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内閣広報室がXに謎の「広報室試行アカウント」突如開設の裏事情とセンスのなさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387245
2026/05/02 日刊ゲンダイ

「選択」の記事を気にしている?(C)日刊ゲンダイ
突如として、謎のアカウントが現れた。
首相官邸の公式Xが1日、「内閣広報室試行アカウント」の運用を開始したと投稿した。その「広報室試行アカウント」の投稿によると、「内閣広報官が総理の近くから見る総理の姿などを、より柔軟にタイムリーに発信する」ため、試行的に1カ月間運用するという。
1日時点でフォロワー数は、早くも1.8万人に到達。プロフィル欄には「公式」であることを示す「認証バッジ」が表示されていないが、内閣官房広報室に問い合わせると「確かに公式アカウントに間違いなく、認証バッジは現在申請中」(担当者)だという。実際、当該アカウントでは、きのうからベトナムに外遊する高市首相が会見を開く場面や、飛行機に搭乗する際の写真が投稿されている。
ただ、首相の様子を発信することが目的とうたいながら、官邸内のイザコザを巡る報道にわざわざケチをつけている。
月刊誌「選択」の4月号は、高市と元経産官僚の今井尚哉・現内閣官房参与との確執を報じた。3月の日米首脳会談に前後し、高市首相が事実上閉鎖されているホルムズ海峡に自衛隊を派遣する腹積もりだったところ、今井氏が猛反発。恫喝に近い“剣幕”で迫られたという。
高市首相は結局、翻意したものの、「あいつに羽交い締めにされた。許せない」として、政府関係者の前で今井氏の「クビ」を宣言したというのだ。この報道について高市首相は、国会答弁で「誤報」と否定している。
月刊誌「選択」の報道を改めて否定
その上で「広報室試行アカウント」は、産経新聞電子版の記事(きのう公開)を取り上げ、「実際には訪米前、首相は今井氏と面会する機会を持たなかった」との記事中の一節を引用し、「そのとおりです」と投稿。「選択」が報じた内容を、改めて否定しているのだ。
「アカウントの運用は、かつて安倍晋三元首相の秘書官を務めた、佐伯耕三内閣広報官が主導していると聞きました。官邸をめぐってはさまざまな報道がされていますから、メディアへの牽制でしょうね。とはいえ、公的なアカウントが身内のイザコザに関する報道をイチイチあげつらい、反論するというやり方はちょっとセンスがないですね」(政界関係者)
また、1日は「選択」5月号の発売日で、「高市『小誌誤報』に物申す」との記事が掲載されている。内容としては、今井氏はやはり執務室に乗り込んでおり、高市首相と自衛隊派遣を巡り「激論」を交わしていたと詳報するものだ。アカウント開設を「選択」の発売日にかぶせるあたり、「やはり『選択』の報道を打ち消そうとしているのでは」(メディア関係者)と見る向きもある。
謎のアカウントを開設して報道を否定しても、逆に注目され火に油だろう。否定したいなら会見などで堂々とやるべきだ。
◇ ◇ ◇
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