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高市首相どうする? トランプ大統領「任期中は台湾有事ない」明言…日本が防衛力強化の根拠失う哀れ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379820
2025/11/04 日刊ゲンダイ

「G2会談」だって(C)ロイター
対中強硬路線は転換なのか。トランプ米大統領の中国に対する“融和ムード”が加速している。
先月30日に行われた米中首脳会談で、中国が米国へのレアアース輸出規制を1年延期(米国は事実上撤廃と説明)で合意。“ディール成功”で上機嫌だからなのか、トランプ大統領が1日、自身のSNSで米中首脳会談を「G2(2大国)会談」と表現し、「平和と成功につながる」と成果を強調した。「G2」は、米中2カ国で世界を仕切り、牽引するという意味で使われるワードだ。
さらにトランプ大統領は、2日放送の米テレビのインタビューで、米中会談では台湾有事について「全く出なかった」とし、「私が大統領でいる間は何もしない」と約束しているとも語った。自身の任期中に台湾有事はないということだ。トランプ大統領は10月にも同様の主張をしている。
発言をコロコロ変えるトランプ大統領だ。また中国への態度が一変する可能性はあるが、2日にはウクライナについても、巡航ミサイル「トマホーク」の供与について「検討していない」とソッポ。一時は供与に前向きだったのに、10月にロシアのプーチン大統領と電話会談後、態度を一転させている。王様のような専制君主になりたいトランプ大統領である。やはり習近平主席やプーチン大統領との親和性が高い。
だが、台湾有事の危険性が低下するなら、「台湾有事は日本有事」を理由に防衛費を拡大中の日本は根拠を失う。台湾有事は米軍の司令官が2027年までに勃発する可能性に言及し、それに呼応するように日本も防衛力強化を進めた経緯がある。しかし、トランプ大統領の任期は29年1月までだ。「任期中は何もしない」なら、台湾有事シナリオが根底から崩れる。
中国政府関係者も「あるはずがない」
最近も訪中するなど、中国ウオッチャーでもある元経産官僚の古賀茂明氏はこう言う。
「中国政府関係者に『27年までに中国が台湾を武力統一するのか?』と聞くと、みな『バカじゃないのか。そんなことあるはずがない』と答えます。武力で台湾を統一しても、戦闘でインフラも産業も破壊される上、台湾人を敵に回して統治が困難になり統合の意味がありません。中国の台湾政策の基本は『平和統一』です。台湾が外国勢力と組んで独立宣言し、武装闘争するなど例外的なケースでは武力行使を排除しないと言っていますが、『日本のメディアにはそこだけ切り取られる』と嘆いていました。日本政府は『台湾有事』というストーリーを軍拡の口実に使っているのです」
それでも高市首相は、防衛費のGDP比2%達成を前倒しするのか。
◇ ◇ ◇
高市首相はトランプ大統領に「2026年のノーベル平和賞候補として推薦する」とまで伝えたのに、当てが外れた? ●関連記事【もっと読む】『恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの』で詳報している。
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