http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/569.html
Tweet |
提供された情報源は、マツダのラージ群ディーゼルモデル(特にCX-60/CXT)について、**高走行距離におけるエンジンの致命的な故障**と、その技術的な原因、そしてメーカーの対応姿勢に焦点を当てたものです。
以下に要約します。
### 1. 高走行距離における深刻なエンジン故障
マツダ CX-60の初期型において、ディーゼルエンジンが本来期待される寿命(20万km以上)を大幅に下回る距離で故障する事例が報告されています。
* **具体的な故障事例:** 2022年式の初期型CX-6(3年で12万km走行)のユーザーは、マイルドハイブリッドバッテリーを2回交換した他、**エンジンヘッドガスケットが抜け、エンジン交換**が必要となりました。
* **保証の適用外:** このユーザーは10万kmを超えていたため、2回目のエンジン交換は有償(ユーザー負担)になると宣告されました。
* **データと傾向:** 秀ポン氏のチャンネルが把握している限り、10万km以上走行したユーザーのうち、エンジンが壊れた人は「全員」であり、10万kmを超えてトラブルがなかったというユーザーからの申告はフォーラムに一件もありません。
### 2. エンジン故障の技術的な原因
故障の根本原因は、マツダが**環境基準を満たすため**に採用した排気ガス再循環(EGR)システムとシャッターバルブの制御にあります。
* **環境対策のための制御:** NOxを低減するため、エンジンの燃焼温度を下げる必要があり、そのために排気シャッターバルブを閉めて排気ガスを再度燃焼室に戻す仕組みを採用しています。
* **過度な制御による弊害:** このシャッターバルブを「閉めすぎる」制御(カド)が原因となり、エンジン内部の**内圧が上がり**、同時に**温度も上がりすぎます**。
* **高水温設定:** エンジンはノーマル状態で108°Cという非常に高い水温で回る設定になっており、水温が高すぎることが冷却システム全体(ラジエーター、ホース、ポンプ)に過大な負担をかけ、**シリンダーヘッドの熱歪み**を招き、最終的に**ヘッドガスケットが飛ぶ**原因となります。
### 3. メーカーの設計寿命と対応の限界
マツダは、国交省に申請した排ガス基準値を変えることができないため、シャッターバルブの制御を変えることはできません。
* **設計寿命としての10万km:** メーカーは、この制御システムで「10万kmまでは走れる」という設計寿命のもとに車を製造・販売しており、保証範囲も10万kmまでとしています。
* **メーカーの姿勢:** マツダは環境基準を遵守する「正当な方法」を取っており、CX-60の初期型ユーザーに対してこれ以上の対応や改善策を講じることはないと秀ポン氏は断言しています。
* **内部事情:** 以前、改善に向けて協力していたマツダのチーフも、エンジンの寿命を長くするために「もう少しバルブを開けなさい」と提言したにもかかわらず、新車登録時の基準値を守るという方針が優先され、上層部に意見が通らないまま退社しています。
### 4. 秀ポン氏らによる改善策
メーカーからの公式な救済がないため、秀ポン氏のチャンネル(リチャージ)では、ユーザーが長く乗るための改善策を独自に展開しています。
* **電動ファンイコライザー:** エンジンの負担を下げて寿命を延ばすため、**水温を下げ、EGRの使用率を下げる**ことを目的とした改善ソフトウェア(**イジル電動ファンイコライザー**)を開発し、提供しています。
* **早期導入の必要性:** ヘッドガスケットの飛びは7万kmで発生しているユーザーもおり、エンジンの歪みは4万km走行時点で既に発生している可能性があるため、改善ソフトウェアはできる限り早めに導入するよう推奨されています。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ

すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。