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兵庫県の斎藤知事は「パワハラ」「公益通報者保護」研修受けても変化なし 6月県議会は「大きな動きの気配」/AERA DIGITAL
今西憲之
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E3%81%AE%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AF-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A9-%E5%85%AC%E7%9B%8A%E9%80%9A%E5%A0%B1%E8%80%85%E4%BF%9D%E8%AD%B7-%E7%A0%94%E4%BF%AE%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%A6%E3%82%82%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%AA%E3%81%97-6%E6%9C%88%E7%9C%8C%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%AF-%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E5%8B%95%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%B0%97%E9%85%8D/ar-AA1EK1HO?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=f7148f93665e47049530cc3adafa1546&ei=30
兵庫県の斎藤元彦知事ら県幹部約120人が5月12日に、パワハラ防止や公益通報者保護制度についての研修を受けた。昨年3月に斎藤氏らによるパワハラなど数々の疑惑が内部告発されるとともに、内部告発した元県民局長が処分されるなど公益通報者への対応も問題視された。このため、県の公益通報窓口が研修の実施を求めていた。
研修は約4時間半と長時間に及んだ。「パワハラ防止」「公益通報者保護制度」「個人情報保護」の3部構成で、斎藤氏はじめ約30人の幹部が会議室で直接講師から話を聞き、残り約90人がオンラインで研修を受けた。
■パワハラ事例は「斎藤知事に該当することばかり」
メディアに公開されたのは各部の冒頭だけで、研修の詳細はわからないが、実際に研修に参加した県幹部Aさんに話を聞いた。
「研修を受けてまず感じたことは、なぜ自分がこの研修に参加しなければいけないのか、ということでした。参加すべきは斎藤知事や、そばで支えた側近たちです。研修の内容は、県の職員として日常的に仕事をしていれば、ごく普通に留意していることが大半です。私は公職につく者としてパワハラや個人情報には、常に注意を払っているので、時間の無駄でした」
Aさんは白けた表情でこう話した。
斎藤氏は研修前、その意義について、「風通しのよい職場環境をつくるため」と語っていた。しかし、Aさんは言う。
「内部告発されたパワハラなどの内容はほぼほぼ当たっていて、風通しが悪い職場にしたのは斎藤知事でしょう。昨年秋の知事選で再選した後、斎藤知事は職員との会食を設定してコミュニケーションを取ろうとしていますが、参加した人からは、『知事は自分がしゃべった内容がマスコミに漏れるのではないかという警戒心が先にあるようで、よそよそしく、和やかになんてしゃべれる様子ではなかった』と聞きました」
研修では実際のパワハラ事例を講師が説明したといい、Aさんはこう話す。
「みんなの前で大声で叱り飛ばす、人格を否定するようなことを言われる、休日出勤でも終わらない仕事を強要される、などがパワハラだとされていました。みんな斎藤知事に該当していることばかりだと思いました」
確かに3月に公表された県の第三者調査委員会の調査報告書では、斎藤氏が深夜に大勢の職員に送ったチャットで個人を叱りつけたり、説明も聞かず一方的に叱ったり、机をドンドンと叩いて怒ったりしたことなどが、「パワハラ」と認定されていた。
研修では、パワハラを防ぐため、怒りを抑える「アンガーマネジメント」について、
「怒りを感じた瞬間、長くても怒りのピークは6秒間なので深呼吸などを実践する」
「怒りをなぜ感じたかを客観的に分析する」
という、斎藤知事へのアドバイスのような説明もあったという。
■知事の対応は「やってはいけない」ことばかり
公益通報者保護制度の研修については、Aさんがこう振り返る。
「公益通報者保護制度というのは、通報しやすい環境、通報後に適切な対応と内容の精査、そして通報者がデメリットを受けないようにする点に配慮すべきという話でした。とりわけ通報者の保護が、行政、県民を守ることにつながると話されていた。当然、通報者への報復措置はいけない、通報者の探索、特定をすることは公益通報者保護法に反することで絶対にやってはいけないとも言明されていた。元県民局長は十分に告発内容の調査もされないまま、特定され、報復のような形で処分を受けた。斎藤知事がやっていたことは公益通報者保護と真逆だと痛感しました」
研修を終えた斎藤知事は報道陣の取材を受け、
「たいへん充実した研修だった」
「風通しのいい職場作りに向けて、職員のみなさんとのコミュニケーションが大事、相手の意見に耳を傾けることの大切さを学んだ」
などと語ったが、内部告発をした元県民局長への対応について改めて問われると、
「県の対応としては適切だった」
と、これまでの見解をまったく変えなかった。
斎藤氏のために実施されたともいえる研修だが、その意義は本当にあったのだろうか。
■ 6月県議会で再度の不信任決議案の検討も
兵庫県議会の定例会は6月3日から始まる。百条委員会、第三者調査委員会が斎藤氏らのパワハラや公益通報者保護法違反を指弾してから、初の議会となる。
また、昨年11月の兵庫県知事選挙を巡り、斎藤氏は公職選挙法違反の疑いで刑事告発されている。神戸地検と兵庫県警が2月に、斎藤氏とともに告発されたPR会社を強制捜査しており、捜査の行方が注目される。
自民党県議がこう話す。
「刑事事件の捜査が進展しているという情報が県議会を駆け回っている。また、百条委員会と第三者委員会の結論から、県議会では再度の不信任決議案も検討せざるを得ないだろう。次の議会中に、斎藤知事について大きな動きがありそうな気配だ」
斎藤氏に、「風通しのいい職場」などと言っている時間はないようだ。
(編集部・今西憲之)
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