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中国共産党による格付け社会
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1135.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 9 月 28 日 15:13:45: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 私有財産の否定は階級の無い平等な社会を意味しない 投稿者 中川隆 日時 2021 年 7 月 06 日 14:07:37)

中国共産党による格付け社会……日本に導入したがっている竹中平蔵
2021年09月13日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1616.html


 中国社会が2500年前に孔子が体系化した「儒教」を引きずっている社会であることは何度も書いている。
 儒教の本質は、「序列とメンツ」と言ってもよい。人間関係の価値観の根底に、人を序列化し、序列ランキングを基準に競争し、自分の位置を守り、上位に向かうことで喜びを感じるランキング価値観の社会である。

 中国において何よりも大切な価値は、自分の序列である。見知らぬ人と出会うと、最初に、互いの序列を確かめ合うのが人間関係の作法だ。
 その基準は、どれだけ大きな権力を持っているか? どれだけ金を持っているか? どれくらい信用があるか? どれくらい喧嘩に強いか、などだ。
 もしも、相手が自分より上だと思えば、その瞬間から、対等の関係ではなくなり、相手を尊敬し、服従するのが中国式人間関係である。

 だから、中国社会は、滅多矢鱈に、自分の序列を確かめるための試合が好きなのだが、負けたとき、それを認められないと、暴力的な報復に走ることも多い。中国では、序列をめぐる殺人が日常茶飯である。納得できないで、自分のメンツ、プライドを潰すやつは命に代えても許さないという価値観だ。

 序列の最上位にあるのが、中国共産党の権力者で、次が大金持ちたちで、これは「人を食わせることができる能力」と言い換えてもいい。中国で、もっとも尊敬されるのが、「人の胃袋を満たすことのできる人間」というわけだ。
 序列上位は、下位の人間を、召使いか奴隷のように扱おうとする。魯迅の「阿Q正伝」やパールバックの「大地」を読めば、中国人にすり込まれた序列感が分かりやすい。

 そうすると何が起きるかというと、序列ランキングに媚びる人々がたくさん出てきて、上位に対して賄賂を送って便宜を図ってもらおうとしたり、下位の人間をあからさまに侮蔑して、人を人とも思わないような風潮が生まれてくる。これを「社会の腐敗」と呼んでも間違いないだろう。

 こんな社会では、「みんな同じ仲間だから助け合う」という友愛の価値観は成立しない。序列に媚びるために賄賂を贈ったり、他人を見下したり、気に入らない者は殺害したりと、およそ日本人の人間関係の常識からはかけ離れた寒風吹きすさぶ社会になってしまう。
 他人と協調して、手を携えて生きてゆくという思想ではなく、他人を利用することしか考えなくなる。これが儒教的価値観のもたらす帰結である。

 中国共産党は、最近(この数年程度)、中国国民を格付けし、中国共産党支配に役立つ人の序列を上げて、社会秩序を壊そうとする人の序列を下げて、究極のランキング社会を作る施政方針を実現しはじめている。
 以下のユーチューブコンテンツが、格付けで何が起きているのか、分かりやすく解説している。
 https://www.youtube.com/watch?v=-e8C3bk0krE&ab_channel=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E7%A7%B0%E8%B3%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC

 これは、右寄り思想のコンテンツではあるが、「上海の日本人が、次々に帰国している。その理由は、中国の格付け社会化に耐えられないから」としている。
 中国では、人をランキング化し、上位の人間は楽に暮らせるが、下位の人間は、生きてゆくことも苦しくさせられ、究極の不平等社会が成立している、というわけだ。
 以下は三年前の記事だが、現在は、このシステムが、はるかに進化している。

 中国14億人を格付けする監視システムの真実 反政府活動どころかグレることもできない 東洋経済 2018/05/10
 https://toyokeizai.net/articles/-/219940

 中国で調査報道記者として活動する劉虎が、自分の名前がブラックリストに載っていたことを知ったのは、2017年に広州行の航空券を買おうとした時のことだった。
 航空会社数社に搭乗予約を拒まれて、中国政府が航空機への搭乗を禁止する「信頼できない」人間のリストを保有しており、自分がそれに掲載されていたことに気づいた。

 劉は、2016年に公務員の腐敗を訴えるソーシャルメディアに関する一連の記事を発信し、中国政府と衝突した。政府から罰金の支払いと謝罪を強要された劉はそれに従った。
 これで一件落着、と彼は思った。だがそうはいかなかった。彼は「不誠実な人物」に格付けされ、航空機に乗れないだけではなく、他にも多くの制限を受けている。

 「生活がとても不便だ」と、彼は言う。「不動産の購入も許されない。娘を良い学校に入れることも、高速列車で旅することもできない」

 国家権力による監視とランク付け

 劉はいつのまにか、中国の「社会信用システム」に組み込まれていた。中国政府は2014年に初めてこのシステムを提案、市民の行動を監視し、ランク付けし、スコアが高いものに恩恵を、低いものに罰を与えると発表した。
 この制度の下で、エリートはより恵まれた社会的特権を獲得し、ランクの底辺層は実質的に二流市民となる。この制度は2020年までに、中国の人口14億人すべてに適用されることになっている。

 そして今、中国は劉のように「悪事」を犯した数百万人に対し、鉄道と航空機の利用を最長1年間禁止しようとしている。5月1日から施行されるこの規則は、「信用できる人はどこへでも行くことができ、信用できない人は一歩を踏み出すことすらできないようにする」という習近平国家主席のビジョンを踏まえたものだ。
 
これは近未来社会を風刺的に描いたイギリスのドラマシリーズ「ブラックミラー」のシーズン3第1話『ランク社会』のプロットにそっくりだ。ドラマはSNSを通じた他人の評価が実生活に影響を与えるという架空の社会が舞台だが、中国において暗黙の脅威となるのは、群衆ではなく、国家権力だ。

 中国政府はこのシステムの目的は、より信頼のおける、調和のとれた社会を推進することだと主張する。だが、この制度は市場や政治行動をコントロールするための新しいツールにすぎないという批判の声もある。

 人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの上級研究員マヤ・ワンは、「社会信用システムは、善行を奨励し、悪行を処罰するために習政権が実施する、完全支配のシステムだ。それも進化する」と本誌に語った。「制度が成熟すると共に、逆らう者への処罰はひどくなるだろう」。

 社会信用システム構想発表時の文書によれば、政府は2020年までに最終的なシステムの導入をめざしている。

 国家的なシステムはまだ設計段階にあり、実現の途上にあるが、地方自治体は、市民に対する様々な方法を試すために、独自のパイロット版を立ち上げている。中国最大の都市上海では、親の世話を怠る、駐車違反をする、結婚の登録の際に経歴を偽る、列車の切符を転売するといった行為は、個人の「信用スコア」の低下につながりかねない。

 民間企業も類似システムを開発

 中国南東部の蘇州は、市民を0から200までのポイントで評価するシステムを採用。参加者は全員100の持ち点から始める。警察によれば、2016年に最も模範的だった市民は、献血を1リットル、500時間以上のボランティアを行って、最高の134ポイントを獲得したという。ポイント数に応じて、公共交通機関の割引や病院で優先的に診察してもらえるなどの特典が与えられる。

 蘇州当局は、次の段階として、運賃のごまかしやレストランの予約の無断キャンセル、ゲームの不正行為といった軽犯罪に対してもこのシステムを拡大し、市民を処罰する可能性があると警告した。

  中国の電子商取引企業も顧客の人物像を把握するために、顔認証などの高度な技術を使って、似たような試験プログラムを実施している。政府は、社会信用システムの開発にむけて民間企業8社にライセンス供与している。

 中国最大手IT企業・アリババ系列の芝麻信用(セサミ・クレジット)は、ユーザーの契約上の義務を達成する能力や信用履歴、個人の性格、行動や嗜好、対人関係という5つの指標に基づいて、350から950の信用スコアを割り当てている。

 長々とゲームをする人は怠け者
個人の買い物の習慣や友人関係、自分の時間を過ごす方法などもスコアに影響を与える。「たとえば、10時間ビデオゲームをプレイする人は、怠け者とみなされる」と、セサミ・クレジットのテクノロジーディレクターであるリ・インユンは言う。「おむつを頻繁に購入する人は親とみなされる。親は概して責任感がある可能性が高い」

 同社はそうした数値を計算するための複雑なアルゴリズムを明らかにすることを拒否しているが、既にこのシステムに登録された参加者は数百万にのぼる。セサミ・クレジットはウェブサイトで、公的機関とのデータ共有はしていないと主張している。

 中国政府がこの試験的構想から全国統一のシステムを作り出し、計画どおりに実施するなら、中国共産党はすべての国民の行動を監視し、方向付けることができるようになる。言い換えれば、習は完全な「社会・政治的統制」の力を握るだろうと、中国研究機関メルカトル・チャイナ・スタディーズのサマンサ・ホフマンは本誌に語った。

 「このシステムの第一の目的は、党の力を維持することだ」
*****************************************************************
 引用以上

 実は、この恐ろしいシステム、まるでオーウェルの1984を、そのままコピーしたような社会こそ、竹中平蔵・ビルゲイツ・アルゴアら、ダボス会議組(我々はイルミナティと呼んでいる)が提唱している「グレートリセット・スーパーシティ」構想、そのままの社会である。
 中国共産党は、二階俊博のバックにいる竹中平蔵を非常に高く評価し、彼らの理想社会ビジョンは瓜二つである。

 竹中平蔵氏と中国・習近平政権、提唱する「経済政策」がこんなに似てきている
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76094

 竹中平蔵は、中国で行われている序列化ランキング社会を、そのままスーパーシティとして日本に導入したいのだ。
 そのため、北京雄安新区に建設されたスーパーシティ、超監視社会と同じものを日本に建設する目的で、淡路島をタダ同然に買い占めた。
 リニア中央新幹線計画も、名古屋までで終わるのではなく、最終目的地は淡路島である。原発を大量に新設し、その電気で、新幹線も車も、都市機能すべてを動かす。人々を24時間監視してランキング付けし、協力者を特権階級に仕立て上げる。

 まさに、彼らの合い言葉、「グレートリセット」とは、こうした「超支配社会」の始まりを意味するのだ。


2018/10/18 中国を変えた"信用格付けシステム"の怖さ だれもが「品行方正」に激変した
 https://president.jp/articles/-/26480?page=1

中国で浸透する「信用スコア」の活用、その笑えない実態
 https://wired.jp/2018/06/26/china-social-credit/

 竹中平蔵ら、自民党の背後霊は、こんな恐ろしい統制社会が大好きなのだ。こんな社会なら、憲政史上最大の売国奴といわれる竹中平蔵も、金や権力を持っているというだけで敬われ、我が世の春を謳歌する仕組みなのだ。ウソをつく口先から生まれてきたといわれる安倍晋三も同じだ。

 だが、中国人はしたたかだ。中国社会というのは、徹底した二重社会であり、タテマエとホンネの乖離した分裂社会である。
 表向き、中国共産党によるランキング社会が成立したとしても、背後には、そのアンチテーゼ社会が成立する。
 人々は、タテマエで共産党に従っていても、本当の自分は裏側にある「幇」という同盟組織に依存していることが多い。

 中国は儒教の序列主義の束縛から逃れる、裏社会を持っている。裏側の本当の中国社会では、共産党政権による息苦しい統制支配から逃れ、自由を謳歌できる強力な実力を持った仕組みがある。
 中国はウソで固めた社会だ。例えば、戦前、日本軍に立ちはだかった国民党軍の総統は蒋介石だったが、彼の正体は、青幇という麻薬密売ヤクザ組織の頭目でもあった。
 江沢民も青幇の頭目だったといわれる。中国共産党の多くの幹部が、息苦しい共産党組織の陰で、自分が所属する「幇」のなかで自由な空気を吸っている。

 民衆レベルでも同じで、みんなタテマエとホンネの乖離した二重社会に所属して息を抜いている。だが、日本社会にはそれはない。
 中国と同じ管理システムが竹中平蔵によって日本に導入されたなら、ほとんどの人々が窒息して、精神の安定を失って暴走を始めるにちがいない。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1616.html
 

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コメント
1. 中川隆[-16203] koaQ7Jey 2021年9月28日 15:16:11 : 5DheQ2CcxI : eU9tSVA2MlpTVnM=[8] 報告
儒教
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/440.html

朝鮮は近親相姦と儒教思想の国
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/775.html

2. 2023年8月29日 18:17:35 : qey4fkmd8A : ODNGNGZOLmFCdS4=[7] 報告
<■68行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国の出生率ついに1.0人割れの攻防
2023.08.29
https://www.thutmosev.com/archives/294104re.html

大都市でも年収100万円台の中国で男性はこれらを用意しないと恥をかく


https://twitter.com/wildriverpeace/status/1047860277805371394

関連動画が記事下にあります

23年の出生率は1.0人台

中国の2021年出生数は約1200万人で22年は956万人、22年の人口は85万人減少したがこれは61年ぶりの事だった

出生数の増加はベビーブームによる一過性の場合がありますが、減少が1年で反転した例はなく数十年減少し続けるのが普通です

国家統計局の中国人口予測報告は23年の出生数を900万人台と予測しているが800万人台になる可能性があるといわれています

その理由は出生率が急速に低下しているからで、21年の合計特殊出生率1.16で2017年には1.81だったのに近年急速に下降しています

1991年に出生率2.0を割り込んだ後2017年の1.81まで増減が少なく毎年安定して1000万人を大きく上回る子供が生まれていた

異変が起きたのは2018年からで1.55人、1.50人、1.28人そして21年は1.16人なので23年は1.0人を少し超えるくらいと予想できます

出生率低下の原因は若者の非婚化、就職難や女性の高学歴化などが言われているが2017年から19年はまだ好景気だったので本当の理由は不明です

ただその頃から中国はハイテクやITや半導体やEVなど高度な産業に転換し、工場で安いTシャツを作る仕事はなくなりました

半導体やEV工場はTシャツや数百円の皿を作るのより少ない労働者で住むので、多くの中国人は職を失いIT技術がある人だけが高収入を得ました

半導体工場で雇われないような9割の中国人は以前より就職が難しくなり、名目上の賃金が増えたかもしれないが生活は不安定になった

中国政府は高度な産業に転換する為に高度人材を育成したが、毎年1000万人以上の大学生が卒業し大半が職にあぶれている

1000万人全員がハイテク産業で高収入を得ようとしているが世の中には大工や運転手や店員や農民も必要だが、中国政府や学生はそれを分かっていない

天まで上る中国女性の結婚条件
中国は2017年まで数十年間は1.8など主要国トップクラスの出生率を維持していたが2018年に突然出生率低下が始まりたった6年で1.0人を維持できるかの水準になっています

日本は1989年に1.60を割り込んでその後30年かけてだらだら低下し最近は1.30人前後になったのとは対照的です

中国では未婚の母はいないので結婚〜妊娠〜出産〜子育てという順番になり、結婚前に男性が家と車を買うのが常識とされている

さらに中国では結婚する時に男性側が女性側の家に結納金数百万円を渡すのが『常識』になり多額の費用がかかるようになった

もちろん文化大革命の前にそんなのは無かったのだが日本で「婚約指輪は月給何か月分が常識」のように定着した

例えば都市部では数百万円、農村でも100万円程度を男性側から女性側の親に払う必要があり、女性が美人だったり高学歴だったり名家だと値段は吊り上げられる

結婚前に家を建てるのは昔は泥の壁に葉っぱの屋根でもかければ良かったが現代ではマンション1戸数千万円もし、用意できないと「家も買えない半人前男」と相手の親や親せきからばかにされます

さらに中国が豊かになると結婚前に車を買うのが当たり前になり、しかも車はレクサスとかBMWや国産でも高級車でなくてはならない

相手女性の親の要求は年々厳しくなり「最低でも有名大学出身」「最低でも有名都市戸籍で有名企業勤務」など天まで届くような希望を述べる

都市戸籍は以前より取得しやすくなったがどの「都市」かが問題で3流都市では話にならず北京や深センなら合格という所です

今でも3流都市戸籍の人は1流都市で就職できず、社会保障や年金金額も大都市は有利で小都市は少ないので嫌がります

女性から見ると自分より田舎の男性と結婚するメリットがないので、最低でも今の町より都会の男性に限定されます

もし上海戸籍を持つ女性が雲南省の都市戸籍男性と結婚すると子供が雲南省戸籍になってしまい、女性も上海市民としての特典が無くなるので非常に嫌がります

ここまで書いて「そんな相手はいないのではないか」と思えますが、実際に結婚相手がいないから結婚せず子供も生まれません


都市戸籍の中でも上海女性は気位が高く、上海か同クラスの都市戸籍男性としか結婚しない
https://www.youtube.com/watch?v=rwwAMugxxGg

https://www.thutmosev.com/archives/294104re.html

3. 中川隆[-11779] koaQ7Jey 2024年1月16日 18:56:08 : LMMpnR0Jls : YTYxRktUbjMvN2M=[3] 報告
<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国で未払い賃金への抗議デモが急増している
2024.01.16
https://www.thutmosev.com/archives/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%a7%e6%9c%aa%e6%89%95%e3%81%84%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%b8%e3%81%ae%e6%8a%97%e8%ad%b0%e3%83%87%e3%83%a2%e3%81%8c%e6%80%a5%e5%a2%97%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b.html

横断幕を掲げる抗議デモ


https://www.news-postseven.com/archives/20160412_400637.html?DETAIL 中国で給料未払いデモ続発「共産党は我々の金を返せ」|NEWSポストセブン
中国各地で給与未払いに抗議

日本と異なり中国は12月の年末が決算期なので業績が悪化した多くの企業は賃金未払いを決め込み、労働者による未払い賃金支払い要求も増加します

23年の中国は低い成長率、若者を中心とした失業増加、外国資本の撤退や工場閉鎖、輸出減少、人民元下落、不動産危機などがあって散々な年だった

経営が悪化した企業が多かったので23年末は全国の都市で未払い賃金の支払いを求める集会やデモが多発していました

空母の名前になった山東省は孔子、孫子、諸葛孔明の出身地だが数十人が未払い賃金の請求書を体に貼って工事現場の前で抗議集会をしていました

農民工と呼ばれる労働者は以前は違法であり現在も戸籍外の都市で働いているため様々な差別を受けていて、景気の調整弁として政府や企業から便利に使われてきた

好景気の時ですら戸籍を持つ非正規労働者より低賃金悪条件で、どんなに有能でもどんなに努力したとしても正社員になれる事はない

農民工は失業調査の対象に成っていないので不況になると真っ先に政府から切り捨てられ、「存在しない人間」として救済されず失業者としても認められない

農民工は労使交渉をする権利がなく賃上げ交渉をする権利も認められず、法律で保護される事も無いので賃金未払いの対象になります

広東省では賃金を支払われなかった農民工が泊まるところもなく路上や広場で寝ている様子がSNSに投稿され、まだ最低気温は14度くらいあるが非常に寒いと訴えていました

農民工を建設会社が直接雇用する事はなく、人材の請負業者による間接雇用なので農民工が賃金を受け取れなくても企業に責任がない仕組みになっている

請負業者はいよいよ経営悪化すれば会社を解散して雲隠れするので、結局賃金数か月分を受け取れない労働者もかなり発生する

未払いしている業者も下請けでありその業者も下請けという構造の中で、恒大のような超大手企業が工事中止して代金未払いならその影響は巨大なものになる

地方政府や共産党は「悪質な賃金支払い要求」を禁止する事にし、横断幕や交通妨害、工事の妨害や役所を包囲するなどを逮捕し懲罰の対象にしています

労働者に不利な社会制度
23年には年金改革やゼロコロナを巡る抗議活動で逮捕者が多く出たが「白い紙を持って道路に立っていた」だけでかなりの人が拘束されて逮捕起訴された人もいた

中国では労働者は賃金未払いを裁判所に訴える権利がなく、まず労働仲裁委員会に仲裁を求めて委員会が認めた場合だけ裁判を起こすことができる

訴訟を起こしたとしても1年以上はかかり回収する賃金よりも裁判にかかる費用+時間や労力が大きいので事実上裁判を起こせない制度になっている

10万円回収する為に仕事を休んで弁護士を雇って裁判に勝っても、裁判費用のほうが多くなる上に仕事を休んだり裁判の為に活動しなくてはならない

しかも労働者が裁判を起こしたり労働仲裁委員に訴えられるのは直接の雇用関係にある会社だけで、その会社はもう存在しないかも知れません

労働者が企業を訴えるには雇用関係などを証明する書類を用意しなくてはならないが、それを嫌って手配業者や元受け会社は正式な書類を作成しない事が多い

23年は農民工だけではなく会社員や病院職員、公務員、銀行員、教員などが未払い賃金支払いデモをしていて、未払い企業が増えて地方政府すら未払いだという事が分かります

遼寧省瓦房店市の市営公園で9月、動物園の檻に「給料を半年受け取っていない」という張り紙がされ実際にそこでは長期間給料が支払われていなかった

地方政府の財政難によって多くの都市で公務員への給料未払いが起きていて、地方政府の公的債務だけでGDP比100%以上に達している

地方政府の財源は税収ではなく土地の売買で、すべての土地は公有地であるため地方政府は山林や田畑を勝手に売却(70年賃貸)して地代を受け取り、それが地方収入の約4割に達していた

不動産不況で地方政府の不動産収入が大きく減り、公務員の賃金を支払わなくなり、河南省三門峡市の教師34人は23年5月に「4年間給料が未払いだ」と抗議した

公務員すらこうだから民間企業は推して知るべしで、22年にはプロサッカー中国代表主将と複数の選手が給料とボーナスが1年以上支払われていないと訴えていた

中国のサッカーチームスポンサーの多くは不動産関連会社で、恒大ショックで経営が悪化して契約した選手の給料やボーナスが払えなくなっている
https://www.thutmosev.com/archives/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%a7%e6%9c%aa%e6%89%95%e3%81%84%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%b8%e3%81%ae%e6%8a%97%e8%ad%b0%e3%83%87%e3%83%a2%e3%81%8c%e6%80%a5%e5%a2%97%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b.html

4. 中川隆[-10621] koaQ7Jey 2024年5月15日 07:31:05 : QDdtsXBIZY : dGZaWW5ZaWIxeHc=[3] 報告
<■58行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
中国の農村はまだ貧しく年金は月3000円に満たない
2024.05.15
https://www.thutmosev.com/archives/65328tujhfd.html

絵で見る農村は美しい


https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=62618?site=nli 中国農村部の高齢者は不幸なのか。 基礎研REPORT(冊子版)10月号[vol.271]_ニッセイ基礎研究所
中国の農村はまだとても貧しい

習近平は数年前「中国に貧困はなくなった」と演説したがすぐ後に李克強が「中国には月収1000元の貧困者が6億人いる」と言って赤っ恥をかかせた

そのせいなのか李克強は解任されて約1年後に「突発の心臓病」で亡くなったが、首相時代は時期国家主席候補として習近平と権力闘争をしていた

中国が成長していた頃に貧困者が徐々に減少していたのは事実で、2010年代後半は確かに以前よりも貧しい農村が少なくなった

このブログが始まった2014年ごろ中国農民の平均年収は10万円以下でその後10万円を超え2021年に1万7131元(約29万円)だった

2007年に6万2000円、2011年に8万5000円、2015年ごろ10万円、2017年ごろ17万円、最近は30万円程度なので確実に収入は増えています

最近中国で投稿されている農村の動画では「100元を得るには10日以上かかる」「農村の工場では一日60元」「1万元稼ぐのに2年あるいは3年」と答えていました(1元は20円)

町から離れた農村の農民は平均時給数10円で日給200円、農村の工場で日給1200円、年収は5万円程度と多くの農民は答えていました

時給20円で実質10時間労働、無休で月6000円、年収7万2000円が豊かではない農村の平均収入です

こうした寒村も10年前の収入は年3万円以下だったので倍増していて、10年前の記事を読み返すと「平均年収3万円の農村がゴロゴロある」と書いているが倍増して6万円以上になった

中国地方都市の最近の平均年収は80万円から90万円で北京上海深センなど大都市の都市戸籍上級市民はその2倍の事もあります

一方で中国の都市から遠い農村の収入は年収30万円程度なので都市部の40%程度、北京上海と比べれば1/3以下です

農村の収入が増えたという意味で習近平は嘘をついているわけでは無いが、李克強の貧困者が6億人というのも事実です

大都市の富裕層だけが高額年金受給
中国では高齢者が増えているが公的な支援は少なく収入は貧しい農村よりもっと少なく、長時間働くか仕事がない人が多い

農村生活者3億人と出稼ぎ労働者3億人の6億人にはまともな福祉制度がなく、年金は月にたった3000円以下しかない

北京上海深センなどの1線級都市の都市戸籍住民の年金は月6000元(12万円)もあり2線級でも3000元(6万円)ぐらい、農村は130元(2600円)に過ぎない

つまり都市戸籍6億人の老後は贅沢三昧なのに対し農村戸籍6億人の老後は地獄のような貧困、こういう矛盾が起きてしまっている

中国が老後のセイフティーネット(安全網)を整備できなかった理由は低成長に陥るのを嫌った政府が福祉制度の充実よりも成長率を上げるのを優先したからと見られている

中国は2010年以降インフラ建設や不動産部門に数百兆円を使ったが高齢者などへの福祉対策は事実上ゼロ、都市戸籍の年金は都市住民が自分で払っているだけです

ひたすら成長率を上げようとする中国は今も経済的資源や金融機関の資金を成長率を上げる事だけに使い、先端産業で欧米を超えるのを目標にしている

社会福祉を軽視し経済成長部門だけに予算を投じる中国は、家計から資源が奪われ中国国内の消費が抑制されて潜在成長力も低下している

都市戸籍の全員が王族のような老後を送れるわけでは無く自分が加入していて保険料を支払った金額に応じて受給額が決まる

公務員や大企業に長く勤めていた人は月10万円も貰えるが、職を転々としたり小さな個人事業をしていた人はほとんど受給できない
https://www.thutmosev.com/archives/65328tujhfd.html

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