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飲めない水道、止まった発電所…自衛隊イラク派遣15年(必要なのは非軍事支援)
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/542.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2019 年 2 月 18 日 10:55:12: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

(回答先: タイで多国間軍事演習 約30カ国参加、自衛隊も(何故タイに?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2019 年 2 月 18 日 10:19:07)

 自衛隊撤収後、殆どニュースにならないイラクの現在。自衛隊派遣のデータが隠され、憲法違反との司法判断もあり、自衛隊員の犠牲も小さくなかった。その成果が果たしてあったのか。
 もしあったとしても、武装した軍事部隊である意味が在ったのか。記事からは、必要なのは長期にわたる非軍事の取り組みと読み取れるが。

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飲めない水道、止まった発電所…自衛隊イラク派遣15年
https://digital.asahi.com/articles/ASLDT4GY5LDTUHBI013.html?rm=397

サマワ=小森保良、高野裕介 2019年2月12日15時46分

*(写真)自衛隊の宿営地があった周辺に人影はなく、住宅地の建設計画の看板が立っていた=2018年11月4日、サマワ、高野裕介撮影https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190208002214_comm.jpg

*(写真)日本の支援で建てられた後、修理されず止まっているサマワの発電所=2018年11月4日、高野裕介撮影https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190208002224_commL.jpg

 自衛隊がイラクに派遣されて15年が過ぎた。支援の中心だった南部サマワでは、時間の経過とともに提供設備やインフラの劣化が進む一方、伝えた技術はいまも息づいていた。経済再建を目指すイラクの人々からは、一過性でない日本の関与に期待する声が聞かれる。(サマワ=小森保良、高野裕介)

 昨年11月、サマワにあった陸上自衛隊の宿営地周辺を訪ねると、更地の中に住宅建設の看板がぽつりと立っていた。地元の人の案内がなければ場所を特定するのも難しい。

 陸自はここを拠点に2004年から約2年半、サマワがあるムサンナ州で計約80キロの道路工事を行い、公共施設の修復を担った。

 その一つ、サマワ郊外のワッカ浄水場は近年、取水源ユーフラテス川の水位低下などで塩分濃度が上がり、飲用に使えない状態が続く。道路もその後、イラク側によって補修された箇所が少なくない。ハード面の支援は時とともに影が薄くなるのは否めない。

今に生きているのはソフト面の支援だ。日本からサマワの病院に寄贈された遠心分離機や医療器具の滅菌装置について自衛隊が使用方法を教えた。機器はイラク人の手で維持され、現役で役立っている。

 当時、通訳や調整役を務めたサマワ出身の医師アリ・ターリブさん(38)は流暢(りゅうちょう)な日本語で「日本を通じて世界の医療の水準に触れた」と振り返る。地元医大を卒業後、陸自の講習に立ち会い、フセイン政権下の経済制裁で立ち遅れた自国の医療との差に衝撃を受けた。07〜11年に日本の奨学金を得て旭川医大に留学。今は診療を続けながら日本で学んだ技術を地元医師に伝える。特にカテーテルの技術はイラクで広く応用されているという。

 「医師らには、機会があればぜひ日本で勉強して欲しいと伝えている。日本の医療貢献は生き続けている。私はその実例です」

 同僚のアリ・ファダーラ医師(41)は05年、日本で超音波機器の研修を受けた。「機械の提供だけでなく、使い方をしっかり教えてくれた」と振り返った。

●発電所を修理、操業の指導も
 日本政府は03年10月、イラク復興支援国会議で総額50億ドルの支援を表明。陸自撤退後も途上国援助(ODA)などで支援を続けた。発電所や上下水道整備、肥料工場の改修を手がけ、約8800人のイラク政府関係者に農業や医療、エネルギー関係の研修を提供した。

 ただ、その後使えなくなったものもある。サマワの発電所は08年、日本の無償資金協力約127億円を使い、日本の技術者が現地入りせずに完成させた。いま施設内は鳥が巣を作り、ふんが散乱する。「まるで死んでいるみたいでしょう」と維持管理担当のムハンマド・ハサンさん(58)。設備は故障したまま部品が手に入らず、13年ごろから止まっている。責任者のサアド・ラヒームさん(60)は「我々には直せない」と頭を抱える。

 一方、サマワの南東約250キロにあるバスラのハルサ火力発電所4号機は円借款による修理で一昨年、息を吹き返した。日本企業が全4基の工事を請け負い1979年に運転を開始したが、老朽化でフル稼働できない状態が続いていた。

 修理のため三菱日立パワーシステムズの社員ら60〜70人が現地入り。現地所長を務めた湯本将雄さん(48)らはイラク人技術者約100人に操業方法を指導、日本でも研修させた。湯本さんは「電力の安定供給で、イラク復興や治安の安定の一助になればうれしい」と話した。

 工事責任者のナージム・カタラーニさん(57)は「日本による教育、技術伝承は今後の復興につながる」と評価している。

●「日本は撤収後、疎遠」
 17年末に過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘終結を宣言したイラクは経済再建の途上にあり、外国企業の進出が相次ぐ。

 だが日本の外務省はサマワなどイラク南部に渡航中止勧告、首都バグダッドなどは危険度が最も高い退避勧告を出している。現地に駐在員を派遣する日本企業はなお限定的だ。

 ムサンナ州では新たな油田が発見され、探査をロシア企業が担う。本格採掘を見越し、中国企業などの活動も活発だ。両国の企業が主導権を握ると、過去の例からみて技術指導や人材育成が期待できず、恩恵が生まれないとの懸念が現地で広がっているという。サマワでコンサルタント会社を経営するイブラヒム・ラディさん(50)は「日本とイラクは80年代からつながりがあり、陸自の駐留で関係は深まったのに、撤収後は疎遠になった」と残念がる。

     ◇

 〈自衛隊のイラク派遣〉 2003年3月、米国は、大量破壊兵器の保有などの疑いがあるなどとして対イラク戦争を開始、当時のフセイン政権を倒した。(開戦理由は後に誤情報と判明)

 戦闘が続く中、日本政府はイラク国内に「非戦闘地域」を設定し、人道復興支援活動として04年1月から陸上自衛隊を派遣。サマワを中心とするムサンナ州で医療、給水、公共施設の復旧に取り組み、06年7月に撤収した。航空自衛隊は04年1月から08年12月まで人員や物資を輸送した。

関連ニュース
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関連:
■「自衛隊イラク日報」 戦場データ欲しさに隠す(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/505.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 03 日 22:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

■国に裏切られた元イラク派遣自衛官が警告−安倍政権「集団的自衛権の行使」の行く先にあるもの:何とも情けない話
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/552.html
投稿者 よしゆき 日時 2014 年 3 月 20 日 07:04:55: .fHdROTysEMxI

■自衛隊イラク派遣に違憲=兵士空輸「武力行使と一体」−名古屋高裁(時事通信)
http://www.asyura2.com/08/senkyo49/msg/341.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 17 日 20:50:40: twUjz/PjYItws
 

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