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シオニスト国家である「イスラエル」という犯罪的存在は、国連から追い出すべきだ。
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投稿者 九条磐音 日時 2025 年 8 月 17 日 16:51:52: hg/KxIHaQ2JoY i@OP8JTWibk
 

寺島メソッド翻訳NEWから転載
シオニスト国家である「イスラエル」という犯罪的存在は、国連から追い出すべきだ。
<記事原文 寺島先生推薦>
«Israel» Must Be Expelled from the United Nations
筆者:ジュアンル・ゴンザレス(Juanlu González)
出典: Internationalist 360° 2025年8月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ > 2025年8月17日

歴史は許さない。正義があまりに長く後回しにされると、革命になる。そして21世紀のいま、世界はパレスチナの人々に対する組織的な大量虐殺を平然と目撃している。そしてシオニスト国家イスラエルは、国の誕生から不法で犯罪的な存在だったのだが、いまだに帝国勢力や構造的な人種差別、国際的な組織の共謀により保護され続けている。もうたくさんだ。 曖昧さが入り込む余地はない。「二国家解決」や「和平交渉」などと言っている場合ではない。今こそハッキリとさせておきたい。「イスラエルを国連から追い出さねばならない。そしてイスラエルの国家としての存在を解体せねば。それは過激な提案ではない。この組織的な不正義を、道義的、政治的、人間的に解決するための唯一の方法なのだ」と。

犯罪によりうち建てられ、犯罪により維持されている国

1948年のイスラエル建国は、民族自決の行為ではなく、他国の地を暴力的に植民地化する行為だった。 75万人以上のパレスチナの人々を故郷から追い立て、強制的に追放した「ナクバ」は戦争の「副作用」などではなかった。それは民族浄化の意図的な計画であり、 シオニスト軍や西側勢力により支援されたものであり、ホロコーストという恐怖のあとに、その非難の矛先をパレスチナの人々の身体に向けた行為だった。既に私たちは、「イスラエルは抹殺されなければならない」と非難したところであるが、イスラエルの建国は法的詐欺であり、国際法の原理や原住民の人々が自分たちの土地に対して持っている権利に反する歴史的な仕組みの中でおこなわれたものだった。

建国以来ずっと、イスラエルは常に戦争状態にあるが、その戦争は自衛のためではなく、領土拡大のためだった。イスラエルは胸がムカムカするようなその創設以来ずっと、侵略し、占領し、爆撃し、強姦を犯し、投獄し、人殺しをおこなってきた。今イスラエルは、ゴラン高原や南シリア、レバノンの一部、歴史的に見たパレスチナの人々の土地における占領地を維持し、これらの占領地においては、かつて南アフリカでおこなわれていたものよりも残忍なアパルトヘイト政策がとられている。その法律や壁、関門、不法な植民地、すべてが、パレスチナの人々の国民として存在することを無効にすべく、設計されている。

しかし、軍事占領を超えて、シオニスト国家は公式に制度化され、国家と不可分な抑圧体制を築き上げた。パレスチナ国民――ナクバ後も自らの土地に留まった人々――は、自らの領土において二級市民にされてしまっている。彼らは土地や教育、雇用、政治的代表権といった平等な機会を与えられていない。彼らの町は破壊され、家は没収され、指導者たちは投獄されている。イスラエルは民主国家ではない。「ユダヤ人」の優位性に基づく民族主義(人種差別主義)国家であり、他のすべての人種的・宗教的分派を排除するものである。こんな言説は全くの非歴史的な作り話だ。

イスラエル、新たなナチス・ドイツ:必然的な歴史的類似点

私たちはイスラエルとナチス・ドイツとを軽々しく準(なぞら)えるつもりはない。しかし、国家が大量投獄や選択的殺人、病院、学校、避難所の破壊、大量虐殺的な封鎖、組織的な拷問、そして全住民の強制的な移住を何十年も続けてきた場合、「紛争」や「正義の戦争」などとして片付けることはできない。これは大量虐殺行為だ。そして、第三帝国のように、それを犯した者は逮捕され、裁判にかけられ、解体されなければならない。

ネタニヤフは政治指導者ではない。彼は現代の新たなヒトラーだ。他者の殲滅を説き、民間人の爆撃を呼びかけ、「消滅すべき町」について語り、そこに居るべき権利のない入植者の安全を盾に虐殺を企てる、狂信的な人種差別主義者だ。彼らの発言や政策、行動は犯罪だ。ヒトラーと同様に、彼も国際法廷に召喚されるべきだ。議論のためではなく、有罪判決を受け、終身刑に服すべきだ。

しかし、これはネタニヤフだけの問題ではない。憎悪や差別、暴力を増殖させているのは国家機構全体なのだ。イスラエル軍の将軍から政府閣僚まで、パレスチナ人家族の立ち退きを正当化する裁判官から、何の罰も受けずに町全体を攻撃する入植者まで、彼らはみな共犯者だ。そしてナチスの指導者たちと同様に、彼らは逮捕され、投獄され、大量虐殺と人道に対する罪で有罪判決を受けるべきだ。戦争犯罪者に免責特権はない。犯罪に基づく国家に「生存権」などないのだ。

パレスチナには武装抵抗する権利があり、戦う義務がある

抑圧された人々に服従を要求するのは不道徳だ。抑圧者が一日たりとも殺戮を止めていないのに「平和」を求めるのは、卑劣な行為だ。パレスチナには抵抗する権利があるだけでなく、抵抗する歴史的義務がある。そして、その抵抗は、あらゆる反植民地主義的な抵抗と同様に、武装が可能であり、また武装しなければならないものだ。アルジェリアやベトナム、南アフリカ、そしてパレスチナ自身においても、何十年もそうであったように。

ハマスは「テロ組織」ではない。占領や封鎖、そして大量虐殺への抵抗として、パレスチナの人々の中に生まれた正当な抵抗勢力なのだ。「ハマスはテロ組織ではない」という記事で既に説明したように、爆撃や投獄、追放をおこなう国家から自衛する者を「テロリスト」と呼ぶことは、自由のための正当な闘いを犯罪化しようとするシオニストによる喧伝行為の一部だ。テロはガザから来ているのではない。テルアビブから来ているのだ。イスラエルの兵器工場から、学校を爆撃する飛行機から、子どもたちを押しつぶす戦車から来ているのだ。

パレスチナの抵抗方法は多様だ。武装闘争や断食行為、拒絶、芸術、詩、記憶。しかし、そのあらゆる形態は正当なものだ。なぜなら、闘争なくして正義はあり得ないからだ。そして、危険な行為なくして闘争はあり得ないからだ。

イスラエル人入植者は故郷に戻らなければならない:植民地化の終焉

「二国家」という解決策は存在しえない。アパルトヘイト体制と土地を共有することに未来はない。唯一の正当な解決策は、歴史的なパレスチナ全域に単一の世俗的かつ民主的な国家を樹立することだ。そこでは、すべてのパレスチナ難民とその子孫が故郷に戻り、土地を取り戻し、尊厳を持って生きる権利を有する。

つまり、侵略してきたイスラエル人入植者は故郷に戻らなければならないということだ。なぜなら、彼らは本来「イスラエル人」ではないからだ。彼らは入植者だ。彼らの大多数は中東出身者ですらなく、ヨーロッパや米国、ロシアから来ている。そして、彼らは金や武器、そして喧伝によって他国の土地を占領するために連れてこられたのだ。彼らの存在は不法だ。彼らに滞在する権利など存在しない。

暴力による追放を議論しているのではない。1948年以前のアルジェリアやケニア、そしてパレスチナで起こったような、脱植民地化の過程について議論しているのだ。入植者たちは奪われた土地を放棄しなければならない。彼らは出身国に戻ることはできるが、自分たちが破壊した文明の廃墟の上に住み続けることはできない。

ユダヤ人はセム族ではない:シオニスト神話の解体

ここで、もう一つの神話を打ち破るときが来た。ユダヤ人は「セム系」であり、したがって「もともと」パレスチナ出身である、という神話だ。真実はもっと複雑だ。今日のユダヤ人のほとんど、特にイスラエルに住むユダヤ人は、8世紀にユダヤ教に改宗したトルコ系アジア人であるハザール人の子孫である。彼らはパレスチナの古代ヘブライ人とは遺伝的にも歴史的にも何のつながりもない。

シオニズムは回帰どころか、誤った宗教的や人種的神話に基づく簒奪である。

真のセム族とは、アラブ人やパレスチナ人、レバノン人、シリア人だ。そして彼らの中には、この地域に何世紀もの間、イスラム教徒やキリスト教徒の隣人と平和に暮らしてきた先住ユダヤ人もいる。しかし、シオニズムによって悲劇に引きずり込まれたのだ。シオニズムはユダヤ人を救わなかった。ユダヤ人を分断し、何百万人もの人々を植民地犯罪に加担させたのだ。


イスラエルは中東だけではなく人類にとって危険である

苦しんでいるのはパレスチナだけではない。イスラエルは、近隣諸国を幾度となく攻撃し、外交官を殺害し、同盟国に諜報活動を掛け、独裁政権に武器を売却し、国民全体を抑圧するための監視技術を開発してきた、社会ののけ者であり、核兵器を保有し、拡張主義的な国家である。イスラエルは、この地域と人類にとっての危険である。

イスラエルは、米国とフランスの支援を受けて秘密裏に開発を進めてきた核兵器を、未申告のまま保有している。近隣諸国に対して使用すると脅迫している。イラク、イラン、シリアの核施設を攻撃し、イランの科学者を殺害した。アメリカ帝国の支援を受け、イスラエルを中東の憲兵隊のように利用し、不安定化をもたらす軍事大国となっている。

そして国連は行動するどころか、共犯者となってきた。拒否権発動を許し、決議を黙らせ、犯罪を容認してきた。

もし国連がイスラエルを追放せず、具体的な措置を取らないのであれば、国際連盟がそうであったように、国連も解散されなければならない。大量虐殺を阻止できない組織は無意味だからだ。

沈黙を守った者や殺人者と交渉した者、そして絶え間ない虐殺への対応として「和平交渉」を求めた者たちは、歴史の審判を受けるだろう。おそらく私たちは、安全保障理事会を解体し、総会に権限を与えることから始めるべきだろう。そして、新興グローバル・サウスや、理事会に不参加の大陸全体の代表者によって、より公平で比例的な新たな統治体制が確立されるまで、その権限を行使すべきではない、と言っていいだろう。

シオニスト国家を世界規模で封鎖しよう

解決策は上から来るものではない。人々や町のなかから生まれるものだ。世界規模の拒絶と投資撤退。制裁。シオニスト国家との世界的な関係封鎖が必要だ。武器や技術、外交承認、スポーツ、文化、観光はもう終わりだ。イスラエルを80年代の南アフリカのように孤立したままにさせるべきだ。

そして、あらゆる地域やあらゆる大学、あらゆる組合で、パレスチナとの連帯運動が強まりますように。街路がパレスチナ国旗の色である赤と白、緑、黒で満たされますように。声を大にして叫ぼう。パレスチナの完全な解放を!歴史的パレスチナ全域に一つの国家を!シオニズムを打倒せよ!抵抗万歳!

自らの役割を永続させようとする抑圧者との対話は不可能だ。正義なくして平和はあり得ない。そして正義は、イスラエルが国家として消滅することを要求する。土地の返還を要求する。難民の帰還を要求する。犯罪者を厳正に裁くことを要求する。

イスラエルは国連から追放されなければならない。憎しみや復讐のためではない。正義のため、尊厳のため、人道のためだ。もし国連が行動を起こさないのであれば、崩壊させればいい。別の組織が誕生するべきだ。大量虐殺をその名で呼ぶことを恐れず、抑圧者を解体することを恐れず、パレスチナの人々を守ることを恐れない組織だ。なぜなら、結局のところ、パレスチナの作家ガッサン・カナファーニーが言ったように、「革命なしに国家的な解決はない。暴力なしに革命はない。そして、抑圧者の暴力よりも大きな暴力はない」からだ。

歴史は抵抗する人々の側に立つ。そして、尊厳を保ち、避難所で詩を書く子どもたち、戦いを率いる女性たち、故郷のオリーブの実を心に刻む長老たちとともに、パレスチナは勝利するだろう。

パレスチナは川から海まで自由になる!
シオニスト国家を打倒せよ!
パレスチナの抵抗万歳!  

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