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自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/376604
2025/08/25 日刊ゲンダイ
コバホークこと小林鷹之氏(左)は威勢のいい発言を展開、高市氏は世論の人気は高いが…(C)日刊ゲンダイ
また「石破ヤメロ」の声が上がった。
自民党保守派のホープと呼ばれ、「将来の首相」候補として名前が挙がる小林鷹之元経済安保相が24日、BSテレ東の番組に出演し、参院選大敗を巡る石破首相の責任論に言及。「誰も責任をとらないと、自民党が守ってきた民主主義を否定するものになりかねない」「トップ自ら判断をしてもらいたい」と発言した。
「コバホーク」の異名をとる小林氏は3日にも、「出処進退は自身で判断されると思う」と言っていた。9人が出馬した前回総裁選では決選投票には残れなかったものの、1回目の投票で5位につけるなど“爪痕”を残した小林氏。そのため、一連の威勢のいい発言は「ポスト石破への意欲の表れ」(永田町関係者)とみられている。
小林氏に近い自民関係者も「前回総裁選で鷹之さんを支援したメンバーは今もたまに面会している。本人もヤル気は十分なはずだ」と豪語する。ところが、前回、小林氏を支援した別の自民関係者は「次は小林さんじゃない」と言い、こう続ける。
「ポスト石破には、満を持して高市早苗前経済安保相を担ぎたい。混迷する国際社会の中では、初の女性首相、タカ派の高市さんくらいのインパクトがないと各国首脳と渡り合えない。悪いけど、次の総裁選では小林さんに引いて欲しいと思っている」
小林氏と高市氏は共に保守的な政治信条を持ち、かねて「キャラかぶり」が指摘されていた。だからこそ、保守系の一部で小林氏でなく高市氏で一本化する動きが出てきているわけだ。
共同通信の世論調査(23、24日実施)では、次期総裁としてふさわしい議員のトップは高市氏だった。世論の人気は高く、本人もヤル気満々。7月の参院選のさなかに早々と「私なりに腹をくくった」と、総裁選出馬に意欲を示していた。
しかし、高市氏に対してはいまだに永田町で「仲間が少ない」との指摘が多い。こんな声もある。
「トランプ米大統領の存在で国際情勢は先行きが見えず、どんどんキナ臭くなっている。正直、『高市さんで大丈夫なのか』と思いますね。もう少し落ち着いた人がいいのではないか」(自民党保守派議員の秘書)
つまり、党内保守派は「小林だ」「いや高市だ」と意見が割れてバラバラ。「石破おろし」で最も声が大きいのが保守派の面々なのだが、石破首相をおろそうにも立てるタマがいなければ、その先の展望は不透明である。
カギ握る旧安倍派“裏金5人衆”の謀議の行方
裏金事件の“震源地”(左上から時計回りに旧安倍派幹部の西村、萩生田、松野、世耕4氏)/(C)日刊ゲンダイ
トドメになりそうなのが、裏金事件の“震源地”である旧安倍派の幹部らの動きだ。「5人衆」と呼ばれた西村元経産相、萩生田元政調会長、松野前官房長官、世耕前参院幹事長が謀議。「石破おろし」に蠢いているが、印象は最悪だ。
「幹部らが誰のバックにつくのか、という点が今後の大きなポイントです。もちろん彼らも保守系ですから、高市さんや小林さんが視野に入っているでしょう。しかし、2人にすれば、背後に旧安倍派幹部の影がチラつけばマイナス要因。世間から『やっぱり裏金議員が後ろ盾か』と受け止められかねない。そうなれば、猛批判を招き『石破おろし』は不発になってもおかしくありません」(官邸事情通)
こんな状況だから、石破首相はどこか余裕なのかもしれない。
◇ ◇ ◇
醜い党内政局にうんざりする自民党議員も……。●関連記事【もっと読む】『選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き』で詳報している。
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