http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/256.html
Tweet |
石破首相の外遊以上に自民党内で注目浴びる岸田前首相の外遊…東南アジアの巨大利権を独り占め 永田町番外地
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/371395
2025/05/04 日刊ゲンダイ
元気なのは一人だけ(左から麻生太郎元首相、菅義偉元首相、岸田文雄前首相)/(C)日刊ゲンダイ
東南アジア歴訪を終えた石破茂首相が30日、帰国した。国内では不人気の石破だが、28日に行われたベトナムのファム・ミン・チン首相との会談では、脱炭素事業に最大200億ドル、日本円にして2兆9000億円もの投資を約束して現地の歓心を買った。もっとも永田町的注目度からすれば、石破と入れ違いに3日からインドネシア・マレーシアを訪問する岸田文雄前首相に軍配が上がる。
岸田は首相特使としての外遊だが、目的は自らが首相時代に推進した“アジア・ゼロエミッション共同体”(AZEC)の具体化に向けた環境整備だ。
AZECを端的にいえば、日本の脱炭素・再生エネルギー技術と巨額投資で東南アジアの脱炭素化を推進するのがお題目。岸田が首相時代の昨年行われたAZECの首脳会合でぶち上げたベトナムの洋上風力発電事業や火力発電所の脱炭素化などの巨大プロジェクトのメドが立ち、いよいよ本格的に動き出すわけだ。
「岸田首相は二階(俊博元幹事長)が引退、菅(義偉元首相)が病魔に侵され身動きが取れない状況の中、これまで彼らが握っていた東南アジアの巨大利権を手中に収め、政治家として絶頂期を迎えつつあります」とは全国紙デスク。
岸田が昨年秋、自民党総裁選で自ら敷いた政策路線の継承を条件に石破の支持に回ったことは周知の事実。AZECは岸田にとってその一丁目一番地ともいえる。
昨年12月には間髪入れず、AZEC構想推進議連を立ち上げ、最高顧問に就任。設立総会では「官と民、そして政治が力を合わせて進めなければならない」と参加議員に呼びかけ、石破政権の東南アジア外交の手足を縛った。
さらに岸田は東南アジア歴訪を控えた4月16日、国際機関“東アジア・ASEAN経済研究センター”(ERIA)を支援する超党派議連の最高顧問に就任している。
ERIAは2008年、東アジア版OECD構想として日本政府の呼びかけで設立された。
「議連は二階さんが立ち上げ、実質的には日本の中国、韓国、東南アジアに対する投資、援助の窓口的役割を担ってきました。今回、岸田さんが最高顧問に就任したことで二階さんは名誉顧問に棚上げとなり、会長には萩生田光一が就任。国内外に東アジア利権政治家の世代交代を印象づけた格好です」(古参の自民党議員秘書)
石破政権の生みの親ともいえる二階、菅コンビが表舞台を退き、もう一人の実力者、麻生太郎元首相の引退が現実味を帯びる中、“我が世の春”を謳歌する岸田の東南アジア歴訪である。
この調子だと、再登板も十分にありそうだ。 (特命記者X)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK297掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK297掲示板 次へ 前へ

すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。