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<■199行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 私が「独断と偏見の人」と揶揄する東海アマ氏だが、半生にわたって不動の「反原発思想」を保ち、常にその運動を続けている「信念の人」でもあり、ある種の「偉人」である。ただ、若いころに日本共産党に加盟し、そこを追放された恨みから、共産主義と(共産党が国家を運営する)中国に強い偏見を持ち、それに関しては(真偽不明のネトウヨユーチューブらしきものを情報源とした)独断的発言が多い。しかし下の記事では、共産主義と社会主義を明確に区別しており、記事内容の4分の3くらいはまともである。そして、氏の頭の良さは米国の政治情勢を正確に把握しているところに発揮されている。つまり、かなり有益な記事だ。(以下引用)氏の「独断と偏見」部分もそのまま転載しておく。 NY市長に社会主義者のイスラム教徒 2025年11月09日 NY市長に左派マムダニ氏 知事選合わせ民主3勝 2025年11月05日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025110500582&g=int 4日、任期満了に伴う市長選の投開票が行われ、民主党候補で急進左派のニューヨーク州下院議員ゾーラン・マムダニ氏(34)が当選を確実にした。 初のイスラム教徒の市長が誕生する。複数の米メディアが伝えた。来年11月の米中間選挙の「前哨戦」と位置付けられる南部バージニア、東部ニュージャージー両州知事選も同日投開票され、三つの選挙全てで民主党候補が勝利する結果となった。 家賃上昇の凍結や無料バスの導入など生活コスト低減を公約に、若年層を中心に支持を集め、アンドルー・クオモ前州知事(67)らを破った。来年1月1日から4年の任期を務めることになる。市長選の投票総数は200万を超え、1969年以降で最高を記録した。 かつての「スイング・ステート(揺れる州)」の代表格とされるバージニア州ではアビゲイル・スパンバーガー前下院議員(46)が勝利。初の女性知事となる同氏は、政府機関の閉鎖に伴う連邦政府職員の一時帰休など雇用問題を強調し、共和党のウィンサム・アールシアーズ同州副知事(61)を抑えた。 ニュージャージー州では、2期務めた民主党現職の後継マイキー・シェリル下院議員(53)が物価高対策を争点に据え、トランプ氏の後ろ盾を得た共和党のジャック・チャタレリ元同州下院議員(63)を引き離した。 *********************************************************************** 引用以上 マムダニとは? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%A0%E3%83%80%E3%83%8B 1991年10月18日、ウガンダのカンパラで、インド系の家庭に生まれた。ムスリム(イスラム教徒)。母親は映画監督のミーラー・ナーイル、父親は文化人類学者のマフムード・マムダニ。7歳のとき、アメリカ合衆国のニューヨーク市に移住。 HABとのコラボレーションEP『Sidda Mukyaalo』(2016年)をリリースするなど、ラッパーとして活動していた時期がある。 2020年、ニューヨーク州議会議員選挙に民主党から出馬して当選。その後、2022年と2024年に再選。 2025年6月24日、ニューヨーク市長選挙に向けた民主党の候補を決める予備選挙において、前ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモなどを破った。当初は無名で支持率は高くなかったが、高騰する家賃の引き上げ凍結や年収100万ドル以上の富裕層への2%課税、市営バスや保育の無料化を訴えて支持率を上げ、11月4日の本選挙で共和党候補のカーティス・スリワ(英語版)、無所属で立候補したクオモらを破り当選。史上初のムスリムのニューヨーク市長となった。 マイケル・ハリントン(英語版)が設立したアメリカ民主社会主義者に所属し、民主社会主義者である。社会主義者として加入戦術で民主党に入党したため、党内でも急進左派系と位置づけられている。 2025年の選挙では「公営スーパーの設置」「保育料の無料化」「市営バスの無料化」「家賃上昇の凍結」を公約に掲げた。 なお、共産主義者を自称しているわけではないが、対立するドナルド・トランプなどの右派はマムダニを「共産主義者」として非難している。 マムダニは民主社会主義的立場から、住宅、公共交通、教育、所得再分配などに関する急進的政策を掲げている。 住宅政策 家賃安定化制度の強化と家賃凍結(Rent Freeze)を主張し、住宅を公共財とみなす立場をとる。 公共交通 市営バスの完全無料化を求め、ニューヨーク市の交通費格差を是正する構想を掲げている。 食料・流通政策 市営食料品店(City-Owned Grocery Stores)の設置を提案し、生活必需品の価格を抑制するとともに、食のアクセス格差是正を図る[18]。 教育・子育て支援 幼児期(生後6週〜5歳)までの無償保育制度(ユニバーサル・チャイルドケア)を推進し、放課後・夏季プログラムの公的支援拡大を掲げる。 経済・労働政策 2030年までに市の最低賃金を時給30ドルに引き上げることを目標とし、富裕層や大企業への課税強化を訴える。 移民・人権政策 移民・難民保護を重視し、人種的・社会的少数派の政治的代表性を高める必要を強調している。 治安・公共安全 警察力強化による安全保障を批判し、雇用・教育・メンタルヘルス支援を通じた「社会的安全保障アプローチ」を提唱している。 気候政策/環境正義 住宅の改修や公共交通無料化を通じ、脱炭素・環境正義の観点を政策に組み込んでいる。住宅の「グリーン改装」(断熱・再生可能エネルギー設備)を住宅政策に含め、低所得層の居住コスト削減と気候対策を同時に狙う。 また、公共交通無料化・密集化促進による交通起源の排出削減も重視している。 ****************************************************************** アメリカ民主社会主義者 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%B0%91%E4%B8%BB%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85 上の解説を見てみると、「サンダース派」への連携が強調されていて、まあ、民主党内、最左派のサンダース派と思えばよいかもしれない。 サンダースは、報道されているほど泡沫候補ではなかった。ユダヤ人新自由主義者たちに、奴隷のように搾取されてきた低所得者層から大きな支持者があったが、共和党CIAが、不正選挙のような陰謀を弄して民主党内の泡沫に転落させてきたのだ。 私個人は、アメリカの政治家のなかでは、サンダースを一番信頼していて、日本で言えば山本太郎のれいわ党に近い感覚だろうか? もちろん、トランプ派は「共産主義者」とレッテルを貼っている。 今回のマムダニ当選は、マムシかダニが当選したかのように思う人(たぶんフィフィはそう思っているはず)がたくさんいそうだが、理由はたった一つ、トランプのオウンゴールだろう。 とりわけ、フードスタンプの廃止が、数千万人から今日の糧を奪う現実に、それがトランプによってもたらされたことを、アメリカの人々が思い知らされたということだ。トランプへの幻想が、ズタズタに引き剥がされたのだ。 民主社会主義市長誕生の裏にあるニューヨークの貧困 絶望と不安が激震引き起こす https://news.yahoo.co.jp/pickup/6558255 トランプ政権に食料支援の継続を命令、米連邦2地裁 政府機関の閉鎖中であっても https://www.bbc.com/japanese/articles/cqx33ep9ng トランプへの凄まじい反発が、アメリカにいきなり社会主義政権を樹立させてしまったような感覚だ。民主党支持者たちの我慢が臨界点を超えてしまっている。 アメリカ国内に、ネタニヤフ大虐殺、ジェノサイドを支援するトランプへの決定的な憎悪が高まっていると私は思う。 トランプはイスラエルとともに地獄に堕ちると私は確信している。もうこの世に存在しなくなる運命ということだ。誰もがトランプとイスラエルの存在を許さない。高市早苗とフィフィを除いて…。 代わって登場してくるのが、アンチトランプ勢力だ。 アメリカの数千万人規模の底辺大衆は、トランプがフードスタンプを廃止するのに伴って、正真正銘、食べられなくなる。本当に餓死者が路傍に散乱する事態になると思う。 アメリカの情け容赦のない家賃未払追い出し政策によって、路上生活者は激増するばかりだ。 実際に、ワシントンDCでは、トランプの指示によってホームレスが排除され、周辺地域に追いやられて餓死や凍死が続出しているという情報もある。 アメリカのホームレス事情:2024年に過去最高数を記録、トランプ政権下でホームレス排除の動き強まる 1/14 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ca8cb6c28d3770129fa5e164dc8cb9d993171275 米大統領のホームレス対策、従わなければ刑務所収容も=ホワイトハウス 2025年8月13日 https://jp.reuters.com/world/us/7C73TSRVTFI5JF3XYRBBD7UTDU-2025-08-13/ 毎日20人以上が路上で亡くなる米国の真の悲劇 2023年3月16日 https://bigissue-online.jp/archives/12362 アメリカの衝撃の真実:路上に取り残された65万人 ― 終わりなきホームレス危機! https://www.youtube.com/watch?v=FKsG07Ji77A トランプは、人間への愛がカケラも存在しない。あるのは、自己偏愛、ナルシズム、強欲、独善、傲慢である。登場したときから鮮明だったのに、なぜか熱烈な支持者が大量に涌いて出た。トランプの支持者は、ほぼ安倍晋三と重なっている。 だから、高市早苗、フィフィ、櫻井よしこらが、トランプに熱狂した。 アメリカでは、ロシアFSBが仕掛けたといわれるQアノンを熱狂的に支持する共和党支持者がトランプを救世主のように崇め、支持した。 だが、それはロシア・プーチン政権によるトランプ政権樹立のための陰謀だった。プーチンは、アメリカに親ロ派トランプ政権を作るため、1980年代からトランプに300億円を超える資金提供を行っていた。 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6190194.html しかし、現在4000万人以上の米国民の命を支えているフードスタンプがトランプの命令によって廃止されるに至って、もう騙される者がいなくなったということだ。 生き残っているトランプ熱愛支持者は、もはやアメリカではなく、日本の高市早苗であり、フィフィであり、櫻井よしこである。 今回、独裁者で知られる、トルコのエルドアン大統領でさえ、もはやガザの大虐殺を行っているイスラエルを容認することが不可能になった。このままジェノサイドを継続させれば、エルドアン自身がイスラム世界から攻撃されることが確実だからだ。 もはやイスラエルと一心同体の支援者は、世界中でトランプ一人だけになった。 トルコ、イスラエル当局者に「ジェノサイド」容疑で逮捕状 ネタニヤフ首相ら37人 11/8(土) https://news.yahoo.co.jp/articles/765b617dd0ff1de343dd1ded169d8345e49c7287 トランプの暴走独善のおかげで、アメリカ民主党は息を吹き返している。 NY市長選はじめ、重要な知事選などに三連勝だ。もはや勢いが止まることはない。 現段階で、トランプが突然死したとしても、民主党がすべての選挙、次期大統領戦も圧勝するにちがいない。 私は、トランプが9月ころ、暗殺されるか追放されるという情報を得ていたが、それは実現しなかった。 しかし、それがかえってトランプの孤立、追放を際立たせているかもしれない。 また高市早苗がトランプのノーベル平和賞を推薦したことで、トランプに媚びを売る姿勢が、今後、高市の支持者に暗い影を落とすにちがいないと思う。 今回私が特に印象に残ったのは、マムダニ新市長が、モスリムでありながら、両親ともインド系ということだ。 ちょうど、前副大統領のカマラ・ハリスと、共和党大統領候補になってトランプコピーともいわれたニッキー・ヘイリーがインド系で、ふたりともカースト上位のバラモン出身だった。おそらくマムダニもバラモンではないだろうか? 私は10年前から、インドが世界一の人口に躍り出れれば、世界はインド人に支配されるようになると予想していた。 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6092339.html まさに、予想通り、アメリカはインド人によって運営されるのかもしれないが、一方でアメリカの真の支配者であるユダヤ人は、インドの人口増大に強く反発し、ワクチンなどを通じて、インド人口を抑制しようとしているように見える。 ビル・ゲイツやアル・ゴアは、アメリカがインド人の支配下に侵食されてゆく傾向を容認するのだろうか? 私は、人類の未来に希望をもたらすことのできる人々は、原子力に反対する勢力だと確信している。マムダニが反原発の姿勢を示すならば、本当に、人類の未来に貢献できるNY市長になると思うが、もしも原発推進に偏るなら、結局、マムダニも、ユダヤ金融資本に取り込まれたニセモノだったということになる。
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