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アメリカに「寝たきり老人」が居ない理由_ 寝たきりになる人を助けないので、寝たきりにならない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1180.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 21 日 11:26:47: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: アメリカ人の家計は火の車だった のしかかる住宅、医療、教育費 投稿者 中川隆 日時 2020 年 7 月 18 日 19:00:25)

アメリカに「寝たきり老人」が居ない理由_ 寝たきりになる人を助けないので、寝たきりにならない


2020年11月21日
アメリカの老後貧困 見捨てられる「動けない老人」

ホームレスの半数が高齢者

引用:http://media.bani.md/image/201503/700x/bani_a4fda996dc018fb4887555988b329061.jpg

老後貧困は日本にしか無いのか

日本では貧困老人とか老後貧困、下流老人が社会問題になり、「自分もああなるのか」という事が消費の足を引っ張っている。

1人最低3000万円の貯金がないと老後破産するというマスコミの煽りが受け、皆消費せずに貯金しています。

だが現実には月15万円使ったとしても年180万、3,000万円なんか16年で使い果たしてしまいます。


これなら生活保護を受けたほうが様々な支払いが免除になる分、良い生活が出来るし、何より枯渇しません。

ところで日本の老後貧困問題はよく報道されるのに、日本以外の外国について、マスコミは一切報道しません。

日本の高齢化率が最も高いのですが、それにしても情報の片寄りには作為的な意図を感じます。


日本はGDPに占める高齢者福祉の支出では世界トップクラスなのだが、なにぶん高齢者が多すぎるので、1人当たりではトップクラスではない。

アメリカはGDP比高齢者支出では日本より少ないが、高齢者の人口比率が少ないので、1人当たりではそう悪くない。

アメリカでは高齢者の貧困は社会問題になっていないが、問題になっていないだけで、切り捨てられている。


OECD(経済協力開発機構)によると老人(65歳以上)の貧困率は、日本19.4%で、アメリカ21.5%でアメリカのほうが少し悪かった。

この調査の貧困とは平均所得の50%以下の収入しかない人で、困窮具合などは考慮されていません。

世界最悪は韓国の49.6%で、2位はオーストラリア35.5%、3位と4位が日米で見事に太平洋周辺の「アメリカ式経済」の国が上位を独占しました。

アメリカの貧困老人

日本との比較ではアメリカ式経済の権化であるアメリカに登場してもらう事にしたが、日米では老人の貧困の質がかなり違う。

日本では高齢者の経済的な貧困が問題であり「老後の生活資金はいくら必要」「月に2万円の食費しか使えない」などが大きく報道されている。

アメリカの老後貧困はそういう人も多いのだが、多くの高齢者が医療を受けれずに放置されなくなっている。


アメリカの医療費の高さは度々報道され知られているが、高齢者だからといって医療費が安くなるわけではない。

むしろ医療費の大半は人生の最後の数年間に掛かるので、年を取るほど医療費が高くなり、支払えない人が多くなる。

例えばアメリカでは救急車が有料だが、平均すると1Kmあたり1万円くらいはかかる感覚だそうです。


アメリカは広いので近くの病院まで100kmという場合もあり、ヘリや飛行機で搬送したら、やっぱり1Kmあたり1万円は取られます。

多くの高齢者にとって「救急車を呼ぶ」のは破産してホームレスになるのを意味するので、それよりは自宅でなくなるほうを選びます。


これがアメリカに「寝たきり老人」が居ない原因で、寝たきりになる人を助けないので、寝たきりにならないのです。


日本では無料で救急車で病院に運び、医療費も(場合によっては)無料で、介護老人ホームで世話をしたりしているので、際限なく動けない高齢者が増えていきます。


アメリカではどこかが痛いからと言って毎週病院に行っていたら、あっという間に数千万円の借金を背負います。


オバマ大統領はオバマケアという高齢者医療保険を作りましたが、それで医療費が無料になった訳ではないので、状況はそれほど変っていません。

老人は常に病気になるもので、常に身体のどこかが痛いと言い、際限なく医療費は掛かるからです。

アメリカの介護問題

アメリカの高齢者は自宅で家族の介護を受けているが、アメリカは離婚大国で親と別居するので、子供と同居するのは恵まれた老人です。

多くの高齢者は夫婦か1人暮らしで、病院に行く事も出来ず、自分で歩けなくなったら自宅で亡くなるのです。

日本では統計上、平均所得以下の高齢者にかかる医療費の9割を国が負担しているので、収入がほとんど無くても「医療漬け」になるほど病院に通っています。


アメリカには「医療」はあるものの「介護」という考え方がまだ無く、国や自治体の介護体制は十分ではありません。


アメリカ人の認識としては自分で歩けるのが「生きている人」で、自分で動けないのは「亡くなった人」という感じです。

今後アメリカでも高齢者が増えて寝たきりや歩けない人が大問題になるでしょうが、現在は存在しないものとして、切り捨てられています。


日本では生活保護受給者の過半数が高齢者で、生活保護が認められれば医療費一切が無料になります。

アメリカはこうではなく、生活支援が認められても等級によって免除や支給額が細かく別れ「一切無料」「生活費全額補助」はまずありません。

アメリカでの老後貧困問題とは、医療費が高額なために十分な医療を受けると、ある程度の資産や収入があっても破産してしまうという事です。

問題視されないアメリカの貧困老人

まったくの無一文になれば政府の支援を受けて、公的な老人ホームに入居する事ができる。

さてアメリカ人は浪費が多いので有名だが、3人に1人は老後資金がなく貯蓄も貯金もゼロです。

アメリカの調査では老後資金は1人37万8千ドル必要だそうで、4000万円超なので日本の3000万円より多い。


だがアメリカの医療費を考えると、健康なら良いが一度病気になったら4000万円は1年で吹っ飛ぶ金額でしかありません。

アメリカの破産者のほとんどが民間医療保険に加入していて、それなりの収入と資産もあったのに破産しているという現実があります。

アメリカはホームレスの50%以上は50歳以上であり、2016年のホームレス総数は約55万人でした。


55万人は「一晩でもホームレスだった事がある人」の人数で、必ずしもずっとホームレスだった人ばかりではない。

ホームレス寸前の困窮者はこの数倍居るはずなので、アメリカの限界ギリギリの高齢者は百万人以上存在すると推測できます。

本当の問題は、アメリカでは老人の貧困問題が、これほど深刻なのに問題視されていない事かも知れません。

http://www.thutmosev.com/archives/72522961.html  

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コメント
1. 中川隆[-5737] koaQ7Jey 2021年4月14日 11:19:21 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[13] 報告

2021年04月14日
親や子供や親せきや世間の為に生きるのは辞めた方が良い
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html


自分で歩けず食事できない人は、欧米では死者あつかいになるので寝たきり老人が居ない

人生の負担を軽くしよう

日本人は30年間不況が続いた末にコロナで経済が壊滅し、さらに困難な状況に陥っている人が多い。

政治家はばかばっかりで予算を取り仕切る財務大臣は「給付金なんか無駄なんだよ」とばかり「パンが無ければケーキを食べなさいよ」みたいな事を言っています。

だがその連中を選挙で選んだのは他ならぬ日本人自身なので、東日本大震災の失策同様に、政治家がバカなのか選んだ国民がバカなのか分からない。

ちなみにマリーアントワネットが「パンが無ければケーキを食べなさいよ」と言ったのを聞いた人は1人もおらず、革命を起こしたかった新聞の捏造記事でした。

先進国の中で日本だけが唯一ずっと不況なのですが、その原因として国民に過剰な負担を強いている事が考えられます。

高齢化で親が動けなくなり、子供が寝たきり老人の介護をするため仕事を辞めるケースが非常に多い。


仕事を辞めた子供は貧困者か生活保護に転落し、下手をすると親子で食べるものが無くなってしまう。

この話を聞いた欧米人の反応は「ばかじゃないの?」というもので誰も同情してくれないそうです。

欧米では子供が親の面倒を見るのは自由意志で強制されるものではなく、親の面倒を見ない人は大勢います。


子供に世話して貰えない人は福祉団体や介護施設に入るが、寝たきり老人がそもそも居ない。

ドイツの例では寝たきりになった人を生かしておく文化がなく、それ以上延命治療をしない例が多い。

F1レーサーのミハエルシューマッハはずっと寝たきりらしいですが、あれは莫大な資産があるので家族の意思でそうしています。

人の為に人生を犠牲にしても何も残らない

普通の人が自分で歩けなくなり、食事もできなくなったらそれ以上治療せず自然死するのが普通です。

ここで日本人の生死観という問題につきあたり、「生かしておくのが親孝行だ」という考えが正しいのかどうか疑問に思えます。

自分で体を動かせず考える事もできないのに、医学の力で心臓と脳を動かして、それが親孝行や本人の為なのでしょうか?


親の最期の20年間のために子供は20年間を犠牲にするわけで、その負担で子供も作れず少子化が加速します。

親のおむつを替えるのではなく子供のおむつを替えれば子孫が栄えるのに、親の介護があるから子供を造れません。

日本政府は老人の介護を子供に押し付けておいて、「なんで子供を産まないんだろう」と首をひねっている。


両方の親4人の老後の面倒を見ながら自分の子供2人を育て上げるなど、誰にもできる筈がありません。

子供は親の面倒を見るべきではないし、親は子供の世話になるべきではない、非情なようですがそうしないと子供の負担が際限なく増えます。

ここで登場するのが親戚一同で「親の面倒も見れないのか」などと非難して罪悪感を植え付けようとします。


「親を老人ホームに入れるなんて、なんて冷酷な奴だ」現実にこのように言われて親の介護に人生を犠牲にする人が多い。

親の次に人生の負担になっているのは家と子供で、多くの人は「子供に家を残す」目的で家を建てるそうです。

だがその子供は「自分の家を所有したい」などと言っていないはずで、その証拠に成人したらさっさと家から出ていきます。


これも30年間を住宅ローン返済の為にだけ生きるのが、本当に子供の為なのか非常に疑問です
http://www.thutmosev.com/archives/85572704.html

2. 中川隆[-12442] koaQ7Jey 2023年7月10日 17:53:52 : Cw9SCagYS2 : ZzBPVS9JV2ZYajY=[2] 報告
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オバマケア後の米医療費、中間層が圧迫され破産者増加
2023.07.10
https://www.thutmosev.com/archives/28490.html

医療費は自由なので最初高く吹っ掛け何割か値引してくれる


上と下は優遇され中間を圧迫

アメリカの医師会自身の分析によるとアメリカ人が受けられる平均的医療は先進国水準未満にとどまっていて、そのせいでアメリカ人の平均寿命が短くなっている

22年は2019年と比べて0.6歳短い76.1歳だったが、2014年から17年もわずかに短くなっていたので新型コロナの影響ばかりではなかった

アメリカの医療制度は3つあるいは4つの階層に別れ最上位は高額な医療保険と医療費を無限に支払えるような富裕層で彼らは世界最高の医療を受けています

2番目は中間層で年収1千万くらあるが低所得者ではないので優遇制度を受けられず、保険料は高額でもっと高額な医療費を支払っている

アメリカ人がホームレスになる理由1位は医療費による破産で、医療費が高額なので家賃などを払えなくなり家を失う人が多い

3番目の階層は貧困層だがオバマケア以降政府が低額の皆保険制度を作ったので、無料或いは低い負担額でそこそこの医療を受けられる


4番目は不法滞在者など低所得なのにオバマケアの保護を受けられない人達で、多くは最低時給以下で働き貧困地区で隠れて住んでいます

彼らはもしかしたら政府の保護を受ける資格があるかも知れないが、一方で名乗り出ると拘束され強制送還される恐れもあるので名乗りでません

アメリカでは2番目の階層である中間層の医療費負担と家賃負担が非常に重く、人生の最後には家計が破綻するシステムになっています

世界的な統計によると人は医療費の8割以上を最後の1年で使うが、結局効果は限られていて治療の甲斐なく人類全員がなくなります

オバマケアは低所得者を支えるもので中間所得者以上にはあまり恩恵がないが、オバマケアのせいで一種の保険バブルになり保険料だけが高騰した

アメリカの保険はオバマケアを含めて医療費を後で補填するものなので、例えば病院が1万ドルを請求したら保険会社が払うとしても最初自分で全額を支払わなくてはならない


八百屋のように値段交渉する病院
むかし日本のビデオ映画で病院に搬送された人を借金取りが追いかけて来て、医者が手術前に支払いのサインを要求する面白い場面がありましたがアメリカでは本物の日常風景です

医療ドキュメント番組で意識がかろうじて有るか無いかの人にカード番号や支払い能力を確認するのはお馴染みの光景になっています

手足がとれていても支払いや免責などに同意しないと治療を受けられないし、支払い能力が無い人を路上に追い出した病院もありました

怖いのは救急車が有料な事で手段によらず「キロ100ドル」程度なので、山岳救助されて遠くの病院に運ばれると数百万円になります

オバマケアは貧困層にとても良い制度で収入がなければ医療費も保険料も実質無料か非常に安いが、すべての病院で治療を受けられるのではない

オバマケアは政府が補助する民間保険なので病院側に受け入れ義務がなく、たまたま運ばれた病院が非対応だと骨折で3000万円もあり得るし対応病院なら無料もありえます

23年にあるアメリカ人が保険未加入で出産したところ病院から「1万8000ドル」(255万円)を請求されたとSNSに投稿したが、本当に奇妙なのはその先でした


多くの人が指摘したのはアメリカの病院では保険会社が「値切る」のを見越して多額の請求をするが、それは後で値引するのを見越した金額だという

出産で最初の請求費用の相場は1万5000ドルから3万ドル程度だが、保険会社が交渉していくらになるのかは結局誰も知らないのだという

ある日本人はニューヨークで出産し相場は2万ドル程度だが結局40万円くらいの支払額で済んだが、この時はトランプがコロナ対策で300兆円もばら撒いていたのでそれが理由だったかも知れません

やはりコロナ中にアメリカで出産した人は1万8000ドル請求され保険適用で15万円くらい支払ったと書いていて、保険ありだと9割引きくらいになるようです

ただし出産の場合は州や市が補助金を出している事が多いので通常の入院より優遇され、病気やケガでは「9割引き」はされない筈です

これが中間層でオバマケア無し、個人保険もなしだと保険会社が値引交渉してくれないので、売れ残りの総菜と同じで何割引きなのか定価なのか買ってみないと分からない

またアメリカの病院は窓口で明細書をくれず後日郵送するが、これが100%言い値でふっかけてくるので交渉しないとボッタくられます

アメリカ国民の無保険率は8%以下に下がっているが問題は保険加入者でも高額医療費を請求されるのと、保険料そのものが高額です

アメリカ全土の1人当たり保険料負担は月額約5万円でしたが夫婦やファミリーだと月10万から20万円以上にもなり一家4人だと年200万円になります

年齢によって保険料は上がるので20歳なら4万円ですが64歳だと月14万円、この後も上昇するので払えない高齢者は無保険か貧困者としてオバマケアに入ります

こうした理由でオバマケア実施後に中間層は特に厳しくなり、家賃の高騰もあいまって破産やホームレスが増加しています
https://www.thutmosev.com/archives/28490.html

3. 中川隆[-12410] koaQ7Jey 2023年8月02日 04:02:35 : fcN6JztXr6 : WWJ4OHZIODNCbnM=[4] 報告
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アメリカの病院は銀座の寿司屋に近い仕組み
2023.08.01
https://www.thutmosev.com/archives/288694gy.html

アメリカの病院では注文は「おまかせ」のみで食べる前に料金は分からず、後日請求書が郵送されてくる


関連動画が記事下にあります

アメリカの病院は銀座の寿司屋のつけ払い

アメリカの医療制度は様々な点が日本や他の国とは異なりますが、一番違うなと思ったのは医療費をその場で払わずつけ払いにする点でした

病院に行って診察が終わると日本では薬(や処方箋)を貰ってその日の料金を払うが、アメリカではその日は料金がわからず後日請求書が郵送されます

診察前にID番号を伝えると病院は患者の住所や氏名や資産状況まで把握できる(と言われている)を見れるので、相手に合わせて料金をふっかけます

そこで盲腸の手術で数百万円とか日帰りの手術で100万円などが請求されるが、弁護士を立ててクレームをつけると病院は値引に応じる”お約束”になっています

それはまるでアメ横で魚を買う時に「おっちゃん高いわ」というと半額になるようなもので、半額程度には下げる事が多いと言われています

患者は毎回弁護士費用も払うので結局ボッタくられるが、こうしたやり取りによってアメリカの病院や弁護士産業は維持されています

アメリカ人の多くは医療保険に入っていて低所得者はオバマケアで無料か低料金で医療を受けれるが、年収500万から1000万円台のファミリー中間層は月に数十万円の保険料を支払っています

それでいて医療保険で保障される範囲が非常に小さいので、子どもが入院したりすれば1日300万円×日数分のような請求をされる場合があります

この場合も後で請求書が郵送されるので治療を受けている間はいくらかかるか分からず、1か月後に請求書を見て卒倒する事になります

救急車も1キロ1万円あるいは1マイル100ドル程度かかるので、年収数百万のミドル層がある日破綻して一家ホームレスになる例が多いのです

子どもはどこかに保護されるかも知れないが昨日まで良い会社の正社員だったお父さんが、翌日ホームレスに転落した話はアメリカでは多いです

アメリカ人は全国民で1950億ドル(約28兆円)の医療負債があり、医療負債を持つ1億人は困窮している

医療債務買取の仕組み
1人当たり平均28万円で多くは1000ドル以下ですがもっと多くの負債を抱える人も居るし、低所得者や無職には100ドルですら重い

そこでアメリカでは医療債務者の債務を帳消しにする慈善団体が存在し、数十万円や数百万円の負債が帳消しになる場合があります

ある人は2600ドルの医療債務を返せなくて苦しんでいたが、ある日慈善団体から連絡が来て借金が消えたという

慈善団体は病院から債務を買い取るのだが、では慈善団体はその金をどこから調達するのか、非常に怪しい話にも思えます

アメリカの医療費は高額であるため請求した医療費を払わない人が多く、医療債権を売りに出して買い取る債券市場が存在しています

例えばある病院が患者に医療費1万ドルを請求して支払われず、長期間たつと病院は「100ドル」などでその債権を売りに出します

病院はその医療費の回収を諦めたが手続きとして100分の1などで売りに出し、慈善団体が買い取るとその医療債務は消滅するという仕組みです

慈善団体は寄付金を株式投資などで運用して得られた余剰資金の一部を慈善事業に使うが、医療費買取なら100分の1の資金で大きな成果を得られる

たとえばビルゲイツが医療債権買取団体に寄付すると、団体は寄付金を運用して得られた利益(寄付金の1%程度)で医療費買取をします

するとゲイツが100億円を寄付したとしたら結果的に100億円の医療債務が帳消しになり、寄付した人も大満足という結果になります

通常の慈善団体への寄付では寄付した金額のごく一部が弱者に渡るだけで、効果が疑問視される事もあります

これは寄付金を営利事業に投資して運用益を寄付する場合で、寄付金を丸ごと慈善事業に使う団体も存在しています

こうした救いの手は差し伸べられているものの、根本的な高額医療費の問題は解消されておらず、全員の医療債務が救済されるわけではない

もし全員の医療債務が帳消しになるとアメリカ中の病院が倒産して医療危機になります

動画:カンザス州では医療費未払いの人を逮捕して刑務所に入れた(2020年2月)
https://www.youtube.com/watch?v=u3JXPv1BTvo

https://www.thutmosev.com/archives/288694gy.html

4. 中川隆[-12272] koaQ7Jey 2023年10月16日 15:15:15 : iAzz8XuUjk : dEZtSC83Vy52NFU=[9] 報告
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アメリカは医療費に加えて救急車や弁護士費用、保険料も高額
2023.10.16
https://www.thutmosev.com/archives/302863br.html

アメリカの高額医療費

アメリカの高額医療費はよく知られていますが単に病院の医療費が高いだけではなく付随する様々なコストが高いので「倍々ゲーム」のように請求額が膨らみます

アメリカの一般的な病院で治療を受けた場合入院すると「一泊300万円以上」が相場で10日間も入院するのは大富豪だけ、かなりの手術後でもアメリカ人は自分で車を運転して帰宅するか近所のホテルに泊まります

都市部の病院に近いホテルも1泊数万円するが病院の1/100の料金と考えたら非常に安いため皆何があっても入院だけは避けようとします

病気で倒れた人は救急車で運ばれてくるが救急車は有料でおおまかに言って40万円から100万円程度だが最低料金やオプションなどがあってキャバクラ並みに分かり難い

救急車利用基本料 2,700.95ドル、マイル加算料 1マイルごとに65.29ドル、酸素処置料 226.40ドル、搬送拒否、処置料のみ 579.15ドル、先端ライフサポート処置料 506.63ドル

例えば近所の人が救急車を呼んだが料金を払えないので拒否しても、薬とガーゼを置いて行って勝手に”治療”して約9万円を請求します

基本料金2700ドルなので搬送距離が100mでも40万円、プラス1.6キロ走る毎に約1万円加算、先端ライフサポート処置が分からないが心臓マッサージや人工呼吸といった事かもしれない

救急車は最低40万円必要なのでウーバーイーツやタクシーや自分で運転して病院に行く人が多く、運転手に数万円払って介助してもらっても救急車よりずっと安い

無事に病院についたら治療してもらう前に社会保障番号を提示して病院は支払う能力があるのを確認し、ブラックだと治療を拒否されて追い出されます

アメリカでは治療前に見積もりを出してくれる場合があるが、救急搬送ではそうした余裕はなく「銀座の高級寿司屋」で「おまかせ」で注文したのと同じ状況に陥ります

アメリカにはオバマケアがあり低所得者向けの有利な保険があるが、中間所得者以上はオバマケアに加入できず高額医療費と高額保険が必要になります

アメリカ人の破産理由のほとんどが医療費で2番目が保険が高額だからで、高額保険に入っていても医療費全額を保証したりはしません

アメリカでは病院が少なく人口千人あたり病床数はアメリカ2.8に対して日本は13で先進国では世界一、これを見てもアメリカでは病院や医者が患者に対して圧倒的優位に立っている

救急搬送は1件40万円のビジネスでもある
https://www.youtube.com/watch?v=C2Nq7Q_SOsk


歯医者やペットの治療費も高額
アメリカでの平均的な出産費用は150万円から300万円でしかもこれは自治体が補助金を出して安くしてこの料金だそうです

だがアメリカ人には病院からの請求をそのまま払う人はおらず、弁護士に電話して半額以下にしてもらうのが恒例になっています

半額になるのは良いが弁護士にも高額な報酬を支払う必要があり、総額では言い値を払うよりかなり少なくなるが、要は病院と弁護士がつるんでボッタくりしています

アメリカでは事前に医療見積もりを貰う事ができる場合もあるが、全ての病院ではないし出された見積もりに「予想外の加算」があるのは恒例になっています

ガーゼ1枚1万円とかを平気で請求するのでいくらでも予想外の出費は増えていき、アメリカでは治療して数週間後に本当の請求書が郵送されてきます

入院したらまず数百万円で高度な医療をしたら数千万円、そこから保険で割引するが破産に追い込むのに十分な金額が書いてある筈です

アメリカの医療保険の平均金額は独身者で月10万円、家族プランで27万円というふざけたもので、それでいてカバーされる範囲が狭くあまり頼りにならない

加えてどういう訳か欧米先進国全般で「歯医者」は通常の医療保険適用外で全額自己負担、なので虫歯を治療して100万円請求される事があります

アメリカなど欧米先進国ではペットの治療費も高額でチワワの体重を測っただけで数十ドル、基本的に100ドル以下で帰れることは無い

犬の病気で一定期間治療すると数十万円や100万円以上、避妊手術とか風邪程度でも日本の数倍請求されるとの事です

ペットの医療保険に入っている人は少ないので全額が自己負担になり、結果としてアメリカではペットが病気や怪我をしても高額治療費を恐れて動物病院に行かない人が多い

アメリカでは犬を放し飼いする人が非常に多く交通事故が多い他、動物を撃つ人もたまに居て動物病院に搬送されるがそこでも高額医療費を請求されます
https://www.thutmosev.com/archives/302863br.html

5. 中川隆[-11338] koaQ7Jey 2024年3月09日 14:03:26 : FzROkOFlVo : dUZ5TzV2U2tRM1k=[11] 報告
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アメリカで賃貸居住者の半数が家計破綻、支払いが収入を大幅に超えている
2024.03.09
https://www.thutmosev.com/archives/33782.html

家計破綻の実態

アメリカでは賃貸住宅利用者の約半数が家賃の支払いが困難になっていて、そうした家庭では収入の30%以上を家賃に支払っている

例えば日本で最も家賃が高いとされる東京の世帯収入最頻値と中央値はどちらも1000万円少々で、家賃平均はワンルーム9万円で2ルーム(2DKなど)15万円前後です

仮に東京で平均年収の家族が平均的な2DKで暮らすと収入に占める家賃の割合は18%、3ルーム(3DKなど)は家賃22万円として26%になるが子供がいる世帯は家賃が安い公営住宅に優先的に入れて都営住宅の平均家賃は3万円以下とされている

アメリカの特殊事情としては家賃が高い上保険料も高く医療費も高額で車が1人1台必須なので、合計ではとんでも無い金額になります

2023年のアメリカの平均年収は5万9,428ドル(約886万円)、世帯年収の中央値は約7万5,000ドル(約1,125万円)だが、一方で労働者の半数以上は年収4万ドル以下で働いている

2022年のアメリカ全労働者の平均賃金は4万848ドルで世帯年収の中央値は約7万5,000ドル(約1,125万円)、この中から気の遠くなるような支出をしています

都市部の平均的なマンション購入価格は1億円以上、平均的なワンルームマンション家賃は30万円以上でファミリー向け住宅は50万円以上、NYなどの巨大都市でファミリー向けは80万円以上します

もしセントラルヒーティングだったら冷暖房で月5万円、保険料だけでファミリー向け28万円で個人でも月10万円、ここまでで地方都市の家族向けマンションだと月80万円の支出になります

アメリカにも公的住宅があり、ニューヨークで家賃の中央値は月々およそ2,000ドル(30万円)、そこに住む人の世帯年収中央値はおよそ50,000ドル(約750万円)になっています

ニューヨークで公的住宅に住む平均的な人は年収の約40%近くを家賃に支払っていて、東京都営住宅の10%以下とは比較にもなりません

アメリカには一時滞在のシェルターはあるが州や市が公営住宅を建設したり所有する制度がないらしく、公的住宅も民間の賃貸住宅で優遇制度を適用しているだけです

住宅建設は計画的に行うのではなく市場原理に任されているので、多くの場合住宅は供給不足で価格や家賃が高騰しやすい仕組みになっています

平均的な世帯は自動的に赤字になる
多くの人は都会で単身者ならシェアルームで一部屋を2つや4つに分割して住んで家賃10万円以上を払い、郊外や田舎ならトレーラーハウスを月20万円から40万円以上払って家族で住んでいます

いずれにしてもアメリカでは住宅を借りれば平均収入の30%以上がかかり、残りの70%も様々な支払いによって消えてしまいます

なので若者世代の半数は独立せず親と同居していて、親がなくなったら家を相続するパターンが増え「アメリカ人は独立志向」など過去の話になっています

NYマンハッタン以外で働くには自動車が必需品ですが、2023年の新車価格は平均5万364ドル(743万円)、中古車価格は平均3万1030ドル(458万円)だった

日本の中古車価格平均は業界調査で約155万円、日本の場合軽自動車ならまず100万円以下で購入可能で50万円程度でも数年間使用できるでしょう

アメリカではカローラセダンが21,550ドル(日本円約320万円)からだがこの辺が車の最安モデルで、150万円以下の新車は無い

カローラHVやプリウスは2万ドル台後半だがテスラなどの人気車はほぼ4万ドル以上、新車が高額なので中古車も高額になっています

アメリカ人は日本より走行距離が長くガソリン価格は少し安い程度なので、車の維持費全体では中古車でも年間70万円から100万円はかかるでしょう

子供がいる家庭を圧迫しているのは教育費で平均すると18歳(つまり高校まで)に26万ドル(約4000万円)かかるとされ大学費を親が払えば4000万円を超える

子ども1人につき毎年200万円かかっているわけで毎月17万円、子どもが2人なら「平均的な家庭」で毎月34万円がかかっている筈です

ここまでの合計で家賃、保険、車、子ども1人として毎月100万円、節約して車は相場より安い中古車で公営住宅を利用しても月80万円かかります

もっと節約するには子供の教育費(安い高校から大学は自費で行かせる)、保険に入らない、車上生活などの手段があり低所得者には優遇措置もあります

アメリカで「平均的な収入」で家族3人が平均的な支出をすると毎月100万円必要なのに、平均的な世帯年収は7万5,000ドル(約1,125万円)なのでやっと生活できるか数十万円赤字です

これは1年で1回も病気にならず病院にいかなかった場合の生活費で、病院に1日入院すると平均100万円かかるとされています(出産だけは補助金で半額程度)
https://www.thutmosev.com/archives/33782.html

6. 中川隆[-11087] koaQ7Jey 2024年3月28日 18:28:20 : 8S14nzMoLM : aXNZRXJid0ZXZi4=[7] 報告
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日本の平均貯蓄1900万円? 40代以下はマイナスだった
2024.03.28
https://www.thutmosev.com/archives/76275249mmm.html

平均値と中央値の乖離がひどすぎて、この統計は嘘だと言える


https://mcpass.jp/media/article003.html 【世帯・年代別】貯蓄の平均額はいくら?データから見る貯めておきたいお金の目安 _ おかねのコンパスメディア
平均貯蓄はまったく信用できない

政府調査によると個人が保有する金融資産は23年12月末時点で2141兆円と過去最高を更新し前年から5.1%増も増えた

日本の世帯あたり貯蓄額の平均は22年に1901万円だったが、実態とかけ離れ過ぎていてほとんど実感がないのではないだろうか

調査は二人以上世帯で単身者は含まれず一人あたりではないので、一人当たり貯蓄額よりかなり多めになる

二人以上世帯の貯蓄高は1901万円で前年に比べ1.1%増加し4年連続の増加、貯蓄保有世帯の中央値は1168万円だったがこれもかなり誤解を招く表現です

貯蓄保有世帯の中央値は1168万円だったが貯蓄が無い13.4%の世帯を最初から除外していて、しかも単身世帯も最初から居ない人のように扱っています

単身世帯の金融資産の平均は645万円で、金融資産を持たない人の割合は38%、母子世帯の場合は327万2千円でした

この統計の「平均値」は資産1兆円のような人が数字を吊り上げてしまうので、人数の中心である中央値のほうが実態に近い

2人以上世帯の金融資産の中央値は419万円で平均値の1901万円とかけ離れていて、単身者では平均値645万円に対し中央値は45万円と少額です

平均値と中央値の差は非常に大きく子供がいる夫婦世帯の平均が1060万円に対して中央値は500万円などこの統計は一言で言って「めちゃくちゃ」です

一方で二人以上の世帯の1世帯当たり負債現在高の平均は576万円で、中央値は1231万円とこちらは中央値のほうが遥かに高額になっています

多くの2人以上世帯は金融資産が419万円で負債の方は1231万円、この多額の負債はおそらく住宅ローンだと思われます

2人以上世帯の4割が負債を持っていて、負債額の9割を土地や住宅を取得した費用が占めていました

老人は金を使わず若者は金がない
日本の多くの世帯が1000万円以上の貯蓄を持っているのだが、まだ実感よりかなり多すぎる気がします

40歳未満の平均貯蓄額は812万円、40歳代は1160万円、年齢が増えるほど増えていき、70歳以上は2411万円も持っています

40歳未満と一緒くたにされていますが、年齢が下がると貯蓄額も下がり、20代前半や10代では多くの世帯が貯蓄ゼロだと思います

つまり日本人の世帯平均貯蓄が1900万円というのは60歳以上だけの話であり、中央値だと70歳以上の世帯だけです

40歳未満の平均貯蓄額は812万円ですが、逆に負債額(借金)は若い世代ほど多く、40歳未満では平均1469万円でした

40歳未満は平均すると貯蓄が812万円で負債が1469万円もあり、差し引きするとマイナス657万円でした

そのうえ平均と中央値のマジックがあって実際の中央値はもっと貯蓄は少なく負債はもっと多くなっています

逆に70歳以上の高齢者世帯は貯蓄が2411万円で負債が90万円しかなく、平均するとプラス2321万円でした

しかも日本では公的負担が少ないなど高齢者は色々と優遇されていて若者ほど重税でサービスは悪い、「老人優遇」となっています

これでは若者は結婚したくてもできないし、子供が欲しくても産めず消費したくても消費できないわけです

10代、20代、30代はマイナス資産で、40代でやっとプラマイゼロ、50代でプラスになるが今後は「年をとれば自動的に収入が増える」という社会ではなくなっています

年功序列・終身雇用・完全保険のもっとも美味しい部分を60代以上がとってしまい、30代以下はそのツケを払っています

40代以下の世帯は借金が多く資産マイナスなので消費するどころではなく、60代以上の世帯は金が余っているが「老後が不安だ」と言ってお金を使わず消費をしません

こういう事が日本の消費不況になっているので、老人から若者にお金が移動する仕組みを作らない限り消費は改善しにくい
https://www.thutmosev.com/archives/76275249mmm.html

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