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「アメリカではこの値段はありえない」食事で驚いた日本人ならではの細やかさ 「興味深い経験でした」/Hint-Pot の意見
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海外を旅する時、感じてみたいのがその国特有の文化です。例えば食文化なら、高いものからりーズナブルなもの、ユニークなものまで、まんべんなく挑戦してみたいものですよね。アメリカから訪れたデンさん、デビットさん兄弟に、日本での思い出について聞きました。(取材・文=水沼一夫)
◇ ◇ ◇
メイド喫茶はフーターズとは違う
デンさん、デビットさんは、東京や京都奈良、箱根など日本の有名な観光地を回りました。
秋葉原ではメイドカフェに足を運び、独自のカルチャーを初体験したそうです。
次男のデビットさんは、コスプレ文化の魅力についてこう話します。
「コスプレコミュニティーの創造性と自由さが好きです。コミュニティー内の人々が、自分の好きなキャラクターに命を吹き込むために注ぐ努力と献身を見るのは、畏敬の念を抱かせます。コスプレ文化はアメリカや中国でも人気があります。地元で開催されるものから、ロサンゼルスで開催される大きなアニメエキスポまで、多くのアニメコンベンションがあり、コスプレイヤーたちが集まり、ファンと交流します。中国でも、週末にショッピングモールに行くと、女性たちがフルコスプレしているのを見かけたのを覚えています」
世界的にオタクの街として知られる秋葉原への訪問は心待ちにしていました。
路上にはさまざま衣装に身を包んだメイドたちが立ち並んでいます。
「メイド喫茶については、そのコンセプトに興味を惹かれ、ずっと体験してみたいと思っていました。アメリカにはそのような店はないです。実際、フーターズのようなレストランがあり、露出度の高い服を着た魅力的な女性たちが、大多数の男性客にサービスを提供しています。しかし、このようなレストランは、メイド喫茶のような『萌え』や『カワイイ』文化とは無縁です」
日本語はほとんど話すことはできませんが、秋葉原のメイドカフェはインバウンドにも対応しています。有名チェーンの一つに入店すると、ひととおりのメニューを楽しむことができました。
「全体的に、サービスは素晴らしく、カフェで働く女性たちは親切で、メイドというステレオタイプに溶け込んでいました。彼女たちの衣装は古典的なメイドのコスチュームで、料理をサーブするときには、それぞれの女の子が『萌え萌えキュン』のポーズをとってくれた。オムライスやラテに絵を描いてくれたりもしました。しかし、特に私たちが注文した値段の割には、料理はひどいものでした。結局のところ、この経験自体が非常に楽しかったので、気にならなかったです。カフェで気づいたことのひとつは、常連客が多く、そこで働くメイドたちと長く続く関係を築いているように見えたことです。私は常連客としてメイド喫茶に通いたいとは思わないし、その体験を目新しさとしてしか捉えないと思います」
若干のコスパの悪さは感じつつも、日本滞在の思い出になったそう。メイドとの記念写真も撮影しました。
「ポラロイド文化は、アイドルと一緒にユニークな体験をするかわいい方法だと思います。私はK-POPファンとして、アイドル文化は消費者に好きなスターとのパラソーシャル(一方的)な関係を感じさせるために機能していると理解しています。だから、自分の推しと一緒にユニークな写真を撮ることは、彼女たちへの忠誠を示す楽しい方法なのだと思います」と、納得の様子で続けました。
「安い、うまい、早い」だけじゃない日本の食事
一方で、2人は、日本の牛丼店にも入ってみました。
語ってくれたのはデンさんです。
「すき家や松屋のようなファストフードチェーンは、私にとって興味深い経験でした。値段の割に味は驚くほどおいしく、調理もとても早かったです。量は少し少なめでしたが、私にとってはお腹を満たすのに十分でした」
牛丼(牛めし)は日本発祥のソウルフード。サラリーマンや学生の強い味方ですが、最近は外国人の姿もよく見かけます。ベースの牛丼のほか、カレーや定食、うなぎなど、メニューはバラエティーに富んでおり、ささっとお腹を満たしたい観光客にもうってつけです。
「これらのレストランでの食事がいかに安いか、ということにも驚かされました。どの時間帯でも500円から700円くらいでおいしい食事ができました。アメリカでは外食してもこの値段はありえない。残念なことに、レストランの質の高い食事は、インフレ(その他の要因もあるが)のためにここ数年で驚くほど値上がりしました。今では日本のファストフードチェーンで食べられるのと同程度の食事に15米ドル以上(約2200円)費やさなければならないことも珍しくありません」
そして、デンさんが驚いたのは価格や味だけではありませんでした。
「これらのレストランで食事をして一番驚いたのは、値段に比べて料理がとてもおいしく、よく準備されていたことです。アメリカには、(マクドナルドのような伝統的なファストフード店のような)安い食べ物の選択肢もあります。しかし、これらのレストランでは、客は安い食事のために、味や盛り付けなどの品質を犠牲にするのが普通です。でも、松屋や吉野家のような店では、食欲をそそるように料理が盛り付けられ、味もよかったです」
気軽に食べられるからといって、盛り付けが雑ではがっかりしてしまいます。日本の牛丼店では配膳が整理されているほか、たれがわずかでも丼からこぼれればふきんでふき取るなど、見栄えも重視していますよね。どんなに忙しくとも、店員の「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」のかけ声もあります。
日本には受けるサービスによってチップを払うという習慣がありません。大衆店だからといって、極端にサービスが劣ることもありません。牛丼店での何げない食事の景色から、外国人が感じ取った日本人ならではの細やかさ。私たちもいつまでも大切にしたいものですね。
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