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プーランク オーボエとピアノのためのソナタ FP185
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/924.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 21 日 14:33:28: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ベルリオーズ 『幻想交響曲』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 19 日 22:26:22)

フランシス・プーランク オーボエとピアノのためのソナタ FP185



Francis Poulenc - Sonata for Oboe and Piano


- Composer: Francis Jean Marcel Poulenc (7 January 1899 -- 30 January 1963)
- Performers: Maurice Bourgue (oboe), Jacques Février (piano)
- Year of recording: 1976


Sonata for Oboe & Piano, FP 185, written in 1962.


00:00 - I. Élégie (Paisiblement)
05:14 - II. Scherzo (Très animé)
09:10 - III. Déploration (Très calme)


▲△▽▼
▲△▽▼


オーボエとピアノのためのソナタ(フランス語: Sonate pour hautbois et piano)FP185 は、フランシス・プーランクが1962年に作曲した室内楽曲。


プーランクの3つある木管楽器のためのソナタの一曲であり、ほかに1956年のフルート・ソナタと、本作と同年のクラリネット・ソナタがある。


プーランク最晩年の作品の一つであり、サン=サーンスの「オーボエ・ソナタ op.166」、シューマンの「3つのロマンス op.94」と並んでオーボエ奏者にとって重要なレパートリーの一つである。


亡き畏友セルゲイ・プロコフィエフの追憶に捧げられているが、作曲者自身がこの作品を完成させてすぐに亡くなったために、プーランク自身の遺作にも等しい存在と言える。


プーランクの他の作品同様、楽器の特性を最大限に活かした楽曲であり、非常に広い音域の使用や難技巧、伴奏役のピアノにも高い技術を要求するなど、オーボエ・ピアノ共に楽器の潜在的可能性を追求された楽曲である。また通例のソナタとは一線を画す構成や様々な旋律の美しさ、重厚な和声感等、作者の個性も認められる。


一方で、楽曲全編にわたり死の影のような悲愴感に貫かれ、特に終楽章でその傾向が強く、多くのオーボエ奏者にとっては一種の「死者略伝」のようなものである。プーランク自身「最後の楽章は典礼の歌に近いものである」と語っている。


初演は1963年6月8日、ストラスブールにてジャック・フェヴリエのピアノとピエール・ピエルロの独奏による。なお、チェスター社より2004年に改訂版が出版された。第2楽章のピアノのパートで、従来版と若干の和声変更がある。


構成


以下の3楽章から成るが、伝統的なソナタの定型(急―緩―急)に反して、緩―急―緩の構成を採っている。


第1楽章「悲歌」(静かに、急がずに) Elégie (Paisiblement, sans presser)
自由なソナタ形式。
オーボエ・ソロの1小節の前奏に引き続き、ト長調の温和な第1主題と付点音符で彩られたニ短調の第2主題(苦悩・憧憬・追憶の象徴として用いられることが多い)が提示される。激しい展開部では第2主題が主に扱われ、「急―緩―急―緩」とコントラストが激しい。やや形を変えた再現部、展開部の回想の後、短く静かなコーダで終わる。第2主題は調性を変えて終楽章でも登場し、楽曲の統一を図っている。


第2楽章「スケルツォ」(活気よく) Scherzo (Très animé)
3部形式の非常に早いスケルツォ。
超高音域でのトリル、早く歯切れの良いパッセージ等が特徴的。ピアノ、オーボエ共に非常に高い技巧を要し、演奏は一筋縄では行かない。中間部の緩徐部はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」へのオマージュである。


第3楽章「嘆き」(きわめて穏やかに) Déploration (Très calme)
変奏曲形式と3部形式を組み合わせた形。
冒頭に示される上昇する3音(A♭―B♭―B♮)が全体を支配する動機となる。文字通りの「嘆き」に相応しい楽章で、プーランク最晩年の境地を伝えるもの。


変奏曲だが変化するのは調性(嬰ト短調(G#m7)―ハ短調(Cm7)―ホ短調(Em7))とダイナミクスのみで、ピアノの重厚な持続和音の上をオーボエが奏する形となっている。中間部はピアノの弱々しい一定のリズムの上を新たな旋律が現れながらクレッシェンドし、イ短調の強奏で再び上昇動機が回帰して頂点を形作る。その後は第1楽章の第2主題が調を変えて回帰し、ヘ短調の和音上を上昇動機で奏でる。最後はピアノの奏でるリズム上で動機が下降形になり、弱々しく終わる。


随所で演奏が難しく、とりわけルンバ風のスケルツォは厄介である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%82%A8%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF_(%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF)
 

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コメント
1. 中川隆[-13671] koaQ7Jey 2020年2月21日 14:34:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-191] 報告

オーボエ ソナタ(プーランク) 


今日の曲なのだけど、聞いたことない人は、是非聞いて下さいね
私のお勧めの曲ですよ。
(珍しく、オーボエの曲なのですが・・・)

今日の音楽日記の曲は、フランスの作曲家プーランク
の作曲した『オーボエソナタ』です。

プーランクのピアノ協奏曲は、私、とっても好きで、
この音楽日記でも過去に書いている

⇒過去記事

ピアノ協奏曲(プーランク)
https://kfc-201.blog.ss-blog.jp/2006-01-16

2台のピアノの為の協奏曲(プーランク)
https://kfc-201.blog.ss-blog.jp/2006-04-19

プーランクという作曲家は、とても洒落た曲を書いているのだけど、
このオーボエソナタも、とっても、いい。
一歩間違えば、癒し系の音楽かもしれないけど、
立派なソナタでもあり、でも、とっても、洒落ていて面白い。

曲は、3つの楽章からなっています。

第1楽章(エレジー)
 冒頭の2小節のオーボエソロに続いて、ピアノ伴奏で
 オーボエが演奏する旋律。これ泣けます。
 とってもとっても、いい旋律です。
 これは、オーボエならではの旋律ですね
 もうひとつの リズムが特徴的な対照的な旋律も、
 プーランクの得意の旋律の形ですね
 この二つの組合せが この楽章をとっても面白くしています

第2楽章(スケルツォ)
 おおっと、この飛び跳ねるような旋律。楽しいです。
 展開もよくて、ついつい、この躍動する音楽に浸れます。
 中間部は お約束のゆっくりした音楽
 その後、また、躍動する音楽に戻るのだけど、
 短く終わる。あっさりしていて、いいです

第3楽章(悼み)
 この楽章は、深遠な音楽になります。
 ピアノが重厚な伴奏をつける中、延々とオーボエが
 悲しい旋律を弾くのだけど、
 一楽章や二楽章の旋律やその変形もでてくるみたいだけど、
 イメージが違っています。
 この楽章は、とても心に染みいる音楽です。

全部で、15分程度の短い曲だけど、
飽きさせない、とても、凝縮した音楽で、
いろいろとつまった プーランクらしい一曲です。

この曲は、ちょっとお勧めの曲ですよ。

オーボエの音色は、忙しい時には、
ちょっといい感じで響くので好きです。
https://kfc-201.blog.ss-blog.jp/2012-09-09

2. 中川隆[-13670] koaQ7Jey 2020年2月21日 14:37:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-190] 報告

クラシック音楽 一口感想メモ
フランシス・プーランク(Francis Poulenc, 1899-1963)
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF

フランス六人組周辺のおしゃれな音楽の入門はこの人が良いと思う。
フランス流エスプリの利いた軽妙洒脱で粋な都会的音楽。
メロディーに溢れていて分かりやすく、まためまぐるしく雰囲気が変わるので飽きない。管楽器のソナタなどが素敵である。

管弦楽曲

•バレエ音楽『牝鹿』◦3.0点

組曲版で聴いた。スッキリとした軽やかなオーケストレーションと爽やかで瑞々しい詩情のある音楽である。しかし、メロディーの魅力がいま一歩と思うし、都会的な魅力もない。従って、それなりに良いのだが、あくまで若書き作品であり、もっと他に良い曲があると思って聴いてしまう。

•『フランス組曲』(管楽器、打楽器、チェンバロ、ハープ)◦3.5点

弦楽器が無くてチェンバロが入るという楽器編成が、古風な音の軽さを演出しており、非常に良い。ピアノ版と同様に楽しいし、管楽器の合奏の古風な楽しさはピアノ版には無いものである。


•シンフォニエッタ◦3.0点

メロディーに溢れていて軽妙であり、つまらなくはない。しかしニュアンスは平板で同じような雰囲気の上であれこれメロディーを流しているだけに感じられる。また、音楽が軽すぎて娯楽映画の音楽のようだし、管弦楽なので機敏さに欠ける。


協奏曲

•クラヴサンと管弦楽のための田園のコンセール(田園協奏曲)(1927-1928)◦3.0

近代のチェンバロ協奏曲という目新しい響きの音楽であることから、好奇心を満たしてくれる。やりたい放題と言いたくなるほど奔放な構成で、めまぐるしく変わる場面についていく楽しさはある。4分の1くらいの場面は確かに田園をイメージする。しかし、心に響くようないい音楽という感じは無い。あくまで好奇心のための音楽と思う。


•2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調(1932)◦3.3点

2台のピアノの豊富な音数が産み出す華麗さ楽しさはなかなかのもの。プーランクらしいめまぐるしさも有効に機能して、聴き映えの良さを増している。

•ピアノ協奏曲 嬰ハ短調(1949)◦3.3点

軽快な聴く人を楽しませるピアノの使い方は流石で、プーランクのピアノ協奏曲への適性の高さを感じるのだが、逆に予想外の凄さがない。彼ならやりそうな事をそのままやっている。そのため、いい曲ではあるが物足りなさが残る。


•オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調(1938)◦3.0点

軽快さが売りのプーランクも、この曲はオルガンの音圧を活用した重たい音楽にしている。場面の転換は頻繁だが、変化の劇的さがあまり無い。でも作曲者らしいセンスの良さは感じる。この雰囲気は独特であるので、聴いてみて損は無い。


室内楽曲

•六重奏曲(ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)◦3.3点

軽妙さやメランコリーをうまくミックスしたプーランクの良さが出ている曲。管楽器とピアノの扱いの上手さが、この曲でも目立つ。集大成的な作品としての作者の意気込みを感じる。しかしながら、音の厚さや楽器の多彩さが思ったほど効果を挙げていない気がする。


•ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ◦3.0点

珍しい構成であるが、音や音楽はそれほど意外性がない。アンニュイな雰囲気や金管らしい合奏を楽しめる。それ以上の良さはあまりない。

•ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲◦2.3点

おどけたりメランコリックになったり、フリーダムな曲。掛け合いも即興的。自由すぎて聴いていて落ち着かない。オーボエもファゴットもプーランクに合っており良さが生きているので、この編成ならばもっといい曲が書けたのではと残念に思う。


•ヴァイオリンソナタ◦2.5点

諧謔的な雰囲気が強い。ヴァイオリンが狭い範囲の使い方しかされていない印象があり、あまり楽器の良さを生かせてない。メロディーもいまいちで、プーランクの良さもあまり出ていない。とはいえ軽妙さなど、一定の特質を生かせてはいる。


•チェロソナタ◦2.5点

それなりに楽しめるのだが、チェロとしては軽快すぎる音使いで、高音の明朗さの不足がそのまま弱点になってしまっている。深々とした渋い響きを楽しめる他の作曲家のチェロソナタやプーランクの管楽器のソナタの素晴らしさと比較するとイマイチ。


•フルートソナタ◦3.5点

アンニュイな1楽章。寂寥感あるメロディーが捻った形で出てきて微妙なニュアンスを表現する2楽章。独特の捻りとメロディーの横溢によるニュアンスの変化が面白い3楽章。


•オーボエソナタ◦4.5点

夜の都会の洒落たセンスの中に人生の苦楽を潜ませた1楽章。
ドビュッシーのように始まりおどけた後、中間部は切なく叙情的ながらも都会的で美しい2楽章。
悲しく始まり、夢の中に溶けて現実に引き戻されて終わる3楽章。
ニュアンスに満ちていて強く引き込まれる最晩年の傑作。

•2本のクラリネットのためのソナタ◦3.0点

同質の楽器2つという限定された条件での面白いアンサンブルを楽しむ曲。アンニュイでまったりした雰囲気が面白い。

•クラリネットソナタ◦3.0点

憂鬱アンニュイとおどけた道化というクラリネットの2つの面を軸にした曲の作りで、得意の目まぐるしい雰囲気の変化がある。お洒落メランコリーの部分は曲の雰囲気に浸れてなかなか優秀。

•クラリネットとファゴットのためのソナタ◦3.5点

2つの管楽器という限定された条件だが、変化に富み和声も豊かで素晴らしい。ファゴットは主に伴奏だが非常にうまく活用されていると思った。


器楽曲

•ピアノ連弾または2台のピアノのためのソナタ◦3.0

もとは若い時の作品で、ドビュッシーやサティーの影響を感じるが、十分にプーランクの個性も発揮されており、音感やセンスの良さはさすが。短い曲だし楽しんで聴ける。


•2台のピアノのためのソナタ◦3.3点

2台用だが、静寂さを感じる場面が多い。アンニュイでメランコリックな繊細な精神を体験出来る場面が多いので、その楽しさで聴ける。

•3つのノヴェレッテ(ピアノ)◦3.5点

1曲目は穏やかな叙情性と中間の小気味良さが素晴らしい。2曲目は少し活発で小気味よい雰囲気と音使いが楽しい。3曲目は美しい夢と現実の狭間のようで感傷的。3曲ともコンパクトでいい曲。

•フランス組曲◦3.5点

ピアノ版を聴いた。冒頭からウキウキするような楽しい曲。どの曲も明るい中にエスプリが効いていて、親しみやすく誰でも楽しめるような作品。

https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF

3. 中川隆[-13669] koaQ7Jey 2020年2月21日 14:47:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-189] 報告

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(プランク)(Francis Jean Marcel Poulenc,1899年1月7日-1963年1月30日)は、フランスの作曲家。

フランス6人組の一人。
声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。

その作風から、1950年7月のパリのプレス紙において評論家のクロード・ロスタンから「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。

1899年にパリの裕福な家庭に生まれる。両親は敬虔なカトリック教徒であった(父エミールは、叔父のカミーユと共に製薬会社プーラン社の創設者)。

5歳の頃から母親からピアノの手ほどきを受け、1914年(15歳)からはスペイン出身の名ピアニスト、リカルド・ビニェス(ドビュッシーやラヴェルのピアノ曲の初演を数多く手がけた)にピアノを師事し、多大な影響を受ける。

バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)による『春の祭典』(1913年)、『パラード』(1917年、台本:ジャン・コクトー、音楽:エリック・サティ、美術:パブロ・ピカソ)の初演を見て感嘆する。

1917年頃ビニェスの紹介により、後のフランス6人組のメンバーであり同い年のジョルジュ・オーリックや、『パラード』の作曲者サティ、ポール・デュカス、モーリス・ラヴェル、声楽家のジャーヌ・バトリといった音楽家と出会う。

中でもバトリとの出会いは重要で、プーランクは当時バトリの自宅に毎週のように集まる音楽家の一員となった。彼はそこでアンドレ・カプレやアルテュール・オネゲルとも出会う。当時、バトリは渡米したヴィユ・コロンビエ劇場の支配人の代理として劇場の運営を任されており、1917年12月には同劇場でジェルメーヌ・タイユフェール、オーリック、ルイ・デュレ、オネゲル、ダリウス・ミヨーの作品とともに、プーランクの『黒人の狂詩曲』の初演が行われた。プーランクは後に「これがその後の6人組の出発点となった」と語っている[1]。

また、詩人ジャン・コクトーらのサロンに出入りするようになった。

当時18歳だったプーランクは作曲を本格的に学習したいと考えたが、実業家であった父の反対によりパリ音楽院には進学せず、3年間の兵役についた。この間、1920年に『コメディア』誌上に批評家のアンリ・コレが掲載した論文「ロシア5人組、フランス6人組、そしてエリック・サティ」によって「6人組」の名が広まった。

除隊後の1921年から1924年にかけて、ダリウス・ミヨーのすすめもありシャルル・ケクランについて本格的に作曲を学ぶ。

1922年にはミヨーなどと共にウィーンのアルマ・マーラー宅を訪れ、そこでアルノルト・シェーンベルク、アントン・ヴェーベルン、アルバン・ベルクと会う。この年にはパリを訪れたバルトーク・ベーラとも会う。

1923年にパリで行われたイーゴリ・ストラヴィンスキーの『結婚』初演の際の4人のピアニストの一人に予定されていたが、プーランクは病気となり初演には関われなかった(ストラヴィンスキーとは1916年のパリの楽譜店で出会って以来の友人であった)。

1923年、ミヨーとともにイタリア旅行中であった24歳のプーランクは、バレエ・リュスを主宰するセルゲイ・ディアギレフからの委嘱によってバレエ『牝鹿』を作曲し、翌1924年にモンテカルロにおいてバレエ・リュスによって初演された。

脚本はコクトー、舞台と衣装はマリー・ローランサン、振付・主演はブロニスラヴァ・ニジンスカによるという豪華なものだった。

以来、軽妙洒脱で親しみやすいその作風は大衆に喜んで受け入れられたが、作曲活動だけでなく、バリトン歌手ピエール・ベルナックとによる自作歌曲のピアノ伴奏をはじめとして積極的に演奏活動もし、録音も残されている。

初のオペラ作品『ティレジアスの乳房(英語版)』は1948年に初演され、第2作の『カルメル派修道女の対話』(1957年1月ミラノ・スカラ座で世界初演、6月パリ・オペラ座でフランス初演)は、「ドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』、ベルクの『ヴォツェック』に続く作品」と絶賛された[2]。

晩年には様々な楽器とピアノのためのソナタに取り組む。

1962年にはクラリネット・ソナタ、オーボエ・ソナタを作曲したが、1963年1月30日に心臓麻痺のためパリで死去した。

フランス滞在時のロシアの作曲家プロコフィエフとは、ピアノやブリッジを通じて親交が篤かった。

唯一のピアノの弟子としてカンヌ生まれフランスのピアニスト、ガブリエル・タッキーノを教えた。


音楽観など

1953年に行われたスイス・ロマンド・ラジオ放送のインタビューで、プーランクは自己の来歴や音楽観について語っている。その中で、

若い頃に影響を受けた作曲家として、シャブリエ、サティ、ラヴェル、ストラヴィンスキーの4人を、

音楽家のベスト5(無人島に持っていきたい音楽)として、
モーツァルト、シューベルト、ショパン、ドビュッシー、ストラヴィンスキーを、

生理的に受け付けない作曲家としてフォーレ、ルーセルの名を挙げている[3]。

プーランクはインタビューの中で「音楽でモーツァルトに勝るものはない」[4]と言いきっているが、これは幼少時の彼にピアノを手ほどきした母親の影響である。

また、ストラヴィンスキーについては『春の祭典』ではなく、『プルチネルラ』、『妖精の接吻』、『カルタ遊び』などの「ヨーロッパ的」な作品に影響を受けたと語っている[5]。

プーランクの音楽体験はピアノから始まっているために作品にはピアノ曲が多いが、10歳の頃にシューベルトの歌曲に熱中したことがあり、このことが数多くの歌曲を生むきっかけとなった[6]。

ピアノ以外の楽器については、弦楽器よりも管楽器の音色を好んだ[7]ため、管弦楽曲では管楽器が重要な役割を演じることが多く、室内楽曲においても管楽器のための作品が多い。

なお、プーランクはさまざまな楽器の組み合わせで室内楽曲を作曲しているが、その中に同一の組み合わせのものはない。

プーランクは生粋のパリっ子であり都会人であった。
彼が作る曲は軽快、軽妙で趣味がよく[6]、ユーモアとアイロニーと知性があり「エスプリの作曲家」と言われる[7]が、敬虔なカトリック教徒であった両親の影響を受け、宗教曲や合唱曲も手掛けている。自身はこの分野について、

「わたし自身の最良の部分、何よりも本来の自分に属するものをそこに注ぎ込んだつもりです。(略)わたしが何か新しいものをもたらしたとするならば、それはまさにこの分野の仕事ではないかと思います」

と述べている[8]。

無調音楽が主流となった戦後も単純明快な作風の調性音楽を書き続けたプーランクであったが、一方でピエール・ブーレーズの主催する現代音楽アンサンブル「ドメーヌ・ミュジカル」の演奏会には常連として足繁く通うなど、前衛的な現代音楽にも理解を見せた。


作品の特徴

軽快で旋律に富むという面が、若き日の大家に見られた作風と共通するところから「モーツァルトの再来」と表現する者[誰?]もいた。

また、音楽の従来のあり方が多様化し旋律が崩壊した後の時代と比較され「メロディーを持つ20世紀最後の作曲家」と呼ばれたこともあった(その後、従来のような旋律の振る舞いを復活させる新しい動きが20世紀内にも起こったため、その表現は実際に正しくはなくなった)。

当時のストラヴィンスキーが好んだ大胆で鮮やかな複調の響きを彼も特に好んで取り込み、旋律同士や和音同士をその手法によって重ねることが多く見られる。


作品

詳細は「プーランクの楽曲一覧」を参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/プーランクの楽曲一覧


管楽器やピアノのための室内楽曲、宗教曲に優れた作品が多い。


オペラ

『ティレジアスの乳房(フランス語版)』
『カルメル派修道女の対話』
『人間の声』


管弦楽曲

バレエ音楽『エッフェル塔の花嫁花婿』(合作)
バレエ音楽『牝鹿』
バレエ音楽『模範的動物たち』
『フランス組曲』(管楽器、打楽器、チェンバロ、ハープ)
『2つの行進曲と間奏曲』(室内管弦楽)
シンフォニエッタ
マルグリット・ロンの名による変奏曲(合作)


協奏曲

クラヴサンと管弦楽のための田園のコンセール(田園協奏曲)
ピアノと18の楽器のための舞踊協奏曲「オーバード」
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ピアノ協奏曲 嬰ハ短調

室内楽曲

六重奏曲(ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ
ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲
ヴァイオリンソナタ
チェロソナタ
フルートソナタ
オーボエソナタ
2本のクラリネットのためのソナタ
クラリネットソナタ
クラリネットとファゴットのためのソナタ
バガテル(ヴァイオリンとピアノ)
エレジー(悲歌)(ホルンとピアノ)
付随音楽「城館への招待」〜クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲

器楽曲

2台のピアノのためのソナタ

シテールへの船出(2台のピアノ)
主題と変奏


ピアノ連弾ソナタ

3つのノヴェレッテ(ピアノ)
ナゼールの夜会(ピアノ)
15の即興曲(ピアノ、第12曲『シューベルトを讃えて』・第15曲『エディット・ピアフを讃えて』)


合唱曲

Ave verum corpus アヴェ・ヴェルム・コルプス(1952)
Chanson à boire 酒の唄(1922)
Chansons Françaises フランスの歌(1945)
Exultate Deo エクサルティ・デオ(1941)
Figure humaine カンタータ「人間の顔」/P.エリュアール(1943)
Gloria グローリア(1959)
Laudes de Saint Antione de Padoue パドヴァの聖アントニオの讃歌(1959)
Litanies à la Vierge Noire(Notre-Dame de Rocamadour)ロカマドゥールの黒い聖母への連檮(1936)
Messe en Sol Majeur ミサ曲 ト長調(1937)
Petites Voix 小さな声(1936)
Quatre motets pour le temps de noël クリスマスのための4つのモテット(1952)
Quatre motets pour un temps de pénitence 悔悛のための4つのモテット(悔悟節のための…悔悟の時のための… という邦題もある)(1938/39)
Quatre petites prières de Saint François d'Assise アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り(1948)
Salve Regina サルヴェ・レジーナ(1941)
Sept Chansons 7つの歌(1936)
Sept Repons des Téneèbres テネブレの7つの応唱(1961)
Sécheresses カンタータ「枯渇」(1937)/E.ジェイムス
Stabat Mater スターバト・マーテル(1950)
Un soir de neige 小カンタータ「ある雪の夕暮れ」/P.エリュアール(1944)

歌曲(多数)

朗読とピアノ

小象ババールの物語(日本語にも翻訳されているジャン・ド・ブリュノフの絵本による音楽物語)

著書

『プーランクは語る――音楽家と詩人たち』 ステファヌ・オーデル編、千葉文夫訳、筑摩書房、1994年。ISBN 4-480-87244-2
Journal de mes Mélodies. Paris: Cicero, 1993.
Correspondance 1910-1963. éd. Myriam Chimènes, Paris: Fayard, 1994.

https://ja.wikipedia.org/wiki/フランシス・プーランク

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