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軍事的に優勢なイランは米国を支えてきたペトロダラーの仕組みを壊しにかかる
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202603160000/
2026.03.16 櫻井ジャーナル
ドナルド・トランプ米大統領がイランに対して仕掛けた奇襲攻撃は最高指導者を務めてアヤトラ・アリ・ハメネイ師を含む要人の殺害に成功したものの、体制の転覆には失敗、イラン軍の反撃でアメリカ/イスラエル軍は窮地に陥っている。「われわれは勝っている」というトランプ大統領の「マイク・パフォーマンス」で状況を変えることはできない。
そこでアメリカやイスラエルは「偽旗作戦」を実行するのではないかと言われているのだが、イランの最高国家安全保障会議で事務局長を務めるアリ・ラリジャニは、ジェフリー・エプスタイン人脈が「9/11同時多発テロ」に類似した出来事を引き起こし、イランに責任を負わせようとする動きがあると語っている。イラン側によると、キプロス、アゼルバイジャン、リヤドを標的とした攻撃はイスラエルによって実行されたという。

この同時多発テロとは、2001年にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された出来事を指し、少なからぬ人がショックで思考停止状態になったようだ。アメリカでは憲法が機能不全になり、国内の収容所化が進み、国外では戦略戦争を始まった。
世界貿易センターでは1993年2月26日、ノース・タワーにある地下駐車場に仕掛けられていた爆弾が遠隔操作で爆破されている。ノース・タワーを倒し、サウス・タワーも破壊する計画だったが、建造物で最も弱いはずの地下を破壊してもノース・タワーはびくともしなかった。言うまでもなく、サウス・タワーも倒れていない。
ノース・タワーでは地下駐車場が爆破された後、1994年から2000年にかけてACEエレベーターが貿易センターのエレベーター・システムの改良工事を実施(George W. Grundy, “Death of a Nation,” Skyhorse, 2017)、ストラテセク社は1996年から2000年にかけてビルの治安システムを導入するための工事を実施した。大工事だ。
2001年の9/11ではサウジアラビアとイスラエルに疑惑の目が向けられていた。オサマ・ビン・ラディンの兄弟のひとりであるシャフィグは9月11日にジョージ・H・W・ブッシュやジェイムズ・ベイカーと会っていたほか、後にサウジアラニアの情報機関である総合情報庁を率いることになるバンダル・ビン・スルタンはアメリカ駐在大使として赴任中で、2005年9月までその職についていた。バンダルの後任大使、トゥルキ・ビン・ファイサル・アル・サウドは2001年8月31日、つまり9/11の11日前まで総合情報庁の長官を務めていた。
9月11日には140名のサウジアラビア人を乗せたチャーター機がアメリカを飛び立っているが、その中には24名のビン・ラディン家の人間も乗っている。その航空機の搭乗者のひとり、アーメド・ビン・サルマンは9/11を事前に知っていたと後に語っているが、2002年7月に43歳の若さで心臓発作のために急死してしまう。
9/11の前後に「イスラエル人美術学生」が逮捕されていることも話題になった。イギリスのテレグラフ紙によると、攻撃の前に140名のイスラエル人が逮捕され(Telegraph, March 7, 2002)、ワシントン・ポスト紙によると、事件後に60名以上が逮捕されている。(Washington Post, November 23, 2001)合計すると逮捕者は200名に達し、その中にはモサドのメンバーも含まれていた。後に全員が国外追放になる。
こうしたことが知られるようになったこともあり、9/11に関する政府の公式見解を信じない人が増えている。アリ・ラリジャニの発言は意味深長。また彼は偽旗作戦の実行する可能性のあるグループとしてエプスタイン人脈を口にした。
1970年代にイスラエル軍の情報機関ERD(対外関係局)に所属、87年から89年にかけてイツァク・シャミール首相の特別情報顧問を務めたアリ・ベンメナシェによると、エプスタインはギレーヌ・マクスウェルや彼女の父親でミラー・グループを率いていたロバート・マクスウェルと同じように、イスラエル軍の情報機関、つまりアマンのために働いていた。(Zev Shalev, “Blackmailing America,” Narativ, Septemner 26, 2019)イスラエルの情報機関の管理下にあったということは、アメリカやイギリスの情報機関、つまりCIAやMI6とも繋がっていたはずだ。
ギレーンはエベリン・ロスチャイルドとその妻リンと非常に親しい関係にあることが知られている。ギレーヌによると、イギリス王室の一員だったアンドリュー王子(現在はアンドルー・マウントバッテン-ウィンザー)をエプスタインに紹介したのはエべリン・ド・ロスチャイルドの妻、リン・フォスター・ド・ロスチャイルドだという。リン・フォスターはエプスタインの友人である。
ビル・クリントン元米大統領は宣誓供述で、ロスチャイルド家との親密な関係ゆえに、ジェフリー・エプスタインよりもギレーン・マクスウェルとより親密であったとしている。ギレーンはクリントンの娘チェルシーと休暇を過ごし、彼女の結婚式にも出席した。ギレーンとエプスタインはクリントン大統領の時代にホワイトハウスへ何度も招待されている。
トランプ政権はイランを奇襲攻撃する前、昨年12月28日にイランの通貨リアルを暴落させて経済を混乱させている。その混乱を利用して反政府デモを誘発させ、その中に工作員を潜り込ませている。
アメリカやイスラエルはスターリンクを利用して工作員に対して治安部隊の動きを知らせ、行動を指示していた。トランプ政権は事前に約5万台のスターリンク端末をイランへ密輸、政権転覆工作のために編成したグループに資金と共に渡したとされているが、イラン政府はスターリンクを遮断することに成功する。その遮断には中国とロシアが協力したと言われている。その結果、デモは沈静化、トランプ政権が望んだような社会の不安定化は起こらなかった。
それにもかかわらずトランプ政権はイランに対する軍事作戦を強行した。イスラエルからの圧力ということもあるが、アメリカには切り札があった。クッズ部隊を2020年1月から率いていたイスマイル・カーニである。クッズ部隊はイラン革命防衛隊(IRGC)を構成する5部隊のひとつで、非正規戦と軍事情報活動を専門とする。カーニは西側諸国に対し、イランを引き渡すと約束していたと伝えられている。それが発覚したということだ。カーニがモサドのスパイだということは、中国軍の情報機関によるCIA高官とイスラエル参謀本部幹部との通信傍受で判明したと伝えられている。
トランプ政権はスターリンクを利用した工作員のネットワークだけでなく、カーニという切り札も失った。ミサイルやドローンの戦いではイランが圧倒しはじめている。しかも、イランは石油取引の決済を中国の人民元で行うことを求めるようだ。アメリカの支配システムを支えてきた「ペトロダラー」を壊しにかかるつもりのようだ。
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