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市場は早くも「高市トレード」だが庶民に恩恵なし…サナエノミクスが招く株高・物価高の暗澹
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/377313
2025/09/09 日刊ゲンダイ
市場は最有力候補と…(C)日刊ゲンダイ
早くも市場は「サナエノミクス」とやらに浮かれている。
石破首相の退陣表明から最初の取引となった、8日の東京株式市場の日経平均株価は、前週末比625円06銭高の4万3643円81銭。次期政権が景気刺激策を打ち出すとの期待から、幅広い銘柄が買われている。
マーケットは、高市早苗前経済安保相を次期首相の有力候補とみて、いわゆる「高市関連銘柄」を積極的に買っている。
高市氏が唱えている経済政策サナエノミクスとは、要するに「積極財政」と「低金利」。アベノミクスの焼き直しのような経済政策である。
日本銀行は追加利上げをやりにくくなったとの読みから、低金利の恩恵を受ける不動産株が買われ、逆に銀行株は一時マイナスとなった。防衛関連株や、原発関連株も上昇した。「高市トレード」が活発化している。
総裁選が終わるまで、しばらく「高市トレード」はつづくとの声も多い。しかし問題は、はたしてサナエノミクスは国民生活にプラスなのかということだ。
経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「高市さんが掲げる経済政策は、円安・株高に誘導する、アベノミクスの二番煎じとも呼べる政策です。積極的に財政出動し、金利を低く抑えれば、企業業績を下支えすることになり、株価は上昇するでしょう。マーケットにとっては大歓迎の政策です。しかし、多くの庶民には、物価高騰に拍車がかかるという最悪の結果になりかねない。アベノミクスも、最後までトリクルダウンは起こらず、貧富の格差を広げただけでした。石破首相には、経済政策をアベノミクスから転換してくれるのではないか、という期待があった。もし、高市さんが総理になったら、日本経済は再びアベノミクス時代に逆戻りする恐れがあります」
この先、市場からは「高市待望論」が噴出する可能性が高い。しかし、自民党が参院選に敗北した大きな原因は「裏金」と「物価高」の2つだ。もし、高市総理となったら、物価高騰に歯止めがかからず、自民党は次の国政選挙でまた惨敗することになるのではないか。
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総裁選をめぐる自民党の内ゲバ、醜悪な暗闘については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。
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