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米スリーマイル島原発事故から40年、現地で増える甲状腺がん患者 (環境金融研究機構) 
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/258.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2019 年 3 月 24 日 11:56:48: FpBksTgsjX9Gw 6bOWo@mx6bKSag
 


「米スリーマイル島原発事故から40年、現地で増える甲状腺がん患者。
事故地のペンシルベニア州は全米一の同がん発症率の高さ。
低濃度放射性による健康影響が新たな課題に(RIEF)」 
(一般社団法人・環境金融研究機構 2019/3/18)
http://rief-jp.org/ct13/88110

 1979年3月末に、世界で初めて原発がメルトダウンを起こす事故となった米国のスリーマイル島(TMI)原発事故から、まもなく40年が経つ。原子炉はメルトダウンしたが、東京電力福島第一原発とは異なり、爆発は免れたため、被害者はほとんどいない、と説明される。だが本当にそうだったのか。

 TMIは米東北部のペンシルバニア州の州都ハリスバーグ郊外のサスケハナ川にある中州で、当時、メトロポリタン・エジソン社が2つの原発を稼動させていた。1979年3月28日。そのうちの2号機(加圧水型原子炉)の作業中に二次冷却水の給水ポンプが止まり、炉心の圧力上昇から加圧器の安全弁が開いたままとなるなどの不具合が発生、作業ミスも重なり、炉心溶融を起こした。

 ウィキペディアによると、燃料の45%、約65dが溶融、うち20dが原子炉圧力容器の底に溜まる事態になった。ただ、米国原子力学会の公式報告では、周辺地域に放出された放射性物質はヘリウムなどの希ガスが大半で、セシウムは放出されず、ヨウ素も15キュリーに過ぎない、としている。また、発電所から10マイル以内の住民の平均被曝量は8_レム(_レムは0.01mシーベルト)で、個人単位でも100_レムを超える者はおらず、健康に有意な影響はなかった、とされている。8_レムは胸部X線検査とほぼ同じ水準。

  当時14歳だったChris Achenbach-Kimmel さんは、事故当時、TMIから14 離れたカンバーランド・カウンティのハイスクールで授業を受けていた。「教室でニュースを聞いて、何のこと?とよくわからなかった」と振り返る。ボーイフレンドが彼女を学校から自宅まで送ってくれた。

 しばらくして、自宅の周辺にまで報道陣が詰めかけた。だが、家族ともども自宅の中に閉じこもっていたという。母親が「すべてがクリーンになるまで、外に出ないように」と言い聞かせ、彼女も兄弟たちも頷いた。事故から数日後に当時のカーター大統領がTMIを訪問したことで、人々はやっと安心感を取り戻し始めた。

 日を追うにしたがって、地域は落ち着いていき、原子力規制委員会(NRC)も「事態はコントロールされた(the matter was under control)」と住民に安全宣言を示した。Chrisは1982年にはハイスクールを卒業、TMI事故はそのハイスクール時代の思い出の一つにとどまった、はずだった。

◆          ◆          ◆

 作業療法士の道を歩んだChirsが体調の異変に気付いたのは、事故から31年後の2010年。診察で甲状腺がんと診断されたのだ。その時、彼女はTMIを瞬時に思い出した。現在、54歳になったChrisは「甲状腺がんとTMIが私の中でつながりました」と語る。

彼女を診断した医者は、驚かなかった。米国全体の統計と比較すると、同州の甲状腺がん罹患率は高いことが知られていたからだった。実際、米国の公式の統計(Centers of Disease Control) によると、近年の同州では甲状腺がんの発生率が全米最高水準の状態が続いている。https://gis.cdc.gov/Cancer/USCS/DataViz.html

 実は、Chirsのケースは特別ではない。TMI事故後に甲状腺がんに罹患した人々は、事故の影響を疑っており、複数の医者たちはその影響を否定していない。しかし、原子力産業や関係者たちは、「TMI事故と健康被害の増加率との間に、決定的なつながりはない」との立場をとり続けているという。

 NRCのスポークスマンのNeil Sheehan氏は、地元のPEN LIVEの取材に対して、「放射性物資の拡散が全くなかったというつもりはない。だが、極めて低濃度の漏洩だったので、健康に影響を及ぼすことは考えにくい」とコメントしている。NRCは2000年のピッツバーグ大学医療センターによる調査では、事故で原発から5マイル以内の人々の間でのがん死亡率が増えたという兆候はみられなかった、と説明している。

一方で、2017年にペンシルベニア州立医療研究大学の調査は、微妙な結果を浮かび上がらせている。同調査は甲状腺がんの研究者で外科医の David Goldenberg医師が主導したもので、原発事故後に発生した患者からのヒアリングを受けて甲状腺がんの病因を調べる調査を実施した。https://www.pennlive.com/news/2017/05/hershey_researcher_believes_ne.html

 同医師らの調査によると、同州で発症した甲状腺がん患者の大半はTMI事故との直接の因果関係はない、とするとともに、低濃度被爆によって引き起こされる甲状腺がんが通常の甲状腺がんとは異なる「突然変異シグナル」を持つことがわかったとしている。Goldenberg医師は、旧ソ連のチェルノブイリ事故後に用いられるようになった遺伝子マーカーを使った分子研究に基づいて調査を実施した。

 対象の甲状腺がん患者は44症例。いずれもTMI周辺で生まれ、事故時も在住し、同州のHershey Medical Centerで治療を受けた点で共通する。これ等の症例からGoldenberg医師は「TMI事故の発生期間と一致する放射性被爆に起因する変化を見つけた」と報告している。医師たちは事故と甲状腺がん発症の相関性を指摘する一方、「TMI事故ががんの原因であると証明するものでもない」と慎重な表現をしている。

 医師らが慎重なのは症例が少ないためだ。このため現在、大規模なフォローアップ研究を進めているという。事故から40年の現在、医師たちもまだ議論の只中に漂っているのだ。しかし、こうした調査から浮かび上がるのは、本当にTMI事故時に、米政府が公表した放射性物質量の拡散量や濃度は正確だったのかという基本的な疑問点だ。

 低濃度の放射性物質被爆の影響はまだわからないところが少なくない。当時の周辺住民の平均被爆量の8_レムはX線検査とほぼ同じ水準といっても、それを24時間、あるいは1週間、浴び続けた場合の影響はどうなのか。あるいは個体差はどうなのか。

 ペンシルベニア州立医療研究大学の調査対象で、TMI事後当時21歳で、13年後の34歳で甲状腺がんと頚部がんを発症したChristine Laymanは、自分のがんは事故の影響だと信じている。事故当時4歳だった彼女の娘も頚部がんを発症した。Laymanさんは大学の調査結果を聞いて、事故の影響の確信を深めたという。彼女は、健康被害を受けたと思う人々をフェースブックでグループ化しているが、参加者数は3600人に達しているという。

https://www.facebook.com/groups/875561992580399/

 同大学の調査に対して、住民たちは事故の影響の確信を深めているが、原子力規制当局の対応は「絶望的」という。住民たちが事故の影響を立証するのもほとんど不可能だ。特に、時間が経過すればするほど、体の不具合は顕在化する一方で、正確なデータ等は限られ、減少してしまう。さらに当局が放射性物質の放出量を過小に報告していたとしたら、その検証はほぼ不可能といえる。

 甲状腺がんと闘い続けるChris Achenbach-Kimmel さんは、事故の影響を思いつつ、他の人々ほどには、確信をもてないでいるという。事故後40年を経ても、判断がつかない状態のまま立ち尽くしているのがj本当のところという。福島事故からもう8年か、やっと8年か。事故後40年の福島周辺の人々も、TMIの住民たちと同じ悩みを抱えるのだろうか。

                                          (藤井良広)

https://www.pennlive.com/news/2019/03/three-mile-island-and-thyroid-cancer-study-ignites-debate-over-health-issues-after-nuclear-plant-accident.html

http://www.beyondnuclear.org/

-------(引用ここまで)-----------------------------------------

40年といっても、半減期30年のセシウム137やストロンチウム90は半分弱にしか減衰しておらず、
依然危険なままです。

はるかに事故の規模が小さかったスリーマイル島でもこの惨状ですから、福島は想像を絶する
被害となるでしょう。

何十年経っても、突然がんや白血病になる人が続出、事故当時は生まれていなかった世代にも
深刻な影響を及ぼすことでしょう。


(関連情報)

「スリーマイル島事故:代替的事実ではない真実 (Fairewinds)」 (拙稿 2017/4/14)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/776.html

「これは福島の「未来」なのか? スリーマイル島現地取材でわかった、原発事故の責任が
闇に葬られてしまう理由(週プレNEWS)」 (阿修羅・赤かぶ 2015/3/24)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/385.html

「放射能放出量がはるかに少なかったスリーマイル島事故でも鼻血が出た」 (拙稿 2014/5/6)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/809.html  

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コメント
1. 茶色のうさぎ[-10298] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年3月24日 14:37:16 : qXnv4YibcM : YXdFZi8zOEdRRS4=[-10] 報告

>私の中でつながりました」と語る。

 ↑ 同感♪ 安心、納得しますね。

 ボクも、自分の体調不良の原因を知りたい? 知りたかったです。 

 ↑ 虚弱体質ですわー♪ 心臓がー♪ マラソンでは、ビリ、ばっか、、

 なお、自分の被曝量を推測していくと、

 大気圏内核実験のデータは、冷戦の影響か、世界中で隠蔽してると思います。

 高知県、山下さん、ビキニ動画でも、まだまだ厚生省倉庫に眠ってると思います。💢

結論: 今中哲二に、計算させろー♪ぷっ 応援♪ 武田邦彦先生もかなー♪w うさぎ♂



[18初期非表示理由]:担当:反原発を装い、原発を推進して日本を今日の大破局に追いやった自民党=利権官僚政府と原子力ムラには批判も非難もせず口を開けば『小出がー』『松本ガー』『共産党がー』とやって利権者以外を誹謗中傷するコメント多数のため全部処理http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c82

2. 2019年3月24日 19:27:53 : Ujw3dXJB4U : ZUJiWmprb29JTlE=[1] 報告
> Altered molecular profile in thyroid cancers from patients affected by the Three Mile Island nuclear accident

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/lary.26687

リスク・グループ(想定潜伏期間、すなわち、1984年から1996年にかけて癌を発症した者)の人数は、44人、対照群は、想定潜伏期間外に、癌を発症したものだ。

リスク・グループは、対照群と比較して、被曝原因性ではない、散発的な甲状腺癌に見られるBRAFV500E遺伝子の変異が少なかった。

しかし、遺伝子融合あるいは体細胞コピー数変化ドライバー変異は、対照群より高かった。

> BRAFV600E mutations were identified in 53% patients in the at‐risk group and 83% patients in the control group.Gene fusion or somatic copy number alteration drivers were identified in 33% tumors in the at‐risk group and 14% of tumors in the control group.

福島原発事故による子どもの甲状腺癌において、「大半にBRAF遺伝子の点突然変異を認め」たことを根拠として、被曝原因を否定しているけれど、スリーマイル島原発事故において、リスク・グループの53%に見られることを考えれば、「大半」、すなわち半分以上は、否定の根拠とはならないのではないか。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/35/2/35_70/_html/-char/ja

3. 茶色のうさぎ[-10312] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年3月25日 07:54:33 : qXnv4YibcM : YXdFZi8zOEdRRS4=[-24] 報告

 自分の被曝量は? ざっくり計算ですが、、

 ↓ コメント>14参照してね。
http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/276.html#c14
 ↓ コメント>16>21参照してね。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/635.html#c16

結論: 大気圏内核実験、1963年、多くの子供が鼻血だったと思います。 ←ボクも♪w

 ビキニ事件だって、正確に解明されて無いと思います。 ←もっと、追及が必要と思います。

 福島事故で、ボク?東京世田谷だけど、100mSvと思ってます。

 まぁ、一般的な、戦後生まれは、累積、350〜500mSvと思います。

 つまり、現在の、環境、食事に注意してください。 なにしろ、逃げろー♪www ばか うさぎ♂



[18初期非表示理由]:担当:反原発を装い、原発を推進して日本を今日の大破局に追いやった自民党=利権官僚政府と原子力ムラには批判も非難もせず口を開けば『小出がー』『松本ガー』『共産党がー』とやって利権者以外を誹謗中傷するコメント多数のため全部処理http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c82

4. 2019年3月25日 22:13:24 : GTEfXwdYCg : VEpzZ3pBM0c1TFk=[1] 報告
>スリーマイル島原発事故において、リスク・グループの53%に見られること

だから、このグループ群にも被曝原因と非被曝原因が含まれてる

事故が起こらなくても羅漢していた人間と事故が起こらなければ羅漢してない人間
これが、一番の問題点、区別する事はほぼ不可能だね
各人に対しての甲状腺等価線量の数値が正確な状態で出ない限りね

少なくとも放射能だけでなく遺伝的要因も存在する訳だから
ちゃんとした科学者は「TMI事故ががんの原因であると証明するものでもない」と
書くわけだね

5. 2019年3月26日 01:59:07 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[138] 報告
福島の事故はスリーマイルとは桁違いに大きいので、
健康被害も甚大。

政府や原子力ムラの思惑通りにことは進まないだろう。

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