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モーリス・ラヴェル 『亡き王女のためのパヴァーヌ』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/897.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 09 日 19:44:50: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ドビュッシー 歌劇「ペレアスとメリザンド」 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 21 日 00:14:00)

モーリス・ラヴェル 『亡き王女のためのパヴァーヌ』



ラヴェル 自作自演 1922
Ravel "Pavane pour une infante défunte" 1922 piano roll





Ravel at the piano playing his composition "Pavane pour une infante défunte"/"Pavane for a Dead Princess" in 1922. It was imprinted onto a piano roll, and then long after his death it was played back and recorded, which is why the sound is so clear. The tempo and dynamics were not altered in this process. Of course we cannot know what happened on the day that he performed it, but for those suggesting that he did not play it, or that he played it differently, you would be wrong.


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Dutoit/Montreal - Ravel: Pavane pour une infante defunte 1983年





Orchestre Symphonique de Montreal / Charles Dutoit



デュトワ モントリオール交響楽団 1983年
録音状態は良い。まろやかで、暖かい音色として溶解しており、耽溺した雰囲気で演奏される。
「そ〜らふぁみ れ〜みふぁ ふぁみみ〜 し〜どらそ ふぁ〜そら らしそふぁみ〜」
「ふぁそ そらふぁみふぁ〜 らふぁみふぁ〜」
テンポは 遅め。ホルンの音色が少し渋くて、奥にひっこんだ感じだし、巧いかと言われたら、う〜ん。巧いわけじゃなさそう。小さく吹かれているので、濁った音色って感じがするのだ。
録音状態によるのかもしれないが、総体的に、どこか、ぼんやりしている。
このぼんやり感に、やられてしまう感じがする。


マルティノン盤のような明晰さが感じられないし、各楽器の音は、あまり綺麗に届いてこない。
しかし、全体的に靄がかかっているというか、オブラートがかぶさっているというか、乳白色的な色で間接照明的に、対象が浮かび上がっていて、その雰囲気にやられる。
なんだか、テンポも遅めで、ぼや〜っとしているのを後押ししている感じがする。これが、良いのかも。
ハープの音色も、ぼんやり。オーボエの音色やフルートの音色ぐらいが、はっきり聞き取れるぐらいで、弦も、弱々しく、でれ〜っとしており、うすぼんやり、耽溺型である。


って言っても、緊張感が皆無というわけでもなく、深く、息の長いフレーズを描いてくる。
輪郭が浮かび上がるわけでも、音色がカラフルでもなく、フレーズに張りがあるわけでもなく。
中庸的に、とろり〜としたところが、う〜ん。まあ。良いのだろうなあ。
この楽曲だと、眠りモードに入りやすい。


マルティノン盤が、各楽器の音色が、はっきりしており、輪郭が綺麗に描かれている。ただ、ちょっぴり線が強めと感じるかもしれない。マルティノン盤が素材を生かした料理だとしたら、そうねえ。デュトワ盤は、煮込み料理かなあ。
デュトワ盤は、全てが溶解してて、ぼわ〜とした雰囲気で描かれている。響きも暖かく、透き通った響きとは違って、濁りがあり、とろとろのシチューのようだ。これは、全く違うアプローチだと思う。
う〜ん。同じ曲で、こうも違うかねえ。
ワタシ的には、このデュトワ盤の各楽器の音が、固有の響きとして形がなくなるほど溶解させられちゃって、特に旋律を盛り上げるわけでもなく、ぼーっと、うすぼんやり〜した雰囲気に仕上げてくるところに、う〜ん、すげっと、唸ってしまった。


この溶解テクニックは、すごい。あらゆる金属(もちろん各楽器の音の例えだが)を溶かしちゃうみたいだ。
雰囲気のみを楽しむ。雰囲気に浸るという時には、デュトワ盤は良いのだろうと思う。
で、テンポは幾分遅めと思ったのだが、クレジットを見ると6分35秒だ。
速めと感じたマルティノン盤が、6分32秒。
あれっ。これだけの差異だったのか。ワタシの耳ってダメだねえ、あちゃちゃ。
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/02-orchestra/ravel-pavane.htm


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Ravel: Pavane pour une infante défunte, Cluytens (1962)




André Cluytens (1905-1967), Conductor
Paris Conservatoire Orchestra


Rec. 26-27 September & 2-3 October 1962, at Salle Wagram, in Paris


クリュイタンス パリ音楽院管弦楽団 1962年


録音状態は良い。代表的な名盤なので、時代とともにリマスタリングされている。
まったり、ふくよかで優美。
昔から続く、名盤とされているものである。
約6分〜7分程度の楽曲だが、いつまでも続いて欲しいと願いたくなるような、大変優美で、少し悲しそうな曲である。
「そ〜〜らふぁみ〜れ〜みふぁ ふぁみみ〜 し〜〜どらそ ふぁ〜そら らしそふぁみ〜」
「ふぁそ そらふぁみふぁ〜 らふぁみふぁ〜 し〜・・・・」
クリュイタンス盤は、昔からの名盤として有名である。聴いてみて、確かにっ。と大いに頷かされる。
ゆったりしており、音の厚みもあり、まろやかに響く。
冒頭のホルンの柔らかい響きは、まるでオブラートに包まれた感じだし、ソフトフォーカス的な感じがする。
マルティノン盤だと、もう少し輪郭が明瞭なのだが、クリュイタンス盤は、ほんわかした雰囲気につつまれて、いつまでも、ふわ〜っとしていたい気持ちにさせられる。
ホルンの旋律に耳がどうしても行ってしまうが、弦が、そっと奥でつま弾いている。
で、ハープの音色も綺麗だ。グリッサンドという、パラパラパラ〜っという音色が奥ゆかしい。
「そ〜ら〜 そらし み〜れ〜 (ふぁどふぁ)そら〜みふぁそ どしそ〜」


オーボエのフレーズが、更に穏やかに、静かにフレーズを出してくるが、そのまま弦に引き継がれていく。
主題が、ホルンから木管に引き継がれるわけだが、クリュイタンス盤では、このあくまでの穏やかで、幅のある響きが流れてくる。
各楽器の音色は、今となっては、ちょっと古めかしいし、巧いかと言われたら。う〜ん。今やどうでしょ。
で、オケは厚みのある音色か。と言われたら、う〜ん。どうでしょ。
これまた、そうでもないような気がする。
各パートの響きも、音色も、響きも、多少細い気がする。 音色に艶がある。とも言い難いし。
でも、これは、やっぱ録音かな〜。現在の録音技術だったら、もっと明瞭になるので、どう変化するかワカラナイ。でもこの楽曲は、雰囲気で聞かされちゃう名盤だと思う。やっぱり。 雰囲気で聴いちゃいますねぇ。
最初に言ったソフトフォーカス的な面は、この楽曲には似合っているのかもしれません。
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/02-orchestra/ravel-pavane.htm


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Ravel: Pavane pour une infante défunte, Cluytens PCO, Tokyo1964




André Cluytens conducting, Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire, Tokyo Bunka Kaikan, 7th May, 1964, Live Recording (Stereo Version).


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Ravel: "Pavane for a Dead Princess", Cluytens / Orchestre ... Conservatoire Paris, 1950, restored




指揮  アンドレ・クリュイタンス
演奏  パリ音楽院管弦楽団
ホルン ルシアン・テヴェ
録音  1950年1月17日、パリ、シャンゼリゼ劇場


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Ravel: Pavane pour une infante défunte, Giulini & The Phil (1966)


Carlo Maria Giulini (1914-2005), Conductor
New Philharmonia Orchestra


Rec. 17-18 May 1966, at Abbey Road Studio, in London


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Ravel - Pavane pour une Infante Defunte - giulini


Philharmonia Orchestra
℗ 1986 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin


ジュリーニ コンセルトヘボウ 1994年
Carlo Maria Giulini Amsterdam Concertgebouw Orchestr


録音状態は良い。息のながい、緩やかで、とろみ感のある代表的な耽美的な演奏だ。この演奏だと、もはや別世界へ逝っちゃう。


晩年のジュリーニさんの演奏で、とっても遅い。遅いが、大変美しいフレージングで、息の長い美しい演奏である。
演奏時間は、7分50秒というクレジットとなっている。(マルティノン盤は6分32秒)


とにかく、冒頭からのホルンが、柔らかくて、くすんだ和音を醸しだしている。
「そぉ〜〜らふぁみ れぇ〜みふぁふぁみみ しぃ〜〜どらそ ふぁ〜そららしそふぁ みぃ〜ふぁそ そふぁみふぁ〜」
息継ぎ場所がわからないほど、長くて、緩やかに続く、穏やかなフレージングだ。


特に、どこかで膨らませているというような、音の膨らみ感、フレージングではないと思うのだが、一定に保たれた音の持続音っていうのか、ほぉ〜〜っという膨らみが、とにかく持続する。
弦の響きは、奥まっており、リズムを形成しているわけでなく、ポンっという弾んだ感覚が埋もれている。
えー 弦の響きが聞こえないなあ〜って、きっと、他盤だと文句言っちゃうところなのだが、なぜか、このとろみ感覚に、やられてしまう。


中間以降、フルートが入ってくる場面からは、いっそうテンポが落ちて、ぐぐーっと、まろやかさを蓄えている。このフルートは、すっきり系で、いたずらに音を膨らませず、結構、淡々とした感じで吹かれる。
木管群が、明晰な線を描き出すので、総体的に、べたっとした演奏に陥っていないのだと思う。
ホント、木管は、綺麗に浮かび上がってきており、ノビのある、語尾までの膨らみ感がたまりません。
あとは、 寄り添ってくるハープのグリッサンドが目立つぐらいで、低弦の響きも奥まってしまって、弦は、どこへ行ってしまったのでしょう〜というほど、聞こえてこない。
推進力もない完全な耽溺型だ。だけど、ついつい、引き込まれてしまう語り口だ。


ジュリーニさんの最晩年の演奏は、超遅いというイメージがこびりついているが、「亡き王女のパヴァーヌ」を聴くと〜 これは、はまってしまう。別格扱いって感じになるだろうか。演奏ともかく、 思わず目頭が、じわーっと熱くなってきてしまって。
うるうる〜っ。 あーっ これ自分のお葬式にかけて〜っという方おられても、ハイ、不思議ではございません。(笑)
つづけて流れてくる「マ・メール・ロワ」も絶品です。陶酔しきってくださいませ。
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/02-orchestra/ravel-pavane.htm


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Maurice Ravel - Pavane pour une infante défunte - Samson François




サンソン・フランソワ 1966年〜67年
Samson Francois


録音状態は、まずまず。
伝説的なピアニストとして有名だし、洒脱のきいた、オシャレな感じがする。
1966年〜67年の録音なので、ちょっと古いのだが、まずまずの録音状態である。
昔から名盤と言われているので、ラヴェルを聴くとなると、まあ筆頭という盤になるんだろうが〜
亡き王女のパヴァーヌについては、まあ。普通ってところ。
ちょっぴり退廃的で、ジャズっぽく、クラシックの範疇に収まらない演奏で、お酒も女も、タバコも大好き。どーも型に、はまったというよりは、型破りっぽい、破天荒型の方だったらしい。・・・という、伝説的なピアニストだったようである。
もっとも、ワタシ自身は、ご本人の演奏も聴いていないし、LPも持ってなかったし、どっかの本の受け売りの知識である。70年に64歳で亡くなっておられるので、さっぱり、ご縁がなかったのだが、ワタシより年長の方なら、愛聴盤として、聴いておられるのだろう。
今聴いても、楽しげなパラパラとした演奏で、素人には、即興的な演奏だな〜としか、感じないのだけど、素人が聴いても、より自由度が高く、のびやかで〜
気ままに弾いているように聞こえ、なかなかにオツである。ちょいと開放的な気分になれる。


ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、「フランソワの演奏は他の演奏家とは一線を画す独特なもので、非常に個性的であるため、ピアノを演奏をする人の範とはなり難い。それでも、フランソワの演奏は文化的価値の高いものであるため、没後も何度も版を重ねてCDが発売されている。」と書いてあった。
文化的価値ウンヌンまでは、よく解らないのだけど〜


穏やかな「亡き王女のパヴァーヌ」よりは、鏡や感傷的なワルツのような、華やかで、しなやか、飛び跳ねるような躍動感のある曲の方が面白く聴けるのではないだろうか。
こんなことを言っちゃ〜まずいのだろうが、夜、カフェバーなどで、お酒を傾けて聴くには、うってつけ。
演奏の崩し方が、なんとも言えない色香があって〜 ひとことで言うと、洒脱。
他の盤とは、やっぱ、ひと味も、ふた味も違うので、比べようもない別格盤なんだろうな。
まっ パヴァーヌだけでなく、このラヴェルを聴いていていると、ひとりごち〜てしまって。
休み前の夜に聴くと気怠い雰囲気が、自室に漂ってきてしまって、ついお酒が飲みたくなってしまう。


ラヴェル ピアノ曲全集 サンソン・フランソワ
1 亡き王女のためのパヴァーヌ
2 高雅にして感傷的なワルツ 8曲
3 前奏曲
4 水の戯れ
5 ハイドンの名によるメヌエット
6 鏡 5曲
7 シャブリエ風に
8 ボロディン風に
9 夜のガスパール 3曲
10 ソナチネ
11 クープランの墓 6曲
12 古風なメヌエット
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/06-solo/ravel-pavane-pour-une-infante-defunte.htm


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Richter - Ravel - Pavane pour une infante défunte




Live recording, 1954


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Pavane pour une infante défunte, M. 19 (Live)


Sviatoslav Richter
Sviatoslav Richter Archives, Vol. 10: Carnegie Hall 1960 (Live)


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Walter Gieseking - Ravel: Pavane Pour Une Infante Defunte (Rec.1954)






Walter Wilhelm Gieseking (1895-1956), Piano
Rec. 10-12 & 14-17 December 1954, No.3 Studio, Abbey Road, in London


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Ravel / Julian Bream, 1960: Pavane Pour Une Infante Defunte - First US Recording


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『亡き王女のためのパヴァーヌ』(フランス語: Pavane pour une infante défunte)は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年に作曲したピアノ曲、および1910年にラヴェル自身が編曲した管弦楽曲。


『逝ける王女のためのパヴァーヌ』や『死せる王女のためのパヴァーヌ』などとも訳される。


パヴァーヌとは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパの宮廷で普及していた舞踏のことである。
原題の infante défunte は文字どおりには「死んだインファンタ(スペインの王女の称号)」を意味し、韻を踏んだ表現が選ばれている。ラヴェルによると、この題名は「亡くなった王女の葬送の哀歌」ではなく、「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌ」だとしている[1]。よって、日本語の表記においても、「亡き王女」と表現すると、死んだ王女という意味が強くなるため、あえて漢字を使わずに「なき王女」と表記することもある。


この古風な曲は、歴史上の特定の王女に捧げて作られたものではなく、スペインにおける風習や情緒に対するノスタルジアを表現したものであり、こうした表現はラヴェルによる他の作品(例えば『スペイン狂詩曲』や『ボレロ』)や、あるいはドビュッシーやアルベニスといった同年代の作曲家の作品にも見られる。諸説あるが、ラヴェルがルーヴル美術館を訪れた時にあった、17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画からインスピレーションを得て作曲した、とされる[2]。


ベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画
https://ja.wikipedia.org/wiki/亡き王女のためのパヴァーヌ#/media/ファイル:Retrato_de_la_infanta_Margarita_(4),_by_Diego_Velázquez.jpg


ピアノ曲はパリ音楽院在学中に作曲した初期を代表する傑作であり、ラヴェルの代表曲の1つと言える。


ラヴェルはこの曲を自身のパトロンであるポリニャック公爵夫人に捧げ、1902年4月5日、スペインのピアニスト、リカルド・ビニェスによって初演された[3]。この曲は世間からは評価を受けたが、ラヴェルの周りの音楽家からはあまり評価されなかった。ラヴェル自身もこの曲に対して、「大胆さに欠ける」、「シャブリエの過度の影響」[4]、「かなり貧弱な形式」と批判的なコメントを行っている。[5]その後行われた演奏もテンポが遅く、だらけたものであった。ある演奏会が行われた際、ラヴェルがこの曲を演奏したピアニストに対し、演奏後に「これは『王女のための亡きパヴァーヌ』ではなく『亡き王女のためのパヴァーヌ』であるのだ」と指摘したこともあった。


曲はト長調で4分の4拍子、速度記号はラン(Lent, 四分音符=54)である(後年、ラヴェル自身が録音した演奏により、54-70と幅が持たされている)。2つのエピソードを挟んだ小ロンド形式(単純ロンド形式)を取り、A-B-A-C-Aという構成をしている。


優雅でラヴェルらしい繊細さを持つ美しい小品であり、ピアノ版、ラヴェル自身の編曲による管弦楽版の他にも、多くの編曲者によりピアノと独奏楽器のデュオ、弦楽合奏など様々に編曲され、コンサート、リサイタルの曲目やアンコールとしてしばしば取り上げられる。


オーケストラ版


オーケストラ版は、1910年にラヴェル自身が編曲し、1911年に初演された[6]。演奏時間はおおむね6分半から7分程度である。「管弦楽の魔術師」の異名に恥じない華麗な編曲であるが、『ボレロ』や『左手のためのピアノ協奏曲』から連想されるような大規模な管弦楽編成ではなく、むしろ『クープランの墓』(これもピアノ曲の編曲である)などに近い小規模な編成であり、旋律美と知名度に加えて、難度もあまり高くないため、演奏会のプログラムやアンコールピースとして取り上げられる機会も多い。


編成
フルート 2 ホルン 2 (in G) ティンパニ 第1ヴァイオリン ●
オーボエ 1 トランペット 他 第2ヴァイオリン ●
クラリネット 2 他 ヴィオラ ●
ファゴット 2 チェロ ●
他 コントラバス ●
その他 ハープあるいはピアノ


オーケストレーション


ピアノ版と曲の構成自体は同一であるが、オーケストレーションは次のようになされている。


ロンド主題と言えるA部は、提示の段階では弦楽器のピッチカートに乗り、ホルンのソロで奏でられる。B部ではロ短調に転調し、オーボエにより新たなエピソードが出現する。1度目の再現では主旋律が木管楽器に移り、最初よりも更に穏やかな印象を与える。フルートで提示されて始まるC部ではト短調になり、可憐ながらもやや落ち着きのない音楽。後半ではハープのグリッサンドや高音域が効果的に使われている。ト短調で弱々しく終わった後の2度目の再現では、ハープの分散和音に乗ってフルートとヴァイオリンで旋律が奏され、最後は最弱音で消え入るように終わる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A1%E3%81%8D%E7%8E%8B%E5%A5%B3%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%8C
 

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コメント
1. 中川隆[-13883] koaQ7Jey 2020年2月09日 19:51:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-546] 報告
クラシック音楽 一口感想メモ
モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel 1875 - 1937)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB


精密で色彩感豊かな管弦楽法、機械的な精密さ、繊細で感傷的な感情、スペインの民族的な情熱、ジャズなど新しい音楽の要素など、多くの面を持った作曲家。


管弦楽作品

•スペイン狂詩曲(Rapsodie espagnole,1907年)◦3.5点

F-E-D-Cisの音形が印象的。それが効果的に扱われている夜の前奏曲が特に不思議さや色彩感が強くて印象に残る曲になっている。循環的に音形が現れるのが楽しい。数少ない管弦楽用のオリジナル曲として楽しめる曲。

•マ・メール・ロワ(組曲:ピアノ曲からの編曲、1912年)◦3.5点

詩情あふれる小品集。どの曲も短くてラヴェルにしては簡潔で聴きやすく、楽しめる。

•『シェエラザード』序曲(Ouverture 'Shéhérazade')

バレエ音楽

•ボレロ(Boléro, 1928年)◦5.0点

有名曲。同じメロディーを楽器を変えながら繰り返しているだけである。しかし、メロディーが非常に秀逸であるとともに、ほんの少しずつ盛り上げていくオーケストレーションの巧みさのため、飽きないどころか次の展開をドキドキワクワクしながら聴ける。

•ダフニスとクロエ(Daphnis et Chloé, 1909年-1912年)◦4.0点

管弦楽曲として最大の大作であり、音楽的には初期より磨きがかかっている。不思議な効果をかもし出す合唱が入るなどスケールも大きい。

•ラ・ヴァルス(La Valse, Poème choréographique, 1919年-1920年)◦4.0点

艶かしく情熱的で、かつ技巧的である。高雅さもあり間違いなくワルツではあるが、いろいろな要素が混ざっている複雑な大作で、聴いていて不思議な感覚を覚える。ラヴェル独特の高みに達している。


協奏曲

•ピアノ協奏曲ト長調◦5.0点

色彩感豊かで活き活きとしていて、ガラスの玉のような繊細な美しさも楽しめるなど、ラヴェルの良さが詰まった逸品。ムチの一発で始まるのは楽しいアイデア。玉手箱のように新しいアイデアが出てきてワクワクする。自由ながらも1楽章、2楽章、3楽章の使い分けは古典的であるところが聴きやすい。

•左手のためのピアノ協奏曲◦5.0点

東洋的な奥ゆかしさと美メロが印象的な前半と後半も、ラグタイム風の心が踊るような愉しい中間部分も、どちらも好きだ。片手で弾いているとは思えないピアノ書法はすごいし、まさに魔術師のような色彩的なオーケストレシーションの魅力も最高である。両手の協奏曲とは作りも雰囲気も全く違うのだが、甲乙付け難い名曲になっているのがすごい。


室内楽曲

•弦楽四重奏曲ヘ長調◦3.5点

表題のない純音楽ではラヴェルの中で大作。カルテットの扱いがなかなか優秀で、色彩感もあり刺激的で、バランスが良く、カルテットに適合した音楽になっている。精巧。ただしキャッチーではない。

•序奏とアレグロ(Introduction et allegro)◦3.0点

優雅な音楽向けの編成と実際に優雅な音楽。ハープが大活躍。印象派らしい聴きやすさがある。


•ピアノ三重奏曲イ短調◦3.5点

ラヴェルの大作。様々な要素を取り入れてまとめられてはおり、内容が豊富。他の室内楽と同様に渋くて愛嬌が少ないのだが充実の傑作と言える。3つの楽器の使い方やバランスもよく考えられていて、ピアノ三重奏にありがちなバランスの悪さは少なく、豊かな音楽になっている。

•フォーレの名による子守歌(Berceuse sur le nom de Gabriel Fauré)


•演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』(Tzigane)◦3.0点

ラヴェル主要作品で内容は最下位かもしれない。それでも情熱的で刺激的な内容は十分に聴く価値がある。


•ヴァイオリンとピアノ・リュテアル(またはピアノ)のための作品。

•ヴァイオリン・ソナタ◦4.0点

一楽章は濃厚な印象派的音楽。二楽章はジャズやブルースの影響が大きい。三楽章は無窮動で情熱的な汗と印象派的な音使いを両立した曲。作曲に四年もかけただけあって、どの楽章も密度が濃い傑作。


•ヴァイオリンとチェロのためのソナタ◦3.5点

他の室内楽と違い、かなり奇妙な音楽で意図的にとっつきにくくしている感じ。しかし、たった二声が絡み合って作られた世界は他の室内楽同様に非常に濃厚で、慣れると聴くのが快感になってくる。どの楽章も内容豊富で磨き作り込まれており素晴らしい。

編曲

•展覧会の絵(Tableaux d'une exposition; ムソルグスキーのピアノ曲を管弦楽編曲)◦3.5点

グロテスクで野蛮で力強いムソグルスキーのピアノの原曲と、色彩感豊かなラヴェルの編曲版は少し雰囲気が違う。普通の人は音色を楽しめるラヴェル版がいいだろうが、個人的にはオリジナルの原曲の方が好きだ。


ピアノ作品

•グロテスクなセレナード(Sérénade grotesque, 1893年頃)◦3.0点

刺激的なフレーズを交えて、グロテスクな伴奏や音の動きを組み合わせて音楽を組み立てているところは、後年のスカルボを彷彿とさせるところがある。単品としてはたいした曲でないと思うが、初期にこのような曲を書いていたことが興味深い。

•耳で聞く風景(Les sites auriculaires)


•ハバネラ(Habanera)◦3.0点

盛りあがって爆発するかと思ってもしないのを何度か繰り返す、聴いていてもどかしい曲。ハバネラらしさは楽しいのだが、やはり完成作品としては欲求不満が溜まる。

•口絵(Frontispice)

•古風なメヌエット(Menuet antique, 1895年)◦4.0点

初期の曲だが、主題も中間部も素晴らしい内容。和声の進行など全然古風ではない。


•亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante défunte, 1899年)◦4.0点

いとおしさと美しさを併せ持ったメロディーが秀逸な曲。美化された世界。全体の構成はラヴェルにしては秀逸な方と思わないが。


•水の戯れ(Jeux D’Eau, 1901年)◦3.5点

他の水を表した曲と比較して、この曲は抽象的な水という物質そのものの運動を音楽化した曲。描写音楽として素晴らしい出来であり美学的感性は刺激されるが、人間の心は登場しない。


•ソナチネ(Sonatine, 1903年〜1905年)◦5.0点

ラヴェルの魅力、ソナチネの魅力にあふれた佳品。精密機械のような細かい部分までゼンマイがぴったり噛み合っているような精巧さがある。そして、愛らしく幻想的で美しくせつないというラヴェルのメロディーメーカーの才能も発揮されている。構成的には古典的な3つの楽章であり、理想的に手際よく短くコンパクトにまとめられている中に、ラヴェルの魅力を多くを盛り込んでいる。密度が濃くて形式的に整っていながらも聞きやすく親しみやすい名曲。


•鏡(組曲)(Miroirs, 1904年〜1905年)

全体に複雑で印象派の色彩が濃い。


•蛾(Noctuelles)◦3.0点

音の積み重ねで蝶のひらひらとした羽ばたきや可憐さを演出。


•悲しい鳥(Oiseaux tristes)◦3.0点

悲しげな感じがアンニュイ。


•海原の小舟(Une barque sur l'ocean)◦3.5点

波の感じや小舟の揺れる感じがよく描写されている


•道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)◦3.5点

この曲に関してはタイトルに縛られず、ラヴェルらしい情熱や活発さ、また若干の諧謔性、それと印象派的な音楽の融合に成功した作品と捉えるべき。


•鐘の谷(La vallée des cloches)◦3.5点

夢幻的な世界でドビュッシーみたいな曲。美しい。


•夜のガスパール(Gaspard de la Nuit,1908年)
•オンディーヌ(Ondine)
◦3.5点


•絞首台(Le Gibet)◦3.5点


•スカルボ(Scarbo)◦4.0点

超絶的に難しいので有名な曲。長くて音が多く、グロテスクで全体に靄がかかったようにはっきりしない場面が多く地味なので慣れるのが大変。理解できると驚異的な内容の豊かさに感激する。


•マ・メール・ロワ(組曲)(Ma Mère l'Oye,1908年〜1910年)

【眠りの森の美女のパヴァーヌ、親指小僧、パゴダの女王レドロネット、美女と野獣の対話、妖精の園】
◦4点

ラヴェルらしい歌心あふれるいい曲。

•ハイドンの名によるメヌエット(Menuet sur le nom d'HAYDN, 1909年)◦3.5点

上品で端正な美しさがある曲

•高雅で感傷的なワルツ(Valses nobles et sentimentales, 1911年)◦3点

短いワルツの曲集。印象派の音楽の良さを活用して、上品でし聴き映えのする曲に仕上げている。


•ボロディン風に(A la manière de Borodine, 1913年)◦3.5点

詩的で柔らかく美しい小品


•シャブリエ風に(A la manière de Emannuel Chabrier, 1913年)◦3.0点

大人しい短い曲


•前奏曲 イ短調(Prélude, 1913年)◦3.0点

断片的な曲


•クープランの墓(Le Tombeau de Couperin, 1914年〜1917年)

【前奏曲(Prélude)、フーガ(Fugue)、フォルラーヌ(Forlane)、リゴドン(Rigaudon)、メヌエット(menuet)、トッカータ(toccata)】
◦3.5点


乾いた音で構成されたピアノ曲という印象。どの曲も同レベルであり、曲集として統一感がある。

•パレード(Le parade, 1896年)

•メヌエット嬰ハ短調(Menuet en ut dièse, 1904年)

https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB

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