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伝えられないベネズエラの真実 吉原功 (放送レポート)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/293.html
投稿者 肝話窮題 日時 2019 年 4 月 25 日 20:09:15: PfxDcIHABfKGo isyYYouHkeg
 

 
伝えられないベネズエラの真実
吉原功(明治学院大学名誉教授)

<「放送レポート」278号(2019.5-6)掲載>

 最近、しきりと1950年代のアメリカ西部劇を思い出す。昭和28年に開始された日本のテレビ放送は人々を魅了したが、戦後の空気がまだ漂っているなかでかつての軍国少年(=筆者)を惹きつけたのは、力道山を中心としたプロレスとともに「西部開拓時代」のフロンティア精神を謳歌する西部劇であった。そこでは強くて優しいヒーローが必ず悪者を退治し、美しい女性や善良な市民を助ける。悪者は白人のならず者である場合もあるが多くは野獣のように獰猛な「インディアン」である。少年は、これぞ民主主義の国アメリカだと思った。「強くて優しいマッカーサー」といういろはカルタもあった。

 「インディアン」とは、もともとそこに住んでいた人々であり、その先住民を蹴散らし殺しながら土地を奪い「私有地」としたのがフロンティアだったということを知ったのはだいぶ後のことである。60年代、すでに始まっていた公民権運動の高揚にともない、米国西部劇のないようも変わっていった。
  
 本年1月23日、ベネズエラのグアイドー国会議長が与党の集会で突然、暫定大統領になると宣言した。間髪を入れずトランプ米大統領が承認、ポンペイオ国務長官が同国憲法第233条に基づき「自由で公正な大統領選挙」を要請すると発表した。アルマグロ米州機構(OAS)議長、ブラジル、コロンビア、チリ、アルゼンチン、など中南米の親米右翼政権やカナダも続き、やがてEU諸国、日本もこれにならった。
 
 この流れに沿うように、ベネズエラ・マドゥーロ政権を糾弾するキャンペーン報道が日本でも始まった(欧米では1998年のチャベス大統領当選以来続いている)。このキャンペーンが「西部劇」を想起させたのだ。
 
 現に大統領が在職しているのに、国会議長が突然、暫定大統領を自己宣言し、多くの外国政府とメディアがこれを支持するなどということは通常はありえないことだ。内政干渉であるし国際法違反でもある。にもかかわらず、マドゥーロは間違った経済政策で国民を困窮に陥れて、人権を侵害し反対勢力を弾圧している独裁者であり、権力を持つ資格がないと非難し続けている。獰猛な「インディアン」が民衆に襲いかかっているので助けに行かねばと言わんばかりだ。
 
 ベネズエラは石油埋蔵量世界一の国であり、レアメタルなどの地下資源も豊富な国である。長い間その利権は米国(企業)が握ってきた。国内でその恩恵にあずかるのはごくわずかな富裕層であり、国民の大多数はそこから排除され貧困にあえいできた。首都カラカスでいえば、富裕層は盆地の高い塀に囲まれた豪邸に住み、貧困層は盆地を取り囲む丘陵地帯に押し合いへし合いするバラックに住んで、昼は富裕層のために警備、清掃、家事、料理、アイロン掛けなどをして暮らしていた。
 
 この構造に根本的なメスを入れようとしたのがチャベス大統領である。石油産業などの国有化をすすめそれによる収入を、貧困層の食料、医療、教育の改善に投入した。その結果ある程度の中間層も育ってきた。一方特権を奪われた富裕層は米国とともに怒りに燃えた。2002年のクーデタは国民の圧倒的な批判を受け頓挫したが、その後もチャベス打倒の試みは様々になされる。
 
 米国はチャベス大統領の死亡(13年3月)を捉え、その後継であるマドゥーロ政権を打倒すべく「ベネズエラの人権及び市民社会擁護法」という制裁法を成立させた。14年12月にオバマ大統領が署名・発効したのでオバマ法ともいう。富裕層を中心とした野党の過激な運動、暴力行為(グアリンバス)はこの法律やつづく諸法・資金に支援されていることは間違いないだろう。不満を爆発させているのは富裕層であり、貧困層はじっと我慢をして米国をはじめとする経済制裁の解除を待っているというのが実情ではなかろうか。政府も食料配給カードを配ったり、インフレに見合う最低賃金を決めるなど努力している。
 
■暫定大統領の権限は?
 
 「ゲリラ宣伝・戦闘員は、われわれの運動が全ニカラグア人および世界の人々から見て偉大であり正しいものであるということを民衆に示すという使命を帯びる。民衆と一体になればわれわれの運動に対する賛同の度は高まる。これにより、政権の座にある体制に対する賛同は減り、住民は自由の奇襲部隊を最大限に支持することになろう」 
 
 これは80年代中頃のCIA(米中央情報局)によるニカラグア・サンディニスタ政権打倒のための手引書の一節である。ベネズエラでもこの手引書と類似した方法が実施されているように思える。
 
 しかしそれは失敗したようだ。野党諸党は民主団結会議MUDとして活動し2016年には一時50%の支持率を記録したが、過激な街頭行動、大統領選挙参加を巡っての分裂で19年1月には穏健野党を含め16%に急落しているからである。ちなみにグアイドーの大衆意志党は6%であった(政府系だが選挙予測などで結果ともっとも近い予測をしているインテルラセス世論調査社の調査)。
 
 米国などマドゥーロ追放を目指す諸政府は、18年の大統領選挙に正当性がないと主張し、メディアもそれを無批判に繰り返し報道している。この選挙を巡っては政府とMUDが対話を重ね合意に達していた。ところが署名する段になって米国ペンス副大統領からMUD代表に電話が入りMUDが署名できなかったという経緯がある。有力候補者を排除したというのも真実ではない。過激な街頭行動や破壊活動の中心人物として服役中のレオポルト・ロペス以外の野党指導者たちはいずれも自由に政治活動を展開している。
 
 ベネズエラでは政党がどの候補者を支持するかを表明し、有権者は政党に投票することによって大統領が決まる。その際、前回の全国選挙に参加しなかった政党は一定の手続きをしなければならない決まりだが、その手続きが遅れたり拒否したりした政党は18年大統領選に参加できなかった。しかしこれも合法である。米国などは当初からこの大統領選を認めないでマドゥーロ攻撃をする戦術だったと考える他はない。
 
 14年のオバマ法は経済制裁の法でもあった。これによりEU諸国もベネズエラ制裁に加わった。トランプはそれをさらに強化した。金融制裁のみならず食料、医薬品、医療サービスまで制裁を強化した。そのもっとも大きな被害者が貧困層であることは目に見えている。
 
 2月8日付のニューヨーク・タイムスはそのことを指摘したが、日本のメディアはこの点を無視し「人道危機」と煽っている。米国はコロンビア国境とブラジル国境から人道物資を運ぶとして強行突破を試みたが、日本のメディアは一様に、人道物資の中身も問わずにこの米国の行為を支持した。国境の背後に米軍が待機していたことも無視した。赤十字の人道支援の原則−一部に利益を与えない・独立・中立−に反していることにも触れていない。
 
 人道支援といえば、ユニセフが1月29日、紛争や自然災害により食料や水などの援助が必要な子どもは、世界五九ヵ国・地域で推計四一〇〇万人に上ると発表、各国に三九億ドルの緊急拠出を要請した。イエメンの六六〇万人、シリアの五五〇万人、アフガンの三八〇万人などであるが、これらを熱心に取材報道するという姿勢は見当たらない。米国要人は何回も軍事介入の可能性を発言してベネズエラを脅迫しているが、それに対する異議申し立てもない。
 
 3月19日、カラカスの本部がある南米の国際放送テレスールが興味深い映像を送信してきた。トランプ大統領がベネズエラ特任大使に任命したエリオット・アブラムスのホワイトハウスでの記者会見の模様である。グアイドー暫定大統領の期限は三〇日だから2月23日に期限が切れているのでは、との記者の問いに、「マドゥーロがまだいるからね。暫定大統領の期限は彼が去ってから始まるんだ」と答えたのである。これによるとグアイドーはまだ暫定大統領ではなく、何の権限もない人物ということになる。米政権の法解釈がいかにいい加減なものかを示す事例であろう。
 
■ネオリベラリズムの暴風 
 
 さて、米国はなぜ、このように強引にチャベス政権・マドゥーロ政権を潰そうとするのか。
 
 オバマ法ではベネズエラを米国の安全および外交にとって「極めて異常で危険な脅威」と規定している。軍事的にも経済的にも弱小国であるベネズエラをなぜこのように規定したのだろうか。無論、獰猛な「インディアン」としてではない。西部開拓時代、世界は初期資本主義の発達期であり、近代文明の発祥期であった。「西部劇」はそれがいかに多くの略奪と人間の犠牲を基に発展してきたかを物語っている。
 
 現在、その近代文明は政治経済社会そして人間そのものを危機的瀬戸際まで追い詰めている。ネオリベラリズムによるグローバル化がそれを象徴している。顧みれば中南米は初期ネオリベ経済の実験場であった。ベネズエラもその例外ではない。そしてチャベスはそのアンチテーゼとして登場したのであった。それは米国の利害と決定的に対立する。チャベスの試みが成功してはならないのだ。
 
 収監されているレオポルト・ロペスはネオリベの実験場として運用された石油産業のファミリーの一員であり、その学問的総本山シカゴ大学経済学部に学んだシカゴ・ボーイであった。その薫陶を受けていると思われるグアイドーは、パイロットと教師を両親とする中産階級の出とされるが、東欧革命の街頭行動を学ぶ学校で訓練を受けたという。中南米の青年将校を訓練するために第二次世界大戦直後に米軍内に設置された「米軍アメリカ学校」と同系列の学校と思われる。
 
 この二人がベネズエラ社会の権力を握ることになればアジェンデ政権がクーデタで倒された後のチリ社会のように人権・人命を無視した、ネオリベ経済の吹き荒れる社会となることが懸念される。
 
 メディアには歴史と世界構造を認識したうえでの現象把握を求めたい。
 
(追記)グアイドーの暫定大統領宣言とその後の経過に危機感を持った有志が集い、筆者も参加して、2月21日、緊急声明を発表した。その末尾に四つの提言をしている。国際規範に則った対応、対話による問題解決、経済封鎖・制裁の解除、メディアは大国の語りを検証しつつ事実に基づいた報道を−の四点である。次のサイトで生命その他を読めるので是非ご覧頂きたい。
http://for-venezuela-2019-jp.strikingly.com/
 
 
************************
 
投稿者より補足(1)
上の(追記)にある「緊急声明」を紹介した下記スレッドも併せて参照ください。
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/890.html
 
投稿者より補足(2)
本稿が収められた「放送レポート」(メディア総合研究所・編、大月書店・発行)は全国の書店で購入できます。最新278号(2019年5月)の目次は以下の通り。

●官邸「質問妨害」 ここが問題だ/ 南 彰
●質問妨害は記者へのハラスメントだ/ 吉永磨美
●官邸vs東京新聞/ 臺 宏士
▼データルーム 官邸前抗議行動アピール
 「知る権利」を奪う首相官邸の記者弾圧に抗議する
●フクシマをどう伝えるか(下)〜分断・対立を超えて〜/ 小田桐誠
●韓国放送人たちのたたかい・その後 〜その2 Me Too運動で変化する性平等の取り組み〜 /岡本有佳
●伝えられないベネズエラの真実/ 吉原 功
●連載11 沖縄で何が起きているのか/ 古木杜恵
●拝啓 沖縄より〜全国のメディア関係歳の皆様へ〜 22/ 沖縄問題取材班
●制作者の素顔56 琉球放送 大盛伸二さん/ 古木杜恵
●スポーツとマスコミ169/ 谷口源太郎
●ドキュメンタリー台本 『葬られた危機〜イラク日報問題の原点〜/メ〜テレ

http://mediasoken.org/broadcast_report/index.php
 

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コメント
1. 樹里亜[557] jveXooif 2019年4月26日 09:20:41 : VHP3iy2TP6 : b2R4YWh4c1EwQ3c=[84] 報告
非常に良い記事で、説得力を感じます。

ベネズエラという一つの国に関する情報でも、大手メディアの報道は米国政府の官報のようなもので、ほぼ虚偽であるということを肝に銘じる必要があるし、田中龍作氏などは決して悪意があるわけではなくても、米国の歴史に関する勉強が足りないのでは、ボリバル革命を知らないのでは、と思わせるところがある。

チャベスの死後、私の関心はしばらくベネズエラから離れていたので、いろいろ読んで、情報を更新していく必要を感じます。

ベネズエラへの経済制裁についてはオバマもトランプも同罪。

2. 2019年4月26日 19:07:44 : ETdbtmk0KA : cmkxbHh5YVM0a0U=[227] 報告
乗せられた いい人気取る 西部劇
3. 2019年4月27日 09:52:34 : AdvPeu5Qqg : UndvME9BTDFRTy4=[1] 報告
劇的に登場したグァイドのにいちゃん!
その時点で、何か臭うなと思うのが普通。
なんせ、アメリカ加工製品だからね。

田中龍作さんは最初から、検証もせず、デタラメを書いたね!

しかし、CNN等大手メディアが流すゴミ袋から食物を捜す映像だけは信じてしまったが、嘗てのほんにいい奴!ルームメートの国だから、えらく驚いた。
食糧難ではなく、植民地日本などより安く、食料が流通されている報道を見て、安堵安堵!

そのルームメート、1980年代にベネズエラの国費留学生として、アメリカに来ていた。
グァイドのにいちゃんと違い、離れがたい恋人もいたが、本国へ帰ったようだ。

ベネズエラのような暑い国の普通の人々って、日本より貧しいが、邪気がない人が多いような気がする。
メキシコ人もそうだった。

今の普通の日本人ねぇ〜。
一見、ふつう?の多くの一般人?宗教信者が集団ストーカーという人を貶める闇の悪バイトをしている。
メキシコの貧しい人々より、まだましなのにさ。最低!

4. 2019年4月27日 11:43:13 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[95] 報告
>田中龍作さんは最初から、検証もせず、デタラメを書いたね!

いや、検証・学習したうえで確信的に書いたのではないか。
ノーアイディアで、軽い気持ちでテキトーにビザをとって行ったとすれば、現地では、ハイパーインフレが起きているのは事実だが、食料・日用品には困ってないことが分かる筈だ。もし、田中が特殊機関の施設に閉じこもっていたのでなければ。まさか、安田純平のように、ビザなしで、コロンビアから迷彩色の着物を着た人たちと越境したというようなことは無いと思うが。
事実、CNNが「歯磨き粉、歯ブラシも入手できない」と報道したら、直後にすぐさまMax Blumenthalたちにビデオで完全にフェイクニュースで有ることが暴かれてしまったのだから、ちょっとカラカスの町を散策すれば分かるはずだ。

しかも、田中は2回も記事を書いていたのではなかったか?いくらなんでも2度間違えることはないだろう。しかも、今日に至るまで訂正も釈明もしていない。真実は細部に宿るとかいうが「ジャーナリスト」とかいうのもこういうところを見てあげないといけないのだ。

5. 2019年4月28日 20:23:50 : ySPZjfAjKs : VzN1RWhSTnBKVVE=[42] 報告
「米国は」「強引にチャベス政権・マドゥーロ政権を潰そうと」                潰そうとしてるんですか?
6. TondaMonta[895] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年4月30日 16:27:29 : z9H0uMerk2 : c3pJVzkxUU1LcEU=[1] 報告
樹里亜様

下記の映像を既にご覧いただいているでしょうか。
 ・セウコウ・イシカワ駐日ヴェネスエラ大使の講演。於:日本記者クラブ
  2019年2月1日
 ・共同通信社南米専門特派員伊高浩昭氏との対談。デモクラシータイムス
   緊迫!ベネズエラ〜米国軍事介入はあるのか 伊高浩昭×高瀬毅(YouTube)
  2019年3月3日 

 中南米の専門家ではありませんが、昔、『ラテンアメリカ・その歴史と風土』(大学市民講座NHK 1987年1−3.加茂雄三氏)を読んで以来の中南米との付き合いです。

 田中氏は赤坂CIAの原稿を下敷きに書いたにすぎません。またその前に,フランスへ彼は行っています。黄色いベスト運動取材のためです。パリだけで全容が分かるはずもないのに記事を日本へ送っています。
 取材費用が普通は不足するはずです。中南米へ行くのも費用がかなり掛かります。赤坂CIAから資金が出ているとしか考えられません。下種の勘繰りカモしれませんが。
 田中氏は帰国後、太郎氏や原口氏の写真を利用して何でもなかった振りをしているのが現状ではないでしょうか。

 ワタチはベネズエラの専門家ではありませんが、クーデターはこれまでに「4回」あったと記憶しています。チャペスのとき1回と、マデューロになってから3回ほど。ICHで読んだ記憶があります。

 なおベネズエラの政権転覆はチャペス大統領就任以来ですが,ブッシュ、オバマ・クリントンの国務省CIAが画策したものです。ネオコン官僚が今日なお、ベネズエラを制裁し続けているのです。そして隙あらば政権交代を狙っています。しかしチャペス以来軍は現政権に忠実です。ベネゼエラ人の多くも現政権支持です。

 トランプ大統領はまあ、仕方なく制裁をしているだけです。なお、NATO軍・米軍が政権転覆するのは3月です。軍神Marsの3月です。ユーゴスラヴィア・イラク・リビアなどは3月に攻撃され始めました。しかし中南米では政権転覆月が異なるので、ベネズエラは要注意。
 以上に加えて「伝えられないベネズエラの真実」 吉原功 (放送レポート)を合わせて参照されると、べネズエラに関する知識は十分でしょう。
失礼しました。
  

7. 2019年4月30日 21:01:37 : e8KHZPVPnI : cGdyVDlKelk0Ylk=[2] 報告
6 TondaMonta 氏

樹里亜氏ではありませんが、ラテンの国の方々と少なからず、ご縁がありまして、注視しております。
≪・セウコウ・イシカワ駐日ヴェネスエラ大使の講演。於:日本記者クラブ
  2019年2月1日≫

イシカワ駐日ヴェネスエラ大使の講演見聴きしました。
イシカワ駐日ヴェネスエラ大使、通訳の方もなかなかの方とお見受け致しました。
これが一番、正確な報道だと、いち庶民は思いました。

4.*「ジャーナリスト」とかいうのもこういうところを‟見てあげないといけないのだ。”????

通常、反論は書かないが?どんなお偉い方かは存じませぬが、少々、失礼な発言なので!

TondaMonta 氏の記載の様に又、当方もイシカワ駐日ヴェネスエラ大使の講演を拝見しても、
TondaMonta 氏の以下、
【田中氏は赤坂CIAの原稿を下敷きに書いたにすぎません。】
が正しいでしょう。

はっきり言って、属国日本では真実!と闘っているのは望月記者、例の火炎瓶!の山岡俊介記者他数名で、田中何某?はNHKいたと阿修羅に書いてあったが、興味もないし、知らない人。

殖民地列島ニホンには‟市民”というものは存在しないと考えているので、庶民と書くが、庶民はただTRUTH!が知りたいだけだ。

8. 樹里亜[580] jveXooif 2019年5月01日 09:56:46 : VHP3iy2TP6 : b2R4YWh4c1EwQ3c=[107] 報告

>>6 TondaMontaさん

レスありがとうございます。昨夜は音楽板しか見ていなかったので、いま拝見しました。
セイコウ・イシカワ駐日ヴェネスエラ大使の講演は部分的に聴きましたが、全部聴かなくてはと思っています。ここに貼っておきますね。



また、デモクラシータイムスはよく見るのですが、伊高浩昭氏×高瀬毅氏の対談は見落としていました。教えていただき、ありがとうございます。



田中氏がCIAと近いとは私は思えないのですが、何かの折に、「社会主義や共産主義を非常に嫌っているようだな、この人は」と感じたことはあります(何が理由かはわかりませんが、年齢的に文化大革命や天安門事件をよく記憶しているはずですし、たとえばですが、親族がソビエトによってシベリアに送られたことがあるとか、そういう個人的な動機があるかも知れません)。彼がマドゥロに批判的なのは、社会主義嫌いから来るものではないかと私は考えています。

また、田中氏は昔から取材費に困窮していますが、それでもあちこちへ取材に行けるのは、かなり多数の個人の篤志家がいるからだと思っています。取材費のカンパをくれた人たちの頭文字を公開していますが、結構な人数がいます。沢山のスタッフを雇っているIWJと違い、彼はほぼ一人で動いているはずなので、収入の大半を取材費に当てることができる強みがあります。
ガザの取材では、イスラエルやアメリカに批判的だったように思いますが、違ったでしょうか(それから、田中さんはかなり強烈な小沢シンパですね)。

いずれにせよ、田中氏がマドゥロに批判的で、アメリカに都合のよい報道をするからといって、即、CIAから金が出ているはずだというようには、私は考えません(何かもっと極端な、アメリカ擁護の発言などが出れば別です)。

それから、私はこういうふうに考えます。生活必需品が行き渡っているベネズエラ国民がいる一方で、田中氏が撮影したような「ゴミ箱をあさる貧民」も、数の大小はわからないが、ゼロではないのだろうと。

米国がAという宣伝をする、ベネズエラがBという宣伝をする、事実はその中間のどこかにあるはずです(どちらか、事実に近い方が正しいことを言っている)。

私自身は、チャベスを引き継いだマドゥロに頑張ってほしいと思いますが。
それでは、また。

>>5
そうですよ。
9. 2019年5月01日 21:39:42 : q4HLyru6DY : S3M4WHJ5WHg0LmM=[110] 報告
アメリカ発の情報、AFP通信の内容を内容だけを信じるおめでたい日本人。さらに腐った日本のマスコミ。

人殺しを称賛する。

しかしアメリカはシリアで敗れアフガンで泥沼、イラクは傀儡政権は機能せず、ベネズエラも勝てるかどうかはわからない。故チャベスの人気は健在。

多くのメデタイ人間が信じるほどアメリカは優勢ではない。

10. 2019年5月02日 14:15:26 : ValwdjIOKk : ZmQ1Z0tpdGRibW8=[18] 報告
次回予告?:とある国の気に入らない政権をつぶそうとして踏ん張ったら自分がつぶれたでござるの巻

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