http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/350.html
| Tweet |


小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379432
2025/10/27 日刊ゲンダイ

死の商人(代表撮影)
「大丈夫か?」「務まるのか?」と心配されている“軽量級”防衛大臣がさっそく危ない発言だ。小泉進次郎防衛相は26日、NHK「日曜討論」に出演。現状、制限されている殺傷能力のある武器輸出の全面解禁に前のめりだったのだが、さすがセクシー防衛相。解禁にあたっての理屈で、首をかしげてしまうような“進次郎構文”が飛び出したのだ。
「平和国家」を掲げる戦後の日本は、武器輸出を全面禁止する「武器輸出三原則」を国是としてきたが、安倍政権下の2014年に「防衛装備移転三原則」に改められ、一部輸出を解禁。それでも用途を殺傷能力の低い「救難、輸送、警戒、監視、掃海」の「5類型」に限定してきた。
しかしその後、岸田政権下で、共同開発・生産は例外とする規定が設けられ、殺傷能力のある戦闘機や護衛艦についても一部の輸出が認められた。自民党に多額の献金を続ける防衛産業の要請も受け、「なし崩し」で輸出拡大が進む危険性が指摘される中、慎重な公明党がブレーキ役だったが、連立離脱で一気にエンジン加速。日本維新の会との連立合意に「5類型の撤廃」が盛り込まれ、注目が高まっている。
全面解禁されれば日本製の武器が紛争で使用される懸念が高まる。それが分かっているため、小泉氏はNHK番組で「国民に理解いただけるよう説明が必要」と繰り返していたが、司会者に「平和国家の理念との両立」について問われると、こう答えたのだ。
「防衛装備品を世界の秩序を回復させる重要なツールとして、日本ができることを全力でやることは、平和国家の戦後の歩みと全く整合するスタンスだ」
秩序の回復? ツール?……。どうしてそれが平和主義と整合するのか意味不明だ。
トップセールスで旗振り役
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「小泉さんの頭の中にはロシアのウクライナ攻撃やイスラエルとハマスの戦争があり、それをやめさせることが平和で、そのためには日本も武器を輸出した方がいいという発想なのでしょう。トランプ大統領と同じ『力による平和』の考え方です。しかし、日本国憲法では武器を捨て、対話で紛争を解決することが基本原則。世論調査でも国民は9条の改憲を望んでおらず、武力による平和にはノーですから、理解されないでしょう。いくら小泉さんが『整合性が取れている』と言っても、客観的にみれば訳のわからないおかしな説明です」
小泉氏は25日、海上自衛隊横須賀基地で、豪州へ輸出予定の護衛艦のベースとなるタイプの「くまの」を視察。
その際、「防衛外交を通じてトップセールスを強化したい」とも語っている。
パフォーマンス大臣が「死の商人」として旗振り役を買って出る構図。客寄せパンダの小泉氏は、セールスマンにはもってこいだろうが、平和はむしろ遠のく。
◇ ◇ ◇
「裏金事件はもう終わった」──高市首相はそう考えているのだろうか。●関連記事【もっと読む】『高市首相が副大臣・政務官に「裏金議員」7人登用の裏側…いわくつき「旧安倍派」がゾロゾロ』では高市内閣の人事について詳しく報じている。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。