137. 中川隆[-5852] koaQ7Jey 2025年7月16日 06:06:27 : XHdIZeiCNo : U1dHRHYzWXRzc3c=[1]
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ご存知の通り、大阪においてある Hartley Concertmasterは62センチのウーファーを使っている大型SPです。その割には、最小限の大きさしかなく大型SPですが、普通の部屋でも十分真価を発揮します。総じて小型スピーカーが多い日本の家庭環境では、ついぞ聞いたことのないような充実した低音を味わえるのです。それは8本物コントラバスを使ったクラシックの大オーケストラでも、ベース一本でもしっかりとしたベースの音が基本になっているジャズのトリオやカルテットでも、低音楽器のあるなしが音楽に及ぼす影響を聞くことができます。また、中音域の充実は、歌手の声を際立てて、一流歌手であれば、その声の素晴らしさに感動するでしょう。
中音用も30センチの全音域用です。真ん中は17センチのコーン型ツイーターです。
六畳間の長辺に置いてありますので、SPの間隔は2.4メートルぐらいです。以前は大きな部屋に横置きで置いてありました。
この時の音は、Oさんが詳しく書いてくださいました。SP間隔は4メートル以上ありました。充実した音で、5メートルに間隔を広げても決して中抜けはしません。
一方、茅野に置いてあるQUADのESL-57も低域が充実した音を聴かせます。薄いコンデンサーの振動膜ですが、大きさはかなり大きく、Hartleyを横置きにしたぐらいあります。特徴はその薄い膜から平面波で出された音は遠くまで減少することなく、波のように遠くまで音のエネルギーが落ちません。この部屋は、八畳間が2つ繋がった16畳の部屋ですが、SPから離れても音の強さは変わりません。波が押し寄せるようにSPから出た時のエネルギーが拡散せず、ひたひたと押し寄せるのです。
それは近くで聴くより、4メートル、5メートルと離れるごとに音が強くなります。不思議ですね。このESL-57を駆動しているアンプは純正のQuad 44プリと405のパワーアンプです。これがいい!二つのSPの間に座って、CDなどを選んでいると、耳が平面SPの向こう側に入ります。平面を越えるときに、ヘッドフォン的な世界が現れます。ヘッドフォンとの違いは、頭の中でなるのではなく、あくまでもSPが作り出す世界に入り込むのです。kikiさんの作り出した音場(おんば)の裏返しでしょうか?面白いです。
何度か言っていますが、最後に残る装置は、このQuadの装置ですね。扱いやすいし、何よりも音楽的です。でも、ダイヤが入ってからの和室のユニコーンが、音場の再現、リアリティ、HiFI、コンパクトさで、ベストかな・・・・
コメント
Commented by プー博士 at 2025-06-28 21:52
以前、まだオーディオの知識もなく音もよくわからない時に茅野のお宅でQuad ESL-57を聴かせて頂いたのですが、あまり記憶に残っておりません(涙) ある程度音のことがわかってきた今また聴いてみたいと思っています。何分にも古い機材なのでこれから購入するのは躊躇しますね。
Commented by 椀方 at 2025-06-29 08:59
たら、れば、の話になりますが、今の出雲のマンションに越す時に、もしユニコーンを使ってなかったとしたら?運良くハートレーを手に入れていれば?
と夢想するほど、堂々とした音楽を聴かせてくれるハートレーの演奏は、音楽ファンにとって至福の時をいつでも気軽に与えてくれますね。
Commented by TANNOY-GRF at 2025-06-29 09:36
QUADは個体数も多く残っており、比較的暗転した価格でしたが、このところ少し動きがあります。パワーアンプはやはりQuadのアンプが必要です。低域の出方が違います。ESL-57が中高域が綺麗なSPだと思われているうちは、まだ進化が発揮されていません。ハートレーのようなしっかりとした音が出るからです。私はESL-57もHartleyもどちらも好きですね。
Commented by TANNOY-GRF at 2025-06-29 09:48
椀方さん 今の出雲のうちのレイアウトを考慮すると、Quadの57の音の方が合っているかもしれません。先日、寄った名古屋の坂口さんとも話しましたが、ESL-57の音を誤解している人が多く、平面波で音と遠くまで伝えるので、音量が小さくとも遠くまで音が届きます。わずかな音量で、食卓あたりまでオーケストラの深い響きが届きますよ!横展開が可能ならHartleyの世界も面白いですが・・岡山を通られるとき、一度是枝さんの鳴らすHarleyを聴いてみてください。
Commented by TANNOY-GRF at 2025-06-29 11:08
ちなみに、HartleyもQuad ESLー57も音場(おんば)は出ません。ハートレーは間隔を開けて大きく展開すると、コンサートホールが出現します。ESLー57は太鼓や木管の音が生々しくダイナミクスを感じます。巷間言われているひ弱なイメージは全くありません。堂々としたオーケストラのダイナミクスを再現します。
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