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中国で抹茶生産が急拡大、日本をしのぐ勢い 九州の産地に懸念も
2025/12/8 6:00 (2025/12/17 10:04 更新) 西日本新聞 森井 徹
https://www.nishinippon.co.jp/item/1432318/
健康志向の高まりから世界的なブームとなっている抹茶の生産が、中国で増加している。欧米などへの輸出に力を入れ、“本場”の日本をしのぐ勢いだ。品質の高さとブランド力で勝負する九州など日本の生産者の一部からは、競合を懸念する声も上がる。急ピッチで量産体制が進む現地を訪ねた。(中国貴州省で森井徹)
10月下旬、中国有数の茶の生産地として知られる南西部の貴州省・銅仁市。斜面に広がる茶畑で、従業員数人が収穫作業をしていた。女性従業員は「出来栄えは上々」と笑いながら次々に葉を摘み取った。
農園を営む同市の企業「貴州貴茶集団」は元からあった茶畑を2017年に大規模化し、約34万3千平方メートルで10種類以上の茶葉を生産する。中でも抹茶の原料となるてん茶の生産量を徐々に増やしており、現在は畑の約4割を当てている。「今は生産したら売れるので心配ない」と担当者は話した。
同社は18年、市内に大規模な工場を建設し、日本から専門家を招いて、本格的に抹茶の生産を開始。今では中国人技術者のみで生産しており、茶葉の生育具合から消費者の動向までをビッグデータで管理しているという。
貴州省の省都・貴陽市には抹茶をメイン商品にしたカフェができるなど、抹茶は中国国内の若者にも人気が広がっている。蘭方強副社長は「健康への関心が高くなり、若い人が好む。菓子や化粧品など抹茶を使った製品もどんどん増えている」と話す。今年は原料のてん茶2千トンを生産し、うち4割を欧米や日本などに輸出している。27年には6千トン、30年には1万トンまで増産する方針だという。
農林水産省によると、日本国内でもてん茶の生産量は増加傾向にあり、23年は過去最高の4176トン。ブームを受け、九州を含めた生産地では緑茶からてん茶に栽培種類を切り替える動きが進み、輸出も増加させている。
とはいえ、貴州貴茶集団の計画通りに進めば、1社のみで日本全体の生産量を追い越す勢いだ。九州の製茶関係者には「輸出先で競合しないか」と不安視する声も上がる。一方、「宇治抹茶」など日本ブランドは世界で評価されており、福岡県八女市の大石茶園の担当者は「品質には自信がある。海外の消費者も違いを分かってくれる」と冷静に受け止める。
抹茶はもともと鎌倉時代に中国から伝わったとされ、茶道の文化は日本で独自に発展した。世界的なブームを受けて、中国国内に“逆輸入”された格好だ。蘭副社長は「厳しい欧州の基準に基づいて生産している」と品質にも自信を見せた上で「日本と中国はともに抹茶文化の発展に貢献しており、盛り上げるのは共通の目標。日本の消費者にも中国産を味わってほしい」と話した。
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