http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/743.html
| Tweet |
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2026年1月10日 https://tanakanews.com/
■要点
トランプは、英国系のリベラル覇権を破壊する隠れ多極主義者だ。彼は習近平と密約を交わし、米国が米州へと退いた後の台湾支援を日本に肩代わりさせる戦略を進めている。習近平にとって台湾問題の消滅は、独裁を維持する口実を失い国内が不安定化することを意味するため、実は併合を望んでいない。
このため両者は、日本を高市早苗のような政権に導き、日中対立を激化させることで、日本を自立した「極」や核武装へと誘導している。これは、英国系の傀儡である外務省などの影響力を削ぎ、日本を米国の代替として台湾支援に縛り付けるための策略だ。日本は孤立や財政危機の窮地に立たされながらも、対中従属を避けるために「極」への格上げを強要されており、米中両国の談合によって多極型世界の新たな一翼を担わされようとしている。
■本文
トランプ米大統領は、隠れ多極主義の覇権放棄屋だ。既存の英国系の覇権体制(リベラル主義のグローバリズム)を破壊し、米国自身は多極化の一環として米州主義を突っ走る。トランプは、表向き中露を敵視する演技をしながら、裏で多極型世界を運営するためプーチンや習近平とこっそり談合している・・・。
こうした見立ては、2年ぐらい前まで妄想扱いされていた。しかし最近は、大体そんなもんかなと思う人が増えている。
https://news.antiwar.com/2025/12/10/new-york-times-editorial-board-urges-us-to-prepare-for-future-war-with-china/
NYT Editorial Board Urges US To Prepare For Future War With China
https://tanakanews.com/251230trump.htm
トランプ化で激動した2025年
トランプが多極主義者なら、いずれ中国敵視の演技もやめ、台湾を支援しなくなる。すでに昨秋来、日本の高市首相が台湾問題で発言して中共が激怒し、日中対立が高まった時、トランプは中立を装った。米国は、日本の味方をして積極的に中国を敵視してきた従来の姿勢から大きく転換し、日本のハシゴを外した。
中共は高市を非難し続け、希土類の対日輸出を制限するなど、日本への経済制裁を強めている。公明党や左翼などは高市に対し「早く中国に謝罪しろ」と加圧している。四面楚歌の高市が中共に謝罪して降参すると、誰も台湾を支援しなくなり、中共は好き勝手にやれる。中国が台湾を併合していき、中共は念願の革命が完成して万々歳な喜ばしい事態になる・・・。
https://sputnikglobe.com/20251207/japan-pleads-for-us-backing-as-it-ramps-up-militaristic-urge-against-china--1123251275.html
Japan Pleads for US Backing as It Ramps Up Militaristic Urge Against China
・・・そうなのか。習近平は、中共が台湾を併合して台湾問題が解決されることを、心底望んでいるのか??。私は、違うと思っている。
中共はこれまで、台湾やチベットやウイグルの問題、米欧や印度からの敵視など、問題や脅威があったので、恒久有事体制である一党独裁や個人独裁を続ける口実があった。しかし今すでに、チベットもウイグルも平定した。印度との関係も好転した。米覇権が崩壊して多極型になると、米欧からの敵視や台湾問題もなくなる。
そうなると中共は、独裁や有事体制を維持する理由がなくなる。脅威がなくなると安定するかのように見えるが、実はそうでなく、政敵を弾圧・抑止する正当性がなくなって不安定化する。中共上層部の権力闘争が強まったり、地方が中央の言うことを聞かなくなったりする。
https://www.zerohedge.com/markets/china-blocks-japan-heavy-rare-earths-supply-will-filter-down-across-global-supply-chains
China Blocks Japan From 'Heavy' Rare-Earths Supply, Will Filter Down Across Global Supply Chains
中国人(漢民族や、漢化した少数民族)は民族性が強欲で身勝手だから、上からの圧力が低下すると分裂傾向が強まる。米覇権の消失と台湾問題の解決は、中国を不安定にする。中共は、問題や脅威が残り、中国革命が未完の方が、統治や独裁の正当性を維持できる。
中共は表向き台湾併合を切望しているように見せながら、実のところ台湾問題が永久に残ることを望んでいる。
https://tanakanews.com/251116japan.htm
高市を助ける習近平
こういう前提で、トランプは習近平とこっそり連絡をとりあってきた。2人は、本音で話した方が世界を安定的に運営できる。トランプは、米覇権を運営してきた英国系を潰して覇権放棄するよとか、多極化したら誰も台湾を支援しなくなるので中共は台湾を併合できるよと言う。しかし、習近平は台湾併合を望んでいない。
2人は話し合い、米国の代わりに日本に台湾を支援させることにした。日本は米国と同様に「一つの中国」の原則を支持しつつ、中共が台湾を併合することを実質的に阻止する(やり取りの部分は私の推測)。
https://original.antiwar.com/Ted_Galen_Carpenter/2025/12/23/the-increasingly-assertive-japan-taiwan-axis/
The Increasingly Assertive Japan-Taiwan Axis
https://tanakanews.com/251214c5jp.htm
日本を多極型世界に引き入れるトランプ
日本は、対米従属したままだと独自の国際戦略をとりたがらず、米国の台湾支援を肩代わりしない。だが、トランプは世界を多極化し、米国の覇権領域を従来の全世界から、南北米州だけに縮小する。
日本は米国の覇権領域から外され、日米同盟は有名無実化もしくは破棄される。日本は近いうちに対米従属できなくなる。
今後の多極型世界において「極」にならない、なれない諸国は、最寄りの「極」の傘下(属国)になるしかない。日本は経済大国であり、独自文明も持っているので「極」になる資格や能力がある。だが、日本自身が望まなければ、極にならず、最寄りの極、つまり中国の属国になる道もある。
https://www.rt.com/news/629367-multipolarity-is-not-equality/
Multipolarity is not equality, and it shouldn’t be
「極」になるには軍事的、戦略立案的に自立せねばならない。手っ取り早い軍事自立は核武装だ。核武装しないと極になれないと断言する分析者もいる。唯一の被爆国で平和主義や軍事嫌悪を80年続けてきた日本にとって高いハードルだ。
トランプの覇権放棄に呼応して、日本外務省や自民党リベラル派は、対米従属できなくなったら極にのし上がるのでなく対中従属する道を模索し、中共に接近していた。
だが、米国が覇権放棄して日本が対中従属に転じると、誰も台湾を支援しなくなり、中台間のバランスが崩れ、中共が台湾を併合せねばならなくなる。習近平はそれを望まない。
https://original.antiwar.com/Ted_Galen_Carpenter/2025/12/23/the-increasingly-assertive-japan-taiwan-axis/
The Increasingly Assertive Japan-Taiwan Axis
トランプと習近平は(昨夏ぐらいに?)機密の電話で話し合い、日本の首相を極右で反リベラルな高市早苗にして長期政権を敷かせ、中共が高市に噛みついたり経済制裁して日中対立を延々と激化させ、同時にトランプは高市を台湾支援や対米自立や核武装に誘導し、極にのし上がる日本が米国に代わって台湾を支援するシナリオを立てて動き出した(私の推測)。
この推論を妄想扱いするのは簡単だ。しかし同時に思い出すべきことが多々ある。中共は非公式に高市と話し合って日中対立を回避・緩和することもできたのにやらず、むしろ声高に日本を非難・制裁して日本人が極右の高市を支持するように仕向けた。
玉木雄一郎は、高市を押しのけて首相になれたのに事実上辞退した。高市になってすぐに核武装の話が観測気球のように流布された。などなど。これらの動きに合理的な説明をつけたいなら、私の推論が再浮上する。
https://www.indiatoday.in/world/story/india-modi-trump-core-5-superclub-russia-china-japan-g7-alternative-2834979-2025-12-12
Is Trump planning a secretive Core-5 superclub with India?
https://tanakanews.com/251224china.php
敵対扇動で日本を極に引っ張り上げる中共
高市は、国内からの猛反対を受けて台湾支援に踏み切れず、外務省や左翼やマスコミや公明党が望むように、中共に謝罪して対中従属に転向したいと思ったかもしれない。しかし、中共は高市が台湾支援してくれないと困る。台湾問題の消失は中国を不安定にする。
習近平はトランプと協力し、高市が謝罪できないようにしつつ、日本が極になるように仕向けている。高市は米中によって、対中従属よりも極にのし上がる方がやりやすい状況に押し出されている。
https://www.zerohedge.com/the-market-ear/unstoppable-japanese-rates-keep-climbing
Unstoppable: Japanese Rates Keep Climbing
韓国は中共の傘下に入り、印度も中国と仲良くしている。日本は孤立する。日本は国債金利も上がり、財政破綻が表面化し、追い詰められていく。しかし実のところ、核武装は追い詰められている時にしかやれない。北朝鮮やパキスタンやイスラエルを見ればわかる。
外務省など日本国内の英傀儡が高市のスキャンダルを見つけて失脚に追い込んだ場合は、小泉など自民党内の他の極右があとを継いで日中対立を継承する。
https://www.aljazeera.com/news/2026/1/6/can-china-and-south-korea-reset-complex-ties-after-xi-lee-summit
Can China and South Korea reset complex ties after Xi-Lee summit?
https://tanakanews.com/251223nuke.htm
日本も韓国も核武装しそう
トランプは1期目にも、安倍晋三を動かして台湾支援や中国包囲網を肩代わりさせようとしたが時期尚早だった。当時はまだ、米中枢(諜報界)で日本を従属させたい英国系が強く、英国系の傀儡である日本外務省などが動き、安倍は中国との親密さを維持し、台湾支援に乗らず、中国包囲網は名ばかりになった。
安倍は時期を見てトランプの希望に沿おうとしたのかもしれないが、その前に米諜報界(英国系)に射殺されてしまった。
https://tanakanews.com/220808abe.htm
安倍元首相殺害の深層
トランプやイスラエルは、中国から見て日本の反対側にある隣国であるカザフスタンも取り込んでアブラハム合意に入れ、中国包囲網を再生している。
しかしこれも、問題や脅威が延々と存在した方が中共の中国統治がやりやすいことをふまえると、トランプが習近平に頼まれ、イスラエルの中東覇権の拡大策としてカザフスタンなど中央アジアに進出したとも思える。
https://tanakanews.com/260102likd.htm
リクード系の覇権拡大
この記事はウェブサイトにも載せました。
https://tanakanews.com/260110taiwan.htm
|
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
|
|
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK298掲示板 次へ 前へ
|
|
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。