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ウクライナにおける対ロシア戦争の指揮権がワシントンからロンドンへ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202509160000/
2025.09.16 櫻井ジャーナル
イギリスのルーク・ポラード国防準備産業担当大臣によると、ウクライナ多国籍軍(MNF-U)のキエフにおける司令部を指揮するふたりの少将を選任した。多国籍軍全体の指揮は当初パリから行い、その後ロンドンへ移すとしている。その司令官は中将レベルで、フランスとイギリスが共同で派遣するという。MNF-Uの設置はウクライナ戦争の指揮権がワシントンからロンドンへ移動することを意味すると言われている。ウクライナ軍は事実上、壊滅状態で、黒幕として活動してきたイギリスが表へ出るしかなくなったのだろう。
こうした中、イギリスのボリス・ジョンソン元首相がオデッサを突如訪問した。イギリスとベリーズの二重国籍を持ち、タークス・カイコス諸島に住む富豪で、経済スキャンダルを抱えているマイケル・アシュクロフトも同行している。
ジョンソンは2022年4月9日にキエフへ乗り込み、内定していたロシアとウクライナの停戦を壊したことで知られている。(ココやココ)当時、停戦交渉の仲介をしていたのはイスラエルとトルコで、仲介役のひとりだったイスラエルの首相だったナフタリ・ベネットは交渉内容を詳しく説明している。トルコ政府を仲介役とする停戦交渉は仮調印にこぎつけていた。
ベネットは2022年3月5日にモスクワへ飛んでウラジミル・プーチン露大統領と数時間にわたって話し合い、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を殺害しないという約束をとりつけることに成功、その足でベネットはドイツへ向かってオラフ・ショルツ首相と会っているのだが、その3月5日、SBU(ウクライナ保安庁)のメンバーがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームで中心的な役割を果たしていたデニス・キリーエフを射殺した。そしてジョンソンがキエフへ乗り込んだのである。
ジョンソンはウクライナ人に対し、最後のひとりになるまでロシアと戦えと命令、ヨーロッパ諸国に対しては資金と長距離ミサイルをウクライナへ集中させるように求め、反発を受けている。勿論、アラスカで行われたドナルド・トランプ米大統領とウラジミル・プーチン露大統領の会談も批判している。
アシュクロフトは保守党員仲間のロバート・シーリーを伴って2022年12月にもオデッサを訪れている。その際、クリストファー・グリーンも同行しているのだが、この人物はイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと言われている。アシュクロフト自身もMI6に関係している可能性がある。
本ブログでは繰り返し書いてきたことだが、ウォロディミル・ゼレンスキーもMI6のエージェントである可能性が高い。アメリカ海兵隊の元情報将校でUNSCOM(国連大量破壊兵器廃棄特別委員会)の主任査察官を務めたスコット・リッターのドキュメンタリーによると、ゼレンスキーはMI6のエージェントであり、そのハンドラー(エージェントを管理する担当オフィサー)はリチャード・ムーアMI6長官だと推測されている。そのムーアが今年10月1日に退任し、ブレーズ・メトレベリへ引き継がれる。
MI6はオデッサを拠点にしてロシアをテロ攻撃してきた。8月2日にはロシアのスペツナズ(特殊部隊)がオデッサに近いオチャコフでイギリス陸軍のエドワード・ブレイク大佐とリチャード・キャロル中佐、そしてMI-6の工作員ひとりが拘束されたと報道された。ロシアはオデッサに対する攻撃を強めている。イギリスはオデッサの拠点をロンドンへ移動させるかもしれない。
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