★阿修羅♪ > リバイバル3 > 682.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html
投稿者 中川隆 日時 2017 年 2 月 10 日 20:25:45: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 


オーディオの部屋(議論・難しい話) - QUAD ESLの話
http://audiofan.net/board/data/audio/log/tree_130.htm

■題名 : QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 0:44
 -------------------------------------------------------------------------

ESLは、英国のアコースティカル・マニュファクチュリング社のピート・ウオーカー氏が開発製造した、フルレンジ対応の静電型スピーカーで、この種のものとしては最も商業的に成功した製品でした。


QUAD/ESLの美点は、静電型スピーカーとして最低限度必要な補機を非常にコンパクトにまとめて、家庭用として違和感のない製品に仕上げたピート・ウオーカーの感覚です。メッシュのバックカバーをはずすとほとんど全部の機構が丸見えになりますが、実にシンプルです。これだけ簡素にすべての機構をパッケージにした静電型スピーカーは、空前絶後といって構わないと思います。


わたしがQUAD/ESLを気にし始めたのは、それまで使用していたテク二クスのスピーカーの出す音に不満を感じて、次のステップをどの方向に踏み出すべきか悩んでいた頃です。もはや30年近く昔の話です。当時はシュリロ貿易が輸入代理店で、メンテナンスサービスも自社で行っていました。今でも当時担当の方は、ハーマンインターナショナルでお勤めと聞きますし、当時の部長であった長谷川洋一氏とは後に知り合いました。何度かメンテナンスのためにシュリロへESLを送り出すたびにどうなることかと気をもんだことが、昨日のことのように思い浮かびます。


さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。


逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。


基本的にはその他の静電型スピーカーも共通の弱点を持っており、そのために使用条件を制限して、これを欠点にしないような方策が採られていました。帯域を狭めて高音部のみを入力する(要するにツイーターとして使う)ような製品が多く開発されました。


ピート・ウオーカー自身も自社のパワーアンプでは、ESLの振動板を焼きつかせるような高電圧が供給されないように、パワーリミッターを組み込めるようにするなどの対策を施しました。


しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:


1)    大入力に弱い

2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない


そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 1:12
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


先にお話しておきますが、ESLを諦めたわけではありません。ただ新居に移るたびに書斎が狭くなるので設置が困難になったためと、さすがに12年間使用して根本的オーバーホールが必要になったため(当時既にESLは製造打ち切りになって、ESL63がカタログに残っておりました。そのため新品としてESLは入手不能でした。)売却のやむなき状況になっただけです。


ESL63に関しては大いに疑問があったので入手にいたらず、暫くステレオ装置なしで海外で過ごした後、SEQUERRA氏と話す機会を得て、彼のスピーカーに興味を持ったのです。現在稼動している彼のリボンツイーターは300Hzから使用しております。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:11
 -------------------------------------------------------------------------
ESLのことは全て判ったつもりでしたが、雑事にかまけて聞きそびれたことが有ります。


ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。


住宅事情の許す欧米でも、5m離れると相当な音響出力が必要となり、これまたESLの負担になってしまうのです。第三者の供給するスタンドなどを使用しない限り、スピーカーに近付くには、聴取者も床に直に座るしかないのです。(ローライフ?)


一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 石井 aishii@mac.com>
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:45
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>ESLのことは全て判ったつもりでしたが、雑事にかまけて聞きそびれたことが有ります。

>

>ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。

>

>住宅事情の許す欧米でも、5m離れると相当な音響出力が必要となり、これまたESLの負担になってしまうのです。第三者の供給するスタンドなどを使用しない限り、スピーカーに近付くには、聴取者も床に直に座るしかないのです。(ローライフ?)


故朝沼予史宏氏が小学館の編集者をやっている頃、クォードのESLをdBシステムズで鳴らしていましたが、その際、傾斜を立てる特製の台に載せて使っていました。


>一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。


ESLは奥の深いスピーカだった様で、故朝沼氏は「ピーターとチェスを指している様だ」と雑誌に書いていました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:38
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん


>故朝沼予史宏氏が小学館の編集者をやっている頃、クォードのESLをdBシステムズで鳴らしていましたが、その際、傾斜を立てる特製の台に載せて使っていました。


ステレオサウンドの古い記事ですね。


朝沼氏のESL用スタンドを用意したのは、元シュリロ貿易営業部長の長谷川氏であったと思います。ところがわたしの見た限り、御世辞にもESL本体の外観に合っているといえない代物であったので、ついに御両人に確認しないままになっておりました。お二方とも既に鬼籍の人です。朝沼氏はその後評論家活動に成功し、金回りも良くなった様でQUAD ESLやDBシステムズなどのローバジェット・ハイエンドからすぐに遠ざかって行きました。以降の活動は皆さん御存知のとおりです。


>ESLは奥の深いスピーカだった様で、故朝沼氏は「ピーターとチェスを指している様だ」と雑誌に書いていました。


ピート・ウオーカーの勝ちであったと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 石井 aishii@mac.com>
 ■日付 : 03/11/15(土) 0:09
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>朝沼氏のESL用スタンドを用意したのは、元シュリロ貿易営業部長の長谷川氏であったと思います。ところがわたしの見た限り、御世辞にもESL本体の外観に合っているといえない代物であったので、ついに御両人に確認しないままになっておりました。お二方とも既に鬼籍の人です。朝沼氏はその後評論家活動に成功し、金回りも良くなった様でQUAD ESLやDBシステムズなどのローバジェット・ハイエンドからすぐに遠ざかって行きました。以降の活動は皆さん御存知のとおりです。


故朝沼氏はローバジェット・ハイエンドの頃がオーディオ評論家としては輝いていた様に感じます。

今でもセレッションのSL-600にクレルKSA-50をブリッジにして、dBシステムズのプリ、オラクルのターンテーブルという朝沼氏推薦の組み合わせは、自分の中では憧れで、機会があれば手に入れてみたい、と考えています。


それ以降はオーディオ評論家というよりAV評論家と言った方が相応しい活動だったかと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : アガサ
 ■日付 : 03/11/14(金) 2:20
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>ESLは後ろに18度程、傾斜が付けられております。それはフロア直置きであったため、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるように考案されたものと考えておりました。ところが、落ち着いて考えてみると、座高90cm位の人が40cm程度の椅子に座ると、音響軸が聴取者の耳位置に掛かるためには、5m近くスピーカーから離れなければなりません。

>

>一体ピート・ウオーカーがESLの設置方法をどのように考えていたのか、今となっては、一つの謎です。


ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。

1960年代には 目線より結構低いタイプのフロア型SPが

多いので 例えばランサー101やパラゴンなど・・・

それほど気にしていなかったのかもしれません。

あの角度は床や天井の反射を考えると 結構良い角度だったのかも

しれません。何よりデザイン的にも美しい角度でした。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:35
 -------------------------------------------------------------------------
▼アガサさん:


>ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

>上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。

>1960年代には 目線より結構低いタイプのフロア型SPが

>多いので 例えばランサー101やパラゴンなど・・・

>それほど気にしていなかったのかもしれません。

>あの角度は床や天井の反射を考えると 結構良い角度だったのかも

>しれません。何よりデザイン的にも美しい角度でした。


まさにそのとおりです。わたしがESLを見つけることが出来たのも、その美しさのためです。でも考えてみるとローライフ用のステレオ音響装置はとても贅沢なものではないか、と思い当たります。ちなみにわたしは、JBLパラゴンも大好きです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/24(月) 11:54
 -------------------------------------------------------------------------
>ESL57は水平方向の指向性は狭かったですが

>上下方向の方が比較するとブロードだったように記憶しております。


高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の志向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 18:07
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の指向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。


やはり、二人並んで聴くことも必要なのですかね?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの謎
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/25(火) 11:25
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>高音用のセルの形状を見ると分かりますが、上下方向の指向性は左右方向よりも更に鋭いはずです。上下に長いセルを採用したのは左右の指向性をいくらかでも改善しようとしてのことです。それでも実用上は二人並んで聞くことの出来ない程の鋭い指向性です。

>

>やはり、二人並んで聴くことも必要なのですかね?


いいえ、私は一人で聞ければ十分です。ただ、鋭い指向性があることを強調しただけです。私にとってはこのことは問題ではありません。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/11/13(木) 23:41
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:


早速レスを付けさせていただきます。かなり空想も交えた話しなのでそのつもりで。


>さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。

>

私も、コンデンサーSPが全面駆動型であり、そのため振動板に強度が要求されずいくらでも軽く出来、また、機械的支持力(スチフネス)も小さく出来るので理論的には、理想的なSPだと思っています。


実際、トゥイターとしては大昔私も使ったことがあり、その透明な音に驚かされた覚えがあります。


しかし、おっしゃるような弱点がありなかなか普及しないのでしょうね。低音再生能力については、QUAD の製品を写真で見ただけで、この構造では、低音の衝撃音を発生する時(空気を前(後)へ押し出す時)に発生する、強力な反作用力をとても押さえ込めないとういう感じを持ちました。実際、私のHPを見てお便りを頂いたQUAD ユーザーの方(A氏)も、低音の迫力だけは諦めざるを得ないとのことでした。さらにA氏は、背圧の回り込みによる低音の減衰を避けるため、至近距離で聴いているとのことでした。がしかし、その魅力から逃れられないとか。これは、どの様なジャンルの音楽を好んで聴くかにも依るでしょうね。

>逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。

>

>基本的にはその他の静電型スピーカーも共通の弱点を持っており、そのために使用条件を制限して、これを欠点にしないような方策が採られていました。帯域を狭めて高音部のみを入力する(要するにツイーターとして使う)ような製品が多く開発されました。

>

ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?


>しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:

>

>1)    大入力に弱い

>2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

>3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない

>

>そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。


すみません、ここの所が良くわからないのですが? これは、貴兄がメンテの際に改良された(してもらった)ということでしょうか? それとも、そのような製品がすでに出ているということなのでしょうか?


さしつかえなければ、どの様な対策をとられたのでしょうか?

特に、低音の問題は容易に解決出来ないと思うのですが?

どこかで、サブウーファーを使用されているように書いておられるのを見たのですが?

間違って折れば失礼。


実は、私が頭に描く理想(空想?)のSPシステムは中低音以上は全面駆動型(メンテ、指向性の点でリボン型が望ましい)を使い、低音はやむ終えず、MFB(出来れば位置検出型)をタイプのサブウーファーを使うというものですが、どんなものでしょう?


後ろのレスでリボン型で300Hzまで使えるのがあるというのはかなりその理想に近づいているように思いますが。もっとも、巨大な磁気回路が必要でとてつもなく高価でしょうね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/14(金) 22:28
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


>しかし、おっしゃるような弱点がありなかなか普及しないのでしょうね。低音再生能力については、QUADの製品を写真で見ただけで、この構造では、低音の衝撃音を発生する時(空気を前(後)へ押し出す時)に発生する、強力な反作用力をとても押さえ込めないとういう感じを持ちました。実際、私のHPを見てお便りを頂いたQUADユーザーの方(A氏)も、低音の迫力だけは諦めざるを得ないとのことでした。さらにA氏は、背圧の回り込みによる低音の減衰を避けるため、至近距離で聴いているとのことでした。がしかし、その魅力から逃れられないとか。これは、どの様なジャンルの音楽を好んで聴くかにも依るでしょうね。


如何なるジャンルの音楽にも、実は対応できます。ただA氏の場合はESL63のようなので、いくつかの問題を含んでいると考えます。


>ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?


これが実は、大きな問題を孕んでいるのです。ESL63は、本当は球面波などは発生させません。一種のドーナツ状の奇妙な音波を創成します。そのため聴取位置が極めて取りにくくなります。


>すみません、ここの所が良くわからないのですが? これは、貴兄がメンテの際に改良された(してもらった)ということでしょうか? それとも、そのような製品がすでに出ているということなのでしょうか?

>

>さしつかえなければ、どの様な対策をとられたのでしょうか?

>特に、低音の問題は容易に解決出来ないと思うのですが?

>どこかで、サブウーファーを使用されているように書いておられるのを見たのですが?

>間違って折れば失礼。


わたしはESL本体には何の改装も変更も施しませんでした。何故なら内部は高電圧要注意の機器ばかりで、半可通がいたずらできる余地などなかったことと、それ以上にあまりにも構造が整理されていて、そもそも手を入れることが不可能だったのです。


わたしが講じた対策で、最も効果が上がったのは次の一点です:


エレクトロニッククロスオーバーを使用して、ESLへの入力信号から低音を排除すること


但しクロスオーバー周波数とスロープの選択に関しては、資料集めと実験に結構な時間を費やしました。周波数特性は、アコースティカルマニュファクチュリング社から公開されていたものと、ステレオサウンドに掲載されていた実測値(昔はステレオサウンドにも使える記事がありました。)を参考に、スロープを24dB/oct.として三種類の周波数を試した結果、70Hzでぴたりとさまざまな問題が解消しました。これ以上の詳細は、機器の具体的名称などが必要なので長くなるのを避けて割愛しますが、かなり持続的なピークでクラスAパワーアンプ200W(メーター直読、多少サバ有りか?)入力時にも何の破損・異常も起こさなくなりました。それからは、お楽しみです。


>実は、私が頭に描く理想(空想?)のSPシステムは中低音以上は全面駆動型(メンテ、指向性の点でリボン型が望ましい)を使い、低音はやむ終えず、MFB(出来れば位置検出型)をタイプのサブウーファーを使うというものですが、どんなものでしょう?


そこでサブ・ウーファーの件ですが、上記のように必要帯域は20Hzから70Hz前後です。わたしの場合、ESLもサブ・ウーファーも同一のパワーアンプでドライヴするようにしたので機材による違和感はかなり軽減されていました。MFBを装備したスピーカーは1970年代後半にも商品化されましたが、あまり人気が出ないまま、その後製品としては市場に現れておりません。個人的には大きな可能性があると考えますが、それは所謂ダイナミック型スピーカーに対してのMFB回路ではなくなるのではないかと考えます。


またもっと過激なサブ・ウーファーとして1980年代中盤にマーチン・ローガン社が試作したエレクトロスタティック・サブウーファーがありました。実物を聴く機会はついにありませんでしたが、当時日本代理店であった会社の社長の感想では、「この世のものとは思われない」低音が得られたようです。おそらく電極間には数万ボルトの電圧がかけられていると思われます。残念ながら市場に出ることなく今に至っておりますが。原因は価格以外に、安全策をとると技術的に所期のスペックが出せなくなるためのようです。


>後ろのレスでリボン型で300Hzまで使えるのがあるというのはかなりその理想に近づいているように思いますが。もっとも、巨大な磁気回路が必要でとてつもなく高価でしょうね。


リボンスピーカーについては、テク二クスが発売したリーフツイーターが、最も進んだ型式であったのではないかと常々考えております。ところが、あっさり製造が打ち切られたところを見ると、やはり需要の少なさが問題であったのではないかと考えます。そこへいくとパイオニアのリボンスピーカーは立派なもので、連綿と生き続けて跡切れがありません。


わたしの使用しているリボンスピーカーは、RICHARD SEQUERRA氏の開発になる、彼の会社で製造したものです。現在の価格は、確かまだUS$4,000であったと思います。スペックは、www.sequerra.comで見ることができます。またわたしのメインスピーカーも、そこに公開されているMODEL7とほぼ同等です。外観が知りたければ、このスレッドにご希望いただければ、画像の掲示板に乗せてみましょう。わたしは未完成品のような外観のユニットを、そのまま既製のスピーカーの上に放り出しておくような使い方は好みません。SEQUERRAのT-1/mk4は、本来ラボラトリ仕様なので、外観も見事です。それ以上の御興味があれば、出来るだけの協力は惜しまないつもりです。御連絡ください。また氏は新しい会社を設立し、空前絶後のリボンマイクロフォンとマイクアンプを世に問うております。こちらも興味があれば見てみてください。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/11/15(土) 22:04
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>>ところで、平面波の場合は高域の指向性がすこぶる鋭くなると思いますが?A氏のSPは同心円状に電気的ディレイを加えて擬似的半球面波を発生しているとのことでしたが、その点どうなのでしょうか?

>

>これが実は、大きな問題を孕んでいるのです。ESL63は、本当は球面波などは発生させません。一種のドーナツ状の奇妙な音波を創成します。そのため聴取位置が極めて取りにくくなります。

>

そうなのですか。A氏の説明では同心円状に中心から1μsec毎に7μsec delay をかけ、半球面状放射を実現しているとのことで、計算すると確かにそうなるので納得していたのですが。


ところで、お使いのESL は指向性についてはどう処理しているのでしょうか?

上の、レスで書かれていた、設置角度が腑に落ちないという点と関連しているのではないでしょうか?


>わたしが講じた対策で、最も効果が上がったのは次の一点です:

>

>エレクトロニッククロスオーバーを使用して、ESLへの入力信号から低音を排除すること

>

>但しクロスオーバー周波数とスロープの選択に関しては、資料集めと実験に結構な時間を費やしました。周波数特性は、アコースティカルマニュファクチュリング社から公開されていたものと、ステレオサウンドに掲載されていた実測値(昔はステレオサウンドにも使える記事がありました。)を参考に、スロープを24dB/oct.として三種類の周波数を試した結果、70Hzでぴたりとさまざまな問題が解消しました。これ以上の詳細は、機器の具体的名称などが必要なので長くなるのを避けて割愛しますが、かなり持続的なピークでクラスAパワーアンプ200W(メーター直読、多少サバ有りか?)入力時にも何の破損・異常も起こさなくなりました。それからは、お楽しみです。


なるほど、巧みな方法ですね。良くわかりました。

>

>わたしの使用しているリボンスピーカーは、RICHARD SEQUERRA氏の開発になる、彼の会社で製造したものです。現在の価格は、確かまだUS$4,000であったと思います。スペックは、www.sequerra.comで見ることができます。またわたしのメインスピーカーも、そこに公開されているMODEL7とほぼ同等です。外観が知りたければ、このスレッドにご希望いただければ、画像の掲示板に乗せてみましょう。わたしは未完成品のような外観のユニットを、そのまま既製のスピーカーの上に放り出しておくような使い方は好みません。SEQUERRAのT-1/mk4は、本来ラボラトリ仕様なので、外観も見事です。それ以上の御興味があれば、出来るだけの協力は惜しまないつもりです。御連絡ください。また氏は新しい会社を設立し、空前絶後のリボンマイクロフォンとマイクアンプを世に問うております。こちらも興味があれば見てみてください。


sequerra 社のサイト覗いてみました。全音域リボンスピーカー(と言ってもやはり最低域はダイナミック型のようですね)は凄いですね。MFBかかっているかどうかわからないのですが、正に私が空想した通りのシステムのようです。しかし、お値段も凄い。正に空想の世界です。


情報についてはとりあえずこれで十分です。有難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/15(土) 22:31
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


>そうなのですか。A氏の説明では同心円状に中心から1μsec毎に7μsec delay をかけ、半球面状放射を実現しているとのことで、計算すると確かにそうなるので納得していたのですが。


米国のクロスビーオーディオワークスで、デミアン・マーチン氏がディレイを取り除いたESL63を発表したのは、このためです。


>ところで、お使いのESL は指向性についてはどう処理しているのでしょうか?

>上の、レスで書かれていた、設置角度が腑に落ちないという点と関連しているのではないでしょうか?


わたしの場合、実際には問題にならなかったのです。椅子を低くしましたから。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼します
 ■日付 : 03/11/22(土) 8:45
 -------------------------------------------------------------------------
>米国のクロスビーオーディオワークスで、デミアン・マーチン氏がディレイを

>取り除いたESL63を発表したのは、このためです。


デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/22(土) 9:16
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさん:


>デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?


残念ながら、実物を前にしたことがないので経験はお話できませんが、ESL57によく似た定位感が得られると考えます。即ち平面振動板型スピーカーに共通した、明瞭で見通しの良い(TRANSPARENCY)音場感です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼しますさん
 ■日付 : 03/11/22(土) 11:59
 -------------------------------------------------------------------------
>>デイレイを取り除いた63は、どのような音になるのでしょう?

>

>明瞭で見通しの良い(TRANSPARENCY)音場感


うーーん。

悪魔の囁きに聞こえる。どうしよう・・・・

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/22(土) 23:41
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさんさん:


>うーーん。

>悪魔の囁きに聞こえる。どうしよう・・・・


もし、ESL63をお使いであれば気になることでしょうが、既にクロスビーオーディオワークスは活動していないようですから、後の祭りです。


それに現在平面振動板型スピーカーが下火になっているのは、無理をしてこれを選択しなくても、コンベンショナルなダイナミック型(コーン型)スピーカーで充分に音場感が得られるようになってきているためです。


一時期、高級機には絶対と見えた平面振動板型スピーカーですが、技術者の努力で コンベンショナルなダイナミック型(コーン型)スピーカーの方の音が質的に近付いてきたため(或いは平面振動板型スピーカーの音を目指したため?)に存在意義が薄れてきたと考えます。


やはり静電型を含む平面振動板型スピーカーの取扱いは、ダイナミック型(コーン型)スピーカーに比べて厄介です。それと引き換えに得られるもの次第で、流行ったり廃れたりするわけです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 横から失礼します
 ■日付 : 03/11/23(日) 23:11
 -------------------------------------------------------------------------
63PRO使ってます。

数年前に保護回路が壊れたので、全面的に保護回路を取りました。

インピーダンスがあばれているので、そのままだと

低域不足でハイ上がりです。

低域と高域のインピーダンス補正を行うことで、

再生周波数帯域は上下に伸びたようです。


新製品の989では、トロダルトランスも使っているようですが、

63PROでも電源コードを極太にすると、低域に影響大です。


残った対策は、遅延回路のパスかなと・・・・これが悪魔の囁き

これだけは、作ったPeter Walkerに敬意を払わないといけないかな・・・

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 21:30
 -------------------------------------------------------------------------
▼横から失礼しますさん:

>63PRO使ってます。

>数年前に保護回路が壊れたので、全面的に保護回路を取りました。

>インピーダンスがあばれているので、そのままだと

>低域不足でハイ上がりです。

>低域と高域のインピーダンス補正を行うことで、

>再生周波数帯域は上下に伸びたようです。

>

>新製品の989では、トロダルトランスも使っているようですが、

>63PROでも電源コードを極太にすると、低域に影響大です。

>

>残った対策は、遅延回路のパスかなと・・・・これが悪魔の囁き

>これだけは、作ったPeter Walkerに敬意を払わないといけないかな・・・


どんな機材でも同じですが、物理的改造は修理保証の対象外になってしまいます。わたしも過去に様々な改造を機材に施しましたが、基本的に自分で修復撤去可能な範囲に止めました。内部ケーブル変更、アッテネータ−追加、接続端子変更等など改造したまま納得づくで売却するなら問題ないですが、買い取り拒否もありました。


ESL63もおそらく15年がメンテナンスの目処ですから、再後期のものでも時期が近付いてきていると考えます。


回路バイパスだけなら意外とハーマンで受けてくれるかも知れません。一度問い合わせてみては如何ですか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : ESL57
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/24(月) 11:42
 -------------------------------------------------------------------------
>ESLは、英国のアコースティカル・マニュファクチュリング社のピート・ウオーカー氏が開発製造した、フルレンジ対応の静電型スピーカーで、この種のものとしては最も商業的に成功した製品でした。

>

そうですね、数万台を売ったとどこかで読んだことがあります。

その成功に欠かせなかったのは、デュポン社の開発したマイラーフィルムにあった事実を忘れることはできないでしょう。


>QUAD/ESLの美点は、静電型スピーカーとして最低限度必要な補機を非常にコンパクトにまとめて、家庭用として違和感のない製品に仕上げたピート・ウオーカーの感覚です。メッシュのバックカバーをはずすとほとんど全部の機構が丸見えになりますが、実にシンプルです。これだけ簡素にすべての機構をパッケージにした静電型スピーカーは、空前絶後といって構わないと思います。

>

それでもマグネティック・コーンスピーカーと比べると、高圧バイアス、穴がたくさんあいた電極、スペーサー、ダイアフラム、そしてインピーダンス変換トランス等多くの部品から出来ています。


>さて、QUAD/ESLの最大の弱点であり、特徴のひとつはその構造強度の脆弱さです。普通にパワーアンプをつなぐと、低音部の強調される演奏では、低音用パネルがビンビンと共振を始めます。これはもともと薄板と金網でできた構造に振動を加えることになるので、止めようがありません。またこれと原因を同じくするのですが、振動板が電極に触れて焼け焦げ穴が開くことがあります。要するに不整振動と低音信号による大振幅動作が原因で電極に振動板が触れた際に、電極間に加圧されている5,000Vの電圧が振動板を焼いてしまうのです。

>

この問題は殆どが高域用のダイアフラムで起こっています。低域用はコンダクティブペイントを電極板の外側に塗っているため、ダイアフラムを焼いてしまうことはなかったようです。インターネットの修理記事の殆どすべてが、高音用のセルの修理に終始していることからもわかるでしょう。


>逆の見方をすれば、この強力な電圧が大きな、しかも薄い振動板を強力に支え、全面均一に近い振動モードを実現できるわけです。振動方向は正確に軸方向になり、大きな平面波を発生させます。

>

高音の指向性はあまりにも鋭くなりすぎ、二人が並んで座って聞くことが出来ないようです。

>ピート・ウオーカー自身も自社のパワーアンプでは、ESLの振動板を焼きつかせるような高電圧が供給されないように、パワーリミッターを組み込めるようにするなどの対策を施しました。

>

>しかしながらいろいろな方策も問題の根本的解決にはならず、これがQUAD/ESLと静電型スピーカーの評価を偏らせることになりました。即ち:

>

>1)    大入力に弱い

>2)    振動板の致命的損傷が、容易におきる

>3)    ジャズ・ポップス・大編成オーケストラ演奏などには使えない

>

>そのため静電型スピーカーといえば小編成室内楽専用といわれた時期もあります。私の下宿で向こう三軒両隣から苦情が来るようになったのは、これらの問題の対策を実行し、見事にそれを解決してからのことになります。


しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

よろしかったら、お話下さい。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESL57
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/11/24(月) 17:10
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>そうですね、数万台を売ったとどこかで読んだことがあります。

>その成功に欠かせなかったのは、デュポン社の開発したマイラーフィルムにあった事実を忘れることはできないでしょう。


その通りです。オーディオ技術と素材は、デュポンに多くを負っております。


>それでもマグネティック・コーンスピーカーと比べると、高圧バイアス、穴がたくさんあいた電極、スペーサー、ダイアフラム、そしてインピーダンス変換トランス等多くの部品から出来ています。


実際、複雑な構造です。ただESLの場合、これらが非常に安定して動作していた点が卓越しておりました。


>この問題は殆どが高域用のダイアフラムで起こっています。低域用はコンダクティブペイントを電極板の外側に塗っているため、ダイアフラムを焼いてしまうことはなかったようです。インターネットの修理記事の殆どすべてが、高音用のセルの修理に終始していることからもわかるでしょう。


確かに中高域ユニットの破損が多かったと思います。これも不思議な感じがしますが、不整ノイズを出すのは低音ユニットの場合が多いようです。


>高音の指向性はあまりにも鋭くなりすぎ、二人が並んで座って聞くことが出来ないようです。


実際、聴取位置許容範囲は、ほとんど中高域ユニットの幅だけでありました。


>しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

>どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

>よろしかったら、お話下さい。


志賀氏へのREPにも説明しておきましたが、基本的には適切なクロスオーバー周波数でESLへの入力信号のうち低音部を取り除き、最低音部はサブウーファーを使用することです。ESLの周波数特性とインピーダンス特性を見ると、意外に中低音部に暴れが有ります(高域は気が遠くなる程インピーダンスが低いですが)。この原因が低域ユニットの振動と構造全体の共振によるものと考え、共振が起らなくなるまで クロスオーバー周波数を下げていったのです。この時使用した機材は、下記の通りです。


チャンネルデバイダー: DBシステムズ DB3-24(24dB/oct., 70Hz)

サブウーファー:    ACOUSTIC RESEARCH AR3a

パワ−アンプ:     THRESHOLD STASIS2


これは、ESL(57)であったから上手くいった特殊な例です。通常24dB/oct のフィルターを使うと、クロスオーバー周波数付近に-3dBの大きなディップが生じます。


サブウーファーにAR3aを使ったのは、JOSEPH GRADO氏のほうが先であったと、その後友人から聞きました。


余談ですが、このあとスーパーツイータ−を投入してみたところ、如何なる型式のツイーターも結局ESLとの違和感が無くならず、断念しました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESL57
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 03/11/25(火) 11:47
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>しかし、多くのファンを引き付けた理由は、音の透明性と従来の箱入りのスピーカーで必ず起こる低音の共振がないことのようですが。

>>どのようにこれらの問題を解決したのでしょうか。

>>よろしかったら、お話下さい。

>

>志賀氏へのREPにも説明しておきましたが、基本的には適切なクロスオーバー周波数でESLへの入力信号のうち低音部を取り除き、最低音部はサブウーファーを使用することです。ESLの周波数特性とインピーダンス特性を見ると、意外に中低音部に暴れが有ります(高域は気が遠くなる程インピーダンスが低いですが)。この原因が低域ユニットの振動と構造全体の共振によるものと考え、共振が起らなくなるまで クロスオーバー周波数を下げていったのです。この時使用した機材は、下記の通りです。

>

> チャンネルデバイダー: DBシステムズ DB3-24(24dB/oct., 70Hz)

> サブウーファー:    ACOUSTIC RESEARCH AR3a

> パワ−アンプ:     THRESHOLD STASIS2

>

>これは、ESL(57)であったから上手くいった特殊な例です。通常24dB/oct のフィルターを使うと、クロスオーバー周波数付近に-3dBの大きなディップが生じます。

>

>サブウーファーにAR3aを使ったのは、JOSEPH GRADO氏のほうが先であったと、その後友人から聞きました。

>

>余談ですが、このあとスーパーツイータ−を投入してみたところ、如何なる型式のツイーターも結局ESLとの違和感が無くならず、断念しました。


エレクトロスタティック・スピーカーには必ず、30−80Hzあたりにセルの共振周波数が生じ、これをうまく解決しないと、この周波数に音のあるソースを聞く時に問題がおこります。ESL63の場合はダイアフラムを引きちぎれる直前まで強くはって、共振周波数を持ち上げ、音の回り込みによる、1500Hzあたりからの音圧低下との合成がフラットになるようにしているようです。ESL57の時はこのような考えがなかったようです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/21(日) 18:20
 -------------------------------------------------------------------------
 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)


 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」


 いい音が聴きたい(実用以上のマニア未満のオーディオ入門)

 岩波アクティブ新書 岩波書店

 97ページより転記


 この文は正しい説明なのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/12/21(日) 23:13
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

> 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)

>

> 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」

>

> いい音が聴きたい(実用以上のマニア未満のオーディオ入門)

> 岩波アクティブ新書 岩波書店

> 97ページより転記

>

> この文は正しい説明なのでしょうか。


寡聞にして未だ本書を読んでおりませんので、前後の文脈と著者のテーマを良く理解しておりません。


そのため短絡的な意見は差し控えますが、コンデンサー型スピーカーのインピーダンスが極めて低くなることがあるのは周知の事実です。そのため出力トランスを搭載したアンプならばコンデンサー型スピーカーをドライブしても、トランジスタアンプのように大電流に耐えかねて出力段でトラブルを生ずることは少ないと思われます。現実にQUADで用意していたモデル50Eは、トランジスタアンプにもかかわらず出力トランスを積んでいました。もっともこれはBBCなどの局用であったと考えられます。


何れにしろESLにトランジスタアンプが安心して接続できるようになったのは1970年末期のことで、それまではある種の覚悟が必要だったことは事実です。


ではESLに真空管アンプを使えば完璧かというと、なぜ出力トランスを追放するためにエンジニアが躍起になったのかという技術的歴史的事実と、真空管アンプであればすべての点で満足が得られる結果となるかどうかという点で、大いに疑問があります。


本書を読んでみないと、著者の趣旨には何とも判断つきませんが、今どき「ソリッドステート」という言葉を使われているということは、注目に価するのではないかと感じます。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/23(火) 20:52
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:

こんばんは。


>コンデンサー型スピーカーのインピーダンスが極めて低くなることがあるのは周知の事

>実です。


 コーン型やホーン型スピーカのインピーダンス・カーブは飽きるほど見ていますが、コンデンサー型スピーカの方は記憶にありません。(汗)

コンデンサ型のインピーダンスが極めて低くなるのであれば、この著者が普及型のトランジスタ・アンプでの使用を懸念していることは分かりました。

 

 ただ、この説明でトランジスタ(ソリッドステート)は電流増幅、真空管が電圧増幅の

話が出てくるのか理解できません。著者に直接聞かないと分からないことかも知れません。


 この本は2002年5月初版で同年12月の5刷を購入しました。 

目を通す機会がありましたら、また教えてください。

いろいろ、ご説明頂き有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 03/12/23(火) 21:49
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

 コーン型やホーン型スピーカのインピーダンス・カーブは飽きるほど見ていますが、コンデンサー型スピーカの方は記憶にありません。(汗)

>コンデンサ型のインピーダンスが極めて低くなるのであれば、この著者が普及型のトランジスタ・アンプでの使用を懸念していることは分かりました。

> 

> ただ、この説明でトランジスタ(ソリッドステート)は電流増幅、真空管が電圧増幅の

>話が出てくるのか理解できません。著者に直接聞かないと分からないことかも知れません。

>

> この本は2002年5月初版で同年12月の5刷を購入しました。 

>目を通す機会がありましたら、また教えてください。

>いろいろ、ご説明頂き有り難うございました。


基本的に出力段までは、トランジスタアンプも真空管アンプも電圧増幅のものが多数を占めます。ただ真空管アンプは出力インピーダンスが高くなりがちなので、そこを出力トランスで切り抜けているわけです。著者の見解がこの一点にあるとすれば、あさはかな理解であると判断せざるを得ません。


また、志賀氏の意見にあるようにスピーカーという機材の原理を誤解していることにもなります。


貴殿の御質問の動機が、ESL(コンデンサー型スピーカー)に挑戦してみたいというものであれば、この本の内容は杞憂に過ぎないと感じます。また1980年以降に設計された真空管アンプは、それ以前のものと比べてかなり違った観点からデザインされており、本書の内容にある「真空管アンプ」とは根本的に違ったものであります。


結論としては、本書を気にせず思ったとおり行動されては如何かと思料します。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 有り難うございます
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/26(金) 20:34
 -------------------------------------------------------------------------
▼APPLE ONEさん:


 こんばんは。


>貴殿の御質問の動機が、ESL(コンデンサー型スピーカー)に挑戦してみたいというもの

であれば、この本の内容は杞憂に過ぎないと感じます。


 ご親切に有り難うございます。

ホーン・スピーカの道、未だ半ばですので。


 入門書は結構好きで衝動買いすることが多いです。

 

 引用した書籍には「電源ケーブルやテーブルタップを高級品に交換すると音は激変する。」と記載されています。個人的には「高級品」と「激変」の文言が不満ですが・・・・オーバーな表現をしないとオーディオの面白さが伝わらないから、致し方ないのかも知れません。


 今回、APPLE ONEさんと志賀さんにコンデンサ型スピーカのことを教えて頂きました。

トランジスタの電流増幅率や真空管の増幅率については少し分かりますので、後は自分で

少し考えてみます。

  

 この書籍を批判しているわけではありませんが、入門書の技術的な解説は特に正確に

お願いしたいものです。


 志賀さんも含め、有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/12/22(月) 6:35
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

>

第三者の発言についてあれこれ言うのは気が進まないのですが一般論として、


> 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。」


> この文は正しい説明なのでしょうか。


エネルギーを必要としないと言うのは変ですね。スピーカーとは電気エネルギーを音のエネルギーに変換する装置なので、同じ音量で聴くならほぼ同じエネルギーを消費するはずです。効率に差はありますがコンデンサーSP(ESL)が特に効率がいいとは聞いたことがありません。『電流が流れすぎて・・・』も何のことかわけが分かりません。


ちなみに、最近再発売されたQUADのESL-988 というのは、入力インピーダンス8オームだそうです。つまり、電流の流れ方はほぼ同じだと思います。また、出力音圧レベルは86dBとありました。つまり、能率もどちらかというとダイナミック型より少し悪いといった所ですね。


ただ、コンデンサーSPは空気制動がよく効き電磁制動力をほとんど必要としないので、真空管アンプのディメリットの一つ、制動係数が小さい点が欠点とならないということは言えますね。しかし、もう一つの欠点である非直線歪が大きい点は克服されるわけではないので、せっかくのESL の低歪を生かすにはいい半導体アンプを使ったほうが良いと思いますが。


ところで、実際の製品に詳しくないので間違っているかの知れませんが、ESLは昇圧トランスを使っている思います。真空管アンプもOTLでなければトランス(この場合は降圧)を使うので歪の原因であるトランスを2重に使うことになり、トランス嫌いの私としてはやはり真空管アンプは避けたいところですね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 03/12/23(火) 21:27
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


 こんばんは、ご説明を頂き有り難うございました。


>第三者の発言についてあれこれ言うのは気が進まないのですが一般論として、


 ここでこの書籍のことを書きますと本スレッド・テーマと大きく離れてしまいます。

また、告げ口のようで気が引けます。


 志賀さんにもこの本を読んで頂ければと思います。

サブ・タイトルで分かるようにオーディオの入門書です。そして、発行は

「広辞苑」「岩波理化学事典」の岩波書店です。


 それと、志賀さんのサイトを(こっそりと)お邪魔している隠れファンです。

(当然、オーディオに対する趣向は違いますが・・・。)

今後の新テーマを楽しみにしています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/12/23(火) 22:55
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

>

> 志賀さんにもこの本を読んで頂ければと思います。

>サブ・タイトルで分かるようにオーディオの入門書です。そして、発行は

>「広辞苑」「岩波理化学事典」の岩波書店です。

>

実は、この本、HPを作るのに参考にと、読んだことがあります。

全体としてバランスの取れた考えで、共感する所も多々あります。

ただ、技術的な説明となると???という所も多々あり参考にはなりませんでした。


これ以上は陰口になるのでやめておきます。


> それと、志賀さんのサイトを(こっそりと)お邪魔している隠れファンです。

>(当然、オーディオに対する趣向は違いますが・・・。)

>今後の新テーマを楽しみにしています。


有難うございます。スピーカーのことを取り上げたいのですが、なかなか奥が深く

うかつには書けません。目下構想中といったところです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 10:06
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>ところで、実際の製品に詳しくないので間違っているかの知れませんが、ESLは昇圧トランスを使っている思います。真空管アンプもOTLでなければトランス(この場合は降圧)を使うので歪の原因であるトランスを2重に使うことになり、トランス嫌いの私としてはやはり真空管アンプは避けたいところですね。


4オームや8オームのスピーカーをドライブするための真空管アンプは避けたい、つまり現在のトランジスターアンプの方がすべての点でESLをドライブするのに都合の良いことは確かですが、一部のESLマニアが言っている真空管アンプとはESLの昇圧トランスを取り外して、真空管の高インピーダンスをESLに直接つなぐ真空管アンプのことを言っています。ただ、パーツの調達とメインテナンスが大変なようです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/9(金) 11:40
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>4オームや8オームのスピーカーをドライブするための真空管アンプは避けたい、つまり現在のトランジスターアンプの方がすべての点でESLをドライブするのに都合の良いことは確かですが、一部のESLマニアが言っている真空管アンプとはESLの昇圧トランスを取り外して、真空管の高インピーダンスをESLに直接つなぐ真空管アンプのことを言っています。ただ、パーツの調達とメインテナンスが大変なようです。

そのようですね。

etrt99 さんのレス(1月4日)にもOTL アンプを使う製作記事のことが紹介してありました。


確かに大変そうですね。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/2(金) 23:28
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:

> 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生・・・・」ですので思い切って書き込みます。(スレッドテーマとは直接関係ないのですがコンデンサー型SPに適したアンプのことですので宜しくお願いします。)


少し前のテーマに何をいまさらの感はありますが、上記質問に対する参考になればと

投稿します。

国産コンデンサーSPメーカーでSTAX社のアンプをかなり昔に使用していましたが

そのアンプの取説にコンデンサーSPを使用する場合の注意として下記の記述がありました.


コンデンサーSPはDCにおいて1オーム程度になる為、レコードの偏心/ソリ、

あるいは外部からの震動のようにDCに近い成分が加わった時、ショート回路が働いて

ポツポツという音が発生する場合もあります。万一、こういう状態に成った場合は

1〜2オーム(30W型)の抵抗を本機出力端子とスピーカーの間に挿入し、AC/

DCスイッチをACにして下さい。


(このSTAX社アンプは石A級90W 負荷2オーム以上で同社のコンデンサーSP

 の使用を想定されていると思います。AC/DCスイッチとはAC側において、

 超低域をカットするコンデンサーが入力回路に入っています。)

 又、このアンプ及び下記の記載はCDが発売される前のものです。


余談ながら、池袋奥の雑司が谷のSTAX視聴室にSPとアンプを購入する予定で

最終決断の為、行った結果、コンデンサーSPは後面に音が出る為、壁から1M離して

欲しいとアドバイスされたので、狭い我が家には設置出来ないと諦め、後日アンプと

イヤースピーカーのみ購入して、幽霊が出そうで怖かった墓地の中に有った洋館の

視聴室から逃げ帰った記憶があります。


クオードESLの記述を紹介します。

(文部省認定通信教育オーデイオ講座テキストより)


コンデンサスピーカーは振動膜が非常に軽いことと、放射面積が広いために、ダンピング

が非常に良くて、過渡特性が抜群によく、繊細な音をよく再生するという長所が有ります

その為、弦楽四重奏といったデリケートなものの再生には絶対的な強みを示しますが

一方、腹にズシンとくるような馬力には多少欠けるところがあります。

商品となっているものでは、クワドのコンデンサー.スピーカーが最も有名で、これは

わが国でもかなりの人に使われています。このスピーカーはうまく作ってあって、特に

このスピーカー用のアンプというものを必要としません。

(以上 原文のまま)


私の推測ですが、クオードESLは公称インピーダンスが8オーム以上で一般のSP

と変わらないので(特にこのスピーカー用のアンプというものを必要としません)

と著者の方が書いているのだと思っています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/3(土) 16:34
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:

 今晩は。


>少し前のテーマに何をいまさらの感はありますが、上記質問に対する参考になればと

>投稿します。


 いえいえ、大変興味深いお話です。有り難うございます。


 スタックス社のコンデンサSPのお話ですが、インピーダンスが1Ωですか、

これではドライブが難しそうです。ユーザ側に1−2Ωの抵抗の挿入を要求するのであれば、メーカ側でマッチング・トランスを用意するのが正解だったのかな?と思います。


 これに比較して、クオード社のコンデンサSPは普通のSPのように使えるように

配慮をしているわけですね。日本メーカと英国メーカの違いなんでしょうか。


 また、何かありましたら教えてください。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : ishi
 ■日付 : 04/1/4(日) 12:17
 -------------------------------------------------------------------------
▼皆さん初めまして:

STAXを使っていますishiと申します。横レスで失礼致します。


「負荷が1オーム以下になぜなるか」の補足ですが


私のコンデンサSPが長持ちしている説明にもなるのですが、子育て時代はGECKT-88

2ペァ代金が捻出できずクリスキットP-35を組み立てて鳴らしてきましたが、とにかく

ヒューズが飛ぶのです。スイッチONで飛び、1日鳴らないこともあり翌日は飛ばないな

どなど。もしかして、と球AMPで鳴らしてからP-35に接続換えするとOKなのです。


ユニットは細かい網に包まれていますが、より細かいチリが静電気で吸い寄せられアース

に落ちてショート状態にあると思われます。駆動力の強いAMPで鳴らすとスパーク発生

を伴っていると考えられます。


現在、etrt99さんが昔使われていたものと同じDA-80Mで鳴らしています。この時代のカ

ートリッジは球検波のCP-Xで低域のノイズが多く、とても入力切り替えスイッチでは対応

出来ずCP-Y開発へ進まれたと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/3(土) 16:21
 -------------------------------------------------------------------------
横レスで大変失礼いたします。正月休みで暇で投稿致します。

▼初心Aさん:

 「コンデンサー型スピーカーはエネルギーそのものはあまり必要としないものの、電力というよりむしろ電圧で動くので、電流増幅を基本としている一般的なソリッドステート式アンプだと、電流が流れすぎて動作が苦しくなる。・・・略・・・・真空管式アンプは電圧増幅を基本としているので、コンデンサー型を鳴らしても苦しくはならない。

>

> この文は正しい説明なのでしょうか。


古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

思います。


(参考:森忠さんの試作されたアンプはEL34PP−BTLでした)


STAX社のSPのインピーダンス特性が電波科学83年11月号、月刊オーデイオ

83年11月号、ラジオ技術83年10月号等に記載されています。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/3(土) 21:45
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:


横レスの横レスですが、

>

>古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

>


この方の話しも、やはりおかしいですよ。


スピーカーから音を出すのに例えコンデンサーSPであろうと電力(=電気エネルギー)がいらないというのは物理の基本法則のエネルギー保存則に反します。ということは、どこかに誤りがあるということです。


何故このような誤解が生ずるかといえば、ESLをコンデンサーと考えるからだと思います。

確かに純粋コンデンサー負荷だと電流が流れても力率が 0(電圧との位相差が90度)なので電力は消費しません。しかし、ESLの場合は極板が動くため電流の位相がずれ、力率が有限になりそれ相応の電力を消費します。すなわち、そのSPの能率に応じた電力が必要です。もちろん、昇圧しているので電流値そのものは小さいですが電圧が大きいので、昇圧トランスの1次側、つまりアンプから見れば定格インピーダンスの前後の負荷で駆動することになると思います。


なお、ESLのインピーダンスは高域でかなり小さくなるようですが、これはコンデンサーのリアクタンス成分の低下によるもので、電流は流れても力率は0に近いのでアンプの負担にはならないと思います。


ただ、古いESLで、真空管アンプで駆動することを前提として設計されていた場合は、その頃の半導体アンプで駆動すると何か問題が生じたのかもしれません。


なお、QUADのデータは


http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/720/index7.html


にあります。


かなり意外なインピーダンス周波数特性を示すのに驚きました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/4(日) 1:06
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:初心Aさん

MJ誌コンデンサーSP用アンプ製作記事で紹介不足が有りましたので追記いたします。


>>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>>思います。

>>

森忠さんの製作記事はEL34をBTLで4本使用し、OPT無し及びSP側にマッチングトランス無しで、(バイアス用電源回路は別途有る)EL34のプレートから取り出した高電圧でSTAX社のフルレンジユニットを直接駆動するものです。マッチングトランス無しですから、電圧の高い真空管の方が適していると私も思います。(但し、EL34

のプレート電圧で直接駆動して元々出力音圧レベルが低いコンデンサー型を鳴らせたか

どうか?はMJ誌の次号に記載されていて、自宅で発見出来ませんでした。)


森忠さんが製作記事で使用したSTAX社のユニットは公称インピーダンスが20〜5k

Hzが16オーム以上で5KHz〜20KHz間は4オーム以上で、その為か?

記事の中で、(コンデンサースピーカーはアンプの負荷としては非常に軽いものと言える)と記述されています。

>

>なお、QUADのデータは

>

>http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/720/index7.html

>

>にあります。

>

>かなり意外なインピーダンス周波数特性を示すのに驚きました。


サイトのインピーダンス周波数特性は100Hzと10KHzにかなりのピークが有り

20KHz付近では2オームを示し、ラジオ技術に記載されたSTAX社のユニットの

特性とかなり異なることが判りました。(STAX社のEK−1ユニットは低域から超高域へなだらかに下がり、ピークは無く最高/最低値は同じ位)


アドバイス有難う御座います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/4(日) 9:42
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:

 お早うございます。

 

 森川さんが製作されたアンプはスタックス社製コンデンサ型SPのカスタム用ということで分かりました。より深くはこの製作記を読まないと理解できないだろうし・・・

読んでも私には意味ぷーかもしれません。(^_^;)


 有り難うございました。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/4(日) 10:31
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん,初心Aさん:


>森忠さんの製作記事はEL34をBTLで4本使用し、OPT無し及びSP側にマッチングトランス無しで、(バイアス用電源回路は別途有る)EL34のプレートから取り出した高電圧でSTAX社のフルレンジユニットを直接駆動するものです。マッチングトランス無しですから、電圧の高い真空管の方が適していると私も思います。(但し、EL34


なるほど。ダイレクト駆動ならOTLアンプが最適なんでしょうね。


実はこのスレッドにあえて発言したのは、真空管駆動がいいか、半導体駆動がいいかということより、初心者Aさん、etrt99さんが引用された文面に、ESLは電力(エネルギー)を必要としないと書いているのが気になったからです。


何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : etrt99
 ■日付 : 04/1/4(日) 23:12
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>

>実はこのスレッドにあえて発言したのは、真空管駆動がいいか、半導体駆動がいいかということより、初心者Aさん、etrt99さんが引用された文面に、ESLは電力(エネルギー)を必要としないと書いているのが気になったからです。

>

>何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。


判りました。有難う御座います。(電気の国家資格を10コ近く所有し、長年仕事で

電気工事の設計及び工事監督をしている割には力率・相のことを今だよく理解出来て

いないのですが。)


昔、ホテル グランドパレスで開催されていた時に、故 山中敬三さんの解説でESL

63がマーク.レビンソンのアンプに接続されてバロックのオルガン曲を聴きましたが、

アンプの天板が火傷しそうな位、熱くなっていたことを思い出します。ESLはサブウーハやアンプの選択及びセッテイングまで含めて、難しいSPであることを再認識致しました。


追伸

昭和50年代のAA誌もしくはSTEREO誌のどちらかに、当時国内に有るクオード

ESLで一番良く鳴っているESLを所有している(と書かれていた)評論家の江川三郎さん宅にピートウオーカー(だったと思う)が来日の際に訪問した時の記事が有ったことを思い出しました。

正月休みの間に、発見できれば(クオードESLの謎)の一部が判明するかも知れません

全力で探して、発見出来たら紹介します。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 9:43
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>何度も言いますように、同じ音量で聴くなら能率の点で劣るESLのほうがむしろ大きい電力を必要とすると言いたかったわけです。


全くそのとうりです。大出力のアンプが必要です。

以前、トランジスターアンプよりも真空管アンプが合うといわれたのは、エレクトロスタティック・スピーカーの高域インピーダンスが極端に低くなる、確か1オーム以下、になるため、当時のトランジスター・アンプにはきつかったのではなかったかと思います。

志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/9(金) 11:45
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


>志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。


以前のモデル ESL-63 にも高域に鋭いピークがあります。


http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/416/index11.html


評者は、原因は良くわからないが、プラスッティックグリッドのヘルムホルツ共鳴

でなないかと言っていますが、私には、構造のディテールを知らないので、よくわかりません。


ただ、ESLで高域インピーダンスが低くなるのは、静電容量(約 500pF 位?)

のリアクタンスの低下によるものでパワーを消費しないのではないでしょうか?


500pF で 1:200 位の昇圧トランスを使っているなら20kHz 位になれば

確かに1次側では1オーム以下になるはずです。


つまり、高域インピーダンスの上昇は故意というより構造上そうなってしまった

のかもしれません。


それより、気になるのは低域の鋭いピークです。


この鋭さからみると、可動極板(膜)の共鳴とは思えません。


具体的な構造を知らないので全くの想像ですが、固定極板が共鳴を起しているような気がします。


いかがでしょうか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 12:47
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

>▼舘野洋一郎 VK2YTさん:

>

>>志賀さんの投稿でESL989のインピーダンス特性を初めて見ましたが、驚きました、高域のインピーダンスが高くなっていますね。このモデル、ESL989、では高域でのインピーダンスをあげるために何か手を打っているのかもしれません。ESL988も同じでしょうが。

>

>以前のモデル ESL-63 にも高域に鋭いピークがあります。

>

>http://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/416/index11.html

>


これは驚きです。私が見たESL63のデータでは高域のインピーダンスは下がっていると記憶しています。もういちどチェックしてみます。


>評者は、原因は良くわからないが、プラスッティックグリッドのヘルムホルツ共鳴

>でなないかと言っていますが、私には、構造のディテールを知らないので、よくわかりません。


両方の電極を格子上のプラスチックで電極の外側から支えています。電極が薄いプラスチックで出来ているためです。


>ただ、ESLで高域インピーダンスが低くなるのは、静電容量(約 500pF 位?)

>のリアクタンスの低下によるものでパワーを消費しないのではないでしょうか?

>

>500pF で 1:200 位の昇圧トランスを使っているなら20kHz 位になれば

>確かに1次側では1オーム以下になるはずです。

>


それが私のみた、記憶に在るインピーダンス特性です。


>つまり、高域インピーダンスの上昇は故意というより構造上そうなってしまった

>のかもしれません。

>

>それより、気になるのは低域の鋭いピークです。

>

>この鋭さからみると、可動極板(膜)の共鳴とは思えません。

>

>具体的な構造を知らないので全くの想像ですが、固定極板が共鳴を起しているような気がします。

>

>いかがでしょうか?


低域の共振はESLには必ずあります。セルのサイズ、ダイアフラムの張りの強さにもよりますが20−100Hzの間にでてきます。これはダイアフラムの共振ですが、固定極板が共振している可能性もありますね。ただし、その場合は音が少し違うのではないかと思います。私にはそれを聞き分けたことはありませんが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESLの話
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/3(土) 22:53
 -------------------------------------------------------------------------
▼etrt99さん:


 今晩は。再度のレス有り難うございます。


 コンデンサ型SPのことは良く分からないのですが、一般的には高い直流電圧を固定電極と振動膜間に掛けておき、それにマッチング・トランスを介してオーディオ信号を重畳

させて加えるものかなと・・・思っています。

 ですから、アンプはこのトランスを駆動すれば良いわけで、トランジスタも真空管も

関係ないと思っています。コンデンサ型SPのインピーダンスが小さくなるのであれば

それに耐えるトランジスタアンプを使えば良いわけです。かなり高価なアンプになるでしょうが・・・・。


 と言うわけで、折角ご紹介頂いた森川さんの下記説明は私には理解ができません。 


 

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

>

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/9(金) 9:20
 -------------------------------------------------------------------------
>古いMJ誌に記載された森川忠勇さんのコンデンサー型SP用AMP製作記事を紹介します。

>コンデンサー型ではその名の通り抵抗値は無限大で、直流は全く流れません、コンデンサーとしても200〜500pf程度の容量ですから、交流信号電流もほとんど流れません

>。その代わり電極間の静電力によって振動するので電圧としては非常に高電圧を必要と

>します。用いるスピーカーにもよりますが大体1kv〜3kv(RMS)の信号電圧を

>必要とします。アンプの負荷としては、出力電力としては全く考える必要は無く、出力

>電圧のみに着目していかに高電圧を出させるかを考えればよいのです。アンプの出力電圧

>の大小はアンプの電源電圧によってほとんど決定されますから、その点で電源電圧の低い

>トランジスターアンプはコンデンサースピーカーのドライブには適当でないことが判ると

>思います。

トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のものを使っています。(ESL57の時は110:1でした。)トランスの出力端では数千Vから1万Vが出ているといわれています。一般にエレクトロスタティック・スピーカーは能率が低いので、高出力のアンプが必要です。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/9(金) 20:08
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。


>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。


 アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


 負荷は現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のもの。

 アンプは通常よくあるトランジスタアンプとします。


 お手数をお掛けします。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/12(月) 8:23
 -------------------------------------------------------------------------
>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>

> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。


> 負荷は現在のQUADはステップアップ・トランスとして250:1のもの。

> アンプは通常よくあるトランジスタアンプとします。

>

> お手数をお掛けします。


もし、ステップアップ・トランスが50:1で、他の条件(ESLの構造)が同じだとしたら、より電源電圧の高い高出力のトランジスタアンプが必要です。250:1はその点で駆動し安くしてあります。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/12(月) 22:43
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。レス有り難うございます。


>>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。


>アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。


 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

 ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)


 トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か


 Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗


 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

 と思ったしだいです。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/13(火) 7:32
 -------------------------------------------------------------------------
>>>>トランジスターアンプでも駆動できますが、電源電圧が高い方が有利です。

>>> アンプの出力を大きくするため電源電圧が高い方が有利と理解して良いのですか。

>

>>アンプの出力を大きくすると言うよりも、ESLは電圧でダイアフラムを駆動するからです。

>

> 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

> ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)

>

> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>

> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗

>

> 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

> と思ったしだいです。


大まかに言うと、そういう傾向にあると思います。

上の式の8はどこから来るのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/14(水) 23:10
 -------------------------------------------------------------------------
▼舘野洋一郎 VK2YTさん:


今晩は。

式の定義が不明確で失礼しました。


>> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗


>大まかに言うと、そういう傾向にあると思います。

>上の式の8はどこから来るのでしょうか?


 私が引用した上記の式は、

A:電源電圧Vcc(+電源のみ)の出力コンデンサー付のSEPP回路。

B:電源電圧+Vcc/2、−Vcc/2(2電源)として出力コンデンサを

  なくしたSEPP回路。

  のものです。


 最大出力電力は実効最大出力電圧と実効最大出力電流の積ですから


 Po max = {Vcc/(2*1.41)}*{Vcc/(2*1.41*Rl)} 


        =  Vcc*Vcc/(8*Rl)


          (1.41はルート2です。)


B’:電原電圧 +Vcc −Vcc(2電源)として出力コンデンサをなくした

   SEPP回路で


 Po max=Vcc*Vcc/(2*Rl) と記述したものもあります。


 上の式も、下の式も同じことです。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 参考文献 ソリッドステートアンプの設計 CQ出販社

      実験で学ぶ最新トランジスタ・アンプの設計法(黒田 徹)ラジオ技術社

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 舘野洋一郎 VK2YT tateno@nectar.com.au>
 ■日付 : 04/1/16(金) 10:04
 -------------------------------------------------------------------------
どうもありがとうございました。

良く分かりました。

> 私が引用した上記の式は、

>A:電源電圧Vcc(+電源のみ)の出力コンデンサー付のSEPP回路。

>B:電源電圧+Vcc/2、−Vcc/2(2電源)として出力コンデンサを

>  なくしたSEPP回路。

>  のものです。

>

> 最大出力電力は実効最大出力電圧と実効最大出力電流の積ですから

>

> Po max = {Vcc/(2*1.41)}*{Vcc/(2*1.41*Rl)} 

>

>        =  Vcc*Vcc/(8*Rl)

>

>          (1.41はルート2です。)

>

>B’:電原電圧 +Vcc −Vcc(2電源)として出力コンデンサをなくした

>   SEPP回路で

>

> Po max=Vcc*Vcc/(2*Rl) と記述したものもあります。

>

> 上の式も、下の式も同じことです。

>

>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

>

> 参考文献 ソリッドステートアンプの設計 CQ出販社

>      実験で学ぶ最新トランジスタ・アンプの設計法(黒田 徹)ラジオ技術社

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/13(火) 21:35
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:


またまた横から失礼します。

>

> 「トランジスタアンプの電源電圧は何ボルトか?」はカタログには書いてないし、

> ショップの人も分からない。メーカの営業の人も分からない?(多分)

>

> トランジスタアンプの主流はSEPPでしょうから、その出力の近似は確か

>

> Po max = 電源電圧*電源電圧/8*負荷抵抗

>

> 電源電圧の高いトランジスタアンプは、出力が大きいトランジスタアンプと同じことか

> と思ったしだいです。

上に書かれた式は、


Po max = 電源電圧*電源電圧/8(負荷抵抗)


という意味ではないですか? つまり、8は8オーム負荷の場合。

ただし、電圧は電源電圧でなく、負荷にかかる実効交流電圧でピーク値はこれの1.4倍です。


ということにして、私のアンプには結構データが載っているので調べてみました。


負荷インピーダンスと出力の関係は

 140W(4オーム負荷)、 120W (6オーム)、100W(8オーム)となっています。

上式で単純に計算しますと、それぞれにつき、23.7V、27V、28.3V となり一定値となりません。これは、アンプの内部インピーダンスの影響です。内部インピーダンスの影響が少ない8オームの値+αとして、実行出力電圧を30Vとすればピーク電圧は42V となります。ただし、上の出力は無歪出力なので、さらにかなり大幅なマージン電圧が必要です。で実際のパワーTRにかかる電源電圧は±68V となっています。


つまり、必要な電源電圧は大雑把には上の式の電圧の2, 3倍は必要ということのようです。


それに見合った、耐電圧、電流容量の半導体、電源の電流容量が必要なのは言うまでもないことですが。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/13(火) 22:44
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


今晩は。


>またまた横から失礼します。


いえいえ、ご指摘有り難うございます。

舘野洋一郎 VK2YT さんの方に詳細に書きますのでそちらをご覧ください。

(おかしい箇所がありましたらご指摘ください。)

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 04/1/14(水) 11:06
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼初心Aさん:


>舘野洋一郎 VK2YT さんの方に詳細に書きますのでそちらをご覧ください。

>(おかしい箇所がありましたらご指摘ください。)


早とちり失礼しました。引用された式の負荷抵抗は掛けるのではなく、分母に入るのですね。


私のアンプで計算すると、最大出力を与える 4オーム負荷の場合 Vcc=67 V となり、確かに、実際の電源電圧68 Vとほぼ一致します。


負荷抵抗を大きくした時の出力は、この式で求まるより大きくなるのですが、この場合どのように計算出来るのか、何か分かれば教えて下さい。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:ESLに適したアンプ
 ■名前 : 初心A
 ■日付 : 04/1/16(金) 19:46
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:


今晩は


>早とちり失礼しました。引用された式の負荷抵抗は掛けるのではなく、分母に

>入るのですね。


 いえいえ、ご指摘有り難うございました。お陰様で修正できました。


下記項目ですが「オーディオの科学」の管理者さんには腰が引けますが、

参考にしてください。

実はTRアンプの自作や設計の経験はありません。(汗)


>私のアンプで計算すると、最大出力を与える 4オーム負荷の場合 Vcc=67 V

> となり、確かに、実際>の電源電圧68 Vとほぼ一致します。

>負荷抵抗を大きくした時の出力は、この式で求まるより大きくなるのですが、

>この場合どのように計算出>来るのか、何か分かれば教えて下さい。


 私ならば考える前に最大出力時(4オーム、8オーム)の各部の電圧を測定

します。


使用測定器:低周波発振器、オシロスコープ、4オームと8オームのダミー負荷


測定場所: Vcc、 Vce(sat){トランジスタのコレクタ・エミッタ

       間飽和電圧、}

      Re {エミッタ抵抗} その他(出力リレーの接触抵抗、など)

       Rl{負荷}


これらの電圧値が分かれば,要因は分かりやすいと思います。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 弔報
 ■名前 : APPLE ONE
 ■日付 : 04/2/14(土) 14:51
 -------------------------------------------------------------------------
最近PRESSに無頓着になっていたため、迂闊にも重大なニュースを見落としていました。


現QUAD社の創始者であり、ESL及びESL63その他多くの同社製品の開発者であり、稀代の名エンジニアであったピーター・ジェームス・ウオーカー氏が、昨年12月12日に死去されました。


私はあなたの送り出した製品を通して、音楽の愉しみとはどんなに素晴らしいものであるかを学びました。ここに心からの感謝と哀悼の意を表します。


私は、決してあなたを忘れません。

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:弔報
 ■名前 : あらら。
 ■日付 : 04/2/15(日) 18:41
 -------------------------------------------------------------------------
悲しいことですね。

QUAD製品は金銭的に使用できなかったけれど若い頃からいつも憧れ

の的でした。そうでしたか...世界中の多くの方に幸せを提供されて...。

ご冥福をお祈りいたします
http://audiofan.net/board/data/audio/log/tree_130.htm


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[6623] koaQ7Jey 2017年2月10日 22:53:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7082]

クラシックファンの大多数を占める(筈?)の音場ファンの為にお話したいのですが、いろいろな常識を自ら覆さないと面白い世界には到達できないようです。

今週末に京都人さんとご一緒に来られるkikiさんのブログを拝見していて驚くべき写真を見つけました。

よく見ると、ESL57が対向に置かれています。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12195555.jpg


そして、この状態だと平面スピーカー特有のフラットな音場、というより音質主義用のSPから、三次元的な音場が出現すると書かれていました。

今までやった事はなかったので想像もつきません。ESL57は茅野の家においてあります。
昨日は、大阪にいましたが、夕方から意を決して、茅野まで戻ってきました。
ぐっすり寝て、少し元気になったので早速実験してみました。

これは新鮮な音です。角度によって全く音が変わります。

音が至る所に広がり、部屋の右置くに行くと左側のヴァイオリンが反射して鳴っています。

コンサートホールの様にホログラム的になるのです。

平面スピーカーでこのような音が出るなんて、実験をした事が無くわかりませんでした。面白いですね〜。

いろいろ角度を測ったり、部屋のどこに置くとどのようになるかを実験して行きました。

三角関数表をインターネットで探し、角度と置き方を探って行きます。
75度〜85度の範囲で変化させて見ました。
これはと思ったところで、精密に音をあわせて行くと、SPが消えて行きます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12524767.jpg


ホログラフィな音が出てきました。

驚きです。周辺で再度調整して行きました。

モノラルにして厳密にあわせます。部屋の三分の一が演奏会場に鳴りました。

音が上に向いているのがコツのようです。
音は、SPの回りに漂い始め、部屋の上方にあがって行きます。
後ろへまわると、P席の上のような音です
http://tannoy.exblog.jp/26492781/

再度、ESL57の対向法に挑戦です。
左右の間隔を170ミリに合わせ、角度の調整と前後の位置も厳密に合わせました。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26821055&i=201611%2F11%2F99%2Ff0108399_1053228.jpg


モノラル音源で中央に正確に来るのを確認してから、ステレオ音源にすると、様々なところから音が聞こえてきます。まだ完全な音場には鳴っていないのでしょうが、片鱗は出て来ています。

今週末に発案者のkikiさんのところで、実際の音を聴かせていただくつもりです。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/



Commented by 京都人 at 2016-11-11 22:20 x
kiki氏のESLは電源部の劣化によるものかパネルの劣化によるものかノイズが出ているようです。
一応音は鳴るようですが万全の状態とは言えません。

Commented by I love HH & LL at 2016-11-12 15:06 x
SS誌 80 1986 にフィリップスのモニタールームサウンドで聴く という記事があり、ここでは、QUAD のESL63PROをフィリップス社モニタールームの置き方で使っています。

これがかなりの内向き配置で、壁から1m離し、スピーカー間が概略 外側前で2.2m、内側後ろが3.5mです。

そこでは、スピーカーの奥に音場、ステージが展開すると書かれています。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-13 00:47
ESL63はユニットが同心円上に配置され、タイムディレーが掛かっていて、奥行き感を出しています。その場合は、交差法です。

ESL57は平面スピーカーです。そこで音場が出るのが、わくわくですね。


Commented by 京都人 at 2016-11-13 10:01 x
私もスキャンダイナ A-25、 ロジャーズ LS3/5A、 スペンドール BCU、タンノイ スーパーレッドモニター、Apogee Caliper signatureおよび Diva などを使ってきましたし、シロクマも手に入れています。何か驚くほど共通部分が多いですね。

ご紹介のフィリップスのモニター室のセッティングは承知しておりましたのでうちの ESL63pro でやってみたことがあります。

確かに奥に音場が展開します。ただ、クラシック以外のソースでは平行法の方が鮮度が出ますのでそのセッティングでも十分に楽しめます。

我々が言っている3D音場(真の音場)は Apogee が出してくる音場とは少し違います。Apogee でもセンターの一点で聴いていると立体感は出てきますが、部屋のどこから聴いても音場音像が崩れないというのが真の音場であると解釈しております。


Commented by ミーハー at 2016-11-14 09:16 x
私も8年くらい前まで ESL57 を愛用していました。
オーディオバブルの後、久しくオーディオも休んでいた頃、何の気なしに覗いた
h○○○フに置いてあり、懐かしさで衝動買いしてしまいました。
GRFさんが言われる通り、アンプの違いにも敏感で聞けば聞くほど音楽ジャンルを問わず無限の可能性を実感しました。
その後、程度が悪化した為に手放してしまいましたが、あの佇まいは忘れられません。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-14 14:37
ESLは比較的安価で音楽が楽しめるSPです。
また縁があったらぜひ手に入れてください。まだまだ知らない世界が開けてきます。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/

kikiさんの『真の音場』を体験 GRFのある部屋 2016年 11月 13日

日曜日は、いよいよkikiさんのお宅に『真の音場』を聴きに行く日です。『真の音場』というと、どこか誤解されそうですが、通常の場合は、本当の音場がでていないので、それと区別するために使われているようです。それらは、本当の「音場」ではないので、『真』をとってただの「音場」で良いと思います(笑)。

『音場』がでないソースも沢山ありますから、SP のセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。

元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。

狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。

kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。

部屋のは、主にクラシックを聴かれる ESL57 とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0 がテレビの横に置かれています。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F14%2F99%2Ff0108399_1135248.jpg


部屋は、六畳強です。

そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。

これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。

kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。
普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F13%2F99%2Ff0108399_23213886.jpg


メインのSPはアニマータだそうです。

対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。

正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。
聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。


戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。

調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。

 
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。

音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。
元の音が同じだからでしょう。
本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。

どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。


Commented by S.Y at 2016-11-14 11:52 x
ハハハ。なんか教科書に書かれている、やっちゃいけないことのてんこ盛りですね。(爆)
我が家のスピーカーのウーハーも半分は45度後ろ向きに出ているという変則的なものですね。
色々と面白いことになってきましたね。果敢な挑戦で常識を打破、でしょうか。

先日、サラウンドで上映されている映画を観ました。サントラの一部で手拍子が客席の真ん中から聞こえてきて困りました。
どうしても無粋なお客が曲に合わせて手拍子を打っているように聞こえるのです。
「やめろよ!」と声を出しそうになりました。
音場を知っている者の悲劇でしょうか。(笑)

Commented by 京都人 at 2016-11-14 19:02 x
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。

kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。


Commented by Bellwood at 2016-11-14 23:53 x
面白い試みですね。GRFさんの既成概念に囚われない貪欲な好奇心もすごいです。
音がよくなれば何でもありで、いろいろな実験のアリですし、方法もアリだと思います。
ただ「真の」というのが何なのかが気になります。他はみんな「ニセの」と言うわけですからね。「真」と「偽」の音場の違いはどんなものでしたか?

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 16:27
Bellwoodさんが引っかかっているのはその『真』という言葉だと思います。
その反対語は『偽』になりますからね。

私の解釈では、ステレオの中央に座らなければ、見えない舞台の紙に書いた薄っぺらい背景が、前後に重なるように見えてい情景ではなく、どこから聴いても音像がぶれない音場を、区別するために『真』という言葉を使っているのだと思われます。

ですから、我々の聴いている「音場」はその『真の音場」ですから『真」をとっても差し支えないのではと思いました。でも言葉はともかく、実際の音を聴かなければその音場は解りませんね。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 17:02
昨日は、雨の中、茅野の家まで行きました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。


Commented by kiki at 2016-11-15 18:01 x
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが困難な分、楽しめます^_^


Commented by kiki at 2016-11-15 18:11 x
また、ESLの音場は背面を開放した状態で完成させています。

ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。


Commented by GRF at 2016-11-15 18:53 x
昨日は三時間ほど、ESLの調整に費やしました。
近くで聞く場合は、そこそこ良いのですが、3~4メートル離れると、後ろの音がまとまりません。時間切れでした。また挑戦しますね。

Commented by kiki at 2016-11-15 21:57 x
ESLは、とにかくやりにくい相手です。初めにそれを制することができたので、ANIMATAは早くに高得点を得て、更に上を目指せたのかと思います。
しかし、上手くいった時の音は格別なものがあるので、止められませんね。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 15:57
和室でのT4は大変うまくいっています。後ろのユニコーンと同じ間隔に並べて、引けを取っていません。そちらはいいのですが、、ESL はまた次回の挑戦です。
次回は、アンプを QUAD からいろいろ変えて挑戦です。

Commented by kiki at 2016-11-16 20:02 x
和室でT4が UNICORN に肉薄しているとのこと。楽しみでもあり複雑な気持ちでは。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 21:14
kikiさんご心配なく。低音は肉薄していてもやはり音の質は違います。
今日も、T4の制作者が来られて、二人で首をかしげました。オーディオは面白いですね。二つのいいとこ取りを考えています。


Commented by kki at 2016-11-16 22:14 x
以前、ESL と BRILON の両方を鳴らす良いとこ取りの SYSTEM X というのをやっていたことがあります。音場が成立しているとそういう合成が成り立つのです。過去記事にアップしたのを、捜してみます。

Commented by リウー at 2016-11-17 00:59 x
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。
かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。

実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。
部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-17 09:34
ESLは大変微妙ですが、音場が出るのは驚きでした。

kikiさんは垂直に立てられていましたが、私は、仰角のある方がより広い部屋に対応すると思いました。

昨晩、大山さんに来ていただき、T4での実験を重ねてみました。いろいろなことが解ってきました。Troubadour40 にこの経験を活かそうと思います。
http://tannoy.exblog.jp/26864372/


2. 中川隆[6624] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:13:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7083]

Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)


我が家のローレゾ・デジタルシステム(恥)2013年05月22日

もう長いことスピーカーは1台でおりましたが、昨年の秋口に何を思ったのか突然数年ぶりに新しいスピーカーを購入しました。

CDを聴くに際して、あちこちの電源を入れて回らなければ音の出ないEuropaを使うのがめんどくさいと思ったことと、状態の良いQUAD-ESLがあったので一念発起してCD専用のシステムを組もうと思ったのです。

ESLを選んだのにはもう一つ理由があって、使う予定のアンプがESLにはマッチするだろうと踏んでいたからです。

ESLはP・ウォーカーさんの個人的な想いから出発して1954年に開発され発売に際してはわざわざ専用のアンプQUADU型まで開発してこの荒唐無稽なスピーカーを世に問うたのです。

私は以前Vitavoxの可搬モニターをQUADU型で使っていた時に手持ちのアンプと特性が似ているなあと思っていました。それが上の写真の隙間から覗いています、Zeiss Ikonのドミナールと言うアンプです。

VitavoxとQUADU型は手放してしまいましたがZeissのアンプは残っていたのでESLを買ってみる気になりました。

お店で一昼夜ESLのコンデンサーをチャージしておいてもらいノイズ等の不具合がないことを確認し契約成立です。
この状態で音楽信号は入力できないのでその後、五昼夜ほどかけてチャージを続けました。

購入決定から1週間ほど後に初めての音だしですが、はじめから高いクオリティを発揮し以来半年ほど経ちますがコーンやホーンのスピーカーほどいわゆるエイジングによる変化は大きくありませんでした。

やはり、エッジらしきものは無い極軽量の膜構造の特徴かと思います。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1805/20130522/

「すぴーかー」買ったった。 2012/09/21

新しい時代のホンモノに触れたおかげで、まさに「触発」されて新しいスピーカーが欲しくなった。ということを前回の記事に書いてからアチコチと探してみていた。

しかし、色々な条件=当然ながら金額であったり大きさや内容であったり。が、ぴりりとフィットする物件はそんなに簡単に見つかる訳も無く・・・
少し前の記事で

「今から新規にセットを組むなら」
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-323.html


という文を書いていたから本来的にはそのまま実現させるのがブログ主としての「良心」なんだけれど、QUADの新品は高すぎるし、中古のESLやESL-63は不良続出らしくて流石に腰が引ける。

そんな訳で、Europaの邪魔にならない大きさでEuropaに聴き劣りしないスピーカーを探すなんてミッションは殆ど頓挫して今回は諦めよう。気配が濃厚になったある日、昔なじみの元オーディオ店・今別業種の店舗に顔を出してみた。


そして、それはそこにあった。

これまで見てきたどの個体よりも状態が良く、心配なノイズ不良も現在のところ皆無だそうだ。

ただし、さすがに完動・美品ともなるとしゃれにならない値段が付いてる。
その場は早々に退散して帰宅後、メンテの方法や部品の手配についてググッてみたら何とか成りそうな気配。

次の日に、なじみの看板娘に冗談ぽく聞いて見た。

「これ買うときには、少しは手心加えてくれる?」
「○○○○○○○○○」(ご迷惑がかかるといけないので伏字)

「・・・(なんと)・・・悪いけど今からチャージしておいてくれる?
明日また来るからね。問題無ければ買うね」

といって数分で商談成立。
一晩たってノイズの確認に行ったら、大丈夫だったのでお支払いをして持って帰った。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1592.jpg

と言うことで、現在我が家でチャージ続行中。今日の夜には、音出しができそうだ。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-367.html

QUAD ESL スノビッシュな気分 2012/09/26

一言で申して変わったスピーカーである。
まずは見た目が変だ。
イームズだかバウハウスとかの高度成長時代ぽい外見だ。実のところこの機械の持つややスノビッシュな空気感があまり好きではなかった。

がっつりオーディオに向き合わずに「すかしてやんな」って思っていたから。
でも、その成り立ちなどを知る内に、これは充分肉食なスピーカーだと知って気持ちに変化がでてきたわけ。

このESL57はその名前からも伝わるように、まだモノラルレコードが全盛の時代に産み落とされた「異相の木」であり何十年間も時代を先取りした「ぶっ飛んだ」スピーカーだったことと思う。そのせいだろう、いにしえの時代より数々の逸話を身にまとっている。

風説はそれこそ山のように語られているけれど、他人の話と言うのは実際に見てみないことにはどうにも信用のおけないものだ。そこで、雑誌などで伝え聞いた逸話が我が家でもその通りだったのか当って見ようと思う。

ただし、まだ3日目だし、自分自身何も掴んではいないので初見の印象と言うことで(今後手のひらを返すかもしれないが)ご勘弁頂きたい。


まずは違った事・その1

まず始めにESLタイプは、チリチリと繊細な音をたてて小編成やギター、チェンバロの音がきれい。ってやつ。よく見聞きしますね。

今日現在我が家で聴ける音は、ビックリのピラミッドバランス!
逞しいマッチョな音なんです。
今はZeissのアンプ(周波数特性はかなりフラット)を使ってCDを聴いているのでこれはスピーカーの性格が強いと考えられる。

しかし、聴き始めた直後は世評通りの印象も無きにしも非ずだった。
その後、簡単にだけどメンテっぽい事をしたり、電源の取り方を考えたりした末にマッチョな感想につながる音になってきた。したがってこの世に存在する全てのESLにはマッチョという印象は当てはまらないかも知れない。


http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1595.jpg
見事な意匠の前面パネル。ストーブと揶揄される由縁だ。


違った事・その2

駆動するパワーアンプに厳しい!・・・・ちっとも!!

ESL57のマニュアルにある接続図のイラストには、ハッキリそれと分かるQUADU型パワーアンプに繋がっている様子が書かれている。U型はKT-66ppで15W 程の出力を持つかわいらしい真空管アンプだ。

現用のZeissも14W(CP)程で、またAD1シングル(4W弱)でも特段問題なく使用できる。

実はこの点が初代ESL-57を特徴付け、ESL-63を始めとして他のメーカーのも含めた後続のコンデンサー型と決定的に異なる点であり、最終的にESL-57を選択した最大の理由。能率が96dB/mwもあるんです。これを知った時には本当にビックリした。

しかもZ=15Ωだから相当数の現行スピーカーよりアンプにとって(スペック上)はイージィな条件なのである。

ちょうど同郷のWestrex.Londonのトランジスタ型があったので凄く期待して繋いでみたが、負荷の変化に敏感なようで磐石な相性とはならなかった。
やはり出力トランスを背負ったアンプの方があきらかにマッチするようだ。
(言葉足らずなのでちょっと追加。QUADの50型や303型で使われている環境は多いと思うがこれは実験していない。できたらその実験もしたいと思っている)

(OPT付きの)U型のアンプに繋ぐ前提で96dB が担保できる設計だとすると実に巧妙だし英知を感じると共に、スピーカーとパワーはセットで考えるべき。という持論を支持されたような気がしてうれしくもあった。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1599.jpg


コメント

へ〜
部屋の中に粗野で大きなスピ=カーを入れる事に抵抗があります。すかしたスピーカーにずっと憧れて来ました。ブリブリと言うよりは弦の奇麗な華奢な音と思い込んでいました。

何より驚いたのは96dbの能率です。何度か見かけましたが、金色のグリルがへこんでいたり、ブツブツ音がしたりでした。外観と音が揃ってミントコンディションとは羨ましい。色んなご報告楽しみにしています。
2012/09/27(木) 23:49 | URL | kawa #EnGitwzo[ 編集]


>粗野で大きなスピ=カーを入れる事に抵抗があります。

自分もそんな気分は良く分かるんです。音の出る家具はDeccaのデコラとか、このESLと蓄音器だけ置いてあとはお気に入りの家具を揃えてもう少し内装を徹底したい・・・
でも、結果は「D-51」機関車みたいな黒くてゴツイのが幅を利かせている・・・涙・・・お互いに(笑)

それはさておき、「ブリブリ」もソースに入っていいれば出します。
そんなことは実は当たり前ですが、この姿を見ていると「そよそよ」した音がでるだろうと勝手にイメージを付けて聴いてきたんでしょうね。世評とはそんな感じがします。

昔のSF映画でタコみたいな火星人は地球侵略を狙う悪者面だけど実は友好的で。
絶世の美女の姿をした金星人は歓迎されるけど実はこっちが悪かった。 人類の性ですね・・・再び涙


Author:kaorin27
今から70年も前のスピーカーを使って、当時の音を再現しようというのがライフワークになってしまいました。
数多のオーディオファイルからすると「ひどい音だなあ」ということになりましょうが、当人はいたってどこ吹く風。これがいいんだからしようがあんめえ!と、わが道を行っているわけです。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-368.html

QUAD ESL 雄弁なジョンブル 2012/09/28

ESL-57ともう一週間ほど付き合ってみて、前記事の世評と異なる見解に引き続き今回は「やっぱりそうか」という項目について書いていこう。

世評通りだったこと その1

たぶん、だけれど使い方は難しいと言うのか、要素の変化に過敏な為に自分をしっかり持って取り組まなければふんわりとした音の印象に終始してしまうかも知れない。

先年惜しまれつつ夭逝された評論家の浅沼予史宏先生は編集子時代にこのESL-57をお使いになっていた時期があり、その当時のことを後年振り返って

「ESLを使うという事は、まるでMr.ピーター・ウォーカーとチェスをしているようだった」という名言と共に語られたそうだ。

こうしたら・・・そうくるか・・・おっとこう来やがったな・・・これでどうだ!


ちょっと使っただけなので決して偉そうなことは言えないが、けだし名言だと思う。

現在はマニュアルに沿って一辺2.5mの正三角形の一方の頂点に自分を置き、後の壁からは4mほど離している。(途中にEuropaあり)
そんな「フリースタンディング」丸出しの設置環境なのに1cmの前後で驚異的に印象が変わる。

詳細は後述するが、波形の特質で指向性が悪いので設置角度のわずかなズレが再生音の品位にダイレクトに悪影響を及ぼす。

また、スピーカー自体では響きが少ない(箱無いし)のは当然として、少しでも室内全体に響を行渡らせようと思ってちょっと上げてみたらテキメンに豊かに唄いだした。もう少し何とか成るかな?

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1648.jpg


世評通りだったこと、その2

ブレナー型スピーカーはそよそよとスピーカーの奥深くに音像が定位して・・・云々かんぬん・・・まあ、こんなイメージだろうか。
しかし、昔からESL-57は音が前に出るよ!と言われていた。>>これは、全くその通り!!

一説には平面フィルムから放出される音波は「平面波」であり、これは奥行きを表現し難い(出来ない?)んだそうだ。
QUADもその点は気にかけていたようで次期作のESL-63からはなんだか難しいディレイ回路を入れて電気的に球面波を作り出すことに腐心した跡が伺える。

これまでの記事の通り、奥行きを表現する事に狂信的?に取組んできた僕としては、知識はあったけれどさすがにこんな近くでステージを感じる事は稀なので大層面食らった。

こんな性格も、器楽曲や室内楽に向いているという世評の根拠かもしれない。
確かにチェンバロの軽々しく発音する様や、ヴォーカルの唇の内側までの湿度を感じるような表情は評判通りだった。

一方、演者が多く音の重なりが複雑で、かつ発音エリアの広大なオペラは苦手なのではと思っていたが・・・
Europaでは楽しく再生できなかった名演が実によく聴こえる。

http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT1649.jpg

我らがチュートン期待のティーレマンが2009年のバイロイトで振ったリング。
たしかにステージまでの距離は近い事は近いんだけど会場のほの暗さ、ステージ上の明るさの対比までも感じられるよう。


大好きな「ジークフリート」のDisc4まで来た。スピーカーの個性が増えることで愛聴盤が増えたなあ。

ありがたいことだ。


コメント

Re: タイトルなし
ESLには噂はたくさんありますが、使ってみてなるほどと思うことはあまりなかった ですね。
Jazz(っぽいもの)がCDで少しあります、はEuropaではカーネギーホールで聞くようでまったく「っぽく」ありません。

その点ESLは音が前に出ていい感じです。(いわゆる程度問題ですが・・・)
2012/10/05(金) 09:13 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-369.html


CDを聴くためのシステム 2013/02/15

現在CDを聴いているスピーカーは昨年購入したQUADのESL型です。

ESLを買う以前はEuropa1台だけだったのでCDも繋いでいました。購入後聴いてみて、これならいいだろうとCDは現在のラインに独立させました。

皆さんご存知の通り、QUADの創業者であるピーター・ウォーカーさんは1950年ころ、当時のスピーカーに満足せず密かに?静電型スピーカーを開発してこのESLを商品化し、合わせてこれに組み合わせるアンプを刷新しました。

QC-U型プリアンプとU型パワーアンプです。時は未だモノラル時代でした。

ESLを使うなら本来フィッティングされたU型アンプであれば文句なしですが、先立つものも寂しい状況です。

しかし自分としてはESLの購入を検討した段階でZeissのアンプを使うと決めていました。むしろ、手元にこのアンプがあったからESLを買う決断をしたと言えます。
と言うのもZeissのアンプがU型アンプと近しい特徴を持ち合わせていたからです。

その結果は大変に満足しています。1950年代の大英帝国の威光は減じたかもしれませんが広いレンジとダイナミズムを獲得しより広範囲なソースに対応できるように思います。

http://blog-imgs-42.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT2077_convert_20130214164518.jpg

少し脇にそれますが、ESLに関する世評は賛美と否定が相半ばのように感じます。

古い世代の英国のスピーカーは全ての音をはっきり、くっきり描くことは苦手と言っていいでしょう。楽器で言うと現代ギターの音ではなくリュートのようにくすんだ表現を得意とします。そんな癖?特徴?美点?をどのように感じるかで賛否相分かれるということでしょうね。

http://blog-imgs-42.fc2.com/k/a/o/kaorin27/PICT2078_convert_20130214164617.jpg

CDPは変わりなく
EMT 981
外部クロックはMUTECだったと思います。

981の出力は600Ωなので、ZeissIkonのフェーダーでゲインをセットした後、Zeissと同郷のVBEの入力トランスでステップアップした信号をパワーアンプに入れています。

今後はLP再生も視野に入れてQC-Uプリアンプを2台買ってあります。前後してDeccaの針とGarrardも来ましたので順次組み上げて行こうと考えて居るところです。
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-396.html

Logeさんのマイルーム

小劇場のような空間を目指してます

スピーカーは Klangfilm Kl-43006 の1台だけです。

コメント

はじめまして、まさに劇場ですね。
シーメンス クラングフィルム オイロダイン憧れます。
byVOTTA7 at2013-04-11 00:31

オイロダインは昔、会社で処分品があり欲しかったのですが、当時置き場所も無く断念。(後悔してます)
 
手前はQUADでしょうか?  

静電型は(ホーン型と似て)リアルで繊細なので、前回の輸入オーディオショーでも別次元の音に聞き惚れました。所で、(日本で問題となる)湿気とかは大丈夫ですか? 
byナショナルキッド at2013-05-15 06:52

QUADのESLは世間で最も誤解を受けている物の一つではないかと思っています。

能率は高く鳴らし易いですし、機械の事情を分かってあげて使う分には耐久性も例えばウレタンエッジなどに比べても相当丈夫だと思います。

ただし、長野は比較的高地の気候なので海岸沿いなどでは若干変わるかもしれませんね。
by Loge at2013-05-15 15:09
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1805/20130411/


3. 中川隆[6624] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:28:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7083]

2009/5/30 ティム デ パラビッチーニ  


 CEC TL-3・・・ベルトドライブ駆動という独自の方式を採用するCDトランスポート。そのデザインも異次元的。

 MUSICAL FIDELITY TUBAROG・・・真空管式のDAコンバーター。ティム デ パラビッチーニの設計である。

 EAR 859・・・鬼才ティム デ パラビッチーニの設計で、EARを代表するプリメインアンプ。クロームと金メッキを使い独自の質感表現がなされている。
出力 13W+13W


 QUAD ESL57・・・コンデンサー式のスピーカー。ピーター・ウォーカーの設計による孤高の存在である。

許容入力:定格15W

出力音圧レベル:100dB−70〜7,000Hz
         93dB−50〜10,000Hz

 これらはK氏のお宅のオーディオ・ラインナップ。その顔ぶれを一瞥しただけで何かしら一筋縄ではいかない「こだわり」を感じさせてくれる。構成メンバーの全てが一癖あるのである。

 K氏のお宅に着いたのは夕方の5時を少しばかりまわっていた。まずはESLが目に入る。なんとパネルの色はブラック。一般的なブロンズとは違い、この色はかなりめずらしいのでは・・・受ける印象も結構違う。

 そして駆動系は上記のような独自のラインナップ。この駆動系でESLがどのように鳴るのか、興味深々である。

 さて、その音の印象は・・・自然な質感の音像であるが、我が家のESLと比べるとより鮮明でその実体感が高い。

 真空管アンプらしい音の表面の滑らかさや艶やかさはあるが、音の土台が実にしっかりしている。「やわ」な感じはない。その土台の堅牢さは「ソリッドステート」をも感じさせる。何かしら両者の良いとこ取りをしたような音の質感である。EARは当然ティム デ パラビッチーニの設計。ティム デ パラビッチーニの指向する音がこのEAR859には端的に表れているような気がした。

 ティム デ パラビッチーニは自宅ではQUAD ESL57 を使っているという。そして、雑誌のインタビューでもEARの製品と組み合わせる推奨スピーカーとしてQUAD ESL57をあげている。EARとQUADはなかなか良い組合せのようである。

 この組合せによると、中高域の鮮度感は損なわれることなくクリアで透明度も充分。それでいて音像に不自然な隈取がない。

 EAR & QUADのコンビ・・・真空管アンプとコンデンサー型スピーカーとの組合せからイメージする幽玄な雰囲気よりもより地に足の着いた正確さが印象的な組合せであった。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1182.html

55 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 07:44:59 ID:/QjZ7nym [1/2回発言]

ESLはアンプ次第っていう話ですが、玉系はどうなんでしょうか?
純正は玉ですが、話題のトライオードとかユニゾンRとかの相性が気になります


56 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/03/19(月) 14:34:35 ID:TSlv/83K [1/1回発言]
>>55
 EARのパラビッチーニはアンプ設計で想定しているスピーカーとして、
 ESLの初期型をあげていたのを見たとおもう。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/


投稿者:K 2009/5/11 23:58

 うちにもQUAD ESL57がありますが、EAR859, EAR864L+QUAD405-2 を使用しています。

 ご存知かもしれませんが、EAR のパラビッチーニは、以前 QUAD ESL57 を良く鳴るスピーカーと管球王国のインタビューに答えていました。 859は10年以上に渡り、トラブルフリーですので、試聴されてみてはどうでしょうか?
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1162.html

Q: papageno1121さん 2009/8/11 18:29:11

英国のティム・デ・パラヴィチーニの設計した EAR 8L6 というプリメインで QUAD の静電型 スピーカー ESL57 を鳴らしてます。これに EAR のプリ、834Lを繋いだら音質向上しますか?

EAR アンプの濃厚、芳醇、メロウでクリーミーな方向が大変気に入っていますが、EAR8L6は切換えスイッチでプリメインにもパワーアンプにもなるので、今はプリメインとして使っています。

ただ一般的に、別のプリを噛ませると表現に繊細さ、緻密さが加わるのは他で経験済みなので、これがEARのケースにも当てはまるのかどうか? 経験豊富なオーディオ愛好家諸氏の見解をお聞かせください。


ベストアンサーに選ばれた回答
kazumyclassさん

間違いなくワンランクあがりますね。音像が一回り大きくクッキリなり低〜高域迄の伸びが変わります。個人的には EAR のプリはシンプル過ぎて他メーカーの方が真空管らしさが出るような気がしますが EAR の音が気に入ってるなら満足すると思いますよ。
回答日時:2009/8/11 21:56:48
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1029316630


4. 中川隆[6623] koaQ7Jey 2017年2月10日 23:46:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7082]

QUAD ESL57 + パラビッチーニ EAR


狭い部屋でなってます。
直ぐ後ろは壁です。

劣悪な環境下でも裏切ることなく素直な音を奏でます。

以前から気になっている ESL57 の SPジャックの緩みガタを直すべく分解を決意しました。

ディープなマニアが2段にして使っていた上の段に使われていた個体です。
足などは自作です、今回少し強化しました。

今回の問題のガタは黒い方です。

多くの木ビスを外して大事になっちゃいました。
左側樹脂部が割れています、もう駄目じゃん、樹脂で固められたコードも危なかった。
お店を広げて何日も置いておく場所もないので早急に頭働かせて直す事にします。

ひらめいたっとロシアの2ピンソケットの半分を切断して押し込んで使う事にしました。
ほんの気持ち穴が小さいのでリーマーで一なめします。

半分にバチンと切断ヤスリで成型も早々に持っている助手の手もしびれてきたようで・・
グルーガンで固定して一件落着ちょっと形が違うのはご愛敬

そんな事より。。。。フィルムが裂けてるジャン!!!!!

裏側のフィルムは電極にホコリが混入しないようにしているような物なのでテープで修復してホコリが入らないようにペタペタと幅広テープを貼り見なかった事に・
3本の足のメンテをして後ろの1本足の強化をしてネットを付けて終わりました。

音出しも正常何も変わりませんが気分もスッキリです。

普段は自作の布カバー(シーツ改造)をかぶせてタバコ吸っています。

狭い部屋に20畳対応の空気清浄機もフル稼働しています。

ESL 動作時は禁煙です、まぁ ESL がスイングしているとそれだけで楽しくタバコを吸う暇もないくらい充実した時間を過ごせます。

軽く聴きたいときは秘密の自作平面バッフル2ウエイSPを使っています。

50年代初期の速度系高効率SPです。

パラビッチーニ EAR V20
ハンチングトン Yoshino Ltd


エンハンスドトライオード回路とか使ってる。

そんな事よりパラビッチーニデザインのトランスが EARワールドを築いている感じ
おいおい! 未だビニールがかぶってるじゃん! びりびりっと剥がしてね。
エージングとか講釈抜きで直ぐ音出しましょう。

何でも地べたで作業するので敷いてある安物じゅうたんが写り込んじゃってます。
EAR V20 サウンドを堪能するためにプリとか入れません
効率が良く速度型のビンテージ平面バッフルスピーカーで鳴らします。

ピカピカの厚みのあるクロームメッキでしょうか?つまみはゴールド全く傷など有りません。

トランスを止めているネジ類も金メッキされています、とても厚いメッキなのか
組み立て時のスレなども全くありません。

ずらっと並んだ可愛い見た事有る球達のヒーターが点灯しています。
放熱、発熱がとても少なく頬ずりできます。

ソロボーカルからメジャーなJazz、モノ収録のピアノやバイオリン
そして冨田でしょ!

完璧な明るい明瞭系、解像度も高く速度感も良い、全ての音が完璧に出ているその上に・・・・
パラビッチーニが薄笑いしている音です。

美音系なのでしょうかね?? 
解像度を上げるだけ上げてクッキリ系にしたら味も素っ気も無い

だからといって美音を加えるとオペアンプの音が前に出てきてホームセンターで売っているコンポの音になっちゃいます、安い日本製コンポを批判しているわけでは有りません。

表現出来ない域を美音と味で誤魔化していないんです、全て出して更にその上にパラビッチーニが脳を刺激し無限の広がりといつまでも聴いていたい味付け?何かを加えています。

120%の音なんです、20%がパラビッチーノの腕なんですね。
トランスは自分で巻いているという噂も本当だね。

何かが加味された音って病みつきになります、マークレビンソンの音を聞いたときと同じ感動です

決してブランド信仰じゃないんですが偶然体質に合う音でした。
球は音とは関係無しにブランド信仰が先走りしていますけどね。


相も変わらず全く表現力に欠けます、そんな球露屋は自己満足です。
理論や計算は詳しい方にお任せします。

自分が楽しければそれでオーライ そんな調子で迷走中です。
計算や理論など好きな方には鳥肌が立つほど不快なページです。
ココまで見てしまったそんな方にはお詫び致します。
楽しくオーディオしちゃってる余裕な貴殿に見て笑ってもらえれば嬉しいです!
http://www.tamaroya.com/sugoude/V20/EAR_V20.html


無限の宇宙感(観)に腰を抜かす EAR V20 Amp

パラビッチーニの世界を注入


EAR834L がやってきた


EAR V20でパラビッチーニの世界を知ってしまった。
ESL57 をフル制動させる KRELL とパラビッチーニのコラボが目的

バイアンプ仕様の出力も有るのでピオニールアンプも 834L を使えるようにしました。

回路は3段構成の真空管プリ、12AU7 は某有名先生が大推薦大推奨する師と球露屋で探し当てた超優れ球に換装済みピアノの音が研ぎ澄まされてます、数秒でわかるもの凄さ

先生も感動した球だけ有りました。

情報が漏れて一時期某ショップが売ってたけど実際に音出ししてなきゃ格好悪いですね。

球露屋は実際愛用アンプに最高の状態でその球が使われています。
師と球露屋で調査入手した球と同じロット品を 834L に使いました。
ビューグルボーイの12AX7にも換装しましたが全然音は変わらす馬鹿に高いだけ
美音を聞いていない証拠かな、球の響きは不要です。


大げさに高低音を強調することなく繊細な伸びる高音は間違いなく Paravicini

強力な KRELL で駆動される ESL57 からは目を瞑っても Paravicini とわかる高音に高精度な低音から湧き出る音は間違いなく初期 KRELL サウンドだった、目論み通りな感じ

強力な制動力で締まる音を ESL から出す事には成功かな

簡単な構成のプリだけど何か秘密があるのでしょう、繊細でいてボリューム感もあり情報量の欠落どころか増えてるような・・

ピオニールも平面バッフルから出る音に更に締まりが出てタバコ噴かしながら繊細な中高音を楽しむお気楽セットとなりました。

聞き入るのも束の間・・こいつの出番で VR移植改造を行いました。
音が悪ければ戻しますけどね。

結果は見えてるんですね、クリアーさが更にさえました。
パラビッチーニサウンドを消さないために抵抗、コンデンサは変えません。

無限の宇宙感?宇宙観?を感じるパラビッチーニを消さないためです。

マイクロフォニクス対策も何気に施されています、ブチルテープで元に戻して完了です。

今後は球自体のマイクロフォニクス対策をする予定。
その予定は後にしてコンデンサ交換改造が先になりました。

その前に色々球を変えて検聴してからの作業になります。

シンプルなのに皆が認める音がする・・

デ・チューンにならないように注意して・・

左からイギリス製MKP、ロシア製の緑と白のポリコン

以前から素な音を出すロシアのミリタリコンデンサ、気持ちウエット感があり素晴らしいとプロからも評価をもらっているコンデンサ達

猿まねではないのですが。。本当に艶やかに奥行きも更に増し一皮むけたEAR834Lになりました。

もう修理も不可能かな?でも部品パーツは分けてくれるでしょ!
そんな事怖がっていてはパイロットランプ割ったり出来ません(汗)

こんな滅茶苦茶重い一枚物のパネルにも秘密有るかな?
ツマミも削り出しのずっしりした物でした。


気休めお呪いアップグレード

業務用プロ仕様のシリコン製真空管ダンパーを付けました。
音が落ち着いてるのか?換えたコンデンサが正解だったのか??
つけて置いても適度な力で止まっているダンパーは良い事はあっても悪さはしないと思い付けておく事にしました。

大きなMKPをグルーガンで付けちゃいました・・

ついでにダブルクラウンを付けたDACの音も聴きました。

ダブル王冠は伊達じゃないですね、王冠無しでも全く不満はありませんが聴いてしまうと繊細な所が出ている事に気が付き全体的に静寂感が増しています。
でも次期DACは違う物で照準は合っていますロックオン。
検聴が済み愛用の OPAMP無しの DACに戻して

球露屋にはあわないって・・それはないでしょ!
デュトワ指揮 ラ・メール(読み方わからん)を聴いちゃいましょう。
ドビュッシーの再起をかけた威信作見事ですね・あっそうだ

8パラDAC の音も聴いてみました。

全部の楽器が一同に前に迫り出しています、特に低音が凄いです。
好きな人にはたまらない迫力です。

自分にはポスターを連想させるような音で何となく綺麗にペターッという感じ
音達が水彩画していないんです?
引くところは引いて出る時は出てと言う感じが欲しいです。

そんなわけで元の DACに戻して再検聴

まだ余熱で熱いグルーガンの上でわざわざ寝なくても良いでしょ!
結構な音量で聞き比べしていても良い音が出てるとそこで寝ちゃいます
これ以上の邪魔は無いと言うところでゴロゴロ言いながら寝てしまいます。
良い検聴スタッフです。
音にうるさい球露屋のロゴにもなっている超老猫は元気です。

どこにでもあるDACだと思い置いてあったDACもEAR834Lが調子が良いので
聞き比べする事にしました。

何だかなぁ〜 艶っぽくて独特な。。。好きな音

IVをトランス処理した奴じゃんタムラの小型トランスが付いています。
良い部品使ってるし音いいわけね。

続いて LITEの真空管バッファー付き DACは球露屋スペシャル!
と言っても球露屋の球にしただけど・・・音の違いが凄すぎです。
十分高級機に迫る繊細な音に”使える”感触

球露屋の球で一皮剥けた可愛い奴になりました。

オペアンプが見えませんね(秘)

フルエンシーDAC FN1242を搭載した"EMISUKE"氏デザインのDACの音を聴いてみました。
EMISUKEさんって凄いね! 数多くの楽しい完成度の高いPCBの配布本当にありがたかったですね。

今は配布を止めている様で残念です、何かあったのでしょうね?何となくわかる気もします。

フルエンシー理論とかそれに準じたデジタルフィルター回路等々
20Kcから上の所を補正している感じなんでしょうかね? 
レコード耳をお持ちの方に良いとか言われていた様な記憶があります。
講釈は技術のある方にお任せして先へ

おなじみのケースにギッシリとレイアウトされてます。
勿論フタもあり放熱フィン一体型のようなしっかりしたケースに収められています。
同軸入力か光り入力かは基盤上のSWで切り換えます

音は、重厚でウエット感があり艶やかとかそんな感じではなく軽快です。
軽やかで爽快な音でした。
音の違いがしっかり出るDACですね。
好き嫌いはあるでしょうが機会が有れば聞いてみても楽しいDACですよ。

つづいては”お気楽DAC”とか何かそんな愛称が付いている可愛い奴
TDA1545が2発付いたコンパクトなDACです。

EMISUKEさんの物とは違う作りのケースに収められています。

光りは無しの同軸入力のみです。

電源は小型でも電流が流せるスイッチング電源です。
全くノイズとか有りませんよ。

TDA1545のパラとオペアンプはOPA2134のシングルですね。

球露屋のメインDACと少しOUTレベルが低くてあわないのですが聞いた感じは軽い音です。
明瞭感は有りますが奥行き感とか重厚さは余り感じませんがデッキから直接出した
アナログ信号より断然解像度は上だと思います。
正しく愛称通りのお気楽DACでした。

偉そうな事言わせて頂くとDACから出た信号の処理がどれも同じようなんですね。
音の傾向が同じようなのはそんなところからも来ているのかも知れません。
完成度の高い音を出す役目をOPAMPに委ねた事で再現性が格段にアップし手軽に
上質な音を楽しめる様になった事は本当に感謝と敬意を表したいと思います。


アンプとスピーカーが接近してても100円均一の RCAケーブルでも良いじゃないですか
楽しければそれでオーライ
大会に出るわけでもないし・自分も楽しく装置も楽しく喜ぶそんな使い方をすれば
性能以上の音を出してくれますよ。
理論もあるでしょうが球露屋には到底分かりません!

理屈抜きで遊んでいます理屈好きな方理論的な方には不向きな球露屋ページです。
http://www.tamaroya.com/sugoude/EAR834L/EAR834L.html


5. 中川隆[6627] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:29:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7087]

QUADU は ESL専用アンプ

TANNOY(タンノイ) スピーカーに組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。

通常は LEAK TL-12plus あたりが適当です。

TANNOY に QUADU という組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADU は ESL専用アンプと考える方が普通でしょう。

ESLはコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。

スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESL の過度な線の細さや押し出し感の無さをQUADUは補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOY の様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。

しかも、TANNOYは当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。

そこで、まぁ一般的に使えるのがLEAKとなります。こだわるならモニターシルバー時代であればTANNOYのアンプやその他HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADUだけは違いますよ。

どうしてもQUADと言われるなら、QUADT型が良いでしょう。

QUADTは「コーナーリボン」というGoodmansの12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。
http://vintage-audio.jp/?p=450

QUAD(クォード) ESL-57 静電型スピーカーシステムを上手く使用するには、一般的な広さのライブな部屋でスピーカーの背面を壁から適度に離し、リスナーはスピーカーに極めて近い距離で小音量で限定的なソースを楽しむということになります。

組合わせるアンプは ESL53、ESL-57 では管球式の QUADU が最もマッチングが取れています。

スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。

LEAK等のHiFi系のアンプを組合わせると、繊細さばかりが強調されたサウンドになり、コンデンサー型ヘッドホンで聴いているようなサウンドになってしまいます。

オーディオサウンドは機材のマッチング(纏め上げ)が重要なのです。
http://vintage-audio.jp/?p=499


6. 中川隆[6628] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:33:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7088]

Vintage Audio(ヴィンテージ オーディオ) 1950年代のHiFi Audio販売・修理・レコード販売

QUAD(クォード) ESL-57 静電型スピーカーシステム2010年5月5日


■ESL-57の規格
———————————-
周波数特性:45Hz〜18,000Hz

全高調波歪   
100Hz:0.5%
1kHz:0.4%
6.3kHz:0.4%

インピーダンス 
100Hz:28Ω
1kHz:12Ω
6.3kHz:10Ω

指向特性:水平70° 垂直15°

電源:100〜250V

電源周波数:50Hz/60Hz

外形寸法:W×880 D×265 H×790mm

重量:18Kg
———————————-

皆さん勘違いされている方も多いようですが、よくESL-57 は 1957年に世界で初めてフルレンジの静電型(Electro Static Loudspeaker)として発売されたとありますが、実は ESL-57は 1957年にマイナーチェンジを受け、ESL-57 になっただけであって原型のモデルはそれ以前に存在していますので、「57が世界で初めて・・・」ではありません。

原型は ESL-53 まで遡ります。つまり1950年頃に「コーナーリボン+QUADT(1953年生産終了)」のセットがモデルチェンジされ「ESL-53+QUADU(1953年発売)」となり、ダイナミック型スピーカーシステムから静電型(ESL)スピーカーシステムにアコースティカル社(現QUAD社)は舵をきる訳です。


アコースティカル社 コーナーリボン

確かにESLは理論的に言えば理想的な構造のスピーカーだろうと思いますが、理想を簡単に具現化出来るほど甘くはないというのが現実です。BBC技術研究所の主任研究員だったD.E.Lショーターの論文中にも「全帯域 ESL はまだ開発されたばかりだから、最大再生音圧レベルの制限など、いろいろ問題はあるが、モニタースピーカーとしての可能性は大いに持っている」と記しているようです。小音量時の分解能や独特の透明感のある音色はまさにそれですね。ソースも限定しますが、上手くソースとマッチしたESLは魅力的なサウンドを聴かせてくれます。

ESLを上手く使用するには、一般的な広さのライブな部屋でスピーカーの背面を壁から適度に離し、リスナーはスピーカーに極めて近い距離で小音量で限定的なソースを楽しむということになります。組合わせるアンプは ESL53、ESL-57 では管球式のQUADU が最もマッチングが取れています。スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。LEAK等の HiFi系のアンプを組合わせると、繊細さばかりが強調されたサウンドになり、コンデンサー型ヘッドホンで聴いているようなサウンドになってしまいます。オーディオサウンドは機材のマッチング(纏め上げ)が重要なのです。

それから、話しはそれますが。。。QUADU は出力段に KT66 を使用しています。このアンプはオリジナルの回路定数であれば、出力管をオーバーロードの状態で使用しており出力管に厳しい動作をさせています。その為、出力管をセレクトせずに使用すると故障の原因になりますので、ご注意下さい。KT66の製造期やコンディション等十分にセレクトしなければ使えないのです。
http://vintage-audio.jp/?p=499


7. 中川隆[6629] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:50:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7089]

Q: 最高に音の良いスピーカー教えて下さい。 2012/2/15 rollingcyukunさん

最高に音の良いスピーカー教えて下さい。
音の良し悪しは個人差があると思いますがあなた様が良いと思うスピーカーを教えて下さい

A: papageno_eulenspiegelさん
クラシックを聴く場合に限定すれば、QUADのコンデンサー型を超えるものはまだ存在しないと思っています。

数ミクロンという極薄の振動膜に数千ボルトの高電圧をかけたうえ、それを挟む形の電極板に+と―の音楽信号を与えて振動膜を震わせ音を発生させる仕組みで、一般的な、ラッパを箱に取り付ける形式と違って、音楽信号に固有音の色付けがされる要素を極限まで排除したスピーカーです。

拙宅では現在、旧いタンノイのGRF(モニターゴールド)、最近導入したハーベスのHL-P3ESRを含めて3種類をおいていますが、結局、ほとんどQUADのESL57しか使わなくなってしまいました。

ESL57は1957年頃に発売され、’80年代半ばごろに生産終了となったいわば骨董品ですが、世界中に根強いファンがいて、リストアして使い続けている人たちが大勢います。

ドイツの QUAD代理店では、振動膜を枠に張る機械を英国のQUADから買取って、「新品」を供給しているので(金属製のグリルだけは中古品を塗りなおしたものですが)、ドイツに住んでいたころにわざわざコブレンツに近いQUAD代理店まで行って買ってきました。外観のデザインも大変気が利いていますので、グリルをくすんだ緑色に塗装してもらった我が家のセットは私の最も愛するオーディオ・コンポーネントです。

ドイツQUADでは、ESL57 の改良型である ESL63 の新品も、さらに現在も QUAD本社が量産している ESL2805/2905 も販売していましたが、じっくり聴き比べたところ、音そのものの魅力ではやはり原点である ESL57を超えられていないと思います。改良型では音像の定位や空間表現を改善する措置が加えられているのですが、やはりそのために音質への影響が避けられなかったのでしょう。

QUAD のコンデンサー・スピーカーの唯一の問題点は、その発音方式に必然的に起因する低音の不足と言われてきました(私自身は、主に聴く音楽の種類からあまりそう感じていませんでしたが)。ところがドイツ QUAD では最近、ESL63、ESL57 向けにそれぞれ専用のサブウーファーを独自に開発したとのこと。従来は、既存のサブウーファーをQUADのコンデンサー・スピーカーとうまくマッチさせる事は不可能と言われてきましたが、このESL57専用サブウーファーをドイツに注文してみようかと、近頃悩ましい日々を送っております(きっと近々注文しちゃうんだろうなァ〜〜)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181575751

QUAD
http://www.quad-hifi.co.uk/

QUAD 代理店 ROCKY international
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html

ドイツ QUAD (QUAD Musikwiedergabe by Manfred Stein)
http://www.audiencejapan.com/QUADMusikwiedergabebyManfredStein.html
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm

ドイツ QUAD の代理店 サウンドボックス
http://www.soundbox.co.jp/

QUAD ESLスピーカーの修理で定評あるサウンドポイント55
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html


8. 中川隆[6630] koaQ7Jey 2017年2月11日 10:58:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7090]

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/21(金) 12:00:54.26 ID:I5mBnGRd

ESL はドイツ製?と旧いイギリス製では音がちがうの?


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/23(日) 00:53:00.64 ID:wNJTbXdg

違いますね。 変な音になっちゃいました。

イギリス製の頃は JAZZ でも思いのほかHOTに聴けたけど今のドイツのは
冷めちゃいます。

全部ドイツ製で新貼りの 57 も聴いたけどハイが出るようになっただけで、ただの細みな煩いSPになってた。

本来 ESL-57 の持ってる熱気みたいな物が全く無くってただ綺麗に鳴ってったよ。
その代わり直ぐに音圧は出るよ。


389 :387:2014/03/23(日) 11:43:55.55 ID:sqsJIrls

足の長いドイツ製は、格好良い感じなんですが。イギリス製を大事にしよう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 03:27:48.81 ID:J6r5nMxk

大きな音を出せないコンデンサー型だけど、家庭で聴く分には十分すぎる。

日本人には人気が無いため、新製品が出ず、買い替えせずに10年以上たった。
恒例のハイエンド行ってるけど、我が家のコンデンサー型の優秀さを確認することになってしまう。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 18:38:38.53 ID:cRlGP+CH

QUAD の ESL2805 は繊細感がないように感じた

安くて薄っぺらい ESL988 の方がコンデンサー型らしい爽快な音だった

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 00:11:34.23 ID:ZwGdLKL0
>>48
そのとおりですね。

>>49
ESL-63PRO の方がよりいいよ。
ドイツのは何か違う。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 09:15:56.33 ID:ib4724v3

ドイツ QUADの ESL57 はどうよ


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 16:18:21.89 ID:FdAhO73j

直接の再生産品は聴いたこと無いけど全ユニットをサウンドボックスでドイツのに交換した奴なら聴いたよ。

6枚全部ユニット交換して約¥50万だと。

出て来た音はオリジナルとは似ても似つかないやたらハイだけ良く出る
煩いSPになってたよ。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50

79 : ジークフリート 2014/08/01(金) 18:02:17 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp

明日は ESL57(ブロンズ)を聴きに行く予定。
ステレオラより良かったらどーしよう?(なぁーんて、実はジョーダンワッツ ステレオラに使われているパンチングメタルと「ブロンズ」のパンチングメタルの質感の比較をしたいだけとか)

80 : 薬漬け 2014/08/01(金) 19:28:07 HOST:west22-p165.eaccess.hi-ho.ne.jp

ブロンズは確か希少種ですね。音の質感が通常のものと違うのでしょうかね。

81 : ジークフリート 2014/08/01(金) 21:28:10 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>80
希少種
薬漬け先輩。初期のブロンズの後は塗装仕上げでブロンズほどキレイじゃないんですよね。

ただ、塗装ものでも既に健全な個体が少なさそうですから、今となっちゃ「ブロンズじゃなきゃ・・・」てなこと言ってる場合じゃないかもしれません。

今回の個体は、まだとりあえず振動幕は大丈夫みたいですけど、ESLのように磁性体を振動幕に塗装しただけではないマーチンローガン(磁性体は打ち込み)でさえ既にヤバイ状態ですから・・・

82 : すってんてん 2014/08/01(金) 21:34:28 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp

英国の音響製品(ラジオ含む)に使われているパンチングメタルは
量産品、普通に流通しているものでつ。

86 : ジークフリート 2014/08/02(土) 17:47:45 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>81
ESL57 を見て来ました。ブロンズ未だ色褪せず!

ジョーダンワッツ ステレオラのパンチングメタルと並べると網目のパターンは同じデザインですが、目の大きさが違いました。
そして、ステレオラはブロンズじゃなく、もう少しゴールドに近い色。

87 : すってんてん 2014/08/02(土) 19:24:44 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp

約30年昔の記憶が確かなら ESL もゴールドに近かった、

ふと、そんな気がすて。でつ。

ゴールドムンド・・・・・ヤッパシ

179 : ジークフリート 2014/09/07(日) 20:09:40 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp

本日はESL57ブロンズの試聴。

右チャンネルの音圧が低くて左右のバランスを調節してみたものの、やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわで、もはやジャンク品。

暇つぶしに・・・元ソニー技術者が発売する5wアンプとかシンプルなUSBダックが良いらしいとか・・・◯枝クンの本音やらアンプやらについて地元ならではの考察とかで話しに花が咲く。

ESL57 を防塵フィルム無しで聴いてみたい願望が叶うのはいつの日か?

ESL63 の防塵フィルム無しは、一度だけ聴きましたか、やはりこれも草臥れていて却下。
(あ〜、マーチンローガンが在ったらなぁー、と今更後悔ではありませんが・・)

180 : くろねき 2014/09/07(日) 20:28:39 HOST:wb92proxy10.ezweb.ne.jp

>ESL57ブロンズ・・・やはり右側の抜けは悪いわ高域は出ないわ


不調の右側は振動膜が弛んでいるか、
あるいは汚れでも付いてるのかもしれませんね。

ESL型では、電極板と振動膜の間に塵があるとノイズが出るのは知られていると思いますが、 膜の表面に油脂などが付いていると静電気が弱まって、音が小さくなることがあるようです。

ESL型は、空気のキレイなところで使ったほうが良いのかも?

181 : くろねき 2014/09/07(日) 20:45:02 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp

↑あ、それと振動膜のバイアス電源関係にも怪しい箇所があるかもしれませんね。


183 : 薬漬け 2014/09/08(月) 19:28:22 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp
>>179
ESL57の防塵フィルムは“とるべき”ものなのでしょうかね?

日本のスピーカーは確かにユニットストレートの状態で「音作り」がなされていますが、海外製は概ねサランネットを介した状態で音作りをしていると仄聞します。

してみると、ESL57の音は「防塵フィルム込みの音」ではないのかな、と…。

188 : ジークフリート 2014/09/13(土) 15:41:18 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>180 ゴミでもついて

あのESL57は電気系に問題があるようですが、よくあるケースは、振動膜に塗布した磁性体の剥離とか、絶縁不良とか。

マーチンローガンなら、ゴミがついても電極ごと水洗いできますけど、ESL57じゃ、そんな乱暴なことは無理でしょうねぇ。

189 : ジークフリート 2014/09/13(土) 16:02:58 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp
>>183 フィルムはとるべきか?

個人的にはフツウのスピーカーでもサランネットは外したくない方でして・・・

しかし、クオードESLの場合、サランネットどころか、ビニールハウスの中で振動膜が鳴っているような状態で、直接音は全く聴けない。

キレイな言い方をすれば?、オブラートで包んだ音を聴いてるようなもの。
(これもESLらしさの基になっているハズですが)

折角の繊細さがオブラートに包まれている?・・・と、一旦オツムにこびりついてしまうと、一度はあのベールを剥がしてみたいという願望がフツフツと。
(ビニールハウスがヘロヘロしてるのが視覚的にも気になりますし)

(クロスビー オーディオワークスというところが、ESL63のビニールハウスを取り除いたものを販売していたことがあって、実際聴いて見ましたけど、残念ながら不調で、その実力は未だ味わえず。)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1405668065/



9. 中川隆[6631] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:22:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7091]

クウォードのESL スピーカー - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月17日


私が20歳頃の思い出話。当時マイクロ#711+グレース8L・サンスイ:AU-9500・JBL:L-100(センチュリー)のラインナップで初めて、コンポを組んで悦に行っていた頃、このシステムをプランニングしてくれたオーディオ販売店のKさんの自宅「オーディオルーム」に呼んでいただいた。

お使いのSPはタンノイ:レクタンギュラ― GRFとクウォード:ESL。

どちらも当時初めて聴いたSPです。

ご実家の離れを「オーディオ専用」の部屋にされて居られ、寮住まいの私からは信じられないくらい「うらやましい」環境でした。レクタンギュラ―GRFは当時国産アンプの最高峰で有ったケンソニックの C200+P300 で鳴らされていた。素晴らしいSN比と力強く、厚みのある音に非常に感銘を受けました。

また ESLは LUXの MB88を使った管球アンプでドライブされていた。
その「フワーッとした柔らかい」サウンドには「麻薬の響き」みたいなものを感じました。

以来、この2種のSPは常に頭の隅に有りました。しかし、現実的には「大きな部屋の確保」が未だできず、入手する事は出来ていません。

クウォードの「静電型SP」は非常に魅力の有るサウンドがします。「質感」は非常に好ましく思っています。

現在自分が鳴らしているシステム(メイン×3セット・サブ1セット)の音は、メインユニットとして JBLを使っているけれど、質感はクウォードの静電型 SPの質感によく似ていると思います。

数年前に同じクウォードの#2805?だったと記憶しているが、オーディオショップの開いたオーディオフェアで DD66000 や B&W#801 等と一緒にクウォードの最新の静電型 SP を聴いた。当日の収穫はこのクウォードの静電型 SPのみに「食指」が動いた。

個人的には是非クウォードの静電型 SP、それも最新型の SPの出来が非常に良いと感じているので、手元で鳴らして見たいのだが、既に SPやシステムは十分に持っているし、似た様な「質感」を出しているのでどうしても躊躇ってしまう。チャンスが有ればぜひ自分の部屋で使って見たいSPで有る。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2362e0439d716d4359502510d8cc2e02?fm=entry_awp


まだ手を出せないでいるSPが有る - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年01月21日

沢山のSP遍歴をして来たが、まだ「音は聴いた事が有る」が手を出せないでいるSPが有る。それは「コンデンサー型SP」。

20歳頃クウォードの ESL-57 を聴いた時「なんて柔らかい音がするSPが有るもんだ」と感心した事が有る。当時のオーディオの師匠であるオーディオ販売店の方のお宅訪問で聴かせていただいた。それ以来気にかかっていたSPである。

その後、スタックスやKLH、マーチンローガン等の静電型SPも聴く機会もなく、久しぶりにクウォード社の比較的新しい ESL-2805 を聴く機会が有った。ESL-57 のサウンドから遥かに進化していて「自分好み」のサウンドで有った。肌理が細かくて、みずみずしくて艶やかで、それでいて押しつけがましくなくて・・・。

オリンパスシステムの中高域はその様なイメージで作って来た。それがそのまますぐに手に入る様なSPなのだから「気になるSP」である事は間違いない。

しかし、コンデンサー型SPを入れるにはもっと大きな部屋が要る。それに「もっと落ち着いて音楽を聴く心境」にならないと手を出せないと思っている。何時かは手に入れたいSPである。金銭面でいえば買えない訳ではないが、今一つ躊躇してしまう処が有る。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/818b5b2e1f75f9f7d710b25f5a48875e


QUAD の新い静電スピーカESL2805/ESL2905 はあれはダメだとおもいます。

えらくひずんで waltsu for debeu がクリップしていたが?なんで、こんなんけ?
というもの

説明員は、それがわかって、「CDが悪いとか?」

うそつくな

静電は正直に音が出るので、ひずみまで再現しすぎる??とか、

「置き場所によってシステムの音は変わるものと考えてください?」

でたらめな説明には、閉口。直ぐに出る。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1301612344/


ESL ファンESL ファン 2014/01/20 23:06

世の中にはESLファンがやっぱりいるんですね。

僕も57を8組持ってます、仕事場、住宅などに。それは故障品を自分でレストアしました。レストアからいろいろ学びました。

この会社の事を。1950年代によくぞこうい物を設計して売ろうとした英国人に感服しました。

レストアの過程で設計問題がわかりそれを改善しましたので放電問題はもう起きません。

使えば使うほどに、このESLの音の良さがわかります、先人に感謝です。

kk 2014/02/12 23:06

ESLファンさん。私も、ESL57を使っていますが、

低音ユニットから、パチパチ音がするようになりました。

やはり、湿気によって、パチパチの頻度が変わりますが、もし、よろしければ、改善点を御教示ください。

ESLファンESLファン 2014/03/03 01:10

音がパチパチと乾いた音か、あるいはボツボツとかポツポツ音で故障の原因が違います。

前者ですと、振動膜の破れです。

後者ですと固定電極が固定枠から外れて浮いています。

ともに4分割されたパネルの不良です。

日本の修理代行店にたのんでも直らないです、修理代だけが高くて。

lotuscalifornialotuscalifornia 2014/03/04 21:15

ESLファンさん、もっとはやくにお会いできていたら良かったのにと思います。
いつかまた手に入れたときにはいろいろ教えてくださいね。

僕は、もう少し広い家が手に入ったら(夢ですが)10帖くらいの寝室のベッドの足下にポンとESLをおいて、朝おきたらそのやさしい音でゆっくりと目を覚ましたいと夢みていますW

ESLファンESLファン 2014/03/05 03:02

もう一点重要なポイントです。

ESL57は床から50cm以上あげて聞くともっと素直な低音〜高音が聴けます。

高さのポイントは、ご自身の耳の高さまでESLを上げることです。

私の場合はやく65cmにしました。

ちなみにオランダ・フィリップス社、英国BBCでは、いまだこのESLをモニターで使ってます。

ESLファンESLファン 2014/03/05 03:23
http://community.phileweb.com/mypage/2796/


10. 中川隆[6632] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:36:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7092]

QUAD トランジスター・アンプ : 抵抗を一本入れないとスピーカーを壊す


9 :お尋ねします:2006/11/09(木) 14:53:00 HOST:i220-109-7-124.s02.a020.ap.plala.or.jp

ESL57 と別れたあと直ぐ ESL63 が発売され試聴したが繊細さもなく緩くてヒドイかったなぁ。

やはり孤高の ESL57 と言いたいね。


12 :フォックス:2006/12/10(日) 00:45:53 HOST:server12.janis.or.jp

ESL57、今でも使っています。購入してから 30年はたっていますが、今でも時々ならしていますが、独特の音には魅了されますね。

このスピーカーはセッティングやアンプをかなり選びますので使いこなしは難しい事がありますが、きちんとしたセッティングで定位置で聞くと引き込まれてしまいます。

まずアンプですが、QUADでは当時405を推奨していました、このアンプは通常100WですがESL57を使用する時には抵抗を一本入れて50Wにして使うように指示しています。

これはオーバーパワーを防いでESL57を壊さないための使い方です。

現在は 405が不調のため LUXの BM88で鳴らしていますがオーバーパワーには神経を使います。

これで聞く音楽は小編成の室内楽などが最高です。ESL57 購入当時は JBLのL26でJAZZを中心に聞いていましたが、2セット置くには部屋が狭かったので JBLは友人の家に、、、

このスピーカーで聞く弦の音やボーカルは最高です。


15 :お尋ねします:2006/12/10(日) 18:08:36 HOST:i220-109-5-215.s02.a020.ap.plala.or.jp

ESL-2805 が賞を取ったと書き込みがありましたが ちょっと聴いて来ましたがパワーも入りレンジも広く殆んど皆さん良くなったと言ってましたが過去に使用していた時の音とは違います。
現代的になっちゃいましたよ。

今ESL独特な可憐さが非常に懐かしく思い起こされます。


16 :フォックス:2006/12/11(月) 00:48:54 HOST:server12.janis.or.jp

ESL は平面放射で背面にも同じに放射しているのでバックスペースをかなり必要としますので場所を工夫するのが大変ですね。後ろから出る音をうまくコントロールして定位が合うと音に包まれるような音場感が得られます。ボーカルも結構聞けるようです。


19 :タンノイおやじ:2006/12/26(火) 00:01:06 HOST:softbank219015152123.bbtec.net

15年以上前ですが使用していました。片方がバチバチ音がして時たま火花ばみえましたので怖いので処分しました。
特にチェンバロがいい音で鳴っていたのを思い出します。ときたまヤフオクで見かけますが本当に音が出るのかどうかアヤシイので入札はしません。

20 :フォックス:2006/12/27(水) 20:50:58 HOST:server12.janis.or.jp

>片方がバチバチ音がして時たま火花ばみえました。

これは過大入力のためフィルム(ここがコンデンサースピーカーのコンデンサーの由来ですが)ショートしたためです。ショートするとフィルムが接着して火花が出ます。


私が購入した頃は ESL推奨のアンプは405でしたが、405は100W出ますので ESLを使用する時は抵抗を1本入れて50Wに抑えて使うよう指示されていました。


ESLはデリケートなので過大入力は絶対に禁物です。もし修理が必要な場合は「サウンドボックス」で出来るそうですので検索して下さい。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/11602/1162875343/l50


2008/11/24 KM氏邸訪問記 (迎えてくれたQUAD達)


さて、昨日は、KM氏のオーディオルームに到着したところまでお話しましたが、いよいよ、たくさんのQUAD達と対面のときがやってきました。 階段を上がり、めっちゃ広いオーディオルームに入ると、KM氏が、この上なく暖かい満面の笑顔で迎えてくださいました。 まずは、本日の主役・・・・

【QUAD ESL(57)】

続いては、本日ESLをサポートしてくれるアンプたちです・・・・

まずは、プリ君


【QUADの歴代プリアンプと66CD】

手前から、前回も登場の送り出し標準機のQUAD 66CD、次の上のが22モノ、下が22のステレオ、奥後ろが33、手前が44と、歴代のQUADのプリアンプが勢揃いです。 なお、44だけは、AcousticTaoさんがお持ちいただいたものです。

何れも、非常に個性のある、粋なデザインですね。 持つなら、さりげなくリビングに、22モノのデザインが好みですね。


続いては、同じくパワーアンプ君たち

【QUADの歴代パワーアンプ】

手前から、QUAD II(16Ω)、真ん中のベージュ系のが303、その奥隣がQUAD II(8Ω)、一列奥のヒートシンクつきのが405−2となります。やはりIIのチャーミングなデザインが秀逸に思えます。

で、これらを全て240Xにて駆動します。(404のみ100V)

画像上部に2台と一番手前に1台の青いボックスが、電源の要、240Vへのステップアップトランスです。 そして、いきなり、本日のメイン構成での試聴です。

1) 66CD→22→II→ESL57の試聴から・・・・・・

何とやわらかく、暖かく、濃い音がするのでしょうか!!

すんごく、熱く、濃い音です!!

下も上も十分出ているのですが、それとは比べ物にならない中音域の充実感、艶かしさは、たまらん物がありそうです。

HiFiって何?そんなのいるの?という声が聞こえてきそうです。(^^;


2) 続いて、66CD→33→303→ESL57の試聴から・・・・・・

非常に繊細な感じが強くなり、同時に何となくカチッとした印象

ホールエコーも良く聞こえ、ボーカルやピアノの艶がなんとも言えません。自然な空間感が感じられ、ポット音が浮かぶ感じがします。

3) 続きましては、66CD→44→405−2→ESL57の試聴から・・・・・・

何となく、ハイファイ的になってきたような気がします。これまでのアンプと比べると、なんかCDみたいな感じで、艶っぽさや響きのようなものが、少し後退した感じがします。

さて、ここまで、最初からの印象では、57の表現は、一種独特の広がり感、空間感を出し、何ともやわらかに広がる印象が中心でしたが、それを改善してみましょうという事になりました。

っと、おもむろに、KM氏が引き出しから何やら取り出してきた。

【黒檀の延長足】

そして、後方にスラントした57を、おもむろに直立に起し、後ろの足の下に黒檀の延長足をかませた。 そして、試聴。

何と、何と!JAZZが前に飛んでくる!!

素晴らしく、ダイナミックに前に押し出してくる!

凄い!
これは、まさしく言いたい放題だが・・・・・・この熱い音は強烈でした!

いやはや、こんなにも違うものか!!

さて、これで、一応、一通りのアンプ郡を聞いてきたのですが、いかがでしたでしょうか。

バランスの素晴らしさからすると、σ(^^;は、33と303に惹かれますが、じっくり聞き込むには、その音の熱さを感じた44と405−2が、オーディオ的快感が感じられていいかなあ?と言ったところでしょうか。

でも、何といっても、22とIIの組み合わせは、現代の製品にはない独特の音で、その中域の濃さと艶が何とも言えませんでした。
http://mtt2.blog60.fc2.com/blog-entry-147.html


5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/13(月) 14:41:05.32 ID:QfHp18yI

静電型では高域にかけて1Ωぐらいにインピーダンスが下がる。

応答性が高い、歪率がアンプ並みに低い、後ろに音が放射される。

この問題を避けるため、スピーカーケーブルをモノアンプを使って実質なくすとか。

低インダクタンスのものを出来るだけ短くステレオアンプにつなぐとか。
くそ馬力のあるクレルとかマークレビンソンのアンプを使うとか。

部屋は最低でも10畳は要るとか。


9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/15(水) 19:17:43.67 ID:huguTXA
>>5
クォードは球アンの22とUでESLの開発をしたんじゃなかったのか?
あれ、30Wもでないだろ


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/16(木) 02:05:30.39 ID:IiDRjUM+
>>9
57 はね。
Uは12W。
あれに 405とか繋いでみんな高域ユニット焦がしてるよ。

57スタックで使ってたレビンソンは ML-2(8Ω時25W)を造ったわけだ。
2台パラに25Wね。


63は違うよ。
保護回路も付いたしピークで50V入る。
何Wかって? 計算してみろよ。

高域でインピーダンス下がるからOTLのトラアンプだと盛大にハイ上がりになる。

この辺が評価の分かれる所と言うかクラ向けとか室内楽向けとか誤解される所以。

だからプロはアウトプットトランス使ったトラアンプで鳴らしてる。

BBCもフィリップスも。

球で100Wオーバーって結構厳しいからね。
63は鳴らしきるアンプが無いってのもこの辺の問題。
SPの歪率無茶苦茶低いからアンプの性能もろだしね。
QUADはHiFi過ぎるんだ。

マーティンローガンなんか分厚い振動板使ってハイ出ないようにして
アンプで持ち上がって行って来いにしてる。
ゆえにQUADほどセンシティブに追従しない。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50


11. 中川隆[6633] koaQ7Jey 2017年2月11日 11:59:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7093]

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:09:40 ID:WX1pFLhH

OUADU買っちゃいました。 パワーがどうかなとか思ってたんですが繋いだとたんにそんな事どうでも良くなりました。

低音緩いのかなって想像してたのも全く問題なし。
オーディオの進歩って何なのでしょう?

流石にBCUに繋ぐと低音気持ち緩いかなって思いますけどそんな事どうでもいいくらいこっちでも見通しのいい音になります。 405じゃ絶対に出なかった音です。 正直おんなじクォードこんなに音が違うとは・・・

OUADUってESL用だと思ってましたが ESL-63にもばっちりです。
流石に22までは手を出す気にはなれませんがOUADUは凄いです。

ピン入力に改造したのを買いました。 今までセットでしか見た事がなく単品では使えないものと思ってましたがこれはいけます。 何よりESL-63の音の凄いところであるリアリティーに磨きが掛かります。気持ち悪いくらいにリアルな立体感ある音像が浮かび上がります。 トランジスターじゃこういう音って出ないのかな?

ここまでくれば ESL-57 聴いてみたくなりました。


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:16:43 ID:GI5HCua7

22+U×2の純正組み合わせのも試聴させて頂いたんですが正直22は今一でした。
CDではボケます。同時に比較したリピーターにパッシブアッテネーター入れた物に比べると鮮度がドンと落ちました。
イコライザーも箱庭的になりました。

基本的にセットで使われるアンプですのでUの評価が不当に低いって店の人は言ってましたね。私もそう思います。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:09:03 ID:E+V0bXeB

コンデンサSP は真空管というよりOPTとの相性が良い。

コンデンサSP を通常の TR AMP で鳴らすのはかなり難しく米国のアンプは、コンデンサSP をターゲットにしだしてからモンスター化が進行したがさすがに QUAD は小型AMPでも十分に駆動力があるのは凄い。

オリジナル22はコンストラクションの問題からコンデンサがほぼ確実に劣化しているので問題がなさそうなものでも本来の音質ではないので注意が必要。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/

579 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/10(水) 21:33:55 ID:VqM32ILC [1/1回発言]

QUAD は英国製じゃないんだよね、もはや


861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 00:38:44 ID:osrmmdbQ

会社自体は息子が売っちゃってるんで全く別物になってるよ。
要は名前が同じってだけ。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/03(木) 07:04:28 ID:of8YDidE

それを言ったらマランツだってJBLだって
タンノイだってデノンだってレヴィンソンだって
昔とは全く別の会社で名前が同じだけ。
どうしてクオードだけそんなにそれにこだわるのか。


864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/09(水) 04:20:09 ID:SxnK4tz0

別にクオードだけに拘ってるわけじゃない。
マランツは日本製に成り下がってるし、タンノイも昔の面影は無くゴールドで終わってるし、レビンソンはただのマドリガルのブランドになっちゃってる。

どれも名前だけの会社だよ。 その証拠にこれらのメーカー品でマニアに評価されるのは昔のオリジナルの頃のだけだよ。

QUADも同様ってだけ。


520 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 16:25:19 ID:ZvsFF3+G [1/3回発言]

QUADがブランド売って別の会社になってるって知らない人が居るんだ。

ESL も海外の修理サイト(業者)とかを見ると分かるけど、評価、修理等されてるのは本国製の63PROまでだよ。
以降の物は話にも出てこない。

ESL の製造機材もドイツに売られて現在修理もドイツだしね。
ESL2905 に高額出して買う意味があるとは思えないなぁ。

521 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 22:58:53 ID:oUeACMTE [1/1回発言]

ドイツの QUAD Musikwiedergabe が独自にやってるビジネスと QUAD本社の仕事を混同していると思う。

ESLの修理は今でもハンチンドンでできる。
ドイツの修理とどっちを選ぶかは趣味の問題
たしかに事業はIAGに買収されたがサービス部門の信頼性は前とそれほど変わらない。
いまでも33や44のパーツは普通に用立ててくれる。


522 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:02:44 ID:ZvsFF3+G [2/3回発言]

今の QUAD は QUAD に有らず、ブランド売った先が勝手に作ってる。
QUAD社は ALTEC同様既に潰れてます。


523 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/19(金) 23:15:26 ID:ZvsFF3+G [3/3回発言]

ストックの修理パーツも全部QUAD Musikwiedergabeに売却してます。
今はブランド維持の為新会社が修理再開してるだけ。
昔のESLの製造機はドイツに有ります。

中華製のスピーカー売ってる会社が本家クオード?
一時アメリカに身売りしブランド買い戻して再出発してるTANNOYと似たようなもの。
今のTANNOYとかQUADを認めるかどうかは???


526 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 10:40:30 ID:cGB8ZMme [1/1回発言]

中国資本になっても、雲散霧消してしまうより遥かにいいとおも。
で、新品のESL2905なんかはどこで作ってるんだろう。やっぱ中国か?


527 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/20(土) 16:07:33 ID:UaZC8H/I [2/2回発言]

買収されようが中国になろうが,現に33や44のパーツを送れと言えば送ってくれる。
本体を送れば修理もしてくれる。

ずっと同族でやってるくせに修理も受け付けない国内メーカーよりは格段にまし。


528 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 05:41:06 ID:RhM0w8Hy [1/1回発言]

オリジナルと全然違うパーツが来るね。

「英国QUAD社ではこのESLの部品供給をやめてしまいました」

とサウンドボックスのホームページにあるが?

ハンチンドンでもQUAD Musikwiedergabeのリビルトパーツを使うって事かな?

529 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/21(日) 19:11:37 ID:tXZl2xHi [1/1回発言]

もともとQUADには「オリジナルと全く同じパーツでなければダメ」という発想はない。ロスの時代(買収される前)でもごく当たり前に互換パーツを送ってきたし,そもそも新品のアンプでもロットによって全然違うパーツを使っていたりする。

「定数が同じで品質が良ければ出てくる音は同じ」というのがウォーカー爺の考え方だったと思う。

530 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 05:58:51 ID:cHL9uLBS [1/2回発言]

本当にそうなら国産パーツで直せばいいんだけど、実際には違うよね。
それにステサンだったか管球王国だったかの試聴で絶賛されたのはオリジナルパーツをいいとこどりで完全復刻されたサウンドパーツの試聴用だよね。 リビルトとは全く違うアンプって事だったと思うが。

ESL の修理にしたってハーマンで直したとこ、他のユニットより先にまた壊れるって有名なんだけど。 ロッキーはどうなんだろう?


532 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/09/22(月) 23:45:43 ID:cHL9uLBS [2/2回発言]

ごめん、トラの QUADに興味無いんだ。
でも音が悪くなった理由が解るね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


764 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/01/08(金) 23:30:06 ID:A95vB/0V [1/1回発言]

QUAD llの歴史をおしえてくれ

765 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/01/12(火) 05:04:54 ID:EHATOM0j [1/1回発言]

1953年発売、1967年没。

766 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/09(火) 19:58:30 ID:PxqJ3L48 [1/1回発言]

今度のプリメインなんかいい。80万は高いけど

767 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/09(火) 21:26:21 ID:WqLA/L0B [1/1回発言]

 最近、QUADはパラビッチーニへ委託してるみたいだけど、音の傾向は、QUADらしいの?それとも、EARに似てるの?

768 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 10:49:44 ID:cyGYtjUF [1/3回発言]

英国のQUADは実際にはもう潰れて無い会社だし、今は名前を使って再編した会社が有るだけだから何でもいいんじゃないの。


769 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 21:24:31 ID:JYFNJnIF [1/1回発言]

QUADは潰れたこともなくなったこともない。ただ会社ごとIAGに売却されただけ。
会社も工場も昔と同じハンティンドンにあるし古い製品の補修部品もきちんと持っている。 昔と同じ純正修理もできる。


770 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 22:57:11 ID:cyGYtjUF [2/3回発言]

会社ごとIAGに売却された段階で昔のユニットの製造機等も海外流出して従業員も辞めてる。

社屋と名前が売られただけ。 昔のQUADは存在しないよ。
それ以降の製品(部品)は殆ど中華製に成り下がってる。

774 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 10:31:18 ID:A7Y0Wtn5 [1/2回発言]
>>770
実際に連絡取ってみるとサービス部門には20年前と同じ人も働いている。
50年前の22の修理だってちゃんとできる。

従業員は年を取るわけだし会社が売却されればリストラもあっただろうけど,社名と社屋が同じ町にそのまま存在して,同じブランドのオーディオ製品の製造販売や旧製品のサポートが継続しているなら「潰れてなくなった」とは言わないだろうという話。

あなたの論だとラックスもケンウッドもデンオンもコロムビアも「潰れてなくなった」ことになる。


771 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 23:05:16 ID:PMQVup95 [1/1回発言]

流出した機材を使っているのがドイツの例の会社なのですか?


772 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/10(水) 23:30:25 ID:cyGYtjUF [3/3回発言]

ドイツとスエーデンに売られました。

775 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 10:53:50 ID:r30YqZht [1/1回発言]

LUXもDENONも身売りしてるね。 昔とは違う。
QUADを含め少なくともそのメーカーの音決めをしていたブレーンや設計者は残ってないよ。


780 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/12(金) 13:51:25 ID:lHvPL1xd [1/1回発言]

LUXもサンスイも中華系資本にブランド名、一回売ってるよね。
LUXの設計者はその次点でトップはリタイアし下はみんな独立した。

QUADもESLの製造機売ってしまってる段階でほり出したって事でしょ。
一時期何年か修理不能の時期があったし。

ブランド名継承した以上はアンプなんか回路図有るわけだから部品供給も修理も同等品でなら可能だけど、ESLの新型はドイツからの逆輸入だったし。 最近また自社用にもまた設備したのかな?

特にSPなんかESLしか造らなかった会社が身売り後中国製のユニットでただのブックシェルフSP作ってブランドイメージ落としてる。 明らかに志向の違う別会社だってわかるだろう。


776 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/11(木) 12:11:05 ID:18eNO1K1 [1/1回発言]

旧製品のサポートを続けてくれるのはありがたいことだよ。


782 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 15:30:08 ID:jiuGcNfm [1/1回発言]

 QUADは出来た頃から、かなり完成度が高いものを出していて、結局、 買い替えよりも、修理等で維持するユーザーが多くなり、売上げが減った。  というのが、問題だったのでは?

 ユーザーとしては、非常に良いのだけれど、企業としては、厳しかったと。
 で、身売りする前の製品を使っている者が多い気がする。


 
783 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 17:53:51 ID:jHHd070y [1/1回発言]

修理でちゃんと収益の出るビジネスモデルってありえないのかねえ。


784 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 22:44:28 ID:Uo9TDfYH [1/1回発言]

修理部門を維持するだけで莫大な費用がかかります。
結局その分だけ製品に上乗せせねばならず買う人がそれを評価するかどうかにかかってきます。


785 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 11:42:28 ID:DhxGFWGs [1/1回発言]

つか、かかるコストを修理代で回収できるかどうかだろ。
他人の修理代まで新品の価格に上乗せされたんじゃかなわん。
そんな価格の付け方したら競争力があるわけない。


787 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 12:46:44 ID:gOLiX8+y [1/1回発言]
>>785
>他人の修理代まで新品の価格に上乗せされたんじゃかなわん。

実際昔はそうやって価格設定してたんだよ。 だから何年経っても修理ができた。


>そんな価格の付け方したら競争力があるわけない。

だからすべて使い捨てになった。 そういう時代にはそもそも趣味のオーディオなど成り立たない。

みんな古い製品を探して買うようになってオーディオ業界はますます衰退。
他の業界もそうだけど,価格破壊は蟻地獄だよ。


788 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/14(日) 17:24:43 ID:LVU9YlAt [1/1回発言]

大メーカーがコスト削減できたのは主要機能部品の供給を製造終了後8年と法律で制限をつけてくれたおかげで

つまり8年もてばあとは後は諦めろと言える様になった事が大きい。実際部品も保有をミニマムに押さえ8年経過後は破棄される場合もけっこうある。 それ以上でも修理してくれるという場合も可能なのは汎用部品に問題がある場合だけで特殊部品に問題が発生した場合は修理不可能となる。

これでも日本はまだましなほうで価格競争で新興国に負けているがこれらの国では専用部品を交換しなければならない修理可能期間はもっと短くクレームをつけてくる客には新製品を割安で売ることで代替としているケースが多い。 (この場合でも卸売り価格以上の値段を付けているのでメーカーとしては逆に儲けが増える)

一度購入すれば修理を行いつつ数十年使い続ける方がユーザーとすれば得なのだがそういう発想は薄れとにかく1円でも安ければ良いという風潮が強くなっている。 あらゆる条件が同じでただ安いだけのものなど滅多になく
安い物にはそれなりに理由がある場合が多いのでそれをしっかり弁えた上でなにを購入するか考える必要がある。

781 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/13(土) 14:49:02 ID:PMazBJ6O [1/1回発言]

ブックシェルフでイメージ落ちたか?


789 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 00:14:00 ID:tFEbWIB1 [1/1回発言]
>>781
思いっきり落ちたね。

昔は1機種ずつしか造らなかった会社だったのに(新しいの出した時しばらくのみ被って2機種存続)、並みのメーカーに成り下がった。


790 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 00:49:43 ID:t2IZhUdb [1/2回発言]
>>789
成り下がったはちょっと酷い言い方。

時間をかけて開発し丁寧に作り寿命が長くしかも価格も一般の人が買える範囲に収まる。 まさに家庭の中で使って本当に価値あるオーディオ製品を目指し努力を続け本当に良い製品を生み出してきたが それだからこそ経営が破綻した。

かってのQUADになんらミスは無くただそんな存在を市場が拒絶したから破綻した。 市場が求めるのは壊れたら使い捨てでもかまわないからひたすら安い製品か普通の人が買えないような無意味に金をかけた無茶苦茶高価な製品で適度な値段で寿命の長いオーディオなど求めなかった。

いまやっている安いSP路線も加味して企業を存続させながら99シリーズのように本来のQUADらしい製品を維持し続けている事は賞賛こそすれ非難するのはあまりに酷いと思う。


793 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 06:19:06 ID:5zLo/gTm [2/2回発言]
>>790
>それだからこそ経営が破綻した。

QUADは経営破綻して身売りしたわけではない。
創業者の息子が会社を高値で売却して悠々自適の生活に入ったというお話。

794 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/24(水) 12:11:24 ID:t2IZhUdb [2/2回発言]
>>793
売却したのは事実だが売れ行きが思わしくなく身売りか破綻の択一だった。

リペアパーツ製造用の機械や保有していたリペア用部品を高値でドイツのディーラーに売ったのも赤字削減および経費圧縮を迫られたからで身売り当時の英国の論調でも仕方ないが一般的だった。


795 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/02/28(日) 22:41:24 ID:4HJDHxUA [1/1回発言]

昔のQUADを知ってる者にとって今の QUADは QUADであって QUADじゃない。

そういう意味では QUADの理念は LINNが引き継いでるのかも知れない。
英国風シスコン(高級)という意味ではね。

かつてのQUAD社は斬新な技術を形にして他に無い物を完璧な形で自社提供してきた。 今のQUADは良くも悪くも普通のオーディオメーカーになった。

良い物を求めるのに中古を求めて悪い事は無いでしょう。
残念ながら99シリーズも含めて後世に残るような物は現行品には全く無いと思います。

797 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2010/03/04(木) 00:02:39 ID:Q+CRLdkz [1/1回発言]

ま、今も悪くはないのかも知れんが、昔が素晴らしすぎたのかもな。。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/701-800


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 12:34:53 ID:WP8hNXpH

質問! 復刻版のII-classicとオリジナルでは音は違うんでしょうか。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 13:12:31 ID:xyLcv8Wh

オリジナルの程度のよいのが22とセットでももっと安く買えるのに classicを買う理由は
「なにがなんでも新品でないとイヤ」以外ない。


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:16:43 ID:GI5HCua7

22+U×2の純正組み合わせのも同時試聴させて頂いたんですが正直22は今一でした。

CDではボケます。同時に比較したリピーターにパッシブアッテネーター入れた物に比べると鮮度がドンと落ちました。
イコライザーも箱庭的になりました。

基本的にセットで使われるアンプですのでUの評価が不当に低いって店の人は言ってましたね。私もそう思います。

U-classicは中国製でしょ。付いてる球も酷い。

昔金ぴかのありましたよね。それ聴いた時は何だこんな物かと思ってました。
それがUに出会うのが遅れた原因の一つですね。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:09:03 ID:E+V0bXeB

コンデンサSPは真空管というよりOPTとの相性が良い。

コンデンサSPを通常のTRAMPで鳴らすのはかなり難しく米国のアンプは、コンデンサSPをターゲットにしだしてからモンスター化が進行したがさすがにQUADは小型AMPでも十分に駆動力があるのは凄い。

オリジナル22はコンストラクションの問題からコンデンサがほぼ確実に劣化しているので問題がなさそうなものでも本来の音質ではないので注意が必要。

ステレオサウンドが輸入しているリビルド版22は、本来QUAD本社が保有していた保守用設備及びパーツを使用しているので チャンスがあったら一度聴いてみる事をお勧めする。

(QUADの経営体制が変わった時に手放したものをその国の輸入総代理店が一括して購入した)

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:23:27 ID:cGCJ21Qs

クオードはコンデンサーよりも抵抗の数値変質の方が大きいよ。
でもリビルト22でオリジナルのコンデションの良い奴の音は出ないぞ。
肝のパーツが違うんだろ。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 09:39:01 ID:9zuVFJ93
>>453
いくらベストコンディションでも40年以上使われたものと未使用パーツで作られたものが同じ音がする方がおかしい。
現代のわれわれはむしろ劣化したパーツの音を22の音だと思ってる可能性だってある。


462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 02:34:56 ID:9elmHkoV

未使用パーツって違うパーツって事だろ。 昔のパーツは殆ど無いよ。 あくまで修理用の代替え品。
それにドイツで造られたのとイギリスで造られたのが同じ音がする筈もなく。
特に新造のUは酷いよ。 どう違うのかは内部写真見りゃ一目瞭然。

ESLの修理もMusikwiedergabe GmbHは下手だよ。
ハーマンの63の修理なんてすぐまた壊れる。

同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

今までに好きで22を5台程とQCUを7台レストアーしたけど音質の個体差はそんなに無いよ。もちろん悪い所を直しての話だけど。

ま、22なんてどうでもいいよ。QCU×2が良いな。
リビルト22が良いならせいぜいサウンドボックスに御奉仕してくれ。
おおっと、関係者かな? 箕口氏に儲け過ぎだと言っといてくれ。


463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:31:09 ID:nq5hEeFf
>>462
クオードはパーツでコロコロ音が変わったりしないのが美点なんだと思うけどな。実際あなたも

>音質の個体差はそんなに無いよ。

と書いてるのがそういうことだと思うしウオーカー爺さんも「パーツの定数が同じなら音も同じ」と喝破してたでしょう(まあこれは自分の設計を自慢してるので文字通りは受け取れないとは思うが)。

いろいろ使うと差に敏感になるのはしかたないけど全然違う,こっちはすごい,あっちは糞というのだけが「わかってる」ということではないでしょう。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:34:22 ID:9elmHkoV

わかってるのはリビルトの22がオリジナルの22とは音が違うって事。
それで十分なんじゃない。

確かに多少修理で違うコンデンサーや抵抗が入ってもそんなには変わらないって意味で書いたんだがすっくりパーツの違うリビルト物は直ぐにわかる。

Uはトランスも違うし音に多大な影響をする電界コンが違う。 全く別のアンプとして買えばいい。
でもあの値段出して買う香具師の気は知れん。


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 20:37:55 ID:uCw8WfRM

今本屋に出ている「往年の真空管アンプ大研究」でQUADの歴代真空管アンプの比較試聴があるけど、発売された雑誌の文章では、編集と再構成によりあまり気づかないけど、現行機種は評者3人とも全くお気に召さなかったらしい。

あの試聴で使用したQUAD22とQUADUはSOUNDBOXが用意し、ドイツの再整備ではなく、良く手入れされたオリジナルらしいが、別格の音の良さだったそうで、QUAD22とUを何台も聴いている某氏も驚いたらしい。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 21:05:41 ID:K4X5n+Gu

22とUが、最高でつ!!!


468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 02:08:55 ID:GG+1IdFs

QCU×2+U×2の方が断然いいって。

結局よく整備されたオリジナルが良いって販売元も認めてるって事だろ。
程度の良いオリジナル持って来て目を旧型機に行かせてリビルトの方が安心して使えますしオリジナルのミントコンディションと同等ですよって売るわけだ。 でなきゃ幾ら程度が良いって言っても中古にリビルトの値段以上付けて売るのは難しいものな。


469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:08:38 ID:w8cl5Ri/
>>462
同じく旧クオードの製造器買った北欧の会社の方が上手くって安い。

これってどこですか。教えて欲しいです。


470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 04:32:43 ID:Sn1nHb7A

よい修理屋はむやみに他人に教えない,が基本だ。
素人客が増えると必ずトラブルが増えて技術レベルが下がったり最悪の場合廃業しちゃったりするから。


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 23:32:09 ID:dFm0FSBf
>>469
教えてもいいけどスエーデンまで送るの?

日本でちゃんと治してくれるところもあるぞ。
そこの供給パーツ使って。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1171701565/


124 名前:くわど :03/10/15 20:13 ID:GH30dikf

再生品のクオードはオリジナルに比べてかなり音がシャープでふくよかさに欠ける
真空管がチャイナのせいかもしれない。

タマを英国製に替えると結構いいかもしれない。
http://hifi.denpark.net/1065539700.html

571 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:00:14 ID:OGDhD9Uf [1/1回発言]

QUADUクラシックを買おうと思ってるんだが、持ってる人レポよろ

本当は往年のQUADUのオリジナルが欲しいけど、ないモノねだりしても仕方ない
それともクラシック買うくらいならまだレプリカの方がいいのか・・・?


572 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 22:24:37 ID:zXsPj041 [2/2回発言]
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIにはかなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

てか、目的もなくTwentyfour持ってる漏れは馬鹿だが(w
いや、逸品館にQUAD II Gold復刻記念版があるんでそれ買おうと思い先にPre買ったら、株暴落で買えなくなっちゃった(w(w(w orz...


603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 06:46:36 ID:X+MQ8PqI
>>571
クラッシックとフォーティと復刻記念版と有るが昔のQUAD IIには かなわないらしいとさ。中古も20〜30万円台でQUAD22付きで買えて幸せになれるよ。

それはオリジナルのGEC KT66、ムラードがついての話ですか?
オリジナルは高いし、KT66を新品で探すのであれば何もいまさら、QUADにこだわる必要はないかなあと思ってます。

真空管を新しい代替品に変えて聴いている人どうですか?


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 07:03:31 ID:FAT86ynP

今の人は実際に聴いてみる前にネット情報とかで頭がいっぱいになっちゃってるからかわいそうだね。

ロシア管で鳴らしたってちゃんとQUADはQUADの音がするよ。


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 12:27:59 ID:tyv4jNol
>>603
そもそも、単にKT66アンプが欲しいだけならワザワザこのスレには来ないと思うが?
QUADの音が好きだから買うんじゃないの


>>604
前半はその通りだと思うが、後半は賛同しかねる

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 23:30:50 ID:z9tlAk4O

QUADが好きとか言うよりもKT-66(6L6系の球アンプ)の中で対コストが抜群にリーズナブルなのがQUADUの魅力。
クラッシックとフォーティと復刻記念版じゃ対コスト悪過ぎ。

でもなんでオリジナルのQUADUが高い?なんて言ってるの?
GECやマルコーニのKT66の新品なんてまだいっぱい有るし、、、わからん???


573 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/07(日) 23:46:35 ID:EV85Wj8O [1/1回発言]

レプリカもやめた方がいいよ。 パーツの品質が悪過ぎ。


574 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 00:10:05 ID:PrAiliH2 [1/1回発言]
>>572-573
 やっぱオクしかないか・・・数万程度なら泣き寝入りですむレベルだけど、
数十万でオクはさすがに怖いんだよなぁ・・・レプリカ買うくらいならclassicの方がいいんかね


575 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 06:40:49 ID:cVNSoOI8 [1/2回発言]

まだレプリカの方がましじゃない。


576 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 08:07:02 ID:61lqE7pD [1/1回発言]
>>574
オクなんかで買うよりオーディオショップや中古販売店であるって。ググるとハイハイ堂とか引っ掛かるし。

577 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 12:19:10 ID:DGo7rNQf [1/1回発言]
>>575
故障すると数ヵ月放置で、数十万の出費だよ。 新品買い直すのと同じくらいかかるから。

578 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/12/08(月) 22:14:56 ID:cVNSoOI8 [2/2回発言]

甘いなぁ。
クラシックだって中国製でトランス切れたら法外な値段と時間掛かるって以前にレス有ったでしょ。
トランス切れで¥17万だっけ。

まだオリジナルの方が部品取りやリビルトパーツ扱ってる店が多いので早く安く直るよ。

数ヵ月放置で、数十万の出費ってよっぽどまともな店知らないんだね。
ボッタのサウンドボックスでもそんなにや取らないし時間も掛からないよ。

ついでに、ハイハイ堂の商品がヤフオクよりまともとはとっても思えないけど一応保障らしきものは有るんだろうね。
物はどっこいでしょ。

売るだけの中古店より球アンプの修理とかしてるとこで買った方が良いんじゃない。
ヤフオクで買ってレストアに持って行っても知れてるでしょ。
ちゃんと診断して本当に必要な場合のみ直してくれる店も有るよ。
オリジナルならアウト切れたって¥5万も掛からず交換修理してくれるよ。
みんなよっぽど酷い店に騙されてるんだ。
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/501-600


12. 中川隆[6635] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:13:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7095]

GRFのある部屋 2017年 01月 14日

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=27443534&i=201701%2F14%2F99%2Ff0108399_1074684.jpg

ESL57は何時聴いても良い音です。

すがすがしく、ひょっとしたらCDを一番自然に聴かせてくれるSPかも知れません。

外連味のない爽やかな空間がSPのところが窓になって出現します。

狭い部屋ではなく大きめの部屋で小さな音量で聴くと雰囲気も最高です。

この音でハードディスクと小さなMacを持って来て、テープのファイルをDSDで聴けるようにしたいです。
http://tannoy.exblog.jp/27443534/


茅野の朝 2015年 08月 19日

日本では、真空管のアンプの方が、有名だし人気もあるのですが、ESL57やタンノイのSPを使われるのなら、断然、44 + 405II の組み合わせをお薦めします。

もちろん、66 + 605も音が柔らかく良いのですが、価格が倍ぐらいしています。市場に出回っている量が違うからでしょうね。


QUAD System の完成 2010年 10月 22日
http://tannoy.exblog.jp/14831189/

三十数年前、QUADを購入する筈が途中でGRFに出会った話は、当ブログを初めた頃書きましたが、
http://tannoy.exblog.jp/1642502/


昨年、クオードの愛好会に呼ばれて久しぶりに57と63を聴かせていただき、当初の思いが甦ってきました。

私のGRFの音を聴いてクオード的な音がすると何人の方からも指摘を受けていました。

最初にDYNAUDIOに出会った時も、ドーム型なのにとてもQuad的な響きに驚いた事を思い出します。

この音が、イギリス的な音の原点なのかもしれません。
いや、イギリス人が好む音を、ピーター・ウォーカーが実現したのでしょう。

Consequenceが戻ってきてから、寂しい思いをしていたのは ESL-57 です。

音場型のSPと同じ部屋に置くと微妙な音場情報をフィルムが共振して吸い取ってしまいます。見事に細かい音が無くなるのです。それで、T4を聴く場合は、同じ部屋には置けないので隣の和室に置くことになります。

畳6枚の部屋に置くと、ESLは思ったより大きいのに驚きます。後ろに傾斜している分奥行きを取るのです。二枚重ねておくと畳み半分は埋まってしまいます。六畳の入り口を塞いでしまい、困っていました。

Quadといえば、茅野の家には、44と405IIが、JBLの箱に入ったタンノイIIILZ/ 10inch Monitor Goldを鳴らしています。

405では力があり過ぎて、タンノイと組み合わせると低音過剰になってしまい、低域を減らして鳴らしているのです。

このIIILZは友人から預かったまま40年以上経ちます。さすがに寄る年波には勝てないのか、高域が若干落ちてきました。分解して直せば問題なく動くはずなのですが、、、。JBL用の樺桜製の格子の付いた美しい箱は、若干タンノイには重い音になるようです。


そのQuadのコンビで鳴らしたいと願っていましたので、置き場所を兼ねて茅野まで運んでみました。しばらく鳴らしていない装置ですから、接点の掃除等入念に行い、新しいSPケーブル(量販店の5m一組で800円)に繋ぎ変えて早速音出しです。CDはバーンスタイン・NYフィルのマーラー3番を聴いてみました。

いや〜驚きました。さすがに純正の組み合わせです。家では230Vにf圧しなければ弱かったESLが水を得た魚のように水みずしく、また力強くなったのです。後ろもそんなに空けていません。それでまったく過不足のない音がするのです。


送り出しのMaranz 80は少しだけ手が入っていますが、今となっては20年以上前のプレーヤーですが、まったく不満は有りません。なぜ、このようなCDサウンドが普通しないのでしょうか?レコードとの両立を考えないで、CDに特化して考えた方が良いのでしょう。

この組み合わせで良くなる理由として第一に考えられるのは、振動系の軽さでしょう。Quadのフィルムは軽いのですが、面積は大きいです。その大面積から充分以上な低音が聴こえています。405のワイルドな音が組合わさると平面スピーカーがまったく違う次元の音になるのです。

バーンスタインが最後に録音したタングルウッドでのボストンシンフォニーのベートーヴェンの7番も聴いてみました。

すごい低音です。会場いっぱいに広がっていくのが手を取る様にわかります。

今なら、このシステムは全部で30万ぐらいで買えるでしょう。seiboさんにぜひお聞かせしたいと思いました。少なくとも音楽を聴くのに何の不足も感じません。東京からCDだけを持ってきても一夏、いや一冬過ごせるだけの素晴らしい音です。何よりも私のどの装置より低音がゆたかですから。


Commented by seibo at 2010-10-23 00:14 x

私もLOWTHERの時に33と405を使ったことがあります。

ちょっと重くてズンズンするような気がしてすぐやめました。

ESLファンの方が以前言っていましたが、ダイナコのパワーアンプとも相性が良いそうです。ある程度元気のあるパワーアンプが合うのですね、

きっと。ESLの音は間違いなく私好みなのですが、(TAOさんのESLもとても良い音がしていました)なんと言っても場所を取ること、壊れやすいこと(我が家は夏でもほとんどクーラー無しです、湿気に弱いと聞いてます)などで、はなから諦めてます。


Commented by UNICORN at 2010-10-23 10:13
最近さる方がMIXI日記にかって保有していたESL63の思い出話をかいていました・・・

もう少し低い領域とダイナミックレンジが稼げれば・・・。

小生が過去1年間に経験した複数のESL57の再生音は全くそのような不満を感じさせなかったものでした、やはり過去のマスコミの記事に洗脳されが、初めから諦めているような気がします。

惚れたら、途中でおっ放り出すような事をしたら終わりですね。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-23 18:19
今までの家の傾向の音ではなく、オーケストラが轟然と鳴ります!
驚きました。その分細かい音は少なくなりますが、オーケストラ好きの私にとっては本当に驚きでした。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-24 20:14
CDプレーヤーはあの時代には無かったので、今なっている音を、ほとんどの方が聴いておられないのではと思います。皆さん、最初からCDは鳴らないと思われているようで残念ですね。

GRFの部屋にあった時とはまったく正反対の音がするのも、57がいかにHiFIかを証明しています。
問題は、入力の質と部屋との相性なのです。


Commented by SEED at 2010-10-25 20:18
東京にいるころはよく聴きました そのころはフィリップスが新盤紹介のためにイベントを組んでおり、そこのメインでした。新宿の珈琲屋でも火事の前にはこれを使っていました。
スタックで使って力強く シングルで使って品のいい音 凄いスピーカーですね でもこの時代なかなか要求には答えてくれないですね 
このような個性的なスピーカー もう出ないでしょうね
宝物ですね♪


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 02:24
>>問題は、入力の質と部屋との相性なのです。
>ここに総ての鍵が有りそうですね。

オーディオのすべてがここにあるといえますね。
入力の質は、最後まで良くなるという事は有りませんから、そこが一番大事です。また、部屋との相性は、部屋の中でならす以上切っても切れない宿命です。
高いアクセサリーを買うまえにどうして、動かしてみないのでしょう?
動かせないという声もありますが、そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

Commented by (Y) at 2010-10-26 13:27
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

うちのことですね、すみません(笑)。
でも大きなSPにはあらがえない魅力が有るんですよねー。
特に能率の良い大型SPは反応もシビアだし、取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。

Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 19:34
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。
これは家の事です(笑)
>取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


そうですね、高能率のSPは音のでの軽さが信条です。
低音が重くないと低音だと思わない重症患者(私でした)が多いので、オーディオ産業が成り立っているのでしょう(爆)
http://tannoy.exblog.jp/14831189/

アンプが暖まってきたので、久しぶりに Quad の ESL57 を繋いで見ました。

最初から良い音がします。私の装置は TANNOYやユニコーンでさえ、Quad的な音がするとゴローさんに言われました。この音を聴くと、私の装置は、皆、このESL的な音がしているなと改めて思いました。

このSPは何時も言っていますが、左右のSPの前後をピッタリ合わせると、途端に目覚めます。眠い音がしていたら、ただSPの位置がずれていると思って下さい。

T4でも、SPのコーン紙の厚みの差で、音の焦点が合うか合わないかが解ります。ラップと同じ厚さの膜が少しでもずれているとその音の差はすぐ解るのが怖いし、合うときの喜びも大きいですね。

狭い部屋でも広い部屋でも、位置が合ってしまえばどこで聴いていてもバランスは合います。狭い部屋では、真ん中で聴かないで、端の方で聴いた方が、実在感が増すこともあります。

でも、まずは位置調整です。ちなみに、大体目分量で位置を水平にして、どちらでも良いですから、1mmぐらい前後に動かしてみて下さい。ピントが合うという実感が解ると思います。ESL57は、軽いから移動が楽です。実験をされるには格好のSPなのです。

まだ朝なので、小さな音でカラヤンのシェーンベルグを聴いています。小さな音でも、低弦が押し寄せてきます。そこがESL57の良いところですね。
http://tannoy.exblog.jp/24379608/


2016年 09月 11日
特徴ある音と言えば、やはり QUAD の ESL-57 の音場です。

平面スピーカー特有の余裕のある低音再現能力と、軽い振動板から送り出されるスピード早い音。

スピードの速い音というと、切れ味が鋭い音というイメージを持たれる方もおられるでしょうが、空気の振動に忠実なスピードの速い音は自然で柔らかい音がするのです。ESL-57をいかにも、切れ味良くチェンバロの再生音を得意にされている方は、やはりどこかで音が変質しているのだと思います。

茅野の家で、タンノイのR.GRFとならしていましたが、どちらがなっているのか解らないほど深々として、ダイナミックな音がするのが、このスピーカーの身上です。

問題は、振動板が前後に鳴っていて、位相が反対の音が前後に放射されています。
その為、後方に音場は展開せず、質は高いけれど、コンサートホールの奥行きは再現しないのです。

それを改善したのが、ESL-63です。

57と63はコンセプトがまったく違います。

音場の再現には点音源の音をディレーで再現した63でなければ鳴りません。

57はあくまでも音の質の追求です。その意味では、Hartleyと似ているのかも知れません。

ESL57の音は、振動板が楽器の音の発生源のようになります。

勿論、収録された音には残響も録音されていますから、会場で聞くような音には似かよるのですが、音場が出ているわけではありません。音が忠実ですから会場の雰囲気は出るのです。そこが難しいところですね。

平面型のスピーカーは、振動板の面積が大きいので、低音は比較的楽に出て来ます。ところが、振動板の位置が揃ってるが故に音場の再生は難しさが出て来ます。アポジーやマーティン・ローガンもその傾向にあります。平面スピーカーの良いところはその自然な低音の出方にあると思います。
http://tannoy.exblog.jp/25784731/


2016年 09月 14日
京都人さんの日記から

『先日のGRFさんとの語らいの中でいろいろ考えさせられることがありました。

私の個人的な考えですが、音像音場再現にはいろいろな段階があると思っております。


第一段階は、適当に置かれたペアスピーカーによるもので、確かに左右から別々の音が鳴ったり、音の広がりのようなものも感じさせますが、空間再生を語るレベルではありません。


第二段階は、指向性のあるスピーカーをある程度きちんと(cmレベルの精度)セットして鳴らしたもので、いわゆる世間で言われているような音像定位(5点定位のようなもの)は問題なくクリアしますが、音像の前後上下などの再現には問題が残されていることが多いです。


第三段階は、フルレンジコンデンサースピーカーを厳密な精度でセッティングした場合の音場で、まるで立体写真を見るように音像音場が展開されてきます。

しかしながら、音像が平面的でボディ感を感じ取りにくいのと、頭を少しでも動かすと音像音場が崩れてしまうと言う欠点があります。これは立体写真の場合においても、画像の中の人物などがそれぞれの空間的前後関係はわかるものの、個々の像そのものは切り紙細工のように平面的であること、また視線を少しでも変えると立体感が失われてしまうことと通じています。

第四段階は、スピーカーから出る音波が部屋の中につくりだしてくる疎密波の分布を整えることで、元音源の音像音場をそのままの形で部屋の中に再現させようというものです。

これが私が言っている所の「真の音場」というもので、立体ホログラフィーのようにどの位置から聴いても音像音場の形は崩れませんし、音像そのものの立体感も出てきます。ここにいたって初めて演奏会場で鳴っている音がそのままの形で生々しく自分の部屋に再現されるようになります。

ただし、このレベルを実現させるためには、スピーカー同士の位置関係を本当に厳密に合わせていく必要があります。これは映像の世界で3管式のプロジェクターのRGBの各ビームのコンバージェンスをきちんと合わせなければピントが合った画像が得られないのと同じで、ほんのわずかのズレが出来上がりを大きく左右するため、よほどの根気がない限り実現させることは極めて困難です。

特に指向性の強いスピーカーでこれを行うことは困難の極みで、特に2つのスピーカーのなす角度の調整に気の遠くなるような微妙な取り組みを続けなくてはなりません。そのような理由からこの状態の再生音はなかなか体験する機会がなく、そのような音像音場があることを知っている人も極めてわずかでしかありませんでした。

ここにDDDユニットをはじめとする360度水平方向無指向性のスピーカーがいろいろ出現し、この角度調整をスキップすることが可能になりました。通常のスピーカーの場合ですと数ヶ月かかっていたセッティングの手間暇が随分省略できるため、わずかの調整で「真の音場」の一端に触れることが可能になってきたと感じています。』


* * * * * * * * * * * * * * * * * * *


さすがに音場の再現を追求されてきた方のご説明は、解りやすく整理されておられると感心致しました。

第三段階のフルレンジ型のコンデンサースピーカーというところですが、後面から逆相で音が出ている平面スピーカーの再生は、やはり大きな部屋を必要とします。

また、全くの同じ位置から低音と高音が出ているESL-57では、この様に聞こえたことはありません。ESL57は音場が出ないSPだと認識しています。

この経験に一番近いのは、Hartley の後面開放型と密閉型の中音・高音SPの水平配置です。

SPの中央に座った人だけが、書き割りで書かれた平面の背景が前後に並んで見える、昔のディズニーの映画の奥行き感に近い感覚です。昔のステレオ写真の様ですね。

しかし、ESL57もHartleyもその立体感は出なくとも、音質は抜群です。


京都人さんが仰る第四段階の音場が、私も目指すところです。

それは、よほどの偶然でもなければ、なかなかその音場は出現しません。
角度を持たした配置ですと、ますます難しくなりますし、壁に近いセッティングからは、三次元の立体音響は出ないからです。

その45度配置の GRFは、部屋のコーナーに置かれます。その為、前方には音は立体的に展開しますが、後方の音は、壁に反射されますから後方には奥行きを持って展開しません。私が簡単に音場を出す方法で推奨しているのは、部屋の中央になるべく出してきた、平行法の配置です。厳密に平行を出し、モノラル音源で、左右のズレを微妙に調整しますと、ある瞬間、大空間が出現します。それは、魔法のような瞬間です。

京都人さんのお宅では、50畳は有ろうかと思われる大空間の中央に、45度配置された小型SPが理想的な音場を構成しています。音場情報が入っている音源でしたら、そこは、コンサートホールにワープするのです。交差法の部屋の中央配置が、前ではなく、元のソースに入っている後方展開の音場を出している初めての経験でした。この様な大空間でなければ出現しない音だとおどろき感心致しました。

小型SPですから、低音の迫力は有りませんが、この様な音場が交差法(クロス方法)で出現する事が驚きです。出現した音像定位は、聞く場所を変えても変わりません。家でGerman PhysiksのDDDユニットが動かない定位を再現しているのと同じです。360度放射のユニットは、最初から角度の調整をする必要はなく、行うのは、SPの間隔を合わせる調整だけです。左右の間隔を、本当に0.1mm単位で動かしても音はガラガラ変わります。1mm動いたら全く別なバランスになるのです。トントン、コツコツといわれている微調整が、その音場の入り口を発見する手段なのです。


今回の訪問は、はじめてピッタリと調整された音に出会いました。 ユニコーンを導入されたプー博士のお宅ででたあの驚きの音場です。それが、三次元の音響空間=3Dステレオの世界です。勿論、装置の質やクロストークの少なさも影響されますが、どこの部屋でも出ると言っても過言ではないのです。ほとんどの場合は、制約を自分に課しているだけです。オーディオを趣味されるのなら、京都人さんの様に徹底してやらなければ、ゴールにたどり着けないとの思いを新たにしました。

Commented by ボロトレーン at 2016-09-14 21:09

私は4段階をまったく逆のスピーカーで実現しています。

細密再生の出来るホーンスピーカーでしかも指向性の狭いホーンを使い、全てのホーンを左のホーンは左の耳に向け、右のホーンは右の耳に向け、出来るだけ左右の音が混じらない様に工夫し、ホーンのそれぞれの位相も調整して、初めて、音場が出現します。

少し、皆さんとは違う手法ですが鮮明で確かな音場が出ています。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:07 x

いやあ、このようなことを本音で語り合える方がおられるということはまことに嬉しい限りです。
来月のGRFさん宅への訪問が本当に楽しみです。

共にお邪魔するkiki氏も、ある意味私よりもしつこくこのテーマに取り組んでいる人間です。

彼は水平面の角度のみならず仰角の調整というファクターを加えて、狭い6畳間の部屋をある時はコンサートホール、ある時は録音スタジオ、ある時は鳥が飛び交う高原、ある時は夏の夜の田園風景に変えてしまいます。

彼の執念はついにあの ESL57 を第四段階のステージに引き上げてしまいました。

ご存知のように ESL57 は裏側にフェルトや植物の繊維のようなものがぎっしりと貼り詰められていて振動板の前後の条件が全く異なっています。
コンデンサー型スピーカーとしては極めて例外的です。

この理由としてはモノーラル時代に開発された製品であって部屋のコーナーあるいは壁際に置かれることが多かったことから、裏から出てくる逆相の音を何とか減らそうとしたのではないかと考えられます。

しかしながらステレオ時代になってその後各社から出された製品では振動板の前後の条件はかなり揃えられたものになっています。(裏の吸音はしなくても低音は十分に出るということが分かってきたのだと思います。)

私は例えばクラブサンの音の余韻が伸びやかに最後の最後まで減衰していく感じを重視して、裏の吸音材を全て除去してしまいました。この音の違いは絶大で、その後手に入れたSTAXの製品でも振動板の裏側の固定極に貼り付けられていた薄い吸音材を我慢できずに除去して聴いております。
kiki氏も私の勧めでそのように改変を加えています。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:08 x

ESL57 の欠点は古い製品であるためか寸法精度が大らかなことです。3本の足なども左右できちんと角度が揃っておりません。

またスピーカー本体にちょっと力を加えたりするときしみ音と共に簡単に仰角が変わってしまいます。

これを使って三次元音場作りのために角度の微調整に取り組んでいると精度が出せないためイライラさせられることが多く、私は途中で放り出してしまいました。

しかしながらkiki氏は所有スピーカーがこれだけだったこともあり、10年以上かけてこつこつと角度、仰角の調整に取り組んだ結果、狭い部屋の中についに三次元音場を出現させたのでした。

彼の部屋では ESL57 が一般の常識からはとんでもない角度でほぼ向かい合わせとなるように設置されています。

こんなことに長く取り組んでいる人間が4人も一同に会して実際の音を聴きながらいろいろ語り合えるというのは得がたい体験になりそうです。

Commented by 京都人 at 2016-09-14 22:19 x

ボロトレーンさんに一言

我々が言っている第四段階の空間表現では、リスナーが部屋の中を動き回っても部屋の中央付近に出来上がった音像音場は崩れないという特徴があります。

仰っておられる手法は部屋の空間というオープンフィールドの中で良質のヘッドフォン聴取と同じものをつくりあげようというものと察しますが、恐らく頭を動かしてしまうと音像音場は崩れるのではありませんか。

Commented by ボロトレーン at 2016-09-14 22:47 x

京都人さん、こんばんは。

おっしゃる通りです、
リスニングポジションの1点のみの空間が出来ます。

リスナーが部屋の中を動き回っても変わらない、との対局に有ります。

でも、明らかに情報量は多いです、
左右のセンターから外れた場所では、左右の位相差が出来ます、
その位相差が容認出来れば幸せです。
http://tannoy.exblog.jp/25898145/

2016年 09月 18日
ESL57用のパワーアンプ QUAD405II の聞き比べを行いました。
当然ながら、個体の違いや、使っている電源コンデンサーの音の差も出て来ます。

しかし、ESL57 の場合は、振動板のフィルム一枚の位置の差が音に出て来ます。

また、足の精度によるのでしょうか、仰角の差も左右の音が合わない原因になります。

モノラル音源をつかって厳密に合わせるのは、使い方のコツですね。

そして合った時の音の深さ、細かさ、低音の雄大さは素晴らしい音が出て来ます。

近くで、聞くのではなく、4〜5メートル離れて聞かれると良いと思います。
http://tannoy.exblog.jp/25940674/

オーディオが趣味ならば GRFのある部屋 2016年 10月 21日

長年オーディオをやってきてわかった事があります。それは、聞く方によって千差万別のゴールがあるという事です。だから人にこの聞き方が正しいとは言い切れないのでのですが、あえて言いましょう!オーディオをするなら専用の部屋を確保する事です。

地方にお住まいの方は問題は無いでしょう。都会にお住まいの方で、お子さんがおられる方はやはり困難だとおもいます。しかし、お子さん達はいつかは巣立って行きます。すると、部屋の中に子供部屋が余ってきますね。つなぎの部屋が二つ余ったような場合は、チャンスです。二つつなげてリスニングルームができます。リヴィングルームではありませんよ!そこで妥協したら永遠に理想にはたどり着きません。甲斐性の見せ所です(爆)。長年、家族の為にがんばってきたご主人(なんと言う響きのいい言葉だろう)の為に、余っている部屋の一つや二つは使ってもいいはずです。

オーディオは千差万別と言いましたが、大別すると、音色主義と音場主義の二つに分かれると思います。私は、音場主義になってきましたが、最初は音色主義でした。HiFiサウンドですね。クラシックファンで、それも良くコンサートホールに行かれる人以外は、ほとんど、音色主義と行ってもいいでしょう。大迫力で、低音から高音まで再生するのを生き甲斐にしています。ひずみの少ない音を求めて、オールホーン型にした時も、若い頃は全盛でした。低音ホーンや中音ホーンが家から突き出ていたものです。

それに比べると、昨今のマニアは、楽になったものです。大多数のオーディオファンは、依然として音色・音質ファンアのです。最近は、アナログレコードの復刻が多くなってきました。CDの音が面白くないから、アナログに戻る、アナログの方が音が絶対良いと言われる若い方も増えてきました。政治と同じでまた戦前への道をさかのぼっているような感じがするもします。レコードは、音場を聞いているのではありません。聞きやすく調整されたアナログサウンドがわかりやすく、再生してくれるのです。レコードには必要なRIAAのイコライザーも音色に貢献しています。何よりも、アナログの面白さ、または難しさは、その調整方法にあります。CDはほとんど触れませんから、アームの調整やカートリッジの交換等、楽しみが沢山あります。CDではインシュレーターを触るぐらいしか楽しみが無いのです。

もちろん、アナログレコードでも、リニアトラッキングのアームを使ったり昨今のトラッキングエラーの無いアームを使えば、左右のクロストークが少なくなり、今まで聞こえていなかった音場情報も拾えて新しい音の展開になります。しかし、我々のような、数十年もその進化の道とともに歩んできたものには、アナログレコードの枠の中だけではなく、クロストークも内周の音の劣化も無いテープの世界に行くのは必然です。そして、そのマスターテープの大容量を飲み込める情報量を持ったDSDへと移行している時代なのです。

オーディオが音楽を聴く手段ならば、それらの発展とともにメディアも進化して行くべきなのですが、そこには、古いものへの愛着と言う歴史を捨てられない、もったいない意識も当然生まれてきます。また遅れて生まれてきたという意識が常にどこかにあり、数十年目のプロ用の道具に憧れたりしている訳です。確かに昔のプロ用の道具は、精度や正確さと何よりも耐久性を求めて、膨大な時間と費用をかけて開発されています。そして、本質的なものを求めていますから、年月が経っても色あせないのです。映画館の装置を部屋の持ち込んだいる方も全国的には沢山おられます。そしてみないい音がしているのです。

しかし、都会の普通の部屋の大きさでは、それらは持ち込めません。普通の大きさとはどのくらいの事をさすのでしょう。私の考えでは六畳強から、十八畳ぐらいが最適だと思います。それより大きな部屋になりますと、やはり大型の装置が必要となります。体積ですから少しだけ大きくとも容積はがらりと変わります。アンプの出力やSPの効率を問われるのです。

音質派であれ、音場派であれ、部屋の三分の一ぐらいまでSPを出して設置できればどれほど音の追求が楽になるでしょう。普通の家庭内だと家族の反対があります。特に奥さんの追求が一番です。私のように家庭内別居?をできる年齢になれば、楽なのですが。昨今は自立する前に定年が来て、チャンスをつかみ損なう方もおられます。でも、オーディオがその方の本当の趣味ならば、一生の趣味ならば、究極は、やはり専用のオーディオルームを持つ事が一生の夢ですね!

Boys be ambitious!


それはさておき、クラシックファンの大多数を占める(筈?)の音場ファンの為にお話したいのですが、いろいろな常識を自ら覆さないと面白い世界には到達できないようです。今週末に京都人さんとご一緒に来られるkikiさんのブログを拝見していて驚くべき写真を見つけました。

よく見ると、ESL57が対向に置かれています。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12195555.jpg


そして、この状態だと平面スピーカー特有のフラットな音場、というより音質主義用のSPから、三次元的な音場が出現すると書かれていました。

今までやった事はなかったので想像もつきません。ESL57は茅野の家においてあります。
昨日は、大阪にいましたが、夕方から意を決して、茅野まで戻ってきました。
ぐっすり寝て、少し元気になったので早速実験してみました。

これは新鮮な音です。角度によって全く音が変わります。

音が至る所に広がり、部屋の右置くに行くと左側のヴァイオリンが反射して鳴っています。

コンサートホールの様にホログラム的になるのです。

平面スピーカーでこのような音が出るなんて、実験をした事が無くわかりませんでした。面白いですね〜。

いろいろ角度を測ったり、部屋のどこに置くとどのようになるかを実験して行きました。

三角関数表をインターネットで探し、角度と置き方を探って行きます。
75度〜85度の範囲で変化させて見ました。
これはと思ったところで、精密に音をあわせて行くと、SPが消えて行きます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12524767.jpg


ホログラフィな音が出てきました。

驚きです。周辺で再度調整して行きました。

モノラルにして厳密にあわせます。部屋の三分の一が演奏会場に鳴りました。

音が上に向いているのがコツのようです。
音は、SPの回りに漂い始め、部屋の上方にあがって行きます。
後ろへまわると、P席の上のような音です
http://tannoy.exblog.jp/26492781/


2016年 11月 11日
再度、ESL57の対向法に挑戦です。
左右の間隔を170ミリに合わせ、角度の調整と前後の位置も厳密に合わせました。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26821055&i=201611%2F11%2F99%2Ff0108399_1053228.jpg


モノラル音源で中央に正確に来るのを確認してから、ステレオ音源にすると、様々なところから音が聞こえてきます。まだ完全な音場には鳴っていないのでしょうが、片鱗は出て来ています。

今週末に発案者のkikiさんのところで、実際の音を聴かせていただくつもりです。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/

Commented by 京都人 at 2016-11-11 22:20 x
kiki氏のESLは電源部の劣化によるものかパネルの劣化によるものかノイズが出ているようです。
一応音は鳴るようですが万全の状態とは言えません。


Commented by I love HH & LL at 2016-11-12 15:06 x
SS誌 80 1986 にフィリップスのモニタールームサウンドで聴く という記事があり、ここでは、QUAD のESL63PROをフィリップス社モニタールームの置き方で使っています。

これがかなりの内向き配置で、壁から1m離し、スピーカー間が概略 外側前で2.2m、内側後ろが3.5mです。

そこでは、スピーカーの奥に音場、ステージが展開すると書かれています。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-13 00:47
ESL63はユニットが同心円上に配置され、タイムディレーが掛かっていて、奥行き感を出しています。その場合は、交差法です。

ESL57は平面スピーカーです。そこで音場が出るのが、わくわくですね。


Commented by 京都人 at 2016-11-13 10:01 x
私もスキャンダイナ A-25、 ロジャーズ LS3/5A、 スペンドール BCU、タンノイ スーパーレッドモニター、Apogee Caliper signatureおよび Diva などを使ってきましたし、シロクマも手に入れています。何か驚くほど共通部分が多いですね。

ご紹介のフィリップスのモニター室のセッティングは承知しておりましたのでうちの ESL63pro でやってみたことがあります。

確かに奥に音場が展開します。ただ、クラシック以外のソースでは平行法の方が鮮度が出ますのでそのセッティングでも十分に楽しめます。

我々が言っている3D音場(真の音場)は Apogee が出してくる音場とは少し違います。Apogee でもセンターの一点で聴いていると立体感は出てきますが、部屋のどこから聴いても音場音像が崩れないというのが真の音場であると解釈しております。


Commented by ミーハー at 2016-11-14 09:16 x
私も8年くらい前まで ESL57 を愛用していました。
オーディオバブルの後、久しくオーディオも休んでいた頃、何の気なしに覗いた
h○○○フに置いてあり、懐かしさで衝動買いしてしまいました。
GRFさんが言われる通り、アンプの違いにも敏感で聞けば聞くほど音楽ジャンルを問わず無限の可能性を実感しました。
その後、程度が悪化した為に手放してしまいましたが、あの佇まいは忘れられません。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-14 14:37
ESLは比較的安価で音楽が楽しめるSPです。
また縁があったらぜひ手に入れてください。まだまだ知らない世界が開けてきます。
http://tannoy.exblog.jp/26821055/


kikiさんの『真の音場』を体験 GRFのある部屋 2016年 11月 13日

日曜日は、いよいよkikiさんのお宅に『真の音場』を聴きに行く日です。『真の音場』というと、どこか誤解されそうですが、通常の場合は、本当の音場がでていないので、それと区別するために使われているようです。それらは、本当の「音場」ではないので、『真』をとってただの「音場」で良いと思います(笑)。

『音場』がでないソースも沢山ありますから、SP のセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。

元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。

狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。

kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。

部屋のは、主にクラシックを聴かれる ESL57 とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0 がテレビの横に置かれています。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F14%2F99%2Ff0108399_1135248.jpg


部屋は、六畳強です。

そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。

これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。

kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。
普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26864372&i=201611%2F13%2F99%2Ff0108399_23213886.jpg


メインのSPはアニマータだそうです。

対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。

正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。
聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。


戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。

調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。

 
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。

音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。
元の音が同じだからでしょう。
本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。

どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。

Commented by S.Y at 2016-11-14 11:52 x
ハハハ。なんか教科書に書かれている、やっちゃいけないことのてんこ盛りですね。(爆)
我が家のスピーカーのウーハーも半分は45度後ろ向きに出ているという変則的なものですね。
色々と面白いことになってきましたね。果敢な挑戦で常識を打破、でしょうか。

先日、サラウンドで上映されている映画を観ました。サントラの一部で手拍子が客席の真ん中から聞こえてきて困りました。
どうしても無粋なお客が曲に合わせて手拍子を打っているように聞こえるのです。
「やめろよ!」と声を出しそうになりました。
音場を知っている者の悲劇でしょうか。(笑)


Commented by 京都人 at 2016-11-14 19:02 x
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。

kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。


Commented by Bellwood at 2016-11-14 23:53 x
面白い試みですね。GRFさんの既成概念に囚われない貪欲な好奇心もすごいです。
音がよくなれば何でもありで、いろいろな実験のアリですし、方法もアリだと思います。
ただ「真の」というのが何なのかが気になります。他はみんな「ニセの」と言うわけですからね。「真」と「偽」の音場の違いはどんなものでしたか?


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 16:27
Bellwoodさんが引っかかっているのはその『真』という言葉だと思います。
その反対語は『偽』になりますからね。

私の解釈では、ステレオの中央に座らなければ、見えない舞台の紙に書いた薄っぺらい背景が、前後に重なるように見えてい情景ではなく、どこから聴いても音像がぶれない音場を、区別するために『真』という言葉を使っているのだと思われます。

ですから、我々の聴いている「音場」はその『真の音場」ですから『真」をとっても差し支えないのではと思いました。でも言葉はともかく、実際の音を聴かなければその音場は解りませんね。

Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-15 17:02
昨日は、雨の中、茅野の家まで行きました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。


Commented by kiki at 2016-11-15 18:01 x
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが困難な分、楽しめます^_^


Commented by kiki at 2016-11-15 18:11 x
また、ESLの音場は背面を開放した状態で完成させています。

ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。


Commented by GRF at 2016-11-15 18:53 x
昨日は三時間ほど、ESLの調整に費やしました。
近くで聞く場合は、そこそこ良いのですが、3~4メートル離れると、後ろの音がまとまりません。時間切れでした。また挑戦しますね。


Commented by kiki at 2016-11-15 21:57 x
ESLは、とにかくやりにくい相手です。初めにそれを制することができたので、ANIMATAは早くに高得点を得て、更に上を目指せたのかと思います。
しかし、上手くいった時の音は格別なものがあるので、止められませんね。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 15:57
和室でのT4は大変うまくいっています。後ろのユニコーンと同じ間隔に並べて、引けを取っていません。そちらはいいのですが、、ESL はまた次回の挑戦です。
次回は、アンプを QUAD からいろいろ変えて挑戦です。


Commented by kiki at 2016-11-16 20:02 x
和室でT4が UNICORN に肉薄しているとのこと。楽しみでもあり複雑な気持ちでは。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-16 21:14
kikiさんご心配なく。低音は肉薄していてもやはり音の質は違います。
今日も、T4の制作者が来られて、二人で首をかしげました。オーディオは面白いですね。二つのいいとこ取りを考えています。


Commented by kki at 2016-11-16 22:14 x
以前、ESL と BRILON の両方を鳴らす良いとこ取りの SYSTEM X というのをやっていたことがあります。音場が成立しているとそういう合成が成り立つのです。過去記事にアップしたのを、捜してみます。


Commented by リウー at 2016-11-17 00:59 x
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。
かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。

実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。
部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-11-17 09:34
ESLは大変微妙ですが、音場が出るのは驚きでした。

kikiさんは垂直に立てられていましたが、私は、仰角のある方がより広い部屋に対応すると思いました。

昨晩、大山さんに来ていただき、T4での実験を重ねてみました。いろいろなことが解ってきました。Troubadour40 にこの経験を活かそうと思います。
http://tannoy.exblog.jp/26864372/


13. 中川隆[6636] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:26:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7096]

QUAD ESL 989 988の購入


1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/25(金) 23:53:14.27 ID:x57tBlxX

QUAD ESL 989 988の購入を考えています。
室内楽、アンビエント、民族音楽、クラブミュージックもこれで聴くつもりといったらみなさんに怒られると思いますが。
アンプ、プレーヤー等これに合うものはありますか?

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/26(土) 09:45:14.80 ID:pUtZwChL

海外のサイトだとペアで30万の時ありますよ。 新品で。
日本だと100万越え。

ぜひお知恵を貸してください。
オーディオを揃えるのは初めての初心者ですが、
旧モデルを試聴してあまりにも感動したもので、
QUADありきで組み立てようと思っています。


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/21(木) 13:10:21.22 ID:ONVz/aUT
>>1>>6
旧モデルを試聴して感動したのならどうして旧モデル買わないのですか?

ESLは新でも旧でも中身はほぼ同じで現在のはドイツで造られてる。
違ってるのは保護回路とかマッチングトランス。
マッチングトランスが違うのが結構大きいのよね。

英国とドイツ、音違うよ。

整備した物売ってる店も有るんで63買った方が賢いと思いますよ。

アンプはアウトプットトランス積んだ物がいいです。
でないと負荷に対応出来ないのもあるけど通常の電流駆動アンプだと
ハイ上がりな特性になっちゃいます。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 01:15:49.95 ID:Yp/X5J0B

旧quadは57に尽きる。63じゃ話にならない。いまのは知らん( ー`дー´)

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 17:53:06.53 ID:o8S4VYLo

そりゃ、まともに63聴いた事ない人の思い込みだろ。

57 は丈夫で独特のプレゼンスあるけど技術的にも音質的にも63の方が明らかに進歩してるよ。
57で6μと12μだった振動板も3μに進歩してる。

反応シビアー過ぎてドライブしきれるアンプが大変だってのはあるけどね。
だから現行品も中身のユニット全く同じだし。
ある意味完成形。

でも57も好きだけどね。
サービスエリアが限定され巨大ヘッドホーンみたいなパーソナル的な
使い方しなけりゃならないけどね。
性格違うんで比べて優劣付けるような物じゃないと思うよ。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 21:24:16.05 ID:DAB0PPtD

63proと989を比べると、低域の伸びが圧倒的に違う

スピーカー背面壁の吸音は重要
弦、ピアノ、ロックのいずれも充分
アンプ、ケーブル全体に低域の駆動力が大切

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/17(金) 02:49:57.28 ID:IQ8odzaX
989は低音ユニットが4枚だからってだけでしょ。
低音6枚にした63スタック聴いたらぶっ飛ぶよ。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 14:12:20.01 ID:P4nhk6lb
>>12
Quad57は電蓄みたいな音だったぞ。

Quad63も普通タイプには?が付いた。
Quad63Proは非常に良い音だったが、湿気の高い日本ではパチパチノイズが出る。

日本にはコンデンサー型スピーカは合わないんじゃないか、と感じる。


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 18:13:04.50 ID:+AmDmDaC

まず、Quad57はサービスエリアの凄く狭いSPです。
正面で聴かないと高音は聴こえません。
低音は現存の多くが高圧電源不良で電圧が下がり低音が出ないのが殆どです。

それ故に小編成のクラシック用などと言われますが本当は凄く低音も出ます。
当然ちょい聴きでは電蓄みたいに聴こえるでしょうね。

Quad63とQuad63Proは中身全くいっしょ。
網の形状以外差異はありません。
同条件で聴いてますか?

パチパチノイズは湿気で出るもんじゃありません。
あくまで不良(故障)です。
湿気で出るのは耳をユニットに近付けてほんの小さなサワサワかピーという
空中放電の音だけです。昼は分からないような本当に小さな小さな音です。

湿気の多い環境でユニット内に湿気の多い空気が充満した時や冬に結露状態の
時に起こる程度です。

パチパチ音は電極や振動板が外れて近付いた時に起こるスポット放電音。
もしくはダストカバーが破れ埃が入ってそれが放電で焼ける音です。

ジャーは電極と振動板が接触した放電音です。

全て不良品です。

ESLは英国のSPです。
霧のロンドン、日本と変わらぬ湿気の多い国のSPです。
正常状態であれば全く日本での使用に差し支えあるものではないですよ。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1337957594/l50

QUAD ESL63 の故障時の処理


QUAD ESLスピーカーの修理で定評あるサウンドポイント55
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html


「サウンドポイント55」の三村さんからアドバイス


使用上の注意点はあまり頻繁な移動は厳禁で、デリケートな扱いが求められる。
二人で筐体にひねりを加えないように扱うのが良い。

注意点は再生音に異常が出たら即座に使用を中止して修理工房に連絡すること、
これだと修理代は2万〜3万程度で済む、

「音は出ているから、そのうち直るだろう」とそのまま使い続けると致命的な故障に発展し、高額な費用がかかることになる。

したがって、何十年も放置していたものは大抵の場合修理費用がかさむわけである。

「正しく使い続ければメンテナンスフリーで使い続けられるのか?」

と問われますと、そういうわけにはいかず、内部の接着剤の剥離などの小さな補修が必要である。

10年間単位でみると、途中で1回前後、2〜3万円程度の補修(片側)が必要になる
だろうという目安です。

クォード ESL63 と 63PRO の修理価格ですが、過去の修理歴とかノイズが出だしてからの使用状況等により様々のようです。

ESLの取り扱いに力を入れているサウンドポイント55さんでお聞きしたところ、過去に依頼された修理品の平均という事で言いますと、大体ペアーで10万から12万円位というのが一番多いそうです。ですから、単純に片方ですと5〜6万という事になるようです。

最大となりますとまず無いケースですが、多分片方15万円位という事になると思います。サウンドポイントさんでレストアした物であればノイズが出だして直ぐに連絡すれば、普通掛かっても2〜3万円以内で直るものと言っておられました。先の見積もりはあくまで放ったらかし、または過去幾度かのメーカー修理の場合のケースなのだそうです。


寒い時期に移送した場合、到着後暖かい部屋で直ぐにスイッチを入れると結露で壊れる可能性があるので、冬場は機械が冷え切って届くと思うので、部屋の温度に馴染んでからの電源投入を厳守すること。

これが使用に当たっての唯一の注意点です。

部屋の寒いところに放置されがちな日本では急な部屋の暖気による結露が一番ESLには問題となります。冬場のご使用にだけ御注意下さい。


それから ESL-63 は ESL57 と違いSWオンですぐに最大音圧が得られます。

通電時 5000V掛かっていますので、空気清浄機の如く部屋の埃を吸い寄せます。
試聴中以外の通電は百害有って一理無しとご理解下さい。

Q:   ESL63ですが、連続通電24時間で壊れると聞きましたが、連続通電時間は
何時間程度までがよろしいですか?また、長時間の連続通電後は、何時間休ませれば、再度の使用がスピーカーに負担なく可能ですか?


A:   連続通電24時間で壊れるというのは全くのデタラメです。
24時間通電(常時点けっぱなし)だと壊れるというのが間違って伝えられてるだけだと思います。人によっては数年点けっ放しでお使いの方も居られます。

でもそういう使い方だと空気清浄機として働いて部屋の埃を吸い寄せ続けるので内部に埃が入ってスポット放電し振動板を破るリスクが上がるという事です。

電気的には点けっ放しでも何ら問題ないです。消費電力も5Wほどです。

ダストカバーは付いておりますが、63 の場合完全密閉というわけではないので多少空気の行き来はありますのでリスクが上がるわけです。
(57はテープによるユニットごとの完全密閉です)

何らかのショックや経年でダストカバーが破れたり隙間が出来た時にはよりそのリスクは上がります。そういった事もあり常時通電は避け、鳴らす時だけ通電して下さいという事を申し上げている次第です。

当方でも普通に2〜3日の点けっ放しはしょっちゅう致しております。
ですから、再度の使用もいつでも出来ます。SPに負担など一切ありません。

本体の高さは92.5cm、日本には輸入されなかった鉄フレームの専用台は高さが21.5cmある。ネジ止めで強固にセッティングが可能であり、転倒防止にもなる。

合計すると全高は114cmとなり椅子に座った状態でリスニングに最適な高さが得られる。


14. 中川隆[6637] koaQ7Jey 2017年2月11日 13:37:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7097]

2012年 01月 15日
QUAD修理で判明したとんでもない新事実

ESL-63につきものの、ボツボツ音がするトラブルに見舞われたが、修理費用がべらぼうなので躊躇し、休眠状態になっていたが、よさそうな修理工房を見つけて、ようやく修理が終わり、後は到着を待つだけとなった。

年末ギリギリに運び込んでから約2週間と、修理期間もすごく短いし、何しろ今まで知り得なかったことをご教示頂き、かなり勉強にもなった。

将来の予防的メンテを含めての修理総額は、今ある2つの修理店の4分の1位だと思う。
ここではその修理メンテ内容の詳細はお示ししないが、2台共にカナリ細かくチェックした上で修理していただいたことだけ申し述べておくことにする。

後は到着し、エージングをしながら音の状態をレポートしていく予定だ。
何故エージングが必要かということも含め、この間において意外な、そして空恐ろしいことが明らかになった。

これを書くか書くまいか相当迷ったのだが、こういうことが闇から闇に消えて行くのは良くないと思い切った。

小生がこのESL-を購入したのは1984か5年、発売開始してから数年後のことで、名古屋の大須にある棒オーディオ店だった。

この店の店長と思しきS浦という人は、ESL-63の音に惚れて、店のハイエンドオーディオ客に、かなり積極的に薦めていたから、おそらく全国的にも一番多くESL-63を販売したのではないだろうか。

店にはその頃の輸入代理店「ハーマンインターナショナル」の人間がいつも出入りしていた記億がある。

小生はハイエンドオーディオ人間では全くないが、店内で音を聴いてから家で聞くYAMAHA NS1000の音と、あまりにも・・次元の違う音なので驚き、そして使ってみたいという気持ちが強くなってきた。

しばらくしていざ購入という時に、アンプは何を使っているかと聽かれ、その頃小生はLUXのB-12という方チャン150Wモノラルアンプを2台で使用していたから、そのように告げると、それではダメ、よく鳴らないと無気な言葉を返し、このアンプならまだ良く鳴るといって示したのが、ハーマンカードンのhk-870だった。

およそデザイン感覚があるとは言えない全身黒尽くめの箱が、良い音で鳴るとは思ってなかったので、出力を訊くと100W×2だという。
それなら所有のLUXのほうが性能が良いのではというと、何やら難しげなことを説明したがよく分からなかったが、今思えば低インピーダンス負荷時の供給能力が問われるということだ。

それでも問題ないだろうと購入したESL-63をつないで聴き始めたが、音量が高くなると、アンプのヒューズが飛びまくってしまい、聴きものにならなくなった。

それで仕方なく入手する羽目になったのが先のhk-870。
これでそうやすやすとアンプがクラッシュすることは少なくなったが、それでもたまにあるので、今度はもう1台追加し、擬似ブリッジ仕様にした。
こうすると供給能力は約3倍ほどに増えるから、今度はアンプも十分耐えてはくれたが、通常ではあまり目立つことのなかったものも増幅されるから、1台の時のほうが良い音がした。

それからアンプ遍歴が始まり、ひょっとしたことで今の、インナーサウンド社のE-300に落ち着いたのだが、このアンプは堀出しもので、静電型SPを鳴らすための工夫がいたるところで、されているアンプであった。

しかし我が家にやってきたESL-63は、どうも因縁のSPのようで、こんな話からスタートする。

丁度マイナーチェンジを控えた時に購入したから、小生に届けられるものは、SPコード接続端子が従来の差込式からバナナプラグ兼用になったものが運ばれる予定で、店のS浦氏もハッキリそう言っていた。
しかし到着したものは従来のタイプだった。

どちらでも大して差はないのだと思うが、予定の商品とは違うものが到着したからには、クレームを入れると、数日後にNEWタイプが届いた。
しかし届いたのは良いのだけれど、次の朝片方のSPからボツボツ音が出ているではないか。

新商品、しかも相当高額で購入した次の朝にはもうトラブルだから、そして最初に搬入されたものが旧機種だったこともあり、相当頭に来たが、音に惚れていたからには仕方なく、再度機械交換(したと思っていた)することになった。

そしてその後は先に書いたようにアンプ選定に力を注いできたというわけだが、使用して4年経った時また片方からノイズが出るようになった。

実はその前からどうも音の調子が良くないので、ハーマンに点検させようと送ったことがあったが、何をどういじったかは説明なしに戻され、おまけにSPサイドのカバーが破れていたので、電話するとはじめから破れていましたという。

自然に破れるわけはなく、相当無理してSPを持ちあげない限り破れることは絶対ないはずだ。
(今回の修理で判明したが、裏側で2ヶ所補修テープで止めた後があったが、収縮しなかったため、たるみが生じているとのこと)

新品を購入し、まだ1年経ってないものが、自然にカバーが破れるはずがないが、確固とした原因が不明なため仕方なくほつれ破れの補修をすることになった。(補修の仕方がプロの仕事とは思えない)

これがけちの付き始めの2番目いや3番目になる。
1番は旧タイプ搬入。2番は交換したSPが翌朝にトラブル。3番はなんだか出てくる音がにごり気味、4番は点検に出すもカバー破損し戻ったこと。
点検の結果問題なしということだったが、以前音がにごり気味。

アンプのせいだということにして、アンプを探すことに専念することになった。

結果インナーサウンドのE-300というアンプを見つけ持込テストの結果、現状より数段良好だったから、購入することにした。

この結果静電型SPがダイナミックSPのように鳴ってくれることになり、音楽を選ばずに済むことにつながった。
以前より相当良くなてはいたが、あのESL-63の音は美しものとは決して言えなかったが、そうこうするうちに片方のSPの音量が少し小さいことに気づいた。

点検の結果問題なしということなので、セッティングの問題だろうと思い、バランサーで調整して聴いているうちに、今度は違う片方から、あのノイズが発生。

2001年の事、修理業者を当たるが、ハーマンはすでに撤退していて、見知らぬオーディオ販売店が修理を引き受けることを知った。

リビルト品を使うから安くできるというのでお願いすることにした。
ユニット交換料金は1つ60000万円、ESL-63は全部で4枚のユニットがあり、全て交換となると24万円プラス工賃で30万以上になる。

もう少しで新品が入手できる価格だから躊躇したが、まずは見積もりを取るためにSPを修理工場のある静岡に送ることにした。

そんなに遠くでもないから車で運ぼうとしたが、運送屋に頼んで運んでくれという。
そして両方運ぶからチェックして欲しいというと、ブツブツ音が出ている側だけで良いと、オーディオエンジニアとしては信じられないようなことを言うではないか。
何故だろうと思ったが、仕方なく運送屋に依頼するために元箱が必要となり、購入先のオーディオ店で箱を借りた。

送ってしばらくし、見積もりの連絡があり、その時電話に出て応対したのは社長という人物。
見積もり額は15万以内だから思ったよりは少額であったが、問題はその時の電話である。

オーディオ店から借りた元箱には送り状が貼られていて、送り主はハーマン、送り先には借りたオーディオ店の名前が貼ってあったのだ。(これは通常のことだ)

東京の店にいるその社長は、静岡の工房の誰かからその話を聴き、小生をてっきりオーディオ店の人間だと思い込んだらしい。

全国でおそらくトップのESL-63の実績の箱の持ち主の店に対して、よく思っていなかったのか、「売るだけ売っておいて、修理は他の業者に任せるとは・・・」と凄い剣幕で罵られてしまい、違うと何度説明しても嘘をつくなの一点張りだった。

30分以上も文句を言われ電話を切った3日後、その社長から電話があって、あの時はどうもすみませんでした、そばで聴いていた女性の事務員からたしなめられました、苦労して修理技術を会得し、資格を取得したもので、思わず興奮してしまいました・・・そんなお詫びの電話であった。

このことが静岡に伝わった・・・元は静岡からの連絡が発端だったろうから、お詫びの印なのか、ユニット3枚交換したが、2枚分の修理代を請求してきたので10数万円で良いことになった。
(最後に記述するが、ところがこれが、あってはならない凄い結果を生むことになるのだ)

修理の時に、小生はもう1台のSPも点検して欲しいというと、雑音が出rてなければ問題ないから必要なしと言われてしまい、多分忙しいからだろうとおもっていた。
使用して15年近く立つSP、両方点検したほうが良いだろうとは、誰しも考えることなのだが、この工房では必要なしという。

戻ってきた修理品と問題無の方では音質の違いが散見されたが、他の要因だと解釈していた。
しかしたまたま遊びに来たオーディオに無知な若い女性から、左右の音がだいぶ違いますね、それに音の大きさも違う・・・と言われ、やはりそうなのか、SP自体の原因ではないか、そう思い始めたが、時は流れ3年前の2009年片方からノイズが出るようになったのを切っ掛けに、修理費も更に高額になっていることもあって、ESL-63とお去らばすることにし、部屋の片隅におしやったが、どうしてもあの音が忘れられずにいたところ、偶然今回の修理工房にめぐり合ったというわけだった。

ここから本日の核心となる。
今回面倒を見てもらった工房の主人が言うには
このシリアルナンバーの機械は旧製品:すなわちSP接続が差込式のはず、それが何故バナナプラグ兼用タイプになっているのか不思議なことだというコメントがあった。

このことから推測できることは、最初搬入された旧機種が返品されたので、SP接続部分だけを交換し、ニュータイプに仕立て上げた。このためシリアルナンバーが旧タイプの番号のままになっていた。

あるいはSPの上部だけをソックリ入れ替えた可能性も否定できない。
調子がおかしいとハーマンに送ったときに、SPの下部はそのままにし、上部だけを交換した可能性があり、というのはこのSP修理交換の実績も知らされてないのに、今回の修理点検で、ユニットが2枚交換してあったことが判明し、新旧でユニットの幅が若干違うから、必ず見合ったものにしなければならないのに、規格でないものが無理やり取り付けられていて、その結果フレームが反り返っていて電極が剥がれていたということでしたから、ハーマンが実施した隠れメンテナンスと言うより機械交換したものがそういう状態の傷物であったということになる。

古い機械でろくに状態を確かめもせずに販売するという姿勢は、あり得ることだし、こっそりと交換してしまうことも十分あり得ること。新製品販売前に旧製品の在庫を何としても履きたかったのだろう。

いずれもが絶対にばれない、そう思って実施した行為、本来ならば企業生命をおびやかすほど大問題となるだろうがもう時遅し。

誰が小生等の購買者を騙す結果にしたのかは定かではないが、旧製品の在庫をなくすことが至上命令だった可能性は否定できない。
残れば永久に売れ残るか、安く買い叩かれるかどちらかで、高級外車同様高額商品であるが故に、モデルチェンジの時には苦労するようだ。

このような行為に及んだのがハーマンの営業そしてエンジニアだとすると、知見のないままにやってしまったという事になるが、この頃は・・・今でもまだソウなのだが海外製品に対するメンテ知見は相当厳しい物があったようで、ESL-63のような非ポピュラーな機械では特にそういう傾向が強かったと思われる。

音は確かに良いからオーディオを職業にしていた人間は、こぞって絶賛し、推奨したが、まさか経年で接着剤の劣化が起こりそれが主な原因で様々なトラブルが出ることなど、イfギリス本国でも情報がなかったのだろうから致し方ないことでもあった。

使用してから15年ぐらい経つとそれが起こるから、最近では富にトラブルが増えていて修理代がべらぼうだから、手放す人が多くなってきた。
オークションではまともな機械が出品された試しがなく、リビルトし、保証も有るものだと新品購入価格に近い値段がしてしまう。

因縁の話はこれで終わりだと思われるかも知れないが、更に続きがある。
先ほどのことは修理が必要なボツボツ音の出る方からのもので、中を開けて見ることによって驚くべき過去の経緯が明らかになってしまった。

一方正常と思っていたほうだが、小生が音量が少し小さいと感じていた理由がハッキリした。
このSPは静岡の工房に運んだもので、ユニット3枚交換して帰ってきたものだった。

しかし中を点検チェックしてもらうと、またもやとんでもないことが発覚したのであった。
全パネルユニット4枚中、生きているのは交換してない1枚だけで、交換した3枚は死んだ状態だという。

パネルには導電塗料を塗布するのだが、それを忘れたのか、あるいは57という別の機械のものを塗布したのか、全く導電体として機能してないから音がでない状態であったらしい。
修理交換してない1枚だけが生きていて音が出ていたから、道理で音量が小さかったわけだ。

塗装しなおしし、導電リボンを交換、更に電源ユニット交換でようやく正常な状態になったらしい。
しかしこれは明らかに手術ミスであり、訴訟されても仕方がない事例である。
小生も音が少し小さいと思っただけで、通常の3分の1しか出てなかったことは気が付かなかった。

というのはのこのSPは構造上、裏側からも音が出て、ソレが混合すると、3分の1の音量なのに少しという感覚認識となってしまったからだ。
SPが4つ有るのとほぼ同じ状態で音が混合されて聴こえてくるから、両方いっぺんに聴くと、ほんの些細な事のようにしか聴こえて来なかった。

音など感覚の世界は実に恐ろしいものだ。

修理に出したもbのが、以前より悪くなって戻ってくることは、医療の世界と同じような頻度があるかも知れない。
だからユーザーはひたすら良い医者を見つけることが必要とされる。

今回そのような過去の事実があからさまになって、これで今まで漠然と抱えていたこのSPに対するマイナスイメージが現実となり、今回それに対してできる限りの手を打っていただいた。
まだ音を聞いてないが、これで30年かかってようやくまともな音に返り咲いたのではないかと期待している。

更に今回の徹底修理メンテで、過去からまとわりついてきたこのSPの亡霊たちがいなくなる禊ができたのではないかとも期待する。
そして10年以上通電されなかった、動いていないパネルが3枚あるということは、今後のエージングの楽しみもある。

目の玉が飛び出すような修理代金を請求しながら、改悪されていたという悲劇はあってはならないことだ。
輸入代理店、販売店、メンテナンスサイド、雑誌や評論はもちろん、更にはユーザー自体が知見を持つことが必要なことと改めて認識した。

今回の総点検および修理で初めて分かったことにも仰天したが、30年経ってようやくこのSPから厄が消え禊となったたような気持ちになれた。

最初音を聞いたときに「何かおかしい」と思ったのは事実であった。
その原因も複数であることも今回でようやくわかった。

それにしても、今まで修理点検に携わった人たち、いったい何をしていたのか、機械だからまさに機械的なことしかやらなかったのか。

SPは音楽を聴くための道具という基本概念をすっかり忘れてしまったのか、実に嘆かわしい。
問題大有りのものを問題なし・・・・テスターなどで測ればすぐに判明するものをやらずに問題なしといったと推測されることなど。

思い出したのが今の家に移るとき、TV・FMアンテナ工事もあわせてお願いした。
電波状態があまりよくないと聴いていたので、業者の担当者に、結果はどうだったか訊くと、バッチリ写ってますから大丈夫ですという答え。
引越し後TV設置し、電源を入れるも雑音だけで何も映らない。
ちゃんと映ると言っていたから、アンテナは大丈夫という前提で、TVのチェックを始め様々時間を欠けてやったがダメだったので、最寄りの電気屋に来てもらうと、一発でアンテナが死んでいるとのこと。

屋根に上がってチェックすると、なんとあり得ない初歩的ミスが発覚。
同軸ケーブルが皮膜を剥がさずにそのまま接続されていた。

あり得ないことであるし、見もせずにチャント映っていると言い切った奴もやつ。
集団で猿芝居をされてしまったことがあった。(業者もまさかこんなミスが有るとは夢にも思わなかっただろう)

これからもそういう直感、熟成された感性、そして勘を大事にしていこうと強く思っている。
http://dracdrac.exblog.jp/15273611/

2012年 01月 17日
ESL-63復活

もう使うことはないだろうと諦めていたESL-63が修理を終えて無事帰ってきた。
京都は八瀬のオーディオ職人の手であらゆる問題がクリアになった。

過去の病歴までわかってしまうのはさすがに名医である。
QUADからライセンスを得たという業者の1つに10年ほど前依頼したが、個々は散々であった。

交換はされていたが交換したものが動いてないという診断で、そういえば戻ってきた後どうもおかしいので、サイド見てもらったが、問題なしで戻された経緯があったが、この時小生の耳は確かで、なにかおかしいと感じたのだったが、2度のチェックデ問題なしと言われ、他の要因があるのかとおもっていたのだった。

しかし4つ有るユニットのうち交換した3つが全く動いていないのだから、おかしいに決まっている。
業者は本当にチェックしたのだろうかと非常に疑わしい。

原因は前回修理業者の導電塗料の塗り忘れ、あるいは前任機種ESL-57の塗料を流用してしまったかどちらかのミスであるということが今回の診断で判明した。

このSPは因縁がついていたのか、その他にも修理のミスによる影響をまともに受け続けたのであった。
このあたりは前回書いたが、どうしてもまだ脳裏から消えないのでまた書いてしまった。

一番不可思議なことは、初期のモデルのシリアルナンバーであるにもかかわらず、シリアルナンバーはそのままで、マイナーチェンジサれたものになっていたということだった。
色々なことが考えられるが、これは衝撃の事実であった。

しかし今回の外科的内科的大手術で、過去の信じられないような多くの不幸な因縁も多分消えてくれたと思う。

先ほど到着し、厳重な梱包を解いてしばらく通電、3時間ほどたってから、バナナプラグ接続しようとしたが、この日のために取っておいた物が見つからず、やむなく通常接続にした。

最初の音を確認しなければならないので、切り替えスイッチを使わずに、NS-1000のケーブルを外し繋ぎかえることにした。

NS-1000の欠点はSPケーブル入力端子がプアーで、細いコードか、ターミネートしたものしか入らないことだ。

最初だからどうしても動作が慎重になる。
音楽を聞く前にしばらく通電するなんていうことは金輪際したことがないのに。

取り出したCDは最近の愛聴盤、シモーネのERAT録音でマンドリン協奏曲ヴァイオリン協奏曲集である。
2つのマンドリンの音色の違いと位置、そして奏法の若干の違い、奏者の息遣いのようなものの雰囲気が出ているかなどチェックポイントは多い。

心配事はルームチューニングをNS-1000に徹底して合わせたこと、本来ライブナ部屋だが、相当デッドになっているから、ESL-63がどのように反応するか。

後方を片付けなくてはならないが・・・

昔と少しセッティングを変えてESLのバックにカナリ余裕をもたせ、コーナーからの対角線距離1.8mを確保することにしたのと、SPの角度を鋭角にして内向きのしたこと。多分45度はある思う。
これですぐにベストポジションとは行かないのはわかっているが、調整のための基本としておかねばならない。床に目印をつけることにした。

さて初めての音はどうだったか。

弦楽器が明るい。
繊細な演奏の雰囲気がよく出ている。
音が拡散するためか、定在波の影響がない。

当たり前だが低音はNS-1000に比べ強くでない。
マンドリンの強弱の奏法がとても良く掴めるし、等身大だ。
バックのオケの弦が少しきつく思って接続を調べると逆相接続になっていて低音が拡散されたのか、中域に影響があったようだ。

接続を正規にすると落ち着いた音になった。(通常のダイナミックSPでは位相が違っても大した音の違いはなかったようだ)
CDだがLPの持つ音が出る予感が漂いそして音が消えるときの余韻がすごく出るのには驚いた。
(こういう所が静電型SPを愛好する人の共感を呼ぶのではないか)
新品同様のユニットが3つ内蔵されているので、しばらくはエージングが必要だが、そのうち更に音が変化してくると思われる。

ファーストインプレッションは非常に高いレベルの満足度である。
音圧も以前よりは相当高くなっていて、アンプのヴォリュームは2目盛ほど少なくて済むのはオドロp機だが、多分これは電源ユニットを2台ともソックリ交換したことによるのかも知れない。

また片方のSPが交換した3枚が働いてなあ買ったから、音圧が出なくて当たりませなのだが、ESL-63は後方にも音を放出するからどちらのSPが良くないのか1台づつ切り離して聴かないとわからないことと知った。

さあて、明日から調整だ。
今月末には相当素晴らしい音色を聴かせてくれることだろう。

ESL-63を久しぶりに聞いて、面白い事に気がついた。
調整してきたNS-1000の音がESL-63にかなり近い音になっていたということだ。
やはりESL-63の音が染み付いていたのだろうか。
http://dracdrac.exblog.jp/15285906/
http://dracdrac.exblog.jp/15293509/


2012年 01月 23日
ESL調整中:美しい音になりつつ有るようです

調整中のESLでああるが、耳の高さより中心部がやや低いから、やはり少し持ちあげたい。
台になるものを物色したが、多分一番良くマッチングすると考えられる木製の、しかも黒檀、紫檀のブロックの適当なものがない。

10p角だと相当の金額を投資しなければならないことになるが、もし失敗するととんでもなくもったいない。
それでもう現有品ではなくなったが、二種類あった専用台のいずれかがオークションか中古で出たらあてがおうと決めた。

何時の事になるかわからないので、繋ぎとしてやれることをやってみようと思い、手始めにSPを仰角設置することを思いついて実行にうつした。

どのくらいの角度が良いのかは志向作顔、と言うよりあまり上げ過ぎるとSPが後ろに倒れる危険性があるから、ほんの少し、という訳で角度は不明である。

SPの前2つの脚に昔のTAOC製のインシュレーターを挟み込ムのだが、平面SPのため一人の作業は結構難しい。

それでもようやく仰角に設置ができ、只今慣らし運転中。
それと付属の電源ケーブルを、太くて短いものに交換してみた。

極端に変化があるものではなかったが、(壁の中の電気ケーブルには現状で使える1番太いものを使用してあり、壁コンセントから電源供給していたから、多分もともと電源の影響は受けにくかったのかも知れない)

結果として、以前よりボリューム感が出て低音が締まってきた。
中音域に艶が乗ってきた。
反面音の定位感は少し甘くなったような気がする。
左右の角度は変えてないので何れコレもベストを捜さねばならない。
コニサーソサエティ録音のワンダ・ウィウコミルスカがバイオリンを弾いたブラームスのソナタが以前とは違う趣を見せ、テクニックの未熟さをがまともに見えてくる反面、バイオリンノ音色はクレモナの銘器を彷彿とさせる音で聞こえてきた。

古いDECCA録音、カラヤン/VPOのドヴォ8はVPOの弦の美音がとてもよくわかる。
今まで音の影に隠れてしまっていた音楽以外の様々な音(つぶやく、うなり、掛け声、楽譜をめくる音、息継ぎの音、呼吸音などなど)がよく聞こえ、一層の雰囲気を出すことにつながってる。

こういう所がESLにのめり込む要素の1つであることは間違い無いだろう。
音がリアリティがありライブ感がある、ソレがESLだといって過言ではないと思う。

まだまだどんどん日がな良くなっていくことを期待するものである。
http://dracdrac.exblog.jp/15316802/

227 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/05(月) 21:59:18.44 ID:+Fl1b7w+QUAD 
ESL-63の振動板フイルムに穴が開き雑音が発生し、修理は振動板フイルム交換〜1枚何万円とか書き込みが有るけど、穴が開いた個所に上から穴より大きいフイルムを接着剤で張り付けて導電性塗料を塗れば元に戻らないのかしらん?。


228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/06(火) 22:52:52.07 ID:X3kY/voQ
>>227
程度問題ですが小さな穴ならセメダインででも直せます。
あまりに酷いとその重量も関係するので音に変化出るでしょうが低音ユニットならまず判別不可能。

でも穴開いた原因から直さないと。
穴が開いたから雑音が発生するんじゃなくって、電極や振動板の剥がれで放電して穴が開いてしまったんだから。


229 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/06(火) 23:36:57.11 ID:nlUPqEST

ESL-63の振動板寿命がQUADのサイトで云々されていますが
一部の人は振動板の寿命が短いので無く、接着剤の寿命が短いのだと
発言していますた。これは本当でせうか?。


238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 22:50:12.34 ID:vRGgudel
>>229
本当だよ。
ちなみに張り替えてないもしくは補強して無い限り100%ESL-63のユニットは壊れてます。もしくは風前の灯状態。
1ユニット逝かれてれば他の3ユニットもほぼ同じ。
嘘だと思うなら自分で開けて指で押してごらん。
セメダインなんて全く用を成してないから。

245 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 09:35:38.74 ID:fQM5Y+FM

ESL-63が欲すぃ〜 とゅ〜訳で念願のESL63PRO購入しますた。
漏れのオデヲライフの中でアンポ製作以上の最大のチャレンジングが始まります。
先ずは漏れの所有しているアンポを接続してどのアンポが適合するのか見極める必要が有りますが、SP本体は多分長い間使用されて無いと放電していて電極に電荷が無い状態だと思われます。
コンデンサー型イヤースピカの経験は有りますが、スピカは初めてです。
ESL63のチャージングにはどの位時間が必要なのでせうか?。


256 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/17(土) 22:17:10.02 ID:OK8QVNTu

ESL-63PROに約6時間LOVE注入後、国産純A級動作のアンポを接続しCD再生しますた。
このスピカ前後共サランネットが有り前後に音が出る。
ブラインドで聴くと入出力端子/電源コネクターが有る方を前に向けても判らない
こんなスピカ初めてです。
願わくば漏れが逝く時まで今のコンデイションを維持して欲すぃのです。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 23:06:38.29 ID:zVWW0+Jh

ほら、その知識じゃ無理だって。
63は57と違うんでユニットにチャージは必要ないし電極に電荷なんか57でも貯まらんよ。


248 :ESL-63が欲すぃ。:2012/03/16(金) 23:16:50.89 ID:fQM5Y+FM

んな馬鹿な!?。
故Mr.山中氏はステサンで消費電力なんて微々たるモンだから常時通電を推奨してましたけど。
それではAC電源は何の為?。
漏れの知る限りコンデンサー型でAC電源が不要なモンはSTAXのELS-8XBB位じゃないの?。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 11:58:07.84 ID:k/ZwLNro

私の経験では、ESL63は静電気を利用しているためか、電源を切ってから長時間経過すると自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。
このため、休止の後は通電して一週間くらい経たないと元のように本領を発揮してくれません。
これは、永年愛用し「改造版」まで作ったアコースタットの「M3」も同じでした。
恐らく振動膜と固定極の間に電荷が溜まり安定するのに時間が掛かるのでしょう。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 01:15:49.06 ID:5Nzn/k+w
>>248
全く言ってる事が理解出来てないようですね。


AC電源じゃなくDC電圧ですが勿論要りますよ。
電位を得る為です。電荷は必要ない。
振動板を5000Vに帯電するためです。
音楽信号は振動板に流れるんじゃなく前後の電極にPPで印加されます。
帯電した振動板がそれに引っ張られて動くから発音するんです。

57は導電塗料じゃなく逐電塗料のため振動板が正規電圧になるのに
逐電時間が掛かる。
63では通電即5000Vになるだけです。

>>249の言う「自然放電で振動膜が緩んでしまうようです。」
全くありえません。構造を全く把握してないのでは?
放電しようが帯電しようが振動板のテンションは同じです。

長期通電のメリットは内部の湿気が飛んでほんの少し空中放電が減る事です。
長期間通電お休みだと保管状況にによりますが一番怖いのは結露です。
結露も含めた内部の湿気が飛ぶのに時間が掛かりそれまでは本調子とは
いかないという事はあります。


342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/27(月) 12:30:31.48 ID:+qQaPHAN

ESLは分割振動しているのか、していなのか気になる。


343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/06(木) 16:07:41.18 ID:0sG87qPU

振動板に強度が無いから分割振動はしてないよ。
動作原理自体が全面駆動だしね。


344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/07(金) 17:20:15.63 ID:bflPLV+4

高域の指向性の狭さは、分割振動が原因かと思ったけど、
してないなら、いつか買う。


345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/07(金) 18:56:02.02 ID:Okdv42iR ?

2BP(3)高域の指向性の "狭さ" と言うより "高さ" だが,単に駆動面積が広いからでは?


346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/11(火) 21:29:33.26 ID:3/coXle3

いや、57の方なら平面駆動で平面派しか出ないからユニットの正面でないと高音は聴こえないよ。
振動板が縦に長いから横幅以上の波長の信号は多少志向性あるけど、縦方向の志向性は全く無いに等しいよ。

つまり、あいつは巨大ヘッドホーン。
パーソナルSPさ。

63は遅延回路で球面派造ってるからずいぶん普通のSPに近づいてると思うよ。
それでも作用点は無いんで分割振動って物は無いよ。


320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/16(土) 01:39:06.90 ID:F468iNUN

Quad33ユーザーです。フォノイコが故障したので、ロッキーに電話すると近くに代理店がないという理由で東京のオーディオショップを紹介してもらい修理してもらいました。
抵抗の交換と劣化ハンダの修理で約2万円でした。
到着が楽しみです。


325 :320:2013/02/22(金) 00:06:06.32 ID:P/atlX47

Quad33が修理から無事に帰ってきました。快調に動作してます。古いアンプなので定期的にメンテナンスしてもらいながら大切に長く使いたいです。


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 01:48:40.14 ID:58QLIRVC

ちなみに33と405は昨年しかるべきところでちゃんとしたメンテをしてもらいました。
スッキリした現代的な音になって感激したのですが、何か本質的なものが失われてしまったのも事実で、それでも・・・・。


どーしよー!!!

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 13:31:36.77 ID:Il6XSo5i
>>234
>ちなみに33と405は昨年しかるべきところでちゃんとしたメンテをしてもらいました。
>スッキリした現代的な音になって >何か本質的なものが失われてしまったのも事実

しかるべきところってどこ?
開けてみてオーディオ用コンデンサが入ってたらダウトだと思うけど


237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 01:29:54.48 ID:a3eo0FHQ
>>235
>オーディオ用コンデンサが入ってたらダウト

あるある
ブラックゲートのオーディオグレードに交換、とか奥で値段上げようとして
悪徳リサイクルオーディオ屋の常套手段

ついこないだまでオリジナルだったが、ついに606はスイッチを交換してしまった。
まだ44, 66, もう一台の606はオリジナルのまま。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN ID:JEL7pCkf

22とQC-2の修理を徹夜でやってしまいました。
古いんで色んなとこが逝かれてますね。
いざやってみると結構大変。
これだと売ってるのでちゃんとメンテしてあるのなんてないんだろうなと
思います。
QUADのパーツは経年変化が物凄く大きいですね。
熱持つ抵抗はみんな大きく変異してました。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 07:39:38.33 ID:1yNSiqQp

QUADは、買うところ気をつけないとね。


355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 21:42:53.89 ID:ba5zOFtV

あ、言えてる。


356 :351:2013/10/03(木) 21:49:16.22 ID:3uMNwYNH

ちゃんとショップでメンテナンスしてある、もしくは動作保証のある機体を買いましょうという事ですね?


357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/03(木) 23:29:07.94 ID:XVFaU/7P

ショップって言っても色々有るからね。
まず自分のところで直せないようなところだとヤフオク以下の商品のとこ一杯有るよ。
リサイクル系の中古屋は全く駄目だよ。


358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/04(金) 08:30:13.75 ID:nwhQmpta

ヴィンテージの33や44がいまだに愛用する人間が多いが
これらを超えるアンプをつくらないQUADの責任は大きいな

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/15(火) 22:00:27.89 ID:WHH0gn+h

最近この店ではこの手の中古44が増えてきた
この値段じゃ出自や修理明細を確認しないと怖くて買えない
2年保証だが正直高すぎ

http://www.hifido.co.jp/KW/G--/P/A10/J/0-10/S0/M0/C11-58353-08032-00/

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/04(金) 21:46:09.92 ID:Tong212F

ハイファイ堂のメンテは本当に酷い。
音出りゃいいって感じ。

QUADはすでに一回潰れた(身売りした)会社でブランド継承してるだけの
会社だじゃらしょうがないよ。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 02:34:43.36 ID:RNKLwGLf

専門店というのが眉唾ですね。
電気知識の無い売るだけど店が多いですからね。
関西なら何度も修理に出しても直らないビンテージの駆け込み寺みたいなところが一軒ありますよ。
部品だけも分けてくれますし修理のしかたも教ええくれます。
簡単な故障は自分で直せって言われます。
ご迷惑になりますから名前は伏せておきます。

でも購入4ヶ月なら買ったとこでクレーム効きません?


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 09:12:34.64 ID:oO//gC7w
>127
困ったことに保証一ヶ月で……。
他所のビンテージ専門店で買うつもりが一向に連絡が返って来ず、飛びついたのが運の尽き。
今を思えば保証一ヶ月はリスキー過ぎる。
一部の部品交換はしてあったけど、QUAD22の方でQUADIIはあまり手が入っている印象は無かった。
球系のヴィンテージは初めてなもので、適切な対応が出来ず情けない。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 07:23:19.03 ID:WBKvpKy8

スマイルオーディオ. 042-497-1533. 東京都清瀬市中里5丁目2-8-709

これがQUADの正規の修理業者です。


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/04(火) 09:12:34.64 ID:oO//gC7w
>128
ライフプラネットからそちらに変わったとか。
QUADII以前の物はサウンドボックス等の方がいいのかな?


132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/05(水) 02:56:37.74 ID:5j/5PVZ7
>>129
サウンドボックスは自分のところでは出来ず修理丸投げだから高いよ。


339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/13(土) 23:22:14.95 ID:WwR1rIGr

サウンドボックスは酷い修理が叩かれてるんでお困りでしょうね。


361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:25:01.63 ID:dxeVlkft

現行QUADの修理委託業者に旧製品がまともに直せる保障は無いよ。
一応正規って気休めにはなるけどね。


362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:26:18.45 ID:dxeVlkft

ESLの修理なんかハーマンとかロッキーとか酷かったもの。

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 12:30:34.38 ID:ArIkkEy4
>>361
そうは言ってもマニュアルと純正部品を持ってるし、群馬の某よりはるかにいい


364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/05(土) 22:30:16.79 ID:IiDA1Y9k

そこそこ新しい製品ならね。
22とか33の時代の純正品ってもう無いよ。

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/17(木) 00:49:33.97 ID:qKHdG2eY

QUADに限らず海外製品や国産の旧製品の修理にみんな正規の代理店って言うけど正直これほどいい加減なものは無いよ。

海外製品の日本代理店の修理って殆どが修理業者に丸投げで現行であってもオリジナルのパーツが使われる事の方が稀だよ。
国産メーカーの修理だってちょっと古いとパーツは代わってしまって直した方と直さない方の部品が違って左右の音が違うようになって帰ってくるって極々当たり前なんだよね。

だから修理帰りの機器が直ぐにオクとかに良く出てるわけ。
私も過去に何度もこういう経験しました。
それ以来修理後修理箇所を検証し変わってる部品をオリジナルに近い物に改めて置き換えるようになりました。

無い場合は少なくとも左右で同じ物に交換してます。
日本におけるオーディオ製品の修理って鳴る様になりさえすればOKって事だと
思います。

ただ救いは稀に機器により無茶苦茶精通してるお店もあるってことです。
どれもなんて無理ですので偶々自分の使ってる物に精通してるとこに巡り合えるのは奇跡に近いですけど。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50


548 :私の息子はEL34:2012/09/06(木) 15:14:18.94 ID:05BCOqMe

今年の春に5万5千円で買った漏れのQUAD ESL-63PROが今年の梅雨を無事過ごすことが出来ますた。


549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/17(月) 22:40:12.16 ID:Iycz899N

ESLに梅雨は関係ないですって。
一度開けて電極の具合を見てみる事です。
剥がれてからでは遅いです。


550 :私の息子はEL34:2012/09/18(火) 08:20:03.67 ID:MrMyx9Rb

漏れのESL63-PROは未だ大丈夫ですが、その時に備えて補修パーツを準備しています。
オリジナルより少し薄い振動膜は入手出来ますた。
接着剤と導電性塗料は入手出来ませんか?

以前、京都のSHOPに自身でリペアするので譲ってくれないか?と問い合わせると断られますた。


551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 19:47:13.32 ID:aT0kPyDf

当たり外れがあるのではないでしょうか
昔63PRO買った当初からチリチリいってまして、クレームつけて交換してもらいました
鳴るのが仕様だとかふざけたこといってましたが
担当はハーマンの久間だったかな
交換後は7〜8年問題ありませんでした
あとDCIは微かに鳴っていましたね

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 20:34:16.72 ID:GIQTSLtN

ハーマンで売った新品に結構修理品ユニットが入っていたのも事実ですね。
57のように密閉してるわけではないので湿気が多き時は微かなノイズは出る事も有りますがそれで故障には至りません。

埃っぽい部屋だと空気清浄機として働く懸念はあるでしょうけど。
最初からのチリチリは修理時のセメダインの塗り過ぎ?

>>550
そりゃ余剰分が無い時に聞いたんじゃない?
待てば取り寄せてくれるけど貴方には張替え出来そうもないと思いますが。
まず、振動板の前に電極のセメダインの劣化具合の確認ですって。
でないと本当に張り替える必要に迫られます。
壊れぬ前の対処ですって。


553 :私の息子はEL34:2012/09/18(火) 20:52:55.36 ID:MrMyx9Rb

中古で購入した63だから、接着剤の劣化確認する為にバラしたらいっそのこと張り替えた方が良いのでは?。
それに自身で張り替えを行なっても1度や2度で成功するとは思っても御座いません・・・・。


557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:04:19.63 ID:GIQTSLtN
>>553
そういう覚悟があるならやってみてもいいでしょうね。
ブログで情報開示されてるのは一番簡単な故障の部分とか肝心の部分は伏せての失敗誘導のようなものだけです。

でも通常振動板は全く劣化なんかしてません。
鳴ってる物を張り替えるのは全くの無駄です。

埃が入ってスポット放電で焦げたり小穴は開いてるかも知れませんが、それを確認する為に前後を外そうとした段階で経年でへばり付いてるので振動板を破ってしまうでしょう。

接着剤の劣化は初期段階なら補強で済みますから触らぬ神に祟り無しです。
それから埃が入らないように保護幕の破れと剥がれの確認です。

両面テープで貼ってあるだけですのでパリパリになってたりネチャネチャになって剥がれて隙間が出来てる場合が殆どです。

埃が入ると放電で破れの原因となります。

ユニット自体の分解はノイズが出てからにした方が良いと思います。
もしも貴方が本当にSPのコーン紙の張替えなど朝飯前の器用な方なら表ユニットに振動板が接着してありますからその境目に振動板自体の剥がれ防止の為に超低粘度の接着剤をぐるり一周流し込んでおく事です。
ユニット外して空中で回しながらしか出来ない作業ですが。


558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:08:09.17 ID:T2UuwSmZ
>>552
質問だがQUADはセメダイン使っているって本当?
(アジアだけだと思っていたが・・・)


559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/18(火) 22:22:50.38 ID:GIQTSLtN

QUADに限らずSPユニットには接着剤多用されてますが?
残念ながらQUADの使っていた接着剤は寿命が短かったんです。
紙を貼るんじゃなくプラスチックとプリント基板を貼ってるから接着剤の種類に限りがあったんでしょう。

まあある程度の時期で壊れるようにコントロールしていたのかも知れません。

ちなみに57も振動板はセメダインで止めてありますが電極はベークに塗った塗料ですので剥がれはしません。 その代わり木枠がビニールの粘着テープで密封してある信じられないようなレトロな構造です。
パリパリに乾いて効用をなしてない物があります。


566 :私の息子はEL34:2012/09/19(水) 07:23:19.53 ID:mEG3cAQL

ESL63に用いられている接着剤は透明の液体で準速乾性ですよね。


567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/19(水) 11:32:55.90 ID:JL7FG2wg

茶色い色してると思うけど??
ボンドG-17みたいな色ね。
一杯はみ出てるから見りゃ直ぐ分かるよ。

触るとポロポロ取れるので効用を成してないのが良く分かると思いますよ。
逆に取れない奴はまだ効用有りで大丈夫って事ですね。
振動板をとめてるのは別の種類です。も少し透明に近いかな?
同じQUADでも年代で少し違うみたい。


568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/22(土) 15:22:17.29 ID:hPOqoekY

クヲードに限らずアポジーなんかも結構手作りでひどいと何処かのブログで読んだな。
大量生産品とは言い難いから、パートのおばちゃん集めて作ったんだろうな、当時は。


387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 16:57:38.80 ID:oTS0oKFp

セメダイン劣化して直ぐボイスコイル剥がれますけど?
開けてみるとパリパリだよ。
折り返しのカーブでボイスコイル腐食して粉吹いてて良く切れるし。

まあ寿命10年ちょいかな?
QUADもマグネパンもセメダインの寿命に尽きるね。


390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/07(水) 02:00:29.52 ID:rHzSAtjH
>>387
今の接着剤って昔のと比べて凄く進歩してるけどそれでも駄目なの?
15年程は持って欲しい。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/07(水) 08:16:15.22 ID:oDZwm6sW
>>390
最新構造の奴なら耐久性全然違うと思う。


579 :私の息子はEL34:2012/10/17(水) 22:16:37.82 ID:zPOYcs2u

今日漏れのQUAD ESL-63PROの電源SWをONすると一瞬振動フイルムが動く様な音が出ていることに気付きますた。
これは振動フイルムが剥げ掛かっている(一部剥げている)証拠でせうか?。
漏れは小音量派なので通常の視聴時にはビビリ音やバリバリノイズは聴き取れまへん。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/10/19(金) 20:23:18.39 ID:jkPnbOKh

多分ダストカバーが緩々なんでしょうね。
多分代理店のいい加減な修理がしてあってユニット交換後にダストカバーの熱収縮してない奴でしょう。
天板外してネット捲って見ればすぐに確認出来ます。


振動フイルムが剥げ掛かっている(一部剥げている)場合はポツポツ音になります。

電極が端から剥げてる場合はジャージャー音。

電極の一部が剥がれてる場合もポツポツ音。

バリバリは振動板と電極の接触。多分破れてます。

416 :私の電極は5000ボルト:2012/03/24(土) 09:32:30.97 ID:EC8LkWsn

QUAD ESL-63PROのオーナーに成りますた。
コンデンサー型スピカの使いこなしのアドバイスお願い致します。


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。


他に何か注意すべき点が有れば御教授願います。


417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/24(土) 16:14:08.80 ID:hCN6RETm
>>416
嫁、子供、ネコを部屋に入れない

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 00:06:52.33 ID:ji8+evKz

ネコに倒されてお釈迦だぜ


419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 08:51:08.03 ID:1OYYUbPZ
音を出さず飾り物か弄ってジャンクゴミのどちらかだな。


805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/24(日) 22:47:56.72 ID:KgbA6b1H

俺なら嫁とネコ捨てるけどな


420 :私の電極は5000ボルト:2012/03/25(日) 08:52:32.42 ID:hMUqRFYH

>>417 セフレは3人扶養していますが嫁、ネコ/子供はいませんから大丈夫です。
>>418 前側に転倒し易いので広いベースにESLを固定し後にパワーアンポを乗せ
   重量バランスに配慮しています。


421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 10:00:12.66 ID:Sr6nTEDQ

30年ぶりかでモデルチェンジしたのに、なんで古いモデルの導入話になるのかが分からん。湿気に弱い割に長持ちするのかね?
>>ESL-63PRO


425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 16:01:01.67 ID:BdCVkcDc

ESL-63は現行モデルも中身の構造全くは同じ、トランスがドイツ製になったくらい。
それ故にESL-63は整備がしてあれば無茶苦茶コストパーフォーマンスは高いよ。
それに湿気には弱くはないですよ。
元々イギリス製。霧のロンドンでも大丈夫。

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 16:20:03.65 ID:BdCVkcDc

>>私の電極は5000ボルト


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。

1)は元々付いてないでしょ。

2)意味無しです。

3)必要なし。

4)保護回路でクリップします。

5)これこそ必要なし。

6)気休めです。

7)試聴位置にもよりますが持ち上げると低音が減ります。

8)そんなに倒れやすくはないので普通のSP同様でOKでは?
 マグネパンみたいに倒れやすくないです。

9)スペースも必要ですが如何に反射を抑えるかです。
 後ろの吸音処理で音が変わります。

10)100W以上のアンプは繋いでも意味ないって書いてありますが保護回路が
 入力制限するので別に壊れる事はないです。


インピーダンスカーブが通常のダイナミック型SPと違うのでアウトプットトランスを積んだアンプの方が相性はいいです。 BBCでもフィリップスでもESL-63PROにはアウトプット付きのトラアンプを
使ってました。


427 :私の電極は5000ボルト :2012/03/27(火) 21:12:37.68 ID:A2xppK2M
>>426


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。

1)漏れの63PROはSP端子がスピコン端子とデイバイデイングポストでは無く何故か4ピンのキャノンジャックとバナナジャックで。バナナプラグ付きSPケーブル(4m)と予備のバナナプラクが2組付属していましたので手持ちのSPケーブルを適正な長さでバナナプラグに接続し使用しています。

2)漏れの63PROを駆動するアンポはモノラルアンポでスピカの脇に設置していて、そのアンポのサービスコンセントからESL63PROに給電していますので電源ケーブルが長杉なのです。

3)評論家の故Mr.山中敬三氏はESLの消費電力なんぞ僅かなモンだから常時電源ONに汁!とSS誌に貝鳥ますた。

4)大音量で再生しないと優香、電極タッチが怖くてヴォリューム揚げられまへん。

5)打楽器/ベースをフイチャーした音楽は再生を避けています。

6)別スレでESLの最大の敵は結露とカキコしていた香具師がいましたが・・・

7)ESL63純正?のスタンドはかなり持ち上げているようですが・・・

8)漏れのESL63PROは和室の畳なので、ベースの上に角材を置きその上に設置していますが特に手前に倒れ易いのです。

9)SPの背後は窓ですので音場パネルは設置出来まへん。背後は60cm位です。

10)コンデンサー型スピカは超高域でインピーダンスが1Ω程度に下がる物が有るのでDC成分が発生した時は保護回路が働くので漏れのパワーアンポのメーカーはAC/DC切替SWをAC側(コンデンサーが挿入されている)にしてアンポとスピカの間に1〜2Ω(30W型)を挿入汁!とインストラクションマニュアルに書いて有りますが、音質劣化を招くので信号系統に直列にLC等を挿入したく無いのです。
 後OPTを搭載した真空管アンポが2種類有るので、後日テストする予定です。


431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/28(水) 22:05:02.00 ID:/k9spGsG
>>私の電極は5000ボルト


1)付属の長く貧弱なSPケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

2)付属の長く貧弱な電源ケーブルは高品質な物に換え、適正な長さに切り詰める。

3)常時通電する。

4)大音量で再生しない。

5)再生する音楽のジャンルを吟味する。

6)雨の日や湿度の高い時はエアコンを入れる。

7)SPベースを設置し床から持ち上げる。

8)SPの転倒防止処置(正面側)を講ずる。

9)SPの背後は充分なスペースを確保する。

10)駆動するアンポは馬鹿デカイ出力の物は敬遠する。


1)63PROの初期(半数)はそのコネクターです。ケーブルは後付け品。純正はありません。

2)短くするのはいいですが、太くしても意味無しという事です。

3)ESL57の場合でしょ。
 5000V掛かると下手な空気清浄機より埃を吸い付けます。
 常時通電は中にゴミの入る危険度が増します。
 直に立ち上がりますから長持ちさせたいなら63では常時通電はお勧め出来ません。

4)だから保護回路が働いて頭打ちで電極タッチは絶対に起こりえません。

5)OTLのトラアンプを繋ぐから低音が出ないと思うんです。
 電源が劣化してない限り63はパルシブな低音も楽に出ます。
 結構量的にも出ます。
 トランジェントが良いので低能率な小型SPの重い音に慣れた耳には軽く感じるかも知れないですが、実際には凄く立ち上がりの早い低音が出ます。
 打楽器/ベース共凄く得意というか一番正確な音が出るはずです。


6)私です。
 結露は大敵ですが通電してても関係ないです。
 部屋の温度が問題なんです。冬に急に部屋を暖めた時に結露します。
 部屋の温度に本体が馴染むまで通電してはいけません。
 梅雨に湿気が多いくらいはチリチリ空中放電音がする事はあっても壊れたりはしません。

7)純正は22cm持ち上げますがこれを使うと低音が減ります。
 社外品でチルト出来るベースが出てましたがこちらの方がいいです。

8)下が軟いと低音が出ないですね。振動板面積が広く本体が重くないので逃げますね。
 固定すべきでしょう。

9)音場パネルは余計悪くなるので要らないでしょうが、何かで吸音もしくは拡散等をするように考えた方が良いかと思います。
 少なくとも壁と並行には置かない事です。


10)確かに安物のアンプだと音量上げるとリレーが働く物があります。
 そういうアンプは使わない事です。
 球アンプはちゃんとした物でないとボケますよ。
 誤魔化しの利かないSPですのでアンプの音もろに出します。

ちなみに63はUでは上手く鳴りません。
 


434 :私の電極は5000ボルト :2012/03/28(水) 23:17:32.84 ID:imbcmc1A
>>432様 有難う御座居ます。

1)私の製品は初期型なのですね。因みにシリアルはNo.23741/23742です。
 箱に'88年2月3日TOKYOの手書きサインが有りますた。

2)既にオーデイオデバイス社のPCOCCの電源ケーブルに交換しますた。オデヲは見栄えが一番ですw。

3)いいえ、ESL63です。漏れはSTAX社のコンデンサー型のヘッドフオンを使用し鳥ますが、新品で箱を開けて電源投入中に電荷が全く無い状態から〜電荷が溜まる迄に音質が激変する経験をしますた。雑誌STEREOでも編集部に届いた視聴用の ESL63が全くの新品で電源投入中に同じ症状を示したとの記事を読んだ記憶が有ります。  
 ESL63にはビニールのダストカバーが有る筈ですが、塵をシャットアウト出来ないのでしょうか?。

4)判りますた。でも振動膜(Melinex3.5μ)と電極の隙間がたった2.5mmは狭いですね。

5)漏れは昼間大音量や打楽器/ベースをフイチャーした音楽の再生はコーン/コンプレッションドライバーのシステムに任せて、ESLは夜間にストリングス/ボーカル再生を慎ましく聴くことにしています。

6)何処かのブログでESLユーザーが梅雨時に不調になったとのカキコを複数みましたので・・・。

7)8)9)何処かのブログでESLの前側ベースの下にスペーサーを挟んで後方にスラントしている香具師を見ますた。
ヒントに成りますが、転倒防止策が漏れの急務です。

10)今ESLに接続しているのはコンセントの関係で石の純A級動作の90W出力モノラルアンポですが、ほぼ同じ出力の3極管PPと自作の3極管接続PPのアンポが有りますので選択する予定です。


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/30(金) 22:38:08.40 ID:UA8reOcl

3)止めませんがダストカバーはモールで嵌め込んであるだけで57のようにテープで封印してあるわけでは無いので四隅が隙間だらです。
湿気も空気が出入り出来るので梅雨は湿気るわけです。
57では密封されてるので破れや剥がれが起こって無い限りユニットの中に外気は入りません。
63では外気が入ります。ダストカバーが有るおかげで逆に中の湿気や結露がなかなか解消され難いんです。
初期に音が極端に変わるのは電子部品や振動板自体のエージングの所為の方が大です。
電位だけですが多少は空中放電で熱も発生するので湿気も抜けて音も全く変わらないという事はないですが通常聴いても解らない程度です。
30分もすれば全く問題無しです。
空気清浄機としての長時間運転はあまりにリスクが高過ぎます。
壊れても寿命が短くなっても良いというならどうぞ常時通電で使って下さい。


5)多分メインシステムより低音もいいはずです。
打楽器のインパクト音とかベースのピッチカートの切れとか。
ドーンと尾を引かないのは振動板が軽く前面駆動で正確に止まるからです。
フィールドマグネットの軽量コーンの低音がかなり近い感じですね。


437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/30(金) 22:53:54.98 ID:UA8reOcl

6)電極が端から剥がれかけている状態で湿気が多いとノイズが出だすからです。
一度スポット放電すると穴が開き、破れに至ります。
ユニットが正常であればチリチリという空中放電の音はしてもスポット放電はしません。

9)スラントすると後ろの壁面と上下も平行でなくなるのでよりいいです。
前に倒れ難くもなります。

10)球のアンプは低音の緩くなる物が多いです。
今のアンプにマッチングトランス付けるのがベストではないでしょうか?

438 :私の電極は5000ボルト :2012/03/31(土) 19:49:09.18 ID:eX0b/QPb
>>437様 毎度有難う御座居ます。

3)明日から4月です前半の2週間を使用時のみ電源ON、後半の2週間を常時電源ONにして比較致します。

5)昨夜BEATLESのCD3枚再生してこのスピカがバーサタイルな性能を持っていることに驚きますた。

6)SPを設置している部屋は常時人が居ることは無いのでエアコンのON-OFF位しか急激な温度変化は起こらないと思いますが、ESLの電源投入は部屋の温度が安定してからと言うことで了解致しました。

9)アンポ〜SP間に挿入するマッチングトランスは過去の雑誌を調べるとTANGO社にFT-200やFU-60等が有ったことが判りますた。入手出来るか問題ですが探します。


439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/31(土) 20:51:42.92 ID:qkF0Ptjd

6)逆にリビングとかの方がいつも人が生活してるので温度変化が少ないのです。
偶に人が入るオーディオルームの方が冬場に良く結露を起こすのでご用心を。


10)TANGOは使い物になら無いでしょう。
 別にマッチングトランスと銘打って発売されてる物でなくとも球用のアウトプットの2時側だけ使ってもいいですしALTECやRCA他業務用のマッチングトランスも多数発売されてました。70Vライン用のマッチングトランスの2時側使用でもOKです。
 マッキンのガラクタから流用って手もあります。
 球アンプお持ちなら一度そのアウトで実験されてみては?

この辺肝ですし、アンプが良くなれば幾らでも追従するSPです。
それ故に活かすも殺すもアンプ次第。
前にどなたかの引用サイトに100%ドライブ出来るアンプが無いって行がありましたがまさにそうかもしれません。
頑張って伴侶を見つけてやって下さい。


440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/02(月) 22:27:01.37 ID:xmj9hQpa

イシイラボのアウトプットトランス、お勧め。


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 00:12:33.31 ID:+AmDmDaC

マグネパン3機種、アポジーのカリシグ持ってましたけど結局QUADになっちゃいました。
アポジーは一時期でかいの買おうかとしたんだけど音像のでかさに腰引けちゃった。
うちのカリシグリボン無傷の良品だったけど18万にしか売れなかった。
この傷もん高いと思うんだけど最近また人気出て来てるの?


573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/25(火) 21:40:17.79 ID:u3VKTphf

両方やってみて、MG3.7にしてますがカリパーシグの程度良しは、鳴らしずらかったけど、一度なるとたまらん音を出してたように思う。
小音量時はQUADに勝るものはないでしょう〜。
夜中にQUADで弦聴くと別世界になるのは、わかります。


453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/17(火) 22:52:51.64 ID:NLzal3Pv

マグネパンも丸線の旧型の方が明らかに音良いよ。 切れの良い音も出せた。
ティンパニーとか凄かったよ。
現行で20年前のモデルの音出ないでしょうね。
ここでは業者さんの売り込みレスが多いので新しい物しか買わないってレス多いんだけど、マグネパンですら旧型の方が良い。
当然QUADも。


456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 00:48:44.64 ID:FJ/zv6qa

若かった20年前の方が耳が良かったってオチじゃね?


457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 00:58:55.71 ID:lw+7v/OK
>>456
あーそれマジで思いますねえ ずっとそうじゃないかと思いながら聴いてる


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 01:20:06.55 ID:ZYvJWa8j

昔のものの方が音が良いと感じるのは幻想。
平面型のスピーカーとゴールドムントの音は全く合わないから気を付けろ、
ただでさえ低音が出ないのに、すっかすかにぎゃんぎゃんになると思う。
アポジーも低音がダメ、リボンがぐしゃぐしゃいうだけだから買うな

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 13:58:52.18 ID:2rp6zxKw

マグネパンは各年代持ってるけど明らかに昔のモデルの方が独特の味がある。
オーディオリサーチが売ってた頃のが一番いい。
ムンドで鳴らないのは元々ムンドがそういう傾向の音だから。
普通のSP鳴らしても大した事ないアンプだよ。
低音鈍重いB&Wとかに合わせて音作りしてるんだろ。
同じスイスでもFMとかとはレベルが違うよ。


460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 22:49:39.87 ID:SH0MHJVq

ムンドで低音出ないって感じるのはのは耳が悪いだけ。カリパー使ってたけど出まくる。
超低音の入ったテストCDとかかけると確かにぐしゃる。音楽ソフトでそうなることはない。
ムンドの空気感は他のアンプで代用できない。FMは聞いたことはあるが所有したことないから知らん。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/21(土) 21:06:39.63 ID:Wse2ynJ+
>>460
ムンドの空気感とは?
嫌味ではなく
2万円を140万円で売るメーカーでしょ?
例え金があったとしても怖くて買えないな


462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/22(日) 01:38:54.89 ID:f380dXVu
πはもっと高く売らないとダメなのに2万円で売るから会社が傾いたんだろ。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/24(火) 03:45:42.42 ID:XV0It2ga
>>460
ムンド、ジェッフ、B&Wは初心者受けはするけど直ぐに卒業すると思うな。


465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/26(木) 17:57:21.73 ID:uTqRFP4c

すごい初心者だなw


466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/27(金) 02:02:41.46 ID:27Tue0+1

雑誌の評判しか情報が無くって踊らされてる初心者ね。
まあみんな一度は評論家に騙されるんだけどね。
奴らは金の出る現行品しか褒めないからね。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/14(土) 13:31:59.51 ID:MQFF+KINMagnepan

MG1.7 先日到着、いま馴らし中です
20年前アメリカでここの平面スピーカ聞いて高音のきれいさでずっとほしかったんですが、ちょっと広いスペースが確保できたので思い切った。
いままでは HarbethHLcompact 使用、むかしの riverside の JAZZ は Harbeth のほうが向いてるようなw


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/14(土) 16:22:49.28 ID:g3eefD79

仮に高音が綺麗にでてもHLコンパクトにかなう訳がない。
ジャズ聴きたいならCDとかアンプ替えるのではなくアポジーのカリパーシグネチュア以上のものを買ったほうがいいよ。


470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 16:42:23.42 ID:IYV4Dgzh

いや、あらためてHLコンパクトはいいスピーカやなあと思ってますよ。
なによりも、すごく「楽しげに」鳴る。
プレーナースピーカのスレで何書いてるんだという感じですが。


471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 21:21:46.83 ID:KfsSSxm7

ESL-63にしなかったのが間違いですね。
HLコンパクトもHL5もお払い箱に出来たのにね。


472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 22:40:56.37 ID:N/vcHxbx

やっぱりeslー63が王様ですか?

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 22:49:57.19 ID:l90OL/CI

王様はAPOGEEだろ。


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/29(日) 03:03:25.26 ID:ag75wi8f

APOGEEは持ってたけど特別どうとか言う物では無かったですよ。
マグネパン、マーティンローガンに比べるとずっと対応範囲の広い鮮明な鳴り方をする普通のSPだったですけどね。
音像がでかくって迫力はあるんだけどかなりの口お化けで歌物は頂けなかったですね。
私の持ってたカリシグですらですからもっとでかいのはミニシアターサイズの音像でした。
それをリアルと思われる方も居られるのでしょうが私にはちょっと辛かった。

ESL-63は聴いた事ある人なら解るだろうけど見た目よりずっと普通の音します。
球面波のおかげでピンスポットに定位もします。
反応の速さ正確さでは他の追従を許さない王様と言えると思います。
ただし壊れなければです。

趣味的には57の方が面白いですが並べて聴けば進化の凄さが理解出来ると思います。
57も大好きではあるんですがあくまで巨大コンデンサーヘッドホーンと言う感じですね。


475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/30(月) 00:14:32.19 ID:3Kqr+tb4

昔何気に入ったオーディオ屋さんでマーチンローガンが鳴っていた。
初プレーナーだったのだが、聞こえた瞬間まさに目を見開いてしまった。

空中にポッカリ浮かぶ音像
ゆったり、ゆっくり流れるのだけどすごい緻密感
エロい声

今思い出しても衝撃的な経験だった。
最近箱型スピーカーに疲れてきた。。。

買い替えたい。金欲しい。。。


477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 09:24:38.57 ID:3aIdCCU4
>>471
だからせめて現行商品で書いてくれとw
ESLシリーズの現行品、ヨドのHPにも出てるけど、あれ1本の値段ですよね。
まあ手前にゃ無理な代物と。

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/16(月) 20:35:24.36 ID:dq6uz5Wz

ハイエンドショウでquad聞いてきたけどよくなかった。
八畳位の部屋で演奏してたけどセッティングが悪かったのかな?


847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/22(水) 20:04:35.14 ID:5PXz/ERd

年末のハイエンドショー行ったけどpiegaが狭い部屋にも関わらず一番いい音だしてたよ。
quadは酷かった。


849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/26(日) 11:02:48.52 ID:T1u0yphp
>>847
クオードはいつも変な音な気がする


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/20(金) 00:41:18.37 ID:RgQDCkZ7

ロッキーじゃなー
今のQUADのアンプじゃESLは上手く鳴らんでしょ。


478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 10:54:19.99 ID:YNqq6Juv
>>476
私も持ってたのはカリパーシグネイチャーでした。
マーティンの方はCLSU。
どちらも去年処分しましたが。

確かにCLSUに比べればカリパーシグネイチャーはずっとまとも。
怖いほどの音像。壁の向こうに歌姫は我が家ではメインのホーンシステムの方が上でした。
比べればカリパーシグネイチャーは全体からウワーッと音が出てきて散漫な印象でしたね。
同じ包まれる感じならマグネパンのティンパニーの方がよりエネルギッシュ。

>>477
ESLは基本中身全く変わって無いんで現行品には何の魅力も感じませんし、高過ぎて馬鹿かと思います。
ドイツ製になってマッチングトランスの違いか色合いも減ってます。
お店の方で無い限りESLの現行推す意味は全くないと思います。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 18:13:26.85 ID:brWvhAdz

カリパーって入門機みたいな物だからね、低音はでないしダイナミックレンジもいまいち。
あれを聞いてアポジーを判断してもらっては困る。

やはりデュエッタ〜ビッグアポジーが凄いのよ、とくにシンティラ!
今は亡き黒田恭一氏が死ぬまでべた惚れだったディーバも凄いけど。

アンプにも死ぬ程お金をかけないと本領を発揮しない。駆動力の無いアンプで鳴らすと、定位もわるく、リボン全体がワ〜ンと鳴いてしまうので、なおさら誤解を受けやすいSPなんだよ。


480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 19:47:06.92 ID:YNqq6Juv
持っていたのはカリシグですがシンテイラは友人が持ってましたので良く聴いてましたがそんなに言うほどの差は無かったですよ。
確かに音量は上がりますがどだいうちではこの手のSPに音量求めませんでしたので。
アンプは当時パネル物にはスレッショルドとFMでした。
それと金田。
駆動力不足はなかっと思います。


481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/01(火) 20:23:01.65 ID:4iewrrKX

金田は知らないけど、スレッショルドは低インピーダンス駆動は苦手ですよ。
つまりアポジーとは良くないです。
FMって駆動力があるイメージじゃないけどなあ
やはり、当時純正とも言えるクレルあたりで聞いて欲しいです。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 22:37:09.87 ID:Hjqf8vXj

クレルはKSA-50なら同時に持ってましたが一番低音が緩くってパネル物には合わせてませんでした。当然パワー感も不足で。
スレッショルドが1オクターブ下まで出るような鳴り方をします。
低インピーダンス駆動は苦手??
出力トラ18パラとかの奴ですよ?
FMに比べれば表情のやさしい鳴り方ですが低音の駆動力は私の所有したアンプの中では歴代1番です。
まだ現役で今も有ります。

ちなみにシンテイラはジェフローランドの#7だったと思います。
鳴き比べした時スレッショルドの1オクターブ延びるような音を聴いて友人はしばらくしてアンプ変えてましたが直ぐにシテイラも首になってました。


483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 23:12:32.64 ID:xjF6W7Lm
ほう、なかなか経験豊富な方ですね。
スレッショルドはアポジーとの組み合わせで何度か事件を起こしています。
駆動力というよりは保護回路の問題かもしれませんね。
で、シンティラを首にしたスピーカーってなんなんですか?そっちが気になるな〜


486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 16:22:58.53 ID:QMF/XcB2

確かにスレッショルドは出力段アホほどパラってますので経年でトラブルも起こったって話は良く聞きますし、丈夫とは言えないのかもませんね。
それでもFMに比べればトラブル少ないので我が家では述べ6台使いましたが1台電解の容量抜け起こしたのとパワーSWが焼けたの位です。
RFでコンデンサー変えたら見事に腐った音になった経験はあります。

シンテイラの後は何だったかな?
ウイルソンだったかレッドロース何とかだったか?
今は宗旨替えしてクラングフィルムですね。
うちがWE系なんで。


487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 17:47:54.25 ID:89ot+Xed

オイロダインですか!これはまあ・・・
しかし貴方はよっぽど凝り性な人ですねw
でもアポジーからオイロダインとかA5に変える人って意外と多いんじゃないかな?
アポジーって低音の音質だけなら世界最高なんだけど、さきの定位の問題やダイナミックレンジの問題でみんな手放してしまうんですよね、かといって4343みたいな重苦しい低音や、無駄に大口径のダブルウーファーの愚鈍な低音には耐えきれず、結局5〜60年代の軽いコーン紙から出てくる軽やかな低音に魅了される。
洗練されたホーンは音離れも良いし聞いてて楽しい。


488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 18:03:49.86 ID:QMF/XcB2

クラングフィルムは友人の方です。


590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 18:23:43.78 ID:wm5AHfpD

自分はリボン型はどちらかと言えば弦楽器だと思っている
コーン&ドーム型は打楽器 ホーンは木管金管楽器
コンデンサ型はスピーカー理想だと思うけど、現実大音量にできないし、ゴミがたまる。


593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 19:33:23.42 ID:AEDYnzVz
>>590
女性ボーカルは?
A7で聴いてるけどもっと良いのある?


596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 20:07:19.06 ID:FTi348us
>>593
我が家もメインはWE系のホーンシステムなんだけど、A-7クラスの声は通りはいいとは思うけどQUADにゃ逆立ちしても勝てないよ。
QUADの情報量は半端ないよ。

特にボーカル系のピンスポットな定位と口の中の唾まで見えるような繊細さは WEを持ってしてもそんなに簡単には出せないですね。
真逆なSPだと思われるかも知れませんがリッファレンスになる存在ですよ。
ただしソースやアンプ類の粗も見事に出しますのでA-7みたいにごまかしは効かないと思います。


591 :おっぱいゴルフア〜:2012/11/03(土) 18:25:38.23 ID:AkBCqYYl

下記の漏れの貧弱アンポでESL63-PROに合うのはどれでせぅ?。

1)純A級80WのコンデンサーSPメーカーの石アンポ
2)3極管接続の自作6CA7/EL34PPの10Wアンポ
3)3極管80WのPPのLUX社製アンポ
4)雑誌付録の5W?デジアンポ(このアンポでESL63を駆動したことは未だ一度も無い)

因みにESLの電源は今迄CDPやD/Aコンに使用していたCSEの電源装置から給電し聴きますた。


594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/03(土) 19:45:20.77 ID:FTi348us

ESL-63って能率86dBだから今のSPと比べてそんなに変わらんはずだけど?
もっとも50Wまでしか入らないしそれ以上は繋いでも無駄ってカタログにも書いてたと思うよ。 もしももっと大きな最大音圧が欲しいならダブルとかスタックとかにするかあっさりべつの物にすべきなんじゃない。


1はスタックスだよね。

2,3は前に見せてもらったがLUXのアウトプット積んだ奴だよね。

正直どれも駄目。

コンデンサー型ってインピーダンスカーブが高域で下がるから普通の電流駆動型のアンプじゃハイ上がりになる。
アウトプット積んだ電圧駆動が良いんだけどLUXじゃ緩過ぎる。
一度マッキンのアンプでもどこかで借りて繋いでみれば?
マッキンが良いって言ってるんじゃないよ。
アウトプット載ってるってだけ。

良質のマッチングトランスをトラアンプに付けるかパワーの出る良質な球アンプ探すべき。
そういう意味じゃQUADの50D,Eがコストパーフォーマンスいいよ。

そんからコンデンサー型の電源て倍倍倍倍、、整流で電位得てるだけだからクリーン電源の意味分からんのだけど?
CSEって何に入れても音貧相になるよね。
http://www.hibino-intersound.co.jp/bryston/



15. 中川隆[6648] koaQ7Jey 2017年2月11日 19:39:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7108]

ESL63 の音の秘密

16 :10:2011/04/24(日) 13:58:09.42 ID:3Slb6dFJ

ESL の他に ESL63 もお使いとのことですが、63から耐入力を上げた 63PRO は 63 と比べて良いことずくめなんでしょうか?

それとも 63 の良さで失われた部分もあるのでしょうか。

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/24(日) 18:20:04.05 ID:VSj0rOtJ

ESL63 と PRO63 は何も変わってないですよ。

ユニットは全く同じで他の電気系統も全く同じです。

違うのは網がアルミから鉄に変わって取っ手が付いただけです。


勿論耐入力も最大音圧レベルも全く同じです。

PRO の最後期にはマッチングトランスの2次側にリミッター基板が追加されてますが元々1次側に保護が回路あり過大入力時には信号が落ちるようになってます。

実際何の為の基板かよく解らないです。 アホな大出力アンプ繋ぐ奴の為に追加されたってとこでしょうか?

生産終了間際の本当に最後期だけですし外しても全く音には関係無しです。


2つの違いとすれば63のアルミ網の方が57みたいなディフェザーのような形状してますので多少障害物となって高域を拡散してるのかハイが落ちるのか多少おとなしく感じる事がある程度です。

微小な差です。 色で選べばいいってだけだと思います。


18 :10:2011/04/24(日) 18:42:59.80 ID:3Slb6dFJ
>>17
63 と 63PRO の違いが良く分かりました。
とても詳しいですね、ありがとうございました。

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 19:32:38.58 ID:xvO0a7h5
>>17
>最後期にはマッチングトランスの2次側にリミッター基板が追加
>実際何の為の基板かよく解らないです。

最近のスタジオモニターではごく普通に装備されていますし
リミッター領域に入ってる事をインジケーター(SP前面)で表示する機能までよく使われています。

スタジオモニターは年々大音量で使われるようになっています。
現在では家庭ではまず使われないような大音量で再生されています。
スタジオモニター導入時に家庭では使われませんがもっとも重要な性能項目に最大音圧レベルがあるくらいです。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 23:36:03.90 ID:Xj5A9Aed

普通のSPに入ってるリミッターとは意味が違うと思いますよ。

過大入力に対するリミッターは元々1次側に入ってますし。
これが電源電圧落すタイプなんで音としては出ないんですが信号は流れるんで巨大な交流信号に対する保護だと思われますね。

元々ESL-63はカタログで35Vrms以上は入れるなってなってます。
元々モニター用途ではPRO63はAM8/11とセットされる以外の使い方はされてないでしょ。

市販で500Wとか1000Wnの巨大出力のトランジスターアンプに繋がれた時に起こりえる振動板の焼け防止の為だと思いますよ。

同じ理由で57用にも同様の基板をイギリスで売ってますね。
勿論社外品ですが。

ESL使ったモニタースタジオで御指摘のような現代の大音量を出す筈がありません。


27 :中川隆 :2011/05/10(火) 21:20:38.81 ID:mQiQ9AMh


本当に聴いた事あるの?

音の柔らかさが全然違うのに、気付かないのかな?(呆れ)

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/11(水) 02:47:01.80 ID:Dam22t0n

網が違うからね。
63はアルミ、PROは鉄、この違いで多少重量と躯体強度が変わる。

ばらしてみれば同じだって解るよ。

ユニット、EHT電源基板、保護回路基板、デュレーユニット、マッチングトランス全て全部同じ物だよ。

EHTユニットと保護回路は年代でバージョンが違うけどね。

同じ時代の63とPRO63は同じだよ。

フレーム、下のプラスチック台部分も材質構造全く同じ。

PROがゴムバンドで網をダンプしてるのに対して63はテープで固定してる。
違いはこのくらい。

違うと思って聴くから全然違う物に聴こえるんだよ。


前にも書いたように網の目の違いで63の方がほんの少しハイが落ちて聴こえるくらい。

人を疑う前に自分で買ってみりゃどうだ。

ついでに言うとCrosby Audio Worksの63も何も変わってない。

結構音が違う感じなんだが電気系、ユニットは全く同じ。

違うのはこれまた網とネット。

初期はこれだけ。

後期は横のフレームに鉄板が内側に貼ってあり、ユニットに行くケーブルがモンスターケーブルになってるだけ。

端子替えて、入力のローカットのコンデンサーが替えてある物もある。
よくまあ、これで凄い金取るよなあって思う。


29 :中川隆 :2011/05/11(水) 19:23:33.64 ID:e2hpOZqp


それはエンジニアの発想なんだよね。


網は残響音を付ける為のもの。

ESL63はロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に作ってあるんだよ。

ESL63proはモニタースピーカだから残響ゼロにしている。

君は音楽で残響がどれ位大事かわからないんだろ?

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/14(土) 01:43:39.85 ID:NCzRxRuS
>>29
妄想も良いけどまず所有したら。

中身は全く同じ、音は拡散するから少し違うって書いてるだろ。

でもロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンは絶対に無いよ。

残響はソースに入ってる物で後で付加する物じゃない。

ESLはそんなタンノイ的な幼稚なレベルで音造りしてないよ。


33 :中川隆 :2011/05/14(土) 03:56:46.35 ID:XUUXZuAV


ピーター・J・ウォーカーがそう言ってるんだよ。

昔大阪に行った時に、日本橋の河口無線の視聴室で残響3秒のホールトーンがするのは確認している。


僕はESL63を持ってたけど、和室だからそういう音は出なかった。

30畳以上の部屋でESL63から4m離れて聴けばわかるよ。

ESL63pro からはホールトーンは全くしなかった。

音楽を愉しむ為のスピーカとしては ESL63の方が断然上だ。

日本橋の河口無線の視聴室ではESL63は安物アンプのQUAD606でもいい音で鳴ってた。

それで、僕もその時まで使っていた QUADUから606に変えたんだけど、遂にあの残響音は出せなかった。

河口無線の視聴室は40畳以上あったし、壁や床や天井の吸音が殆どないから、 ピーター・J・ウォーカーの設定環境に近かったんだね。

8畳の和室で齧り付きで63と63proの比較をしても差が出ないのは当然さ。


因みに僕は、Marantz7C とQUADUでESL63を鳴らしていたけど、ピアニッシモがぼけてESLの音にならなかった。

ESL63は真空管とは合わないんだ。

ダイナミック型スピーカは真空管アンプを使えばホール・トーンが出るけど、

ESL63 では音が濁るだけで、ホール・トーンにはならない。


部屋自体の環境設定で調節するしかないんだ。

但し、ESL63pro ではいくら部屋を変えてもホール・トーンは出ない。


ESL63は振動膜を保護するアルミ網の開口部を工夫して、そこから前後左右上下に音を拡散させているんだ。

そしてその拡散した音波が吸収率が小さい煉瓦や木の壁・床・天井にぶつかって反射して、ロイヤル・アルバートホールの残響3秒のホールトーンを再現する様に設計しているんだよ。

一方、ESL63pro はモニタースピーカとして使うので、振動膜を保護する網をアルミから頑丈な鉄製に代え、開口部もバカでかくして、低音を出る様にしたけどホールトーンは再現できなくなってしまった。


その結果、ESL63proではESL63の一番おいしい所がすべて失なわれてしまったんだ。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

@ ESL57とESL-63の違い。


•ユニット構成


ESL57では3つのエレメントを使い、うち2つを低域、1つを中高域と高域の2Wayとして使用して、 全体としては3Wayスピーカーとしていました。

ESL-63は、エレメントは4枚ですが、同軸ユニットの様に動作するように、同心円上に、 電気的に8分割されていて、球面波が出るようになっています。 (リングの外周になるにしたがって、高域成分を落とす工夫をしているので、 ESL57は3WAYだがESL-63はフルレンジという表現は、必ずしも正しくないように思います。)

ESL57が平面波を発する事に対して、ESL-63は自然界の音に近い、球面波が出るように工夫されているのである。これが、最大の違いであり、設計者のピーター・ウォーカーがもっとも注力した部分である。

• 保護回路の徹底。


過大入力により壊れやすかったES57と比べて、保護回路を徹底することにより、相対的に壊れにくいスピーカーとして仕上がっています。


• 寸法比


横長の ESL57 に対して、縦長の ESL-63 と、部屋の設置条件は随分かわった。 ステレオで部屋の中に2台置くために少しでも設置場所を減らす工夫をしたのではないでしょうか? (ESL57 が発売された時期は、まだ、モノラル時代でしたから、スピーカーは部屋に1個でした。)


_____


A ESL63Pro の ESL-63 からの変更点

Philips の要望で ESL-63 をレコーディングモニターとしてより適した仕様に変更したものが1985年発売の ESL-63Pro です。 私が使用しているのがこちらのタイプです。 私の ESL63Pro には PRO-63 というシールが貼っているので、こちらが本国での呼び名かもしれません。

エレメントを保護するパンチングメタルがアルミからステンレスに変更。強度の向上と共に、パンチングメタルの開口率をアップ。


• フレーム強度の向上、及びキャリー用の取っ手を装備。


• 過大入力時の保護回路を、音をシャットダウンするタイプから、歪ませても音を出すタイプに変更。録音モニターとしては必須の仕様。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/esl63.htm
http://user.tninet.se/~vhw129w/mt_audio_design/index.htm

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/15(日) 05:56:43.99 ID:50K7FeTK

ESL57 は振動板12ミクロンと6ミクロン。

ESL63 は3ミクロン。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

ESL57 の特徴は独特な音場構成にあります。残響はとてもよく聴こえるのですが、奥行き感はありません。いわゆるSPが消えると言うT4的な平行配置の音場は出現しないのです。

45度の交差型配置にしても、GRF の様に音が前に飛び出して来ると言う三次元的な音場も構成しません。あたかも、二枚の屏風がまっすぐになっているか、折れ曲がっているかと言う違いはありますが、その屏風の平面で音は鳴っているのです。残響は聴こえますが奥からは聴こえないのです。

この点を改良したのが、20年も研究したESL63なのですね。


だからといってステレオが楽しめないのではないのです。あたかも、コンサートホールに窓を開けてそこから内部の響きが聴こえてくる様に鳴ります。それも極めてリアリティが感じられる音です。

マニュアルをみると1.5メートル以内では聴くなと書いてありました。また、各スピーカーの中心線から左右35度以内がプレゼンスゾーンだとも、上手く鳴った場合は窓枠が無くなりコンサートホールの中にいる様に聴こえるとあります。

部屋の中で一番いい音をするところを探しなさい。前面と後面の両方方向に音が出るので後面の壁にあまり近づけない事、壁と平行にしない事、左右の壁からも離しなさいと。

そうすると余り小さな部屋では鳴らなくなります。だからといって5000 cubic feet(145立方m)=高さ3mとすると30畳以上の部屋で、床も壁も木で出来ている部屋では、残響が大きすぎて直接音が聴こえなくなる恐れが有るそうです。


 コンサートホールでの音を思い出し、そのイメージが出現する場所を探しなさいと書いてあるのです。一見難しい様ですが、結局聴く人の経験で音が決まるのです。コンサートホールに行った事が無い人がそのイメージを膨らませろと言われても無理ですね。いろいろなホールに出かけて自分の好きな音のイメージを作る事が大事なのです。

50年前の ESL57 の説明書に書かれている事がやはりステレオ再生の基本だと思います。

その意味では GRF の音像が結ぶところ、T4の後方イメージが出現する辺りに、ESL57を置くとステージの上にオケが並んできます。左右の間隔は微妙です。5ミリ単位で音の厚みが変ってきます。

そして何よりも角度調整が大事です。平行でも良いのですが、幾分内側に向ける事で音に立体感がでてきます。前の方の席が好きな人は、交差法の中心に来るのが良いでしょう。後方二階席のイメージなら、自分の聴いているポイントより幾分前で左右のSPの中心点が交差する様にすると良い様です。
http://tannoy.exblog.jp/13799252/

ESL57は普通のSPのような音場は出していないのです。前にも後ろにも拡がりはしません。振動膜が音源となってその部屋に音が浸透していくのです。当然その音は、会場の残響も含んでいますから、コンサートホールのような響きはするのですが、部屋の中に音場は浮かび上がらないのです。それでも極めて美しい音質なので、音楽は充分以上楽しめます。


 そのことは、音を聴きながらESL57の間を通り過ぎるとよく分かります。音が出ているのは平面上の二次元空間なのです。この感覚は、どこかで聴いたことがあります。位相の良く合ったSPで聴くモノラルの音と同じです。SPが一つなのに、会場の残響を忠実に再現しますから、ホールの音は聞こえるのです。しかし、その空間の中には入れません。

SPが音源となりステージ上に並んでいるのです。しかし再現されている音は極めて質の高いいい音なのです。同じ事が、ほかの平面型SPでもいえます。アポジーもステージの被り付きで聴いているような臨場感があります。


ESL57はステージは出ません。厚みが無いのです。でも音は前にも後ろにも放射され、音楽が鳴り響きます。不思議です。ステージや舞台は出現しないのですが、臨場感はあるからです。

このユニークな、それでも凄く音の良いSPがもっと普及しないのは不思議です。ESL57は時代を先取りしすぎていたのです。真価が出始めたのは、CD時代に入ってからだと思います。でもその時は、ESL63に変わっていたのです。
http://tannoy.exblog.jp/15534923/

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/10/18 18:25

ケチなイギリス人はQuad ESLは買わない。


52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :01/10/18 18:34
>>51
日本には輸入されていなかったESL63の専用スタンドが欲しくて、イギリスのオーディオショップに連絡したら、大金持ちと間違えられた。

本当に

「ESL63を持っているのに城に住んでいないのか」って感じ。

苦笑する他なかったです。

http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/1002/10025/1002527659.html

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 19:52:54 ID:b5nL46+W
 >>48
 結局、日本の住居環境でESLを使える人はかなり少ないという事なんでしょうね。  うちの場合はスペースもそうだけど、経済的にも厳しい...orz

50 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/03/17(土) 20:02:15 ID:To+8D6pr

最低15畳位はないとだめと言うしね。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 22:49:29 ID:zEfarENw

ニアフィールドで浴びて聴くっていうのはどうなんでしょうかね?
一応洋間フローリングでなんとか12畳はあるんですが。

アンプへの負荷はやっぱりかなりきついんでしょうねえ。
Two-Fortyでのドライブはかなり好印象でしたが、 ソリッドステートとの相性はどうなんでしょうか?

ESLは高周波でのインピーダンス低下で、やっぱりパワーアンプのパワーリニアリティがピュアリニアじゃないときついような感じもするんですが...

52 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/03/18(日) 02:57:57 ID:V1v/oOoD

ESLは一度部屋に入れてみたいんだけど、壁から離さないといけないのと、コンセントが必要ってので、なかなか手が出しにくいだよな。。。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 07:01:07 ID:ToJAi65g>>52
確かにそうですね。両面放射なので部屋の音響特性もかなり受けそうですし。
ESL自体の高い昇圧にかかわってくるので、引いてくる電気のクオリティも気を使いそう。

下手するとブレーカーや屋内配線や壁コンまで手がかかりそうな...
金食い虫ですな。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/04/04(水) 22:52:40 ID:Ycpkizsa

車庫をもっていないのに高級車を買う馬鹿

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:12:33 ID:Jbj62jPm

確かに車庫が青空駐車ではESLは無理かもしれない

いわば車庫は部屋のアコースティックと同じだから車庫すら持たない、洗車も一切しない人がESLを持つのは不幸かもしれない
ESLはカローラじゃないんだから

カローラが悪いという意味ではなく望む目的をどこに持つかってこと
しょせん、オーディオなんて趣味なんだから なくたって暮らせるわけだし
クルマみたいに人に自慢するもんでもないしね
しょせん自分で自己完結する世界なんだよね

88 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/04/05(木) 11:20:14 ID:OcVqL5Fp
>>86
ESLを(無理はあるけど)車に例えれば、大昔のジャガーって感じだか?
初代ESLの時代なら製品として許されただろうけど、今時どうかと思うyo。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/24(月) 19:32:34 ID:eyDAxnT5

英国の普通の部屋は日本の倍ぐらいあるよ。
そこで静電型を鳴らすにはさらに大きな部屋が要る。

Quadは基本的に小さな部屋を対象にしてない。

英国のhifiショウではQuadが一番大きな部屋でデモるのが通例だった。

小さな部屋では生きないQuadの宿命だから。


366 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/25(火) 09:00:52 ID:uYYCdoFf

俺も最近迄3年住んでたけど、ロンドンのフラットはそんなに広くないのが多い。
ただ天井が高い(特にグラウンドフロアー)、壁が漆喰やレンガベースで硬い、床のフローリングも本物の厚いハードウッド、など材料が日本のぺこぺこ住宅とはまったく違う。

響きがいいので小型スピーカーや、能率の低いスピーカーでも十分な音量感が得られたよ。

367 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/03/25(火) 11:25:40 ID:55Q51kaH

英国は靴で歩く床だもんな
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1171701565/


16. 中川隆[6711] koaQ7Jey 2017年2月14日 20:51:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7172]
>>12 に追加

二次元のステレオ再生 GRFのある部屋 2017年 02月 13日

私自身は、360度の指向性を持ったDDDユニットを部屋の中央において、三次元的な音の立体感を追求していますが、音楽を楽しむのには、もちろん、左右・上下に残響成分の深さ方向が再現される二次元サウンドで十分だと思っています。

2.5次元まで出ているT4を除いて、大阪のHartleyも、茅野のESL-57も、和室の横置きに置かれたユニコーンでさえ二次元の再生を心がけているからです。

SPの間隔や向きによって、左右の調整は比較的簡単に行うことが出来ます。

しかし、上下方向の音はなかなか出てきません。

安定性から部屋の低いところに置かれることが多いSPシステムでは、それを補うための若干の傾斜角をもうけて上向きにしているSPも多く見られます。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=27528781&i=201702%2F11%2F99%2Ff0108399_11165828.jpg


QUADのESL-57も前と後ろのピンの高さと角度を変えて仰角を作っています。

そのため音は上向きに放射されてきますから、音が遠くまで届きます。

その仰角のため音が上限方向に広がり、結果として壁一面に音が昇華していくのです。

以前このESLをダブルスタックした装置を聞いたことがありますが、その仰角がないので音の浸透性が少なくなっていました。二つのユニットの調整も相当難しいでしょうね。


和室のユニコーンは、バックロードホーンの出る位置も関係して、二階席から一階を見下ろしているような音場感が現れます。これが上の方まで拡散しないかどうかの実験もこれからの宿題です。二次元でのステレオも奥が深いので、三次元ステレオと平行してこれからもまだまだ実験は続きます。一度、coneqなども導入してその点を今一歩追求したと思っています。


相変わらず茅野の ESL57はいい音です。前日聞かせていただいた田舎GRFさんの音と共通点があります。

豊かに浸透する低音と飾らないすっきりとした高音部が一体化しているところです。

その音を求めて、左側の位置をほんの少しだけ動かし、バランスの調整を行いました。

1mmぐらいの微量な調整ですが、音は大きく変わります。
http://tannoy.exblog.jp/


17. 中川隆[7100] koaQ7Jey 2017年3月13日 19:07:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7566]

2012-06-16
ARE YOU EXPERIENCED? / QUAD ESL57
http://lotuscalifornia.blogspot.jp/2015/01/are-you-experienced-quad-esl57.html


梅雨になると思い出すものがある。
好きで好きで手に入れたけど、どうしてもうまく使いこなせなかったあれ。


強く張った二枚の薄いラップのような膜に
高電圧をかけて振動させて音を出す特殊な仕組みのこのスピーカーは、
湿度が高いと膜どうしが接触して壊れやすいらしく、
梅雨の間はエアコンの除湿を常にかけていた。


僕は好きになったものは骨の髄までしゃぶり尽くしてやろうと思っている。

そのたたずまいの良さ、
スピーカーとは思えないデザインの斬新さに惚れ込んで
音も聴かずに手に入れた英国QUAD ESL 57。(1957年のデザイン)

かのチャールズ・イームズもSTEPHENS社になかなかのスピーカーを残したけど
これほど美しいスピーカーは他には無いと思う。
その美しさに入れ込んでいた僕はフロントパネルを新品に張り替え、
サイドのフレームも家具屋でレストアし、
そのエレガントな脚も新品に取り替えた。
(もちろんオリジナルは保管しておいた。)

眺めているだけでも満足だった。はじめのうちは。

イギリスのBBCがモニタースピーカーとして使っていた由緒ある名機。

でも僕の部屋ではさえない音でしか鳴らなかった。
いや、ただ鳴らせなかっただけかもしれない。

QUAD44と405の純正セットで出て来た音は、
隣の部屋から聞こえてくるラジオのような音。
メリハリのないBGMというべきか...。
音楽聴いていてもなんだかのれないし心が踊らない。


ESLには電源が重要だと聞いては,
200Vオーディオ専用電源をことのついでに引いてみた。
球のアンプじゃなきゃいい音で鳴らないないよと言われては、
真空管のアンプをつなげてみた。
奇才アンプデザイナー、マーク・レヴィンソンが
ESLを中域だけにつかっていたと知っては
ツィーターとサブウーファーの導入を検討してみたり...。

ESLは部屋の真ん中に置いて後方から出る低域を
自由にさせてやるのが本来の使い方と知り、
家族が留守のときに部屋の真ん中に置いてみた。
いい音になるポイントを探して少しずつ椅子を近づけていくうち
ESLは巨大なヘッドフォンのように僕に近接していた...。

ふと我に返った。
なにやってんだろう...。
まるで惚れた女の子に振り回されるさえない十代の少年の恋愛のようだった。


気づけば音楽を聴かずに、
いい音を出す工夫の日々。
しらずしらずのうちにそこそこに鳴ってくれる
BOSANOVAやFOLKばかりを聴くように。
つまりは低音の入ってない音楽ばかりで、
僕の音楽を聴く楽しみは半減していた。

ヤーメタ!
僕は音楽を聴きたいんだ。
時にはディストーションの効いたジミ・ヘンドリックスのギターを、
レッド・ゼッペリンのジョン・ボーナムのドラムスの重低音を
爆音で浴びるように聴きたいんだ。
降り注ぐ音楽で心を振るわせたいんだ。

一目惚れから覚醒した僕の部屋には、
音楽を聴くことを単純にたのしむために四角いJBLのスピーカーがある。


でもときどきESL57のことを思い出す。
きょうのような雨の日に。
甘酸っぱい初恋のように。



コメント:

その後のESL2012年10月30日 8:45

その後、拙宅へやってきたESL57。確かに低音が全然鳴らない。。。電源を入れてからの立ち上がりも遅い。高圧整流基板交換しようと、裏の網を外してみると・・・ありゃりゃ、低域の配線が断線してます! 半田付けして、埃も取って、整流基板交換して、、、 素晴らしい音です!低域もすごい! 鳴らせ方が悪かったのではなく、そもそもESLのコンディションが悪かっただけでした。とっても素晴らしい音で鳴ってますよ!特にボーカルは生唾ものです。是非、リトライされんことを!


lotuscalifornia2012年11月6日 1:13

その後のESLさん、
もしかして僕のESLのその後のお話なんでしょうか。そうだとしたらとても嬉しいことです。断線ですか、メンテナンスしていただいてうまくならしていらっしゃるんですね。いい方のところに嫁いでくれて良かったです。いつかまたESL...。うーん。その後の僕のQUAD44&405はCELESTION/6SLiに、33&303はROGERS LS3/5aに繋がれコンパクトにまとまっています。でも、やっぱりESLもいいなー。はぁー(笑)。


通りすがりの人2013年9月5日 20:52

失礼致します。
オーディオの楽しさを存分に感じる素敵な記事です。まさに少年の頃の恋愛そのものですね。現在がCELESTIONやLS3/5aというあたりもやはり恋愛に通じているように思えますしw いつまでたっても忘れられないものです。


lotuscalifornia2013年10月25日 3:02

通りすがりの人さん>コメントありがとうございます。
オーディオも含めて、モノとの出会いも10代の恋愛のようなものですね。
わーっと一方的に好きになって、なんとかモノにしてやるぞーみたいな(笑

ESL ファン2014年1月21日 8:06

亀レスです。世の中にはESLファンがやっぱりいるんですね。僕も57を8組持ってます、仕事場、住宅などに。それは故障品を自分でレストアしました。レストアからいろいろ学びました。この会社の事を。1950年代によくぞこうい物を設計して売ろうとした英国人に感服しました。レストアの過程で設計問題がわかりそれを改善しましたので放電問題はもう起きません。使えば使うほどに、このESLの音の良さがわかります、先人に感謝です。


ESL ファン2014年1月21日 8:06

亀レスです。世の中にはESLファンがやっぱりいるんですね。僕も57を8組持ってます、仕事場、住宅などに。それは故障品を自分でレストアしました。レストアからいろいろ学びました。この会社の事を。1950年代によくぞこうい物を設計して売ろうとした英国人に感服しました。レストアの過程で設計問題がわかりそれを改善しましたので放電問題はもう起きません。使えば使うほどに、このESLの音の良さがわかります、先人に感謝です。


k2014年2月13日 8:06

loutuscaliforniaさん、失礼します。
ESLをググっていて、偶然見つけました。
ESLファンさん。私も、ESL57を使っていますが、低音ユニットから、パチパチ音がするようになりました。やはり、湿気によって、パチパチの頻度が変わりますが、もし、よろしければ、改善点を御教示ください。

ESLファン2014年3月3日 10:10

音がパチパチと乾いた音か、あるいはボツボツとかポツポツ音で故障の原因が違います。
前者ですと、振動膜の破れです。後者ですと固定電極が固定枠から外れて浮いています。
ともに4分割されたパネルの不良です。
日本の修理代行店にたのんでも直らないです、修理代だけが高くて。

lotuscalifornia2014年3月5日 6:15

ESLファンさん、もっとはやくにお会いできていたら良かったのにと思います。いつかまた手に入れたときにはいろいろ教えてくださいね。僕は、もう少し広い家が手に入ったら(夢ですが)10帖くらいの寝室のベッドの足下にポンとESLをおいて、朝おきたらそのやさしい音でゆっくりと目を覚ましたいと夢みていますW


ESLファン2014年3月5日 12:02

もう一点重要なポイントです。
ESL57は床から50cm以上あげて聞くともっと素直な低音〜高音が聴けます。高さのポイントは、ご自身の耳の高さまでESLを上げることです。私の場合はやく65cmにしました。ちなみにオランダ・フィリップス社、英国BBCでは、いまだこのESLをモニターで使ってます。


ESLファン2014年3月5日 12:23

http://community.phileweb.com/mypage/2796/
ここにESL57の写真を掲載しています。
ご覧ください

lotuscalifornia2014年11月17日 7:07

ESLファンさん、写真拝見しました。ESLにすばらしいハイヒールのコーディネイト。足下にひれ伏してしまいそうですW
ハイヒールの裏側は真っ赤にしたいですね、ルブタンのように。
http://lotuscalifornia.blogspot.jp/2015/01/are-you-experienced-quad-esl57.html


18. 中川隆[7275] koaQ7Jey 2017年3月22日 21:48:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7747]


QUAD-ESL57 にサブウーファは必須

昔どこかのレコード会社が、録音会場でクワードのESLコンデンサー・スピーカーをモニター・スピーカーとして使う時、サブウーファは必須と書いてあったのを何かの記事で読んだのを思い出して、QUAD 22 + QUAD II x 2につないでみた。結果は正解で、雑誌「AUDIO BASIC」だったかの付録についていたCD「ヴァイオリンとオルガンのための隠れた名曲」(柳田けいこのヴァイオリン、岩崎真美子のオルガン)を鳴らしてみて、サブウーファのあるなしで、これほどまでに違って聞こえるかと感動ものだった。

サブウーファと言っても、プロ用ではなく、そんなに高価なもではない。英KEFのPSW−2000である。しかし、家庭でESLコンデンサー・スピーカーを聞くときに最適で、他にも高橋アキのピアノで、サティの曲を聴いても、効果は非常に高い。普通、AVシアター用に映画を家庭で見るときに使うのがサブウーファーの使われ方だと思うが、こうしてクラシック音楽を聴く時にこれほど役に立つとは思わなかった。

使い方は簡単で、ただ単にプリアンプの録音出力からサブウーファーの入力端子につなぐだけである。この時、入力レベルをあまり上げすぎると不自然になるし、どのあたりから下の周波数をサブウーファーに受け持たせるか、あくまでも耳で聴いて調整する。

昔、TANNOY IIILZにこれを同じようにつないでいた時には、これほどの効果は認められなかったのはどうしてか不思議で、このQUAD ESL-57という今では骨董品的なスピーカーは現在でも生き生きと音楽を再生してくれる。
http://www2.nkansai.ne.jp/sch/kayo-net/av36.htm


KEF サブウーファー
http://jp.kef.com/hi-fi-speakers/speaker-types/subwoofers
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%B5%E3%83%96%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC&lr=lang_ja&gws_rd=ssl#lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr:lang_1ja&tbm=shop&q=KEF(%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%95)++%E3%82%B5%E3%83%96%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC&*&spf=687


19. 中川隆[7289] koaQ7Jey 2017年3月23日 13:23:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7761]

ドイツ QUAD ESL57専用サブウーファ

QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html

ESL57 (QA) subwoofer, the round shaped.

They come without an edge, easy to turn to optimize there performance in the room.
Not only prepared to fit with the 57 design, but also an ideal solution for third party electrostatics.

We deliver them as a pair including an active crossover

You can have them in various colours and/or with wooden top and bottom plates
http://www.quad-musik.de/html/subround.html



20. 中川隆[7290] koaQ7Jey 2017年3月23日 13:37:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7762]

ドイツ QUAD ESL63 専用サブウーファ

QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html


The ESL63 subwoofer, the professional.

Well designed to function as a stand which lift the ESL63 in a better listening position and to extend the low end of the frequency range.
http://www.quad-musik.de/html/sub631.html


21. 中川隆[7291] koaQ7Jey 2017年3月23日 14:17:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7763]

Super Woofer と QUAD ESL-63 (98/11/1 記)
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-14.html

 
平成10年の5月末に、私達は、日本に戻ってきた。 戻ってきて、一番最初に試したのはオーディオ装置の点検と掃除。 幸い、湿気のために QUAD ESL-63 がちょっと機嫌が悪いぐらいで、問題はなかった。 オーディオ関係は、留学のために、JBL のサブシステムを作ったぐらいで、いろいろ試したくなっていた・・・

以前から、試してみたかったのは、QUAD ESL-63 にサブウーファを加えてみようという試み。 QUAD ESL-63 の低域は、小編制のオケものぐらいまでなら、十分だけれど、私の好きな Schumann あたりだと、ちょっともの足りない。 Brahms あたりだと、ちょっと欲求不満になることもある。 (後ろから、贅沢だという妻の声あり・・・ ^^) どうせ聴くなら、よりよく聴きたい・・・・

Super Woofer の追加について、だれか他にやっていないかなぁと思い、NIFTY SERVE の FAV の会議室に書き込んでみたところ、Yamaha YST-500 を使用して、改善を得たというレスをいただいた。 改善効果は、大編成の曲に対する苦手意識がなくなったように感じたとのことだ。 そんなわけで、私も試してみようと、以前から思っていたわけ。

Super Woofer について書く前に、私の聴いている部屋について書いておくべきだろう。 部屋の大きさが、Super Woofer の試みが成功するかどうかに関わっているらしいからだ。

オーディオ装置をおいている部屋は、建売マンションの1階で、おおよそ 15 畳弱のスペース。 床はフローリング仕上げ。 壁面はごく普通の建材で覆われている。 部屋の高さは、2 m 40 cm ある。 防音は、マンション購入時のままで、特に何もしていないが、隣人の生活音は全く聞こえない程度である。 

部屋には、オーディオ装置とテレビ、食器棚2つ、ローセット・テーブルだけが置いてある。 下に概略図を示したが、丸いじゅうたんがひいてある。 完璧とは言えないものの、定在波対策で、これがないと、フラッターエコーが鳴り響いてしまう。

Listening room
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-14.html


 
上記の写真は、リスニングポイントの右後ろからみた部屋の様子だ。 機材をおいているところは、ちょうど出窓のような形になっているので、そこに押し込めている。 見ての通り、ESL 63 の後ろ側は、壁になっている。 リスニングポイントは、丸いじゅうたんのあたりで、クッションなどに座って聴いている。 主として、直接音を聞くことになるが、リスニングポイントから、後ろの壁面までは、3メートル以上とれるので、後方からの間接音が、聴取にあたって悪い影響を与えることはないだろうと思っている。

さて、本題に戻って、Super Woofer の追加を決めたのだが、場所の制約から、YAMAHA YST シリーズなどの省スペース型のものしか、置く余裕がない。 YAMAHA YST-500, 1000 を候補としていたのだが、すっきりと収納できるのは、YST-500 のみで、YST-1000 だと、左右のスピーカーの間に置くことができない。 

低域は方向間がないので、3Dで、十分に大丈夫だと言っても、全く別の方向から音が聞こえてくる状況は、好ましくない。 問題は、YST-500 でいくら QUAD ESL63 が、コンデンサ型で低域が弱いと言っても、100 Hz 前後の通常の低域は十分にでているので、今回の目的の場合、カットオフ(クロスさせる)周波数は、30 - 70 Hz 前後になるはず。 それよりも高いところであれば、定位感などに悪影響が出ることを避けられないであろう。 幸い、カタログスペックから、YST-500 でも、私の用途に使えそうだったので、さっそく注文した。

店頭で見たときには小箱にしか見えなかったが、家に来るとけっこう大きいものだ。 防振ゴムではさんで、ラックの中に押し入れた。 さっそく音出し。 試聴ソースは、仏パテ版の、サン・サーンスの交響曲第3番、「オルガン付き」の LP にした。 まず、小手調べとばかりに、カットオフ周波数を 100 Hz にセットして、音量を調節してみる。 音がブーミーになるばかりで、バランスが取れない。 音がブーミーになるということは、低域が量的に多すぎるということだから・・・ と考えて、音量を絞ってしまうと、Super Woofer の効果が全くわからない。 失敗か! 焦る、焦る・・・・。

低域がブーミーになるのは、ESL-63 の側から、十分な低音が出ている証拠と考えて、思い切りよく、カットオフを 50 Hz まで、落としてみる。 今度は、音量を増やしても、音がブーミーになることはない。  

しかし、低域の質感は、あまり改善がない。 おそらく 50 Hz と 100 Hz との間に、適当なカットオフがあるのだろうと考えて、試行錯誤を重ねてみた・・・。 音量を大きめにセットすると、カットオフ周波数を下げれば、バランスが取れたように聞こえる。 しかし、カットオフ周波数が低すぎると、低域の質感の改善感がなくなる。 

一方、カットオフ周波数が高すぎると、逆に、低域の質感が低下し、ブーミーでバランスが取れなくなるようだ。 カットオフ周波数をどれぐらいにすると、低域の質感が最良になるかがポイントになるようだ。 

私の場合、60 Hz だと、比較的タイトな質感で好感が持てるが、ボリューム不足。 70 Hz だと、低域の質感は、むしろゴージャスになるが、ちょっと締まりが足りない感じに思えた。 間をとって、65 Hz にすると、どっちつかずで、おもしろみに欠ける感じ。 

ここで、試聴するソースを、室内楽やピアノ独奏曲に変更してみると、60 Hz では生真面目な優等生、70 Hz では艶っぽいグラマラスな女性という感じに聞こえる。 やっぱり、楽しめなきゃ・・・ ということで、カットオフを 70 Hz に固定して、音量の調整をした。

あとは、いろいろと試聴してみるだけ。 大編成ものは、とにかく気分がいい。 QUAD 単独だと、こじんまりとまとまって、箱庭的な感じがつきまとうことがあるが、Super Woofer 付きなら、そんなことはない。 

意外なことに、もっとも改善されたのは、ピアノ曲である。 ペダルを踏んだときの音とそうでない時の音との差が、歴然としてくる。 つまり、ピアノ本体の箱鳴りが感じられるのだ。 ここ一番の強奏の時の音の余裕度が全然違う。 Super Woofer なしだと、やかましいだけに感じることもあるが、Super Woofer 付きだと、快感そのものである。 Jazz Piano などでは、本当に Super Woofer の独壇場といえる。 

QUAD ESL-63 で、大西順子を聴く・・・なんて書くと、気が狂ったのかと言われそうだが、Super Woofer 付きなら、とても気持ちがよい。 スカッとする。 超低域が加わると、上の方まで音が変わると聞いていたが、まさにその通りだ。

QUAD で、大西順子が快く聴けるのなら、JBL ならもっとよいだろうと思い、Super Woofer をJBL のサブシステムに、つないでみた。 

このサブシステムは、わたしのコンピュータなどを置く部屋にあり、6畳程度の広さだ。 JBL の低域感は、バスレフのおかげで、けっこうな量があるので、QUAD と同じ周波数でつないでみた。 ところが、全然、改善された感じがしない。 いろいろいじってみると、カットオフが 120 Hz ぐらいで、やっとバランスする感じ。

 この場合、Super Woofer 側の音量をあまり上げることはできないし、トータルバランスも QUAD ほど良くない。 16 cm 2 way のシステムとはいえ、カットオフ 120 Hz というのは解せない。 はたと気がついたのは、部屋の大きさに依存しているのかも・・・ ということ。 

さっそく QUAD をおいてある部屋に JBL, Super Woofer を持ち込んだところ、QUAD と同じカットオフ周波数でバランスがとれた。 バランスが取れてみると、QUAD と JBL との音質が、意外なほど、似ていることに気がついた。 Super Woofer なしだと、歴然としている違いが、Super Woofer をいれることで、音質の差が薄まってきた感じ。 ブラインドテストをされたら、私では差がわからないかもしれない。 

よく聞き込むと、JBL のほうが音が細いこと、QUAD の方が音場感が良いことがわかるのだが・・・。

この経験からすると、Super Woofer を効果的に利用するためには、やっぱりそれなりの広さの部屋が必要なようです。 QUAD ESL-63 をお持ちの皆様、Super Woofer と合わせると、もっと良くなりますよ〜〜〜。

 

簡易測定器をつかった調節の様子が、 測定は大切:スーパーウーファの調整 に記載されています。 ご一読ください。(99/9/19 追記)
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-14.html

測定は大切:スーパーウーファの設定 (99/9/19 記)
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-06.html
 
聴感で Yamaha YST-500SW (スーパーウーファ)のカットオフ周波数とレベル調整をした様子は、Super Woofer と QUAD ESL-63 に書き記しました。 カットオフ周波数は、70 Hz になりました。 

この状態で、ずっと楽しんでいましたが、パイプオルガンが入っている曲など、 30 - 50 Hz の音域がかなり含まれている曲では、ちょっと不自然な感じがしてなりません。 パイプオルガンがちょっと鳴りすぎで、不自然な感じがしないでもないのです。 しかし、レベルを落とすと、全体につまらない感じになります。 

聴感で調整していくのは、無理を感じたので、


測定は大切:誰でも持っている(?)簡易測定器の紹介
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-02.html

で記したように特性を計りながら、調整してみることにしました。

Frequency
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-06.html

上の図は、聴感で決定したレベル調整位置で 50, 60, 65 & 70 Hz とカットオフ周波数を変えたときの周波数特性です。 

聴感では、70 Hz をベストポイントと聴き取っています。

確かに、50 Hz のカットオフ周波数では、50 - 100 Hz に及ぶ広範な dip がありますし、その傾向は 60 Hz のカットオフ周波数であっても、あまり変わりません。

それに対して、カットオフ周波数 70 Hz では、100 - 120 Hz にわずかなピークがあります。 カットオフ周波数 60 Hz に比べて、70 Hz では、低域がブリリアントに、リッチな感じに聞こえたのは、この帯域の差なのでしょう。 

また、 150 Hz, 250 Hz には、急峻なピーク、200 Hz, 300 Hz 付近には急峻な dip があります。 これは、部屋の定在波の存在を示しています。 

さて、カットオフ周波数は、70 Hz がベストなのでしょうか? 

上の測定結果をみると、50, 60 Hz と比較して、70 Hz が良いのはよくわかります。 
一方、カットオフ周波数 65 Hz と 70 Hz との比較はどうでしょうか? 

70 - 80 Hz 付近の dip の感じは、 65 Hz のほうが、70 Hz より優れています。

カットオフ周波数 65 Hz が、70 Hz に比べて、はっきりと劣る理由はないようです。 そこで、 カットオフ周波数 65 Hz で、レベル調整をしながら、測定してみることにしました。

Levels at 65 Hz
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-06.html

YST-500SW のレベル設定つまみで、先に聴感で決定したレベルを 0 として、ひと目盛り増やせば +1、減らせば -1 と表現しています。 聴感でも、レベルを上げると、低音が不自然なほど増えて、こもった感じに聞こえます。  レベルが +1 のときに、40 - 50 Hz で、かなりの大きさのピークを示していることからも、この不自然さがわかると思います。 

一方、レベルが -1 になると、80 - 100 Hz のレベルでの dip がかなり大きくなります。 量感不足でつまらない感じがするのは、このためなのでしょう。 

ここで、レベルを - 0.5 と微妙に調節してみると、 80 Hz - 100 Hz のレベルでの dip も目立たず、 40 Hz - 50 Hz のピークも目立ちません。 聴感で設定したカットオフ周波数 70 Hz・レベル 0 と比較して、ブリリアントなリッチさがなくなった感じがしないでもありませんが、全体のバランスは、はっきり向上しました。 パイプオルガンがはいった曲でも、不自然さはありません。 測定結果はやはり大切なのです。

decided by hearing
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-06.html


上が聴感で設定した周波数特性、下が聴感+簡易測定器を用いて調整した周波数特性です。 聴感+簡易測定器を用いて調整した場合、60 Hz から 100 Hz にかけて、5 dB 程度の dip が解消しています。 周波数特性でみると、上と下とでは、下のほうが低音のレベルが上がっているようにみえます。 

しかしながら、先に書いたように、スーパーウーファのカットオフ周波数は、上で 70 Hz、下で 65 Hz であり、レベル(ボリューム)もわずかに、下のほうが下げられています。 おそらく、上の条件では本体のスピーカーとスーパーウーファとの間で、かなりの干渉があったのだろうと思います。 それゆえ、音量によって、低音の音量感が変わっていったため、不自然さを感じたのだろうと、思われます。 このように、簡易測定器といえども、その威力はあなどれないものがあると、改めて思いました。
http://www.schumann.jp/old/audio/au12-06.html



22. 中川隆[7292] koaQ7Jey 2017年3月23日 15:05:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7764]

QUAD ESL-63 の欠点と改善策。 
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-12-03-2

コンデンサ型スピーカーは、非常に薄く軽量な高分子膜を静電気を利用して振動板を全面駆動します。

全面駆動することにより、基本的に振動板に強度は不要となるので、振動板を非常に薄く、軽量なものにできるのです。軽量な振動系により反応速度の早い音を出すことができるのですが、同時にいくつかの欠点も発生します。

周波数レンジ的に伸びていても、振動板の強度が不足しているので、強いアタック音などが出にくい。これは、ソフトドーム系のツィータと、金属などを使用したハードドーム系のツィータの音質傾向を比較しても想像できると思います。

低域の再生限界は、振動板の面積/振幅幅に比例しますが、振動板は電界を生成する電極に囲まれているため、振幅を大きくとることができません。また、振動板の大きさの現実的な限界もあるため、結果として多くの場合、コンデンサ型スピーカーは低域が不足気味との評価を受けることになります。

•同時に、耐入力の限界の問題も有ります。振動板の振幅幅に制約があり、もともとそれほど大きな音を出す事を前提とされていません。とはいえ、普通の家庭で音楽を楽しむ範囲では充分大きな音が出せるお思います。


•アンプを選びます。QUADは比較的アンプに優しい方ですが、友人の使っているMartin Logan CLSII は、アンプを相当選び、安価なプリメインなどでは、容易に保護回路が働いてしまうそうです。


•設置場所については、薄型といっても、スピーカーの後面に前面と全く同じ音圧を出す為、反射音の処理等を考えると、壁に押し付けて使うのは不可能。かなり広い空間が必要です。


以上より、音質的なメリットは大きいが、使いにくい点も数多くあるため、万人向けとは言い難いものです。

Mark Levinson氏はQUAD ESLの音質に惚れ込んでいたようで、初期のMark LevinsonのアンプはターゲットをESLにしていたようです。彼自身、ESLに同様の欠点を感じていたようで、ダブルスタックESLで耐入力の問題をクリアし、高域にDECCAのリボンツィータ、低域にHartlyのウーファーを加え、HQD(Hartly + QUAD + DECCAの意味)システムを構築していました。

一方、私は下記のように、ESL-63Proを中心にシステム化を行いました。

高域成分というよりアタックの輪郭の部分の音質をAIRBOW CLT-1により改善。高域の改善は聴感上低域にも効果があるというのは本当で、ウーファー導入以前でも、CLT-1による低域の再現性の向上は明らかでした。

低域の改善は相当に困難でした。ホームシアター用に購入したYAMAHAのYST-500が、AVの効果音用のウーファーとしては使えても、音楽を聴く為には、ESL63とまったく音が合わなかったからです。

映画の低音は効果音として独立したものですが、音楽の場合は、高域から低域にいたるまで、一つのつながりを持ったものです。従って、ESLと反応速度の会わないバスレフのウーファーから、数テンポおくれてやってくる低音が気持ち悪いのです。

SA LOGICのウーファーは、懇意にしている逸品館の清原店長が発表当初から評価しており、イベントでもその効果を体験していたので、気になっていたが、サイズと価格の問題から躊躇していた。(初期のものは、100万円ちかくして、サイズも大きかったのです。)

Digi Cube2という比較的安価で、小型のスーパーウーファーが発売になり、友人宅でも好結果を得たというので、私も自宅視聴無しで、思い切って導入したのが、大成功でした。

ESL63の音質を全く損ねずに、低域を20Hzまでフラットに伸ばす事に成功しました。以前から、前述の清原氏主催のイベントで実感していたが、バイオリンソロなどの、一般に低域の入っていないと思われるようなソースにおいても、効果が顕著なのには、驚かされます。

楽器から低音がでていなくとも、ホールの共鳴、楽器の音のわずかなうねりが、超低音として再生されることにより、演奏の雰囲気、演奏者のこめたニュアンスの再現が全く変わってくるのです。

その後、GradientのSW63 という専用サブウーファーを購入しました。

30cmウーファー2発を平面バッフルで使う特殊なウーファーです。

110HzクロスでESL63とマルチアンプ駆動するため、使い方は比較的難しいですが、ESLと質のあう低音が楽しめます。また、ESLの低域をカットできるため、システム全体として耐入力の改善と低域の改善の両方が可能になります。

Gradient SW63 の再生周波数は40Hzまでなので、15〜40Hzは SALOGIC D.CUBE2を使っています。わずかな周波数帯域なのですが、この帯域の有無で音楽再生に大きく差が出るCDも少なくありません。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-12-03-2

The Gradient SW-63 SUB WOOFER for the Quad ESL-63
http://www.regonaudio.com/Gradient%20SW-63%20Subwoofer.html

Gradient SW-57 subwoofer
http://www.stereophile.com/subwoofers/gradient_sw-57_subwoofer/#dbDSa4YEr3QJ0yqb.97


23. 中川隆[7293] koaQ7Jey 2017年3月23日 20:41:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7765]

米国 Arcici社製の QUAD ESL専用スタンド

QUAD ESL-57スタンド 鉛弾封入☆ Arcici Q-2
QUAD ESL-63スタンド 鉛弾封入☆ Arcici Q-1
https://www.google.co.jp/search?q=Arcici+Q-2&lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwjZh7GhxezSAhWLi7wKHYLrCNIQsAQIGQ&biw=1108&bih=627#spf=1


   1987年に発売された米国 Arcici社製のQUAD ESL-63/63PRO専用スタンド。正式名は「 Arcici Q-1 」。

序でに云えば「 Arcici Q-2 」がESL-57専用。

Ray Shab氏率いるArcici社とは米国に於けるウルトラ・ハイエンド・オーディオを志向するベンチャー。

   オランダのレコードレーベルPHILIPS社は、古くから QUADの歴代コンデンサー型スピーカー( ESL-57/63/63PRO )を録音モニターとして重用した。

録音現場で彼らはESL-63PROを民生使用では考えられないようなハイパワー・フルパワーで駆動する。

過大入力での振動板破壊を免がれる為に、またシステムの耐入力を上げるために、 ESL-63PROは単独使用ではなく、サブ・ウーファーを加えた2WAYシステムで使用された。

その際、広大な面積を持つESL-63PRO振動板が齎す床からの反射(キックバック)効果を抑えるために本品「Arcici Q-1」スタンドが用いられた。

1990年代当時、PHILIPSスタジオでジェシー・ノーマンの歌曲録音現場で使用されるArciciスタンド付の ESL-63PRO の写真を見た記憶があるのだが、ネット検索では当時の写真は悉く削除されてしまったのか、見つけるが出来なかった。

   1980~90年代当時の米国では、ハイエンド・スピーカーの雄として QUAD ESL-63 が認知されていた。

米国人のハイエンド志向とハイパワー志向を満たすために、先のようなサブ・ウーファーの追加による 2WAY化と ESL-63 を床から持ち上げる手法が定番として流行った。

彼ら大音量主義の米国人マニアのリスニング環境はとにかく広大であった。小さな体育館規模はざらであった。島国に住む英国や日本の小心マニアがするように、スタンドで嵩上げしないオリジナル ESL-63/63PRO は常識的なパワーでドライブすれば、振動板の大きさに比して床から相応の反射・増幅が起こる。

反射音が超薄膜振動板本来の透明な音色に重畳され、重厚な響と生ってえも言われぬ独特の音味が生まれる。

ESL-57から引き継がれた巧みな手法であり音の個性でもある。

包み込まれるような温かさを持つ分厚い響き、その魅力は「LIVE」と称される。

「生き生きとしている。溌剌としている。新鮮この上ない」と云うような意味。

QUAD 伝来の強かな音造りは、時間と空間を超越した不易流行の範である。

しかしながら、鳴らし方や音源によってはハイパワー駆動だと確かにオリジナル仕様ではユニットの反射・増幅音が半端でない事が起こり得る。場合によっては「 BOOMY」などと揶揄されマイナス評価される。

特に昨今のハイレゾ音源は低音と高音を過剰に効かせるエキセントリックなサーカス的な手法が多いように感じる。商業主義の常套手段である所謂「ドンシャリ」な音造りである。

混沌とした豊かなオーディオ環境を考えれば、Arcici Q-1の存在価値は今でも失われていないどころか、逆に将来に亘って大きいとさえ思う。

   Arcici Q-1スタンドは、鉄フレームの中に小さな粒子状の鉛弾が充填されている。
大音量時、スピーカーの振動で起こるフレーム共振を減衰させる為である。

たいへん手の込んだ制振構造である。フレームを手に持って振るとサラサラとした音が内部から聴こえる。充填した鉛弾が動く為である。
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c585574204



24. 中川隆[7400] koaQ7Jey 2017年3月28日 21:36:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7878]

QUAD_ESL57 〜静電スピーカの金字塔〜 2005/12/3
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/19034679.html


●UKイーベイにてあのクォードESL57を見つける。私が生まれる前後の製品で骨董である。

駆動膜が正常な状態のものはまず見つからず、メンテナンスが必要である
QUADはアンプが有名であるが、実はこの ESL こそが QUAD社最大のこだわりであり、アイデンティティである。


●ESL(エレクトロ・スタティック・ラウドスピーカー)はいわゆるコンデンサー型スピーカーである。

振動板となる薄いフィルム電極とそれをサンドイッチした固定電極とを持ち高電圧によるクーロン力、いわゆる静電気力でフィルム全体を駆動して音を出すスピーカーの理想的な駆動方式である全面駆動を実現した傑作である。

1955年ピーターウォーカの開発により製品化、全面駆動による高いレスポンス性能による中高域の魅力は驚異的で英国にとどまらず世界を魅了。この魅惑的な音質は多くのオーディオファン、音楽ファンを虜にし特に人の声の再生に掛けては独壇場であったと言われている。

EU最大の音楽メーカーであるフィリップス社が自社製品を押しのけてまで録音時のモニターとして使用したことでも有名である。

●美しい中高音に反して低域の量感が不足しているが室内であまり大きくない音量で楽しむのに向いていると思う。肉声や器楽の再現性が素晴らしくフルオケでのアインザッツが決まったときのピンと張った緊張感を見事に再現してくれる、これはコーン型ではありえない表現力である。

生産中止となってから相当経つにもかかわらず今だ世界中にファンを持つスピーカである。

素晴らしいスピーカであるにもかかわらず私が所有していない理由は、設置にある程度の空間を必要とし日本の住宅事情にマッチしないことだけでなくメカニズムの欠点があるためである。

ESL は数kV のドライブ電圧をかけるが音量を上げると電極同士が近づき過ぎる。

ここで日本の梅雨時のように湿度の高い時にはスパークを起こす事があり駆動フィルムを焼き切り穴を空けてしまい最悪の場合は燃える、日本では欠陥と指摘されかねない問題なのである。

スピーカーとしてのセッティングも取り扱いもデリケートで私のようないい加減な人間にはケアできないスピーカーである。

フィルムは経年変化でビビリが発生するため張替えが必要となるがこれができるメーカが少なく私が聴いたESLはどれもプチプチ音がしていた。わりと耳障りで壊れていると思ったものである。

現在 QUAD Musikwiedergabe GmbH(クォード・ムジクビィーダガーベ社)でも修理可能であるが高いと思う。

●開始価格が£850(=\17万)である。程度の良いものはほとんどないがきちんとレストアされたもので\35万が相場、\10万で即買いと勝手に根付け。欲しいことは欲しいのだが、、、面倒見のいい人向きであることは間違いない。


コメント

これも一度は自宅で聴いてみたいSPの一つですネェ。(何だかんだと全部聴きたいのですが^^;)

一時これを2段積みにして音圧をあげる物がステサンに出ていましたが、それが自宅近くのカマニに何組も置いてあるのですヨ。絶対買えないから聴かせてとも言えないビンボーオヤジです(;_;)。
2005/12/4(日) 午前 9:52 [ east_bred ]


カマニ吉川店
〒342-0050 埼玉県吉川市栄町1392-2
TEL:0489-81-4344
http://www.stereo.co.jp/


昔マークレビンソンがHQDシステムとして、ハートレイのウーハーにクウォードの ESL57を二段スタックとしトゥイータにデッカのリボンをマークレビンソン流にモディファイしたものを出していましたが、、とてもじゃないが買えません。

吉川カマニによく行きますが、買えないので、店員さんに声をかけにくいです。
2005/12/4(日) 午後 0:43 [ オーディオエージェント ]

アッ、吉川店へは行かれるのですか?。私は一ノ割店の割と近くなのですが、あのお店はあまりにも物が有りすぎて中を歩き回ることも出来ず、何が有るのかも良く判りません(^_^;)。
でも2段積みは背が高いので遠くからでも良く見えます。
吉川店ではLUX−PD121とDENONの安いCDPを買った位です。
目の保養と言うか、目の毒と言うのか・・・・。
でも新しいQUADのSPも欲しいですネェ。でも100万ではナァ。
2005/12/4(日) 午後 3:40 [ east_bred ]


今から十数年前でしょうか?カマニの春日部店で HQDシステムを

プレーヤーがEMT・R80(927)、
ヘッドアンプが MLAS の JC1AC+PLS153L をモノで2台、
プリアンプが CELLO のオーディオスウィートをモノで2台、
デバイダーが MLAS の LNC2L をモノで2台、
パワーアンプはLFとMFに CELLO のパフォーマンスを各1セットづつ、
HFに MLAS の ML2L を1セット、

という驚異的なシステムで聴かせてもらった事がありましたが、その音たるやものすごかったです!!
2005/12/4(日) 午後 4:47 [ quttrovalvole455 ]


突然付いていけなくなった私。HQDって何?。

それと一ノ割店=春日部店です。東武線で最寄り駅が一ノ割って事で私の書き方が不味かったです。

私、結婚する頃がマークレビンソンが出始めの頃でして、同時にオーディオが手の届かない世界に変わった時期でした。マークレビンソン=別世界です。
年末ジャンボの御利益が有れば・・・ナンマンダー。
2005/12/4(日) 午後 10:09 [ east_bred ]

HQD ってのはシュリロの時代に販売していたもので、マークレビンソンさんが提唱したんです(って見たことないけど、、)。

ハートレイの H, クウォードの Q、デッカの D をとって HQDシステムっていってますが要は 3Way のマルチチャンネルシステムです。

だいたいハートレイって会社のくそでっかいウーハーだけでも家に入りません。マークレビンソンの家はたぶん超大きかったんでしょう。
2005/12/4(日) 午後 10:38 [ オーディオエージェント ]

コンデンサー型SPはまだじっくりと聴いた事はないのですが、クォードは最近また SPを出してますね。
2005/12/5(月) 午後 4:28 [ Natu ]

最近のSPはコーン型ですね、ESL は 988と989 が現在販売されています。

いろいろ改良されていますが、私のブログはオークションに出たのを眺めるブログなんで、出てきたらサッソクって思っているのですが、、、

なんでも大きくなってその分、いままで指摘されてきた低音不足がかなり解消されたらしいです。
私はまだ本物みていません。香港資本に移ってからの製品に興味がなくなりまして、、、
2005/12/5(月) 午後 11:41 [ オーディオエージェント ]




自宅のオーディオ用スピーカーは Quad ESL-63 を使っています。聴き飽きしないので、同僚から譲って貰って以来15年以上になりました。
2010/7/12(月) 午後 10:39 のぉーぶる

えええ、!!!使ってらっしゃるんですか、どうでしょうか。QUAD につきましては、JAPAN QUAD FAN CLUBってのがあって、メーリングリストでいろいろやりとりしていますので、ぜひお問い合わせくださいまし。
2010/7/12(月) 午後 11:13 [ オーディオエージェント ]

セッティングも取り扱いもデリケートとか面倒見のいい人向けとか言われてしまうと、恥ずかしくてうつむいてしまいます。

設置スペースは4年前の新築を機に地下室を確保しましたが、基本はホームシアターなのでちょっと ESL は肩身が狭そうですね。

今は実験的に壁に大理石の板を立てて、それを囲むような三角形に配置していますので、ちょっとモノラルっぽい響きがします。

両面が振動面と言う ESL の特性を強調してみたのですが、音が左右に拡がるのではなく、前後に膨らむ感じです。

オーケストラには絶対向かず、ソロのアカペラ専用かも。(笑)
マッチングは私の耳で聴く限りでは悪くなさそうです。
2010/7/13(火) 午前 7:43 のぉーぶる
http://blogs.yahoo.co.jp/audio_agent/19034679.html


25. 中川隆[7401] koaQ7Jey 2017年3月28日 21:49:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7879]

Audio Maestro.com 素敵な装置 3  (2004年記載)


手元にはハートレーの10インチフルレンジスピーカ220MSユニットもあって、いま修復中のオリジナル箱が戻るとホルトンシステムが聴けるようになります。

ハートレーは今はなぜか完全に忘れ去られていますが個人的には WE以上、アメリカのスピーカでは最高峰だと考えます。

その理由は色々ありますがともかく私好みなのであります。
ただしこれくらいナゾの多いメーカも少ないでしょう。

ミシガン州にあってほとんど個人企業に近くそのユニットの種類もたいそう多いのですがその詳細は判然としないものです。米誌でも取り上げられたことは少なく、杳として情報が少ないことはあの英ボイトと似ています。


有名なマークレビンソンのHQDシステムはハートレー、QUAD, DECCA の略でありますがこれに使われたハートレーの 24インチウーファは素晴らしいものでハイスピードな切れ込みと余韻、豊かさが両立した他に類なき音がするのです。

これを低域に用いたコンサートマスタは中域ユニットとして前述の 220MSの上級モデル 220MSGユニットを使っていてこれくらい良いスピーカはありません。

220MSGユニットはダブルボイスコイルを特徴としており非常に高価でありました。

昔、アキシオム 80が¥26、500だったころタンノイのモニタ-ゴールド15 は 7万7千円ほどでしたがその頃220MSGは7万円近い価格でした。その価格差は1万円あるかなきかで 220MSGはまさに雲の上の存在でした。

片や10インチフルレンジ、もう一つは立派な15インチ同軸2ウェイですからまあ普通は15インチのモニターゴールドを買うでしょう。

220シリーズは1960年前後に発表されており日本には知る限り1965年には輸入されておりました。

ハートレーは1978年頃まであったようですが最後の日本代理店はあの名門シュリロ貿易で、このこと一つからもハートレー社の格の高さが推測できます。シュリロ貿易はハッセルブラッドの輸入元でありますが戦後間もなくから日本で貿易業務をしているようです。聞くところによると本社はカナダだそうであります。

一時期はタンノイもSMEもグットマンも QUADもシュリロ扱いでした。そう言えばあの LINNの LP-12も最初はシュリロが輸入していたのです。1976年の当店の創業時にはシュリロ扱いの LP-12がありましたがターンテーブルの加工精度が悪くてうねうねと上下に揺れながら回っていました。会社が出来たばかりでいろいろ余裕がなかったのでしょうね、材料を十分エージングしないまま旋盤に掛けていたのだと考えます。蛇足ながら現在のものはまるで別ものですので御安心を。

マークレビンソンもRFの前はシュリロでした。シュリロ扱いのLNP-2は数台だと聞き及んでいますがモジュールはバウエン製ですしボリウムもスペクトロールではなくウォータ社でした。

国内に入るまえのレビンソンのプリアンプは米誌で見る限り高さが2倍近くあり、見なれたLNP-2とはかなり印象が異なります。バウエン社のプリアンプもシュリロ貿易が輸入していましたが横行スライドボリウムですし全体に作りが安直で魅力に欠けました。定価は28万円前後と記憶しています。これは手元にしばらくありました。良い音でしたが典型的な技術屋さんの作品でしょう。

ながながと脱線してしまいましたがコバルト不足に起因したアルニコ磁石の危機で最も致命的な打撃を受けたメーカの一つがハートレーでしょう。それ以後姿を消しました。


ただしマグネットをフェライトに変えて今日でもまだ細々と存続している可能性はあるようです。わたくしは1968年にCMラボラトリー社のTRアンプと組み合わされた音を聞いたことがございます。

そういえばCMラボラトリーのパワーアンプのデザインは素晴らしいですね。ほぼその頃、日本コロンビアのデジタル録音機及びデジタル録音システムで有名な技術者Aさんがお使いになられていましたが知る限り雑誌等での使用例はそれくらいでしょう。

私のすぐ近所にお住まいのM先生はコンサートマスタ�をお持ちになられておられますがこれは東京の、照明で有名なY電気に寂しく売れ残っていたものを信じられぬほどの安価で入手されたそうです。もう25年以上前のことですが残り物に福とはこのことでしょう。当時はJBLにあらずはスピーカにあらずという風潮でしたから。当時のJBLで今日価値を維持しているものがどれだけあるでしょうか。

さて220MSGをフルレンジとして使い、さらに超高域用にツィータを追加したものがホルトンです。

わたくしは今から23年前に国内最後の在庫のホルトンAをシュリロ貿易から仕入れたことがありました。店で2ヶ月ほど使いましたが手放したことを悔やんだものです。ただしこれは 220MSGではなく 220MSでありました。手放した理由の一端もそれです。

ホルトンにもいろいろなタイプがあるようです。でも昨年秋に縁あってどのタイプのものか判りませんがまた入手できました。シュリロ扱いの TypeA と比べてこれは箱の形状が全く異なりました。

220シリーズはアキシオム80と同じくその評価は毀誉褒貶に満ちていました。
使い方も大変難しく、普通はややドライな音がするものです。

基本的にあるていどのパワーを持つ真空管の PPアンプが適するようです。

わたくしはこのスピーカのために6336Bのトランス付きPPアンプを作りました。
2003年1月末に発売される管球王国27号に掲載予定のそのアンプの最終的な音決めは主として 220MSで行ったのです。いかにこれに惚れ込んでいるか御想像ください。

アキシオム80もそうですがこう言った難しいフルレンジで音決めすると広い土俵で通用しやすいアンプが出来るものです。

http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi_3.html


これが220MSGでダンパーは蝶ダンパー、fゼロは比較的高めです。コーンもエッジも申し分ないコンデションを維持しています。コーンはトライポリマ−です。以前持っていたユニットとは細部において異なりますしこれはダブルボイスコイルの220MSGの可能性がございます。

220は幾つかのバージョンがありマグネットサスペンション付きのMS、それにマグネットサスペンションでダブルボイスコイルのMSGがございます。マグネットサスペンションの詳細は知りませんがおよその推測は出来ます。米国特許が出ていたはずですからその気になればわかるでしょう。

ややこしいことに220にもダブルボイスコイル付きがあるようですし、極端に言えば1個ごとに異なりその詳細は不明で外観を一瞥しただけではどのモデルか判別は困難なのです。これが普通のものなのかダブルボイスコイルなのか御存知の方がいらっしゃいましたら御一報ください。箱はいま姫路のピアノ修理業者に預けていて修復中です。

40年近く前になりますが仏キャバス社のユニットにマグネットとフレームが 220MSと似ているものがありました。むろん同じものではありませんがどこか血のつながりを感じさせます。

220のマグネットは英国製です。

欧米のユニットは底の方でつながりがあるようです。十数年前にファンガティインダストリアの山崎さんが当時はオンキョーに居られた某氏と渡仏された折り、お土産だといわれてフォーカル社の小型ユニットを見せていただいたことがあります。それはフェライトマグネットでしたがただならぬ素質を感じました。

その後 B&WのSS-25を入手したとき、そのメインユニットはフォーカル製だと直感いたしました。その後そのことをなにかの時にラジオ技術誌で触れたことがございます。同じくSS-25を使用されている五十嵐さんがことの真偽をM社に尋ねたところ否定されたそうですがしばらく経ってからそれは正しいということになったようでした。

蛇足ながらあの付属のスターリングシルバー線はフランス製でありそれを B&W 社に推奨したのは他でもないジャン平賀氏だそうです。


220MS?(MSGの可能性もある)ユニットはアキシオム80に比べてやや聴感上の能率は低く感じます。

それは高低のバランスがとれている証拠で、1本使用でも大編成オーケストラの雰囲気をよく再現します。アキシオム-80は1本ではなかなかそうはいきません。
http://www.audio-maestro.com/su_dina_zhuang_zhi_3.html


26. 中川隆[7415] koaQ7Jey 2017年3月29日 16:22:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7895]

「1977 ここまで来た!オーディオ100年」 - YouTube 動画
43分40秒から マークレビンソン HQD System が出て来ます
https://www.youtube.com/watch?v=i3AGlAv5gtY

マークレビンソン HQD System 1978年3月15日 瀬川冬樹

ステレオサウンド 46号(1978年3月発行)
「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」より

 マーク・レビンソンについてはいまさら改めて紹介の必要もないと思うが、アメリカのコネチカット州の郊外に生まれた、音楽家としてもまたオーディオエンジニアとして非常に有能な若者で、一九七三年に発表したローノイズ・プリアンプLNP2によって一躍世に認められ、いまや世界最高のアンプリファイアーのメーカーとして確実な地盤を築いた。

彼の工場は、総員20名そこそこの小企業だが、妥協を許さずに常に最高の製品しか発表しないという姿勢が評価を高めて、ここ数年来、アメリカ国内でもマーク・レビンソンの成功に刺激されて中小のアンプメーカーが次々と名乗りを上げはじめたが、それらのほとんどが、発表資料の中に「マーク・レビンソンに比較して云々」という表現でデータを発表している例が多いことをみても、逆に、マーク・レビンソンの性能や声価のいかに高いかを読みとることができる。

 数年前から社名をMLAS(マーク・レビンソン・オーディオ・システム)と改称したことに現われているように、マーク・レビンソンは、自らの理想とするオーディオを、単にアンプの高性能化だけでは実現できないことを知っていたようだ。実際、二年前に来日したときにすでに「いま全く新しい構想のスピーカーシステムを実験している。やがてこれは市販するつもりだ」と語っていた。

 また、昨年からは彼の録音による半実験的なレコードの制作もはじめていることからも、彼自身が、プログラムソースからスピーカーシステムに至る一連のプロセスに、すべて自分で責任を持って手を下すことを最終目的としていることが読みとれた。本誌45号418ページの特別インタビューの中でも、彼自身がこうした理想について語っているが、

とりわけ興味深かったのは、スピーカーシステムとしてQUADのESLを二本パラレルにドライブする、いわゆる「ダブル・クォード」システムを芯に据えた彼のHQDスピーカーシステム。

もうひとつは、プロ用として誰もが全幅の信頼を置いて使っているスイス・スチューダーのプロフェッショナル・テープレコーダーA80の、エレクトロニクス(録音再生アンプ)部分が気に入らないので、トランスポート(メカニズム)だけを購入してエレクトロニクスをMLASで組込んだ、マーク・レビンソン=スチューダー、およびその普及機としてのマーク・レビンソン=ルボックスを市販する計画を持っている……

という部分であった。これらの話はマーク自身の口からすでに聞いてはいたが、彼がそのオーディオ・システムの一切をほぼ完成させて、東京でデモンストレーションをする、というニュースを耳にして、想像していたよりも完成の早いことに驚くと共に、非常な期待を持って試聴に臨んだ。

 試聴会は2月3日(金)が予定されていたが、レビンソンとその輸入元RFエンタープライゼスの特別なはからいで、本誌のレギュラー筆者を中心に、2月2日の夜、前もって特別試聴会が催された。以下の感想はそのときのリポートである。

     *

 試聴の場所は、3日のディーラー筋への発表を前提として、赤坂プリンスホテルの一室があてられた。ごくふつうの宴会場で、席につくと、マーク・レビンソンは例の神経質な表情で、この部屋が自分の再生システムにとってやや広すぎる上に、音響特性がデッドすぎると、しきりに言いわけをした。


 HQDシステムは、

ダブル・クォードESLに100Hzから7kHzまでの、ほとんどの音域を受け持たせ、

100hz以下の重低音域に、別の大型エンクロージュアに収めたハートレイの24インチ(60センチ)ウーファー224HSを、

そして7khz以上にデッカ=ケリィのリボン・トゥイーターの、フロントホーンを取り外したのを、

それぞれ組み合わせた彼のオリジナルシステムで、ハートレイ、クォード、デッカの頭文字を合わせてHQDシステムと呼ぶ。

各帯域はそれぞれ専用のパワーアンプでドライブされるが、そのために彼は、ピュアAクラス動作のモノーラル・パワーアンプML2Lを開発した。

出力は8Ω負荷で25ワットと小さく、しかも消費電力は一台あたり400ワット。これが、片チャンネルの高・中・低に各一台ずつ、合計六台使われるのだから、スイッチを入れた瞬間から、パワーアンプだけで2・4キロワットの電力を消費しはじめるという凄まじさである。

 彼自身が、例のマークレビンソン=スチューダーで録音した秒速30インチ(76センチ)の2トラックテープがレビンソン=スチューダーのデッキに装着されて、まずギターのソロが鳴りはじめた。ギターの音色は、スピーカーがそれを鳴らしているといった不自然さがなくて、全く誇張がなく、物足りないほどさりげなく鳴ってくる。

左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。

 もうひとつ、ギターという楽器は音源として決して大きくないが、再生される音はどちらかというと左右のスピーカーのあいだに音像がひろがって焦点が大
きくなる傾向がある。これはHQDシステムそのものの特性なのか、あるいは録音のとりかたでそう聴こえるのか明らかでない。

 しかしその点を除けば、ギターの音はきわめてナチュラルであった。

 次にマークの選んだのはコンボジャズ、そしてそれよりもう少し編成の大きなブラス中心のバンド演奏。近頃、耳を刺すほどのハイパワーでの再生に馴れはじめている私たちの耳には、マークのセットするボリュウム・レベルはどうにも物足りない。

もう少しレベルを上げてくれ、と言おうと思うのだが、彼をみていると、神経質そうに耳をかしげては、LNP2Lのマスターボリュウムを1〜2dBの範囲で細かく動かしていて、とうてい6dBとか10dBとか単位で音量を上げてくれといえる雰囲気ではない。

彼は仕切りに、QUAD・ESLがまだ十分にチャージアップしていないのだ、完全に電荷がチャージすれば、もう少しパワーを上げられるし、音もさらにタイトになる、といっていた。

このパワーは、おそらく一般家庭──というよりマーク自身の部屋は20畳あまりのアメリカの中流家庭としては必ずしも広くないリビングルームだということだが、そういう部屋──では、一応満足のゆく音量になるのだろう。が、試聴当日は、かなり物足りなさを憶えた。

音量の点では、24インチ・ウーファーの低音を、予想したようなパワフルな感じでは彼は鳴らさずに、あくまでも、存在を気づかせないような控えめなレベルにコントロールして聴かせる。

 念のため一般市販のディスクレコードを所望したら、セル指揮の「コリオラン」序曲(ロンドン)をかけてくれた。ハーモニィはきわめて良好だし、弦の各セクションの動きも自然さを失わずに明瞭に鳴らし分ける。非常に繊細で、粗さが少しもなく、むしろひっそりとおさえて、慎重に、注意深く鳴ってくる感じで、それはいかにもマーク・レビンソンの人柄のように、決してハメを外すことのない誠実な鳴り方に思えた。

プログラムソースからスピーカーまでを彼自身がすべてコントロールして鳴らした音なのだから、試聴室の条件が悪かったといっても、これがマークの意図する再生音なのだと考えてよいだろう。

 だとすると、私自身は、この同じシステムを使っても、もう少しハメを外す方向に、もう少しメリハリをつけて、豊かさを強調して鳴らしたくなる。この辺のことになると、マルチアンプであるだけにかなり扱い手の自由にできる。おそらくこのシステムには、もっとバーバリスティックな音を鳴らす可能性があるとにらんだ。

 マーク・レビンソンによれば、レビンソン=スチューダーのデッキを含めてスピーカーまでの全システムと、そのために彼が制作して随時供給する30インチスピードのレコーデッド・テープ、そして彼の予告にもあるようにおそらくは近い将来ディスクプレーヤーが発表される。過去のオーディオ史をふりかえってみて、アンプやスピーカーやデッキ単体に名器は少なくないが、ひとりの人間がプログラムソースからスピーカーまでを、しかも最高のレベルで完成させた例は、他に類を見ないだろう。
http://audiosharing.com/review/?tag=hqdsystem


27. 中川隆[7416] koaQ7Jey 2017年3月29日 16:33:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7896]

瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていた HQDシステムの音は、マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。


     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。

     *

HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、背の高すぎるスピーカーシステムである。これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。
おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。


下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。


聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、この ESL のトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


QUADのロス・ウォーカーらが、山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。

ここにダブル・クォードについて、たずねられている。ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。

     *

ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。

ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。

二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。

ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。

世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。

     *

「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、

この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


28. 中川隆[-7769] koaQ7Jey 2017年5月03日 08:49:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

メグイベント報告1
投稿者: DIA_1st@さいたま 投稿日: 13.11.24 22:10


先日行われたメグのイベントを報告します。
恐る恐る中に入るとキサさんとASHさんがイベントで
使用する機器を箱から出している所でした。

CDプレーヤーはスチューダーのD730、プリアンプはクレルのKSL
パワーアンプは?(良く見なかった)、
スピーカーはアバンギャルドDUOでした。

ノーマル状態で軽く音出しを行った所、凄い音がしました。
音が団子状態で、解像度もステレオイメージも関係無いと言う世界です。

これがJAZZサウンドなんですかね?

私の目指すHI-FIな世界と全く違った音に参ったと思いました。

開始10分前にはお店の座席が全て埋まりイベントが開始されました。

ge3の名前の由来や、どうしてオーディオアクセサリを作り始めたかの説明の後、ビールの気を抜いてしまう実験をしました。

違いがわからない、少ししか変わらないという答えだけでした。


スピーカーをJBL化する実験も行いました。

少しJBL風に変わりましたが、皆さんは「変わったかも」的な反応でした。


クオードに変えて!と言うリクエストに応じてクオード化しましたがこれは結構変わりました。

しかし、この会に来ている人は昔のクオードを思い描いていたと思いますが、最新のクオードの音に変わったので変化は少なかったです。

私は新クオードを2週間程前にキサさんと聞いたばかりですが、クオードがダイナミックでドンシャリが出る方向に変わったのです。

この方向にアバンギャルドが変わったので、私はビックリしましたが殆どの方は昔の軽い感じのコンデンササウンドを期待していたのでしょう。

「全然変わらないシャン」の評価だったようです。
http://ge3.biz/modules/chaForum/?action=PostView&id=2161


29. 中川隆[-7763] koaQ7Jey 2017年5月03日 13:46:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2010年 06月 07日 ESL-57の音 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/13906002/

巷間では、

「ESLを聴く時はスピーカーを壁から離して、近い距離で小音量で楽しみます。勿論、アンプは管球式のQUADUがよく、スピーカーの過度に敏感な所をアンプ側でぼかす事でマッチングが取れます。」

「Ouad ESL-57は本当に素晴らしいスピーカーです。でも、あるソースには素晴らしい力を発揮しますが、編成の大きいオーケストラやJAZZの強烈なドラムアタックを大音量で再生する気持ちにはなれません。」

これらが、一般的なQUAD ESL-57のイメージだと思われています。SP後面に十分なスペースを取れば必然的に前は接近してきます。いきおい、リニアフィールド的な聴き方にならざるを得ません。真空管アンプでは、従来のイメージの音でしか鳴らないのはGRFで経験済みです。しかし、SD05と組み合わせた場合全く違う音がします。ESL-63的な音もしますが、もっとスケールが大きな音に広がるのです。


土曜日の夜、ようやく適正なポイントを見つけられたので、日曜は朝から着替えもせずに音楽を聴き込んで行きました。大編成のオーケストラから室内楽、声楽、金管楽器の演奏と聴き進み、JAZZのドラムやピアノの近接録音にも充分なダイナミックレンジが取れている事を確認しました。

夜になり、聴き込んで行くに付けて思いを深くしたのは、私はこのような音が好きなのだと言う事です。タンノイでも、Dynaudio系でも、Unicornでも目指している音は同じなのです。

オーケストラから浮かび上がって来る、柔らかく絹擦れの様な弦の響き、深々と鳴る木管や金管の峻厳な響き。会場に響き渡る大太鼓の音。透き通って来る人の声。会場に行った人だけが知っているオーケストラの響きがするのです。タンノイとも登り口は違うけど、高峰の同じ峰を目指している事は解りますね。

追伸

夕方、余りにもいい音なので、近くのチューバホーンさんに連絡をしてきていただきました。チューバホーンさんは、私と同じ構成で聴かれているので、音の違いがすぐわかっていただけるからです。同じSD05を使っていても、タンノイには100Wバージョンで、クロックアップしない方が雰囲気がよく出るのです。SPの設計や質があの時代のアンプの特性に合っているからでしょう。ブラウン管時代のディスプレーで1760万色の発色は、にじんでしまって難しかったのと同じです。3万2000色の方が鮮やかに見えていました。

同じ時代のSPですから、当初はタンノイと同じ100Wバージョンで聞いていたのですが、電圧を240Vで使い、置き場所を調整して行くと50Wのクロックアップバージョンの方が俄然良くなってきたのです。そして、最終的にこの部屋のスイートスポットに置くと、上も下もオクターブ位広がった様なダイナミックな音が鳴り始めました。

その音を、チューバホーンさんに確認していただきました。部屋の響きには極めて敏感です。後面のカーテンの開け具合でも音は変ります。ライブの部屋よりは、吸音されていた方が調整がスムーズに行くかもしれません。いずれにしても、いままで聴いた事のないようなQUADの響きでした。空気の乾いた季節に聴く絶好調のオーケストラの絹のような弦のモアレ模様を聴くことが出来ました。素晴らしいです。
 

Commented by リウー at 2010-06-07 15:35 x

 以前から、ブログを拝見させていただき、非常に参考にさせていただいています。 
  私も、昨年からESLを使っていますが、御指摘の通り、かなりのオールラウンダーだと感じています。
 勿論、GRFさんのような、厳しい聴き方で追い込んでいく様な事は無理ですが。
 実際、今ひとつと言われている低音についても、私の聴く音量と環境では、問題ないと感じています。
  クラシックから、ロックまで、まず不満はありません。
  

Commented by GRFの部屋 at 2010-06-07 18:20 x

リウーさん
コメントありがとうございました。
リウーさんは、どのようにESLをお使いですか?


Commented by リウー at 2010-06-07 20:19 x

 CDとアナログでCDがメインですが、iPodを購入してから、リッピングを少し始めました。
 夏の間は、EAR834LにQUADや、NAIT,CYRUSのアンプを繋いでESLを聴いています。
 冬は、EAR859を使うことが多いです。

Commented by チューバホーン at 2010-06-08 15:41 x

昨晩はお招きいただきありがとうございました。

今までにも、「なぜ?GRFから」、「どうして?T4が」という体験をさせていただいているのですが、そこにはタンノイはこういう音だからとか、小型スピーカーだからといったAudio的な固定観念を反省すべき事例を体験していたはずなのに・・・・

今回、ESLという50年以上も前に設計されたスピーカーということと、普通言われているように「編成の大きいオーケストラやJAZZの強烈なドラムアタックを大音量で再生する気持ちになれません」と言われています。

私自身はESLを所有したことがないのですが、30年以上前にこのスピーカーを知人宅で聴いてからは、たしかにこのような固定観念は出来ていたと思います。しかし、今回もまたこのような固定観念を見事に打ち破る、ESL体験となってしまいました 。(続きます。)

Commented by チューバホーン at 2010-06-08 15:42 x

そうなんです。
今回はそのESLからは、楽器や声の直接音とホールでの残響音のバランスがあまりにも自然、いや、リアルすぎてどこにも誇張感といったものがなく、Audioといった物の存在感がないのです。

それは、GRFさんがしっかりとした「音の記憶」というものをお持ちであり、機器の概念にとらわれず、常に前向きに取り組まれているゆえの結果なのでしょう。物に依存するAudioではなく、しっかり音を記憶してゆくことのほうが大切ですね。

私の所有する、もう一台のSD05が、活躍する日も近いかも知れません???

Commented by GRFの部屋 at 2010-06-08 15:56 x

チューバホーンさん

昨日は、無理いって来ていただきありがとうございました。
調整が進んだ音があまりにも良い音だったので、是非聴いていただきたくてお越しいただきました。

50年前に設計されたSPからあのようなリアリティが有る音が出るのが不思議です。タンノイの時もそうでしたが、昔の入力の質では真価がでていなかったのかもしれません。

レコードやアンプで音づくりをするのではなく、入力の質をありのままに再現すると、あのような音が出るのですね。

先週聞いていただいた、Tさんや(Y)さんには、申し訳ないのですが、たった5センチだけ下がっただけであの様に音が変わるのもわかっていても新たな驚きですね。

Commented by UNICORN at 2010-06-08 23:50 x

ついにお披露目出来る所まで、やっとたどり着いたようですね!!

心配なのはチューバホーンさん、悪の道?!に引き摺りこまないでくださいね!!来週お会いする予定なので、感想を聞くのが
今から楽しみです。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-06-09 07:46

UNICORNさん
残念ながら、一般のお披露目公演?はできません。入力の質を問われるからです。私と同じ入力をお持ちの方々には、大変参考になります。

昨晩は入力を38/2トラで行なってみました。テープの音に驚くと同時に、44.1/16のCDの音も再確認できました。


Commented by (Y) at 2010-06-09 17:16 x

不遜な言い方になるかも知れませんが、僕はGRFさんのお部屋で、どのスピーカーからどんな音が出て来ても、特に驚きません。まして古いスピーカーならなおさらです。おそらくGRFさんなら、この方向に持って行かれるだろうことは容易に想像できるからです。
でも、例えばスピーカーのキャビネットをティッシュで一拭きしただけで音の曇りが無くなったりするのは、さすがにビックリします。こんなに音の変化に敏感な部屋(を含めたシステム)はありませんね。

Commented by GRFの部屋 at 2010-06-09 18:48 x

読まれていますね〜。
>この方向に持って行かれるだろうことは容易に想像できるからです。
そうなんですが、その方向に持って行くのには、結構試行錯誤があります。でもそこが楽しいのですね。


Commented by SEED at 2010-06-19 19:42 x

ESL57 素晴らしいですね 私も以前はよく聞きました。
一番良かったのはスタックにしてオンキョーのスーパーウーハー×2 ロジャース510のツィーターを装着しているシステムでした。イベントで使われていましたが、素晴らしい音がしましたね。お気に入りに入れさせていただきました 今後とも宜しくお願いいたします。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-06-19 23:12

SEEDさん
コメントありがとうございます。ESLの節度ある音を聴いているとオーディオより音楽を聴く方に主眼が移りますね。

Commented by SEED at 2010-06-20 13:09 x

>ESLの節度ある音を聴いているとオーディオより音楽を
>聴く方に主眼が移りますね。

まったくその通りですね 以前新宿の喫茶店においてあるものを聴きましたが、ひっそりとなる中に音楽がありましたね
今までにない経験でした。
HQDシステムのようにスタックして使うと、これがモニター的になるというのも非常に面白く、可能性の高い固体だというイメージです、傑作ですね♪

Commented by いしい at 2010-06-29 20:24 x

今の次元で見ると若干周波数レンジは狭いですが、ESL57は良いスピーカですよね。
しかし、歪み率と位相については未だに最新スピーカにも負けない性能、即ち自然な音を持っていますよね。

私も平面型というとアポジーのカリパーシグネチャーやマグネパンのSMG-aを使ってきましたが、平面型にしか出せない自然な音がある様に思います。

今、使っているスピーカはエグルストーンワークスのアンドラですが、これはダイナミック型、平面型どちらの音も兼ね備えているかな、と思って使っています。既に10年も使っていますから、気に入っています。
しかし、コンデンサー型スピーカの自然な音を聴くと「うーん、矢張り私はこっちの方向を進むべきだったんだろうか」と悩んでしまいます。
ESL-57もそういう音ですね。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-06-30 09:18

いしいさん コメントありがとうございます。

60年前のSPですが、周波数レンジも45から18,000で充分だと思います。GRFより若干広いぐらいです。箱の音がしないので量感は違いますが、深く、柔らかの低音は、演奏会場に漂う音です。
ヨーロッパの伝統有るコンサートホールで聴いている響きが出てきますので、私の目的には合っていますね。

聴く高さによっって、高音が出てくる感じも演奏会場で前の人が直接音を遮る感じと同じで、背伸びすると良く聞こえてきます。音が上に伸びていく様は、感動的です。

Commented by ESLファン ドイツから at 2014-01-20 23:14 x

ご同慶の至りです、ESLは床から50cmぐらいあげて聞くともっと素直な低音が聴けます。ポイントは、ご自身の耳の高さまでESLを上げることです。ちなみにオランダ・フィリップス社、英国BBCでは、いまだこのESLをモニターで使ってます。
http://tannoy.exblog.jp/13906002/


30. 中川隆[-7758] koaQ7Jey 2017年5月03日 14:26:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2010年 05月 23日 QUAD ESL-57 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/13780879/

30年以上前、QUADを購入しようと意を決して出かけた私の前に現れたGRFの箱の顛末は

本ブログの二回目
http://tannoy.exblog.jp/1642502/

に書きました。その後、GRFを使っていても、DYNAUDIOを鳴らしても響きの根底に求めていたのは、そのQUADのスタティックスピーカーの響きだったのかもしれません。いわゆるBritish Soundの原点が、タンノイとクォードにあるからでしょう。

昨年、二回ほど

千葉の『QUADを聴く会』
http://tannoy.exblog.jp/12636196/


に招かれて、4トラックテープを聴いていただきましたが、そのとき再確認したのは、新しいESL63の音よりも、ESL57の響きでした。

音の細かさ、定位、後方への音像表現などは、明らかに20年近くの研究を重ねて発表したESL63の方が勝っています。PHILIPSの録音時のモニターに採用されている事からも解ります。

それと比べるとESL57は平面波で奥行き間はでないのです。
モノラル時代に設計された事が解ります。

しかし、それ故に音そのもので勝負していますから、暖かさが感じられます。

50年代から60年代初期の録音には抜群の相性なのは、前回の

「テープを聴く会」
http://tannoy.exblog.jp/11921673/

で実証済みです。


大型のSPの替わりに軽くて移動に簡単なESL57を導入しました。30数年振りにもとの時点に戻ったのです。深夜電源を繋ぎ音を出してみました。入れた直後の音は低音が出にくかったのですが、30分ぐらい聴いて行くと音離れが良くなり、どんどん低域が伸びて行きます。オーケストラを聴いても何の遜色無く広大に響いてくるのです。

すっかり満足して、夜も遅くなったので小さな音でテレサテンの昔のアルバムを聴いてみました。30年前にアパートで夜遅くスタックスのヘッドフォーン(イヤースピーカー)で聴いていた優しいテレサの声が聞こえてきました。コンデンサー型平面SPの音です。そのまま寝てしまいました。


翌朝は、まだ暗いうちから起きて(笑い)SPの位置の調整と検証です。どの位置が一番響きがいいかいろいろな場所に置いてみました。軽いから楽ですね。平行法・交差法・そのバリエーションをいろいろやってみました。かぶりつきも一番離してもどちらも良いのです。幾分上向きに立っているので音が上に上がってきます。座って聴いているより立って聴いた方が音がはっきりするぐらいです。いやー面白いですね。左右を余り離さずモノラル的にする方が音が埋まりますね。それから1mm単位の微調整もまた10センチ単位の曖昧さもどちらも音に差はありますがそれなりに鳴ってくれます。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=13780879&i=201005%2F23%2F99%2Ff0108399_10591880.jpg


音の傾向はやはり50年代の音ですから、SD05はタンノイを鳴らしている100wタイプが良かったです。楽器もまとまりますが、人の声がやはり良いですね。暖かくて優しいです。一方50wのクロック改造バージョンでは、音が細かくなりESL63的な音になります。63もいつか持ち込み聴き比べをしてみたいですね。

先日訪れていただいた「QUADを聴く会」の会長さんはGRFの交差法が気に入り、ESL63proで45度配置を実験されている様です。すぐ動かせるのが良いです。家庭用のSPの理想型かもしれません。


 
追記

早速、古くからの友人を呼んで聴いてもらいました。QUADの奏でる音楽に感心してくれました。音がどうこうと言う次元でないのが良いそうです。私も声楽とバイオリンの音の鳴り方に感心しています。オーケストラも余り大きな音を出すとクリップしますが、その範囲でも充分な音がします。


Commented by unicorn at 2010-05-23 12:05 x

>30年以上前、QUADを購入しようと意を決して出かけた私の前に現れたGRFの箱

時は静かに且つDynamicに人間の繋がりの中を経過し、今30年前に夢見ていたシステムが眼前に!!

なにか一編の長編物語を読む思いです、こんな気持ちの高揚感は
御金を払っても経験できませんね、これぞ人生ですね!!

Commented by TANNOY-GRF at 2010-05-23 16:41

30年経っても、人の本質や好みは変らないものだと再確認しました。また、SPは違っても鳴らす人が同じならば、やはり似た様な音になる様です。
あの日千葉に行った事が、今に結実しました。UNICORNさんのお宅を訪問したから、今の和室のサウンドがあるわけですね。こちらはマスターテープやワンビット生録で質が上がり、とんでもない音がしています。この辺りは通常での判断は基準になりません。

Commented by ishii at 2010-05-24 09:23 x

ついにを始められたのですね。Mさんから聞きました。千葉のKさんも聴きたがると思います。

ちなみに、ESLは100Vで使われているのでしょうか。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-05-24 15:52

いやはや、とうとう始めてしまいました。あの日の千葉での体験が30年来埋まっていた時限爆弾に再点火した様です。

ESLは、110V・240v両方で試してみました。ダイナミックレンジが変ります。どちらが良いかはじっくり聴いて行きます。

GRF・T4・Unicorn・ESL57という個性的なSPだけが残りました。

Commented by 富士山麓の音好き at 2013-06-27 06:44 x

近日中古esl57入手予定者です。@ESL57の音、110Vと240Vの違いもう少し聞かせて下さい。A240Vの場合、変圧器が必要ですが、機種、入手方法など知りたいです。
アンプは当面手持ちのプリ44、上杉ubros-1、パワーubros10で聞くしかないですが、何かご助言ありましたら教えて下さい。

Commented by GRF at 2013-06-27 10:38 x

44+405で聴かれれば、110Vで充分です。240Vにすると、いくぶん音が活気づきます。活気有る音がHiFiだと思われている方が多いので、240vじゃなければ駄目だという声になるのでしょう。私は、100vで使っています。405は、数万円でゴロゴロあります是非使って下さい。


Commented by NO.028 中野 at 2013-12-20 17:21 x

初めましてNO.028の中野と申します。(石田さん追悼でホームページに感謝!感謝!を投稿した者です)当方、昔アキュのA-50VでESL57を愛用していた事がありその素晴らしい音楽が忘れられません。ただたしかESLはインピーダンスがある音域で非常に低くなりSD05では長時間のドライブには耐えられと思っていましたが・・・使用して問題ないでしょうか?(当方SD05からアンプを変えるつもりは全くないので)。ぶしつけで申し訳ございませんがお教え頂ければ幸いです、

Commented by GRF at 2013-12-20 18:53 x

中野さん 問題は有りません。私も使っていました。しかし、相性から言うと、Quad44+405IIが一番合っています。II+22の真空管より良くなります。皆さん、ESL57は真空管の時代の製品だと思っているのですが、ESL57は1980年代まで製造されていたのです。

Commented by ESLファン at 2015-05-23 22:56 x

SPの設置で左右の壁からの距離でもステレオ感が変わります。
なかなか難しいですね。
私はESL57に特製のハイヒールを履かせました。このSPは床高を上げると高音が素晴らしくなります。
オランダ、フィルップス社ではいまだに音響評価SPとして活躍してるそうです。

http://community.phileweb.com/mypage/myroom/2796/

ご参考に、ここに写真を掲載しましたのげでご覧ください。


Commented by TANNOY-GRF at 2015-05-24 10:01

ESLファンさん コメントありがとうございます。写真を拝見しました。部屋の高さの半分ぐらいのところにSPをおくと途端に音が活き活きとしてきます。私も追加実験を行ってみます。その時は、台の上になるとは思うのですが。

Commented by ESLファン at 2015-12-11 00:28 x

亀レスです。
部屋の高さの半分というのもあります。
ポイントは、リスニングルームで聞く場合、ソファー、椅子に腰かけてすわりますので、その場合の耳の位置にESLのセンターの床高と一致させるのが重要です。音がクッキリ、すっきりとします。現在のライフスタイルに合わせてモデュファイすれば素晴らしい音響装置になります。

ではなぜESLが今のようなデザインになったかという理由があります。第二次大戦後に発売された英国のお金持ちは、深々としたソファに体を置いて聞いたからです。ですから床高はありません。それにモノラルの時代でした。
当時のESLの価格は、当時のベンツ車一台に相当します。ステレオになったときベンツの二台分の金を払わないと買えませんでした。当時にこんなSPを研究して販売する会社があったのです。戦勝連合国の英国と敗戦国家日本のギャップです。
ソニー、松下、ケンウッド、なだたる音響メーカも余裕はありませんでした。

ESLは、オーディオの歴史に残る、残すべきハイファイ音響製品です。
http://tannoy.exblog.jp/13780879/


31. 中川隆[-7757] koaQ7Jey 2017年5月03日 15:06:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2009年 09月 13日 QUAD ESLでテープを聴く会 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/11921673/

NAVIで目的地に到着すると、そこはTaoさんの言われる『QUADを聴く会』の副会長・Kさんのリスリングルームでした。仕事場の二階の大空間をたっぷりと使われていました。音を出さなくてもいい音がすると予感しました。


皆さんのこられる前に、音出しをして調整を行うつもりでしたのに、全くぶっつけ本番になりました。そこで、調整を兼ねて軽いヴォーカルからと、ナット・キング・コールがゴードン・ジェンキンスをバックにうたったアルバムからスタートしました。

音が出た瞬間、私はほっとし、皆さんは驚かれた事とおもいます。それまで聴いていたCDとはまるで別の装置の様に鳴り始めたからです。厚みのある深々としてたっぷりの低音が、ESLから出ています。全盛時のアメリカンサウンドです。

私自身ESLから聴いた事の無い音でした。よほど、念入りに調整されたQuadのアンプなのでしょう。この迫力は240ボルト仕様にしてでて来たダイナミックスだそうです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=11921673&i=200909%2F13%2F99%2Ff0108399_11104891.jpg
http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=11921673&i=200909%2F13%2F99%2Ff0108399_16391891.jpg
http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=11921673&i=200909%2F13%2F99%2Ff0108399_14453832.jpg


オクターブ下の低音が聴こえるのは、テープならではです。低い音まで万遍なく収録できるからです。レコードでは、最低音はイコライザーで小さくなっていたり、左右合成されていたり、カットされている場合が多いからです。昔のオリジナル盤がいい評価をされるのは、出来るだけ忠実にカッティングを行なっていた所為もあります。CDもマスター造りと、製造工程の最後スタンパーの段階で細かい音が無くなっている様に思えます。サラ・ボーンのAfter hoursもマルチでは有りますがこの頃のとは違い会場の雰囲気を良く伝えてきます。

クラシックでは、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の名盤「ツァラストラはかく語りき」の冒頭から第二曲まで。シカゴ特有の奥深い低音がおとなしいESLをここまで鳴らすかというくらい一変させました。続くジョージ・セルのマーラーの四番では、鈴の音が空間に響き渡り弦楽器が宙に浮かんで行きます。途中で上の蛍光灯を消したら、音がより高く上がって行きます。蛍光灯の雑音は音の大敵ですね。

そして、ハリー・ベラフォンテのカーネギーホールコンサート、再生音楽だという事をわすれ会場の一員になっています。1959年4月へのタイムスリップですね。50年前の録音でこの水準で収録されていたのです。今日は、全ての機器が60年代前半に合っています。時代を合わせるというのも大切な事です。

それは、ESL57から、ESL63(設計開始年度で発売は70年後半です)に替えた時に解りました。音の精度は高いのですが、何かを失った様な、、、。

小林秀雄がアンドレ・ジイドの言葉を引用した様に『 懐疑は、恐らくは叡智の初めかも知れない。然し、叡智の始まる処に芸術は終わるのだ。 』と同じ事をふたつのSPのあいだの時代の変化を感じました。


 
ショルティの指輪からワルキューレ、第三幕最後の部分。カラヤンのジークフリートから冒頭の部分、アンセルメの三角帽子、そして極めつけはクレンペラーのマーラー第二番、冒頭のコントラバスの咆哮!暗くなった会場で電気も付けず、11名の息づかいだけが聴こえていました。

私も、ここまでヴィンテージクオードが鳴るとは思っていませんでした。ここまで整備をして来た『QUADを聴く会』の皆さんの愛情と情熱が出している音なのでしょう。私の不用意で一時間ほどお手間を取らしましたが、食事の会場に出かける時間がきてもなかなか離れずらい音が最後にはしていました。

当日お掛けしたテープ類です。この他に2トラックのフランクシナトラ、ナットキングコールが収録された、Capitolの販促用デモテープもお掛けしました。

追記

今朝になって、昨日のESL57の鳴りっぷりの良さに比べ、和室のユニコーンの音のスケールの無さが気になり始めました。昨日も、調整を重ねて行ったとき、10センチほど前にSPを移動した事を思い出し、和室でも思い切って5センチも!前に出してみました。結果は大変よく、音がのびのびと鳴り始めました。QUADもユニコーンも前後に音を放射しています。通常の前面だけに放射しているのと違い音像の調節が反対になり難しいですね。


追記2

会場で上機嫌で鳴ってくれた、NAGRA改は、家に帰って来ても一皮むけた様な良い音で鳴っています。SPの位置を替えた事が大きな原因では有りますが、皆さんから美人だと言われて機嫌を良くしているのかもしれません。もうすぐ、美人の双子姉妹が来ますが、そのときご機嫌を損なわなければ良いのですが、、、。

Commented by チューバホーン at 2009-09-14 00:21 x

昨日は大変お疲れ様でした。
悪天候と遠路でしたが、本当に参加してよかったと思います。
 おかげで、興奮冷めやらず、本日も夜更かし中です。

Commented by TANNOY-GRF at 2009-09-14 00:25

チューバホーン様

興奮を是非冷ましてください。昨日の音は、もう博物館にしかない様な音ですので。東京駅で本物の特別急行列車に遭った様なものです。凄いのですが、残念ながら現在では過去の遺物ですから。


Commented by (Y) at 2009-09-14 00:27 x

GRF様
前のコメント欄に>メディアの違いではなく、録音する側の姿勢の違いが音に現れているのでしょう。
とありましたが、まさにまさにそうでしょうし、演奏する側の姿勢も同じだではないでしょうか。さらにメディアそのものをないがしろにしたツケもあるのではないかと思います。いずれにせよ失ったものは帰って来ません。二度と帰って来ません。

Commented by TANNOY-GRF at 2009-09-14 00:31

(Y)様

昨日は、50年代の機器ばかりで、4トラックテープを聴きました。初めて2トラックに遜色無い音が聞けて、少し興奮しました。
テープ幅の差はいかんとも出来ないのですが、結構分厚い、SPやEPの音がしました。エネルギーに満ちた音です。


Commented by (Y) at 2009-09-14 15:08 x

テープの写真を見ていたら、ふと自分も「ツァラストラはかく語りき」を持っていたことに気がつきました。確認しましたら、同じフリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の「ツァラストラはかく語りき」でした。クラシックには疎いので、ただタイトルだけで選んだのですが、名盤だったのですね。eBayで20ドル前後だった記憶があります。なんか得した気になりました(笑)。

Commented by GRFの部屋 at 2009-09-14 15:29 x

それはそれは!いまは、$60以上です。
ライナーの人気盤は150ドル以上しますよ!
http://tannoy.exblog.jp/11921673/

2010年 01月 09日 QUAD ESL63でテープを聴く GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/12636196/


昨年の九月に、千葉で

『QUADを聴く会』
http://tannoy.exblog.jp/11921673/

に招かれ、QUAD22・QUADU・ESLのヴィンテージラインでNagra IV-SJ改の4トラックテープを聴いていただきました。

掛かったテープとは時代が合っているのでしょうか、ESLの常識を超える素晴らしい音がしました。その折、次回は11月頃にも今度はESL63で鳴らそうと言うことになりましたが、どうしても都合が付かず年を越してしまいました。

前回の22・QUADU・ESLは真空管の時代でしたが、今回の44・405U・ESL63PROは二十年ぐらい時代が経ち、CD時代直前の機器です。

音質も音場もESLとは大きく異なります。モニター用に開発されたPROは、辛口で甘さはあまり感じられません。その意味では民生用の63の方が使い易い様にも思えます。

通常は三角形の頂点で聞くモニターですから、厳密な意味では一人しか聞けません。そのため前回のESLの様に平行において左右の間隔をおおきくし多くの人に聞いていただく様にしましたが、音場が正確に表れるのは、やはり中央の一人だけの様です。

それでも30分ぐらい鳴らし込んで来ると、音もほぐれ音場も広がってきます。途中でプリとメイン間のケーブルを普通のMITに変えたり、端子を磨いたりして調整しながら聴き込んで行きました。前回とはその点でオーディオ的にならざるを得ない分、マッチングが難しいのかも知れませんね。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=12636196&i=201001%2F10%2F99%2Ff0108399_1001464.jpg

12名もの参加者に20種類ほどのテープを聴いていただきましたが、前回に比べると分析的にならざるを得ない分、音楽に浸れなかった気もします。これはQUADだけではなく、現代のオーディオ機器の宿命の様な気がするのは、TANNOYをメインに使っている私だけの感慨でしょうか?ESL63はもう少し小さな部屋で、しっかりとフォーカスを合わせて聞いてみたいと思いました。

その夜は、新宿でクラシックのピアノライブがあり、生のベーゼンドルファーで演奏を聴きましたが、現代の演奏家がどちらかと言えば63的な音楽傾向に向っているのが気になりました。ゆったりとした音楽ではなく技巧の方向に向かいすぎているのは、技術的進歩を遂げている現代演奏家の宿命なのでしょうか?

Commented by UNICORN at 2010-01-10 11:07 x

>現代の演奏家がどちらかと言えば63的な音楽傾向に向っている
   のが

なかなか意味深長な意見ですね・・・・

ところで沢山の方とTape,Nagra,QUADアンプ,63Pro.との出会いは、
やはり貴重だったとしか言いようがないと思います、体の為とは言えチョ
ット残念な思いです。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-01-10 16:06

UNICORNさんが何時も出かけられている音楽大学の演奏会でもそうですが、毎年卒業される何千人の演奏家の内、一体何人がプロの演奏家になられるのでしょう?

職業演奏家として活躍できる場がどれほどあるのでしょうか?
クラシック演奏家にとって我が国には活躍できる場が残されているのでしょうか?

生の演奏会の魅力とは?いろいろ考えさせられる音楽会でした。
http://tannoy.exblog.jp/12636196/


32. 中川隆[-7755] koaQ7Jey 2017年5月03日 16:24:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2012年 02月 12日 ESL57で聴くモノラル GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/17186507/

QUAD の ESL57 で聴くモノラルは、両方のSPが一体化して、巨大な平面パネルとなって同相で鳴ります。

逆に言うと、左右を空けすぎず、モノラルが一体化して聞こえる間隔に設置するとステレオも良く鳴ってくれます。

ESL57は、構造上音場の再現は出来ないのですが、パネルその物が発音体となって音楽を奏でるのです。勿論、一緒に録音されている残響音も見事に鳴りますから、コンサートホールの二階席で聴いている感覚になれるのです。昨日は、フルトヴェングラーのブラームスの2番を聴いていて、今更の様に確認しました。

このユニークなスピーカーが世に出たのは、1957年と言われていますが、私のところの製品は、70年代後半です。余程の大音量を出すと時々ノイズが出ますが、実用上はほとんど問題有りません。茅野は一年を通じて湿気のないところです。特に乾燥した冬場はESLには理想的なところですね。

しかし、ESLの音を聴かれている人は、一様に高音はきれいだけれど、低音が弱く、室内楽や人の声に向くと言われています。小音量で近くで限定した音源を聴くのには適しているが、フルオーケストラは向かないとも言われています。

インターネットをざっと見ても、以上のような感想や使いこなしの方法が書かれています。私も、茅野の家で以前より使っている Quad44+405II で聴くまではそう思っていました。

しかし、ESL63が1982年に発売されるまでは、 ESL57が主役でした。そして、真空管時代のQUAD IIより、遥かにダイナミックな音がする、405IIが主力のメインアンプだったのです。

通常のダイナミックSPを405で鳴らすと、とても元気のいい音がします。しかし、ESL57を聴くと一転して迫力があるけど、柔らかい音で鳴り始めるのです。そしてESLがオーケストラに向かないと言われている理由の一つである、金管や打楽器群が過不足無い迫力で鳴り始めます。

従来の実験で44+405II の音が硬いと言われるほとんどの原因は、送り出しのCDプレーヤーに起因すると思っています。CDプレーヤーの質を高めれば、驚くほどの迫力としなやかさでESLは鳴り始めます。

ESL57の時代は、勿論レコードの音に標準が合わしています。しかし、その時代にもFM放送はありましたし、当然マスターテープの音も聴いていたでしょう。レコード一辺倒ではないのです。バイアスの電圧は、普通では低音がでないので、230v仕様でなければ駄目だと言われますが、まったくそんな事はありません。

マーラーなどの大編成のオーケストラの重低音や迫力ある金管、そして大活躍の大太鼓までESL57はまったく問題なく再生するのです。その中でも、アルトやメゾの声の美しいこと。コーラスのハーモニーが見事です。そして、定評ある弦楽器が浮かび上がります。またピアノソナタなどは実物大で低域も鳴ります。本当に見事です。昨日はクラウディオ・アラウのシューベルト・D664を聴いていました。

何遍も言いますが、私の装置で一つだけ持って行けと言われたら、このESL57を選ぶでしょうね。

Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-12 21:24

先週ほどではありませんが、まだ茅野の朝は氷点下5度くらいです。今少し暖かくなったら、QUAD好きの皆さんをお呼びして、温泉とお蕎麦とESL57のツアーをやりますか!おっと、美味しい日本酒も!

Commented by リウー at 2012-02-12 22:03 x

 私もESLを聴いていてそう思います。個人差はあるでしょうが、交響曲を聴いていても、十分な音だと感じます。
もっとも、ステージ最前列の席は好みではないというのもあるでしょうが。

Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-13 12:59

 リウーさん、ESL57は、私が何時も聴いているUNICORNと対称的な音だと言えましょう。UNICORNは、空間に漂う音場をきくSPです。しかし、ESL57は、演奏会場の中に入れるSPなのです。入力の質を向上されると、どんどん別な世界が開けていきます。古さも迫力の無さも感じません。充分な大音量で低音も再生するのです。世の中のESL57評はどこかで間違った使い方をしているのか、ご自分で使わずに聞きかじりの感想を述べているだけかも知れません。まずは良いCDプレヤーと44+405IIで聴いて欲しいですね。

Commented by mimori at 2012-02-13 17:45 x

はじめまして。いつも愛読させていただいています。
私もESL57を愛用し,CD12を送り出しに使っていますが,GRFさんが仰るように入力の質が向上すると,リニアに反応しているのが判り,このSPには音質向上の上限はないのではないかと思うことがあります。低音もかなりの量感が出ているのが感じられ,ESL57をフローリング床に直置きで設置していますが,マーラーなどでは,低音の振動が床に伝わっているのが素足だと感じられるほどです。
GRFさんがハートレーのスピーカーボードとしてウェルフロートを使用されていますが,ESL57に使用しても効果があるものでしょうか。

ESL57は設置面積が3本の脚だけなので,いまひとつウェルフロートの導入に踏み切れないでいます。
GRFさんのご意見をお聞かせ頂けると幸せます。

Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-13 21:10

mimoriさん、初めまして。いつも読んで頂きありがとうございます。送り出しにCD12とは〜。いい音していると思います。このSPは本当に大した物で、言われるように音質向上の限界がないように思えます。アンプは何をお使いですか?

私の家の床は相当しっかり作ってあるので、本来ならフローティングボードは要らないのですが、このHartleyは、横に展開する4ウェイなので、リスニングポイントが限定されます。その点を改善するためにボードを使用してみました。

ESL57には、無い方が好ましいと思います。低音の振動が床に伝わっているのが、楽しいです。平面SPはそれ自体が発音源ですから、低音をフロートすると面白くなくなるように思えます。

先日、茅野で聴いていたフルトヴェングラー・ウィーンフィルのブラームスの2番は、押し寄せてくる低域に感動しました。オーディオは、私にとっての「どこでもドア」です。

Commented by mimori at 2012-02-14 05:56 x

お尋ねのアンプですが,プリにJRDGのCOHERENCE(Sr1)をパワーにGOLDMUNDのMIMESIS18.4,AプレーヤにLP12+3009Uを使っています。

また別室で,マランツCD23(鍋蓋),QUAD33+303で,セレッションSL700を鳴らしています。
もともとESL57は33+303用でしたが,SPを入れ替えたときのESL57の音の変化に驚くとともに,あらためてESL57の可能性に気がつき,以後メインSPとして愛用しています。その後パワーアンプやケーブルの変更等を経て,現システムになりました。

Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-14 09:56

ESL57は振動膜が薄いので、左右のSPの位置調整は本当にシビアなところまで追い込めます。私の経験ですと、左右の間隔は、当然部屋の大きさに左右されますが、写真の様な幅二間ですと、間にESLが一台入るか入らないところに、ポイントが有ります。正確には、木の枠を入れないぐらいの幅です。そのあたりで、最初は2mmぐらいづつ拡げたり狭めたりすると一体化するポイントが見つかると思います。内振りにしないで、完全に平行にしてみてください。

Commented by mimori at 2012-02-14 22:42 x

左右の間隔は,視聴位置との関係もあると思うのですが,GRFさんのセッティングでは,視聴位置はSPまで概ね1.5mくらいのニアフィールドに近い聴き方になるのでしょうか?

タイトルのようにモノラルを聴くのであれば,一体化するポイントがよいのは判るのですが,ステレオの場合には,音の広がりというか,部屋に音楽が満ちる或いは漂うような感じがでないように思うのですが?
ESL57は少し動かすだけで,かなり音が変わるので,時間をかけて色々試してみたいと思います。

Commented by GRF at 2012-02-17 08:34 x

mimoriさん
試聴位置は、4メートルぐらい離れています。この位置でも、ステレオの一体化が図れます。音は、浪のように打ち寄せますよ(笑)
最適ポイントのすぐ隣は、面白くない音なのです。不思議ですね。

Commented by Bigpapa@shonan at 2013-02-02 17:34 x

こんにちは。「ひとつだけ選ぶならESL-57』にぐっと来て、思わずESL-57を入手してしまいました(笑)。モノラルで聞いています。麻薬的なボーカルものやソロ楽器や、素晴らしいグルーブの打楽器群に感動しております。50、60年代のギターを数本所有しておりますが、あの頃の音が出せるのはESL-57だけじゃないか、と思ってます。ありがとうございました。

Commented by TANNOY-GRF at 2013-02-03 06:42

>「ひとつだけ選ぶならESL-57』にぐっと来て、思わずESL-57を入手してしまいました(笑)。

Bigpapaさん コメントありがとうございます。そうですか、ESL57でロックを聴かれているのですね。低音が良いでしょう?あの迫力有る音を残念ながらほとんどの方が聴かれていないのです。とても残念ですね。
http://tannoy.exblog.jp/17186507/


33. 中川隆[-7781] koaQ7Jey 2017年5月03日 16:43:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2013年 08月 16日 GRFのある部屋 夏休み三日目〜四日目 茅野の夜
http://catharticalness10.rssing.com/browser.php?indx=6217570&item=169


Quad ESL57は、巷間言われているような、低音が出ないので、高域の冴えるバロックの室内楽・イメージ的には、シャルランの録音のバリシャイ室内管弦楽団やアルヒーフの音楽の捧げ物見たいな音を想像されるのですが、実際は、深々とした低音も出て、マーラーやブルックナーの堂々とした交響曲が得意なのです。その音を電源を入れるところから、だんだん目覚めていく過程も聴いていただきました。

ベルウッドさんのご感想は、どうでしょうか?もっとも、音を聴いていたのは、最初の一時間ぐらいで、飲み始めたら、SPの調整法を微に入り細に入り訊かれました。

当方も単にセンター合わせではなく、如何にSPがストレス無くなるか、ポイントが決まると、どこで聴いても音像が移動しなくなる方法など、詳しく説明しました。SP調整には、立体的な図形の把握が必要です。それは演奏会場でのヴァイオリニストの立ち位置との関係と同じだと言う点から楽器の鳴らし方の話しになるのです。

1952年のフルトヴェングラー・ウィーンフィルを大音量で掛けていたら、隣の家から赤ちゃんが寝ているとクレームが来ました。当たり前です。窓を開け反して大音量で掛けていたのですから、音量も普通にして、窓を閉めると大丈夫そうです。しかし、この52年の録音が良いのです。ESL57で聴くモノラルは全体に拡がり、ステレオの必要性を全く感じません。これが聴いていただかないと分からない音ですね。

QUADのESL57は1957年に設計され、1981年にESL63が発表されるまで、約25年間Quadの主力スピーカーでした。製造は1996年にドイツの会社に売却するまで続けられました。その為未だ市場には大量に出回っており、価格も数万円〜15万ぐらいで買えます。壊れやすいとか、湿気に弱いとか、低音が出ないとか、いろいろ言われますが、フィルムの修理も、高電圧の部品も、いくらでも出来ます。ただ、使い方が、間違っているように思えるのです。

ESL57を聴かれる人は、真空管アンプの22とIIの組み合わせで聴かれる方が多いようです。こちらは、開発時のアンプです。CDの出現する直前に発表された44/405の組み合わせが、ESL57には一番向いていると思います。音質調整を簡単に行えるトーンコントロールも必需品ですね。

平面波が出るESL57は平行配置が原則です。

ディレー回路内蔵のESL63は内振り、出来れば45度も可能ですが、57は厳密に平行法で使うのが、良い結果を生みます。これはほとんどの方が、試されていません。

そして、SPから3〜4メートルぐらい離れて聴くと、音が波打ち際にいるようにどんどんと押し寄せてきます。

その音を聴いていただくと、最新録音のRCO LIVEを聴くとやはり幾分古い音がすると言われました。そこで、高域を2db程上げてみると、ビックリするぐらい変わります。東京から持っていったMITのケーブルをCDプレーヤー・MarantzのCD-80改とSONYのSCD-XA1200ES改と44の間に使ってから俄然音が冴えてきました。こうなると次から次へとCDをかけ始めました。



Commented by Ponta at 2013-08-17 18:58 x

>実際は、深々とした低音も出て、マーラーやブルックナーの堂々とした交響曲が得意なのです。

そうなんですよねぇ。そして、早い低域を聴くことが出来ます。
ダールジールとの相性もゴローさんの見立て通り良かったです。
事故った時のショップの対応が悪く、断念しましたが、落ち着いたら再挑戦するつもりなんです。
ゴローさんの遺言は大切にしたいと思っております。
今は余裕がないので、B&Wで楽しんでおります。

Commented by TANNOY-GRF at 2013-08-18 01:35

Pontaさん お久しぶりです。ESL63系の再生は、内振りの調整が難しいです。思い切って、ESL57にされたらいかがですか?英国から買えば、送料入れても10〜20万ぐらいでいくらでも買えます。スペアも3万ぐらいであります。懐にも気持ちにも優しいです。

平行法でつかえば難しい調整もいりません。部屋の影響も受けません。何よりも良いのは、昔のモノラル録音が、ステレオと同じように鳴ることです。これには本当に驚きます。ゴローさんは音楽が聴ける装置を目指していらしてました。拙宅に来たときも、GRFやユニコーンでさえ、QUADの音がすると喜ばれていました。
http://catharticalness10.rssing.com/browser.php?indx=6217570&item=169


34. 中川隆[-7819] koaQ7Jey 2017年5月03日 18:53:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>31 に追加


2009/9/13 AcousticTao
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1290.html

 「QUADを聴く会」の会則27条には「会合の内容について、その具体的な詳細を会員以外の第三者に知らせてはならない」と規定されている。なので、昨日の臨時集会の内容について微細な点まで記事にするわけにはいかにのであるが、昨日はいろいろと貴重な体験をしたので、その概要を記してみたい。

 昨日の臨時集会は、副会長Kさんのリスニングルームで行われた。Kさんが経営されている会社の工場の2階にあるリスニングルームは広い。25畳程度あるのではないであろうか。天井高は一般的な高さである。その広い空間の中にQUAD SYSTEMは設置されていた。

http://moon.ap.teacup.com/tao7637/img/1252836858.jpg

 うどんはたっぷりとした量のお湯でゆでるのが良いといわれているが、QUAD ESLもゆったりとした空間の中で鳴らすのが良いようである。

 メインイベントはNAGRAであったが、その前にCDで数曲聴かせていただいた。CDプレーヤーはQUAD 66CD。前回来たときよりも部屋がすっきりと片付けられて何も置かれていない空間が広くなったためであろう、部屋の響きが豊かでライブな印象を受けた。背後の壁との距離が前回よりも近くなったのも影響しているのかもしれない。

 その後、NAGRAの登場となったのであるが、NAGRAに切り替わるとライブな響きの印象はすっかり消えた。ソースの音のレベルの違いが部屋の影響をも凌駕するほど強力な推進力となったのであろうか。

 NAGRAは凄い・・・それは確かである。しかし、その剛速球をしっかりと受け止めることのできるQUADも凄かった。その本来持っているポテンシャルの高さを改めて認識することとなった。

 最初は4トラックのソフトを聴いた。つぎつぎに出てくる名盤はどれも素晴らしいものばかり。そして、ひと通り聴いた後、スピーカーをESLからESL63PROに変更することとなった。真っ黒で可搬用の取っ手が付いる。渋いいでたちである。

 そして、その音が出て「あれれ・・・」という印象をもった。私の音の嗜好性は偏っている。さらにESLのオーナーでありその音に愛着があり、耳が慣れている・・・そういったことを勘案すると適正・客観的な判断などできないのであるが、すっかり心のテンションが下がってしまった。

 QUAD QC2、QUAD Uとの相性もあるのであろう。駆動するアンプがQUAD 44、QUAD 405であったなら、また違った結果となったのかもしれない。

 みんなの顔も曇ったようである。残念ながらQUAD63PROは1イニングももたずに投手交代を告げられてしまった。スピーカーはESLに戻された。私の顔もにこやかな表情になった。

 そして、今度は2トラックの登場である。4トラックのソフトは海外のオークションで比較的安価に購入が可能であるが、2トラックは海外オークションでもそれなりに高価であるとのこと。

 4トラックでも十二分に高音質で感動的であったが、2トラックになるとそのエネルギー感は倍増。ぎゅっと目が詰まる密度感が音から感じられる。2トラックになると倍以上の情報量が詰め込まれているようである。

 2トラックになるとスピードガンは150キロ超を表示している。そのスピードの球がくると少し腰が引けるようですらある。ミットに収まったときの音も「バシッ!!」といった感じで重い。

 その「バシッ!!」は、重く密度感がある。この凄みのある低音がESLから聴こえてくるのは大きな驚きである。「ESLはやはり凄い・・・その潜在能力の高さは相当なものである・・・自分の選択は間違っていなかったようである・・・」数時間に及ぶ臨時集会が終わって、ニコニコしながら夜の懇親会に向かった。

コメント


2009/9/14 21:20 投稿者:tao

GRFのある部屋さん、こんばんわ!

先日聴かせていただいたオープンリールのソフトのなかでは、ハリー・べラフォンテはやはり素晴らしかったです。
一気にコンサート会場にワープする感じで、オーディオを聴いているという感覚がすっかり消えてしまいました。
あと、マーラーの第2番が素晴らしかったですね。冒頭の低弦の重厚な響きが胸震わせるものがありました。


--------------------------------------------------------------------------------

2009/9/13 21:23 投稿者:GRFのある部屋

Taoさん
昨日は雨の中ご苦労様でした。
私も行くまでは、ESLでどのようになるか一抹の不安は有りました。
しかし、驚きましたね。QUADの持っている潜在的な力と時代がマッチした音には。

当初は、音を聴いていましたが、ベラフォンテ辺りからカーネギーホールやベルリンの教会にトランスポートされたみたく皆さん音楽を聴いていましたね。

ESLオーナーのTaoさんとKさんが一番嬉しそうでした。自分の選択が間違っていなかったと証明されたからです。
http://moon.ap.teacup.com/tao7637/1290.html


35. 中川隆[-7434] koaQ7Jey 2017年6月18日 19:33:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

【ラジオ技術 2013 年 4 月号/ Radio Technology 2013 April】
1

静電型スピーカーの存続に取り組むドイツ QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm


話:マンフレート・シュタイン
聞き手:中村吉光


英国クォードが開発した静電型スピーカーESL57とESL63は,マニ
アの語り草となっています.これらクラッシック・クォードの生産や修理を今
も続けているドイツのクォード・ムジークビーダーガーベ社のオーナー,マン
フレート・シュタイン(Manfred Stein)氏に,静電型スピーカーに関わる取り
組みについて話を聞きました.



●クラッシク・クォードの真空管アンプを手にするマンフレート・シュタイン

自己紹介からお願いします.

1976 年,19 歳の若さで私はハイファイ・ビジネスの世界に飛び込みました.
自分でディーラーを開業し,クォード ,バング&オルフセン,トーレンス, ル
ボックス,タンバーグ,KEF,セレッションなどのブランドを扱っていまし
た.その中でもクォードの製品は常に私の情熱をかき立てるものでした.この
ような独創的なものが,どのように考え出されて製品化されてくるのか知りた
くて,英国ハンティンドンにあるクォードに何度も連絡を入れたものです.製
品だけでなく,その背景にあるものすべて(バックグラウンド)が,私の探究
心を刺激してやみませんでした.



クォード・ムジークビーダーガーベ設立の経緯は?


1989 年,私とフランク・ヒルシュ(Frank Hirsch)博士が共同して設立しま
した.そのときの所在は,コブレンツという中規模な都市でした.社名の中に
クォードという名称を入れることは,英国クォードのピーター・ウォーカー
(Peter Walker)本人からの要望でした.最初のステップはドイツ国内でクォ
ード販売網を確立することでした.その後,ピーターがクォード社を売却せざ
るを得なくなったとき,クラッシック・クォードの静電パネルを製作するのに
使われていたジグを私たちが引き継いだのです.

1996 年,クォード・ムジークビーダーガーベは輸入代理店という形態から小
規模ですがメーカーとしての形態に移行し,世界中のクォード愛好家にスペ
ア・パーツを供給する業務を開始しました.驚くかも知れませんが,私たちは
英国クォードのサービス部門にも部品を納入しています.クォードの部品がド
イツで生産されて英国に送られているのです.

供給事業を始めた当初の数年間は,クラシック・クォードの静電型スピーカ
ーを構成している様々なパーツの製作方法の研究に全力を注ぎました.現在で
は,静電型スピーカーを構成しているすべての部品を供給することが可能です.
また,クラシック・クォードの静電型スピーカーならどんなものでも新品と同
じコンディションに戻すことができるスービスも提供しています.(最近の英国
クォードの 2905 などもレストア可能です.)



●英国からドイツに移送されたジグで静電パネルを製作する Bernd Michel(マ
イラー・フィルムにテンションを掛けて振動板が作られる)


静電パネル製作用ジグをドイツに移送したのは,誰の発案ですか?


私とフランク,両名の発案です.私たちはクォードと深く関わるうちに,ク
ォードというブランドを守ることに責任を感じるようになっていました.また,
ピーターが生み出した独創的な製品をオリジナルのままこれからも存続させて
いきたいという強い意欲も持っていました.そして,ジグを引き継ぐことは,
私たちの小さな会社をそれまで予想もしていなかった新しいフィールドで飛躍
させるための好機でもありました.

フランク・ヒルシュ博士について,もう少しお聞かせください.
共同設立時,既にフランクはピーター・ウォーカーの長年の親友でした.私
より約 30 歳年上で,ハイファイ産業で一流のキャリアを積み重ねてきました.
トーレンス,EMT,スチューダー,そしてマイク・メーカーのノイマンなど
に勤務していました.

実は私とフランクが知り合ったのは英国クォードのはからいで,1988 年のこ
とでした.一回目の顔合わせですぐに,双方がドイツ国内でクォードの仕事を
したいと強く希望していることが分かりました.振り返れば,このときの出会
いがクォード・ムジークビーダーガーベ設立への小さな第一歩だったのです.
会社内で私とフランクは長い間役割を分担してきましたが,数年前にフラン
クの分担を私が引き継ぎました.フランクは今も健在で,ドイツ南部,スイス
との国境近くで暮らしています.



ESL57とはどんなスピーカーですか?

クォードESLの原器といえるモデルです.1955 年,ピーター・ウォーカー
が英国のプロ音響雑誌ワイヤレス・ワールドで静電型スピーカーの理論を発表
したとき,大きな話題となりました.通常のムービング・コイル式スピーカー
の振動板と比較すると,圧倒的に薄く質量の小さいエレメントを振動板とする
このスピーカーこそ,理想的な再生音が得られるものとして期待されたのです.
製品化の課題をクリアし,二年後に発売されたのがESL57です.

エレメントの特性を大衆に分かりやすく伝えるため,「はねのように軽い」と
いう表現が用いられました.技術的には,ムービング・マス(動く部分の質量)
が通常のムービング・コイル式の二百分の一程度しかないことが,このスピー
カーが固有の音色をもたない理由だと説明されました.アンプ出力の電気エネ
ルギーは,まず振動系の機械エネルギーに変換され,次にそれが音響エネルギ
ーに変換されるという過程を経るため,そこに介在する振動系の質量が劇的に
軽量化されれば,変換過程で生じるカラーレーションも大きく軽減されるとい
う解説は,強力な説得力を有していました.

このモデルは 1985 年まで,一切改良を加えられることなく生産が続けられま
した.多くのレコード・レーベルや放送局がモニターとして採用し,幾社もの
スピーカー・メーカーがESL57を開発現場に置き,これをリファレンスと
して,音質評価を行っていました.こうした黄金期は四半世紀に及びます.ま
た,しばしば「色褪せない英国流(timelessly British)」と呼ばれてきた優美
で独特の形状は,オーナーの目も楽しませてきました.

しかし,ある時点で,クォードはESL57の生産を永遠に停止することを
取り決めました.それは後継機のESL63を,性能で57を上回るものとし
て市場に送るためでした.この話が伝わると,多くの57ファンから反対する
声が上がりました.同時に57の入手希望者が急増し,中古市場の価格が高騰
し,程度のよいものは定価以上の価格で取引されることさえありました.欲し
くても手に入らないようになることを,多くのマニアが恐れたのです.ピータ
ーの意に反して,ESL57の価値が広く再認識されることとなりました.

現在,ESL57の生産は私たちが続けています.



●ESL57の部品類(スピーカーは三つのエレメントで構成され,中央が高
音ユニット,その左右が低音ユニットとなっている)


ESL63とはどんなスピーカーですか?

ESL57が開発された時期はモノラル録音の時代です.50 年代末期にステ
レオという概念が紹介されましたが,ESL57が発売されていた時期は,ス
テレオが普及していく時代とちょうど重なります.

従来のスピーカーでも,ステレオ・ユースに転用して目立った問題が生じる
ことはありませんでした.しかしながら,一部のリスナー,特にプロのレコー
ディング・エンジニアの間から,さらに大きなステレオ・イメージを提示でき
るスピーカーを望む声が出始めました.レコーディングの仕事を的確にこなす
には,アーティストのサウンドや存在感をそのまま眼前に再現できるようなパ
ーフェクトなスピーカーが必要だと彼らは感じたのです.

この要望に応えるため,ESL57の後継機の開発が始まり,開発期間は実
に 18 年間(1963〜1981)に及びました.もちろん開発のテーマは,ステレオ時
代のリファレンスを完成させて,完璧なレコーディングを支援することです.
こうしてESL63は誕生しました.

ESL57は中央に高音ユニット,その左右に低音ユニットを配したシンプ
ルな2ウェイ構造でした.これに対しESL63は,自然界の物理法則を重視
して開発が進められ,ディレー・ラインと名付けられた一種のシーケンシャル・
ディレー回路を用いて擬似的に点音源(ポイント・ソース)を創出する構造が
採用されました.エレメントをリング状に分割し,信号は中央のエレメントに
最初に印加され,ディレーとアッテネーション回路を通過した信号が順々に外
周部へと印加される設計です.

1979 年6月のAES(Audio Engineering Society)
英国セクションの会合で,ピーター・ウォーカーはこの独創的な設計を発表し
ました.構造図と回路図を見ながらレクチャーを聴いた技術者たちは大変驚き,
「クォードが静電型スピーカーを一新する」という情報はすぐに世界中に広ま
りました.

製品化されたESL63の音調は,当然,ESL57と大きく異なるものと
なりました.しかし,サウンドは非常に優れています.「57と63,どちらが
優れているか?」多くの国々のオーディオ誌上で評論家やマニアが議論を繰り
返してきました.時を経て現在,両者は好対照な存在として併存を続けていま
す.



●オリジナルのESL63(4枚の平面エレメントで擬似的に球面波を発生さ
せる)

ESL57とESL63の末尾に“QA”を付したモデルが発売されています.
ピーター・ウォーカーの哲学が色褪せることはありませんが,それを実現す
るための周辺技術は日々進歩しています.そうした技術を往年のESL57及
び63に反映させるため,私たちは新たな部門としてクォード・アトリエを設
立しました.QAはその略号です.

このアトリエに与えられた任務は,受け継がれてきた生産技法によるオリジ
ナルの部品を用いて,新たなスピーカーを作ることです.スピーカーのフレー
ムを往年のものよりずっと剛性の高いものに変更するなど,改良がいくつも施
されています.そこで生産されるモデルにはQAの記号が付けられるのです.
いずれにしても,アイディアはピーター・ウォーカーのものです.そのアイデ
ィアを用いて,原音にさらに一歩近づこうとする思想がQAには込められてい
ます.



●ESL57QAを製作する Marco Weber


●ESL57QAをパッキングする Sharine Jansen(57QAはオリジナルよ
りも脚部の長いものが選べるため,リスニング・ポジションの自由度が広がっ
た)



●オリジナルよりはるかに剛性が増したESL63QA

同じ静電型スピーカーで,ブラウンLE1というモデルもライン・アップされ
ています.

LE1はESL57のデザイナーズ・モデルです.私はこのデザインを「バ
ウハウス・スタイル」と呼んでいます.バウハウスは 20 世紀ドイツ・モダニズ
ムの源流をなす芸術教育機関です.50 年代末期,バウハウスの流れをくむドイ
ツのウルム造形大学の学生たちは家電メーカーのブラウン社と共同でラジオ・
セットのデザイン・ワークを行っていました.その指揮を執っていたのが,同
学の教授陣の中でもプロダクト・デザイナーかつ建築家としてひときわ有名だ
ったディーター・ラムス(Dieter Rams)です.このデザイン・ワークのテーマ
には,機能的,合理的,明るいコンセプトなど様々なものが設定されていまし
た.ここでラムス当人がデザインしたスピーカーが,ブラウンLE1です.

20 世紀を代表するデザイナーの一人と呼ばれるラムスのLE1はプロダク
ト・デザイン史に名を残すモデルで,実際,博物館などにも所蔵されています.
しかし残念ながら,500 セット程度しか生産されませんでした.当時としてはあ
まりに大胆なデザインだったため,前衛芸術を愛する少数の野心的ユーザーに
しか受け入れられなかったためだと考えられています.このため,保存状態の
よいLE1は希少で,とんでもない価格で取引されていました.

12 年前,私たちはラムス本人からLE1を再生産する許諾を得ました.もち
ろん,これが可能だったのは,私たちがクォードの静電型エレメントを生産し
ているからに他なりません.ラムスはフランクフルト近郊のクロンベルクという小さな町で今も健在です.



●ブラウンLE1

静電型ヘッドフォンもライン・アップされています.

フロートQAのことですね.ユルク・イェックリン(Jürg Jecklin)が開発
した静電型ヘッドフォン,初代イェックリン・フロートが発売されたのは 1971
年でした.モニタリング用途においてパーフェクトに近いものでしたが,その
当時はこのヘッドフォンがこれほど有名になるとは誰も想像できませんでした.

フロートは当初からレコーディング・スタジオで使用するためのツールとし
て開発されました.音響特性が完璧なスタジオというものを実現することは不
可能に近く,完璧でない空間にどれほど優秀なモニター・スピーカーを持ち込
んでも,理想のモニタリングはできません.それならば別のアプローチとして,
極めて優れたヘッドフォンを開発した方が有効だと考えられたのが,フロート
開発の出発点でした.

現在,初代イェックリン・フロートは,伝説的なレコーディング・ツールと
してマニアの間で語られています.事実,このヘッドフォンを使って世界のレ
コーディング・エンジニアたちが日々の仕事をこなし,高度なマニアがそのナ
チュラルなサウンドと優れた空間表現力を楽しんできました.




●初代イェックリン・フロート

それを現代に復活させたのが,フロートQAです.構造は,二台の小型の静
電型スピーカーそのものです.この二台を左右の耳に対して理想的な位置に固
定するように工夫したものがこのヘッドフォンなのです.フロートというネー
ミングは,耳に接触せずに浮いていることを意味しています.ヘッドフォン本
体は初代よりも軽くなり,装着感も格段に改善されています.開放型がもたら
す自然な再生音は,通常のヘッドフォンのように耳が圧迫されることがないこ
とと相まって,何時間も聴き続けることができます.いわば「ワーグナー鑑賞
用」です.

ユルクと私たちがイェックリン・フロートのニュー・バージョンを開発する
のに,2年かかりました.ヘッドフォンの装着感を快適化するアイディアはユ
ルク本人が考え出したものです.軽量なセルフ・サポート型のフレームで,静
電型パネルを浮かせる方法です.その案に従ってクォード・アトリエのスタッ
フが様々なマテリアル,形状の試行錯誤を繰り返し,ユルク本人がOKを出す
まで改良を重ねてフロートQAは完成しました.

なお,私たちは初代フロートのメンテナンス部品も開発しましたので,初代
のものを新品同様の状態に戻すことができるサービスも提供しています.



●フロートQAと開発者のユルク・イェックリン

ユルク・イェックリンについて少しお聞かせください.


ユルクはスイス人のトーンマイスター(Tonmeister)で,音楽の録音・再生
技術の発展に大きく貢献してきた人物です.私とはほんとうに長い付き合いの
友人で,ピーター・ウォーカーと極めて仲のよい友人でもありました.

トーンマイスターとは,音の入り口である録音現場のマイク・アレンジから,
ミキシング等を経て,音の出口である放送電波やマスターテープにどのような
音を収めるかまで,総合的に管理する音の総責任者です.演奏を眼前で聴く限
られた数の聴衆以外の者,つまりラジオのリスナーや後世の人々はすべて,こ
のトーンマイスターが監督した音声を聴いているのです.録音現場でも放送現
場でも,トーンマイスターの権威は絶大です.

音楽教育で世界最高水準にあるオーストリアのウィーン国立音楽大学
(Universität für Musik und darstellende Kunst Wien)は,作曲家・演奏家・
指揮者の育成だけでなく,トーンマイスターの育成にも力を入れています.ユ
ルクはスイス国営ラジオ放送に約 30 年間勤務した後,同学の教授となり,サウ
ンド・エンジニアリング(Tontechnik)の指導を続けてきました.

余談ですが,レコーディングの世界では「イェックリン・ディスク」といス
テレオ録音技法が知られています.考案者はユルク本人です.特性のそろった
2本のマイクを互いに近距離にセットし,その間に円盤を垂直に立てることに
よって,互いを「音の陰」に置く方法で,明確で深々としたステレオ・イメー
ジを録音することができます.ステレオ録音では,2本のマイクの指向性,離
隔距離,設置位置など様々なファクターが結果を左右します.そこに「音の陰
をつくる」という能動的ファクターを提示したユルクの発想に驚いたエンジニ
アは少なくありません.しかし,われわれ人間の両耳も互いに「音の陰」に位
置していて,それを利用して音の方向感覚を得ていることを考えれば,この技
法は実に理にかなっていることが分かります.


●後進の指導にあたるイェックリンと「イェックリン・ディスク」

ユルクはスイス国営ラジオ放送でサウンド・エンジニアのチーフを務めてい
ましたが,その当時からモニターとしてクォードの静電型を何よりも頼りにし
ていました.ユルクは,音楽の再生には静電型が最良であるという考えをもっ
ています.そして,スピーカーだけでなくヘッドフォンでもこれは当てはまる
と考えています.ユルクが 70 年代初頭に開発した初代フロートももちろん静電
型でした.

2013 年1月 27 日にユルクは 75 歳の誕生日を迎えました.この日付は私たち
音楽好きには馴染み深いものです.モーツァルト生誕の日だからです.ユルク
は現在もなお非常勤で,ウィーン国立音楽大学のトーンマイスター育成コース
で若者たちの指導を続けています.



ピーター・ウォーカーといえば,日本でも伝説的な人物です.どんな思い出が
ありますか?


最初に会ったのは 1986 年です.いっておきたいのは,私は最初からピーター
の個人的崇拝者などではなかったということです.私を虜にしたのはピーター
が生み出した作品群なのです. そこで,作品のバックグラウンドとなっている
アイディアを調べてみると,それは作品以上に興味深いものでした.さらに,
そのアイディアのバックグラウンドを調べていくうちに,ピーターのことをい
ろいろと知るようになったのです.

この年,クォードの関係者が集まった際のことが一番の思い出です.その会
合は新製品の勉強会でしたが,レクリエーションとして小型ボートに乗って河
川の自然散策も楽しみました.場所はハンティンドンに近い小川でした.一艘
につき4〜5人乗りで,ボートの数は相当多かったです.当時の私は一介の若
者で,会の「新参者」でした.そんな私に対し,ピーターは自分と同じボート
に乗るようにいったのです.同じボートにはピーターの最初の妻ペギーも乗っ
ていました.



●クォードの設立者ピーター・ウォーカー

クォード・フェスタが毎年開催されています.どのような催しですか?


2005 年,クォード・ムジークビーダーガーベは高原地帯にあるゲリングとい
う小さな村の新社屋に移転しました.当初のコブレンツから 30km ほど西です.
旧社屋が手狭だったことが理由ですが,実際に新社屋に移ってみて,そこが素
晴らしい所だと感じるようになりました.そこで,クォード・ユーザーを招い
て新社屋と私たちの作業風景を実際に見てもらい,お互いに情報交換できる場
を提供することを企画しました.この催しをクォード・フェスタと呼ぶことに
したのです.

初回の 2005 年は約 80 名が招待に応じて集まりました.初回が好評だったた
め,毎年定期的に開催することに決めました.2012 年9月に開催したフェスタ
では,350 名以上が参加しました.参加者はヨーロッパ全土から集まり,はるば
る米国やオーストラリアからも数名の参加者がありました.回を重ね,フェス
タはクォード愛好家の「家族会」のような雰囲気に変わってきています.今回
のインタビューを機に,日本からの来訪者があれば光栄です.



●新社屋の試聴室(背の高いスピーカーはESL57ダブル・スタック)


●クォード・フェスタ(イェックリンの講義風景)

日本での業務展開についてお聞かせください.


東京都調布市のサウンドボックスが,クォード・ムジークビーダーガーベの
代理店として日本におけるサポートを展開しています.およそ 12 年前,ドイツ
国内のハイファイ・ショーでサウンドボックスの箕口勝善氏とお会いしました.
箕口氏はクラッシク・クォードに造詣が深く,私と同じように英国クォードの
バックグラウンドについて研究してこられたかたです.また,クラシック・ク
ォードのスペア・パーツにも関心を持っておられました.実際,後に静電型ス
ピーカーの修理事業も開始されました.同氏とは友人ですし,お互いの会社の
関係も極めて良好です.

現在ではインターネット等の通信技術が発達して,地球上のどこからでも私
たちに直接コンタクトを取ることができるようになりました.そのような今日
でもなお,サウンドボックスが日本でのパートナーとして仕事をしてくれてい
ることを私たちは重視しています.ピーター・ウォーカーや私たちの哲学を日
本語で説明できる人物がいることは,とても重要なことだからです.

ピーターが終生変えることなく掲げ続けたスローガンをご記憶のかたも多い
でしょう.それは

“For the closest approach to the original sound”

(原音に限りなく近づくために)です.日本のみなさんもこれを追求し,楽しんで
ください.
http://www.quad-musik.de/japanese_magazine-_interview.pdf
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm


36. 中川隆[-6752] koaQ7Jey 2017年8月11日 21:56:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

蒸し暑い日でも GRFのある部屋 2017年 08月 10日


タンノイの様なキャビネットの振動を音作りに使っているタイプのSPは、冬場しかいい音がしないようです。実際、私がGRFを聴いているのは、11月から3月の乾燥した季節だけです。

Quad の ESL-57 も振動膜の薄いフィルムが湿気ると音が変わりますし、ひどいときはフィルムが電極にさわりバチバチと音がします。

そんなときは、部屋の温度を上げてあげるとしつどが下がり元に戻ります。
30分ぐらい電源を通してから、音楽を流すと良いでしょう。

空気の振動は暖かく、なおかつ水分を含んでいる方が伝達が早くなりますが、楽器などの発音源は湿気で音が悪くなります。楽器型のSPはその傾向があるようです。


クーラーで温度を下げると、相対的に湿度は上がります。
温度を下げて、湿度も下げる場合は、相当強力に空調を効かせなくてはいけません。

夏場では湿度は50〜55%ぐらいまで下がっていれば、充分ですね。
冬場の東京のようなカラカラで、湿度が30%を切ってくるような状態は逆に特殊なのでしょう。
http://tannoy.exblog.jp/28038731/


37. 中川隆[-6640] koaQ7Jey 2017年8月22日 12:25:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/12(火) 16:32:39.07 ID:iP38/mkk

ESL2812, ESL2912シリーズ逝っちゃおうかなと思います
使い続けるには定期的なメンテ必要と思いますが、
ESL2812, ESL2912シリーズ独特の勘どころあればアドバイスお願いします


533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/14(木) 00:07:28.45 ID:wbRSUUcu
>>529
インターナショナルオーディオショウで質問したら、

・スピーカーの電源入れずに信号入れちゃ駄目
・スピーカーの電源はなるべく切らない

と伺いました。
湿度は気にしなくて良いとかなんとか。


534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/14(木) 04:28:17.68 ID:/WMuxP4

D聞く数時間前に電源投入すればいいんじゃないの
面倒だが

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/17(日) 03:51:02.18 ID:eCuBAssJ
>>533
メーカーの人間というか、売ってる人間が未だにそんな馬鹿な事言ってるんか?

ちょっとでも電気知識ありゃそんな事信用しないもんだよ。

電源入れなきゃ幾ら信号入れても無問題。
入力トランス焼けるくらいの電圧でも入れるってのならそりゃ駄目だけどね。

それから57以外のESLは常時通電は百害有って一利無し。

57はユニットがテープでモールドされてたが63以降のESLはダストカバーは
後から嵌め込みなので隙間がある。

5000Vの空気清浄機で空気中の埃24時間吸い続けるなんて代理店に修理代の
ご奉公するようなもの。

湿気は無問題だが埃は大敵。

使用時以外の通電なんて真空管アンプ常時通電で使うようなもの。
確かに少しは通電後本領発揮には時間は掛かるけど1時間も必要ない。

57と違って逐電塗料使ってなく導電塗料使ってるからSWオンで直ぐに
最大音量出るからね。

常時通電は57だけの事だよ。


543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/17(日) 22:24:05.98 ID:8TJTjWeQ
>>539
ロッキーさんに持ち込まれる機体の故障原因の多くが、電源入れずに信号入れてしまったのが原因ということでした。

いずれにせよ 529 さんが購入の齋には、販売店や代理店から詳しくノウハウを伺うのがよろしいかと思います。

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/18(月) 06:47:44.18 ID:uRHwp+3v

だから嘘だって。
ユニットの耐久性無いのを誤魔化す為に考え出した素人騙しの都市伝説だよ。
内部構造理解して多少なり電気知識がありゃ馬鹿にされてるの解るってもんだ。


520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/10(日) 02:10:27.70 ID:XJPIAM

ESL63は57と違って、ある程度広い部屋に設置しないと実力を発揮しない
という情報もありましたし、57は音場が出ないという情報もありました。

仮にこの二つが本当だとすると、
部屋は平均的なリビングルーム、音場は欲しい私にとって、
どちらのスピーカーも私に合わないということになってしまいます。

63はハイエンドクラスのアンプと組み合わせないと実力を発揮しないようですし..


540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/17(日) 04:24:13.74 ID:eCuBAssJ
>>520
それも都市伝説みたいなもんじゃないかな?

後ろの壁にくっつけても設置は流石に出来ないし、もしくっつければ
全然低音でなくなるんだけど、ESL63の方は球面波出るからそんなに
離れなくともちゃんとした音と定位が得られるんだけどね。

特にpro63の方なんて元々モニター用途で接近視聴用だしね。
6畳の部屋で良い音で鳴らしてる人何人も居るよ。

でも確かにアンプは要るね。
特に63はアンプ次第って言うかもろに差が出るからね。
下手なアンプじゃ保護回路働いて直ぐにリレー切れちゃう。
結構パワーも要るしね。

57の方がその形状から多少スペース要求すると思うんだけど。
まあどっちも甲乙付けられない別世界のSPだよ。

>>529
水掛けるみたいで悪いんだけど、今のESLはちょっと音変だよ。
この間 ESL988 を自宅で視聴する機会があったんだけど何か ESL63 や Pro63
聴いてるのと違ってなんか詰まらん音なんだよな。

何がって言うの難しいんだけど何か音楽がのぺっとして覇気が無い。
ユニット同じなのにね。

やっぱりドイツ製になってからマッチングトランスや電子回路周りが
変わったからなんだろうなと思ったよ。

時期を同じくして 57 と pro63 鳴らしてる知り合いが ESL989 を安かったから
予備にって買ったんだけどやっぱ同じ。

低音の量だけは出るけど pro63 みたいな音色(ねいろ)が出なくって何か
音楽がつまらなく感じる。

アンプもそうだけどやっぱり QUAD は身売りしてからのは名前は同じだけど
別物だなと思うな。


541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/17(日) 10:28:18.31 ID:wlIdFPMS
>>540
ESLと63を聴いて惚れ惚れしたんですよ
あれは美しい想いでなのかなぁ


542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/17(日) 18:05:46.99 ID:eCuBAssJ

どちらも現在の入手価格を考えるととんでもないコストパーフォーマンス
優良機だと思いますね。

条件さえ整えば今聴いても惚れ惚れする良い音ですよ。
多少のリスクや修理代掛かっても余りあるクオリティーなのは間違いない。
メンテをちゃんと安くしてくれるとこさえ見つけておけば間違いなく
ベター1の1つでしょう。
なんたって現行の¥200万くらいの SP じゃあの音絶対に出ないもの。


549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/19(火) 00:55:30.85 ID:mOSgD7dy
>>545,>>547
ESLを使う上での普通のSPとの違いは電源の有るSPって事に尽きる。
それも5000Vってとんでもない高圧を扱ってる。

ゆえに最大の敵は結露。
冬場に寒い部屋に放置し、帰って来て直ぐに電源ONなんかすると見事に壊れる。

結露の水分に放電して振動板を破ってしまうって事。

これさえ気を付けりゃ梅雨場の湿気程度は全くの無問題。
大体振動板破ってるのはこれが原因。
元々イギリスのSPだから日本の湿気くらいじゃビクともしない。
多少空気中の湿気に空中放電する音がする事はあるけどそんな事じゃ
壊れたりは絶対にしない。

わざわざ除湿機24時間動かしてる人も居るけどそれより空気清浄機動かしてる方がよっぽど良い。


550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/19(火) 00:56:16.48 ID:mOSgD7d

他には躯体強度があまり高くないと言う事。
移動時に捻ると中の電極が剥がれたり振動板自体が剥がれたりする。
上持って歩くように移動するなど最悪。
特に古くなれば余計にこのリスクは高くなる。

この2点さえ気を付ければ普通のSPとなんら変わりはないし、
そん所そこらのSPじゃ出せない音が出る。

勿論使う時意外は電源落とすの常識です。
出ないと24時間空気清浄機として働くよ。
隙間から内部に埃が入ると放電でゴミが燃える。
その時振動板に小さな丸穴が開く。
運が悪けりゃ破れてさいなら。

電源入れっぱなしにしても電位だけなんで温度上昇なんかしないから
結露防止には全く無意味だからね。

内部構造に接着剤を多用してるんで10年超えれば劣化もする。
剥がれる前にメンテして貰うくらいの事はしないと逆に高い修理代
払う破目になるよ。

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/20(水) 02:04:24.50 ID:KV4wwihA

ESLは本当に良いSPなんで参考にして頂ければ幸いです。

取り合えず代理店、販売店の知識が無さ過ぎで変な都市伝説が
往来してますがその殆どが嘘です。

使ってみえる方は一度なり中身を見て構造を把握してみる事です。
その折にお掃除をする事をお勧めします。
多分ダストカバーが緩々でしょう。
これフレームに両面テープで貼ってあるだけ。

経年でパリパリになって剥がれかけてるかある時代のはテープの接着成分が
ズルズルになって緩んでる筈です。
ここに隙間が出来ると埃が中に入ります。
で燃えて振動板を破る。
はずれてたら早急に処置をして下さい。
でないと時間の問題でお釈迦になります。

本来ダストカバーは熱収縮されピンと張ってる物です。
でないと見事にある帯域でビビリますし後ろのゆるみが酷いと
高圧端子に触れて穴が開いてます。
多少の穴はセロテープで塞いでもOK。
熱収縮さえすればビビッたりしません。
見事に代理店で修理すると緩々のままで帰ってきます。
またすぐ潰れる様にわざと手を抜いてるのかただの馬鹿なのか?

多分ダストカバーは埃で真っ黒です。
喫煙環境ではヤニまみれです。
破れないようにここの埃を拭き取れば音もすっきり蘇りますよ。

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/20(水) 10:07:21.89 ID:zEmiLYiD

ESL989の巨大な輸送用元箱をどうしようかと迷ったまま何年も家の中にそのまま起き続けている
いざというときは必要だが、場所取ってるし困ったもの

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/07(日) 01:00:00.19 ID:lpbF4KLU

ESL2912の能力を出しきるにはどの位のスペース要るかな
8畳くらい?


562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/07(日) 05:07:15.18 ID:e52O7ZPa

どういうスタンスで聴くかだよね。

モニター的に直接音中心に聴くなら8畳で十分だし、空中浮遊する
間接音でライブ会場ぽく鳴らしたいなら最低30畳のライブな空間
要るからね。

でも何で2912なの?
メーカーの言うように音が良くなったとは到底思えない音しか聴いた事ないんだけど。

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/07(日) 22:49:53.26 ID:5ZEmuebT

英国でESL63を持ってると、城に住んでるのかと聞かれるそうだけどな

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/08(月) 19:01:40.47 ID:j6LADSz1

英国に赴任中にESL-63買って使ってて日本に持って帰ってきた来た人知ってるけど
別にそんな話は聞かないし、普通の古いアパートメントで使ってたようだよ。

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/08(月) 21:25:29.85 ID:DQd6aLsu

ESLとESL63ならある


566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/16(火) 20:47:23.18 ID:NOkm6FPD

ESLとESL63持ってて2912買うの?
馬鹿じゃないかと思うのは俺だけ?

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/18(木) 23:24:07.33 ID:G3r+qsfs

えー、ショップの人?
あの高いだけの2912のどこが良いの?

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/19(金) 08:32:22.45 ID:IF5PC+YA

2912だと壊れにくいとかないの?


571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/19(金) 10:56:31.26 ID:QyksQl29

そりゃ新品なら10年くらいは持つかな?


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/19(金) 12:03:35.75 ID:t5/+iG99

宿命的に接着剤の寿命が来たら何十万覚悟


576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/20(土) 09:38:20.44 ID:S8EQ8o1m
>>572
それがあるからESLは買えないんだよな。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/


38. 中川隆[-6171] koaQ7Jey 2017年10月17日 14:35:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

立体的な音と二次元の音 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/28219624/


私が現在使っている装置は、5種類です。
五つの別な部屋で使っています。同じ部屋での両立はやはり難しいからです。

八月にDecolaがお嫁にいた後、淋しさはありますが、Troubadour80/TW3の音はより奥行きがでて朗々と鳴り始めました。昨日も仕事のついでに大山さんがよられて、この三次元の音をほとんどの方が聴いていないのは、残念だと言われました。そうなんですが、もともと三次元の音を求めていないと、この定位の良さを理解されない事もあるし、二次元の音の充実を求めておられる方には、異端の音ともとらえかねません。

この音を出すにはやはり努力も必要です。一番の条件はやはり部屋の中央にSPを出してくると言うことです。壁際に置いている限りは絶対に出ません。

現在、テレビ用に使っているT4は、床置き平行法で聞いているときは、後方のGRFがなっていると何人もの方に言われましたが、現在はただテレビから聞こえるだけです。これは仕方がありませんね。テレビの画面が横にある以上音が回折しませんから・・・と言いつつも、やはり気になったので、1センチぐらい前に出して、向きの微妙な調整も行ってみました。それだけでも良くなりましたが。


和室のユニコーンは、現在は横置きで、後ろの壁に対してほぼ並行です。左右の音量の微妙な調整をするため、右側のSPだけ、数ミリ内側を前に出しているだけです。縦置きや45度の時は、立体的な音が出ていましたが、やはり部屋が狭くなり使いにくいので、元の平行に戻しました。それでも、さすがに360度方向へ音が拡散するので、二次元ではなく立体的な音がしますが、限界もあります。


茅野の家のQuad ESL-57は完全に平行法ですから、二次元の音です。
この場合の二次元とは、左右と上下です。

上下方向はESL-57の上向きの傾斜角度によって、音が前面情報に放射されますので、音が広がり柔らかな、滋味深い音が部屋に広がっていきます。

不思議なのは、SPから離れてもほとんど音量が変わらないことです。

音が前後しか出ていないからでしょう。うまく調整するとSPの間の空間も振動板があるように鳴り始めます。低域が本当に豊かでバランスが良いのです。

オーケストラだけではなくヴォーカルでも、器楽曲でも振動板のところでなっているような音がします。ある意味、モノ的な安心感を持った音です。長い間高速を走ってきた後に聞くことが多いのですが、その晩も、翌日の安心して音に身を委ねられます。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=28219624&i=201710%2F15%2F99%2Ff0108399_08560021.jpg


大阪にあるHartleyは現在一番聞けない音になっています。部屋が狭く間隔を広げられないので、持っているポテンシャルの半分も音を出していないでしょう。是枝アンプを持って行ってならしたいと思っていますが、車で行くチャンスがだんだん減ってきているのが残念です。音そのものは一番誠実で、素晴らしい音楽が鳴り響くからです。11月には、アンプを持って行って拡げて実験してみたと思っています。しかし、Hartleyが家で鳴っていたときは、二次元的な音の極地でした。一番の問題は中央の位置でしか聞けないことです。


コンサートホールで聞くような音を目指すとやはり三次元の音の方向に行きます。またスタジオ録音やモノラルでの録音を聞くならば、二次元で、音質を求める音の方向に行くと思います。これは、その人の求める方向であり、好き嫌いでもありますから、どちらが良いという事はありません。どちらが好きかと言うことですね。五つの音はそれぞれ個性的で違う音なのですが、それを調整している人が同じある限り、装置は違っても同じような音になるのも仕方がないことです。これらも、Decolaと同じように少しずつ減らしていかなければならないのですが・・・
http://tannoy.exblog.jp/28219624/


39. 中川隆[-6113] koaQ7Jey 2017年10月19日 09:59:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

GRFのある部屋 2017年 10月 18日

茅野の家に着いたのは六時半でした。


仕方がないので、QUADのシステムに火を入れて、先日Catbossさんに直していただいた405のエージングを試みました。

雨の日の火が通るまでのESL57は、音がまとまりません。今日は雨ですから、コンデンサースピーカーの薄いフィルムが乾かないと音がしっかりとしてきません。我慢して聞いていると、だんだん音のフォルムがしっかりとしてくるのです。


アンプの音もエージングが進んでくるのが解ります。少し眠かった音が起きてくるのです。405に精密なヴォリュームをつけていただきました。

音量を合わせるのがオーディオでは一番重要なことです。どれだけのゲインでどのくらいの音量で聞くか、ここが一番大事ですね。鳴らしている音楽のイメージを自分で決めるからです。オーディオは音量を決めることがすべてと言っても良いでしょう。


そしてその音量をヴォリュームのどのあたりで聞くかもとても大事なことです。

11時前後のいちで適正な音量が出るように装置全体のゲインを決めます。
それはきわめて厳密な調整です。

音はどんどん良くなっていき、何時もながらこの装置があれば他はいらないと思いました。

結局、茅野でQUADの音を聞けたのだけが良かったと言うことになります。
今朝は、良い天気です。これから、東京方面に引き返します。
http://tannoy.exblog.jp/28224360/


40. 中川隆[-5855] koaQ7Jey 2018年1月15日 00:11:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

QUAD ESL63の中古品について:螺旋館Blog @ So-net:So-netブログ


QUAD ESL63は高額なスピーカーですが、経年変化でノイズが発生するようになったものが多く、中古が安価で売買されています。まあ、私もそれでリアスピーカーもESL63proで統一できたのですが。

ESL63の機械的な故障には幾つかのパターンがあります。

エレメントの構造部と電極部を結合する接着剤の劣化・剥離により振動板のフィルムが電極に接触し、放電でフィルムに穴が開くパターン。

エレメント固定用のウレタンが劣化し、エレメントの内部にゴミとして入ってしまって、それが原因で放電が起きるパターン。

ESL63が1983年に発売になり、1998年くらいまでハーマンが輸入していましたから、新しいものでも12年、古いものだと、30年近く経過しているのですから、接着剤やウレタンの劣化も当然といえるでしょう。

経年変化とは違いますが、保護回路で保護しきれなかった過大入力のため、振動板が電極に接触してしまい、放電するパターンなど。

私が自分のESL63の修理をした時も、特に接着剤の劣化が生じている時は、故障していないエレメントも接着剤の剥離が始まっていて、時限爆弾を抱えている状態でした。経年変化は同時にすすむので当然といえば当然ですね。

というわけで、故障したエレメントを交換しただけのESL63は他のエレメントにも同等の時限爆弾を抱えていて、メーカー修理には云十万円のコストがかかります^^;

判ってる人が、覚悟の上で買うのは良いのですが、販売店の現状品販売(無保証)で、十万円単位の値段が付いているものはやめたほうが安全じゃないかとは思います。

海外のサイトなどを見れば、ESLのDIY修理情報は得られますが、少なくともエッジ張替えなどよりははるかに大変で、6000Vのバイアス電圧を扱うESLなのですから、その手の作業に自信が無い人が出来る作業では有りません。私も慣れるまでは、修理完了後2週間でノイズを発生するエレメントを量産しました(笑

こんな事情もあって、私がネット上でESL63のDIY修理についてサポートすることはありません。


P.S.
最近、古いオーディオ仲間の友人HがESL仲間に入りました。彼は日本を代表するオーディオエンジニアなので、本業以外の部分で是非研究してもらい、私に技術的フィードバックが入ってくるのを楽しみにしています。と 、プレッシャーを掛けておこう。(ここを読むかどうかは知らないけど。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-19


ヤフオク! - スピーカー - 「QUAD ESL57」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPGisFbFtaRiwAZhdAPDh8?p=QUAD+ESL57&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23812&x=0&y=0
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch;_ylt=A7dPFs9daltadTIAtESuGDx8?p=QUAD+esl57&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&auccat=0&slider=0&x=0&y=0


ヤフオク! - スピーカー - 「QUAD ESL63」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search;_ylt=A7dPDhq3a1ta82QAbl5APDh8?p=QUAD+ESL63&aq=-1&oq=&fixed=0&ei=UTF-8&slider=0&tab_ex=commerce&auccat=23812&x=0&y=0
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch/QUAD+esl63/0/



[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

41. 中川隆[-5854] koaQ7Jey 2018年1月15日 00:32:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

QUAD Musikviedergabe GmbH(ドイツ)
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/japanese_1.htm
http://www.soundbox.co.jp/QUAD/ESL57_63.htm
http://www.quad-musik.com/index.html

新品 QUAD クォード静電(コンデンサ)型スピーカー 
http://www.soundbox.co.jp/newcoming.html


ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL57 復刻新品 (受注生産品)
QUAD ESL57QA
¥1,300,000 ペア(税別)
2つの違ったスタイル、前面メタル・グリル色は3色から選択してください。


ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL63 復刻新品 (受注生産品)
QUAD ESL63QA
¥1,600,000 ペア(税別)
フレーム木の材質、色を指定してください

  




[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

42. 中川隆[-5853] koaQ7Jey 2018年1月15日 00:40:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

soundpoint55 真空管オーディオ、ESLスピーカー 格安修理出来ます

QUAD ESL57(3ペアー在庫あり、金、黒、ベージュ)          
ペアー¥18万

QUAD ESL63(3ペアー在庫あり、茶、黒)                
ペアー¥25万

QUAD ESL63PRO                              ペアー¥28万

ESLは全て整備済み。
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html
http://www.geocities.jp/soundpoint55/newpage3.html


ヤフオク! 出品者: soundpoint55
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=soundpoint55


しばらく体調不良によりESLの修理をお休みさせて頂いておりましたが再開致しましたのでご案内させて頂きます。

ESLは扱い方を誤らずちゃんとメンテナンスすれば長持ちするSPです。
ノイズの対処は早い方が修理代も安く済みます。
お困りの方ご相談下さい。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m211069539

[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

43. 中川隆[-5852] koaQ7Jey 2018年1月15日 01:00:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2016 年 10 月 18 日 潟鴻bキーインターナショナル

QUAD ESL 修理代について(概算)

下記 QUAD ESL スピーカー、エレメントユニット交換修理の概算修理代をご案内いたします。

エレメントユニットの交換は基本的に 1台分全ての交換を行います。



・ESL 63 および 63pro 1 台あたりおよそ 30 万円

・ESL988 1 台あたりおよそ 35 万円

・ESL989 1 台あたりおよそ 45 万円

・ESL2805 / 2812 1 台あたりおよそ 30 万円

・ESL2905 / 2912 1 台あたりおよそ 40 万円


※表示価格は税別価格です。

※運賃(発送・返送)は従来通りユーザー様にてご負担願います。

※海外等の正規ルート以外でご購入された製品は対象外です。

※ESL57 は修理対象外製品となります。
https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&ei=j3xbWoesBYvL0ATJxq_QCw&q=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&oq=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&gs_l=psy-ab.3...4281.11625.0.11908.3.3.0.0.0.0.143.324.2j1.3.0....0...1c..64.psy-ab..0.1.97...0i30k1j0i5i30k1.0.nihcWd-a0Xg

QUAD ESL2812-2912 Rocky International
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html
http://www.rocky-international.co.jp/quad/esl/esl28122912.html


価格.com - QUAD ESL2812 [単品] 価格比較
最安価格(税込):\1,077,300
http://kakaku.com/item/K0000453875/

価格.com - QUAD ESL2912 [単品] 価格比較
最安価格(税込):\1,333,800
http://kakaku.com/item/K0000453876/




[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

44. 中川隆[-5783] koaQ7Jey 2018年1月29日 17:41:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

QUAD クォード ESL-57 コンデンサースピーカ... - ヤフオク!
かなりの美品! 付属品あり! 直接のお引取りできる方限定!
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p591246462

開始価格:120,000 円

開始日時:2018.01.28(日)18:43
終了日時:2018.02.04(日)20:40


〜商品説明〜

ご覧頂きましてありがとうございます。

QUAD クォード ESL-57 コンデンサースピーカー 英BBCモニター採用 かなりの美品! 付属品あり! 直接のお引取りできる方限定!の出品でございます。


オーディオマニアの方であればだれもが分かる歴史的スピーカーでございます。

コンデンサー型といえばQUADのほかアポジーやマーチンローガン等も有名ですが、やはりQUADを抜きにしては語れない魅力があります。

一般的にはESL-57が世界初のコンデンサー型スピーカーという認識があるようですが、正確にはESL-53が最初でその改良型といったところです。

その美しい佇まいと独特なサウンドは一般的なダイナミック型のスピーカーとは一線を画します!

イギリス本国では国営放送機関であるBBCでもモニタースピーカーとして採用された実績もあり、音質もさることながら性能面でも非常に優れたシステムである事が伺えます。

ちなみにESL-57の「57」は1957年に開発されたという意味があるようで、1990年代まで生産されていたという世界的に見てもかなりのロングセラーを記録した逸話もございます。


しかしながら、このスピーカーの取り扱いは非常に難しいという点も多くあり、初心者にはオススメはできません!

注意したい事項は

・高温多湿の環境での使用は厳禁です!

・上記にも当てはまりますが、タバコも厳禁です!(当方はタバコは吸いませんし専用ルーム使用です。)

・過大入力も厳禁です。(大音量・フルパワーで楽しむスピーカーではありません!そもそも壊れます!)

・基本的には電源は入れたままの方が良い音します。

・位相のずれが顕著に出るのでセッティングが難しい。

などなどコンデンサースピーカーの特性上の使用上の注意も多く扱いはかなりシビアです!

とあるオーディオ評論家も「ピート・ウォーカー氏とチェスをしているようだ!」と言葉を残すほどです。

適合するアンプは基本的にはQUAD製の物ですが、当然ながら他のメーカーの物でも大丈夫です。

コンデンサー型の特性上、能率は低めになっておりますので、真空管アンプでしたらPPで30W以上の物は用意したいです。

因みに、6L6GCのシングル8Wのアンプでは明らかに非力さは否めませんでした。

トランジスターアンプであれば基本的にはなんでも大丈夫ですが、アンプジラやSAE等のハイパワーなDCアンプと呼ばれる部類の物は確実にスピーカーを破損させます。


音質におきましては素晴らしいの一言に尽きます!

きめ細やかな繊細なサウンドといい他にはありません!

空間表現力といった点でも他のシステムとは異なり、本当に自然なサウンドです!

BBCが採用した理由もわかる気がします。


音楽のジャンルはかなり限られるスピーカーです。

当方、使い分けをして使用しておりました。

主にJAZZピアノやアールクルーのアコースティックギターなどの落ち着いたジャンルの物を聴いておりました。

流石にリアルです!

ロックやオーケストラなどのワイドレンジな曲や低音が多いい曲はきついと思います。


コンディションにつきましては、目立つキズや汚れはなく非常に綺麗です。

僅かにグリルの角にスレキズが見られますがヘコミ等は一切ございません!

しばしば、グリルが凹んだ個体を目にしますが、これはデザインだけではなく音響レンズの役割もありますので、ヘコミ等の損傷を与えてしまうのは厳禁です!

また、当方タバコは吸いませんし専用ルーム使用ですので、黄ばみ等もありません。

コンデンサースピーカーの特性上仕方のない事なのですが、音量をかなり大きめにしますとビビり音が出ます。

調べました所、構造上の問題もあるようですが、基本的に一般家庭で使用する音量の範囲では全く問題ございません!

その他僅かにウッドの小キズはありますが破損もなく良好です!


付属品として専用の電源コード2本とコピーの物ですが、取り扱い説明書をお付けいたします。

〜お取引について〜


大変に高価な物ですので、試聴される方大歓迎です!

試聴される場合はスピーカーの暖気時間も考慮して早めのご連絡でお願いいたします。

その他に気になることがございましたら質問欄または090-4747-2226まで気軽にご連絡ください。


大変に大きくデリケートな物ですので発送は困難です!

その為、直接お引取り頂ける方のみのご入札をお願いいたします!

重量は18Kgですので、多少力のある方であれば輸送は可能です!

また、どうしてもという方は隣県であれば日程や金額は要相談で賜ります。

時間を頂くかもしれませんが、業者よりはお安く致しますので是非ご検討下さい!


あくまでもビンテージ品のため、ご理解のある方の入札をお待ちしております。

詳細な写真を多数Upいたしました。

https://yahoo.jp/box/I9Qzyq

上記のURLよりご覧ください。


45. 中川隆[-5680] koaQ7Jey 2018年2月09日 22:05:57 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2015/2/7
コンデンサー・スピーカーを製造しているのは米国の数社と英国のQUAD、欧州内(独?)のガレージ・メーカーと思われる位でしょうか。

一番信頼性のあるのはQUADだと思います。

最新の製品 QUAD ESL-2912(といっても数年前のモデル・チェンジです)では問題の多かった振動板(膜)の素材が変更されて経年変化の少ないモノになったそうです。

小生の知っている範囲では、QUADも自社の既存製品について定期的なオーバーホールを勧めているようで、それは振動板の劣化の可能性があったからだそうです。

ただこの新振動板なんですが、音は従来のQUADらしくないという話があって、確かに低音域の改善を感じます、というかダイナミック型スピーカー風になってしまったような。

巷ではコンデンサーSPは全面駆動なので繊細なところまで聴こえるというのですが、実際には空気の抵抗で全面駆動しているハズの振動膜が歪んでいて、それが結果的に柔らかい繊細な音と感じられていた風なのです。

くどくど回りくどくて申し訳ないです、要は今の QUAD のSPは硬い振動(膜)板となり音質は少しというか、だいぶというか変わってしまいました。

小生には良い傾向なんですが、がっかりしたという御人もおられます。

出来れば詳しいスタッフがいるところで先ず試聴されるのがベストだと思います。

なお、コンデンサー・スピーカーの周りはホコリが云々というのは確かに、そのようですね。

QUADの63タイプを持っていた知人の話で、本人は気に入っていたのですが奥さんがキャッキャ・キャッキャ文句を言うので手放してしまった、、、というのを笑いをこらえながら聞いていたことがあります。

また市場には殆ど見当たりません(コンデンサー・タイプはもっとも後方開放ですが)、平面バッフル(後方開放)のスピーカー・システムというのも一考かと思います。

この方式だと低音域の再生には工夫が必要となりますが、すこし毛色の変わった音を聴かせてくれるかと思います。

言葉での説明はなかなか要領を得ませんが、すっきりした自然な感じというのか、小生にとってはコンデンサー・タイプの音質は、後方開放がゆえに決定づけられているのではないかと考えているところもあります。

ただオススメするような製品が市場に無いこと、自作するにしても外観がちょっとね?みたいなことになりかねないので、、、。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14141639149

やっぱりESL 2013年01月24日

とにかくESLが好きで、2905の他にオリジナル ESL57 ダブルスタックを持っています。

ダブルスタックが素晴らしいので期待して買ったのですが、あまりの違いに最初は戸惑いました。低音は(オリジナルに比べれば)まあ出ますし、高域も良いのですが、肝心の中域にオリジナルの透明感がありません。

また、同心円状に音が出る分(オリジナルはビーム状)、音が薄くなってしまう印象がありました。

おそらくESLが好きな人は、最初から低域を捨てている気がします。

2905や最新の2912はここを頑張ってるんですが、ESLらしさは新しくなる度に薄まっているんじゃないでしょうかね。

とはいえ、せっかく手元にきた我が子ですから、できるだけ短所を補ってみようと思いました。

足元を100mmのH鋼と50mmのアルミブロックで固め、格子状にして2905を支えました。

さらに電源系を改善し、スピーカーケーブルをZONOTONEの太いものに変えたところで、ようやく及第点の中域になりました。やっぱりESL。

広い部屋に引っ越したら、4台のESLを共存させたいと思ってます。スピーカーだけで幅が4mになるので、また使いこなしが難しそうですが。
http://community.phileweb.com/mypage/1771/


Date: 8月 25th, 2013
型番について(その21)

QUADのコンデンサー型スピーカーシステムが、ずいぶんよくなっている、ときく。

現在のラインナップは6枚パネルのESL2912と4枚パネルのESL2812がある。
個人的には放射面積の広さが増えることのメリットをとりたいので、
ESL2812よりもESL2912の方に魅力を感じる。

スピーカーとしての奥行き、横幅はどちらも同じなのだから、
背の高さが気にならなければESL2912であり、
現在日本に輸入・販売されているスピーカーシステムのなかで、
いま何を選ぶかとなると、その第一候補としてESL2912がある。

ESL2912は前作のESL2905から、細部のいくつものところが改良されている、とのこと。
そうなると原型といえるESL63と比較すると、その改良点はどれだけの数になるのだろうか。

いろいろな箇所が改良されている、ということは外観からもうかがえる。
ESL2912の音は聴いていないが、音は間違いなく良くなっている、と確信している。

ESL63が日本に登場したのは1981年。
もう30年以上前のことになる。
外観もずいぶん変っている。
QUADという会社の体制も変っている。
そんなことを考えると、ESL2912と型番がなってしまったのは当然とは理解できても、
どこかにESL63の後継機種であることを示してほしい、と思う。

「63」と数字を活かした型番に、個人的にはしてほしかった理由がある。

ESL63の「63」という数字には、
1963年から開発が始まった、という意味がこめられている。

Date: 8月 25th, 2013
型番について(その22)

QUADのESLは、マーク・レヴィンソンがHQDシステムの中核として使っていたスピーカー、
というイメージが、1970年代後半からオーディオに興味を持ち始めた私にはある。

Electro Static LoudSpeakerの頭文字をとったESLではあるが、
昔からいわれているように、loudな音は苦手とするスピーカーである。

音量はどちらかといえば控え目で繊細な表現を得意とするESLだから、
よりloudな音を要求する人は、ESLを二段スタック、さらには三段スタックの道に行く。

それに発音原理上、平面波ということ、そして3ウェイという構造もあいまって、
聴取位置はかなりシビアなスピーカーシステムでもあった。
それでも、このスピーカーシステムでしか聴けぬ音の表現があったからこそ、
ながいこと、多くの人の支持を得てきたし、
いまもドイツのQUAD Musikwiedergabe GmbHの手によって再生産されている。

オリジナルのESLが持つ、そういうところについては、
開発・設計者のピーター・ウォーカーがいちばんよくわかっていたことであろうし、
だからこそ1963年という早い時期から次期モデル開発をスタートさせたのだろう。

ESL63に関する記事がステレオサウンドが載った時、
そのころ魅かれていたロジャースのPM510とともに、
ESL63は私にとって、かなり理想に近いスピーカーシステムとなるのではないか、
そう感じていた。
音を、はやく聴きたい、と思っていた。


Date: 8月 25th, 2013
型番について(その23)

QUAD・ESL63が出て、そう経たないうちにステレオサウンドで働くようになったから、
意外にも早く、それも販売店の試聴室とは比較にならない、いい条件で聴くことができた。

たしかに、ステレオサウンド 61号で、
特集「ヨーロピアン・サウンドの魅力」と長島先生による「QUAD ESL-63研究」、
この二本の記事で高い評価を得ていたし、期待はふくらむだけふくらんでいた、
そして実際のESL63の音は、ステレオサウンド 61号に書かれている通りの音だった。

でも、私としては不満があった。
音がしっとりしていない、ただその一点だけがどうしても受け入れられなかった。

音がしっとりしていない、
つまり音が乾燥気味に聴こえる。
ただ、これはあくまでもESLのしっとり感と比較しての印象であって、
乾ききった音ではないのだが、
どうしてもコンデンサー型スピーカーに対して照らし合せると、
しかもそのコンデンサー型スピーカーの音イメージは旧型のESLによってつくられているから、
だからこそやっかいなのだが、
ESL63の音は立派ではあっても、しっとり感が足りないというだけで不満だった。

型番がESL63ではなく、ESL62とかESL64だったら、
そこまで不満にも思わなかった。
ESL63だから、1963年生れの私は、個人的な強烈な思い入れがあった。
その思い入れが、ほんのすこしだけ損なわれた、というだけの話であっても、
当時まだ10代だった私は、とても大きなことではあった。
http://audiosharing.com/blog/?m=201308&paged=2


46. 中川隆[-5679] koaQ7Jey 2018年2月09日 22:31:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

QUAD ESL2812,ESL2912

ESL2812:¥2,100,000(ペア/税抜き)
ESL2912:¥2,600,000(ペア/税抜き)
※受注発注商品の為、納期は約3ヵ月です。


【主な特徴】

未知なる世界がさらに進化 NEW ESLの誕生
1957年ESLの誕生から55年。

最新のマテリアルとハイテクノロジーによって磨かれたそのサウンドは、まさに「究極の限界」と言っても過言ではないほどに完成されました。NEW ESLサウンドの美しくみずみずしい豊かな音楽性は、クオードファンと待ちこがれた音楽ファンへの最高の贈り物です。

Attention to Details詳細へのこだわり

音源の心臓部:パワーユニットエレメント電極が同心円状のパターンを描くパネル。ESL2812は4枚、ESL2912は6枚を使用しています。


Precision Engineering精緻なエンジニアリング

最初に、高電圧のボルテージを発生させるパワーサプライの設計についてQuadのエンジニアは検証しました。

部品を対称的に配列し部品間の距離の適正化を図り、最適な絶縁をなす部品のレイアウトは、コンポーネント間のPCB基板の沿面全体をフローする電磁フローを極限まで減少させました。

新しいPCBレイアウトによる優れた配線デザインは、ターミナル位置等、可能な限り線材の長さを短くするよう工夫が凝らされ、電磁フローの影響を引き下げています。

Vishay製の抵抗やMurata製のセラミックコンデンサーなど、オーディオファイル部品を含む、使用部品の変更が行われました。

信号の経路部品ではありませんが、これらの部品は成極電圧の一定性に大きく影響を与え、結果として、音楽再生時に作り出されるの信号の純度と精度を一層高めています。


Final Touches究極の仕上を求めて

エレメントのダイナミックな改善にあわせて、あらゆる室内空間にマッチさせるようデザインを一新。スピーカーの機械的な方面も強化されました。

エレメント取付けの為のシャーシ構造や骨組みを強化をはかり、共振を低減。

エレメントを覆うネットクロスは、外観仕上のみならずより上級の音の透過性をもたらす素材を採用。グリルサポートのアンダーライイングも見直され、リブを強化、レゾナンスの可能性を減らしています。

スピーカーのトップはピアノ仕上げ、トップとサイドを高密度のプライウッドで囲むことで、フレーム自体のレゾナンスの影響を一層排除しました。

保護回路作動時に、前面のQUADロゴを点滅させます。部屋の明るさに応じて QUADロゴの輝度を連続的に調整可能。あらゆるところにあるオーディオ愛好家やオーディオファイルを感嘆させるする価値のあるこれら新しいESLは見ても聴いても 卓越したパフォーマンスと藝術的ステートメントを提供しています。
http://www.avbox.co.jp/speaker-quad/esl.html

ESL-2912/2812の変更点 2013年12月28日

・エレメントの強化:絶縁保護ラッカー塗装の変更

・エレメントの加工:エレメントの穴あけパンチの方向を検討。微細な突起が出来ないよう工作精度を向上。

・音響部品のアップグレード:Vishayの抵抗など高品質なオーディオパーツを使用・

・基盤・配線の変更:回路のレイアウト、配線を見直し、ロスを低減。

・保護回路作動警告:保護回路作動時に全面のQUADロゴが点灯。

・外観:デザイン、マテリアルをアップグレード。
https://www.ippinkan.com/event_news/3goukan/2013-12-28/2013-12-28.htm

ESL-2812 QUAD

全帯域をコンデンサー型ユニットでドライブする、数少ない本格的な「コンデンサー型スピーカー」がモデルチェンジ!2905からさらに良くなりました。

今回はエレメント(振動板)が改良され、さらにネットワークや駆動電圧も改善されました。この改良により低音のシッカリ感、高域の明瞭感、音色の鮮やかさが大幅に向上しました。

大型・ダイポール型指向性という不可避の問題はありますが、それを大きく上回る「帯域分割のないフルレンジユニット」の良さが溢れています。今回の改良で、高域の鮮烈さが大幅に向上し、シンバルなどの金属楽器の鋭い音も通常のスピーカー以上に生々しく再現するようになりました。

また、JAZZを聞いた時のバスドラムの音の「早さ」も素晴らしく、豊かだけれども引きずらない「瞬時に止まる低音」は、新型ESLだけの魅力です。

もちろん、楽器の音の生々しさ、人間の声の表現力は群を抜き、エンクロージャーの響きもないESL以上ピュアでストレートなスピーカーは存在しません。唯一無二のサウンドです。

※ESL-2812には4枚のエレメントが使われています。
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:hpZbYEAkgtoJ:https://nc.edu/xvhndgk-xrse21/4bck96o3-god-4089/+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja


47. 中川隆[-5678] koaQ7Jey 2018年2月09日 22:56:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

因みに、>>43

2016 年 10 月 18 日 潟鴻bキーインターナショナル

QUAD ESL スピーカー、エレメントユニット交換修理の修理代
エレメントユニットの交換は基本的に 1台分全ての交換を行います。

・ESL 63 および 63pro 1台あたりおよそ 30 万円

※ESL57 は修理対象外製品となります。
https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&ei=j3xbWoesBYvL0ATJxq_QCw&q=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&oq=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&gs_l=psy-ab.3...4281.11625.0.11908.3.3.0.0.0.0.143.324.2j1.3.0....0...1c..64.psy-ab..0.1.97...0i30k1j0i5i30k1.0.nihcWd-a0Xg


はオリジナルの柔らかいエレメントではなく、ESL2912・2812 用の硬い新エレメントに交換します:


ESL 63 および 63pro の交換エレメントは、新発売のESL2912、及び2812に搭載されている最新のエレメントを使用します
https://www.good-stuff.net/rocky_html/pdf/QUAD_ESL_campaign130510.pdf


48. 中川隆[-5677] koaQ7Jey 2018年2月09日 23:02:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
再掲しますが


Q: 最高に音の良いスピーカー教えて下さい。 2012/2/15 rollingcyukunさん
最高に音の良いスピーカー教えて下さい。
音の良し悪しは個人差があると思いますがあなた様が良いと思うスピーカーを教えて下さい


A: papageno_eulenspiegelさん
クラシックを聴く場合に限定すれば、QUADのコンデンサー型を超えるものはまだ存在しないと思っています。

数ミクロンという極薄の振動膜に数千ボルトの高電圧をかけたうえ、それを挟む形の電極板に+と―の音楽信号を与えて振動膜を震わせ音を発生させる仕組みで、一般的な、ラッパを箱に取り付ける形式と違って、音楽信号に固有音の色付けがされる要素を極限まで排除したスピーカーです。

拙宅では現在、旧いタンノイのGRF(モニターゴールド)、最近導入したハーベスのHL-P3ESRを含めて3種類をおいていますが、結局、ほとんどQUADのESL57しか使わなくなってしまいました。

ESL57は1957年頃に発売され、’80年代半ばごろに生産終了となったいわば骨董品ですが、世界中に根強いファンがいて、リストアして使い続けている人たちが大勢います。

ドイツの QUAD代理店では、振動膜を枠に張る機械を英国のQUADから買取って、「新品」を供給しているので(金属製のグリルだけは中古品を塗りなおしたものですが)、ドイツに住んでいたころにわざわざコブレンツに近いQUAD代理店まで行って買ってきました。外観のデザインも大変気が利いていますので、グリルをくすんだ緑色に塗装してもらった我が家のセットは私の最も愛するオーディオ・コンポーネントです。

ドイツQUADでは、ESL57 の改良型である ESL63 の新品も、さらに現在も QUAD本社が量産している ESL2805/2905 も販売していましたが、じっくり聴き比べたところ、音そのものの魅力ではやはり原点である ESL57を超えられていないと思います。改良型では音像の定位や空間表現を改善する措置が加えられているのですが、やはりそのために音質への影響が避けられなかったのでしょう。

QUAD のコンデンサー・スピーカーの唯一の問題点は、その発音方式に必然的に起因する低音の不足と言われてきました(私自身は、主に聴く音楽の種類からあまりそう感じていませんでしたが)。ところがドイツ QUAD では最近、ESL63、ESL57 向けにそれぞれ専用のサブウーファーを独自に開発したとのこと。従来は、既存のサブウーファーをQUADのコンデンサー・スピーカーとうまくマッチさせる事は不可能と言われてきましたが、このESL57専用サブウーファーをドイツに注文してみようかと、近頃悩ましい日々を送っております(きっと近々注文しちゃうんだろうなァ〜〜)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181575751


49. 中川隆[-5676] koaQ7Jey 2018年2月10日 08:10:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

大型システムの出番が少ない理由 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2018年01月25日


大雨や大雪、そしてよほどの台風が来ない限り、毎日きまって午前中に団地の中を30分ほどかけてウォーキングしている。

巡回コースもきっちり決まっているので、通りすがりのそれぞれのお宅の駐車場にはどんなクルマが置いてあるか自然に目に映ってしまい、否が応でもナンバーとともに頭に入り込んでいる。

そういう中、ベンツと軽乗用車(以下「軽」)の2台が仲良く並んで駐車しているお宅があって、その対比が何となくおかしくて道路脇を通るたびにひときわ関心を持って眺めている。

両車の駐車している割合となるとこうである。

10日間で均したとすると、5日間は両車ともにあり、4日間は「軽」だけが無く、1日はごくたまにという感じでベンツだけがない。

つまり、「軽」の出番がとても多くて、ベンツの出番となるとごくわずかである。おそらく「軽」のほうが手軽に乗り回しやすいし、駐車も楽だしで需要が多いのだろうと推察している。

まあ、都会ならいざ知らず田舎で買い物程度の近距離にベンツを乗り回すおバカさんもいないだろうから、そんなことなら高価なベンツなんか何も必要ないのにと、おいらのようなビンボー人はつい思ってしまう。

まあ、ベンツとなると乗るよりも持つ楽しみという要素があるのかもしれないが(笑)。

実は、我が家のオーディオシステムにも似たような現象があることに気が付いた。

「軽」に相当するのが3系統の中型スピーカーであり、ベンツに相当するのが比較的大型の「D130(イン・ウェストミンスター)+AXIOM80」である。

   

先日お見えになったYさんが「この大型システムさえあればもうほかは必要ないでしょう」と、太鼓判を押されるほどの「いい音」が出る。

不遜だが自分もそう思う。歯切れが良くて制動力を伴った本格的な低音が苦も無く出るし、中高音域の抜けの良さはAXIOM80だけあってとても素晴らしい。まったくベンツ並みの高性能を誇っている(笑)。

ところが、日常聴くとなるとこの大型システムのスイッチをオンするのが何となく億劫になってしまい、自然に中型スピーカーに手が伸びてしまうのが我ながら何とも不思議。

改めて、このおかしな心理状況について自己分析してみた。

1 オーディオマニアとして完成された音にはあまり興味が湧かない。逆にいえば未完成な音ほど意欲が湧いてきて生き生きとしてくる。

2 2ウェイマルチで鳴らしているので、チャンデバとアンプ2台のスイッチを入れるのが少々面倒くさい。

3 とてもいい音だと思っているのに音楽ソースによっては変な音が出たりすると幻滅する可能性があるのでそれが怖い。機器の故障にたいする不安も常に頭の片隅にある。

4 どんなに「いい音」が出たとしても大型システムにはそれなりの大味な部分があるのは否めない。「壺中の天」(後漢書)という言葉があるが、中型システムで「小天地」を楽しむのが自分の性に合っている。

以上の4点を思いつくままに書き出してみたが、こうして冷静に眺めてみると一番もっともな理由はやはり4だろう。

これまで、よそのお宅でも大型システムを何度か聴かせてもらったことがあるが、その時点では感心するものの時間が経ってみるといつのまにか印象が薄くなって忘却の彼方に去っていく音ばかりだった。

スケールの小さい「ちまちま」した自分の性格がどうしてもオーディオに反映されるのかもしれない(笑)。

ただし、昨年(2017)12月のブログ「音楽とオーディオを通じて人生の質を高めよう」の中で、村上春樹さん(作家)がこう言ってたことを紹介した。

「微妙な小さな差を識別できることで”人生の質”が違ってくるし、価値判断の絶え間ない堆積が人生を作っていく」

これからすると、「小天地」だからこそ微妙な差を楽しむことができるともいえそうだ。

と、ここまで書いてきて、我ながら適切な表現を思いついた。

毎日食べるとなると淡白な和食が一番いい、こってりしたビフテキはときどき味わうだけで十分だ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/6602022eef64c8b97121c93768ba0140

小型スピーカーじゃないと出ない音がある。
「大は小を兼ねない」

オーディオ談義〜「シンプルな響き」の心地よさ〜 2011年10月21日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6


20cm口径のフルレンジSPユニット「リチャード・アレン」を取り付けたボックスを作ってから早くも2週間あまり。

我が家の第三システムとして活躍中だが、これまで主流としてきたやや大掛かりなシステムと、こうした小さくてシンプルなシステムとの対比の妙が実に新鮮で、我が家のオーディオにこれまでにない新鮮な空気を吹き込んでいる。

お金のことを持ち出すのはけっして本意ではないが、アンプとスピーカーとを合わせてもわずか10万円足らずのシステムが軽く100万円以上はするシステムと渡り合うのだからほんとうにオーディオは面白い。

もちろん、それぞれに音楽のジャンルによって得手・不得手があるわけだが、低域の量が少ないことによって得られる全体的な(音の)「清澄感」はなかなか捨てがたいものがある。

喩えて言えば、ヘッドフォンで聴く「音」のピュア感といったものに通じており、我が家でますます存在感が増すばかり。

ここで改めて「フルレンジ・タイプ」のメリットを述べておくと、先ず低域と中域のクロスオーバー付近に生じる「音の濁り」が存在しないこと、第二に口径の大きなユニットはそのコーン紙の重さによって音声信号への追従性が悪くなって音が鈍くなるが、その点小さな口径の場合はシャープな音が期待できること。

低域の処理についてはこれまで散々悩んでいろんな対策を講じてきたが、いまだに解決できないので永遠の課題となっている。

ここまで、書いてきてふと思い出したことがある。

昔、昔のそのまた昔、五味康祐さん(故人:作家)の著作「西方の音」の多大な影響を受けてタンノイに傾倒していた時代に、タンノイ(イギリス)の創設者の「ガイ・R・ファウンテン」氏が一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していたという話。

(タンノイG・R・Fという高級システムがあるが、ガイ・R・ファウンテン氏の頭文字をとったもの。)

タンノイの創設者ともあろう方が、最高級システムの「オートグラフ」ではなくて「イートン」を使っているなんてと、その時はたいへん奇異に感じたものだった。

総じてイギリス人はケチで、いったん使い出した”もの”は徹底的に大切にすると聞いているので「この人はたいへんな節約家だ」と思ったわけだが、ようやく今にして分かるのである。

何も大掛かりなシステムが全てに亘って”いい”というわけではなく「シンプルな響き」が「重厚長大な響き」に勝る場合があるということを。

さて、「このイートンの話はどの本に書いてあったっけ」と記憶をたどってみると、「ステレオサウンド」の別冊「世界のオーディオ〜タンノイ〜」(昭和54年4月発行)ではないかと、およそ想像がついた。

                    

手元の書棚から引っ張り出して頁をめくってみると、あった、あった〜。

本書の75頁〜90頁にわたってオーデイオ評論家「瀬川冬樹」氏(故人)がタンノイの生き字引といわれた「T・B・リビングストン」氏に「わがタンノイを語る」と題して行ったインタビューの中に出てくる逸話。

ちなみに、この瀬川冬樹さんがもっと長生きさえしてくれたら日本のオーディオ業界も今とは随分と様変わりしていたことだろうと実に惜しまれる方である。

話は戻ってガイ・R・ファウンテン氏が「イートン」を愛されていた理由を、リビングストン氏は次のように述べられている。

「彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです。(笑)」

(そういえば「ニッコー」とかいうブランドのアンプもあったよね〜。懐かしい!)

「てっきり私たちはオートグラフをお使いになっていたと思っていたのですが、そうではなかったのですか・・・・」と瀬川氏。

「これはファウンテン氏の人柄を示す良い例だと思うのですが、彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。」

「つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にしなかったようです。〜以下、略」

ファウンテン氏のこうした嗜好はオーディオの世界に”とかく”蔓延している「ステータスへの盲信」の貴重なアンチテーゼとも受け取れるが、30年以上も前からこういうことが指摘されていたなんて、今も昔もちっとも状況は変わっていない。

同じタンノイの「3LZ」とか「スターリング」とかの比較的小さなSPをいまだに愛用されている方が後を絶たないのもよく分かる。「音は人なり」とすれば、きっと良識があってバランスがとれた方なのだろう。 
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/da2fb86d6eeff815d3d3795c1c2ca6a6


50. 中川隆[-5675] koaQ7Jey 2018年2月10日 08:19:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

小は大を兼ねる - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年12月06日


1か月以上も前に登載した

「ウッドホーンの誘惑〜その4〜」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a57a507809b38fa7e894b371da61dd82

だが、その中で「クラシックとジャズの再生は両立してうまく鳴らせない」といった趣旨のことを述べておいた。

しかし、実を言うとオーディオは百者百様だし「はたしてこんなことを書いてよかったんだろうか」と、一抹の不安は拭いきれなかった。


すると、畏敬しているメル友の「I」さん(東海地方)から次のようなメールが届いた。(抜粋)

「ワンポイントマイク録音のクラシックとマルチマイク録音のジャズを、1台のスピーカーシステムで”ハイレベルで”具現するのは無理・・・と私も思います。

例えば、広く深い音場を再現するシステムで、マルチマイク録音のジャズ・ピアノトリオを再生すれば、センター奥にピアノが引っ込み、左のSPにベースが貼り付き、右のSPにドラムが貼り付き、不自然な3点ステレオ音場になってしまうはずです。

両方をそこそこにというのはあると思います。しかし、その状態は「音工房Z」の主宰が仰るように、「どんなジャンルの音楽再生にも対応するスピーカーです、というのは、どのジャンルの音楽も高度には再生できません、と言っているのと同じです」(だったかな?原文は忘れました)・・・私もそう思います。」

以上のとおりだが、これにはとても勇気づけられた(笑)。

「クラシックもジャズもうまく鳴ってくれる」というケースは、「ただし、両方とも高度な再生は出来ていませんが・・」というエクスキューズ付きなのだ。

もちろん、幸せ度からいくと「我が家のシステムは何でもうまく鳴ってくれる」という人が一番なのは議論の余地がないが(笑)、そういう人は別にしてクラシックもジャズも両方とも極めたいということであれば、どうしても2系統以上のシステムが必要となろう。

そういえば、ずっと昔大きな病院の院長さんだったK先生(故人:大分市)と親しくさせてもらったことがあり、とても広くて天井が高いリスニングルームにはタンノイさんのオートグラフとJBLのパラゴンが堂々と鎮座していた。

今となってはその時の音の記憶があまり定かではないのが残念だが、何だかとても大味な音だったという印象しか残っていない。アンプは、たしか

「マイケルソン&オースティン」の真空管アンプ「TV−A1」(KT88プッシュプル)
http://audio-heritage.jp/MICHAELSONandAUSTIN/amp/tva-1.html


だった。

定評のあるスピーカーとアンプをポンと設置して「いい音」が出てくれればこれに越したことはないが、実はそこからオーディオの危険な罠がポッカリ穴を開けて待ち受けていると、今となっては自信を持って言えるような気がする…(笑)。

特に広い部屋で鳴らすときのバランスのとり方は、つい最近の体験(「部屋の広いは七難隠す」)からして、一般的な常識が通用しないところがある。

それはさておき、以上は「クラシック VS ジャズ」というソフト側の視点から述べてみたわけだが、今度はガラッと角度を変えてハード側の視点から「大型スピーカー VS 中小型スピーカー」と見方を変えるとどうなんだろう。

たとえば大型スピーカーで大規模編成のオーケストラを聴いたり、ジャズを大きな音でガンガン鳴らす、その一方、ボーカルや小編成のジャンルは中小型スピーカーの出番といった調子。

こちらの方がむしろ一般的かもしれない。

我が家の例でいけば大型システム1系統と中小型システム3系統あるが、つい面倒くさくなって「大型システムで小編成を聴いたり」、「中小型システムで大編成を聴いたり」することがときどきあるが、面白いことに気が付いた。

前者の鳴らし方には違和感を覚えることが多いが、後者の鳴らし方にはすんなり入っていけるのだ。

つまり、大型システムの方がどうしても大味になって「つぶし」が利かない!

巷間よく言われる「大は小を兼ねる」とはとても言い難く、むしろ「小は大を兼ねる」ところがあり、あまりお金のかからない中小型システムの方に万能性があるところがオーディオの面白いところだ。

ただし、先日(11月12日)テレビで放映されて話題になった「シン・ゴジラ」の効果音は大型システムで試聴するに限ると思った。

音楽の再生にとって一番大切なのは「ハーモニー」だと思うが、それとは無縁のドド〜ンという地響きのような衝撃音のすさまじさはほんとうに心胆を震え上がらせた。映画の迫力はサウンド(効果音)次第で豹変するので、わざわざ映画館に行って観る価値は十分ありそう。

    

いずれにしろ、我が家の大型システムの出番はテレビ番組とオペラぐらいなのがちと寂しいが、それだけ中小型システムが充実している証でもあり、ま、いっか(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d8bb34aafa12aadd63639b63ef05760c

ウッドホーンの誘惑〜その4〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a57a507809b38fa7e894b371da61dd82

すでに、お忘れの方も多いと思うがこの表題の記事の後半に掲げておいた宿題がず〜っと気になっていた。

それは「テクニクスのドライバー VS AXIOM80(平面バッフル付き)」の聴き比べ。

先週、その機会がようやく巡ってきたので結果を記録しておこう。

もちろん独りでは心許ないので(笑)、いつものように仲間(二人)に来ていただいて、試聴しながら丁々発止のやり取りを行った。

具体的な実験の中味については画像を観る方が手っ取り早い。

             

ちょっと景色がゴチャゴチャしているので説明すると、一つのシステムを次のとおり二通りに使い分けしたもの。

1 3ウェイシステム「JBLのD130+テクニクスのドライバーホーン+JBL075ツィーター」

2 2ウェイシステム「JBLのD130+グッドマンAXIOM80」

はじめに1のシステムを試聴し、その後テクニクスのドライバーホーンを脇に押しやって、2のようにAXIOM80(平面バッフル付き)を載せてみたのがゴチャゴチャの理由だ。

実験の狙いは両者の優劣を決めるのではなく、それぞれプラス面とマイナス面があるので各自の意見を出し尽くそうというもので、最終的にどちらを取るかは(プラス面とマイナス面を差引きして)リスナーにお任せと相成る。

結論からいくと、1はジャズを聴くのであれば100点満点、クラシックを聴くのであれば80点ぐらい、一方、2はクラシックを聴くのであれば95点、ジャズを聴くのであれば85点ぐらいと議論が落ち着いた。

なかなか微妙な採点状況だ(笑)。

このうちハイライトは1の場合にジャズで100点、クラシックで80点と後者で大幅に点数を落としたことで、その一番の理由は「音の余韻が乏しい」ことに尽きた。

そりゃそうでしょう、音切れが早いのが特徴の金属のダイヤフラムを使ったユニットに音の余韻を求めるのは「比丘尼に求めるに陽物をもってするようなもの」(司馬遼太郎著「歳月」)だろう(笑)。

以下、いつものように独断と偏見を交えて勝手に言わせてもらうと、

クラシック音楽の鑑賞と余韻の表現力とは切っても切れない関係にあると思っている。

楽節の終わりなどでサウンドが空間のなかにス〜ッと消えていき、そこはかとなく漂う余韻と静寂に浸りつつ「ああ、いい音楽だなあ」と、一緒にその感興を楽しむところに音楽鑑賞の醍醐味がある。

余韻は教会やコンサートなどで天井や壁に当たって跳ね返ってきた間接音と、楽器からの直接音とが微妙に織り交じった音楽にはつきものだ。

その一方、ストリート・ジャズという言葉にもあるようにジャズは楽器から出た直接音を主体に楽しむ音楽であり、余韻なんてどこ吹く風だ。

そこで当然のごとく、問題が発生する。

音切れのいいダイヤフラムを使ったユニットはジャズでは抜群の威力を発揮するが、クラシックではそれが逆にマイナス面となって働く。「あちら立てれば、こちら立たず」で、今回がその端的な例となる。

一般的にリスナーを大雑把に分けるとすると「クラシック派」と「ジャズ派」、そして「どちらも聴く中間派」に分けられるが、自分のような、そこそこの「中間派」にとってはこれが一番困る(笑)。

もちろん「いいシステムともなるとクラシックもジャズも両方うまく鳴ってくれるはず」という根強い説もあるが、自分はこの説には与(くみ)しない。

「クラシックとジャズの両方を満足して再生できるシステムは難しい。」という思いが正直なところだ。一番いい例がタンノイさんのオートグラフで、これでジャズを聴こうなんて誰も思わないだろう。

この意見にはそれぞれに賛成、反対と分かれるだろうが、これまで「完璧なシステム」なるものをまだ聴いたことがないので現時点での断言は差し控えておこう。

まあ、そういうわけで本日は「テクニクスにするか、AXIOM80にするか」決定的な結論は出ず仕舞いで、むしろますます混迷の度が深まってしまった。

1で聴くジャズの爽快感はちょっと捨て難いし、それかといって我が家の場合、日常聴くのはクラシックが大半だしね〜。

オーディオを色分けして割り切るのはホントに難しい(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a57a507809b38fa7e894b371da61dd82


51. 中川隆[-5588] koaQ7Jey 2018年3月04日 11:29:11 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

生きる目的を見つけた人は、生き方がシンプルになっていく
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20180304T0137570900.html#QlFvzHp.google_plusone_ninja_m

本物はシンプルだ。

ニセモノの家具はすぐに壊れるが、本物の家具は100年でも平気で使える。ニセモノの建築物は20年で老朽化してボロボロになるが、本物の建築物は100年でも崩れない。

人は、人生のどこかでこのような「本物」を知れば、ニセモノには耐えられなくなってしまう。本物の凄みに圧倒されてしまい、他では満足できなくなってしまうのである。


世の中のあらゆるものが過剰になっていくと、逆に人々が求めるのは、シンプルなもの、最小限なもの、研ぎ澄まされたものになっていく。

面白いことに、過剰なものを一通り経験した人が最後に辿り着くのも、過剰なものが一切ない最小のものなのである。余計なものを捨てて、最後の最後に残ったものを愛でる。


シンプルになるというのは、付け加えるのではなく、要らないものを捨て去るという発想である。あれもこれもゴテゴテと付け加えるのではなく、逆にバッサリと削っていく。

絞り込み、捨て去り、余計なものをいっさい省き、無駄を排除する。そうやって「大切なもの」だけを残す。それだけではない。大切なものだけを残して、その大切なものを極限まで磨いていく。

磨き抜かれたものは、必ずシンプルなものになっていく。これは、ヒトでもモノでもそうだ。女性のファッションにしてもそうだ。

過剰なものからシンプルなものへと転換した時、女性もはじめて本当の意味の美しさを得ることができる。ただ多くの人はそこまで達観することができないので、やたらめったらと飾り立てて自滅していくことになる。


52. 中川隆[-7033] koaQ7Jey 2018年4月01日 16:03:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9712]

ウエスタンラボ札幌
http://wl-sapporo.com/

〒001-0904 北海道札幌市北区新琴似4条2丁目2-1
011-765-5561

店舗営業時間:平日:AM11:00〜PM8:00 (日・祝・祭日PM6:00)
定休日:毎週水曜日

メンテナンス・修理(復)・アップグレード
http://tubeaudio.net/maintenance.html

当店で販売いたしました製品はもちろん、他店で購入されました製品やインターネットオークションで落札されましたオーディオ機器の修理・メンテナンスをお請けいたしております。

修理させていただきます製品は基本的にメーカーや輸入ディーラーが修理しない製品・並行輸入品、修理不能品を行いますので、作業完了までの所要時間を頂きますことと、国産中古品の場合は一般的な中古市場価格よりも費用が嵩む場合が多く有ります。

旧QUAD製品(405-2まで) メンテナンスパックのお知らせ。

QUAD 405 405-2 パワーアンプ メンテナンスパックのご案内
http://tubeaudio.net/quad405mt.html


ブリティッシュサウンドとハイパワーの両立で多くのファンを持つ旧QUADの製品、しかし製造時期から既に30年以上経過しております。

現在修理依頼されてまいります QUAD405 の電解コンデンサーのほとんどが寿命を迎えており、交換時期に入って来ております。

また、発熱量の多い部分の半田が劣化し接触不良となっているものや、腐食割れも大変多く見られるためその修正も必要です。

現在異常なく動作しているものでも、劣化が進んでいることは確実ですので、この機会にメンテナンス(保守)を是非お考えください。

今回ご案内させていただきますのは、初段ICの交換、電解コンデンサーの交換、基板半田付けの全修正などを一通り行うメンテナンスパックです。

メンテナンス作業を標準化することで部分補修などの個体差を無くすことができ、また故障品と違いその故障原因を追究する作業がないため
作業時間を大幅に短縮させることができます。

そのため料金も一般的に行われます故障修理品(40,000〜50,000円)と比較し安価にすることが可能となりました。

QUADのアンプをお使いの方はスピーカーもESLやタンノイ、ロジャース、ジョーダンワッツと言った貴重な製品をお使いになられていると思います。

アンプを購入されてから一度も点検などされて無い場合はその貴重なスピーカーへのダメージを避けるためにもメンテナンスされることをお薦めいたします。

メンテナンスと言えどもやはりそこはオーディオ機器。音質はもちろん、使用する部品のグレード、半田にも気を使いたいところです。

基本パックでの交換部品は、オリジナルに準じた英国またはヨーロッパ由来のパーツを採用しますので、機器が持つ品位を損なう
ことも無いよう配慮しております。

尚、メンテナンス内容は特にご指定が無い限り405コースと、405-2のコースを基本メンテナンスコースといたします。

この機会にQUAD405メンテナンスパックを是非ご利用ください。


電解液が漏れ出し破裂寸前の寿命部品
(この様な危機的状況でも動作はいたします。)


基本サービス内容:初段ICの交換、各部電解コンデンサーの交換(10000MFD、47MFD、100MFD、10MFD)、基板半田修正
             トランジスター・ヒートシンクへの放熱シリコングリス再塗布、各部止めネジの増し締め、清掃、総合特性試験


使用部品:【405メンテナンスコース】
       LM301(NSC)、10000MFD→15000MFD(BHC)、47MFD→47MFD(BC Compornents)、100MFD→100MFD(BC Compornents)
       半田は英国マルチコア社または日本スペリアSN100C

       【405-2メンテナンスコース】
       TL071(STM)、10000MFD→15000MFD(BHC)、47MFD→47MFD(Rubicon)、100MFD→100MFD(BC Compornents)、
       10MFD(BP)→10MFD(BP)(NICHICON)
       半田は英国マルチコアまたは日本スペリアSN100C

      
料 金   :QUAD 405メンテナンスコース・・・・・・税込30,000円/台(返送分の送料込み・コレクト手数料込み)
       :QUAD 405-2メンテナンスコース・・・・・・税込32,000円/台(返送分の送料込み・コレクト手数料込み)

        ※ご依頼時の送料はお客様ご負担でお願いいたします。
       店頭持込、また銀行振込でのお支払いの場合も料金は同一といたします。 ※振り込み手数料はお客様ご負担でお願いいたします。
       また故障修理をご依頼になる場合もメンテナンスコースを選択していただくことで、基本コースの料金プラス交換部品代といたします。

受付時期:常時受け付けております。ご予約は不要ですが、御依頼時または発送時にメールにてご連絡頂けましたら幸いです。

納期:現在到着から7〜10営業日程度で発送(他機器修理品の着手時や業務状況により遅延する場合もございます。)

発送方法及び発送時期:クロネコヤマトコレクトサービス便にて当日発送(発送後伝票番号をメールにてご連絡いたします。)
                銀行振り込み・郵便振替をご利用のお客様はご入金確認後、クロネコヤマト宅急便にて発送となります。

配達時間指定範囲:特にご指定が無い場合は午前中といたします。
             その他、12〜14時、14〜16時、16〜18時、18〜20時、20〜21時のご指定が可能です。

その他:音質が落ち着くまで100時間程度必要です。【初めはやや固めの音質ですが次第に落ち着いてまいります。】

33や303など他機種のメンテナンスに付きましてもご相談ください。

メンテナンス依頼品の発送先:

〒001-0904 北海道札幌市北区新琴似4条2丁目2-1
ウエスタンラボ札幌 担当:鶉橋 までお願いいたします。
011-765-5561
http://tubeaudio.net/quad405mt.html


53. 中川隆[-7814] koaQ7Jey 2018年4月05日 21:09:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

クォードのスピーカー ESL-57  発売1957年


静電型スピーカーでオーディオ界にその名を轟かす英国・クォード社の初期の静電型モデルにして、1980年代まで主力だった機種。フルレンジの静電型(Electro Static Loudspeaker)スピーカー。

この機種が世界で始めての静電型、ではなく、ESL-53というモデルが前身だそうです。ピーター・ウォーカー氏による設計。

多くのレコード・レーベルや放送局がモニター として採用したという伝説的な機種。BBCのモニタースピーカーとして採択されたともあります。

この機種の後継機としてESL-63が1982年に発売され、一般用、業務用ともそちらに変更されていったようです。ESL-63もまた、この機種を超えるほど静電型の代名詞として君臨したのもご存知のとおりです。

ただ、57も本国ではなんと1996年まで販売されていたらしく、大変なロングセラーです。というのも、ESL-63発売後、いったん生産完了になったのですが、なんと愛好家がそれに反発?ESL-57がプレミア化したことで、クォードも再び生産・販売をしたというこれまた伝説的な逸話を持ちます。しかも、そのときにオリジナルでは1色だった外観にカラバリもできたのだそうです。

私自身はESL-63は聴いたことがあるのですが、57はないのです。どのように違っているのか、あるいは、違わないのか興味あるところです。

ダイナミックレンジ的な制約が大きく、大音量、大出力での再生ができないという弱点を持っている静電型。この機種は初期のものだけに、そのあたりの克服が弱く、ニアフィールドでの小音量に向いているらしいです。ただ、帯域内の情報量の多さはダイナミック型の比ではないようで、それがあるからこその存在意義でしょう。

最近のクォード社はそのあたりを高度に克服し、普通のスピーカーとして静電型を使えるようにしましたが、もしかしてそれでニアフィールドに向く要素が後退しているかもしれません。アンプは管球式のQUADUが向くなどとも言われます。

アンプはできるだけやはりクォードのものがいいようです。音色がどうとかだけでなく、過大入力に弱いためです。それを避けるには、社外品で過大入力の保護基板が発売されているそうなので、それを追加して他メーカーのアンプにすると万全なようです。そこまでしたくないなら無難に?クォードのアンプで行きましょう。

現代のPC/デスクトップオーディオとの組み合わせには大きさ的には向いていないかもしれませんが、ニアフィールドで小音量、という条件はPCオーディオ向けとも言えるので、置き場所さえあれば、ソース的には向いているかも。ただし、高域レンジは狭いです。

ヤフオクでの中古取引は動作品で10万円くらい。メーカーでのメンテは終了していますが、ショップなどメンテできるところはあるようで、まだまだ動作品はあるようです。カラバリ機だと新しいということになるでしょうか?

マッキンやアルテックのスピーカーのように何十年も前の機種ながら現役機器として取引され続けるオーディオ界の名機のひとつと言えるでしょう。また、ジャズ愛好家よりもクラシック愛好家に愛好される機器の代表でもあります。

メンテショップの内容や技術もすごいと思います。それだけ力の入る名機だと言えるのでしょう。

ヤフオク中古取引から相場・平均的な機器状態を読む(落札価格・入札数・落札日時) 2014年

140,000 円 15件 7月20日 茶色整備済み品です。ESL-57にはブロンズ、金色、茶色、ブラックと色々な色目の物が時代で存在します。この茶色のESLは日本では一番多い定番と言えるカラーです。

ESL-57は年数も経っており電気的な状態の良い物は滅多にお目に掛かれません。出品の物は年数なりの外観だと思いますが内部ユニットは全てオリジナルの良品に入れ替えてあります。電源ユニット、ネットワーク他全て整備チェック済みで現在不具合一切御座いません。
http://audio50classic50.blog52.fc2.com/blog-entry-915.html


2008年9月7日 QUAD ESL 63 Pro

フィリップスのレコーディングモニターとして活躍していたことで有名なエレクトロスタティックスピーカー

劣化が進んでいる個体が多いので、修理は大変だが、その価値のあるスピーカーである。

コンデンサー式のフルレンジでこれだけのまとまりのある音を出すのは凄い

電極形状とディレー回路により、球面波を発するように、巧妙な設計がなされている。

この63proは、プロ用の設計のためハンドル、ラバーのリング、サランネットなどで真っ黒な外装

いかにもプロツールらしい、かなりスパルタンな印象のスピーカーである。

モダンアートのような、不思議な緊張感のあるデザイン。

音はアンプ次第である。

球面波の形成のためにディレー回路が入っており、その回路による影響か

ESL57と比較すると、ダイレクト感と厚みに関して、やや後退しているように感じられる。

フラットレスポンスで聴感上の違和感は少ないものの、 下手をするとやや繊細で薄い音になりがちである。

従ってダイナミックな音と厚みを要求する場合には、アンプに相当な力がないと駆動しきれない印象がある。

MOS FETのB2102 MOS や管球の三極管シングルでは、実力を発揮させることは難しかった

(美しい音で、いかにもコンデンサーらしい、透明で、BGM的なソフトな音になる それはそれで良いのではあるが・・・やはり長期使用ではだんだんと欲求不満が出てくるのである  涙)

いろいろ試した結果、AMCRON MacroTech 600で好結果を得ている。

(コンデンサースピーカー専用のアンプというものも存在するそうであるが、とにかく通常のアンプでは引き締まったソリッドな低音や、彫りの深い立体音像の再生は厳しいと思われる。)

この63はかなり繊細な音が出るので、弦楽器はすばらしい

アンプとセッティングを一生懸命頑張ると、ピアノの再生もまた凄い。

背面に充分なスペースを空けることが大切で、やや近接して試聴すると音圧が上がって迫力が出てくる。

やや淡泊な音像ではあるものの、響板やフレームの感じもハッキリ出せる。

この辺のレンジの広さは、ESL57と比較して格段の進歩である。

ボーカルはニュートラルで、ちょっと聴いただけではごく普通の音であるが

音量を上げ気味にして、あるいはギリギリに絞って聴いているときに、時々本物の人の声が聞こえた感じがして、思わずギョッとすることがある。

トランジェントと雰囲気描写が抜群に良く、チューニング次第で、クリスタルクリアーな美麗な音も、厚みのあるしっとりした音も再生することが可能である。

全体にきわめてニュートラルな、ごく自然なナマに近い音である。

中小音量の再生では、リファレンスたりえる充分な資格があり、フィリップスが長年モニターとして採用した理由も頷ける。

現行製品の最新型は、フレームが強化され、ステーが追加されるなどデザインも一新され、音のエッジがやや明確になった印象がある。

これは音像や低音の明確さとして現れている。

全体にニュートラルな、現代的な方向のサウンドに変化している。

ただ、エレクトロスタティックの発声ユニット等の基本部分はそのまま踏襲していることから、音の差は意外に少ない。

整備をしっかりすれば、このQUAD ESL 63 Proも、まだまだ充分現役である。
http://vt52.blogspot.jp/2008/09/esl-63-pro.html


54. 中川隆[-7836] koaQ7Jey 2018年4月06日 08:45:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9985]

QUAD ESL63のDIY修理:螺旋館Blog 2013-06-16
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16

私はQUAD のESL63Proというスピーカーを長年使用しています。

このスピーカーは非常に音が良いのですが、内部の振動板は非常に薄い高分子系のフィルムで、過大入力やゴミの侵入によるスパークが発生し、フィルムに穴が空き、それが原因のノイズが発生します。ビー/ブーといったノイズがそれです。

また、ESL63は1981年、63PROが1986年発売の製品で古く、内部で使用されている接着剤が経年変化して電極の固定が失われ、バタバタとノイズ以上の音が出るようになっているものが、殆どだと思います。(いま出ていなくても、メンテナンス指定なければ時間の問題です。)

修理は基本的にエレメントの交換となり、2台のスピーカーを完全に修理した場合の代理店修理は50万円以上掛かります。

私は10年以上前からDIY修理を行なっています。(今だ修行中で、他人の修理のサポートをする余裕はありませんので、質問されても、修理方法の詳細に付いては、お答えできません。)

修理のためのパーツは、オーストラリアのER Audioさんで購入しています。

下記にQUAD ESLのエレメント(発音パーツ。ESL63 1台は2台のミッドハイ用のエレメントと2台のバス用のエレメントの、合計4枚のエレメントから構成されています。)の故障例を示します。


DSC02170.JPG

放電が原因と思われる電極板の焦げ目とフィルムの破壊。焦げ目は洗浄し、ラッカー等で絶縁します。


DSC01967.JPG

こういったフィルムの穴から放電が生じ、ブツブツ、ビーと言った、ノイズが発生します。フィルムにかかっている張力も落ちてしまうので、張り替えるしかありません。

DSC00567.JPG

導電塗料の色からメーカー純正のパーツのようですが、導電塗料の塗り方が間違っています。4隅の固定用のネジからのリークを防ぐために、ネジ周辺を大きく避けるように塗料を塗るのが正しい塗り方です。

このエレメントが原因で、ノイズはないものの、高電圧のリークが発生し、能率が落ちていました。


DSC02160.JPG

ジャージネットを取り外したESL63PRO。エレメントの保護フィルムが弛んでいるのが見えますが、これも音質面での悪影響があります、たるみが無いように、綺麗に張った状態にすると見違えたように音がクリアになります。(メーカー修理でここまでやってくれるかは判りません)


DSC02163.JPG

パンチングメタルを取り外した(これも、結構大変!)後、マイナスドライバーを差し込んで、保護フィルムを貼っているフレームを取り外します。保護フィルムの4隅はガムテープで補強されていますが、ゴム系接着剤が固化してぼろぼろになり、内部にゴミが侵入しやすくなっているので、これも交換前提となります。


DSC_0569.jpg

エレメント同士の結合部


DSC01973.JPG

ミッドハイ用のエレメント2枚。この構造と電気的なディレイ回路で球面波を実現します。


DSC_2186.jpg

電極を固定している接着剤が経年変化で劣化し、電極の固定が駄目になっている場合、症状が出ていない他のエレメントも呼称寸前と考えてください。エレメント4枚(ペアで8枚)の全修理が前提となります。ESL63の生産時期を考えると、ほぼすべての製品がエレメント全てのメンテナンスが前提の状況です。エレメント1個の修理前提で修理コストを軽く考えないほうが良いです。

エレメントを分解して、フィルムを除去し(たとえ、穴あきのない正常なフィルムでも!)古い接着剤カスを綺麗に取り除き、洗浄したあとで、電極を再接着する必要があります。かなり大変な作業で、手慣れた私でもエレメント1枚あたり1〜2時間必要です。


DSC_2188.jpg

電極を接着中。

DSC_2202.jpg

フィルムにテンションを掛けて、接着剤で固定します。最も緊張する作業。適切なテンションを掛けるための冶具は、現在も改善のための検討中です。 上記の写真の方法は、一般的なESL型のスピーカーのDIY修理の為の治具ですが、ESL63のエレメント用に充分に強く、かつ均一なテンションを得るためには、最適な方法とは言いがたく、現在、私は別の方法を実験中です。

適切なテンションが掛けられていない場合、本来の音質が出ないばかりか、ノイズ発生の原因になります。私の過去の失敗例だと、修理直後は問題なくても2〜3ヶ月経過した時点でノイズが出るようになることが多いようです。(非純正修理の業者に依頼する場合、修理後の保証期間について注意したほうが良いでしょう。)

DSC_2241.jpg

フィルムに導電塗料を塗る前の準備。


DSC04066.JPG

再組立。

私はESL63 1台分を組立前のエレメントの動作確認用のテストベンチ専用に使用しています。これによって、作業が大きく捗るようになりました。


最初のDIY修理時は、エレメント1枚の穴あきノイズのみ。電極固定の接着剤も性能を維持していたので、フィルム1枚の張り替えのみで済みました。今思えば、最初の故障がシンプルなものだったことは非常に幸運でした。


その後、接着剤の経年変化による電極の再接着や保護フィルムの張り替えを実践していますが、最初の修理で、そこまでやる必要があったら、修理を完遂させることが出来なかったかもしれません。ESLの修理も、要修理箇所が増えることにより、以前より敷居が高くなっていると考えて間違いなさそうです。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16


55. 中川隆[-7835] koaQ7Jey 2018年4月06日 08:54:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9985]

コンデンサ−方式スピーカーを修理しました。 - 草津の修理工房 2012/1/23
https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/2939890.html

コンデンサー方式スピーカーの修理にチャレンジしました!

大きなスピーカーが持ち込まれました。
横660×高さ925×奥行き270(mm) 底板150mmを含む
重量は18.7Kgです。

メーカー:QUAD
型名:ESL−63
QUAD社は1936年にピーターJウォーカーによって設立。[QUAD」とは、Quality Unit Amplifier Domesticの頭文字をとったものです。

つまり家庭用ハイクォリティーアンプの製作を目指す、という信念が込められた社名です。

世界中のオーディオマニアから高い評価を受け、トップブランドになりました。

修理依頼内容は、「ジー音が大きく出たり、パチパチ音が時々出る」との内容です。

早速診断にかかりました。まず、注意深く電源ONです。右用左用と2台あります。

◎コンデンサー方式スピーカーとは

2枚の固定電極板の間に薄い(3μm程度)フィルムを挟み、電極に相反する位相の電圧を掛けると、フィルムは静電気を帯びると共に電極に引き寄せられ動きます。
2枚の電極間にオーディオ信号(電圧)をかけると、その信号電圧に応じてフィルムが動くので、フィルムが空気を動かし音が出ます。このフィルムが振動膜になります。

振動膜の動きを効率よく動かすためと、オーディオ信号に忠実に追随して動かすために、2枚の電極間に高圧の一定電圧を掛けておきます。(バイアス電圧と呼ばれ3,000v〜5,000v程度)

この方式のスピーカーは平面から音が出ます。自然界の音は平面波より球面波が自然なので、QUAD社のスピーカーは同心円状から音が出るように工夫されています。

それは、固定電極を同心円上に8分割し、加える電圧のタイミングを少しずつずらせて加え、音が出るタイミングが同心円上に出るようなっています。

分解したスピーカー正面はこんな形です。

https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=2939890&no=2

分解した感じは、スピーカーユニットを保持するアルミ枠構造が簡単で頼りなく感じました。多分、重量を少しでも軽くするためと思われます。
しっかりネジを締め組立てれば頑丈なスピーカーとなりますが、木製ボックスに慣れている私にはやや異質に感じました。

では修理ですが、電源を入れてジーーーという音が強く出て時々バリバリ音が、まるで小さな雷が鳴っている症状です。

どこからこの音が出ているのか。耳をスピーカーユニットに近づけました。
4ユニットあるユニットの下から2段目が一番強く、しかし他のユニットからも出ている感じ。あちこちから聞こえます。

多分、構造上高いバイアス電圧が掛かっているので電極と振動膜の間、あるいは電極とアース間(アルミ枠)で放電しているのだと想定しました。

放電しているのであれば見えるはずと考え、部屋を暗くしてみました。
見える見える。パチパチやジーーーと火花が見える。(喜んでいる場合じゃない)


なぜ放電するのか?

湿度が高い。電極と振動膜が接近しすぎている。電極に突起が有る、電極と振動膜間に異物がある。など想定できます。
いずれにしても分解して、この目で確認するしかない。
スピーカーユニットはこれです。


https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=2939890&no=3


このスピーカー修理は、スピーカーユニットが不良である事がほぼ間違いないと判断しましたが、放電する原因の中に考えられる原因を1つ追加するとしたら、高圧のバイアス電圧が高すぎるのではないか。

しかし、手持ちのテスターで5,000V以上の電圧を測定しようとすると、テスターの内部抵抗が500KΩしかなく、コンデンサー方式の固定電極とグランド間は無限大のインピーダンスなので、テスター棒を当てたとたんに誤差が大きくなり正確な電圧が測れません。

テスターのインピーダンス(抵抗)が数百MΩの高圧測定プローブ(測定端子)が必要です。

残念ながら高圧測定プローブが無いので正確な電圧測定は出来ませんでした。

高圧を発生させる回路の部品をチェックして、この回路は正常であるとほぼ確定しました。

高圧発生部分はここです。

https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=2939890&no=4

スピーカーユニットを交換すれば直るのでしょうけれど。1ユニット5万円ほどするので合計20万円の部品代。ユニット部品交換はあきらめました。

では、ユニットを分解し固定電極に不良箇所が無いかどうかチェック、振動膜は破れているので交換、その他異物チェックなどする事にしました。

穴の開いた固定電極は、突起部分と思われる微小突起をサンドペーパーで磨きました。電極と言っても、プラスチック枠に穴あきプリント基板(ユニバーサル基板)で、内側(振動膜側)に何か乳白色の樹脂が薄く塗布されているものです。この樹脂は何のために塗っているのか解りません。放電防止用樹脂か?

次に振動膜の張替えを実施。またこれが難しい。

フィルムに適当な物が無かったので、最初は食品を包むラップで試しました。
全くうまく張れない。薄さは良いと思ったのだが。

次に薄い薄いビニールを探しましたが、有りませんでした。

最後に別ルートで探す。入手したフィルムは工業用25μmのもの。(ポリイミド)これが良いのかどうか不明。

張替えが難しかった理由は、均一に強く張る作業です。2人作業でユニットのプラスチック枠周囲に両面テープをまず張って、その上にフィルムをかぶせるのですが四方から2人で引っ張りながら慎重に重ね張付けても、手を離すとフィルムは緩んでダブダブ。

2人分の手(4箇所)から引っ張った形が残る。
やり直しです。

いい事を考えました。スピーカーユニットより一回り大きい木製の枠を作り、それの周囲に両面テープを張り、フィルムをまずこの枠に張付けます。この枠であれば張付けた後、フィルムを外側に少しずつ引っ張れば順次張りが強くなっていきます。ピーンと張れました。

そして、この木枠をスピーカーユニットに重ね張付けます。・・・・成功
中心近くに2箇所、電極たわみ防止用の支持箇所があるので、その部分は事前に穴を空けておかなければなりません。

その後、フィルムに導電性カーボンのグラハイト スプレーをフィルム表面にスプレーしました。これも工業用。これが良いのかどうか不明です。

https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=2939890&no=6

4ユニット全てを分解したら振動膜に放電の形跡が有ったので、思い切って4ユニット全て同様処置をしました。(友達に手伝ってもらって優に1ケ月かかりました)

これで直ったかどうか組み立てて電源ON。

とたんに、ジー−−−−・・・・・ バリ   バリ
前よりは少なくなりましたが、まだ直っていません。がっくり。疲れました。
一旦、休憩です。
つづく


コメント


イヤー あっぱれな修理記録です。

私も長年(約35年)ESL57を使用して来てまして、最近では
左右の音圧も音質っも異なっており自力で修理を考えてます。

貴殿が行った修理はほぼ正しいやり方だと思います。
プロでもこれと似た様な事をやっていて、ただ異なっている
のは木枠での引っ張り治具が機械式になっている点だけです。

・振動膜は海外を調べて見ると専門のフィルムがある様です。
・静電塗料も上記とKITで販売されている様です。

私も何とかチャレンジしたいと思っておりますので是非
追加修理をして下さい。
2013/10/29(火) 午前 7:53 [ Yさん ]

コンデンサースピーカーはやはり難しいです。依頼主から修理金額制約されていますので直せるかどうか。? もう少し勉強します。
2013/11/21(木) 午後 6:54 [ 草津の修理工房 ]
https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/2939890.html


コンデンサー方式スピーカーの修理続きです!
https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/3133705.html


スピーカー内に4個のユニットが有りますが、どのユニットも多少なりの放電が認められるので、放電する共通の原因は何か考えました。

1、バイアス用に5,000Vの高圧を固定電極に掛けていますが、この電圧が大幅に
高い。

2、振動膜に塗布したカーボンが正規のものでない。

3、塗布したカーボンの量が多いまたは少ない。

4、振動膜の張り方が弱く、そのため膜が垂れ、中心付近で固定電極に近づきすぎ
ている。

5、固定電極の内側に乳白色の樹脂状膜が塗ってあるが、これが放電を防止して
いるとすれば、軽く削りとったこと。

6、電圧を掛けるために、ユニットの分割している部分毎にリード線で配線している
が、その配線が間違っている。

7、振動膜張り替える途中で、室内に漂うゴミが混入した。

などが考えられますが、


1は、高圧測定テスターが無いので判定不可。

2および3は、情報不足でどのようなカーボン塗料が良いのか判らない。

4は、これ以上強く張る技術(技能)が無い。また、これ以上強く張ると膜が破れる。

5は、やはり情報不足で解決策なし。

6は、分解しながら写真をとったので間違っていないはず。


こんな写真。

https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=3133705&no=0


2番目ユニットと3番目ユニット間の接続



https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=3133705&no=1


バイアス電圧の配線

https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/GALLERY/show_image.html?id=3133705&no=2


共通のアース配線(黒色リード線)


7は、室内での作業ですが、ほこりっぽくはないです。しかし、フィルムに静電気
を帯びるので、加湿器で湿度を約50%くらいにして作業しました。

コンデンサー方式のスピーカーを修理するのは初めてなので、知識の集積がありません。

ネットで調べても詳しい内容は見つかりません。

ただ、スピーカーユニットの修復はたいてい本家のイギリスQUAD社に送るようです。
日本国内にも修理できる人がいるようですが、このノウハウを教えてくれる訳がありません。 

◎でも、気を取り直して再度振動膜を張り替える事にしました。

  同じ材料しか無いので同じ方法ですが、今度はカーボンの塗布量を増や
しました。そのほうが静電気が均一に帯電すると思ったからです。

結果は・・・・・・・〜〜〜〜〜 同じでした。

☆修理依頼者に、スピーカーユニットを交換するしか無い旨連絡すると、高額な修理代となるので修理はしない、との事。
あっさり断られました。

嗚呼 残念 無念。フィルムやカーボンや両面テープ、クッション材など購入して、いやいやそれよりも振動膜を強く張るため、スピーカーユニットより一回り大きい枠を作った(友達に作ってもらった)努力、修復に費やした時間がもったいないのですが、この費用を請求するにはスピーカーが直っていないので気が引けます。

結局、自分の勉強のためと割り切りました。手伝ってくれた友達には悪いことしたと思っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/yamakuni_90kiru/3133705.html


56. 中川隆[-7834] koaQ7Jey 2018年4月06日 08:58:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9985]

QUAD ESL2905 中古名機紹介 人気静電型スピーカーの現代版!2017年06月02日
http://audioon.blog.jp/archives/1066262171.html


生産完了オーディオ製品情報。中古市場で高く評価される名機を紹介。ESL2905はクォードによる静電型スピーカー。価格はペア180万円、発売2006年。

言わずと知れたオーディオ界の名機、ESL-63の流れを汲む静電型スピーカーの2000年代の新機種。同時発売のESL2805は下位機。この前にESL988/989もありました。

クォードの静電型はESL-63を個人で所有している方のを大分昔、時々聞かせてもらえる状況にあったので多少はわかります。ダイナミック型ではあり得ない繊細な表現力は魅力でしたがいかんせん低音が弱い、ダイナミックレンジが狭いという印象はありました。愛好家の方はそれを補強する措置を取ることも多かったようですが(音楽評論家の歌崎和彦氏など)、私が聴いたのは特に対策はされていませんでした。アンプはもちろんクォードのセパレートでした。

ESL2905/2805はESL-63の弱点を最初から対策済みで出してきたような製品らしいです。音は好みに合うなら文句なしのようですが、やはり静電型特有のメンテナンス性も考えないと所有は難しそうです。そのあたりの事情も考慮しないと中古で買っても泣きを見そうです。そもそもクォードの静電型は日本の気候に合わないという意見もあり、根本的に考えされられます。

現在さらに高価な後継機ESL2912/2812が出ていますが、さすがに高価になりすぎな印象ですし、筐体も大きすぎるような…。

型式:フルレンジ エレクトロスタティック
出力音圧レベル:86dB(2.83V RMS/1m)
定格インピーダンス:8Ω 最大許容入力:55V
周波数特性:28Hz〜21kHz 消費電力:6W
外形寸法:695W×1430H×385Dmm 質量:41.6kg

1: Peter James Walker 2007/02/17(土) 17:39:25 ID:v/Xd84Fl


新ESLシリーズや管球アンプの復活、ブックシェルフスピーカーの好評など、
最近活発な動きをみせる家庭用オーディオシステムの孤高の名門QUADについて情報交換しましょう。

QUADでなくてもリビングで楽しむ小粋なオーディオの話題や、音楽の話題、郷愁を誘うシステムなどの話題も適当にどうぞ。
お約束の言葉は、「この音にどこか不満でも?」

関連サイト、過去スレ、関連スレは >>2-10 あたりに。


引用元: ・【クォード】  QUAD  No.3  【小宇宙】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/pav/1171701565/


46: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/17(土) 08:46:32 ID:zEfarENw

2905や2805を使っている人のインプレ聞きたい。

48: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/17(土) 18:29:49 ID:To+8D6pr

>>46
よくこういう書き込みが出るけど、インプレが出てこないね。

49: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/17(土) 19:52:54 ID:b5nL46+W

 >>48
 結局、日本の住居環境でESLを使える人はかなり少ないという事なん
 でしょうね。
 うちの場合はスペースもそうだけど、経済的にも厳しい...orz

50: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/17(土) 20:02:15 ID:To+8D6pr

最低15畳位はないとだめと言うしね。

51: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/17(土) 22:49:29 ID:zEfarENw

ニアフィールドで浴びて聴くっていうのはどうなんでしょうかね?
一応洋間フローリングでなんとか12畳はあるんですが。

アンプへの負荷はやっぱりかなりきついんでしょうねえ。
Two-Fortyでのドライブはかなり好印象でしたが、
ソリッドステートとの相性はどうなんでしょうか?

ESLは高周波でのインピーダンス低下で、
やっぱりパワーアンプのパワーリニアリティが
ピュアリニアじゃないときついような感じもするんですが...


52: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/18(日) 02:57:57 ID:V1v/oOoD

ESLは一度部屋に入れてみたいんだけど、壁から離さないといけないのと、コンセントが必要
ってので、なかなか手が出しにくいだよな。。。

53: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/18(日) 07:01:07 ID:ToJAi65g

>>52
確かにそうですね。両面放射なので部屋の音響特性もかなり受けそうですし。
ESL自体の高い昇圧にかかわってくるので、
引いてくる電気のクオリティも気を使いそう。
下手するとブレーカーや屋内配線や壁コンまで手がかかりそうな...
金食い虫ですな。


63: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/20(火) 14:01:37 ID:byZUXxXT

かあさん、あの美しかったQUADはどこへ行ってしまったんでしょうね。

70: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/28(水) 06:53:02 ID:4RGUTAis

ESL型は普通のダイナミック型と比べてデリケートなのは事実
使っているマーティンローガンも5年目に振動膜を張り替えた
両方張り替えて確か8万円弱だった
そのときはかなりヘビースモーカーだったが、一番の原因はタバコのヤニだった
タバコをたくさん吸う人は気を付けたほうがいいですね
今はリスニングルームは完全禁煙にしている
近々2905購入予定だが、張替え費用は重要
どんなに丁寧に使っても何十年も全く張替え無しっていうのはあり得ないから

71: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/28(水) 22:25:44 ID:T0Ez32Wk

>>70
5年で張り替えですか…
ただ、両方張り替えて8万円弱というのは意外に安いですね。
クォードの場合は、片側で何十万円という話しをどこかで聞いた覚えがあるので、
タバコも吸わず、梅雨のない地方だとしても、どんなに頑張っても
10年持たせるのは無理だとしたら、購入は諦めざるを得ないかな。

72: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/03/28(水) 22:32:38 ID:ZSIMPM0L

部屋は広くないといけない、張替えの費用は高いわ金持ちじゃないとESLはむりだな。

74: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/03(火) 06:42:59 ID:qzIKKgF7

最新の2905でESLパネル6枚全とっかえで、30万円
2本で60万円
ロッキーの正式回答
2805だったらパネルは4枚だからもっと安い
タイムディレイ回路のある
中心部分のパネルがやっぱり高いんじゃないかね
クォードの場合、マーティンなんかと違って、
振動膜のみではなくエレメント含めて
電極パネルごとの取替えになるから
まあ高いのはしょうがないだろう


75: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/03(火) 08:07:03 ID:K2kz7JiB

一気に萎えた

76: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/03(火) 09:50:38 ID:muC0aT0f

数年に一回メンテ代30万,ってのは
毎年オーディオに200万以上使ってるような人なら
たいして気にならない額。そういう人向けの製品。

77: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/03(火) 10:31:12 ID:qzIKKgF7

>>76
それはちょっと大袈裟過ぎだ
ちなみに29シリーズは普通に使っていれば10年〜15年は持つ
使用時間が短かければもっと長いだろう
これはロッキーが保障している
耐久性は63proから相当に改善されているとのこと

要は使いこなし
確かにESLは言ってみれば空気清浄機のようなものだから
通電させていれば埃やチリを付着させてしまう
それを極力避けるために新ESLには2ステージのガードがあって
まずは外側のサランネット、ここで大き目の埃やチリをシャットアウト、
その次にクォードが独自に開発したダストカバー
(素材は不明だが極めて薄いビルールのようなもの)で
微細なチリを取り除く
よってエレメントユニットまで到達する
埃やチリはほとんどないといっていい

とは言いつつ使わないときは必ず電源をオフったほうがいい
これで相当持ちが違うだろう
一番の大敵は湿気だね
梅雨時は気をつけたほうがいいだろうね


92: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/05(木) 22:30:25 ID:E3KV29xY

パネルの交換費用も明示しようとしない販売代理店の
普通に使えば10年乃至は15年、或いはそれ以上持つなどという説明を
>>77がなぜ肯定的に受け取っているのか不思議。
実際に同一機種を同一期間使ってきたというのならまだ話しは分かるが。
買い手側が求めているのは、そんな当てにならない空手形ではなく、
購入後の保守費用や保証に関わる事項をきちんと示すことことだろう。
また、ポンと置いて後はどうでもいい人や洗車を一切しない人を引合いに出して、
そういう人には薦めないだの所有しても不幸だのと言うのも、
話しを敢えて極端な方に振って論点ずらししているようにしか見えない。
これでは、やはり擁護発言と言われても仕方がないのではないか。

93: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/06(金) 08:55:10 ID:OFkXgrvc

>>92
だからあんたは買わなくていいんだって。

78: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/03(火) 20:45:50 ID:xbeGEz0l

新しいシリーズも実際に時を経てみないとわからんな。
何せ63の悪いイメージがこびりついてしまっている。

81: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/04(水) 08:43:00 ID:q+n+Mkhu

大体いつもこのような擁護発言が出てくるんだよね。
でも商品として問題があるから売れないし、狂信者の発言で終わってしまう。
もう少しメーカーにはしっかりしてもらわないと。

86: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/05(木) 00:12:33 ID:Jbj62jPm

>>81ほか
別に漏れはクォードの狂信者じゃないよ
メーカーにしっかりしてもらうのではなく、これは代理店の問題
代理店がESLパネルの交換費用等は明記すべきとの指摘はそのとおり
ロッキーが代理店ではあまりにも弱すぎる、クォードがかわいそうだ
漏れが2905を買ったのは、音が素晴らしいから気に入ったってだけのこと

でも確かに車庫が青空駐車ではESLは無理かもしれない
いわば車庫は部屋のアコースティックと同じだから
車庫すら持たない、洗車も一切しない人がESLを持つのは不幸かもしれない
ESLはカローラじゃないんだから
カローラが悪いという意味ではなく
望む目的をどこに持つかってこと
しょせん、オーディオなんて趣味なんだから
なくたって暮らせるわけだし
クルマみたいに人に自慢するもんでもないしね
しょせん自分で自己完結する世界なんだよね

88: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/05(木) 11:20:14 ID:OcVqL5Fp

>>86
ESLを(無理はあるけど)車に例えれば、大昔のジャガーって感じだか?
初代ESLの時代なら製品として許されただろうけど、今時どうかと思うyo。


89: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/05(木) 13:15:29 ID:Jbj62jPm

ここってひがみの人が多いスレですね
>>87>>88って
ESL2905ちゃんとした環境で聴いたことあるんですか?
マイナスエネルギーがすごい
退散させていただきます
ほかの健康的なスレにいきます

82: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/04(水) 08:52:45 ID:kJJ+IQZm

普通の電化製品より長いくらいの保証期間をつけないと
あの値段だから買いにくいな。
交換費用についてもメーカーは明記すべきだと思う。

83: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/04(水) 10:38:49 ID:6NWqjeih

だから最初からあなたがたに売るつもりはないんだって。

84: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/04(水) 20:52:09 ID:xzt0iOtg

>>83
反論できず悲惨。

85: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/04(水) 22:52:40 ID:Ycpkizsa

車庫をもっていないのに高級車を買う馬鹿

90: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/05(木) 15:31:12 ID:/ewZnp1I

ピュアAU板に健康的なスレなんかあるわけないだろ。
趣味自体をスポーツとかもっと健康的なものに変えろ。

116: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/13(日) 01:16:32 ID:+B3r1g99

ESL2905がヤフオクに出てる
欲しいけど、買えない、金ない

519: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/19(金) 02:08:28 ID:t99Es+LM

QUAD製のESLスピーカやダイナミック型スピーカの他にSpendor製
スピーカを推奨していたね。QUAD社は。

あと、LS3/5aとか。ちなみにQUAD 33/405で今使っているのは、
Spendor LS3/5aとQUAD 11L、SpendorからのOEMで10Lという
が有ったが、欲しかったなぁ・・・

ESL2905、お金が有れば欲しいなぁ・・・

520: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/19(金) 16:25:19 ID:ZvsFF3+G

QUADがブランド売って別の会社になってるって知らない人が居るんだ。

ESLも海外の修理サイト(業者)とかを見ると分かるけど、評価、修理等
されてるのは本国製の63PROまでだよ。
以降の物は話にも出てこない。
ESLの製造機材もドイツに売られて現在修理もドイツだしね。
ESL2905に高額出して買う意味があるとは思えないなぁ。

525: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/09/20(土) 08:07:42 ID:5+le9qlB

ま、愉しく聴こうや

557: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/15(土) 01:38:05 ID:5BW0FEoo

現行のESLと63を比べたら63の方がいいでしょ。
海外のESL関連のサイトでも最近のモデルの事は話題にも出ないですよ。
63ばらして低音パネル現行機のように4枚にしてる人とかもっと強烈な
8枚とか結構居ますね。


558: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/20(木) 09:14:51 ID:OklOsiow

そりゃその時代の音が好きな人はその時代のものがいいだろうよ。
比べるだけ無意味。

559: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/21(金) 01:12:10 ID:nGSpZiYP

現行ESLが新しい音がするって?
聴いた事無いんじゃない?

560: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/11/21(金) 10:45:42 ID:kyN3cuhW

ESLの話題は荒れるので別スレでお願いします。
http://audioon.blog.jp/archives/1066262171.html


57. 中川隆[-7831] koaQ7Jey 2018年4月06日 11:21:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9985]

DRACの末裔による徒然の日々 QUAD ESL-63

引っ越しオーディオ機器 DRACの末裔による徒然の日々 2017-07-06

プリアンプ:ハーマンカードン薄型、ヤマハC2a、アキュフェーズC-220
パワーアンプ:ハーマンカードンHK87、インナーサウンドE-300
SP: QUAD ESL-63 、ヴィクターSX500、ヤマハNS-1000
https://sawyer.exblog.jp/24737803/


QUAD、ESL-63に惚れ直す 2007-01-25
https://sawyer.exblog.jp/4621833/

このところ、調整が上手く行ったYAMAHA NS−1000で音楽を聴くことが多かった。

CDでも、LPでもYAMAHAは、かつてないほどの音楽を聞かせてくれて、このSPの潜在能力の高さを思い知ったのであった。

ショルティとVPOの「指環」のLPでは、「ワルハラへの神々の入場」の金槌の音も、ジークフリートの葬送行進曲の最強部の音も、CDを凌駕する音で鳴り響いてくれるようになり、ダイナミックタイプのSPの底力をも感じることとなった。
35年かかってようやくここにたどり着けたのだから、あきらめないでよかったと思うこのごろだ。

ここ数ヶ月聴くことの無かったQUADを改めて聴いてみようと言う気が起こったのは、ヴォーカルの再現性を再確認せんがためであった。

何を聞こうか迷った挙句、取り出したのは、「ベーム」がBPOを振った「魔笛」のLP。

ソプラノの最高音やレチタティーボに代わる「台詞」、そして序曲におけるベームのユッタリ目のテンポ設定での木管を強調した演奏の再現性を見たかったことによるものである。

ザンフィルフルート≒パンフルートの音、グロッケンシュピーゲルの再現性など、オーディオ的にも聴き所は多い。

聴いていて、思わずうなってしまった。
QUADがこのようなすばらしい音で鳴っていたとは!

YAMAHAと比較するのも、おかしな話だが、そして妙な表現で恐縮なのだが、QUADで聴く音楽は、「気を抜くことのない安心感」がある。

「気を抜くことが出来ない」のは、まさしく音ではなく音楽が、音楽的な音が表現されているからであり、音楽的な音とは、生命感ある音、音が生きているからである。

YAMAHAの音もオーディオ的な「良い音」から生きた音に変貌してきたが、音と音の間に、僅かではあるが角張ったものを感じることがあるのに対し、QUADでは、それがまったく皆無で、非常にリニアなつながりを見せる。
したがって「ハラハラ、ドキドキする」ことは、YAMAHAにあっても、QUADではそうではなく、かなり自然に音楽に引き込まれる・・・・QUADはそのような感想を持つにいたることが多い。
https://sawyer.exblog.jp/4621833/

40年の音-音楽室風景 2005-06-28
https://sawyer.exblog.jp/1045448/

小生の書斎兼音楽室兼仕事部屋である。最近片づけをサボっているので多少見っとも無いが、15畳ほどの広さで、20年ほど前に母屋の隅に増築した。転勤族だった小生は、それまで部屋探しの第一条件に「音」を最優先にして、家族を犠牲にしてきた。しかしそれでも満足な音のする部屋に出会うことはなかった。部屋に着目する以前には、良い音を求め、オーディオ装置をアレコレ入れ換えてはためした。SPケーブル、ピンジャックケーブル、インシュレーター、音響調性材をはじめとした、アクセサリー類から、音の入り口から出口に至るまで、大変な手間隙とコストをかけてきた。

「生」の音の追求などという大それたことは、はじめから考えてはいなかったが、学生時代に下宿で聞いていた、STAXの管球式プリアンプとイヤースピーカーの音が刷り込まれていたから、小生の理想はそれらの持つ、「空気感」ともいえそうな「音」になった。もちろんタンノイやボザーク、グッドマンズ、ヴァイタボックスなどのイギリス系統の音にあこがれなかったわけではないが、小生にとってSTAXの音は絶対だった。

苦節37年機器の入れ替えは、全くといっていいほどなくなった。ほぼ満足のいく音環境が得られ、漸くソースを聴くことに専念できるようになったからである。
オーディオ機器自体はそれほどたいしたことはないのだが、時間の経過とともに、音が部屋となじんできて、とてもよい音響空間となってきた。機器類のマッチングも重要な役目を果たしたのだろう。

古くから高級オーディオで聴いているDRACの友人が、この音を聴いてビックリして帰っていったというエピソードがある。その男はオーディオも「生」に対しても一過言ある京都の男で、昔から高級オーディオで音楽を聴いていたから、お邪魔してグッドマンのAXIOM−80の芳醇な音を聞かせてもらったものだ。ショルティの「指輪」全曲マラソン視聴も実施したことがあった。

我が家で、1960年代のカラヤン・VPOのベートーヴェンの7番、彼が持参した70年代のカラヤン・BPOのベト全、そしてLPからベーム・VPOの「新世界より」を聴いた。聴き進むうちに、小生が一押しのカラヤン・VPOの7番の出だしの音に驚愕した様子が、彼の表情から、伝わってきた。

「QUADがこのようなよい音で鳴るなんて到底、信じられなかった。自分の音と比較してしまい、ショックでしばらく立ち直れなかった」・・・とメールが来た。
彼はタンノイのGRFを、マランツ7とクレルのアンプで鳴らしている。

小生もQUADを「クレル」のアンプで駆動したことがあったので知っているが、馬力こそあれ繊細なところに欠ける感じがした。何でタンノイにクレル?と聞くと、誰かに薦められた・・・というので、タンノイのように能率の良いスピーカーには、出力は低くても、裸特性のよい菅球式アンプが良いのではないか・・・といっておいた。

Commented by sawyer at 2006-09-15 14:34
岩見さんQUAD63の音は素晴らしいですよ。ただしアンプを限りなく選び・・・・QUADのアンプでも力量不足ですから、A級の超ど級アンプか、小生使用のアンプが最適です。

もう一つ注意点として、適切な環境で使用しないと、振動板がすぐに破損しやすくなります。
背後の壁から最低でも50cmは離して設置しなければならないので、部屋も選ぶ厄介も仁尾fですが、承知で使えば、えもいわれぬ音を出してくれます。特にヴォーカルにはこれに勝るものは無いと思います。

Commented by 岩見茂美 at 2006-09-15 22:05
QUAD63は、日本の湿気の多い環境ではかなり厳しそうですね。アンプを選ぶスピーカーであることもある程度理解しています。
容量の大きい純度の高いアンプが必須のようですね。


Commented by ワンダーソリトン at 2006-09-25 21:39
QUAD63を、他の方のブログの中で見るのは初めてです。
苦楽を一番ともにした、スピーカーを、他の方のリスニングルームで見かけるのは、感慨がありますね。

それも、プロタイプではないですよね。同じです。

使い始めの頃、これでよく、ROCKを鳴らして、オーディオ仲間に驚かれました。
現在、他にも多くのスピーカーを使用していますが、他は皆、ダイナミック型なので、聴くと異次元の音楽模写で、目が覚めます。

Commented by sawyer at 2006-09-26 11:25
QUAD63には、ずいぶんてこずりまして、ようやく満足できる音になりました。
このSPがイギリスで家庭用として使われている・・・というのは信憑性にかけますが、この魅力には勝てません。


Commented by ワンダーソリトン at 2006-09-28 18:50
イギリスの高額で趣味的なメーカーは、ほとんど海外向けと聞いています。デンマークのメーカーも同様らしいです。
クォードも現在グループ企業入りし、独立した企業にはなっていないようです。
最近、新しいクォードのコンデンサースピーカーを聴きましたが、あまり好きになれませんでした。
2代目の経営者になっての音傾向は、まるでナカミチの2代目の変遷のような感じです。
https://sawyer.exblog.jp/1045448/


40年の音-QUAD・ESL-63 2005-06-29
https://sawyer.exblog.jp/1045459/

写真は1983年に入手したQUAD-ESL-63である。
1963年に開発が開始され1981年発売開始、それから当時・・・1995年ごろまで全くモデルチェンジしない、イギリスの頑固さの象徴的SPで有る。STAXと同じ技術で作られ、ふくよかでナチュラル、臨場感、奥行きの表現が得意と定評があった。。

入手したときは、マンションの一室で、LUXの150WモノアンプB-12×2台で駆動していたが、インピーダンスが低くなるとアンプが悲鳴を上げ、回路をシャットダウンするのと、湿気が多い梅雨時には、スピーカーがリークし、ジーツと音を立てることが多く、狙いの音が出なかった。

アンプをハーマン・カードンに変えて、シャットダウンは無くなったが、音は相変わらず・・・・想像を超えた硬さであった。

この難しいSPを手放してしまおうと、何度思ったことだろう。イギリスの家庭で使われていると聞いていたこのコンデンサーSPが、こんなに厄介なものとは、思っても見なかったのであったが、ある「アンプ」とであってその音は見違えるように、よくなったのである。
https://sawyer.exblog.jp/1045459/

40年の音-パワーアンプ 2005-07-08
https://sawyer.exblog.jp/1045543/

このアンプと出会わなかったら、QUADは決してよい音で鳴ならなかっただろう。

https://sawyer.exblog.jp/iv/detail/?s=1045543&i=200506%2F22%2F63%2Fd0063263_949396.jpg

雑誌にほんの少し紹介されていたので、問い合わせ、デモしてもらって・・・これなら良いと納得の上手に入れた。

米国のガレージメーカー「インナーサウンド社」のコンデンサーSP専門アンプ。
1Ω負荷で800W以上の供給量になる。ワットでなくヴォルテージ駆動アンプだという。

純A級アンプではとてつもない重量とコストがかかるがそれと同等の性能を持ったアンプが、なんとその半分以下で入手可能という。米国での実験データとヒヤリング評価データが添えてあった。資料を見ただけではとてもじゃないが、信用できないので、持ち込みデモを依頼すると、快い返事が返ってきた。

結果は◎、今まで味わったことがない良質な音が目の前に出現した。

QUAD ESL-63の潜在能力が漸く発揮できたのだ。・・・・QUADのアンプで鳴らしたり、高価な一流メーカーのA級アンプで鳴らしているのを随所で聞いてきたが、このアンプには脱帽。・・・・こうして我が家の主力アンプとなったのである。
https://sawyer.exblog.jp/1045543/


QUAD、ESL-63用アンプのこと 2007-01-26
https://sawyer.exblog.jp/4627670/

QUADのコンデンサーSPは、ユーザーの方でも知らないような潜在能力の高さを持っている。

小生の経験では、当初このSPの本来の姿は、「フワッと柔らかで、臨場感があり、透明感がある、しかし大音量では使えなく、したがってヴォーカルや室内楽には向いているが、大編成のオケが活躍するシンフォニーでええは力不足」であるという激しい誤解をしていたが、低負荷・・・TΩでも供給能力が高いアンプ・・・例えば純A級のアンプで、8Ωで100Wでも4Ωでは200Wさらに低負荷の1オームで400Wを供給する能力があるアンプが望ましいことを知ることになった。

そういう意味ではQUADのSPの能力を十分発揮させるためには、同じQUADのアンプでは役不足であった。405-2や606ではそこそこ良い音は出てはいたが、一般の風潮どおり、ブルックナーやマーラー、そしてワーグナーは少ししんどい。

「ハーマンカードン」の擬似ブリッジ接続を教えてもらって、試しはしたがどうも満足する音で響いてくれない。「クレル」も試したが、「ハーマンカードン」同様、アンプがクラッシュすることはなくなったが、高域の再現性に問題を抱えた。

世間では、真空管アンプでの評価が高かったので、300Bシングルプッシュでドライヴするも、静かに音が出てくるのみ、を経験することになった。

https://sawyer.exblog.jp/iv/detail/?s=4627670&i=200701%2F26%2F63%2Fd0063263_18143480.jpg

そんな折、オーディオ誌のページの片隅にほんの少しだけ紹介されていたのが、現在使用中のアンプ、「inner sound社」のその名もずばりESL−AMP・・・「Erectrostatic Amplifier」

つまり「静電タイプ専用ドライブアンプ」=俗に言うところの「コンデンサー型SP」あるいは「プレーナータイプSP」専用のアンプというjことだった。

デモで持ち込まれた実物を聴くに及んで、あらかじめ取り寄せた説明書の内容が激しく一致したから、四の五の言わずに、すぐに入手した。

https://sawyer.exblog.jp/iv/detail/?s=4627670&i=200701%2F26%2F63%2Fd0063263_18154675.jpg

ネットなどでは「コンデンサーSP」の調整にお悩みの諸氏がかなり多いと思われるので、何らかの参考に紹介することにした。

従来のアンプが「カレントドライブ」アンプなのに対して、このアンプは、ヴォルテージドライヴアンプ」である、ということから解説は始まる。

小生は、オーディオマニアではないから、詳しいことはわからないが、同じ100Wを供給するアンプが2つあり、

1つは1Vで100A
2つ目は、100Vで1A

どちらも同じ100Wを供給出来るこの2つのアンプのドライブ能力は、コンデンサーSPの場合特に顕著で、2つ目のアンプのほうが絶大なる音の出方・・・SPの鳴り方をするというのだ。

当該アンプは、このことから、コンデンサーSPを強力にドライブするには、従来のアンプの考え方ではNO・・・つまり「カレントドライブ」ではダメで、「ヴォルテージドライブ」が必要であるという見解。そのコンセプトで作られたのが、当該アンプというわけである。

市場のあらゆるアンプは、「ダイナミック型SP]をドライブする目的で作られているから、それらのどのアンプ・・供給W数が500だろうが1000だろうが、それはあくまで「ダイナミックSP」をドライブする指針にしか過ぎないという。

その大きな理由としては次のことがあるそうで、それは小生も何度か経験済みのことなのだが、

スピーカーの持つ特性として、特に高域の再生時にはSPのインピーダンスが極端に下がり、通常8Ωでも、2Ωやあるときには1Ωになってしまうことが頻繁にある。

このため、そうなるときに備えて、供給力の高いアンプが求められてきた。

W数の高いアンプは、音量を上げるためではなく、実は、この目的のためだともいえる。

現在市場に出ているほとんどのアンプは、低負荷になると供給W数が上がる設計になっている。

しかしコンデンサーSPの場合は、今までのアンプのような理屈で作られたものとは次元の異なるスペックを要求し、「カレントクリッピング」という悪さから逃れる体質を持たなければ、たちまちアンプがクラッシュしてしまうことになる。「ハーマンカードン」では、このため何度かアンプの「ヒューズ」が飛んだことを経験しているし、そのほかのアンプでも、安全装置が何度か作動し、そのたびに、音楽が中断された経験を持つ。

したがってユーザーは比較的小音量でも聴けるようなソースとして、室内楽、やヴォーカルを聴くこととなり、それがこのSPに似合っている・・そしてその再現性が良いなどと、あらぬ方向に発展したものと、小生は思っている。

https://sawyer.exblog.jp/iv/detail/?s=4627670&i=200701%2F26%2F63%2Fd0063263_18274075.jpg

当該アンプには、まだいろいろな仕掛けがあるらしいのだが、専門的過ぎてピンとこない。

●CHあたり2000VAの電圧供給を可能にしヴォルテージクリッピングをなくした。
●8Ω負荷で300W、4Ω負荷で600W、2Ω負荷では1000W以上を供給、
  トータルパワー4600W/CH
●135A/CHの電圧供給パワー
●パワーキャパシティ250Wの大電力モトローラ社トランジスタ×18個/CH
●1600VAトロイダルトランス使用

以上のデータを公表しているが、これがどのくらいのものかは、小生にはわかりかねる。

しかし、SPの負荷が1Ω以下になっても十分にドライブできることを補償する「値」であるとされ、使用してから6年になるが、ただの一度も問題を起こしたことはない。

以前にもまして広域の再現性に優れ、大音量でもびくともしない。

ダイナミックSPとは基本的な音の出方の差は、勿論あるが、音量音圧どれをとっても決して遜色ない。

しかもコンデンサーSPの持つ「透明感」「奥行き感」「リリアなナチュラル感」「思いのほか良く出る低音」「色彩感」などなど、いままでドライブしてきたどのアンプよりも数段優れた能力に、アンプとコンデンサーSPQUAD、ESL-53のひょんなご縁に改めて感謝したい気持ちでいっぱいである。

この気難しいSPを操縦するお婿さん探しも、20年かかってしまったが、恐らく2度と離縁はないであろうと確信している。

ただただ、くれぐれもQUADが故障しないことを祈るだけだ。

またこのアンプはダイナミックSPのドライブ能力にも優れていて、YAMAHA、NS−1000があのような音で音楽を聞かせてくれたのは35年たった今回が、初めてのことであった。

勿論YAMAHAをかなり追い込んで調整もしたが、このアンプの力が相当に利いていると思う。

QUADも当該アンプも、これらを現役で扱うことは、すでに無くなってしまったのはとても残念なことである。

Commented by tomton at 2007-07-21 12:27
ESL63と ESL Ampは合性いいのですね。
コンデンサーSPはアンプ次第とは思っていたけどやはりそうみたいですね。
このページを読んでからロジャーサンダースのことを色々
調べてみると、彼はいいこといっぱい言ってますね。
もう、目から鱗です。
Commented by tomton at 2009-01-05 12:35 x


最近、私の ESL ampが不調で困っていました。
コンチネンタルもショップも助けにならないので、直接ロジャー
さんへメール出したら親切に解決策を教えてくれました。
アメリカから即返事が返ってきて大感激です。
Commented by noanoa1970 at 2009-01-06 13:09


tomton様
ESLアンプの、多分数少ないであろうユーザーからのコメント感謝です。使用し始めてから5年たちますが、トラブルはなく、(SPコードの接触で一度フューズが飛んだことがあっただけ)後はどうということなく使用できています。

代理店がなくなってしまったことは残念ですが、仕方がないでしょうね。このアンプのおかげでオーディオの泥沼から奪取することとなり、今は音楽を楽しむことができるようになりました。肝心のQUADが存在しなくなり、修理が大変そうですが、ダイナミックSPでも能力を発揮しますから、安心しています。
Commented by mo at 2009-01-19 22:42


はじめまして、検索でヒットしたので来ました。今は直輸入しか方法がないのでしょうか。
Commented by noanoa1970 at 2009-01-20 10:20

moさんHP拝見しました。STAXのファンのようですね。小生も1967年同社の真空管プリアンプとヘッドフォン、少したってUA-70+サテンで下宿で音楽を楽しんでいました。その後パワーアンプを買い足してSTAXのプリと接続して使用した時代が続きました。懐かしい思い出です。

STAXのコンデンサーSPにもあこがれましたが結局QUADにしました。ESLアンプは現在輸入代理店がなくなってしまいましたから、並行輸入しか道はないかもしれません。また今もメーカーとして存在するのかもわかりませんが、とにかくコンデンサーSPのドライブ能力はものすごいです。クレルなどは足元にも及ばないほどです。
Commented by harmoniamonde at 2012-04-01 02:21

ESLをお使いとは!
思いつきですが、記事前半のようなスピーカーだとすればデジタルアンプが効き目がありそうです。
大電流を切れ味よく流しこめ、いわゆるDFがとてもよいので制動が効きそうです。
うちのJBL4430もこれで解決、かとおもいきや、経年変化でエッジがぽろぽろなくなってきましたw
Commented by noanoa1970 at 2012-04-01 07:35


デジタルアンプですか。
今まで全く気にもしてなかったのですが、安いデジタルアンプが、高級アンプを凌駕する音を引っ張り出したとか聴いたことがあります。念頭に置いておくことにします。
https://sawyer.exblog.jp/4627670/



58. 中川隆[-7838] koaQ7Jey 2018年4月06日 14:52:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9997]

好きなことを好きな時に ESL63 pro

Quad ESL63 Pro 2014-09-23
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-423.html

僕が普段音楽を聴いている部屋は八畳間くらいの大きさの洋間だが、一つの壁(背中側)に作り付けの収納棚があり、向かって左側の壁には家の中で行き場を失った箪笥があるので、実際には六畳間程度の平面しかない。以前、リビングにオーディオを置いていた時にはもっと空間があったので大型スピーカーを置いていたのだが、オーディオをこの部屋に移してからは小型スピーカーで音楽を聴いていた。クラシック、特に管弦楽曲を聴く時の低音補強用にフォステクスのサブウーファーを一つ追加して、いわゆる2.1chで聴くことも多い。小型スピーカーでも特に不満はなかったのだが、先日、オーディオに目覚めた頃からずーっと欲しいと思っていたQuadのESL63Proを購入してしまった。

わかっていたことだが、部屋に入れるとかなり大きい。初代のESLに比べれば横幅がないとはいえ66cm×92.5cmの物体が目の前にあるのはかなりの圧迫感だが、背面からも音が出るので壁からはなるべく離したい。ぎりぎりのセッティングをした結果、壁からの距離は115cmになった。二台のスピーカーの中心とリスニングポジションは一辺1.2mの正三角形で配置している。おそらくESLを使っている方々の中では相当ニアフィールドセッティングだと思う。

ESL63proは86年の発売なのでもうすぐ30年選手になる。古い製品である上に高い電圧をかけて薄いフィルムを動かすという仕組みゆえか故障が多いらしい。僕が購入した個体はとあるショップで整備されたものだが、外見はネットがほつれていたり黒い木枠が擦れていたりと決して綺麗ではない。使い方を間違えなければ言うほど壊れないらしいが、少しでもおかしいと思ったら様子を見ないですぐに送り返してほしいと言われたのでデリケートな製品であることは間違いなさそうだ。今まで使っていたスピーカーは下取りに出そうかと思ったが、故障した時のバックアップとして保管することにした。

このスピーカー、巷では低音が足りないと言われていたのでその点は覚悟していたのだが、ボリュームを上げると結構なレベルで低音も出てくる。大きな出力を受け付けないので大音量も出せないと聞いていたが、狭い僕の部屋ではこれ以上の音量は無理というレベルでもびくともしなかった。スピーカー後ろからの音も反射するので意外なほど賑やかに鳴る。低音が出ないというより反射音の効果もあってか聴感上高音のレベルが高いと感じる。

何曲かいろいろなジャンルの音楽を聴いて、低音を補強して全体のボリュームを下げるために、今までも使っていた村田製作所のES105とフォステクスのCW250を引き続き併用することにした。ES105は単体ではほとんど音が聞こえないが、併用するとなぜか低音が充実する。CW250は今までと同じレベルで鳴らすと中低音が濁って話にならなかったのでLPFを一杯まで下げてボリュームもごくごく小さくした。これも単体では隠し味程度にしか鳴っていないが効果は間違いなくある。ESLの使い方として邪道かもしれないが、エアボリュームを考えるとこうする方が無理がない。

到着してまだ三日目。それほど聴きこんでいないが、実に良い音だ。良く言われている通り、ボーカルや小編成の音楽はジャンルを問わず抜群に良いが、サブウーファーを併用している甲斐あってか大編成のオーケストラも悪くない。ESL本体のスピードが速いのでサブウーファーを使うことによるもたつきを懸念したが、僕の耳では大きな弊害は感じなかった。もう元のスピーカーには戻れない感じ。故障せず長く付き合えるといいのだが。

コメント

同じ平面タイプでこちらの静電型とは違いますが私のオーディオの師匠がアポジーを使っておりました。 確かこちらはリボン型だったかな?

場所をとるようで壁から1m以上は話さなければだめだったような気がします。
これを鳴らし切ると夢見心地のような気分になると話されていました。

低音が余り出ないとの評判ですが ばけべんさんの工夫により その不安も払拭されたようで良かったと思います。

なるほどスピードが速いのですの過度特性がものすごく良いのでしょう。
アポジーよりアンプの選べないので鳴らしやすいのではないでしょうか。

故障の不安もあると書かれていますが ばけべんさんの喜びと楽しみの感情の方が勝っているように感じられました。
2014-09-25(20:05) : キタサン


長い間憧れていたのでようやく手に入れることができて浮かれてます。
憧れていたとはいえ、不精者なのできちんと試聴したことすらなく、音のイメージがなかったのですが、自分好みの音で大満足です。

アポジーのスピーカーも生々しい音がすると聞きます。インピーダンスが低くてアンプにとても厳しいみたいですが、ESLはその辺りさほど厳しくないようです。ただ、大出力を受け付けないので逆に小出力のアンプやクォードのアンプは気になります。今まで特にパワーアンプにはほとんど無頓着でしたがおいおい勉強してみようと思ってます。

僕の設置環境は望ましいレベルから言えば落第ギリギリなんではないかと。でも、意外なほどスムースに鳴ってくれてます。むしろ記事にも書きましたが、録音のされ方次第で聞こえ方がかなり違う点が予想外でした。クラシックだとデッカみたいな録音は前後左右が誇張されてしまいます。なるべく自然なマスタリングが相性良さそうです。キタサンの仰るとおり、音源が重要ですね。

普通のスピーカーだと故障って滅多にないと思うので今までそんな心配したことなかったのですが、この点はどうしても不安です。まあ、スタジオで酷使するわけではないので、大事に使って長く付き合いたいと思ってます。
2014-09-25(23:23) : ばけぺん
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-423.html


Quad ESL63 Pro (2) 2014/09/24
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-426.html

このスピーカー、普通のスピーカーと違って故障のリスクが高いことは昨日も書いたが、実はすでに三日目にして気になることが起きた。。。一本のスピーカーからヒューという、まるで空気が抜けるような音がし始めたのである。音楽は普通に鳴っていたが、心配だったので早速、ショップにメール。小一時間で返信があり、「おそらく部屋の湿度の関係で放電している音なので大丈夫。」とのこと。ああ、良かった。念のためエアコンを除湿にしてみるとなるほどしばらくしてその音は消えた。大事には至らなかったものの、不安である。

「ESL63」で検索してみるとけっこうたくさんヒットするのだが、相当の割合で「故障」や「修理」の話である。皆さん苦労しているようだ。それでもこのスピーカーには持ち主を惹き付けて止まない魅力があるらしい。アメリカのStereophile.comでまとまったレビュー記事が読めるが、83年の初出記事から89年まで複数のReviewerがこのスピーカーについて語っている。一つのスピーカーについてこれだけ多くのReviewerが繰り返し記事を寄せているスピーカーは他に例を見ないのではないだろうか。

ESL63 Stereophile
https://www.stereophile.com/floorloudspeakers/416/index.html

「ESL63Pro」で検索しても日本語しかヒットしないのでてっきりこのモデルは日本仕様かと思ったら上記記事によるとアメリカでは「ESL63 US Monitor」と呼ばれているようだ。フィリップスの要請でスタジオ仕様に改良された「ESL63」をUSのディーラが輸入したものだが、当時ドル安でオリジナルの「ESL63」を値上げせざるを得ない状況だったことが背景にあるらしい。なるほどモデルチェンジすれば値上げしやすい。記事からは、この値上げに耐えられるマーケットでのみ「Pro」仕様が販売される予定と示唆されているが、実際はどうだったんだろう。(ちなみに、そうした背景はともかくとして、レビュー記事によれば、耐久性はもちろん、音の面でも「Pro」ないし「US Monitor」はオリジナルより優れていると結論づけられている。)

さて、昨日から肝心の音についてちょっとは気の利いたことを書こうと思って四苦八苦しているのだが、相変わらず文才に乏しいのでどうもうまく説明できない。はなはだ断片的だが今のところ感じていることをいくつか書くと、まず振動板が圧倒的に軽い上にストロークがごく短いおかげで音が軽々と出てくる。半面、低音はどうしても軽くなるが、ここはサブウーファーをごく控えめに使うことで補える。

位相がビシッと揃っている結果、奥行方向の情報がとっても正確。基本的に良いことなのだが、結果として録音ソースには敏感。マルチマイク録音やミキシングで必要以上にステレオ感や遠近感を強調した録音の場合、楽器が必要以上に前後左右に離れて聞こえて違和感が残る。さらにスピーカーケーブルによっては位相が微妙にずれるのか気持ち悪い。

もう一つ、不思議なことに、スピーカーを変えてからCDを聴く頻度が大幅に上がった。もしかしたら「不気味の谷」を越えたのだろうか?

コメント

また凄いものを!
チョッとご無沙汰している間にドエライ機器を導入なさったんですね!

これの初代機は少年時代にとっても欲しくって、「いつかはQUADに!」なんて夢見てたんですが、これも夢のままに終わりました。コンデンサー型で持ってるのはSTAXのヘッドフォンだけです。
あの当時も、日本は湿度が高いんでこのタイプは構造上使いにくい…なんていわれてましたが、英国だって日本に劣らず湿度は高いですよね。でも、お話をうかがってますと、デリケートなことは事実みたいですね。あと、ちょっと怖くはないですか?相当な高電圧が使われてると思いますし…。
だけど、イイなぁ…。ホント、欲しかったんですよね。細長ーい部屋を用意して、その2/3くらいの所にこれを置いて、あの…何って言いましたっけ?QUADの真空管アンプで室内楽のレコードを…なぁ〜んて夢を見てました。
2014-09-29(20:05) : giovanni_xxiv

そうなんです。僕の部屋には不相応なブツを導入してしまいました。導入したのは80年代に登場したESL63ですが、今回、気持ちに火をつけたのは初代機の方です。とあるショップで中古を目撃しまして、残念ながら音は聞けなかったのですが頭の中で寸法の計算始めてました。ただ、モノラルユースも想定していた初代機は横幅がとにかく長くて、二つ横につなげでもしないと部屋に入らない。。ということで縦長の63にしました。オークションで購入したのでほとんど賭けでしたが、実機を目の前にして非常に満足しています。

電極は触れない位置なので感電は大丈夫だと思います。たぶん。。故障の方は何とも言えない感じです。古い上に普通のスピーカーと違って電気製品なので。
湿度の点では、購入元の方のアドバイスによれば一番故障につながりやすいのは冬の結露だそうです。
英国と日本の環境を比べると日本の方がオーディオ製品が寒い中に放置されていることが多いとのこと。
確かに僕の部屋も冬の朝は気を付けないとです。

「夢のままに終わりました」なんて仰らず、今からでも遅くないですよ(笑)あれだけのプレーヤーをお持ちになられていることを考えると僕の部屋よりずっと良い環境に設置できそうです。ちなみに私の個体はSPUの上級モデル一つより安かったです。
2014-09-29(22:14) : ばけぺん


なるほど、結露ですか…
確かに結露に関しては英国より日本の方が用心しなければならないのかもしれませんね。が、ずいぶん安く入手なさったんですね。私は相場も知りませんが、おそらくこの手の物には相場なんて無いんじゃないでしょうか。いや、それにしてもイイものを導入なさった…。振動板に事実上、質量が無い、ってだけでトランジェントの素晴らしさが目に…いや、耳に浮かびます。

私は、ですけど、経済力といい、家の条件といい、無理なものと達観してます。これは別に音響機器だけじゃなく、人生すべてにわたって、やっぱり無理なものは無理。人にはそれぞれに限界ってもんがありますんで、夢は夢として置いときます。
2014-09-29(22:40) : giovanni_xxiv
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-426.html


QUAD ESL 63 pro (3) 2014-10-19

やはりというか、恐れていたとおりというか、QUAD ESLが故障した。到着直後からヒュ〜〜という空気が抜けるような音がした方のユニットがおかしくなった。

そうは言っても、ヒュ〜という音はショップの方の言うとおり、それほど害のあるものではなかったようだ。始終ヒュ〜と言ってたわけでもないし、ずっと正常に動作していたのだ。

つい先日記事にした「惑星」を喜んで聴いていたところ、急にクシャっという感じで薄い紙を破るような音がした。「あれ?」と思ってCDを止めてみるとクシャ、、、、、、クシャ、、、、クシャという感じで断続的に同じ音がする。一度、電源を落とすとしばらくは静かなのだが、しばらくすると同じことの繰り返し。正面から見て右手上方の同じところから音がするので、その部分の振動膜に何か異常が起きたようだ。購入して一か月なのでまだ保証期間内。修理してくれることは間違いないが、さあて、この大物をどうやって発送したらよいものか?仄聞するにヤマトはらくらく家財便でのスピーカーの取り扱いを止めてしまったというし。しばらくスピーカーがないのも痛い。ヘッドフォンもないし、音楽を聞く手段がないなあ。いろいろ考えたが、思い悩んでも仕方ないのでショップにメールして寝た。

翌日、朝、メールが届いていた。返送修理でもいいが、同等品と交換もできると言う。交換ならばその梱包でそのまま故障品を返品できるので迷わず交換を選んだ。もともとシリアルがバラバラの中古品である。こだわりはない。

うまくいけば日曜(今日)の夜にも発送できると聞いていたのだが、予想以上に速く、昨日、交換品が届いた。相当に年季の入った段ボールで到着したが、どうやらこれがオリジナルの箱のようだ。輸送中にダメージを受けないようたっぷり緩衝材が入っている。中からスピーカーを引っ張り出し、故障品とそっくり入れ替える。音出しして異常のないことを確認。ボーカルもしっかり真ん中に定位するので左右のユニットで大きな差はなさそうだ。耳を近づけても今度はほとんど無音。ホッとした。

ものすごく音は良いが、中古でこのスピーカーを買う場合には信頼できるところから買わないとエライ目に遭うこと間違いなしである。
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-441.html


ESL63Pro と Evanui μ 2014-12-23

導入初期に故障続きだったESL63は最近、大きな問題もなく順調に稼働している。厳密に言うと電源投入後一時間くらい、二台のうち左側スピーカーに使用してる個体が不定期にノイズを発することがあるのだが、その後はまったく静かになる。このノイズは前にも書いた「薄い紙を破いた時のような音」なのだが、原因不明、正体不明である。最初は振動膜が破れているに違いないと思っていたのだが、ノイズが一日中まったく出ない時もあり、もしかしたらこれも電源由来の問題か?とも思う。いずれにしても実用上は問題ないのだから良しとしよう。

しばらくの間、ESLを押しのけて主役に座っていたEvanui μだが、今はベンチを温めている状態。キレの良い中高音は素晴らしいのだが、やはり曲によって低音不足が否めない。フォステクスのサブウーファー併用で聴いていたのだが、スピードの問題よりも音色が合わないのがだんだん気になってきてしまった。

高音から低音まで揃ったESLのスピードとμの中高音の切れ味、それに無指向性ならではの空間表現を併せ持つようなスピーカーがあったら理想だなあ、と思っているうちにふと気づいた。ESLにμを追加したらいいんじゃない?

http://soltiszell.blog.fc2.com/img/20141223203147d4c.jpg/

ということでやってみました「ESL μ」。ESLが三角形の帽子を被っているみたいだ。

並列に繋いだだけなのでスペック上、かなりの音域が重なることになる。これでμが普通のスピーカーだったら二つのスピーカーが干渉しあって話にならないだろうが、μは放射状に音を出すので何とかなるかもしれない。と思って、とにかく音を出してみた。

このところまったく使っていなかったので最初μは非常に奥ゆかしく鳴っていたのだが、だんだん調子が出てきた。それに連れて中高音がどんどん鮮やかになってくる。正直、思った以上に悪くない。背が高くなった上に天井に向けて音が出ている効果か全体的に音像がかなり上に移動する。

しかし、というか、当たり前というか、しばらく聞いているとだんだん粗も気になってきた。まず、特に一部の音域で定位がぼける。それに、例えばピアノの高音部でタッチが不鮮明になる。上下左右のステージ感は増したが、奥行がなくなってしまった。音としては面白いもののステレオイメージの点では問題ありだ。

帽子の位置をあれこれ移動させてみたのだが、本質的な解決にはならず結局元に戻した。複数のスピーカーを同時に鳴らして全体をまとめるのは大変だという勉強になった。

コメント

こういう試み好きだなぁ(笑) 頭で考えるより瞬間のひらめきで即 行動に移す事は 意外と出来そうで出来ないものです。

それにしてもEvanui μの もうワンランク上の物が出れば良いですね。
確かこの上だと200万と400万だったかな? 量産は難しいから作ってくれないかな!
2014-12-24(20:22) : キタサン

良いアイディアだと思ったんですけど、やっぱりそう簡単ではないですねえ。思ったよりも良い音でしたが、失うものも多かったです。

しかし、同時に鳴らしてみてμの切れ味の凄さが改めて実感できました。もしかしたら音のスピードはμの方が速いかもしれません。小さな振動板の効果でしょうか。本当にキタサンのおっしゃるとおりで僕もμとフラッグシップの中間のスピーカーが欲しいです。

最近、ソニーからも磁性流体を応用したスピーカーが出ましたし、ほかにも同様のアイディアのスピーカーを販売しているショップがありますが、Viv Labとの関係が気になります。特許料でももらっていればμの続編の開発費用ができそうですが、ずっと改良版の販売が延期になっているのがやや心配です。
2014-12-24(21:59) : ばけぺん

アレ?
本当にソニーから磁性流体のスピーカー出ていますね!

知りませんでした。 この技術って特許とっているのですかね?

あたかもソニーが自分が先に考えて出したような宣伝をしている記事内容でしたが…


2014-12-24(22:11) : キタサン
特許は厳しいですかねえ。

キタサン、そうなんですよ。私はたまたまソニーの商品の記事を見つけたのですが、いかにもソニーが世界で初めて開発したみたいな記事なんです。

磁性流体スピーカーで検索するとほとんどソニーの記事しか引っかかりません。どうやら磁性流体そのものをスピーカーに応用することは昔から普通に行われているようなので、Viv Labの専売特許というわけでもなさそうです。

もともとたくさん売れるスピーカーではないでしょうが、ソニーみたいな大企業が大量生産して単価が下がれば下がるほど商売としては厳しいでしょうね。Viv Labから無事に続編が出てくると良いのですが。
2014-12-24(22:54) : ばけぺん
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-467.html

ESL63 proのセッティング 2014-12-27

ESLを購入して3か月。まだ3か月しか経っていないと考えるとちょっと驚き。毎日のように向き合っているのでもうずいぶん長い付き合いのような気がする。前にも書いたが、僕の部屋にこのスピーカーはかなり大きい。先日、久しぶりに遊びに来た妹夫婦は「衝立」と呼んでいたが、確かにそんな感じだ。隣の部屋に続く扉側にスピーカーを置いているので出入りにも少々邪魔である。おまけに左右のスピーカーの間には、右側のスピーカーに寄せてCW250Aが置いてあり、都合三本の電源ケーブルが6口の電源タップから延びているのでまさに足の踏み場がない。ESLで検索すると素敵な応接間に余裕をもってセッティングされた写真が並んでいる。うらやましい限りである。

僕の部屋はごくごく普通の長方形で天井も標準の2.4mしかないので壁に平行にセッティングすると盛大に定在波が発生してしまう。だいたいスピーカーから試聴位置までが1m強しかないので、そもそも平行セッティングは無理がある。ということで、導入当初から多少の内振りにしていた。

ESLの前に所有していた通常のダイナミック型のスピーカーとは鳴り方が全然違うので、まずはこのスピーカーに馴れるため、導入後、しばらくはセッティングを変更せずにじっと聴いていたが、だいたいどんな曲がどんな風に鳴るか感覚が掴めてからはソファの位置を前に出したり後ろに下げたり、スピーカーと壁の距離を開けたり詰めたり、左右のスピーカーの間隔を変えてみたりといろいろ試してみた。

ムラタのツィーターとサブウーファーも併用しているので、これも外したりまた付けたり。ツィーターを置く位置を内寄りにしたり外寄りにしたり、細かく前後位置を変えたりと神経質に実験してみた。スーパーツィーターが再生するような高音域は波長が短いのでそれこそミリ単位で調整が必要という記事をけっこう目にするのだが、僕の駄耳には残念ながらミリ単位では違いがわからないようだ。ただツィーターの位置を中央からオフセットしたり、ESL本体と違う向きにした時にはステレオイメージの点で違和感を感じたのでESLと同じ向きで中央にセットしている。

サブウーファーの方はいまだに迷いがあって電源を入れたり落としたり、時には完全に外したりしている。オーケストラ物を聴く時にはやっぱりある方がバランスが良いのだが、多少低音が足りなくてもサブウーファーなしの方がすっきりと透明感があって良いと思う時もある。曲によってかなり印象が違うので、本当は録音ソースによってこまめに調整しなおす方が良いのだろう。真剣にやるならソースごとに設定を記録すべきだろうが、そこまでいくと面倒くさい。音楽を聴くことが二の次になってしまいそうなのでそこまではしないことに決めた。

最後まで悩んだのがESLの内振りの角度なのだが、最終的にはかなり内振りにした。ソファに座っている時の膝の位置よりも少し前で交差するくらいの内振りなので、頭の位置では完全にクロスしているが、この振り方の時が一番スピーカーの存在を気にせずに済む。左右のスピーカーの真ん中にきちんと奥行を持って空間が広がる。こんなにクロスにしてなぜきちんとステレオイメージができるのか理屈がわからないのだが、結果は明らかに良い。こうすることでスピーカーの背面は部屋のコーナーを向くが、結果的には最も距離を稼げるのでそれも悪くないようだ。

コメント


色々四苦八苦されているようですね。
私も始終 スピーカーの配置等変えていた事があったのですがそれと同時にケーブルを変えたり他の事も同時並行で試みていたため音が変わった原因が何やら分からなくなり(笑) もう余りイジラナクなりました。

最低でも数か月同じ状態で聴き続けないと私の耳では違いが分からないようです。

最近は何となく この音、曲、雰囲気が良いなぁと感じたアルバムがあれば そればかり聴いている怠惰な私がいます。(^_^;)
2014-12-28(09:12) : キタサン


私も一緒です。機材をいじり始めるとあれもこれもどんどんいじってしまうので、何が良かったのか悪かったのか、しまいには元の音がどんなだったかもわからなくなってしまうことがたびたびです(笑)。

そうなると音楽を聴く方に身が入らないのですが、どっちも趣味の一部なので楽しく悩んでます。
2014-12-28(09:52) : ばけぺん
http://soltiszell.blog.fc2.com/blog-entry-469.html


59. 中川隆[-7841] koaQ7Jey 2018年4月06日 20:38:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10003]

螺旋館Blog

QUAD ESL-63 の欠点と改善策 2004/12/03

コンデンサ型スピーカーは、非常に薄く軽量な高分子膜を静電気を利用して振動板を全面駆動します。

全面駆動することにより、基本的に振動板に強度は不要となるので、振動板を非常に薄く、軽量なものにできるのです。軽量な振動系により反応速度の早い音を出すことができるのですが、同時にいくつかの欠点も発生します。

周波数レンジ的に伸びていても、振動板の強度が不足しているので、強いアタック音などが出にくい。これは、ソフトドーム系のツィータと、金属などを使用したハードドーム系のツィータの音質傾向を比較しても想像できると思います。

低域の再生限界は、振動板の面積/振幅幅に比例しますが、振動板は電界を生成する電極に囲まれているため、振幅を大きくとることができません。また、振動板の大きさの現実的な限界もあるため、結果として多くの場合、コンデンサ型スピーカーは低域が不足気味との評価を受けることになります。

•同時に、耐入力の限界の問題も有ります。振動板の振幅幅に制約があり、もともとそれほど大きな音を出す事を前提とされていません。とはいえ、普通の家庭で音楽を楽しむ範囲では充分大きな音が出せるお思います。


•アンプを選びます。QUADは比較的アンプに優しい方ですが、友人の使っているMartin Logan CLSIIは、アンプを相当選び、安価なプリメインなどでは、容易に保護回路が働いてしまうそうです。

•設置場所については、薄型といっても、スピーカーの後面に前面と全く同じ音圧を出す為、反射音の処理等を考えると、壁に押し付けて使うのは不可能。かなり広い空間が必要です。

以上より、音質的なメリットは大きいが、使いにくい点も数多くあるため、万人向けとは言い難いものです。

Mark Levinson氏はQUAD ESLの音質に惚れ込んでいたようで、初期のMark LevinsonのアンプはターゲットをESLにしていたようです。彼自身、ESLに同様の欠点を感じていたようで、ダブルスタックESLで耐入力の問題をクリアし、高域にDECCAのリボンツィータ、低域にHartlyのウーファーを加え、HQD(Hartly + QUAD + DECCAの意味)システムを構築していました。

一方、私は下記のように、ESL-63Proを中心にシステム化を行いました。

高域成分というよりアタックの輪郭の部分の音質をAIRBOW CLT-1により改善。高域の改善は聴感上低域にも効果があるというのは本当で、ウーファー導入以前でも、CLT-1による低域の再現性の向上は明らかでした。

低域の改善は相当に困難でした。ホームシアター用に購入したYAMAHAのYST-500が、AVの効果音用のウーファーとしては使えても、音楽を聴く為には、ESL63とまったく音が合わなかったからです。映画の低音は効果音として独立したものですが、音楽の場合は、高域から低域にいたるまで、一つのつながりを持ったものです。従って、ESLと反応速度の会わないバスレフのウーファーから、数テンポおくれてやってくる低音が気持ち悪いのです。

SA LOGICのウーファーは、懇意にしている逸品館の清原店長が発表当初から評価しており、イベントでもその効果を体験していたので、気になっていたが、サイズと価格の問題から躊躇していた。(初期のものは、100万円ちかくして、サイズも大きかったのです。)

Digi Cube2という比較的安価で、小型のスーパーウーファーが発売になり、友人宅でも好結果を得たというので、私も自宅視聴無しで、思い切って導入したのが、大成功でした。

ESL63の音質を全く損ねずに、低域を20Hzまでフラットに伸ばす事に成功しました。以前から、前述の清原氏主催のイベントで実感していたが、バイオリンソロなどの、一般に低域の入っていないと思われるようなソースにおいても、効果が顕著なのには、驚かされます。

楽器から低音がでていなくとも、ホールの共鳴、楽器の音のわずかなうねりが、超低音として再生されることにより、演奏の雰囲気、演奏者のこめたニュアンスの再現が全く変わってくるのです。

その後、GradientのSW63という専用サブウーファーを購入しました。30cmウーファー2発を平面バッフルで使う特殊なウーファーです。110HzクロスでESL63とマルチアンプ駆動するため、使い方は比較的難しいですが、ESLと質のあう低音が楽しめます。また、ESLの低域をカットできるため、システム全体として耐入力の改善と低域の改善の両方が可能になります。

Gradient SW63の再生周波数は40Hzまでなので、15〜40HzはSALOGIC D.CUBE2を使っています。わずかな周波数帯域なのですが、この帯域の有無で音楽再生に大きく差が出るCDも少なくありません。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2004-12-03-2


QUAD ESL63pro 4台でサラウンド 2008/05/2

ApogeeやMartin Loganなど、衝立型スピーカーを使っている仲間の間では、以前から、話のネタとしてはあったのですが、衝立4本を使ってのサラウンド環境を構築しました。

私のシステムの場合、QUAD ESL63pro 4台となります。

フロントスピーカーは2ch用のESL63pro+Gradient SW63のマルチアンプシステムを兼用。 リアスピーカーは、最近修理したばかりのESL63pro。センタースピーカーのみコンデンサ型ではなく、PMCのTB2SMCです。

AVアンプはAIRBOW PS7200Specialを使用。フロントスピーカーのESL63pro+SW63のみ、マルチアンプ駆動なので、AVアンプのパワーアンプは使用できず、AVセンターのプリアウトと2chシステムのプリ(AIRBOW TERA)を接続するという、少々複雑なシステム構成です。

現状、リアスピーカーは仮設置で、ARCICIのスタンド(Gradient入手前にESL63を持ち上げるのに使っていたもの)にも設置していないので、リア成分が耳より下から聴こえてくる状況。AVアンプからSA LOGICのサブウーファーへの接続ケーブルも以前使っていたものでは長さが足りなく接続できなかったので、かなりいい加減な5.0接続ですが、充分サラウンド効果は出ています。

コメント

QUAD ESL63proを4台でサラウンドってすごいですね!
これにSA LOGICのサブウーファーがつながればもっとすごいんでしょうね。
それにしてもすごいシステムですね。
by miya (2008-05-21 22:56)


古くはESLのダブルスタックに始まり、ネット上にはESL63を横にして2個上下に並べて、独自のフレームに組み込み、ESL63二台で仮想同軸スピーカーをつくっちゃうようなマニアもいるのですが、意外とESLでサラウンドを組んでいる人は見かけません。もちろん、どこかにはいるのでしょうけど。

Gradientのウーファーのおかげで、フロントのESL63は40Hzくらいまでフラットに延びている(オリジナルは80Hzくらいから6db/octでだらさがりです)のですが、それでも、わずか15〜40HzをSA LOGICで付加してやるだけで、音楽再生時の深みが全然かわってきます。性能を考えると、圧倒的に安いウーファーだと思います。ただし、部屋の強度を必要とします。(もしくは、例のパネル?

現在のオーディオルームでは、TERAの出力20WではQUAD ESL63の能率では部屋の防音性能をテストできるくらいの音量は出せず(タンノイだと爆音でロックが鳴らせますが^^;)、よりパワーのあるAIRBOW TYPE-1を使用しています。
by YAS (2008-05-22 00:52)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-05-20


My Audio System:螺旋館Blog 2008/08/24

私のオーディオルームのスピーカーの写真を載せます。

http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-24

複数のスピーカーを持っているのですが、メインはESL63+SW63+CLT-1で不動。

現在は、小音量時の小型スピーカーとして、Sonus Faberのminima。LOCKWOOD/TANNOYのACHADEMY II, JORDAN WATTSのFLAGONや4発トーンゾイレなどを設置して、そのときの気分で使い分けています。

画面左端は、センターで、SA-LOGICのD.CUBE2 と PMCのTB2SMCです。

現在のシステムです。

Projector
SONY VPL-VW60

Frontend
AIRBOW TL-2KAI
AIRBOW DAC-1 Cryo Limited
AIRBOW SA12S1 SPECIAL(借り物)

Amplifier
AIRBOW TERA Cryo Limited
AIRBOW TYPE-1
AIRBOW PS7200Special
QUAD QC24

Loud Speaker
Front: QUAD ESL63Pro + AIRBOW CLT-1 + Gradient SW63
Rear: QUAD ESL63pro
SALOGIC D.CUBE2


Sub Speakers:
QUAD ESL57 / Sonus Faber minima / LOCKWOOD Achademy II / JORDAN WATTS x 4 DIY SYSTEM / GOODMAN AXIOM80 / PMC TB1 etc

ACCESSORY
LEONI Special Audio Cable
AIRBOW WOODBOY, MSU-095WE, MSD-090, CPSC-LH, CPSC-LH2
CHIKUMA 75M220, CPS220
AET SCR LINE, SIN POWER LINE, SCR POWER LINE, TI3515/TI3530
S/A LAB MWT LINE, Highend Hose 3.0
etc


ラインケーブルは、AETのSCR LINE, S/A Lab, AIRBOWのものなどを適当に組合わせています。最近、電源ケーブルに、AETのSIN/SCRを導入しました。すばらしい性能の電源ケーブルです。一方、スピーカーケーブルは、音質変化の少ない、LEONIの赤青線を使用しています。

ドイツLEONI社製スピーカーケーブルのご紹介
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2006-02-08

フロントスピーカーのESL63とSW63はGRADIENTの専用チャンネルデバイダーで帯域分割し、マルチアンプ駆動をしています。ESL63を中心とした4WAY構成。私版のHQDシステムとなりました。

大音量が出せる環境が手に入ったことから、メインのQUAD 4WAYシステムを使うときは、TERAはプリアンプとして使用し、より出力の大きなTYPE-1をESL63駆動用に使っています。Gradientのウーファー用には、友人から借りているAudiolabのプリメインを使っています。最近導入したQUAD QC24とTERAのプリアウト、いずれも高音質ですが、キャラクターが異なるので、そのときの気分で使い分けています。

低域増強については、110〜40HzをSW63, 40Hz以下をD.Cube2が担当しています。80HzクロスでD-Cube2のみを使っていた時代より、SW63により、低い帯域まで低域がESL63と同じダイポール特性で出るので、音の広がり感が改善されました。また、ESL63に入る低域がカットされたことにより、大音量に対する対応性も良くなっていて、安心してロックを大音量で聴くことが可能です。

リアスピーカーもESL63pro。ESL4枚に囲まれて音楽を聴いたり映画を見ています。(多分、ESL63 4枚をつかってサラウンドをやっている人は、世界的にも、そう、何人も居ないかもしれませんね)

リビングでは、52インチの液晶TVをメインに、お手軽シアターを組んでいます。まだ、リアスピーカーは設置していません。

FPD
SONY KDL-52X5000

Frontend
SONY PS3 60GB
SONY BDZ-X90
QUAD 77CD

Amplifier
QUAD 77IA
MARANTZ PS5400

LOUDSPEAKER
PMC TB1
JORDAN WATTS STEREOLA/DPS-100
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-24


QUAD ESL63の修理 2008/09/2
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-28

今週末は、友達のESL63PROのエレメント張替えをしました。過去のDIY修理の不手際で能率が悪くなってる部分も含めて4枚のエレメントの交換。すっかり手際が良くなりました。

私の所有する2ペアを含めて、私の周りには5ペアのESL63PROがあり、そのすべてをDIY修理しています。作業のノウハウがない頃の修理は随分不具合もあったのですが、のべ20枚以上のエレメントの修理をして、余裕をもって修理できるようになったと感じています。(それでも、完璧とはいきませんが)

最近は、こういったDIY修理を施されたESL63が中古市場やオークションで出回っている可能性もあります。修理履歴とそれを証明するものを確認した方が良いかもしれません。

経年変化が原因で故障をしたESL63は、ノイズを発していない他のエレメントも時限爆弾を抱えた状態です。

ESL63は片チャンネル4枚のエレメントで出来ていますが、複数個所からノイズが出ている場合、ノイズの出ていないエレメントも寿命が近いと考えて間違いありません。接着剤の劣化による電極の剥離や内部のウレタンの加水分解によるゴミが原因です。現在の修理価格で全てのエレメントを交換した場合の修理代はおよそ60万円と、かなりのコストがかかります。(2011年現時は50万円台前半に値下がりしました


DSC00254.JPG


破れたフィルム。このエレメントは製作時に問題があったようで、フィルムに接着剤がはみ出していて、分解するときに、フィルムが破れてしまいました。


DSC00258.JPG


自宅環境でESLのフィルムを均一に張る作業の様子。本格的なジグを用意するのは困難なので簡易的なジグを用意しています。テンションのかけ方が悪く、うまく修理できたつもりでも、数ヵ月後にノイズが出るようなトラブルに泣かされました。また、幾つかの原因で本来の能率が出ないこともあります。(だから、素人修理品を購入するのはやめたほうが良いですよ。)


quad_stretcher-1.jpg


これが、QUAD社謹製のフィルムにテンションを掛ける為のジグ。重りを使って、容易に一定のテンションをかけられる様になっています。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-28


QUAD ESL63の修理 ~ 業者もミスをする。 2008/12/07
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-07

某業者さんのリビルドした、QUADのコンデンサスピーカー ESL63のエレメントです。
ノイズは出ていないのですが、スピーカーの能率ダウンの原因になっていました。

ESL63のエレメント

分解してみたらこのとおり。この導電塗料の塗り方は、問題ありです。手抜きだったのかな?

振動板が破れたESL63のエレメント

破れたフィルムですが、おそらく、QUAD純正で塗られた導電塗料。4隅はこのように塗るのが正解です。


コメント

ESL-63の修理、とても興味深く拝見させていただいてます。
導電塗料の塗り方の差がよく解りません。
もう少しコメントを書いていただけないでしょうか?
by ハル (2009-09-18 21:02)


技術に明るくない方が、数千Vの電圧のかかるコンデンサ型スピーカーの修理をするのは非常に危険なことと考えます。
したがって、当方はESLの修理について積極的に情報を公開するつもりはありません。
以上、ご理解ください。
by YAS (2009-09-19 02:39)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-12-07


QUAD ESL63の中古品について  2010-09-19

QUAD ESL63は高額なスピーカーですが、経年変化でノイズが発生するようになったものが多く、中古が安価で売買されています。まあ、私もそれでリアスピーカーもESL63proで統一できたのですが。

ESL63の機械的な故障には幾つかのパターンがあります。

エレメントの構造部と電極部を結合する接着剤の劣化・剥離により振動板のフィルムが電極に接触し、放電でフィルムに穴が開くパターン。

エレメント固定用のウレタンが劣化し、エレメントの内部にゴミとして入ってしまって、それが原因で放電が起きるパターン。

ESL63が1983年に発売になり、1998年くらいまでハーマンが輸入していましたから、新しいものでも12年、古いものだと、30年近く経過しているのですから、接着剤やウレタンの劣化も当然といえるでしょう。

経年変化とは違いますが、保護回路で保護しきれなかった過大入力のため、振動板が電極に接触してしまい、放電するパターンなど。

私が自分のESL63の修理をした時も、特に接着剤の劣化が生じている時は、故障していないエレメントも接着剤の剥離が始まっていて、時限爆弾を抱えている状態でした。経年変化は同時にすすむので当然といえば当然ですね。

というわけで、故障したエレメントを交換しただけのESL63は他のエレメントにも同等の時限爆弾を抱えていて、メーカー修理には云十万円のコストがかかります^^;

判ってる人が、覚悟の上で買うのは良いのですが、販売店の現状品販売(無保証)で、十万円単位の値段が付いているものはやめたほうが安全じゃないかとは思います。

海外のサイトなどを見れば、ESLのDIY修理情報は得られますが、少なくともエッジ張替えなどよりははるかに大変で、6000Vのバイアス電圧を扱うESLなのですから、その手の作業に自信が無い人が出来る作業では有りません。私も慣れるまでは、修理完了後2週間でノイズを発生するエレメントを量産しました(笑

こんな事情もあって、私がネット上でESL63のDIY修理についてサポートすることはありません。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-19


QUAD ESL63pro 故障 2011-06-24

本日、オーディオルームに入ったら、ESL63の両チャンネルから猛烈なノイズが(涙

どういうわけか、両チャンネル同時に故障してしまったようです。

ここ暫く、あまり音を出していなかったので、期限を損ねてしまったのでしょうか???


ESL63を自分で修理する為の技術も道具も工具類も持っていますが、作業は結構手間なので、夏の暑い時期、ちょっと忙しいし… この時期にはやりたく無いのですが、スケジュール確保をしなければいけなくなりました。

リア用のESLも故障したまま放置しているので、手元にジグに改造予定のものも含めて、3ペアのESL63があるんですよね(苦笑
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2011-06-24


QUAD ESL63の故障パターン 2011-07-10

いま、自分のESL63proの修理をしているところです。

友人のものも含めて、何度か修理していますが、ESL63のエレメントの故障のパターンは大きく2つ有ります。

1. 過大入力による電極タッチや、振動板へのゴミ付着によるスパーク発生で振動板に小さな穴が開くパターン。ぼつぼつ、ビーといったノイズが出ます。問題が出たエレメント単体の修理でOKです。

2. 接着剤の劣化で電極基板の固定が外れ、電極全体がばたばと暴れるような大きな音が出ます。

2の場合、同時期に生産されたエレメントは全て同程度の劣化をしている可能性が高い為、エレメント全ての修理の覚悟が必要です。私が部品取り用に購入したジャンクのESL63も全てのエレメントの接着剤が外れていました。したがって、健全なエレメントのみ再利用するつもりで、ジャンクのESL63を入手するのは懸命な方法ではありません。

私のESL63proは1995年に当時の代理店のハーマンインターナショナルで修理しています。その時に交換されたエレメントについては電極固定の接着剤に異なるものを使っているようで、今も接着剤の性能は完全に維持されています。

単に経年変化の違いではなく、接着剤の耐久性向上によるものであれば、後期に生産されたESL63やそれ以降のESLシリーズのエレメントについては、経年変化に強い可能性が有りそうです

接着剤が劣化したエレメントについては、たとえ振動板が健全でも振動板も取り外して完全に分解し、劣化した接着剤を清掃し、電極基板の再接着が必須です。古い接着剤の除去は結構手間なので、そこそこ慣れた私でもエレメント1枚のリビルドに4〜5時間くらい必要です。

ESLそのものの分解組み立ての手間などを考えると、現在のエレメント8枚を交換した場合のメーカー修理代金が50万円程度かかるというのは、工数を考えると仕方の無いことだと感じました。(ロッキーでは、エレメントそのものの修理はせず、英国から供給された交換用パーツを使用しているはずです。)


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC01967.JPG


# なお、高電圧を扱うリスク、DIYに不慣れな人が修理ではなく破壊をしてしまうリスク、短期間でノイズが再発するリスク、中途半端なDIY修理品が中古市場で流通して被害者が出るリスクなどを考え、私はネット上でQUAD ESL修理について具体的な記述をしたり、方法について指導を行う予定はありません。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2011-07-10


QUAD ESL63の球面波の秘密 2011-07-16

1955年発表、1957年に販売を開始したQUAD ESLに対する、ESL63の最大の改善点が、音の出し方が平面波から球面波に改善されたことです。ESL63は1981年、ESL63proは1986年に販売開始されており、63の数字は1963年に開発に着手した事を示しています。

自然界の音の出方を想像すると、平面波より球面波のほうが自然であることが想像できますね。BOSEが1/8球のキャビネットに無数のフルレンジスピーカーを取り付けて、呼吸球(球面波を発生させる発音体)の試作機を作ったように、球面波の発生には、色々なアプローチがあります。しかし、立体的な発音構造は複雑でコストもかさみ、商業製品としては困難です。

QUADの創立者にしてESLの開発者であるピーター・ウォーカーは同心円状のエレメント構造とディレイ回路を組み合わせることにより、擬似的な球面波を発生させることに成功しました。


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC01973.JPG


これが、球面波を発生させるエレメントの電極配置です。

QUAD ESL63のエレメント4枚のうち2枚のミッドハイ用は、このような構造になっています。中央部分から外側に向けて、ディレイ回路とハイカットフィルターを組み合わせて音を出します。残り2枚のエレメントは平面タイプでウーファーとなっています。

後継モデルの988、989や2805, 2905も同一の構造を用いており、ESL63において、設計思想が完成していたことを物語っています。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2011-07-16

QUAD ESL63のDIY修理 2013-06-16
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16

私はQUAD のESL63Proというスピーカーを長年使用しています。

このスピーカーは非常に音が良いのですが、内部の振動板は非常に薄い高分子系のフィルムで、過大入力やゴミの侵入によるスパークが発生し、フィルムに穴が空き、それが原因のノイズが発生します。ビー/ブーといったノイズがそれです。

また、ESL63は1981年、63PROが1986年発売の製品で古く、内部で使用されている接着剤が経年変化して電極の固定が失われ、バタバタとノイズ以上の音が出るようになっているものが、殆どだと思います。(いま出ていなくても、メンテナンス指定なければ時間の問題です。)

修理は基本的にエレメントの交換となり、2台のスピーカーを完全に修理した場合の代理店修理は50万円以上掛かります。

私は10年以上前からDIY修理を行なっています。(今だ修行中で、他人の修理のサポートをする余裕はありませんので、質問されても、修理方法の詳細に付いては、お答えできません。)

修理のためのパーツは、オーストラリアのER Audioさんで購入しています。

下記にQUAD ESLのエレメント(発音パーツ。ESL63 1台は2台のミッドハイ用のエレメントと2台のバス用のエレメントの、合計4枚のエレメントから構成されています。)の故障例を示します。


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC02170-c636f.JPG

放電が原因と思われる電極板の焦げ目とフィルムの破壊。焦げ目は洗浄し、ラッカー等で絶縁します。


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC01967-d4a53.JPG

こういったフィルムの穴から放電が生じ、ブツブツ、ビーと言った、ノイズが発生します。フィルムにかかっている張力も落ちてしまうので、張り替えるしかありません。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC00567-d17c0.JPG


導電塗料の色からメーカー純正のパーツのようですが、導電塗料の塗り方が間違っています。4隅の固定用のネジからのリークを防ぐために、ネジ周辺を大きく避けるように塗料を塗るのが正しい塗り方です。

このエレメントが原因で、ノイズはないものの、高電圧のリークが発生し、能率が落ちていました。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC02160-8bc66.JPG

ジャージネットを取り外したESL63PRO。エレメントの保護フィルムが弛んでいるのが見えますが、これも音質面での悪影響があります、たるみが無いように、綺麗に張った状態にすると見違えたように音がクリアになります。(メーカー修理でここまでやってくれるかは判りません)

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC02163-702e4.JPG


パンチングメタルを取り外した(これも、結構大変!)後、マイナスドライバーを差し込んで、保護フィルムを貼っているフレームを取り外します。保護フィルムの4隅はガムテープで補強されていますが、ゴム系接着剤が固化してぼろぼろになり、内部にゴミが侵入しやすくなっているので、これも交換前提となります。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_0569.jpg


エレメント同士の結合部


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC01973-020c3.JPG

ミッドハイ用のエレメント2枚。この構造と電気的なディレイ回路で球面波を実現します。


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_2186-0cbe4.jpg


電極を固定している接着剤が経年変化で劣化し、電極の固定が駄目になっている場合、症状が出ていない他のエレメントも呼称寸前と考えてください。エレメント4枚(ペアで8枚)の全修理が前提となります。ESL63の生産時期を考えると、ほぼすべての製品がエレメント全てのメンテナンスが前提の状況です。エレメント1個の修理前提で修理コストを軽く考えないほうが良いです。

エレメントを分解して、フィルムを除去し(たとえ、穴あきのない正常なフィルムでも!)古い接着剤カスを綺麗に取り除き、洗浄したあとで、電極を再接着する必要があります。かなり大変な作業で、手慣れた私でもエレメント1枚あたり1〜2時間必要です。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_2188-0cfba.jpg


電極を接着中。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_2202-c2298.jpg

フィルムにテンションを掛けて、接着剤で固定します。最も緊張する作業。適切なテンションを掛けるための冶具は、現在も改善のための検討中です。 上記の写真の方法は、一般的なESL型のスピーカーのDIY修理の為の治具ですが、ESL63のエレメント用に充分に強く、かつ均一なテンションを得るためには、最適な方法とは言いがたく、現在、私は別の方法を実験中です。

適切なテンションが掛けられていない場合、本来の音質が出ないばかりか、ノイズ発生の原因になります。私の過去の失敗例だと、修理直後は問題なくても2〜3ヶ月経過した時点でノイズが出るようになることが多いようです。(非純正修理の業者に依頼する場合、修理後の保証期間について注意したほうが良いでしょう。)

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_2241.jpg

フィルムに導電塗料を塗る前の準備。


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC04066-c4150.JPG

再組立。

私はESL63 1台分を組立前のエレメントの動作確認用のテストベンチ専用に使用しています。これによって、作業が大きく捗るようになりました。


最初のDIY修理時は、エレメント1枚の穴あきノイズのみ。電極固定の接着剤も性能を維持していたので、フィルム1枚の張り替えのみで済みました。今思えば、最初の故障がシンプルなものだったことは非常に幸運でした。


その後、接着剤の経年変化による電極の再接着や保護フィルムの張り替えを実践していますが、最初の修理で、そこまでやる必要があったら、修理を完遂させることが出来なかったかもしれません。ESLの修理も、要修理箇所が増えることにより、以前より敷居が高くなっていると考えて間違いなさそうです。


コメント

以前、mixiで、見知らぬ人(私より年長で、50歳前後だったと記憶)から、
「格安で修理してくれませんか?時間はゆっくり待てます。」
というメッセージを受け取り、世間の広さに驚いたことがあります。
by YAS (2013-06-16 03:14)


大根田 芳宏
私はESL-63を使用していますが低い音を入れたとき
バサバサという音がするので分解したところ保護フイルムを破いてしまい
交換する羽目になりました 教えていただきたいのですが
そもそも保護フイルムは必要なのか又ゴミの侵入防止のためだけならパンチングメタルの内側に貼ってはどうかフイルムの材質はどんなものが良いのか
わからないことばかりです どうかご教授お願いします
by 大根田 芳宏 (2015-01-14 10:08)


メーカーの設計の意図・意味が理解できていないのであれば、メーカーがやった以外の方法で修理するのは避けるのが適切でしょう。
by YAS (2015-01-15 04:12)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16


QUAD ESL63の修理再び  2015-05-18
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18

1995年に当時のQUAD代理店のハーマンインターナショナルで交換した5枚のエレメントのうち1枚がついに故障してしまいました。(当時、エレメント1枚の交換に必要なコストは25000円程度。今は随分高くなってしまいました。)

この世代のエレメントは接着剤が改良されているのか、今もステーターと電極基板の接着がしっかりしています。このエレメントは電極部分が外から見て銅色です。私の手元にある電極部分が緑色のエレメントは95年修理以前からあったもので、数年前にすべての接着剤が劣化してしまい、エレメントと電極が剥がれ、全面的な修理が必要になったのと比べて、長寿命と想像できます。

•エレメント ESL63の発音体の単位。ESL63は2個のミッドハイ用エレメントと2個のバス用エレメント、合計4個のエレメントで出来ています。
•ステーター 固定子の意味。鳥かご状のエレメントの外枠構造。プラスチック製
•電極部分 ベークライト製の基板。表面の銅箔面が電極になってて、ステーターとは接着剤で固定されています。
分解すると、ダイヤフラムに大きな穴は開いていませんが、全体的に劣化してきているようで、このエレメントからノイズ音が出ていました。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_6085-62161.JPG

連休中に時間を確保する事が出来たので、張替です。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_6090-84a03.JPG

修理前のエレメントの表面抵抗を確認。参考値として重要。

ダイヤフラムのマイラーフィルムにテンションを掛けるための治具にも新たな工夫を加えました。ESL57用に用いられていた錘を使った治具の簡易版です。ESL63用のエレメント作成用の治具は空気圧を用いてテンションをかけていたようです。(ESL63用の治具は、すでに英国に無く、CHINAのIAGの工場に送られてしまった模様…)


http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_6032.JPG

ESL63のダイヤフラムとなるマイラーのフィルムにどの程度の張力をかけるかは、諸説あり、本当のところは判りません。ESL63の製造期間が長かったので、途中で変更になっている可能性もあると思います、とにかく、かなり強い張力をかけて、フィルムがピンと張った状態にする必要があります。フィルムを軽く指で押したくらいで、フィルムが電極面に当たってしまうくらいではNGです。


写真を撮り忘れましたが、新しく作成したエレメントの表面抵抗は、オリジナルと同等レベルにする事が出来ました。


ステーターとダイヤフラム(Du Pontのマイラー)との接着を如何に強固行うかは、以前から課題としていましたが、今回、国内で入手しやすい接着剤で好結果が得られた(最終的な判断は数か月後になるでしょうが)のが、大きな成果でした。


完成したエレメントは単体でテストしています。ESL63を1台つぶしてテスト専用の治具としているので、確認作業が楽です。

http://rasenkan.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_470/rasenkan/DSC_6058.JPG

これ全体が文中のエレメント、白いプラスチックの部品がステーターです。

単体動作OKだったので、ESLに組み込みます。今回交換したミッドハイは、もう一台と比べて、同等の音圧と音質が出ているので修理結果OKでしょう。単体テストOKなようでも、修理に不完全な点があると、そのエレメントのみ音圧が低い、全体的な音圧が下がる等、色々なトラブルの原因となります。
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18



60. 中川隆[-7838] koaQ7Jey 2018年4月07日 19:17:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10012]

螺旋館 HOW TO USE ESL

QUAD ESLを鳴らすアンプ

友人宅の Martin Logan CLSやApogee Duetta 等と比べると、プレナー型の中では、かなり駆動しやすいアンプと思う。 よほどのことが無ければ、アンプの保護回路を働かせるようなことはないだろう。 WebMasterも6畳間でのニアフィールドリスニングではあったが、出力数Wの真空管アンプで楽しんでいる時期があったし、 洒落で39800円アンプで鳴らしても、特に破綻はしなかった。

超低インピーダンス負荷や、大出力アンプは不要なので、その分のコストを純粋にアンプの音質に向ける必要がある。 アンプの音質には敏感なので、正確な音、美音系など、アンプの選択には注意が必要。そういう意味においては、 アンプを選ぶ。自分の再生音のイメージを明確にするべき。

WebMasterは、QUAD 606、EAR 859を経て、現在は

AIRBOW TERA Limited
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/purimain_amp/tera_cryo_lmtd.html
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/purimain_amp/purimain_amp.html

を使用している。 なお、ESL-57とESL-63では、若干、57のほうがアンプをクリップさせやすい印象を感じる。

QUAD ESLのセッティング

生活空間を多少犠牲にしてでも、壁との距離は確保する必要がある。 キャスター付の台を利用して、音楽を聴くときだけ、距離をとるのでも良い。 適切な距離は、自分で音を出しながら確認すること。 音響パネルの類も有効に使えば好結果が得られる。盲点は、スピーカー真下の床。ここにMINI SONEXを敷いた だけで、低域の質に大きな改善が得られた。

特に、高域の指向性がきついので、セッティングには敏感。ツィータの位置(スピーカーの中央)を リスニングポイントに正確に向ける。高さ方向については、スピーカーを持ち上げる、スピーカーを傾ける、 などの対策をとる。

AIRBOWのレーザーセッター ADVANCE
スピーカーの位置決めの必需品
希望小売価格(税別) 三脚なし \15,000 , 三脚付 \19,000
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/accessory/ls.html

があると便利。

インシュレーター類の振動対策は意外と有効である。WebMasterはコーリアンのボードと、鉛粒充填済のArciciのスタンド、J1 Projectのコーン型のインシュレーターを使用している。スタンドによる重量、強度強化は低域の再生に。コーリアンボード やJ1 ProjectはS/Nの改善に効果的だった。

QUAD ESLの強化

ESLの場合、音を出す振動板が、薄い膜である。クーロン力による前面駆動なので、振動板に強度は不要なのだが、 やはりアタック音の再生には若干のデメリットがある。

AIRBOWのNXT方式ツィータ CLT-1 / CLT-2/ CLT-Jr.
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/tweeter/old_tweeter.html

は確実のその弱点を改善する。 貸し出し視聴サービスがあるので、試してみると良いだろう。 Web Masterの経験では、特にESL-57に絶大な効果を発揮した。

低域は物理的に出ない。80Hzくらいから6dB/oct.で降下するので、サブウーファーによる低域の増強は意味がある。 ただし、普通のウーファーでは、ESL型の反応速度のよい中低域にマッチしない。 Web Masterもヤマハの定価8万円クラスのものを所有していたが、 これは、想定していた通り、映画の効果音再生以上の用途には使用できなかった。

WebMasterが現在使用しているのが、SA LogicのD-Cube2である。 共振系を使用せず、DSPにより16Hzまで完全にフラットな周波数帯域とメインのスピーカーの音質に 影響を与えない高域遮断特性を得ている。安価ではないが、導入する意味のあるウーファーである。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/howtouse_esl.htm


螺旋館 AUDIO MANIACS
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/

螺旋館 Blog
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/

螺旋館 QUAD ESL-57の修理
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/eslrep.htm

螺旋館 古いQUAD製品の修理について
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/quadrep.html


61. 中川隆[-7837] koaQ7Jey 2018年4月07日 19:49:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10012]

螺旋館 オーディオシステムの履歴 もしくは マニアの受難
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/history.htm


TANNOY M20gold mk2からスタート

第1期システム 1988年頃

LOUD SPEAKER TANNOY M20gold Mk II
AMPLIFIER SONY TA-F333ESG
CD PLAYER SONY CDP-338ESD

私がオーディオに本格的に目覚めたのは大学時代。たまたま日本橋電気街で聴いたONKYOのD-500という スピーカーの音が気になったのだ。オーディオ雑誌あさりと、電気街めぐりが始まった。

実際に体験すると、D-500は、英国の小型スピーカーの設計を参考につくられた日本製スピーカーであることがわかった。 また、音質的傾向は、日本製より、英国製のスピーカーが、より、私の好みに合うことも判った。 そんな中で、Harbeth HL-Compact, Celestion 5, Mission 751, TANNOY M20等のイギリス製の スピーカーを比較試聴し最終的にTANNOY M20 gold mk2を購入した。 (HL-Compactが一番好みの音質だったのだが、当時の予算では手が届かなかった。)

雑誌で勉強したといっても、短い期間だったので、タンノイやセレッションが英国で歴史の あるメーカーである事や、HarbethがBBCモニター系の血を引く由緒正しいメーカーだとか、 そんなことは全く知らなかったし、有名ブランド、無名ブランドなど、考えもしなかった。

M20Gold mk2は、当時、日本に輸入されていたタンノイでは珍しく、同軸タイプではない普通の2WAYスピーカー。 当時、英国で店頭で販売されているタンノイというと、この手のタイプが一般的。 プレステージモデルクラスの価格帯のものは、英国の一般的なオーディオ店では、店頭展示はしていなく、 受注生産販売の形式をとっている。(アジア圏での販売台数が多いことから、アジア向けモデル。などと 程度の低い悪口を言う人もいるようだが、地域にあわせた販売戦略をとるのは、企業として当然のこと。) M20Goldは、すでに手放してしまったので、詳細は忘れてしまったが、20cmクラスの高分子系素材の ウーファーとドームツィータの2WAYスピーカー。定価はペア10万円程度だったのではないかと思う。

アンプ、CD類は無難に国産の中級機を選択。まだまだ雑誌の評価を気にしていた時代。

TANNOY Little Gold Monitorと格闘 Cyrus TWO + PSX

第2期システム 1990年頃

LOUD SPEAKER TANNOY Little Gold Monitor
AMPLIFIER MISSION CYRUS 2 + PSX
CD PLAYER SONY CDP-338ESD

スピーカーをTANNOYのLittle Gold Monitor(以後、LGM)に更新。当時通っていたサウンド寺下 (名前を失念してしまったが、当時の店員さんにはお世話になった)の改装セールで店頭品がやすく 入手できたのだ。

これは30cmのハードエッジタイプの同軸ユニットを40リットルの箱に入れた小型のモニタースピーカー。 当時、SONY Music Entertainmentの信濃町スタジオでも同シリーズのスピーカーが使用されていたそうだ。

ハードエッジ&小型エンクロージャーの為、低音再生には苦労し、駆動力のあるアンプを探すことになった。

当時使用していたTA-F333ESGの上級クラスの555系や、同価格帯の国産アンプ、 Musical Fidelity A1, A100, NAIM NAIT II, Creek 5050, Mission等の英国製プリメインアンプを比較視聴した。 英国製のアンプに比べ、国産プリメインアンプの再生音は解像度は高いのだが、立体感と活気にかけるのに驚いた。

この頃から、オーディオ雑誌の評価記事はあまり気にしないようになった。そもそも、ちょっと地味な英国系プリメインは 雑誌で取り扱われる機会も少なかった。

最終的に私が購入したMISSION CYRUS IIは外部電源装置PSXを追加することにより、出力アップ (電源電圧の増加と考えられる)と特に低域の質の向上を図ることが出来る。 これから、中古などで入手を考えている人はご注意を。

大型の外部電源とあいまって、非常に優秀な駆動力のアンプだった。音は、QUADのセパレートアンプの音を 少々若くしたような感じで、落ち着いた雰囲気の良いものであった。のちに、CYRUS ONEをサブシステム用に 使っていたこともある。

同社製品は、英国では、プリメインタイプだけではなく、AVプリやパワーアンプ、チャンネルデバイダーとそれに対応した スピーカーなど、かなり豊富なラインナップを持っており、英国のオーディオショップで展示販売されている製品の中では ハイエンドに位置する。

この時期に、逸品館を知り、店長の清原裕介さんと仲良くなった。Musical Fidelity製品の視聴は、開店早々の逸品館で 行った記憶がある。PSXはオーディオのナニワで、CYRUS2は逸品館で購入したのではなかったか…(逆だったかも?)

NAIT2もCYRUSとくらべると、よりストレートな音で、非常に魅力的だったのだが、 当時の私は、電源投入ノイズの大きさが心配で購入することが出来なかった。

LGMのスタンドには、タンノイの金属製のものを使用していたが、安定性に難があり、音質的にも不安があったので、 後に岡山のオーディオ101に楓製のものを特注した。

QUADとの出会い。QUAD 66CD


第2期システム 1990年頃

LOUD SPEAKER TANNOY Little Gold Monitor
AMPLIFIER MISSION CYRUS 2 + PSX
CD PLAYER QUAD 66CD

66CDは、基本的に、Philips社の汎用CDP基盤で構成されている。Philips社がOEM用に会社に販売したものだろう。 メーカーによる使用部品の仕様の若干の違いはあるが、当時の16bit 4fsをスペックとする多くのCDPが同じ基盤を 使用したようである。66CDは、QUADセレクトのDAC CHIP(TDA1541A)を使用していた。

いつのまにか、すべて英国製のシステムになっていた

QUAD 66 + 606の導入

第3期システム 1992年頃

LOUD SPEAKER TANNOY Little Gold Monitor
PRE AMPLIFIER QUAD 66 PRE
POWER AMPLIFIER QUAD 606 POWER
CD PLAYER QUAD 66 CD

66 PREはすべての制御をリモコン - 66 CONTROL PANEL - で行う思い切った設計。 このリモコンの操作性は非常に良く、電源のON/OFFからセレクター、ボリューム調整、CDPのコントロール、 QUAD独自のTILTトーンコントローラーの操作等を、すべて直感的に行うことが出来る。 音量調整は多くの装置では音量のUP/DOWNボタンによって行っているが、これを回転式ツマミで行えるのが素晴らしい。


cyrus twoも非常に良いアンプだが、QUADのシステムに置き換えることにより、より低域がしっかりし、 帯域バランスの整った音質にまとめることが出来た。また、上記のリモコンにより非常に操作性が良くなったのも 大きな収穫だった。リモコンで制御できるアンプを使っていたのがこの頃だけ。

ESL63Pro導入 ALL QUADシステムへ。


第4期システム 1994年頃

LOUD SPEAKER QUAD ESL-63Pro
PRE AMPLIFIER QUAD 66 PRE
POWER AMPLIFIER QUAD 606 POWER
CD Transport QUAD 66 CD
DA Converter Musical Fidelity / IPPINKAN TUBALOG KAI

ついに、念願だったQUAD ESL-63proを購入。CDとAMPをQUADのものを使っていると、ESLが欲しくなるのは、当然の流れ。 QUADの完全システムコンポとなった。今思うと、過不足感の無い、バランスの良い音を出すシステムだった。

CDの再生音向上のため、Musical FidelityのTUBALOGという真空管バッファ回路(6DJ8使用)を持つDAコンバータを、 逸品館がチューニングしたものを導入。まだ、AIRBOWの名前は無かった頃。以上、大学生時代。

CEC ベルトドライブトランスポーター導入

第5期システム 1995年頃

LOUD SPEAKER QUAD ESL-63Pro
PRE AMPLIFIER QUAD 66 PRE
POWER AMPLIFIER QUAD 606 POWER
CD Transport CEC TL-2
DA Converter Musical Fidelity / IPPINKAN TUBALOG KAI

DAコンバータの導入に伴い、トランスポートもCD PLAYERの流用から専用機 CEC TL-2を導入した。 ALL QUADシステムの操作性の良さは失ったが、良質なCD読み込みによりDAコンバータが、より一層性能を 発揮できるようになった。 後にこのTL-2は、AIRBOW TL-5100KAIと同様のチューニングを受け、TL-2KAIとなる。

真空管アンプへの挑戦 EAR-859

第6期システム 2000年頃

LOUD SPEAKER QUAD ESL-63Pro
AMPLIFIER EAR 859
CD Transport AIRBOW TL-2KAI
DA Converter Musical Fidelity / IPPINKAN TUBALOG KAI

真空管アンプが使いたくなって、当時評判の良かったEAR-859を購入した。 このアンプは、良い意味での真空管的柔らかさ、暖かさと、反応の良い音のバランスが取れており、非常に優れたアンプである。 設計者のパラビチーニ氏はLuxmanでアンプ設計をしていた経歴も有り、奥様は日本人との事。 輸入開始当初のEARは販売価格も安く、非常にお買い得な真空管アンプだった。

QUADのセットは手放さず、現在も、実家で両親が使用している。使いやすいと好評。

現在のシステム AIRBOWプリメインとESL63proのワイドレンジ化

2005年現在のシステム

LOUD SPEAKER QUAD ESL-63Pro
TWEETER AIRBOW CLT-1
SUPER WOOFER SA-LOGIC D-CUBE2
AMPLIFIER AIRBOW TERA Limited
CD Transport AIRBOW TL-2KAI
DA Converter AIRBOW DAC-1

真空管アンプ+真空管バッファーDACと、比較的やわらかい方向で調整していたのを、アンプ、DACの入れ替えにより、よりアキュレート な方向のチューニングに変更した。

ESL63Proは、10年以上不動のメインスピーカー。弱点であるアタック音と低域を補う為、AIRBOW CLT-1とSA-LOGIC D-CUBEを導入。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/history.htm

AIRBOW TERA Limited

AIRBOWのピュアオーディオ用のアンプには、TYPE-1(TYPE-2はディスコン), TERA, LUNA, LITTLE PLANET がラインナップされている。

そのうち、TERA, LUNA, LITTLE PLANETは三兄弟とも言える一連のシリーズで、その最大の特徴は電源に特殊なスィッチング電源を使用していることと、内部の増幅素子がシンプルなICアンプである事だ。大容量コンデンサーの電源回路やディスクリート回路を良しとしてきたオーディオ界の常識とは一線を画している。

TERAはそのシリーズの中では最上位に位置するもので、筐体以外は電源回路からほぼ完全なツインモノ構成となっている。また、他のモデルと比べてパーツ類も軍用クラスのものなど、より高級なものが使われている。

コーリアンのボードとAIRBOWのWOODBOYというインシュレーターでセッティング

 

電源の余裕や完全モノラル化により、Little Planetと比較すると駆動力にも若干の向上が見られるようである。(Little Planetで、もうちょっと音量を上げたいくらいでクリップしたQUAD ESLが、TERAでは余裕をもって駆動できた)また、サウンドステージの展開もより広大なものになっている。

音質傾向は、Little PLANETと比べると、より色づけが少なく解像度が向上している。

音の立ち上がりは非常にシャープ。スピーカーの高域限界が上がったような錯覚を受けるほどである。また、音の立下りも同様にシャープで余分な音が発生しない(情報量が少なく、倍音成分がまったくでない、英国L社のアンプとはまったく異なる。)為、アコースティカルな楽器の余韻が混濁しない。したがって、オーケストラのハーモニーも綺麗に再生できる。低音は量感で聞かせるタイプではないので、人によっては低音不足を感じるのかもしれない。きちんと低音の音階が聞き取れるので、しっかりした低音再生能力がある。f特、Dレンジ、音場共に非常に広く、こじんまりとまとまることが無い。

オーディオ誌等では、ハイスピードな音として評価されていたJ社のプリメインアンプもLittle PlanetやTERAを聞いた後では、私の耳には、鈍くて曇った音にしか聞こえなかった。

高忠実ゆえに、粗悪な録音だと明らかに録音の限界のあらがわかってしまう。(Little Planetだとそれなりに聞かせる音作りになっている。)好き嫌いは別として、TERAを酷評する人がいれば、どういうCDで試聴したのか教えて欲しい。

AIRBOW周辺の人脈には、プロの演奏家や指揮者が居て、音楽的なアドバイスをしているそうだ。TERA, LUNA, Little Planetの音質の違いと価格設定を考えると、結果としてこのような音が出他と言うものではなく、明確な目標とする音質の定義が最初にあって、それにあわせた音質のチューニングを行っているのだろう。

スピーカーの駆動能力に関しては、拙宅のESL-63proはもちろん、友人宅でApogeeのオールリボン型の低能率/低インピーダンススピーカーを楽々駆動していることからも折り紙付である。

出力は20Wなので、大音量が必要な人、スピーカーの能率が低い人には不向きであろう。また、設計思想上、トーンコントロールなどの音質調整装置も持たないので、それらの機能を必要とする人にも適合しない。が、このアンプの音質は比類無きかけがえの無いものと思う。

もし、出力が倍の40Wあれば、誰にでも薦められるのだが、その点は残念。意匠に意見を持つ人もいるようだが、充分な高級感を持っているし、私は中身より筐体にお金がかかっているようなアンプにはお金を出したくないので、これでバランスが取れていると思う。

私が使っているTERAはTERA Limited。最近、低温処理した部品を投入したTERA Limited Cryoへのアップグレードサービスも行われているので、チャレンジしてみたい。

AIRBOWのアンプに興味を持っている人は、逸品館の貸し出しサービスを利用するとよいと思う。気前よく貸してくれるし、借りたから、買わなくてはいけないのでは?と、心配する必要も無い。出力の問題も確認できるし、なにより、官能評価を他人や雑誌の評価に任せても意味が無いと思う。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/audio/tera.htm


62. 中川隆[-7839] koaQ7Jey 2018年4月08日 06:22:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10018]
>>37>>43, >>45, >>46 に追記


Stereo Sound No.188 から 2013/09/15


Quad ESL 2912/同じ系列のスピーカーを愛用するものとしてとても好もしいことの一つに、今回のモデルチェンジを期にこれまで取り上げられる機会が少なかったクォード ESL の記事を目にする機会が増えたことです。

今私の手元にあるステレオサウンドの188号にも[スピーカー]&[アンプ]クラス別相性チェックテストと題した記事があり、その200万円クラスにコンベンショナルなダイナミックラジエーター型スピーカー3機種とともに Quad ESL 2912 が取り上げられていました。組み合わされるアンプも4組あり、トランジスタ2機種・真空管2機種、価格も240万円から400万円とオーディオ専門誌の常道から外れること無く”価格帯でのバランスを考慮したもの”が揃えられています。長年ESLを使い続けて来た者から見ても今回テストに選ばれた機器の選択は妥当なところでしょう、それぞれが高出力であるのに加え最終段にはアウトプットにトランスを持ったアンプにテスターが好印象を持った様子がその証左です。

この企画はいわゆる機器同士の相性テストなので、テスターの好みを反映した物になることは織り込み済みでしょうし、その方が継続して購読されている読者にも分かり易い記事になることは間違いないでしょう。はたして思った通りの成り行きでテスターの嗜好に沿った評価で一件落着、無事相性テストの終了となりました。記事としてはテスター各人がどこかしら不満を抱いている様子がうかがえる等、「試聴しっぱなしかいな」なんて今一つ詰め切れていない感が残る結末ではありましたが。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

詳しい内容は本誌を読んでいただくとして、ここから先は Quad ESL をメインスピーカーにしている Audio Amigo Kyoto の独り言です。

このテストには先にも書いたようにトランジスタと真空管それぞれ2組のアンプセットが使用されています、そしてそのうちの3組が出力部にトランスを持った機種です。繰り返しになりますが ESL を前提にして選んだとすれば出力も95Wから600Wとまずまずで、ここ迄は結構良い線を行ってます。

ここでちょっと一言。 Quad ESL は鳴らし難いスピーカーで結構アンプとの相性がシビアで、ベストカップルが見つからず結局 Quadブランドのアンプとの組み合わせがよくあるパターンでした。確かにそれで上手くいった初代 57 は別として 63 以降の ESL に Quad ブランドのアンプではベストマッチではありませんでした。当然現行のモデルも然りで、新製品に合わせて高出力化された Quad ブランドの真空管のアンプでもまだまだ出力(電力供給量)が足りず、ESL の真価を発揮させるには至ってはいません。

話を戻します、用意された試聴機のパフォーマンスが、テスター各氏が期待していた ESL スピーカーの持つポテンシャルにあと一歩追いつけなかった理由について考えてみました。

相性テストなので組み合わせるアンプは現在市販されているモデルの中からこのテストの趣旨に該当する価格帯から選択すると云う縛りがあるので仕方ないのですが、選ばれたアンプにはこのスピーカーの魅力を引き出す大事なポイントが抜けていることに気付きます。

使用するパワーアンプの出力も重要なポイントでもあるので、ここで選ばれている4機種は合格圏内にありました。しかし ESL の真骨頂とも云うべきデリケートな音質の再現と云う点に関しては幾許かの問題を抱えています。その理由は使用されている出力素子が KT120 と云う傍熱5極管やトランジスタであることです。今回のテストに供されたモデルのように、5極管を使用する場合でも3極管接続やウルトラリニア接続にすれば随分改善され3極管が使用出来ない時の次善の策にはなるのですが、音楽の再現に無くてはならないしなやかで伸びやかな音質の表出を求める場合、やはり直熱3極出力管を採用することが成功の鍵を握ると云えるでしょう。それともう一つ ESL は高域の再生時極端にインピーダンスが下がる性質があり、低インピーダンスへの耐性もかなり重要なポイントになります。

しかし現行で市販されている直熱3極管は少なく、その中でも高出力を望めるものは更に減り実用になる真空管の種類は限られています。そのような難しい条件の中に有りながら奇跡的に流通量も多い管種に845があり、この真空管を用いることで直熱3極管ハイパワーアンプの製作が可能になります。それ以外には現状を見渡しても市場性の無さからか高出力の直熱3極管パワーアンプそのものが少なく、特殊なものがたまに見つかる程度で選択肢はほとんど無いのが現状です。また運良く信頼に足る製作者に出会え製作を依頼出来たとしても、その費用は材料費も含めかなり高額にならざるを得ません。また必要な出力を取り出す上で動作上出力管には高電圧をかけることになり、製作上も使用上でも安全対策の厳重さが要求されます。いろんな意味で現在のオーディオ商社では扱うことが難しい代物なのです。

新型の Quad ESL 2912 は1ペア230万円と云う価格が設定されています。その前身にあたる ESL 2905 を実際に長期にわたり使用した者の感想としては、価格はそのパフォーマンスに比してとてつもないバーゲンプライスなのは確かです。ただしアンプに限りなく上質なものをあてがうことが出来る場合に於いてだけですが。

現在オーディオアミーゴ京都がリファレンスとして使用している ESL 2905 は ESL 2912 の前身のモデルになります、カタログ上に現れる諸元的には新型に劣っている様に見えますが、構造の基本構成に変更点はなくエレメントや回路上の数値以外はそのままです。

Qaud ESL はこれまで大量に流布された 57 や 63 の世評が一人歩きし扱い難いスピーカーとして認識されていますが、おそらくそうした話の元の大半は増幅されたうわさ話が未体験の人々の想像を更に膨らませおもしろ可笑しく語られた部分が多くを占めているように思います。

現実には当店開設時から使い続け今日迄故障も目立つ劣化も見られず、巷間なにかにつけて噂されている様な脆弱さを感じることは一切ありませんでした。また400Wと云う耐入力があり音楽鑑賞に必要な音量は何不自由なく普通にこなせるので、音量で聴き方を制限されるような思いをすることはありませんでした。

この ESL 2905 と同等のパフォーマンスを持ったスピーカーの価格は、例えば Magico Q3 をはじめとして相当高額になると思います。ただ鳴っていれば良しとするのではなく、 ESL の真価を引き出す為には高品質のアンプが必須であり、価格帯のバランスなどは一旦頭の中から消し去ることが必要です。

*(Mr.アーロン・ウォルフは自身の理想とするスピーカーとして、プレーナータイプの音質を維持した上で  十分なダイナミックレンジを確保する為に Magico を起こしたと聴き及んでいます。)

最後にオーディオアミーゴ京都に於ける Quad ESL 2905 の使用状況です。

パワーアンプには Zanden Model 9600 と云う真空管式モノブロックアンプを、開設当初は出力を60Wに設定して組み合わせていましたが、スピーカーの耐入力にはまだまだ余裕があったので時間とともに高出力化を図り現在では100Wで運用しています。パワーアンプを含め他のザンデンオーディオ製の高品質な機器と、的確にコントロールされたルームアコースティックにより ESL 本来の音楽表現の素晴らしさとともに、従来から ESL では諦めなければならないとされていたリアルなダイナミックレンジの再現を可能にしています。

Qaud ESL は繊細さとハイパワーを併せ持ったアンプに出会うことによって初めてその本領を発揮してくれるハイパフォーマンス スピーカーシステムです、うわさ話に惑わされずご自身の耳でお確かめ下さい。

ただし耐久性についてはその機構上、ダイナミックラジエター型のスピーカーと同一線上には語れないようです。
http://audio-amigo.com/memorandum/2013/09/786



63. 中川隆[-7838] koaQ7Jey 2018年4月08日 06:58:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10018]

2015年1月31日  QUAD ESL-2912 でレコードを聴く

speaker QUAD ESL-2912 2,300,000 円 pair
pre amp EAR 868/PL 980,000 円
power amp EAR V12 1200,000 円

player clearaudio Master Innovation 3,150,000 円
tone arm clearaudio TT2(?) 1,200,000 円
cartrige 不明

EARのアンプでスピーカーESL-2912を鳴らしました。

音は総じて音像が大きく輪郭はかっちりしていました。
繊細さは不足しています。

今回の最大の音の不満はキレがなかったことです。
ジャズではESL-2912の低域がベースによって膨らみすぎる様子も見られた。

デジタルリマスター音源のレコードを最新システムで1時間ほど聴くことが出来ました。
最新の機器はどうなのだろうか。
デジタルリマスター盤はどうだろうか。

リニアトラッキングアームを持つクリアオーディオのプレイヤーは初めて見ます。
リニアに動くトーンアームは雑誌に載っていたので知っていましたが内容までは見ていませんでした。

かつてのリニア方式は電子制御だった。
代理店によると clearaudioのトーンアームはパッシブに動くそうである。
電子制御ではなく、レコドーの溝にそって勝手に動く機構。
改めて雑誌を読んでみると最新のレコードに合う音と書いてある。

近年出ている往年の音源は、ほぼデジタルリマスターによりデジタル化されている。
自分の経験ではデジタルマスターの音源はノイズは少ないがデジタル臭さが消えない。
デジタルマスター音源はCDで聴く方が良い結果になると思っている。

今回聴いたレコードは高音質盤と言われる、45回転2枚組とか外周に1曲のみカットされたレコードだ。

EARのアンプでスピーカーESL-2912を鳴らしました。
音は総じて音像が大きく輪郭はかっちりしていました。
繊細さは不足しています。

これらの音の特徴はリマスター盤を使用しているとか、アンプが球であるとか、コンデンサー方式のスピーカーによるものもあると思います。
石のアンプ、普通のスピーカーであればどうでだったかは気になるところです。
今回の最大の音の不満はキレがなかったことです。
レコードの制作段階のどこかでキレが失われたように思います。

ジャズではESL-2912の低域がベースによって膨らみすぎる様子も見られた。
アンプが球であるためか、許容範囲を超えていたためかは分からない。
ジャズは苦手なジャンルか。
https://natuno47.exblog.jp/22770046/


64. 中川隆[-7837] koaQ7Jey 2018年4月08日 07:06:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10018]

オーディオファイルが誰一人評価しない QUAD ESL-2912 なのですが、何故か


QUAD ESL-2912 が「オーディオ銘機賞 2018」を受賞
rocky-int.main.jp/meiki_newsrelease%202018_1.pdf

QUAD のスピーカーシステム. ESL2912 が「オーディオ銘機賞 2018」を受賞. 株式会社音元出版が主催する「オーディオ銘機賞 2018」において、. QUAD のスピーカーシステム ESL2912 が「スピーカーシステム/中•大型」のカテゴリーにお. いて入賞いたしました。

〈カテゴリー別受賞〉
スピーカーシステム/中•大型 QUAD ESL2912.

オーディオ銘機賞についてはこちらから
https://www.phileweb.com/.

製品の詳細はこちらから
http://www.rocky-international.co.jp/quad/esl/esl28122912.html.


65. 中川隆[-7836] koaQ7Jey 2018年4月08日 07:23:05 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10018]

物理特性だけが良いダメ・スピーカー QUAD ESL-2912 と この世のものとも思えない音と言われた ESL57, ESL63 の音の違いはどうも使っているエレメント(振動膜)自体にあるようなんですね:

最新の製品 QUAD ESL-2912 では問題の多かった振動板(膜)の素材が変更されて経年変化の少ないモノになったそうです。

小生の知っている範囲では、QUAD も自社の既存製品について定期的なオーバーホールを勧めているようで、それは振動板の劣化の可能性があったからだそうです。

ただこの新振動板なんですが、音は従来のQUADらしくないという話があって、確かに低音域の改善を感じます、というかダイナミック型スピーカー風になってしまったような。

巷ではコンデンサーSPは全面駆動なので繊細なところまで聴こえるというのですが、実際には空気の抵抗で全面駆動しているハズの振動膜が歪んでいて、それが結果的に柔らかい繊細な音と感じられていた風なのです。

要は今の QUAD のSPは硬い振動(膜)板となり音質は変わってしまいました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14141639149


やっぱりESL 2013年01月24日

とにかくESLが好きで、2905の他にオリジナル ESL57 ダブルスタックを持っています。

ESL57 ダブルスタックが素晴らしいので期待して 2905を買ったのですが、あまりの違いに最初は戸惑いました。低音は(オリジナルに比べれば)まあ出ますし、高域も良いのですが、肝心の中域にオリジナルの透明感がありません。

また、同心円状に音が出る分(オリジナルはビーム状)、音が薄くなってしまう印象がありました。

おそらくESLが好きな人は、最初から低域を捨てている気がします。

2905や最新の2912はここを頑張ってるんですが、ESLらしさは新しくなる度に薄まっているんじゃないでしょうかね。
http://community.phileweb.com/mypage/1771/


66. 中川隆[-7835] koaQ7Jey 2018年4月08日 07:36:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10018]

ESL57, ESL63 でもエレメント(振動膜)を経年変化の少ない新しい硬い振動膜に変えると、あの この世のものとも思えない音が消えてしまうのですね:


387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/21(金) 12:00:54.26 ID:I5mBnGRd

ESL はドイツ製?と旧いイギリス製では音がちがうの?


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/23(日) 00:53:00.64 ID:wNJTbXdg

違いますね。 変な音になっちゃいました。

イギリス製の頃は JAZZ でも思いのほかHOTに聴けたけど今のドイツのは
冷めちゃいます。

全部ドイツ製で新貼りの 57 も聴いたけどハイが出るようになっただけで、ただの細みな煩いSPになってた。

本来 ESL-57 の持ってる熱気みたいな物が全く無くってただ綺麗に鳴ってったよ。
その代わり直ぐに音圧は出るよ。


389 :387:2014/03/23(日) 11:43:55.55 ID:sqsJIrls

足の長いドイツ製は、格好良い感じなんですが。イギリス製を大事にしよう。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1303158619/l50

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 03:27:48.81 ID:J6r5nMxk

大きな音を出せないコンデンサー型だけど、家庭で聴く分には十分すぎる。

日本人には人気が無いため、新製品が出ず、買い替えせずに10年以上たった。
恒例のハイエンド行ってるけど、我が家のコンデンサー型の優秀さを確認することになってしまう。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/09(日) 18:38:38.53 ID:cRlGP+CH

QUAD の ESL2805 は繊細感がないように感じた

安くて薄っぺらい ESL988 の方がコンデンサー型らしい爽快な音だった


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 00:11:34.23 ID:ZwGdLKL0
>>48
そのとおりですね。

>>49
ESL-63PRO の方がよりいいよ。
ドイツのは何か違う。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 09:15:56.33 ID:ib4724v3

ドイツ QUADの ESL57 はどうよ


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/11/13(木) 16:18:21.89 ID:FdAhO73j

直接の再生産品は聴いたこと無いけど全ユニットをサウンドボックスでドイツのに交換した奴なら聴いたよ。

6枚全部ユニット交換して約¥50万だと。

出て来た音はオリジナルとは似ても似つかないやたらハイだけ良く出る
煩いSPになってたよ。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1412663235/l50


2016 年 10 月 18 日 潟鴻bキーインターナショナル

QUAD ESL スピーカー、エレメントユニット交換修理の修理代
エレメントユニットの交換は基本的に 1台分全ての交換を行います。

・ESL 63 および 63pro 1台あたりおよそ 30 万円

※ESL57 は修理対象外製品となります。
https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&ei=j3xbWoesBYvL0ATJxq_QCw&q=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&oq=rocky-int.main.jp%2FESL_repair.pdf&gs_l=psy-ab.3...4281.11625.0.11908.3.3.0.0.0.0.143.324.2j1.3.0....0...1c..64.psy-ab..0.1.97...0i30k1j0i5i30k1.0.nihcWd-a0Xg


ESL 63 および 63pro の交換エレメントは、新発売のESL2912、及び2812に搭載されている最新のエレメントを使用します
https://www.good-stuff.net/rocky_html/pdf/QUAD_ESL_campaign130510.pdf


67. 中川隆[-7838] koaQ7Jey 2018年4月08日 10:58:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10024]

QUAD ESL63 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-11748676150.html

ヴィンテージオーディオ雑感 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12102435473.html


68. 中川隆[-9585] koaQ7Jey 2018年4月13日 12:56:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10225]

AUDIO な日々


学生時代

◦AUDIO って
◦目覚めのころ
◦長岡教へのいざない
◦金田式 DC アンプ
◦真空管アンプとの出会い
◦真空管な日々(その1)
◦真空管な日々(その2)
◦真空管な日々(その3)
◦MC ヘッドアンプに挑戦
◦真空管な日々(その4)

QUAD の時代

◦QUAD ESL-63 との出会い(前編)
◦QUAD ESL-63 との出会い(後編)
◦最後のアナログプレーヤー・最初の CD プレーヤー
◦QUAD 44+405 との出会い
◦Super Woofer と QUAD ESL-63
◦QUAD 44 壊れる(その1)
◦QUAD 44 壊れる(その2)
◦QUAD 44 壊れる(その3)
◦さらば、QUAD ESL-63
http://www.schumann.jp/old/audio/au01.html


QUAD ESL-63 との出会い(前編) (98/5/5 記)
 
大学生活も終わり、私は、初期研修のために親元を離れて八戸にて生活をし始めた。 オーディオ装置やLPをも全て連れていった。 アパートの遮音が良くないので、あまり大きな音で鳴らすことは出来なかったが、オーディオ機器にとってはまずまずの環境であった。 ある日、回りの住人がいないのをいいことに、大音量で鳴らしてみたところ、以前と音が全然違う。 低音が出てこない。 おかしいなぁ。 アンプがおかしいのかしらん? などとアンプを調べるも問題なし。 それではと、スピーカーを調べると・・・

なんと、スピーカーのエッジのウレタンがポロポロになっていて、空気が漏れている始末。 完全密閉型の Fostex A-300 では致命傷だ。 さっそく、メーカーに電話をかけて、修理可能かどうかを問い合わせたところ、修理は可能だが、修理費用は \ 30,000 / ch で、修理期間は未定とのこと。 費用はともかく、修理期間未定というのは困るので、あっさり、あきらめて新しいスピーカー探しに走った。

いくつかのオーディオショップをまわって、試聴したのは、タンノイのスターリング、インフィニティの kappa、ダイアトーンの DS-505、デンオン、カントン(ドイツのメーカー)、ハーベス、リンなど、実売で 300,000 / pair クラスの製品を多数。 心がなびいたのは、タンノイのスターリングとインフィニティという性格の異なるスピーカーたち。 リンと国産メーカーは、一聴して脱落。 カントンは、当初気に入ったのだが、聴くにつれて、音の硬質さと平板さが気になり脱落。 ハーベスは、使いこなしが難しいようで、この時の試聴では、いまひとつだった。 タンノイかインフィニティか? で悩む毎日。

タンノイのスターリングは、何を聴いても安心して身を任せられるというか、とにかく聴いていて楽しい。 音像がシャープにまとまり、定位感がよい。 欠点は、何を聴いても、タンノイサウンドというか、タンノイ流のキャラクタが音についてまわる。 それと、ピアノの響きがよそよそしいこと。 一方、インフィニティは、細やかで神経質な音でありながら、破綻することなく音楽が聴ける。 ピアノの響きがすばらしい。 逆に欠点は、録音のあら捜しが上手なこと。 録音が悪いと、聴いていられないような悲鳴をあげること。 録音モニタには最適だろうけれど、音楽観賞用としては、これは、むしろ欠点だ。 もうひとつは、定位感が悪いこと。 例えば、バイオリンの音の定位が、音程が上がるにつれて、上の方にひっぱられると同時に不明瞭になっていく。 3メートル以上離れて聴けば、このようなことはなくなるが、私のアパートでは不可能だ。

予算枠を超えてしまうが、タンノイやインフィニティの上位のスピーカーも試聴してみた。 値段に値するだけの違いはわかるものの、タンノイとインフィニティとの中庸を求める私の要求とは相いれなかった。 そんなある日、デパートのオーディオ売り場(今にして思うと、何故デパートのオーディオ売り場にこんな製品があったのかが疑問だ。)で、中古の QUAD ESL を見かけた。 さっそく鳴らしてもらった。 残念なことに、片チャンネルは不調で、途中で鳴らなくなてしまったが、この音は非常に好ましかった。 外見は大きいが、ロクハンのシングルを聴くがごとき音像の小ささには驚いた。 この時まで、私は QUAD の音を聴いたことがなかったのだ。 礼を言って、デパートを出て、さっそくオーディオ店に飛び込むが、QUAD の製品なんかはおいていなかった。

 さて、どこでなら試聴できるか? 仙台でもおいているところはなかったので、東京まで出るしかない。 オーディオのためだけに東京まで出るのはちょっとと思っていたところ、外科の先生から、盛岡のオーディオ店の広告に、中古の QUAD ESL-63 があるよと聞いた。 運の巡り合わせというのは、こういうことなのだろう。 さっそく電話をかけてみたところ、中古の依頼品があるとのこと。 自分のところで販売した ESL-63 だが、持ち主が、他のスピーカーに熱を上げてしまったので、依頼販売になっているのだという。 現時点では、販売依頼を受けているだけで、現物はお店にはないから、試聴はできないとのこと。 中古といっても、使用歴はわずか6カ月で、新品同様で渡せるとのこと。 新品販売価格の 2/3 程度でどうだろう? と情報を得た。

オーディオ雑誌をみて、ESL-63 についての情報を集めたが、評判はあまりよろしくない。 低音がでない。 箱庭的な音。 かまぼこ型の音。 う〜ん。 唯一の良い情報は、ESL-63 PRO の改造品を、私の大好きな Philips レーベルがモニタスピーカーとして使用しているということだけだった。 1週間ほどして、先のお店から電話がきた。 依頼主が、しびれをきらして、値段を \ 50,000 下げてきたとのこと。 まだ踏み切れなかった私は、オーディオ雑誌の評価記事を引用しながら、試聴していないスピーカーの購入に踏み切れないことなどを話した。 しかし、このお店の常連の外科の先生は、私の音の好みや感じ方から、ESL-63 は良い候補だと考えたようで、店主に「もう大丈夫だから、もう送ってよこせ!」と言い出す始末。 結局、さらに \ 50,000 値引きさせて、試聴もしていないスピーカーを購入してしまった。

3日後にESL-63 が届いた。 まず最初に、大きさに驚いた。 そのくせ 20 kg に満たない。 さっそく適当にセッティングして、DENON PMA-970 でドライブしてみる。 音が出ない! どうして? と思ったら、スピーカーにもコンセントがある。 そうだった、コンデンサ型だった。 電源がいるのだ。 再度、トライ。 第一印象は、購入して正解 であった。 確かに、最低音部が全く出ていないのは確かだが、これは、先に試聴したタンノイ・スターリングや、インフィニティ・カッパでも、充分に出るわけではない。 音楽の再生に大切な、100 Hz 前後の低音は充分だ。 高域については、かまぼこ型と表現した評論家の耳がおかしいに違いない。 第一印象は良かった。 少なくとも、先のタンノイやインフィニティよりは良さそうだ。 しかし、聞き込むにつれて、不満が出始める・・・・。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-09.html


QUAD ESL-63 との出会い(後編) (98/5/19 記)
 
聴き込むにつれて出てきた不満は、音が固いことだ。 私の大好きな Elly Ameling の声が無機的に聞こえる。 血が通っていないような感じさえ受ける。 それなのに、ピアノの音は、ぼやけて聞こえる。 特に高音域では、音が鈍るような感じだ。 弦楽器の音は重く、響きが沈む。

原因は、私でも容易に想像がついた。 DENON PMA-970 と音色が合わないのだろう。 さっそく、管球アンプの登場だ。 一番手は、6V6GT Single (K-NFB) アンプだ。 

真空管な日々(その2)
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-05.html

で紹介した 6G-A4 Single に 6V6GTを差しかえて、カソード NFB をかけたものだ。 さすがに、最大出力 0.8 W では、低能率の QUAD ESL-63 では、管弦楽では若干つらいものがあるが、ピアノ曲や室内楽なら、出力の少なさも気にならない。 少なくとも、DENON PMA-970 よりは、良い。

お次は、球を差し替えて、6G-A4 Single で試した。 カソード NFB をかけたまま試してみた。 室内楽曲を聴くと、弦楽器のしなり感はよく表現されるし、ピアノのカチンとした硬質なところもきちんと出る。 まとまりもいいし、なかなかなものだ。 ただ、最大出力がたりないのか、オーケストラでは、トゥッティで、歪み感とまでは言わないが、伸び悩む感じがあった。

手持ちの最後は、6G-A4 Push-Pull。 無帰還アンプらしい、のびのびした音で、ほとんど気になることはない。 あらを探せば、ピアノの音がやや太すぎるか? という程度。 オーケストラでも 6G-A4 Single のように破綻することはない。 ということで、メインアンプの座は、DENON PMA-970 から、6G-A4 Push-Pull へ移った。

QUAD ESL-63 のいいところは、何と言っても、定位感。 セッティングには若干うるさいところがあるが、比較的至近距離で、直接音だけを聴くような聴き方をしても、音場が狂うことはない。 左右のステレオ感のみならず、前後感というか奥行きもよく分かる。 ただ、普通のスピーカーと違って、奥行き感は、スピーカーの後方に広がる感じがする。 その分、近づいて聴くと、今度は、大きなフォルムに圧倒されるかもしれない。 こんなのは慣れてしまえば、それだけのこと。 とはいえ、このスピーカは6畳間で聴くのは、ちょっと厳しい。 最低でも8畳間ぐらいないと、スピーカーと聴き手の後ろのスペースをとれない。 コンデンサスピーカーは、後ろ側にも音が出てしまうので、スピーカーの後ろ側のスペースは重要だ。 場合によっては、吸音材をおくのも良いようだ。 聴き手の後ろのスペースも、けっこう重要なようで、聴き手の後ろがすぐ壁だと、持ち味の定位感が失われるようだ。

音楽にひたっていられるおおらかさを持ちながらも、モニタ的な(オーディオ的な、と言い換えてもよい)聴き方にも耐えうるのもよい。 Phillips がモニタスピーカーに採用しているのも、よくうなずける。 もちろん、最低音域は、原理的にも出るはずがないが、音楽のベースになる 100 Hz 前後は充分だ。 コンデンサ型の欠点は、低音の音量ではなくて、音質だと思う。 軽いコーンのウーファだと、「どすん」と落ちるところが、「ど〜すぅぅぅぅん」と、歯切れが悪くなってしまうのだ。 コントラバスなんかだと、(よく言えば)ゆったりとした感じで悪くないが、ドラムは、いまひとつ。ピアノも同様なのだが、私の場合は、ピアノの好みが Boesendolfer ということもあって、それが必ずしも欠点にはならない。 結局、クラシック向きといわれるのは、こういったところにあるのだろう。 この時にふと思ったのは、質の良いスーパーウーファーと組み合わせたら、楽しいだろうなぁということだ。 機会があれば、やってみたいものだ。

さて、アンプも決まったことだし、6G-A4 のスペアを買っておこうと、学会帰りに秋葉原に直行。 ところが、「置いていない」お店が多い。 唯一あったお店では、なんと ペアで、18,000 円とのこと。 1ペア 1430 円の時代はどこへいってしまったのだろうか? MJ「無線と実験」 の広告で、見かけないのはこういうことだったのだと、やっとわかった。

こうなると、代替えの球を探したほうが良さそうだなぁ(影の声: 他の球に浮気したかっただけでしょ)と思っていたところ、LUX の CL-34 と MQ-70 の出物を発見。 改造してもいいかなぁ、なんて不埒な考えで購入した次第。 6G-A4 Push-Pull と聴き比べると、意外なことに、MQ-70 のほうが、若干クールで腰がしっかりしている(低音が締まっている)感じがするが、それ以外は、よく似ている。 どちらが好きかと言われると、困ってしまう。 すっかり気に入った。 MQ-70 を使う以上、私の次作プリアンプでは、ゲインが足りないので、CL-34 と MQ-70が、常用アンプの座に。 高価な買い物をしたので、当分オーディオ機器は買わないと決めたのだが、そんな私に、物欲大魔王が襲いかかる・・・。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-10.html


最後の LP プレーヤー・最初の CD プレーヤー (98/6/29 記)
 
スピーカーも買ったし、それに合う管球アンプも買った。 もう買うものはないだろうと思っていた矢先のことだった。 DENON レーベルから、Ingrid Haebler の Mozart Piano Sonata の新録音が CD でのみ発売となった。 昭和 63 年の秋のことだ。 私のなじみのレコード屋(仙台レコードライブラリー)は、世の中が CD 時代に入ってからも、輸入版の LP を提供してくれていたので、私は、CD プレーヤーを買わずとも、事足りていたのだった。 ところが、今回の発売は全世界的に CD のみ。 そういうわけで、私も、世間に遅れること数年で CD プレーヤーを買わないわけにはいかなくなった。

CD プレーヤーのオリジネーターは、皆様ご存知のように Philips と Sony だ。 今までにも書いてきたように、私は、Philips の音作りが好きだから、当然のごとく、Philips の製品を買おうと思ったのだが、調べてみて唖然とした。 業務用(らしい) LHH-2000 が 120 万円、LHH-1000 が 60 万円ぐらい。 高価すぎて、私には手が出ない。 でも、音はいいんですよねぇ。

それなら Sony かと思いきや、こちらは、数分の試聴でパス。 良くも悪しくも 細くて硬い Sony らしい音で、聴いていて疲れる。 機械的な音というか、腺病質で神経質な音に聞こえた。 ああいう音が好きな人もいるのだろう。

販売店の私へのお勧めは、なんと Marantz。 「えっ! どうして?」 と言葉を失った私への答えは、Marantz の製品は、 Philips の OEM (相手先のブランドの名前で、製品を作ること。 この場合は、Philips が実際には製品を作っていることになる)だからだという。 Marantz CD-94 Limited + CDA-94 Limited は、シャンペンゴールドのボディになっているが、ボディ色を除くと Philips LHH-1000 と全く同じデザインだ。 さっそく試聴させてもらった。 LHH-1000 と比較試聴すると、LHH-1000 に軍配が上がることは確かだが、温かめで、つややかな音で、好感が持てた。 同一条件で比較試聴しないと、LHH-1000 との差は、私の耳ではわからないかもしれない程度の差しかない。 でも、値段は半分だから、私にはとてもお買い得。

およそ1週間して、我が家に Malantz CD-94 Limited + CDA-94 Limited が届いた。 大きすぎて、今まで使っていたラックにはいらない! という問題を除けば、とても良かった。 買ってから数ヶ月経つIngrid Haebler の CD が綺麗に響く。 大きな買い物が続いたけど、買って良かったなぁと思っていたところ、MJ 無線と実験にショッキングな記事が。 マイクロ精器のアナログプレーヤが、ほぼ全面的にモデルチェンジし、今後は軽量級の一体型のアナログプレーヤのみになるとのこと。 マイクロといえば、超ど級の糸・ベルトドライブで、オーディオマニアのみならず、音楽マニアにも良く知られている。 こういうものは、無くならないだろうと思っていた。

さっそく、週末に、オーディオ店に行くと、新製品の(マイクロとしては)軽量級のデモをやっていた。 音が悪いわけじゃないけど、物足りないというか、なんというか。 店の奥を覗くと、あった〜〜。 旧製品が。 ベルトドライブで、レコード吸着付きの SX-111FV。 さっそく聴いてみると、やっぱりいいなぁ。 (影の声: 単純に、ココロが満足しているだけで、実際の音の差じゃないだろ! n'Guin:お黙り!) さっそく値段の交渉。 ところが、お店の人曰く 「これは、デモ用に使っていた器械で、売り物じゃないんです。 傷もついているし。 新品はもう無いし、売れません。」とつれない答え。 「その現品でいいから、売ってほしい」と頼み込むも渋い顔。 ちょうどそのときに、顔なじみの社長が通りかかったので、頼み込んだら、「1ヶ月待ってほしい。 オーバーホールに出して、傷も消してお売りしましょう。 値段は新品の 30 %引き」とうれしいお言葉。 社長曰く「1ヶ月といっても、どうせアーム選んでいる間に過ぎちゃうでしょ(笑)。」 実際、その通りで、今度はアーム選びに時間がかかったが、結局、社長のご推薦の Audio Craft AC-3000MC に決定。 50 万弱になるほどの(私にとっては)大きなお買い物でしたが、これは一生モノだと思って自分を納得させた。
購入から、既に 10 年が経過したが、CD プレーヤーの Malantz CD-94 Limited + CDA-94 Limited も LP プレーヤーの Micro SX111FV + Audio Craft AC-3000MC も立派に現役だ。

LP のほうは、さすがに最近出番が減ってきているが、ベルトの交換ぐらいで、元気に働いている。 吸着システムは、やっぱり聴いていて不安を感じなくていい。 若干 LP が反っていても、問題ないのが何より良い。 LP の経験がない方にはわからないだろうが、反った LP だと、音が揺れるし、スピーカーにも負担がかかるし、いいことが無い。 そんな心配をしなくて良いのが、何よりうれしい。

CD のほうは、そろそろ新品を買いたいと思っているのだが・・・。 たまに、新製品の試聴もしているのだが、私が購入できる価格帯の製品では Marantz CD-94 Limited + CDA-94 Limited を明らかにしのぎ、君が欲しいと思える製品には、まだお目にかかっていない。 最近では、Philips の LHH-500 シリーズなんかがよさそうに思えるのだが、ピラミッド型というか、どっしりした音場構成が得られない不満があって、購入にまで至っていない。 予算的に 30 万程度までというのが、原因か・・・。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-11.html

QUAD 44 + 405 との出会い (98/9/20 記)
 
平成7年の4月に、私達は、現在のマンションに移り住んだ。 およそ 80 m² 弱の居住スペースに、占有できる庭が、25 m²。 仙台の中心部としては、まずまずの広さのマンションである。 リビングのおよそ 14 畳弱のスペースには、オーディオ類とローセットテーブルと食器ダンス2つのみということで、オーディオ鑑賞用には、できるだけのスペースをとったつもり…

ここに引っ越してくるまでは、8畳弱の部屋に、オーディオのみならず、いろいろと押し込めて聴いていた。 引越し後は、やっと ESL-63 も真価を発揮してくれるようになり、喜んでいた。 しかしそれもつかの間。 右チャンネルからの音が、おかしい。 バランスが取れない。 故障だ。 調べてみたら、メインアンプの Lux MQ-70 の右チャンネルの終段の 6C-A7 が駄目になっていた。 さっそく近くのお店から、EL-34 を2ペア入手して、差し替えて調整をしなおした。

調整をしてみて感じたのは、MQ-70 は、そろそろ寿命が近いこと。 今回駄目になったのは、終段球だけであるが、真空管の様子からすると、おそらく、ドライバ段の 6240G も近い寿命が来そうな雰囲気。 真空管マニアの方はご存知のように、6240G は、ラックス独自の球で、代替球がない。 そうなると、完全に改造しなおさないといけない。 以前の私なら、腕を振るう場面がきたと喜んだかもしれないが、時間がない現在の私にはつらい話だ。 そういうわけで、代替アンプを探すことに相成った。

代替アンプとして、候補に上がったのは、Accuphase、LUX の真空管アンプ、A-Class プリメインなどなど・・・。 一度は憧れの高級機 Accuphase とも思ったのだが、細く、腺病質な響きは、好みに合わない。 値段を考えたら割に合わない・・・ということで、試聴一発でパス。 次は、ラックスのアンプ群であったが、??? 感性があわないというか、よく出来たアンプだと思うのだが、食指が動かない。 今にして思えば、リラクセーションの表現が苦手だということに尽きるのだと思うが。

次に、紹介されたのは、LINN のアンプ群。 LINN に惚れこんでいる方が、アンプを自宅まで運んでくれて試聴させていただいた。 高域に癖があって、私の大好きな Ameling がヒステリーのおばさんになってしまう。 アンプを持ちこんだ方にいわせると、カートリッジが悪い、LP プレーヤが悪い・・・ということなので、結局、愛聴盤を持ちこんで、ご自慢の LINN システムを聴かせていただいたが、全く同じ印象である。 あげくは、『 LP が悪い。 演奏が悪い・・・。』とのたまわれる始末。 さすがに、こちらの堪忍袋の緒が切れた。

代替アンプを探す旅は続く。 ここまできて、QUAD のアンプは、どうなのだろう・・・? という疑問。 オーディオ雑誌などの評価は、いつも低い QUAD のアンプではあるが、どんなものだろう。 純正組み合わせという点では、興味深いものがある。 興味はあるが、仙台では試聴できるところもない。

そういうときに限って、中古の良い出物が、無線と実験の広告にでたりする・・・。 保証付きの 44 + 405。 値段は、当初の Accuphase を購入する半分以下。 純正アンプだから、一台持っていても、いいよなぁ・・・ ぐらいの軽い気持ちで購入を決定。 電話を入れると、「すみません。 もう売れてしまいました。」とのこと。 逃がした魚は大きいと思うのが、人の常。 「もうちょっと値段が張りますが、もっといいのがありまっせ・・・」と悪魔が来たりて笛をふけば、踊ってしまうのが私・・・(笑)。

届いて、聴いてみてびっくり! 私にとっては、非の打ち所がないアンプである。 響きの良い、自由闊達な音で、神経質で腺病質な音から最も縁遠いアンプである。 オーディオには興味がないが、音楽には興味のある(ヴァイオリン弾き)の女房も、LUX CL-34 + MQ-70 からの音の変わりようには、驚いたようで、『断然、新しいアンプの方が良い。 安くて良いアンプというのもあるのねぇ。』とご満悦。

驚いたことに、405 の説明書には、回路図までついている。 基本的には、オペアンプ+SEPPで構成されているアンプで、こんな回路からいい音がするはずはない・・・ と思ってしまうのだが、出てくる音には、満足させられてしまう。 回路設計より、耳で作った音作りが重要視されている海外製品らしい出来あがりともいえる。 このときに思い出したのは、是枝重治氏が、ラジオ技術増刊『集大成プリアンプ』(1985年刊)で、次のように述べられていらしたことです。


海外製では QUAD 22, 33 が抜群

1968 年ころに 22 の後継機種として TR 化(トランジスタ化)された 33 型が発売されましたが、これは意外に優秀なプリアンプです。 回路構成はまことに古めかしく頼りない設計なのですが,実に良い音がしました。 聴感上の帯域はとても狭く音場感に乏しい音なのですが,必要な帯域内の再現力は素晴らしく,力感と輝きに満ちていて素敵です。

(中略)

一般的に英国機は小型に作られいて気をてらったような回路とか,豪華さだけの外観とは一切無縁です。 しかしながら,使ってみると,扱いやすく,そして愛着の沸く独特の雰囲気に満ちています。 これは現代の英国機にもいえることです。 いまだに英国は真の大国,いわば大人の国なのでしょう。

ラジオ技術別冊『集大成プリアンプ』(1985)より、
プリアンプ設計の系譜(p.29 - 60 是枝重治 著)


プリアンプ設計の必要条件

プリアンプの設計家というのは独特の人格を形成している人物が少なくありません。 物事に執着し、躁鬱的な気質を有する人が良い作品を造るように思われます。 前述のようにプリアンプというのは回路だけいくら練っていても作れないものです。 熱狂的な音楽愛好家であり、ものごとをシステム的に分析し,機械の存在を人間との有機的な結合として考えることができる人にしかプリアンプは作れません。

(中略)

一般的に雑誌などにプリアンプの製作記事が少ないことは,第一に製作が複雑だという理由のほかにソフト部門を軽視する日本人および日本社会の特性が如実に現れていると私は思います。 ソフトを軽視しているのはコンピュータだけではないのです。 あれほど稚拙な回路のクォード 33 がプリアンプとしてきわめて優秀な理由は、実はここにあるのです。 日本人として優れたプリアンプ設計家だった故瀬川冬樹氏も、そういえば本職は工業デザイナーでした。 氏がかつて『ラジオ技術』誌に発表したプリアンプ論は 1960 年代中期としては、たいへん優れたものでした。

ラジオ技術別冊『集大成プリアンプ』(1985)より、
プリアンプ設計の系譜(p.29 - 60 是枝重治 著)

引用が非常に長くなりましたが、この指摘は、現在の高級オーディオでもあてはまることだと思います。 書かれてから、既に 15 年近くがたっている文章ですが、全く古さを感じさせられないどころか、思い当たるふしが、いくつでも出てきます。 QUAD 44 以降、日本でどれだけのプリアンプが発表されたかわからないほどですが、現在なお名前を挙げられる機種はどれだけあることでしょうか。 時間という最も過酷な評価を経て、なおも現在に残っている機種がいかに少ないか・・・ ということを日本の高級オーディオ界はどうとらえているのでしょうか? もしも瀬川冬樹さんが生きていらっしゃれば、お嘆きになることは間違いありません。 

さて、本題の、Quad 44 + 405 に戻りましょう。 満足しているのは、言うまでもないのですが、音が良くなればなったで、欲がでてくるのが、人の常。 若干の難点をあげつらえば、あまりにまとまりすぎているということか。 それと、QUAD ESL などコンデンサ型の欠点でもあるのだが、低域の伸びがちょっと物足りず、後期ロマン派以降の大編成物を聴くのは、ちょっと苦手・・・ ということか。 それなら、良質の Super Woofer を入れたらどうなるのだろうと思ってしまうが、QUAD + Super Woofer なんてあまり聞いたことないなぁ・・・・
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-13.html


69. 中川隆[-9584] koaQ7Jey 2018年4月13日 13:02:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10225]

AUDIO な日々 Rogers Studio 7 との出会い (99/1/31 記)

原音再生 なんて 幻想 だ!
 
さて、ピアノに JBL サブシステムを乗っ取られたので(陰の声:それが目的でピアノを買ったんじゃないの?)、当然ながら、サブシステム用のスピーカー購入が急務となった。 手持ちは、QUAD, JBL なので、当然、それ以外のメーカーからの選択が妥当だ。 スピーカーが、そのシステムの音質を、おおよそ方向づけるのはよく知られたことだ。 私は、原音再生なんて、幻想だと思っているので、いろいろな傾向をもつシステムがあった方がよいと考えているからだ。

原音再生とは何なのか? そもそも原音とは存在し得るのか?
とあるサイトで、ホールの場所によって音が変わるので、原音再生なんて幻想だという論に対して、それならホールの中央前列の音を原音と定義すれば良いと、原音再生派が強弁されておられた。 原音再生派の幻想も、ここまでくると、私にはただの滑稽な喜劇である。 私自身は、同じホールでも、演奏の種類によって、異なる席を選ぶのを常にしている。 例えば、オーケストラであれば、ホールのほぼ中央よりやや後方。 室内楽ならほぼ中央よりやや前方。 ピアノであれば、中央は避けて、少し側方にずれる。 ピアノの反響版からの直射音は単調で、つまらなく聞こえるからである。 このように席を選ばないと、心地よい音が得られないのである。 こんなことは、クラシック音楽聴きには常識なのだが、オーディオ評論家にはわかっていないらしい。 ホールの中央前列の音をオーディオ再生の目標にされたら、どんな音が聞こえるのであろうか? もちろん、そんなデリカシーの欠けた音を聞くのはごめんこうむりたい。

原音を横に用意して、その都度比較しながら再生音を評価すると、記憶の曖昧さがなくなって飛躍的に精度は向上する。これが「原音比較法」である。その例を挙げてみよう。 一番簡単なのは直流の掛かっていない場所の結合コンデンサーである。短い銅線でショートした時の音を原音として、コンデンサーを通した音を「そのコンデンサーの音」と評価すれば良い。小生が何度か実施したコンデンサーの音質評価はこの方法である。


とあるサイトより引用

これは、一見正しい論法のように見えて、実は、何の意味もない方法である。 ちょっと電気に詳しい方なら、すぐにおわかりいただけると思うが、直流がかかっていないところに、何故に結合コンデンサーをいれる必要があるのか? そんなところにコンデンサをいれて、音質の評価になるのか? 結合コンデンサは、そもそも直流電圧がかかっているところにおかれるものであり、直流がかかっているときと、かかっていないときでは、そのコンデンサの音質が異なるというのは、良く知られた話である。 OS コンなんかは、そういう状況でないと、正常に動作できないことが良く知られている。 そもそも直流がかかっていたら、導線でショートしたら、電気的に回路が正しく動作しなくなってしまう。 この意味で、上記の「原音比較法」というのは、ただのまやかしに過ぎないように私には思える。 文句があるなら、私を論破して欲しいし、加えて、トランジスタなどの増幅素子の「原音比較法」をどうやって実現するのかも説明して欲しいものだ。 上記の原音再生論は、MJ「無線の実験」にも執筆なさっている方のページにからの引用であるが、よりよい音楽を聴きたい、一介のオーディオファンの私から見てさえも、論点があやふやで、議論に耐えないレベルに思える。 かくいう私自身も、20 年前は、原音再生という錦の旗をふりかざしていたものであるが・・・。

閑話休題。 本論に戻る。 わたしの今回の選択は、使用場所から、20 cm 2 way 程度に限られた。 幅 30 cm 奥行き 45 cm 程度が限界である。 日本製では、Victor SX-V1X あたり、アメリカ製では、Infinity ヨーロッパだと、B&W CDM-1SE あたり、Rogers, KEF, Harbeth, Spendor, Tannoy と留まるところを知らない。 Tannoy, Infinity あたりが当初の本命(QUAD ESL-63 との出会い(前編)を参照)だったのだが、ともに、大きさの制限から脱落。 B&W CDM-1SE は、振興オーディオの店員のお勧め品で、試聴させていただいた。 確かに、端正なまとまりの良い音で、ニュートラルな感じがある。 最近、B&W に興味ひかれる人が多いのもわかるような気がする。 一台目のスピーカーなら、これを購入したかもしれない。 しかし、今回は、より個性的な音を求める意味でパス。 むしろ、Rogers などの LS 3/5A や Victor SX-V1X に、より大きな魅力を感じた。 使いこなしは若干難しそうだが、人の声が艶やかに聞こえる傾向があるスピーカーたちだ。 オールマイティとはいえないかもしれないが、Quad や JBL とは、明らかに異なる個性といえる。

こんな経緯から、Rogers, Spendor, KEF といった、BBC Monitor Speaker の系譜をひくスピーカーから、今回は選ぶことにした。 これらのスピーカーは、どちらかというと、きらびやかな中高域が目立つ傾向がある。 その中から、置き場所の制限を考えて、もっとも大きなスピーカーを選択することにした。 エンクロージャーが、ユニットに対して大きければ、低音の余裕を感じることが多いので、どちらかというと高音が勝りがちな、これらのスピーカー群ではエンクロージャーが大きい方が良いだろうと考えたからだ。 Rogers Studio 7 を選んだのは、そうした理由からだ。

自宅に来た Rogers Studio 7 は、思ったより大きめであったが、もちろん、うまく設置できるぎりぎりの大きさである。 最初は、JBL Subsystem 用の A-Class 10 W x 2 の自作アンプで駆動したが、全く歯が立たない。 うるさいだけで、聴いていられない。 次に、Quad 44 + 405 のお出ましだ。 温和な音の Quad なので大丈夫だろうと思ったところ、全く駄目で、やかましい音のままだ。 そうなれば、管球アンプのお出ましである。 6G-A4 シングルで鳴らしてみる。 中高域のエネルギー感が勝る音ではあるが、トランジスタアンプと異なり、しなやかさが加わって、ここちよく聞こえる。 無帰還の方が、低音のはずむような感じがして心地よい。 Rogers E-20a / 40a という純正組み合わせが、6L6 のプッシュプルアンプであることを考えると、ダンピング・ファクタがやや低めのほうが、このスピーカーにお似合いなのかもしれない。

このスピーカーの特質は、なんといっても、人の声の明瞭度が高く、かつ美しく響くことだ。 Quad や JBL では、こんなふうに鳴り響くことはない。 私の大好きな Elly Ameling が、とても美しく聞こえる。 さよならコンサートの時の感動がよみがえるようだ。 Fischer Dieskau や Peter Schreier の録音も、とても美しく聞こえる。 これまで、生を聞いて満足していても、LP/CD では、今一つの録音だと思っていた人たちである。 これまでの私のところの再生装置では、コンサートの感激を再現してもらえなかった。 しかし、この Rogers Studio 7 なら、感激が再現される! オーディオ的に言うと、リラクセーションの表現が得意だということになるのだろう。 私自身は、こういう良いリラクセーションのある音を、TAD や JBL や、ましてや、レイ・オーディオ のスピーカーから聞いたことがない。 (これらのスピーカーは、求めるところが違うわけだ! というのが私の意見だ。) Rogers Studio 7 は、アンプをかなり選ぶものの、私にとっては、良いスピーカーと言えるだろう。 低域のボリューム感がもう少し欲しいが、エージングがすすめば、バランスが取れてくることを期待したい。

追伸:

(99/2/28 記)

先日、Y氏のお宅におじゃまして、マルチアンプシステムによる JBL 4 way の自作システムを試聴させていただいた。 Y氏のシステムは、一般的な JBL らしい音から一歩も二歩も抜け出たナチュラルな音質であった。 ブラインドで聴かせられたら、JBL のホーンスピーカーが使われているとは、とても思えない(これは、もちろん褒め言葉です。)音でした。 JBL から、あれほどニュートラルな音を聴いたのは初めての体験でした。 まだ、チューニングの途中なそうで、さらにチューニングを進めれば、リラクセーションの表現は、さらに向上すると思いました。 よって、上の段落の JBL には、横線をひきました。 脱帽。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-16.html#Caution


70. 中川隆[-9583] koaQ7Jey 2018年4月13日 13:23:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10225]

AUDIO な日々 さらば QUAD ESL-63 (99/9/19 記)
 
その日は突然来た。 1999 年の夏は、東北地方は例年にないほど、暑く、湿度の高い日々が続いていた。 七夕を過ぎたある日、突然、QUAD ESL-63 は雨垂れの音のような異音を発し始めた。 湿度には弱いスピーカーゆえ、梅雨以来、クーラーにずっと除湿運転をさせておいたのではあるが・・・。

これまでにはない異常であり、すぐに電源を切った。 数日して、再度電源をいれてみると、やはり同様の異音が聞こえる。 異音は、スピーカーの左 1/4 の部分から聞こえるので、異常はその左下の振動板にあるようだ。 わたしがこの Quad を購入したオーディオ店は、バブル景気の崩壊により閉店して久しい。 仙台で、修理を引き受けてくれるところを探すところから始めることとなった。

幸いにして、インターネット上の友人から、「のだや」が引き受けてくれることをしり、さっそく修理を依頼した。 店員さんいわく、修理には \ 100,000 以上かかるであろうとのことであった。 振動板 1 枚が \ 50,000 ぐらいと聞いていたので、それぐらいはかかるであろうことを覚悟していた。 とりあえず、\ 200,000 以内なら修理してほしいことを伝えた。 10 日ほどして、電話がきた。 修理に \ 350,000 かかるとのこと。 振動板を全交換して、すべてをオーバーホールするという。 新品を買うのと同等の価格である。 新品を買うとして、いくらかかるかを質問したところ、現在、ESL-63 は製造中止となっており、1本だけの購入は不可とのこと。 ちょっと考えさせてもらうことを伝えて、電話を切った。

現在、ESL-63 の中古価格は、\ 300,000 / pair 程度である。 再度、中古を購入することも考えた。 しかしながら、仙台市内には、中古の販売店がないので、実地に程度を確認して購入することができない。 手持ちの ESL-63 は中古とは言っても、購入後 6 か月で、新品も同様の状態であった。 現在、市場に出回っている中古とは、品質があまりに違う。 湿度に弱い ESL-63 ゆえ、適当に購入するわけにはいかない。 

それでは、修理するか??? 修理に、\ 350,000 かけるのも、一つの手であろう。 しかし、現在、無傷の ESL-63 も、近い将来に同じ故障が起こるであろうことは想像に難くない。 QUAD 44 の故障の仕方から考えて、故障しないとは、とても思えない。 そうなれば、結局、\ 700,000 かかる。 それならば、新しいスピーカーを購入する資金としては、十分であると考えざるを得ない。

悩んでいたさなか、QUAD 日本代理店のハーマン・カードンの Web サイトの取り扱い品目の中から、QUAD が消えた。 風の便りでは、英国 QUAD の経営困難が、明らかになってきているらしい。 事実、Quad Electronics Home Page には、ESL-63 の後継機と思われる、ESL-988, ESL-989 の記事が掲載されて、既に 1 年になるにもかかわらず、国内・国外を問わず、実機の噂さえ聞いていない。 ここに至り、私は決断した。 さらば、QUAD ESL-63。 私は新たなスピーカー探しを行うことにした。

追伸: 誤解がないように記しておきますが、もしも、ESL-988, ESL-989 が国内発売されれば、私はまた QUAD を買うかもしれません。
http://www.schumann.jp/old/audio/au02-24.html


71. 中川隆[-9582] koaQ7Jey 2018年4月13日 13:33:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10225]

ハイファイ堂 メールマガジン QUAD ESL-63の感動 越濱 靖人
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/140509/index.html


久々にこのスピーカーを聞いてみたいと思いセットを組んでみました。真面目に鳴らすのは数年ぶりでしょうか。私が最後に触ったのは10年近く前にお客様の修理品が最後でした。当時ハーマンインターナショナルが扱っており、私が依頼したESL-63proのエレメントが最後だと言われた記憶があります。その時の修理代はペアで700,000円ほどしたと思います。お客様は「どうしてもこのスピーカーでないと満足出来ない」とのこだわりから超高額修理をお受けした訳です。バチバチ言っていた63proは全くノイズのないクリーンな状態で帰って来ました。それ以来、ESLの修理は出来なくなりロッキーインターナショナルが引き継いだ後も触れることはありませんでした。


私がESLと出会ったのは15年程前。全く見たこともないスピーカーが東北からハイファイ堂に送られて来ました。ESL57です。最初に聞いたヴァイオリンの音が忘れられません。キレのある伸びやかな弦。触れる様に繊細な声の出方に感動しました。またESL57の明るい音が印象的で好んで使用していました。逆にESL-63はシブめの音質。若い私には曇って聞こえてしまいあまり好みではありませんでした。

あれから時間が経ち私も40歳近くになり、ようやくESL-63の良さが分かってきました。あの時にお客様が「どうしてもこのスピーカーでないと・・」と言われたのが分かった様な気がします。確かにこのスピーカー「ESL-63」でないと出ない音があります。他にもマーチンローガン、アコースタット、オーディオラボ・・いろいろなエレクトロスタティック型スピーカーを扱って来ましたが極めつけはクオードだと思います。


試聴盤はシェリングのバッハ無伴奏です。言わずと知れた名盤です。その他機材はオーディオリサーチの6550パラプッシュアンプ(管球パワー)とレビンソンML-7Aプリアンプ、CDプレーヤーはワディア21です。どれもハイファイ堂らしいビンテージセレクションではないでしょうか(笑)私はどうやらアンプ類はアメリカ製、スピーカーはイギリス製が好きな様です。出て来た音も納得。活き活きとした好みの音が出ました。

出た音は非常に生っぽく芳醇。やや含みのある香りを残してキレイに消えます。弦に強い甘みがあるわりにすっきりとしています。音色は実に丁寧で素直。洒落っ気をみじんも感じさせないスタンタードな姿勢に質の高さを感じます。通常のコンデンサースピーカーはフラットでクリアな音質がウリですが、クオードには音に華があります。

その他、別のCDも聴いてみましたが合唱曲やフルオーケストラの絶妙なハーモニーが素晴らしかったです。薄膜を感じさせない十分な低域、フルレンジだからこそ出来る破綻の無い中低域はちょっと他のスピーカでは真似出来ないでしょう。ただし爆音派の方には向きませんのでご注意を。ピアノ曲では鍵盤のタッチやその時の雰囲気も感じ取れる様になり納得の時間を過ごせること請け合いです!

パッ聴きはナローレンジなスピーカーだなーと思われがちですが、いろいろなスピーカーを使って来た耳の肥えた年配層には是非お勧めしたいスピーカーです。


本当に薄いスピーカーです。奥行きは270mm。全面から音が出ます。背面も同じく音が出ますので配慮が必要です。反射を考えて50cm程度は離して頂いた方が良いと思います。


背面写真です。コンデンサー型の両方に100Vの電源が必要です。この電源を高圧5000Vまで昇圧し帯電させます。ESL-63は電源スイッチを入れてすぐ使用可能になる為、聴かないときは切っておいた方が長持ちします。なお、この台座の中に電源部が内蔵されており重量のバランスは良く、前にも後ろにも傾きにくい設計になっています。


ハーマン正規輸入品100V仕様です。消費電力はハーマンのシールによると5Wです。ほとんど電気を食いません。

QUAD ESL-63 定価860,000円ペア 中古価格288,000円(2014/5/4現在)
エレクトロスタティック型 再生周波数帯域35〜20KHz インピーダンス8Ω 能率86dB 消費電力5W W660×H925×D270mm 18.7kg/本

ハイファイ堂では現在クオード製品のメンテナンスに力を入れております。ESL57、ESL-63、ESL-63proの修理もご相談下さい。大須本店 052-249-2600 こしはま迄
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/140509/index.html


まあ、オーディオファイルで ESL57 より ESL63 の方が音がいいと思ってる人は一人もいないですけどね。


オーディオの修理業者については

古いアンプやスピーカーにはリスクが有る
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/832.html

中古オーディオの購入については

中古オーディオ販売店
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/834.html


72. 中川隆[-9610] koaQ7Jey 2018年4月13日 16:01:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10261]

オーディオの部屋(雑談・相談) - QUAD ESL
http://audiofan.net/board/log/tree_322.htm#20550


■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/25(土) 13:30
 -------------------------------------------------------------------------
マッキンのスピーカの話から遠ざかってきたのでスレを立て直します。

▼アガサさん:

>「数年で張替え・・云々」は1990年代以降に中古で購入された方が

>買ってしばらくしたら 故障した・・・などの経験から

>多少誇張されて伝えられているように思います。

数年使うと、日本の様な湿度の高い環境で使われる事を想定していなかったのか、梅雨時など、プチプチノイズが乗る様になるとユーザが言っていました。

またオーディオ雑誌にも文章を書いている大学教授の中矢一義氏が同じ事を書いていますね。

皆さん新品でESL-63をお買いになっています。

お一人は、クロスビーオーディオワークスでチューンナップされた(ディレイとか取り外している?)ESL-63を使われていました。

しかし音はというと皆、ESL-63を超えるものは無い(JMラボのグランドユートピアを使っている人でさえ!)と言っています。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/25(土) 14:20
 -------------------------------------------------------------------------
アガサさんが鋭い分析をされていましたが、ESLは

球面波をアナログディレイ?を使って作っているため

だと思いますが、音源がダイナミック型と変わらない

近さで出ますね

この辺はアポジーなどとはやや違っていたのかと

信号系に昇圧トランスが入るので、出力トランスを毛嫌い

している方にとってはどうなんでしょうね


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/25(土) 14:41
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>アガサさんが鋭い分析をされていましたが、ESLは

>球面波をアナログディレイ?を使って作っているため

>だと思いますが、音源がダイナミック型と変わらない

>近さで出ますね

クロスビーオーディオワークス(元スペクトラル技術者のデミアン・マーチン主宰?か関わっているグループ)による改造ではそのディレイが全て取り外されているとの話です。

残念ながら私はクロスビーオーディオワークスのモディファイドクォードは聴いた事が無いのですが、その音は元からのクォードESL-63と次元を画する凄く良い音だそうです。

>この辺はアポジーなどとはやや違っていたのかと

>信号系に昇圧トランスが入るので、出力トランスを毛嫌い

>している方にとってはどうなんでしょうね

昇圧トランスを持たないコンデンサー型スピーカは無いので、仕方が無いでしょうね。

確かスペクトラル辺りで出力トランスを通さないで直にコンデンサー型スピーカを駆動出来るアンプを設計しつつある、との話をチラリと聞いた覚えがありますが、最近は残念ながらコンデンサー型スピーカは衰退しているので、もう出てこないでしょう。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/25(土) 14:43
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

>クロスビーオーディオワークス(元スペクトラル技術者のデミアン・マーチン主宰?か関わっているグループ)による改造ではそのディレイが全て取り外されているとの話です。

聴いていないものについてあれこれは申し上げられませんが、

ディレイを前提に同心円状に何枚もフィルムを張ってあるのに、

それを取り去るとなると。それなら1枚ないし数枚のフィルム

で足りるような気もするのですが・・・・

PS

程度のよいWE300Aが手に入りました。70年近く前の

ものです 画像アップロードの部屋にアップしましたので

ご覧になってください

70年前の音楽は・・・それに現代の音楽をこの球が奏でる

わけですから不思議な気分です


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/25(土) 14:47
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>PS

>程度のよいWE300Aが手に入りました。70年近く前の

>ものです 画像アップロードの部屋にアップしましたので

>ご覧になってください

>70年前の音楽は・・・それに現代の音楽をこの球が奏でる

>わけですから不思議な気分です

写真写りも良く、程度も極めて良さそうですね。

でも勿体なくて使えなかったりしませんか(笑)


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/25(土) 14:55
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

やはりコンデンサーの弱点は耐久性で、それがメジャー

な類型にならなかった原因でしょうか

プチプチと雑音が出るんでは・・・・

>>程度のよいWE300Aが手に入りました。70年近く前の

>>ものです 画像アップロードの部屋にアップしましたので

>>ご覧になってください

>>70年前の音楽は・・・それに現代の音楽をこの球が奏でる

>>わけですから不思議な気分です

>

>写真写りも良く、程度も極めて良さそうですね。

>

>でも勿体なくて使えなかったりしませんか(笑)

ええ。これはゲッターが綺麗に残っているほかに、中のマイカ

に焼けがないので、極上品といってもいいものでした

石井さんもあと8本ありますが 将来の何かに(笑)

いえいえ30万のライラや光悦のカートリッジを使うと思えば

1万時間の耐久性がある(プレート電圧、電流を下げればそれ

以上)と言われているので、安いものだと強く自分に言い聞か

せて買いました

50時間のエージング中です

綺麗なピラミッドバランスですし、音の厚みと陰影がよく出ま

すので、ガルネリに合うかなと

大事にとっておいて、そろそろ使ってみようかというときに

肝心の耳が劣化しているうようではいけませんから使い倒し

ます(笑)


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/25(土) 15:00
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>綺麗なピラミッドバランスですし、音の厚みと陰影がよく出ま

>すので、ガルネリに合うかなと

ガルネリを300Aシングル(なのかな?)駆動ですか。いやーロマンを感じますね。

>大事にとっておいて、そろそろ使ってみようかというときに

>肝心の耳が劣化しているうようではいけませんから使い倒し

>ます(笑)


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/25(土) 15:03
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

>ガルネリを300Aシングル(なのかな?)駆動ですか。いやーロマンを感じますね。

骨董品集めだと思ってください(笑)

そこに845をさらにあてがってみます

これもベースが真鍮ものをいずれ手に入れなければなりません

これも市場には殆どありません

どんな音が出るか楽しみではあります


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/25(土) 18:25
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>▼石井さん:

>>ガルネリを300Aシングル(なのかな?)駆動ですか。いやーロマンを感じますね。

>骨董品集めだと思ってください(笑)

いえいえ。

>そこに845をさらにあてがってみます

段を変えて一つのアンプに300Aも845も使うのでしょうか?

>これもベースが真鍮ものをいずれ手に入れなければなりません

>これも市場には殆どありません

>どんな音が出るか楽しみではあります

ところで古い真空管は真空度が落ちているかと勝手に考えていますが、その点は如何ですか?


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/25(土) 19:04
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

>段を変えて一つのアンプに300Aも845も使うのでしょうか?

いえいえ WE300Aシングルはシングルで使います。別にWE

300Bプッシュプルの他、WE300B前段 段間トランスを介し

て845のものも。あるいはトランス結合で初段→WE205D→

トランス→300B→トランス845(212)なども検討中です。

マランツに似たコンセプトの500万円ものがありましたけど(高

すぎますね)、それをシングルでやるわけです。

自作するまでもなく、既存のケリーのほか、来年はこのコンセプト

の商品が内外にいくつか出ることもキャッチしています

その他にトランジスター(JEFF201が第1候補)と、都合ガ

ルネリには4台のパワーを試して、合うものを数台使い分けようかと。

このようにパワーは簡単なんですが、いかんせんプリアンプが。

>ところで古い真空管は真空度が落ちているかと勝手に考えていますが、その点は如何ですか?

真空度が高いものからそうでないものまで様々です

これは程度問題のようです。管球は内外にいくつかの取引先が

ありますけど、絶対に300Bの刻印のようなもの(101

等も含む)はやらないと名言されているショップもあります

年月が経っているので、不良率(エアー入り等)が高く、店と

しても仕入れリスクが大きい割に、利幅が少ないからとか。

オールドWE300Bあたりはもはやアメリカで安く入る時代

ではなく、私の300Aもアメリカから買おうが、日本で買お

うが値段が変わりません 人気球の宿命です

要は信頼できるショップで、選別され、すなわちビンテージで

も選別できるほどの入荷能力と仕入れチャンネルがあって、し

っかり測定とエージングがなされたものを買うことに尽きるよ

うです

信頼関係のあるショップでは、希望さえすれば世界中から目的

の球を探してくれます。希少球でもスペアで困ったことは皆無

です

こちらもインターネットで世界中の球ショップ、個人売買での

相場をだいたい把握していますので、高くヒドイものを売りつ

けられることは幸いありません

PS

うちのマランツ7も来月ドッグ入りです

信頼する職人は3ヶ月先までのメンテオーダーを抱えておられ

るそうです ショップもこういった人に出していて。

腕が良ければこちらだけでも商売になります


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 石井
 ■日付 : 03/10/26(日) 9:20
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>このようにパワーは簡単なんですが、いかんせんプリアンプが。

ここは矢張りエアーK-1xかと。

厚みのある音が心地よいですよ。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 9:31
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

>>このようにパワーは簡単なんですが、いかんせんプリアンプが。

>

>ここは矢張りエアーK-1xかと。

>厚みのある音が心地よいですよ。

なるほど 聴いてみたいですね ダイナあたりで聴けますでしょうか?

JEFFやクレルなどとも比較してみたいのですが


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : tatsuya
 ■日付 : 03/10/26(日) 0:18
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

ちょっと見ないうちに、一気に伸びてますね。

ということで遅レスになりますが…、

>アガサさんが鋭い分析をされていましたが、ESLは

>球面波をアナログディレイ?を使って作っているため

>だと思いますが、音源がダイナミック型と変わらない

>近さで出ますね

>この辺はアポジーなどとはやや違っていたのかと

クォードESLが意識的に球面波を狙っているのは、高域指向性の向

上を狙ってのことです。平面ユニットに関わらず振動板面積と波長

の関係で指向性の問題が発生します。振動板面積が大きく波長が短

くなるにつれ指向性は鋭くなりますので、それを嫌って意識的に球

面波を放射できるように工夫されているわけです。

また、マーチンローガンのユニットが湾曲しているのは、水平方向

の指向性を広げるため。アポジーの場合はひとつのユニットで高域

まで充分再生可能なはずなのですが、マルチウェイにして垂直に細

長いツイーターを採用したのは、音色上、設計上などいろいろな意

図も考えられますが、当然水平指向性の問題を解決するためという

意図は明確にあると考えられます。

このほか、ホーン型も波長に比べて開口面積が大きい場合、指向性

が鋭くなりやすい訳ですが、そのためにマルチセル、バイラジアル

など指向性を改善するための形状、工夫をしているわけです。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 10:03
 -------------------------------------------------------------------------
▼tatsuyaさん:

>このほか、ホーン型も波長に比べて開口面積が大きい場合、指向性

>が鋭くなりやすい訳ですが、そのためにマルチセル、バイラジアル

>など指向性を改善するための形状、工夫をしているわけです。

となると石井さん紹介の改造ESLはディレイを取り去っていると

いうのはどうなんでしょう?

以前JBL375コンプレッションドライバーにマクソニック

501セクトラルホーンを使っていたときには周波数によって、

指向性が一定せず参りました。

それもあって現在はマルチセルラホーンを使っています。

エスピーエスさんが個人で砂入りウッドのいいものを作ってくれてい

たのですが、いつの間にか事務所がなくなっていました

なおマルチセルラホーンもダメなものは、15畳程度の部屋の距離で

アタマを左右上下に動かすと、音が大きくなったり小さくなったりす

るものもありました この辺もセルラホーン選びの注意点かと。

余計でした


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : tatsuya
 ■日付 : 03/10/26(日) 12:11
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>となると石井さん紹介の改造ESLはディレイを取り去っていると

>いうのはどうなんでしょう?

聴いていないのでなんとも言えませんが、あくまで物理面から推測すると通常

品より指向性は鋭くなっていると思われます。ということは、部屋との伝送特

性の関係から見てセッティングがよりシビアになると言うことになるのでしょ

う。

これはHOTEI氏から聴いた話ですが、ホーンなどドーム型などにくらべ指向性

の鋭いユニットは、セッティングが非常にシビアになるそうです。頭を少し動

かしただけで定位感や音圧が変化する現象は、部屋の伝送特性の影響を受けた

結果で、これもきちんとセッティング(位置調整)してやることでその現象を

抑え、伸び伸びとした再生が可能となるそうです。

しかし、これはわたしも体験してないので、単にそうなんだとしか思えないの

ですが、ホーン型できちんと調整された状態と、そうでない状態ではその落差

が非常に大きいですね。これは知り合いの部屋で導入直後と調整後の違いの大

きさに驚いたことはあります。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 15:00
 -------------------------------------------------------------------------
▼tatsuyaさん:

>しかし、これはわたしも体験してないので、単にそうなんだとしか思えないの

>ですが、ホーン型できちんと調整された状態と、そうでない状態ではその落差

>が非常に大きいですね。これは知り合いの部屋で導入直後と調整後の違いの大

>きさに驚いたことはあります。

最近のホーンは指向性がいいですね。SR由来の技術がフィードバック

しているのかと SRではメーカー問わずアルテックやエレボイの

マンタレーホーン型が多く見かけます

それはともかく、ジェンセン インペリアルお使いのお宅にお邪魔し

たとき、試聴ポイントはそのソファーの皮の色が変わっているところ

にアタマを置いてくださいと言われました。その1点からずれると

ダメだと。これはこれで、部屋の不要反射を避けられる効果があるの

かと。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : 志賀
 ■日付 : 03/10/26(日) 14:55
 ■Web : http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん

▼石井さん

コンデンサーSPの話し、前にも少し出てきましたが、中音域以上の再生にはやはり原理的にも理想的なスピーカーだと思います。私自身はトゥィターしか聴いた経験が無いのですが、QUADを使っておられる方の話しではいくつかある弱点も(価格とメンテの問題を除いて)カバーして余りある特性を持っていると思われます。

ただ、ここではあまり問題にされていないようですが、低音再生には問題ありで、1つは背圧の回り込みの問題、これを回避するためにはかなり接近して聴く必要があるそうです。実際には、SP面から1、2mの至近距離で聴く必要があるとのことでした。

もう一つは、振幅が大きく取れないので面積を大きくする必要があること。そうすると、振動板の質量は非常に小さくても、伴って動く空気の質量も面積が大きいだけにバカにならず、特にバスドラムなどの低域の衝撃音に対しては、支持体が反作用で強い衝撃力を受け、20kGそこそこの重量で、かつQUADの写真で見るような平板状の構造の箱ではは受け切れないような気がします。

(残念ながら、計算は容易ではなく勘ですが)

以前、KOBAさんが、ドラムの音など物足りないとおっしゃっていたのはこの当りの問題ではないかとおもいます。

ちょっと僭越な発言ですが、コンデンサーSPが普及するにはすでに話題になっている寿命の点と、迫力ある低音再生を可能にするのが課題のように思います。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 15:30
 -------------------------------------------------------------------------
▼志賀さん:

自宅で音楽三昧+先日の和太鼓+シンセのイコライジングをしてCDR

におとしこんでいます。この手のものは、編集現場(ライブ現場)を見

たら白い目で見られそうな位にイコライズします。

>もう一つは、振幅が大きく取れないので面積を大きくする必要があること。そうすると、振動板の質量は非常に小さくても、伴って動く空気の質量も面積が大きいだけにバカにならず、特にバスドラムなどの低域の衝撃音に対しては、支持体が反作用で強い衝撃力を受け、20kGそこそこの重量で、かつQUADの写真で見るような平板状の構造の箱ではは受け切れないような気がします。

>(残念ながら、計算は容易ではなく勘ですが)

>

>以前、KOBAさんが、ドラムの音など物足りないとおっしゃっていたのはこの当りの問題ではないかとおもいます。

確かにダイナミックレンジが取れませんね

確かにドラムは衝撃で動かないようにバスドラムには床にピンを立て

ます

演奏後には床に穴が開くほどですから

ダイナミックレンジも大きくて、リミッター、コンプレッサーを入れ

ないと録り切れません

レベルがいいと思っても、スネアのリムショットで簡単にレベルオー

バーしてしまいます。

他方これに合わせるとブラシの弱音が死んだような幽霊のような音に

なってしまいます。デジタルの時代でもピュアに録るのは難しいですね。

市販のCDも相当こういった装置を通してあることは志賀さんもレベル

メーターを見ればある巾で一定していてすぐわかります 実際にはこん

なに一定することは少なくともJAZZドラムに限ってはありません

再生はコンデンサーのようなものより、「叩く音」系のドラムに限って

はホーン型が一番迫真のエネルギー感が出るかと思います これはシン

バルの強打等の中高域についてもです

真空管オーディオフェアで、重さが17kgもあるイーディオさんの大

型リボンツイーターといえども、シンバルの叩いた瞬間の打撃音では不

満の残るものでした

もちろんバイオリンなどの弦楽器、ボーカルなどのいわゆる「擦る音」

系になるとコンデンサーの良さがひかるのでしょう。

ダイナミック型(ダイレクトラジエター型)はどちらもほどほどのバラ

ンスが取れて再生できることも現在でも主流である理由のひとつなのか

と思っております


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : アガサ
 ■日付 : 03/10/26(日) 0:11
 -------------------------------------------------------------------------
▼石井さん:

>数年使うと、日本の様な湿度の高い環境で使われる事を想定していなかったのか、梅雨時など、プチプチノイズが乗る様になるとユーザが言っていました。

>またオーディオ雑誌にも文章を書いている大学教授の中矢一義氏が同じ事を書いていますね。

>皆さん新品でESL-63をお買いになっています。

劣化の原因 その1は今から20年前はオーディオファンの喫煙人口が

多かったので あまり語られなかったようですが タバコの煙です。

タバコの煙は埃を付着させる原因にもなりますので これには

一般のスピーカーよりも弱いです。

その2も環境で 直射日光と埃には弱いです。タバコと同様に

ダイニング・リビングなど 食用油の煙も苦手です。

焼肉屋さんでは使えないスピーカーです。

湿度はコンデンサー・スピーカー特有の劣化の原因というよりも 

ノイズを引き起こすひきがねになることで注目されるようですね。

湿度の高いところに長期間に置いておけば、コーン・スピーカでも

すぐに劣化しますでしょ。

劣化は上記のような 様々なコンディションがあいまって進みますので

悪条件が重なれば 早く劣化が進むのは、まちがいありません。

しかし 普通5年〜10年はもちますけれど・・・・・。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 9:28
 -------------------------------------------------------------------------
▼アガサさん:

>劣化の原因 その1は今から20年前はオーディオファンの喫煙人口が

>多かったので あまり語られなかったようですが タバコの煙です。

なるほど ヘビースモーカーの私には合わないスピーカーのようです(笑)

オーディオの置いてある15畳ほどの音楽室には5台(計120畳用)、

8畳には4台(計80畳用)、仕事場には6台(計50畳)の空気清浄機

とマイナスイオン発生器がおいてありますけど、一瞬にして取りきれる

ものではなくて・・

音楽、特にJAZZを聴いていると吸いたくなるんですよ どうもJAZZ

にはあの紫煙ただよう雰囲気が・・・


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re2:QUAD ESL
 ■名前 : 良蔵
 ■日付 : 03/10/26(日) 10:39
 -------------------------------------------------------------------------
>タイトル: Re2:QUAD ESL

>発言者: KOBA

そうですね、当時のESLは、ステーター間隔が狭く、ステーターや振動膜の

絶縁が不完全なものが多かったので、直接湿度の影響を受けていたようで

すが、現在のものは、この辺が改善されているので、湿度の影響を直接受

けると言うのはほとんど無いように思います。

ただ、湿度があるとホコリを振動膜に付着させてしまい振動膜の質量を

増加させてしまいます。また、均一性も崩れてしまいます。

ESLの場合、ダイナミック型と違って、振動膜の面積が圧倒的に広いです

し単位面積当たりの駆動力が非常に小さいので、この影響はかなり大きい

です。このため、タバコや油煙はかなり悪影響を及ぼします。

現在では、湿気自体でだめになるより、湿気によるホコリの付着やタバコ、

油煙による影響で初期の性能を維持できなくなる方が多いと思います。

>オーディオの置いてある15畳ほどの音楽室には5台(計120畳用)、

>8畳には4台(計80畳用)、仕事場には6台(計50畳)の空気清浄機

>とマイナスイオン発生器がおいてありますけど、一瞬にして取りきれる

>ものではなくて・・

ESL自体が、巨大なエアクリーナですから。


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:Re2:QUAD ESL
 ■名前 : KOBA
 ■日付 : 03/10/26(日) 10:58
 -------------------------------------------------------------------------
▼良蔵さん:

>ESL自体が、巨大なエアクリーナですから。

静電気作用のクーロン力?で煙から埃まで引き寄せてしまうわけですね


 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : Re:Re2:QUAD ESL
 ■名前 : アガサ
 ■日付 : 03/10/26(日) 11:10
 -------------------------------------------------------------------------
▼KOBAさん:

>▼良蔵さん:

>>ESL自体が、巨大なエアクリーナですから。

>静電気作用のクーロン力?で煙から埃まで引き寄せてしまうわけですね

そういうわけで

電源をこまめに切った方が、スピーカーのためには良いと思うのですが

入れっぱなしの人の方が多かったようです。

ところでQUAD ESLだけでなく一般的な話ですが

ここ20年ぐらいの傾向かと思いますが(真空管からトランジスターへの転換以降か?)アンプやCDプレーヤーなどオーディオ装置の

電源を切らない人がかなりいるようですね。

これは、何か信仰(?)のようなものがあるのでしょうか?
http://audiofan.net/board/log/tree_322.htm#20550


73. 中川隆[-11418] koaQ7Jey 2018年4月27日 17:40:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12445]

インナーサウンドユーザーっています?


1 :名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/12 20:12

ESLアンプ興味ありますが、ディストリビューターがアクステックシステムでしょう。

取り扱いブランドが継続しないで、コロコロ変わるし...。

重量が18Kgぐらいで、300W(8Ω)価格も安いし、無理してるのかな。

すぐ壊れたとかの情報希望。


2 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/23 19:54

ユーザーは、ほとんどいないと思われ。


6 :ELSおせっかい:01/11/25 16:22

アクステックシステムにて
TACT
インナーサウンド
がコンデンサーSPを鳴らせるシステムだ
もちろんエロス や wing などマーチンローガンを超えたコンデンサーSPの駆動においてだな
私も実際聴いてみたわけです。

STAXを使っている方も買い替え時に採用しているようだ。

シムテックというコンデンサーSP専門店でも使っている。

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/24 19:45

ESLアンプでQUADESL-63を鳴らしてます。アンプがダウンすることなくコンデンサースピーカーを鳴らしきってます。 購入して半年、毎日3時間ほど鳴らしてますが今のところ問題なし。

音の印象は少し硬質か

ダイナミックスピーカーを鳴らすとかなりのパワー感があるも300Wというのは感じられない。(うるささがないためか)
コンデンサーSPの場合ボリュームをかなり上げても破綻をきたすことはない。
やはりコンデンサーSPに相性がよいと思われる。 サイテーションXUより良好だ。


4 :1:01/11/25 13:29

以前はオールQUADだったのですが、スピーカーが今は、オーディオスタティックのDCIです。

パワーアンプが606ですので、ボリュームはあまりあげられません。聞きづらくなります。

米国のHPでも、重量が重ければよいという訳ではなく、また、無駄な電力の消費が少ない等書いてありました。

詳しいことわかりませんが、魅力的ですね。 「音の印象が少し硬質」というのは、雑誌の評価と同じようですが、やはり一度は試してみたいですね。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/25 15:16

音の印象をやや硬質と感じるのは、広域がよく出ているためかと思います。
コンデンサーSP ESL-63をサイテーション、クレルで鳴らしてましたが、
低域特にクレルでは思いのほかよかったのですが、広域の伸びに問題がありました。

300Wということよりも1?で1000Wの能力を評価すべきで、この価格帯のほとんどのアンプがダウンする中、このアンプは堂々と音楽を鳴らしてます。 ただしオールQUADのときのような音がするのでなくこれがコンデンサーSPかというなり方をしますので 通常のアンプで鳴らした時のファッとして少しボケた コンデンサーSPの音が好きな方にはどうかと思います。 ただし、コンデンサーSPの持つ潜在能力をとことん出したいと思う方には是非と思います。

>1さんどのような音が好みなのでしょう?

8 :1:01/11/25 16:53

音の好みは、現在は繊細な音とQUADのような隈取のある音両方です。

音楽は、クラシック主にバロックで、古い録音も好きです。 スタンダードジャズ等も好きです。

SPが63Proの時は、チェロのアンコールプリ+パワーも試しましたが、当初は良かったのですがクセが次第に気になりました。

DCIは、クッキリ系ですので、63Proよりピアノは良いのですが、 弦楽器系はイマイチですが、どうにかQUADのアンプでブレンドしているような印象です。

静電型SPと真空管アンプが相性が良いというのは、こういうことですかね。
よさそうな録音のCDでは、もっと繊細に聞きたい欲求にかられます。
いままで、あまり正統的なアンプを使っていなかったので、ESLアンプできちんと確認をしたいと思ったのですが、QUADのように、10年ぐらい使えるか心配でこのスレッドたてました。

一時期は、毎年アンプ換えていたのですが。

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/26 23:02
>>1さん
お好きな音楽の傾向わかりました。 かなり頻繁に装置を変更しているようですね。 失礼ですが、とことん装置を追い込んでないように感じます。 もちろんお聞きになる部屋などの環境にも大きく左右されますがせっかくかなりの高級機をお持ちなのですから、もう少し追い込んでみたらいかがでしょう。 SPの設置場所、壁からの距離、ルームアコースチックの調整など装置を変えるより効果的だと思いますよ。

オーディオスタティックのDCIをあいにく私は知りませんがコンデンサーSPだとすれば、オールジャンルの音楽を聴くにはぜひとも低負荷に強い強力なパワーアンプが必要でしょう。

ちょうど今、私の部屋では300Bシングルプッシュ21WのアンプでQUAD ESL-63 が音楽してます。

ボリュームは当然上げられないし、出てくる音量は知れてますがボーカル、室内楽を聴くのには十分です。 しかしこれオンリーの主装置としてはお勧めでいません。

やはりあなたの好みからは、たとえば、A級で8?で50W、4?で100W、2?で200W 1?で400Wを保障できるリニヤーな特性を持つアンプ、たとえば クレル、そしてこのESLアンプのように強力なボルテージ駆動のアンプから音色の気に入ったものを選ぶとよいのでないかと思います。

手放されたQUADのESL-63はそういう意味で追い込むほどに変化を見せる潜在能力の高いSPです。 手放されて残念でした、でもオーディオスタティックのDCIとめぐり合ったのですから本当の性能を発揮させてあげてください。

10 :1:01/11/27 21:19
>>9さん
真空管をご使用でしたか。 当初、アポジーのカリパーシグを購入するつもりでしたが、ヤマギワで、ラックスのMQ360(40W8Ω)+ESL63を聞いてしまって、変更してしました。すばらしかった!

それなのに、アンプをアキュフェーズのc202+P102にしたのが、苦難の始まりでした。
マイケルソンオースティンのTVA1でしたっけ、レコ芸で評判よかったので、興味はあったのですが、躊躇してる間に生産終了してしまいました。 MQ360も同じでした。 なお、DCIも小音量では魅惑的です。

オーディオスタティックの以前の代理店のファンガティやヤマギワでも、真空管は推奨されました。 うーん、真空管の候補にはいりそうですね。

環境についてですが、QUADの頃は、自宅12畳(和室6畳+洋室6畳)でしたので、しんどいでした。 その後、洋室24畳の部屋をかりたので、DCIを購入するも、現在また自宅です。 エアーボリュウームはばかになりませんね。
当然24畳の時のほうが数段上でした。

QUADスレッドにディ゙ストリビューター問題を書きましたが、現在最新SPの988(6,000ドル)は、輸入されてませんが、将来を見据えた場合、真空管アンプは魅力あります。 差し支えなければ、300Bアンプの素性をお教えください。


11 :5000V 情報です:01/11/28 02:02

すぐ壊れたとかの情報希望

>行きつけのショップで1年以上鳴らしていますがトラブルは無いみたいですよ。
(営業時間は電源入れっぱなし)

重量が18Kgぐらいで、300W(8Ω)価格も安いし

>他の有名代理店なら80万以上で出すでしょう。

DCIは低域は多分出ないでしょう

>多少出るように鳴るかもセッティングをひとつ。
まず本体をスラントさせる(後ろに傾ける)あと人間の着座位置を低くするの二点です。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/29 21:08
>>11
>他の有名代理店なら80万以上で出すでしょう。

本国で、2,995ドルだったかな?
ありえますな。

>まず本体をスラントさせる...

掟破りですね。高域が減衰しそうですが...。

>>12
発熱はどうですか?
HPには、発熱少ないと書いてあったけど。 B級に近いAB級なのかな?

高能率SPで残留ノイズ聞こえなければ、なんかオールマイティーですね。

12 :名無しさん@176.4kHz:01/11/29 17:40

ちょっと変わった使い方で、Nautilus802を ESL−AMP で聴いています。 鳴り方としてはおおらかなタイプです。AccuphaseP650とかと比べてみると音場感が2ランク位広がる印象を受けます。

緻密さと言う点(特に小音量)では、少し太めの表現になりますでしょうか…。
ただ、根本的にパワーが有るので、駆動に関してはやはり余裕を感じます。

電源を切った後、かなり電流がAMPに残っているので青LEDが暫くは消えません(笑)
RCAとXLRの切り替えは無いので、両方繋ぐのは止めた方が良いです(^^;
XLRの方が、音に芯が有って好感触でした。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1005563533/


74. 中川隆[-11417] koaQ7Jey 2018年4月27日 18:18:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12445]

QUAD 新型真空管アンプ QC-twentyfour + 古いトランジスタアンプ 606:螺旋館Blog 2009-12-27
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-12-27


新型の真空管プリアンプ QUAD QC24と、20年前の古いトランジスタアンプ QUAD 606の組み合わせをやってみました。

中古で入手した606の動作確認用だったのですが、ふと、古いトランジスタアンプと新しい真空管アンプという言葉が頭に浮かんで、笑ってしまいました。

QUAD QC24P 606

あまり見ない組み合わせですが、デザイン的には、充分マッチしています。

ROGERSのLS3/5aやJORDANのフルレンジなど、小型スピーカーを中心に鳴らしてみましたが、非常に魅力的な音質でした。これなら、メインでも充分使えそう。(今回の606の役目はメインのスピーカー用ではないのですが、もったいないかも???

現代のオーディオの流行を考えても、真空管プリアンプで音を魅力的に演出し、トランジスタアンプでどのようなスピーカーでもそつなく駆動する。というのは、理にかなったやり方だと思います。以前も書きましたが、能率やインピーダンスの問題で、真空管パワーアンプとは相性の良くないスピーカーを、真空管アンプの味付けで鳴らしたい場合は、QC24のような魅力的な音の真空管プリアンプと、スピーカーをしっかり駆動できる、音に癖の少ないパワーアンプの組み合わせが良いのではないかと思います。

真空管アンプに興味を持っている人は、まず、プリアンプから考えてみてはいかがでしょう?
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-12-27


QC-twenty four (生産終了)
Stereo Control Amplifier
使用真空管 6111WA×1 (双三極管)

外観、性能ともに 「QUAD U-forty」 とのベストマッチングを実現。 現代のコントロールアンプに求められるCDを中心としたライン・レベル信号をストレートに伝送するための必要最小限のシンプルなレイアウトを採用しています。

QC-twenty four
本体価格:¥235,000/piece
発売日:2000年11月
http://www.rocky-international.co.jp/quad/classic/qc24.html

QC-twenty four P (生産終了)
Tube Phono Amplifier
真空管ハイブリッド型フォノイコライザー
使用真空管 6111×4

洗練された真空管アンプのサーキットデザインによって、数多くの銘器を送りだした鬼才ティム・デ・パラヴィッチーニと、 新次元の ESL 2805-2905 の開発を成功させたクオード社の創立者ピーター・ウォーカーの後継者と目される スティーブ・ヒューレットのコラボレーションにより生み出されたフォノイコライザーアンプです。

QC-twenty four P
本体価格:¥360,000/piece
発売日:2006年11月
http://www.rocky-international.co.jp/quad/classic/24p.html


75. 中川隆[-13560] koaQ7Jey 2018年6月30日 19:07:23 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]
新オーディオ関係掲示板 オーディオの表現
http://wanko.pecori.jp/FBBS/cyclamon.cgi?tree=r9932#9958



[9951] ユニットありき?

▽ 2015/10/21 (水) 13:52:01 ▽ わんこ


__ / __


▼ ジークフリートさん

速攻レスです。

スピーカーを自作する方に多くは SPユニットに対する
憧れや想い 拘りがあるのではないか?と思っています。

> 有難うございます。三つ目の部屋と懐具
> 合がどうにかなれば是非遊んでみたいもの
> ですが、ナカナカそこまでは・・・

1部屋に2つのスピーカーシステムを置くのは ディメリットが
大きそうですし 何だかんだ原資がかかります。
でも ジークフリートさんのシステム アクセサリー類への
投入を拝見しましたら 自作SPで遊ぶ原資は簡単に
確保できそうに思いました。

>そんな気にさせてくれるスピーカーユニ
> ットとの出逢いでもあれば、チョイと頑張
> れるかもしれませんけどね。

おおっ やはりユニットへの造詣が深い方ならではの
お言葉ですね!
私がオーディオにリターンして手に入れたかったのは
アルテックの穴の空いた15インチウーファーだったり
ホーンスピーカーでした。
他にはコーラルの70mmφハードドームスコーカーだったり
して それはカーオーディオで使ってみました。
http://wanko.pecori.jp/srant/srant.htm


学生時代 小さな下宿で友達がならしていた
フォステクスの20cmエッジレスウーファーにドームスコーカー
に平面型ツイーターで奏でるクラシックの美しさは
今でも忘れられません。
お金の高さではなくてまとめ方次第なんだと。

ジークフリートさんにもきっと 使いこなしてみたい
ユニットがあるのではないか?と思います。
それがモチベーションになって遊べれば楽しそうです。

我が家にESL63が眠っています。
片方がぱちぱちノイズがでますが よろしければ
実験用にでもお使いください。
15インチ平面バッフルのウーファーとでマルチ駆動したら楽しいだろう
なぁ なんて思うのですが・・


> 個人的には、音の熱さの正体とは?とか
> 暇そうなこと考えた時期もありまして・・
> 熱さ?の感じ方も人それぞれかな?と思い
> ますと、JAROが取り締まるのは無理でし
> ょう。

私自身は 中域の強さ 中低域 基音のガッチリ感とでも
申しましょうか 音数より太さ 音が前に出てくるのを
そう思っています。

TADは学生時代 患者さんがオーディオ屋さんで働いていて
聴かせてもらいました。15インチウーファー1個のでしたが
最低でも200w できれば500wくらい入れると粘っこい低音
が筋金入りの低音になり、レンジの広さと共に楽しめるのですが
小音量では いかんとも冷静すぎる音に感じたのを覚えています。

ウエスタンの音 と言うのも分かっていませんが シアター向け?
の音はハイファイとは別に、説得力があるように思います。

音数が多く音場感重視のSPでは得難いのかなぁと
思います。

https://youtu.be/CjmXfiUhZ_c

これはウイルソンオーディオの小さなスピーカーでは
難しく 15インチウーファーとホーンならではと思っています。
音量が出ないと楽しくない音楽向けでしょうか。
あとSPが近いのもその距離用にセッティングできるのが
自作SPのメリットでもあります。

拘りのユニットを工夫と作り方次第でオリジナルの音を造る
先の友達みたいに原資と大きさが無くてもできるところに
妙味を感じます。




[9955] Re:ユニットありき? 返信 削除

▽ 2015/10/24 (土) 11:02:21 ▽ ジークフリート


__ / __


▼ わんこさん、こんにちは。

> おおっ やはりユニットへの造詣が深い方ならではの
> お言葉ですね!
> 私がオーディオにリターンして手に入れたかったのは
> アルテックの穴の空いた15インチウーファーだったり
> ホーンスピーカーでした。
> 他にはコーラルの70mmφハードドームスコーカーだったり
> して それはカーオーディオで使ってみました。
> http://wanko.pecori.jp/srant/srant.htm

元JBL党員としては、やはりユニット。
しかし、使いたいユニットてのがほとん
ど無くて、寂しい限りで御座います。
強いて言えば、アルテック605とか、ヴ
ァイタボックス、ホーンもヴァイタの砂入
かJBL537-500くらいなもんですが、メイン
スピーカー足り得ないものにどこまで心血
注ぐか?(友人の名機マニアが色々持って
ますので、たまに聴かせてもらえば事足り
るんじゃないかな?と)

> 学生時代 小さな下宿で友達がならしていた
> フォステクスの20cmエッジレスウーファーにドームスコーカー
> に平面型ツイーターで奏でるクラシックの美しさは
> 今でも忘れられません。
> お金の高さではなくてまとめ方次第なんだと。

ホントは粗末な装置でも、適切な選択と
使いこなしでイイ音楽は聴けるのだと思い
ますよ。
しかし、オーディオファンの大半が音楽
二の次のメカマニアで、物事を大袈裟かつ
複雑にしているんじゃないかな?と、考え
ておりまして、まぁ、せめて自分はメカマ
ニアにならないよう心がけているところで
す。
それにしても、私が角形ローサーやアル
テックグリーンのユニットを眺めて、ヨダ
レが垂れそうなのは何故か?・・

> 我が家にESL63が眠っています。
> 片方がぱちぱちノイズがでますが よろしければ
> 実験用にでもお使いください。

お心遣い感謝、感謝!
実は、クロスビーオーディオワークス
モディファイドESL63というモデルを導
入寸前まで行ったことがあります。
しかし、クオードESLでしたらまだ修
理可能でしょうから、わんこさんのお宅
でメインスピーカーとの比較用に活用さ
れては如何でしょうか。
当方もセカンドシステムに教えられる
こと少なからず、数十台のスピーカーを
取っ替え引っ替えやった甲斐は、まぁ少
しはあったのかな?と思っています。
(単なる自慰かもしれませんけどね。)


> > 個人的には、音の熱さの正体とは?とか

> 私自身は 中域の強さ 中低域 基音のガッチリ感とでも
> 申しましょうか 音数より太さ 音が前に出てくるのを
> そう思っています。

話しがそれて申し訳ありませんが・・・
「音数」という言葉は、どこかの評論家と
かが情報量の多さを表わすために用いたもの
だと個人的には思っておりますが、実際情報
量の多い装置で聴いても、全くそんな気がし
なくて、非常に誤解を招く表現ではないかな
と思っています。
「音数」と言うと・・例えば、ベイシーの
ピアノは、最小限の音数で必要な表現はちゃ
んと盛り込まれている!とか、そんな時に用
いるものではないかなと。

> TADは学生時代 患者さんがオーディオ屋さんで働いていて
> 聴かせてもらいました。15インチウーファー1個のでしたが
> 最低でも200w できれば500wくらい入れると粘っこい低音
> が筋金入りの低音になり、レンジの広さと共に楽しめるのですが
> 小音量では いかんとも冷静すぎる音に感じたのを覚えています。

我が家では600wアンプで3ウェイのTAD
を駆動していましたけど、ボロ家でボリュ
ームを上げていくと壁が崩壊しそうな危機
感がありました。
音圧は得られても、デリケートな部分が
表現出来ないスピーカーでは、どんどん音
量を上げても、なお「それで?」という寂
さが残るだけですね。





[9957] オーディオマニアはハード主体 返信 削除

▽ 2015/10/24 (土) 15:35:53 ▽ わんこ


__ / __


▼ ジークフリートさん

こんにちは。
私は オーディオマニアで音楽マニアではないと自覚しています。
またオーディオの楽しさはハードの面白さそのモノではないかと。
実際にインターネット上で語られていることは殆どが
ハードの事だと思います。

個人的には自作するオーディオがマニアの真骨頂だと思っています。
ケーブルやアクセサリーの翻弄され 科学的な判断を疎かにする
傾向には反対で、理論を知りパーツを選別し音を自分で作り上げる
そこに魅力というか本質があるように思います。

アンプを造る スピーカーをネットワークから造る

耳が本当に鍛えられないとできないと思います。
ネットワークを造った経験からすると ピアノの音が
ウーファーとMDのホーンでどう構築されるか?
随分と考えさせられました。

その経験で、アルテックの604 605では私の欲しい音が
出ないように思います。

ジークフリートさんは 元JBL党員でユニット好きを自認
されていらっしゃるので できれば評判の高いJBLユニットで
ご自身の好みの音を作り上げていただければ JBLユニットの
本領を感じ取られ見る目も変わられるのではないかと
僭越にも思います。

何故ならここに出入りしている人は少なからずJBLのユニットで
メインシステムを構築されておりますので。


ESL63 には「クロスビーオーディオワークス
モディファイドESL63」と言うのがあるそうですね。
ネットで調べましたらディレイ回路を外したシステム
だそうで。

ESL63は自分が使った感じからすると、どうしても出ない音が
あるように感じました。本当に反応が早く歪み感が少なく
爽やかな良い音なのですが。
カチッ ピチッ キンッ!
ダイナミックレンジが足りないのか 前にも書きましたが
LS3/5aの方が まだ出る感じがします。
あちらもダイナミックレンジ 音量は出ないタイプですけど。

低域に盛り上がりがあるので ウーファー領域をカットして
スコーカーから上の帯域をESLで鳴らせば 全然違う世界が
見えるのかなぁ と想像しました。
ですから それを行っている先達がいることに 納得して
しまいました。

実験して遊ぶのであれば ESL63を是非使ってもらいたい
です。ジークフリートさんでしたら差し上げます。
でも意外に場所を取るのですよね。


あと音数については私の勝手な解釈で済みません。
輪郭を強調した高域に癖がある音を指したつもりです。
定位が小さいのを良しとしたような。

おっしゃるとおり音数が多ければ 本来自然で滑らかで
リアルな音になるはずです。

いずれにせよSPはいや音は好みの問題。
音量もソースも違うので 文字で音を語るのは難しいですね。





[9958] Re:オーディオマニアはハード主体 返信 削除

▽ 2015/10/25 (日) 23:00:00 ▽ ジークフリート


__ / __


▼ わんこさん、こんばんは。

> 私は オーディオマニアで音楽マニアではないと自覚しています。
> またオーディオの楽しさはハードの面白さそのモノではないかと。
> 実際にインターネット上で語られていることは殆どが
> ハードの事だと思います。

自分は、オーディオマニアと呼ばれたく
はないです。オーディオブームの頃には、
一般人からすると、根暗なヘンタイの代表
格みたいな存在だったじゃないですか。
・・とまぁ、それは冗談としても、自分は
マニアと言えるほどこだわっているつもり
はないんですよ。

> 個人的には自作するオーディオがマニアの真骨頂だと思っています。
> ケーブルやアクセサリーの翻弄され 科学的な判断を疎かにする
> 傾向には反対で、理論を知りパーツを選別し音を自分で作り上げる
> そこに魅力というか本質があるように思います。
>
> アンプを造る スピーカーをネットワークから造る
>
> 耳が本当に鍛えられないとできないと思います。
> ネットワークを造った経験からすると ピアノの音が
> ウーファーとMDのホーンでどう構築されるか?
> 随分と考えさせられました。

オーディオやってる人って、楽しみ方は
人それぞれ。工作を楽しむ人もいれば、録
音にこだわる人もいるし、名機蒐集やって
る人や、ジャンクマニアなども。
個人的には、オーディオ装置はあくまで
も音楽を楽しむための道具と考えています。

> ジークフリートさんは 元JBL党員でユニット好きを自認
> されていらっしゃるので できれば評判の高いJBLユニットで
> ご自身の好みの音を作り上げていただければ JBLユニットの
> 本領を感じ取られ見る目も変わられるのではないかと
> 僭越にも思います。

JBLのスピーカーシステムなら6組ほど
使いましたので、もう暫くは遠慮したい
です。
今後もし使うとすると、001システム
とかS1、S7辺りかな?と時には考える
こともありますけど、おそらくJBLらし
さを狙って、既製品を選ぶと思います。

> ESL63は自分が使った感じからすると、どうしても出ない音が
> あるように感じました。本当に反応が早く歪み感が少なく
> 爽やかな良い音なのですが。
> カチッ ピチッ キンッ!
> ダイナミックレンジが足りないのか 前にも書きましたが
> LS3/5aの方が まだ出る感じがします。
> あちらもダイナミックレンジ 音量は出ないタイプですけど。

実は、導入を止めたのは、抜けの悪さと、
フィルムのペチャペチャ音が許容出来なか
ったのです。

> あと音数については私の勝手な解釈で済みません。
> 輪郭を強調した高域に癖がある音を指したつもりです。
> 定位が小さいのを良しとしたような。

いや〜、二度目のビックリです。
てっきり、聞こえる楽器の数が多いと
いうことかな?と想像しておりました。

> いずれにせよSPはいや音は好みの問題。

個人的には、せいぜい井の中の蛙になら
ぬよう、心がけたいナ?と考えています。
http://wanko.pecori.jp/FBBS/cyclamon.cgi?tree=r9932#9958


76. 中川隆[-13559] koaQ7Jey 2018年6月30日 19:29:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]
吉村誠也のHP - QUAD ESL-63とYAMAHAのオーディオ装置


電蓄との出会い

オーディオとの付き合いは、幼稚園の頃に始まりました。家にあった電蓄でモーツァルトのアリア集やアイネ・クライネ・ナハトムジーク、レオポルト・モーツァルトのおもちゃの交響曲などを聴いたのを覚えています。母親に操作を教えてもらい、年長組の頃には自分でアンプのスイッチを入れ、ターンテーブルにレコードを乗せて回し、ピックアップの針を降ろす…という一連の操作ができるようになりました。

どんな電蓄だったか、現存しないため、今となってははっきりしません。親父の話では、プレイヤー、アンプ、スピーカーとも、知り合いのマニアが自作したものだったそうです。ターンテーブルのゴムマットに“cec”の文字が入っていたのを、おぼろげながら覚えています。ピックアップは、SP/LP切り換え式。アーム先端のツマミを180°回転させて切り換えるタイプです。今思うと、おそらくクリスタルピックアップだったのでしょう。

薄いレコードは、針を“LP”に合わせて、直径が大きいのは33+1/3回転。直径が小さくてまん中の穴の大きなのは、ターンテーブルの横に置いてある輪っかをはめて45回転。厚いレコードは“SP”に合わせて78回転。ときどき間違えて、変なテンポや音程で鳴らしたことも、もちろんあります。回転中のSPに針を降ろすのはかなり恐く、しかもすぐに裏返さなければならないので、SPはあまり好きではありませんでした。…と、このあたりが、私の電蓄および再生音楽初体験です。

アンプは、真空管が5本並んでいたこと、ボリュームをはじめとするツマミが複数あったこと、黒いトランスと銀色のコンデンサーが突き出していたこと、電源を入れてしばらくしないとマトモな音が出ないこと、ちゃんとした音が出る頃には一番左の真空管が恐いほど真っ赤になったこと…これくらいしか覚えていません。

スピーカーは、もう少しはっきり覚えています。ユニットはナショナルの“ゲンコツ”でした。箱は、かなり大きなバスレフ・フロアー型。実は、幼稚園の頃は、なぜかこのスピーカーが(鳴っていないときだけ)恐くて、前を通るときは目を背けていたものです。でも、恐いもの見たさというのもあって、ときどき、ネットに目を近づけて、こわごわ中を覗くと、まん中で怪しく光る黒い球形の物体が見えました。

小学1年生のときに引っ越した後、上記の電蓄は子供部屋に置かれることになりました。しかし、その頃には、もう私は電蓄のメカニズムに対する興味を失っており、ただのレコードを聴く道具と化していました。そして高学年になると、鉄道やその他に興味が移り、レコードを聴く機会もどんどん減っていきました。

そんな私が、再び電蓄を触るようになったのは、高校生になってからでした。先輩から借りてきたビートルズのレコードを聴いたのがきっかけで、自分も小遣いでビートルズのLPを買ったからです。ところが、初めて自分のお金でレコードを買いに行ったお店で、ついでにアイネ・クライネ・ナハトムジークを買ってしまうあたりが、幼稚園時代またはそれ以前の、原体験のなせるわざでしょう。

その“アイネ・クライネ”は、小さい頃から聴き慣れていたのと、ずいぶん雰囲気が違いました。でも、聴き慣れていた“アイネ・クライネ”は、引っ越しのときにどこかにまぎれ込んでしまい、手元にありませんでしたので、“アイネ・クライネ”よりも、いっしょに収録されていた“ディベルティメント”のほうをよく聴きました。

ちょうどその頃、オーディオに凝っていた叔父が、パイオニアのアイドラードライブプレイヤー“PL-7”、トリオのソリッドステートレシーバー、ビクターのスピーカー(型番に“3”のつく小型の2ウェイ密閉ブックシェルフ型)の3点セットを譲ってくれました。これが私の“ステレオ”初体験です。

今の若い人には“レシーバー”と言ってもわかってもらえないかもしれませんね。要はチューナー一体型プリメインアンプです。あ、そういえば、プリメインアンプなんて言いかたも最近はしないのかも…。プリメインアンプ=インテグレーティッド・アンプです。

ステレオになり、音質も良くなった(ノイズがなくなった)のはうれしかったのですが、ただそれだけ。ターンテーブルの面白さも、真空管の不安も、ゲンコツの恐さもない、機械としての魅力のまったく感じられない3点セットでした。スピーカーの置き方を変えてみたり、カートリッジの針圧を変えてみたりはしましたが、とにかく、もっといい機器がほしい…という気持ちは高まるばかりでした。

次の転機は、またしても引っ越しでした。田舎にある親父の実家へ戻ったのです。そこには、例の叔父のお古の、テレフンケンのユニットを使ったキットを組み立てた3ウェイ・バスレフ・フロア型スピーカーと、トリオの管球式レシーバー(型番に“WX”がついていたように思います)がありました。その2点にPL-7を加えたセットが、引っ越し後の私のシステムとなりました。

上記の組み合わせは、ボリュームを上げると、それなりにいい音がしました。小遣いで買える唯一のパーツであるカートリッジを変えたり、スピーカーのエンクロージャーの中に補強を入れたり、つまようじで真空管のソケットを磨いたり、音はともかく、いろいろ手入れをして楽しんでいたのがこの頃です。

ヤマハC-2a、NS-1000M、そしてダイナキットMk3

そんな私が、初めて手に入れた本格的なオーディオ機器は、ヤマハのプリアンプC-2aでした。オートバイに乗りはじめた私が出入りするようになったバイクショップの従業員が、それだけ持っていた(たぶん、他の機器を買い揃えるのを断念したのでしょう)C-2aを、どういうわけか私にくれたのです。私は狂喜しました。それがどんなに優れたアンプなのかは、雑誌を読んで知っていましたから。

ただ、残念なことに、プリアンプだけもらっても、それと組み合わせるパワーアンプがありません。そこで私は、トリオの管球式レシーバーを分解し、パワー段に入る前のところから配線を引っ張り出し、そこにC-2aの出力をつなげる…という、今考えると恐ろしいこと平気で試し、何とか鳴るようにしてしまったのです。

その後2〜3年して(1985年)、私がC-2aを持っていると知ったオートバイ仲間(オーディオマニアでもあった)が、中古のNS-1000Mを買わないか…と持ちかけてきました。その評判と性能は知っていましたし、ちょうど臨時収入があったので、迷わず買いました。とくに気に入っていたわけではなかったのですが、気に入ったスピーカーなど、当時も今も高嶺の花ですから、16年経った今も、そのNS-1000Mを使っています。

続いて、今度は行きつけのオートバイショップのオーナー(初代パラゴンやマッキントッシュMC2300などを所有)が、壊れたアンプを引き取ってくれ…と言って、ダイナキット・マーク3を2台、くれました。壊れているといっても、2台とも真空管(6550)が1本ずつ割れていただけです。さっそく大阪の日本橋に行って6550を4本仕入れて使えるようにし、C-2aにつなぎました。

ダイナキット・マーク3(完成品は、かの有名なダイナコ・マーク3)に替えて、確かにパワーは出るようになりました。しかし音質的にはちっともいいと思いませんでした。C-2aを使い出したときも、NS-1000Mが鳴り出したときも同じで、いいものを手に入れたという喜びはあっても、音的には大した感動を与えてはくれなかったのです。

ボロボロになったPL-7の後継に、質屋でPL-30を買ったときも、私にとって初のCDプレイヤーとなったヤマハのCD-350を同じ店で買ったときも、便利にはなったけれど、ほとんど感動はありませんでした。

そんなある日、工具を買いに出かけた日本橋の五階百貨店というところ(あらゆるものの中古屋が軒を連ねている一角)で、C-2xを見つけたのです。店のオヤジが大事そうにいじっていて、それには値札がついていませんでした。自分のC-2aのボリュームに少々ガリが出ていたこともあり、新しそうなC-2xのことが妙に気になったのですが、その日はそのまま帰りました。

オーディオへの興味を開花させてくれたC-2x

ところが、帰ってからも、C-2xのことが頭から離れませんでした。あのオヤジは出品のために整備をしていただけで、その後値札をつけ、誰かに売ってしまったらどうしよう…と思うと、いてもたってもいられず、数日後、再び私は五階百貨店に行きました。果たして、C-2xは、4万5千円の値札をつけて店頭に並んでいました。

慌てて銀行に行き、お金をおろしてそのC-2xを買った私は、急いで家に帰り、C-2aの替わりにダイナコにつなぎ、レコードを鳴らしてみました。聴き慣れたモーツァルトのクラリネット協奏曲Kv.622が鳴り出した瞬間の感動は、今でもはっきり覚えています。それどころか、静寂の中から第一楽章冒頭の4小節が現われてきたときの聴こえかたさえも、耳のどこかに残っているような気がします。

同じヤマハの、同じグレードの、似たような機種名のアンプが、設計年代の違いだけで、これほど異質な音を聴かせるとは…。いや、異質ではなく、異次元というべきです。とにかく、C-2xのほうが圧倒的に多くの音が聴こえ、しかも、音の一粒一粒の輪郭がくっきりと、それでいてやわらかい…。これには驚きました。持っているレコード全部を聴き直さなければ…。そんな気がしました。

ただこれは、アナログレコードをソースとし、MM型カートリッジ(Stanton機種不明やAudio Technica機種不明)で再生し、C-2a、C-2xそれぞれのMM用フォノアンプを経た音の比較(しかも組み合わせていたパワーアンプはダイナキット・マーク3)ですから、上に書いた違いは、主としてフォノアンプの音の違いによるもので、ライン入力の場合は、あるいはもっと似ているのかもしれません。

ちゃんとしたCDの再生音をC-2xと比較する前にC-2aを人に譲ってしまったのが、今となっては非常に残念です。最近になってB-2とB-5(B-2とB-2xの間に存在した高級パワーアンプ)を入手したこともあり、B-2だけでなくB-5のペアでもあったC-2a(C-5という機種は存在せず)を再び手に入れ、聴き比べたいと思っています。

それはともかく、非常に気に入ったC-2xにも、一つだけ問題がありました。CD-350とPL-30の音の違いがはっきりしたことです。これはただ、CD-350の性能が良くなかっただけなのですが、当時の私は“CDの音なんて、しょせんノイズがないだけで、美しさはアナログレコードのほうが上…”と決めつけ、CD-350を手放してしまいました。

こうしてしばらくCDを聴かないでいた私に、再びCDを聴こうという気にさせたのは、同じヤマハのCD-2でした。当時すでにCD-2は同社のカタログから落ち、CD-2000あたりが登場していましたが、一世代前とはいえ、ヤマハの最高機種だったCD-2が安く出ていたので、これでCDを聴いてみようという気になったのです。

CD-2の音は悪くありませんでした。少なくとも、同じ録音(これまたドイツ・グラモフォン盤、アルフレート・プリンツ+カール・ベーム+ウィーン・フィルのモーツァルト・クラリネット協奏曲Kv.622でした)のアナログレコードとCDを、PL-30とCD-2で聴き比べると、CD-2のほうが心地よい音を聴かせてくれました。C-2aがC-2xに替わったときのような驚きや感動はありませんでしたが…。

ただ、CD-2の出物を手に入れた頃から、私は、“ほしいと思ったモノは、そのとき買えず、生産中止になっても、ほしいと思い続けていれば、いつか必ず手に入る…”という気がしてきました。次のB-2xとの出会いも、まさにそれでした。

NS-1000Mの音を激変させたB-2x

B-2xを見つけたのは、輸入もののCDを買いに、大阪・日本橋、五階百貨店の近くのテレーゼというCD屋さんに行ったときでした。(ちなみに、このときテレーゼの店内で聴いたクォードESL-63proの音は、13〜14年近く経った今でも忘れられません)

そのテレーゼのすぐ近くに、今ではすっかり有名になった逸品館というアウトレットオーディオショップがオープンし、そこのショウウィンドウの片隅に、値札のついていないB-2xが並んでいたのです。

B-2xもまた、当時すでにカタログからは落ちており、ほしいと思いつつ買えなかった機種です。C-2xを持っていながら、パワーアンプはダイナコを使い続けていましたから、B-2xを見た瞬間、“少々高くても買うぞ!”と心に誓いました。

が、足元を見られるとマズいので、努めて平静を装いながら、店員に値段を尋ねました。どうやらそのB-2xは、仕入れてきたばかりで、まだ値段を決めていなかったようでした。そして、交渉の結果、8万円という、まずまず妥当な値段に決まりました。

私が、実はC-2xを持っていることを話すと、その店員は、“それはもう、これしかありまへんで。ヤマハのパワーアンプの中では、これが一番よーできてます。この頃のヤマハはマッキンを意識した音づくりしてましたから、しっかりしたええ音してまっせ”と、強烈なだめ押しを食らわせてくれました。

たとえ10万円だったとしても買っていたに違いありません。私はまたしてもお金をおろしに銀行に走りました。お店に戻ったとき、すでにB-2xは丁寧に梱包されていました。急いで家に帰り、C-2xを買ったときのように、設置と配線をし、音を出してみました。

このときはちょうど家族団欒中で、親父もおふくろも同席でした。2人とも、B-2xの大きさと重さに驚いたようです。やがてドイツ・グラモフォン盤、フリードリッヒ・グルダ+クラウディオ・アバド+ウィーン・フィルのモーツァルト・ピアノ協奏曲第27番Kv.595が鳴り出し、グルダが最初のソロを弾きはじめた頃からようすが変わりました。

みんな、珍しく、音楽に聴き入っていたのです。私も、C-2aをC-2xに替えたときと同じく、B-2xが聴かせてくれる新しいKv.595の音に聴き惚れていました。第一楽章が終わりに近づき、グルダがカデンツァを弾きはじめたとき、親父が“おぉ!”と歓声を上げました。おふくろも“すごいなぁ…”と、感心していました。

B-2xの音の立ち上がりの速さは圧倒的でした。どこまでもスムーズな中高音と、解像度が高く、くっきりと輪郭を浮かび上がらせるかのような低音。聴き慣れたNS-1000Mが、まるで別のスピーカーのように生き生きと鳴りだしたのにも驚きました。

カタログ上のパワーは170W+170W(8Ω)、200W+200W(6Ω)という控え目な数値ですが、容量総計48万8000μF(4万8800ではない!)という超強力な電源による、2Ω負荷で625Wまで大丈夫というドライバビリティーの高さが、音質に好影響を与えているのは間違いありません。

C-2x、B-2xの組み合わせは、NS-1000Mを鳴らすにはかなり良いラインアップだと思います。スピーカーに比べてアンプがオーバークォリティではありますが、NS-1000Mを見直すきっかけとなったこのラインアップの完成後、私はしばらくオーディオよりもCDにお金をつぎ込むことになりました。

ちょうど、モーツァルト没後200年ということで、東京・六本木のWAVEというCDショップなどでは“モーツァルトの部屋”を作るという入れ込みよう。それが痛く気に入った私は、東京に出張したときは必ずWAVEに立ち寄り、CDをまとめ買いしていました。

ところが、その中に1枚、CD-2では鳴らないCDがあったのです。WAVEに電話をし、該当のCDを送り返し、新しいのを届けてもらいました。が、それでも、同じところで同じように音が飛び、トラックによってはまったく読み出しができませんでした。

ヤマハらしさを感じさせるCDX-2200の音

WAVEでは、私が送り返したCDも、問題なく再生できているとのことでした。それを聞いて、私は新しいCDプレイヤーを探すことにしました。狙いは、またもヤマハの旧機種・CDX-2200。後継機種が出てからかなり時間がたっていたので、店頭に並べているオーディオショップはほとんどありませんでした。

そんななか、私は、とあるお店のデモ機として使われていたCDX-2200を見つけました。定価は160,000円もしたのですが、デモ機ということで中古扱いにしてくれたので、80,000円で買うことができました。

CD-2よりも5年近くあとで作られたCDX-2200は、さすがにまったく次元の違う音を聴かせてくれました。C-2aをC-2xに替えたときと似た情報量の多さと、よく伸び、しかも抑制の効いた低域に驚かされました。CD-2も聴きやすい上品な音でしたが、あまりにも解像度が違うので、以後、CD-2を使うことはほとんどなくなりました。

CDX-2200は、ヤマハのCDプレイヤーの一つの頂点を極めたモデルではなかったか…と、今になって思っています。同世代・同価格帯のマシンの中で、極めて評価が高かったフィリップスのLHH-300と聴き比べたことがあります。私の評価では、内田光子のピアノソナタ(フィリップス盤)が互角(全然違う音だけど、どちらも非常に良い)で、その他はどんなソースを聴いても、CDX-2200のほうがはるかにいい音だと感じました。

CDX-2200を聴いたあとでLHH-300を聴くと、まるで、几帳面に仕事をするのが面倒なので、テキトーに、耳ざわり良く聴かせてやればいいだろう…みたいな、本当は雑な、しかしそれを雑だとは感じさせない音づくりの巧さ(ズルさ)を感じます。確かに、これだったら、いくらでも聴き続けられそうです。でも、私には、例え聴き疲れするかもしれないけれど、几帳面に、細やかに、CDに入った音をえぐり出してくれるCDX-2200のほうが性に合っています。

CDX-2200のデジタルボリュームで出力レベルのコントロールをし、B-2xに直結したこともあります。信号通過経路が単純になるため、劇的な音質向上を期待したのですが、ほとんど良さは感じませんでした。ひょっとすると、2.2MΩという異例に高いC-2xのCD入力インピーダンス(B-2xは25kΩ。ちなみに、C-2xも、AUX、TUNER、TAPEなどは一般的な47kΩ)が音質に好影響を与えているのかもしれません。

CDX-2200が加わった以後、私のオーディオ装置は、10年以上もの間、まったく変わりませんでした。毎日、浴びるようにモーツァルトとウィンナーワルツを聴いても、トラブルらしいトラブルは4回だけ。2回はNS-1000Mの泣き所といわれるウーファーの固着。他の2回はCDX-2200のベルト伸びによるトレイ開閉の不調です。

C-2xとB-2xは、手に入れてから12〜13年の間、まったくのノントラブル。ほとんど毎日、最低でも2時間は動かしているのが長持ちの秘訣かもしれません。もちろん、電源のon/off時にはボリュームを-∞に絞るという最低限のマナーは守っていますし、入出力端子は年に数回磨き、用がなくても月に数回はボリュームを(通電するが音は出さずに)最大まで回しきり、バランス調整ダイアルも左右いっぱいまで回したりしていますが、メンテらしいメンテはそれだけです。

ついでに言うと、NS-1000Mのアッテネーターも、もちろん、けっこう頻繁に回しています。メンテナンスが目的のときは、“元の位置→最大→最少→元の位置”を静かに数往復させるだけですが、そのほかに、レーベルによるCDの音(音域バランス)の違いに合わせるためにも回しています。ドイツ・グラモフォン盤を聴くときはスコーカーのレベルを-1.5dB程度にし、曲によってはさらにC-2xの“BASS”を+3dBあたりに調整するのが私の好みです。

今後スピーカーは替えるかもしれず、CDプレイヤーはすでに買い替えた(買い足した?)のですが、この素晴らしく良い音で恐ろしく丈夫なC-2xとB-2xは、たぶん、今後もずっと私のメイン装置の一員であり続けるでしょう。

GT-CD1が垣間見せてくれたもの

さて、その“買い足した”CDプレイヤーは、あのGT-CD1です。これもまた、売っているときにはほしくても買えなかったもののひとつです。C-2x、B-2x、CDX-2200、NS-1000Mなどを使い続ける私にとっては非常に新しい製品といえます。

このGT-CD1は、ヤフー・オークションで落札したものです。新品当時の定価は50万円で、私に買える値段ではありませんでした。ところが、ある日ヤフー・オークションを眺めていると、何と! 1万円でGT-CD1が出品されているではありませんか! これには驚きました。

あとでわかったことですが、1万円というのは出品者のタイプミスで、本当は10万円からスタートしたかったとのことです。が、まあ、そこはオークションですから、日に日に価格は上がり、最終日には10万円を突破しました。私は、終了時刻が近づくとコンピューターにかじりつき、リロードを繰り返しました。最後は、どこかの誰かと入札合戦となり、13万2000円に達したところで、ようやく私のものとなりました。

数日たって、出品者からGT-CD1が届きました。とても大切に使われていたらしく、ウレタン塗装の木部はほとんど無傷。新品時の同梱品もすべて未開封という状態でした。もちろん、機能的にも完動品で、こんなに程度の良いGT-CD1を、非常に安価で提供してくれた出品者に感謝しています。

期待の音は…。このときもまた、いつものKv.622からスタートしました。もう何千回も聴いている演奏ですから、ちょっとした違いでもすぐにわかります。第一楽章冒頭の4小節が鳴り出した途端、私は、わずかに開いたドアの隙間から、ハイエンドオーディオの世界を垣間見た気がしました。

GT-CD1が奏でる音楽は、私に、2つの驚きを与えてくれました。一つは、その音楽性です。華やかでありながら抑制が効いていて、透明かつ濃密。とくに音の消えぎわの美しさは絶品で、発声し終わった後の歌手の口の形が見え、ペダルから離れるピアニストの足の動きが見えるかのような錯覚に陥ります。

もう一つの驚きは、CDX-2200の音との、極めて高い類似性です。電気的にも機械的にも、両者にはあまり共通点はないはずなのに、こんなに似ていていいのかと思うほど似ています。ヤマハのエンジニアは、技術的な進歩を、ただひたすら、CDX-2200で確立したヤマハサウンドを磨くためにだけ使ったのではないかとさえ思えてきます。

あえて両者の違いを探すと、まずは低域。スムーズさではGT-CD1に軍配が上がりますが、押しの強さや輪郭の明確さではCDX-2200が優っています。中高域も似たような傾向です。広がり感ではGT-CD1、押し出し感ではCDX-2200ってところです。ベリリウムドームユニット特有の中高域の“やかましさ”も、GT-CD1だと感じません。

オーケストラのバイオリンはGT-CD1が、ソロのビオラはCDX-2200が、そしてピアノはどちらも良く、立ち上がりのスムーズさと消えぎわの美しさはGT-CD1が、一つ一つの音の明快さはCDX-2200が、ほんのわずかな差ですが優っているように思います。

上に書いたように、とても気に入っていたCDX-2200ではありますが、GT-CD1を入手した後しばらくして手放し、替わりにCDX-2000を手に入れました。ところが、その後まもなく自宅の外に仕事場を設け、オーディオシステムも2系統に分けることになったため、デザイン的に他の機器とマッチするとの理由で、私にとって3台目のCDX-2200を、これまたヤフー・オークションで落札しました。

そしてさらに、あこがれのT-2を自分のものに

ヤマハのFM専用チューナーT-2が、いつ頃発売されたか正確には知りません。C-2やB-2と同時期だとすると1976年ですから、もう25年以上も前の製品です。私がT-2をほしいと思ったのは1980年頃。雑誌のだったかカタログだったか、とにかく、その広告コピーを読んで、“スゴいなぁ…”と感じたのを覚えています。

でも、あまり熱心にFMを聴かない私には、いくらなんでも、FM専用チューナーに13万円もの出費はできませんでした。いや、何しろ、上にも書いたように、自分で買えるのはカートリッジが精一杯の頃ですから、半額だったとしても買えなかったでしょう。

そんなわけで、T-2は、現物を見ることもないまま、いつの間にかカタログから消えてしまいました。C-2xに続いてB-2xが自分のものになり、それらと並ぶグレードのチューナーも揃えたい…と思ったときには、もう、どこを探してもT-2はありませんでした。

とりあえず私は、同じヤマハの、同じブラックパネルの、C-2xと同じ縦横寸法のT-750を買いました。これもまた、PL-30、CD-350、CD-2、K-650などと同じく、質屋で安く買ったものです。しかし、音質はともかく操作感が好きになれず、デザインにも魅力を感じなかったため、ほとんど使っていませんでした。

ところが、ある日、ヤフー・オークションにT-2が出品されているのを発見しました。それを見た瞬間、はじめてT-2の存在を知ったときのことを思い出しました。セカンドシステム用にT-2000Wを、そして興味本位でTX-700を落札した直後だったにもかかわらず、入札せずにはいられませんでした。

このT-2は、コメント欄に“ジャンク品扱いと致します”と書かれていたのが原因か、あまり競り合いにはなりませんでした。結局、私は、このT-2を、21,500円という信じられない値段で落札しました。T-2がウチにやってきてからというもの、私は、CDを聴くときでさえ電源を入れ、イルミネーションの美しさに見とれています。

いくら当時のハイエンド機とはいえ、25年を経た今では、性能的にはもっと優れた製品がたくさんあるでしょう。しかし、この、超シンプルな外観でありながら、“聴く、触る、眺める、所有する”のすべてを満足させてくれるT-2に、音楽を知り、音を創り、日本のオーディオを(オーディオだけでなく、ひょっとすると音楽全般をも)育ててきたヤマハというメーカーの感性と良心(良い意味で日本的な)を感じます。

自分がしている他のこと、そして自分のライフスタイルとのバランスを保ちながら、その範囲で、できるだけ良質な再生音楽を楽しむ…。これが私のオーディオ観です。音については、まず最初に妙なクセがないこと。そしてレスポンスが良く、明確で、消えぎわの美しい低域と、明晰で華やかで、しかし抑制の効いた中高域がテーマです。

そして外観は、アマチュア臭さのない、大人のセンスを感じさせるデザインと、高度な技術に裏づけられた精緻なフィニッシュ。ああ、やはりヤマハしかありませんね。ホームシアターもいいけれど、ピュア・オーディオも忘れないでね。ヤマハさん。

GT-CD1+C-2x+B-2x+ESL-63

GT-CD1を見つけ、落札したのがきっかけとなって、半ば眠っていたオーディオ熱が再燃した私は、上に書いたT-2、B-5、B-2などに続き、B-70、CX-1000、K-1x、K-1xw、T-2000W、2台めのT-2、NS-1 Classics、そしてA-2000a…と、ヤマハのかつての高級機を落札、入手しては聴いてみる…ということを繰り返していました。

いろんなアンプを入手するたびに、“コイツはどんな音を聴かせてくれるだろう…”と、試聴機以外はいつもと同じラインアップで聴いてみては、音の違いに驚かされました。そんななかで、とくに印象に残っているのはB-5とA-2000aです。

パワーアンプをB-5にすると、NS-1000Mは、水を得た魚のごとく生き生きと鳴ります。たぶんこれがNS-1000M本来の音なのだろうと思わせる、非常に明朗快活でバランスのいい音です。NS-1000Mにとっては、B-2xで鳴らされるよりもB-5で鳴らしてもらえるほうが幸せに違いない…と思うほどベストなマッチングです。

A-2000aの場合は、プリメインアンプなので、B-2x単体との比較ではなく、C-2x+B-2xのコンビネーションとの比較になりますが、とにかく“とても良い音のアンプ”というのが第一印象です。NS-1000MのほかにNS-1 ClassicsとQUAD ESL-63を鳴らしてみても、やはり、非常に良いアンプだということがわかります。

A-2000aは、良い意味で非常に優等生的。プログラムソースを選ばず、しかしその違いを鳴らし分ける…。そんな感じです。だから、おそらく、客観的には、私の現有アンプ中、最も良い音だと思います。ただ、C-2x+B-2xと比べると、ほんのわずかな差ですが、音が硬いような気がします。

B-5やA-2000aで聴いた後、C-2x+B-2xの組み合わせに戻して感じるのは“やわらかさ”と“静かさ”です。この“やわらかさ”は、C-2aをC-2xに替えたときに感じた“やわらかさ”と同じものです。でも“静かさ”に気がついたのは最近のこと。C-2x+B-2xだけを聴いているときは、そんなことを感じたことはなかったのに、しばらく他のアンプで聴いた後、C-2x+B-2xの組み合わせに戻すと、まるで部屋がデッドになったのでは…と思うほど静かに感じるから不思議です。

で、この静かなアンプで、静かさに定評のあるQUAD ESL-63を鳴らすとどうなるか…。いや、まあ、そういうふうに順序だてて考えたのではありませんが、私は、C-2xに続いてB-2xを手に入れた頃から、この組み合わせでESL-63を鳴らしてみたい…と思っていました。そして、このほど、ようやくESL-63を手に入れたことにより、十数年間思い続けた夢の組み合わせが実現したわけです。

QUAD ESL-63については、セッティングが難しいとか、パワーアンプを選ぶとか、壊れやすいとか、今までさんざんいろんな話を聞いてきました。でも、少なくともパワーアンプに関しては、B-2xは、何の問題もなく軽々と、そして、恐ろしく正確にESL-63をドライブしています。

プログラムソース(CD)には入っているけれど、私の現有装置の組み合わせのなかでは、GT-CD1+C-2x+B-2x+ESL-63という4点セットでしか聞けない音、というのがたくさんあります。もちろん、世の中には、もっとたくさんの音が出てくる装置もあるに違いありません。しかし、今の私には、これだけ出てくれれば十分です。

この組み合わせが、最も得意とするのはピアノの右手でしょう。いろんなオーディオ機器の試聴に使っているドイツ・グラモフォン盤、フリードリッヒ・グルダ+クラウディオ・アバド+ウィーン・フィル、モーツァルト・ピアノ協奏曲第27番Kv.595の、第一楽章のカデンツァのトリルやアルペジオの再生ぶりには、ただただ驚くばかりです。(2001年6月)

QUAD壊れる/直る

ESL-63がやって来てからというもの、“ああ、何ていい音なんだろう…”と、聴き惚れる日々が続いていました。ところが、やってきてまだ1ヵ月も経たない、ある梅雨の日のこと。窓側に置いた左側スピーカーがわずかにビビったと思った私は、慌ててすべてのオーディオ機器の電源を落としました。

あとは…、ESLをご存じのかたなら誰もがご想像のとおり。恐々電源を再投入してみると、見事な雨だれの音。ポタッ、ポタッ…なんて生やさしい雨漏りではありません。バラバラバラ、ダーッ…っと、雨だれでなければ、緩んだ太鼓の上に大量の小豆をぶちまけた音、とでも形容すればいいでしょうか。

大事なオートバイを盗られたわずか5日後に、同じくらい大事なスピーカーが壊れるなんて…。このダブルパンチは強烈でした。かなり落ち込みました。でも、“どうしよう…”という迷いはありませんでした。すぐにサウンドボックスさんに電話をした私は、症状を告げ、修理をお願いしました。

待つこと約1ヵ月半。ようやく修理の順番が回ってきたとの連絡があり、すぐに現物を発送しました。そしてわずか5日後に修理完了の連絡があり、発送から8日後の朝には、早くも修理完了品を受け取ることができました。待ち期間は少々長かったけれど、この迅速な対応には痛く感激しました。それに、部品代、工賃、送料を合わせて約7万円という価格も、安くはないにしても、十分に納得できます。

何度かの電話でのやりとりで、サウンドボックスさんに、使いこなしや使用上の注意事項などを親切に教えていただけたのも幸運でした。ESL-63との付き合いの短い私には、とても参考になりました。

「今回はとりあえず破損したエレメント1枚だけ交換しましたが、なにぶん古いロットなので、いつまた壊れるかわかりませんよ…」と言われました。でも、気に入ったモノに対して諦めの悪い私は、どこかでペアの片割れを安く手に入れて、今ある2本と合わせて3本でメンテナンスのローテーションを組もうか…などと考えています。

それはともかく、ESL-63が戻ってきてからは、再び、その音に聴き惚れる日々が続いています。ピアノの右手は相変わらずほれぼれするような鳴りかたをし、テノールの声も真迫モノです。クラシック系の楽器で唯一苦手なのは、実はバイオリンかもしれません。それなりに鳴りますが、とくに感銘的ではないといったレベルです。

スピーカーケーブルは、オルトフォンの6.7N SPK 500。最初これに替えたときは耳から血が出るかと思いました。中高域のエネルギーの強烈さ! 今までいろんなスピーカーケーブルを試してみて、替えるたびに“ほほう、けっこう音って変わるんだなぁ…”と思ったのですが、こいつはそんなレベルを超越していました。

聴きはじめて2〜3日は、元のケーブルに戻すことも考えましたが、聴き込むうちに気に入ってしまい、今では、もう、他のスピーカーケーブルを使うことなど考えられません。グルダのピアノはますます冴え、プリンツのクラリネットも、今まで以上に息づかいがわかるようになりました。(2002年3月)

まずはじめに動きやすさありき

私は、ESL-63の音というのを、外では一度しか聴いたことがありません。上に書いた、テレーゼ店内のESL-63proだけ。にもかかわらず、他のスピーカーにはほとんど目もくれず、“いつかはESL-63を自分のものに…”と、長い間思い続けて来られたのには、2つの理由があります。

ひとつはその構造。簡単に言うと“振動板の動きやすさ”です。ボイスコイル+振動板で構成されるスピーカーとは違い、ESL-63をはじめとするコンデンサー型スピーカーは、振動板そのものが電気回路の一部で、しかもその全面に駆動力がかかるわけですから、動きやすいのはむしろ当然ともいえます。

電気信号を空気の振動に変換するのがスピーカーの役割ですから、動きやすければ動きやすいほど良い…というのが私の考えです。動きにくい振動板を力づくで動かそうとして、超強力な磁気回路を採用したスピーカーもありますが、その場合、今度は、いったん動きだした振動板の制動が大変になります。

動きやすいものは止まりやすく、動きにくいものは止まりにくい。このあたりはオートバイの足周りのセッティングと似ています。ただ、オートバイでもオーディオでも、動きにくいものを力づくで動かし、動きすぎたらそれを力づくで抑えるのもまた、非常に楽しく、やりがいがあるような気がします。いや、実は、そっちにこそオーディオの醍醐味があるのはわかっていて、泥沼にはまりたくないというのが正直なところです。

2つの理由のうち、もうひとつは、極めて情緒的なものです。イギリス製だから…というのがそれです。1963年に構想を練りはじめたからESL-63という型番になったそうですが、発売までに10年以上の歳月をかけ、ようやく満足のできるものを発売した…なんて話を聞いただけで、ヨーロッパかぶれの私は、非常に興味をそそられます。(2003年3月)

2004年10月。ESL-63、また壊れました。今度は振動板2枚交換、他で14万円。う〜む、年間維持費5万円…。バイクやクルマだったらもっとかかるよなぁ…。この話は、いずれ詳しく。(2005年1月)

ESL-63の修理代金を稼ぐべくヤフー・オークションで物を売りまくり、余った金額で、いつか聴いてみたいと思っていたCDX-2020を入手。CDX-2200→CDX-10000→CDX-2000…と続いたヤマハの高級マルチビットCDプレイヤーの最終モデルだけあって、分解能の高さはさすがです。GT-CD1以上に感じられます。ホール感の再現性や“やわらかさ”では負けますが、CDを分析的に聴きたいときにはCDX-2020のほうが適しています。フィリップス盤とのマッチングが良く、CDX-2020で聴いた後にGT-CD1で聴くと、フィリップス盤に限り、左右のスピーカーの間に靄か霞みたいなものが漂っているような感じがします。あ〜、オーディオは奥が深い。(2005年2月)

■仕事場用システム
スピーカー: QUAD ESL-63
スーパーウーファー: YAMAHA YST-SW1000
メインアンプ: YAMAHA B-2x
プリアンプ: YAMAHA C-2x
CDプレイヤー: YAMAHA GT-CD1

■自宅用システム
スピーカー: YAMAHA NS-1000M
メインアンプ: YAMAHA B-5
プリアンプ: YAMAHA CX-1000 (Export Model)
CDプレイヤー: YAMAHA CDX-2200
FMチューナー: YAMAHA T-2
カセットデッキ: YAMAHA K-1x

■サードシステム
スピーカー: YAMAHA NS-1 Classics
プリメインアンプ: YAMAHA AX-10
CDプレイヤー: YAMAHA CDX-10

■増備計画?
スピーカー: QUAD ESL-989
メインアンプ: YAMAHA BX-1, B-2x
プリアンプ: YAMAHA C-2x
FMチューナー: YAMAHA CT-7000
アナログプレイヤー: YAMAHA GT-2000x

■愛聴盤
モーツァルト クラリネット協奏曲 Kv.622
  アルフレート・プリンツ、ウィーン・フィル、カール・ベーム
  ドイツ・グラモフォン
何といっても、これが私の最も好きな曲。あまりに頻繁に聴いているため、この曲を聴くと私を思い出す知人も多いとか。この曲についてではありませんが「はい、陛下、音符は必要な数だけございます」(つまり、無駄な音はない)と言ったと伝えられるモーツァルトの音楽の真骨頂だと思います。ただただ曲全体の美しさに浸って聴くこともあれば、スコアを見ながらモーツァルトの才能に感服しつつ聴いていることもあります。なぜか安部公房の小説に通じる天才性を感じる…などと書き出すと話が終わらなくなりますね。はい、この話はやめときましょう。モーツァルトが作ったこの曲が好きなのはもちろんですが、曲、演奏、レコーディングを含め、この録音自体が一つの芸術作品だと思います。アナログレコードで3枚、CDで3枚、同じ録音のを買ったほどのお気に入り。残念ながら、GT-CD1+C-2x+B-2x+ESL-63の組み合わせは、この録音を、私の望みどおりには再生してくれません。余裕があれば、この録音のためだけにセカンドシステムを組みたいと思っています。

モーツァルト ピアノ協奏曲第27番 Kv.595
  フリードリッヒ・グルダ、ウィーン・フィル、クラウディオ・アバド
  ドイツ・グラモフォン
モーツァルトのピアノ協奏曲には、好きなものが多いのですが、これとKv.488が私のベスト2です。構築美という点ではクラリネット協奏曲には適いませんが、美しさというか汚れのなさでは、これに優る曲はないような気がします。グルダのキレのある演奏が透明感を引き立てていると思います。GT-CD1+C-2x+B-2x+ESL-63の組み合わせで、最もうまく再生できる録音の一つです。第一楽章のカデンツァの再生ぶりは圧巻です。

モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 Kv.488
  マウリツィオ・ポリーニ、ウィーン・フィル、カール・ベーム
  ドイツ・グラモフォン
曲としては、構築の確かさと楽しさがお気に入り。第三楽章冒頭のファゴットをはじめ、各所に散りばめられた管楽器の音色とリズム感を、それらそく再生できればいいのですが、私の装置ではなかなか難しいようです。その代わり、この録音に限ったことかもしれませんが、オーケストラのバイオリンの響きは、私の装置としては珍しく、なかなかうまく再生できています。

モーツァルト 交響曲第39番 Kv.543
  カール・ベーム、ウィーン・フィル
  ドイツ・グラモフォン
後期3大交響曲は全部好きなのですが、どれか一つといわれると、僅差でこれ…って感じです。第一楽章と第四楽章を聴くと元気が出ます。とくに第一楽章の重々しい序奏が終わり、続いて現われるアレグロの最初の部分が最も好きなところ。暖機運転が終わった愛車を駆り、山に向かうハイウェイを、朝もやを切り裂いて全開で駆け抜ける…みたいな高揚感に浸れます。ベームならではの情緒たっぷりの第二楽章も、この演奏の好きなところです。残念ながら、私の装置では、第一楽章をそれらしく雄大に鳴らすことはできません。

モーツァルト コンサート・アリア Kv.505
“どうしてあなたを忘れられよう − 恐れないで、いとしい人よ”
  テレサ・ベルガンサ、ジェフリー・パーソンズ
  ジョン・プリッチャード、ロンドン交響楽団
  デッカ−ロンドン(キングレコード)
フィガロの結婚の初演でスザンナ役を歌ったイギリスのナンシー・ストレース嬢。彼女がウィーンを去ってイギリスに帰ることになり、その送別演奏会のために作曲し、モーツァルト自身がピアノを弾いたと伝えられる曲。ストレース嬢こそ、モーツァルトが本気で恋した(本気じゃないのは、いっぱいあったみたいですが)最初で最後の女性だった…という説もありますが、この曲を聴くと、なるほど…と思えます。この曲が入ったCDのタイトルは“Teresa Berganza sings Mozart”で、フィガロ、ティトゥス、コシの3つのオペラのアリアも入っています。デジタル化のリマスタリングが上手かったのか、1962年の録音とは思えぬ良い音で鳴っています。私は昔からテレサ・ベルガンサの声が好きで、モーツァルトのオペラのレコードは、まず、彼女がキャストに入ってるものから買い揃えていきました。セビリアの理髪師のロジーナを歌っている、姉妹盤“Teresa Berganza sings Rossini”もお気に入り。

モーツァルト サリエリのオペラ“ヴェネツィアの市”の中の
“わが愛しのアドーネ”による6つの変奏曲 Kv.180
  ワルター・ショダック
  LE CHANT DU MONDE(仏)
情熱ほとばしるショダックの演奏が最高。原曲については諸説あるようですが、この演奏を聴くと、間違いなくイタリアの歌! …って気がします。NS-1000Mのときはあまり聴かなかったのですが、ESL-63にしてからは頻繁に聴くようになりました。陶酔しきって、汗を散らしながら弾いているのが目に見えるようです。響きの良いホールで、しかしオンマイク気味でホールトーンを抑えめにしたピアノの録音が、GT-CD1+C-2x+B-2x+ESL-63の組み合わせには向いているのではないかと思います。

モーツァルト ピアノソナタ Kv.333
  内田光子
  フィリップス
ピアノ・ソナタにも好きな曲が多く、中でも最も好きなのがこれ。いろんな盤を聴きましたが、内田光子さんのが最もリズムが正確で、この曲の良さを引き出していると思います。…といいつつ、ホロヴィッツ盤(録音風景がTV放映されたKv.488とのカップリング)の、ろれつの回らなさもまた楽し、です。NS-1000Mのときはしょっちゅう聴いていましたが、ESL-63にしてからは聴く機会が減りました。フィリップスがモニターに使っていたスピーカーのくせに、どうも私のESL-63はフィリップス盤とのマッチングが良くないようです。パワーアンプまでの機器が全然違うからでしょう。私が持っているフィリップス盤の中で最もうまく再生できるのは、ヘブラーの戴冠式だったりします。ズンドコズンドコうるさい鳴り方ですが…。

モーツァルト 歌劇“魔笛” Kv.620
  ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ、リサ・オットー、他
  カール・ベーム、ベルリン・フィル
  ドイツ・グラモフォン
モーツァルトのオペラは、魔笛、フィガロの結婚、ドン・ジョバンニあたりが好きです。フィッシャー=ディスカウのパパゲーノは明らかにミスキャストで、あんなにかしこまったしかめっ面のパパゲーノは、録音だから許されたという感じです。ただ、私の現有装置とのマッチングは最高で、パパゲーノとパパゲーナの“パ・パ・パ”など、とてもうまく再生してくれるので、ときどき大音量で、口の動きが見えるかのような錯覚を楽しんでいます。こういう聴き方には、生真面目なフィッシャー=ディスカウの歌い方が適しています(笑)。

モーツァルト ディベルティメント Kv.563
  デーネシュ・コヴァーチュ、ゲーザ・ネーメト、エデ・バンダ
  HUNGAROTON HRC072
機会音楽として作曲されたモーツァルトの一連のディベルティメントシリーズとは違い、これはバイオリン、ビオラ、チェロによる三重奏曲。第一、第三、第六のアレグロ楽章がとくに好きです。グリュミオー・トリオのフィリップス盤も持っていますが、こちらのほうが断然お気に入りです。やはりフィリップス盤との相性が良くないのか、元々オンマイク気味の録音が好きなのか…。しかし、NS-1000Mではそこそこうまく鳴っていたのに、ESL-63ではやはりダメです。バイオリン、かく鳴るべし…という要求が高すぎるのかもしれませんね。今の自分の装置に、バイオリン属の楽器の、胴体の木目や艶っぽい色合いが見えるような鳴り方を期待するのが無理なのかもしれません。

モーツァルト ディベルティメント Kv.439b
  カールマーン・ベルケシュ、イシュトヴァーン・マリ、ジョルジ・ホルトバージ
  HUNGAROTON HCD 11985-2
2本のクラリネットとファゴット(または3本のバセットホルン)のためのディベルティメント。1番から6番まであり、それぞれ5楽章からなるという説や、6番を除外した25曲の小品集とする説など、曲の成り立ちや構成に関しては諸説紛々。でも、そんなことはどうだっていいと思わせる、ケーゲルシュタット・トリオに通ずる楽しさに溢れ、しかも、もっと肩の力を抜いた気軽な小曲の集まり。独墺の民謡っぽい旋律なんだけど、どこか東方の騎馬民族の影響を感じるぞ…などと考えながら、よく聴いています。

モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク Kv.525
  ウィリー・ボスコフスキー、ウィーン・モーツァルト合奏団
  デッカ
幼稚園の頃から現在まで、やっぱりこれは欠かせません。レコードもCDも、いろんな奏者のを聴きましたが、これに優る名演奏はないと思います。ちょうど音楽CDがこの世に現われた頃、キングレコードが最後にプレスしたボスコフスキーのディベルティメント/セレナーデシリーズを、各地のレコード店を回って買い漁ったのを思い出します。ボスコフスキーの罪は、モーツァルトのディベルティメント、セレナーデ、舞曲、行進曲に関して、一度聴いてしまうと、他の奏者のを聴こうという気にさせないことです(笑)。CDになってからは、再びキングレコードが販売した舞曲/行進曲の8枚組と、ポリドールに移ってからのセレナーデ/ディベルティメントの9枚組に、かつて買い漁ったレコードに入っている全曲が収められていますが、CDのセットってのは、買うのも持ってるのも、なんだか味気なくていけませんね。

Strauss Waltzes 2枚組
  ウィーン・フィル、ウィリー・ボスコフスキー
  デッカ 443 473-2
デッカの12枚組から、有名なワルツだけを取り出して2枚に収めたのがこれ。現有装置での鳴りっぷりはイマイチで、もっぱら仕事中のBGMとして流しています。

あ〜、しかし、こんなの書き出したらキリがありませんね。愛聴盤を含む音楽の話は、いずれ別項にまとめてみたいと思っています。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:OZJjwnFvifkJ:www.europark.com/yoshi/audio.htm+&cd=14&hl=ja&ct=clnk&gl=jp


77. 中川隆[-13472] koaQ7Jey 2018年7月02日 22:49:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

逸品館 オーディオ・ホームシアター掲示板

QUAD ESLのアンプおよび電源ケーブルについて - コンデンサ
http://www4.rocketbbs.com/741/pastlog.cgi?id=ippinkan&mode=view&tree=9134

QUAD ESL-989とつなぐアンプとしてLuxman L-590AXかC600F&M600Aのいずれかを検討しております。

C600F&M600Aがより良い選択と考えられますが、値段が2倍違いますのでそれ程の価値があるのかご教授お願いします。

ちなみに、CDプレーヤーは LuxmanD-06で80年代の洋楽、管弦楽のクラシックを主に聴きます。

また、ESLのACケーブルをSIN AC EVOに変えた場合、CDプレイヤーのACケーブルをEVOに変えた時の様な劇的な変化は期待できるでしょうか?
他にお勧めのACケーブがありましたら併せてお願いします。
[No.9134] 2011/02/15(Tue) 01:30:43

Re: QUAD ESLのアンプおよび電源ケーブルについて (No.9134 への返信) - 代表 清原

> QUAD ESL-989とつなぐアンプとしてLuxman L-590AXかC600F&M600Aのいずれかを検討しております。
> C600F&M600Aがより良い選択と考えられますが、値段が2倍違いますのでそれ程の価値があるのかご教授お願いします。
> ちなみに、CDプレーヤーはLuxmanD-06で80年代の洋楽、管弦楽のクラシックを主に聴きます。

L590AXとC/M600は、音質の傾向が異なります。
C/M600の音質テストはこちら。
http://www.ippinkan.com/luxman_c600f_m600a_c800f_m800a.htm
http://www.ippinkan.com/phase-tech_ca3_luxman_c600f.htm

L590AXの音質テストはこちら。
http://www.ippinkan.com/luxman_l590ax_tangent_exeo.htm

QUADの柔らかさを生かすには、アンプはC/M600を
お薦めいたします。

> また、ESLのACケーブルをSIN AC EVOに変えた場合、CDプレイヤーのACケーブルをEVOに変えた時の様な劇的な変化は期待できるでしょうか?
> 他にお勧めのACケーブがありましたら併せてお願いします。

ESL-989の電源ケーブルには、ほとんど電流が流れないため
音質への影響はほとんどありません。
電源ケーブルへの投資は、あまり効果が見込めません。
[No.9137] 2011/02/15(Tue) 12:15:48


Re: QUAD ESLのアンプおよび電源ケーブルについて (No.9137 への返信) - コンデンサ

代表 清原様

早速の御回答ありがとうございました。
追加質問させて頂きます。

> QUADの柔らかさを生かすには、アンプはC/M600を
> お薦めいたします。

柔らかな音という事であれば真空管アンプの組み合わせであれば、よりQUADの良さを引き出せるのでしょうか?
価格的にはアンバランスですが、TriodeのTRV-4SE/LTD+TRV-M300SEの組み合わせではいかがでしょうか。

本来は真空管の音が好みなのでQC24+U-Fortyの組み合わせを考えておりましたが、実際に試聴したところ甘すぎる音と感じ、トランジスタアンプとの比較でボーカルの出方や透明感などの違いに真空管アンプは合わないと判断し、Luxmanのアンプを検討しておりました。


> ESL-989の電源ケーブルには、ほとんど電流が流れないため
> 音質への影響はほとんどありません。
> 電源ケーブルへの投資は、あまり効果が見込めません。

おっしゃるとおり、消費電力は数ワットでした。
[No.9144] 2011/02/16(Wed) 01:41:41

Re: QUAD ESLのアンプおよび電源ケーブルについて (No.9144 への返信) - 代表 清原

> 柔らかな音という事であれば真空管アンプの組み合わせであれば、よりQUADの良さを引き出せるのでしょうか?
> 価格的にはアンバランスですが、TriodeのTRV-4SE/LTD+TRV-M300SEの組み合わせではいかがでしょうか。
> 本来は真空管の音が好みなのでQC24+U-Fortyの組み合わせを考えておりましたが、実際に試聴したところ甘すぎる音と感じ、トランジスタアンプとの比較でボーカルの出方や透明感などの違いに真空管アンプは合わないと判断し、Luxmanのアンプを検討しておりました。

音質的にはそうなのですが、QUAD ESLは能率が低く
また、音量を上げてゆくと更に能率が低下するので
十分な音量を得るためには、最低でも50W近いパワーが
必要になります。通常のダイナミック型スピーカーの
10倍程度のパワーが必要だと考えて下さい。

他方、複雑なネットワークや逆起電力を発生せず、なおかつ
トランス入力となっている静電型スピーカーは、
ダイナミック型スピーカーに比べると、アンプへの負担が小さく、
真空管アンプとのコンビネーションには、非常に優れています。

ただ、すでにQC24+2-fortyの組み合わせでご試聴になり、
その音が甘いと感じられているのであれば、アンプを
Triodeに変えても、傾向が変わらないので納得は頂けないよう
思います。

やはりC/M600がお薦めだと思います。
[No.9156] 2011/02/18(Fri) 12:46:23
http://www4.rocketbbs.com/741/pastlog.cgi?id=ippinkan&mode=view&tree=9134


78. 中川隆[-13430] koaQ7Jey 2018年7月09日 14:01:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16399]

ESL63 に合うケーブルは

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2):推奨距離 片側2m前後
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2):推奨距離 片側3m〜4m
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html


でしょうか。

ESL63 の スピーカーケーブルの端子がバナナプラグに変わる前は細いケーブルしか入らないバネ式端子でした:


ハイファイ堂メールマガジン QUAD ESL-63の感動
http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/140509/index.html

QUAD ESL63 禁断のKRELL
発売が1981年製の年代物のため、メーカーの仕様ではスピーカー端子は
バネ式で、細いケーブルしか使用できない。端子交換品が良い。
https://ameblo.jp/507576/entry-11748676150.html

________

オールド QUAD の安物アンプは名機なのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/840.html

音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/881.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html

スピーカケーブル BELDEN 8473 (撚線, 14GA, 2.081mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/887.html

スピーカケーブル BELDEN 8460 (撚線, 18GA, 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/885.html

スピーカケーブル BELDEN 8470 (撚線, 16GA, 1.309mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/886.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 16GA (撚線, 1.309 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/883.html

スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 14GA (撚線, 2.081 mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/884.html


79. 中川隆[-13429] koaQ7Jey 2018年7月10日 09:24:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16429]

スピーカー・パワーアンプ切り替えにはノイトリック社 スピコンを使おう
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/888.html

80. 中川隆[-13451] koaQ7Jey 2018年7月11日 12:37:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16474]

楠 薫 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:スピーカー・ケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/speaker_cable.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130617.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130623.html
TANNOY Reveal 601pのケーブル選び


WE-AIW 14GA SP cable

で、JPSの赤黒ケーブルを見ていて、ふと、PRO CABLEのWebにWE(Western Electric)社の 同じような赤黒スピーカーケーブルがあったな、と思い出し、A.I.W社による復刻版の14Gモノを注文してみました。

Webには6〜8mの長さで接続するのに最適な太さ、とありますが、テストなので、2mと長さ的には短くなっています。 お値段は1,900/mと、少々高め。でも、WEを扱うヴィンテージショップでは、3,000円を超える値段で売っていたりします。

そしてこの音!

未だにWE(Western Electric)社を信奉する方々がいらっしゃる理由、わかる気がします。

JPSでも楽しかったのですが、こちらはさらに芯のある、メリハリの効いた音です。逆に言うと、JPSの方が少し高分解能で、 音を解きほぐして聴かせていたのかも知れません

ジャズには本当に良いかと思いますが、拙宅ではJBLのスピーカーターミナルの付け替えは面倒なので、ソナスファベールの ストラディヴァリで試してみました。

すると、ちょっときつめの音で、分解能が現在使用しているAET Evidenceと比べると少々劣るので、クラシック音楽用の 高解像度スピーカー向きではないと思います。でも、楽器の質感が正確に描き出され、芯のある音は、さすが、です。

WE-AIW 10GA SP cable

一度、WEのケーブルで味をしめると、さて、オリジナルの太いタイプはどうだろうか、と気になります。

そこで、PRO CABLEのWebで一番太いWE 10Gモノ、取り寄せてみることにしました。
お値段は2,100/mと、昨今のスーパーケーブルから比べたら、100分の1くらい、です。

これはWebによると13〜16m用とのことですが、テスト用なので、2mで使用しています。

その音ですが、聴いた瞬間、「マッチョだぁ!」と、笑ってしまいました。

音像は14GAに比べて少し大きめ。すべての帯域に渡って芯のある音がします。 さらに低域の力強さは、半端じゃないです。14GAでは低域はこの半分くらいの印象でした。 聴感上は低域の出過ぎなのでしょうが、小型スピーカーを使用しているので、どうしても低域不足が否めず、それを 補う意味でも、この太いタイプのスピーカーケーブルは、「トーンコントロール無しでケーブルだけで低域の量感アップ」を 図ることが出来る、魔法のケーブルと言って良いかも知れません。

でも、本来の使用方法ではなさそうで、ケーブルを長く伸ばした時、低域のエネルギー感が失われていくのを考慮して、 スピーカーケーブルとして10m超える長さを引き回す時に最適にチューニングされているのかも知れません。

ちなみに、10GAのこのケーブル、ぎりぎりReveal 601pのスピーカーターミナルの真ん中の穴を通すことが出来ます。 ただ、少し曲がっていたり、撚れていたり、線がはみ出ていたりすると、駄目です。そういう場合は、再度、ケーブル・ストリッパー 等を使用して、真っすぐ、綺麗に外皮を剥いてやり直してやると、きちんと収まります。


BELDEN 8477 12GA SP cable

安くて音の良さそうなスピーカーケーブルと言えば、PRO CABLE で入手可能なベルデンが思い浮かび、 12GAモノ8477 を取り寄せてみました。700円/mと、かなり安価です。

そしてこの音、どこかで聴いたことがあるな、と考えを巡らせ、思い当たりました。

そう、ベルデンの3芯のインターコネクトケーブル BELDEN8423 の みずみずしく、色彩感豊かで、空間分解能に優れ、楽器の立ち位置、前後感まで手に取るような音。あの音に似通っているのです。

さらに音にスピード感があり、透明感もあって、WE-AIW製10GA の SP cableのように、力業で低域をぶん回すような鳴らせ方はしません。 ただ、それを「低域が軽い」「重量感がない」「高域の芯が乏しい」と感じる方がいるかも知れません。

ジャズのシンバルが派手に鳴ってくれるという意味では、WE-AIW製10GA SP cable に一歩譲りますが、クラシック音楽にはこちらの方が 相性が良いかと思います。それでいて、スピード感、色彩感があるので、個人的にはジャズもけっこう気に入っています。

それからもう一つ、注意しないといけないのは、鳴らし始めは低域が出ないし、出てもモッコリ、切れの悪い、寸詰まりの音です。

AETのEvidence もそうですが、1日目はひどい音でガッカリさせられます。ここは我慢のしどころで、「100時間鳴らしてから評価しよう」 とのんびり構えるくらいにしておかないと、エージングが進んできて音に色彩感が出始めていることに気づかず、ブチ切れてゴミ箱に放り 込まないとも限りません。それくらい、鳴らし始めは、ひどい音です。(笑)

欲を言えば、もう少しローエンドが伸びている感じが欲しい。WE-AIW製10GA SP cable で聴かせてくれたあの低域が耳から離れない せいかも知れません。でも高域のみずみずしさ、分解能は、圧倒的に BELDEN8477。悩ましいところです。


で、最終的にスピーカーケーブルはどれになったかって?

それは、やっぱり「聴いてて楽しいWestern Electric 10GA」。
ミーハーと言えば言えなくもないんですけど、せっかくオーディオやるなら、楽しくないと。

でも、これは高解像度クラシック音楽用システム、ソナスのストラディヴァリがあるから可能な選択と言えなくもありません。

もし、オールラウンドに、となったら 8477 を選ぶ可能性の方が大きいかも知れません。


81. 中川隆[-13449] koaQ7Jey 2018年7月11日 16:00:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16474]
>>78
訂正

>ESL63 に合うケーブルは
>アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) neumann ケーブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/880.html


ESL63 の場合はノイマンよりベルデンの方が合いました:

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html


82. 中川隆[-13446] koaQ7Jey 2018年7月11日 16:22:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16474]

楠 薫のオーディオ三昧 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:インターコネクトケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


BELDEN 8412 RCA

PRO CABLE の Web page でレファレンスのように書かれてある、 BELDEN8412 RCA 1.5m も入手、試聴してみて、拙宅の JBL DD66000 にも通じる、グイグイ押して来る、スタイル抜群のボディコン・アメリカ娘的サウンドだなぁ。 肉感も抜群で、弾け方も並じゃない。 アメリカの録音なら、こういうケーブルが合うのだろう、と感心して聴いていました。

ノイトリックのRCAプラグを使用しています。WBTよりもクリアな感じがするのですが、実際、どうなんでしょうか。


BELDEN 8412 gold XLR 1.5m

ひょっとしたらBELDEN8412もXLRタイプなら印象が違うのかもしれないと思って、XLRタイプでドンシャリにならないよう、 プラグはノイトリックの金メッキタイプを取り寄せてみましたが、高域の鋭さは透明感が少し加わって聴きやすくなったくらいで、 やっぱりBELDEN8412はXLRになっても、BELDEN8412でした。

ほんと、こんなにグイグイ迫られたら、暑苦しくてたまらんわ、なんて思っちゃいました。(^^; 逆に、システムに活を入れるなら、こういうケーブルが合うのかも知れません。


BELDEN 88760 & 88770

赤の外皮が目に鮮やかな、オールテフロン絶縁の左側の写真、 BELDEN88760 や、それを3芯にした右側の写真、 BELDEN88770 もベルデンのケーブルの中では評判が良いようなの で取ってみました。

こちらでは2芯、3芯で音の差がそれほど感じませんでした。88760,88770では音がスピーカーいっぱいに広がり、音像がややボケる傾向にあります。

美音で浮遊感と広がりがあって聴いていて心地良いサウンド、とおっしゃる方もいますが、私、個人としては、実体感が薄れて しまうような楽器の鳴り方には慣れていないせいか、聴いていて気持ちが落ち着きません。

BELDEN 8423 silverXLR 150cm

たまたまBELDEN8412の下に3芯の BELDEN8423 というのがあって、バランス専用とのこと。 拙宅はバランスケーブル を使用することが多く、以前、LINNのDSにバランス接続で聴いたらRCAより透明感があって良い結果だったので、ものは試しと、 プラグはノイトリック・シルバー・タイプ XLR1.5mを取り寄せてみました。

これが驚きで、確かに BELDEN らしい、押しの強さの片鱗はありますが、8412 のような押しつけがましさがそれほどではなく、 高域が色彩感が豊かで、みずみずしく、透明感があります。

低域のモッコリ感もなく、実際はローエンドはEvidenceほどは出ていないようですが、とても伸びやかなように聴こえます。

しかも、しっかと地に足をつけ、実体感のある、音像がクッキリ描き出されるところは、NEUMANNのケーブルにも通じるようです。

ただこのケーブル、バランス専用なので、残念なことにRCA タイプは製作上出来ないとか。


BELDEN 8423 goldXLR 150cm

プラグがノイトリックのシルバーとゴールドではどう音質が違って来るのか興味が沸いたので、金メッキ分も取り寄せてみました。

銀メッキと較べて音の華かさが少し劣るものの、音像が引き締まって、音像がさらに明瞭になった気がします。それが逆に 音がこぢんまりした、と感じる方がいらっしゃるかも知れません。

微妙な違いですが、音が散らない、余韻が広がりすぎないのも銀と金メッキの違いかも知れません。

これは同じ金メッキの7mのロングタイプで聴いても同じ傾向で、長く伸ばしても音がダレたりしない点は秀逸かと思います。

銀メッキにしても後述の NEGLEX2534と較べて華かさの点では一歩劣りますが、音像をキッチリ余韻部分と本体部分を描きわけ、 NEUMANN のケーブルのように質感を正しく表現する点はさすがです。

ケーブルが NEUMANN ほどではないですが、柔らかくて比較的取り回しがし易いのも有り難いですね。

個人的には金メッキの方のキッチリした鳴り方が好きですが、シルバーの伸びやかさも捨てがたく、もう、ここまで来ると、 好き好きですね。

シルバーにせよ、ゴールドにせよ、この8423は、数あるケーブルの中でも白眉と言えましょう。

Evidence ほど情報量はないようですが、ソナスファベールのストラディヴァリほど解像度がないReveal 601aには負担をかけずに、 かえって好都合なのかも知れません。
クラシック音楽用メインシステムのFirst Watt SIT-1はRCA typeだけで、バランス入力がないため、残念ながら試すことが出来ていません。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


_____


NEUMANN XLR 150cm

最初にテストしたのは手持ちの切り売りケーブルをWBT WBT-0147 Midline Miniature RCAで自作したものです。

元来はノイマンのU87Aiなど、著名なハイグレード・コンデンサー型マイクロフォンに接続するためのマイクロフォン用ケーブルです。

現在、このケーブルはPRO CABLEで販売、国内入手が可能です。

ちなみにWebでの価格ですが、ノイトリックのXLRのオス・メス金メッキプラグを付けても、\5,400です!

最初のテスト用での音ですが、シンバルの金属的な音がしっかり芯があって、粒立ちが良いのにドンシャリにならず、 低域はそれほど伸びてはいませんが、モッコリ感した寸詰まり感がなく、キッチリ、カッチリした音で素直。 良い意味で、「ドイツだなぁ」と感心させられました。

  Evidenceと較べたら透明感等は落ちますが、値段を考えたら、Reveal 601aクラスの驚異的サウンドかと思います。 音の芯の点では、Evidenceを上回っているかも知れません。

自作出来る方なら、ぜひ、Reveal 601a側がオス、ソース側がメスのXLRケーブル、あるいはRCAで作ってみることをお奨めします。

 メス側:山型に左から2番 青(ホット),上3番 白(コールド),右1番 シールド(グラウンド)
 オス側:山型に左が1番 シールド(グラウンド),上3番 白(コールド),右2番 青(ホット)
前もってケーブル側にも、プラグ側にも予備半田をしておくと形状を整えやすく、半田の流し込み途中で外れることも少なくなります。

  「マイクケーブルの作り方」をご覧になると良いかと思います。
シールド線の保護にはビニールテープより、熱収縮チューブ(スミチューブ)の方が良いと思います。

一説によると、医療用紙テープが一番良いとか。試しましたけど、違いはあまりわかりませんでした。
パーツセンターが近くにある方なら問題ないでしょうが、地方の方には難しいかも知れません。

PRO CABLEから1.5mものにノイトリックXLRプラグを付けたものが上記価格にプラス600円で出来るとのことなので、 取り寄せてみました。自作テスト用と比較してみて、変換プラグが無い分、音が澄んでいて、立ち上がりが急峻です。
1m RCAモノだと\3,900と超格安です。

ちなみに拙宅のメインシステムでは、ソナスのストラディヴァリには自作のRCAタイプで、JBLのDD66000は7mモノで、 どちらも見事に鳴らしてくれました。


____


Vital Audio Cable

英国スタジオでは、日本のNEGLEX(MOGAMI)2534のようによく使われている <重心が少し上がった感じで、華やかで高域の伸びはありますが、ドンシャリに感じる時もあります。 音像はやや大きめで、低域はよく出るのですが音がスピーカーいっぱいに広がってしまうので音に芯が無く、時に腰砕け的になるので 、聴いていて落ち着きません。優しい音、と言えば言えなくもないのですが・・・・・・。RCAでもXLRでも印象は変わりませんでした。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


83. 中川隆[-13454] koaQ7Jey 2018年7月11日 20:07:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16492]

アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412 
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/878.html

を使うとあの女性的な ESL63 が物凄い部厚く彫りが深いマッチョな響きに変わります。

やはり、 BELDEN 8412 は史上最高のラインケーブルですね。


84. 中川隆[-13464] koaQ7Jey 2018年7月15日 06:27:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16576]

ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル 16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 買って QUAD ESL63 に繋ぎましたが話にならない酷い音でした。

前に繋いでいた ベルデン8460(18GA) 2m (焦点の長さ 2m 前後)が正解だった様です。

16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 長で使うとプロケーブル社の言う通り

すりガラス越しの音のようになった
高音が全然出なかった
かなり遠くで鳴っている感じ

それから、ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルは音が ぶっと過ぎて繊細さが全く無いのでクラシック音楽にも静電型スピーカーにも全然合いません。

クラシック音楽や静電型スピーカーを聴くなら ベルデンのスピーカーケーブルを買ってプロケーブル社の処方に従って焦点が合う様に長さを調整するのが正解です。

僕の経験的結論として

・ケーブルを変えても音は変わらないというのは大嘘で、アンプを変えるよりケーブルを変えた方が音は大きく変わる

・ケーブルは太ければ太い程いい、とか 短ければ短い程いい というのは間違い

・プロケーブル社の焦点の話は正しい

・ケーブルもクラシック用とジャズ用とあって、クラシックとジャズの両方が上手くなる装置は存在しない


システムのインピーダンス
= スピーカーのインピーダンス+スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス

は直流なら定数ですが、交流では周波数によって変わります。

いい音を出すにはシステムのインピーダンスを可聴範囲のすべての周波数に対して最適化しないといけないのですが、簡単に変えられるのはケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーだけです。

プロケーブル社ではケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーを最適化するノウハウを焦点理論と言っているのです。

ケーブルはプロ用の周波数特性がフラットなものを選ばないと、可聴範囲のすべての周波数に対して最適化できないというのがプロケーブル社の主張なのですね。


85. 中川隆[-13643] koaQ7Jey 2018年9月16日 09:25:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18592] 報告

QUAD ESL63を越える繊細さ(キメの細かさ)を出せるスピーカーにいまだに出会ったことがない。ただし

@低音が紙
A10年で2〜3回は壊れる
Bメンテナンスが必須

名人が調整したものと、単なる音が出る動作品を買ったが、出てくる音は驚くほどに全然違う。ESL63は調整済みの個体を聴かないと評価できない。


年式が古くなっている。歩留まりの悪さ。メンテナンスが頻繁で高額。

実物は大きく意外と場所を取るので殆どのお宅でメインシステムに据える必要がある。

など低音がスカスカという致命的弱点がある以外にも問題があるので、今日においては性能の割に安く入手可能。

____


ヤフオク! - 「QUAD ESL」の検索結果
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=QUAD+ESL&fixed=0&x=0&y=0


______


QUAD ESL の調整済中古品

soundpoint55
http://www.geocities.jp/soundpoint55/index.html

QUAD ESL57(3ペアー在庫あり、金、黒、ベージュ)          ペアー¥18万

QUAD ESL63(3ペアー在庫あり、茶、黒)                ペアー¥25万

QUAD ESL63PRO                              ペアー¥28万

ESLは全て整備済み。

86. 中川隆[-13339] koaQ7Jey 2018年10月16日 17:14:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19249] 報告

2015.12.08
Tuesday先週末は、鎌倉のYbさん宅へ『AudioNirvana』の300Bシングルアンプの貸出しに行ってきました!
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=227

 先週末は、「『Audio Nirvana』の300Bアンプを試聴させてもらえませんか?」と言うYbさんのリクエストに応えて、鎌倉のご自宅に届けて来ました。


 鎌倉と言う近場と言うことも有って、貸し出しすることにしたのですが、同時に、Ybさんの所有している『QUAD』の「コンデンサースピーカー」も、一度、聴いてみたいと思ったからでした。

 上の画像は、その「コンデンサースピーカー」ですが、私のイメージしていた古い英国製の『QUAD』ではなく、ドイツ『QUAD』で新しく復刻したものだそうで、全く、新しいスピーカーでした。

 私が『QUAD』の「コンデンサースピーカー」を聴いたのは、私が20代の頃の経験しかなく、当時の私は『岩崎JBL』信者だったので、その頃は、残念ながら『JBL』以外のスピーカーは目(耳)に入らなかったので、あまり、良い印象は有りませんでした。特に、英国製のスピーカーなどは。

 まず最初に、Ybさん宅のシステムで、聴かせていただいた印象では、昔のイメージとは違って、結構、クリアーで、しかも、実在感の有る音でした。使用しているシステムは、『LINN』のネットワーク・プレーヤーを、『EAR』の真空管プリアンプと、メインアンプの組み合わせと言う、これまた、結構、『Hi-End』なシステムだったからかもしれません。


 続いて、持参した『Audio Nirvana』製の 300Bシングルアンプでの試聴を行いましたが、音を出した瞬間、目の前に、より一層クリアーで、切れの良い、それでいて、滑らかなサウンドが、部屋いっぱいに広がり、Ybさんも、「うちのシステムとは、全く、違った音ですが、これはこれで、大変、魅力的な音ですね。」と、かなり良い評価をいただきました。

 特に、広いサウンド・ステージと、深い奥行き感の表現力には、感心されたようで、私に同行していただいていた『ヒロ・ミュージック』さんの印象では、『アンプの表現力と言うより、『QUAD』のコンデンサースピーカーの性能を、上手く引き出している、と言ったほうが適切かもしれない。』と、回りくどい言い方でしたが、褒めていただいているのは間違いなさそうでした。

 最後に、Ybさんのお好きなドイツオペラをかけていただきましたが、その、女性の力強く、それでいて、つややかで、滑らかに広がるソプラノの美しさに、思わず、聴き入ってしまいました。

 Ybさん宅に着くまでは、クラシックしか聴かないと言うYbさんの好みとは、180度異なった音ではないかと心配していたのですが、これはこれで、クラシック派の方にも十分納得していただける音だと分かったのは、本当に収穫でしたね。

 今後も、色々な方に、試聴していただき、『Audio Nirvana』の「300Bシングルアンプ」の音の良さをアピールして行きたいと思いました。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=227



▲△▽▼


ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html


ラックスマン LUXMAN MB-300
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/108.html

新藤ラボラトリー Western Electric 300B Single limited
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/109.html

カンノ製作所 KB300, 300B-SA
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/111.html


真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B ・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html


サウンドパーツ 300B プッシュプル・アンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/114.html


欧米製300Bアンプ : AUDION SilverNight 300B無帰還シングルアンプ (イギリス)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/116.html


欧米製300Bアンプ : ケリー オーディオ 300B パラレル・シングル アンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/117.html


欧米製300Bアンプ : Melody Valve Hifi 300Bプッシュプル・アンプ (オーストラリ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/118.html


欧米製300Bアンプ :CR Electronic Design 直流点火無帰還パラレル・シングルアンプ (イギリス)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/119.html

欧米製300Bアンプ : Audio Nirvana 300B トランス結合、真空管整流 シングルアンプ (アメリカ)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/120.html

87. 中川隆[-13228] koaQ7Jey 2019年1月03日 20:29:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22219] 報告

平面スピーカの放射特性を考慮した吸音構造
http://www.toda.co.jp/lucubration/pdf/p374.pdf

88. 中川隆[-10711] koaQ7Jey 2019年4月12日 07:41:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1331] 報告

223名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 14:02:28.60ID:w6mDT2zK>>224

>安くて良い音なんてものは存在しない
>良い音は値段に比例する


2000万円の YG よりヤフオクで 8万円で売ってる中古の QUAD ESL63 の方が遥かにいい音だけどね


224名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 14:41:21.30ID:55o1EY6c
>>223
それはお前の耳が腐れ耳なだけ。
クォードのESL63など今のスピーカーならB&Wの805D3より情報量は少なく、音場も狭く、古臭いクソの様な音。

一方でYGのソニアXVjrは滅多にないフルスケールのサウンドステージが出る上に、生演奏より切れば血が出る様な生々しさがある。
特に鮮度感は今までに地球上で出た全てのスピーカーとは次元が違う。
本当に再生音楽の画期といえる。

今後スピーカーはソニア以前とソニア以降と言われるのでは?と思うほど。

225名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 14:58:28.60ID:w6mDT2zK>>226
>>224
YGのソニアXVjr はダイナミック型だし、低能率だから弱音部がすべてマスクされるんだよ

静電型に敵う訳ないだろ


226名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:05:26.60ID:55o1EY6c>>227
>>225
静電型は低音が出ない、下手にサブウーファーを繋ぐと音の違いに愕然とする、大きな音が出ない、というどうしようもない問題点を抱えているからな。

その上、ESL-63は無理に球面波を出そうとして、コンデンサーなどで音を遅延させているがそれがまた音質を甘くさせている。

実際、ディレイ回路を全て撤去したクロスビーの改造ESL-63を聴いたこともあるが、全く別物と言って良い音の鮮度だった。

更にはトランスを使うから、帯域制限も出る。

今、静電型が減っているのはそんな色んな問題点から。


227名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:17:58.97ID:69RVxWo9>>228
>>226
それよりも静電型は集塵機ってのが敬遠されるんじゃね? 

228名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:22:26.55ID:55o1EY6c
>>227
それもあるね。

マーチンローガン は振動板を洗えたらしい。

229名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:25:21.26ID:w6mDT2zK

>静電型は低音が出ない、下手にサブウーファーを繋ぐと音の違いに愕然とする、大きな音が出ない、というどうしようもない問題点を抱えているからな。


ドイツ QUAD ESL57専用サブウーファ
QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html

ESL57 (QA) subwoofer, the round shaped.

They come without an edge, easy to turn to optimize there performance in the room.
Not only prepared to fit with the 57 design, but also an ideal solution for third party electrostatics.

We deliver them as a pair including an active crossover

You can have them in various colours and/or with wooden top and bottom plates
http://www.quad-musik.de/html/subround.html


ドイツ QUAD ESL63 専用サブウーファ
QUAD Musikwiedergabe
http://www.quad-musik.de/html/catalogue.html


The ESL63 subwoofer, the professional.

Well designed to function as a stand which lift the ESL63 in a better listening position and to extend the low end of the frequency range.
http://www.quad-musik.de/html/sub631.html

230名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:27:00.37ID:55o1EY6c

今まで静電型スピーカーに組み合わせて音に違和感がなかったのはエンテックと、アコースティックラボのサーボウーファだけだな。

サーボがかかってないとダメな様だが、今はどちらのメーカーのサブウーファーもディスコン。

231名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:28:05.84ID:69RVxWo9

静電型はストロークができないから面積を稼げば低音でるんじゃ?
昔のアクースタットなんかそれなりに聴けたぞ?

232名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:29:27.03ID:w6mDT2zK

ステレオサウンドはドイツ QUAD の新製品を報道管制を敷いて葬り去ろうとしてるんだよ

まともな販売代理店が一つも出て来ないというのが何かなー

233名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:45:43.98ID:ta8+ITZ1

結局最後は陰謀論という闇

234名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:47:21.36ID:69RVxWo9>>235

わからんけどね
集塵機になって下手すれば火花散るようなスピーカー怖くね?

235名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:50:12.97ID:55o1EY6c
>>234
ESL-63も梅雨時にはパチパチとノイズが発生して、ユーザーはこれは持病と言ってた。
結局はウィルソンのシステム5に交換した。

236名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 15:51:56.51ID:55o1EY6c

かといってゴミが溜まりにくい構造だったマーチンローガン のCLSは音が良くなく、ESL-63proの方が音は良かった。
マーチンローガン もモノリスは良かったが、あんまり売れなかったよな。

237名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:00:29.22ID:w6mDT2zK

スタックスの静電型スピーカーと専用アンプは欧米では評価高かったのに何故ダメになったのかな?

日本で評価されたスピーカーはスタックスの静電型スピーカーひとつだけだよね。


238名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:03:39.45ID:69RVxWo9
>>237
スタックスのアンプはロビンソンがベタぼれして使ってたからね
ソニーも静電型作ってたよ
評価ならONKYOのグランセプターあるね

239名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:14:16.61ID:55o1EY6c
>>237
スタックスも創業社長が逝去されて一気に金が借りられなくなり、今はイヤースピーカー専門メーカーとなった。

コンデンサースピーカーはあまり良いと思わなかったが、 イヤースピーカーのSR-Ωは凄い音だった。

今も継続品があり、少し前に聴いたが矢張り凄い音。


240名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:18:00.57ID:69RVxWo9
>>239
俺はΣ長年持ってたなぁ
あんまり出番は無かったけど良い音だったよ

241名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:18:02.56ID:ta8+ITZ1
>>237
うんにゃ
SONYのARシリーズは高評価だよ
ユニットはスキャンティピーピングだけどなw
マジコのいっちゃん高くてええもんは、YLのユニットだ

243名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 17:12:48.74ID:55o1EY6c
>>241
あのマジコの変なホーン型スピーカーなんて全く売れてないよ。
QシリーズやMシリーズが実質的なマジコのハイエンド機。

そもそもYLはオーディオノートが合併したが全製品カタログ落ちして、もう作ってないし。

267名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 19:15:34.89ID:Ww9HCJo8

>>265
お前の耳ではそう聴こえるんだろw

ESL-63の方がESL-63proより音が良いと感じる人の耳は信用しない。


269名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 19:32:57.64ID:pANt1zcq

理想的でなければ使えないと言い切ってしまうと、

理想的なものは何も無い現状では音楽を聴くこともできなくなってしまうから、
妥協に化粧を重ねたものを良しとするのは現実的で良い選択である。

しかしその一方で、信号どおりに変換・増幅する理想の機材を追求しなければ向上は無いし、
それぞれの人間においても録音、再生技術を追及することが必要で向上もする。

妥協で満足するか、理想を追求するか、両方の立場があって良くて、一人の人間の中でさえ共存し得る。
もちろん共存させたうえでなら、
敢えてケチをつけあって罵倒や煽りあいをするのも趣味として否定されるべきものではない

それどころか、レスのやりとりで他人の意見を聞き入れて、自説を曲げてしまうのは厳に慎むべきである。
ここの住人は良く訓練されており、どこまでも平行線の見事な展開で安心できる。

270名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 19:37:34.15ID:w6mDT2zK>>271

QUAD ESL63でテープを聴く GRFのある部屋

昨年の九月に、千葉で『QUADを聴く会』に招かれ、QUAD22・QUADU・ESLのヴィンテージラインで Nagra IV-SJ改の4トラックテープを聴いていただきました。

掛かったテープとは時代が合っているのでしょうか、ESLの常識を超える素晴らしい音がしました。

その折、次回は11月頃にも今度はESL63で鳴らそうと言うことになりましたが、
どうしても都合が付かず年を越してしまいました。

前回の22・QUADU・ESLは真空管の時代でしたが、今回の44・405U・ESL63PROは二十年ぐらい時代が経ち、CD時代直前の機器です。音質も音場もESLとは大きく異なります。モニター用に開発されたPROは、辛口で甘さはあまり感じられません。

その意味では民生用の63の方が使い易い様にも思えます。
https://tannoy.exblog.jp/12636196/


誰が聴いても

ESL57 >> ESL63 >> ESL63pro

なんだよ。

菅野沖彦さんも ESL63 >> ESL63pro という評価だった。

271名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 19:45:43.12ID:Ww9HCJo8
>>270
菅野氏の評はあんまりアテにならん。
菅野氏が使っていたマッキンのトランジスタアンプはオレは嫌いな音だったし。
マッキンは真空管式は良いんだが。

オレが聴いた感じでは正に
ESL-63pro>>ESL-63>>>ESL-57
という感じ。

碌な音のしないコンデンサー型スピーカーの中ではESL-63PROは自分で使っても良いかと考えたくらい。

272名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 19:57:33.47ID:w6mDT2zK

QUAD ESL63

透徹繊細という言葉が、ESL63の枕詞に相応しいだろう。史上もっとも色付けが少ないスピーカーである、スタジオモニター用途のPRO63とは違い、家庭用での音楽再生の最高峰を目指して作られた製品である。

モデル名の63とは開発が始まった1963年から由来している。そして18年という歳月を掛けて1981年に発売された。プロ用機とは違い、 本機はホールトーンの再生を最大の特徴としており、内振りにした近接ニアフィールドセッティングでは部屋の影響は少ないのに、大変豊かな「残響音」を聴かせてくれる。

ただの無彩色なソッけない音を連想してはいけない。その再生音は非常に濃厚で、
バラード曲ではヴォーカル音像の濃密さに驚くだろう。この後で聴いた
JBLの大型モニターの音が「随分スッキリして聴こえる」と感じられるほどの
濃厚なヴォーカルだ。白熱灯を本機に当てて使うとネットの内側が透けて見えるのだが、僅か数ミクロンという薄い振動版が激しく振動している姿が薄明りに照らしだされる。

パーカッションの微細信号の再生では、パルシブな反応性の高さ、 繊細な表現力はダイナミック型の比ではない。家庭用として常識的な音量の制限下では現代でも通用する魅力的な再生を聴かせてくれる。声楽や弦楽の小編成の再生は白眉で、熱烈なファンを世界中に多数生み出した

ESL63は音は他では得られない素晴らしいものです、

集合住宅で周囲に気を使いながらのリスニングでヴォーカル再生を追求したい方
に強く推奨したいと思います。この"ホールトーン"が生み出す音色の暖かさ、柔らかさ、艶やかさと比類ない透明感が見事に併立した世界は、他では得られないものだと思います。


274名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 20:09:02.48ID:w6mDT2zK

コンデンサースピーカーの終焉

コンデンサー型(プレーナー型)のスピーカーがなぜ廃れたのか?

それはWILSON AUDIOの登場によって、ダイナミック型スピーカーの性能限界がブレイクスルー迎えた為でした。


とはいえ、実際にはあのQUAD ESLの繊細さは出ませんけどね。

コンデンサー型の精細感、繊細さの表現力がまあまあ出て、ダイナミック型の低音と実在感と併有できるので廃れてしまったというのが正確です。

音場型スピーカは、やはりWILSON、AVALONが定番でしょう。

個人的にはとても高価ですが、背が高い YGアコースティックが好きですね。
YGが歴然と一番サウンドステージが広く、窮屈さを感じさせない、スムースで
広大なスケール感を感じるからです。

275名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 21:50:35.91ID:Ww9HCJo8

YGもSonja XVjrを聴くまではそんなに凄いとは思わなかったけどな。

Sonja XVjrは別格だけどね。
なんとあの値段なのに日本で10ペア以上も出ているという。
羨ましい奴らめ。

242名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 16:42:06.85ID:NvbO/FNd

オーディオ界隈のツイッターやブログ見てるとさ思うんだよ
手段と目的が逆になってる人が多いなって

オーディオ機器を楽しむ目的の為の手段が音楽を聴くになってる人の多い事
それを否定はしないけどね
でもこうなったら純粋に音楽を聴いて楽しむって事は出来なくなりそう


244名無しさん@お腹いっぱい。2019/04/11(木) 17:21:49.56ID:69RVxWo9
>>242
正解はないし好みも変わる
仕方ないんじゃないかね
俺は専用ルーム造ってから弄ることがほぼ無くなったけどね
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1554757282/

89. 中川隆[-10382] koaQ7Jey 2019年5月06日 10:12:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1711] 報告
GRFのある部屋 2019年 05月 06日
https://tannoy.exblog.jp/30578455/


二年ぶりに千葉からお越しいただくMyさんは、何時もクォード愛好会の会長のK社長さんと来られるのですが、今回はK社長さんの体調がいまいちと言うことで、お一人で電車で来られました。お越しになる二時間前には、成田を出たとの連絡が入りました。前夜は、マラソン大会の初日だというのに、HarubaruさんとK&Kさんと盛り上がってしまったので、ご連絡いただいてから、また一寝入りしていました。

前回のご訪問の時は、前半がTroubadour80とTW3のホログラフィックな音像と、後半はレコード三昧でデコラまで聴いていただきました。そのDecolaもその年の夏に素晴らしい環境のなかにお嫁に行きました。自分の感覚の中では、ついこの間だと思っているのですが、最近は昨日と一昨日、昨年と一昨年の差が判然としなくなってきました。Myさんも同じだと笑っておられましたから、こればっかりは仕方がないことでしょう。


今回は、やはり和室から聴いていただきました。やはり、Quad-ESL57 や Hartley Concertmaster、そして Decola との音の比較にはなしが向かいます。私自身は、何時までも、ESL57 の音色から逃れられないと感じています。それは62センチの超大型ウーファーを使った Hartley も Decola も同じ音でなっていたからです。デコラとハートレーが同じ音とは、聴かないと信じられないでしょうが、岡山の是枝さんもまったく同感だとおっしゃっています。


その話から、同じ人が、徐々にバベルの塔のような回り階段を登っていくときには、どの時点においても、同じ塔を同じ人が登っていることには変わらないので、究極同じような音がなるのだと思います。目的地が同じならば、どのような舟を使っても、見えてくる景色は同じだからです。オーディオの恐ろしさは、究極その人の歴史、感性、経験からは逃れられないことです。それはすべてのことにも言えるのですが、本人はなかなか気がつきません。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30578455&i=201905%2F06%2F99%2Ff0108399_07541360.jpg


もっとも、最近は高級な時計を次から次へとコレクションしてならべるように、オーディオ装置を金額で評価する人たちも増えてきているようです。そういう人が、中国のお金持ちや中近東の王子様のような買い方をするようです。20年以上前から秋葉原の高級オーディオ店では、お店の入り口に、高級レストランのメニューの様に、本日の価格が書かれています。総額4,800万円とか、6,700万円とかです・・・オーディオ雑誌の広告を見ても、プレーヤーでもアンプでも数百万円のタッグが普通に付くようになっているのです。


もっとも、その光景は、60年以上前の銀座のオーディオ店でもみられました。マランツやマッキントッシュの高級品は、その頃も高価でした。今の感覚から言えば、400万ぐらいでしょうか?とても手が出せる金額ではありません。外国製品が高価だったのは、1ドル360円の固定レートに加え、関税や輸入費用が高かったからですが、今と同じに台数が出ないからでしょうね。マランツは中古になってからベストセラーになりました。


それらの高級オーディオの後を何十年してたどっているのが、ほとんどのマニアの道のようです。ヴィンテージオーディオは、投資する対象を見極めれば、骨董品と同じで価格が下がることが少なく、長い目ではとても安定した趣味なのかもしれません。
https://tannoy.exblog.jp/30578455/

90. 中川隆[-10455] koaQ7Jey 2019年5月14日 21:42:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1838] 報告

サウンドボックス

QUAD ESL57,ESL63 ESL63Pro 修理受付中 
https://www.soundbox.co.jp/quad63repair.html


ドイツQUAD Musikviedergab GmbH 社QUAD ESL57 復刻新品(受注生産品)
* QUAD ESL57QA ¥1,300,000 ペア(税別)
2 つの違ったスタイル、前面メタル・グリル色は3色から選択してください。
https://www.soundbox.co.jp/QUAD_ESL57QA_Cata_a.pdf

ドイツQUAD Musikviedergab GmbH 社QUAD ESL63 復刻新品(受注生産品)
* QUAD ESL63QA ¥1,600,000 ペア(税別)
フレーム木の材質、色を指定してください
https://www.soundbox.co.jp/QUAD_ESL63QA_Cata_a.pdf


復刻品 QUAD-II 真空管モノラル・アンプ 
(ドイツ QUAD MusikWiedergabe GmbH) 製 ¥500.000/ペア
オプション KT66/GEC、EF86/Mullard、GZ32/Mulalrd +\120,000より
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD-II.htm


復刻品 QUAD 33/2プリアンプ  QUAD 303QR パワーアンプ 
(オランダ QUADREVISIE社製)
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/QD_33_2_303QR.htm
https://www.soundbox.co.jp/QUAD/Quad%20Revisie_JP_left.pdf


91. 中川隆[-10452] koaQ7Jey 2019年5月14日 21:48:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1841] 報告

サウンドボックス
https://www.soundbox.co.jp/


東京都調布市仙川町2−13−32

Tel: (03) 5577-5227 

サウンドボックスへの地図
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=10SwyUNIYBG0FdAFxBfQZSf_iNdw&ie=UTF8&hl=ja&msa=0&ll=35.66216900000003%2C139.58260799999994&spn=0.004184%2C0.006866&z=17&source=embed


営業時間:月曜日−土曜日11:00−19:00/日曜・祝日休み

92. 中川隆[-10453] koaQ7Jey 2019年5月15日 15:47:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1841] 報告
オーディオスピーカーのこと (2018/05/21)
http://neurokikou.com/my-audiospeaker/

私が使用中のオーディオスピーカはほとんどが中古購入か自作で, リビングにある小型の一組とPC用にしか新品は購入したことがない. 大学生のときにFostex BK201と言うスピーカーボックスを製作した. ユニットはフルレンジFP203(フルレンジ) 1発であったがこのユニットはかなり癖があった. 高能率で指向特性が高くしかも, 周波数特性はフラットではなく右上がりであり, すなわち周波数の高い方で音圧が上がるのである. これはスピーカの向きを内向きではなくまっすぐ正面向きに設置して, 聴取する位置を正面正中にした時に高音がちょうど良い音圧で聞かれるという設定である. 箱はバックロードホーンのために低音はある程度強調されておりいわゆるドンシャリの傾向となり, 真空管の小出力アンプにはまさにうってつけで, これ以上の良い音は不要と勝手に考えていた. 時が経ってFP203はエッジがぼろぼろになり, 新発売されたFP208 EΣに換装した. この時は思い切ってスピーカネットワークを作製し高級なホーンも付けた. しかし, あまり聞かない. 大音量を出したいときのためにとってある. ホーンスピーカーというのは結構難しく, ヴァイオリンの音が管楽器のようにいわゆるホーン臭くなってしまうと言う欠点がある.

大須で最も老舗の中古オーディオ屋(多田オーディオさん)の店先でマスターが商品のスピーカーで声楽を流しているのを聴いた. リアルな人の声と聞こえて驚愕したのがQuad ESL 57 であった. 1983年頃と思う. 社会人になってまもなくであったがペアで24万円程であったか, すぐに給料をはたいて購入してしまった. 静電式スピーカーならではの音でとにかく弦の音がすばらしい. ピアノのその楽器が仕組みとして弦をハンマーが叩いて音を出していることを彷彿とさせてくれる. そういうスピーカーである. 当然声楽のリアリティーも高い. 出力は出ないが小部屋で聞くには十分であるし, 私はあまり交響曲は聞かないので当分の間私のメインスピーカーとなった.

随分時が経過. ふらっとサウンドプラザを訪れたときにソナスファーベルというイタリア製のスピーカーの中古が気に入り購入してしまった. グランドピアノホームというのでペアで28万円と高かったです. はやりの縦長のtypeです. ユニットはイタリア製ではなくデンマーク製だったと思う.

購入間もなくドビュッシーのピアノ曲を聞いていて1ヶ所雑音が入ることに気付いた. 事情を話してサウンドプラザのかたに2名来て頂き, 実際に視聴して頂きました. 社のかたは音を確認する音階の入ったCDも持って来られたがそれでは異常な音は聞こえなかった. もちろん売る前にこれでスクリーニングするのでしょう. 結局社のかたに打撃音で雑音が出ることがあると言うことを認識していただき, スピーカーを引き取ってユニットの交換を無料でして頂けました. おそらく前の持ち主の過大入力による損傷であろうとのこと. さてこのスピーカーの音ですが静電式ではないのですが前述のQuad ESL 57に似ております. ESLより音圧は高いので, ある程度音が前に出て現在のメインスピーカーですが残念ながら低音は大して出ていません.

スピーカーというのはどれがよい音を出すのかかなかなかわからないが, 最近久しぶりにQuad ESL を聞いた. しばらくメンデルゾーンのチェロソナタを聞いて, では ソナスファーベルではどんな音が出ていたのかと比べた. チェロの音は全くESL の勝ちである. 弦が震える微細な音をESLはすべて伝える. ソナスでは鼻が詰まったように聞こえ, 音が平滑化, 平均化されているようなのだ.
http://neurokikou.com/my-audiospeaker/

93. 中川隆[-10087] koaQ7Jey 2019年5月27日 17:31:53 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2263] 報告

QUAD ESLスピーカーの修理で定評あったサウンドポイント55 の三村さんは無くなられたそうです。

ご冥福をお祈り致します。

94. 中川隆[-9770] koaQ7Jey 2019年6月07日 18:03:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2671] 報告

QUAD ESL とベストマッチな真空管アンプ EAR ですが

ヨシノトレーディング株式会社
EARの製造中止及び休止モデルの修理に関して


EAR859 / EAR869 / EAR861

使用出力管 EL509(519) /6KG6、PL509(519)/40KG6 、またはEL309

※同じ真空管名でも形状が異なる場合がありますのでご注意ください。

EAR890 / EAR899

使用真空管 KT90

上記の使用出力管に関しまして、現在入手が既に非常に困難になっている状況です。このため、弊社にて上記使用真空管の交換を伴う修理は終了とさせていただきます。

ただし、市場に流通している該当真空管を直接お客様側でご用意頂き、お送りいただければ弊社サービスにて交換作業を行うことも可能です。但し、真空管については保証の対象外となりますので予めご了承ください。

※ご注意:EAR 861 の場合は必ず形式の同じタイプを2本セット(例. PL509 x2/EL519 x2)でお送り下さい。(1つのチャンネルに特性の異なるPL509とEL519を取付けることは出来ません。)

尚、現行のEAR509に関しましては、引き続き修理対応をさせていただきます。
https://www.yoshinotrading.jp/customer-support/ear859-869-861-890-899-repair/

95. 中川隆[-9401] koaQ7Jey 2019年6月21日 12:53:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3083] 報告
M氏主催QUAD試聴会 −その1−(本気のコンデンサーSP)[2008/10/28 07:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-114.html


えー、今回の訪問は、お宅訪問と言うには少々趣が異なります。
お誘いいただいたのは、いつもご配慮、ご指南いただいているI氏からなんですが、その最強タッグのもう一方M氏(当実験室にもお越しいただき、先日ハンコック邸にもご一緒したM氏)のQUADのSPを聴く会があるから来ないかというものでした。

なにやら、スピーカー大好きなM氏が、猛集した結果、どうにも自宅に置ききれなくなってあるショップに預かってもらっているとか、心底QUADに惚れて、集めたコンデンサーSPのメンテナンスなどでお世話になっているショップで、試聴会をすることになったとか、出何処不明の怪しい噂を耳にしましたが、ご本人には直接聞けませんでした。(^^;

何となくの印象では、色々スピーカーを集めては聞きまくり、色んなお宅やショップに聞きに行っておられるM氏が、今一番お好きなのがQUADのコンデンサースピーカーで、そんなM氏のオーディオライフのサポートや色んな実験など、一緒に楽しくやりながら、いつも懇意にされているのが、本日お邪魔したショップなのかな? ちがうか?

更に、よく分からないのが、このショップ。表に看板があるわけでもなく、製品が陳列されて値札が付いていたりするわけでもなく、正に、実験工房と言う風情なんです。

当日、約束の最寄駅(今回も千葉方面だったんですが、以前H氏邸にお邪魔して、距離感がつかめていたので、今回はあせりもなく到着)で約束の少し前に到着し、改札の外に出てみると、既に有名なビンテージタンノイ使いのA氏がおられ、ご挨拶していると、程なくAcousticTaoさんが到着、A氏とTaoさんの間でいきなりビンテージオーディオの話が盛り上がり、わけわかめなσ(^^)は、どんぐり眼で口も半開き状態で、意味なくうなずくばかりでした。
と、そこへ本日の主催者であるM氏がお迎えに来てくださったんですが、I氏が電車を1駅乗り越してしまったと連絡が入り、ほんの少し遅れるとのことでした。
すると、ビンテージも含めてめっぽう情報通のM氏が加わり、お3方は、一気に同じ話題で盛り上がっておられました。

そうこうするうち、I氏が到着され、それじゃあということで、本日お世話になる謎の工房のご主人運転の車に乗せていただき、目的の謎の工房へ向かいました。
10数分で工房へ到着し、先に書いた通り、看板のない頑丈そうな鉄筋コンクリートの建物に入ると、正にそこは工房というに相応しい場所でした。
イメージで言うと(行ったこと無いのでよく知りませんが)雑誌で見たことがあるオーディオ評論家だった故、長岡鉄男さんの箱舟のような雰囲気とでもいうのでしょうか?20畳ほど(もっと広いのかな?)の部屋の前方には壁一面に何種類かのスピーカーが並び、その手前に本日の主役、QUADのコンデンサースピーカーがセッティングされ、その前にテーブル、右壁面に様々な機器類、テーブルを囲んで10席ほどの椅子、その背面周囲がレコードラックというような配置のお部屋でした。

【広いお部屋のかなり手前にセットされた ESL63pro】
http://blog-imgs-18.fc2.com/m/t/t/mtt2/95-1ESL63pro.jpg','','resizable=no,location=no,menubar=no,scrollbars=no,status=no,toolbar=no,fullscreen=no,dependent=no,width=820,height=620'))">95-1ESL63pro.jpg


部屋に入るとM氏から工房のご主人(社長)をご紹介いただき、ご挨拶の後、大まかなシステムの説明を頂いて、試聴会がスタートしました。

本日の会の趣旨としては、QUADのコンデンサースピーカーのESL63proを中心に、QUADの再生音を楽しみつくそうと言うもので、既にパワーアンプの405−2が2台待機しており、後からC22とIIも届くとのことでした。

最初は、Audible Illusionsというメーカーの真空管プリ、パワー、プレーヤーは、QUAD66CDという構成で、M氏が何曲かを演奏してくださいました。

【プレーヤー〜プリ】
http://blog-imgs-18.fc2.com/m/t/t/mtt2/20081028002400.jpg','','resizable=no,location=no,menubar=no,scrollbars=no,status=no,toolbar=no,fullscreen=no,dependent=no,width=820,height=620'))">95-2プレーヤーとプリ.jpg


画面一番上がプレーヤー、その下が曲によって一部使われたメリディアンのDAC、その下がAudible Illusionsのプリです。

ピアノやボーカルの透明度も高く、非常に細かな音が明瞭に聞こえる上、何となく不思議な音場空間を感じました。なんと言うんでしょうか、個々の楽器やボーカルは小さく音像が定位しているんですが、演奏全体の雰囲気は何か面で迫ってくるような感じです。多分にスピーカーの形状から受ける先入観の生かもしれませんが。
とにかく、非常にリニアリティが高そうなクリアでストレートな音が気持ちよく、聞き入ってしまいました。

それもそのはず、M氏と工房のご主人は、前日の深夜までスピーカーのセッティングをされ、アンプも含めて様々な組み合わせで調整頂いたそうです。

そして、σ(^^)はいつもの超絶ギターサリオラをかけさせて頂いたんですが、再生直後、弦のひとかきと一叩きの音で納得、満足に達してしまいしまた。薄膜スピーカーならではの繊細さに加え、自然な音のエッジながら、気持ちよく飛んでくるパルス性の音、気持ちよく鳴って欲しいギターの弦の音が、期待通りに鳴り、何より嬉しかったのが、ギターのボディからの低音で、弦のタイトな音に遅れることなく、非常に心地よく鳴っていました。

予想外の低音の迫力に感激していると、M氏から解説があり、パワーアンプはKT88EL34のプッシュプル(だったかな?)で、デジチャンで63ヘルツで切って、サブウーファ(最初の画像の真ん中の箱)を繋いでいるとのことでした。(納得)
※H20.10.30M氏より情報入手して追記
サブウーファーはENTEC 1000LF をデミアン・マーチン氏(クロスビーオーディオワークス)がモデファイしたクロスビーチューンモデル。

【パワーアンプとデジチャン】
http://blog-imgs-18.fc2.com/m/t/t/mtt2/20081028002453.jpg','','resizable=no,location=no,menubar=no,scrollbars=no,status=no,toolbar=no,fullscreen=no,dependent=no,width=820,height=620'))">95-3デジチャンとパワー.jpg

既にコレだけの音が出ていれば、もう充分でしょうというような素晴らしい再生音が出ています。
普通の試聴会なら、このまま色んなソースを聞き比べ、その鳴りっぷりを確認するんでしょうが、本日は冒頭に説明を受けたように、あくまでこれは、ウォーミングアップなのです。

コレだけの実力を目の当たりにして、この先があるのかな?と思っていましたが、何の!完全に序の口でした。
少々長くなりましたので、一旦、ここで中断して、衝撃の体験第2波は、次回紹介とさせていただきます。

いつもかみさんから、長すぎて読む気がしないと言われているのですが、某友人から、字が小さくて読めんと指摘され、文字を大きくしてみたら、その長さが半端じゃなくなってしまったので、分割して、少し1話が短くなるようにしたいと思います。 ←違うて!寄り道の無駄話が多すぎるんじゃ!


こうご期待!

デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-114.html


96. 中川隆[-9400] koaQ7Jey 2019年6月21日 13:08:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3084] 報告

M氏主催QUAD試聴会 −その2−(素晴らしいQUADハーモニー) [2008/10/2907:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-115.html

充分に素晴らしい再生音楽を聞かせてくれたESL63Proですが、謎の工房のただならぬ様相をご覧になった方は、まだまたコレでは終わらないだろうと思い当たっておられるのではないかと思います。

手始めとして鳴らされた音で、既に満足してしまっていたσ(^^)は、果たしてこの後次々と襲い掛かる大きな衝撃に耐えられるのでしょうか?

という事で、QUADの音を楽しみまくろうという主旨のイベントの前座として、アメリカさんの機器を交えて聞かせていただいたんですが、それではいよいよアンプもQUADにしたらどうなるかというステップに突入しました。


【次なる勇士405−2 2台】
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-115.html


そうです、次なる勇士は、QUAD 405−2 なんですが、そのままの参加という訳ではありません。

プリアンプは、そのままで、まずは、パワーアンプを単体のステレオからスタートしますが、イギリスでの環境は、240ボルトで、100ボルトで使うと、全然お話にならないほど、オリジナル環境の方がいいそうです。
今回は、機器調達の都合から、国内仕様の200ボルト版と海外仕様の240ボルト版の2台が準備されており、最初は、国内仕様の機体を200ボルトでの試聴となりました。

今度もまたしても、1曲目冒頭の再生が始まって直ぐに軍配が上がりました。QUADへの変更と同時に、球アンプからトランジスタのアンプに変ったわけですが、イメージしていた音とは全く違い、中高音の密度が高く、滑らかで、陰影豊に鳴り初め、一気にQUAD色が強いと思われる魅力的な音となりました。

先の再生音に充分満足していたσ(^^)には、非常に大きな驚きで、スピーカーとアンプの関係が、いかに重要かを感じるには充分な変化でした。

それでも、まだ試聴会は始まったばかりです。まだまだお楽しみのネタが待っています。

という事で、次に行われたのが、上の画像が予告していたのでお分かりと思いますが、同じQUAD 405−2(仕様が若干違いますが)を2台使用して、それぞれをBTL接続のモノラルアンプとしての再生です。

この再生には、何やら仕掛けがあるそうで、画像のアンプの上に小さな箱が乗っていますが、QUAD純正のトランスで、コレを使うことによって、簡単にBTL接続のモノラルアンプに出来るのだそうです。

という事で、まずは繋ぎ変え作業に入りしまた。

【謎の工房の機器たち】
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-115.html


ここで、謎の工房のご主人が、普段の工房のシステムという事で、アルテックのA7?に凄く大きな平面バッフルのウーファーつきで聞かせてくださいました。

先程までの試聴曲では、ご本人は、ベースの音が少しだぶつき気味なので、今後の課題だとおっしゃってましたが、とても艶かしいボーカルにうっとりしてしまいました。
せっかくホーンの心地よい音が聞かせていただけるならと、σ(^^)は、思わず持参したトランペットのクインテッドのマスターCD−R盤をかけていただきましたが、ミュートトランペットのなんとも柔らかに包み込むようで暖かなラッパの音に、しばし聞き入ってしまいました。

そうこうするうちに、繋ぎ変えも終わり、いよいよ、QUAD 405−2を2台それぞれ、BTL接続モノラル再生で、試聴再開となりました。

その音は、非常に解像度が高まり、音場感、高域への伸び、低音のリアリティも向上し、現代音楽にもマッチする広帯域の再生となりました。しかも、その傾向の中心は、やはり音楽の躍動感をしっかり守った再生なんですが、ステレオ単体と比べると、少しオーディオ的快感度合いが増したという所でしょうか。

※'08.10.29 10:30修正(国産プレーヤーの試聴を記述していましたが、順番の勘違いに気付き、削除しました。m(_ _)m)

それじゃあ、次は、もう一度アンプをステレオ単体に戻そうか?

という事で、アンプを繋ぎなおすことになったんですが、先に説明したように、同じ405−2が間に合わなかったため、先の1台は国内仕様、もう1台は海外仕様という事で、今度は海外仕様を240ボルトで使ってみようということになりました。

そして、出てきた音は・・・・・・・何と素晴らしい!!

BTLモノより緩やかな低音にはなりますが、大変豊な量感で、ギリギリ不満にならない柔らかさで、何より中音の密度感が高く、高音にかけても、なんとも柔らかで滑らかに伸びていきます。
なにやら、BTLモノにするためのトランスの影響もあるとのことで、一部の方はトランスレスでBTLモノにしたらどうなるだろうと思いを馳せておられました。

で、σ(^^)はというと、以前なら確実にBTLモノのオーディオ的快感を選んでいたと思いますが、今回は、なぜか、ステレオ単体の音の方に好感を持ちました。おそらく、全体のバランスと空気感というか包み込まれる雰囲気に惹かれたんだと思います。

しかし何という完成された音楽再生なんでしょうか!

何十年も前のシステムで、コレだけ感動的な再生が出来るなんて!
QUADというメーカーの総合的な音作りの凄さを垣間見た気がします。

いや〜!本当に凄い!素晴らしい!

となると・・・・・・さあ、この後の真の衝撃体験については、次回、第3話に続きます。


こうご期待!

デハ(^^)/

コメント

クオードのパワーアンプは...

傑作ですね。
ESL(HQDシステム) 63と昔散々聞きました。1番素晴らしいと思ったのは63とフッターマンのOTLアンプとナカミチのアナログプレーヤーで聴いた音でした。本当に素晴らしいと思いましたよ。
[2008/11/01 21:33]


ご覧いただいたと思いますが、第3話に出てくる通りの結末となりました。
後は、更にオール同年代・・・・
[2008/11/02 00:06]

https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-115.html

97. 中川隆[-9389] koaQ7Jey 2019年6月22日 01:43:24 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3095] 報告
M氏主催QUAD試聴会 −その3−(オールQUADの真髄) [2008/10/3007:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-116.html


本日も、引き続き お宅訪問シリーズ第5弾!のつづきですが・・・・・

皆さんのご感想はどうでしょうか?
かみさんからは、まだ長いと文句言われてますが、これを区切ると話の盛り上がりも何もなくなっちゃう気がするし(^^;
皆感からのご感想もお聞きしたい所です。よろしくお願いしますm(_ _)m

なんてことは置いといて、いよいよクライマックスが近付いてきました!

前回まで、第1話冒頭のタイトル直後の興奮度合いから、どんなに凄いんだ?と期待が目一杯膨らんだ方には、ん?ちょっとMt.T2の反応が大人しいんじゃないか?と思われる記事だったかもしれません。

そんな皆さん!お待たせしました!!どぉあいぶぅあくはつです!!!!


QUAD66CD、アメリカさんの管球プリを送り出し系として、QUAD 405−2を本国のオリジナル環境の240ボルトにしてESL63Proを駆動したときの、何とも甘美な惚れ惚れするような味のある音楽再生に、心底感動し、本当に幸せ一杯だったんですが、そう言えばまだ・・・・・・・と、試聴会場左の作業台に途中持ち込まれた機器に目が行きました。

【QUAD 22】


何とエレガントな筐体でしょうか?
今のオーディオ機器にはない、押し付けがましさを感じない自然でシンプルなデザインと非常にコンパクトなサイズ。
英国のある種、凛とした雰囲気も感じさせる佇まいに、ついつい見とれてしまいます。

その後に置かれていたのがこちら。

【QUAD II】

いずれも半世紀近くを過ごしてきた製品・・・・何か、「作品」と呼びたくなりますね。(^^;

22とあわせて見ると、益々その洗練されたデザインに、憧れさえ抱きます。

コレを眺めていると、一体どんな音色を聞かせてくれるのだろう?との思いが抑えられなくなりますね!

本日、ほんの少し遅れて会場を訪れた、そう、訪れたのです。

この素晴らしいQUADの名機達は、QUADに想い入れ、愛して止まないK氏の手厚いメンテナンスを受けた愛機の一つで、本日主催のM氏の計らいで、オールQUADシステムを試聴するために、この謎の工房に招かれたのです!!

そうなんです!
今日の会のトリを努めるのがこの黄金コンビ!

つまり、オールQUADによる再生音楽を楽しもうということです。

QUAD 66CD + QUAD 22 + QUAD II + ESL63Pro

しかも、QUADが奏でる本来のブリティッシュサウンドを聞こうということで、各機器を本国と同じ240ボルトでの再生という、普通ではめったに聞くことができない環境での再生です。

【オールQUADシステム勢揃い】

セッティングが終わり、並べられた機器たちを眺めると、この名機たちに相応しいインテリアでコーディネートされた部屋で、この名機たちが奏でる音楽を、家族や友人たちと会話を楽しみ、紅茶をいただきながならゆったり過ごしてみたい・・・・なんて思ってしまいました。(^^;

そんな妄想に浸っているうちに、いよいよ試聴再開・・・・っと、ちょっと違いますね。演奏がはじまりました。ですね。

!! !! ぅお〜っ!
一同に耳を傾けていた全員が、声にならない声をあげ、会場が一気にざわめきました。

んーん!何とも!濃密で甘美!暖かくて優しい!
言葉の無知を悔やみます!
そうなんだ!これが、QUADの音なんだ!!

今まで、聞いてきたと思っていた素晴らしいQUADが、実はまだ完全なQUADの音ではなかったことに気付きました。
今聞いている音に比べると、それまでの音は全く、未完成の音だったのです。
しかも、素晴らしい音楽だと感じていた音が、まだまだ単なる「音」だったことに気付かされました。
これが「音楽」なんですよと見せつけらたような衝撃だったんです!

今のσ(^^)には、濃密で甘美!暖かくて優しい!としか表現できませんが、何ともまとまりのある心地よい音楽が聞こえてきました。
最高に贅沢な音です。
コレが半世紀前のシステムから再生されているということに、驚きを隠せません。
自分のオーディオへの取り組みが、正に「あなたのはオーディオ遊びだよ」とあざ笑っているかのような音です。

黄金コンビの所有者である、超QUADフリークのK氏の言葉が耳から離れません。

「散々色々試したけど、QUADを買ってきてポンと置いて、そのまま普通に鳴らすっていうのが、実は一番良い音なんだよな。」

この音を聞いたら、この言葉の重みに始めて気付かされます。

謎の工房の主が、こぼされていました。

「昨夜、夜中まで、ああでもない、こうでもないって散々試したのは何だったの?」
「完全にやられたよ。それまでのが完全に前座になっちゃった。」
「まさか、ここまで差がはっきりするとは思ってなかった」

いやいや、部屋やスピーカーのセッティング、電源の環境など、この工房の土台があってのことだと思いますよ。

でも、今日のこれまでの試聴の後に、この音を聞いてしまうと、全てが無意味だと感じても無理ないのかもしれませんね。

本当に、完全にQUADの世界を見せ付けられたと言う感じです。
恐れ入りましたという他ありません。

もうホンとに、「衝撃」と呼ぶに相応しい素晴らしい体験でした。


翌日頂いた主催のM氏からのメールにも、「故ピーター・ウォーカーの爺様にやられたと思いました。」とありましたが、超ベテランの参加者の皆様にも相当な衝撃だったようです。

その事実を物語るかのように、QUADに想いを馳せ始めた矢先、この衝撃に完全にノックアウトされ、その世界に驀進を始めてしまった方もいらっしゃいます。(^^;
そうです!近頃ビンテージ、特にQUADに傾倒し始めておられた AcousticTao さんです。
氏の「ブログ」を拝見すると、当日の日記から、その衝撃の状況と、氏の驀進の経過が伺えます(^^;

いや、もう本当に素晴らしかった\(^^)/

この会にお誘いいただいたI氏、M氏、また、それをサポートされた謎の工房のご主人、K氏、更にこの会に参加された皆さん、本当にありがとうございました。
1点だけ、同時代のQUADという点でのみ、ESL57の存在が気になりますが、またの奇跡に期待したいと思います。

いや〜!本当に幸せなことです。どうもありがとうございました。

・・・・・と、終わりにしたいのですが、実は、まだ続きがあるのです。(^^;

このお宅訪問レポート第5弾の第1章、冒頭に書いた文をご記憶でしょうか?

>完全に「とりはだ」体験!しかも、超・感動の結末!
>(まだ今も、ちょっと後の件には、まずかったかな?の思いがありますが。)

このお話は、次回、こうご期待!

デハ(^^)/

https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-116.html



98. 中川隆[-9383] koaQ7Jey 2019年6月22日 12:25:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3103] 報告

AcousticTao

2008/10/25
9534番バッター AcousticTao
https://moon.ap.teacup.com/tao7637/964.html#comment  



 とある秘密の工房にQUAD好きが10名近く集結し、「QUADを聴く会」の定例会が開催される予定があることを聞きつけて、私も参加させていただいた。この定例会は秘密裏に集会が重ねられ、QUADに関して様々な発見がなされた模様である。

 秘密の工房の広さは20畳はあるであろうか。とても広く、QUAD以外にも様々なオーディオ機器が並んでいる。さらに様々な測定機器や工具、ケーブル類が並んでいて、まさに秘密集会が開催される工房の様相を呈している。

 今日の定例会はESL63を様々なアンプで鳴らすというというのがテーマ。送り出しはQUAD66CDで固定。CDプレーヤーとスピーカーをQUADの銘品で固定したうえ、アンプを何種類か試してみたのであるが、「いや〜素晴らしい経験をさせていただいた」というのが正直な感想である。

 まずトップバッターは、Audible Illusionsという聞きなれないメーカーのプリアンプとパワーアンプ。アメリカ製の真空管式のアンプメーカーである。初めて見た。真空管式ということを意識させない高度なバランスとクリアな音質。クオリティは高い。

 二番バッターは、プリはそのままにパワーがQUAD405-2の組み合わせ。音に確かにQUAD色が加味され、ブリティッシュ・サウンドに変化。「やっぱりいいよな〜」とほっと胸をなでおろす。

 三番バッターはパワーが405-2のモノ使い。小さなトランスを加えて2台の405-2がESL63を駆動する。なかなかの技巧派である。405-2が2台になったのでQUAD色が強まるのかと思ったが、逆であった。QUAD色は薄まり、バランスがより普遍的というか、品位が上がったように感じられた。しかし、QUAD好きにとっては、QUAD色が薄まったのは少しばかり寂しい気がした。

 そして、本日のメインイベント。4番バッターの登場である。その名は、「QUAD22 QUADU」。その4番バッターの一振りは、ボールを軽々とスタンドに放り込んだ。その放たれたボールは緩やかな放物線を描きならがら、フェンスを越えた。さすが4番バッターである。その一振りで勝負は瞬時についた。そして私自身の心の迷いにも瞬時に決着をつけてくれたのであった。


コメント



2008/10/30 23:11
投稿者:tao


MESSAさん、こんばんわ!
高解像度でもしなやかで、気持ち良くて寝ちゃうような音っていいですよね・・・パワーアンプを新調されてさらに高度に調整されたMESSA SOUNDを楽しみにしています。


2008/10/30 12:10
投稿者:messa



Taoさん、こんにちわ。

 好きな方向がつかめて良かったですね!以前にお邪魔した時に、絶対的な解像度より音色とか雰囲気を大事にされるのかなぁとも思っていました。
 当方は高解像度でもしなやかで、気持ちよくて寝ちゃうような音が目標です。少しは理想に近づいたと思うので、今度お出で頂いてチェックして下さいね〜


2008/10/27 20:25
投稿者:tao


hiroさん、こんばんわ!
出来れば一つの部屋にはスピーカーはひとつ、アンプもひとつ、と思っています。
なので、現在部屋は三つありますので、あぶれてしまったスピーカーとアンプは処分するしかないかと思っているのです。しかし、いざ手放すとなると惜しくなってひとつの部屋に2セットあってもいいかな〜なんてことになるかもしれません。



2008/10/26 22:45
投稿者:hiroyuki azuma

Taoさん!?

そ、そんなぁああ。まじですか?

急にではなかったのかもしれませんが、ハイエンドを処分されるのですかぁ?

うおおおおぉおおおおおお。Taoさあああぁあぁん。

それもほとんど処分ですか?

一緒に探しましょう。笑

古くていいやつを…。
hiro


2008/10/26 22:32
投稿者:tao



MESSAさん、こんばんわ!
一気に50年以上もの時間の流れをさかのぼることになりそうです。オーディオを趣味とするようになってから、もうすぐ3年が経とうとしていますが、3年経ってようやく自分が好きな音が分かってきました。
当初これが良いはずと思っていたものからは大きくそれることになりそうです。今後はハイエンドの機器はほとんど処分し、ビンテージに大きく踏み出すことになりそうです。



2008/10/26 19:53
投稿者:messa


Taoさん、こんばんわ。
 
 おおっ!つまり吹っ切れてQUADのSPを導入って事ですよね?相変わらず凄いペースですね! 今度オフ会の予定があれば参加させて下さいね〜
https://moon.ap.teacup.com/tao7637/964.html#comment

2008/10/26
954ALL QUAD AcousticTao 
https://moon.ap.teacup.com/tao7637/965.html#comment


 QUAD 66CD、QUAD 22、QUAD U、QUAD 63PROのオールQUADのシステムを昨日聴いた。「素晴らしい・・・」音が出た瞬間部屋の空気が変わったような気がした。それ以前にアンプとして使っていた「Audible Illusions」は「幻」のように消え去った。

 さらに同じQUADの405-2も2台まとめて飛んでいってしまった。「前座」という言葉がこれほどしっくりときて、さらに軽々しく思えた経験もめずらしい。「これで決まりだ、これ以上何が必要なのだろうか?」というのが、このALL QUADシステムを聴いての正直な気持ちであった。

 このラインナップで数曲聴いてから、このオーディオ工房のオーナーがお持ちの違うメーカーのCDプレーヤーを送り出しとして使ってみた。QUAD66CDよりもしっかりした躯体を持ったCDプレーヤーである。

 途端に音楽から命が消えた。「ありゃりゃ・・・これは同一メーカーで揃えて使えってことか・・・」と内心思った。イギリスでは同一メーカーで揃えるというのは当たり前のようであるが、日本の場合はいくつかのメーカーを組み合わせる方が一般的である。

 まあ、何はともあれ、QUAD 22とQUAD Uのペアの音を聴くことが出来たのは、昨日の一番の収穫であった。そしてESL 63PROをじっくり聴くことが出来たのも素晴らしい経験となった。

 この両者の組み合わせの音を聴きながら「このアンプでESL 57を鳴らしたらどうなのであろうか?63PROは素晴らしく鳴っている。ESL 57でも素晴らしいはずである・・・」という思いが頭の中をぐるぐる回っていた。

 きっと63の方がオーディオ的には優れた面が多いはず。でも何故かしらESL 57の方に惹かれるものを感じるのである。帯域もより狭いはず、構造的にもより単純である。しかし、QUAD 22とQUAD Uは、ESL 57を駆動することを主目的として開発されたアンプである。なのでこの組み合わせで悪いはずがない。

 しかし、これらの製品は半世紀も前の製品であるので、コンディションはバラツキがあるはず。しっかりメンテナンスされたものであればいいのであるが、安易に手を出すと「はずれ」をつかむ可能性も高い。かなりリスキーな分野ではある。リスキーではあるが、大きくハンドルを切る決心はついた。


コメント


2008/10/28 21:46
投稿者:tao


hiroさん、コメントありがとうございます。
QUAD66CDを手に持つと、とても軽い。そばの出前持ちの落ち方でも持ち運びができるほどです。

しかし、一旦音が鳴り出すと、スピードを上げれば上げるほど路面に吸い付くドイツ車のように、滑らかに歌い始めます。
2台購入される気持ちも分からないではないです。


2008/10/27 23:38
投稿者:hiroyuki azuma


66CDおめでとう御座います。

良いと思いますよ。値段も当然の価格。いい買い物だと思います。ショップですか?
手放さない人が多いようなので、もともとの流通数からもそれほど頻繁にショップで見かけたりしませんが、フィリップスメカのそれは、絶妙ですね。

しかし、早い。Taoさんの動きが早すぎて驚いています。

とはいえ、おめでとう御座います。
到着が楽しみですね。

グレーのボディは、QUADとの相性も良いですよ。

当方もQUADのCDは、好きが高じて、2台です。アホと思われていますが…。

QUAD大好きです。笑


2008/10/27 20:29
投稿者:tao

キン肉マンさん、こんばんわ!
ALL QUADがあまりに良かったので、実は66CDの中古を入手しました。明日か明後日家に届く予定です。価格は79,800円。この価格、なんだかほっとします。これが当たり前なのでしょうが、狂気じみた価格ばかり目にしてきたものですから・・・


2008/10/27 17:02
投稿者:キン肉マン

QUAD 66CD→QUAD 22→QUAD U→QUAD 57

きっとTaoさんを裏切りませんよ!

同じPhilipsメカのSTUDER A730もQUADとの相性バッチリですし、
66CDの後継機である67CDも気になりますね。
https://moon.ap.teacup.com/tao7637/965.html#comment

99. 中川隆[-9382] koaQ7Jey 2019年6月22日 12:29:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3104] 報告
M氏主催QUAD試聴会 −最終章−(Ge3超感動)[2008/10/3107:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-117.html

タイトルに、怪しい記述がありますね。ご注意下さい。(^^;

前回、何やら思わせぶりな終わり方でしたね。
本日は、お宅訪問レポート第5弾、最終章と題して、前回を上回ってしまった最高のクライマックスをお届けします。


前回の最後にフリました、お宅訪問レポート第5弾の第1章の冒頭に書いた文をご記憶でしょうか?

>完全に「とりはだ」体験!しかも、超・感動の結末!
>(まだ今も、ちょっと後の件には、まずかったかな?の思いがありますが。)

前回、これだけの「衝撃」を受けていながら、まだ「とりはだ」も「超・感動」もでて来ていないですね・・・・・・

【オールQUADシステム勢揃い】

っと、もうホンとにもの凄い体験をさせてただいたんですが、この完璧な再生音楽を聞かせていただいて、σ(^^)は、どうしてもある衝動が抑えられなくなってしまいました。

でも、今日はQUADを聴きまくるをテーマに、M氏がプロデュースされた試聴会です。
しかも、この上ない「衝撃」を参加者に与え、最高に盛り上がっています。

試聴会は、その後、じゃあ、(これだけ素晴らしい音を出しているのがオールQUADのハーモニーによるのかを確かめるために)国産CDプレーヤーに変えてみたらどうなるかやってみようよ、という話になりました。

σ(^^)の好きな某筋骨隆々メカのプレーヤーに繋ぎ変えての試聴です。

音が出た瞬間、勝負が付きました・・・・というか、勝負になりませんでした。(^^;

ん〜?ここまでつまらい音になっちゃうの?

ひょっとして、ここでSP以外、オール国産機で構成するうちのシステムを同時比較したら、この落胆をモロに味わうことになるの?って考えると、結構ショックでした。(^^;

当然、1曲も聴き終わらないうちに、すぐさま元のオールQUADに戻されました。

やはり、完璧!!
最高の再生音楽です!! 素晴らしい!!


と、同時に、押さえていた衝動が堰を切って流れ出しました。

「Mさん、こんな凄い音聞かせてもらったら、我慢できないです。この音やバランスがどう変るか、どうしても知りたくなりました。」
「えっ!げげげ持ってきてるの?」
「うん。聞いてみたいです!」

と、そこへ別の参加者の要望もあり、次の曲の再生が始まりました。

すると、途中でM氏が、「Mt.T2さん、どうしてもやりたいって顔してるよ。やってみたい?」
「マナーに反するような、せっかくの盛り上がりを台無しにするかもしれませんけど、是非やらせて欲しいですね。」

M氏の近くにいらしたK氏が、何をやりたいといっているのかをM氏に聞いて、
「いいんじゃないですか。やって見られては?」
との暖かいお言葉を頂きました。

「じゃあ、ホンとに駄目にしちゃうかもしれませんが、1曲だけ実験をさせてください。」

という事で、会の最大の盛り上がりを台無しにするのでは?との恐怖心と戦いながら、極度の緊張を持って、まずは、ノーマルのまま再生しました。
曲は、このオールQUADを聴いて、持参したCDの中で、どうしても聴きたいと思った「ヘイ・リーと故・本田美奈子との幻のデュエットでアメイジンググレース!」

「自分が中央で聞かなくていいの?遠慮せずにどうぞ。」
との配慮まで頂きましたが、
「いえいえ、この実験では、他の人がどんな反応をされるかを見たいので、この場所でいいです。」
と、センターからは少しオフセットした席から、CDプレーヤーの再生ボタンを押しました。

そうなんです。本来、げげげグッズを持参した理由は、もし機会があったら、是非他の方がどんな反応をされるかを見てみたいというものだったのです。

ところが、曲がスタートした途端、もう、いきなり鳥肌たちそうになりました。
他の人の反応なんか構っていられません。完全に聞き惚れてしまいます!
他にはもう、何もいらないほどの満足感。
ノーマルでこの音!凄すぎる!

これは困った! こんな素晴らしい再生がこれ以上よくなるはずがない!

気持ちは極度の緊張へと変りました。

どうしよう、かわらないならまだしも、変な音になったら・・・・・

センターに置かれたサブウーファーの上にフェラーリレッドの「超結界」を置き、焦りに震える手で、天音3本をSPケーブルに添えて紐で縛り、試聴位置に戻ってCDプレーヤーの再生ボタンをオン。

最初の音が流れ出し、笛の音色に、特に異常が感じられないことで、まずは一安心。

その後、最初の部分で、ヘイ・リーが英語で歌うんですが、これが何とも優しく、やわらかく擁かれるように包み込まれる錯覚に陥りました!
そして、途中、日本語で歌い始めた途端、全身に「とりはだ」が立ちそうになりました!

これは凄い!と思ったのもつかの間、いよいよ故・本田美奈子が歌い始め、高音がファルセットで抜けた瞬間、目頭が熱くなり、涙が出そうになるのを必死で堪えました。

「もう一度歌いたい」との強い思いを胸に、無念にも短い生涯を閉じてしまわれた故・本田美奈子さんの、歌に込められた優しくも力強い思いの一端を感じる素晴らしい歌声に、ヘイ・リーが、その思いをオーディエンスに何とか届けたいとサポートするかのように素晴らしいコーラスを添えます。

この世のものとは思えないほどの優しく暖かな空間に擁かれ、全てのしがらみから解き放たれたような感覚に包まれました。
危うく、感情の歯止めが効かなくなりそうになり、必死に堪えていたのですが、気が付くと全身「とりはだ」がたっていました。

ふと我に帰って、立ち上がり、曲の余韻が消え去るのと同時に、CDプレーヤーを停止させた瞬間!

何と!
一緒に聞いていた皆さんから、拍手が起こったのです!!

「いや〜、素晴らしかったですよ!」
K氏から、声をかけていただいた時には、σ(^^)の感動は、最高潮に達していました。

それでも、必死に涙を堪えながら、
「いやぁ、反応を見たいなんて言っておきながら、自分がどっぷり嵌って、マジに鳥肌立っちゃいました。」
と、答えるのが精一杯でした。

いや、本当に、曲で感動させてもらい、更にげげげの再生に拍手をいただいたことで、σ(^^)は一気に「超・感動」の世界に上り詰めました!

今思うと、QUADの素晴らしさを聴きまくるための試聴会で、オールQUADの素晴らしい演奏に、皆さんが最高潮に盛り上がっていらっしゃる中、全く関係ない妖しいGe3アイテムを実験するなんて、何て失礼なことをしたんだと、反省するばかりで、そんなタブーをお許しくださったM氏には、感謝の気持ちで一杯です。
せっかくの試聴会の盛り上がりを台無しにするかもしれないお願いを、快く、お許しいただき、本当にありがとうございました。

正直、あれほど完成したバランスと再現を見せるオールQUADの音を聞いていたら、どうしてもGe3アイテムがそのバランスを崩すことなく、新たな効果を見せてくれるか、試したくて、我慢できずにお願いしてしまいました。

幸いにも、まあ、皆さんが会の進行上の配慮をしてくださった?のか、拍手までいただけた(わたしと同様に感激していただけたと勝手に解釈しております)ということは、極めて感激的な出来事で、本当に感謝しています。

Mさん、また、同席いただいた皆様、本当にありがとうございました。


という事で、過去のオーディオ体験の中でも、頂点に位置する感動をいただいたところで、今回のお宅訪問シリーズのレポートを終わりとさせていただきます。
最後まで、駄文にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。m(_ _)m


デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-117.html





100. 中川隆[-9378] koaQ7Jey 2019年6月22日 13:39:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3108] 報告
KM氏邸訪問記 −1−(QUADの思い出再び) [2008/11/30 07:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-117.html


週末三連休を一緒に過ごした上京中の家族を見送り・・・・・・って、ちゃうやろ!はい、金曜の夜に家族が上京し、土曜はMac_cel氏邸訪問と新宿でショッピングの二手に別れ、日曜は、朝から家族一緒にげげげ新技の実験試聴、午後は秋葉でお買い物、そして今日は、家族みんなで千葉方面!!・・・・ですが、ちと行き先が違〜う! 私は試聴会、家族はディズニーランドに行ってそのまま大阪へ・・・・・・・と言うことで、冒頭のお見送りです。(^^;

さてさて、「家族でげげげ新技の実験試聴」「Mac_cel氏邸訪問」(訪問先でデジカメ忘れて、秋葉で新型ゲット)・・・・とお話してきましたが、いよいよ、このタームの最終イベント「クオードを聴く会」(なんかいつの間にか名前がついてるようです)のお宅訪問試聴会です。

前回、M氏のプロデュースで開かれた「クオードを聴く会」について、以下のレポートにてお知らせしました。

【095】081025 M氏主催QUAD試聴会 −その1−(本気のコンデンサーSP)
【096】081025 M氏主催QUAD試聴会 −その2−(素晴らしいQUADハーモニー)
【097】081025 M氏主催QUAD試聴会 −その3−(オールQUADの真髄)
【098】081025 M氏主催QUAD試聴会 −最終章−(Ge3超感動)

もし、この感動巨編(←自分で言うなよ!って、だって面白いもん(^^)をご覧になっていないとか、余り記憶にないという方は、是非(←本音は必ず)、ご覧になってください!←マジ、今読み返しても当日の感動が蘇ってくるし、めっちゃ面白い!!

このときの体験は、まさに鳥肌もの!さらにげげげ体験で拍手までもらった感動ものでしたから!!

で、この時の主役になってしまった「QUAD 22」と「QUAD II」を持ち込んでいただいたのも、「げげげ実験」をするように促していただいたのも、更には、素晴らしいと、率先して拍手を下さったのも、KM氏(この記事ではK氏)だったのです!!

【QUAD 22】      と  【QUAD II】
097-1QUAD22.jpg   097-2QUADII.jpg

そして、この記事の中にも、これだけQUADの音を聞いて、オールQUADの音の素晴らしさに感激した我々は、最後のピースである、ESL57を聞いてみたかった・・・・・との思いを馳せて、会の終了を残念がりながら、KM氏とM氏に、次回、必ず、QUADのアンプたちと、ESL57を聞く機会を作ってほしいとリクエストして分かれたのです。

その結果、ついにその機会が調整され、本日、ようやくその日がやってきました。\(^^)/

という事で、この日、小雨降る中、QUADに魅せられ、真のQUADの歌声を聴くために集まりしもの達は、千葉方面のとある駅に集合しました。

そして、前回同様、謎の工房のご主人の車に乗り込み、KM氏邸へと向かいました。

KM氏邸とは言っていますが、到着したところは、正確には、KM氏の会社の作業場の2階に設けられたリスニングルームでした。

部屋は、非常に広く、30畳くらいあるのかな?(よく分かりません(^^)ですが、鉄骨2階建ての作業場2階を改造されたようで、特段の防音や補強は行われていないように思われます。

さて、この部屋で、QUAD達はどんな音を奏で、どんな感動を与えてくれるのでしょうか?

という事で、本日は、前回の余韻を思い起こしていただくために、ここまでにします。

明日は、いよいよQUAD達の奏でる音を聞いていきます。

ご期待ください!


デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-117.html




101. 中川隆[-9377] koaQ7Jey 2019年6月22日 13:45:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3109] 報告
KM氏邸訪問記 −2−(迎えてくれたQUAD達)[2008/12/0107:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-147.html


さて、昨日は、KM氏のオーディオルームに到着したところまでお話しましたが、いよいよ、たくさんのQUAD達と対面のときがやってきました。

階段を上がり、めっちゃ広いオーディオルームに入ると、KM氏が、この上なく暖かい満面の笑顔で迎えてくださいました。

「今日、大丈夫ですから、あれ、色々、どんどんやっちゃってくださいね(^^」

夫〜! × ちゃう! おっと〜!!

何と!いきなり熱いラブコール!
げげげのリクエストを頂いちゃいました!! ←おい!超自己中解釈やな!

こおれは、ひとつ、頑張らないと!!・・・・って、無茶はしませんよ、σ(^^;控えめですから・・・??信じれん!

っと、こちらの話は、そのフェーズまで置いといて・・・・・・(今回ちょっと様子が・・・)

まあ、さておき、QUADの音に魅せられし者たちを迎えてくれたのは・・・・・・

まずは、本日の主役・・・・
【QUAD ESL(57)】


皆さんご存知のコンデンサースピーカーですね。

いきなり、落ちた話で申し訳ないが、その容姿を説明するのに、今朝、かみさんに、

「きょうは、千葉いくねん」
「千葉?」
「前にQUAD聞かせてもらった時、拍手もらって大感激したって言ってたやん」
「うん」
「あの時きっかけを作ってくれたしゃっちょさんのとこいくねん」
「ふーん」
「そん時、もうひとつ元祖のスピーカーを今度聞かせてもらうって言ってたやん」
「どんなスピーカー?」
「ガスのパネルヒーター見たいやつ」

・・・・なんて、説明してきたんです、そしたら、KM氏が移動の車の中で、大笑いのエピソードを話してくださいました(^^;
以前、冬に、奥さんのお友達が来られたとき、このESLに手をかざして、これ、全然暖かくならないわね?っておっしゃったとか・・・・(^^;

そうでしょう!、愛情を注がれる皆さんには、大変申し訳ありませんが、やっぱり、普通の人には、そう見えるのです・・・(^^;

続いては、本日ESLをサポートしてくれるアンプたちです・・・・

まずは、プリ君
【QUADの歴代プリアンプと66CD】


手前から、前回も登場の送り出し標準機のQUAD 66CD、次の上のが22モノ、下が22のステレオ、奥後ろが33、手前が44と、歴代のQUADのプリアンプが勢揃いです。
なお、44だけは、AcousticTaoさんがお持ちいただいたものです。

何れも、非常に個性のある、粋なデザインですね。
持つなら、さりげなくリビングに、22モノのデザインが好みですね。

続いては、同じくパワーアンプ君たち
【QUADの歴代パワーアンプ】


手前から、QUAD II(16Ω)、真ん中のベージュ系のが303、その奥隣がQUAD II(8Ω)、一列奥のヒートシンクつきのが405−2となります。やはりIIのチャーミングなデザインが秀逸に思えます。

で、これらを全て240Xにて駆動します。(404のみ100V)

【240V】

画像上部に2台と一番手前に1台の青いボックスが、電源の要、240Vへのステップアップトランスです。

そして、いきなり、本日のメイン構成での試聴です。

66CD→22→II→ESL57の試聴から・・・・・・

何とやわらかく、暖かく、濃い音がするのでしょうか!!

すんごく、熱く、濃い音です!!

下も上も十分出ているのですが、それとは比べ物にならない中音域の充実感、艶かしさは、たまらん物がありそうです。

HiFiって何?そんなのいるの?という声が聞こえてきそうです。(^^;


続いて、66CD→33→303→ESL57の試聴から・・・・・・

非常に繊細な感じが強くなり、同時に何となくカチッとした印象ホールエコーも良く聞こえ、ボーカルやピアノの艶がなんとも言えません。

自然な空間感が感じられ、ポット音が浮かぶ感じがします。


続きましては、66CD→44→405−2→ESL57の試聴から・・・・・・

何となく、ハイファイ的になってきたような気がすします。

これまでのアンプと比べると、なんかCDみたいな感じで、艶っぽさや響きのようなものが、少し後退した感じがします。

さて、ここまで、最初からの印象では、57の表現は、一種独特の広がり感、空間感を出し、何ともやわらかに広がる印象が中心でしたが、それを改善してみましょうという事になりました。

っと、おもむろに、KM氏が引き出しから何やら取り出してきた。

【黒檀の延長足】

そして、後方にスラントした57を、おもむろに直立に起し、後ろの足の下に黒檀の延長足をかませた。

そして、試聴。

何と、何と!JAZZが前に飛んでくる!!

素晴らしく、ダイナミックに前に押し出してくる!

凄い!

これは、まさしく言いたい放題だが・・・・・・この熱い音は強烈でした!

いやはや、こんなにも違うものか!!


さて、これで、一応、一通りのアンプ郡を聞いてきたのですが、いかがでしたでしょうか。

バランスの素晴らしさからすると、σ(^^;は、33と303に惹かれますが、じっくり聞き込むには、その音の熱さを感じた44と405−2が、オーディオ的快感が感じられていいかなあ?と言ったところでしょうか。
でも、何といっても、22とIIの組み合わせは、現代の製品にはない独特の音で、その中域の濃さと艶が何とも言えませんでした。

結局、どれがよかってん?ってことですが、未熟なσ(^^;にはまだ決められません。っていうところでしょうか?

という事で、本日はこの辺で一旦区切り、明日はいよいよお楽しみの例の話題に・・・・


ご期待ください!


デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-147.html




102. 中川隆[-9376] koaQ7Jey 2019年6月22日 13:54:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3110] 報告
KM氏邸訪問記 −3−(QUADで実験&げげげ)[2008/12/02 07:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-148.html


昨日は、歴代QUADのアンプたちを57で鳴らしていただき、パネルを直立に近いところまで起こして聞いた所のお話をしましたが、その後、更に、少し実験が行われました。

まずは、ケーブルの比較をということで、これまでの試行錯誤と当日は参加されていませんでしたが、ウエスタンの強力なファンの方がいらっしゃって、デフォルトは、ウエスタンの16を使われているようです。

【ウエスタンの16】

【直立57にスープラ】


で、KM氏の説明で、これをスープラのケーブルに変えてみて、音の傾向にどんな変化があるかを聞いてみてくださいとのことで、付替えて試聴となりました。

聞かせていただいた感じでは、σ(^^)には、ハイファイ調になって、空間情報も多くなったように感じましたが、逆に、曲の説得力というか、勢い見たいのは少なくなってしまったような感じがして、どちらかというと、濃く押し出しの強いウエスタンの方が好きな感じでした。

ここで、もう一度、22とIIで聞きたいとのリクエストがあり、再度の試聴となりましたが、やはり、この組み合わせにはかなわないなぁというのが、正直な感想です。

昨日のお話しの時点では、どれにするか決めかねるというコメントをしていましたが、ここで聞きなおした22とIIと57のオリジナルな組み合わせの音を再度聞いて見ると、QUADの音として、この音が、一番印象強く、心地よく聞こえました。骨太で濃厚な感じがとても気に入ってしまいました。(^^;

すると、おもむろに、KM氏から、

「そろそろ、あれやってみてよ」

とリクエストが出てきました。(^^;
すると、他の方からも、

「おっ、げげげですか。やってください。」

と、なんともありがたい応援コールをいただき、ウキウキした気持でいつものまじない袋(^^;から、いつものGe3お出かけセットを取り出した。

いつもは、「天音」をスピーカーケーブルに紐で結わえているが、時間がかかるのと、シビアな設置の機器を万が一動かすとやばいので、最近は、ケーブルのそばに置くだけにしている。

加えて、一気にやっちゃえと、センターにフェラーリレッドの凄い奴「超結界」をポンと置く。

【天音と超結界を、ポンと設置】


今回は、もう前置きもなく、いきなりの試聴結果は・・・・

うおーっ!!

今日はキタで〜!

めっちゃ遅く再生されているみたいに聞こえる!

げげげが調子よく効果を発揮した時におこる聞こえ方です!!

これは、効いています!

非常に出てくる音が整理されたような印象で、S/Nも非常によくなったように感じました。

すると、前回の「QUADを聴く会」にも参加されていた、長岡派?のI氏が、

「いや〜!今まで一番排除してきた系統(オカルト)なのにな〜!困ったな〜!」

・・・と、思わず悩ましい現実に出会ってしまったままを言葉にされていました。

またまた、罪なことをしてしまったかも?・・・ムフフ(^^;

・・・・さて、I氏はこの現実を拒否できるでしょうか?

それじゃあ、次はと、Ge3のお出かけセットを片付けて、今日はもう1つだけ・・・

レクストの「レゾナンス・ピット」の実験をやりました。

66CDの横に沿え、同じ曲を再生。

おお〜!

こちらもなかなかS/Nが高くなり、元気と勢いが出ましたね。

結構いいと思ったんですが・・・・・どうやら、皆さんの気持は、先程のげげげ効果にあるようで、反応が今ひとつでした。 (^^;

・・・・っと、I氏がたまりかねたのか

「もう一回、さっきのやってもらっていいですか?」

そうです!

どうしても、Ge3のお出かけセットの確認をしたいとのことで、リクエストを頂きました。

再度、「天音」と「超結界」をセットした試聴後、I氏は・・・・

「こんなに良くなると無視できないな〜! いや〜参ったな〜!」

どうやら、完全に気に入ってしまったのか?

「その赤い奴はいくらくらいなんですか?」

ありゃりゃ!・・・・・完全に嵌っちゃいましたね(^^; お気持分かります。

「高級ケーブル並みにお高いですから、かりんとう(「天音」)の方から試されたほうがいいですよ」

と、クールダウンされることをお勧めしましたが・・・・・

後の懇親会でも相当の衝撃だったと話しておられ、お開きになった帰りの駅では・・・・

「是非一度、げげげつきで来て下さい」と、熱いラブコールをいただいてしまいました。(^^;

・・・ということで、今回は、σ(^^)も想像していなかった思わぬ展開で、ファン予備軍が発生し、その驚きと苦悩の様子を楽しませて頂きました。

・・・・って、何て性格悪い奴や!

・・・・・だって、怪しい系が嫌いな人が怪しい系に惚れちゃうなんて

・・・・・・楽しいですよねぇ!(^^;


さて、試聴会は、まだ続くのですが、毎度、長いとお叱りをいただくので、今回はここまで。

続きは、明日!・・・・・ 63Proの再登場!!

お楽しみに(^^;

デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-148.html




103. 中川隆[-9375] koaQ7Jey 2019年6月22日 14:00:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3111] 報告

KM氏邸訪問記 −最終章−(63Pro再登場)[2008/12/03 07:00]
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-149.html


さてさて、昨日は、ファン予備軍が見つかって、σ(^^)の中では超大盛り上がり!!\(^^)/状態ですが・・・・・

試聴会は、まだ続きます。

じゃあそろそろESL63Pro行きますか?・・・・・ってことで、前回、強烈な感動を与えてくれた、M氏のESL63Proの登場です。

【63Proの登場】

【サポートは44と405−2】


組み合わせるのは、同世代で行こうと言うことで、44と405−2を組み合わせ。

再生された印象は、やはり、ハイファイ調で、低音の迫力がかなり増しています。

フュージョン系の再生でも、非常にワイドレンジでメリハリが強く、スカッと抜ける印象でした。

現代録音のソースを対峙して聞くには、とっても面白そうだなと感じました。

そうそう、ここでM氏から教えていただいた情報なんですが、QUADを鳴らす肝は、TILTの調整だそうです。M氏いわく、これまでたくさんQUADのプリの写真を見たけど、TILTが調整された形跡があるような写真を見たことがない。この調整に気付いて、きちんと鳴らしているQUADファンは、実はほとんどいないんじゃないかとも・・・・
現に、M氏が調整すると、見る見る音のピントが合い、前に押し出してくる感じで、音が立体的な印象になりました。

QUADのプリを使われている方で、まだあまり試されていないのであれば、是非積極的なトライをされてはどうでしょうか?

さて、次は、やっぱり前回の最高の組み合わせ、22とIIを繋いで見る。

【22とIIと63Pro】


やはり、この組み合わせには・・・・ということで、SPケーブルも元のウエスタンの赤いのに戻されました。

音はというと、現代的な組み合わせに比べると、格段に濃く、なめらかで、柔らかな、優しい音に感じました。

じっくり、じわ〜っと染み込んでくる音という感じですね。

結局、σ(^^)には、どれがいいかの判断は出来ないモードにまたまた逆戻りです。(^^;

気分や、曲でシステムを変えてみたい衝動からは、やっぱり逃れられないようですね。(^^;


さて、ホントは、ここで、今回の「QUADを聴く会」はお開きとなるところだったのですが、せっかくだからと、KM氏が、最後にということで、所有されている素敵なモノラルスピーカーを聞かせて頂きました。

メーカーはGECのモノラルSPということだったんですが・・・・・・なんかいいですね!その形が。

残念ながら、不勉強なσ(^^)にはその出自などよく分かっていませんが、雰囲気だけは今日のオールドQUADのアンプとぴったり!
単純に、形だけでも、これらの機器に囲まれて、ゆったり音楽を聴くのもいいなぁ・・・・

【GECのモノラルSP】


その音色は、暖かく、とても澄んだ音色で、エコーが心地よく聞こえてくるスピーカーで、モノラルの時代の音のイメージを完全に覆されました。

SP盤など、しっかり聞いてみたい衝動に駆られました。(^^;


と言うことで、前回のような、極端な盛り上がりはなかったように書いてしまいましたが、本当のところの感覚では、重いボディブローを食らったような感じです。

いわゆる現代のオーディオ機器が大好きなσ(^^)でしたが、一体その何を追い求めていたんだろう?と考えさせられる経験となりました。

まだ、その影響が、今後のσ(^^)のオーディオライフにどのように出てくるのか、想像も付きませんが、何らかの変化が起こることは間違いないと感じています。

まあ、そんな課題ももらい、ファン予備軍にも出会えた今回の試聴会は、その後懇親会に突入し、更なる熱いオーディオ談義でメッチャ盛り上がり、今回出来なかったテーマで再開を約束して、帰路に着きました。

今回、主催していただいたKM氏には、素晴らしい体験と、出会いをさせていただき、感謝の気持でいっぱいです。

また、この会の開催を主導していただき、様々な段取りや調整などでサポートいただいたM氏にも感謝いたします。

また、楽しい時間を一緒に盛り上げていただいた、参加された皆さん、どうもありがとうございました。

是非、また次のテーマの試聴会でも、ご一緒させていただければ幸いです。


と言うことで、これにてKM氏邸(QUADを聴く会)の訪問記は、終わりです。

デハ(^^)/
https://mtt2.blog.fc2.com/blog-entry-149.html





104. 中川隆[-9246] koaQ7Jey 2019年7月06日 13:06:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3438] 報告

壊れたコンデンサスピーカー高価買取・下取・修理します!

ノースセンター合同会社 オーディオ買取センター

北海道札幌市南区藤野3条2丁目1-54 第一恵成ビル1F

電話番号 0120-401-301

ホームページアドレス
http://www.kaitori.audio

壊れたコンデンサスピーカー高価買取・下取・修理します!
https://www.kaitori.audio/condenserloudspeaker


「空気のように漂うような出音」
「スピーカー後方からも音が出る」

QUAD ESLに代表されるコンデンサスピーカーは、エンクロージャーにスピーカーユニットをマウントするダイナミックスピーカーシステムとは一線を画する独特の鳴り方・広がり方をするのが特徴です。
しかし埃や湿気に弱く非常にデリケートかつ・故障しやすいのも特徴でした。

過去、素晴らしい製品が数多くありましたが、湿気の多い日本では取り扱いが不向きと言われ、現在では日本国内で販売されている新製品はごく一部となりました。
また、日本国内で販売されていたコンデンサスピーカーの多くが発売から既に20年以上が経過しており、中古市場でも正常に出音動作するものも数少なくなってしまいました。

当店は正常動作しないコンデンサスピーカーの修理・オーバーホールを開始しました。
コンデンサスピーカーの修理・オーバーホールを行える技術者は日本国内でも極わずかです。


「音が出ない」、「音が歪む」、「左右の音量バランスが異なる」、「音量レベルが全体的に小さい」、「ノイズが出る」等の症状のコンデンサスピーカーをお持ちの方は是非当店へお問合せください。

修理することを前提に、他店が提示しない高額にて査定します。
また、当店在庫との下取交換であればより高く査定します。

修理も行っていますのでお気軽にご相談ください。

https://www.kaitori.audio/condenserloudspeaker

105. 中川隆[-12696] koaQ7Jey 2020年5月08日 09:32:39 : EIjh7CCywc : RFRGdXFIdUF6OEU=[11] 報告

サウンドボックス (ドイツ QUAD Musikwiedergabe GmbH 代理店)
http://www.soundbox.co.jp/
https://www.facebook.com/soundboxaudio/

復刻品 QUAD-II 真空管モノラル・アンプ (ドイツ QUAD MusikWiedergabe GmbH) 製 ¥600.000/ペア 
https://soundbox.co.jp/QUAD/QD-II_3.htm

オランダ QUAD REVISIE社製 復刻品 QUAD 33/2プリアンプ +  QUAD 303QR パワーアンプ + QUAD FM3 特価セット価格 ¥400,000/セット 
*QUAD FM3QR
https://soundbox.co.jp/QUAD/QD_33_303_FM3_set.htm

ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL57 復刻新品 (受注生産品) * QUADESL57QA ¥1,300,000 ペア(税別)
https://soundbox.co.jp/QUAD_ESL57QA_Cata_a.pdf

ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL63 復刻新品 (受注生産品) * QUADESL63QA ¥1,600,000 ペア(税別)
https://soundbox.co.jp/QUAD_ESL63QA_Cata_a.pdf

QUAD ESL57, ESL63 ESL63Pro 修理受付中
http://www.soundbox.co.jp/quad63repair.html 

オーディオ機器の修理
http://www.soundbox.co.jp/ortofon.html

サウンドボックスの修理は自社修理ではなく外注なので割高になります

106. 中川隆[-12232] koaQ7Jey 2020年6月26日 06:41:43 : Tjp29WtuHh : djdRUXBoYzFYYTI=[3] 報告
□■超レア品 CAW/クロスビー・オーディオ・ワークス モディファイQUAD CAW-1+ENTEC/FW-5 共に完全動作品 予備パーツ多数付属■□
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p775839968

個数:1

開始日時 :2020.06.21(日)22:05
終了日時 :2020.06.27(土)21:06
開始価格 :585,000 円


入札件数 0
残り時間 1日 詳細

現在価格
585,000円(税 0 円)

出品者情報 ganmo1827さん
出品地域:岡山県

商品説明

米国ハイ・エンド・オーディオ・メーカー(知る人ぞ知る?)クロスビー・オーディオ・ワークスが手掛けた、英国製QUAD/ESL-63をモディファイした製品、CAW-1+同じくCAW社のデミアン・マーティン氏(SPECTRAL社の初期製品の設計者でもある)が率いるENTEC社のサブウーファー・システム/FW-5の完全動作品の出品になります。

コンデンサー・スピーカーと言う事もあり、大変に気を使い大切に使用して今日に至りましたが、オーディオ・ルーム移転に伴いまして、スペースが取れなくなり手放す事にしました。

此処で、CAW社の説明をさせて頂きます。

世界的にファンが多く国内でも良くご存知な方もいらっしゃるとは思いますが、クロスビー・オーディオ・ワークス社は、ジェリー・クロスビーとリチャード・リースの二人によって設立した会社で、後にデミアン・マーティン氏が参加し、殆んどの製品を手作りで行なってきた、ガレージメーカーの様です。

三人以外にもENTECのサブウーファーに至っては、現在SPECTRAL社の優秀なエンジニアでもあるキース・ジョンソンが、MFB(モーショナル・フィード・バック)方式のもっとも進んだ設計を担当したとも言われています。

モディファイ・QUAD/ESL-63は、リチャード・リース氏の手によるものです。

基本的な設計に優れたESL-63の性能を最大限引き出す事を目標に設計された様で、コンデンサー・スピーカーの持つスピードの速さや、低域から高域までの繋がりの良さとダイナミック・スピーカーの持つエネルギーの強さの両方を高い次元で両立した数少ない製品と思われます(当方の私感的な意見です)。

最近のダイナミック・スピーカーは周波数特性、聴感上のS/N比、解像度、低域の速さなど素晴らしい製品が台頭しています!しかし価格の面で庶民には手が出なかったり、音が似通っていて面白みがなくなってしまっているような気がします。

CAW−1モディファイの改造箇所は、電源部はそのままで振動板に繋がる配線及び電源部の一部をMITのケーブルに交換し唯一使用されているカップリングフィルム・コンデンサーをMITに交換した製品になります(出品物)。

細かい説明を記載します。


1.MITの振動板への配線変更

2.電源の一部の配線をMITのケーブルに変更 3.スピーカー端子の変更

4.スピーカー端子プラス側内部に取り付けてある電解コンデンサーと抵抗を取り外してある(過大入力防止素子の役目)

5.音質を左右する基盤に使用されているフィルムコンデンサーをMITに変更されている。

6.CAWイニシャルプレート取り付け。

7.底板にリチャード・リース自筆の本人のサイン&シリアルNO,測定値記入。

8.パイロットランプが赤から緑色のLEDに交換されてるようです(赤より見た目が良いと思います) オリジナルのENTEC/LF-5には、CAWのプレートは付いてなかったと記憶します、想像しますに、CAW-1とのペア使用のためにCAW社にて音の速さが変更されてると聞いています。駆動用アンプの電源部の電解コンデンサーの強化が図られてるようです。

ENTECのサブウーファーとしての素晴らしさは、スピーカーから出た音とアンプから入力された音を比較して、スピーカーが間違った音を出した場合は瞬時に修正すると言う離れ業をする優れたサブウーファーですが、より高性能に仕上がっています。 CAW-1が当方が所有すようになってからも、幾つかの変更を行いましたので記載します。


1.一番外側にある半分透けてるネットを取り去りました。


2.ネットの内側にあるパンチングメタルを取り去りました。


3.スピーカーが転倒した時の保護用アルミ製ステーを取り去りました。


4.ダイヤフラムの外側にあるダストフィルムを取り去りました。

※1.2.3.4.は何れも、より音を鮮明にするために行った処理ですがリスクを伴うために、使用しない時は電源を落として、麻布製のカバーを自作しダイヤフラム全体を覆って使用してきました、部屋の掃除は必須条件になります。現在も埃は全く付着していないと思いますので、パチパチノイズらしいものは全く出ません。


5.電源部の一部がMITに変更されてる以外の配線材を四十七研究所製ストラトス0.4oの銅単線に交換しています(この単線は癖がなくて大変ナチュラルなケーブルです) 以上の変更を施してあります。

ラインソースに忠実な音を求めてオーディオを真剣に取組んでる方で、QUAD/ESL-63の凄さを感じて頂けるスピーカーに仕上がってると自負します。勿論入札前に実際に試聴して頂くことも可能で大歓迎します。

当方のソースはLPが主体でジャンルは、あらゆるジャンルを目指していますので、ご自分のお気に入りのソフトをお持ち頂いても結構です。


出品内容は、

CAW-1×1セット
専用スタンド/米国製(フレームの中に鉛のビーズ入り) ×1セット
CAW/ENTEC LF-5×1セット
LF-5コントロールユニット
LF-5〜コントロールユニット間の両端にCANNON端子付信号ケーブル×1セット
電源ケーブル×4
麻布カバー×1セット
補修パーツ エレメント低音用ユニット×4枚
高音用ユニット×6枚
CAW-1用電源ユニット×一台分

が全てになります。

※実物を見たい方は、おいで頂くのは一向に構いませんが、かなりデリケートなスピーカーですので、アンプはどんなアンプでも完璧に鳴るという訳にはいかないと思います、それなりのアンプをお持ち頂いてる方に入札&試聴をお願いします。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p775839968

107. 中川隆[-11415] koaQ7Jey 2020年9月09日 11:08:28 : p3ZYzmdjKF : YlZoZ05vMExyUXc=[14] 報告

GRFのある部屋 2020年 09月 08日
https://tannoy.exblog.jp/31356931/


音場の話 1

最近、ここで使われている「音場とはなんですか?」というご質問がありました。「音場」という言葉を、しっかりと定義しないと意味や真意が伝わらないと思いました。最近、スクリーンを導入してサラウンドの実験をしていると、従来使ってきたクラシック音楽、とくにオーケストラの音場の意味を説明しないと誤解されると思ったからです。

クラシック音楽は、生の音を聞く芸術です。弦楽器の数や管楽器の本数も、曲によって編成が決まっています。オーディオでの再生はステージ上で演奏されるその「響き」を如何に、忠実に再現するかを問われます。周波数の範囲も、ヴァイオリンの最高音からコントラバスの最低音まで、6オクターブ以上の音程を再現します。

編成も小さな室内楽団ですと、第一バイオリンが8人ぐらいで、弦楽器が五部編成で、8・8・6・4・2の28名程度です。フルオーケストラだと、それが16人の16・14・12・10・8 の 60名の倍以上の編成になります。

それに管楽器が2管編成で10名程度、4管編成だと30名以上で、打楽器もいれると100名の大編成になります。その100名が、幅20メートル、奥行き約13メートルのステージの上に乗るのです。結構満員ですが、奥行きも結構あるのです。それらの大きな面積のオーケストラが、タイミングを合わせて、アンサンブルを構成し、あの大迫力の演奏を展開しています。

それらが、コンサートホールと呼ばれる、大きな箱状のホールでなるのですから、壁に反射して残響を付加します。オーケストラ自身から放射される音と、それらが壁に反射して、反対側のホールの奥へ数十メートル拡散していき、長い残響音を伴うのです。その音が、コンサートホール状で並んで、位置が決まります。その時、オーケストラが出して、その音がホールに響いている音の形態を、私の場合の「音場」と呼ぶのです。

PAを使わないで、コンサートホールに響いた音を、そのイメージを縮小するけれど、忠実に再現するとき音場が再生できます。ですから同じ編成の同じオーケストラだとしても、ホールが違えば違う音がします。

コンサートホールには、大きく分けて二種類のホールがあります。シューボックス型といって、四角い箱状のホールで、端にステージがあります。今ひとつは、ワインヤード形式と呼ばれる、ステージを客席が囲んでいる形状です。オーケストラの後ろには壁は無く、後ろに客席があるからです。サントリーホールやミューザ川崎、札幌のキララ、新潟のリュートピアなどです。最近はこの形式のホールが多くなりました。

シューボックス型は、オーケストラの後ろは壁ですから、音が反響しても客席方向に放射されます。一方のワインヤード型は、おとが拡散していき、残響の出方が違います。シューボックス型の方が特定の残響がつきます。その響きが良い場合、ウィーンのムジークフェラインとか、アムステルダムのコンセルトヘボウとかが代表例です。

ベルリンフィルハーモニーとか、サントリーホールなどのウィンヤード型が今や主流になっているようです。この二つでは形成する「音場」が随分と異なります。そして、録音されたオーケストラには、今ひとつの「音場」形式があります。それは、協会や中規模の録音に使用する会場が狭い場合、客席の座席を外して、その場所にオーケストラが展開している場合です。ウィーンのソフィエンザールやロンドンのキングスウェイホールなどがそうです。その場合、ステージにオーケストラが乗っているわけではないので、客席に展開したオーケストラの上にマイクを吊し集音しています。その場合は、オーケストラの真上から収録していますから、その録音を聴くとオーケストラの中に入って聴いているような音場が出現します。私がよく聴いているクレンペラーのマーラーの七番などがそうです。

またソフィエンザールのDECCA録音のショルティ・ウィーンフィルのワーグナーもそうです。それは、コンセルヘボウのようなホール残響の向こうにオーケストラがあるのでは無く、真下に展開している録音ですね。

これらの三種類の録音形式により「音場」の形式も変わります。それらの違いが正しく再現するには、録音されたときと同じような環境で再現することです。演奏会場で、マイクで集音された音は、そのマイクから放射されるように再生すると、元の音場が出現するのです。

その時集音しているマイクが、単一指向性か無指向性かで出てくる音場は異なります。またSP前方に放射されているホーン型のSPか、私のように無指向性のSPを使うと録音された音場がそのまま再現されてきます。家のSPでは、タンノイの同軸型のホーンが45度の内向きで、通常SPの後方に展開する音場が、交差する前方に出現します。ホーン型は正面(平行法)では、音場の再生は難しいです。

また、QUADのESL57のような平面SPでは、音場は出てきません。同じQUADでもESL63になると、同心円状にディレイが掛かっていて、タンノイのような同軸音場を再現します。57では音場では無く、音色を楽しむSPです。これは会場の中で聴いているのでは無く、ドアを開いたとき聞こえてくる音です。平面SPの楽しみ方は、二つの平面に挟まれた空間から、あたかも平面が続いているように中央に平面SPが出現してモノラルのように充実してオーケストラの響きがすることです。「音場」は出現しませんが、大好きなサウンドですね。
https://tannoy.exblog.jp/31356931/

108. 中川隆[-7141] koaQ7Jey 2021年2月24日 15:04:40 : 3BWliQ7C8Q : WDhLcGlVWlZ3Wnc=[6] 報告
STAX ・ QUAD ELECTROSTATIC  LOUDSPEAKER
RESTORATION
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/index.html

2021年 2 月 4 日現在、4 件の予約があります。 (作業中 1 件)
 計 5 件の内訳は、QUAD 4 件、STAX 1件です。

内容は、4件がフルレストア、1件がユニットのみで、完了は 5 月になると思います。
また、未だ予約には至っていない、レストア内容などをご相談中のものが2件あります。
お待たせして申し訳ありませんが、ご予約順に対応しておりますのでご了承ください。

外出の機会がかなり減り、作業時間が増えたことで作業が捗っているようです。


最初にお読みいただき、ご了承いただきたい事柄

 静電型、この優れたスピーカーを少しでも永く世に残したいと思い、道楽でSTAXとQUADのレストアをしています。

 2021年2月現在のレストア実績は次のとおりで、自家用、依頼を受けてのレストア、友人に依頼してのモニター使用や譲渡、オークション出品などをしてきました。

STAX フルレストア  ESS-3A  ELS-4A  ESS-6A  ELS-6A を各一組
    ユニットのみ  ESS-6A   ELS-4A  各一組、 ESS-4Aを二組
    高圧電源装置 ESS-6A 二台

QUAD  フルレストア  ESL-63 13組  PRO-63 12 組  ESL-2805 4組  ESL-2905 1組  ESL-988 1組
    ESL-63の片ch、PRO-63の片ch
    ユニットのみ ESL-2905  ESL-2805  ESL-63  各1組

 中には、PRO-63を落札された後にESL-2805を追加で直接お譲りしたケースや、QUAD と STAX の両方のレストアをお受けしたケースが二件、ESS-4A を落札された後に追加でESS-6Aを直接お譲りしたケース、あるいは、PRO-63を落札した後、お手持ちの63のレストアをお受けしたケースなどもあります。

 ACOUSTATにつきましては、手持ちのものも含めて二組は高圧回路の修理などをしていますが、ユニットは未だ未経験です。 ユニットのレストアをご希望の場合はご相談ください。

 レストアを始めて六年ほどになりますが、全てのものが元気に鳴っていて、ご愛用いただいています。

 静電型スピーカーは、音はいいのだが故障し易い、メインテナンスが高額だ、などと言われています。 私のレストアの手法は、具体的にはそれぞれのページをお読みいただくとして、出来る限り長期間、その性能が維持できるように考えた末にたどり着いたものです。

 導入後のフォローも誠意と責任をもって対応いたしますので、安心してご愛用いただけると考えています。

 レストアしたスピーカーをオークションに出品しますと、お手持ちの、故障したSTAXやQUADに関するご相談が多く寄せられます。 そこで、レストアをお請けする窓口としてこのサイトを立ち上げた次第です。

 最初に書きましたとおり、商売ではなく道楽でやっています。 道楽でやっているのだから損得抜きで面倒みてくれるのだろう、と思われるのか、あるいは、商売ではないのだから何かいい加減なことをやっているのだろう、と思われるのかは判りません。 私は、取引ではなくお付き合い、つまり、レストアしたスピーカーを引き渡して料金を頂いて完了というのではなく、それも長いお付き合いの一環だと考えています。

 最後に二つお願いがございます。

 商売ではありませんし、気持ちのよいお付き合いをさせていただきたいので、マナーの良い方からの依頼しかお受けいたしません。 私も礼を失しないよう努めて参ります。

 二つ目は、レストア作業に着手できる時期と作業に要する期間についてです。 レストア作業はご予約順に着手しておりますので、着手時期は予約状況次第ということになります。 予約状況によっては長期間お待ちいただくことになりますのでご了承願います。 次にレストアに要する期間についてです。 一組のスピーカーのレストアに要する期間は、平均では一か月ほどですが、モデルによっては最長二か月ほど要しますのでご了承願います。

・ STAX レストア対象モデルについて
レストア方法
ユニット
高圧発生回路
ネットワーク
その他
費用 ・ 保証
   
・ QUAD レストア対象モデルについて
レストア方法
発音ユニット
高圧発生回路
保護回路
遅延回路(ネットワーク)
ユニット配置替え
その他
費用 ・ 保証
・ ACOUSTAT ACOUSTAT の型番、ユニットサイズなどについて、下の「思い付くまま」の記述には誤りが多くあります。 愛媛県 M氏から多くの情報をいただいていますが、未だに整理してUPできていません。 大変申し訳ありません。
・ 思い付くまま 何と呼びましょう
ひどい仕事
如何なものか
原因不明
維持に金がかかる
現在の使用システム
STAX本社での試聴
黒ユニット
ひどい仕事   その二
ACOUSTATのこと
ACOUSTATの修理
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/index.html


連 絡 先

メールアドレスは次のとおりです。

stax_buy@yahoo.co.jp

レストアに関するご相談、当サイトに関するご意見など、遠慮なくお寄せください。

お送りいただいたメールは必ず読むようにしておりますが、スパムメールも多く、読みそこねる場合もございますので、一週間経っても返信が届かない場合は、恐縮ですが再送してくださるようお願いいたします。

埼玉県 さいたま市 見沼区

 岩  田


109. 中川隆[-7111] koaQ7Jey 2021年2月25日 10:06:56 : h1tuRvn9W2 : VUY4cE01L0hTT2M=[3] 報告
・ QUAD レストア対象モデルについて
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/index.html


QUAD レストア対象モデル

57以外の静電型のラウドスピーカー(所謂フロア型)であればレストアをお受けできると思います。
具体的には次のとおりです。

ESL−63 ・ PRO−63
ESL−988 ・ ESL−989
ESL−2805 ・ ESL−2905
ESL−2812 ・ ESL−2912

 これらのモデルのユニットは、全て同じものですので、ここに列挙していないモデルであっても同じユニットであればレストア可能だと思います。 (ESL−57のユニットのレストアはいたしません。)

 このサイトでは、これらの同一のユニットを使用した全てのモデルを総称して、63系と呼ぶことにします。


 なお、日本にあるのかどうか知りませんが、ESL−63QAというモデルを始めとするいくつかのモデルが存在するそうです。 ユニットが63系であればレストア可能と思われますので、ご相談ください。

QUAD レストア方法
発音ユニット
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-unit/quad-howto.html

63系は、片chにつき、4枚又は6枚のユニットで構成されていて、一枚のユニットは、二つの格子状の枠が貼り合わされてます。

下の写真は、上が低域ユニットで下が中高域ユニットです。 個々のユニットは、格子状の枠に、2mmほどの穴が無数に開いたプリント基板の信号電極が接着されています。片側の枠に導電剤が塗布されたフィルム(振動膜)が貼ってあり、二つの枠を貼り合わせると、フィルムが電極の中央にきます。

写真の上側はフロント側の枠で、こちらにフィルムが貼られています。 下はリア側の枠で、中央縦に高圧配電用の赤色の配線が見えます。

大型モデルである 2905 と 2912 は、片chで低域ユニット4枚、中高域ユニット2枚の計6枚で構成されており、その他のモデルでは、各2枚の計4枚で構成されています。

以下、特にことわらない限りユニット数が片ch4枚のモデルについて記載します。

下がユニットの内側です。 上がフィルムの張られたフロント側で、黒く見えるのが導電剤です。

このユニットでは、左側二箇所に破れが見られ、周囲に剥離が見られます。 しかし、この程度の破れや剥離は、通常、ノイズの原因とはならないようです。

下のリア側の内側には化学繊維の目の細かい「紗」のような布が貼られています。上下には高圧配電用のアルミ箔が貼られています。

ノイス発生の最大原因は電極の剥離による電極とフィルムの近接です。
下の写真が枠と電極が剥離している様子です。 枠と電極の接着には、G17のようなゴム系の接着剤が使われているようで、経年劣化によりボロボロになって接着力を無くし、剥離を起こしています。

しかし、プリント基板の電極に信号を入力するためのラグが付けられている個所では剥離は起きていない場合が殆どです。 仮に接着剤の劣化が起きても、ラグで電極と枠が繋げられているため、剥離には至らないということです。
下の写真は、ラグが最も多い、中高域ユニットの信号が入力されるラグの部分です。

ラグの数は、最も少ない低域ユニットで片面二つだけ(ユニット一枚で四つ)です。そして、ラグの多い中高域ユニットでも片面十一個(ユニット一枚で二重二個)です。

ノイズの発生は、ラグの無い箇所で最初に起きる場合が殆どで、具体的には、スピーカーの四隅からということになります。 


ユニットは、下の写真のとおり、ガチャ玉やガチャックのようなクリップで止めて貼り合わされています。使用されているクリップの数は、一枚のユニットについて四つから八つとマチマチです。 クリップが四つしか使用されていない場合、隙間ができいることも見受けられます。 また、テンションが落ちているものがあったり、右の写真のとおり、割れてしまっていて用をなしていない場合もあります。

ユニットは、中央三ヶ所も金属のボルト・ナットで留めて貼り合わされています。

それでは、レストア手順を説明します。

ユニットを二枚に剥がす前に、ボルト・ナットで貼り合わせるための穴を枠の周囲10ヶ所に開けます。

そしてユニットを二枚に離し、フィルムを剥がす、ラグを外す、といった作業をし、枠と電極板を別々にします。 次は枠と電極のクリーリニグです。 枠はスクレパーと溶剤で接着剤をきれいに落とします。

クリーニングが大変なのは電極であるプリント基板です。

枠のリブと接着されていた部分の穴が接着剤のカスでふさがっています。
このふさがった穴の数は、ざっと計算したところ、基板8枚で約6000 もありました !

この穴を、まずドリルの刃を一つ一つ通してカスを落とします。 実にウンザリする作業です。 その後、溶剤で洗浄するようにクリーニングします。

写真は作業前後が判るように撮ったものです。
手前半分がクリーニング済みで、うしろ半分が作業前の状態です。

カスは大雑把に落としても、次の接着面さえ綺麗にしてあれば接着力には問題ないばすですが、カスが残っていると?れ落ちてノイズの原因にもなりかねないと思い、完全に除去するようにしています。

なお、スピーカーのリア側となる電極には紗のような布が貼られていて穴のクリーニングにドリルは使えないので、溶剤でクリーニングしています。

なお、接着剤が劣化しておらず、枠と電極板が強固に接着された状態が保たれており、無理に剥がすと電極板そのものが割れたり、銅のプリントが剥離したりする恐れのある場合は、枠の裏側から、枠のリブと電極板の間に接着剤を流し、「裏打ち」で補強することもあります。 この方法は、経年変化の少ない、新しいモデル、例えば 988 や 2805 などで使用することが多いです。 63 や PRO-63 では、まずこの方法は使えず、電極板を剥がすことになります。

次に、枠と電極とをエポキシ系接着剤で付けてから、ラグを付けます。 ラグは、信号入力用にもともとあったものに加え、剥離防止用として増設します。
ラグの数は、低域用ユニットで片面2個から18個 (ユニット一つ両面で36個) に、中高域用ユニットで片面11個から22個 (ユニット一つ両面で44個) にしています。

下の写真はラグ増設後のものです。 両方とも低域ユニットで、端と中央部分で、元々は全くラグの無かった部分です。

これでユニット枠にフィルムが貼れます。 木枠にフィルムを張り、適当なテンションをかけてから枠に接着します。ここで使用するのもエポキシ系接着剤です。 

接着剤が固まったら枠の周囲を切り、導電剤を塗布します。 使用する導電剤は、スマホやタブレットに使用されている最新のポリマー系のものです。 この、導電剤の効果持続期間ですが、英文の説明では PERMANENT ですが、日本語では「半永久」と、異なっています。

次に中央三ヶ所の貫通部分のフィルムを切り取り、ユニット左右端と、中央三ヶ所の穴の周囲の導電剤を拭き取ります。左右の端はユニットを取り付ける金属アングルへの高圧のリークをなくすために必須ですが、中央の穴の部分は、ポリカーボネートのボルトナットを使用することもあり、理屈の上では拭き取る必要はありません。しかし、この部分は信号電極のプリントが無いので導電剤の意味が無く、オリジナルと同様に拭きとっています。

ユニットを貼り合わせます。

電気的には浮いていて問題ないものの、金属を使用するのは精神衛生上良くないので、周囲10ヶ所と中央3ヶ所をポリカーボネートのボルト・ナットで留めています。 周囲の穴はフィルムで塞がれていますので、ボルトを通すことでフィルムを破損することのないよう前処理をしておきます。

組み上げたユニットを本体に入れて仮接続をし、音出しテストをします。 このとき使用する本体は、テストベンチとして別に用意してある正常なものです。 聴感テストのほか、入力端子ごとの電圧を測定し、場合によっては、念のため周波数特性も測定します。 無響室ではない普通の部屋ですので正しい周波数特性はとれませんが、異常なピークやディップが判別できる可能性があるので実施しています。

音出しテストが済んだら、高圧回路の部品交換、保護回路外しなどを終えてある本来の本体に戻して仮接続で音出しテストをします。 この段階で問題が出ることはまずありませんが、ユニットに問題が無いことは判っていますので、仮に問題が出ても切り分けは容易です。

長時間と大音量の音出しテストを経て本組みをします。 この先はユニット配置替えの項をご覧ください。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-unit/quad-howto.html

QUAD レストア方法
高圧発生回路
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-kouatu/quad-how-kouatu.html

高圧発生回路の基板は写真のように取り付けられています。 左上に写っているのがトランスです。

この回路は、ご覧のとおり8段のコッククロフト・ウォルトン回路から成り、入力側にバリスタを含む抵抗のブリッジ回路が、出力側にはネオン管発振回路が付けられています。 回路構成は同じですが、使用されているダイオード、コンデンサーは、製造時期によって異なっています。

この回路の部品は、製造時期が新しいほど品質が良いようですし、当然のことながら、劣化も製造時期に比例しているようです。
この回路が壊れてしまっていたケースには遭っていませんが、多かれ少なかれ能率が低下しているので、念のため、コンデンサーとダイオードを交換しています。

そして、入力側の抵抗のブリッジ回路を外し、出力側のネオン管発振回路をバイパスしています。

その理由は次のとおりです。

入力側のバリスタと抵抗のブリッジ回路は、サージ電流からの保護が主な的と考えられますが、部品劣化のリスクと、現代の商用電源の安定性に基づくサージ電流のリスクの少なさとを比較衡量したとき、この回路は不要と判断しました。 次にネオン管発振回路ですが、定電圧供給を目的として設けられていますが、前記と同様、現代の電源事情を考慮すると、ネオン菅とコンデンサーの寿命の方が心配ですので、これも不要と判断しました。
あと、私の考え方ですが、出来る限り回路は単純にしたいというのもあります。

なお、これらの改造は、ブリッジ回路以外では部品を外さずに行っていますので、(お勧めはしませんが)ご希望であれば容易に元に戻せます。

上は比較的新しいPRO-63の基板、下はかなり初期のESL-63の基板です。

これがダイオードとコンデンサー交換後のものです。 見づらいのですが、左端にあったブリッジ回路を外してあります。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-kouatu/quad-how-kouatu.html

QUAD レストア方法
保護回路
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-hogo/quad-how-hogo.html

保護回路は二種類あります。 製造時期のある時点によって明確に新旧が変わるというのではなく、モデルによっても製造時期によっても、どちらを使用するかというルールは判りません。

この保護回路は、数種類のトランジスタとダイオード、ICなどで構成されていて、一つのタイプには40個ほどのダイオードが使用されています。

これまでレストアを手掛けたうち数台でこの保護回路が故障しており、過敏に働いてしまっていました。 どちらのタイプにしても修理には非常に手間とコストがかかります。 保護回路は、車で言えばアンティロックブレーキシステムとかトラクションコントロールシステムのようなもので、通常の使用状況であれば無くても問題ないと言えます。 また、最近ではアンプの方に保護回路があり、スピーカーの方には不要と思われます。 普通のダイナミック型のスピーカーであっても過大入力には気を付けるべきですし、普通の音量でしたら保護回路は不要です。
そこで、将来の故障リスクを軽減するためもあり、また、信号系に余分な回路を入れたくないので保護回路を外しています。 外し方は、配線を切断する方法を採りましたので、(お勧めはしませんが)必要であれば元に戻すことは容易です。

(これまで遭遇した保護回路が故障していたものは、保護回路が過敏に働くものだったので判りましたが、ほかにも、機能しなくなっている故障や機能する信号レベルが狂っている故障があった可能性もあります。 アンプの保護回路が働いてしまうためや、厳密な測定器による診断はしていないために、この類の故障は診断できませんでした。)

この回路の動作は概ね次のとおりのようです。
過大入力があった場合の信号を電磁波として検知 (アンテナがあります) し、信号を切断もしくは弱くし、ディレイ回路で一定時間後に復帰させるというものです。

写真は二種類のうちの一方の保護回路の一部で、多くのダイオードが使用されている基板です。


写真の中央を上下に貫通している白い線がアンテナです。 上は検出回路の基板に繋がっていますが、下はご覧のとおりケースですのでどこにも繋がっていません。 左右に走る紅白の線から電磁波を検出しています。
保護回路の判り易い写真が現在はほかにないので、申し訳ありません。 何か良い写真を掲載するようにします。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-hogo/quad-how-hogo.html


QUAD レストア方法
信号遅延回路(ネットワーク)
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-delay/quad-how-delay.html


63系では、信号は7つの周波数帯域に分割され、それぞれが時間差をもってユニットに送られています。 中高域ユニットを見ると判るように、プリント基板が同心円状に作られています。 中心が最高音で、最も早く音が出て、それから外周に向かって順次遅れて音が出るようになっています。 つまり、音は(疑似)球面波となり、QUADの説明によれば、音源がスピーカーより30cm後方にあるように聞こえる、とのことです。

写真の左右に6個づつあるのがコイルで、中央紅白の線のうしろで見えづらくなっているのがコンデンサーです。

この左右のものが、それぞれ前後の信号電極に繋げられています。 この回路は、基本的にはコイルとコンデンサーで構成されており、故障に遭遇したのは一台だけで、まず故障はしないと思ってよいと思いますし、故障の可能性ははコンデンサーを想定しておけばいいと思います。 コイルが駄目になった場合は、巻き直しは非現実的ですので、他の個体から移植するしかないと思います。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-delay/quad-how-delay.html


QUAD レストア方法
ユニット配置替え
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-haiti/quad-how-haiti.html


63系のユニットは、4つのユニットが、上から、低域用、中高域用、中高域用、低域用の配置となっており、中心から同心円状に、高域から低域へと順にディレイ回路を通った音が出るようになっています。 その設計意図としては、中心から上下左右対称に疑似的な球面波を出すことにあるようです。

しかし、この配置には二つの欠点があります。
一つは、音の出る中心が低すぎることです。 スピーカーの中心が床から52cmしかないため、床に座って聴く分にはいいのですが、通常の着座位置では低いのです。 そのため、スタンドが別売りされていますが、これを使用すると、ただでも不足していると言われる低音がますます不利になってしまいます。
二つ目の欠点は、低域ユニットの一つが最上部にあることです。 低域は、床の影響を強く受けますので、低域ユニットは床に近い方が有利です。

これらの欠点を改善するためユニット配置を変更し、中高域用二つを上に、低域用二つを下に移設しています。 これにより、音の中心がユニット一つ分19.5cm上がって自然な聴きやすい位置から聴こえるようになった上、低域も増強されます。 ちなみに、この中高域ユニットの高さの位置は、上位モデルである 2905と2912同じということになります。 音の出方として、上下対称ではなくなっていますが、聴感上、全く感知できませんし、不自然な感じもなく、全く問題ありません。 また、低域ユニットが上部にあると低音でスピーカーが揺すられる度合いが高まりますので、低域ユニットを下ろしたことで副次的な効果もあると思われます。

写真は配置替え後のものです。 右側に信号線を延長した様子が判ります。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-haiti/quad-how-haiti.html

QUAD レストア方法
そ の 他
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-sonota/quad-how-sonota.html


防塵フィルム

写真のとおり、オリジナルではフロント、リアともに防塵フィルムが張られています。
このフィルムは枠に張られていて、枠ごと取り外せます。

このフィルムを付けた理由を推測すると、開発されたのが1960年代であり、当時の喫煙状況、ディーゼル排気ガスの状況、更には暖房用などの石炭の使用状況などを考慮すると、これらの微粒子が振動膜に付着するという問題があったのだろうと思います。
しかし、振動膜が空気を動かし、その空気が防塵フィルムを動かし、そして、その防塵フィルムが動かした空気を音として聴いている訳で、どうも隔靴掻痒の感が拭えず、精神衛生上好ましいとは言えません。 この防塵フィルムを外すと明らかに音の鮮度が上がります。 この防塵フィルムの汚れを見ると、(もちろん 使用環境に依存しますが ) 20年以上使用されたと思われるものでもわずかにグレーに見える程度に汚れているだけです。 現在の環境を考慮すると、振動膜に微粒子が付着して性能が劣化すると考えるのはいささか考え過ぎの感があるような気がします。 なお、STAX 、 MARTIN LOGAN 、 ACOUSTAT には、元々このような防塵フィルムはありません。

また、防塵フィルムどころか、パンチングメタルやグリルネットまで外して使用している人もいるそうです。 確かに、そこまでやればユニットの音をダイレクトに聴けてベストであるのは判りますが、美観・剛性・安全性に問題が出そうで、一般家庭では如何なものかと思います。

背面は音質には殆ど関係ないようですし、僅かでも遮蔽したいので、2020年3月まではフィルムはそのまま残していました。 現在は、下に追記したとおり、前後ともにフィルムは無くしています。 なお、枠は残して嵌め込んでありますので、お勧めはしませんが、再度フィルムを張ることは可能です。

2020/04/09 追記
不思議な事案に二件立て続けに遭遇しました。 

一件目は防塵フィルムからのノイズです。
レストアが完成し、お送りしたことろ ジーーーッ という微かなノイズが出るとのことでした。 ノイズの音量が背面の方が大きいという何とも不思議なもので、トランスの鳴きまで疑いましたが、兎に角送っていただいて調べることに・・・
後ろから息を吹きかけるとノイズが変化します ? ? ? ?
電源を入れたままフィルムを外していくとノイズが変化し、外し終わるとノイズは無し。
防塵フィルムが帯電してノイズが出ていると思い、帯電防止剤を塗布してみても、清掃してみても変化ありません。
帯電防止剤を塗布してもノイズが出るのは、帯電した静電気の逃げ場がないためではないのか、と推測しています。
手持ちの別のフィルムを嵌めてみるとノイズは出ませんので、これはこれで完了としました。

二件目は防塵フィルムのビビリです。
それほどの大音量でなくとも低音の( 特定の帯域 ? ) でビビリが出ていました。
最初は躯体のビビリなども含めて色々と調べましたが、結論としてフィルムから出ていました。
フィルムを見ても、厚み・材質ともにオリジナルのようで、何とも不思議な現象です。
前記のノイズのケースもあり、こちらの場合は、手持ちのものに交換することはせず、フィルムを外してしまいました。

原因究明は兎も角、かねてからの考えのとおり、今後は、リアの防塵フィルムもなしにすることにしました。
元々、防塵フィルムは不要と考え、フロントは外していました。 リアは音への影響も少ないだろうと思い残してきましたが、外すと低域の抜けが良くなるというご意見もあり、前後ともに外すことにしました。

   


入力端子

下の写真のとおり、モデルや製造時期によって色々なものが使われているようです。
PRO−63でも、比較的普通の形状のものもあれば、バナナプラグ専用のものもあります。 また、コネクターの形状も二種類あります。

左のものは、普通の形状ですが、上からはバナナプラグが入りません。 

と書きましたが、2019年4月末に気付きました。 この端子は、上部の中央がプラグ(栓)になっていて、外すと三枚目の写真のようになり、バナナブラグが上から入ります。 つまり、このプラグは三枚目の写真のものと同じで、三枚目の写真の端子は、栓が無くなっているものでした。 
こちらはバナナプラグ専用の端子です。これは作りが悪く、破損しているものが多く見受けられます。
ESL−63ではコネクターは設けられていません。
このタイプの端子ですと、上からバナナプラグが挿せますので、破損がなければ交換はしていません。

最初の写真の説明で追記したとおり、栓が無くなっていますが、支障はありません。
交換後の端子です。

バナナプラグにも対応した一般的なものを使用しています。

電源スイッチ

シーソー型のものが使われていますが、動きがかなり渋くなっているものが多く、接触不良や破損のリスクがありますので、分解掃除をしています。

オリジナルのものは、樹脂の筒を輪切りにしたようなものを本体に留め、それに蓋をしたような脚が使われています。 蓋がなくなっていたり、脚そのものが無くなっといるものが多く見受けられます。 同じような構造のものは手に入らないので、樹脂製のモールドタイプの同じような寸法のものを付けています。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-sonota/quad-how-sonota.html

QUAD レストア費用 ・ 保証
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-howmuch.html


ユニット
一枚8000円 一組二台 8枚で計64000円、 12枚のモデルでは96000円


高圧発生回路関係
コンデンサーとダイオードを交換
コンデンサー14個、ダイオード8個で、一台5000円、一組二台10000円


ユニットと高圧発生回路の無償修理保証期間は三年です。
無償修理保証期間経過後は、ユニット一枚5000円、高圧発生回路は一台2000円で有償修理いたします。


本体分解費用・・・一台3000円 一組二台6000円 
          ESL-988 と ESL-989 に限り、一台6000円 一組二台12000円です。


以下はオプションです。

ユニット配置替え
音の出る位置が自然になりますし、低域も改善しますのでご好評です。  一組二台で4000円

ターミナル交換
製造時期やモデルによって色々なものが使用されているので一概に必要性は言えませんが、ご希望があれば一組二台で2000円

脚取付け
オリジナルのものが無くなっているものが多く見受けられます。 シリコンゴムのものをネジ止めします。一組二台で1000円

電源SWオーバーホール
動きが渋くなって接触不良のリスクが高いものが多いです。 一組二台で1000円

保護回路切断
一組二台1000円

信号遅延回路(ネットワーク)
故障の可能性は殆どありませんが、コンデンサー交換の必要がある場合は一台5000円

防塵フィルム外し
フィルムを外すのはお勧めですし、無料です。
防塵フィルムを外すと音の鮮度が上がりますし、フイルムからのノイズ発生やフィルムのビビリ発生の懸念がなくなります。

その他のものは一般的ではないので、その都度ご相談させていただきます。

保証は全て三年間です。
保証書をお渡しします。 保証は保証書をなくされても有効です。
商売のための転売を防止するため、当方の承認なく譲渡された場合は保証の対象ではなくなります。 愛好家のためのレストアいう趣旨をご理解いただき、ご了承をお願いします。


運搬費用は、全ての場合でご依頼者のご負担といたします。
方法は、大きく分けて、本体全部を送っていただく方法と、必要な部分だけを送っていただく方法とがあります。

本体全部を送っていただく方法としては次に挙げるような方法があります。

 ・ 片道100km程度まででしたら、高速道路代とガソリン代実費の半額程度で引取り、引渡しにも伺います(ユニットが片ch四枚までのものに限ります。)

 ・ 梱包して宅配便(佐川急便 ラージサイズなど)で送っていただく方法ですが、自転車屋さんで、自転車用のダンボール箱を利用すると比較的楽に梱包できます。 自転車用の箱には、厚みが20cmと丁度良いものがありますので、それを二つ使うと一組の63を梱包できます。 緩衝材は殆ど必要なく、汚れ防止にプチプチを一重に巻く程度で十分です。

 ・ 当方手持ちの元箱をお貸しする方法。 送料が二往復分かかってしまいますが、梱包の手間はかなり減らせます。 サイズは一個が220あります。

 ・ 車で直接持ち込まれる方法。 容積的に積める車であれば積載方法は難しく考える必要はありません。 落としたりしてベースの樹脂が割れる事故が最も怖く、その意味では、宅配便の方がリスクが高いと言えます。 可動部分の質量は無い等しいくらいですので、ユニット自体は、振動や衝撃には極めて強いです。 私は、ハッチバック普通車に寝かせて積載しています。

 ・ 赤帽を使う方法。 手間としては最も楽ですが、費用がかなりかかります。 とはいっても、高い引越便よりは安く済むようです。

次に、必要な部分だけ、つまり、ユニットだけとか高圧回路だけとかをお送りいただく方法です。

場合によっては、当面の措置として、ノイズの出ているユニットだけ修理する、ということも可能です (残りのユニットもいずれはノイズが出ますので、その都度対応するのは送料も結局高くつきますし、正直、あまりお勧めはしませんが・・・)
ユニットや高圧発生回路を外す方法は文書でお渡しします。 普通にドライバーが使え、半田付けができる方でしたらそれほど難しい作業ではありませんのでご相談ください。

そのほか、ご不明の点は遠慮なくご質問ください。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/quad-howmuch.html

110. 2021年2月26日 10:11:19 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[5] 報告
思い付くまま・・・・・ひどい仕事
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-hidoi/zakkan-hidoi.html


これはいけません。

先ずは写真をご覧ください。
この写真は、ユニットを二枚に離してフイルムの貼られた面を出し、フィルムを圧しながら写したものです。
指の周りにプツプツと、何か突起が見えます。 これは何でしょうか ?

このフイルムを剥がしてアップで写したのが下の写真です。

信号電極の裏からキノコのようなものが生えてフィルムの裏に繋がっていました。

これを見たとき、目が点になったというか、開いた口が塞がらなかったというか、兎に角びっくり仰天しました。

種明かしをしますと、これは、枠と電極の剥離を防ぐため、フィルムが貼られている状態のまま、枠と電極の間に補強のために接着剤を付けたことにより、その接着剤が流れてフィルムの内側にくっついてしまったものと想像されます。 想像と書きましたが、まずそれに間違いありません。 キノコの頭に付いている黒いものは、くっついてしまったフイルムです。 これでは、この部分のフイルムは信号どおりに動くことはできません。 この部分のフィルムは、キノコに囲まれたそれぞれの狭い面積が、あたかも個々の小さなスピーカーのように動作してしまう、と想像されます(最高に楽観的に考えた場合ですが・・・・)。

これが誰の仕事なのかは知りませんが、本当に酷い仕事です。 絶対にやってはいけない仕事です。
これがレストアを請ける業者の仕事だとしたら、絶対にこんな業者にレストアを頼んではいけません。
この個体はある方からレストアを依頼されたものですが、前回レストアから帰ってきて、わずか三か月で再びノイズが出たそうです。

枠と電極の剥離が起きていない場合、補強のために接着剤を追加し「裏打ち」をすることは否定しません。 ただし、それには次の二つの条件を満たす必要があると考えます。
まず、現在は剥離が起きていないとしても将来は必ず起きますから、剥離を防止するためにラグを増設すること。 次に、フィルムを剥がした状態で裏打ちし、接着剤がフィルム側にはみ出た部分があった場合はそれを完全に削り、平滑にしてからフィルムを貼ること、です。 更に言えば、使用する接着剤の種類にも留意すべきだと思います。 これは一概には言えませんが、オリジナルと同じようなゴム系のものは避けた方がいいと私は考えています。

レストアを依頼する場合は作業内容を十分確認し、保証内容も含めて納得の上で出してください。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-hidoi/zakkan-hidoi.html


思い付くまま・・・・・ひどい仕事 その二
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-hidoi2/zakkan-hidoi2.html


またまた遭遇してしまいました。

「ひどい仕事」で紹介したのと同じです。
今回いくらかマシなのは、「キノコ」の数が五つ「しか」ないことです。
ちょっと判りにくいので矢印を付けておきました。 奥の一つはピントが行っていないので特に判りにくいのですが、頭にフィルムの黒い破片が付いています。


今回のレストアのご依頼は、ノイズの出ているユニット一枚だけということで、ご依頼者が本体を分解し、該当ユニット一枚だけをお送りいただいたものです。 現状では他のユニットにノイズは出ていないとのことですが、このユニットと同じような状態のものがある可能性が否定できず、最悪の場合、高圧が「キノコ」を通って信号系に流れ込み、遅延回路(ネットワーク)や入力トランスを破壊するという事態もあり得ますので、知ってしまった以上、私でしたら、ノイズが出ていないからといって放置することはとてもできません。

しかし、本当にひどい仕事です。 以前、誰の仕事か判らないと書きましたが、実は判っています。 
〇〇さん、こんな仕事が重大なトラブルに繋がる可能性があることが判りませんか。 それ以前に、そもそもこんな酷い仕事をしてはいけません。

今回のユニットは、私が勝手に「黒ユニット」と呼んでいるものです。 この「黒ユニット」については、こちらをご覧ください。


と、ここまで書いて、下書きとして準備していたところで、またまた遭遇してしまったので併せてUPします。
今度は「大キノコ」です。 このユニットは、分解するまでは修理歴の無いものかな、と思っていたのですが、オリジナルの状態でこんなはずはありません。 来歴は判らないので何とも言えませんが、フィルムを貼り替えずに裏打補強したことは間違いないようです。 今回のケースでは、接着剤がそこそこ盛り上がっている部分が多くありましたが、基板とフィルムとが繋がっている部分は運良く(?)、この写真の部分だけでした。

直径約5mmと「大キノコ」で、頭に派手にフィルムが残っています。 溜息が出るような酷い仕事です。
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-hidoi2/zakkan-hidoi2.html

111. 2021年2月26日 10:22:48 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[13] 報告
思い付くまま ・・・・・ 黒ユニット
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-black/zakkan-black.html


63系に使われているユニットには、私の知る限り二種類のユニットがあります。

写真左が一般的な、というか、数の多い、クリーム ? 灰色 ? のものです。 そして右が私が勝手に「黒ユニット」と呼んでいるものです。 この黒ユニットは、63の初期のものに使用されていたようで、PRO-63 以降のものに使われているケースには遭っていません。

灰と黒との差ですが・・・・・まずは見た目から・・・
色は当然として、歴然と違うのが格子の数です。 灰は 20×4 で、黒は 33×6 です。
次に信号電極の表面仕上げです。 灰はプリント基板用の絶縁コーティング剤が塗布されていますが、黒は銅がむき出しです。
灰は信号線の配線時に線を埋め込むための溝がありますが黒には無いので、黒では、信号線は枠に沿ってクリップやテープで留めてあります。
信号を入力するためのラグの付け方も違っています。 灰では外側から付けていますが、黒では内側からです。

次に、外見からは判らない違いです。 両方とも中央三ヶ所がボルト・ナットで留めてありますが、黒では、前後のユニットの合わせ目にワッシャが入っています。 このワッシャは、ユニットの合わせ目の間隙を埋める、いわばスペーサーの役割をしています。 その理由は、金型の設計ミスで間隙ができてしまったためではないでしょうか。

黒ユニットは、灰に比べて剛性が高く、仕上がりの平面性も良く、灰より優れているのではないかと私は考えています。 それでは、何故この黒が灰に変更されたのかを推測してみます。
・ 枠に接着剤を塗る手間が大変だしコストもかかる。
・ 材料の樹脂の使用量が多くコストがかかる。
・ 信号線を配線するための溝が無く、線の処理に手間がかかる。
・ 配線用の溝を作るために金型を修正するには金型に出っ張りを付ける必要があり、コストがかかる。
・ いちいちワッシャを入れる手間がかかる。 これは金型を削ればいいので、修正は比較的容易。
などの理由が考えられますが、総合的に見て、オーバースペックと判断されたのかもしれません。 そして、コストとスペックの一種の「妥協策」として灰に変更されたのかもしれません。

更に、少し深読みしてみます。 ユニットの格子によって作られた四角の桝(筒? 箱?)には共振周波数があるはずです。そして、この桝は、指向性にも影響するはずです。 これらの要素が音響工学的に、灰の方が優れているので変更した ・・・・ というのは穿ち過ぎでしょうか。

以上、素人の根拠のない推測ですので、当然のことながら当否は判りません。 念のため、悪しからず。


スピーカーの外見ではどちらのものが使われているか判りませんので、現在では値段の差はないようです。 しかし、黒ユニットはレアだと思いますので、お持ちの方は大切になさってください。

http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-black/zakkan-black.html

112. 2021年2月26日 10:24:18 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[14] 報告
思い付くまま ・・・・・ 如何なものか
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-bari/zakkan-bari.html


まずは写真をご覧ください。

63系のユニットの写真です。

接着剤が流れ出て、枠の下まで流れて固まっています。 この写真は信号電極側を下にしてありますが、この接着剤が固まったときは上下逆になっていたはずです。 これを置いた台に接着剤が流れて固まり、バリのようになって残っています。 そして、これをそのまま使い製品にしてしまっています。 このユニットに手が加えられた様子はなく、恐らくオリジナルのままでしょう。

「維持に金がかかる ?」の項にも書いたとおり、あるスピーカー設計者の方に伺ったのですが、一般的なスピーカーを組み立てる際の接着剤にはゴム系のものが使用されているようで、水道の蛇口のようなところから接着剤を出し、それを塗布しているようです。 これをやった職人さんは、余分に付けてしまって流れた接着剤をそのままにしたようです。 さらにその後、フィルム貼り、導電剤塗布、ユニット貼り合わせ、ユニット単位の性能テスト、本体への組み付け、性能測定、など、この場所が見える段階での多くのチェックをこの状態で通してしまっているのです。

どう思われますか。

63系のユニットでは、多かれ少なかれ、このような接着剤の流れ出しが見られます。 劣化するとボロボロに崩れてしまいます。 チリやホコリを嫌うスピーカーであることは十分知っているメーカーであるのに、如何なものかと思います。

http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-bari/zakkan-bari.html

113. 中川隆[-7070] koaQ7Jey 2021年2月26日 10:28:49 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[20] 報告
思い付くまま ・・・・・ 原因不明
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-humei/humei.html


まずは写真をご覧ください。

この写真は、ESL−63の信号遅延回路(ネットワーク)のプリント基板裏側で、コンデンサーが付けられている部分の一部です。
中央やや右に、炭化しように黒くなっている部分があります。 電流が流れて炭化したものと思われ、その熱で蝋も溶けたようで、下(写真では左側)に流れ出ています。

それでは、何故炭化が起きたのでしょうか。 ここからは想像です。
フィルムが枠から剥がれて信号電極であるプリント基板と接触し、フィルムにかかっている高圧が信号電極を通って遅延回路に流れ込んだのではないでしょうか。 しかし、リント基板のフィルム側は樹脂側ですし、その樹脂に面しているフィルムの面は導電剤が塗布されていない面ですので、フィルムが剥がれても、通常はフィルムの高圧側とプリント基板の金属側が接触することはありません。 しかし、フィルムの破れ方によってはそのようなことが起きることも考えられなくはありません。 フィルムが破れた時点でノイズが出ますので、通常はその時点であまり使用しなくなるはずです。 この個体の場合は、不運な破れ方に重ねて、その後もこれほど炭化するまで通電されていたということなのでしょうか。
原因として、落雷などによるサージ電流などの可能性も考えましたが、信号系の回路はAC系とは繋がっていませんし、仮に落雷等による被害があるとしたら、AC電源に繋がっている高圧系や保護回路などが飛ぶはずです。

この個体では、正常なユニットを装着しても歪んだ高音しか出なかったため、遅延回路に問題がるあことは予想できました。 しかし、こんな炭化が起きているとは全く考えもしませんでした。 この部分は外からは見にくいところにあり、分解して初めてこの炭化を発見し、コンデンサーの異常も見付けることができました。

珍しい故障だと思います。 いい勉強になりました。

教訓 ・・・ ノイズが出たらあまり通電しない方がいいかもしれません。 余計な故障を招くかも。

http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-humei/humei.html

114. 中川隆[-7069] koaQ7Jey 2021年2月26日 10:31:10 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[21] 報告
QUAD ESL63
思い付くまま・・・・・維持に金がかかる ?
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-takai.html


静電型スピーカーは、すぐに壊れる、デリケート、修理が高額、などと言われ、購入に二の足を踏む方が多いようです。

それでは、まず、普通のコーン、ホーン、ドームのスピーカーについて考えてみましょう。
普通に使っている分には、恐らく、30ー50年経っても音は出ると思いますし、ヴォイスコイル部分が錆びてジャリジャリといったり、エッジが破れたりしない限り、普通は修理に出すことはあまりないでしょう。 しかし、エッジ、ダンパーは確実に経年劣化していますし、磁力も落ちています。 更に、ネットワークのコンデンサーも確実に経年変化を起こしています。 継続して使っていると、音の劣化に気付きにくいと思います。 どれだけの方が定期的にこれらのパーツを交換したり再着磁を行ったりしているでしょうか。 QUAD-63 と同価格帯のスピーカーでこれらのメインテナンスを定期的に行った場合、維持費はどれだけかかるでしょうか。 普通のスピーカーは、なまじ音が出てしまうがために維持費のことが考慮されていないだけのような気がします。

次に、静電型について考えてみます。
静電型は、ノイズが発生してしまうために、その時点で修理が必須となってしまいます。 しかし、それまでは、高圧回路とフィルム、あるいは導電剤の経年劣化で能率は落ちるものの、殆ど重量のないフィルムをクーロン力で駆動しているため、音の劣化は少ないと思います。

それでは、静電型がすぐに壊れる上に修理が高額と言われるのは何故なのでしょうか。 これは悪口ととられると残念ですが、これまでの経験を踏まえ、正直に書きます。
これらの評価は、主にQUADに対するもので、それが静電型全体の評価に繋がったものだと思います。 これば、QUADの市場占有率が高いので仕方ないことなのかもしれません。

レストアの項にも書きましたが、QUADのノイズの原因の殆どは枠と電極との剥離で、次に多いのが枠とフィルムとの剥離です。 何故剥離が起きるのかというと、接着剤が劣化するからです。 発売以来、50年以上、ゴム系のものが使用されています。 そして、どんな接着剤であろうと劣化するのは明白で、しかも剥離によるノイズ発生事例はいくらでもあるのに、剥離を防ぐ方策が、これまた50年以上とられていません。 あるスピーカー設計者の方に伺ったのですが、一般的なスピーカーを組み立てる際の接着剤にも、結構同じようなものが使用されるようです。 水道の蛇口のようなところから接着剤を出し、それを塗布しているようです。 確かに、エポキシ系のような二液混合型では使用時間に制限があるため、生産性・収益性が低下してしまいます。

更に、レストアを請ける側にも問題があるように感じます。 いい加減な作業では悪評に輪をかけてしまいます。 ネット上でもひどい話が見受けられます。 また、輸送事故を防ぎたいのでしょうが、法外な送料を要求するところもあるようです。 商売ですから利益を出すのはいいのですが、責任のある作業をして欲しいと思います。

代理店や修理業者を儲けさせるために、意識的に耐久性を落としているのではないかと思ってしまいます。こういうのを下衆の勘繰りと言うのですが・・・・・


台数が少ないためでしょうか。 STAXやMartin Loganの丈夫さを言われることはないようです。


閑話休題
要は、同じ質の音を継続させようとすると、普通のスピーカーでも静電型でも維持費はそれなりにかかる、ということを言いたいのです。
決してQUADの悪口を言う意図はありません。 QUADが素晴らしいスピーカーであることは自明です。

http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/zakkan-takai.html

115. 中川隆[-6943] koaQ7Jey 2021年3月04日 08:29:21 : YjA7HOXJqc : WS84cnU2ajdvd3M=[1] 報告

2012年 01月 15日
QUAD修理で判明したとんでもない新事実
https://dracdrac.exblog.jp/15273611/

ESL-63につきものの、ボツボツ音がするトラブルに見舞われたが、修理費用がべらぼうなので躊躇し、休眠状態になっていたが、よさそうな修理工房を見つけて、ようやく修理が終わり、後は到着を待つだけとなった。

年末ギリギリに運び込んでから約2週間と、修理期間もすごく短いし、何しろ今まで知り得なかったことをご教示頂き、かなり勉強にもなった。

将来の予防的メンテを含めての修理総額は、今ある2つの修理店の4分の1位だと思う。
ここではその修理メンテ内容の詳細はお示ししないが、2台共にカナリ細かくチェックした上で修理していただいたことだけ申し述べておくことにする。

後は到着し、エージングをしながら音の状態をレポートしていく予定だ。
何故エージングが必要かということも含め、この間において意外な、そして空恐ろしいことが明らかになった。

これを書くか書くまいか相当迷ったのだが、こういうことが闇から闇に消えて行くのは良くないと思い切った。

小生がこのESL-を購入したのは1984か5年、発売開始してから数年後のことで、名古屋の大須にある棒オーディオ店だった。

この店の店長と思しきS浦という人は、ESL-63の音に惚れて、店のハイエンドオーディオ客に、かなり積極的に薦めていたから、おそらく全国的にも一番多くESL-63を販売したのではないだろうか。

店にはその頃の輸入代理店「ハーマンインターナショナル」の人間がいつも出入りしていた記億がある。

小生はハイエンドオーディオ人間では全くないが、店内で音を聴いてから家で聞くYAMAHA NS1000の音と、あまりにも・・次元の違う音なので驚き、そして使ってみたいという気持ちが強くなってきた。

しばらくしていざ購入という時に、アンプは何を使っているかと聽かれ、その頃小生はLUXのB-12という方チャン150Wモノラルアンプを2台で使用していたから、そのように告げると、それではダメ、よく鳴らないと無気な言葉を返し、このアンプならまだ良く鳴るといって示したのが、ハーマンカードンのhk-870だった。

およそデザイン感覚があるとは言えない全身黒尽くめの箱が、良い音で鳴るとは思ってなかったので、出力を訊くと100W×2だという。
それなら所有のLUXのほうが性能が良いのではというと、何やら難しげなことを説明したがよく分からなかったが、今思えば低インピーダンス負荷時の供給能力が問われるということだ。

それでも問題ないだろうと購入したESL-63をつないで聴き始めたが、音量が高くなると、アンプのヒューズが飛びまくってしまい、聴きものにならなくなった。

それで仕方なく入手する羽目になったのが先のhk-870。
これでそうやすやすとアンプがクラッシュすることは少なくなったが、それでもたまにあるので、今度はもう1台追加し、擬似ブリッジ仕様にした。
こうすると供給能力は約3倍ほどに増えるから、今度はアンプも十分耐えてはくれたが、通常ではあまり目立つことのなかったものも増幅されるから、1台の時のほうが良い音がした。

それからアンプ遍歴が始まり、ひょっとしたことで今の、インナーサウンド社のE-300に落ち着いたのだが、このアンプは堀出しもので、静電型SPを鳴らすための工夫がいたるところで、されているアンプであった。

しかし我が家にやってきたESL-63は、どうも因縁のSPのようで、こんな話からスタートする。

丁度マイナーチェンジを控えた時に購入したから、小生に届けられるものは、SPコード接続端子が従来の差込式からバナナプラグ兼用になったものが運ばれる予定で、店のS浦氏もハッキリそう言っていた。
しかし到着したものは従来のタイプだった。

どちらでも大して差はないのだと思うが、予定の商品とは違うものが到着したからには、クレームを入れると、数日後にNEWタイプが届いた。
しかし届いたのは良いのだけれど、次の朝片方のSPからボツボツ音が出ているではないか。

新商品、しかも相当高額で購入した次の朝にはもうトラブルだから、そして最初に搬入されたものが旧機種だったこともあり、相当頭に来たが、音に惚れていたからには仕方なく、再度機械交換(したと思っていた)することになった。

そしてその後は先に書いたようにアンプ選定に力を注いできたというわけだが、使用して4年経った時また片方からノイズが出るようになった。

実はその前からどうも音の調子が良くないので、ハーマンに点検させようと送ったことがあったが、何をどういじったかは説明なしに戻され、おまけにSPサイドのカバーが破れていたので、電話するとはじめから破れていましたという。

自然に破れるわけはなく、相当無理してSPを持ちあげない限り破れることは絶対ないはずだ。
(今回の修理で判明したが、裏側で2ヶ所補修テープで止めた後があったが、収縮しなかったため、たるみが生じているとのこと)

新品を購入し、まだ1年経ってないものが、自然にカバーが破れるはずがないが、確固とした原因が不明なため仕方なくほつれ破れの補修をすることになった。(補修の仕方がプロの仕事とは思えない)

これがけちの付き始めの2番目いや3番目になる。
1番は旧タイプ搬入。2番は交換したSPが翌朝にトラブル。3番はなんだか出てくる音がにごり気味、4番は点検に出すもカバー破損し戻ったこと。
点検の結果問題なしということだったが、以前音がにごり気味。

アンプのせいだということにして、アンプを探すことに専念することになった。

結果インナーサウンドのE-300というアンプを見つけ持込テストの結果、現状より数段良好だったから、購入することにした。

この結果静電型SPがダイナミックSPのように鳴ってくれることになり、音楽を選ばずに済むことにつながった。
以前より相当良くなてはいたが、あのESL-63の音は美しものとは決して言えなかったが、そうこうするうちに片方のSPの音量が少し小さいことに気づいた。

点検の結果問題なしということなので、セッティングの問題だろうと思い、バランサーで調整して聴いているうちに、今度は違う片方から、あのノイズが発生。

2001年の事、修理業者を当たるが、ハーマンはすでに撤退していて、見知らぬオーディオ販売店が修理を引き受けることを知った。

リビルト品を使うから安くできるというのでお願いすることにした。
ユニット交換料金は1つ60000万円、ESL-63は全部で4枚のユニットがあり、全て交換となると24万円プラス工賃で30万以上になる。

もう少しで新品が入手できる価格だから躊躇したが、まずは見積もりを取るためにSPを修理工場のある静岡に送ることにした。

そんなに遠くでもないから車で運ぼうとしたが、運送屋に頼んで運んでくれという。
そして両方運ぶからチェックして欲しいというと、ブツブツ音が出ている側だけで良いと、オーディオエンジニアとしては信じられないようなことを言うではないか。
何故だろうと思ったが、仕方なく運送屋に依頼するために元箱が必要となり、購入先のオーディオ店で箱を借りた。

送ってしばらくし、見積もりの連絡があり、その時電話に出て応対したのは社長という人物。
見積もり額は15万以内だから思ったよりは少額であったが、問題はその時の電話である。

オーディオ店から借りた元箱には送り状が貼られていて、送り主はハーマン、送り先には借りたオーディオ店の名前が貼ってあったのだ。(これは通常のことだ)

東京の店にいるその社長は、静岡の工房の誰かからその話を聴き、小生をてっきりオーディオ店の人間だと思い込んだらしい。

全国でおそらくトップのESL-63の実績の箱の持ち主の店に対して、よく思っていなかったのか、「売るだけ売っておいて、修理は他の業者に任せるとは・・・」と凄い剣幕で罵られてしまい、違うと何度説明しても嘘をつくなの一点張りだった。

30分以上も文句を言われ電話を切った3日後、その社長から電話があって、あの時はどうもすみませんでした、そばで聴いていた女性の事務員からたしなめられました、苦労して修理技術を会得し、資格を取得したもので、思わず興奮してしまいました・・・そんなお詫びの電話であった。

このことが静岡に伝わった・・・元は静岡からの連絡が発端だったろうから、お詫びの印なのか、ユニット3枚交換したが、2枚分の修理代を請求してきたので10数万円で良いことになった。
(最後に記述するが、ところがこれが、あってはならない凄い結果を生むことになるのだ)

修理の時に、小生はもう1台のSPも点検して欲しいというと、雑音が出rてなければ問題ないから必要なしと言われてしまい、多分忙しいからだろうとおもっていた。
使用して15年近く立つSP、両方点検したほうが良いだろうとは、誰しも考えることなのだが、この工房では必要なしという。

戻ってきた修理品と問題無の方では音質の違いが散見されたが、他の要因だと解釈していた。
しかしたまたま遊びに来たオーディオに無知な若い女性から、左右の音がだいぶ違いますね、それに音の大きさも違う・・・と言われ、やはりそうなのか、SP自体の原因ではないか、そう思い始めたが、時は流れ3年前の2009年片方からノイズが出るようになったのを切っ掛けに、修理費も更に高額になっていることもあって、ESL-63とお去らばすることにし、部屋の片隅におしやったが、どうしてもあの音が忘れられずにいたところ、偶然今回の修理工房にめぐり合ったというわけだった。

ここから本日の核心となる。
今回面倒を見てもらった工房の主人が言うには
このシリアルナンバーの機械は旧製品:すなわちSP接続が差込式のはず、それが何故バナナプラグ兼用タイプになっているのか不思議なことだというコメントがあった。

このことから推測できることは、最初搬入された旧機種が返品されたので、SP接続部分だけを交換し、ニュータイプに仕立て上げた。このためシリアルナンバーが旧タイプの番号のままになっていた。

あるいはSPの上部だけをソックリ入れ替えた可能性も否定できない。
調子がおかしいとハーマンに送ったときに、SPの下部はそのままにし、上部だけを交換した可能性があり、というのはこのSP修理交換の実績も知らされてないのに、今回の修理点検で、ユニットが2枚交換してあったことが判明し、新旧でユニットの幅が若干違うから、必ず見合ったものにしなければならないのに、規格でないものが無理やり取り付けられていて、その結果フレームが反り返っていて電極が剥がれていたということでしたから、ハーマンが実施した隠れメンテナンスと言うより機械交換したものがそういう状態の傷物であったということになる。

古い機械でろくに状態を確かめもせずに販売するという姿勢は、あり得ることだし、こっそりと交換してしまうことも十分あり得ること。新製品販売前に旧製品の在庫を何としても履きたかったのだろう。

いずれもが絶対にばれない、そう思って実施した行為、本来ならば企業生命をおびやかすほど大問題となるだろうがもう時遅し。

誰が小生等の購買者を騙す結果にしたのかは定かではないが、旧製品の在庫をなくすことが至上命令だった可能性は否定できない。
残れば永久に売れ残るか、安く買い叩かれるかどちらかで、高級外車同様高額商品であるが故に、モデルチェンジの時には苦労するようだ。

このような行為に及んだのがハーマンの営業そしてエンジニアだとすると、知見のないままにやってしまったという事になるが、この頃は・・・今でもまだソウなのだが海外製品に対するメンテ知見は相当厳しい物があったようで、ESL-63のような非ポピュラーな機械では特にそういう傾向が強かったと思われる。

音は確かに良いからオーディオを職業にしていた人間は、こぞって絶賛し、推奨したが、まさか経年で接着剤の劣化が起こりそれが主な原因で様々なトラブルが出ることなど、イfギリス本国でも情報がなかったのだろうから致し方ないことでもあった。

使用してから15年ぐらい経つとそれが起こるから、最近では富にトラブルが増えていて修理代がべらぼうだから、手放す人が多くなってきた。
オークションではまともな機械が出品された試しがなく、リビルトし、保証も有るものだと新品購入価格に近い値段がしてしまう。

因縁の話はこれで終わりだと思われるかも知れないが、更に続きがある。
先ほどのことは修理が必要なボツボツ音の出る方からのもので、中を開けて見ることによって驚くべき過去の経緯が明らかになってしまった。

一方正常と思っていたほうだが、小生が音量が少し小さいと感じていた理由がハッキリした。
このSPは静岡の工房に運んだもので、ユニット3枚交換して帰ってきたものだった。

しかし中を点検チェックしてもらうと、またもやとんでもないことが発覚したのであった。
全パネルユニット4枚中、生きているのは交換してない1枚だけで、交換した3枚は死んだ状態だという。

パネルには導電塗料を塗布するのだが、それを忘れたのか、あるいは57という別の機械のものを塗布したのか、全く導電体として機能してないから音がでない状態であったらしい。
修理交換してない1枚だけが生きていて音が出ていたから、道理で音量が小さかったわけだ。

塗装しなおしし、導電リボンを交換、更に電源ユニット交換でようやく正常な状態になったらしい。
しかしこれは明らかに手術ミスであり、訴訟されても仕方がない事例である。
小生も音が少し小さいと思っただけで、通常の3分の1しか出てなかったことは気が付かなかった。
というのはのこのSPは構造上、裏側からも音が出て、ソレが混合すると、3分の1の音量なのに少しという感覚認識となってしまったからだ。
SPが4つ有るのとほぼ同じ状態で音が混合されて聴こえてくるから、両方いっぺんに聴くと、ほんの些細な事のようにしか聴こえて来なかった。

音など感覚の世界は実に恐ろしいものだ。

修理に出したもbのが、以前より悪くなって戻ってくることは、医療の世界と同じような頻度があるかも知れない。
だからユーザーはひたすら良い医者を見つけることが必要とされる。

今回そのような過去の事実があからさまになって、これで今まで漠然と抱えていたこのSPに対するマイナスイメージが現実となり、今回それに対してできる限りの手を打っていただいた。
まだ音を聞いてないが、これで30年かかってようやくまともな音に返り咲いたのではないかと期待している。

更に今回の徹底修理メンテで、過去からまとわりついてきたこのSPの亡霊たちがいなくなる禊ができたのではないかとも期待する。
そして10年以上通電されなかった、動いていないパネルが3枚あるということは、今後のエージングの楽しみもある。

目の玉が飛び出すような修理代金を請求しながら、改悪されていたという悲劇はあってはならないことだ。
輸入代理店、販売店、メンテナンスサイド、雑誌や評論はもちろん、更にはユーザー自体が知見を持つことが必要なことと改めて認識した。

今回の総点検および修理で初めて分かったことにも仰天したが、30年経ってようやくこのSPから厄が消え禊となったたような気持ちになれた。

最初音を聞いたときに「何かおかしい」と思ったのは事実であった。
その原因も複数であることも今回でようやくわかった。

それにしても、今まで修理点検に携わった人たち、いったい何をしていたのか、機械だからまさに機械的なことしかやらなかったのか。

SPは音楽を聴くための道具という基本概念をすっかり忘れてしまったのか、実に嘆かわしい。
問題大有りのものを問題なし・・・・テスターなどで測ればすぐに判明するものをやらずに問題なしといったと推測されることなど。

思い出したのが今の家に移るとき、TV・FMアンテナ工事もあわせてお願いした。
電波状態があまりよくないと聴いていたので、業者の担当者に、結果はどうだったか訊くと、バッチリ写ってますから大丈夫ですという答え。
引越し後TV設置し、電源を入れるも雑音だけで何も映らない。
ちゃんと映ると言っていたから、アンテナは大丈夫という前提で、TVのチェックを始め様々時間を欠けてやったがダメだったので、最寄りの電気屋に来てもらうと、一発でアンテナが死んでいるとのこと。

屋根に上がってチェックすると、なんとあり得ない初歩的ミスが発覚。
同軸ケーブルが皮膜を剥がさずにそのまま接続されていた。

あり得ないことであるし、見もせずにチャント映っていると言い切った奴もやつ。
集団で猿芝居をされてしまったことがあった。(業者もまさかこんなミスが有るとは夢にも思わなかっただろう)

これからもそういう直感、熟成された感性、そして勘を大事にしていこうと強く思っている。
https://dracdrac.exblog.jp/15273611/

2012年 01月 17日 ESL-63復活

もう使うことはないだろうと諦めていたESL-63が修理を終えて無事帰ってきた。
京都は八瀬のオーディオ職人の手であらゆる問題がクリアになった。

過去の病歴までわかってしまうのはさすがに名医である。
QUADからライセンスを得たという業者の1つに10年ほど前依頼したが、個々は散々であった。

交換はされていたが交換したものが動いてないという診断で、そういえば戻ってきた後どうもおかしいので、サイド見てもらったが、問題なしで戻された経緯があったが、この時小生の耳は確かで、なにかおかしいと感じたのだったが、2度のチェックデ問題なしと言われ、他の要因があるのかとおもっていたのだった。

しかし4つ有るユニットのうち交換した3つが全く動いていないのだから、おかしいに決まっている。
業者は本当にチェックしたのだろうかと非常に疑わしい。

原因は前回修理業者の導電塗料の塗り忘れ、あるいは前任機種ESL-57の塗料を流用してしまったかどちらかのミスであるということが今回の診断で判明した。

このSPは因縁がついていたのか、その他にも修理のミスによる影響をまともに受け続けたのであった。
このあたりは前回書いたが、どうしてもまだ脳裏から消えないのでまた書いてしまった。

一番不可思議なことは、初期のモデルのシリアルナンバーであるにもかかわらず、シリアルナンバーはそのままで、マイナーチェンジサれたものになっていたということだった。
色々なことが考えられるが、これは衝撃の事実であった。

しかし今回の外科的内科的大手術で、過去の信じられないような多くの不幸な因縁も多分消えてくれたと思う。

先ほど到着し、厳重な梱包を解いてしばらく通電、3時間ほどたってから、バナナプラグ接続しようとしたが、この日のために取っておいた物が見つからず、やむなく通常接続にした。

最初の音を確認しなければならないので、切り替えスイッチを使わずに、NS-1000のケーブルを外し繋ぎかえることにした。

NS-1000の欠点はSPケーブル入力端子がプアーで、細いコードか、ターミネートしたものしか入らないことだ。

最初だからどうしても動作が慎重になる。
音楽を聞く前にしばらく通電するなんていうことは金輪際したことがないのに。

取り出したCDは最近の愛聴盤、シモーネのERAT録音でマンドリン協奏曲ヴァイオリン協奏曲集である。
2つのマンドリンの音色の違いと位置、そして奏法の若干の違い、奏者の息遣いのようなものの雰囲気が出ているかなどチェックポイントは多い。

心配事はルームチューニングをNS-1000に徹底して合わせたこと、本来ライブナ部屋だが、相当デッドになっているから、ESL-63がどのように反応するか。

後方を片付けなくてはならないが・・・

昔と少しセッティングを変えてESLのバックにカナリ余裕をもたせ、コーナーからの対角線距離1.8mを確保することにしたのと、SPの角度を鋭角にして内向きのしたこと。多分45度はある思う。
これですぐにベストポジションとは行かないのはわかっているが、調整のための基本としておかねばならない。床に目印をつけることにした。

さて初めての音はどうだったか。

弦楽器が明るい。
繊細な演奏の雰囲気がよく出ている。
音が拡散するためか、定在波の影響がない。

当たり前だが低音はNS-1000に比べ強くでない。
マンドリンの強弱の奏法がとても良く掴めるし、等身大だ。
バックのオケの弦が少しきつく思って接続を調べると逆相接続になっていて低音が拡散されたのか、中域に影響があったようだ。

接続を正規にすると落ち着いた音になった。(通常のダイナミックSPでは位相が違っても大した音の違いはなかったようだ)
CDだがLPの持つ音が出る予感が漂いそして音が消えるときの余韻がすごく出るのには驚いた。
(こういう所が静電型SPを愛好する人の共感を呼ぶのではないか)
新品同様のユニットが3つ内蔵されているので、しばらくはエージングが必要だが、そのうち更に音が変化してくると思われる。

ファーストインプレッションは非常に高いレベルの満足度である。
音圧も以前よりは相当高くなっていて、アンプのヴォリュームは2目盛ほど少なくて済むのはオドロp機だが、多分これは電源ユニットを2台ともソックリ交換したことによるのかも知れない。

また片方のSPが交換した3枚が働いてなあ買ったから、音圧が出なくて当たりませなのだが、ESL-63は後方にも音を放出するからどちらのSPが良くないのか1台づつ切り離して聴かないとわからないことと知った。

さあて、明日から調整だ。
今月末には相当素晴らしい音色を聴かせてくれることだろう。

ESL-63を久しぶりに聞いて、面白い事に気がついた。
調整してきたNS-1000の音がESL-63にかなり近い音になっていたということだ。
やはりESL-63の音が染み付いていたのだろうか。
http://dracdrac.exblog.jp/15285906/
http://dracdrac.exblog.jp/15293509/

ここでも賞賛されている QUAD ESLスピーカーの修理で定評あった京都八瀬のサウンドポイント55 の三村さんは 2019年 5月に亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈り致します。

116. 2021年3月05日 05:26:36 : ERMXrJ34fI : blFVOGd3LjJ2Ym8=[1] 報告

QUAD 正規代理店 ロッキーインターナショナル ROCKY INTERNATIONAL
http://rocky-international.co.jp/quad_index.html


お客様各位 2020/3/10 QUAD ESL修理に関してのお知らせ
http://rocky-international.co.jp/pdf/repair_ESL.pdf

日頃よりQUAD製品をご愛顧いただきありがとうございます。
QUAD ESLの修理に関してお知らせです。2017年より一部製品の修理受付を終了
のご連絡をしておりますが修理に関しまして完全事前予約制にさせて頂きます。


《修理受付終了製品》
・ESL57/ESL63/ESL63pro/ESL988・ESL989(ヴィンテージ含)
※上記製品は部品の廃品により修理・点検を終了しております。


《修理受付予約保留製品》
・ESL2805/ESL2905
※上記製品はオリジナルの部品は廃品になっておりますが、今日まで現行品の部品を
  代用して修理・点検を受け付けておりましたが現状メーカーからの部材供給が不安
定なため受付を保留しております。また予約に関しても受付をしておりません。予約
再開の目処が立ち次第、HP上でご連絡申し上げます。
※また部品供給の状況によっては修理受付終了にさせて頂くことがございますので何 
卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


《修理受付製品》
・ESL2812/ESL2912
※上記製品はオリジナルの部品の入荷が不安定でございます。修理・点検に関しては
    完全予約制にて受付しております。なお現状修理完了までおおよそ3ヶ月のお時間
    を頂戴しております。

以上

株式会社ロッキーインターナショナル
TEL03-5850-6962/FAX03-5850-6970
http://rocky-international.co.jp/pdf/repair_ESL.pdf


>>65, >>66 に書きましたが、ロッキーインターナショナルも以前は QUAD ESL63 のエレメント交換修理を引き受けていましたが、エレメントをオリジナルとは全く違う分厚い丈夫な材質に変えた為に酷い音になってしまい、評判を落としていたのです:


2016 年 10 月 18 日 潟鴻bキーインターナショナル

QUAD ESL スピーカー、エレメントユニット交換修理の修理代
エレメントユニットの交換は基本的に 1台分全ての交換を行います。

・ESL 63 および 63pro 1台あたりおよそ 30 万円

※ESL57 は修理対象外製品となります。

ESL 63 および 63pro の交換エレメントは、新発売のESL2912、及び2812に搭載されている最新のエレメントを使用します
https://www.good-stuff.net/rocky_html/pdf/QUAD_ESL_campaign130510.pdf


117. 中川隆[-6921] koaQ7Jey 2021年3月05日 05:40:07 : ERMXrJ34fI : blFVOGd3LjJ2Ym8=[2] 報告

ヤフオクでは QUAD ESL63 は激安価格なのですが、すべてエレメントの接着剤が剥落して本来の音は出ていません:

ヤフオク! -「QUAD ESL63」の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?p=QUAD+ESL63&va=QUAD+ESL63&b=1&n=50
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?va=QUAD+ESL63&b=1&n=50&auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=QUAD+ESL&x=0&y=0


現在 QUAD ESL の修理ができるのは次の二か所だけです:

サウンドボックス (ドイツ QUAD Musikwiedergabe GmbH 代理店)
http://www.soundbox.co.jp/
https://www.facebook.com/soundboxaudio/

QUAD ESL57, ESL63 ESL63Pro 修理受付中
http://www.soundbox.co.jp/quad63repair.html 

オーディオ機器の修理
http://www.soundbox.co.jp/ortofon.html

復刻品 QUAD-II 真空管モノラル・アンプ (ドイツ QUAD MusikWiedergabe GmbH) 製 ¥600.000/ペア 
https://soundbox.co.jp/QUAD/QD-II_3.htm

オランダ QUAD REVISIE社製 復刻品 QUAD 33/2プリアンプ +  QUAD 303QR パワーアンプ + QUAD FM3 特価セット価格 ¥400,000/セット 
*QUAD FM3QR
https://soundbox.co.jp/QUAD/QD_33_303_FM3_set.htm

ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL57 復刻新品 (受注生産品) * QUADESL57QA ¥1,300,000 ペア(税別)
https://soundbox.co.jp/QUAD_ESL57QA_Cata_a.pdf

ドイツ QUAD Musikviedergab GmbH 社 QUAD ESL63 復刻新品 (受注生産品) * QUADESL63QA ¥1,600,000 ペア(税別)
https://soundbox.co.jp/QUAD_ESL63QA_Cata_a.pdf

サウンドボックスの修理は自社修理ではなく外注なので割高になります。
その外注先も問題の有る所が多いみたいですね。


▲△▽▼


STAX ・ QUAD ELECTROSTATIC  LOUDSPEAKER RESTORATION
http://www2.ttcn.ne.jp/~bafu/index.html

メールアドレス
stax_buy@yahoo.co.jp

埼玉県 さいたま市 見沼区
 岩  田

118. 中川隆[-5714] koaQ7Jey 2021年4月14日 21:00:08 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[43] 報告
audio identity (designing) 宮ア勝己 QUAD・ESLについて

Date: 11月 21st, 2008
QUAD・ESLについて(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=249

QUADのESL(旧型)を使っていたときに、山中先生にそのことを話したら、
「ESLをぐんと上まで持ちあげてみるとおもしろいぞ。
録音スタジオのモニタースピーカーと同じようなセッティングにする。
前傾させて耳の斜め上から音が来るようにすると、がらっと印象が変るぞ!」
とアドバイスをいただいたことがある。

やってみたいと思ったが、このセッティングをやるための、
壁(もしくは天井)からワイヤーで吊り、脚部を壁からワイヤーで引っ張る方法は、
賃貸の住宅では壁に釘かネジを打ち込むことになるので、試したことはない。

山中先生は、いちどその音を聴かれているとのこと。
そのときの山中先生の口ぶりからすると、ほんとうにいい音が聴けそうな感じだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=249


QUAD・ESLについて(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=251

QUADの旧型のESLを、ESL63とはっきりと区別するために、ESL57と表記するのを見かける。

ESL63の末尾の「63」は、発売年ではなく、開発・研究が始まった1963年を表している。
なのに、ESL57の「57」は発売年を表しているとのこと。
ESLが発表されたのは1955年である。

なぜ、こう中途半端な数字をつけるのだろうか。

ところで、ESLだが、おそらくこれが仮想同軸配置の最初のスピーカーだと思う。
中央にトゥイーター・パネル、その左右にスコーカー・パネル、両端にウーファー・パネル。
ESLを90度向きを変えると、仮想同軸の配置そのものである。

ESLを使っていたとき、90度向きを変えて、鳴らしたことがある。
スタンドをあれこれ工夫してみたが、安定して立てることができず、
そういう状態での音出しだったので満足できる音ではなかったが、
きちんとフレームを作り直せば、おもしろい結果が得られたかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=251

QUAD・ESLについて(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=252

ウェスターン・エレクトリックの555ドライバーの設計者のE.C.ウェンテは、1914年に入社し、
3年後の1917年にコンデンサー型マイクロフォンの論文を発表している。
555の発表は1926年だから、コンデンサー型マイク、スピーカーの歴史はかなり長いものである。

コンデンサー型スピーカーの原理は、1870年よりも前と聞いている。
イギリスのクロムウェル・フリートウッド・ヴァーリィという人が、
コンデンサーから音を出すことができるということで特許を取っているらしい。
このヴァーリィのアイデアを、エジソンは電話の受話器に使えないかと、先頭に立って改良を試みたが、
当時はアンプが存在しなかったため、実用化にはいたらなかったとのこと。

ウェンテのマイクロフォンは、0.025mmのジュラルミン薄膜を使い、
その背面0.0022mmのところに固定電極を置いている。
11年後、改良型の394が出て、これが現在のコンデンサー型マイクロフォンの基礎・基本となっている。

このことを知った時にふと思ったのは、可動電極がジュラルミン、つまり金属ということは、
コンデンサー型スピーカーの振動板(可動電極)にも金属が使えるのではないか、と。

いまのコンデンサー型スピーカーは、フィルムに導電性の物質を塗布しているか、
マーティン・ローガンのCLSのように、導電性のフィルムを使っている。
金属では、振幅が確保できないためだろう。
しなやかな金属の薄膜が実現できれば、コンデンサー型スピーカーに使えるし、
かなりおもしろいモノに仕上がるはず、と思っていた。

だから数年前にジャーマン・フィジックスのDDDユニットを見た時は、やっと現われた、と思っていた。
DDDユニットに採用されているのはチタンの薄膜。触ってみるとプヨプヨした感触。
これならば、そのままコンデンサー型スピーカーに流用できるはず、という予感がある。

いま手元に要修理のQUADのESL63Proが1ペア、押入れで眠っている。
初期型のものだ。

純正のパネルで修理するのが賢明だろうが、いずれ、かならず、また修理を必要とする日が来る。
ならばいっそチタンの薄膜に置き換えてみるのも、誰もやってないだろうし、楽しいはず。
ただ、あれだけの面積のチタン薄膜がなかなか見つからない。
http://audiosharing.com/blog/?p=252


QUAD・ESLについて(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=254

QUAD・ESLの2段スタックは、1970年代前半、
香港のオーディオショップが特別につくり売っていたことから始まったと言われている。

ステレオサウンドでは、38号で岡俊雄先生が「ベストサウンド求めて」のなかで実験されている。
さらに77年暮に出た別冊「コンポーネントステレオの世界’78」で山中先生が、
2段スタックを中心にした組合せをつくられている。

38号の記事を読むと、マーク・レヴィンソンは75年には、自宅で2段スタックに、
ハートレーの61cm口径ウーファー224MSを100Hz以下で使い、
高域はデッカのリボン・トゥイーターに受け持たせたHQDシステムを使っていたとある。

山中先生が語っておられるが、ESLを2段スタックにすると、
2倍になるというよりも2乗になる、と。

ESLのスタックの極付けは、スイングジャーナルで長島達夫先生がやられた3段スタックである。

中段のESLは垂直に配置し、上段、下段のESLは聴き手を向くように角度がついている。
上段は前傾、下段は後ろに倒れている格好だ。
真横から見ると、コーン型スピーカーの断面のような感じだ。
上段と下段の角度は同じではないので、写真でみても、威容に圧倒される。

この音は、ほんとうに凄かったと聞いている。
山中先生の言葉を借りれば、3段だから3乗になるわけだ。

長島先生に、この時の話を伺ったことがある。
3段スタックにされたのは、ESLを使って、疑似的に球面波を再現したかったからだそうだ。

繊細で品位の高い音だが、どこかスタティックな印象を拭えないESLが、
圧倒的な描写力で、音楽が聴き手に迫ってくる音を聴かせてくれる、らしい。

その音が想像できなくはない。
ESLを、SUMOのThe Goldで鳴らしていたことがあるからだ。

SUMOの取り扱い説明書には、QUADのESLを接続しないでくれ、と注意書きがある。
ESLを鳴らすのならば、The Goldの半分の出力のThe Nineにしてくれ、とも書いてある。

そんなことは無視して、鳴らしていた。
ESLのウーファーのf0は50Hzよりも少し上だと言われている。
なのに、セレッションのSL6をクレルのKMA200で鳴らした音の同じように、
驚くほど低いところまで伸びていることが感じとれる。
少なくともスタティックな印象はなくなっていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=254

QUAD・ESLについて(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=255

ステレオサウンドの弟分にあたるサウンドボーイ誌の編集長だったO氏は、
QUADのESL63が登場するずいぶん前に、スタックスに、
細長いコンデンサースピーカーのパネルを複数枚、特注したことがあって、
それらを放射状に配置し、外周部を前に、中心部を後ろに、
つまり疑似的なコーン型スピーカーのようにして、
長島先生同様、なんとか球面波に近い音を出せないかと考えての試作品だった、と言っていた。

結果は、まったくダメだったそうだ。
だからO氏も、ESL63の巧みな方法には感心していた。
http://audiosharing.com/blog/?p=255


Date: 12月 16th, 2008
QUAD・ESLについて(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=307

QUADのESLを、はじめて聴いた場所は、オーディオ店の試聴室でもなく、個人のリスニングルームでもなく、
20数年前まで、東京・西新宿に存在していた新宿珈琲屋という喫茶店だった。

当時のサウンドボーイ誌に紹介されていたので、上京する前、まだ高校生の時から、この店の存在は知っていた。
ESLを鳴らすアンプは、QUADの33と50Eの組合せ。記事には場所柄、電源事情がひどいため、
絶縁トランスをかませて対処している、とあった。
CDはまだ登場していない時代だから、LPのみ。
プレーヤーはトーレンスのTD125MKIIBにSMEの3009SII、
オルトフォンのカートリッジだったように記憶している。

新宿珈琲屋の入っていた建物は、木造長屋といった表現のぴったりで、2階にあるこの店に行くには、
わりと急な階段で、昇っているとぎしぎし音がする。
L字型のカウンターがあり、その奥には屋根裏に昇る、階段ではなく梯子があって、
そこにはテーブル席も用意されていた。

ESLは客席の後ろに設置されていた。
濃い色の木を使った店内にESLが馴染んでいたのと、パネルヒーター風の形状のためもあってか、
オーディオに関心のない人は、スピーカーだとわかっていた人は少なかったと、きいている。

鳴らしていた音楽は、オーナーMさんの考えで、バロックのみ。LPは、たしか20、30枚程度か。
そのなかにグールドのバッハも含まれていた。

この装置を選び、設置したのは、サウンドボーイ編集長のOさん。
Mさんとは古くからの知合いで、相談を受けたとのこと。

新宿に、もう一店舗、こちらはテーブル席も多く、ピカデリー劇場の隣にあった。
ふだんMさんはこちらのほうに顔を出されることが多かったが、
ときどき西新宿の店にも顔を出された。
運がよければ、Mさんの淹れたコーヒーを飲める。

ふだんはH(男性)さん、K(女性)さんのどちらかが淹れてくれる。
Kさんとはよく話した。

よく通った。コーヒーの美味しさを知ったのはこの店だし、
背中で感じるESLの音が心地よかった。

いまはもう存在しない。
火事ですべてなくなってしまった。

その場所の一階に、いまも店はある。名前が2回ほど変っているが、基本的には同じ店だ。
ただMさんはもう店に出ないし、HさんもKさんもいなくなった。

オーディオ機器も、鳴らす音楽も、他店とそう変わらなくなってしまった。
http://audiosharing.com/blog/?p=307

Date: 7月 18th, 2009
QUAD・ESLについて(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=743

KEFのレイモンド・E・クックは、最初に市販されたフェイズリニアのスピーカーシステムは、
「1954年、QUADのエレクトロスタティック・スピーカー」だと、
1977年のステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界」のインタビューで、そう答えている。

ただ当時は、位相の測定法が確立されていなかったため、まだモノーラル時代ということもあって、
ESLがフェイズリニアであることに気がついていた人は、ほんのひとにぎりだったといっている。
そして、QUADのピーター・J・ウォーカーに、そのことを最初に伝えたのはクックである、と。

このインタビューで残念なのは、そのとき、ウォーカーがどう答えたのかにまったくふれられていないこと。
KEF社長のクックへのインタビューであるから、しかたのないことだとわかっているけれども、
ウォーカーが、フェイズリニアを、ESLの開発時から意識していたのかどうかだけでも知りたいところではある。
http://audiosharing.com/blog/?p=743


QUAD・ESLについて(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=744

フェイズリニアが論文として発表されたのは、1936年で、
ベル研究所の研究員だったと思われるジョン・ヘリアーによって、であると、クックはインタビューで答えている。

ウーファーとトゥイーターの音源の位置合わせを行なっていた(行なえる)スピーカーシステムは、
QUADのESL以前にも、だからあった。
有名なところでは、アルテックのA5だ。
1945年10月に、”The Voice of The Theater”のAシリーズ全10機種のひとつとして登場したA5は、
低音部は515とフロントロードホーン・エンクロージュアのH100と15インチ・ウーファーの515の組合せで、
この上に、288ドライバーにH1505(もしくはH1002かH805)ホーンが乗り、
前後位置を調整すれば、音源の位置合わせは、できる。
ほぼ同じ構成のA7は1954年に登場している。

クックは、A5、A7の存在は、1936年のアメリカの論文の存在を知っていたくらいだから、
とうぜん知っていたであろう。
なのに、クックは、ESLを、最初に市販されたフェイズリニアのスピーカーだと言っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=744


QUAD・ESLについて(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=745

アルテックのA5、A7で使われていたネットワークは、N500、N800で、
12dB/oct.のオーソドックスな回路構成で、とくに凝ったことは何ひとつ行なっていない。

QUADのESLのネットワークは、というと──かなり以前に回路図を見たことがあるだけで、
多少あやふやなところな記憶であるが──通常のスピーカーと異り、
ボイスコイル(つまりインダクタンス)ではなく、コンデンサーということもあって、
通常のネットワークが、LCネットワークと呼ばれることからもわかるように、
おもなパーツはコイルとコンデンサーから構成されているに対し、
ESLのネットワークは、LCネットワークではなく、RCネットワークと呼ぶべきものである。

低域をカットするためには、LCネットワーク同様、コンデンサーを使っているが、
高域カットはコイルではなく、R、つまり抵抗を使っている。

アンプのハイカットフィルターと同じ構成になっている。
このRCネットワークの遮断特性は、6dB/oct.である。
http://audiosharing.com/blog/?p=745

QUAD・ESLについて(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=746

QUADのESLのほかに、遮断特性(減衰特性)6dB/oct.のカーブのネットワークを採用したスピーカーとして、
井上先生が愛用されたボザークが、まずあげられるし、
菅野先生愛用のマッキントッシュのXRT20も、そうだときいている。

これら以外にもちろんあり、
ダイヤトーンの2S308も、トゥイーターのローカットをコンデンサーのみで行なっていて、
ウーファーにはコイルをつかわず、パワーアンプの信号はそのまま入力される構成で、やはり6dB/oct.である。

このタイプとしては、JBLの4311がすぐに浮ぶし、
1990年ごろ発売されたモダンショートのスピーカーもそうだったと記憶している。

比較的新しい製品では、2000年ごろに発売されていたB&WのNSCM1がある。
NSCM1ときいて、すぐに、どんなスピーカーだったのか、思い浮かべられる方は少ないかもしれない。
Nautilus 805によく似た、このスピーカーのプロポーションは、
Nautilus 805よりも横幅をひろげたため、ややずんぐりした印象をあたえていたこと、
それにホームシアター用に開発されたものということも関係していたのか、
多くの人の目はNautilus 805に向き、
NSCM1に注目する人はほとんどいなかったのだろう、いつのまにか消えてしまったようだが、
井上先生だけは「良く鳴り、良く響きあう音は時間を忘れる思い」(ステレオサウンド137号)と、
Nautilus 805よりも高く評価されていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=746


Date: 7月 27th, 2009
QUAD・ESLについて(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=758

少し前に、あるスピーカーについて、ある人と話していたときに、たまたま6dB/oct.のネットワークの話になった。
そのとき、話題にしていたスピーカーも、「6dBのカーブですよ」と、相手が言った。
たしかにそのスピーカーは6dB/oct.のネットワークを採用しているが、
音響負荷をユニットにかけることで、トータルで12dB/oct.の遮断特性を実現している。

そのことを指摘すると、その人は「だから素晴らしいんですよ」と力説する。

おそらく、この人は、6dB/oct.のネットワークの特長は、
回路構成が、これ以上省略できないというシンプルさにあるものだと考えているように感じられた。
だから6dB/oct.の回路のネットワークで、遮断特性はトータルで12dB。
「だから素晴らしい」という表現が口をついて出てきたのだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=758

QUAD・ESLについて(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=760

スピーカー用のLCネットワークの減衰特性には、オクターブあたり6dB、12dB、18dBあたりが一般的である。
最近ではもっと高次のものを使われているが、6dBとそれ以外のもの(12dBや18dBなどのこと)とは、
決定的な違いが、ひとつ存在する。

いまではほとんど言われなくなったようだが、6dB/oct.のネットワークのみ、
伝達関数:1を、理論的には実現できるということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=760


Date: 8月 10th, 2009
QUAD・ESLについて(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=782

この「伝達関数:1」ということが、「だから素晴らしい」と力説した人の頭の中にはなかったのだろう。

では、なぜ彼は、6dB/oct.のネットワークがいいと判断したのだろうか。
彼の頭の中にあったのは、
「思いつき」と「思いこみ」によってつくられている技術「的」な知識だけだったように思えてならない。

そこに、考える習慣は、存在していなかったとも思っている。
考え込み、考え抜くクセをつけていれば、あの発言はできない。

いま、彼のような「思いつき」「思いこみ」から発せられた情報擬きが、明らかに増えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=782


QUAD・ESLについて(その14)

己の知識から曖昧さを、できるだけなくしていきたい。
誰もが、そう思っているだろうが、罠も待ち受けている。

曖昧さの排除の、いちぱん楽な方法は、思いこみ、だからだ。
思いこんでしまえれば、もうあとは楽である。
この罠に堕ちてしまえば、楽である……。
http://audiosharing.com/blog/?p=784


QUAD・ESLについて(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=785

「思いこみ」のもつ力を否定しているわけではない。
思いこみ力が、いい方向に作用することだってあるのは、わかっている。

ただ「思いこみ」で、だれかにオーディオの技術や方式について、
そのことを音に結びつけて、オーディオ、オーディオ機器について説明するのは、
絶対にやってはいけないことだ。

これは害以外の何ものでもない。
けれど「思いこみ」の人は、そのことにまったく気づかず、害を垂れ流しつづけるかもしれない。

「思いこみ」の人のはなしをきいている人が、よくわかっている人ならば、こんな心配はいらないが、
そうでない人のことの場合も、案外多いと思う。

「だから素晴らしい」と語る、その人の仕事の詳細を、私は知らないが、
それでも、オーディオに明るくない人のシステム導入のことをやっているのは、本人からきいている。
彼は、ここでも、思いこみだけの技術的説明を行なっているのだろう、おそらく……。
http://audiosharing.com/blog/?p=785


Date: 11月 10th, 2009
QUAD・ESLについて(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=972

最近のオーディオ誌では、ほとんど伝達関数という言葉は登場しなくなったが、
私がオーディオに興味をもち始めた1976年ごろは、まだときどき誌面に登場していた。

チャンネルデバイダーがある。
入力はひとつで、2ウェイ仕様なら出力は2つ、3ウェイ仕様なら3つあるわけで、
通常なら、それぞれの出力はパワーアンプへ接続される。

このチャンネルデバイダーからの出力を合成したとしよう。
当然、入力信号と振幅特性、位相特性とも同じになるのが理想だが、
これができるは、遮断特性が6dB/oct.だけである。つまり伝達関数:1である。

12dB/octのカーブでは振幅特性にディップが生じ、位相特性も急激に変化する。
18dB/oct.のカーブでは振幅特性はほぼフラットでも、位相特性はなだらかにシフトする、といったぐあいに、
6dB/oct.カーブ以外、入力と合成された出力が同じになることは、アナログフィルターを使うかぎり、ありえない。
http://audiosharing.com/blog/?p=972

QUAD・ESLについて(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=973

チャンネルデバイダーを例にとって話をしたが、スピーカーのネットワークでも同じで、
ネットワークの負荷に、負荷インピーダンスがつねに一定にするために、
スピーカーユニットではなく、8Ωなり4Ωの抵抗をとりつけて、その出力を合成すれば、
6dB/oct.のカーブのネットワークならば、振幅特性、位相特性ともにフラットである。

他のカーブでは、伝達関数:1は実現できない。
ただし6dB/oct.のカーブのネットワークでも、実際にはスピーカーユニットが負荷であり、
周波数によってインピーダンスが変動するために、決して理論通りのきれいにカーブになることはなく、
実際のスピーカーシステムの出力が、伝達関数:1になることは、まずありえない。

ただインピーダンスが完全にフラットで、まったく変化しないスピーカーユニットがあったとしよう。
それでも、現実には、スピーカーシステムの出力で伝達関数:1はありえない。
スピーカーユニットの周波数特性も関係してくるからである。

ひとつひとつのスピーカーユニットの周波数帯域が十分に広く、しかもそのスピーカーユニットを、
ごく狭い帯域でのみ使用するのであれば、かなり伝達関数:1の状態に近づけることはできるが、
実際にはそこまで周波数帯域の広いユニットなく、
ネットワークの減衰特性とスピーカーユニットの周波数特性と合成された特性が、
6dB/oct.のカーブではなくなってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=973


QUAD・ESLについて(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=974

この項の(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=758

で書いたスピーカーシステムは、
6dB/oct.のネットワークとスピーカーユニットに音響負荷をかけることで、
トータル12dB/oct.の減衰特性を得ているわけだが、
これまでの説明からおわかりのように伝達関数:1ではない。

スピーカーシステムとしての出力の合成は、位相特性は急激に変化するポイントがある。
つまり6dB/oct.ネットワーク採用の技術的なメリットは、ほぼないといえよう。
もちろん12dB/oct.のネットワークを使用するのとくらべると、ネットワークのパーツは減る。
ウーファーのハイカットフィルターであれば、通常の12dB/oct.では、
直列にはいるコイルと並列に入るコンデンサーが必要になるのが、コイルひとつで済むわけだ。

パーツによる音の違い、そして素子が増えることによる、互いの干渉を考えると、
6dB/oct.のネットワークで、
12dB/oct.のカーブが、スピーカーシステム・トータルとして実現できるのは意味がある。

けれど、事はそう単純でもない。
http://audiosharing.com/blog/?p=974


QUAD・ESLについて(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=975

目の前にオーディオのシステムがある。
パワーアンプは? ときかれれば、「これ」と指さすわけだが、
スピーカーシステムから見たパワーアンプは、そのスピーカーシステムの入力端子に接がっているモノである。

つまりパワーアンプとともに、スピーカーケーブルまで含まれることになる。

そしてスピーカーユニットから見たパワーアンプは? ということになると、どうなるか。
スピーカーユニットにとってのパワーアンプとは、信号源、駆動源であるわけだし、
スピーカーユニットの入力端子に接がっているモノということになる。

つまりスピーカーユニットにとっての駆動源(パワーアンプ)は、
パワーアンプだけでなく、ネットワークまで含まれた系ということになる。

ということは、パワーアンプの出力インピーダンスに、
ネットワークの出力インピーダンスが関係してくることになる。
このネットワークの出力インピーダンスということになると、
6dB/oct.カーブのネットワークよりも、12dB/oct.仕様の方が有利となる。
http://audiosharing.com/blog/?p=975


QUAD・ESLについて(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=976

ウーファーのハイカットフィルターは、6dB/oct.だとコイルが直列にひとつはいる。
この場合、ウーファーユニットにとってのパワーアンプ(駆動源)の出力インピーダンスは、
パワーアンプの出力インピーダンス+コイルのインピーダンスとなる。

コイルは、高域になるにしたがってインピーダンスが上昇する。
この性質を利用してネットワークが構成されているわけだが、
つまりカットオフ周波数あたりから上の出力インピーダンスは、意外にも高い値となっていく。

これが12dB/oct.だとコイルのあとにコンデンサーが並列に入るわけだから、
パワーアンプの出力インピーダンス+コイルのインピーダンスとコンデンサーの並列値となる。
コンデンサーは、コイルと正反対に、周波数が高くなるとインピーダンスは低くなる。

つまり6dB/oct.と12dB/oct.のネットワークの出力インピーダンスを比較してみると、
そうとうに違うカーブを描く。
18dB/oct.だと、さらにコイルが直列にはいるし、24dB/oct.だとコンデンサーがさらに並列にはいる。

6dB/oct.、18dB/oct.の奇数次と、12dB/oct.、24dB/oct.の偶数次のネットワークでは、
出力インピーダンスが異り、これはスピーカーユニットに対するダンピングにも影響する。
http://audiosharing.com/blog/?p=976


QUAD・ESLについて(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=977

スコーカー、トゥイーターのローカットについても、同じことがいえる。
6dB/oct.だと、コンデンサーがひとつ直列にはいる。
コンデンサーは、高域になるにしたがってインピーダンスが下がるということは、
いうまでもないことだが、低い周波数になればなるほどインピーダンスは高くなる。

12dB/oct.だと、コイルが並列にはいる。コイルは低域になるにしたがってインピーダンスは低くなる。
パワーアンプの出力インピーダンス+コンデンサーとコイルのインピーダンスの並列値が、
スコーカー、トゥイーターにとっても、駆動源のインピーダンスとなる。

カットオフ周波数よりも、ローカットフィルターならば低い周波数、ハイカットフィルターならば高い周波数は、
できるだけきれいに減衰させたいわけだが、その部分で駆動源のインピーダンスが上昇するとなると、
ダンピングファクターは低下する。

ダンピングファクターは、スピーカーのインピーダンスを、
駆動源(パワーアンプ)の出力インピーダンスで割った値である。
http://audiosharing.com/blog/?p=977


QUAD・ESLについて(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=978

ダンピングファクターによってのみ、スピーカーのダンピングが決まるわけでもないし、
必ずしもダンピングファクターの値が高い(つまり出力インピーダンスが低い)パワーアンプが、
低い値のパワーアンプよりもダンピングにおいて優れているかというと、そんなことはない。

現代アンプに不可欠なNFBを大量にかけると、出力インピーダンスは、けっこう下がるものである。
NFBを大量にかけるために、NFBをかける前のゲイン(オープンループゲイン)を高くとっているアンプは、
ひじょうに低い周波数から高域特性が低下していく。

良心的なメーカであれば、ダンピングファクターの値のあとに、(20Hz)とか(1kHz)と表示している。
つまり、そのダンピングファクターの値は、括弧内の周波数におけるものであることを表わしている。

ダンピングファクターの値が、200とか、それ以上の極端な高いパワーアンプだと、
たいていは数10Hzあたりの値であり、それより上の周波数では低下していくだけである。

つまりごく狭い周波数においてのみの、高いダンピングファクターのものがあるということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=978


QUAD・ESLについて(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=979

にもかかわらず、ダンピングファクターの、単に表面的な数値のみにとらわれて、
このパワーアンプはダンピング能力が高い、と誇張表現しているサイトが、どことは名指しはしないが、ある。

いまどき、こんな陳腐な宣伝文句にだまされる人はいないと思っていたら、
意外にそうでもないようなので、書いておく。

ダンピングファクターは、ある周波数における値のみではなく、
注目してほしいのは、ダンピングファクターの周波数特性である。
つまり、そのパワーアンプの出力インピーダンスの周波数特性である。
何Hzまでフラットなのか、その値がどの程度なのかに注意を向けるのであれば、まだしも、
単に数値だけにとらわれていては、そこには何の意味もない。

ダンピングファクターから読み取れるのは、そのパワーアンプの、NFBをかける前の、
いわゆる裸の周波数特性である。

それにどんなに可聴帯域において、高い値のダンピングファクターを維持しているパワーアンプだとしても、
奇数次のネットワークが採用されたスピーカーシステムであれば、
カットオフ周波数以下(もしくは以上)の帯域では、ダンピングファクターが低下する。
http://audiosharing.com/blog/?p=979


QUAD・ESLについて(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=980

カットオフ周波数以下(もしくは以上)の帯域こそ、すみやかに、そしてきれいに減衰させたいわけだから、
むしろこの帯域こそダンピング能力が、求められるのではないだろうか。

なぜ、マルチウェイのスピーカーシステムで、その周波数より上(もしくは下)をカットするのか、を考えれば、
ごく低い周波数近辺だけでの高い値のダンピングファクターは、ほぼ無意味であるといっても言い過ぎではないし、
この点からのみネットワークを判断すれば、12dB/oct.、24dB/oct.といった偶数次のものが有利である。

ただ偶数次の場合、たとえば2ウェイならばトゥイーターの極性を、
3ウェイならばスコーカーの極性を反転させなければ、フラットな振幅特性は得られない。
しかも、この部分で安易にスピーカーユニットの極性を、他のユニットと反対にしてしまえば、
音場感の再現力に関しては、大きなマイナスになってしまう面ももつ。

それに位相特性を重視すれば、6dB/oct.しかないともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=980

QUAD・ESLについて(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=981

それに6dB/oct.以外のネットワークでは、並列にはいるコンデンサーなりコイルの存在があり、
サイズ項の(その37)、(その38)、(その39)、(その40)、(その41)でふれた、
信号系のループの問題が発生してくる。

ネットワークはフィルターであり、そのフィルターの動作をできるだけ理想に近づけるためには、
アース(マイナス)線を分離していくことが要求される。

スピーカーのネットワークは、基本的にコンデンサーとコイルで構成される、さほど複雑なものではないのに、
スロープ特性だけをとりあげても、けっこう端折った書き方で、これだけある。

なのに、この項の(その11)でふれた人のように、「だから素晴らしい」と断言する人が、現実にはいる。

なぜ、その程度の知識で断言できるか、そのことについて考えていくと、ある種の怖さが見えてくる気がする。
http://audiosharing.com/blog/?p=981


Date: 11月 15th, 2009
QUAD・ESLについて(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=982

オーディオの技術的知識について問われれば、
中途半端なレベルであれば、むしろ持っていないほうがいいように思っている。

もちろんオーディオ機器を正しく接続するための知識は必要なのは言うまでもないことだが、
それ以上の技術的知識となると、人によるとわかっていても、
知識を吸収している段階の、ある時期は、真摯に音を聴くときの害になる。
中途半端な技術的知識が、耳を騙す。

「だから素晴らしい」と語った人は、私の目にはそう映ってしまう。

耳が騙された人は、本人も気づかぬうちに、だれかを騙すことになる。
あるサイトの謳い文句に騙された人も、同じだ。
悪気は無くても、同じ謳い文句を口にしては誰かを騙している。

そういう人のあいだから発生してきた、まともそうにきこえても、じつはデタラメなことがらが流布してしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=982


Date: 12月 27th, 2009
QUAD・ESLについて(その27)

技術的知識は「有機的に体系化」できなければ、
害をもたらすことが多いということを肝に銘じてほしい。
http://audiosharing.com/blog/?p=1061

119. 中川隆[-5697] koaQ7Jey 2021年4月15日 11:35:09 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[11] 報告
audio identity (designing)宮ア勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=5845

山中先生は、この点どうかというと、パトリシアン600を使われていることからもわかるように、
背の高いスピーカーシステムに対して、瀬川先生のように拒否されるところはないわけだが、
以前書いたように、QUADのESLを、ぐっと思いきって上にあげて前に傾けるようにして聴くといいよ、
と、ESLを使っているときにアドバイスしてくださったことから、
むしろ瀬川先生とは反対に背の高いスピーカーシステム、
もしくは目(耳)の高さよりも上から音が聴こえてくることを好まれていたのでないか、とも思う。

スピーカーシステムの背の高さ(音が出る位置の高さ)を強く意識される方もいれば、
ほとんど意識されない方もいる。
これはどうでもいいことのように思えても、スピーカーシステムの背の高さを強く意識されている方の評価と、
そうでない方の評価は、そこになにがしかの微妙な違いにつながっていっているはず。

だから、なぜその人が、
そのスピーカーシステムを選択されたのか(選択しなかったのか)に関係してくることがあるのを、
まったく無視するわけにはいかないことだけは、頭の片隅にとどめておきたい。

メリディアンのM20もQUADのESLも、そのまま置けば仰角がつく。
フロントバッフル(もしくはパネル面)がすこし後ろに傾斜した状態になる。
これは何を意味しているのか、と思うことがある。
そして、メリディアンのM20をつくった人たち、QUADのピーター・ウォーカーは、
どんな椅子にすわっていたのか、とも思う。
その椅子の高さはソファのように低いものなのか、それともある程度の高さがあるものなのか。

私の勝手な想像にすぎないが、椅子の高さはあったのではないか、と思っている。
このことはESL、M20がかなでる音量とも関係してのことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=5845


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=5876

すこし横道にそれてしまうけれど、
ステレオサウンド 46号に「マーク・レビンソンHQDシステムを聴いて」という、
瀬川先生の文章が2ページ見開きで載っている。

当時、ステレオサウンドの巻末に近いところで、このページを見つけたときは嬉しかった。
マークレビンソンのHQDシステムの試聴記が、ほかの誰でもなく瀬川先生の文章で読めるからだ。

マークレビンソンのHQDシステムについて知っている人でも、実物を見たことがある人は少ない、と思う。
さらに音を聴いたことのある人はさらに少ないはず。

私も実物は何度か見たことがある。
秋葉原のサトームセンの本店に展示してあったからだ。
いまのサトームセンからは想像できないだろうが、当時はオーディオに力を入れていて、
HQDシステムがあったくらいである。
サトームセン本店以外では見たことがない。

ただ残念なことに音が鳴っていたことはなかった。
「聴かせてほしい」といえるずうずうしさもなかった。

ステレオサウンド 46号の記事は、サトームセンで見る3年ほど前のこと。
そのときは実物をみることすらないのではないか、と思っていたときだった。

わくわくしながら読みはじめた。
ところが、読みながら、そして読み終って、なんだかすこし肩透しをくらったような気がした。
だから、もういちどていねいに読みなおしてみた。

でも、私が勝手に期待していたわくわく感は得られなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5876


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=5880

HQDシステムが、非常に高い可能性をもつシステムであることは理解はできる書き方だった。
結局、瀬川先生も書かれているように、そのとき鳴っていたHQDシステムの音は、
マーク・レヴィンソンが完全に満足すべき状態では鳴っていなかったこと、
それでもマーク・レヴィンソンが意図して音であること、
そして瀬川先生だったら、もう少しハメを外す方向で豊かさを強調して鳴らされるであろうこと、
これらのことはわかった。

このときは、瀬川先生が背の高いスピーカーシステムを好まれない、ということを知らなかった。
最初に読んだときも気にはなっていたが、それほと気にとめなかったけれど、たしかに書いてある。
     *
左右のスピーカーの配置(ひろげかたや角度)とそれに対する試聴位置は、あらかじめマークによって細心に調整されていたが、しかしギターの音源が、椅子に腰かけた耳の高さよりももう少し高いところに呈示される。ギタリストがリスナーよりも高いステージ上で弾いているような印象だ。これは、二台のQUADがかなり高い位置に支持されていることによるものだろう。むしろ聴き手が立ち上がってしまう方が、演奏者と聴き手が同じ平面にいる感じになる。
     *
HQDシステムの中核はQUADのESLをダブルスタック(上下二段重ね)したもので、
この2台(というよりも2枚)のESLは専用のスタンドに固定され、
しかも下側のESLと床との間にはけっこうなスペースがある。
HQDシステムの寸法は知らないが、どうみても高さは2mではきかない。2.5m程度はある。
瀬川先生が「横倒しにしちゃいたい」パトリシアン600よりも、さらに背が高い。

これは瀬川先生にとって、どんな感じだったのだろうか。
HQDシステムの背の高さはあらかじめ予測できたものではあっても、
それでも予測していた高さと、実際に目にした高さは、また違うものだ。

HQDシステムの試聴場所はホテルの宴会場であり、天井高は十分ある状態でも、
背の高すぎるスピーカーシステムである。
これが一般的なリスニングルームにおさまったら(というよりもおさまる部屋の方が少ないのではないだろうか)、
見た目の圧迫感はもっともっと増す。それは実物を目の当りにしていると容易に想像できることだ。

瀬川先生がHQDシステムの実物を見て、どう思われたのかは、その印象については直接書かれていない。
それでもいい印象を持たれてなかったことだけは確かだろう。
http://audiosharing.com/blog/?p=5880


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=5892

瀬川先生は、QUAD・ESLのダブルスタックに対して、どういう印象を持たれていたのか。

ステレオサウンド 38号で岡先生がQUAD・ESLのダブルスタックの実験をされている。
「ベストサウンドを求めて」という記事の中でダブルスタックを実現するために使用されたスタンドは、
ESL本体の両脇についている木枠(3本のビスでとめられている)を外し、
かわりにダブルスタックが可能な大型の木枠に交換する、というものだ。

このダブルスタック用のスタンドは、
1977年暮にステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」でも使われている。

「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生したい」という読者の方からの要望に応えるかたちで、
山中先生が提案されたのが、QUAD・ESLのダブルスタックだった。
ここでダブルスタック実現のため使われたのが、38号で岡先生が使われたスタンドそのものである。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
井上卓也、上杉佳郎、岡俊雄、菅野沖彦、瀬川冬樹、山中敬三、六氏が組合せをつくられているが、
この組合せの試聴すべてに瀬川先生がオブザーバーとして参加されている。
つまり山中先生がつくられたESLのダブルスタックの音を瀬川先生は聴かれているわけだし、
その音の印象がどうなのか、「コンポーネントステレオの世界 ’78」の中で、
もっとも関心をもって読んだ記事のひとつが、山中先生のESLのダブルスタックだった。

ところが、何度読み返しても、ESLのダブルスタックの音の印象についてはまったく語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=5892


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、
前年の「コンポーネントステレオの世界 ’77」では読者と評論家の対話によって組合せがつくられていったのに対し、
最初から組合せがまとめられていて、それを読者(愛好家)の方が聴いて、というふうに変っている。
そして、組合せはひとつだけではなく、もうひとつ、価格を抑えた組合せもある。

山中先生による「ひと昔まえのドイツ系の演奏・録音盤を十全なかたちで再生」するシステムは、
QUAD・ESLのダブルスタック(アンプはマークレビンソンのLNP2とQUADの405)のほかに、
スペンドールのBCIIを、スペンドールのプリメインアンプD40で鳴らす組合せをつくられている。

このBCIIの組合せの音については、つぎのように語られている。
     *
ぼくもBCIIとD40という組合せをはじめて聴いたときには、ほんとうにびっくりしました。最近のぼくらのアンプの常識、つまりひじょうにこった電源回路やコンストラクション、そしてハイパワーといったものからみると、このアンプはパワーも40W+40Wと小さいし、機構もシンプルなんだけれど、これだけの音を鳴らす。不思議なくらい、いい音なんですね。レコードのためのアンプとして、必要にして十分ということなんでしょう。ぼくもいま買おうと思っていますけれども、山中さんがじつにうまい組合せをお考えになったなと、たいへん気持よく聴かせていただきました。
     *
この山中先生の組合せの記事のなかで、瀬川先生の発言は、じつはこれだけである。
最初読んだときは、QUAD・ESLの音についての発言を読み落とした? と思い、ふたたび読んでみても、
瀬川先生の発言はこれだけだった。

当時(1977年暮)は、その理由がまったくわからなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5897

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=5899

「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、他の組合せとは毛色の異る、
異様な(こういいたくなる)組合せがひとつあった。
井上先生が、アマチュア・バンドで楽器を演奏して楽しんでいる読者が、
「楽器の音がもうひとつ実感として感じられない」不満に対してつくられた組合せである。

スピーカーは、JBLの楽器用の18インチ・ウーファーK151をダブルで使い、
その上に2440にラジアルホーンの2355、
トゥイーターは075のプロ用ヴァージョンの2402を片チャンネル4つ、シリーズ・パラレル接続する、というもの。
これだけのシステムなので、当然バイアンプ駆動となり、パワーアンプはマッキントッシュのMC2300を2台、
エレクトロニック・クロスオーバーはJBLの5234、コントロールアンプはプロ用のクワドエイトLM6200R、
アナログプレーヤーはマカラのmodel4824にスタントンのカートリッジ881S、というもの。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」ではこの組合せのカラー写真が見開きで載っている。
もちろんほかの組合せもカラーで見開きだが、そこから伝わってくる迫力は、ほかの組合せにはない。
K151をおさめた、かなり大容量のエンクロージュアが傷だらけということ、
それにアンプもアナログプレーヤーの武骨さを覆い隠そうとはしていないモノばかりであって、
これに対してコストを抑えたもうひとつの組合せ──
こちらもJBLの楽器用のウーファーK140をフロントロードホーンの4560におさめ、2420ドライバー+2345ホーン、
アンプはマランツのプリメイン1250、アナログプレーヤーはビクターのターンテーブルTT101を中心としたもの──、
これだって、他の評論家の方々の組合せからすると武骨な雰囲気をもってはいるというものの、
比較すれば上品な感じすら感じてしまうほど、井上先生が価格を無視してつくられた組合せの迫力は、凄い!

この組合せで、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「狂気」、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」、
テリエ・リビダルの「アフター・ザ・レイン」、
ラロ・シフリンの「タワーリング・トッカータ」、それに「座鬼太鼓座」などを鳴らされている。
http://audiosharing.com/blog/?p=5899


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その15)
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2

「コンポーネントステレオの世界 ’78」でつくられた井上先生の組合せは、
それで鳴らされる音楽も、その音量も、その音自体も、
瀬川先生が好んで聴かれている音楽、音量、音質とは大きく違ったものである。

けれど、というべきか、ここには瀬川先生の印象が語られている。
     *
お二人といっしょに聴いていて、この装置に関しては、アドバイザーとかオブザーバーなんていう立場は、いっさいご辞退申し上げたいわけでして(笑い)、これはまことに恐るべき装置ですよ(笑い)。千葉さん(読者の方)のお手紙に対して、こういう回答をだされた井上さんという人は、ものすごいことをなさる人だと、あらためて敬服かつたまげているわけ(笑い)。
ぼくは楽器をなにひとついじらないし、いまここで鳴らされた音楽も、ふだん自宅で楽しんで聴いている音楽とは違うものですから、どのくらいの音量がふさわしいのかちょっと分かりかねるところがあるんだけれど、それにしても、いま聴いた音量というのは、正直いって、ぼくの理解とか判断力の範囲を超えたものなんですね。ただ誤解のないようにいっておくと、それだからといって箸にも棒にもかからないというような、否定的な意味ではありません。ことばどおり、理解とか判断力の範囲を超えたところのものだ、ということなんです。しかし、いま聴いた音というのは、自分の知らない、ひじょうに面白い世界をのぞかせてくれたことも、またたしかです。ただ重ねていいますけれど、こういう音はぼくは好まないし、ぼく自身は絶対にやりませんね。ある意味では拒否したい音だといっていいかもしれません。
ほくは、自分の現在の条件もあるでしょうが、性格的にもあまり大音量で聴くのは好きではありません。どちらかというと、小さめで、ひっそりと聴くほうを好みます。しかし、いま聴いていて、この装置が出した、むしろ井上さんがお出しになったというべきかもしれませんがともかくここで鳴ったすさまじい音は、けっして不愉快ではない。一種の快感さえ感じたほどです。井上さんはよく、音のエネルギー感ということをいわれますが、それが具体的に出てきた、エネルギー感の魅力が十分に感じられたわけで、ぼく自身ただただ聴きほれていたわけですよ。
     *
この井上先生の組合せよりも、山中先生のESLのダブルスタックの組合せがめざした「世界」が、
瀬川先生がふだん接していられた世界と共通するものは多い。
にもかかわらず、ESLダブルスタックの音に関しては、なにもひとつ活字にはなっていない。
http://audiosharing.com/blog/?cat=45&paged=2


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

「コンポーネントステレオの世界 ’78」を読んでいた14歳の私が強い関心をよせていたスピーカーシステムは、
JBLの4343だったり、ロジャースのLS3/5Aだったり、キャバスのブリガンタンであったり、
そしてQUADのESLだった。
他にもいくつかあるけれど、ここでは直接関係してこないので省かせていただく。

当時なんとなく考えていたのは、4343をしっとり鳴らすのと、
ESLから余裕のある音を鳴らすのはどちらが大変か、であって、
ESLにはダブルスタックという手法があることを知り、
ESLの秘めた可能性についてあれこれ思っていた時期でもあるから、
よけいにダブルスタックのESLの音を、どう瀬川先生が評価されているのかが、とにかく知りたかった。

たとえばほかのスピーカーシステムであれば、オーディオ店でいつか聴くことができるだろう。
それが決していい調子で鳴っていなかったとしても、ほんとうに出合うべくして出合うスピーカーシステムであれば、
多少うまく鳴っていないところがあったとしても、そこからなんらかの魅力を感じとることができるはず。
だから聴く機会に積極的でありたい、と思っていたけれど、
ダブルスタックのESLは、それそのものがメーカーの既製のスピーカーシステムではないため、
そのオーディオ店が独自にスタンドを工夫・製作しないことには、聴くことが無理、ということがわかっていたため、
だからこそ瀬川先生がどう、その音を表現されるのかが、読みたくてたまらなかった。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」は、数少ないその機会を与えてくれるはずだったのに……。
山中先生のダブルスタックのESLの記事は12ページある。
けれど、また書くけれど、そこには瀬川先生の発言はなかった。

いまなら、なぜないのかは理解できる。
けれど、当時14歳の私には、ないことは、とにかく不思議なこと、でしかなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5905

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=5908

瀬川先生は、ステレオサウンド 43号「ベストバイ」の記事中にこう書かれている。
     *
いまところは置き場所がないから考えないが、もし製造中止になるというような噂をチラとでも耳にしたら、すぐにでもひと組購入するぞ、と宣言してある。部屋や置き方や組み合わせなど条件を整えて聴くときのQUAD・ESLのみずみずしい音質は実にチャーミングだ。最適位置にぴたりと坐ったが最後、眼前に展開する一種独特のクリアーな音像の魅力から抜け出すことが難しくなる。このデザインの似合う部屋が欲しい!
     *
そして、購入されている。
ステレオサウンドだけを読んでいては気がつかないが、当時の別冊FM fanの記事中、
瀬川先生の世田谷・砧のリスニングルームの写真に、ESLが置かれているのが写っている。
ESLは、瀬川先生のお気に入りのスピーカーシステムのひとつであったはずだ。

山中先生は、「コンポーネントステレオの世界 ’78」では、次のように語られている。
     *
シングルで使っても、このスピーカーには、音のつながりのよさ、バランスのよさといった魅力があって、そうえにオーケストラ演奏を聴けるだけの迫力さえでれば、現在の数多いスピーカーシステムの中でもとびぬけた存在になると思うんですよ。そこでこれをダブルで使うと、とくに低域の音圧が比較にならないほど上昇しますし、音の全体の厚みというか、レスポンス的にも、さらに濃密な音になる。むしろ高域なんかは、レスポンス的には少し下がり気味のような感じに聴こえます。いずれにしても、2倍といようりも4倍ぐらいになった感じまで音圧が上げられる。そういった魅力が生じるわけで、そこをかってESLのダブル使用という方式を選びました。
     *
しかも、この数ページ後に、こんなことも言われている。
     *
このスピーカーはごらんのようにパネルみたいな形で、ひじょうに薄いので、壁にぴったりつけて使いたくなるんですけれど、反対に、いま置いてあるように、壁からできるだけ離す必要があります。少なくとも1・5メートルぐらい、理想をいえば部屋の三分の一ぐらいのところまでってきてほしいと、QUADでは説明しているのです。ただ、ダブル方式で使った場合には、それほど離さなくてよさそうです。そのことも、ダブルにして使うことのメリットといえるでしょう。
     *
ここまで読んできて、ダブルスタックのESLへの期待はいやがおうでも高まり、
瀬川先生の発言を期待してページをめくっていた……。
http://audiosharing.com/blog/?p=5908


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

私が知るかぎり、瀬川先生がダブルスタックのESLの音について語られているのは、
音楽之友社からでていた「ステレオのすべて」の’81年版だけである。

この年の「ステレオのすべて」の特集は、
「音楽再生とオーディオ装置 誰もできなかったオーケストラ再生」であり、
瀬川冬樹、山中敬三、両氏を中心に読者の方が3人、それにリポーターとして貝山知弘氏によるもの。

ここでも組合せがつくられている。
瀬川先生による組合せが3つ、山中先生による組合せが2つ、
そして読者の方による組合せがそれぞれつくられ、
それぞれの音について討論がすすめられている、という企画である。

ここで山中先生の組合せに、ダブルスタックのESLが登場している。
アンプはコントロールアンプにマークレビンソンのML7L、パワーアンプにスレッショルドのSTASIS2。
アナログプレーヤーは、トーレンスのTD126MKIIIC、となっている。

ESL用のスタンドは、ステレオサウンドでの試聴のものとは異り、
マークレビンソンのHQDシステムで使われているスタンドと近い形に仕上がっている。
ただしHQDシステムのものよりも背は多少低くなっているけれど、
ステレオサウンドのスタンドと較べると、下側のESLと床の間に空間がある分だけ背は高い。

2枚のESLの角度は、
ステレオサウンドでの試聴では、下側のESLのカーヴと上側のESLのカーヴが連続するようになっているため、
横から見ると、とくに上側のESLが弓なりに後ろにそっている感じになっている。
音楽之友社(ステレオのすべて)の試聴では、
2枚のESLができるだけ垂直になるように配置されている(ように写真では見える)。

実験はしたことないものの、2枚のESLをどう配置するか、
その調整によってダブルスタックのESLの音が想像以上に変化するであろうことは予測できる。

だから同じダブルスタックといっても、ステレオサウンドでのモノと音楽之友社のモノとでは、
かなり違うといえばたしかにそうであろうし、
それでも同じダブルスタックのESLであることに違いはない、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5910

BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=5927

音楽之友社別冊「ステレオのすべて ’81」を書店で手にとってパラパラめくったときは、うれしかった。
ここにもESLのダブルスタックの記事が載っていて、その記事には瀬川先生と山中先生が登場されているからだ。

じっくり読むのは家に帰ってからの楽しみにとっておきたかったので、ほとんど内容は確認させずに買った。
そして帰宅、読みはじめる。

誌面構成としては、まず貝山さんがレポーター(司会者)となって、瀬川・山中対談がはじまる。
そして囲み記事として、
瀬川先生の組合せ試案(これはロジャースPM510とマークレビンソンのアンプの組合せ)があり、
そのあとにいよいよ山中先生によるESLのダブルスタックの試案が、これも囲み記事で出てくる。
3000文字弱の内容で、瀬川・山中、両氏の対談を中心に、参加されている読者の方の意見も含まれている。

まず、瀬川先生は、
「やっぱり、クォード・ダブルスタックを山中流に料理しちゃってるよ。
これ、完全に山中サウンドですよ、よくも悪くもね。」と発言されている。

このあとに山中先生によるダブルスタックの説明が続く。
そして、ふたたび瀬川先生の発言。
「さっき山中流に料理しちゃったというのは、ぼくがこのスピーカーを鳴らすとこういう音にならないね。具体的にいうと、ほくにはずいぶんきつくて耐えられなかったし、低音の量感が足りない。だからかなわんなと思いながらやっぱり彼が鳴らすと、本当にこういう音に仕上げちゃうんだなと思いながら、すごい山中サウンドだと思って聴いていたの。」

ただ「低音の量感が足りない」と感じられていたのは、山中先生も同じで、
ステレオサウンドでの試聴のことを引き合いに出しながら、「低域がもっと出なくちゃいけない」と言われている。
音楽之友社での試聴では、低域の鳴り方が拡散型の方向に向ってしまい集中してこない、とも指摘されている。
その理由は2枚のESLの角度の調整にあり、
できればESLの前面の空気を抱きかかえるような形にしたい、とも言われている。

山中先生としても、今回のESLのダブルスタックの音は、不満、改善の余地が多いものだった、と読める。
http://audiosharing.com/blog/?p=5927


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=5937

音楽之友社の試聴室がどのくらいの広さなのか、「ステレオのすべて ’81」からは正確にはかわらない。
けれど50畳もあるような広さではないことはわかる。20畳から30畳程度だろうか。
そこに、「ステレオのすべて ’81」の取材では、
瀬川、山中、貝山の三氏プラス読者の方が三名、さらに編集部も三名にカメラマンが一人、計10人が入っている。
そう広くない部屋に、これだけの人が入っていては条件は悪くなる。
そんなこともあってESLのダブルスタックは、本調子が出なかったのか、うまく鳴らなかったことは読み取れる。
けれど瀬川先生にしても山中先生にしても、そこで鳴った音だけで語られるわけではない。
ESLのダブルスタックは、この本の出る3年前にステレオサウンドの「コンポーネントステレオの世界 ’78」にいて、
手応えのある音を出されているわけで、そういったことを踏まえたうえで語られている。

もちろん話されたことすべてが活字になっているわけではない。
ページ数という物理的な制約があるため削られている言葉もある。
まとめる人のいろいろな要素が、こういう座談会のまとめには色濃く出てくる。

つまり「コンポーネントステレオの世界 ’78」では瀬川先生のESLのダブルスタックに対する発言は、
削られてしまっている、とみていいだろう。
なぜ、削られたのか。しかもひと言も活字にはなっていない。
このことと、「ステレオのすべて ’81」の瀬川先生の音の印象を重ねると、
瀬川先生はESLのダブルスタックに対して、ほぼ全面的に肯定されている山中先生とは反対に、
否定的、とまではいわないもの、むしろ、どこか苦手とされているのではないか、と思えてくる。

「ぼくにはずいぶんきつくて耐えられなかった」と語られている、
この部分に、それが読みとれる、ともいえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=5937


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=5939

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」の巻末には、
「新西洋音響事情」というタイトルのインタヴュー記事が載っている。
「全日本オーディオフェアに来日の、オーディオ評論家、メーカー首脳に聞く」という副題がついているとおり、
レオナルド・フェルドマン(アメリカ・オーディオ評論家)、エド・メイ(マランツ副社長)、
レイモンド・E・クック(KEF社長)、コリン・J・アルドリッジ(ローラ・セレッション社長)、
ピーター・D・ガスカース(ローラ・セレッション マーケティング・ディレクター)、
ウィリアム・J・コックス(B&Oエクスポートマネージャー)、S・K・プラマニック(B&Oチーフエンジニア)、
マルコ・ヴィフィアン(ルボックス エクスポートマネージャー)、エド・ウェナーストランド(ADC社長)、
そしてQUAD(この時代は正式にはThe Acoustical Manufacturing Co.Ltd.,社長)のロス・ウォーカーらが、
山中敬三、長島達夫、両氏のインタヴュー、編集部のインタヴューに答えている。

ロス・ウォーカーのインタヴュアーは、長島・山中の両氏。
ここにダブル・クォードについて、たずねられている。
ロス・ウォーカーの答えはつぎのとおりだ。
     *
ダブルにしますと、音は大きくなるけれども、ミュージックのインフォメーションに関しては一台と変わらないはずです。ほとんどの人にとってはシングルに使っていただいて十分なパワーがあります。二台にすると、4.5dB音圧が増えます。そしてベースがよく鳴る感じはします。ただ、チェンバー・ミュージックとか、ソロを聴く場合には、少しリアリスティックな感じが落ちる感じがします。ですから、大編成のオーケストラを聴く場合にはダブルにして、小さい感じのミュージックを聴く場合には、シングルにした方がよろしいのではないかと思います。世の中のたくさんの方がダブルにして使って喜んでいらっしゃるのをよく存じていますし、感謝していますけれども、私どもの会社の中におきましては二台使っている人間は誰もおりません。いずれにしても、それは個人のチョイスによるものだと思いますから、わたくしがどうこう申しあげることはできない気がします。
     *
「ステレオのすべて ’81」の特集には「誰もできなかったオーケストラ再生」とつけられているし、
「コンポーネントステレオの世界 ’78」の読者の方の要望もオーケストラ再生について、であった。

オーケストラ再生への山中先生の回答が、ESLのダブルスタックであることは、
この時代(1970年代後半から80年にかけて)の現役のスピーカーシステムからの選択としては、
他に候補はなかなか思い浮ばない。

なぜ、そのESLのダブルスタックの音が瀬川先生にとっては「ずいぶんきつくて耐えられなかった」のか。
http://audiosharing.com/blog/?p=5939


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=5941

瀬川先生の「ずいぶんきつくて耐えられなかった」ということを、
オーディオの一般的な「きつい音」ということで捉えていては、なかなか理解できないことだと思う。

ダブルスタックとはいえQUADのESLから、いわゆる「きつい音」が出るとは思えない。
そう考えられる方は多いと思う。

私も、「ステレオのすべて ’81」を読んだときには、
「ずいぶんきつくて耐えられなかった」の真の意味を理解できなかった。
これに関しては、オーディオのキャリアが長いだけでは理解しにくい面をもつ。
私がこれから書くことを理解できたのは、ステレオサウンドで働いてきたおかげである。

コンデンサー型、リボン型といった駆動方式には関係なく、
ある面積をもつ平面振動板のスピーカーシステムの音は、聴く人によっては「きつい音」である。
それは鳴らし方が悪くてそういう「きつい音」が出てしまう、ということではなく、
振動板が平面であること、そしてある一定の面積をもっていることによって生じる「きつい音」なのだが、
これがやっかいなことに同じ場所で同じ時に、同じ音を聴いても「きつい音」と感じる人もいれば、
まったく気にされない方もいるということだ。

そして、一定の面積と書いたが、これも絶対値があるわけではない。
部屋の容積との関係があって、
容積が小さければ振動板の面積はそれほど大きくなくても「きつい音」を感じさせてしまうし、
かなり振動板の面積が大きくとも、部屋の容積が、広さも天井高も十分確保されている環境であれば、
「きつい音」と感じさせないこともある。

瀬川先生に直接「ずいぶんきつくて耐えられなかった」音が
どういうものか訊ねたわけではないから断言こそできないが、
おそらくこの「きつい音」は鼓膜を圧迫するような音のことのはずである。

私がそのことに気づけたのは、井上先生の試聴のときだった。
http://audiosharing.com/blog/?p=5941


Date: 9月 23rd, 2011
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=6043

じつは井上先生も、振動板面積の大きい平面型スピーカーの音に対して、
瀬川先生と同じような反応をされていた。
「くわっと耳にくる音がきついんだよね、平面スピーカーは」といったことをいわれていた。

といってもスコーカーやトゥイーターに平面振動板のユニットが搭載されているスピーカーシステムに対しては、
そういったことをいわれたことはまず記憶にない。
もしかするとすこしは「きつい」と感じておられたのかもしれないが、
少なくとも口に出されることは、私がステレオサウンドにいたころはなかった。

けれどもコンデンサー型やアポジーのようなリボン型で、低域まで平面振動板で構成されていて、
しかも振動板の面積がかなり大きいものを聴かれているときは、
「きついんだよなぁ」とか「くわっとくるんだよね、平面型は」といわれていた。

でもアポジーのカリパーをステレオサウンドの試聴室で、マッキントッシュのMC275で鳴らしたときは、
そんな感想はもらされていなかった(これは記事にはなっていない)。
だから私の勝手な推測ではあるけれども、
ステレオサウンドの試聴室(いまの試聴室ではなく旧試聴室)の空間では、
アポジーのカリパーぐらいの振動板面積が井上先生にとっては、
きつさを感じさせない、意識させない上限だったのかもしれない。

それにMC275の出力は75Wだから、それほど大きな音量を得られるわけでもない。
これが低負荷につよい大出力のパワーアンプであったならば、
ピークの音の伸びで「きつい」といわれた可能性もあったのかもしれない。

井上先生が「きつい」と表現されているのも、音色的なきつさではない。
これも推測になってしまうのだが、瀬川先生と同じように鼓膜を圧迫するようなところを感じとって、
それを「きつい」と表現されていた、と私は解釈している。

ただ、この「きつさ」は、人によって感じ方が違う。
あまり感じられない方もおられる。
いっておくが、これは耳の良し悪しとはまだ別のことである。
そして、圧迫感を感じる人の中には、この圧迫感を「きつい」ではなく、好ましい、と感じる人もいる。
だから、瀬川先生、井上先生が「きつい」と感じられたことを、理解しにくい人もおられるだろうが、
これはひとりひとり耳の性質に違いによって生じるものなのだろうから。
http://audiosharing.com/blog/?p=6043


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=6047

直径が大きく異る円をふたつ描いてみる。
たとえば10倍くらいの差がある円を描いて、その円周を同じ長さだけきりとる。
たとえば2cmだけ切り取ったとする。

そのふたつの円周を比較すると、直径の小さな円から切り取った円周は同じ2cmでも弧を描いている。
直径が10倍大きい円から切り取った円周は、もちろん弧を描いてはいるものの、
小さな円の円周よりもずっと直線に近くなっていく。

ある音源から球面波が放射された。
楽器もしくは音源から近いところで球面波であったものが、
距離が離れるにしたがって、平面波に近くなってくる。

だから平面波の音は距離感の遠い音だ、という人もいるくらいだ。

平面波が仮にそういうものだと仮定した場合、
目の前にあるスピーカーシステムから平面波の音がかなりの音圧で鳴ってくることは、
それはオーディオの世界だから成立する音の独特の世界だといえなくもない。

しかもアクースティックな楽器がピストニックモーションで音を出すものがないにも関わらず、
ほほすべてのスピーカー(ベンディングウェーヴ以外のスピーカー)はピストニックモーションで音を出し、
より正確なピストニックモーションを追求している。

そういう世界のなかのひとつとして、大きな振動板面積をもつ平面振動板の音がある、ということ。
それを好む人もいれば、そうでない人もいる、ということだ。

瀬川先生の時代には、アポジーは存在しなかった。
もし瀬川先生がアポジーのオール・リボン型の音を聴かれていたら、どう評価されただろうか。
大型のディーヴァよりも、小型のカリパーのほうを評価されたかもしれない。
そんな気がする……。
http://audiosharing.com/blog/?p=6047


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=6070

誤解のないようにもう一度書いておくが、
瀬川先生はQUADのESLを購入されている。シングルで鳴らすときのESLの音の世界に惚れ込まれていたことは、
それまで書かれてきたことからも、はっきりとわかる。
ただそれがダブルスタックになると、「きつい」と感じられる、ということだ。

おそらくESLは、ごく小音量で鳴らされていたのだろう。
そういう鳴らし方をしたときに、真価を発揮するESLが、ダブルスタックにすると一変する、というのは、
ダブルスタックの音に対して肯定的に受けとめられる人たちだ。

山中先生もそのひとりで、長島先生もそうだ。
長島先生はスイングジャーナルで、ダブルスタックの上をいくトリプルスタックを実現されている。

ESLのダブルスタックは香港のマニアの間ではじまった、といわれている。
その香港のマニアの人たちも、トリプルスタックをやった人はいないかもしれない。

しかも長島先生のトリプルスタックは、ただ単に3段重ねにしたわけではなく、
もともとの発想は平面波のESLから疑似的であっても球面波をつくり出したい、ということ。
そのため真横からみると3枚のESLは凹レンズ上に配置されている。

下部のESLは、ESLの通常のセッティングよりもぐっと傾斜をつけて斜め上を向き、
中央のESLはやや前屈みになり、下側のESLとで「く」の字を形成していて、
上部のESLは下部のESLよりさらに倒しこんで斜め下を向くように特註のスタンドは工夫されている。

聴取位置に対して、それぞれのESLの中心が等距離になるように、という意図もそこにはあったと考えられるが、
長島先生の意図は、疑似的球面波をつくり出すことによって、
平面波特有の音に対する長島先生が不満を感じていたところをなんとかしたい、という考えからであって、
このESLのトリプルスタックを実際に試された長島先生だからこそ、ESL63への評価がある、といえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=6070


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=6072

長島先生の音楽の聴き方として、前のめりで聴かれる。
それに長島先生はオルトフォンのSPUをずっと愛用されてきた。
ただし晩年はリンのカートリッジをお使いだったが。

そのSPUのコンシューマー用のGタイプではなく、プロフェッショナル用のAタイプのSPU-A/Eだった。
これは、Aタイプのほうが、Gタイプよりも、音の形が鮮明だから、ということが大きな理由である。

ジェンセンのG610Bを、タンノイのあとにいれられたのも、
このことがやはり関係しているはずである。

ステレオサウンド 61号で、こんなふうに語られている。
     *
(G610Bの)怪鳥の叫びのような、耳から血がでるような、それだけのエネルギーがでる。そんなスピーカーって聴いたことがなかった。そのエネルギーがすばらしいなって、ぼくはひそかに思ったわけです。〈これはつかっていけばなんとかなる!〉と考えました。それまではタンノイでした。タンノイのやさしさもいいんですが、ぼくにはもの足りなかった。あれは演奏会のずうっと後の席で聴く音でしょう。ところが、ぼくは前のほうで聴きたかった。それはもうタンノイじゃない。そこへ、このものすごいラッパを聴いたってわけです。
     *
そんなG610Bにつないで鳴らされたパワーアンプは、マッキントッシュのMC2105だった。
このMC2105に対して、61号では、「やさしいアンプ」と語られている。
だから力量不足がはっきりしてきて、次に同じマッキントッシュの管球式のMC275にされている。
このMC275についても、G610Bのエージングがすすんでいくにつれて、
甘さが耳についてきて、「その甘さはぼくには必要じゃない」ということで、もっと辛口のアンプということで、
マランツModel 2を導入され、続いてコントロールアンプをマッキントッシュのC26からModel 7にされている。

これらのことからわかるように、長島先生は、そういう音楽の聴き方をされてきた。
だからESLを、
「ナチュラルな音場空間が得られる製品。使いこなしには工夫が必要」(ステレオサウンド 47号)と、
評価されながらも、ESLはスピーカーとして理想に近い動作が期待できる、とされながらも、
もうひとつもの足りなさを感じられたことは、容易に想像がつくことだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=6072


BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=6083

ステレオサウンド 61号には、長島先生による登場したばかりのQUAD・ESL63の詳細な記事が載っている。
1機種のスピーカーシステムに、16ページを割いている。

当然、記事の中でESL63の、ディレイによる球面波の効果についてふれられている。
     *
中域以上で球面波を作りだし、音像定位を明確にする全く新しい独創的な手法がとられていることだ。
いままで一般的に、ESLがつくりだす音像定位とステレオ感には独特のものがあるといわれてきた。これのひとつの原因としては、結果的に広い面積の振動板が一様な動きをするため、つくりだされる音の波面が平面波に近くなることが考えられる。これに対して、ふつうに使われるコーン型のダイナミック・スピーカーでは、波面はあくまでも球面波なのである。
このふたつの波面の違いは、実際に音を聴いたとき、音源までの距離感の違いとなってあらわれる。
点音源を考えたとき、発生する音の波面は球面波になる。この音をリスニングポイントで聴いたとき、音源の位置をどこに感じるかというと、波面と直角に引いた線の交点に音源位置を感じるのである。したがってESLの場合、つくり出される波面の曲率が非常に大きく平面波に近いため、球面波を発生する一般的なスピーカーよりずっと遠くに音源位置を感じてしまうのである。これがESLと普通のスピーカーの大きな違いになっている。
     *
タンノイですら、長島先生は「ずうっと後の席で聴く音」と評され、
前の席で聴きたくてG610Bにされているのだから、ESLはタンノイよりも「後の席で聴く音」になる。

長島先生はスイングジャーナルの別冊の「モダン・ジャズ読本」でESLの組合せを、
’76年度版と’77年度版、2回つくられている。
スイングジャーナルだから、当然、この組合せで鳴らされるのはジャズのレコードだ。
何も奇を衒って、長島先生はESLを使われているわけではない。
ESLの良さを十分認めておられるのは記事を読めばわかる。
だからこそ、ESLで、前のほうで聴けるようになれば、
長島先生にとってESLは理想に近いスピーカーだったのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=6083


Date: 1月 8th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=12917

ステレオサウンドにいたころ、ESLを買ったことを長島先生に話した時、
スイングジャーナルでのトリプルスタックの音について話してくださった。
そして、こういわれた。

「スイングジャーナルに、まだあの時のフレームがあるはずだよ」

あの時のフレームとは、 QUAD・ESLのトリプルスタック用のフレーム(スタンド)のことを指している。
つまり、私にESLのトリプルスタックをやってみなよ、ということであった。

あのころであれば、まだESLの程度のいいモノをあと二組手に入れるのは、そう難しいことでもなかったし、
費用もそれほどかからなかった。
その面では特に障害はなかったけれど、
さすがにトリプルスタックをいれるだけの天井高のある部屋に住んでいたわけではなかったから、
住居探しをまずやらなければならなくなる。

音は、長島先生が熱く語られていたことからも、良かったことはわかる。
かなりいい結果が期待できる──、とはいうものの、
背の高いスピーカーに対する強い拒否反応はないというものの、
トリプルスタックのESLの高さとなると、話は違ってくる。

天井高が十分にあり、広さも十分にとれる部屋にいたとしても、
トリプルスタックに挑戦したか、というと、なんともいえない、というのが正直なところである。

それでもトリプルスタックの音だけは、一度聴いてみたかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=12917


Date: 1月 9th, 2014
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

演奏会で前の方で聴きたいから、ということで、
タンノイからジェンセンのG610Bにスピーカーを替えられた長島先生にとって、
ESLのトリプルスタックもまた、演奏会での前の方で聴く音だった。

長島先生は前の方で、山中先生の聴き方もそうだと思っている。
だが、クラシックを聴く人のすべてが前の方で聴きたい、と想っているわけではなく、
中ほどの席で聴きたい人もいるし、天井桟敷と呼ばれるところで聴きたい、という人もいる。

いわば音源との距離をどうとるのか。
ここでの音源とは、スピーカーと聴き手の距離のことではないし、
スピーカーのどの位置に音像を結ぶのか、その音像と聴き手との距離のことでもなく、
そういった物理的な距離とは異る、
スピーカーそのものが本来的に持つ鳴り方に起因するところの、音源との距離感ということになる。

1980年ごろまでのイギリスのスピーカーは、概ね、やや距離を置いた鳴り方をする傾向が強かった。
BBCモニター系のスペンドール、ロジャース、KEFなど、
アメリカや日本のスピーカーほど音量を上げられないということも関係して、
ひっそりと鳴る感じを特徴としており、そのひっそりと鳴るということは、
眼前で楽器が鳴っているという感じとは結びつかない。

このことは録音の場における、楽器とマイクロフォンとの位置関係にも関係してくることであり、
ピアノの録音にしてもオンマイクで録るのかオフマイクで録るのか、で、
楽器との距離感には違いが出るのと同じである。
http://audiosharing.com/blog/?p=12931

Date: 7月 29th, 2017
BBCモニター考(LS3/5Aのこと・その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

QUADのESLのダブルスタック、トリプルスタックのことを書いていて思い出したのは、
LS3/5Aのダブルスタックのことだ。

私は試したことがないけれど、
ステレオサウンド 55号に、マラソン試聴会の記事が載っている。
1ページ、モノクロの記事である。写真は九点。
どれも不鮮明な写真ばかりだが、一枚だけ目を引くものがあった。

ロジャースの輸入元オーデックスのブースで、
写真の説明には「ダブルLS3/5Aがガッツな音を聴かせてくれた」とある。

写真は小さく、くり返しになるが不鮮明。
はっきりとは確認できないが、上下二段スタックされたLS3/5Aは、
上側のLS3/5Aは上下逆さまになっているように見える。

サランネットについているネームプレートが、上側のLS3/5Aは左下にあるように見えるからだ。
ユニット配置は、下からウーファー、トゥイーター、トゥイーター、ウーファーとなっているはずだ。

ESLのスタックもそうだが、最大出力音圧レベルの不足を補うための手法である。
LS3/5Aもその点ではESLと同じであり、ESLがダブルスタックにするのであれば、
LS3/5Aも……、と輸入元の人が考えたのかどうかははっきりしないが、
この時のダブルLS3/5Aの音は、取材した編集者の耳も捉えていたようだ。

55号の編集後記の最後に、《小さな一室でLS3/5Aのダブルが良く鳴っていた》とある。
http://audiosharing.com/blog/?p=23235

120. 中川隆[-5678] koaQ7Jey 2021年4月15日 19:04:50 : 2WCnPZKA5U : aFYyNHFXQVpEVEk=[32] 報告
audio identity (designing)宮ア勝己 モニタースピーカー論

Date: 6月 10th, 2015
モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=17350

ソニーのもうひとつのオーディオブランドであったエスプリ。
エスプリ・ブランドの最初のスピーカーシステムは、APM8だった。


ESPRIT APM-8
¥1,000,000(1台、1979年頃)
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/speaker/apm-8.html

ESPRIT APM-6Monitor ※受注生産品
¥500,000(1台、1981年6月発売)
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/speaker/apm-6monitor.html


1978年に登場したこのスピーカーシステムは、

当時日本のメーカーで流行ともいえた平面振動板が採用されている。
しかも当時日本で驚異的な売上げであったJBLの4343をはっきりと意識していた構成であった。
4ウェイで、外形寸法も4343とほぼ同じといえる。

だから、当時の私は、エスプリ(ソニー)によるスタジオモニターというふうに捉えていた。
けれど、エスプリからは二年後にAPM6が登場した。

こちは2ウェイ。価格はAPM8の100万円(一本)に対し、50万円と、
ユニットの数も半分ならば価格もちょうど半分となっている。

もちろんAPM6もアルミハニカムを採用した平面振動板のユニットである。
こんなふうに書いていると、APM8の弟分として開発されたのがAPM6というふうに受けとめられるかもしれない。

けれどAPM8は、型番の末尾に何もつかなかった。
APM6にはMonitorとついている。
APM6の正式型番はAPM-6 Monitorである。

APM6とAPM8の違いは、Monitorがつくのかつかないのか、
ユニットの数が二つなのか四つなのか、という違いの他に、
エンクロージュアの考え方に大きな違いがある。
http://audiosharing.com/blog/?p=17350


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=17361

エスプリ(ソニー)のAPM8は、
ステレオサウンド 53号の新製品紹介で初登場し、
54号の特集「いまいちばんいいスピーカーを選ぶ・最新の45機種テスト」にも登場している。

新製品紹介では井上先生、山中先生によって評価され、
54号の特集では、黒田先生、菅野先生、瀬川先生によって試聴されている。

黒田先生は、試聴記の冒頭に《このスピーカーには、完全に脱帽する》と書かれている。
試聴記の最後はこう結ばれている。
     *
いつの日かここでそのように口走ったことを後悔するのがわかっていて、これをパーフェクトだといってしまいたい誘惑に抗しきれない。すばらしいスピーカーだ。
     *
この特集の冒頭に「スピーカーテストを振り返って」という座談会が載っている。
編集部から、今回聴いた46機種のスピーカーの中で、
一台を自宅に持ち帰るとすればどれを選ぶかという質問がある。

ここでも黒田先生は《迷うことなくエスプリAPM8です」と答えられている。

菅野先生、瀬川先生の評価も高い。
ふたりとも一本100万円という価格がひっかかって、推選、特選機種とはされていない。
瀬川先生も菅野先生も価格が半値であったら10点をつけるといわれていてる。
さらに菅野先生は、
《今回のテストで、最も印象づけられたスピーカーなのです》とつけ加えられている。

瀬川先生は《あらゆる変化にこれほど正確に鋭敏に反応するスピーカーはないですね」といわれ、
試聴記にあるように《レベルコントロールの0.5dBの変化にも反応する!》、
こんなスピーカーは他にはない、とまでいわれている。

APM8がきわめて優秀なスピーカーシステムであることが伝わってくる。
そしてAPM8は、スタジオモニターとしての性能をもっているとも感じていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=17361


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=17368

ステレオサウンド 54号、瀬川先生のAPM8の試聴記には、
《レベルコントロールには0・1dBきざみの目盛が入っているが、実際、0・5dBの変化にもピタリと反応する。調整を追い込んでゆけば0・3dB以下まで合わせこめるのではないだろうか。これほど正確に反応するということは、相当に練り上げられた結果だといえる。》
とある。

つまりAPM8には、連続可変型のレベルコントロールがついていた。
APM6には、レベルコントロールはついていない。
当時は、これが意味することがわかっていなかった。

レベルコントロールがないんだ、ぐらいにしか捉えていなかった。
このことと、APM8とAPM6のエンクロージュアの形式の違いは密接に関係している。

APM8はソニー・ブランドで出ていたSS-G9の平面振動板タイプと、外観上はそういえるところがある。
ほぼ同じ寸法のエンクロージュアに、レベルコントロールと銘板の位置もほぼ同じである。
そして特徴的であるAGボード(アコースティカル・グルーブド・ボード)の採用。

縦横溝が刻まれたフロントバッフルは、波長の短い中高域を拡散させるものである。
APM8にもAGボードは採用されている。

SS-G9はコーン型、ドーム型ゆえ、ユニットの形状は円であり、バスレフポートの開口部も円。
APM8は平面振動板であり、ユニットの形状は四角。
そのためであろうバスレフポートの開口部も四角に変更されている。

そんな違いはあっても、SS-G9とAPM9と共通するところの多いスピーカーシステムである。

ところがエスプリ・ブランドのスピーカーシステムの第二弾であるAPM6は、
エンクロージュアの設計はSS-G9、APM8とはまったく別モノといえる。

APM6のエンクロージュアは、スーパーオーバル(超楕円)といわれる形状をしている。
http://audiosharing.com/blog/?p=17368

モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=17373

APM6が登場したとき、その形状に関しては、ラウンドバッフルをフロントだけでなくリアにまで採用した、
その程度の認識で捉えていた。

APM6の広告はステレオサウンド 61号に載っている。
設計者の前田敬二郎氏による解説が載っている。
当然、そこにAPM6のエンクロージュアの形状について書かれている。
     *
一般にスピーカーは無限大バッフルに取りつけるのが理想的で、現実に一部のスタジオのモニター設備ではスピーカーを壁面に埋めこんで使用しています。これは有限のエンクロージャーにスピーカーを取りつけると回折が起こり、指向特性を劣化させるからです。しかし理想的とはいっても個人用として無限大バッフルは、いかにも非現実的です。では、どんな方法があるか。解決はスーパーエッグがもたらしました。つまりスーパー楕円エンクロージャーです。
     *
この広告からわかるのは、
APM6のエンクロージュアは無限大バッフルを現実的な形とすることから生れたものということ。
APM6のエンクロージュアは楕円を縦四分割し、パーティクルボードと天然木を曲げながら積層し、
最後に天板と底板と一体化するという手法でつくられている。

おそらくAPM8のエンクロージュアよりも手間がかかっているはずだ。
このエンクロージュアとAPM6からレベルコントロールが廃されているのは、実は関連している。
でもAPM6登場の1981年、私はそのことに気づいていなかった。

白状すれば、APM8に魅力を感じていたし、
ほぼ同時期にテクニクスから発表になったSB-M1の方に強い関心をもっていた。

そのSB-M1には別称がある。MONITOR 1である。
このことからわかるようにM1のMはMonitorの頭文字である。

同時期にソニーとテクニクスから、モニターと名のつく平面振動板のスピーカーシステムが登場したわけだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=17373


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=17421

ソニーもテクニクスも、それ以前に、
型番にMonitorとつくスピーカーシステムは作ってこなかった。
それが1981年のほぼ同時期に、APM6 MonitorとSB-M1(Monitor 1)を出してきた。

APM6とSB-M1、このふたつのスピーカーシステムを比較してみると、
ソニーとテクニクスの違いが実に興味深い。

APM6はすでに書いているように2ウェイ。
SB-M1は4ウェイ。
どちらも平面振動板ユニットを全面的に採用しているが、
ソニーは角形に対してテクニクスは円型という違いがある。

どちらもアルミハニカム材を使用しているが、
ハニカムコアがソニーは均一であるのに対し、
テクニクスは扇のように、中心部はコアの密度が高く、外周にいくほどコアの間隔が広がっていく。
それから駆動方式というか構造も違っている。
こんなふうに、それぞれの違いを書いていくと、それだけでけっこうな長さになっていくので、
外観からうかがえることに絞って書いていく。

SB-M1はJBLの4343を意識しているところは、ソニーのAPM8と同じである。
4ウェイのバスレフ型で、エンクロージュアの外形寸法も、APM8とSB-M1ともに、4343とほぼ同じである。

しかもSB-M1はエンクロージュアの仕上げも4343をかなり意識している。
とはいえデザインの見事さでは4343のレベルには達していない。

SB-M1は4343を意識しているスピーカーであるから、エンクロージュアは一般的な形である。
ラウンドバッフルを採用したりしていない。

わりとのっぺりした印象のSB-M1だが、フロントバッフルの両端に把手がついている。
これがけっこう長い。
ウーファーからミッドバスまでのスパンとほぼ同じである。
これが視覚的アクセントになっているわけだが、
聴感上でもアクセントになっている。
http://audiosharing.com/blog/?p=17421


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=17433

一般的なウーファーであるコーン型だと振動板の中心は奥にある。
つまり凹みがある。
大口径になればなるほど凹みは大きくなる(奥に引っ込む)傾向にある。

ドーム型は逆ドーム型のモノもあるが、大半は前面に出ている。
コーン型と反対で凸である。

ホーン型はホーンの形式による。
基本的にはホーンなので奥に長いわけだが、
音響レンズがついていると、前に張り出している

平面振動板には、当然なのだが、この凹凸がない。
それが平面振動板ユニットの、他の方式のユニットにはないメリットではあるものの、
実際にフロントバッフルにとりつけてスピーカーシステムとしてまとめてみると、
それまでの凹凸のあったスピーカーシステムを見馴れた目には、
振動板だけでなく、フロントバッフル全体も平面(平板)な印象になってしまいがちだ。

エスプリ(ソニー)のAPM8が細かな凹凸だらけのAGバッフルを採用したのは、
もちろん音質面での配慮からだろうが、
外観が平板にならないように、という意図もあったのかもしれない。

テクニクスのSB-M1の左右両端の把手も、そういう意図があるのかもしれない。
テクニクスの発表資料には、指向特性の改善に貢献している、とあるが、
果して、どれだけの効果があるのだろうか。

私がそう思ってしまうのは、SB-M1のレベルコントロールもそうだからだ。
ミッドバス、ミッドハイ、トゥイーター、それぞれ連続可変のレベルコントロールをもつ。
つまり三つのツマミを配したパネルは、フロントバッフルより奥まった位置に取りつけられている。
この部分には凹みができている。

エスプリのAPM6には、レベルコントロールはない。
このレベルコントロールの有無、その取りつけ方法。

ここからいえるのは、聴感上のS/N比に対する配慮の違いだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=17433


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=17527

実際に試したわけではないが、テクニクスのSB-M1から把手を外して、
レベルコントロールの凹みを良質の自然素材(たとえばウール)で埋める。

これだけで聴感上のS/N比はそうとうに高くなるはずだ。
凹み部分からの不要輻射を吸音し、把手部分の共鳴もなくしてしまえるからだ。
この手の実験はステレオサウンドの試聴室でかなりやってきた。
だから確実に、そうなると断言できる。

聴感上のS/N比が高くなることは、多くの人の耳が認めることだろう。
けれど、その音をいいと判断するかどうかは、また違ってくる。

聴感上のS/N比は確実に良くなっているのだから、
音は良くなっている──、とはいえる。
それでもメーカーは、把手込み、レベルコントロールの凹み込みで音を追い込んでいたのであれば、
聴感上のS/N比が高くなったかわりとして、音のバランスが若干変化するし、
音のアクセントといえるものがなくなり、印象としてもの足りなさをおぼえてしまうことも考えられる。

いわゆるノイズも音のうち、ということだ。

この点が、SB-M1とAPM6の大きな違いである。
スピーカーシステムにおける聴感上のS/N比の向上は、
SB-M1、APM6登場以降のスピーカーにおける潮流となっていく。

この視点からみれば、
SB-M1は1970年代までのスピーカーシステムのひとつとしての登場であり、
APM6は1980年代のスピーカーシステムのはじまりとしての登場といえる。

同じエスプリのAPM8は、SB-M1と同じといえる。
http://audiosharing.com/blog/?p=17527

モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=17624

エスプリ(ソニー)のAPM6が登場したころの私には、
このスピーカーシステムを、聴感上のS/N比に注目して捉えることはまだできなかった。
だから、気がつかなかったことがいくつもある。

聴感上のS/N比という視点でAPM6をじっくりみていくと、
日本のスピーカーシステムで、
いくつかの共通点を見出せるスピーカーシステムが存在していたことにも気づくことになる。

ダイヤトーンの2S305である。
NHKの放送技術研究所と三菱電機とが共同開発した、このスピーカーシステムは、
はっきりとモニタースピーカーである。

なぜAPM8にはMonitorの文字がつかず、APM6にはついているのか。
そのことを考えても、ダイヤトーンの2S305の存在が浮んでくる。

APM6の設計者の前田敬二郎氏は、
APM6の開発において2S305の存在を意識されていたのだろうか。
勝手な推測にすぎないけれど、まったく意識していなかった、ということはなかったように思える。

2S305の開発において、聴感上のS/N比が開発テーマになっていたとは思えない。
NHKがモニタースピーカーに求める性能を実現した結果として、
2S305は、あの当時として、かなり優秀な聴感上のS/N比の高さを実現したのではなかろうか。

おそらく、いまでも現代の優秀なパワーアンプで鳴らせば、
2S305は多少ナロウレンジでありながらも、
聴感上のS/N比のよい音とは、こういう音だという見本という手本のような音を聴かせてくれるはずだ。

2S305は、日本を代表するスピーカー(音)といわれていた。
それは海外製のスピーカーシステムとくらべると、パッシヴな性格のスピーカーシステムであり音である。

そのため聴き手(使い手、鳴らし手)がより積極的に能動的でなければ、
海外製のアクティヴな性格のスピーカーシステム(音)を聴いた後では、
ものたりなさを感じてしまうような音でもある。

APM6の音を、私は聴くことがなかった。
どんな音なのかは、だから正確にはわからない。
それでも2S305に通じる、パッシヴな性格をもったスピーカーシステムであるはずだ。

APM6を、いまじっくりとみつめていると、
1976年当時のオーレックスの広告にあったコピーが思い出される。

「趣味も洗練されてくると大がかりを嫌います。」
「趣味も洗練されてくると万人向けを嫌います。」

APM6の広告にもそのまま使えるのではないだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=17624

モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=17652

ステレオサウンド 59号のベストバイで、エスプリのAPM6に星をつけている人は、
APM8の六人(井上、上杉、岡、菅野、瀬川、柳沢)に対し三人(岡、菅野、山中)だった。

ここでひっかかったのは山中先生が、APM8には入れずAPM6に二星をつけられている。
これが意外だった。

山中先生といえば新製品紹介のページでも海外製品を担当されていた。
それまで書かれたものを読んできても、国産スピーカーをあまり高く評価されることはなかった。
その山中先生が、なぜだか理由はわからないけれど、APM6に二星。
しかも多くの人が評価しているスピーカーとはいえないAPM6に対して、である。

59号の約半年後に出た「コンポーネントステレオの世界 ’82」でも、
山中先生はAPM6の組合せをつくられている。
この別冊では他に二つの組合せをつくられている。
ひとつはQUADのESL63、もうひとつはエレクトロボイスのRegency IIIである。

QUADとエレクトロボイスは、すんなりわかる。
けれど、山中先生がAPM6? と思った。

それまでのステレオサウンドを読んできた者にとって、これは意外なことだ。
APM6の組合せならば、それまでのステレオサウンドならば、
岡先生、上杉先生、柳沢氏の誰かだったはずだから。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」の半年後の63号でのベストバイ。
ここでも山中先生はAPM6を評価されている。

ここでつくられた組合せの次の通りだ。

●スピーカーシステム:エスプリ APM6 Monitor(¥500.000×2)
●コントロールアンプ:エスプリ TA-E900(¥600.000)
●パワーアンプ:ヤマハ BX1(¥33.000×2)
●カートリッジ:フィデリティ・リサーチ FR7f(¥77.000) デンオン DL305(¥65,000)
●プレーヤーシステム:パイオニア Exclusive P3(¥600.000)
組合せ合計 ¥3.002.000(価格は1981年当時)
http://audiosharing.com/blog/?p=17652


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=17662

山中先生は、エスプリ(ソニー)のAPM6のどこによさを認められていたのか、
「コンポーネントステレオの世界 ’82」での組合せでは、どういう音を求められていたのか。

「コンポーネントステレオの世界 ’82」でのもうひとつき山中先生の組合せ、
QUADのESL63の組合せとAPM6の組合せには、共通する言葉が出てくる。

ESL63の組合せの最後に山中先生が語られている。
     *
 最近は室内楽のレコードをほんとうに魅力的に再生できるシステムが非常に少ない。この組合せにあたってドビュッシーのフルートとハープとヴィオラのソナタを聴きましたが、こういったドビュッシーなんかの曲で一番難しいのは、音が空間に漂うように再生するということだろうと思います。そのあたりの雰囲気が、かけがえのない味わいで出てくるわけで、ぼくは実はこうした音楽が一番好きなのです。
 それをこういう装置で聴くと、またまた狂いそうで心配です。最近の自分のシステムでいちばん再生困難なソースだったけれども……。
     *
ESL63の組合せはQUADのアンプ(44+405)に、
アナログプレーヤーはトーレンスのTD126MKIIICとトーレンスのカートリッジMCH63、
昇圧トランスはオーディオインターフェイスのCST80E40で、組合せ合計は¥1,710,000(1981年当時)。

室内楽については、APM6のところでも語られている。
     *
 この組合せのトータルの音ですが、最初に意図した、おらゆるソースにニュートラルに対応するという目的はかなり達せられたと思う。たとえば、かなり大編成のものを大きな音量で鳴らしても大丈夫ですし、楽器のソロのような再生の場合でも焦点がピシッと定まる。決して音像が大きく広がらないで、定位の点でも問題ないし、ディテールも非常によく出ると思います。
 ただ、私の好みもあって、いろいろなソースを聴いてみますと、一番よく再生できたなという感じがしたのは、クラシック系のソースです。特に小編成の室内楽とか声楽、それからピアノの再生がかなり良かったと思います。それがこのスピーカーシステムの一つの特徴なのかもしれません。楽器のイメージというか、とくにサイズの感覚が非常によく出る。たとえば、ギターのソロの場合、スピーカーによってはギターが非常に大きくなってしまって、両方のスピーカーの間隔いっぱいに広がるような、巨大なギターを聴くという雰囲気になるんですけど、そういうことは全くなくて、ピシッとセンターに焦点が合う。しかも、その楽器の大きさらしい音で実感できる。こういう点がこのシステムの一番素晴らしいところだと思います。
     *
この、再生される楽器の大きさについては、ESL63のところでも語られている。
     *
 人間が人間の大きさでちゃんと再現される。動きもわかる。楽器がそれぞれ大きさでちゃんと鳴る。小さな楽器は小さく、大きな楽器は大きく、ちゃんと感じられる。
     *
APM6とESL63、
それに鳴らされる(組み合わされる)アンプもずいぶんと傾向の違いを感じるが、
意外にもどちらの組合せでも、共通する意図が、そして音があったことがわかる。
http://audiosharing.com/blog/?p=17662


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=17678

自分がいま鳴らしている音を冷静に捉えている人であれば、
自分のシステムがうまく鳴らしてくれないレコード(音楽)を、
いともたやすく鳴らしてくれるスピーカーがあったならば、やはり惹かれてしまう。

いま鳴らしている音の延長線上にある音に惹かれることもあるし、
自分のスピーカーに不満に思い続けているところがよく鳴っているからこそ惹かれることもある。

前者の場合、グレードアップにつながっていく。
後者の場合はどうだろう。新たなスピーカーを導入するきっかけとなることだってある。

山中先生にとって、1981年の時点で、
QUADのESL63とエスプリのAPM6は、後者の場合にあたるスピーカーだったといえよう。

山中先生はESL63を導入されている。
QUADのアンプを含めての導入で、
リスニングルームではなくリビングルームにQUADのシステム一式は置かれていた。

APM6はリビングルームに置くスピーカーという雰囲気ではない。
やはりリスニングルームに置くスピーカーであるし、
型番にMonitorとつくぐらいであるからスタジオでの使用を前提としているともいえる。

そういえば、山中先生は「コンポーネントステレオの世界 ’82」のAPM6の記事の最後にこういわれている。
     *
 最後に、このAPM6というのは家庭に持ち込みますと意外と大きいんです。ショールームとか、どこかの展示会の会場で見ている場合には、角のない楕円形のカタチのせいか、そう大きく見えないのですが、実際に部屋に置くとたいへん大きいスピーカーで、狭い部屋ですとセッティングに苦労することがあるかもしれません。
     *
確かにAPM6はカタチのお陰で、写真でみるとそう大きくは感じられない。
けれど外形寸法はW54.4×H82.0×D37.3cmある。わりと大きめのサイズであることは確かだ。

だがESL63はどうだろう。
W66.0×H92.5×D27.0cmある。奥行き以外はESL63の方が大きい。
にもかかわらずESL63の記事では、APM6のように実際には大きいとは語られていない。
http://audiosharing.com/blog/?p=17678


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=17693

山中先生が《ぼくは実はこうした音楽が一番好きなのです》と語られているドビュッシー。
ステレオサウンド 88号の特集「最新コンポーネントにおけるサウンドデザイン24」、
この中に「山中敬三のサウンドデザイン論 そのバックグラウンドをさぐる」がある。
そこで語られていることを思い出していた。
     *
──好きな音楽は?
 わりと広いほうです。若いときから、その時期ごとに、一つのものに傾倒して、それがシフトしていって、結果的にかなり広いジャンルを聴くようになった。
 自分自身でレコードを買うようになったのはジャズ……スイングの後半からモダン・ジャズまでです。ベニー・グッドマンにはじまり、コルトレーンでストップ。
 兄がクレデンザの一番いいやつを持ってて、それでジャズを聴いてしょちゅう怒られました。でもあの音は素晴らしかった。
 クラシックで最初に好きになったのは、フォーレとかドビュッシーとかのフランス音楽だったんです……。
──S/Nをとるのがむずかしい……!
 苦労しましたね。低音を出そうと思ってもS/Nがとれない。フォーレのレクイエムを聴くために壁バッフル作ったり……。
 フランス音楽のあの積み重なりが好きになったんでしょう。
     *
「コンポーネントステレオの世界 ’82」でのESL63の組合せでは、
《こういったドビュッシーなんかの曲で一番難しいのは、
音が空間に漂うように再生するということだろうと思います》といわれている。

フランス音楽の積み重なり、これが漂うように再生されるかどうか。
「漂い」に関しては、88号の特集で菅野先生も語られている。
     *
──鳴らし方のコツのコツは……?
 オーディオマニアは「漂い」という言葉を使わない。「定位」という言葉がガンと存在しているからだ。「漂い」の美しさは生のコンサートで得られるもの……。それを、もうちょっとオーディオマニアにも知ってほしい。これこそ、一番オーディオ機器に欠けている部分ですね。
 最新の機械を「漂い」の方向で鳴らすと、極端にいうと、みんなよく鳴るように思います。最新の機械で「定位」という方向にいくと「漂い」がなくなって、オーディオサウンドになります。
     *
山中先生が自宅のシステムとしてAPM6ではなくESL63を選ばれた大きな理由のひとつが、
この「漂い」だと思う。
http://audiosharing.com/blog/?p=17693


モニタースピーカー論(APM8とAPM6・その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=30050

ソニー・エスプリのAPM6は、モニタースピーカーとして開発された、といっていいだろう。
けれど、APM6をモニタースピーカーとして導入したスタジオはあっただろうか。

CBSソニーのスタジオには導入されたのだろうか。

QUADのESL63は、家庭用スピーカーとして開発された。
にも関らず、当時のフィリップスがモニタースピーカーとして採用し、
それに応じてESL63 Proが登場した。

ESL63 Proは、型番からわかるように、モニタースピーカーとしてESL63の別ヴォージョンだ。

APM6はモニタースピーカーを目指しながら、採用されることはなかった。
ESL63は家庭用でありながら、モニタースピーカーとして採用されていった。

フィリップスの録音エンジニアは、おそらくAPM6の存在は知らなかったのではないか。
知っていたとして、音を聴いていたのだろうか。

もし彼らがAPM6を聴いていたとしても、
結局はESL63がモニタースピーカーとして選ばれたように思う。

その理由は、(その12)の最後に書いている「漂い」の再現なのだろう。

日本ではモニタースピーカー・イコール・定位の優れたスピーカーというイメージが、
アルテックの604シリーズが、広くモニタースピーカーとして使われていたことからもある。

ESL63をモニタースピーカーとして選んだフィッリプスは、
クラシックの録音を行う部門であるから、「漂い」が、その理由のように思うのだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=30050

121. 2021年4月16日 10:39:41 : mV2k7WRgio : MGYvb2xWOERxY0k=[10] 報告
Date: 5月 23rd, 2020
定番(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=31039


定番といえるモデルをもつメーカーとそうでないメーカーがある。
型番だけが定番を受け継いでいるから、といって、
そのモデルが必ずしも、誰もがみてもはっきりと定番といえるわけでないことは、
日本のメーカーの製品には、少なくない。

型番は違ってきているけれど、定番といえるそうモデルはある。
QUADのコンデンサー型スピーカーシステムである。

現在のQUADコンデンサー型は、ESL2812、ESL2912となっているが、
1981年に登場したESL63と基本的に同じままである。

ESL2912はパネルが六枚になっていて大型化されたモデルだから、
ESL63のそのままとはいえないが、基本的に大きく違っているわけではない。

ESL2812はパネル数もESL63と同じである。
外観は多少は変更されている。

けれどサンスイのプリメインアンプの607、707、907シリーズが、
新モデルが出るたびに、別のアンプに変っていったこととは対照的である。

日本ではQUADのESL2812の存在はないに等しいのかもしれない。

さっきQUADの輸入元のロッキーインターナショナルのサイトをみたら、
スピーカーのところに表示されるのは、小型ブックシェルフ型のみで、
ESLは、そこにはない。

ROCKY international
http://www.rocky-international.co.jp/quad_index.html


QUAD本家のサイトをみれば、そこには2812、2912ともにきちんとある。


Home - Quad
https://www.quad-hifi.co.uk/


製造中止になったわけではなく、ロッキーインターナショナルが取り扱いをやめたのだろう。

輸入元が取り扱いブランドの全製品を輸入しないのは、昔からよくあることだ。
日本市場では売れそうにないと判断されたモノは取り扱わないようだ。

たとえばハーベスのトップモデル、Monitor 40.2は、
まだMonitor 40だったころから気になっているモデルなのだが、
Mプラス コンセプトのサイトには、ずっと以前からいまも、Model 40のページはない。
http://audiosharing.com/blog/?p=31039

122. 中川隆[-5613] koaQ7Jey 2021年4月17日 12:36:45 : RSLdzPRb1s : Y0wwMFV6MDlreDI=[19] 報告

audio identity (designing)宮ア勝己 

Date: 8月 25th, 2013
型番について(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=11695

QUADのESL63は、その後ESL63Proという、いわば録音モニター用のモデルも出している。

ESL63は早い時期からフィリップスの録音エンジニアたちモニタースピーカーとしてつかわれていて、
そのときから高域のリニアリティを少しでもよくするためにネットを外していたのが、
QUADがフィリップスの録音チームの、そういう要望をきき、
ESL63のパンチングメタルの孔を大きくしている。
その他保護回路の働き(設定)が通常モデルとは異る。

ESL63Proが出る、ときいて、それでも少し期待していた。
もっとも冷静に考えれば、型番の末尾にProとつくのだから、
ESLのしっとり感を、このモデルに期待するのは無理だというのは聴く前からわかってはいた。

それでも、もしかするという、わずかな希望をもっていた……。

ESL63ProはESL63のシックな外観から、いかにも可搬型として使いやすいように変っていた。
音はESL63よりも、モニター的性格を聴き取ろうと思えば聴きとれるような、そういう変化だった。

このESL63Proを使って、フィリップスの最新録音を聴くという企画が、
ステレオサウンド 80号に載っている。
黒田先生、諸石幸生氏、草野次郎氏で、
ネヴィル・マリナー指揮のモーツァルトの「フィガロの結婚」を聴くというものだった。

タイトルは、
フィリップスのモニターサウンドで聴く最新録音『マリナー/フィガロの結婚』。
http://audiosharing.com/blog/?p=11695


型番について(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=11697

ステレオサウンド 80号での「フィガロの結婚」の試聴でのESL63Proのセッティングは、
通常の試聴におけるセッティングとは異り、フィリップスの録音チームがやっているのと同じようにしている。

ESL63Proの中心が聴き手の耳の高さと合せるためにまず通常よりも高いスタンドを用意し、
さらにここがもっとも特徴的なのだが、スピーカーを110度ほどに、思いっきり振っている。
実際の配置の詳細は80号の476ページに写真と図が掲載されているので、そちらを参照してほしい。

こういうセッティングとすることで、低音の音圧感は減るものの、
このセッティングならではの音場感が浮び上ってくる。

黒田先生はこう語られている。
     *
よく音がこちらにくるという表現を使いますが、このスピーカーの配置で聴くと、音は、絶対にこちらにきません。幹スピーカーの右端と左スピーカーの左端の線のむこう側に音場があって、むこう側で終わっている感じがするから、いちいち首をつっこんで、あすこにおまえがいるというふうに聴いてしまう聴こえかたなんですね。音を大きくすると、それがあまってくる。この中で形成する音量で、音場があったところを確かめるという聴こえかたですね。今度はオペラではなくて、楽器は動いたりしないから、よけいにそれが鮮明にでた。
     *
この発言で「オペラではなくて」は、「フィガロの結婚」を聴いた後で、
同じフィリップス録音の、ハイティンク指揮アルプス交響曲を聴いてのものであるからだ。

この時の試聴は、個人的に興味深く、いまでも憶えている。
黒田先生の「この中で形成する音量で」の発言にもあるように、
ヨーロッパのクラシック・レーベルの録音モニター時の音量は、
日本で想像されているよりもずっと低い、ということを、
このときのESL63Proの独特のセッティングと、そこでの音量が如実に語っていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=11697

型番について(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=11708

ステレオサウンド 80号は1986年に出ている。

ESL63が登場した1981年にまだ10代だった私も、1986年には20代になっていた。
ESl63もESL63Proという派生モデルを生み出している。
1982年にはCDが登場している。

いくつもの変化が、周囲にも私自身にもあって、
ESL63Proの音の良さを、それまで頭で理解していたところがあったのが、
素直に、いいなぁ、と思えるようになってきていた。

ESL63よりもESL63Proのほうを、私はとる。
ただ外観に関してはESL63Proは、いかにも仕事用のスピーカー然としていて気にくわないところはある。
けれど、なによりも型番の63が、1963年生れの私にとっては、
無視できない魅力として、このスピーカーが登場したときから続いている。

このころになると、ESL63Pro、たぶんいつかは手に入れるんだろうな、とも思うようになった。
でもできればESL63の外観で、ESL63Proの音であってほしい、という希望つきでもあったけれど。

これは決意ではなかった。
予感、といったほうがいい。
そんな予感は、いつの日か現実になるようだ。

1986年から10数年以上経ったころ、ESL63Proを譲ってくれる人がいた。
ESL63Proの中でも、古いロットのモノであったが、相場からするとずいぶんと安く譲ってもらった。

全面的に修理が必要な状態なため、いまは押入れの中で眠ったままになっている。
いつの日か、きちんと鳴らしたい。

音だけでいえば、現行のESL2912、2812の方がいいに決っている。
でも、両スピーカーの型番には63の文字がないから、このESL63Proを鳴らす。
それに、このESL63Proは小林悟朗さんのモノだったのだから、なおさらだ。

いまふりかえると、63という数字は、私にとってひとつの縁だった。
小林悟朗さんから譲られたESL63Proも縁である。
http://audiosharing.com/blog/?p=11708

123. 2021年5月08日 15:18:00 : T9gTZXlDWQ : RkJTMjN0eVZLaE0=[25] 報告
Date: 6月 22nd, 2009
使いこなしのこと(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=705

たとえばコンデンサー型スピーカー。
一般には、後面からも音を放射しているため、
できるだけ後面の壁からは距離を取り、というふうに言われてきている。

QUADのESLを、約5.5畳ていどの狭い部屋で聴いた経験から言えば、必ずしもそうでもないよ、と言いたい。

瀬川先生の影響もあって、まずスピーカーは、部屋の長辺の壁側に置く。
できるだけ左右のスピーカーの間隔を広げたいためでもあり、
私の経験でも、そんなに多くの部屋で鳴らしているわけではないが、
やはり部屋を横長に使ったほうが、低音の鳴り方の自然さ、伸びやかさを含め、好結果が得られる。

だから、ESLも、そのように置いた。だからESLの内側の縁は、
ほとんどスピーカー後の壁にくっつくかどうかのところまで、近づけて置くしかなかった。

このときの音を実際に聴いていない人は、この置き方をみただけで、ひどい音がするんだろうな、と判断するだろう。
でも、くり返しになるが、スピーカーの置き方に定石はない。

ESLは、実に伸びやかな音を鳴らしてくれた。
このとき使っていたパワーアンプはSUMOのThe GOLDである。
http://audiosharing.com/blog/?p=705

124. 中川隆[-5139] koaQ7Jey 2021年7月04日 09:47:38 : oK8CEMlMsc : dnU4eC52a0R2cC4=[12] 報告
>>1, >>12 に追記


2021年 07月 02日
対向法での音場の実験は
https://tannoy.exblog.jp/32343335/

東京地方は、大雨警報が出ているぐらいで、前線が活発化して雨が降り続いています。おそらく明日まではこの雨は続くようです。まだ気温は低めですが、西から徐々に上がってきました。最近の梅雨の特徴である、ふれば大雨、上がれば真夏日になってきました。世界を見れば、先週は何時もは涼しいカナダのバンクーバーが49.5度という熱波に襲われました。シベリアのツンドラ地方も45度越の酷暑です。永久凍土が溶け出して、建物も傾いているとの事、いよいよ地球温暖化の本格的な影響が出てきたようです。

コロナも大変ですが、実はこの大雨や酷暑の天気の異常の方が大きな影響を及ぼします。穀物がとれず、凶作になり世界的な大飢饉が心配されるからです。中国の起こっている水飢饉。最近は北海道のみずの豊富なとちを中国企業に買い占められているという話も聞きます。オリンピックどころでは無い状況なのですが、さてこれからどのように推移していくのでしょう。

先日、ステレオ再生の話を述べたとき、HartleyやESL-57の通常の置き方では音場はでないと書きましたら、対向法なら音がでると言ったではないかと、ご指摘をいただきました。

kikiさんの音場の追体験 2
https://tannoy.exblog.jp/26958009/


そうです。普通では音場がでないSPが、向かい合わせに置くと、通常の二次元のステレオでは無く、部屋の中がコンサートホールになります。目の前にホールがあり自分もその中に入ってかぶりつきで聴いているのです。驚きましたね。

対向法での音場の実験は_f0108399_17524284.jpg

これは、家の和室で、何時ものT4をkikiさん対向法で置いてみました。

対向法での音場の実験は_f0108399_15423157.jpg


これは、M.Aさんのお宅のConfidence 3 で実験された時の写真です。琴奨菊のようにのけぞっていますね(笑)。


対向法での音場の実験は_f0108399_15425632.jpg

これはCさんのところで、小型SPで実験していただきました。すると、このサイズからは想像がつかないスケールが現れたそうです。

対向法での音場の実験は_f0108399_15451978.jpg

そして、琴奨菊と言えば、こちらの方が本格的ですね。大阪のHartleyを向き合わせでならしました。


向かい合わせる方法で蘇ったHartley
https://tannoy.exblog.jp/27011995/


正面で聴いている時は、左右のSPの真ん中で微動だもせず聴かないとステレオのイメージがずれてしまう昔のSPが一切構わず、部屋がコンサートホールの様になり始めるのです。この鳴らし方は、小さい部屋でも効果が出るのです。六畳のなので通常の置き方では、やはり左右に拡がりません。ところがこの置き方になると、最高域の精緻さは無くなりますが、代わりにコンサートホールに響いていく残響が見事に出てくるのです。

対向法での音場の実験は_f0108399_17163013.jpg

もちろん、 ESL-57でも実験しました。これが一番難しいですね。コンデンサーの振動膜がとても薄く、本当に微妙な位置の変化で音は変わります。もっと接近したり、話したり、前を拡げたり、もっとのけぞらしたり、いろいろなテストをしました。しかし、他のSPででたような音場は、なかなか現れません。また、聴くときはもっとリニアフィールド的に前に行かないと細かな音が出てきません。これは、平行法の方が使い易いと思いました。やはりESLは難しいようです。アポジーでは試していません。DIVAをお持ちのかたお二方おられたのですが、重すぎてあきらめました(汗)。

対向法での音場の実験は_f0108399_17315725.jpg

そして、ここまでいろいろ試したのに、映画用のConfidence 3 以外に何故対向法をしないのだといわれそうですが、それは無指向性のSPは、考えてみると最初から、円形に360度放射していますので、平行法であり、交差法であり、対向法でもあるのです。無指向性のSPが醸し出す音場は、通常のSPや平面SPが出す、音とは違って自然に音場を出すからです。

和室のユニコーンは、下にバックロードの方向性のあるキャビネットがありますから、低域の音場は、向きによって変わりますが、Troubadourの方は、ウーファーのキャビネットも、前後または左右にコーン紙が同相で動くので、波長が長い低音では、球面波がでています。そのシステムが、再現する三次元の音場を聴くと、通常のSPで音場を出す必要が無くなります。それらのSP本来の鳴らし方で、音場では無く音色を愉しんでいるのかもしれません。

そして、まだ去年の11月からですから、半年しか経っていませんが、前方にTroubadour80/TW3、後方にTW5の最低域、上方に40によるアンビエンス付加の三次元サウンドが完成したので、私の中の「音場」の意味自身が変わったからでしょう。それなのに、同じ「音場」という言葉を使っていたので、混乱を招いたようです。ますます増大する老人力の所為でもありますが、使い方も紛らわしかったようです。ごめんなさい!

https://tannoy.exblog.jp/32343335/

125. 中川隆[-16105] koaQ7Jey 2021年7月23日 14:19:30 : lomcF4oKuY : U01VblJyTjVseXc=[11] 報告
静電型スピーカーの修理 _ STAX・QUAD ELECTROSTATIC LOUDSPEAKER RESTORATION
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/836.html
126. 中川隆[-13982] koaQ7Jey 2022年2月03日 07:27:02 : tOh3ugIRWs : d3hwYjVOdlFyZWs=[3] 報告
QUAD ESLの修理お任せください _ サウンドポイント55
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/newpage4.html


旧製品からの部品取り整備後移植。

63,63PROの振動板の張替(MTAUDIO提携)

1ユニットあたり¥1万〜¥4万、基本工賃¥1万です。

(整備で済む場合と振動板交換またはオリジナルの整備品の移植等でお値段が変わります)

ESLのノイズでお困りの方、ロッキー、サウンドボックスの修理代が高額で諦めて居られた方一度御相談下さい。

現物を見せて頂いてお見積り致します。

お問い合わせ電話 075−711−0055 までお気軽に

年中無休朝9時〜夜8時まで電話受付

お問い合わせメールはこちらから soundpoint55@nifty.com

サウンドポイント55への地図
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/tizu.html

〒601−1253
京都市左京区八瀬大衛町717−2 秋岡ビル 4F
サウンドポイント55
рO75−711−0055
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/newpage4.html

サウンドポイント55 真空管アンプ組み立て修理
QUAD ESLスピーカー格安修理出来ます 年中無休で受付いたします

オーディオ買取soundpoint55. オーディオ買取 真空管、ビンテージ物、なんでも買取 いたします
お問い合わせ電話 075−711−0055 までお気軽に

お問い合わせメールはこちらから soundpoint55@nifty.com
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/

127. 中川隆[-13963] koaQ7Jey 2022年2月03日 08:25:03 : tOh3ugIRWs : d3hwYjVOdlFyZWs=[22] 報告
サウンドポイント55 スピーカー在庫のページ
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/newpage3.html


RCA LC−1B IN オリジナルBOX  在庫あり  写真1,2,3             \75万
 (スタジオモニター用壁掛け型、バッチ付き)

RCA LC−1B ユニット 超極上品   1ペアーあり            ¥60万
 (LC-1Aとの違いはエッジ改良によるfo改善、見た目の違いはありません)

JENSEN H−520 極上品     1ペアーあり              ¥28万
 (604類似同軸2WAY)

JENSEN G−610 オリジナル   1本のみあり             ¥50万
 (銘記3WAY,弁当箱ネットワーク、Cとは別物です)

パルメコ 38cm同軸2WAY LS−1     2ペアー在庫  写真1,2,3 ¥63万

(初代BBCモニター、WE系の特注品と思われる構造です。ドライバーは713か?)

(残念ながらコーン紙に破れ補修が御座いますが音質には問題御座いません。)

(超ヘビー級のユニットでコーン紙はジェンセンより遥かにパンパン、ロレンツの

ツイーターを付けて3WAYにしてBBCで使われました。あのアビーロードスタジオ、
  アメリカのバンガードのスタジオでも採用されてました。)

バイタボックス 30cm同軸       1ペアー在庫あり 写真1,2,3   ¥20万完売
(ロンドンWE直系、601とは比べ物にならないクオリティーです)

シーメンス ワイド・アングル       極上1ペアーあり。          ¥60万 完売
(25cmコアキシャル3パラ。マッチングトランス付き。平面バッフルで御使い下さい)

これらはビンテージの中でも最高に位置するユニット群です。
アルテック、JBL、TANNOYに愛想をつかした方御試聴ください。  

    その他のビンテージ

ボザーク  30cm 同軸ユニット    2ペアー在庫あり        ¥8万、12万
 (東海岸の勇)

EMI     楕円同軸ユニット      1ペアー在庫あり            ¥6万
 (メタルセンターによるメカニカル2WAY+ツイーター)

ロンドンRCA38cmウーハー        1ペアーあり             ¥30万完売
 (最高のパーマネントウーハーです、ロンドンWE2080Aより凄いです。)

IPC ドライバー 555マウント         2本在庫          ペアー¥15万
 (ジェンセンOEM,砲弾ドライバーの555マウント、金属振動板)

IPC ホーン 1049                1ペアーあり       ペアー¥12万
 (上記ドライバー用ホーン、勿論555使えます)

アンペックス  1インチ用ホーン         1ペアーあり       ペアー¥6万完売
 (JBLのホーンより1ランク上の造り、WEホーンのようなデッドニングがして有ります)

フィールド・ウーハー  38cm          2ペアー       ペアー¥20万、¥25万

(ジェンセン)      30cm          4ペアー       ペアー¥12万より

(素晴らしい音留まりです。WEのウーハーもジェンセン製です)

RCAビクター  25cmフルレンジ 1910年代貴重珍品   1ペアーあり  ¥18万

(HIS MASTERS VOICE ラベル、片方セーム皮エッジに交換されております。)

ステフェンス  1インチドライバー          2ペアー       ペアー¥12万完売

 (ウエスタン・ツルーソニック、WEが後期モニターに使って有名になりました)

ラーコン  555用マルチセルラー(26Aホーン近似8セル、珍品) 1ペアー ¥30万

(KS6368と同じような布と鉄板の張り合わせです。6368もラーコン製です)
(555に使用すると25Aホーンより良い音です。)

ジェンセン  38cmパーマネントウーハー           2ペアーあり ¥10万より
(定番、アルテック、JBLからのグレードアップにどうぞ)

アルテック 604D 38cm同軸 N−1600ネットワーク付き     ペアー¥25万

(オリジナルNEWコーン紙に貼り替えました。音質には問題御座いません。)

アルテック 604−8G 38cm同軸 ネットワーク付き         ペアー¥21万

アルテック 604−8K 38cm同軸 ネットワーク付き         ペアー¥18万
(コーン紙に少しだけ傷があります)

806,802各種在庫あり。  アルニコユニットのみです。        ペアー¥5万より

416A、416−16Z、803A他在庫あり                    ペアー¥7万より

JBL LE-85(3ペアー有り¥8万) 、LE375(20万)、LE-15A、2220B他各種ウーハーあり。

TAD TD4001ペアー(極上オリジナル振動板)              ペアー¥30万

TL-1601A、2ペアー(極上のオリジナルコーン)             ペアー¥12万

QUAD ESL57(3ペアー在庫あり、金、黒、ベージュ)          ペアー¥18万

QUAD ESL63(3ペアー在庫あり、茶、黒)                ペアー¥25万

QUAD ESL63PRO                              ペアー¥28万
ESLは全て整備済み。

JBL オリンパスS8Rシステム 程度良                   ペアー¥90万完売

JENSEN G−610C inBOX エッジ補修小、音質には問題ありません。

 純正ユートピアウルトラフレックスBOX入り 定価¥266万       ペアー¥95万完売

Gauss 2インチドライバー HF−4000(アルニコ) 4本在庫在り     ペアー¥20万完売

写真1,2,3 振動板の状態、ボイスコイルの抵抗値等は揃っております。

外観は多少剥げ錆等御座いますが電気特性音質は完品です。 4本まとめて ¥35万完売

JBL 2インチ用ホーン2350 2本在庫  再塗装致しました  ペアー¥90000
スロートアダプター2328付です。

        随時写真アップ予定です。しばらくお待ちください。

https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/soundpoint55/newpage3.html

128. 中川隆[-13949] koaQ7Jey 2022年2月04日 03:35:26 : JKSPu7iMHo : eDYxc1lad1o1NEk=[5] 報告
因みに、QUAD ESLでまともな修理ができるのはサウンドポイント55だけです。
QUAD代理店のロッキーインターナショナルでは既に旧型ESLの修理は受け付けていません。
ドイツQUAD Musikwiedergabe GmbH 代理店のサウンドボックスではエレメント総入替え以外にはまともな修理ができません。

4年前にサウンドポイント55の主人が亡くなられてから、QUAD ESL使用者は修理ができなくなってみんな困っていたのです。
今度の再開はおそらく前に仕事を手伝っていた弟さんだと思いますが、何とか潰れない様に応援して下さい。

129. 中川隆[-13745] koaQ7Jey 2022年2月11日 08:52:51 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[15] 報告
No.3 QUAD-ESL
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/sp3.html

今回は私が視聴の時、頭の中でリファレンスとして使っているスピーカーを紹介したいと思います。これは、ある種の楽器や音楽について、私の中での理想の音にかなり近いものなのですが、手放してしまったあと、入手できず。


写真左:ブラック・パネル
写真中央:ブロンズ・パネル
写真右:新型-ESL63


BBC発表データ仕様のスピーカーとは全く違う方向を長年目指している英メーカーにQUAD社があります。50年の歴史の中で静電型のスピーカー一筋で製造を続けています。もちろん、そのスピーカーを駆動するためのアンプも真空管時代から作り続けています。例えば、後でお話する現行機種の「ESL-63」は1963年に開発に着手(これは最初のESLが発売されて、そんなに経ってない時期なのですが次のステップにすぐ移ってる。)実際に製品化されたのは、1982年なのです。いかに、真面目にやっているかというのもこんなところからもわかります。日本でも同様のポリシーで静電型のスピーカーやヘッドフォンの製造を続けている「STAX」がありますが、スタックスの場合はどちらかというと、ヘッドフォンで採算をあわせているという感じがしますが・・ 音についてはかなり傾向が違うようですが。 スタックスはまじめそのものと言っていい音で、ちょっと面白さとか楽しさという面で何か欠けている気がします。一方、QUADはひとつひとつの音を聞くと、静電型らしくとっても真面目で弦楽器や木管楽器は生の楽器の音にとても近い音がしますが、大き目の響きのいい部屋で聴くと、ホールの2階席できいているようなとっても耳に心地よい音がします。原音に忠実らしく、オーケストラで演奏している現役の演奏家がよくこのスピーカーを好んで使っているようです。また、フィリップスでは長くこのスピーカーを出来あがったレコードを再生という観点でチェックするためのモニター・スピーカーに使用していました。
私自身もこのスピーカーから再生されるチェンバロ、弦楽器、そして木管楽器の質感がとても好きで三年ほど小編成のクラシックのためのスピーカーとして使っていました。但し、響きのよい大きな部屋なぞ望むべくもなく、オーケストラやこれ以外の楽器(金管楽器や打楽器)では、ねばりや迫力といった感じがでないので、大編成のクラシックやジャズ等の音楽では躍動感が出ず、それらの音楽は別のスピーカーを使っていました。 その後、この部分を改善した新しいモデル、ESL-63が発売されたのを機に、もう少し違うジャンルまでを同じような音で聴くことを望んでこの新しいスピーカーに変えたのですが・・ 確かに、音圧レベルも上がり、低音も大編成のオーケストラをカバーできるほどの改善があったのですが、高音域での独特の音味、一部の楽器での原音に近い質感がなくなってしまって、なんの変哲もない普通のスピーカーになってしまったのでした。どちらかというと、スタジオ・モニター的なスピーカーの音に近づいた感じです。もちろんしっかりした音がどの帯域でも出ており全体の質は非常に高いのですが。個人的に望んだ高音域での独特の質感はいろいろアンプを変えて試しましたが、同じ音は出てきませんでした。(このスピーカーは現在我が家で休眠中。経年変化でコンデンサーが全てへたってしまいました。修理にだすか、検討中。)でも、頭の中にはその前のESLの音がこびりついていて、チェンバロやヴァイオリン等の試聴の時にどうしてもその音と比べてしまうのです。       
by Masa July, 2000


仕様: 静電型(コンデンサー型)
入力インピーダンス: 15−30オーム
出力音圧レベル: 85db以下
大きさ: 787x876x267  18Kg

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/sp3.html

130. 2022年2月18日 16:38:30 : EonKvGsRbw : eFRRamhWamM4T2M=[3] 報告
Audio Cheap Chic
妄想:静電型スピーカーのダイレクト・ドライブ
1月 15, 2021
https://audiocheapchic.blogspot.com/2021/01/blog-post.html


静電型スピーカーには大抵昇圧トランスが付いている。最初のフルレンジの静電型スピーカーと言ってもいいQUAD ESL57では中高音域は凡そ1:100に昇圧している。低音域は同じトランスに凡そ1:100の別巻線が2巻あり、トータルで1:300に昇圧する。静電型は低い内部抵抗で駆動する、すなわち定電圧駆動するとハイ上がりになる。後面開放型と同様にダイポール型なので前面と後面の位相が逆なので、打消しが生じるため、6dB/Oct.では無く、100 Hzから5 kHzにかけて3dB/Oct程度で上昇する。無論、室内の反射とか、低音域の共振とか、バフル効果とか色々相まって周波数特性が変わる。

定電圧駆動ではなく抵抗を直列に入れるなどして定電流ドライブするとある周波数から上はほぼフラットになるが、最高音域は振動膜の厚さに応じてある周波数から徐々に減衰することになる。QUAD ESL57では3ウェイにして、大雑把に言えば、高音域は1:100を経てローカットして、中高音域は同じ巻線から抵抗を直列に入れた上で結線されており、低音域は1:300で昇圧して抵抗を直列に入れて結線されている。このように3ウェイにすることによって総合的には平らに近い周波数特性を得ている。QUAD ESL57は元々15 WのQUAD II型アンプ(KT66のウルトラリニア接続PPでカソードNFBあり)で駆動することを前提していたのでパワーは入らない。その分、電極と振動膜が近い。出力の大きな半導体アンプを接続することで電極と振動膜との接触やアーク放電が頻発し、高音域のローカット回路が追加されるなど変更がなされている。QUAD ESL63以降の製品や他社の静電型スピーカーでは高圧バイアス電源から振動膜への回路に高抵抗が直列に入れられている。QUAD ESL63では確か10 MΩ、Acoustatでは500 MΩだったと思う。この抵抗は振動膜が大振幅で固定電極と接触したときのダメージを恐らく小さくしてくれるだろう。しかし、QUAD ESL57には入れられていない。中古品を手に入れると振動膜(特に高音域と中音域)に焼か焦げが出来ている例が多い。そのため信号電圧を制限するリミッターもオプションにあった。後に発表された405アンプでは基板に出力電圧リミッター用の結線ができるようになっていた。

昭和光音工業からSTAXへ社名が替わった頃、創業者の林 尚武 氏がラジオ技術1964年4月号に静電型のフルレンジ・スピーカー(STAXではコンデンサ形スピーカと呼称)システムについて寄稿した。ESS-3型、ESS-6型、ESS-12型が紹介されており、ESS-3型のトランスを省略したものがESS-6型で、ESS-3型のユニットを倍に増やしたのがESS-12型と紹介されていた。開発秘話というか製品紹介であったが、ESS-3型は同誌に載った宣伝で新発売であることが分かるが、その時点で既に発売されていたのか、販売予定だったのかは私には分からない。何しろSTAXの衝立型スピーカーの黎明期の話である。

前出の記事によれば、林 氏は大枚を払って(1米ドル=360円の時代であった)QUAD ESL57を入手して試聴したものの、原理的には素晴らしいはずなのに、と必ずしも満足できなかったらしい。エヌエフ回路設計ブロック創業者の北野 進 氏も満足しなかったひとりで、「高音はむしろホーン型スピーカと入れかえてみたら、いっそうよいのではないか(ラジオ技術1962年6月号)」と感想を述べていた。このような事情が静電型(コンデンサー)型トランスジューサーに可能性を追求していた林 氏のスピーカー開発のドライビング・フォースであったようだ。無論QUAD ESL57は当時の理論、資材、そして技術での試行錯誤の結果であり、生産性も含め非常に高い次元でバランスよく纏めたものである。当時のQUAD流のというかPeter J. Walker流の最高水準での妥協の結果である。歪率など、当時のダイナミック型を大きく凌駕していたし、トランジェント特性も素晴らしかった。

STAXはそれを越えることを目標にしたと考えられる。ESS-3型の公表された周波数特性はかなりフラットなのだが、それでも林 氏は310 Hzと5.5 kHz近辺のディップを気にしていた。尤もこれらはトランスと発音ユニットの間に入るネットワークで解消可能だろうとも述べていた。また、低音域での歪率をQUAD ESL57と比較したグラフを載せており、静電型が低音域でも十分に使えることを示していた。このデータがESS-3型のものなのかESS-6型なのか明示されていないが、他のデータから類推してESS-3型のものだろうと思う。

それより数年前、静電型スピーカーが高音用、乃ちツイーターとして注目された時期があった。ジェンセン社等が先鞭を付けたのだが、安価で高性能な日本製が注目され、昭和光音(後のSTAX)や品川無線(カートリッジのグレースとして有名)、新日本電気音響などが米国に輸出した。当時は目的がツイーターであっため電極が片側だけのシングル型が主であったが、昭和光音は両側に電極を置いて駆動するプッシュプル(PP)型を発表し、林 氏はラジオ技術(1959年5月号)誌上でPP型のCSP-500について特に詳しく解説ている。CSP-500には発音ユニット(エレメントと記載)が3箇角度を付けて装着されており高圧バイアスは2 kVで500〜800 Vの駆動電圧が必要。林 氏は専用のアンプ(6CA7 五結PP)も試作している。写真ではタムラの400型と思しき小型の出力トランスだが、一次側で2倍に昇圧しており、十分な駆動信号電圧を得ようとしていたようだ。昇圧後のトランスのインピーダンスが20 kΩということだから、6CA7の負荷はPPで5 kΩということになる。PK分割の位相反転回路にバランス型のNFBとトランスのNF巻線から初段のカソードへのNFBの多重負帰還で、PK分割への負帰還がちゃんとバランス取れたかどうかはともかく、500 V程度の出力は十分得られたであろう。ただ、この手の駆動方法は中音域は良いのだが高音域でインピーダンスの下がる容量負荷を十分駆動できるかが課題だろう。

1950年代の静電型スピーカーの振動膜にはしばしば金属蒸着フィルムも用いられている(例えば、C. I. Malme 1959)。しかし、金属蒸着のような電荷が自由に動き回る状態の定バイアス電圧型は振動膜の表面抵抗率が高い定電荷型に比べ特に低音域での歪の点で不利ということで、極めて低い導電性というか極めて高い表面抵抗率、具体的には108 Ω/□~1010 Ω/□といった値が求めらた。QUAD ESL57では水溶性ナイロン(ICI社のCalton®)の塗布、他の例ではグラファイトや帯電防止剤等が用いられ、各社独自の開発を行っている。Calton®の代替品としてDuPontのElvamide®が良いらしい。欧米のアマチュアに好評なのは帯電防止剤スプレーのLicron Crystalであるが表面抵抗率が107 Ω/□~109 Ω/□でやや低めである。類似の帯電防止剤スプレーSB-8を試したら108 Ω/□台であった。この高表面抵抗率の薄膜を湿度などの環境の変化に関わらず一定に保つような材料を探すのは容易ではない。

ラジオ技術1965年7月号の林 尚武・貝塚 邦泰 連名の記事では、STAXの静電型スピーカー専用の真空管アンプの開発について解説がなされていた。この記事では、前述のSTAXのフルレンジ・スピーカーの商品名に就いて、ESS-6型がESS-3型に、ESS-12型がESS-6型に改称されことがまず記されている。また、当初は昇圧トランス無しと有りがあった、あるいは計画されていたようだ。トランス付きにはモデル名の後にTが付いている(ESS-3TとESS-6T)と記事中にはあるが、雑誌の宣伝などでTの付いたモデルは見たことが無い。

また、夫々専用のアンプが開発されていた。STAXは小回りの利くビジネス・スケールだったのだろうし、当時の製品は顧客の意見を聞きながらの受注生産的な部分もあったのかも知れない。そのアンプは6RA8のSEPP OTLで、ESS-3用は2パラ(SEPPなので4本)のステレオ、ESS-6用は4パラ(8本)のモノラル仕様だった。数百Ω負荷で設計されたアンプなので、トランスの昇圧比を比較的低くできるので、特性をコントロールし易いのは確かだろう。記事を読むと林 氏の情熱が伝わってくる。

その記事にはまず前述のMalme (1959)が円形の静電型スピーカーを駆動するために製作・実験したアンプが紹介されている。これはハイμ高電圧レギュレータ管の2C53を低電流条件で抵抗(1.5 MΩ)負荷で終段にもってきてバランス出力とし、スピーカとは直結されている。B電源は8 kVで、プレートに何ボルト掛かっていたかは明示されていない。出力端からバランスNFBが掛けられている。NFBは45dBに及び、トータルの利得が80dB、1 kHzでの出力インピーダンスは6 kΩ。最大出力は4.5 kV、4.3 kVにおける1 kHzでの総歪率が0.7%という値が公表されている。ただ、高音域では十分な出力電圧が取れたとは思えないし、一般家庭で8 kVのB電源電圧は危険過ぎる。また、スピーカーを含めた周波数特性も電気的にイコライズする必要があったらしい。

STAXでも同様に高電圧(1.5 kV)電源で送信管3C24Gをトランス負荷のPPとし、更に別巻線をシリーズで繋いで低音域の出力とするアンプを試作していたが、あまり芳しくは無かった様で、少なくとも市販には至らなかった。

折角静電型による発音機構なのでトランスを排したいと云う考え方は誘惑的だ。これは単にトランスが嫌だというより、トランスで昇圧して容量負荷を繋ぐとアンプへの要求が厳しくなるということだ。確かに低音域や中音域において必要なのは電圧で(負荷インピーダンスが高い)電力はほとんど必要ないように思われるが、高音域となると厄介だ。QUAD ESL57でもMartin Logan CLSでも10 kHz以上では2 Ωあるいはそれ以下だったりする。Acoustatだと1枚の発音ユニットの容量が約300 pF。Model 3だと3枚並列で約1,000 pFなので20 kHzのインピーダンスは凡そ8 kΩ。高音域は1:60のトランスを通るので、20 kHzのインピーダンスは2.2 Ω。回路上は直列に抵抗が入っていたりするから、もう少し大きくはなるだろう。

しかし、トランスのインピーダンスは高音域では容量性なので、それが並列に入るだろうし、トランスのインダクタンスと発音ユニットの容量との共振も考えないといけない。Acoustat では16.5μm厚の振動膜を使っているので5 kHz超辺りから減衰するはずだがが、16 kHz辺りにトランスとの共振があるので補償されている。例えば、MK-121-2Aでレオスタットのつまみを右に回すと10 kHz以上の帯域が加減できるのはそのおかげである。

このような条件だと、抵抗負荷の真空管回路で駆動できるのではないかと誰しも考えるだろう。また、当時は入手可能な高電圧素子は真空管しかなかった。しかし、もうひとつ問題が出てくる。それが駆動電圧だ。例えばAcoustat Model 3の場合、公称インピーダンスは4Ωで88dB/W/mと記載されている。とは言っても8 Ωで1 Wの2√2≒2.83 Vでの値という可能性もある。とすると-3dBで85dB/W/mということになる。無線と實験1986年1月号での測定(フォクテクスが実施、2 V 2 mで計測されている)での実測値を見るともう少し低く83dB/W/m位ではないかと思われる。平面波に近いから、点音源と違って、距離が離れても音圧が落ち難いのだが、一応この1 mでの値を目安にする。普通に日本家屋で周囲に迷惑を掛けずに音楽を聴いている場合、個人差も大きいのだが、16〜20 cm位のフルレンジで低音を欲張っていない標準的な93dB/W/m程度のスピーカーであれば1 Wあれば足りるだろう。10dBの差違は電圧だとおおよそ√10≒3倍の違い。公称インピーダンス4 Ωなので1 Wということは2 V。√10倍だと凡そ6.3 V。(2√10)2/4=10 Wあれば良い筈。低音域はインターフェースの1:200のトランスで昇圧するから発音ユニットは2√10×200≒1,265 VRMSで駆動されるのでpeak-to-peakで3,578 V。これは5 kΩ負荷のPPアンプのプレートに繋いで得ようとするとなんと出力320 Wのアンプでないと得られない。なお、高音用トランスの巻線比は1:60なので高音域は2√10×60≒379 VRMS、peak-to-peakで1,073 Vで宜い。


ところで、内部抵抗の高い多極管にチョークトランス(あるいは無負荷のトランス)を繋いだ状態だと逆起電力による電圧が非常に大きくなる可能性があり、真空管の内部放電とか起こしかねない。その点、三極管(含 三結)の方が多少は安全だろう。この点も気を付けておく必要がある。QUADのESL57のトランスには1次、2次巻線以外に短絡された巻線があり、真空管の内部放電が起き難いようにしているらしい(不確かな推測)。

もし、抵抗負荷の真空管PPアンプであれば、プレート電圧が1,400 V程度必要だし、負荷抵抗は25 kΩ程度は欲しい。20 kHzでは発音ユニットの8 kΩがパラに入るので約6 kΩになり、6kΩ負荷でもある程度十分な出力電圧を得られるような真空管でないと、周波数が高くなるにしたがって出力電圧が極端に制限されることになる。単に内部抵抗が低いだけでなく負荷抵直線が立っても出力電圧が極端に減らないようにアイドル電流をたっぷり流せないといけない。となるとUV-845やUV-211クラスでもまだ足りないということになる。UV-211のPPだとプレートに規格一杯の1,250 Vを掛け、グリッドをプラス領域まで目一杯ドライブしてもまだちょっと足りないかも知れない。

広い部屋で、例えば103dBの音圧が必要となるとさらに√10倍、4,000 Vが必要である。peak-to-peakだと1万ボルトを超え、現実的では無い。これは通常の昇圧トランスを用いた場合も同様で、通常のオーディオ用のトランスではレアショートや放電を引き起こす電圧領域だ。Acoustatで"Medalion"と称するトランスのアップグレードがあったのも恐らくは線輪の絶縁強化がなされたのであろう。もっともオーディオの世界にありがちな単なる金儲けアップグレード戦略だった可能性も無きにしもあらず。。。

Acoustatの初期の製品(Model X、Monitor シリーズ)にはSERVO-CHARGE AMPLIFIERという組込みアンプでダイレクト・ドライブした、発音パネルが4枚あるいは3枚のものがあった。終段にテレビ受像機の水平増幅管の6HB5を5結SRPPで使い、半導体でドライブしている。終段の電源電圧は5 kV。peak-to-peakで4,500 Vの出力、つまり、約1,600VRMSを得ている。終段の上側のバイアス抵抗は10 kΩで、かなり低電流条件のようだ。このアンプは今でも修理しながら使っているマニアも多いらしい。SRPPの上側の真空管のヒーター・カソード耐性が気になるところだが、夫々独立のトランスから供給し、フローティングさせて対処してある。

なお、3dB/Oct.のハイ上がりはアンプにイコライザを設置して対処していた。

おそらくは広い部屋でそれなりの音量で聴いている米国の愛好家が約1,600VRMSで満足できたのなら、それはAcoustat で3枚以上の発音ユニットを持つものなら能率が他の静電型スピーカーと比べればちょっと高いので、まだダイレクト・ドライブの可能性があるということだろう。それでも約1,600VRMSの出力は難しい。


(The ACOUSTAT SERVO-CHARGE AMPLIFIER Service and Owner's Manual 1979 より)
さきのAcoustat Model 3の試算で、もし90dBで妥協、いや満足できれば、必要とされる出力電圧は凡そ900 Vとなる。これで71AのようなミニワッターのアンプでDiatone P-610Aを駆動したような音量と等価である。これなら、UV-845やUV-211のPPアンプのトランスに繋がるプレートから何とか電圧を取り出すことができるだろう。

もっと低い出力電圧では使えないのだろうか?

古い話ばかりで恐縮だが、1984年の無線と實験2月号に森川忠勇 氏が試作している。森川 氏は当初STAXから同社のELS-F81型に用いられていたユニットの提供を受け、平面バッフルと後面開放型の中間のようなシステムを試作した。このユニットは何しろ能率が低い。当時のSTAXの技術者は能率が低い程音が良いと考えていたのだろうか?高圧バイアス3,600 Vで8 Ω換算1 W 1 m、つまり2.83 Vで73dB。試作アンプは差動バランス型で終段はEL34三結のSRPPのBTL。伝統に従ってEL34三結のプレート電圧を500 V程度としたため、SRPPには正負夫々500 V程度かけてBTLで出力約500 VRMS弱を取り出す構想だった。

森川氏は4種類の終段回路を考えていた:@抵抗負荷のPP(バランス)型、ASRPP BTL、Bプレートチョーク(出力トランスの一次側を使う)のPP型、CPP型の出力トランスでステップアップ。そのなかでAのSRPP BTLを選択した。1982年の「D.I.Y. オーディオ」(芸文社 GEIBUN MOOKS 81 号)に森川 氏が寄稿していたSTAXイヤースピーカー用6BX7のSRPP BTLアンプ(回路図にミスプリがあった)のEL34版とも言える。ちらっと見たとき、500 VRMSの出力で73dB/W/mの静電型スピーカーのドライブは難しいだろうなあと思った記憶がある。

この記事は続くかと思ったら、第2報がなかなか出なかった。1984年8月号にやっと出た。が、スピーカーユニットがELS-F81型のそれから同じSTAXだがESTA-4U Extraを4台使ったものに変更になっていた。ESTA-4U Extraのカタログには78dB/W/mとあり、4台で単純に+6dB/Wであれば、84dB/W/mである。ただ、公表された周波数特性を見ると100 Hzに共振と思しきピークがあり、そこから500 Hzまで-6dB程の幅広い谷間がある。これは、ピアノで言えば真ん中から左の音域で、いろいろな楽器の重要な基音が含まれる領域である。ここが凹んでいるのはあまり嬉しくない。それより上の倍音成分の多く含まれる領域がしっかり出ているからさっと聞いた時には明瞭で、解像度の高いスピーカーに聞こえるだろうけれど。森川 氏の最初の試作時のELS-F81型のユニットは能率が低すぎたのだが、このユニットの変更により、やっと84dB/W/m位になり、出力500 VRMS程度の真空管アンプによるダイレクト・ドライブにも多少は可能性が出てきたということではないだろうか。

この8月号で、彼自身、静電型のダイレクトドライブが如何に難しいかを語っている。「静かに聴く程度の音量であると、平均レベルで500 V前後(RMS値で)、普通の音量で1,000 V位、普通用いる音量より少し大きいかなというところで、約1,500 Vのドライブ電圧となります(ステレオ再生時)。。。以下略」と記述した。これは、AcoustatのModel X等の成功例を裏付ける考察である。

森川 氏は、折角出力トランスレスSRPP BTLであったが、そのままではせいぜい出力電圧が500 VRMSであったため、1:2及び1:3の昇圧トランスを用いることに戦術変更し、それに伴って高音域を十分にドライブするためにプレート電流を増加させ、プレート電力の増加に対応して終段はEL34からプレート耐圧の大きな8417に変更し、電源トランスもより大型のものに変更されている。何故8417なのか?プレートの定格電力だけならKT-88や6550でも良さそうだが、それらはバイアスが深いのだ。SRPPでは少なくとも上側の真空管は自己バイアス(カソード・バイアス)であり、μの低い真空管の場合、カソード・バイアスの分だけ電源電圧の利用効率が下がる。一方、Gmが高く、μも高めの8417ならバイアス電圧が小さくて済む。高音域で重くなる容量性負荷に対応するため、新たに用意された昇圧トランス(昇圧比の異なる2種類)は少なめの巻線で分布容量を減らし、そのぶん低音域で必要となるインダクタンスを得るために大型のものとなっていた。

森川 氏は静電型スピーカーのポテンシャルを改めて認識された一方、ダイレクト・ドライブの難しさを詳しく解説されており、残念な結果ではあるが、後続のマニアには非常に有意義なチャレンジとなっている。より大きな出力電圧を求めて電源電圧が2 kVを超えるとアマチュアの手に負えなくなりそうである。であるならば抵抗負荷やSRPPは諦めて、プレートチョークが現実的である。その状態で出来るだけプレート電圧を高くできるような真空管を探すのが良いだろう。中音域においては1,000 V以上の出力電圧を確保でき、高音域でも極端に出力電圧が制限されないよう十分なプレート電流を流せる条件を探すしかない。

ラジオ技術1964年4月号には吉田 登美男 氏が「音質測定 よもやま話」というコラムの中で、HiFiの追及のため標準スピーカーが必要だとしてMFB(モーショナル・フィード・バック)を掛けた静電型スピーカーを松下通信で試作した例について記述している。方形のスピーカーで50 Hz〜10 kHzで±1.5dBというフラットな周波数特性を得たとの由(ラフだが周波数特性図も載せていた)。高圧バイアス電源が4 kVで1,100 V(peak-to-peakで約3,000 V)で駆動しなければならず、矢張り駆動するアンプで苦労したようだ。下記の略図で示されているだけだが、6CA7(EL34)の二段重ねで、吉田氏がシリーズ・プッシュプルと呼んだところの回路で駆動していた。カスコード接続の一種なのだが、通常のカスコード接続と呼ぶものだとカソード接地回路の上にグリッド接地回路が乗っているが、吉田 氏の回路ではカソード接地回路の二段重ねである。


吉田 登美男 ラジオ技術1964年4月号 P177
この回路は真空管のバラツキを克服するために抵抗をひとつひとつホイーストン・ブリッジで測って使用したと書いているので、おそらく自己バイアスで使ったのだろうが、それでも真空管の特性変化には苦しめられたであろう。もし固定バイアスを採用すると調整がかなり難しそうだし、安定性にも課題が残る。上下のバランスが崩れると最大出力電圧がさがるし、片方のプレート損失も増える。抵抗負荷でB電源は3,500 Vのようだ。カソード・バイアスにしてシリーズに抵抗が入る方が安定性はよかろう。入力は文から察するに入力トランスを用いたようだが、インターステージ・トランスを用いたらMFBが駆け難かっただろうと推測される。三結で使ったか五結で使ったか記述が無い。もし五結であったとすると上側のスクリーングリッド電源はフローティングしたのだろうか。三結の方が回路的には作りやすいが、スクリーングリッド電圧の規格は無視してプレートと結んだのなら後述のHVTCと同様ということになるのだが。個人的には興味がある回路だが、3,500 Vの電源はちょっと大変。負荷の抵抗は常時電熱器のように発熱して熱いだろうし、プレート電流をある程度縛った上でセンタータップ付きのチョーク(出力トランスの一次側)負荷で良いように思う。

吉田 氏らはMFDで対処したのかも知れないが、そのまま定電圧駆動すればハイ上がりになるので、アンプのどこかにイコライザーが必要になるだろう。

超三結の考案者であった上條 信一 氏が「一日一回路」というサイトの2001年3月3日の項に2球シングルというのを説明していた。前後の事情を知らないので類推だが、ラジオ技術の誌上あるいはインターネット上でどなたかが2球シングルという回路を考案されたのかも知れない。それを上條 氏が解説されている。シングル動作だが、吉田 氏の言うところのシリーズPPの片側である。上條氏はμが2倍のひとつの真空管と等価であると説明しておられる。μが2倍でrpも2倍である。バイアスの与え方と入力電圧の与え方をうまく行えば約2倍の出力電圧を出せるかも知れない。下側を自己バイアスにして、上側のバイアスは下側のプレートと接地とを分圧すればすれば安定するのではないだろうか?上側の入力信号も下側の真空管の出力を利得分の一だけ分圧して与えれば、上下の真空管が協働してあたかもμとrpが2倍の1本の真空管として働く筈である。

上條 信一 「一日一回路」2001年3月3日
従然から多極管の三結時のプレート許容最大電圧は五結時のスクリーングリッドの規定された最大定格電圧以内になるようにして用いるのが通例だし、大抵の教科書にそう書いてある。乃ち、スクリーングリッドの最大定格電圧以内でしか三結では使えないということになっていて、だから三結は低い電圧で低い出力に甘んじてきた。しかし、音声信号の場合、プレートとスクリーングリッドが同電位で推移すればスクリーングリッドにほとんど負担が加わらないので、高電圧でも大きな負荷にはならない筈だ。これを調べた方がいる。柳田 克 氏で、高B電圧高負荷条件で他極管を三結で使う方法をいろいろな真空管で試し、これに「高圧三極管接続」[High Voltage Triode Connection(HVTC)]とという名前を付けている。

三結時にスクリーンの負担が少ないことや少々プレートの定格電圧をオーバーしてもプレートの定格消費電力さえ規定内なら赤熱や内部放電などははそうそう起こらないことは多くの技術者が経験済みだが、それを言うと浅野 勇 氏とか伊藤 喜多男 氏といった真空管を愛する大御所に怒られそうなので誰も言い出さなかっただけかも知れない。WE300Bに規格一杯の電圧を掛けてカソードフォロワで駆動したり、ドライバー管に600 V程度掛けて、なーにこれぐらい大したことは無いとか書いて大御所連の顰蹙を買った(あくまで私の推測、邪推です‼)のではないかというのは武末数馬 氏くらいだろうと思っている。大抵の雑誌の試作記事はスクリーングリッドの定格電圧を三結時のプレート電圧として製作されているのが通例である。

伊藤 氏はめったなことでは壊れては困る映画館などの今で謂うところのPAシステムで腕を磨いたのだし、浅野 氏は最初は最初は軍の通信関係というこれ又滅多なことでは壊れては困る分野で、両氏とも安定性や耐久性への配慮が深く、真空管が壊れ難い設計である。対して、武末 氏は元々は重電分野がご専門だが学校で教鞭をとっておられた筈。真空管アンプの試作はあくまでアマチュアの趣味で、電気工学の知識を活かして本来の性能を精一杯活かした設計を指向されていた。物の無い時代にトランスも自分で巻いて作る根っからの自作指向で、測定データとそれに基づく調整では武末 氏の記事から学んだことが多い。尤もしょっちゅうはメンテしないズボラな自分が使うには少し内輪の規格で、熱暴走しにくい等耐久性を考えて作るだろう。トランス負荷の真空管アンプの場合、固定バイアスは怖い。暴走しやすい。交流のロードラインは緩やかでも直流的には負荷抵抗が小さくロードラインは立っているので。

前出の柳田 氏は、例えば、ソ連時代のロシアで生産され、最近NOSが安価で流通されていたGU-50(ГУ-50)に600 V程度を掛けたHVTCで用いている。この真空管のルーツは戦中のドイツのレーダーの変調管であったLS-50で、プレート損失40 Wのタフな真空管である。後に中国でも製造されFU-50も同一規格で最近安価に出回った。アルミ鍋のような帽子をかぶっていてあまりカッコよくないせいか安価である。戦後発表された帽子の無いEL152、FL152等もソケットは異なるが同じグループで良く似た特性を有しているが、こっちはEL156の弟分といった感じでカッコよく、比較的高価だ。GU-50三結を抵抗負荷で電流は少なめにして800 V位掛けてみたい気もする。

GU-50は柳田氏によれば、HVTCで500〜600 V掛けても普通は簡単にはくたばらないらしい(例外的な事故もあったらしいが)。800 Vではどうだろう?ソ連時代のGU-50の三結のEp-Ip曲線では660 V辺りまでしか示されていないが、姉妹管であるEL152では三結のグラフでは1,300 V迄示されており、HVTCが全くの幻想ではないことが示唆される。安価で沢山手元にあるので今回の実験用には最適の真空管である。専用の無骨なソケットが意外に高価なのが欠点だ。これでプレート損失が60 Wくらいあれば万々歳なのだが。。。

GU-50のHVTCのPPでデンゲンデンアツを600V程度掛け、トランスの二次側を開放しプレートから信号を取り出せば500 V位は取れる。更にこれを上記の2段重ねカスコード接続にして1,200 V程安定に掛けることができれば何とか1,000 V程度の出力は得られそうである。その際、カソード側を-1,200 Vに引っ張っておいて出力トランスの中点を接地すればプレート電圧はせいぜいマイナス10 V位で安全に外部に引き出して発音ユニットに接続できる。勿論、交流1,000 Vがかかるので、テフロンなど高圧に耐えるコードが必要であることは忘れてはいけない。これなら、UV845 とかUV211とか暖房器具のように発熱し煌々と輝く貴重な真空管を引っ張り出す必要が無い。ただ、2本で1本の真空管の機能をさせると消費電力は結構大きい。


上図はGU-50の三結を前提に考えたものの概念図。三結のための抵抗などは書き込んでない。VR1aとVR1bは夫々上側の真空管V3とV4のバイアスの調整用で、例えば、V3のバイアス電圧はV1のプレート電圧を(R2a+VR2a+2xR3)/(R1a+VR1a+R2a+VR2a+2xR3)で分圧することで決まる。VR2aとVR2bは各々上下の真空管であるV1とV3、V2とV4の音声入力電位(交流)を等しくするための調整用である。V1のプレート出力を分圧してプレート出力との差が上側の入力電圧となる。VR2aとVR2bを二連にしているのは、V3側とV4側でほゞ揃っている筈で、V1とV2の位相は180°違うので打消し併せるためで、かつ上側のバイアスへの影響をさけるため。別々に調整する必要があればそのままでは上側の真空管のバイアスもずれるので、二連ではなく独立させVR2aとVR2bの摺動子間の接続を直結ではなくコンデンサーを挟めば宜い。懸念は下側の真空管V1とV2のバイアスの与え方。上図では二本纏めて抵抗一本(定電流回路にすれば差動になる)で済ませているが、より自動的な安定を求めるならば@夫々に抵抗を入れ電解コンデンサーを並列に入れる、あるいはA夫々に定電流回路を入れて電解コンデンサーを並列に入れる、B夫々に定電流回路を入れ双方のカソードを無極性の電解コンデンサー(極性のある電解コンデンサーの突合せ)で結ぶ、などが考えられる。ただし、定電流回路を入れると安定性は上がるが負荷抵抗が小さい高音域で負荷曲線の傾きがきつくなったときに振幅が取れないだろう。@の独立した自己バイアスが良いのかも知れない。上側の真空管は両カソードの間に500 V弱の交流がかかるので、ヒーターは別々でしかもフローティングさせる必要がある。最初から1,000 Vを超えるB電圧は厄介なので、もう少し低い電圧で試してみたい回路である。イヤースピーカー用に7044辺りで試してみようか?

懸念は別にもある。想定している安価なGU-50の三結では、プレート・カソード間に600 V掛けるとして40 Wのプレート定格電力をから考えてプレート電流は凡そ60 mAが限度だろう。負荷抵抗が大きいうちは良いのだが、1本当たり5 kΩ位になると出力電圧の振幅が取れなくなる。つまり、静電型スピーカーをダイレクトに繋いだ場合に高音域では出力電圧が制限されるということだ。もっとたっぷり電流を流せる、乃ち同じプレート電圧ならプレート定格がGU-50の40 Wより大きな真空管を探さねばならない。そうなるとKT120とかKT150位しか入手しやすいものがない。そうなると複雑な回路ではなく、UV211とかUV845の選択も考える価値があろう。矢張り静電型スピーカーのダイレクトドライブは難しい。

使った経験は無いのだが、シリコン・カーバイド型のMosFETだと1,200 V位に耐えるものが安価で入手可能なのだ。例えば、SCT2450KEはVDS 1,200 V、PD 85 Wだ。ただ、入力容量が大きく、直線性はあまり良くないようだが。IXCP10M90Sは900 V、40 Wで、なんとデプレッションタイプで直線性も悪くはなさそうである。これなどは静電型スピーカーには力不足だが、Staxのイヤースピーカーのドライバーには使えるスペックで、すでに試作されている方が居る。

耐圧が2,000V位のもので入力容量の小さい半導体が安価で入手できるのであれば静電型スピーカーをダイレクトにそこそこ駆動するアンプが作れるだろう。

Acoustatのインターフェイスの回路は巧妙で、2個の昇圧トランスが使われている。片方は大型で、1:167、1:200、1:250のタップがあり、それぞれパネル4枚、3枚、2枚に対応している。これは中台音域を受け持っている。もう一方はやや小型で、昇圧比は1:60の中高音域用。両者が抵抗とコンデンサで繋がれて、3dB/Oct.のハイ上がりをイコライズする役割も担っている。似たようなふたつのトランスによる周波数帯域の分担はSound Lab A1も良く似た構成(抵抗は無くコンデンサだけ)だ。

ということは、3dB/Oct.のハイ上がりなので高音域は低音域と同じ信号電圧を供給する必要は無いということだ。中低音域の最大出力は1,000 VRMS、高音域は300 VRMSもあれば小さ目の音量で満足できるなら十分ということになる。これなら、電源電圧1,200 V程度のチョーク負荷の三極管PPアンプで、仮に高音域で負荷直線が立って出力が減少しても何とかなりそうである。UV211PPか、あるいはGU-50のシリーズPPか。いや、1,200 VのB電圧というだけでアマチュアにはちと荷が重い。プレートから発音体に繋ぐコンデンサの耐圧も大変である。直流で1,500 WVで直流+交流で余裕を見て3,000 V耐圧のコンデンサはそうそう手に入るまい。かといってB電源のプラス側をアース電位にするとフィラメント(カソード)側は-1,200 V。今度は前段のプレートとグリッド間の段間をつなぐコンデンサがやっぱり耐圧3,000 Vクラスになってしまう。調整中に感電しそうで、安全なアンプを作るのが大変だ。多くのフィルム・コンデンサの耐圧は直流で高くても交流では周波数が高くなる程耐圧が激減する。例えばAcoustat用にとe-Bayに時々出てくる某社のフィルム・コンデンサーのシリーズには直流では耐圧6,000 Vのものどころか16,000 Vのもの迄揃っているのだが、交流耐圧はたかだか270 Vしかない。耐圧を超えてもすぐには壊れないかも知れないが、暫く動作した後でコロナ放電とか起こしたら怖い。

結論:静電型スピーカーを入手したら、まずはオリジナルの昇圧トランスのインターフェースで使用する。そして、昇圧トランスの1次側、つまりパワーアンプ出力の音声信号をオシロスコープで観察する。通常の音量で1次側の音声信号電圧がpeak-to-peakで10 Vを超えていたら(間違いなく超えている筈)潔くダイレクト・ドライブを諦める。2次側は高圧なので安全に分圧できない限り絶対触らない。つまり、ダイレクト・ドライブは私には無理ということになろう。

https://audiocheapchic.blogspot.com/2021/01/blog-post.html

131. 2022年4月17日 14:27:57 : 8cEco9i6cw : V2RYUGovWHk3T3c=[23] 報告
いまでもとってあるSPたち : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/32647353/

茅野の家はQuad ESL57です。平行に置かれ薄い膜の振動板なので、調整は文字通りミリ単位ですが、左右の位置が合ってくると、左右のSPの間にいま一枚のESLがある様な音が出てきます。平面SPから出る音は、波の様な平行波です。奥行きの音場は出ませんが、平行波は、津波のように遠くても音の減衰がありません。また、巷間言われる様な低域が出ないチャラチャラした音では決してなく、低域まで出てくる音は、一時鳴らしていたレクタンギュラーのGRFのバックロードホーンにも負けません。

音が薄いのは、左右の音の位置が合ってなく、お互いに打ち消しているからです。ぴったり合う音は、雄大な低音が鳴ります。しかし、奥行きある音場は出ませんが、コンサートホールの音を、ホールの中で聞くのではなく、ホールへの扉を開けて、そのドアのところで聞いているような音です。きわめてバランスの良い帯域の広い音ですね。茅野ではアンプは、Quadの44と405IIです。CDも昔のPHILIPSのCD-80と石田さんにクロックアップして頂いたSONYのXA-1200ESだけのシンプルなシステムです。

最後に一台だけと言われたら、この茅野の装置があれば満足できるでしょう。コンデンサースピーカーバイアス用の電圧負荷も100vでじゅうぶんです。使用しているSPケーブルも、近くの電気屋さんで買ってきた、蛍光灯用に使うような細いケーブルです。それで、十分しっかりとした音が出るのです。
https://tannoy.exblog.jp/32647353/

132. 中川隆[-12763] koaQ7Jey 2023年2月23日 06:15:24 : ubL7Ij0jd6 : djhYZnRDUzlLcjY=[13] 報告
オーディオ買取センター
https://www.kaitori.audio/

〒061-2283 北海道札幌市南区藤野3条2丁目1-54 第一恵成ビル2F
TEL:011−522−7822


●私たちのポリシーについて
私たちはオーディオ製品を販売する上で、次のオーナーにはより長く使ってもらいたいという思いがあります。そのためお客様から買取したオーディオ機器を丸投げして販売するようなことは行わず、専門的な技術者による入念な整備・メンテナンスを行って再販することを基本としています。

専門的な知識を持った技術者によって入念なメンテナンスを行った機器は古い製品であっても長期間使い続けることができ、お客様が長年大切に使ってきたオーディオ機器は、次のオーナーの元で現役で長年活躍し続けることでしょう。

このように私たちはモノを大切にするという初心を忘れずに、業務を行っていくことを根底に日々業務を行っております。

●オーディオ買取店の現状について
現在、オーディオ買取業界には、広く浅く不特定多数の商材を扱うリサイクルショップ業者が数多く参入しております。このような業者は商品についての知識を持ち合わせていないことが多く、買取した品物は十分な整備等を行わずに転売を行い利ざやを稼ぎます。サイト上で高価買取をうたっているにも拘わらず、いざ査定を依頼すると査定額が非常に安い場合も多いので注意が必要です。

【多くのお客様が当店を選ぶ理由】
●高度な木工・塗装・電気技術
商品に十分な知識を持ち合わせていない業者は、不具合が生じた場合に適切な対処を行うことができません。そのようなリスクを考慮して低い査定額を提示するのは当然だと言えます。

それに対して私たちは高度な木工・塗装・電気的な技術を持ち合わせており整備や修理の大半を自社工房にて行っております。自社工房にて整備・修理が行われた品物はリニューアル商品として再販がなされ新しいオーナーの元に旅立ちます。

⇒修理・調整について詳しくは

https://www.kaitori.audio/repair


中古品といえども商品に安全性を付加して再販することができるため、例え壊れている品物を高く買取をしても十分な利益を得ることができるのです。

当店のように特に木工技術と電気技術という異なる2つの技術を持ち合わせている中古オーディオ店は全国でも少数だと自負しております。


▲△▽▼


壊れたコンデンサスピーカー高価買取・下取・修理します!
https://www.kaitori.audio/condenserloudspeaker


QUAD
「空気のように漂うような出音」
「スピーカー後方からも音が出る」

QUAD ESLに代表されるコンデンサスピーカーは、エンクロージャーにスピーカーユニットをマウントするダイナミックスピーカーシステムとは一線を画する独特の鳴り方・広がり方をするのが特徴です。
しかし埃や湿気に弱く非常にデリケートかつ・故障しやすいのも特徴でした。

過去、素晴らしい製品が数多くありましたが、湿気の多い日本では取り扱いが不向きと言われ、現在では日本国内で販売されている新製品はごく一部となりました。
また、日本国内で販売されていたコンデンサスピーカーの多くが発売から既に20年以上が経過しており、中古市場でも正常に出音動作するものも数少なくなってしまいました。

当店は正常動作しないコンデンサスピーカーの修理・オーバーホールを開始しました。
コンデンサスピーカーの修理・オーバーホールを行える技術者は日本国内でも極わずかです。

QUAD
「音が出ない」、「音が歪む」、「左右の音量バランスが異なる」、「音量レベルが全体的に小さい」、「ノイズが出る」等の症状のコンデンサスピーカーをお持ちの方は是非当店へお問合せください。

修理することを前提に、他店が提示しない高額にて査定します。
また、当店在庫との下取交換であればより高く査定します。
修理も行っていますのでお気軽にご相談ください。

QUAD / クオード
コンデンサスピーカーの代名詞的ブランド英国のQUAD社。
湾曲した畳のようなデザインのESL57と、ストレートかつモダンなルックスのESL63。
いかなるオーディオコンポーネントを駆使してもダイナミックスピーカーでは決して得られない鳴り方。
現在でも世界中に愛用者が多いコンデンサスピーカーシステムのスタンダードです。

⇒ QUAD製スピーカーの商品情報はこちら

MARTIN LOGAN/マーチンローガン
同社の多くのモデルが低音域をエンクロージャーに収納されたダイナミックスピーカーで再生を担い、中高域を静電型スピーカーにて再生するハイブリッド方式を採用しています。
ハイスピードかつ量感のある低域と、コンデンサスピーカーならではの音の広がりを両立しています。
背が高くスリムなトールボーイ型スピーカーにより定位感が良く「ステージが目の前に出現する」といった高い評価を得ており、QUADと同様世界中に愛用者の多いブランドです。

⇒ MARTIN LOGAN製スピーカーの商品情報はこちら

APOGEE / アポジー
現在オーディオインターフェイス等、プロ音響製品を扱うアポジー社ですが、80年代中期からハイエンドコンデンサスピーカーシステムを販売していました。
同社ではリボン型スピーカーと呼び、2〜3WAYまたは、コーン型スピーカーとのハイブリッド製品等が存在していました。

⇒ APOGEE製スピーカーの商品情報はこちら

MAGNEPAN / マグネパン
QUADやMARTIN LOGANに比べ市場の流通量、情報が少ないコンデンサスピーカーシステムです。

⇒ MAGNEPAN製スピーカーの商品情報はこちら

133. 保守や右翼には馬鹿し[16] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年2月27日 09:18:39 : uBg5Ktb9tw : MEdJSGhNYW83MmM=[1] 報告

シゲさん
2021/11/21 16:42
QUAD ESL57 110Vに対する電圧環境の整備について
1.「100Vのまま」と「110V」との使用環境による音の違い
2.115Vや120Vの電圧で使用する場合の問題
以上について知見のある方からのご回答をお待ちしています。


ベストアンサー
tar********さん
2021/11/21 17:06

下記にサービスマニュアルがあります。
https://www.manualslib.com/download/407326/Quad-Esl-57.html

この中でHT(高電圧を発生するユニット)の電圧が±7%に入っていることを確認しろとあります。EHTは単なるコッククロフト・ウォルトン回路なので、電源電圧の差がそのまま出てきて、110Vを100Vのままで使っていると -9%になると思います。
もともとの設計が±7%のセンターを狙っているとすると、故障と判断される程度に電圧が低いという事になると思います。Loss of Sensitivity と Distortion の二つの項目にEHTの電圧のことが書いてあるので、感度が低くなるのと歪みが大きくなるという事でしょう。

とはいえ、構造的に悪影響があるとは思えないので、性能の低下があっても構わないのなら使い続けても壊れるようなことは無いと思います。
120Vだと±7%を外れるのでまずいかもしれませんが、低い分には大丈夫でしょう。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html


▲△▽▼


115V用オーディオ機器を100V電源に接続してはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/982.html


プリケーブル社の 115Vへの昇圧トランス(600W容量)

非メッキ3ピン! 115Vへの昇圧トランス(600W容量)
当店販売価格9,750円(税込)
https://procable.jp/trans/115vtrance.html

134. 中川隆[-12580] koaQ7Jey 2023年5月12日 19:33:14 : 951zCPEJQw : VGFNd2xpUDE0VTY=[5] 報告

因みに、ESL57 はインピーダンスも能率も非常に高いので、15Ωにも対応できる真空管アンプなら出力 4Wのアンプでも大音量が出て、低音も轟然と鳴ります。

ESL63 はインピーダンス 8Ω、出力音圧レベル 86dB/W/m なので、出力 15W 以上の真空管アンプが必要です。

135. 中川隆[-12564] koaQ7Jey 2023年5月24日 11:24:56 : 37q3CiodoU : eHRCc1dFNTBRVUE=[2] 報告
<■106行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ESL63・ESL57 のリスニングポジションについては色々な見当外れの設置法が拡散されていますが、目の前、至近距離に置いて、かぶりつきでヘッドフォン的に聴かないと音からオーラが消えてしまいます。


1. ESL63 をモニタースピーカーとして使う場合の設置法、音楽を愉しむのには使えない

ESL63 のリスニングポジションは本来は二等辺三角形ではなく正三角形に設置して内向きに振るのがメーカー指定の聴き方です。

リスニングポジションとスピーカーを正三角形の位置になるようにし
かなり内振りにして、リスナーの耳辺りを狙う感じにセットする。
リスニング姿勢は、椅子に座って俯瞰するよりも、カーペットに座った状態が良い

スピーカーの面積が大きいので、2枚の衝立の目の前に座るような感じだ。
そして、再生すると、2本のスピーカーの間に音像が立ち並ぶ感じになる。
微少信号が極めて正確に再現されるので、ステージかぶり付きで聴いている聴衆の感じになって、雰囲気が最高に味わえる。
音像は極めてホログラフィックで、ボーカルは自然な口、人肌の感じが素晴らしい。
音が詰まった感じになるときは、微妙にリスニングポジションを前後にずらし、
またスピーカーの内振りの角度を微調整すると、抜けのよい良い音になる。
https://vt52.blogspot.com/2008/09/quad-esl-63-pro.html

2. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 1

平面波が出るESL57は平行配置が原則です。
ディレー回路内蔵のESL63は内振り、出来れば45度も可能ですが、57は厳密に平行法で使うのが、良い結果を生みます。これはほとんどの方が、試されていません。

そして、SPから3〜4メートルぐらい離れて聴くと、音が波打ち際にいるようにどんどんと押し寄せてきます。
https://tannoy.exblog.jp/13780879/
https://tannoy.exblog.jp/13799252/

3. ESL57 のオーラが消えてしまう設置法 _ 2

ESL57を対向に置くと三次元的なホログラフィな音が出る
https://tannoy.exblog.jp/26492781/


△▽


ESL63・ESL57 の正しい聴き方

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングを ESL63・ESL57で」・・

が基本になります。


ESL63・ESL57 の聴き方は やはり鳴らすのが極端に難しい JBLパラゴンに準じます。

長年オーディオ誌を読んでパラゴンを使っている人の記事を読むと、私だけではなくて狭い部屋で使っている人が多かった。

ニアフィールドというのなら、古今東西パラゴンを最右翼にあげなくてはならない。なにせスピーカーとの距離がゼロセンチでも聴けるスピーカーなんてパラゴンを置いて他にはなかなか見あたらない。

パラゴンの使い方は様々な使い方があるけれど、前面の音響パネルにピタリと額を付けて聴くという人もいるのだ。故瀬川氏の報告によれば、その方のパラゴンには前面音響放射パネルに額の油染みが出来ているという。 これを読んだフクロウさんは、なにやら魑魅魍魎が跋扈する不気味なパラゴンの世界を覗き見た思いがしたものだ。

それにしても強力な375(376)ドライバーによる中音ホーンでダイレクトに鼓膜を振動させるのであるから、なんと過激な聴き方であろうか。でも、麻薬みたいなもので、これは病み付きになるのかも知れない

「SPとの距離ゼロで激聴! 麻薬的ニアフィールドリスニングをパラゴンで」・・

ウ、これは危ないな。

※そこまで過激にならなくても、フクロウさんのパラゴンのベストリスニングポジションを計ったら145センチだった。床面から耳の位置までの高さは90センチである。そんなに都合の良い椅子など存在しないから、家具作りが得意なフクロウさんの自作である。私の場合、自分にパラゴンを合わせる事は諦めて、私がパラゴンに合わせるようにしたのです。その結果が専用椅子作製となった訳だ。

なお、パラゴンを高いステージに乗せるというのはパラゴン使いなら誰でも考えつくのだが、私の場合は見事にパラゴン嬢にはねつけられた。素人の妻でさえ、台に乗せたら随分ひどい音になった、と言ったのだから、その酷さは並大抵のものではなかった。

よく喫茶店とか、公共の場等では台の上に乗せて鳴らしているパラゴンを写真で見るのだけれど、あの状態でマトモな音になっているのだろうかと不思議だ。店だから単なるBGM的な使い方でも良いのか?。

憑かれたようにSPに額を密着させて聞くという人には及ばないけれど、私は8畳間前方壁からの距離が140センチほどの場所で聞く。私も、かなりのニアフィールドリスニングだと思います。これは部屋の四隅に置かれたサラウンドSPとの兼ね合いのせいですから、通常の2チャンネルステレオとしてパラゴンを聴くのなら、さらに近接位置になるでしょう。

また、SPの50センチ前であぐらをかいて座って聴くボーカルもまた麻薬的効能があります。

従って店ではなくて個人所有のパラゴン使いの方々の大多数は、近接位置で聴いていると思います。こうすることで最新のモニターSPに負けない解像度の高い音が聴ける。パラゴンから一メートル以内に近づいて、その悪魔的魅力の美音をじっくりと聞いたことがない人は、パラゴンを聴いたことにはなりません。

パラゴンというスピーカーは巨大な外観と裏腹に、ニアフィールドリスニングにより威力を発揮する類希なSPなのです。


△▽


パラゴンはどんな狭い部屋でも前面の音響パネルから至近距離で聴けばいい音になります。 ヴァイオリンを狭い部屋で弾くのと同じですね。
パラゴンは元々センタースピーカーとして設計されたので、ステレオ感とか位相とか定位とか周波数特性は完全に無視しているのですね。


Whistle Stop Cafe U パラゴン 5 2018-02-25
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500257119.html

前回 「理論的には部屋のどの位置で聴いてもバランスのとれたステレオ再生が可能になるというのが、ステレオ時代に誕生したパラゴンのセールスポイントで、究極のステレオ再生専用装置なる評価が与えられた」と記したが、

パラゴンは友人宅で聴いた際、聴取場所を変えて座ったり、立ってみたり、寝転んでみたり、行儀の悪い格好で試し聴きしてみた。

左右のスピーカー2本の時よりは、首を動かしても音像が移動しない、しかし、リフレクターから遠く離れたり、極度に左右どちらかへ移動した場合はやはり、バランスのとれたステレオ再生にはほど遠い事が分かった。

故・岩崎千明氏が生前直接語ってくれたパラゴンの聴き方の中で、パラゴンはなるべくスピーカーに近づいてあの湾曲した反射板と「にらめっこ」して聴くのが最良であると。

それを確かめる為に、やはり友人宅のパラゴンで持参したジャズのレコードで
リフレクターから2m位の位置から徐々に近づいていき、目の前は木目しか見えない状態になった時こそ、ステレオ再生のバランスと生のような臨場感を体感できる事への確証をもったのだ。

メトロゴンも同じだが、ステレオ音像のバランスやリアルなジャズ再生となれば
あのリフレクターにどんどん近づいていってしまう。結果、岩崎氏の言うように、
パラゴンの真ん前で正座し「にらめっこ」して聴くのが私もベストと思う。

136. 中川隆[-11483] koaQ7Jey 2024年2月25日 11:28:04 : ErGf6HbXqu : WjBhL09IVFJJR00=[2] 報告
<■138行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
GRFのある部屋 2024年 02月 22日
https://tannoy.exblog.jp/33846078/

温暖化のせいか、季節も早く回っている様です。連日続く雨の中を走ってきました。朝、中央高速に乗ると、小雨ですが寒いですが、気温は+8.5度ありました。東京都と茅野の気温差は6度ぐらいですから、南から暖かい空気を送り込んでいる今日の気温なら、茅野辺りも雪ではなく雨だと思いました。

SAに入り、茅野の天気をみたら今日は、終日、雨の予想。関西には行くのですが、新東名が多く、この冬、茅野には寄っていないので、時間的余裕がある今日、点検も兼ねて寄ってみようと思いました。

いつものインターを出ると、一面の霧です。原村も五里霧中の中でした。昼前に、ついたので、早速水回りや電源周りの点検。去年のうちに頼んでおいた、お風呂場の換気扇も交換され静かに回っていました。点検がてら、風呂場の掃除も兼ねて熱いシャワーを浴びたらようやく昨晩の新年会のワインが溶けて行きました。

お風呂から出ると、つけておいたQuadESL-57からいい音が出ています。ロストロポーヴィッチのチャイコフスキーのくるみ割り人形です。迫力あるティンパニーの音がどんどんと鳴り響き、とてもコンデンサーSPから出ている音とは思えません。

先日の石岡のAさん邸の巨大コンデンサーSPとは比べものにはならないのですが、うちの57は世間で思われている音とは全く違い、低音楽器がとてもいい音になります。オーケストラのバランスに相似しているからでしょう。いつも言いますが、最後に一組装置を残すとしたら、このQuadのシステムでしょうね。
https://tannoy.exblog.jp/33846078/

GRFのある部屋 2024年 02月 19日
常陸の国 石岡のAさんを訪ねる 前篇
https://tannoy.exblog.jp/33843590/

一月の横浜のMさんのサロンで開かれた「テープの会」でお会いした、常陸の国のAさん邸を訪問いたしました。石岡の街に来るのは、四十年ぶりです。そのころは高速もない時代でしたから、環七から常磐道を通り水戸を目指しました。遠かったです。

古い街並みがまだ何軒か残っており、ゆったりとした道が、歴史を感じます。早速、近くの行きつけのお蕎麦屋さんに案内されました。田舎蕎麦が緩く切ってある、柔らかなお蕎麦でおろし大根と一緒にいただきました。Aさんからこの街の歴史をお聞きしました。長い歴史のある街で、この地方をまとめる行政の中心の城下町で、霞ヶ浦を利用した水運で栄え、常磐線が開通後は、徐々に地方の行政や商業で生きる街になっていったとのこと。

裏通りまで道が広いのは、お城の防衛上真っ直ぐな道がなくて、あみだくじの様に曲がった裏道が昔の街道筋だった名残だそうです。大正時代からの少しハイカラな洋館も残っており、昔の栄光が偲ばれます。高速ができて、静かになった街並みは、とても懐かしく、タイムマシーンで時代を遡った気がしました。

落ち着いた街並みが昔の記憶を呼び起こします

本日、私のためにご用意してしてくださったプログラムは、最初は現在のCDから始めて、ステレオレコード、モノラルLP、蓄音器によるSPレコードの再生を体験しつつ、レコード発明前のオルゴールの時代まで遡るという壮大なものです。夕方5時ごろまで、時間を延長してレコード音楽の歴史に身を委ねるという贅沢な時間になりました。

お昼から戻ると、すぐにショーの開演です。玄関からお部屋に入る前から、廊下にはCDやレコードが溢れて並んでいます。嬉しくなってきますね。

部屋に入ると、目の前のスピーカーが天井近くまであります。これは、すごい高さです。横浜のMさんのMcIntosh XRT-26の2200ミリを遥かに凌駕しています。伺ってはいたのですが、実物を拝見すると、圧倒的な大きさですね。

このスピーカーは、アメリカはユタ州のSound Lab社のコンデンサー型スピーカーで、一番大きなMajestic 945PXという形式で、高さは、106インチ(2.7メートル)もあります。この下のモデルでも、94インチ(2.4メートル)あり、これでも通常の日本の部屋では入らないでしょう。

106インチと94インチのモデルの差は、低域の再現能力で、106インチモデルは24Hzから、94インチモデルは26Hzから再現するそうです。特性上は2Hzの差ですが、振動板の大きさは、30センチの差があり、スケールの大きさはやはり違うそうです。

この部屋は、背の高いスピーカーを前提に設計されており、天井高は最初から3メートルを設定されています。中のエレメント大きさは、中央部が小さく高音用で仮想同時みたく中央部に焦点が来るそうですが、座っている時と立って聴く時では、音像の高さが変わりスケール大きな音を聴かせます。


それらを駆動するアンプ類が向こう側に見えます。すべてのアンプが、上蓋を外しています。私と同じ様に蓋を外したほうが、音の上方への響きが変わるからです。徹底していますね。一台だけ外されていないアンプがありました。DVAS社の光カートリッジ用イコライザーです。理由は内部のボードが上からぶら下がっている構造だからだそうです。

大型のスピーカーの位置調整は、ぴったりとあっています。平面スピーカーですが、少しだけ内向きの分だけ奥行き方向にも展開して、普通に聞けば後方のシーメンスがなっている様に聞こえます。面白いですね。

Phono系統は左の927からEMTやOrtofonの入力が、左奥のBoulderのphonoアンプに入り、中央のジェフローランドのプリへ、音量調整は、手前の数字が見れるディスプレイでコントロールしています。右側のThechnicsのプレーヤーからは、Klaudioのリニアトラッキングアームで、光カートリッジを鳴らし、DVASのEQからJeffに入り、一番手前のBoulderの850モノブロックでコンデンサーSPが駆動されているわけです。

低域まで豊かになるコンデンサースピーカーのピタリと定位した音は、あたかも中央奥のモノラル用のシーメンスのSPがなっている様に聞こえます。普通のコンデンサーSPだと、音色はきれいなのですが、なかなかスケールと奥行き感が出ません。ネットワークやチャンネルでヴァイダーがない無垢な音がこの素直な音を出しているのでしょう。驚きました。


右側は、エソテリックのCDプレーヤーとそれらの電源です。こちらも上蓋がないので、エソテリック特有の音がせず、素直な音です。Vivaldiのリコーダー協奏曲から掛かりました。私がシューベルトが好きだということで、シューベルトのピアノトリオとグルダの即興曲をお聞きしました。 両方ともピアノの音が秀逸でした。

ハーディングがマティアス・ゲルネをスウェーデン放送響で振ったプロジェクトもあり、CDの最後は、私も愛聴しているコジナのAh Mio Corがかかりました。これは素敵なアルバムです。聞き惚れました。


CDはここで終わり、次はレコードです。まずは、ステレオレコードから。ステレオだけでも、アームが四本ですから4系統あります。まずは、定番のEMT927です。専用アームに、最初期のEMTのカートリッジが付いています。

イコライザーは、Boulderのフォノ・プリアンプです。良い音ですね。針圧はそれほど重くなく、2.5g前後だそうです。しなやかな音がしますね。イコライザーもしっかりと役割を果たし、歪み感はありません。927特有の力感もあり安定してかかります。

Vivaldiのリュート曲が掛かりました。こういう漂う様な弦の音が会場に消えていく響きは、大型のコンデンサースピーカーの独壇場です。Emma Birkbyの美しい声で、パーセルのソングブックです。きれいな声ですね。この表紙に見覚えがあります。帰ってきてからバロック棚の辺を探したら出てきました。


ロマンチックなCelloの演奏がかかりました。柔らかな音です。通常、オルフェオのレコードは、DMMもあり少しだけキツくなるのですが、流石に超大型のコンデンサーのスピーカーが効いているのでしょうね。本当にロマンチックな音です。こういう柔らかな、美しい音楽がコンデンサーにぴったりの曲なのでしょう。音が安定して深く柔らかな音します。


プレーヤーを変えて、光カートリッジも聞いてみました。S/Nがよく、低域の再現性が別物です。DVASイコライザーも、スピーカーの特性によくマッチして、広帯域で力のある音を聴かせます。奥行きもうちで鳴らした時より立体的展開します。アームはクラウディオでした。どのレコードも、あたかも38/2トラのテープが鳴っている様に、悠揚迫らぬ音がします。初めて聞く大型のコンデンサースピーカーの音に圧倒されました。

いや、圧倒されたのは、長年かけて培ってきたAさんのエネルギーの総量と思いの丈ですね。素晴らしいです!

Commented by TANNOY-GRF at 2024-02-20 14:32
Aさんの訪問記 最初は全3巻になりましたが、何とか整理して二回に納めました。最近は5時間分を覚える記憶力がなくなりました。写真を撮っておいて、後から機種名等を復習いたします。膨大なレコードをお持ちのAさん邸には、視点を変えて何回かお邪魔しないとその全容が見えてきません。


Commented by me-me-1948 at 2024-02-20 16:18
GRFさん、先日は遠路をお出で頂き有り難うございました。
今回私が用意したプログラムと、GRFさんの音楽&オーディオ歴が上手くシンクロしたようで、私も大いに楽しませて頂きました!
ただチョット褒め過ぎの感も有りますので、お詠みになる方は、80%の話とお考え下さい(笑)。


Commented by TANNOY-GRF at 2024-02-20 17:23
A さん 私は話半分ぐらいに抑えて書いています(爆)。実際に装置を目の前にして、その音を聞かれ、後編も合わせて読まれるとその凄さが伝わってきます。

https://tannoy.exblog.jp/33843590/


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > リバイバル3掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
リバイバル3掲示板  
次へ