|
<■61行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 櫻井春彦さんは、カタールを「親米国」という言葉を使って表わしている。軍事的には、確かにそうだが、経済や政治の面では、「銀の荼毘」さんが指摘するように「親英国」と呼ぶ方がふさわしい。 カタール投資庁(QIA)という、2005年に当時のカタールの首長によって設立された、カタールのソブリン・ウエルス・ファンドがある。 カタール投資庁(QIA)の投資先は、例えば、ヒースロー空港ホールディングス(持分20%)、ブリティッシュ・エアウェイズ(持分21.3%)、HSBC銀行ロンドン本店タワービル、サヴォイ・ホテルなど、英国趣味というか、強い英国志向という印象を受ける。 英国のサッチャー政権で、ヒースロー空港ホールディングス、ブリティッシュ・エアウェイズが民営化されたが、その帰結として、それらの一部が英国王室の子分格のカタール王室の事実上の私有財産のような状態になったわけである。 私は「反グローバリズム」の発信源は、ロンドン・ロスチャイルド財閥を始めとする英国総資本であると考えている。 その本質は、近代民主主義を否定し、各国の国民共有の財産を世界の王制国家が買い戻し、世界の国々を近代民主主義国から英国を中心とする絶対王政国家へと変革する反動的な挑戦であると私は考えている。 ◆ カタール投資庁 (Wikipedia) カタール投資庁(QIA)は、カタールのソブリン・ウエルス・ファンドである。2005年に当時の首長シャイフ・ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーによって設立。豊富な石油と天然ガスの資金を投資。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%BA%81 ◆ Qatar Investment Authority (Wikicorporates) 《UK-related Operations》 Barclays plc 5.50%m ref Credit Suisse 5.21%, ref, ref Sept.2018 Deutsche Bank 4.07%, ref Energias de Portugal 2.27%, ref Glencore plc 8.56%, ref, ref, Sept.2015 Heathrow Airport Holdings 20%, ref Dec.2017, ref British Airways (International Airways Group) 21.3%, ref HSBC tower, https://www.arabianbusiness.com/revealed-qatar-investment-authority-s-investments-across-world-674254.html Savoy Hotel, https://www.arabianbusiness.com/revealed-qatar-investment-authority-s-investments-across-world-674254.html Rosneft 18.93%, ref, ref Volkswagen AG 14.6% ref (Dec.2017) https://www.wikicorporates.org/wiki/Qatar_Investment_Authority ◆ ロンドン・ヒースロー空港 (Wikipedia) 《民営化》 1986年に、サッチャー政権の民営化方針を受け、イギリス空港公団が民営化され、当空港の所有も委譲された。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E7%A9%BA%E6%B8%AF ◆ ブリティッシュ・エアウェイズ (Wikipedia) 《民営化》 1979年、首相のマーガレット・サッチャーが民営化計画を発表した。 1987年2月、同社はロンドン証券取引所に上場した。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA
|