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20代女子学生が“高級交際クラブ”の実態を告発《証拠LINE》
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/609.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 4 月 25 日 06:35:32: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ウーマナイザー 12種吸引及び振動モード、欧米の女性たちを虜《とりこ》にするアダルト・トイ 投稿者 中川隆 日時 2021 年 3 月 23 日 10:08:40)

20代女子学生が“高級交際クラブ”の実態を告発《証拠LINE》


「裸になって女の真似をしろ」白スーツの男と美女に“性的講習”を……20代女子学生が“高級交際クラブ”の実態を告発《証拠LINE》
“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #1
「文春オンライン」特集班2021/04/11
https://bunshun.jp/articles/-/44705


 2021年3月8日、ある女性がTwitterにこんな投稿をした。

《横浜●●(※Twitter上では交際クラブ名)交際クラブ事件 お手当30%ピンハネ前代未聞 しかも昨日面談行った女の子に「●●(※Twitter上では男性の苗字)」に恐喝されて12万円取られました しかも女の子が勧誘して「●●」に紹介しているのでこのアカウントにご注意を レクチャー代請求とかもうワロタwww》

 その後、このツイートを見たという複数の女性から、「文春オンライン」編集部に情報提供が寄せられた。女性たちは、この交際クラブをめぐり同様の被害に遭ったというのだ。被害者に共通しているのは《高級交際クラブ》《白スーツの男》《性的な講習》というキーワード。彼女らは高級交際クラブに登録しようとしたところ、ある人物らに「ハメられた」のだという——。(全4回の1回目)


“白スーツの男”らが女性を集めるために運用していたTwitterアカウント
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=1


この記事の画像(10枚)
https://bunshun.jp/articles/photo/44705


◆ ◆ ◆

“紀州のドン・ファン”変死事件で知られるところとなった高級交際クラブ
 高級交際クラブといえば、3月9日、指原莉乃がプロデュースするトップアイドルグループのメンバーが登録し、複数の男性と“交際”していたことを「文春オンライン」特集班が報じた。そのアイドルグループメンバーは、交際クラブの男性会員宛ての営業メールで、《検索すると出てきます。テレビ、舞台にも出演されているハイレベルの貴重な方です。可愛いです。希望10 セット15》と実在のアイドルであることを“売り文句”に紹介されていた。

「《セット15》というのはこのアイドルとの出会いをセッティングしてもらうために交際クラブに支払う金額です。《希望10》というのは肉体関係に進むにあたってアイドル側が希望しているお手当の額のこと。つまり25万円支払えば、このアイドルと肉体関係が持てるということを示しています」(交際クラブ関係者)

 この関係者によると、「そもそも高級交際クラブは、富裕層と美女たちのための秘められたサービスでした」という。

「男性会員の面接があり、入会金が数十万を超えてくるようなクラブは高級交際クラブと呼ばれます。なかには入会金100万円を超えるような超高級交際クラブも存在します。そんな料金設定ですから、男性会員は経営者や開業医ばかりですし、女性はモデルや女優の卵など、街で歩いていると振り返るような美女だらけ。1晩で何十万円もの金が行き交うこともよくありました。

 しかし2018年5月、“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助さんが変死した事件によって、交際クラブという存在が一般の方々の知るところになったんです。当時、野崎さんは55歳下の妻と同居しており、また高級交際クラブで多くの年下女性と交際していたため、マスコミがセンセーショナルに報じました」(同前)

 野崎氏は、2018年4月に出版された『紀州のドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由』(講談社+α文庫)で、交際クラブについて「出会い系のお店の個人版といったものです。会費は100万円のところもありますし、ウン十万円から数万円まで千差万別であります。要は高いところは痒いところまで徹底的にサービスしてくれますが、安いところは値段なりのサービスです」と語っている。

「この時期くらいから、登録する男性も女性も裾野が広がりました。その後、“パパ活”という言葉が誕生し、利用者の罪悪感が薄くなったことも手伝って、交際クラブの存在が一般化し、悪質な業者も急増していきました」(前出・交際クラブ関係者)


1回10だった私が、月最低でも100は稼げるように

 松岡茉優似の女子学生・A子さん(20代)もそんな“悪徳業者”の被害に遭った1人だ。被害内容が冒頭のTwitterで告発された《横浜●●交際クラブ事件》の内容と酷似してたため、「文春オンライン」への告発を決意したのだという。

「これまでにも、1年間ほど交際クラブを通してパパ活をして、一晩で8万円の“お手当”をいただいていたことはありました。学業と両立して効率よく稼ぐにはちょうどよかったんです。その後しばらく交際クラブは使っていなかったのですが、2021年1月27日、知り合いのX子さんに《交際クラブなどを仕切っているトップがいるから話聞いてみない?》とLINEで持ち掛けられました。これが、事の発端です」

 X子氏からはこんな説明があった。


《今交際クラブの業界トップの方に指導を受けていて、その方のおかげで最低でも月100は稼いでて》

《私の方から絶対稼げて特別可愛い子だけ声かけさせてもらってるんだけど》

《交際クラブの業界トップの方なんだけど、パパ活に必要な見た目の服装から所作、大金の金額交渉の仕方、いい定期p(※定期的に会うパパのこと)を見つけるために色々レクチャーしてくれて》

《この方のレクチャーを受けてから一回最低でも30で、月150以上は当たり前に稼いでいるから本当に出会って良かったと思ってる》

《もしやりたい!話聞きたい!と思っていただけたなら私と一緒に業界トップの方と面接します》

 月100、150といった甘い言葉にのせられてしまったA子さんはまず面接を受けることにした。

今年1月27日、X子氏からA子さんに送られてきたLINE
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=2

 面接が行われたのは2月8日、横浜の高級ホテルのロビーだった。A子さんは事前にX子氏から指示された通り、脚の形が分かるような短めのワンピースを着て、ハイヒールを履いてホテルへ向かった。ロビーはヒールが少し沈みこむような青い絨毯が敷かれ、吹き抜けの高い天井には豪華なシャンデリアが煌めいていた。

「俺がどれだけ稼いでるか見せる」と言って札束を見せてきた
 A子さんがロビーに着くと、そこにはX子氏の他に、初対面の中年男性と若い女性がソファーに座っていた。この男性こそが“白スーツの男”だった。

面接した横浜の高級ホテルのロビー(ホテル公式サイトより)

「男性は自分のことを『交際クラブ業界トップ』のオーナーで、『倉科(仮名。実際には別の名を名乗った)』と名乗りました。ただ一般的にはあまりない苗字だったので、偽名なのかもしれません。中肉中背で、年齢はおそらく50歳くらいでしょうか。白髪交じりの髪をセットし、上下ともに白いスーツを着ていて、遠目からでもかなり目立っていました。

 隣に座る女性は『Y子』と名乗りました。小柄ですがスタイルがよく、目鼻立ちがはっきりとした和風美人で、銀座にいるような雰囲気の方。黒い髪がツヤツヤしていて綺麗でした。倉科氏のパートナーといった感じでした」

 自己紹介が終わると、倉科氏はA子さんの目の前に大きな黒い箱を差し出したという。そして「俺がどれだけ稼いでるか見せる」と言って、その箱を開けた。

「中にはぎっしり札束が詰まっていました。倉科さんは『1000万ある』と言いました。ただ普通、札束の帯には銀行印などが押してあると思うのですが、真っ白の無地の帯だったので、今思うと偽札だったのかも……。それに加えて、写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)の切り抜きが入ったファイルをみせられました。交際クラブ業界について語っている匿名コメントが載っていて、それは自分が話したのだと語っていました。超高級交際クラブ『P』についても書かれていました」


「男性会員はVIPしかいない。1晩100万円は普通なんです」

 「FRIDAY」の記事には「国内に複数のクラブを構える業界歴28年の敏腕経営者」として倉科氏が登場し、「IR関連の富裕層に向けた『●●(※本記事では超高級交際クラブ「P」)』というクラブを横浜でオープンする予定です。セット料金は無料ですが、入会金は1000万円、女性のギャラは100万円から。これでも十分に採算は取れると見込んでいます」と語っている。

超高級交際クラブ「P」のTwitterアカウント
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=4


 A子さんが続ける。

「しかもY子さんが『私、●●●●の愛人だったの』と言って、すでに亡くなっている大御所芸能人とのツーショット写真を差し出したんです。倉科さんからも『うちのクラブの男性会員は●●●●さんみたいなVIPしかいない。1晩100万円は普通なんです』と言われ、その場では素直にすごいなと思いました」


「あなたは最低でも30万円は貰える才能がある」
 しかし、あまりに高額な“パパ活”の儲け話にA子さんは戸惑った。そこへ倉科氏はこう畳みかけたのだという。

「以前、交際クラブに登録していたときは1回のお手当が8万円だったと伝えました。すると倉科さんが『あなたは最低でも30万円は貰える才能があるから、僕らで面倒を見て、そのレベルまで持っていく』とおっしゃったんです。そのレベルの女性になったら倉科さんが所有する超高級交際クラブ『P』の男性会員を紹介するから、それまでは他の交際クラブに登録し修行をするようにと。その間は倉科さんがパパへの対応や金額交渉の仕方などをアドバイスするとも言っていた。そうして話がどんどん進んでいきました」

 倉科氏は「そのためには登録が必要で、会費は月額1万円の前払い。半年契約か1年契約を選べ」と迫った。「会費はX子とY子が交際クラブにA子さんを売り込むための事務手数料だ」と説明されたという。

Y子氏(本人のインスタグラムより)

「交際クラブでは女性がお金を支払うことがないので疑問を感じたのですが、倉科さんは『ここまできて登録しないのは、勿体ないでしょ?』と。断ろうとしても『すぐ決めない人はどうせやらないよ。そうだよね?』などと返される。倉科さんは否定しづらいことを疑問形で聞いてくるので、それに曖昧に合わせていると、私がこの契約をしたいと思っているかのような会話になってしまうんです。それに倉科さんは有無を言わせぬ高圧的な雰囲気もあって怖かった。登録しないと帰れないんじゃないかと焦ってしまって……」

 高級ホテルのロビーで白スーツの男と2人の美女と対面するという非日常的な状況も手伝ってか、A子さんは追い詰められていった。

「だから、美味しい話だしと自分に言い聞かせて『最初は半年の契約にしようかと思ってます』と伝えました。しかし倉科さんから『半年だと時間的に足りないし、半年にしたら1年に延長することができないので、1年がおすすめだ』と押され、半ば強制的に1年契約を結ぶことになってしまいました」


“講習”と称して連れていかれたビジネスホテルで…
 1年契約の契約金を前払いするとなると計12万円だ。A子さんが「手持ちのお金がない」と伝えると、ホテルの地下にあるATMで下ろしてくるようにと指示された。

「逃げないようにするためか、X子さんとY子さんもついてきました。そして私がお金を下ろしている最中、後ろからずっと監視していた。その場で12万円をX子さんに手渡すと、ロビーに戻らず解散することになりました」

 次に倉科氏と会ったのは2月22日。A子さんはX子氏から「講習がある」と横浜のファミリーレストランに呼び出された。ファミリーレストランで待っているとX子氏が現れ、そのまま近くのビジネスホテルの一室に連れていかれたという。


“講習”についてX子氏からA子さんが受けた説明
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=6


「講習があるということは面接の時にも聞いていたのですが、どんなことをするのか不安だったので、面接後、X子さんに直接講習の内容について聞いたんです。そこで《お部屋に入った際に失礼のないように手順を確認する》《嫌なことは絶対にしないのでご安心ください》などと説明されました。高級交際クラブだからそれなりの作法やテクニックが求められるのかなと思いました。それにX子さんは知り合いだし、危ないことはないだろうと思っていたのですが……」

 部屋は11階にあり、セミダブルのベッドが1つとデスク、ユニットバスがついた狭いシングルルームだったという。ホテルのサイトをみると、定員2名で平日の宿泊料は7000円程度だ。

“講習”が行われたビジネスホテルの一室(ホテル公式サイトより)

「そこには前回同様に全身真っ白い服を着た倉科さんが待っていました。部屋に入ると、倉科さんから『パパ活のときは、部屋に入って服を脱ぐ前にお金をもらわないとダメ』などと10分ほどアドバイスされました」

ホテルの部屋に入ると、2人が服を脱ぎだした
 その後、倉科氏はおもむろに「体の洗い方を教える」と言い、A子さんに服を脱ぐように指示した。A子さんは戸惑ったが、倉科氏とX子氏がその場で服を脱ぎだし、A子さんも服に手をかけた。そうして3人が裸になって、ユニットバスに入ることになったのだという。

「2人とも服を脱ぎ始めたので、断れる雰囲気ではなくなってしまい、私も全裸になりました。狭いユニットバスに3人でぎゅうぎゅう詰めになって入ると、X子さんが倉科さんの体を洗い、そのまま倉科さんの陰部を口に含んだんです」

 X子氏は倉科の足元にしゃがみ込み、A子さんはそれをただ見ていたという。しばらくして倉科氏はA子さんに「X子の真似をしろ」と指示。A子さんは「講習ってこんなことまでしないといけないの⁉」と面食らったというが、「自分の考えが甘かった」と後悔しながらもその言葉に従った。


「避妊具をしないでパパから追加のお金を取るんだ」

「ユニットバスを出ると、倉科さんはそのままベッドに寝そべりました。そして『右側をX子がやるから、それに倣って左側で同じことをしろ』と言われ、肩から胸、そのまま足の方まで舐めさせられ、そしてまた陰部まで……。その後もX子さんがすることを真似させられました」

 10分ほど倉科氏の体を舐めるという“講習”が続き、A子さんの順番が終わったところで、X子氏がおもむろに倉科氏に馬乗りになったという。

「フリとかではなく、本当に挿入していて、しかも倉科さんは避妊具をつけていなかった。ゾッとしました。しばらくしたら倉科さんに『X子に続いてやれ』と命令されました。避妊具をつけずにするのは嫌だと拒否したのですが、倉科さんに『パパ活の時は、ゴムをしないでパパから追加のお金を取るんだ』と言われてそのまま……。『うちのクラブは月に2回性病検査をしている裕福な男性しかいないから、性病は心配ない』と説明されましたが、それで不安が払しょくされるわけありません。気持ち悪かったです」


 その後も倉科氏の“講習”はエスカレートしていった。

「『X子とキスをして、レズプレイで男性を興奮させろ』とも言われました。嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、とにかく早くこの場からいなくなりたい一心で、ひたすら指示を聞いて早く終わらせようと思っていました」

 そして、“講習”は唐突に終わった。

「しばらくすると『君はもういいよ』と、倉科さんが果てる前に終了しました。上手いから大丈夫、といったような妙にポジティブな言葉をかけられて終わったのだと思います。その後、シャワーを浴びて、次はいくつかの交際クラブに登録へ行くということで解散しました。この時、足を踏み入れてはいけない世界だったなと激しく後悔していました」

パパ活の後、横浜駅の改札前で倉科氏に6万円を手渡し
 その後、倉科氏から「実践経験を積むため」と言われ、まずは交際クラブ「S」に登録させられた。ここで実績をつくれば、倉科氏が経営する超高級交際クラブ「P」の会員になれるという約束だった。

「パパ(※交際クラブの男性会員)と会う前後には必ず《今からです》《終わりました》などと倉科さんにLINEで報告を求められました。終了報告をすると《ではお手当の30%なので6万円を手渡しで受け取ります》と返事がきて、横浜駅の改札前で倉科さんに6万円を手渡ししていました。3月2日から、計2人のパパに会ったので、倉科さんには計6万3千円を渡しています。でも年会費を支払っているし、毎回お手当からこんな額をなぜ支払わなければいけないのかと、倉科さんへの疑念が高まっていきました」

“お手当”の30%を渡しに行く際の倉科氏とのやりとり(3月5日)
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=8


 A子さんが倉科氏に「ハメられたと確信した」のは3月8日だった。


「騙されたんだと怒りが湧いてきました」
「(冒頭の)Twitterで同じような被害者がいると知ったんです。交際クラブに詳しい方に相談したら、『交際クラブに女の子を仲介するスカウトはクラブ側からマージンをもらうもの』『超高級交際クラブ「P」なんて聞いたことがない』『スカウトが性的な講習をすることはない』など、色々教えてくれました。確かに『P』はTwitterアカウントがあるだけで(現在は削除済)公式サイトはありませんし、倉科さんと組んでいるX子さんでさえ『P』に入会できた女の子は知らないと言っていました。騙されたんだと怒りが湧いてきました」

 そこでA子さんは3月9日、X子氏に《返金希望と退会の方をさせて頂きたいです》とLINEを送ったという。するとすぐに《お振込をするので銀行、支店名、口座番号教えてください》と返事が来た。

3月9日、A子さんがX子氏に送った返金依頼のLINE
https://bunshun.jp/articles/photo/44705?pn=9

「実際に3月9日に振り込みで11万円が返金されました。ですがひと月分の契約金1万円を取られ、渡したお手当の30%の返金はありませんでした。その後、やりとりはしていません」


弁護士見解「“講習”で性行為を持つ必要はない」

 アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士は、倉科氏の行為について「恐喝罪と準強制性交等罪に当たる可能性がある」と話す。

「まず、面接で被害者は『考えます』など契約を断る様子を見せています。しかし『考えたらやらない』などと言って強く迫り、支払わなければ帰れない状況を作り出して金を支払わせたことは恐喝罪に当たる可能性があります。有罪の場合は10年以下の懲役が課せられます。

 また、講習が交際クラブの斡旋を受けるため必要であり、拒否すれば紹介してもらえなくなると誤信させて抗拒不能に陥らせ、肉体関係を持つことは、刑法第178条の『人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者』として準強制性交等罪に当たる可能性があります。『講習』と称することで、準強制性交等罪から逃れようとしているのかもしれませんが、《時間配分やボディタッチの仕方などを勉強します》などと伝えホテルに呼び出しているので、そもそも性行為を持つ必要もなく、また同性でも良いことですから、罪に問われる可能性があります。有罪の場合は、5年以上20年以下の懲役が課せられます」

 売春防止法では「『売春』とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう」と定められている。しかし全国紙記者はこう語る。

「“パパ活”という気軽な言葉が登場したことで、見知らぬ男性と会うことへの女性側の心理的ハードルが下がったという側面もある。売春にあたる可能性もある“グレー”な小遣い稼ぎですが、ネットやSNSの隆盛で益々身近なものになっています。それに伴ってパパ活関連の事件はこの数年で急増しています」

 A子さんの告白で明らかになった高級交際クラブ周辺の危険な実態。A子さんのほかにも同様の被害に遭っている女性は他にもいる。そのうちの1人が、桐谷美玲似のスレンダー美女・B子さん(20代)だ。B子さんは「“講習”は倉科さんと2人きりで行われました」と、その被害を赤裸々に語っている。

 倉科氏は一体何者なのか。倉科氏らが女性らを斡旋していた複数の交際クラブに確認したところ、一様に「倉科という男のことも超高級交際クラブ『P』も聞いたことがない」と証言したのだ——。

(#2に続く)
https://bunshun.jp/articles/-/44705?page=6


◆ ◆ ◆


《超高級交際クラブの実態》素人美女の肉体を搾取する“白スーツの男”集団と大物芸能人の“密着写真”
“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #2
「文春オンライン」特集班2021/04/11
https://bunshun.jp/articles/-/44706?ref=article_link&popin&device=desktop

 前稿では松岡茉優似の女子学生・A子さん(20代)の告白によって、高級交際クラブの危険すぎる実態が明らかになった。

 今年1月27日、A子さんは知人であるX子氏の誘いで、「一晩の“お手当”が100万円は下らない」という超高級交際クラブ「P」の面接に出向いた。A子さんを待っていたのは、50代くらいの“白スーツの男”倉科氏(仮名)と “大御所芸能人の愛人”を自称するY子氏、そしてX子氏の3人だった。そこで倉科氏は「君には最低でも30万円は貰える才能があるから僕らで面倒を見て、そのレベルまで持っていく」と豪語し、A子さんにある契約を持ちかけた。

 その契約とは、倉科氏らがA子さんを交際クラブに売り込んだり、「ハイレベルな女性」になれるよう指導をするかわりに、月額1万円の会員費と交際クラブから紹介された男性から得た“お手当”の30%を支払え、といったものだった。


 さらにA子さんは「講習」と称して倉科氏、X子氏と3人で性行為を受けさせられたという。だが、倉科氏らの手法を糾弾する別の女性によるTwitterの投稿を見たことから疑念を深め、倉科氏らに契約金の返金を要求し、「文春オンライン」に告発するに至った。

◆ ◆ ◆

「大きなお金をもらうのに相応しいことを教わる講習」
 A子さんと同様に、倉科氏とトラブルになった女性はほかにもいる。学生のB子さん(20代)だ。B子さんはスラリとしたスタイルで、華やかな顔立ちが桐谷美玲に似ている。

 B子さんはTwitterで《業界トップ交際クラブで現在No.1》《月100のp2人最低でも月200以上安定してるし会うのも月1回〜2回くらいだから本当に楽》と投稿している人物を見つけ、2月1日にDMを送った。それが倉科氏らと組んでいるX子氏だった。B子さんは自分で学費を払っていたため金銭的な余裕がなく、「1年前にも交際クラブに登録し、効率よく稼ぐためにパパ活をしていた」という。

X子氏が運用していたTwitterアカウント
https://bunshun.jp/articles/photo/44706?pn=1

この記事の画像(7枚)
https://bunshun.jp/articles/photo/44706


 X子氏はすぐに返信してきたため、B子さんは2月5日に倉科氏による面接を受けることになった。倉科氏は白いスーツを着て、X子氏とY子氏を連れていたという。その後に倉科氏からビジネスホテルに呼び出され、「講習」を受けることになった。

 このビジネスホテルはA子さんが呼び出され、倉科氏、X子氏と“性的な講習”を受けさせられた場所と同じだ。面接から講習までの流れについても、A子さんの話と酷似している。

“講習”の際にはまずショッピングセンターを待ち合わせ場所に指定された
https://bunshun.jp/articles/photo/44706?pn=2


「“講習”が行われたのは2月11日です。内容についてX子さんから『大きなお金をもらうのに相応しいことを教わる講習です』と説明されていました。だから薄々、体の関係を持たされるのではないかとは思っていました。でも超高級交際クラブ『P』に登録するためだと思って、覚悟して向かったんです。ただ、私の講習のときにはX子さんはいませんでした」


倉科氏は「じゃあ実践に行きましょう」とB子さんの服を…
 部屋にいたのは倉科氏だけだった。倉科氏はその場で黒い箱を取り出し、なかに詰まった札束を見せた。「1000万円ある。これだけ稼いでいる人がいる」とアピールしてきたという。その後、倉科氏は「じゃあ実践に行きましょう」と、B子さんに服を脱ぐように促した。

「狭いユニットバスで倉科さんから男性の体の洗い方について指導され、そのまま陰部を咥えるように言われました。ここまで実際にやるのか……と思ましたが、指示に従いました。

 お風呂をあがるとすぐにベッドへ誘導されました。倉科さんはローターを取り出して少し使った後、すぐに挿入してきました。避妊具はつけておらず、『うちのクラブは性病検査をしている人しかいない。だから基本的には生でやるように』と説明されました。ただその後は特に何か教わることも話すこともなく、倉科さんはただ無言で性行為を続けたんです。そんなの『講習』じゃないですよね。何より本番行為がなぜ必要だったのか……。騙されたのかなと不安で仕方ありませんでした。


 行為が終わると倉科さんは『自分のクラブの女の子が彼氏にバレて、俺のところに来てアイスピックで刺されそうになったことがあるんだよ』などと、よくわからない武勇伝をひけらかしてきました。私は一刻も早く帰りたかったので、すぐにシャワーを浴びて部屋を出ました」

Y子氏は「片岡愛之助の愛人なんだ」と“密着写真”を見せてきた

 倉科氏の行為への嫌悪感が拭えずにいたが、「超高級交際クラブ『P』で大金を稼ぐため」と割り切ったという。この翌日、Y子氏が同伴し、3つの交際クラブに登録をした。

「『Q』『R』『S』と、3つの交際クラブに登録しました。『Q』は赤坂で面接、『R』は渋谷の雑居ビルで面接、『S』はネットで。Y子さんはクラブの人と親しそうな雰囲気で『コーヒー飲む?』『その服かわいいね』などと会話していました。X子さんが女の子を集めて、交際クラブにコネがあるY子さんが女の子を紹介するといった役割だったようです。

 その日、Y子さんは『昔は●●●●(大御所芸能人)の愛人をしていたけど、今は、片岡愛之助の愛人をしていて、奥さんの紀香さんにも挨拶済みなんだよ』と話し、愛之助さんとY子さんが写った写真を見せられました」

B子さんが見せられた片岡愛之助の写真。Y子氏は片岡の後ろに立ち、顔を寄せている左から2番目の人物
https://bunshun.jp/articles/photo/44706?pn=3

 写真を確認すると、片岡愛之助にY子氏、そして別の2人の女性が体を寄せている。確かに親しそうではあるが、これだけで「愛人」と判断できるような写真ではない。片岡の所属事務所に写真がどういった状況で撮影されたかについて確認したが、期日までに回答はなかった。

その後、B子さんは登録した交際クラブを介して6人の男性と会い、1回の“お手当”は1万円〜20万円だった。そのたびに倉科氏に“お手当”の30%を“成果報酬”として支払ったという。

「手渡しの時もあれば、振り込みのときもありました。振込先は横浜にある地銀で、名義人の名前は倉科さんとは別の《●●●●●●(※カタカナの人名)》という名前でした」

 しかしその後、B子さんは別の女性が投稿したTwitterで、倉科氏らの手法が批判を受けていることを知った。


「そのTwitterがきっかけで、倉科さんのやり方が交際クラブ業界で一般的なものではないと知ったんです。高額の会員費や成功報酬、性的な講習が『やっぱりおかしかったんだ!』と気が付き、倉科さんに半年契約の返金と退会を求めました。倉科さんからは《了解しました。1ヶ月経過で2ヶ月未満ですから、4万円返金です。口座を教えてください》と返信があり、その日中に返金されました。でも成功報酬として支払ったお手当の30%は返ってきませんでした」

B子さんと倉科氏の“成果報酬”についてのやりとり
https://bunshun.jp/articles/photo/44706?pn=4


交際クラブの回答「倉科という人物は知らない」
 取材班が倉科氏らが仲介していた交際クラブである、老舗交際クラブ「Q」、高級交際クラブ「R」、全国展開をしている大手交際クラブ「S」に対し、倉科氏らの手法を把握しているか、また倉科氏らと交際クラブはどういった契約を結んでいるかなどについて質問したところ、それぞれが取材に応じた。

 「Q」からは、倉科氏らによる女性斡旋等の行為について、まずメールでこのような返信があった。

《この件は事実なのでしょうか? 事件性があり被害者が出ているとの事でしょうか? 今のところ弊社には警察から連絡は来ておりませんし、その辺りはっきりしないと回答できかねます》

 複数の被害者からの告発を受け、物証なども確認していると伝えると、「Q」は改めてメールでこう回答した。

《お調べしましたが、倉科、Y子という名前の紹介者はおりませんでした(尚、会社名、グループ名、偽名などでの登録の場合はわかりかねます)。契約内容などはプライバシーに関するものですので差し控えさせて頂きます。念の為お知らせしますが、全ての紹介者との雇用関係などは一切ありません。この事が事実なのか、事件性があるのか警察判断を待ちたいと思います。情報をお伝え頂きありがとうございました》

 「R」は代表のD氏が電話で取材に応じてくれた。「Y子という女性の紹介で複数人の女性が登録しているのは事実ですが、倉科という人物は知らない」という。

「Y子さんは元々、私どものクラブに女性会員として所属されていました。それが今年に入り突然、『女性を紹介したら紹介料をもらえますか?』と聞かれまして。うちはスカウトを入れていないクラブだったので、『紹介料は払えないが紹介してくれると嬉しい』と伝えると、女性たちを連れてくるようになったと聞いています」

 「Q」「R」ともに、倉科氏のことを「知らない」と主張した。「S」からもメールで返信があったが、それは同様だった。しかし、最近になって女性会員から倉科氏らについて、こんな相談を受けていたという。


「このような悪質な個人業者はいままで聞いたことがない」
《3月上旬に、女性会員から倉科氏との契約について相談を受けました。倉科氏という人物や、彼が経営しているという超高級交際クラブ『P』についてはそのときに初めて聞きました。女性は被害者ではありますが、倉科氏の怪しい団体から入会しているため相談を受けたその日に退会処分としました。女性にはできる限りアドバイスをしましたので、後日、その方から『退会と諸々の返金処理をしてもらって解決しました』というお礼のメールが来ました。

 相談を受けた時点で、女性会員全員にそのような怪しい個人や団体から斡旋をうけて入会してないかを確認するメールを一斉配信しましたが、このような事案の報告はほかにはありませんでした》

 また倉科氏らの手口について、「S」からの返信にはこうも綴られている。


《なお当倶楽部以外にも、別の交際クラブに勝手に登録させていたようです。このような悪質な個人業者はいままで聞いたことがありません。倉科氏とは全く面識がなくまた当倶楽部はいかなるところとも紹介契約などは交わしておらず、当倶楽部からこの男性に仲介手数料を払った事実は絶対にありません。

 今回の件ですが交際クラブ全体の信用を失墜させることで非常に憤りを感じています。倉科氏らは写真週刊誌『FRIDAY』に掲載された記事を利用して女性を勧誘していたようです》

超高級交際クラブ「P」のTwitterアカウント
https://bunshun.jp/articles/photo/44706?pn=5


「交際クラブ業界のトップ」を自称する倉科氏だったが、自分の存在は交際クラブに隠していたようだ。取材班はこの後も被害者や倉科氏周辺に取材を続け、そして倉科氏、X子氏、Y子氏にも直接コンタクトをとった。そこで浮かび上がってきたのは、倉科氏の、女性を騙し、支配する卑劣な手口だった——。  

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コメント
1. 中川隆[-5291] koaQ7Jey 2021年4月25日 06:41:39 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[1] 報告
「私たちがやってることは違法行為ですから、売春です」12万円の高級パパ活契約を断った女子学生を“白スーツの男”が恫喝《証拠音声》
神奈川県警に相談も「被害届受理は難しい」超高級交際クラブの甘いワナ #3
「文春オンライン」特集班2021/04/18
https://bunshun.jp/articles/-/44707


 4月11日に報じた高級交際クラブの危険な実態(#1、#2)。告発したのは松岡茉優似の女子学生A子さん(20代)と桐谷美玲似の女子学生B子さん(20代)だ。

 2人はそれぞれ、「一晩の“お手当”が100万円は下らない」という超高級交際クラブ「P」の面接を受けた。面接は「交際クラブ業界のトップ」を自称する“白スーツの男”倉科氏、芸能活動を行うX子氏、“大物芸能人の愛人”Y子氏の3人によって行われた。面接で倉科氏は、「君には最低でも30万円は貰える才能があるから僕らで面倒を見て、そのレベルまで持っていく」などと発言。A子さんとB子さんに“交際クラブへの斡旋契約”を持ち掛けた。

 その契約とは、倉科氏らが交際クラブに売り込んだり、「ハイレベルな女性」になれるよう指導をするかわりに、年間12万円の会員費と交際クラブから紹介された男性から得た“お手当”の30%を支払え、といったものだった。


 さらに倉科氏は、A子さんとも、B子さんとも「講習」と称して性行為に及んでいる。A子さんに至っては「倉科さんとX子さんと3人で肉体関係を結ばされた」と証言している。

 彼女たちと同様に、倉科氏らの面接を受けたというのが学生のC子さん(20代)だ。黒髪のロングヘアが印象的な、柴咲コウ似の女性。C子さんは面接の時点で倉科氏らとの契約を怪しく感じ、断ろうとした。

 しかしそんなC子さんを倉科氏は恫喝し、無理やり契約を結ばせたという——。

倉科氏は「高圧的で、こちらに拒否する隙を与えない」
 C子さんが語る。

「私はX子さんのツイートで超高級交際クラブ『P』の存在を知りました。報酬がかなり高そうだったので興味がわき、2021年2月14日に自分からX子さんにDMを送りました」

2月28日、X子は自分自身について「1時間100万円で登録させてもらってます」と説明している。C子さんは興味をそそられ面接を受けることを決めた
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=1

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 話はとんとん拍子に進み、3月5日に横浜にある高級ホテルのロビーで面接を受けることになったC子さん。実は、このホテルはA子さんやB子さんが面接を受けたのと同じホテルだ。この日の面接も倉科氏とX子氏、Y子氏の3人によって行われた。

 C子さんは女性の友人を伴って面接に出向いた。だが、「白いスーツを着た倉科さんを一目見て『普通の人ではないかもしれない』と緊張しました」という。

「そこで“高級交際クラブへの斡旋契約”について説明を受けました。倉科さんらに年間12万円を支払って他の交際クラブで実地経験を積めば、一晩100万円がもらえることもある超高級交際クラブ『P』に登録できるというものでした。

 交際クラブはたとえ会員同士の間で性行為があっても、『自由恋愛』という体裁なので逮捕されることはないと聞いています。ですが、会員費を支払って倉科さんたちの斡旋で“パパ活”をすると逮捕されてしまうんじゃないかと不安になりました」

 そんなC子さんの不安をよそに、面接はどんどん進んでいった。

「話は最初から契約することを前提に進んでいて、『3月11日には講習を受けてもらう』『その後はY子と交際クラブに登録をしに行く』など、予定が勝手に決められていきました。倉科さんは高圧的で、こちらに拒否する隙を与えないんです。話が進むにつれ、どんどん怖くなっていきました」

Y子氏(本人のインスタグラムより)

 身の危険を感じたC子さんは、面接での会話を携帯電話で録音し始めた。音声を確認すると、こんなやり取りが記録されていた。


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倉科氏からの恫喝「名誉毀損だよ。弁護士に電話しろ!」
倉科氏 「事務手数料払える?」(※音声ママ、以下同)

C子さん 「手数料ってのは?」

C子さんの友人 「最初の1万円? 今ですか?」

倉科氏 「今です。下ろしにいってもらうんですけど。1年間毎月1万円の事務手数料もらいますよねっての覚えてます? 彼女(Y子氏)が営業したりとか事務所回りするのに、それを1年間ずっとやっていくので事務手数料が必要ですよっていう。それが1年間で12万円かかるのがそれで大丈夫なの? っていう」

C子さん 「帰りの交通費が……(現金1万円を出す)」

倉科氏 「いやこれだとちょっと違うんすよね」

C子さん 「ほんとですか、じゃあちょっと考えます」

 C子さんが躊躇すると、倉科氏が食い下がる。C子さんの不安や恐怖は次第に大きくなっていった。

「とにかくこの場から離れたくて、お金を払えば逃げられるんだったら1万円くらいいいやと思ったんです。ですが最低でも半年分の6万円をその場で支払うように言われて……。さすがに無理だと思って、ちょっと反抗してしまったんです」(C子さん)

C子さん 「違法に反することなので」

倉科氏 「違法に反しない。じゃあ今すぐ110番していいですよ」

C子さん 「何がですか?」

倉科氏 「自分が一応トップでやってるので、そういう風に言われちゃうとさ、久しぶりに言われましたね、そんなこと」

倉科氏 「もう今日、いいんじゃないの。違法行為とか言われてさ。俺はこれで28年間飯食ってるんだよ。逆にちょっと失礼なことだと思うよ。公共の場でこういうこと言うのはさ、名誉毀損だよ。弁護士に電話しろ。失礼だよ」

倉科氏 「別にいいんだけど、うるせえよって思いますけどね、言い方は。『断ります』でいいんじゃないですか? こういう場所で公然なので。公然で名誉毀損してるので、名誉毀損でしょ? じゃあ弁護士転がしますか? どんな形であれ、こっちは仕事中なので。仕事中にそういう風に名誉毀損されるならこっちも考えますから。(一部聞き取れず)うちは警視庁のナンバー2が客にいるんで、そこに相談しながらやってるので、失礼極まりないです」

倉科氏 「電話番号と住所聞いとけよ? ここに書いてもらえ。言いましたよね? 私に向かって違法行為と。してないので弁護士通して書類送ります」

倉科氏 「そちらはそちらで言ってくださいね、弁護士立てても結構ですよ。30万かかりますから成功報酬で50万かかりますから、80万かかりますから。少額訴訟すんのは結構です、やってくださいよ!(バンッと何かを叩く音)失礼にもほどがある!」

倉科氏 「今から一緒に警察行きましょうよ、これが違法行為なら。違法行為じゃない、自分がね、警察に行って作ったシステムなんですよ、16年前に。4年半かかってるんですよ、作るまでに! 6800万使ってる。それをあなたの一言で違法行為にされたら、たまったもんじゃない」

 「これは違法行為なのではないか」


 当初、そんな不安を吐露したC子さんに対して、自分たちの仕事は違法行為ではないなどと反論していた倉科氏だったが、ヒートアップしてきたからか、こう居直る場面もあった。

倉科氏 「だから最初に言ってることは私たちがやってることは違法行為ですから、売春です。要は売春にならないように創作して資金を提供してもらうためにやる方法を今教えてあげてるだけ」 

 倉科氏はC子さんにこういった恫喝を15分ほど浴びせ続けた。C子さんは恐怖からその場で泣いてしまったという。


X子氏が「お金を払えば大丈夫だから」と説得
「倉科さんから恫喝されて本当に怖くて……。すると倉科さんが『次の面接の子が来るから移動するように』と言ったので、X子さんに付き添われて別のテーブルに移りました。

 X子さんは怒った倉科さんと泣き止まない私に焦ったようで、『私もサポートするから謝ろう』とか『ちゃんと年会費の12万円を払って、謝れば大丈夫だから』と声をかけてくれました。私もとにかくこの場から離れたい思いで、倉科さんの元へ行き『すいませんでした。お金を払います』と謝りました」

 その足でホテルの地下のATMで12万円を下ろし、付いてきたX子氏とY子氏に手渡してすぐに帰路についた。


「お金を支払ってしまいましたし、これから倉科さんの下でパパ活をするなら彼に気に入られないといけないと思いました。それでLINEで《真剣にやるのでよろしくお願いします》と送ったんです」

 しかし、「また倉科さんに怒鳴られたらどうしよう」「講習で酷いことをされるかもしれない」「この先、逮捕されることがあるのではないか」という不安が次第に大きくなっていった。そこで友人に相談したところ、翌日、その友人がX子氏にLINEで、契約破棄と返金を求めるメッセージを送ってくれたのだという。

《精神面が崩れとても話したり外に出られる状況下ではなく、怯えておりクラブを辞退したいとのこでした》

《男性の方が一名いるとお聞きしました その方を怒らせてしまい罵声を浴びせられ、社会人としてなっていない自分が悪かったと言っていました》

《警察や弁護士の方を出すと言われ今後もそういうことがある可能性が高くと聞いて精神面が崩れ病院に行っております》

3月6日、C子さんの友人がX子氏に送ったLINEメッセージ
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=3


「X子さんからは《わかりました》と返信があり、3月9日にY子の名前で11万円が私の口座に振り込まれました。でも支払った額には1万円足りません。ですので3月14日にX子さんにその旨を伝えると《それは確かにおかしいので私から1万円返しますね》とLINE Payで1万円が送金されました」

 友人からは警察署へも通報した方がいいとアドバイスを受けた。

「すぐに神奈川県警に電話をしました。詳しく話を聞くからと言われ、3月11日に戸部警察署へ行きました。当日は強行犯係の刑事さんが担当についてくださったので、12万円を払わされたことを話し、録音テープを提出し、恐喝ではないかと訴えました。

 ですが、刑事さんから『現状では被害届を出すことは難しい』と言われてしまったんです。恫喝されているところや、お金を下ろしている姿などが防犯カメラに映っているはずですとも伝えたのですが、『確認をしておきます』と言われ、それ以降、警察からの連絡はありません」

 C子さんはいまだに面接で受けた恐怖を思い出すという。

「お金は返ってきましたが、倉科さんから恫喝された時は本当に怖くて、今でも思い出してしまいます。甘い話に乗ってしまった自分にも落ち度がありますが、あのやり方は酷すぎます。本当に怖かった……」

「捜査義務が発生するため有耶無耶にするケースも」
 アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士は、倉科氏のこれらの行為について「恐喝罪に当たる可能性がある」との見解を示した。

「女性に対して『失礼だ』などと怒りを示し、実際に年会費の12万円を支払わなければ、その場を去ることができない構図を作り出していることは、恐喝罪に当たる可能性があります。有罪の場合は10年以下の懲役です。また、これら一度受け取った金額を返金した場合でも、すでに犯罪が成立しているので返金は関係ありません。

 また、警察は告訴を受理してしまうと捜査義務が発生しますので、捜査しておきますなどといって有耶無耶にするというのはよくあるケースです。C子さんの相談も、事件性がないと判断されたというよりは、そういった事情から受理されなかった可能性が高い」

 これらの行為について事実確認のため、倉科氏やX子氏、Y子氏に接触を試みた。

 3月31日15時頃、まず倉科氏にLINEで電話をかけたが反応はなし。そこで交際クラブ斡旋契約やそれに伴って性的な講習を行ったか、超高級交際クラブ「P」は本当に存在するのか、C子さんへの脅迫行為などについて、質問をLINEで送った。

 すると3月31日15時44分に倉科氏から着信があったのだ。


倉科氏が記者に語ったことは……
「ちゃんとした取材もせずにいきなり質問を送ってくるのは失礼でしょ? 私は警察にも相談しながらこの仕事をやっているんです!」

 倉科氏は記者が送った質問について、こうまくしたてた。

「被害者がいるというのであれば、裁判を起こせばいいでしょう。そもそもこっちで被害者としてクレームが来ている人は9人で、全て返金は完了しております。僕は正々堂々やっているから、『FRIDAY』の取材も受けている。文春の●●さん(名前を挙げたが該当する人物はいなかった)も知っている。こんな失礼な取材ないぞ! 告発している女性たちについてもっとちゃんと調べろ!」


 倉科氏の主張は「告発している女性たちは信用ならず、自分をハメようとしているのだ」というものだった。会って詳しく話を聞きたいと言うと、こう答えた。

「会わないなんて言ってないだろ、ちゃんと調べた上で取材してくれれば会うって言ってるだろ。忙しいから夜の12時過ぎなら(電話に出る)」

 倉科氏はそう言うと電話を切った。その言葉通り、深夜12時過ぎに再度電話をしたが、倉科氏が対応することはなく、その後も何度か電話をかけたがすぐに切られてしまった。

 その後、4月1日に倉科氏からLINEでメッセージが送られてきた。

3月31日に倉科氏へ送った質問への返答
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《ご返答 取材は、受けません。今一度、質問事項確認して下さい 初歩的ミスもあり、弁護士と相談した結果、情報提供者及び、記者に、内容証明送付いたします》

《今後は、弁護士と、お話してください 内容証明に、弁護士事務所記載されます。また、情報提供者による、第三者の恐喝、脅迫認定しましたのを、お伝えいたします》

 Y子氏からは、4月1日に《倉科さんの方に問合せして下さい》とだけ、LINEで返信があった。しかしその後、期日までに倉科氏から内容証明付き文書が送られてくることはなく、連絡も取れなかった。

 文春オンラインでは4月11日、A子さんとB子さんの告発記事「“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ」(#1、#2)を公開。すると倉科氏から編集部へ電話があった。そこでは約40分にわたり、このような主張を展開したのだ。


「告発している女性に『虚偽通報』をされた」
「そちらに告発している方たちは信用ができない。私たちに嫌がらせをしていた人たちですからね。ちょうど1カ月くらい前、横浜のビジネスホテル(※A子さんやB子さんに講習を行ったホテル)の一室でX子さんやY子さんと打ち合わせをしていたら、いきなり警察が流れ込んできたことがあったんです。警察は私たちに『ここで売春しているという通報があった』と言っていました。でも私たちはみんな服を着ていたし、売春なんてやっていない。そう説明すると警察は『虚偽通報ですね』と言って帰っていきましたよ。この虚偽通報をしたのが、今回告発をしている女性たちのなかにいる」

 倉科氏によると、ホテルの外では見知らぬ外国人女性が「ここで売春してる!」と叫んでいたのだという。

「その日に夜にLINEが来まして。《今日、通報したのも騒いだ女性も私ですと。エージェントから外国人女性を雇って私がやったんです》ってあったんです。このLINEを送ってきたのが、今回文春に告発している女性です」(倉科氏)


 しかしA子さんやB子さん、C子さんに確認したところ、警察に通報した事実はないという。また、倉科氏はC子さんとのトラブルについてはこうも主張した。

超高級交際クラブ「P」のTwitterアカウント(※現在は削除済み)
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=5


「文春に告発をしているという3人のうち1人からはすごい暴言を吐かれたことがありましてね。面接で交際クラブへ紹介するにあたっては『事務手数料をもらいますよ』と説明をすると、(C子さんが)その場にいる人が振り返るほど大きな声で、『詐欺だ!』と叫んだんです。その場では1人の男性がジッとこちらを見ていた。あれは文春の記者でしょ? あれは私をハメるためにわざとやったんだと思う」

 その当時のやりとりについては、上述した通り、録音テープに残っている。確かに倉科氏はC子さんの発言に激怒している。しかしC子さんは常識的な声量と落ち着いた口調で「違法に反することなので」と発言しており、大声で叫んでいる様子は確認できなかった。

“性的な講習”は希望する方にやっている
 このほかにも“性的な講習”については「希望した方にやっていることで、全員にはやってませんよ。男性に高額のギャラを交渉するために、本番と同じシチュエーションで訓練する必要がある」などと語った。

「僕のところで動いている人間は通常の20倍は稼いでる。そのノウハウを提供するのが仕事なんです。食事中のTPOから衣装のことなどから全部教えます。ティーチングっていうんですかね。講習もそれの一環です。

 X子さんはランチで1回500万円は稼いでいます。本人に聞いてもらって結構です。超高級交際クラブ『P』はそのくらい払える男性だけを僕が選別して集めたサークル。X子さんにもそういう男性を紹介したわけです。2人は今も付き合っているはずですよ」(倉科氏)

 倉科氏は反論する中で、X子氏についてこう自信たっぷりに述べていた。

 だが実際には、X子氏が所属する芸能事務所の担当者からは「うちのX子も被害者なんです」と記者へ連絡があったのだ。

「止めたかったが、倉科氏が怖くて止められなかったようです。本人が事情を話すと言っています」

 倉科氏の“右腕”だと思われたX子氏。取材班はさっそくX子氏に話を聞いた。(#3に続く)

2. 中川隆[-5290] koaQ7Jey 2021年4月25日 06:46:28 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[2] 報告
タレント女性が告発「パパ活で月100万は嘘。日常的に怒鳴られて逆らえなかった」高級交際クラブの実態
“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #4
「文春オンライン」特集班2021/04/18
https://bunshun.jp/articles/-/44708


 4月5日、文藝春秋の社屋に1人の女性が訪れた。ニットを着てリュックサックを背負ったカジュアルな装いだった。化粧っ気はなく、憔悴して見える。

 彼女は、“白スーツの男”倉科氏や“自称・片岡愛之助の愛人”Y子氏とともに、女性らを交際クラブに斡旋していたX子氏である(「“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ」#1、#2、#3)。

 X子氏のTwitterアカウントには、《業界トップ交際クラブで現在No.1》《月100のp2人いるから最低でも月200以上安定してるし会うのも月1回〜2回くらいだから本当に楽》など、“パパ活”で大金を稼いでいることをアピールする内容が投稿されていた。


「一晩で100万円が貰えるレベルの女性に育てる」

 A子さんやB子さん、C子さんの証言によると、X子氏はこうした“甘言”を用いて友人関係やTwitterから交際クラブへの入会希望女性を募り、倉科氏らとの面接をセッティングしてきたという。

 面接では主に倉科氏が、一晩で100万円が貰えるという超高級交際クラブ「P」の存在をちらつかせ、女性らに「それに見合うレベルの女性に育てるから」と豪語。複数の交際クラブに斡旋する代わりに、女性が年間12万円+成功報酬(交際クラブの男性会員から得たお手当の30%)を支払うといった契約を持ち掛けていた。

 面接の後には倉科氏による“性的な講習”があり、#1で告発したA子さんによると「倉科さんの指示で、X子さんとも一緒に性行為をした。『X子と2人でプレイをしろ』とも言われました」という。(全4回の4回目。#1から読む)

◆ ◆ ◆

取材後に《大騒ぎになるぞ。100万振り込んでくれ》

 X子氏はタレントとして芸能事務所に所属していたため、取材班は倉科氏らによる“交際クラブ斡旋契約”や“性的な講習”について、所属事務所に事実確認のため問い合わせをした。すると、担当者は焦ったようにこう回答したのだ。

「X子からすべて話を聞きました。うちのX子も被害者の1人なんです。止めたかったが、倉科氏が怖くて止められなかった。本人が事情を話すと言っています」

 そして数日後、冒頭のシーンのように、X子氏がやってきたのだ。X子氏は会議室で記者を前にすると、その重い口を開いた。

「3月31日、倉科さんから《文春から連絡あり》というLINEがありました。その日の夜に倉科さんと電話をすると『誰に何を聞かれても知らないと言え』『警察の認可を受けているからな』と何回も何回も繰り返し言われたんです。そのときに『私がやっていたことはやっぱり悪いことだったんだ』とやっと分かりました。それで、事務所にすべてを打ち明けようと思っていると倉科さんに伝えました」

 しかし、その言葉に倉科氏は激昂したという。

3月31日にX子氏と所属事務所のマネジャーの間で交わされたLINEのやりとり
https://bunshun.jp/articles/photo/44708?pn=1

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「『お前がやろうとしていることは営業妨害だ』『こちらは君のせいで大赤字だ。申し訳ないと思わないのか?』と怒鳴られました。しかも『責任を取って、少しはお金を払ってもらう』とも言われた。そこで電話が切れたのですが、またすぐにかかってきて『今すぐ100万円を振り込め』と言われました。LINEでも《振り込みしたら、連絡ください》《振り込みは、今日中に、お願いいたします》《Y子が、怒ってます》とメッセージが立て続けに送られてきたんです。それで、怖くなってしまって……」

3月31日から4月1日にかけての、X子氏と倉科氏によるLINEのやりとり
https://bunshun.jp/articles/photo/44708?pn=2


 X子氏は声を詰まらせた。そして倉科氏からの恫喝電話の後、涙ながらに事務所にこれまであったことをすべて話したのだという。事務所側から「今後も被害が広がる恐れがあるから、文春オンラインですべてを話したほうがいい」とアドバイスされたこともあり、今回の取材に応じたようだ。


X子氏も“交際クラブ斡旋契約”を結んでいた
 X子氏が倉科氏らと初めて出会ったのは2020年12月半ばのことだった。まず、TwitterでY子氏から《将来の夢や生活をサポートしてくれるスポンサーを見つけませんか?》とメッセージが届いたのだという。

「私は少し芸能の仕事をしていて、そのことについてツイートしていたのをY子さんがご覧になったんだと思います。Y子さんのTwitterのプロフィールには『ミス・アース・ジャパン』に出場したことなどが書かれていたので、すごい方からご連絡いただいたんだなと思いました。それで《交際クラブの業界トップの方を紹介する》という誘いに乗ってしまいました」

 当時、X子氏は思うようにいかない芸能の仕事に焦りを感じていた。それで「何かのきっかけになれば」程度の軽い気持ちで話を聞きに行ったのだという。指定されたのは横浜の高級ホテルのロビー。A子さんらが面接を受けたのと同じ場所だった。


面接を受けた高級ホテルのロビー(ホテル公式サイトより)

「面接の内容も他の女性たちとほとんど同じです。私はそれまでパパ活をしたことがなかったし、ましてや交際クラブに登録したこともありませんでした。でも、まだ芸能界で頑張っていきたかったので、自分磨きをするお金が必要でした。

 それに当時から倉科さんは強気で、断る方が悪いんじゃないかと思えてきて……。その場で交際クラブ斡旋契約を結び、1年間で12万円を支払う約束をしました。この日は手持ちの2万円を渡し、後日10万円を支払いました。さらに講習や交際クラブに行く日程を決められてしまって、引くに引けない状況になってしまいました」

バスタオル1枚の倉科氏がホテルで待っていた

 1月上旬、X子氏は倉科氏から「講習を受けてもらう」と呼び出された。場所は面接をしたのと同じ高級ホテルだった。X子さんは「A子さんたちの講習はビジネスホテルでしたが、この頃は講習もこの高級ホテルで行われていました」と、当時を振り返った。

「倉科さんからは事前に『お客様に紹介する前に、俺が君のことを知っていなければいけない。タトゥーやリストカットの跡がないかなどをチェックします』と言われていたので、なんとなく『体を見られるのかな』程度に思っていました。ですが指定された部屋へ行くと、シャワーを浴びてバスタオル1枚を身に着けただけの倉科さんが待っていました。そしてそのまま……」

 X子氏はそこで倉科氏と肉体関係を持ったという。「倉科さんには相手に有無を言わせぬオーラがあり、この時から私は彼を拒否することができませんでした」と暗い表情で吐露した。

「この講習の後、倉科さんが『契約している』という交際クラブ『Q』『S』『R』にY子さん同伴で面接を受けに行き、登録しました。その後1度だけ、交際クラブからの紹介で男性と会いました。でもパパ活が初めてだったこともあり、交渉が上手くできなかったんです。食事のみで解散になり、お手当もいただけませんでした」

 倉科氏が「X子さんはランチで1回500万円は稼いでいます。本人に聞いてもらって結構です。2人は今も付き合っているはずですよ」(#3参照)と言っていたことを伝えると、X子氏は「全くの嘘です」と断言した。

「私がパパ活をしたのはこれ一度きりです。私には初対面の人に『体の関係を持つので“お手当”をください』なんて言えませんでした。自分には向いてないなと思って、もう辞めようと思ったんです。それで1月半ば、倉科さんに連絡して、改めて会うことになりました」

「年齢的に芸能は手遅れなんだからやるしかないだろ」
 その日も倉科氏とY子氏は、横浜の高級ホテルで別の女性の面接をしていた。その面接が終わった後、X子氏は倉科氏とY子氏に交際クラブを辞めたいと申し出たのだという。

「すると倉科さんから『Y子のように裏方に回ればいい。Twitterでスポンサーを探したり、お金に困っている子を探して紹介しろ』と言われたんです。その場でこの仕事が違法なのか合法なのか判断ができず、倉科さんに『大丈夫なのでしょうか』と聞きました。すると倉科さんは『これは法律と道徳を守っていて、警察の認可を取っているから大丈夫だ』と。さらに『芸能をしているなら映画に強い人を紹介できる』『もう年齢的に芸能は手遅れなんだからやるしかないだろ』と説得されました。それでまた断ることができず、この仕事を受けてしまったんです」

「文春オンライン」からの取材依頼の後、3月31日から4月1日にかけて交わされたX子氏と倉科氏のLINEのやりとり
https://bunshun.jp/articles/photo/44708?pn=4


倉科氏からは日常的に恫喝されていた
 こうしてX子氏は“倉科側”に回ったのだ。


 X子氏は自身のTwitterアカウントで《業界トップ交際クラブで現在No.1》などと自称しているが、実際に交際クラブを利用したのは前述の1回のみ。しかし、あたかもパパ活で大金を稼いでいるようなフリをして、9人の女性を誘って倉科氏に紹介し、8回の面接に同席したという。

「私が紹介した女の子が面接で渋ると、倉科さんから『時間取ってるのにこういうの多いよ』と怒られ、女の子が断ると『お前の努力が足りない、やり方が悪い』と電話で延々と怒鳴られました。今日は早めに帰りたいと伝えた日には『仕事をなんだと思ってる』『俺を舐めてるのか』と電話で1時間ほど怒鳴られ続けたこともあります。女の子が1年分の会員費12万円は大金すぎて支払えないと言ったときには、半額の6万円を立て替えさせられることもありました。

 この仕事の報酬は特に決まっていなくて、2月末頃に一度だけ30万円をもらいました。手渡しで、直接受け取っています」

 倉科氏から特に激しく怒られたというのが、3月5日に行われたC子さんの面接の後だ。

「高級ホテルのロビーで『(C子さんに)違法だと思わせたお前が悪いんだろ』『こういうの多すぎるよ』『もう俺は面倒見ないからお前やれ』『責任とって貰わなきゃ困る』と1時間以上怒られ続け、帰宅後も30分以上電話で同じ話をされました。怖くて、怖くて、謝り続けました。

 倉科さんと関わるようになってから、打ち合わせの度に『この仕事で成功できない奴が、他の仕事で成功できるわけない。だから、お前は何もできていない』と否定されました。自分がやっていることの善悪も判断できなくなって、ここまできてしまいました」

 X子氏は倉科氏、Y子氏と定期的に連絡を交わし、女性らの面接以外にも打ち合わせでたびたび会っていた。しかし2人の素性に関しては、詳しく知らないようだった。


倉科氏とY子氏の正体「2人はいつも一緒だった」
「倉科さんの年齢は私が聞いた限りでは60代。会う時には必ず白スーツや、白ニットにパンツなど全身真っ白の洋服に、金時計や金のネックレスをつけていました。仕事は横浜のカジノの仕事に携わっていて、コロナがなければ1年の半分は海外で仕事をしているとか、過去には銀座の黒服をしていてバーも経営したことがあるといったことも話していました。

 28年前に交際クラブの仕組みを仲間4人と作り、『現在の交際クラブの経営者は全員俺の後輩だ』と言っていました。超高級交際クラブ『P』は横浜のカジノに遊びにくる富裕層向けに作ったと言っていましたが、会員になれた女の子もいませんし、ホームページもないので本当に存在するのかどうか……。心理学を学んでいると自慢げに話していたこともありました」

 しかし前回記事で交際クラブに確認したところ、倉科氏の存在を知る交際クラブはなかった(#2参照)。Y子氏とはプライベートについて話したことはほとんどなく、彼女の素性もわからないという。


Y子氏(本人のインスタグラムより)
Y子氏(本人のインスタグラムより)
「ただ、面接などで会う時には必ず倉科さんY子さんは一緒に来て、一緒に帰って行きました。実際はどういう関係だったかはわかりませんが、お互いに信用し合っているように感じました」

 最後にX子氏はこうも語った。

「『違法なのではないか』という不安から、このことを周囲に相談できず、これまで1人で抱えてきてしまいました。どうしていいかわからずに、倉科さんの言いなりになってしまった。それによって辛い思いをさせてしまった女性たちには、本当に申し訳なく思っています。せめて、これ以上被害者が出ないように、全てをお話させていただきました」

 取材中、X子氏は終始暗い表情のままだった。

「文春オンライン」からの取材依頼の後、3月31日から4月1日にかけて交わされたX子氏と倉科氏のLINEのやりとり
https://bunshun.jp/articles/photo/44708?pn=6

“パパ活”でのトラブルは
 アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士は、倉科氏の行為について「恐喝罪と準強制性交等罪に当たる可能性がある」と話す。

「前回もお話しましたが、講習などと称してホテルへ呼び、相手が断りづらい状況下で肉体関係を持つことは刑法第178条の『人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者』として準強制性交等罪に当たる可能性はあります。有罪の場合は、5年以上20年以下の懲役が課せられます

 また、面接で金を支払わなければ帰れない状況を作り出し、契約を結ばせることは恐喝罪に当たる可能性があり、支払わずに断れた場合でも、恐喝未遂に当たる可能性があります。有罪の場合は10年以下の懲役です。

 X子氏も恐喝罪や準強制性交等罪の共犯者(幇助犯)となる可能性があります。一方で、X子氏も倉科氏に逆らえなかったという状況であったことなどを勘案すると、認めて全体的に素直に話せば、起訴されないという可能性もあります」

 X子氏がこれまで誰にも相談することができなかったのは、倉科氏らへの恐怖はもちろんのこと、売春行為もある“パパ活”に加担している後ろめたさが働いたこともあっただろう。

「売買春の現場で性行為に及ぶ際、本番行為を強要されたり、拒否する女性を強姦する、また女性が男性を嵌める美人局などの事件は増えています。この背景には、法の網の目を潜り抜けて売買春を行うための“パパ活アプリ”などが増え、売買春が気軽に行われるようになってしまっていることもあるでしょう。

 トラブルが増加する一方で、売買春をしているという罪の意識から、被害に遭っても声を上げられないという被害者は多い。“パパ活”はとても危険です」(同前)

“パパ活”で大金を稼ごうとする女性の周辺には有象無象の輩が集まって、搾取する隙を狙っているのだ。

3. 中川隆[-5289] koaQ7Jey 2021年4月25日 06:47:54 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[3] 報告
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“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #2
https://bunshun.jp/articles/-/44706​

▼「私たちがやってることは違法行為ですから、売春です」12万円の高級パパ活契約を断った女子学生を“白スーツの男”が恫喝《証拠音声》
神奈川県警に相談も「被害届受理は難しい」超高級交際クラブの甘いワナ #3
https://bunshun.jp/articles/-/44707​

▼タレント女性が告発「パパ活で月100万は嘘。日常的に怒鳴られて逆らえなかった」高級交際クラブの実態
“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #4
https://bunshun.jp/articles/-/44708
4. 中川隆[-5286] koaQ7Jey 2021年4月25日 07:47:37 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[6] 報告
世界を変えた映画『エマニエル夫人』
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/249.html

母を尋ねて三千里
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/865.html

欧米人の恋愛は性的倒錯の一種
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/200.html

女性の“甘い香り”35歳が「曲がり角」 加齢で減少…見た目の印象も変化
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/829.html

女の停年は35歳
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/252.html

女の子に合う香り、加齢臭のオバサンに合う香り
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/449.html

セックスも、愛も、恒常的にそれがそこにあると、欲望も疼きも感動も消え去る
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1189.html

反社会的人格障害者が何故か女性に好かれる理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/900.html

阿部定の世界
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/248.html

牧野田 彩(AYA)が AV に出演させられた理由とは
http://amezor-iv.net/shisou/150920200912.html

芸能界「性接待」 Me Too
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1177.html

ジャニー喜多川は、CIA工作員だった
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/521.html

外国人女性が驚いたニッポンの「パパ活」
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1587.html

プチエンジェル事件の深すぎる闇
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/358.html

中国美女も日本男性が大好き _ 皇族・政治家を中国のハニートラップにかけたプチエンジェル事件の黒幕は小沢一郎だった?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/290.html

飯島愛が殺された理由 _ ジャニーズ・プチエンジェル事件との関係
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/720.html

筧千佐子被告 資産家の高齢男性を次々と籠絡していった手口
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/877.html

「紀州のドンファン」こと野崎幸助さん 急性覚醒剤中毒死 _ 55歳下の新婚妻は AV女優だった?
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/198.html

もう3億、4億は稼げない! リーマンショックを機に変わった愛人契約
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/132.html

松下金融相が愛人を怒らせた理由は? _ 女性の相場はこんなもの
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/421.html

風俗嬢「涙の極貧物語」
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/286.html

30代女性がデリヘルの主力。シングルマザーが落ちていく
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/256.html

高齢化する風俗嬢。60代どころか70代の風俗嬢さえも日本では現れている
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/757.html

日本女性のホスピタリティーは世界一
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/133.html

5. 中川隆[-5285] koaQ7Jey 2021年4月25日 07:48:03 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[7] 報告

女縄−裸女を縄で縛る悦楽
http://w.livedoor.jp/onnanawa/d/%cc%dc%bc%a1%20/%20MENU

性奴隷のすすめ
http://seidorei.x.fc2.com/index.html

小泉先生は真性のS? (“削除コメント表示切り替え” を押して下さい)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/305.html

セックスと暴力。このふたつが密接に結びついている理由
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/440.html

ミラーマンの世界 _ 植草先生は何故 ピンサロ、性感マッサージ、ヘルス、イメクラ、ソープランドの中からイメクラを選んだのか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/299.html

◆マイクズ・プレイス。緑の虹彩を持った女性とロシアの崩壊
https://blackasia.net/?p=3350

経済危機が起きると一瞬で巻き込まれる。
カンボジアにもタイにもロシアの女性が哀しい目をしてセックス産業に堕ちていた。
https://blackasia.net/?p=17348

◆娼婦ナナ。戦争を始めるのは男たち、代償を払うのは女たち
https://blackasia.net/?p=3405

6. 中川隆[-5275] koaQ7Jey 2021年4月25日 10:01:40 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[17] 報告
相場に失敗すると奥さんとお嬢さんはこういう運命が待っている
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/250.html

TPP賛歌 _ TPPに加入するとこんな甘美な世界が待っている。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/204.html

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