korsakov Sheherazade, op. 35 2001





Sergei Levitin
Kirov Orchestra, St Petersburg
Valery Gergiev

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場キーロフ管弦楽団
PHILIPS。2001年録音。
10:26, 12:26, 10:55, 12:04。

これは凄い。ここまで表現の限りを尽くした演奏はそうざらにあるものではない。
しかも録音も超優秀ときている。というわけで、チェリビダッケの録音からこの録音に「決定盤」の座を移すことにした。

2002年度レコード・アカデミー賞は、ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルの「展覧会の絵」になったが、私はこの「シェヘラザード」のほうが遙かに上であると思う。
2003年2月号で、読者の選んだ2002年ナンバー1は、やはり当盤であった。
レコード・アカデミー賞は何でああいう結果になったのかサッパリわけがわからん。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm


ワレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管(2001年録音/フィリップス盤) 

ゲルギエフの録音の中でもベストの一つです。スケールが非常に大きく、歌いまわしや表情が何とも魅力的です。オケの音には厚みと潤いが有りますし、ヴァイオリン独奏も技術、表情づけともに満足できます。

全体にロシア風の味わいを強く感じられて、改めてこの曲がロシア音楽だと認識させられます。3楽章の美しさは絶品ですし、終楽章の手に汗握る展開もこれまで耳にしたことが無いほどです。正に王道の演奏であり、これにくらべればチェリダッケと言えども、からめての演奏という気がしてしまいます。

これ以外のディスクは手放してしまいましたが、オリエンタルな雰囲気が漂うカラヤン/ベルリン・フィル盤は案外悪く無かった記憶があります。
ロストロポーヴィチ/パリ管盤はスケールは大きいものの、オケの音色が余りにも華やかに過ぎて好みませんでした。

結局、この曲はゲルギエフ盤一枚あれば事足りますが、もう一枚選ぶなら、何だかんだ言ってもチェリビダッケのAUDIOR盤です。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-d2b2.html

▲△▽▼


Rimsky-Korsakov: Scheherazade - Gergiev / Mariinsky Theatre Orchestra 1998


Sergei Levitin, solo violin
Mariinsky Theatre Orchestra
Valery Gergiev, conductor

December 3, 1998
Niigata-City Performing Arts Center (Ryutopia)

8. 中川隆[-13879] koaQ7Jey 2020年2月11日 16:40:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-507] 報告

ロシア(1889年まで) - クラシック音楽 一口感想メモ
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov, 1844 - 1908)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%281889%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%29

交響曲

•交響曲第1番 Op.1(1861年-1865年/1884年) ― 第1版は変ホ短調、改訂版はホ短調◦3.3点

シューマンの音楽の進め方の手際の良さや硬めの響きにロマン的香りを封じ込める点が似ていて、手本にしたのがよく分かる。しかし、ロシア的な開放感と大地の広さとスラブ的な音像はあり、オリジナリティを感じる。作曲年代をみると元は若書きだが、円熟してから改作されておりオーケストラの充実感などは壮年らしいものになっている。まだロシア音楽が完全に確立していない折衷の感じがなんとも微笑ましい。形式的すぎて深みに乏しいが、なかなか良い曲である。

•交響曲第2番「アンタール」Op.9(1868年/1875年/1897年) ― 1897年版で交響組曲に改められる。◦3.3点

中東的な旋律、華やかで開放感がある雰囲気など、シェヘラザードと強く類似する曲。交響曲的でなく、交響詩の連作に近い。物語性が少ないのと、旋律に強く心をとらえて離さないほどのものはないため、シェヘラザードより1.5ランク落ちるとは思う。しかし、それでも娯楽性が高くて充分に楽しめる曲になっている。

•交響曲第3番 ハ長調 Op.32(1866年/1873年/1886年)◦3.3点

シリアスで構築的な交響曲。がっちりとした骨格の太さが印象的だが、一方で伸びやかさには欠ける。それでもリムスキー=コルサコフらしい華があるのが良いところだが、あまり焦点が当たらない。かなりドイツ的であり、ドイツ音楽が好きな人だと感激するかもしれない。正統派ともいえる。ただし、メロディーは印象に残らない。


協奏曲

•ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30(1882年-1883年)◦4点

期待せずに聞いたらかなりいい曲で驚いた。ピアノも効果的に使われている。


管弦楽曲

•スペイン奇想曲 Op.34 (1887年)

•交響組曲「シェヘラザード」 Op.35 (1888年) ◦5.0点

千夜一夜物語に基づく作品であり代表作である。華麗な管弦楽法を駆使した、まさに壮大な物語絵巻を見るような色彩感の豊かさと幻想的な華かさと物語性をもった作品であり、楽しい時間を過ごせる。何度聴いても心が躍り、少年のような気分になって冒険気分を味わえる。エキゾチック感も満載で、まだ見ぬ新世界を旅する物語を見ているかのようだ。

https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%281889%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%29

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