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※紙面抜粋
石破首相続投こそ最大の国政停滞ではないか 民意否定の“しがみつき”に列島衝撃(上)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375069
2025/07/22 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
どう言い繕おうと、この選挙結果は自公への退場宣告
屁理屈をこね(C)日刊ゲンダイ
記者会見では国難を並べ立てて続投を正当化させたが、この結果でも目が覚めない驕る石破・自民党の腐りきった鉄面皮。
◇ ◇ ◇
民意否定の石破首相の“しがみつき”に列島は衝撃を受けている。
参院選の投開票当日(20日)のテレビ出演で石破が即座に続投の意思表示をしたことには、「えー、まだやるの?」が有権者の率直な反応だろう。各局の選挙特番のキャスターらも驚いて聞き返していた。
事実上の政権選択選挙とされた今回の参院選。衆院に続き参院でも「少数与党」に転落という歴史的大敗から一夜明けた21日、石破は自民党総裁としての記者会見を党本部で開き、正式に続投を宣言した。
「政治を停滞・漂流させてはいけない」
「比較第1党として国家・国民に対する責任を果たしていかねばならない」
これが理由だ。トランプ関税への対応、物価高への対応、自然災害への対応を挙げたうえで、「戦後最も複雑で厳しい安全保障環境」などと“国難”を並べ立てて、自らの続投を正当化した。
だが、どれも屁理屈、言い訳にしか聞こえない。
石破はかつて、2007年の参院選で自民党が大惨敗しながら、当時の安倍首相が続投を決めた際、「首相が辞めないなら自民党は終わる」と批判していた。まさに今、ブーメランのように自らにはね返ってきているわけだが、会見で問われると石破はここでも屁理屈をこね、「『(あの時は)なぜ続投するのかを述べ、国民の広い理解をいただくことが必要だ』と私は両院議員総会で申し上げた」と質問をかわしたのだった。腐りきった鉄面皮。驕る首相はこの惨敗結果でも目が覚めない。
有権者が自公政権にノーを突き付けたのはハッキリしている。「非改選含め与党で過半数維持」つまり、自公で50議席以上の獲得が選挙の焦点だった。しかし、自民は改選52議席が39へ激減。公明も改選14が8。自公で計47議席となり過半数を割った。石破本人も過半数維持を「必達目標」と言い切っていた。約束した数字に達しなかったのは、石破の言う国難に石破では対処できないと国民が考えているということだ。潔く身を引くのが当然だし、それが民意。過半数割れという選挙結果は、石破がどう言い繕おうと、自公政権への退場勧告である。
「記者会見で続投の理由をいろいろと並べていましたが、シレッとした顔をして、よく言うよ、と多くの人が思っているのではないですか。国難から抜け出す展望も見えない。国民からすれば、続投なんて冗談じゃない、ですよ」(政治評論家・野上忠興氏)
有権者の信頼を失った首相がマトモな政権運営などできるのか。石破続投こそ最大の国政停滞ではないか。
破廉恥首相のしがみつきは論外だが、降ろす勢力もいない自民党
崩壊の道へ(C)J MPA
「強烈な違和感を覚える。比較第1党として信任を受けたというのは詭弁だ」
石破の続投宣言に、さっそく自民党の地方県連から批判が噴出している。山口県連は21日、幹事長が記者会見して冒頭のように述べ、石破の退陣を求めた。高知県連も21日緊急の役員会を開き、「選挙で示された民意に沿って、石破総裁の早期退陣を党本部に申し入れる」ことを決めた。
かろうじて議席を維持した“裏金”西田昌司参院議員の「続投表明はあり得ない」発言や麻生太郎最高顧問が「続投は認めない」と周囲に語ったと報じられてもいる。いよいよ「石破降ろし」が本格化する気配はあるものの、具体的な動きになるかというと、石破周辺や党執行部は「ならないだろう」と見ているらしい。
「石破首相側の先手必勝です。投開票当日に続投を示唆したのもそうですが、記者会見を翌日の祝日に設定したのも続投の流れをつくる狙いがあった。そうして党内の責任論を封じ込めたわけです」(永田町関係者)
もっとも、選挙前から党内に「降ろし」の勢いはなかった。石破が「必達目標」とした与党過半数は困難と予測されていたものの、「誰が首相だろうが衆院の少数与党は変わらず、政権運営は苦難を極めるため、『火中の栗』を拾いたくないという空気が漂っていた」(自民党関係者)。選挙期間中に高市早苗前経済安保相が「私なりに腹をくくった」と総裁選への意欲を見せていたが、党内には「高市だけは嫌」というのも少なくない。
「衆参両院で少数与党は結党以来初めてのこと。その舵取りは、民意の支持を失った石破首相では難しい。それでも局面打開に踏み出すことがないとしたら、自民党は崩壊の道を進むことになる」(野上忠興氏=前出)
破廉恥首相のしがみつきは論外だが、降ろす勢力もいない自民党。自滅へまっしぐらだ。
醜聞企業も驚いた、執行部留任という無責任
この人も責任を取らない(森山裕幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
この無責任ぶりには、フジテレビを筆頭とする醜聞企業もビックリなのではないか。
自民党は歴史的な大敗を喫したのに、石破総裁はもちろん、森山幹事長も責任を取らず、執行部は留任することになったからだ。石破に責任が及ばないように、木原選対委員長だけは辞任することになった。
記者会見で石破は「みなで全身全霊、誠心誠意、選挙に対応してきた」「人事について考えを持っているわけではない」と、執行部を続投させると明言した。
しかし、さすがに党内からも「選挙の責任者である幹事長が辞表を出していないのはおかしい」(河野太郎・選対委員長代理)と批判の声が上がっている。なぜ、総裁も幹事長も責任を取らないのか。
「石破首相は森山幹事長を信頼し、政権発足以来、党務を全面的に任せています。いま森山幹事長に辞められたら、政権運営ができなくなる、と考えているはずです。それに他に幹事長を任せられる人も見当たらない。石破首相には、幹事長を交代させるという選択肢はない、ということです」(ジャーナリスト・山田惠資氏)
石破政権は、事実上の“岸田派政権”とも言われている。本当は岸田前首相の側近である木原も政権中枢に置いておきたかったはずだ。
幹事長人事に手をつけたら、人事をめぐって党内対立が勃発し、収拾がつかなくなる、という懸念もあるようだ。幹事長就任を打診して断られたら、政権の求心力が一気に落ちるという懸念もある。
しかし、あのフジテレビだってケジメをつけるために日枝久取締役相談役をクビにしたのに、誰も責任を取らないとは、石破政権は末期的だ。
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