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“有事の○○買い”に異変【経済コラム】/nhk
2025年7月4日 18時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250704/k10014853181000.html
イスラエルとイランの攻撃の応酬、アメリカによる核関連施設への攻撃。
こんなとき金融市場のマネーは安全とされる資産に向かいます。いわゆる“有事の○○買い”です。
ところが今、従来のセオリーとは異なる動きが頻発しています。
“有事の○○買い”の異変。投資家は何を買い、何を売っているのでしょうか?
(経済部記者 横山太一)
主役交代?
有事に買われる金融商品の代表格と言えば「金(GOLD)」です。
経済危機、パンデミック、紛争などの有事になると「安全な資産」だという見方に沿って投資家のマネーが集まりやすく、価格に上昇圧力が高まります。
中東情勢が緊迫化した6月。どんな値動きになっていたのか…。
大手貴金属会社の田中貴金属工業に取り引きの様子を聞いてみると、会社からは意外な回答が返ってきました。
田中貴金属工業
「一時値上がりする場面もありましたが、全体としては小休止の状態でした」
情勢の緊迫度からすれば、急騰していても不思議ではありません。
会社が公表している金の店頭小売価格の推移を見てみました。
中東情勢が緊迫化した6月16日には、1グラムの価格が1万7678円と最高値を記録。
しかし、その後は下落し、アメリカがイランの核関連施設に攻撃した直後の23日にはやや上昇したものの、全体としては下落する場面が目立っていたのです。
“有事の金買い”に何が起きたのか。
実は、金以上に活発に取り引きされていたのが「プラチナ」でした。
「プラチナ」は自動車の排気ガスを除去するための部品などに使われ、金融市場では「景気に敏感な貴金属」と見られています。
過去に中東情勢が緊迫化したときは、金とは対照的に世界経済の先行きへの警戒感が意識され、価格が下落する場面が多かったといいます。ところが今回は下の図にもあるように上昇する場面が多くなっています。
田中貴金属工業
「プラチナを保有する人は値動きに敏感で、金と比べると比較的短い期間で売買する傾向があります。このところプラチナは上昇傾向が続いてるため、さらに値上がりすることを期待して買い求める人も出て、取り引きが活発化しています」
今回の値動きについて専門家は、金とプラチナの価格差も影響しているとみています。
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