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元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2068128.html
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14日日投票の伊東市長選に立候補した田久保眞紀(たくぼ・まき)前市長(55)は告示日の7日、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設予定地のある八幡野(やわたの)地区の漁港で第一声を上げた。学歴詐称疑惑を追及しに来た50人ほどの報道陣を前に、メガソーラーをめぐり小野達也前々市長が業者と「確約書」を交わしたことと、宅地造成等規制法(宅造法)に基づく排水路計画を許可したことを糾弾した。
今伊東市長選には9人が立候補した。午後5時までに、立花孝志氏から届け出はなかった。
カメラの放列に追い回される田久保氏は、今回も最初に八幡野港を選んだ。10年前、「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会」の一員として活動を始めた身にとって、思い入れのある場所である。同施設が建設されれば、はげ山から流れ出る汚濁水がここに流れ出てくる。
多数の報道陣が詰め掛け、静かな漁港はにわかに騒がしくなった。十数人の市民が演説を聴きに来ていた。田久保氏は選挙カーから降りると、取り囲む報道陣に対し、「すいませんが、市民にお話をしに来たんです。空けていただけませんか」とスペースの確保を求めた。
片桐基至(もとゆき)市議による応援演説の後、田久保氏がマイクを取る。揚げ足取りに来たマスコミ記者たちに対し、「今日は伊豆高原のメガソーラーの問題について話しに来ました」とあえて宣告。「全国の問題として、みんなで取り組んでいかなければ」と注意喚起した。
30分ほどの演説は、メガソーラー問題に終始した。八幡野の山が地元の人たちに愛されていることや、漁師やダイバーの方々の懸命な活動によって工事を止めるところまでこぎ着けた経緯を振り返る。伊東市は施設建設に伴う河川占用に不許可を出したが、当時の小野市長が業者と交わした「確約書」が存在したことに言及。
「前の前の選挙では、私たちは小野達也さんを信じて応援しました。現職の市長でなければ、この問題は止められないと思って。ところが、そのときにはもう確約書が交わされていて、私たちは裏切られていました。川を使わせないというのは、計画を止めるための最後の砦(とりで)です」
「確約書」の日付は2021年2月9日。事業遅延により発生する損失を最小化するため、同市が@宅造法に基づく変更許可の審査に迅速に対応A河川占用不許可取り消しを求めた裁判で控訴棄却の判決が出た場合、速やかに許可する――などを約している。控訴審は同年4月に棄却されている。
当時の小野市長は、メガソーラー建設に関し、八幡野川の河川占用に不許可を出しながら(河川法)、同河川へ接続する排水路計画に許可を出している(宅造法)。田久保氏はこの矛盾に触れ、「図面の中には、川につながる排水路がある。山の上には大きな調整池がある。じゃあ、その水はどうなるんですか」と指摘した。
前日のReHacQ(リハック)主催のインターネット討論会https://www.youtube.com/live/Of2eOvmxXQUで小野氏が宅造法に関し、「書類が整っていれば、許可しなければならない」と発言したことを問題視。「本当にそうでしょうか。県は同じように出された(森林法に基づく)林地開発の変更許可を認めていないんです。その理由は、川につなげないため安全が担保できないから。そうはっきりと県議会の席で答弁しました」と批判した。
7月末に辞職撤回を表明した際、「うそつき」と集中砲火を浴びたことを回想。このとき、県に向けて、このメガソーラー建設に関わる河川法や宅造法の許可に対する意見書を作成していたことを明かした。意見書は強い効力を持つとし、「意見書に市長が、住民のためにこの計画を容認することができないとはっきり書くことで、変わることはたくさんあるんです」と強調した。
「辞職することをやめて、意見書を書くことを選びました。しかし、意見書は県に受理されていません。理由は考えてください」と記者たちに想像を促した。
河川占用不許可処分の取り消しを求める裁判は続いている。控訴審で市側は負けたものの、手続きに違法があっただけで、裁量権の逸脱や乱用はなかったと判じた。これを受け、市は再度、不許可処分を出しているからだ。
田久保氏は、「住民みんなが反対した計画が止まらない。しかも今、裁判に負けそうになっている。どうしてそんなことが起きるのか」と聴衆に向けた。「原因は2つ。小野達也さんが書いた確約書、そして伊東市が河川を使わせないと不許可にしたにもかかわらず許可した宅造の変更許可です」と両断。「私は宅造の変更許可を取り消す立場でずっと戦ってきました」と力を込めた。
「なんで変更許可を出したのでしょう。県と連携を取って変更許可をしなければこんなことにはなっていない。市長の立場にいたときは、市も守らなければいけない立場だからここまでは言わなかった。だけど、今日ははっきり言わせていただく」と前置きし、前日のネット討論会で小野氏が「確約書」について「現在、効力がないと思っている」と発言したことに言及。
「確約書には、『変更許可の審査に迅速に対応する』という一文が入っています。確約書は守られているんじゃないですか。どうして、確約書の通りにシナリオが進んでるんですか。そうして最後に書かれているのは、『河川占用を速やかに許可する』という約束。こんなことは許されてはいけない」と声を張り上げた。
その上で、「私があの市役所のあの立場にどうしても戻ってほしくないと言う人たちがいるなら、私は戻らなくてはいけない。自分が市長をやりたいからじゃない。今、このしがらみの構造、利権の政治と戦えるのはどの候補者ですか?」と問い掛ける。
前日の討論会で初めて小野氏に確約書のことをただした際、「損害賠償のリスクヘッジということで書いた」「相当な賠償金を求められたので、サインを入れることで求めないとお話しを頂いた」と返答された。このことを引き合いに、「でも今、損害賠償されてるんですよ。確約書に書いてあったことを守って事業を進めたのに、最終的に事業ができなくて損害を受けているという内容。何でそんな原因をつくったのか。確約書は無効じゃなかったんですか」と糾弾した。
「このままでは、あの山が危ない。この海が危ない。それを防ぐことができる、もう一度ひっくり返すことができるのは、私しかいない」と胸を張ると、大きな拍手を浴びる。
涙腺を緩ませながら、「あんなに悪い報道ばっかりされたのに、それでも私を信じて今日もたくさんの人が『頑張ってくれ』『負けないでね』って声を掛けてくれた。こんなに悪い報道ばっかりされているのに、こうやって信じてくれる市民がいる。私にしかできないことがあると言ってくれるなら、私は戦います」と集まった市民に誓った。
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