http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/861.html
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鈴木智彦氏の「サカナとヤクザ」という本を読んだ。
「サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 著／鈴木智彦」 （小学館）
https://www.shogakukan.co.jp/books/09407052
鈴木智彦氏といえば、暴力団取材の専門家で、福島第一原発事故では、
作業員として勤務した経験もあり、かなり危ない目にもあっている。
この作品も暴力団と漁師の関係を過去に遡って調査しており、興味深いものだった。
一読をおすすめする。
この本を読んで思い出したのが、福岡県で売られていた大分県産のヒラメから、
線量計が振り切れるほどの放射能が検出されたという件である。
「大分県産表示のヒラメから極めて高い放射線が測定された」 (拙稿 2014/2/15)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/379.html
鈴木氏の本には福島のことは書かれていないのだが、暴力団と漁業関係者が
これだけ密につながっているのなら、これは福島近辺で獲れたヒラメを産地偽装して
九州で売られたものという可能性が高いだろう。
禁漁海域で魚をこっそり獲って、海路ないし陸路で警戒心の薄い関西、九州方面に
流す裏社会のシンジケートが原発事故直後からあったのではないだろうか？
もちろん、福島の地元の漁業関係者が加わっているとは限らず、
他から来た漁船が密漁しているのかもしれない。
こんな高濃度の汚染魚を食べたら、健康を害することは確実である。
関西や九州でも、若い人のがんが増えているが、こういった産地偽装ものが
原因なのかもしれない。
原発事故後11年経っても、セシウム137やストロンチウム90は2割しか減っていない。
とにかく、産地偽装はやり放題なので、福島から遠く離れた地方でも
魚介類には十分に注意することだ。
（関連情報）
「鮮魚の汚染がすさまじい 数千円の簡易型線量計ですら反応 」 （拙稿 2014/10/14）
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/661.html
「衝撃ルポ 福島県沖の魚が“産地偽装”され食卓に上っている! （女性自身）」
（阿修羅・赤かぶ 2013/10/22）
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/339.html
「潜入作業員が語る「完全にアウト」な福島第一 （ゆかしメディア）」
(阿修羅・赤かぶ 2011/12/17)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/391.html
「原子炉の中で飯食ってるようなもん」 3.11後、原発協力会社幹部が明かした“実態”
(鈴木智彦・文春オンライン) (拙稿 2020/12/8)
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/209.html
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