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45 シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/153.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 12 月 04 日 11:27:08: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

45 シングルアンプ


真空管アンプ「カトレア」 ささやき 45アンプ
価 格 185,000円

出力が2Wと少ないですが音質が素直でとても綺麗な音が聞けます少ないパワーで透明感と繊細な音を求めている人へお薦めです。但しスピーカーの能率が95db以上有るのが理想的です。
45はグリットチョークを使用し、ロングライフ設計で動作させています。良い球はシンプルに作るのが最高の音が聞けます。ごまかしの無い素直な音を是非聞いてみて下さい。
お問い合わせ


サイズ W335 x D235
回路構成 CR結合(グリットチョークによる)ドライブ
入力感度 1V  100kΩ
出 力 2W + 2W
使用真空管 6SL7  45  5Y3
シャーシー カリン
B電源回路 一回路
NFB回路 なし
納 期 1ヶ月

http://www.cattlea.jp/product/?no=3

▲△▽▼

ペンションすももの木 _ 「カトレア」の交流点火の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/488.html

真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B ・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html      

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-14868] koaQ7Jey 2021年12月04日 11:37:49 : GsebW1pNtY : OWJKeFZIcTZMVFE=[23] 報告
古典直熱純三極管
45 シングル(廃棄)1w アンプ
Tube Audio Lab.
http://triodeamp.web5.jp/amp_1/45single.pdf


はじめに

45 を作りたい,そう思い立った切っ掛けは浅野勇氏の著書,魅惑の真空管アンプを読んだためでした.それまでに作ったアンプは,武末数馬氏の高帰還 6BQ5 ペントードシングル,これまた高帰還 6GA4pp,その後 42(T) 無帰還でした.この 42(T)無帰還はそれまでの低ひずみアンプでは無く,最低歪みが 0.5%,最大出力時は 5% でしたが出てくる音はもっとも心地良く聞こえました.

それまではとにかく歪みは低い方が良いと信じていましたが,実際の経験はそれをあっさりと覆してしまいました.電気的な知識はもっぱらラジオ技術から出版されていたパワーアンプの設計と製作(武末数馬著)から得ていました.この本はボロボロになるまで読み直しました.後は図書館にあった雑誌,電波科学・ラジオ技術・無線と実験で,職員の特権で 1 週間の館外持ち出しが認められていましたので,もっぱらそこで真空管に関する知識や偏見を仕込みました.

時はオーディオブーム最盛期,特に真空管アンプが全盛で,高価な SP の話題でいっぱいでした.安月給の身ではとても SP には手が届きませんでしたが,雑誌では古典直熱出力管がもてはやされていました.結構高価ですが,これならなんとか手が届く範囲でした.なんとか小遣いをやりくりをして,2A3 を購入し,ようやく欧州管が神戸のジャン平賀氏により,PX4 , PX25 , DA30 などが輸入販売され始めました.DA30 が \4840,PX4 & PX25 が \3780 .当然買いましたが,DA30 は 4 極管の内部三結だったため,すぐに売却しました.

そこで一寸 Amp 製作中断し,改めて雑誌を見ると愕くほどの値上がり,とてももう手が出ません,トホホです.家では嫁と息子が PX4 で童謡を流していますので,もう買えないとなると急に不安が出てきてこのアンプの製作となりました.

完成して聞いてみると,45 と 71A はそこそこの音ですが,2A3 はやはり物足りない.それでも PX4 を温存するためと思っていて,45 を使っていましたが,まもなく 45 がエミ減で昇天,そう言えばこの球は電気工学科で使い倒した球を貰ってきたものでした.当時 45 はほとんど入手できず,高価でした.また当時,SP は P610Ax2 + TW503 で,能率は 95dB/mW で常用出力はせいぜい 10〜20mW ですから,12As に置き換わりました.

さらにこの Amp は僅かですがハムを引きます.そんな理由で倉庫の棚の上で眠っていました.
電源トランスの流用を機に引っ張り出して見ますと,塗装は剥げ見るも無惨な状況です.バラす前にと思って昔の回路図を見つけ出し,記念に HP 上に載せることにしました.


回路図


初段は 6J5 で,次段は当初設計時には同じ 6J5 でしたが,友人のアドバイスで,6SR7(ミニパワー管 0.3W) が良いとのことで変更をしました.45 や 71A は小出力,当時はそう言った固定概念がありましたので,浅野氏の本からの移入知識からトランス結合,さらに,せっかくミニパワー管を使うからとプレートロードにもチョークコイルを用いました.プレートロードにチョークコイルを使うと,ハムを引きやすいとの情報で,ここには大枚をはたいてタムラの A393 を採用.タムラ製品は街の電気屋やラジオ屋では入手が困難ですが,そこは裏技,実験用と言えば難なく買うことが出来ました.段間トランスにも TN351 を使いたかったのですが,そこは資金難でやむなく Lux の 3657P と成りました.出力トランスはさらに廉価版,タンゴの H5-S です.PX4 にはタムラの F475 を使いましたが,まぁこの程度の球ならば良しとしました.


試聴
出来上がって聞いてみると,やはり危惧をした通りハムが残ります.定石通り,ヒーター,B電源,チョークコイルと順に調べましたが,どうも違う,まさかと思った段間トランス 3657P の周りにアースを取ったアルミ板を置くと,明らかにハムレベルが変わります.さすがにタムラ,チョークコイルは全く問題なしです.イヤハヤ参りました.ハムもまた一興,などと言っておれませんので,結局倉庫行きとなりました.


解体
いざ解体と思うと,結構この Amp にも思い入れがあり,せめてこんな Amp も有ったよと言う証を残すことにしました.そこで米国在住時にシカゴにあった真空管屋さん,今はフロリダへ移動しましたが,から 45 は入手していましたので,セットをして記念撮影となりました

http://triodeamp.web5.jp/amp_1/45single.pdf

2. 中川隆[-14867] koaQ7Jey 2021年12月04日 12:18:27 : GsebW1pNtY : OWJKeFZIcTZMVFE=[24] 報告
45シングル」アンプの製作 森田義将 JAN.2000
http://www43.tok2.com/home/kirifuri/article/-2000/r-tec0001_45-single-amp_MoritaY.pdf

イタリア製の45

最近秋葉原では45をよく見かけます.新品箱入り物から中古品の,ナス管まで鯖梼在駐は豊富のようです.コツコツとナス管やST管を集めてきましたが,なかなかアンプを作る気にはなりませんでした.

先日,秋葉原の専門店の「太平洋」に立ち寄ったところ,イタリア製のFIVREの45を発見.ヨ一口ツパ球が好きな私は,これでやっと45のアンプを作る気になったのです.アメリカの45とイタリアの45でどんなに音が違うのか,作る前からウキウキしてしまいました.

イタリア製の真空管は,ヨーロッパのコピーやらアメリカのコピーやらといろいあるようで,鰭膳多くの真空管を製造していたようです.FIVREの45はなかなかしっかり作られていて,一目でこの球でアンプを作りたい!と思ってしまいました.

45という球は昔から音が良いことでは定評があります.2A3よりも澄んだ音がするといわれています.パーツも2A3用の物を流用できるので45のアンプの製作に関してはさほどの苦労はいりません.出力があまりとれないのでシングルにするか,プッシ
ュプルにするか悩むぐらいです.私のシステムでは1.5W出力のアンプでも問題のない高能率スピーカ・システムなので,好きなシングル・アンプとしました.
シングルで小型のかわいいアンプを作りたかったのです.

45は2A3よりも人気がなく中国,ロシアではコピーの真空管は製造されていないようです.しかし市場には,多くの良い球が出ておりコレクトするにも楽しい真空管といえるでしょう.


本機の構成
45の規略は2A3の約半分です.まあ,2A3は45の2倍(パラ)といった方が良いのです.ヒ一夕は2.5V l.5Aですので,電源トランスは2A3用の物が使えます.

本機では,小型のノダチトランスのPMC170Mを使用しました ノグチトランスにはも
うー回り小型のPMC120Mがあります.電流容量はこちらの物でよいのですが,ドライバ用の6.3Vが不足してしまいます.出力トランスは小型のタムラF475を使用します.チョーク・トランスも同じデザインのA395とします.もしタンゴのトランスで組みたいというならばMS160,XE20S,TC−10−130Wが良いでしょう,この場合2A3アンプにも流用できま
す(第1図),

ケースは鈴蘭堂のSL−8を使いました.穴開けの作業中に傷を付けてしまったので,これ幸いと塗装してしまいました.SL−8はメッキ・タイプのHGを使用していましたのでそのまま表面に紙ヤスリをかけてから塗装しました.通常の塗装タイプのSL−8では表面の塗装を落とす必要があります.
始めから塗装するつもりならHGの方が楽です.
アルミの塗装は安易に行うとアルミと塗料の密着が悪く剥がれやすくなります.アルミ凧のスプレー塗料も売っていますが,密着度はあまり良くありません.

塗装前に必ず下処理剤を塗ります。
塗料屋さんに相談すると良いでしょう,日曜大工センターなどで売っている車用のプライマーは使えません.

また,スプレー塗料一端温乾燥用(熱可塑性)ですので焼付塗装をまねして熱をかけないように!室温でゆっくりと琵燥させます.下処理を行えばアルミの塗装はしっかりとできます.今回のアンプはアルテックを真似てグリーンにしました(カラーページ参照).

アサヒペンのスーパーラッカースプレーのローングリーンという塗料を使いましたが,なかなか良い色になりました ツヤ消しが好みの場合,クリエイティブ・カラースプレーのコロラドグリーンのツヤ消しがお勧めです.市販のシャーシも色を塗ることでまた違った味わいのアンプを製作することが出来ます.


回路構成

45は2A3の半分の規格(第2図)とはいえ,バイアスは同じなのでそれなりのドライブ電圧が必要となります.私は基本的にドライバは強力に!という方針です.ドライバがひ弱だとやはり音に力強さがありません.CR結合でドライバに掛けられる瞳が低い場合には好んでSRPPを使っています.SRPP回路をドライバに使うの

下の方になる抵抗を付けていき,最後にコンデンサを半田付けます.抵抗、コンデンサの足にビニール被服を被せてください.
調整は45のヒ一夕・バランスのVRだけです.ヒ一夕は2.5VということでAC点火です.調整のためのツマミを付けておくと便利です,出力端子に832の負荷抵抗を付けてテスターのACレンジで電圧が最低になるところにします.トランスを2A3用の
物を使用していますので,2.5Vの電流容量が大きいために,45ではヒ一夕電圧が多少高めになってしまいます.

気になるのなら0.205Wぐらいのセメント抵抗を入れると良いでしょう.シャーシにヒ一夕直流点火用のダイオードを取り付けてありますが これはPMC170Mには6.3Vのタップもありますので,将来VT52などに変更出来るように付けておきました.

本機の部品表は第1表に示すとおりです.


電気特性
アンプの特性はグラフを参照してください(第4−6図).ひずみはまあまあのデータです.ドライバをパラレルにした結果SRPPの時よりもひずみは少なくなりました,これはドライバとのひずみの打ち消しが効いたためでしょう.100Hzのひずみが悪いのが多少気になります.NFBは4.5dBほどかけてあります.

無帰還でも聴盛上ではすっきりとした音なので,あえてそれ以上のNFBは止めました.多少DFが低いのが気になります.無帰還アンプなら出力トランスのインピーダンスを7kΩにした方が良いでしょう.DFはNF時2.35/lkHzです.
周波数特性では高域に暴れがあります,タムラの新しいF2000シリーズのトランスは抜群に高域特性が良いのですが,F475は古い設計なのでその点は仕方がないのか?設計変更をして欲しいものです.

NFBを深くかける場合は補償回路が必要です,今回は低帰還ということもあり,補償回路は付けていません.
低域は最大出力が1.8Wということと,電流を33mALか流してないということもありますが,小型トランスのわりに延びています.

入力200mVで最大出力が出てしまう高ゲイン・アンプなので,直接CDプレーヤに繋いでも使尉可能です.


残留雑音はImVでした.この値が大きいか小さいかは議論がわかれるところですがヒ一夕AC点火での値としてはまずまず我慢の出来る値としています.高能率のJBLオールホーン・システムでもハム音は気になりませんでした.


本機の音は?
45はやはり評判通りのすっきりとした透明感のある音です.アメリカ製のST管ではすっきりとし過ぎて,ちょっと物足りなさも感じられます.
245はさすがで,音もさることながらカッコウからも独特の雰囲気を持っています.古いジャズにはぴったりの音です.

さて,本命イタリア製FIVREの45の音ですが,やっぱり思ったとおりのヨーロッパ・トーン,245とはまた通ったまろやかさがあります.やはりクラシックでは他の45よりも断然良く鳴ります.

ドライバ管をE80ccにするとよりいっそうクラシック向きの音になります.その場合は初段管をCV4003にします.
1.8Wと小出力ですが高能率のわが家のシステムではおつりのくるぐらいの音で鳴ります.スピーカはJBLのショートホーン4560にD130,2345ホーンに2420,2405です.サブ・システムのリチャードアレン“ゴールデン8Tでも十分の出力です.しか
し,タンノイのガンタベリーではかなり苦しい結果となりました.タンノイではもう少し出力が欲しいところです.

小出力でも高能率のシステムで使用する場合にはなかなか楽しいアンプです.また,6畳ぐらいの部屋で20cmのスピーカを鳴らすのも良いでしょう.

音の良いといわれている真空管でも小出力の小型管は人気がないのか,まだまだ秋葉原の真空管屋さんで入手が可能です.7lA.LS8A,WElOID等一度は使ってみたい真空管です.

http://www43.tok2.com/home/kirifuri/article/-2000/r-tec0001_45-single-amp_MoritaY.pdf

3. 中川隆[-14862] koaQ7Jey 2021年12月04日 14:15:59 : GsebW1pNtY : OWJKeFZIcTZMVFE=[31] 報告
45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80 が理想の音


酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html

良く知られているように故瀬川冬樹氏は45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80を生涯理想の音とされておられたようです。このスピーカの設計者がその後作ったスピーカは多々ありますがそのどれもが一聴して柔らかな音を出しますから本来の方向はリアル派とは異なるのでしょう。低域共振点は20ヘルツ台で大変に低く、エッジ、ダンパのコンプライアンスが高い割には最大振幅に制限があるためにアナログ時代は極めて使いにくいユニットでした。ピックアップ系の共振が問題にならないデジタル時代の環境では大変使いやすくなっています。
https://www.audio-maestro.com/about.html

フルレンジ好きの人ならば、一度は憧れたであろう「GOODMANS AXIOM80」という英国製の特異なスピーカーが手元にございます。愛好者には古くは 故瀬川冬樹氏や是枝重治氏などが有名でしょう。私も数年前より80年代に発売された復刻版を数セット取り扱いました。旧タイプとは、コーン紙の形状や厚さが大きく異なっています。

旧タイプのコーン紙は、薄くて張りがあり、外周部分に折り返しを付けてコーン紙全体の強度を上げる構造でした。それに対して復刻版はポテッと厚めで、その外周部分は切りっ放しでありました。

カンチレバーも、旧タイプでは薄くしなやかなモノでしたが、厚めのものに変わっていました。旧タイプより耐入力が増している事から想像するとそれらと関係があるのかも知れません。復刻版は現在手元にはありませんが、オークションなどで手に入れることが出来る様です。価格は上がっていますが・・。

旧タイプも稀に目にしますが入手は絶望的かもしれません。


AXIOM80は、コーン紙が「フラフラ」して扱い難いと云う定説が昔からありました。アナログ時代には確かにレコードの反りなどの理由によりコーン紙が揺さぶられ、ボイスコイルが底打ちする可能性があり、狭帯域のシングルエンドの真空管アンプが有利でした。故瀬川冬樹氏は無帰還でトランス結合の「UX-45シングル」で鳴らしていたようです。能率が高く、2W程度の出力でも充分に楽しめました。

メーカー製の専用箱は私の知る限りは昔から存在せず、付属の図面を元に家具屋へ注文するか自作でした。通称「ヤマハ箱(ヤマハで製作されたもの)」も見たことが有ります。何れにしろ「専用 ARU」との組み合わせが一般的でした。

現在 AXIOM80 を駆動するアンプは「6BM8/ECL82 超3極菅接続」を私は使用しています。小型の出力トランスを持つエレキット製品の改造品です。見た目は非力なのですが、音の広がりや奥行き感などに優れ、安価で簡単に改造出来て、とても満足しています。
http://rmuk.exblog.jp/

瀬川冬樹は創刊まもない頃のSS誌で、ゴッホ美術館で手持ちの複製画の本物を見た時その本物は所蔵の複製画の複製に見えた、という小林秀雄の有名な一文を引いてオーディオ論を展開していました。今日眺めても極めて優れたオーディオ論で、瀬川畢生の名論文だとおもいます。

瀬川冬樹氏の名論文は1960年頃のラジオ技術誌の「私のリスニングルーム」、しばらくあとの「M夫人のクレオさん」(クレデンザのこと、M夫人は福岡で御健在)、1960年代半ばのラ技連載の一連の「これからのステレオ装置」などであり、個人的には1970年代の瀬川さんは抜け殻としか思えないのです。

それは瀬川さんも分かっていたようです。
お亡くなりになる直前のことですが倉敷在住のIさんに、

ぼくはもうだめなんだ、体もだめだしオーデイオも堕落してしまったんだ、

今一度昔に帰りたい、45とアキシオム80に戻りたい、

そのために80は8本用意しているんだが、、

と述懐されたそうです。

瀬川さんのピークは JBL の蜂の巣ホーンをお使いになられたマルチアンプ時代の頃まででしょう。

Iさんからその話を伺った時、なぜか太宰治を想いました。氏が癌に侵されていることはそのころは既に衆知のことでした。
しばらくしてお亡くなりになったのですが大村一郎としてはS字状結腸にできた腫瘍で亡くなったとしても瀬川冬樹としてはそうではないと思ったものです。
http://www.audio-maestro.com/luochi_sui_shii.html

4. 中川隆[-14325] koaQ7Jey 2022年1月03日 15:48:42 : 6LlYltVJk2 : UzNNQUhISVRpOGM=[17] 報告
Date: 7月 12th, 2016
AXIOM 80について書いておきたい(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=19992

グッドマンにAXIOM 80というユニットがあった、ということは、何かで知っていた。
でも私がオーディオに興味を持ち始めた1976年にはすでに製造中止で、
写真も見てはいなかったし、詳しいことはほとんど知らなかったのだから、
名前だけ知っていた、というレベルでしかなかった。

AXIOM 80をはっきりと意識するようになったのは、
ステレオサウンド 50号の瀬川先生の文章を読んでからだ。
     *
 外径9・5インチ(約24センチ)というサイズは、過去どこの国にも例がなく、その点でもまず、これは相当に偏屈なスピーカーでないかと思わせる。しかも見た目がおそろしく変っている。しかし決して醜いわけではない。見馴れるにつれて惚れ惚れするほどの、機能に徹した形の生み出す美しさが理解できてくる。この一見変ったフレームの形は、メインコーン周辺(エッジ)とつけ根(ボイスコイルとコーンの接合部)との二ヵ所をそれぞれ円周上の三点でベークライトの小片によるカンチレバーで吊るす枠になっているためだ。
 これは、コーンの前後方向への動きをできるかぎりスムーズにさせるために、グッドマン社が創案した独特の梁持ち構造で、このため、コーンのフリーエア・レゾナンスは20Hzと、軽量コーンとしては驚異的に低い。
 ほとんど直線状で軽くコルゲーションの入ったメインコーンに、グッドマン独特の(AXIOMシリーズに共通の)高域再生用のサブコーンをとりつけたダブルコーン。外磁型の強力な磁極。耐入力は6Wといわめて少ないが能率は高く、音量はけっこう出る。こういう構造のため、反応がきわめて鋭敏で、アンプやエンクロージュアの良否におそろしく神経質なユニットだった。当時としてはかなりの数が輸入されている筈だが、AXIOM80の本ものの音──あくまでもふっくらと繊細で、エレガントで、透明で、やさしく、そしてえもいわれぬ色香の匂う艶やかな魅力──を、果してどれだけの人が本当に知っているのだろうか。
     *
AXIOM 80の鮮明な写真と瀬川先生の文章。
このふたつの相乗効果で、AXIOM 80は、その音を聴いておきたいスピーカーのひとつ、
それも筆頭格になった。

けれど瀬川先生が書かれている──
《AXIOM80の本ものの音──あくまでもふっくらと繊細で、エレガントで、透明で、やさしく、そしてえもいわれぬ色香の匂う艶やかな魅力──を、果してどれだけの人が本当に知っているのだろうか。》
ということは、そうでない音で鳴っているAXIOM 80が世の中には少なからずある、ということで、
なまじそういうAXIOM 80の音を聴くよりも、聴かない方がいいのかも……、とも思っていた。

それからというものは、ステレオサウンドに掲載されているオーディオ店の広告、
それも中古を扱っているオーディオ店の広告からAXIOM 80の文字を探してばかりいた。

AXIOM 80を手に入れたいけれど、どの程度中古市場に出ているのか。
どのくらいの価格なのだろうか。
ステレオサウンド 50号の瀬川先生の文章以上の情報はなにも知らなかった。
とにかく、このユニットのことを少しでも知りたい、と思っていた日々があった。
http://audiosharing.com/blog/?p=19992

AXIOM 80について書いておきたい(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=21241


50号の次にAXIOM 80がステレオサウンドに登場したのは、
1981年夏の別冊「’81世界の最新セパレートアンプ総テスト」だった。

セパレートアンプの別冊に、スピーカーユニットのAXIOM 80が、
それも大きな扱いの写真が載っている。

巻頭の瀬川先生の「いま、いい音のアンプがほしい」の中に、
AXIOM 80がある。

その理由はステレオサウンド 62号に載っている。
「音を描く詩人の死 故・瀬川冬樹氏を偲ぶ」に載っている。
     *
 この前のカラー見開きページに瀬川先生の1972(昭和47)年ごろのリスニングルームの写真がのっている。それを注意ぶかく見られた読者は、JBLのウーファーをおさめた2つのエンクロージュアのあいだに積んである段ボール箱が、アキシオム80のものであることに気づかれただろう。『ステレオサウンド』の創刊号で瀬川先生はこう書かれている。
そして現在、わたしのAXIOM80はもとの段ボール箱にしまい込まれ、しばらく陽の目をみていない。けれどこのスピーカーこそわたしが最も惚れた、いや、いまでも惚れ続けたスピーカーのひとつである。いま身辺に余裕ができたら、もう一度、エンクロージュアとアンプにモノーラル時代の体験を生かして、再びあの頃の音を再現したいと考えてもいる。
 そして昨年の春に書かれた、あの先生のエッセイでも、こう書かれているのだ。ディテールのどこまでも明晰に聴こえることの快さを教えてくれたアンプがJBLであれば、スピーカーは私にとってイギリス・グッドマンのアキシオム80だったかもしれない。
 そして、これは非常に大切なことだがその両者とも、ディテールをここまで繊細に再現しておきながら、全体の構築が確かであった。それだからこそ、細かな音のどこまでも鮮明に聴こえることが快かったのだと思う。細かな音を鳴らす、というだけのことであれば、これら以外にも、そしてこれら以前にも、さまざまなオーディオ機器はあった。けれど、全景を確かに形造っておいた上で、その中にどこまでも細やかさを追及してゆく、という鳴らし方をするオーディオパーツは、決して多くはない。そして、そういう形でディテールの再現される快さを一旦体験してしまうと、もう後に戻る気持にはなれないものである。
 現実のアキシオム80の音を先生は約20年間、聴いておられなかったはずである。すくなくとも、ご自分のアキシオム80については……。
 それでも、その原稿をいただいた時点で先生は8個のアキシオム80を大切に持っておられた。
 これは、アンブの特集だった。先生も、すくなくとも文章のうえでは、JBLのアンプのことを述べられるにあたって引きあいにだされるだけ、というかたちで、アキシオム80に触れられただけだった。
 でも……いまでも説明できないような気持につきうごかされて、編集担当者のMは、そのアキシオム80の写真を撮って大きくのせたい、と思った。
 カメラの前にセットされたアキシオム80は、この20年間鳴らされたことのないスピーカーだった。
〈先生は、どんなにか、これを鳴らしてみたいのだろうな〉と思いながら見たせいか、アキシオム80も〈鳴らしてください、ふたたびあのときのように……〉と、瀬川先生に呼びかけているように見えた。
     *
62号にもAXIOM 80の同じ写真が載っている。
62号を読んで、あのAXIOM 80が瀬川先生のモノだったことを知る。
http://audiosharing.com/blog/?p=21241

AXIOM 80について書いておきたい(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=21256

AXIOM 80について書いておきたい(その3)
AXIOM 80への思い入れ、それをまったく排除してひとつのユニットとして眺めてみれば、
エッジレスを実現するために、フレームがいわば同軸といえるかっこうになっている。

メインフレームから三本のアームが伸び、サブフレームを支えている。
このサブフレームからはベークライトのカンチレバーが外周を向って伸び、
メインコーンの外周三点を支持している。
ダンパーもカンチレバー方式である。

これら独自の構造により、軽量コーンでありながらf0は20Hzと低い。
この構造がAXIOM 80の特徴づけているわけだが、
聴感上のS/N比的にみれば、サブフレームに関してはなんからの対策をとりたくなる。

もっとも通常のコーン紙外周のエッジは、面積的には無視できないもので、
振動板とは別の音を発しているわけで、
エッジレス構造は、この部分の不要輻射による聴感上のS/N比の低下を抑えている。

けれどサブレームとそれをささえるアーム、そしてカンチレバー。
面積的にはけっこうある──。
エッジとはまた別の聴感上のS/N比の低下がある。

AXIOM 80に思い入れがいっさいなければ、この部分の影響に目が行くだろう。
けれど、いまどきAXIOM 80について書いている者にとっては、
そんなことはどうでもいい、となる。

聴感上のS/N比の重要性について言ったり書いているしていることと矛盾している、
そう思われてもかまわない。
http://audiosharing.com/blog/?p=21256


AXIOM 80について書いておきたい(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=21259

AXIOM 80の周波数特性グラフが、
ステレオサウンド別冊HIGH-TECHNIC SERIES 4に載っている。

低域は200Hz以下はダラ下り、
高域は水平30度の特性をできるだけフラットにするという、
往時のフルレンジスピーカーの例にもれず、AXIOM 80もそうであるため、
正面(0度)の音圧は1.5kHzくらいから上では上昇特性となっている。

10kHzの音圧は、1kHzあたりの音圧に比べ10dBほど高い。
だからといって30度の特性がフラットになっているかといえば、
ディップの目立つ特性である。

このへんはローサーのPM6の特性と似ている。
フィリップスのEL7024/01も同じ傾向があり、
いずれのユニットのダブルコーン仕様である。

AXIOM 80のスタイルを偏屈ととらえるか、
機能に徹したととらえる。
見方によって違ってこよう。

特性にしてもそのスタイルにしても、
新しいスピーカーしか見たこと(聴いたこと)がない世代にとっては、
いい意味ではなく、むしろ反対の意味で信じられないような存在に映るかもしれない。

AXIOM 80は毒をもつ、といっていいだろう。

その毒は、新しいスピーカーの音しか聴いたことのない耳には、
癖、それもひどいクセのある音にしかきこえないであろう。

それにいい音で鳴っているAXIOM 80が極端に少ないのだから。
それも仕方ない。
私だって、AXIOM 80がよく鳴っているのを聴いたことはない。

それに神経質なところをもつユニットでもある。
面倒なユニットといえる。

にも関わらず、AXIOM 80への憧憬は変らない。
《AXIOM80の本ものの音──あくまでもふっくらと繊細で、エレガントで、透明で、やさしく、そしてえもいわれぬ色香の匂う艶やかな魅力──》
瀬川先生が書かれたAXIOM 80の音、
これをずっと信じてきているからだ。

AXIOM 80の毒を消し去ってしまっては、
おそらく、「AXIOM 80の本ものの音」は鳴ってこないであろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=21259

AXIOM 80について書いておきたい(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=21267

AXIOM 80は毒を持っているスピーカーだ、と書いた。
その毒を、音の美に転換したのが、何度も引用しているが、
《AXIOM80の本ものの音──あくまでもふっくらと繊細で、エレガントで、透明で、やさしく、そしてえもいわれぬ色香の匂う艶やかな魅力──》
であると解釈している。

20代の瀬川先生が転換した音である。

心に近い音。
今年になって何度か書いている。
心に近い音とは、毒の部分を転換した音の美のように思っている。

聖人君子は、私の周りにはいない。
私自身が聖人君子からほど遠いところにいるからともいえようが、
愚かさ、醜さ……、そういった毒を裡に持たない人がいるとは思えない。

私の裡にはあるし、友人のなかにもあるだろう。
瀬川先生の裡にもあったはずだ。

裡にある毒と共鳴する毒をもつスピーカーが、
どこかにあるはずだ。
互いの毒が共鳴するからこそ、音の美に転換できるのではないだろうか。

その音こそが、心に近い音のはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=21267


AXIOM 80について書いておきたい(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=21575


ここでのタイトルはあえて「AXIOM 80について書いておきたいこと」とはしなかった。
何かはっきりとした書いておきたい「こと」があったわけではなく、
ここでも半ば衝動的にAXIOM 80について書いておきたい、と思ったことから書き始めている。

書き始めは決っていた。
AXIOM 80というスピーカーユニットを知ったきっかけである。
それが(その1)であり、(その1)を書いたことで(その2)が書けて、
(その2)が書けたから(その3)が……、というふうに書いてきている。

ここではたどり着きたい結論はない。

ここまで書いてきて、オーディオにおける浄化について考えている。
オーディオを介して音楽を聴くことでの浄化。

浄化とは、悪弊・罪・心のけがれなどを取り除き,正しいあり方に戻すこと、と辞書にはある。
音楽を聴いて感動し涙することで、自分の裡にある汚れを取り除くことが、
オーディオにおける浄化といえる。

でもこの項を書いてきて、それだけだろうか、と思いはじめている。
裡にある毒(汚れとは違う)を、美に転換することこそが、
オーディオにおける浄化かもしれない、と。
http://audiosharing.com/blog/?p=21575

AXIOM 80について書いておきたい(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=22123

AXIOM80を、私ならどう鳴らすか。
そんなことを妄想している。

まず考えるのはパワーアンプである。
ここは絶対に疎かに、いいかげんに決めることはできない。

まず浮ぶのは瀬川先生がAXIOM 80を鳴らされていたように45のシングルアンプ。
既製品では、そういうアンプはないから自分でつくるしかない。
瀬川先生は定電圧放電管による電源部、無帰還の増幅部で構成されている。

同じ構成にする手が、まずある。
45のフィラメントを、どうするか、とも考える。

シングルアンプだから、それにAXIOM 80の能率の高さと、
ハイコンプライアンスという構造上の問題からすれば、
ハムは絶対に抑えておきたいから、必然的に直流点火となる。

整流回路、平滑回路による非安定化電源か定電圧電源か。
ここは定電流点火としたい。

前段はどうするか。
最近のオーディオ雑誌では出力管の前段を、ドライバー段と表記しているのが目立つ。
前段の真空管をドライバー管ともいっている。

だが真空管アンプのベテランからすれば、わかっていないな、と指摘される。

トランジスターアンプと真空管アンプは、同じではないし、同じように語れるところもあれば、
そうでないところもある。
そのことがオーディオ雑誌の編集者も、
オーディオ評論家と呼ばれている人たちもわかっていないようだ。

無線と実験の別冊として以前出版されていた淺野勇氏のムック。
この本の巻末には、座談会が載っている。
ここでの伊藤先生の発言を読んだことのある人ならば、
出力管の前段をドライバー段とか、ドライバー管とはいわない。

もちろん正しくドライバー段と呼ぶ場合もあるが、
たいていの場合、ドライバー段と呼ぶのは間違いである。

私も、淺野勇氏のムックを呼ぶまでは(10代のおわりごろまでは)、
ドライバー段などといっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=22123


AXIOM 80について書いておきたい(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=22160

AXIOM 80を鳴らすパワーアンプのことに話を戻そう。
真空管の格からいえば、45よりもウェスターン・エレクトリックの300Bが上である。
300Bのシングルアンプということも考えないわけではないが、
まずは45のシングルアンプである。

満足できる45のシングルアンプを作ったあとでの300Bシングルアンプ。
私にとってはあくまでのこの順番は崩せない。

既製品でも鳴らしてみたいパワーアンプはある。
First WattのSIT1、SIT2は一度鳴らしてみたいし、
別項「シンプルであるために(ミニマルなシステム・その16)」で触れていように、
CHORDのHUGO、もしくはHUGO TTで直接鳴らしてもみたい。

でもその前に、とにかく45のシングルアンプである。
45のシングルアンプにこだわる理由はある。

17年前、audio sharingの公開に向けてあれこれやっていた。
五味先生の文章は1996年から、瀬川先生の文章、岩崎先生の文章をこの時から入力していた。

入力しながら、これは写経のようなことなのだろうか、と自問していた。

手書きで書き写していたわけではない。
親指シフトキーボードでの入力作業は、写経に近いといえるのだろうか。

オーディオにとって写経とは、どういうことだろうか。
オーディオにとっての写経は、意味のあることなのだろうか。
そんなことを考えながら、入力作業を続けていた。

私がAXIOM 80、それに45のシングルアンプにここまでこだわるのは、
写経のように感じているからかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=22160


AXIOM 80について書いておきたい(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=22167


森本雅樹氏の記事のタイトルは、
「中高音6V6-S 低音カソ・ホロ・ドライブ6BQ5-PPの定電圧電源つき2チャンネル・アンプ」。
     *
 グッドマンのAXIOM 80というのはおそるべきスピーカです。エッジもセンタもベークの板で上手にとめてあって、f0が非常に低くなっています。ボイス・コイルが長いので、コーンの振幅はかなり大きくとれるでしょう。まん中に高音用のコーンがついています。ところが、エッジはベーク板でとめてあるだけなので、まったくダンプされていませんから、中音以上での特性のアバレが当然予想されます。さらにまたエッジをとめるベークをとりつけるフレームがスピーカの前面にあるのですが、それがカーンカーンとよくひびいた音を出して共鳴します。一本で全音域をと考えたスピーカでしょうが、どうしても高域はまったくお話になりません。ただクロスオーバを低くとれば、ウーファーとしては優秀です。
     *
1958年の記事ということもあって、森本雅樹氏のシステムはモノーラルである。
このころ日本でステレオ再生に取り組まれていた人はいたのだろうか。

森本雅樹氏のスピーカーシステムは、
ウーファーがAXIOM 80とナショナルの10PW1(ダブルコーンを外されている)のパラレルで300Hzまで、
スコーカーはパイオニアのPIM6(二発)を300Hzから2500Hzまで、
トゥイーターはスタックスのCS6-1で1500Hz以上を受け持たせるという3ウェイ。

森本雅樹氏はAXIOM 80を300Hz以下だけに、
しかもナショナルののユニットといっしょに鳴らされている。

高域はお話になりません、と書かれているくらいだし、
ウーファーとしては優秀とも書かれているわけだから、
こういう使い方をされるのかもしれないが、
瀬川先生にとっては、認め難い、というより認められないことだったはず。

一昨晩のOさんのやりとりの中でも出たことだが、
森本雅樹氏も、室蘭工大の三浦助教授も、学者もしくは学者肌の人であり、
エンジニア(それもオーディオエンジニア)とは思えない。

AXIOM 80の実測データについては(その4)で書いている。
高域はあばれているといえる特性である。
それにAXIOM 80の独特な構造上、一般的なスピーカーよりも共振物がコーンの前面にあるのも確かだ。

その意味でAXIOM 80を毒をもつユニットともいえる。
その毒の要素を、どう鳴らすか、鳴らさないようにするか。

森本雅樹氏は鳴らさないようにする手法を選択されている。
瀬川先生とは反対の手法である。
http://audiosharing.com/blog/?p=22167


AXIOM 80について書いておきたい(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=23166

我にかえる、という。
瀬川先生にとって、AXIOM 80をもう一度は、我にかえる行為だったのか。

この場合の「我にかえる」は、
不明瞭だった意識がはっきりした状態になることではなく、
一時的な自失状態から回復することであるのは、いうまでもない。

オーディオマニアの場合、一時的な自失状態の「一時的」とは、
意外にも長いこともある。

大型のマルチウェイスピーカーを、マルチアンプでドライヴしてきた人が、
あるとき、フルレンジの音を聴いて、我にかえる、ということがある。

やはり大がかりなシステムで聴いていた人が、
B&Oのシステム、ピーター・ウォーカーが健在だったころのQUADのシステム、
そういったシステムに触れて、我にかえることだってある。

ある種極端な情熱をオーディオに注いできた人たちに、
ふっと我にかえる瞬間をもたらすオーディオ(音)がある。

我にかえる、は、我に返る、と書く。
かえるは、返るの他に、帰る、還るがあり、孵るも「我にかえる」である。
http://audiosharing.com/blog/?p=23166

AXIOM 80について書いておきたい(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=26715


AXIOM 80には毒がある、と書いてきている。
その毒はどこから来ているのか。

ひとつには独自の構造から来ているとも書いている。
AXIOM 80は通常のエッジではないし、通常のダンパーではない。
それの実現のために、独自の構造、
つまりフレームの同軸構造ともいえる形態をもつ。

メインフレームから三本のアームが伸び、サブフレームを支えている。
このサブフレームからはベークライトのカンチレバーが外周を向って伸び、
メインコーンの外周三点を支持している。

AXIOM 80の写真を見るたびに、
このユニットほど、どちらを上にしてバッフルに取り付けるかによる音の変化は大きい、と思う。
そんなのはユニット背面のAXIOM 80のロゴで決めればいい、悩むことではない、
そんなふうに割り切れればいいのだが、オーディオはそんなものじゃない。

独自のフレームとカンチレバー。
この部分の面積は意外にあるし、この部分からの不要輻射こそ毒のうちのひとつであり、
同じ構造を気現在の技術で現在の素材でつくるとなると、
サブフレーム、三本のアームの形状は断面が四角ではなく、違う形状になるはずだ。

少なくともコーンからの音の邪魔にならないように設計しなおされる。

でも、それだけでは根本的な解決にはいたらない。
AXIOM 80の現代版は、フレームの同軸構造を内側から外側へと反転させる。
サブフレームはメインフレームよりも小さいのを、メインフレームよりも大きくして、
メインフレームの外側に位置するようにしてしまう。

そのためユニット全体の口径は振動板の大きさからすれば、ひとまわり大きくなるが、
そうすればカンチレバーもメインフレーム外側にもってくることができ、
バッフルに取り付けた正面は、一般的なダブルコーンである。

サブフレームとカンチレバーは、バッフルに取り付けた際に、
バッフルに隠れるし、この部分からの不要輻射はバッフルが抑える。
http://audiosharing.com/blog/?p=26715


AXIOM 80について書いておきたい(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=28246

AXIOM 80には毒がある、と(その16)でも書いているし、
他でも何度か書いている。

別項「ちいさな結論(「音は人なり」とは)」では、毒をもって毒を制すことについて書いた。

オーディオ機器ひとつひとつに、それぞれの毒がある。
聴き手にも、その人なり毒がある。

それ以外の毒もある。
いくつもの毒がある。

それらから目を背けるのもいい。
けれど、毒をもって毒を制す、
そうやって得られる美こそが、音は人なり、である──、
そう書いている。

毒から目を背けるオーディオマニアが、いまは大半なのでは……、とそう感じることが増えつつある。
だからこそ、毒を持たない(きわめて少ないと感じられる)スピーカーが、高評価を得る。

長島先生がジェンセンのG610Bからの最初の音を「怪鳥の叫び」と表現されたが、
もう、この「怪鳥の叫び」が本当に意味するところを理解できるオーディオマニアは少数かもしれない。

それが技術の進歩がもたらす時代の変化(音の変化)というぐらいのことは理解できないわけではない。

けれど、そういったスピーカーで、(その15)で書いた「我にかえる」ことにつながっていくだろうか、という疑問が私のなかにはある。
しかもそれが強くなってきている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28246


Date: 1月 2nd, 2022
AXIOM 80について書いておきたい(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=36336


瀬川先生にとってのスピーカーの「あがり」は、
グッドマンのAXIOM 80だったのかもしれない──、
と(その18)で書いた。

(その14)では、
瀬川先生は、もう一度AXIOM 80を鳴らされそうとされていた、ときいている、
45のシングルアンプを、もう一度組み立てられるつもりだったのか──、
とも書いている。

AXIOM 80を45のシングルアンプで鳴らす。
その音は、いまどきの超高級ハイエンドオーディオシステムの鳴らす音と、どう違うのか。

ここでいいたいことも、「心に近い」ということに関係してくる。
AXIOM 80と45のシングルアンプが奏でる音こそ、
瀬川先生にとってのもっとも「心に近い」音なのだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=36336

5. 2022年2月11日 08:34:56 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[7] 報告

No.20 45 Single Amplifier
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa20.html


メイン・スピーカー用のアンプ、色々とテストした結果、古典管ですが45が色々なジャンルの音楽をある一定以上のレベルで好みに合った音を聴かせてくれるようです。 小出力ですが説得力のある伸びやかな音を出してくれます。 大編成の曲では少し物足りないところもありますが、常用としては、これが一番安心して使えそうでした。  (Nov 2006)

メインのスピーカーをJENSENに変更しましたが、これも常用アンプの一つです。 最近回路を変更しインターステージ・トランスを追加しました。 (Nov. 2015)


前段以外の電源系のコンデンサーはすべてオイルとMPにしました。 音は軽めになるんですが、ベタベタしないすっきりした音が出るので個人的にはこういったパーツを使うのが好きです。 前段にRCAの5691、出力段もRCAの45、整流管にもRCAの80を使用し、カップリングはペーパーにしてみました。 まだ、トランスとかのエージングがあまり進んでいないので、音は変わってくるかもしれませんが、ヴァイオリン等の弦だけでなく、ピアノの響きも今までのところはかなり好みのバランス、音で鳴っています。
現在真空管をNUの45に変えてみたりして、色々なCDを聴いて比較をしてみるとRCAの45はよりJAZZに、弦楽器等ではNUとか古めの45が合っているような気がします。 あくまでも、現在持っている真空管ベースですし、このアンプの回路でという話ですが。 しばらくNUで聴いてみようかと思っています。 その時はレイセオンの6SL7とTUNGSOLの80の組み合わせが良さそうです。 本当はレイセオンの80が一番弦楽器を好みの音で鳴らしてくれるのですが、これはもうちょっと鳴らしこんでから再度テストしてみたいと思います。 また、45も他の回路でもテストしてみたいと思っています。 
2014年9月現在、前段をECC32のパラレル接続で45をドライブする形に変更しています。 前段での増幅率は落ちますが、ECC32使用でより柔らかな音が出てジャンルも広がっています。
最近入手したRCA Cunninghamの刻印STタイプの45が入手でき、音もCX345に近い感じがします。 しばらく常用で使いたいと思います。 80も、同じくRCA Cunninghamの刻印が手元にあったので組み合わせて使っています。 前段もRCAの6SN7にする手もありますが、ちょっと様子見です。 もう一台の45アンプでのテストでのALL RCAでの試聴では迫力のある素晴らしい音で鳴ってくれました。
増幅率をもう少し上げるためにインターステージ・トランスを挿入することもできますが、トランスの音が強く出てきてしまう可能性が強いので、まだ検討中です。
2015年11月、以前から試してみたかった、トランス・ドライブに変更。 特に強く主張することもないですし、良さである音に厚みが出てナス管のキレの良さと相まって、好みの音になってきました。 WE275Aに負けない感じです。

構成: ECC32 - NC16 - CX345 - H5S / PC6002 - ER280 - TC10−130W 
出力: 約2W  出力インピーダンス:16Ω  

 
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa20.html

6. 2022年2月11日 08:36:08 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[8] 報告
No.25 45 SinglePower Amplifier
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa25.html

メインの602Dを買ったお店、アポロ電子さんのオリジナル・アンプ。 カップリング・コンデンサーに双信のシルバード・マイカを使っています。 既に入手困難なこのコンデンサーだけでも希少価値ですが、それを生かした小出力アンプですが、これで聴くALTECは大編成のクラシック以外はどんなジャンルもスムーズに満足のいく音で鳴らしてくれます。 なんとかこの音が他のコンデンサーで出ないかと挑戦していましたが、難しいですね。 とりあえず、リファレンス・アンプとして、他のアンプとの聴き比べにもなるので、今回、家に置くことに決めました。
このアンプを聴いて、自分でも45アンプを作りました。 オリジナルがきたので、今度は自分のをModifyして違った味の出るアンプにしたいと思います。

2W出力からは想像できないような実在感と響きが・・・。 しっかりとした前段の増幅量と設計により、密度感のある音が聴けます。 デザインも無駄のないスリムなミニ・アンプに仕上がっています。 さすがにプロの手によるものは違います。 久しぶりにこのアンプで鳴らす、メイン・スピーカー(602D)の音が聴けました。  現在はRadiotronのナス型45と、RCAの6SN7GTおよびRaytheonの80使用中です。

写真ではOriginalの5R4G使用ですが、ソケットをUXに替え、80が挿せる様にしました。 WEの274やSTCの5R4GYもいいですが、45との相性は80がとてもいいです。 個人的にはこちらのほうが好きですね。 特にRaytheonの80は造りもよく、WEの274に似た雰囲気があります。

構成: 6SN7GT1/2−6SN7GT1/2−45⇒出力トランス
出力: 約2W  出力インピーダンス:8Ω/16Ω  

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa25.html

7. 中川隆[-13671] koaQ7Jey 2022年2月18日 16:27:11 : EonKvGsRbw : eFRRamhWamM4T2M=[1] 報告
真空管
各種45
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT05.html


大型の出力管の誕生前にオーディオ用(電蓄とよばれた時代)に多く使われた小型の出力管です。 小出力(2W程度)ですが、何か説得力のある音を聴かせてくれて、この球のアンプは1台は常に手元に置いておきたいという人も多いようです。 小編成の演奏なら、高効率のスピーカーであれば十分な音量かと思います。 ローサー等もすんなり鳴らしてくれますし、AMPEXも意外と素直に鳴ってくれます。 古くはナス管で245とか345という名前で色々なメーカーが作っていたようです。
有名なものでは、RAYTHEONの4ピラー形が有名です。 ナス管時代が多いようですが、ST管時代にはいっても作られていて、ST管の中では出色の音が聴かれます。


RAYTHEONの4ピラー、行灯形のプレート。

NU製45ST,4ピラーのプレートの厚さの違いが分かります。

刻印ST45各種: 左からRaytheon−4ピラー、 NU-45ST、 PHILCO-45ST、 TUNGSOL-45ST

プリント45ST: 左からRCA−45ST、 NU-45ST

RCA Cunningham&Radiotron併記の刻印45ST。 年代が違うのか刻印ノ記し方が違います。
音はあまり差がありません。 ちょっとGM値に差があるので音量の違いはあります。
音は気に入っているので、CX345とともに常用しています。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT05.html

8. 中川隆[-13670] koaQ7Jey 2022年2月18日 16:31:36 : EonKvGsRbw : eFRRamhWamM4T2M=[2] 報告
真空管
CX345
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT06.html


大型の出力管の誕生前にオーディオ用(電蓄とよばれた時代)に多く使われた小型の出力管です。 小出力(2W程度)ですが、何か説得力のある音を聴かせてくれて、この球のアンプは1台は常に手元に置いておきたいという人も多いようです。 小編成の演奏なら、高効率のスピーカーであれば十分な音量かと思います。 そんな45の中で、今一番好きな音をだすのが、CX345です。 ER280と組み合わせると、キレも良く、音の広がりもあり、聴き入ってしまいます。


RCS Radiotronのナス型45。 
旧式ナス管、X245。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT06.html

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